JP2001003620A - 車両用扉のクロージャー装置 - Google Patents

車両用扉のクロージャー装置

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JP2001003620A JP17335799A JP17335799A JP2001003620A JP 2001003620 A JP2001003620 A JP 2001003620A JP 17335799 A JP17335799 A JP 17335799A JP 17335799 A JP17335799 A JP 17335799A JP 2001003620 A JP2001003620 A JP 2001003620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が減少し、装置が小型化し、コストを
低減することができ、また、主動部材、ストッパ部材お
よび、駆動モータの耐久性を向上することができる車両
用扉のクロージャー装置を提供する。 【解決手段】例えば、扉10を完全に閉扉した後に、あ
るいは、クロージャー装置の駆動開始時に、駆動モータ
33を例えば逆方向へ回転させて、主動部材36の被検
知位置への移動を駆動モータ33の電気値の変化に基づ
いて検出すると、駆動モータ33を例えば正方向へ所定
時間だけ回転させて、主動部材36を待機位置に戻すよ
うにし、待機位置では、主動部材36がストッパ部材8
1から離れていて、主動部材36がストッパ部材81を
押していない状態であり、ストッパ部材81が主動部材
36に当接していた際に過大になっていたモータの負荷
を緩和するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、扉の周縁部また
は扉開口の周縁部の一方にストライカが配される一方、
他方の周縁部に前記ストライカに係脱するロック装置が
配されており、前記ストライカまたは前記ロック装置の
一方の従動部材を駆動モータにより強制的に作動させ
て、半閉扉状態の扉を完全に閉扉するようにした車両用
扉のクロージャー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用扉のクロージャー装置とし
ては、例えば、特開平10−184144号公報に開示
されたものがある。
【0003】すなわち、同公報の技術は、ドアの締め込
み駆動モータに連結しているドア締め込み機構の要部で
ある主動部材が、ドアを締め込み開始する初期位置(待
機位置)となったことを検出するための中立スイッチが
設けられているものであり、また、中立スイッチを設け
ずに、例えば、初期位置において、主動部材をストッパ
に当接させて移動不能にして、さらに回転し続ける駆動
モータの駆動状態(負荷電流や回転状況)に基づき、初
期位置を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、初期位置(待機位置)を検出するための
中立スイッチを装置内に設けると、部品点数が増加し、
装置が大型化し、コストが嵩む要因になる。また、駆動
モータの駆動状態に基づいて主動部材の初期位置を検出
するものでは、初期位置において、主動部材がストッパ
部材を押した状態で停止しており、主動部材とストッパ
とに相互に荷重がかかっている状態および、駆動モータ
の負荷が過大になっている状態にあり、主動部材、スト
ッパおよび、駆動モータの耐久性を向上するに際して支
障になるという問題点があった。そこで、本発明は、こ
のような従来の問題点に着目してなされたもので、部品
点数を減少し、装置を小型にし、コストを低減すること
ができ、また、待機位置において、主動部材がストッパ
部材を押した状態で停止しないで、駆動モータの負荷が
緩和され、主動部材、ストッパ部材および、駆動モータ
の耐久性を向上することができる車両用扉のクロージャ
ー装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]扉(10)の周縁部または扉(10)開口の周縁
部の一方にストライカ(15)が配される一方、他方の
周縁部に前記ストライカ(15)に係脱するロック装置
(20)が配されており、前記ストライカ(15)また
は前記ロック装置(20)の一方の従動部材(22)を
駆動モータ(33)の動力により強制的に作動させて、
半閉扉(10)状態の扉(10)を完全に閉扉するよう
にした車両用扉のクロージャー装置であり、主動部材
