JP2007205102A - バックドアのドア開閉装置 - Google Patents

バックドアのドア開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007205102A
JP2007205102A JP2006027494A JP2006027494A JP2007205102A JP 2007205102 A JP2007205102 A JP 2007205102A JP 2006027494 A JP2006027494 A JP 2006027494A JP 2006027494 A JP2006027494 A JP 2006027494A JP 2007205102 A JP2007205102 A JP 2007205102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
closing
opening
drive gear
opener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006027494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4831794B2 (ja
Inventor
Mitsunori Kaneko
光徳 金子
Hiroyoshi Shimada
広吉 島田
Masakane Yoshizawa
礼兼 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnan Manufacturing Co Ltd filed Critical Johnan Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006027494A priority Critical patent/JP4831794B2/ja
Publication of JP2007205102A publication Critical patent/JP2007205102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4831794B2 publication Critical patent/JP4831794B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】ドアの自閉領域においてモータの回転を閉扉方向から開扉方向に逆転させると、即時にドアが開扉動作に転じるようにしたバックドアのドア開閉装置を提供する。
【解決手段】障害物に接触したことによる負荷を検出する感圧検知手段をドアのフレームに設ける。駆動ギア4の初期位置からの閉扉方向への回転に伴って、移動部材(板バネ19)でラチェット機構を初期位置から係合可能位置に移動させ、閉アシスト手段によってドアの閉扉動作が行われている状態中に、感圧センサが負荷を検出した場合に、感圧センサの検出信号に応じて、駆動ギア4を開扉方向に回転し、駆動ギア4と係合したラチェット機構(ラチェット12、係合レバー13及び爪15)を介してオープナ作動レバー6を開扉方向に回転させ、オープナ10を作動させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、自動車の後部に備えられたバックドアのような跳ね上げ式ドアにおいて電動及び手動でドアを開閉するバックドアのドア開閉装置に関する。
一般的に自動車のバックドアは、車外からドアを押し上げたり、押し下げることによって開閉していた。しかし、これでは悪天候の際に不便であり、身長の低い人は手が届かないのでドア開閉を行うのが困難であった。
そこで、ドアロックを解除すると自動的にドアが跳ね上がり、巻き取りモータでケーブルを巻き取ることによってドアが閉鎖し、しかも、手動でドアの開閉を行うこともできるドア開閉機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されているドア開閉装置は、ドアの開閉角度に相当する長さ以上のドア牽引用ケーブルと、該ドア牽引用ケーブルの巻き戻し・巻き取りを行うことによりドアを開閉するドラムと、モータの出力軸に連絡された駆動ギアとを備え、ドラムと駆動ギアとをその回転面が相対向するよう配置し、これら対向した回転面において、ドラムにドラム突起を設けると共に、駆動ギアにギア突起を設け、ドラム突起に対して互いに逆側の向きからギア突起が当接することにより、駆動ギアの回転力をドラムに伝達して正逆回転させることにより、電動にてドア開閉を可能とする一方、駆動ギアが停止している時、ドラム突起とギア突起とが当接することなくドラムが自由に回転できる領域を利用して、ドア牽引用ケーブルのドア開閉角度に応じた長さを巻き取り・巻き戻すことにより、手動にてドア開閉を可能としたものである。
また、ドアの開動方向側のみならず、ドアの閉動方向側に存在する障害物を検出して、ドアと障害物との干渉を防止するドア開閉装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このものは、車体に開閉可能に備えられるドアを開閉する開閉駆動機構(電動モータの動力をクラッチを介してピニオンに伝達し、ピニオンを正逆方向に駆動することでラックを進退移動してドアを開閉動作させる)を有し、ドアの位置を検出する第1検出手段(開閉駆動機構に設けられたロータリエンコーダ)と、車体に取り付けられて、ドアの開動方向側および閉動方向側における移動軌跡内の障害物の位置を検出する第2検出手段(超音波を用いて車体の後方に位置する障害物の位置を検出する後方監視センサとしての駐車支援用のバックソナー)と、第2検出手段によって検出された障害物の位置に応じて、ドアの開動可能範囲及び閉動可能範囲を設定する設定手段と、ドアの開動時に、第1検出手段によって検出されるドアの位置が開動可能範囲を超えないように開閉動作機構を制御し、かつドアの閉動時に、第1検出手段によって検出されるドアの位置が閉動可能範囲を超えないように開閉動作機構を制御する制御手段(コントローラ)とを備え、ドアが開動可能範囲或いは閉動可能範囲を超えて開閉されようとした場合に、クラッチの接続状態を維持した状態でモータを停止させることで、強制的にドアを停止するようにしたものである。