(36)、ストッパ部材(81)、位置検出部および、
制御部(70)を有するものにおいて、前記主動部材
(36)は、前記従動部材(22)の作動に備えて待機
する待機位置と、該待機位置を間にして、一方側にあっ
て、前記従動部材(22)を作動する作動位置と、他方
側にある被検知位置とに移動可能に配されており、前記
ストッパ部材(81)は、前記駆動モータ(33)の正
方向または逆方向の一方への回転によって前記被検知位
置に移動した前記主動部材(36)が当接して、該主動
部材(36)の前記他方側への移動を制限し、前記位置
検出部は、前記主動部材(36)が前記ストッパ部材
(81)に当接した際の前記駆動モータ(33)の電気
値の変化に基づいて、前記主動部材(36)の前記被検
知位置への移動を検出する電気値検出手段(75)を有
し、前記制御部(70)は、前記主動部材(36)が前
記被検知位置に移動した場合に、前記駆動モータ(3
3)を正方向または逆方向の他方へ回転させて、前記駆
動モータ(33)の電気値が許容範囲内の値になるかま
たは、所定時間経過した際に駆動モータ(33)を回転
停止して、前記主動部材(36)を前記被検知位置から
前記待機位置に戻すモータ制御手段(72)を有するこ
とを特徴とする車両用扉のクロージャー装置。
【0006】[2]前記制御部(70)は、前記扉(1
0)が完全に閉扉すると、前記駆動モータ(33)を前
記正方向または逆方向の一方に回転させて、前記主動部
材(36)を前記被検知位置側へ移動させるモータ制御
手段(72)を有することを特徴とする[1]に記載の
車両用扉のクロージャー装置。
【0007】[3]前記制御部(70)は、前記クロー
ジャー装置の駆動開始時に、前記駆動モータ(33)を
前記正方向または逆方向の一方に回転させて、前記主動
部材(36)を前記被検知位置側へ移動させるモータ制
御手段(72)を有することを特徴とする[1]に記載
の車両用扉のクロージャー装置。
【0008】[4]前記クロージャー装置は、動力伝達
手段(41,42)を有し、前記動力伝達手段(41,
42)は、動力が伝達される伝達経路上の前記主動部材
(36)側に設けられる第1伝達部材(41)および、
前記伝達経路の前記従動部材(22)側に設けられる第
2伝達部材(42)を有し、前記第1伝達部材(41)
は、動力が伝達されると、揺動する揺動端部(412)
に係合溝(413)または該係合溝(413)に係合す
るピン部材(423)の一方を有し、前記第2伝達部材
(42)は、動力が伝達されると、同じく揺動する揺動
端部(412)に前記係合溝(413)または前記ピン
部材(423)の他方を有し、前記係合溝(413)
は、前記主動部材(36)が前記作動位置に移動して前
記第1伝達部材(41)が揺動した際に、前記第2伝達
部材(42)を揺動可能にすべく前記ピン部材(42
3)が相対移動する、前記第1伝達部材(41)の揺動
中心を略中心にして径方向に延びる作動時用長溝(41
4)および、前記主動部材(36)が前記待機位置に移
動して前記第1伝達部材(41)が揺動した際に、前記
第2伝達部材(42)を揺動不能にすべく前記ピン部材
(423)が相対移動する、前記第1伝達部材(41)
の揺動中心を略中心にする円周方向に延びる待機時用長
溝(415)を有することを特徴とする[1]に記載の
車両用扉のクロージャー装置。
【0009】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。本発明の一の構成によれば、主動部材
(36)の被検知位置への移動を駆動モータ(33)の
電気値の変化に基づいて検出すると、駆動モータ(3
3)を例えば正方向へ所定時間だけ回転させて、主動部
材(36)を待機位置に戻すようにしたものである。
【0010】すなわち、主動部材(36)を例えば、作
動位置から待機位置に戻すには、駆動モータ(33)を
例えば逆方向へ回転させて、主動部材(36)を他方側
に移動する。それにより、主動部材(36)は、待機位
置を通り越して、被検知位置に移動する。
【0011】主動部材(36)が被検知位置に移動する
と、ストッパ部材(81)が主動部材(36)に当接し
て、さらに回転し続ける駆動モータ(33)の負荷が過
大になって電気値が変化する。制御部(70)のモータ
制御手段(72)は、電気値の変化が検出されると、駆
動モータ(33)を例えば正方向へ回転させる。それに
より、主動部材(36)はストッパ部材(81)から離
れて、すなわち、被検知位置から待機位置へ向かって移
動し、例えば、駆動モータ(33)を所定時間だけ正方
向へ回転した際に停止すると、主動部材(36)が待機
位置に移動して止まる。
【0012】駆動モータ(33)の電気値(例えば負荷
電流)が許容範囲内の値になった場合に、駆動モータ
(33)の正方向の回転を停止してもよく、駆動モータ
(33)の回転速度が許容範囲内の速度になった場合
に、駆動モータ(33)の正方向の回転を停止してもよ
い。
【0013】主動部材(36)が待機位置にあるとき、
主動部材(36)はストッパ部材(81)から離れてい
て、主動部材(36)とストッパ部材(81)とが互い
に押し合っていない状態であり、ストッパ部材(81)
が主動部材(36)に当接した際に過大になっていた駆
動モータ(33)の負荷が緩和されている。
【0014】それにより、主動部材(36)、ストッパ
部材(81)および、駆動モータ(33)の耐久性が向
上する。また、主動部材(36)が待機位置にあること
を検出するための位置検出用のスイッチを設ける必要が
なく、部品点数を削減し、装置を小型にすることができ
る。
【0015】また、本発明の別の構成によれば、駆動モ
ータ(33)を例えば正方向に回転して、扉(10)を
半閉扉状態から完全に閉扉した後に、駆動モータ(3
3)を逆方向に回転させて、主動部材(36)を被検知
位置側へ移動するようにしたものである。
【0016】主動部材(36)が被検知位置に移動した
際に、駆動モータ(33)の負荷が過大になることによ
る電気値の変化に基づき、駆動モータ(33)を正方向
に例えば所定時間だけ回転して、主動部材(36)を待
機位置に戻すことは前述した通りである。
【0017】すなわち、主動部材(36)を作動位置に
移動して、扉(10)を半閉扉状態から完全に閉扉した
後に、主動部材(36)を被検知位置に一旦移動し、そ
の後、待機位置に確実に戻すことができる。
【0018】さらに、本発明の別の構成によれば、クロ
ージャー装置の駆動開始時に、駆動モータ(33)を例
えば逆方向に回転させて、主動部材(36)を被検知位
置側へ移動するようにしたものである。
【0019】すなわち、主動部材(36)がどの位置に
あるかに関係なく、クロージャー装置の駆動が開始され
ると、駆動モータ(33)を逆方向に回転させて、一
旦、主動部材(36)を被検知位置側へ移動し、その
後、駆動モータ(33)を正方向に例えば所定時間だけ
回転させて、待機位置に確実に戻すことができるもので
ある。
【0020】さらに、本発明の別の構成によれば、主動
部材(36)が待機位置にあるときに、ピン部材(42
3)が待機時用長溝(415)に係合していることによ
り、第2伝達部材(42)を単独では揺動不能に拘束す
るようにしたものである。
【0021】すなわち、主動部材(36)が作動位置に
移動して第1伝達部材(41)が揺動すると、ピン部材
(423)が係合溝(413)の作動時用長溝(41
4)内を相対移動する。作動時用長溝(414)は、第
1伝達部材(41)の揺動中心を略中心にして径方向に
延びているので、ピン部材(423)および作動時用長
溝(414)が相互に押し合い、第2伝達部材(42)
を揺動可能にする。
【0022】主動部材(36)が待機位置に移動して第
1伝達部材(41)が揺動すると、ピン部材(423)
が係合溝(413)の待機時用長溝(415)内を相対
移動する。待機時用長溝(415)は、第1伝達部材
(41)の揺動中心を略中心にする円周方向に延びてい
るので、ピン部材(423)および待機時用長溝(41
5)が相互に押し合わず、第2伝達部材(42)は揺動
しない。
【0023】また、主動部材(36)が待機位置にある
とき、第1伝達部材(41)は、主動部材(36)側に
連結されていることにより、単独では揺動不能な状態に
ある。一方、第2伝達部材(42)は、ピン部材(42
3)が待機時用長溝(415)の両側縁に当たって、第
2伝達部材(42)は単独では、揺動不能に拘束された
状態にある。それにより、第1伝達部材(41)および
第2伝達部材(42)は、走行中の振動等によってはガ
タつくことはない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
実施の形態について説明する。図1〜図13は本発明の
一実施の形態を示している。図2に示すように、本実施
の形態にかかるスライドドアは、自動車用のスライドド
アであって、スライドローラおよびガイドレール等に案
内されることにより、開閉時の初期には、車体の側面に
対し斜後方に引出され、その後車体と平行にスライド可