特開2005−330724号公報 特開2005−336934号公報
上記特許文献1に記載のドア開閉装置は、電磁クラッチ等で切り換えることなく電動でも手動でもドアを開閉することができるので、構成部材が少なくて済み、軽量でコストも安価であり、しかも、装置のほとんどの部材をドアに搭載できるため、上記特許文献2に記載のもののように開閉駆動機構が車体に搭載されるタイプのものに比べて、容易に既成車両へ装着することができ、汎用性も高い。
上記特許文献1に記載のドア開閉装置は、ドアと車体との間にガスステー若しくはトーションスプリング等の開アシスト手段及び閉アシスト手段が介在されており、ドアを電動で閉鎖する場合は、モータを逆転駆動させてドラムにケーブルを巻き取ることによりドアを全開位置から閉動させ、ドアが中立位置(開アシスト手段及び閉アシスト手段の動作上の中立位置)に達するとモータを一旦停止させ、この後は閉アシスト手段の退縮動作により自動で閉扉させている。
ドアの閉動中、ドアが全開位置から中立位置に達するまでの間に、ドアの閉動軌跡内に障害物の存在が検知された場合、モータを正転させてドラムよりケーブルを繰り出すと、開アシスト手段が伸張動作するので、即時にドアが開動作し、障害物への干渉を回避することができる。
しかしながら、ドアの閉動中、ドアが中立位置を過ぎてしまった位置でドアの閉動軌跡内に障害物の存在が検知された場合、モータを正転させてドラムよりケーブルを繰り出しても、閉アシスト手段が退縮動作を行うために、即時にドアが開扉動作に転じることができない、という問題があった。
そこで、本発明は、上述の従来技術の不具合を解消することを課題とするものであり、ドアの自閉領域(閉アシスト手段の作動領域)においてモータの回転を閉扉方向から開扉方向に逆転させると、即時にドアが開扉動作に転じるようにしたバックドアのドア開閉装置を提供するものである。
請求項1に係るバックドアのドア開閉装置は、ドアの開閉角度に相当する長さ以上のドア牽引用ケーブルと、該ドア牽引用ケーブルの繰り出し・巻き取りを行うことにより前記ドアを開閉するドラムと、全閉状態に対して開扉動作開始位置まで開いた前記ドアを全開状態まで自動開扉させる開アシスト手段と、前記全開状態に対して閉扉動作開始位置まで閉じた前記ドアを前記全閉状態まで自動閉扉させる閉アシスト手段と、前記全閉状態から前記開アシスト手段の前記開扉動作開始位置まで前記ドアを自動開放するオープナと、正逆回転可能なモータにより開扉方向と閉扉方向との両方向に回転駆動可能とされた駆動ギアと、前記駆動ギアと同軸に回動可能に設けられ、かつ前記開扉方向に回転した時に前記オープナを作動させるオープナ作動レバーとを備えたものであって、上記課題を解決するために、障害物に接触したことによる負荷を検出する感圧検知手段を前記ドアのフレームに設け、前記閉アシスト手段によって前記ドアの閉扉動作が行われている状態中に、前記感圧センサが負荷を検出した時、前記感圧センサの検出信号に応じて前記駆動ギアを前記開扉方向に回転した後に、前記駆動ギアと係合して前記オープナ作動レバーを前記開扉方向に回転させ、前記オープナを作動させるラチェット機構を設けたことを特徴とする。
請求項2に係るバックドアのドア開閉装置は、請求項1に係るバックドアのドア開閉装置において、前記ラチェット機構が、前記駆動ギアに設けられたラチェットと、前記オープナ作動レバーに回動自在に設けられた係合レバーとからなることを特徴とするものである。
請求項1に係るバックドアのドア開閉装置によれば、閉アシスト手段によってドアの閉扉動作が行われている状態中に、ドアが障害物に接触した場合、感圧センサが接触による負荷を検出し、感圧センサの検出信号に応じて駆動ギアが開扉方向に回転し、駆動ギアと係合した前記ラチェット機構を介してオープナ作動レバーを開扉方向に回転させ、オープナを作動させるので、閉アシスト手段の作動領域においても、即時にドアを開扉動作に転じさせることができ、ドアを全開状態に戻すことができる。従って、閉アシスト手段の作動領域においても、障害物への衝突を回避することができる。
以下、本発明の自動車の跳ね上げ式バックドアを開閉するドア開閉装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る跳ね上げ式バックドアを備えた自動車の後部を示す正面図であり、図2は自動車の後部の一側から見た側面図であり、図3は自動車の後部の他側から見た側面図である。
図1乃至図3に示すように、ドアAは車体Bの開口部上端にヒンジ30を介して軸着され、ドアAの下端及び車体Bのドア開口部下端には、ドアAを車体Bに対して閉鎖状態でロックするドアロック装置31が配設され、ドアAの中央の下部寄りには、ドアAを開閉するドア開閉装置1が配設されている。また、ドアAと車体Bとの間には、全閉状態のドアAを所定角度まで開放するオープナ10と、ガスステー或いはトーションスプリング等よりなる開アシスト手段及び閉アシスト手段(図示せず)とが介在される。