能に扉10が取付けられて成る。
【0025】図2〜図4に示すように、扉10は、一体
に連続する周面と側面とを備えたインナパネル13とア
ウタパネル14とから成り、扉10の内部には、ロック
装置20と、ロック装置20を駆動するクロージャー3
0と、アウトサイドハンドルおよびインサイドハンドル
の操作によりロック装置20を遠隔操作するリモートコ
ントロール部80が配置されている。扉開口の後側縁部
には、ロック装置20に対応してストライカ15が固設
されている。
【0026】ロック装置20は、主に垂直面部から構成
されている本体であるベースプレート21に枢軸23が
立設され、枢軸23によりラッチ部材22が、ストライ
カ15と完全に離脱するオープン位置と、半閉扉時にス
トライカ15と僅かに係合するハーフラッチ位置と、ド
アの完全閉扉時にストライカ15と完全に係合するフル
ラッチ位置とに回動可能に支持されている。
【0027】図2〜図4および図9に示すように、ラッ
チ部材22には、ラッチレバー221が一体的に固着さ
れ、ラッチレバー221には被押動突起222が形成さ
れている。ラッチ部材22を回動不能にフルラッチ位置
に拘束するポール223が備えられている。
【0028】ロック装置20の作動状態を検出するため
のフルラッチスイッチ27、ハーフラッチスイッチ28
が設けられている。すなわち、オープン状態にあると
き、ハーフラッチスイッチ28およびフルラッチスイッ
チ27がオンの状態にあり(図9(a)参照)、ハーフ
ラッチ状態にあるとき、ハーフラッチスイッチ28がオ
フで、フルラッチスイッチ27がオンの状態にある(図
9(b)参照)。
【0029】また、フルラッチ直前状態では、ハーフラ
ッチスイッチ28およびフルラッチスイッチ27がオン
の状態にあり(図9(c)参照)、同じく、フルラッチ
直前状態では、ハーフラッチスイッチ28がオンで、フ
ルラッチスイッチ27がオフの状態にあり(図9(d)
参照)、フルラッチ時〜オーバーストローク時では、ハ
ーフラッチスイッチ28およびフルラッチスイッチ27
がオフの状態にある(図9(e)参照)。
【0030】扉10の周面の前壁面には、ドア側給電コ
ネクター16が取付けられている。扉開口の前側縁部で
ある車体のセンターピラーには、車体側給電コネクター
17が取付けられている。
【0031】クロージャー30の本体であるベース31
には、ベースプレート21との連結部34と扉10に固
定する固定部32とが成形されており、ベースプレート
21とベース31とは一体に構成されている。
【0032】フルラッチスイッチ27,ハーフラッチス
イッチ28,駆動モータ33,ハンドルスイッチ、その
他のスイッチは、ハーネスを介して制御部70に結線さ
れている。
【0033】図1に示すように、制御部70は、フルラ
ッチスイッチ27等の検出信号(フルラッチ検出信号
等)および、駆動モータ33の負荷電流を検出する位置
検出部である電気値検出手段75に基づき、駆動モータ
33を制御するモータ制御手段72を有して成るもので
ある。
【0034】制御部70のモータ制御手段72は、RO
Mに記録された待機位置確認モードおよび、待機位置復
帰モードを実行する際に、駆動モータ33を逆方向へ回
転し、駆動モータ33の負荷電流が所定値を超えたこと
を電気値検出手段75が検出し、その被検知位置検出信
号が制御部70の入力ポートに送られると、駆動モータ
33の逆方向の回転を停止し、正方向へ所定時間(T秒
間)回転し、主動部材36を待機位置に戻すものであ
る。
【0035】図5〜図12に示すように、クロージャー
30の動力部は、駆動モータ33、減速機構35および
出力ピニオン35aからなり、出力ピニオン35aに
は、セクタギアである主動部材36が噛合しており、主
動部材36は、回転軸36aを中心にして待機位置(図
10参照)と、待機位置を間にして一方側である作動位
置(図11参照)と、他方側である被検知位置(図12
参照)とにそれぞれ回動可能に支持されている。主動部
材36のギア部が形成されている周縁部とは略反対側の
周縁部には、被検知フランジ36bが形成されている。
主動部材36の被検知フランジ36bを臨む位置には、
被検知位置に回動した主動部材36の被検知フランジ3
6bに当接するストッパ部材81が配されている。
【0036】主動部材36には、長リンク40の基端部
が連結されている。長リンク40の先端部がロック装置
20側へ延ばされ、短リンクである第1伝達部材41に
連結されている。
【0037】第1伝達部材41は、略く字形状の部材で