オープナ10が作動すると、全閉状態から開アシスト手段の開扉動作開始位置までドアAを自動開放させる。全閉状態に対して開アシスト手段の開扉動作開始位置までドアAが開くと、開アシスト手段が機能し、その伸張動作によってドアAを全開状態まで自動開扉させる。一方、全開状態のドアAが所定角度(前記閉アシスト手段の閉扉動作開始位置)まで閉じると、閉アシスト手段が機能し、その退縮動作によってドアAを全閉状態まで自動閉扉させるようになっている。このように、跳ね上げ式のドアAにおいて、オープナ10、開アシスト手段及び閉じアシスト手段を設けることは、例えば、前記特許文献1に開示されているが如く公知技術である。なお、図示していないが、ドアAのフレームの車体Bのドア開口部に対向する部分には、障害物に接触したことによる負荷を検出する感圧検知手段(感圧センサ)が設けられている。
また、ドアロック装置31の主たる構造は、例えば、特開平12−27511号公報及び特開2000−204812号公報等にみられるように従来周知であり、ドアAが車体Bにぶつかると、ラッチがハーフラッチ状態まで回転して車体Bに設けられたストライカに引っ掛かるようになっている。また、ドアロック装置31は、ラッチをハーフラッチ状態からさらにフルラッチ状態まで回動させ、ストライカを引き込んで施錠するクロージャ32と、フルラッチ状態のラッチを一気に逆転させて解錠するオープンレバー33とを有する。クロージャ32及びオープンレバー33はラッチから離脱する方向に付勢されており、ラッチに係合して回動させた後は、ラッチから離れた元の位置に復帰するようになっている。
ドア開閉装置1は、図1に示すように、ドアAの開閉角度に相当する長さ以上のドア牽引用ケーブル2と、ドア牽引用ケーブル2の繰り出し・巻き取りを行うことによりドアAを開閉するドラム3とを備える。なお、この他に、ドア開閉装置1は、駆動ギア4(図1には図示せず、図4参照)、クロージャ作動レバー5、オープナ作動レバー6及び駆動ギア4を正逆両方向に回動させるモータ(図示せず)を備え、ドラム3、駆動ギア4(図1には図示せず)、クロージャ作動レバー5及びオープナ作動レバー6は、中心軸7を共有して互いに平行に、且つ、回動可能に設置されている(図4参照)。
ドラム3は、正転(開扉方向の回転、図1の反時計回り)してドア牽引用ケーブル2を繰り出し、逆転(閉扉方向の回転、図1の時計回り)してドア牽引用ケーブル2を巻き取る。図3に示すように、ドア牽引用ケーブル2の先端はドアAに設置されたプーリ34を介して車体Bに連結され、ドラム3が逆転してドア牽引用ケーブル2を巻き取ると、ドアAが牽引されて閉じるようになっている。また、ドラム3には、手動でドアAを閉じる場合にドア牽引用ケーブル2が弛まないよう巻き取るため、逆転方向へ付勢するバネ(図示せず)が設けられる。
クロージャ作動レバー5の先端部には、クロージャ操作ケーブル8を介してドアロック装置31のクロージャ32が接続され、クロージャ作動レバー5が閉扉方向に(図1の時計回りの方向に)回動すると、クロージャ32が作動してドアロック装置31がフルラッチ状態へ移行するようになっている(図1参照)。なお、クロージャー作動レバー5の可動範囲は、通常の待機位置とクロージャ32を作動させる位置との間に規制され、クロージャ作動レバー5は逆転側(閉扉方向)の規制位置へ達した後、バネによる付勢力によって正転(図1の反時計回りに回動)して待機位置へ復帰する。また、クロージャ32はラッチから離脱する。
オープナ作動レバー6には、オープナ操作ケーブル9を介してオープナ10が接続され、オープナ作動レバー6が開扉方向に(図1の反時計回りの方向に)回動すると、オープナ10が作動してドアAが所定角度(開アシスト手段の開扉動作開始位置)まで開放されるようになっている(図1参照)。また、オープナ作動レバー6の可動範囲は、通常の待機位置とオープナ10を作動させる位置との間に規制され、オープナ作動レバー6は正転側(開扉方向)の規制位置へ達した後、バネによる付勢力により逆転して待機位置へ復帰し、オープナ10も元の位置に復帰するようになっている。
次に、ドラム開閉装置1の要部について説明する。図4は、ドラム開閉装置1の要部を示す正面図である。なお、図4では、ドア牽引用ケーブル2、ドラム3及びオープナ操作ケーブル9を省略してある。図4において、駆動ギア4、クロージャ作動レバー5及びオープナ作動レバー6は、中心軸7を共有して互いに平行に、且つ、回動可能に設けられている。なお、図4において、クロージャ作動レバー5は駆動ギア4の後方(紙面奥方)に配置され、オープナ作動レバー6はクロージャ作動レバー5の後方(紙面奥方)に配置されている。また、ドラム3(図示せず)は駆動ギア4の前方(紙面手前)に配置されている。
駆動ギア4は、減速ギア群(図示せず)を介して正逆回転可能なモータ(図示省略)の出力軸に連結され、モータの正逆回転に伴って正逆回転するようになっている。即ち、駆動ギア4は、モータの正転に伴って開扉方向(図4の反時計回り)に回転駆動される一方、モータの逆転に伴って閉扉方向(図4の時計回り)に回転駆動される。駆動ギア4は車輪のようにリング状に形成されており、駆動ギア4の内輪には、内周から中心に向けてクロージャ作動レバー5及びオープナ作動レバー6の軌道上に向けて突出するギア突起11が設けられている。
駆動ギア4に設けられたギア突起11に対応して、オープナ作動レバー6には、駆動ギア4に設けられたギア突起11に当接すべく上方に向けて折曲した突片20が設けられている。また、クロージャ作動レバー5には、駆動ギア4に設けられたギア突起11に当接すべく上方に向けて突設した突部21が設けられている。
なお、ギア突起11がオープナ作動レバー6の突片20に当接した状態で駆動ギア4が開扉方向(反時計回り)に回転すると、オープナ作動レバー6が開扉方向に回動してオープナ10が作動し、ドアAの初期開扉が行われる。また、ギア突起11がクロージャ作動レバー5の突部21に当接した状態で駆動ギア4が閉扉方向(時計回り)に回転すると、クロージャ32が作動して、ドアロック装置31がフルラッチ状態へ移行する。
また、本発明の特徴部分は、駆動ギア4が開扉方向に回転するときのみ駆動ギア4と係合するラチェット機構(ラチェット12,係合レバー13の爪15)を駆動ギア4とオープナ作動レバー6との間に介在させて設け、駆動ギア4に対する係合が不可能である初期位置から駆動ギア4に対する係合が可能である係合可能位置にラチェット機構を移動させる移動部材(板バネ19)を駆動ギア4に設けたことにある。
前記ラチェット機構は、駆動ギア4の内輪に所定の長さに亘って設けられたラチェット12と、オープナ作動レバー6に回動自在に設けられると共にラチェット12に係合する係合レバー13とで構成されている。ラチェット12は、図4に示すように、中心軸7を挟んでギア突起11と略対向する位置よりも開扉方向(反時計方向)に所定角度ずれた位置に設けられている。なお、駆動ギア4におけるラチェット12の配設位置は、駆動ギア4の閉扉方向(時計回り)の回転において、図4に示す初期位置に対して少なくとも開アシスト手段の作動領域(開アシスト手段の開扉動作開始位置)と閉アシスト手段の作動領域(閉アシスト手段の閉扉動作開始位置)との間の中立位置に対応する箇所をカバーする範囲で係合されるような位置となっている。
また、ラチェット12の歯は、駆動ギア4が開扉方向(反時計回り)に回転するときのみ後述する係合レバー13の爪15と係合し、駆動ギア4が閉扉方向(時計回り)に回転する場合には係合レバー13の爪15と係合せずに離脱するベく、歯の基端に対して歯の先端が開扉方向(反時計回り)に傾斜されている。
係合レバー13は、略扇状をなしたオープナ作動レバー6の上面の周縁寄りに、その先端を中心軸7に向けて配置されると共に、オープナ作動レバー6に支軸14を介してその中間を回動自在に設けられている。係合レバー13の先端にはラチェット12に係合する爪15が閉扉方向(時計回りの方向)に向けて設けられ、前記爪15の後部は開扉方向に向けられている。係合レバー13の後端部は、オープナ作動レバー6の外周に向けて張り出すように形成された舌片6aと対向して配置されており、係合レバー13の後端部とオープナ作動レバー6の舌片6aとの間には付勢バネ16(ねじりコイルバネ)が設けられている。付勢バネ16は、係合レバー13の支軸14の回りの回動位置を、駆動ギア4のラチェット12に対する爪15の係合が不可能である初期位置と、ラチェット12に対する爪15の係合が可能である係合可能位置とに付勢するものである。
また、オープナ作動レバー6の上面には、係合レバー13の支軸14を介した時計回りの回動位置を初期位置に規制するストッパ17と、係合レバー13の支軸14を介した反時計回りの回動位置を係合可能位置に規制するストッパ18とが突設されている。
本実施形態において、係合レバー13をラチェット12に対する係合が不可能である初期位置からラチェット12に対する係合が可能である係合可能位置に回動移動させる移動部材を構成する板バネ19は、駆動ギア4に設けたラチェット12に対向する駆動ギア4の中央寄りに配置されると共に、板バネ19の先端が鈎状に折曲されている。板バネ19は、駆動ギア4が閉扉方向(時計回り)に回転した時に、その鈎状の先端によって係合レバー13の爪15の後部を押すことにより、係合レバー13を初期位置から係合可能位置に回動させる。
さらに、クロージャ作動レバー5には、係合レバー13の後端部側縁に当接すべく時計方向に向けて突設した戻し用突片22が設けられている。戻し用突片22は、駆動ギア4が閉扉方向(時計回り)に回転してクロージャ作動レバー5を閉扉方向に回動させた時に、または、駆動ギア4が開扉方向(反時計回り)に回転してオープナ作動レバー6を開扉方向に回動させたときに、係合レバー13の後端部側縁に当接し、係合レバー13の後端部側縁が戻し用突片22によって押圧されることによって、係合レバー13をラチェット12に対する係合が可能である係合可能位置からラチェット12に対する係合が不可能である初期位置に回動移動させて戻す。
なお、本実施形態において、ドラム3と駆動ギア4との係合関係については特許文献1に開示されているように公知の構成であるので図示をしていないが、簡単に説明する。ドラム3の駆動ギア4と対向する面にはドラム突起が突出される一方、駆動ギア4のドラム3と対向する回転面にはドラム突起の軌道上に突出するドラム作動用突起が設けられている。
ドラム作動用突起はドラム突起に対して互いに逆向きから当接することにより、駆動ギア4の回転をドラム3に伝達して正転(開扉方向に回転、図4の反時計回り)または逆転(閉扉方向に回転、図4の時計回り)させる。即ち、ドラム作動用突起がドラム突起に当接した状態で駆動ギア4が正転すると、ドラム3が正転してドア牽引用ケーブル2がドラム3から繰り出され、ドラム作動用突起がドラム突起に当接した状態で駆動ギア4が逆転すると、ドラム3が押されて逆転し、ドア牽引用ケーブル2がドラム3の外周に巻き取られる。以上に述べたドラム3と駆動ギア4との構成並びに動作は、従来周知の構成及び作用である。
ドアAが全閉状態であって駆動ギア4が図4に示す初期位置にある時、ドラム突起はドラム作動用突起の正転方向へ向いた面に接近して位置している。また、この時、常態にあるオープナ作動レバー6の突片20は、ギア突起11の正転方向へ向いた側面にやや間隔を開けて臨んで配置されている。そして、この状態から駆動ギア4が開扉方向(反時計回り)に回転したとき、ドラム作動用突起がドラム突起に当接し、続いてギア突起11がオープナ作動レバー6の突片20に当接するようになっている。
また、ドアAが全開状態であって駆動ギア4が初期位置にある時、ドラム突起はドラム作動用突起の逆転方向へ向いた面に臨んで位置している。また、常態におけるクロージャ作動レバー5の突部21は、駆動ギア4が逆転してドラム3が閉アシスト手段の作動領域まで回転した時に、ギア突起11が達する位置か、或いは、これより僅かに逆転方向下流側に位置する。