あり、中心部が枢軸411を中心にし揺動可能に枢支さ
れている。第1伝達部材41の一端部には長リンク40
の先端部が連結され、第1伝達部材41の他端部である
揺動端部412には、係合溝413が形成されている。
係合溝413は、枢軸411を中心とする径方向に延び
る作動時用長溝414および、枢軸411を中心とする
円周方向に延びる待機時用長溝415から成る。
【0038】第1伝達部材41の揺動端部412には、
第2伝達部材42が連結されている。第2伝達部材42
は、同じく略く字形状の部材であり、中心部が枢軸42
1を中心にして揺動可能に枢支されている。第2伝達部
材42の一端部である揺動端部422にはピン部材42
3が植設され、ピン部材423が係合溝413に係合し
ている。ピン部材423と係合溝413との係合関係に
より、第2伝達部材42が第1伝達部材41に連動する
ようになっている。
【0039】第2伝達部材42の他端部424側には、
スプリングレバー43および、クローズレバー37が配
設されている。スプリングレバー43は、枢軸431を
中心にして揺動可能に枢支されている。スプリングレバ
ー43は巻きばね432により図5において、時計方向
に付勢されている。スプリングレバー43は、その被当
接フランジ433に当接子434が当接することによ
り、時計方向への揺動が制限されている。
【0040】スプリングレバー43の先端部には、被押
動フランジ435が形成されている。また、スプリング
レバー43の先端部には、連結軸436によりクローズ
レバー37の上端部371が連結されている。
【0041】クローズレバー37の下端部372は、ラ
ッチレバー221の被押動突起222の方へ延ばされて
おり、クローズレバー37の下端部372が、ラッチレ
バー221の被押動突起222を押し込み、ラッチ部材
22をハーフラッチ位置からフルラッチ位置に強制的に
回動するものである。
【0042】車体側給電コネクター17,ドア側給電コ
ネクター16は、ラッチ部材22がストライカ15に係
合する手前で電源を供給する端子と、ハーフラッチ時に
通電して信号を出す端子によりそれぞれ構成されてい
る。
【0043】次に本クロージャー装置の動作を図13の
フロー図に基づいて、説明する。扉10を閉めていく
と、ラッチ部材22がストライカ15に僅かに係合する
ハーフラッチ状態の手前で、車体側給電コネクター17
の端子がドア側給電コネクター16の端子がつながり、
制御部70に信号を出し、クロージャー30が駆動開始
され(ステップS101)、位置確認モードが開始さ
れ、クロージャー30の駆動モータ33が逆方向に回転
する(ステップS102)。
【0044】駆動モータ33が所定時間だけ逆方向に回
転すると、出力ピニオン35aを介してセクタギアであ
る主動部材36が図10において反時計方向に回動し、
長リンク40が押し出されて、第1伝達部材41が図1
0において時計方向に揺動し、ピン部材423が第1伝
達部材41の作動時用長溝414にあれば、作動時用長
溝414から待機時用長溝415に移動し、待機時用長
溝415内を相対的に移動する。ピン部材423が第1
伝達部材41の待機時用長溝415にあれば、待機時用
長溝415内を相対的に移動する。
【0045】また、ステップS102において、駆動モ
ータ33が所定時間だけ逆方向に回転すると、モータ制
御手段72が駆動モータ33の負荷電流が所定値を超え
るかを繰り返し判断する(ステップS103)。正常運
転状態では、駆動モータ33が所定時間だけ逆方向に回
転すると、図12に示すように、主動部材36が被検知
位置に回動し、主動部材36の被検知フランジ36bが
ストッパ部材81に当接し、主動部材36の被検知フラ
ンジ36bがストッパ部材81に当接した状態で、駆動
モータ33が回転し続けることにより、主動部材36の
被検知フランジ36bは、ストッパ部材81を押し込ん
だ状態に維持され、主動部材36の被検知フランジ36
bおよびストッパ部材81は互いに押し合っている状態
にあり、駆動モータ33の負荷が過大になり、駆動モー
タ33の負荷電流(電気値)が大きくなり、電気値検出
手段75が所定値を超えた駆動モータ33の負荷電流を
検出し、その検出信号により、モータ制御手段72が駆
動モータ33を正方向に回転する(ステップS10
4)。
【0046】一方、異常運転状態であって、電気値検出
手段75が所定値を超えた駆動モータ33の負荷電流を
検出しないと(ステップS103:N)、ステップS1
20に移行する。
【0047】ステップS104において、駆動モータ3