次に、ドア開閉装置1に配設された各スイッチについて説明する。駆動ギア4が初期位置に達すると、これを検知してモータを停止させるための原点スイッチ(図示せず)が設けられている。また、駆動ギア4が回動して、オープナ作動レバー6がオープナ10を作動位置まで回転した時、これを検知してモータを逆転させるためのオープナ停止スイッチ(図示せず)が設けられている。さらに、全開状態からドラム3が逆転してドアAが所定角度まで閉じ、閉アシスト手段が作動する領域に達した状態を検知してモータを停止させるための待機スイッチ(図示せず)が設けられている。なお、待機スイッチは閉扉時のみ作動し、開扉時には作動しないようになっている。また、図示しないが、ドアロック装置31には、ラッチがハーフラッチ状態まで回動したことを検知するハーフラッチスイッチ及びラッチがフルラッチ状態まで回動したことを検知するフルラッチスイッチが設けられている。
また、上記の各スイッチの検出信号に応じてモータの正転、逆転及び停止を制御するためのコントローラが配備されている。コントローラには、駆動ギア4を回転駆動する上記モータが接続されると共に、上記の各スイッチ、すなわち、原点スイッチ、オープナ停止スイッチ、待機スイッチ、ハーフラッチスイッチ及びフルラッチスイッチが接続されている他、無線或いは車内からの操作により、開扉または閉扉を指令するための開扉操作スイッチ並びに閉扉操作スイッチが接続されている。なお、ハーフラッチスイッチが検知信号をコントローラへ送ると、コントローラは停止しているモータの逆転(図1における駆動ギア4の時計回り方向)を開始し、フルラッチスイッチが検知信号をコントローラへ送ると、コントローラは逆転していたモータを正転させる。
次に、ドアAの開閉に関わるドア開閉装置1の動作について説明する。
[手動によるドアの開扉]
閉鎖しているドアAを手動で開ける場合は、ドアロック装置31をキー操作等でロック解除した後、ドアAを押し上げると、ドラム3のドラム突起は駆動ギア4のドラム作動用突起にぶつかることなく自由に正転することができるため、ドアAの上昇に伴ってドラム3は正転(図1の開扉方向に回転、反時計回り)してドア牽引用ケーブル2を繰り出す。ドアAが全開状態まで開くと、ドラム3のドラム突起は駆動ギア4のドラム作動用ギア突起の逆転方向へ向いた面に臨んで停止する。この間、駆動ギア4、クロージャ作動レバー5及びオープナ作動レバー6は移動しない。以上の動作は従来と同様である。
[手動によるドアの閉扉]
全開状態のドアAを手動で閉じると、ドラム3のドラム突起は駆動ギア4のドラム作動用突起で逆転を規制されないため、ドア牽引用ケーブル2が緩むのに伴ってドラム3がバネの力で逆転し(図1の時計回り)、ドア牽引用ケーブル2を巻き取る。ドアAが閉じてハーフラッチ状態になると、ドアロック装置31のハーフラッチスイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを逆転させ、駆動ギア4が逆転(図1の時計回り)する。この結果、駆動ギア4のギア突起11が閉扉方向(図4の時計回り)に回転してクロージャ作動レバー5の突部21に当接し、クロージャ作動レバー5を時計回りに回動させる。これによって、ドアロック装置31のクロージャ32が作動してフルラッチ状態へ移行し、ドアAが完全に施錠される。
ドアロック装置31がフルラッチ状態になると、フルラッチスイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを正転(反時計回り)させ、駆動ギア4が正転する。駆動ギア4が図4に示す初期位置に戻ると原点スイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを停止させる。また、駆動ギア4が初期位置に戻ると、クロージャ作動レバー5はギア突起11から解放されて常態に戻り、クロージャ32も元の位置に復帰する。
[電動によるドアの開扉]
閉鎖しているドアAを電動で開ける場合には、無線或いは車内から開扉操作スイッチを操作する。開扉操作スイッチによる開扉指令に応じ、コントローラは、図示しないモータ(駆動ギア4を回動するモータとは別装置)を作動させることによりドアロック装置31のオープンレバー33を作動させ、ドアロックを解除する(従来と同様であり周知技術)。なお、車内からの操作によって手動ハンドルによりワイヤ等でオープンレバー33を作動させ、ドアロックを解除することもできる(従来周知)。
次いで、コントローラは駆動ギア4を回動するモータを正転させ、駆動ギア4を開扉方向(図4の反時計回り)に回転させ、ドラム3を正転させてドア牽引用ケーブル2を繰り出す。ドアロックが解除された後、駆動ギア4のギア突起11がオープナ作動レバー6の突片20に当接してオープナ作動レバー6を正転(反時計回りに回動)させ(図5参照)、この結果、オープナ10が作動し、全閉状態から開アシスト手段の開扉動作開始位置までドアAを自動開放させる。引き続いて、開アシスト手段が機能し、その伸張動作によってドアAを全開状態まで自動開扉させる。なお、ドラム3は正転を継続してドア牽引用ケーブル2をその外周から繰り出す。
オープナ作動レバー6が所定角度まで正転してオープナ10が作動すると、オープナ停止スイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを逆転させ、駆動ギア4が逆転(時計回り)して図4に示す初期位置に戻る。駆動ギア4が初期位置に戻ると、原点スイッチがこれを検知し、応じてコントローラはモータを停止させる。また、駆動ギア4が初期位置に戻ると、オープナ作動レバー6はギア突起11から解放されて常態に戻り、オープナ10も元の位置に復帰する。
[電動によるドアの閉扉、障害物が検知されない正常な閉扉動作]
全開状態のドアAを電動で閉じる場合には、無線或いは車内から閉扉操作スイッチを操作する。閉扉操作スイッチによる閉扉指令に応じ、コントローラは、モータを逆転させる。モータの逆転に伴って駆動ギア4が逆転する(閉扉方向に回転、図4の時計回り)。駆動ギア4のドラム作動用突起がドラム3のドラム突起に当接してこれを閉扉方向に回転させる。すると、ドラム3が閉扉方向(図1の時計回り)に回転してドア牽引用ケーブル2を外周に巻き取り、ドアAが下降する。
駆動ギア4が図4に示す初期位置から閉扉方向(時計回り)に回転すると、駆動ギア4に設けられたラチェット12及び板バネ19とギア突起11が閉扉方向(時計回り)に回転し、やがて駆動ギア4に設けられた板バネ19の鈎状の先端が係合レバー13の爪15の後部に当接する(図6参照)。
引き続く駆動ギア4の閉扉方向の回転に伴って、板バネ19の鈎状の先端が係合レバー13の爪15の後部を押すことによって、係合レバー13を初期位置から係合可能位置に回動させる(支軸14の回りに反時計方向に回動)。従って、係合レバー13の爪15が駆動ギア4の内輪に当接する(図7参照)。さらに、引き続く駆動ギア4の閉扉方向の回転に伴ってラチェット12が時計回りに移動し、係合レバー13の爪15が駆動ギア4のラチェット12に当接する(図8参照)。
この時点の駆動ギア4のラチェット12と係合レバー13の係合状態と、全開状態のドアAが所定角度(閉アシスト手段の閉扉動作開始位置)まで閉じたこととが対応しており、この時点で、待機スイッチが検知信号をコントローラに送り、応じてコントローラはモータを停止させる(図8に示す状態で停止)。一方、引き続いて閉アシスト手段が機能し、その退縮動作によってドアAを全閉状態まで自動閉扉させる。また、ドラム3はバネの付勢力で時計回りに回転してドア牽引用ケーブル2を外周に巻き取る。
ドアAが閉じてハーフラッチ状態になると、ドアロック装置31のハーフラッチスイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを逆転させ、駆動ギア4が閉扉方向(図8の時計回り)に回転する。なお、ラチェット12の歯は、その基端に対して先端が開扉方向(反時計回り)に傾斜されていることにより、係合レバー13の爪15と係合(噛合)せず、ラチェット12は係合レバー13の爪15に当接と離脱とを繰り返しながら閉扉方向に回転する。
駆動ギア4が閉扉方向に回転する結果、駆動ギア4のギア突起11がクロージャ作動レバー5の突部21に当接し、クロージャ作動レバー5を時計回りに回動させる(図9参照)。これによって、ドアロック装置31のクロージャ32が作動してフルラッチ状態へ移行し、ドアAが完全に施錠される。
また、クロージャ作動レバー5の時計回りの回動により、クロージャ作動レバー5に時計方向に向けて突設した戻し用突片22が係合レバー13の後端部側縁に当接し、係合レバー13の後端部側縁が戻し用突片22によって時計方向に押圧されることにより、係合レバー13が支軸14を介して時計回りに回動し、ラチェット12に対する係合が可能である係合可能位置からラチェット12に対する係合が不可能である初期位置に戻る(図9参照)。
ドアロック装置31がフルラッチ状態になると、フルラッチスイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを正転(反時計回り)させ、駆動ギア4が正転する。駆動ギア4が図4の初期位置に戻ると原点スイッチがこれを検知し、応じてコントローラがモータを停止させる。また、駆動ギア4が初期位置に戻ると、クロージャ作動レバー5はギア突起11から解放されて常態に戻り、クロージャ32も元の位置に復帰する。
[電動によるドアの閉扉途中、障害物が検知された場合の開扉動作]
閉アシスト手段によってドアAの閉扉動作が行われている状態中に、ドアAのフレームに障害物が接触した場合には、ドアAのフレームに設けられた感圧センサが障害物に接触したことによる負荷を検出し、感圧センサの検出信号がコントローラに入力される。感圧センサの検出信号に応じてコントローラはモータを正転する。モータの正転により、駆動ギア4が図8の状態から開扉方向(反時計回り)に回転する。
駆動ギア4が開扉方向(反時計回り)に回転すると、駆動ギア4のラチェット12に係合レバー13の爪15が係合(噛合)するため、駆動ギア4と一体に係合レバー13及び支軸14を介してオープナ作動レバー6が開扉方向(反時計回り)に回転する。よって、駆動ギア4と係合したラチェット機構(ラチェット12及び係合レバー13)を介してオープナ作動レバー6が開扉方向に回動する(図10参照)。この結果、オープナ10が作動し、閉アシスト手段の退縮動作に打ち勝って開アシスト手段の開扉動作開始位置までドアAを自動開放させる。引き続いて、開アシスト手段が機能し、その伸張動作によってドアAを全開状態まで自動開扉させる。なお、駆動ギア4の正転により、ドラム3は正転してドア牽引用ケーブル2をその外周から繰り出す。
さらに、駆動ギア4が開扉方向(反時計回り)に回転してオープナ作動レバー6を開扉方向に回動すると、クロージャ作動レバー5の戻し用突片22に係合レバー13の後端部側縁が当接し(図10参照)、係合レバー13の後端部側縁が戻し用突片22によって押圧されることによって、係合レバー13をラチェット12に対する係合が可能である係合可能位置からラチェット12に対する係合が不可能である初期位置に回動移動させて戻す(支軸14の回りに時計方向に回動)。
ラチェット12に対する係合レバー13の爪15の係合状態が解除されると、オープナ作動レバー6に対して待機位置へ戻すバネの付勢力が働き、オープナ作動レバー6及び支軸14を介して係合レバー13が一体となってバネによる付勢力により逆転(時計回りに回動)して待機位置へ復帰し、オープナ10も元の位置に復帰する。なお、駆動ギア4は、開扉方向に回転を続けて図4の初期位置に戻る。駆動ギア4が初期位置に戻ると、原点スイッチがこれを検知し、応じてコントローラはモータを停止させる。