3が正方向へ回転すると、所定時間(T秒間)が経過し
たかを繰り返し判断し(ステップS105)。所定時間
が経過すれば(ステップS105:Y)、駆動モータ3
3が回転停止し、待機位置確認モードが終了する(ステ
ップS106)。このとき、図10に示すように、主動
部材36は待機位置にあって、その被検知フランジ36
bはストッパ部材81から離れ、主動部材36の被検知
フランジ36bおよびストッパ部材81は相互に押し合
わない状態になり、駆動モータ33の負荷も緩和され、
駆動モータ33の負荷電流も許容範囲内の値になる。
【0048】次に、ハーフラッチ状態になると(ステッ
プS107:Y)、駆動モータ33が正方向に回転し
(ステップS108)、出力ピニオン35aを介してセ
クタギアである主動部材36が図10において時計方向
に回動し、長リンク40が引き込まれて、第1伝達部材
41が図10において反時計方向に揺動し、第1伝達部
材41の作動時用長溝414の側縁がピン部材423を
押し込み、それにより、第2伝達部材42が図10にお
いて時計方向に揺動し、第2伝達部材42の他端部42
4が、巻きばね432の付勢力に抗してスプリングレバ
ー43の被押動フランジ435を押し込み、スプリング
レバー43とクローズレバー37とが連結軸436によ
り連結されていることにより、クローズレバー37が押
される。
【0049】主動部材36が作動位置の開始位置(図1
1参照)から作動位置の終了位置に向かって回動してい
くと、クローズレバー37がさらに押されていき、図5
および図6に示すように、クローズレバー37の下端部
372がラッチレバー221の被押動突起222を押す
ようになり、それにより、図6において、ラッチ部材2
2が反時計方向に回動し、図6に示すハーフラッチ位置
から図7に示すフルラッチ位置に回動すると、ポール2
23がラッチ部材22に係止してラッチ部材22を回動
不能にフルラッチ位置に拘束する。前後して、フルラッ
チスイッチ27が作動して、フルラッチ状態になると
(ステップS109:Y)、扉10は完全な閉扉状態に
なり、駆動モータ33が回転停止し、強制閉扉が終了す
る(ステップS110)。
【0050】その後、待機位置復帰モードが開始され、
駆動モータ33が逆方向に回転する(ステップS11
1)。それにより、主動部材36が作動位置の終了位置
〜図11に示す作動位置の開始位置〜待機位置を通って
回動し、駆動モータ33が所定時間だけ逆方向に回転す
ると、モータ制御手段72が駆動モータ33の負荷電流
が所定値を超えるかを繰り返し判断する(ステップS1
12)。
【0051】正常運転状態では、駆動モータ33が所定
時間だけ逆方向に回転すると、主動部材36が被検知位
置に回動して、その被検知フランジ36bがストッパ部
材81に当接し、主動部材36の被検知フランジ36b
がストッパ部材81に当接した状態で、駆動モータ33
が回転し続けることにより、主動部材36の被検知フラ
ンジ36bは、ストッパ部材81を押し込んだ状態に維
持され、主動部材36の被検知フランジ36bおよびス
トッパ部材81は互いに押し合っている状態にあり、駆
動モータ33の負荷が過大になり、駆動モータ33の負
荷電流(電気値)が大きくなり、所定値を超えた駆動モ
ータ33の負荷電流を電気値検出手段75が検出し、そ
の検出信号により、モータ制御手段72が駆動モータ3
3を正方向に回転する(ステップS113)。
【0052】一方、異常運転状態であって、電気値検出
手段75が所定値を超えた駆動モータ33の負荷電流を
検出しないと(ステップS112:N)、ステップS1
20に移行する。
【0053】ステップS113において、駆動モータ3
3が正方向へ回転すると、所定時間(T秒間)が経過し
たかを繰り返し判断し(ステップS114)。所定時間
が経過すれば(ステップS114:Y)、駆動モータ3
3が回転停止し、待機位置復帰モードが終了する(ステ
ップS115)。このとき、主動部材36は、待機位置
に復帰し、その被検知フランジ36bはストッパ部材8
1から離れ、主動部材36の被検知フランジ36bおよ
びストッパ部材81は相互に押し合わない状態になり、
駆動モータ33の負荷も緩和され、負荷電流も許容範囲
内の値になる。
【0054】主動部材36が待機位置にあるとき、ピン
部材423が待機時用長溝415内にあって、待機時用
長溝415の両側縁部に挟まれた状態にあり、第2伝達
部材42は、単独では揺動不能な状態になっており、走
行中の振動等によっては、第2伝達部材42がガタつく