以上のように、本発明のバックドアのドア開閉装置によれば、閉アシスト手段によってドアAの閉扉動作が行われている状態中に、ドアが障害物に接触した場合、感圧センサが接触による負荷を検出し、感圧センサの検出信号に応じて駆動ギア4が開扉方向に回転し、駆動ギア4と係合した前記ラチェット機構を介してオープナ作動レバー6を開扉方向に回転させ、オープナ10を作動させるので、閉アシスト手段の作動領域においても、即時にドアAを開扉動作に転じさせることができ、ドアAを全開状態に戻すことができる。従って、閉アシスト手段の作動領域においても障害物への衝突を回避することができる。
本発明の実施形態に係る跳ね上げ式バックドアを備えた自動車の後部を示す正面図である。 自動車の後部の一側から見た側面図である。 自動車の後部の他側から見た側面図である。 初期位置におけるドラム開閉装置の要部を示す正面図である。 開扉動作時の駆動ギアのギア突起がオープナ作動レバーの突片に当接した状態を示すドラム開閉装置の要部正面図である。 閉扉動作時の駆動ギアの移動部材(板バネ)が係合レバーに当接した状態を示すドラム開閉装置の要部正面図である。 閉扉動作時の駆動ギアの移動部材(板バネ)によって係合レバーを係合可能位置に回動した状態を示すドラム開閉装置の要部正面図である。 閉扉動作時の駆動ギアに設けられたラチェットに対する係合可能位置における係合レバーの爪の係合状態を示すドラム開閉装置の要部正面図である。 感圧センサによって障害物が検知されない正常な閉扉動作時の駆動ギアのギア突起によるクロージャ作動レバーの回動状態を示すドラム開閉装置の要部正面図である。 感圧センサによって障害物が検知された場合の開扉動作時のラチェットに係合した係合レバーを介するオープナ作動レバーの回動状態を示すドラム開閉装置の要部正面図である。
符号の説明
A ドア
B 車体
1 ドア開閉装置
2 ドア牽引用ケーブル
3 ドラム
4 駆動ギア
5 クロージャ作動レバー
6 オープナ作動レバー
7 中心軸
8 クロージャ操作ケーブル
9 オープナ操作ケーブル
10 オープナ
11 ギア突起
12 ラチェット
13 係合レバー
14 支軸
15 爪
16 付勢バネ
17 ストッパ
18 ストッパ
19 板バネ(移動部材)
20 突片
21 突部
22 戻し用突片
30 ヒンジ
31 ドアロック装置
32 クロージャ
33 オープンレバー
34 プーリ

Claims (2)

  1. ドアの開閉角度に相当する長さ以上のドア牽引用ケーブルと、該ドア牽引用ケーブルの繰り出し・巻き取りを行うことにより前記ドアを開閉するドラムと、全閉状態に対して開扉動作開始位置まで開いた前記ドアを全開状態まで自動開扉させる開アシスト手段と、前記全開状態に対して閉扉動作開始位置まで閉じた前記ドアを前記全閉状態まで自動閉扉させる閉アシスト手段と、前記全閉状態から前記開アシスト手段の前記開扉動作開始位置まで前記ドアを自動開放するオープナと、正逆回転可能なモータにより開扉方向と閉扉方向との両方向に回転駆動可能とされた駆動ギアと、前記駆動ギアと同軸に回動可能に設けられ、かつ前記開扉方向に回転した時に前記オープナを作動させるオープナ作動レバーとを備えたバックドアのドア開閉装置において、
    障害物に接触したことによる負荷を検出する感圧検知手段を前記ドアのフレームに設け、前記閉アシスト手段によって前記ドアの閉扉動作が行われている状態中に、前記感圧センサが負荷を検出した時、前記感圧センサの検出信号に応じて前記駆動ギアを前記開扉方向に回転した後に、前記駆動ギアと係合して前記オープナ作動レバーを前記開扉方向に回転させ、前記オープナを作動させるラチェット機構を設けたことを特徴とするバックドアのドア開閉装置。
  2. 前記ラチェット機構は、前記駆動ギアに設けられたラチェットと、前記オープナ作動レバーに回動自在に設けられた係合レバーとからなることを特徴とする請求項1に記載のバックドアのドア開閉装置。
JP2006027494A 2006-02-03 2006-02-03 バックドアのドア開閉装置 Expired - Fee Related JP4831794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006027494A JP4831794B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 バックドアのドア開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006027494A JP4831794B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 バックドアのドア開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007205102A true JP2007205102A (ja) 2007-08-16
JP4831794B2 JP4831794B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=38484796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006027494A Expired - Fee Related JP4831794B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 バックドアのドア開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4831794B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068176A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Johnan Seisakusho Co Ltd ドア開閉装置