ことがない。
【0055】待機位置復帰モードが終了した後に、例え
ば5秒間の待機モードが開始され、各種スイッチ類の状
態が確認される(ステップS116)。そして、待機モ
ード終了条件が成立すると(ステップS117)、待機
モードが終了し(ステップS118)、次に、スリープ
モードが開始され、省電モードとなる(ステップS11
9)。そして、スリープモード終了条件が成立すると
(ステップS120)、スリープモードが終了する(ス
テップS121)。
【0056】一方、扉10を勢いよく閉めることで、ラ
ッチ部材22はストライカ15に完全に係合し、ポール
223がラッチ部材22に係止してラッチ部材22を回
動不能にフルラッチ位置に拘束し、それにより、扉10
は完全な閉止状態になる。
【0057】なお、前記実施の形態においては、駆動モ
ータ33を正方向に所定時間(T秒間)だけ回転して、
主動部材36を被検知位置から待機位置に戻すものを示
したが、駆動モータ33を正方向に回動し、電気値検出
手段75が駆動モータ33の負荷電流の低下(許容範
囲)を検出した際に、駆動モータ33を回転停止するよ
うにしてもよい。この場合に、駆動モータ33の負荷電
流が過大になった際の電気値を高基準値とし、および、
駆動モータ33の負荷電流が許容範囲内に低下した際の
電気値を低基準値とし、電気値検出手段75が高基準値
を検出した場合に、主動部材36が被検知位置にあるこ
とを検出し、低基準値を検出した場合に、主動部材36
が待機位置にあることを検出するようになる。
【0058】
【発明の効果】本発明の一の構成によれば、例えば、扉
を完全に閉扉した後に、あるいは、クロージャー装置の
駆動開始時に、駆動モータを例えば逆方向へ回転させ
て、主動部材の被検知位置への移動を駆動モータの電気
値の変化に基づいて検出すると、駆動モータを例えば正
方向へ所定時間だけ回転させて、主動部材を待機位置に
戻すようにしたので、待機位置では、主動部材がストッ
パ部材から離れていて、主動部材がストッパ部材を押し
ていない状態であり、ストッパ部材が主動部材に当接し
ていた際に過大になっていた駆動モータの負荷が緩和さ
れ、主動部材、ストッパ部材および、駆動モータの耐久
性を向上することができる。
【0059】また別の構成によれば、主動部材が待機位
置にあるとき、ピン部材を係合溝の待機時用長溝に係合
させたので、走行中の振動等により、第1伝達部材およ
び、第2伝達部材のガタつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す車両用扉のクロー
ジャー装置の機能ブロック図である。
【図2】同じく、クロージャー装置の取付状態図であ
る。
【図3】同じく、クロージャー装置およびロック装置の
正面図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
【図5】同じく、ロック装置がハーフラッチ状態にあ
り、主動部材が待機位置にある状態を示す図である。
【図6】同じく、ロック装置がハーフラッチ状態にあ
り、駆動モータが正方向に回転している状態を示す図で
ある。
【図7】同じく、ロック装置がフルラッチ状態にあり、
駆動モータが逆方向に回転開始した状態を示す図であ
る。
【図8】同じく、ロック装置がフルラッチ状態にあり、
主動部材が待機位置に復帰した状態を示す図である。
【図9】同じく、ロック装置の作動状態の説明図であ
る。
【図10】同じく、主動部材が待機位置にある状態を示
す図である。
【図11】同じく、主動部材が作動位置の開始位置にあ
る状態を示す図である。
【図12】同じく、主動部材が被検知位置にある状態を
示す図である。
【図13】同じく、クロージャー装置の動作を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
10…扉 13…インナパネル 14…アウタパネル 16…ドア側給電コネクター 17…車体側給電コネクター 20…ロック装置 21…ベースプレート 22…ラッチ部材 23…枢軸 27…フルラッチスイッチ 28…ハーフラッチスイッチ 30…クロージャー 31…ベース 32…固定部 33…駆動モータ 34…連結部 35…減速機構 35a…出力ピニオン 36…主動部材 36a…回転軸 36b…被検知フランジ 37…クローズレバー 40…長リンク 41…第1伝達部材 42…第2伝達部材 43…スプリングレバー 70…制御部 72…モータ制御手段 75…電気値検出手段 81…ストッパ部材 221…ラッチレバー 222…被押動突起 223…ポール 371…上端部 372…下端部 411…枢軸 412…揺動端部 413…係合溝 414…作動時用長溝 415…待機時用長溝 421…枢軸 422…揺動端部 423…ピン部材 424…他端部 431…枢軸 432…巻きばね 433…被当接フランジ 434…当接子 435…被押動フランジ 436…連結軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月10日(1999.9.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の周縁部または扉開口の周縁部の一方に
    ストライカが配される一方、他方の周縁部に前記ストラ
    イカに係脱するロック装置が配されており、前記ストラ
    イカまたは前記ロック装置の一方の従動部材を駆動モー
    タの動力により強制的に作動させて、半閉扉状態の扉を
    完全に閉扉するようにした車両用扉のクロージャー装置
    であり、主動部材、ストッパ部材、位置検出部および、
    制御部を有するものにおいて、 前記主動部材は、前記従動部材の作動に備えて待機する
    待機位置と、該待機位置を間にして、一方側にあって、
    前記従動部材を作動する作動位置と、他方側にある被検
    知位置とに移動可能に配されており、 前記ストッパ部材は、前記駆動モータの正方向または逆
    方向の一方への回転によって前記被検知位置に移動した
    前記主動部材が当接して、該主動部材の前記他方側への
    移動を制限し、 前記位置検出部は、前記主動部材が前記ストッパ部材に
    当接した際の前記駆動モータの電気値の変化に基づい
    て、前記主動部材の前記被検知位置への移動を検出する
    電気値検出手段を有し、 前記制御部は、前記主動部材が前記被検知位置に移動し
    た場合に、前記駆動モータを正方向または逆方向の他方
    へ回転させて、前記駆動モータの電気値が許容範囲内の
    値になるかまたは、所定時間経過した際に駆動モータを
    回転停止して、前記主動部材を前記被検知位置から前記
    待機位置に戻すモータ制御手段を有することを特徴とす
    る車両用扉のクロージャー装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記扉が完全に閉扉する
    と、前記駆動モータを前記正方向または逆方向の一方に
    回転させて、前記主動部材を前記被検知位置側へ移動さ
    せるモータ制御手段を有することを特徴とする請求項1
    に記載の車両用扉のクロージャー装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、前記クロージャー装置の駆
    動開始時に、前記駆動モータを前記正方向または逆方向
    の一方に回転させて、前記主動部材を前記被検知位置側
    へ移動させるモータ制御手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載の車両用扉のクロージャー装置。
  4. 【請求項4】前記クロージャー装置は、動力伝達手段を
    有し、 前記動力伝達手段は、動力が伝達される伝達経路上の前
    記主動部材側に設けられる第1伝達部材および、前記伝
    達経路の前記従動部材側に設けられる第2伝達部材を有
    し、 前記第1伝達部材は、動力が伝達されると、揺動する揺
    動端部に係合溝または該係合溝に係合するピン部材の一
    方を有し、 前記第2伝達部材は、動力が伝達されると、同じく揺動
    する揺動端部に前記係合溝または前記ピン部材の他方を
    有し、 前記係合溝は、前記主動部材が前記作動位置に移動して
    前記第1伝達部材が揺動した際に、前記第2伝達部材を
    揺動可能にすべく前記ピン部材が相対移動する、前記第
    1伝達部材の揺動中心を略中心にして径方向に延びる作
    動時用長溝および、前記主動部材が前記待機位置に移動
    して前記第1伝達部材が揺動した際に、前記第2伝達部
    材を揺動不能にすべく前記ピン部材が相対移動する、前
    記第1伝達部材の揺動中心を略中心にする円周方向に延
    びる待機時用長溝を有することを特徴とする請求項1に
    記載の車両用扉のクロージャー装置。
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