US7686378B2 (en) * 2007-06-01 2010-03-30 Gm Global Technology Operations, Inc. Power swinging side door system and method
JP2012012927A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Mitsui Kinzoku Act Corp 車両用ドアの開放規制装置
KR101171921B1 (ko) 2010-04-29 2012-08-08 고등기술연구원연구조합 전동식 게이트 래치 시스템
EP2889445A1 (en) 2013-12-26 2015-07-01 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Drive apparatus

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124465A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Asmo Co Ltd 開閉装置
JP2005330724A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Johnan Seisakusho Co Ltd ドア開閉装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124465A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Asmo Co Ltd 開閉装置
JP2005330724A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Johnan Seisakusho Co Ltd ドア開閉装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7686378B2 (en) * 2007-06-01 2010-03-30 Gm Global Technology Operations, Inc. Power swinging side door system and method
JP2009068176A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Johnan Seisakusho Co Ltd ドア開閉装置
KR101171921B1 (ko) 2010-04-29 2012-08-08 고등기술연구원연구조합 전동식 게이트 래치 시스템
JP2012012927A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Mitsui Kinzoku Act Corp 車両用ドアの開放規制装置
EP2889445A1 (en) 2013-12-26 2015-07-01 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Drive apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4831794B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10711504B2 (en) Power door presenter with latching feature
CN110359787B (zh) 具有动力打开特征的汽车门闩锁
CN114016826B (zh) 智能闩锁
US6341448B1 (en) Cinching latch
US6181094B1 (en) Power operator for motor-vehicle trunk lid
WO2010058687A1 (ja) 開閉体制御装置
JP4389897B2 (ja) 自動車用ドアの開動作規制装置
JP2003120105A (ja) 車両用開閉体の駆動制御装置
JP2009108495A (ja) ドア開動作規制装置
JP4831794B2 (ja) バックドアのドア開閉装置
WO2015182008A1 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP6299017B2 (ja) 車両用ドアの操作装置
JP3777270B2 (ja) 車両用扉のクロージャー装置
JP4960809B2 (ja) ドア開閉装置
JP4249656B2 (ja) ドア開閉装置
JP4681275B2 (ja) ドア開閉装置
WO2011070858A1 (ja) 車両用開閉体の駆動装置
JP2005226297A (ja) 車両用ドア開閉装置および車両用ドアの開閉方法
JPS6136480A (ja) 車両用スライドドアの自動開閉装置における制御装置
JP6232616B2 (ja) 車両用ドアの操作装置
JP3711515B2 (ja) 車両用開閉体の開閉装置
JP2001182406A (ja) 車両用ロックのオープン及びクローズ装置
JP4747470B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JPH082380Y2 (ja) 自動車のドア閉扉装置
JP2006144367A (ja) 車両用ドアクローザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees