JP2896301B2 - スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ - Google Patents

スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ

Info

Publication number
JP2896301B2
JP2896301B2 JP34366093A JP34366093A JP2896301B2 JP 2896301 B2 JP2896301 B2 JP 2896301B2 JP 34366093 A JP34366093 A JP 34366093A JP 34366093 A JP34366093 A JP 34366093A JP 2896301 B2 JP2896301 B2 JP 2896301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
latch
lever
connector
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34366093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0734745A (ja
Inventor
治朗 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority to JP34366093A priority Critical patent/JP2896301B2/ja
Publication of JPH0734745A publication Critical patent/JPH0734745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2896301B2 publication Critical patent/JP2896301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライド式ドア用オー
トクローズドアロック装置に関するものであり、特に、
ロック装置に電源を供給するコネクタのプラス側接触端
子とマイナス側接触端子との上下方向の配置についてな
されたものである。
【0002】
【従来技術】従来、公知の特開平3−115676号公
報には、車体側にストライカとバッテリーと該バッテリ
ーに車体側コントローラを介して接続されている車体側
コネクタとを設け、前記車体に対してスライドして開閉
するスライド式ドア側に前記ストライカと係合するラッ
チを有するロック本体と前記ラッチをハーフラッチ状態
からフルラッチ状態に回転させる自動閉扉用モータと該
モータにドア側コントローラを介して接続されたドア側
コネクタとを設け、前記車体側コネクタと前記ドア側コ
ネクタとは前記ドアがハーフラッチ状態になると互いに
電気的に接続されるようにしたロック装置において、前
記車体側コネクタには、上方より車体側端子3abc
を、対応する前記ドア側コネクタには、上方よりドア側
端子4abcを設けた構成について記載されている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のコネクタの車体
側端子3abcは、車体側のバッテリーに接続したコネ
クタの方を、数cm外方に突出させて設けている。それ
は、ハーフラッチ直前で早くも通電させる作用を期待し
ているからである。そのため、プラス側端子とマイナス
側端子に、雨水が掛ったり、ドライバー等の金属体が当
接して、ショートすることがある。
【0004】
【発明の目的】コネクタの接続端子のショート防止。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車体
1側にストライカ10とバッテリー127と該バッテリ
ー127に車体側コントローラ128を介して接続され
ている車体側コネクタ129とを設け、前記車体1に対
してスライドして開閉するスライド式ドア3側に前記ス
トライカ10と係合するラッチ13を有するロック本体
8と前記ラッチ13をハーフラッチ状態からフルラッチ
状態に回転させる自動閉扉用モータ40と該モータ40
にドア側コントローラ120を介して接続されたドア側
コネクタ124とを設け、前記車体側コネクタ129と
前記ドア側コネクタ124とは前記ドア3がハーフラッ
チ状態か或はハーフラッチ状態の前後になると互いに電
気的に接続されるようにしたロック装置において、前記
車体側コネクタ129には、上方より車体側信号用接触
端子133cを、ついで車体側プラス接触端子133a
を、ついでロック用モータ90用の車体側ロック用接触
端子135a及び車体側ロック用接触端子135bを、
ついで下部に車体側マイナス接触端子133bを上下方
向に並設させて設け、対応する前記ドア側コネクタ12
4には、上方よりドア側信号用接触端子134cを、つ
いでドア側プラス接触端子134aを、ついでロック用
モータ90用のドア側ロック用接触端子136a及びド
ア側ロック用接触端子136bを、ついで下部にドア側
マイナス接触端子134bを上下方向に並設させて設け
スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電
源コネクタとしたものである。
【0006】
【実施例の構成】本発明の一実施例の構成を図面に従い
説明する。図1は自動車に装着した場合の全体概要図を
示しており、1は車体、2は車体1の前側の側部に取付
けたスイング式ドア、3はその後部のスライド式ドアで
あり、スライド式ドア3は車体1に設けたガイドレール
4に添って前後に摺動して開閉する。5はスライド式ド
ア3に設けたアウターハンドル、6はキーシリンダ、7
は通常シルノブと呼ばれるインサイドロック操作部材、
8はロック体、9は操作機構部である。前記ロック体8
は、閉扉したとき車体側に固定されているストライカ1
0と係合して閉扉状態に保持するもので、前記ロック体
8は図1および図2のようにスライド式ドア3の後端部
に固定されている。
【0007】図3〜図6は、前記ロック体8を説明する
もので、11はロック体8を構成する合成樹脂製のロッ
クボディであり、図6のように、スライド式ドア3に装
着された状態における後面側(背面側)には収納空間1
2を形成し、該収納空間12には図4のごとく、ラッチ
13をラッチ軸15により、ラチェット14をラチェッ
ト軸16によりそれぞれ軸止する。
【0008】17はロックボディ11に形成したストラ
イカ10の進入溝であり、進入溝17より上部位置にラ
ッチ軸15が挿通される軸孔18を、該軸孔18の上部
に軸孔18を中心とする円弧溝19を形成する。円弧溝
19には、図3、図6のように、ロックボディ11を前
後方向に貫通する円弧溝19の幅より小さい直径の円弧
孔20を形成する。前記ラッチ13には、正面方向に突
出する大径ピン部22と該大径ピン部22より更に突出
する小径ピン部23からなる段付ピン21を設け、前記
大径ピン部22は前記円弧溝19内に嵌合し、前記小径
ピン部23は前記円弧孔20を貫通してロックボディ1
1の前側正面に突出させる。図4において、24は前記
円弧溝19内に嵌合させた大径ピン部22を押すコイル
バネであり、ラッチ13を図4において反時計方向に付
勢する。前記ロックボディ11の正面側(前側)には、
図5のように、ラッチアーム25を配設する。ラッチア
ーム25は、図7〜図10のように全体として略L型を
呈し、基部を前記ラッチ軸15に回転自在に軸止させ、
ラッチアーム25のL型に曲がった先部には、前記段付
ピン21の小径ピン部23を係合させる。これにより、
ラッチ13が回転するとラッチアーム25はラッチ軸1
5を中心に連動して回転する。26は前記ラッチ13の
回転位置を検出するためのスイッチ体で、前記ラッチア
ーム25の回動部の先部に設けた押圧片27が当接する
とONになり離れるとOFFになる。
【0009】図7〜図10は、ラッチ13およびラッチ
アーム25の回転位置とスイッチ体26との関係を示し
たものである。図7はドアオープン位置であり、オープ
ン位置では、ラッチアーム25の押圧片27はスイッチ
体26のスイッチアーム28より遥かに離れていて、ス
イッチ体26はOFFである。図8は閉扉し、ストライ
カ10と係合し、ラチェット14がラッチ13のハーフ
係合段部29に係合したハーフラッチ状態であり、この
状態になると、押圧片27がスイッチアーム28と当接
して、スイッチアーム28を押してスイッチ体26の接
点30を押圧してスイッチ体26をONにする。なお、
実施品では、スイッチ体26は、ラッチ13がハーフラ
ッチ位置になる直前にOFFからONになるように設定
するのが好ましいが、いずれにしても、ラッチ13がハ
ーフラッチ位置の前後近傍位置まで回転したときにON
になればよく、この場合のハーフラッチ位置とは略であ
って厳密な位置ではない。図9は、ラッチ13のフル係
合段部31にラチェット14が係合したフルラッチ状態
であり、この状態では、押圧片27は接点30を押し続
け、スイッチ体26は依然としてONのままである。図
10は、ラッチ13がフルラッチ位置を越えて多少余剰
回転した状態で、この状態では、接点30は飛出してい
るように押圧片27はスイッチアーム28と非当接とな
り、スイッチ体26の接点30は押圧されない状態に戻
り、スイッチ体26はOFFとなる。
【0010】即ち、スイッチ体26は、ラッチ13がハ
ーフラッチ位置とフルラッチ位置の間にあるときはON
となり、ハーフラッチ位置より手前のとき、およびフル
ラッチ位置を越えて余剰回転したときはOFFになるよ
うに形成されている。なお、前記余剰回転の量は、装置
の使用方法および他の付属する機能との兼合いで随時変
更されるべき性質のもので、好適にはフルラッチ位置を
完全に越えたときにスイッチ体26がONからOFFに
なるようにするが、前記余剰回転の量を零に設定して、
フルラッチ位置になると同時にスイッチ体26が切替わ
るようにしてもよい。
【0011】前記ロックボディ11の上部位置には回転
軸32を回転自在に取付け、回転軸32の前端には扇型
形状の回動レバー33の基部を固定する。回転軸32と
回動レバー33は一体回転する。実施例における回動レ
バー33は、図6のように、2枚の金属プレート33
A、33Bを張り合わせて形成し、2枚の金属プレート
33A、33Bの外周部34は開いてU字状のガイド溝
35を形成し、ガイド溝35にワイヤー36を掛け回
し、図5のようにワイヤー36の先端の金属止具37を
外周部34の先に形成したフック38に係止する。39
は回動レバー33を図5において反時計方向に付勢する
バネである。前記ワイヤー36は前記操作機構部9の自
動閉扉用モータ40(図2)により牽引されるもので、
モータ40によりワイヤー36が牽引されると、回動レ
バー33はバネ39の弾力に抗して図5において時計回
転する。
【0012】前記ロックボディ11に回転自在に取付け
られている前記回転軸32の後端には、図4、6のよう
に横向きの連動レバー41の基部を固定する。回転軸3
2と連動レバー41とは一体回転する。連動レバー41
の横の先端回動部には、押圧体42の基部を軸43によ
り軸止する。押圧体42は図6のように、一対のプレー
ト44、44と、両プレート44、44の先端の間に設
けたガイドピン45により軸止されているコロ46とか
ら構成される。図6のように、ガイドピン45の前端の
突出部は、前記ロックボディ11に形成した案内溝47
に摺動自在に嵌合させる。
【0013】前記案内溝47は、図4の右半分の、前記
軸孔18(ラッチ軸15)を中心とする円弧溝47A
と、左半分の、前記軸孔18から離れる方向に伸びる退
避溝47Bとからなり、全体としては左右に長く形成さ
れている。48は前記ラッチ13の上部側を外方に膨出
させて形成した係合片であり、係合片48の回転軌跡は
前記円弧溝47Aと重合するように構成され、ラッチ1
3がハーフラッチ位置になると、係合片48は前記円弧
溝47Aの左端に重合する位置となる。詳細は後述する
が、前記スイッチ体26が前記ラッチ13のハーフラッ
チ状態を検出すると、前記自動閉扉用モータ40はいっ
たん逆転してから正転し、モータ40が正転すると、前
記ワイヤー36は巻取られ、回動レバー33と回転軸3
2および連動レバー41とを介して押圧体42を図4の
状態から右方にスライドさせる。押圧体42が右方にス
ライドすると、押圧体42のコロ46は、ガイドピン4
5と退避溝47Bにより誘導されて、ハーフラッチ位置
のラッチ13の係合片48に当接し、モータ40の力に
より、強制的にフルラッチ方向に回転させる。
【0014】図5において、49は前記ラチェット軸1
6に回転自在に遊嵌軸止したラチェットアームであり、
ラチェットアーム49とラチェット14とは、ロックボ
ディ11に形成した円弧透孔50を貫通して伸びる連結
ピン51により連結し、両者は一体的に回転するように
構成される。52はロックボディ11の前側に固定した
金属板よりなるバックプレート53に、軸54により回
転自在に軸止した中間レバーであり、中間レバー52を
回転させると、その一端55が前記ラチェットアーム4
9の他端56に係合してラチェットアーム49を右回転
させ、これによりラチェット14をラッチ13から離脱
させる。図6の57は、前記収納空間12の後面を閉塞
する金属製のカバープレートである。
【0015】つぎに、前記操作機構部9について説明す
ると、図14の58は前記モータ40の減速室59を固
定するベースフレームである。ベースフレーム58の左
端には、図13のように軸60(85と重合、図16を
参照)によりオープンレバー61(図15A)を回転自
在に軸止する。オープンレバー61は、上と左右の三方
に突出する脚を有し、上方に突出する第一脚部62に
は、図11のスライド式ドア3のアウターハンドル5に
至るロッド63を係止する軸60を中心とする円弧孔6
4と、スライド式ドア3のインナーハンドル65に至る
ロッド66を係止する軸60を中心とする円弧孔67と
を形成する。オープンレバー61の左方に突出す第二脚
部68にはL型溝69を形成する。L型溝69は、前記
軸60に対して放射方向に伸びる係合溝70と、該係合
溝70の先端より軸60を中心とする上方に屈曲する空
振溝71とから構成する。72は、オープンレバー61
を図12において時計方向に回転するように付勢するバ
ネであり、オープンレバー61はベースフレーム58を
曲げて形成した突起73の縁に当って停止する。
【0016】図15Bに図示した74は、図16のよう
にオープンレバー61と一緒に前記軸60に回転自在に
軸止した略L型の伝達レバーであり、その一片75には
前記オープンレバー61のL型溝69の係合溝70と重
合する長手方向の長孔76を形成する。伝達レバー74
の他片77には、図5の前記中間レバー52に至るロッ
ド78を係止する。79は、伝達レバー74を図12に
おいて時計方向に付勢するバネである。図15Dに図示
した80は、前記ロック体8をロック状態とアンロック
状態とに切替えるロックレバーであり、図12のように
軸81によりベースフレーム58に回転自在に軸止され
る。3本足のロックレバー80の横片には、前記キーシ
リンダ6に至るロッド82、およびインサイドロック操
作部材7に至るロッド83を連結する。ロックレバー8
0の上向き片84には、軸85により移動杆86の基部
87を回転自在に軸止する。移動杆86の先端88には
ピン89を突出させ、該ピン89を前記伝達レバー74
の長孔76および前記オープンレバー61のL型溝69
の双方に係合させる。
【0017】図12および図13に図示したロックレバ
ー80の位置はアンロック位置であり、この位置では、
前記軸85の軸心は前記軸60の軸心と一致し、前記ピ
ン89は、オープンレバー61のL型溝69の係合溝7
0と前記伝達レバー74の長孔76との双方に係合する
ことになる。図13の状態で、オープンレバー61を反
時計回転させると、ピン89が係合溝70と長孔76と
に係合しているため、伝達レバー74も反時計回転し
て、ロッド78を介して図5の中間レバー52を回転さ
せ、前記したように、ラチェット14をラッチ13から
離脱させることができる。ロックレバー80は、図12
の位置から反時計回転させ、移動杆86のピン89をL
型溝69の係合溝70の左端に臨ませるとロック位置と
なる。この状態では、オープンレバー61を反時計回転
させても、ピン89は空振溝71内を移動するだけで、
伝達レバー74を回転させることはできず、したがっ
て、開扉できない。
【0018】図12の90は、前記ロックレバー80を
動力によりロック位置とアンロック位置に切替え得るロ
ック用モータであり、ロック用モータ90の出力軸91
にはレバー92の基部を固定し、該レバー92の突起9
3を前記ロックレバー80の二又部94に係合させる。
図12、図18のように、前記ベースフレーム58の略
中心付近には軸95により回転部材96(図17A)を
回転自在に軸止する。回転部材96の外周にはモータ4
0の駆動歯車97と噛合うギア部98を形成する。前記
ベースフレーム58には軸95を中心とする円弧溝99
を形成し、該円弧溝99に回転部材96に一体的に形成
した突起100を係合させる。回転部材96は図12の
位置が初期位置であり、前記モータ40が正転すると、
この位置から反時計回転する。回転部材96に形成した
101は(図17A)、前記軸95に対して放射方向に
伸びる係合溝であり、該係合溝101の両側壁のうち一
方の側壁102は比較的長く形成され、他方側は開放さ
れて空振通路103となる。
【0019】104は前記軸95に回転自在に軸止した
ワイヤー回転アームであり(図17B)、その一端10
5には前記ワイヤー36の他端を係止し、他端106に
は前記係合溝101と重合する長孔107を形成する。
図17Dの108は、前記軸95と平行の軸109によ
り長さ方向の中間位置を、ベースフレーム58に回転自
在に軸止した中間レバーであり、バネ111により図1
2において反時計回転方向に付勢され、一端110が図
15Aのオープンレバー61の第三脚部112に設けた
ピン113に当接して停止している。中間レバー108
の他端114には、図17Cの移動杆115の基端11
6を軸117により連結する。移動杆115の先端11
8には、前記切欠溝101および長孔107の双方に係
合するピン119を形成する。
【0020】図12のように、前記オープンレバー61
がバネ72の弾力で突起73に当って停止した状態で
は、中間レバー108の一端110はバネ111の弾力
によりオープンレバー61のピン113に上方から当接
し、また中間レバー108の他端114の軸117は、
前記軸95の軸心と一致している。この状態では、移動
杆115のピン119は、前記係合溝101および長孔
107の双方と係合し、従って、モータ40により駆動
歯車97を回転させて回転部材96を反時計回転させる
と、ピン119を介して連結されたワイヤー回転アーム
104も連動して反時計回転する。これにより、ワイヤ
ー36が巻取られて、図5において、回動レバー33は
時計回転する。しかし、モータ40が作動中にアウター
ハンドル5またはインナーハンドル65によりオープン
レバー61を図12において反時計回転させると、中間
レバー108はピン113により押圧されて軸109を
中心に時計回転し、移動杆115のピン119は係合溝
101内を軸95から離れる方向に移動し、空振通路1
03に臨む位置に変位する(図17A)。この状態にな
ると、回転部材96が回転してもピン119は空振通路
103内を移動するだけで、回転部材96とワイヤー回
転アーム104との連結は断たれているから、ワイヤー
回転アーム104はフリー状態になる。すると、回動レ
バー33はバネ39の弾力により図5において反時計回
転してワイヤー36を引張り、ワイヤー回転アーム10
4は図12の初期位置に復帰する。この動力伝達を断つ
機構が安全機構Xとなる(図22)。
【0021】図2の120はベースフレーム58に取付
けたドア側のオートクローズ用のコントローラであり、
前記スイッチ体26に至る信号ケーブル121と、前記
モータ40に至るコード122と、前記モータ90に至
るコード131(図12)を有する。コントローラ12
0は、スイッチ体26がONになるとモータ40を逆転
させて回転部材96を図12の初期位置に戻してから正
転させ、この正転によりワイヤー36を巻取り、その
後、スイッチ体26がOFFになると、モータ40を再
度逆転させてワイヤー36を戻すようにする。
【0022】図2の124はドア3に設けたコネクタ、
123はコネクタ124とコントローラ120を接続す
るコード、125はコネクタ124とロック用モータ9
0とを接続するコード、127(図19)は車体1のバ
ッテリー、128は車体1側のコントローラ、129は
車体1側のコネクタ、126はコネクタ129とコント
ローラ128とを接続するオートクローズ用のコード、
132はコネクタ129とコントローラ128とを接続
するロック用のコード、130(図19)はモータ40
の電流値を測定する検知器である。前記コネクタ124
(図20)はスライド式ドア3の閉扉作動を行なうと、
車体1に設けたコネクタ129(図21)に結合接続
し、この接続をコントローラ128が確認すると、ロッ
ク用モータ90およびコントローラ120に電力を供給
する。なお、検知器130は、モータ40の作動状態を
確認する目的で用いたものであり、この目的が達成され
れば他の手段を用いてもよく、例えば、回転数を検出す
るものなどが利用できる。
【0023】前記コネクタ124およびコネクタ129
の構造について図20、図21により説明すると、オー
トクローズ用のコード123には、プラス側コード12
3aとマイナス側コード123bと接触確認用の信号コ
ード123cとがあり、また、コード126にも、プラ
ス側コード126aとマイナス側コード126bと接触
確認用の信号コード126cとがある。また、ロック用
のコード125には、プラス側コード125aとマイナ
ス側コード125bとがあり、また、ロック用のコード
132にもプラス側コード132aとマイナス側コード
132bとがある。これらの各コードが接続される前記
車体側コネクタ129には、上方より車体側信号用接触
端子133cを、ついで車体側プラス接触端子133a
を、ついでロック用モータ90用の車体側ロック用接触
端子135a及び車体側ロック用接触端子135bを、
ついで下部に車体側マイナス接触端子133bを上下方
向に並設させて設け、対応する前記ドア側コネクタ12
4には、上方よりドア側信号用接触端子134cを、つ
いでドア側プラス接触端子134aを、ついでロック用
モータ90用のドア側ロック用接触端子136a及びド
ア側ロック用接触端子136bを、ついで下部にドア側
マイナス接触端子134bを上下方向に並設させて設け
る。これらの端子のうち、少なくともオートクローズ用
車体側信号用接触端子133cと車体側プラス接触端
子133aと車体側マイナス接触端子133bとドア側
信号用接触端子134cとドア側プラス接触端子134
aとドア側ロック用接触端子136a及びドア側ロック
用接触端子136bとドア側マイナス接触端子134b
は、ともに相当に外方に突出させてあり、ドア3を閉扉
すると、ハーフラッチ状態になる以前に前記端子133
a〜cと前記端子134a〜cとが、それぞれ接触する
ようにしてある。この前記端子133a〜cと前記端子
134a〜cとが接触すると、各端子のうち、マイナス
側の前記端子133b、134bおよび接触確認用の
端子133c、134cとを介して、微弱電流が流れ
る1つのループが形成され、この微弱電流をコントロー
ラ128が検出すると、コネクタ124とコネクタ12
9との接触と見做し、プラス側コード126aへの通電
を開始する。これにより、オートクローズ用モータ40
に必要な電源が供給される。
【0024】しかし、前記コネクタ124およびコネク
タ129は通常外部に露出されており、かつ、電源側
の、オートクローズ用の車体側プラス接触端子133a
車体側マイナス接触端子133bは、雨水等の付着、
または金属体の接触等によりショートすることが予想さ
れるので、この対策として、本発明では、ショートの危
険がある車体側プラス接触端子133a車体側マイナ
ス接触端子133bを離間させて配置し、車体側プラス
接触端子133a車体側マイナス接触端子133b
の間に、車体側ロック用接触端子135a、bを設けて
いる。上記のコネクタ129の構成に対応して、コネク
タ124側の各端子134a〜c、136a、bも対応
位置に配置される。
【0025】なお、操作機構部9は、図2のように、イ
ンサイドロック操作部材7の下方位置で、各ハンドル
5、65とロック体8との間になるように配置され、そ
の結果、インサイドロック操作部材7とロックレバー8
0とは略垂直に伸びる一本のロッド83により、また、
オープンレバー61とハンドル5およびハンドル65と
は、略水平に伸びるロッド63、66により、また、伝
達レバー74(オープンレバー61)と中間レバー52
とは、略水平に伸びるロッド78によりそれぞれ直接連
結できる。
【0026】
【自動閉扉の作用】開扉状態にあるスライド式ドア3を
手動によりスライドさせて軽く閉めて、ハーフラッチ状
態近くにすると、ドア3側のコネクタ124のオートク
ローズ用端子134a、b、cと車体1側のコネクタ1
29のオートクローズ用の前記端子133a、b、cと
が接触し、前記端子133b、cと前記端子134b、
cとの接触により微弱電流が流れ、この微弱電流をコン
トローラ128が検知すると、プラス側コード126a
前記端子133aから前記端子134aに通電を開始
して、オートクローズ用コントローラ120に必要な電
力を供給する。以上の端子同士が接触した後も、スライ
ド式ドア3は慣性により更に閉まり、ロック体8のラッ
チ13が車体1のストライカ10と係合して回転し、図
8のようにラッチ13のハーフ係合段部29にラチェッ
ト14が係合するハーフラッチ状態になると、段付ピン
21によりラッチ13と連結されたラッチアーム25の
押圧片27がスイッチ体26のスイッチアーム28を介
して接点30を押圧し、スイッチ体26をONさせる。
【0027】スイッチ体26がONになると、すでに電
力の供給を受けているコントローラ120はハーフラッ
チ状態と看做し、オートクローズ用モータ40に逆転用
の電流を供給して、回転部材96がどの位置にあって
も、図12の初期位置まで確実に戻す。このときの回転
部材96の動きは、ワイヤー36を緩める方向の動きで
あるから、ラッチ13の動きに影響は与えない。回転部
材96が初期位置に戻ると、回転部材96の突起100
がベースフレーム58の円弧溝99の端部に当接してメ
カロック状態になるから、検知器130がこれにより生
じる異常電流を検知して、モータ40に正転用の電流を
供給し、これにより、回転部材96を図12において反
時計回転させる。すると、移動杆115のピン119が
回転部材96の係合溝101とワイヤー回転アーム10
4の長孔107の双方に係合しているから、ワイヤー回
転アーム104も反時計回転してワイヤー36を巻取
り、図5において回動レバー33を時計回転させる。
【0028】しかして、回動レバー33は回転軸32に
固定され、回転軸32には連動レバー41を固定してい
るため、連動レバー41は図4において反時計回転し、
連動レバー41に取付けた押圧体42は案内溝47とガ
イドピン45との係合に案内されながら、右側に移動す
ることになる。このとき、ラッチ13はハーフラッチ位
置にあるから、その係合片48は円弧溝47Aの左端位
置にあり、移動する押圧体42のコロ46は、係合片4
8と当接して、ラッチ13を強制的に時計回転させフル
ラッチ位置に変位させる。しかし、フルラッチ位置では
依然として接点30は、図9のように押圧されているの
で、モータ40は通電され続け、図10のようにフルラ
ッチ位置を越えて余剰回転すると、スイッチ体26の接
点30は開放されてOFFとなる。スイッチ体26がO
FFになると、オートクローズ用コントローラ120は
ラッチ13が余剰回転位置まで回転したと看做し、これ
により、モータ40を逆転させる。すると、ワイヤー3
6が緩むから、回動レバー33はバネ39の弾力により
図5において反時計回転してワイヤー36を巻取り、押
圧体42も図4の位置に復帰し、ラッチ13はバネ24
の弾力によりフルラッチ位置に戻され、ラッチ13のフ
ル係合段部31にラチェット14が係合して、閉扉が完
了する。なお、スイッチ体26のOFFにより逆転した
モータ40は、回転部材96の突起100がベースフレ
ーム58の円弧溝99の端部に当接してメカロック状態
になると、検知器130がこれにより生じる異常電流を
検知して、給電が停止される。
【0029】
【コネクタの作用】以上の自動閉扉において、車体1側
のコネクタ129のオートクローズ用の前記端子133
a、b、cは、ドア3がハーフラッチ状態になる前にド
ア3側のコネクタ124のオートクローズ用の前記端子
134a、b、cにそれぞれ接触して電気的に接続され
るように、外方に弾力的に突出させてあるが、コネクタ
129の車体側信号用接触端子133c車体側プラス
接触端子133aとは、車体側マイナス接触端子133
から大きく離間させて配設してあるから、雨水やドラ
イバー等の金属体による端子間のショートを大幅に防止
できる。
【0030】
【手動閉扉の作用】つぎに、手動閉扉について説明する
と、開扉状態にあるスライド式ドア3を手動によりスラ
イドさせて強く閉めると、周知のように、ロック体8の
ラッチ13が車体1のストライカ10と係合してフルラ
ッチ位置まで回転し、ラッチ13のフル係合段部31に
ラチェット14が係合して、閉扉が完了する。この操作
では、ラッチ13が回転することにより、前記自動閉扉
で説明したように、スイッチ体26がOFF・ON・O
FFと変化するが、ラッチ13が余剰回転するほど強く
閉扉したときは、スイッチ体26の変化は瞬時に行なわ
れるため、モータ40は、ほとんど動かないうちに、終
了動作としての逆転を行なうことになる。また、ラッチ
13がちょうどフルラッチになる強さで閉扉したときに
は、ラッチ13の余剰回転を検知できないので、モータ
40は自動閉扉と同じ操作を行ない、ラッチ13を余剰
回転させてから元に戻ることになる。
【0031】
【開扉作用】閉扉したスライド式ドア3を開くときは、
アウターハンドル5またはインナーハンドル65を操作
して、ロッド63またはロッド66を介してオープンレ
バー61を図12において、反時計回転させる。する
と、移動杆86のピン89がオープンレバー61の係合
溝70と伝達レバー74の長孔76とに係合しているた
め、オープンレバー61と連動して伝達レバー74も回
転し、ロッド78を介して図5の中間レバー52を回転
させる。回転した中間レバー52の一端55はラチェッ
トアーム49の他端56と当接して、ラチェットアーム
49を回転させ、ラチェットアーム49に連結ピン51
により連結したラチェット14を回転させて、ラチェッ
ト14をラッチ13から離脱させ開扉する。
【0032】
【ロック作用】キーシリンダ6またはインサイドロック
操作部材7またはロック用モータ90によりロックレバ
ー80を、図12において、反時計回転させて、移動杆
86のピン89をオープンレバー61の空振溝71に臨
ませると、ロック状態となる。この状態では、前記開扉
操作を行なっても、移動杆86のピン89はオープンレ
バー61の空振溝71内を移動するだけであるから、オ
ープンレバー61の回転は伝達レバー74に伝わらず、
開扉できない。
【0033】
【手動安全機構】自動閉扉の作動中、指等をスライド式
ドア3に挟み込んでしまったときは、直ちに、アウター
ハンドル5またはインナーハンドル65を操作してオー
プンレバー61を回転させる。すると、オープンレバー
61のピン113に当接している中間レバー108が軸
109を中心に時計回転し、移動杆115のピン119
は回転部材96の係合溝101内を軸95から離れる方
向に移動して係合溝101の先端側の空振通路103内
に移動する。これにより、ピン119を介した回転部材
96とワイヤー回転アーム104との連結状態は解除さ
れ、以後は、モータ40の動力は回動レバー33側には
伝わらず、強制閉扉は解除される。また、アウターハン
ドル5またはインナーハンドル65により、オープンレ
バー61を回転させるから、前記開扉操作のように開扉
作動も同時に行なわれる。
【0034】なお、ロックレバー80をロック位置にし
てスライド式ドア3を閉扉したときに指を挟んだとき
は、オープンレバー61を2回操作し、1回目の操作に
より安全機構Xを作動させるとともにロックレバー80
をアンロック位置に切替え、2回目の操作により開扉を
行なうようになっている。即ち、ロックレバー80がロ
ック位置のときに、オープンレバー61を操作すると、
中間レバー108が時計回転し、移動杆115のピン1
19は係合溝101から空振通路103に移動する。こ
れにより、ピン119を介した回転部材96とワイヤー
回転アーム104との連結状態は解除され、以後は、モ
ータ40の動力は回動レバー33側には伝わらず、強制
閉扉は解除される。この段階では、ロックレバー80が
ロック位置にあるため、オープンレバー61の回転は伝
達レバー74に伝わらないから、開扉はできない。しか
し、安全機構Xの作動によりモータ40とラッチ13と
の連絡が断たれると、モータ40の電流値が急激に減少
するから、モータ40が正転中に検知器130が急激な
電流値の減少を検知したときは、安全機構Xが作動した
と看做し、コントローラ120は、コード131を介し
てロック用モータ90を作動させ、ロックレバー80を
アンロック位置に切替える。
【0035】つぎに、再びオープンレバー61を操作す
ると、ロックレバー80はアンロック位置に切替わって
いるため、伝達レバー74も回転し、ロッド78を介し
て図5の中間レバー52を回転させる。回転した中間レ
バー52の一端55はラチェットアーム49の他端56
と当接して、ラチェットアーム49を回転させ、ラチェ
ットアーム49に連結ピン51により連結したラチェッ
ト14を回転させて、ラチェット14をラッチ13から
離脱させ開扉できる。したがって、本発明では、ロック
レバー80がロック位置であろうとアンロック位置であ
ろうと、オープンレバー61を操作すれば、自動閉扉の
停止および開扉が行なえ、重大な事故に至ることを未然
に防止できる。
【0036】また、スライド式ドア3を閉扉するとき、
ストライカ10と係合したラッチ13がいったんハーフ
ラッチ位置まで回転したにも拘らず、ラチェット14が
ラッチ13のハーフ係合段部29に係合できずに、バネ
24の弾力によりラッチ13がオープン位置に戻って、
ストライカ10との係合が解除されてしまうことがある
が、このような場合にも、本発明では、モータ40はス
イッチ体26のONにより正転し、OFFにより逆転す
る機構であるから、モータ40の正転は一瞬だけとな
り、ストライカ10と係合していないラッチ13をフル
ラッチ位置に回転させることはない。また、前記検知器
130による過電流の検出には、もう1つの作用があ
る。即ち、モータ40が正転中に過電流を検出すると、
スイッチ体26等の故障と見做し、直ちにモータ40を
逆転させ、再度過電流を検出したら、モータ40を停止
させるのである。
【0037】
【安全機構作動後の閉扉作用】前記のように、モータ4
0による強制閉扉中に、アウターハンドルかインナーハ
ンドルを開扉操作して安全機構Xを作動させると、オー
プンレバー61の回動で中間レバー108は時計回転す
ることから、ピン119は係合溝101を下降して空振
通路103に移動し、以後はモータ40の動力がラッチ
13側には伝わらず回転部材96は空回りになって強制
閉扉は中断される。したがって、ドア3は開扉される
が、ドア3が開扉されると車体1側のコネクタ129と
ドア3側のコネクタ124が離れ、通電は断たれるので
モータ40はその場で停止する。この状態を示したのが
図22である。図22では、モータ40により回転する
回転部材96は、図12の初期位置から反時計回転方向
に回転した位置で停止しており、また、ワイヤー回転ア
ーム104はワイヤー36を介してバネ39の矢印A方
向の力を受けるから、移動杆115のピン119を伴っ
て時計回転方向に一杯に回転している。したがって、図
22の状態から、再度ドア3を閉めてモータ40に通電
してこれを正転させても、ワイヤー回転アーム104を
閉扉方向に回転させることはできない。そこで本発明で
は、前記自動閉扉の作用の欄でも記載したように、閉扉
によりスイッチ体26がONになると、コントローラ1
20は、先ず、モータ40に逆転用の電流を供給して、
回転部材96を図12、22において時計回転させ初期
位置に確実に戻すようにしてある。このように、回転部
材96を初期位置に戻すと、移動杆115のピン119
は係合溝101に臨む位置となるから、バネ111によ
り中間レバー108が回転して、ピン119は係合溝1
01と係合し、回転部材96とワイヤー回転アーム10
4とを結合状態にする。この状態にしてから、モータ4
0に正転用の電流を供給する。したがって、モータ40
(回転部材96)がどの位置にあっても、オートクロー
ズ機構は正常に作動する。
【0038】上記の説明は、図22の状態から、再度ド
ア3を閉扉すれば、モータ40が動くという説明である
が、安全機構Xを作動させた時に、モータ40も同時に
故障することもある。このように、モータ40までも故
障すると、当然ドア3を再度閉扉してもモータ40は回
転しないから、回転部材96はその位置で固定されるこ
とになる。したがって、以後は、ピン119は図22の
ように、回転部材96の外周面と係合したままとなり、
これにより、ピン119側に連結された中間レバー10
8も相当に回転した位置で固定される。このため、中間
レバー108とオープンレバー61とを直接連結する
と、オープンレバー61も相当に回転した位置で固定さ
れるから冒頭で説明したように開閉扉操作に影響が出
る。そこで本発明では、オープンレバー61と中間レバ
ー108とは、ピン113と一端110との接離自在の
当接構成とし、万一中間レバー108が作動不能になっ
て、図22のように、バネ111の弾力に抗して時計回
転した位置で停止しても、オープンレバー61は独立し
て回転できるから、開閉扉操作に影響が出ることはな
い。
【0039】
【発明の効果】従来公知のコネクタは、車体側のバッテ
リーに接続したコネクタの方を、数cm外方に突出させ
て設けている。それは、ハーフラッチで早くも通電させ
る作用を期待しているからである。そのため、プラス側
端子とマイナス側端子に、雨水が掛ったり、ドライバー
等の金属棒が当接したりして、ショートすることがあ
る。しかるに、本発明は、車体1側にストライカ10と
バッテリー127と該バッテリー127に車体側コント
ローラ128を介して接続されている車体側コネクタ1
29とを設け、前記車体1に対してスライドして開閉す
るスライド式ドア3側に前記ストライカ10と係合する
ラッチ13を有するロック本体8と前記ラッチ13をハ
ーフラッチ状態からフルラッチ状態に回転させる自動閉
扉用モータ40と該モータ40にドア側コントローラ1
20を介して接続されたドア側コネクタ124とを設
け、前記車体側コネクタ129と前記ドア側コネクタ1
24とは前記ドア3がハーフラッチ状態か或はハーフラ
ッチ状態の前後になると互いに電気的に接続されるよう
にしたロック装置において、前記車体側コネクタ129
には、上方より車体側信号用接触端子133cを、つい
で車体側プラス接触端子133aを、ついでロック用モ
ータ90用の車体側ロック用接触端子135a及び車体
側ロック用接触端子135bを、ついで下部に車体側マ
イナス接触端子133bを上下方向に並設させて設け、
対応する前記ドア側コネクタ124には、上方よりドア
側信号用接触端子134cを、ついでドア側プラス接触
端子134aを、ついでロック用モータ90用のドア側
ロック用接触端子136a及びドア側ロック用接触端子
136bを、ついで下部にドア側マイナス接触端子13
4bを上下方向に並設させて設けたスライド式ドア用オ
ートクローズドアロック装置の電源コネクタとしたか
ら、スライド式ドア3でありながら、車体側コネクタ1
29と前記ドア側コネクタ124を結合して、車体1の
バッテリー127から自動閉扉用モータ40に通電して
自動閉扉ができ、開扉のときは前記車体側コネクタ12
9が露出状態になるが、上方より車体側信号用接触端子
133cを、ついで車体側プラス接触端子133aを、
ついでロック用モータ90用の車体側ロック用接触端子
135a及び車体側ロック用接触端子135bを、つい
で下部に車体側マイナス接触端子133bを上下方向に
並設させて設けたので、車体側プラス接触端子133a
車体側マイナス接触端子133bの間には車体側ロッ
ク用接 触端子135a及び車体側ロック用接触端子13
5bがあるから、ショートの危険を大幅に低下できる特
徴を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】 概略説明図。
【図2】 スライド式ドアの内部の概略図。
【図3】 ロックボディの背面図。
【図4】 ロックボディの収納凹部にラッチ、ラチェ
ット等を取付けた背面図。
【図5】 ロック体の正面図。
【図6】 ロック体のVI−VI断面図。
【図7】 ラッチがオープン位置のときの関係図。
【図8】 ラッチがハーフラッチ位置のときの関係
図。
【図9】 ラッチがフルラッチ位置のときの関係図。
【図10】 ラッチが余剰回転位置のときの関係図。
【図11】 操作機構部の全体図。
【図12】 操作機構部の詳細図。
【図13】 オープンレバーおよびロックレバー部分の
拡大図。
【図14】 ベースフレームの正面図。
【図15】 レバー群の分解図。
【図16】 断面図。
【図17】 レバー群の分解図。
【図18】 断面図。
【図19】 制御関係のブロック図。
【図20】 ドア側のコネクタの断面図。
【図21】 車体側のコネクタの断面図。
【図22】 安全機構を作動させた時の説明図。
【図23】 フローチャート図。
【符号の説明】
1…車体、2…スイング式ドア、3…スライド式ドア、
4…ガイドレール、5…アウターハンドル、6…キーシ
リンダ、7…インサイドロック操作部材(シルノブ)、
8…ロック体、9…操作機構部、10…ストライカ、1
1…ロックボディ、12…収納空間、13…ラッチ、1
4…ラチェット、15…ラッチ軸、16…ラチェット
軸、17…進入溝、18…軸孔、19…円弧溝、20…
円弧孔、21…段付ピン、22…大径ピン部、23…小
径ピン部、24…バネ、25…ラッチアーム、26…ス
イッチ体、27…押圧片、28…スイッチアーム、29
…ハーフ係合段部、30…接点、31…フル係合段部、
32…回転軸、33…回動レバー、34…外周部、35
…ガイド溝、36…ワイヤー、37…金属止具、38…
フック、39…バネ、40…自動閉扉用モータ、41…
連動レバー、42…押圧体、43…軸、44…プレー
ト、45…ガイドピン、46…コロ、47…案内溝、4
7A…円弧溝、47B…退避溝、48…係合片、49…
ラチェットアーム、50…孔、51…連結ピン、52…
中間レバー、53…バックプレート、54…軸、55…
一端、56…他端、57…カバープレート、58…ベー
スフレーム、59…減速室、60…軸、61…オープン
レバー、62…第一脚部、63…ロッド、64…円弧
孔、65…インナーハンドル、66…ロッド、67…円
弧孔、68…第二脚部、69…L型溝、70…係合溝、
71…空振溝、72…バネ、73…突起、74…伝達レ
バー、75…一片、76…長孔、77…他片、78…ロ
ッド、79…バネ、80…ロックレバー、81…軸、8
2…ロッド、83…ロッド、84…上向き片、85…
軸、86…移動杆、87…基部、88…先端、89…ピ
ン、90…ロック用モータ、91…出力軸、92…レバ
ー、93…突起、94…二又部、95…軸、96…回転
部材、97…駆動歯車、98…ギア部、99…円弧溝、
100…突起、101…係合溝、102…一方の壁、1
03…空振通路、104…ワイヤー回転アーム、105
…一端、106…他端、107…長孔、108…中間レ
バー、109…軸、110…一端、111…バネ、11
2…第三脚部、113…ピン、114…他端、115…
移動杆、116…基端、117…軸、118…先端、1
19…ピン、120…コントローラ、121…信号ケー
ブル、122…コード、123…コード、123a…プ
ラス側コード、123b…マイナス側コード、123c
…信号コード、124…コネクタ、125…コード、1
25a…プラス側コード、125b…マイナス側コー
ド、126…コード、126a…プラス側コード、12
6b…マイナス側コード、126c…信号コード、12
7…バッテリー、128…コントローラ、129…コネ
クタ、130…検知器、131…コード、132…コー
ド、132a…プラス側コード、132b…マイナス側
コード、133a〜c、134a〜c、135a、b、
136a、b…端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1側にストライカ10とバッテリー
    127と該バッテリー127に車体側コントローラ12
    8を介して接続されている車体側コネクタ129とを設
    け、前記車体1に対してスライドして開閉するスライド
    式ドア3側に前記ストライカ10と係合するラッチ13
    を有するロック本体8と前記ラッチ13をハーフラッチ
    状態からフルラッチ状態に回転させる自動閉扉用モータ
    40と該モータ40にドア側コントローラ120を介し
    て接続されたドア側コネクタ124とを設け、前記車体
    側コネクタ129と前記ドア側コネクタ124とは前記
    ドア3がハーフラッチ状態か或はハーフラッチ状態の前
    後になると互いに電気的に接続されるようにしたロック
    装置において、前記車体側コネクタ129には、上方よ
    り車体側信号用接触端子133cを、ついで車体側プラ
    ス接触端子133aを、ついでロック用モータ90用の
    車体側ロック用接触端子135a及び車体側ロック用接
    触端子135bを、ついで下部に車体側マイナス接触端
    子133bを上下方向に並設させて設け、対応する前記
    ドア側コネクタ124には、上方よりドア側信号用接触
    端子134cを、ついでドア側プラス接触端子134a
    を、ついでロック用モータ90用のドア側ロック用接触
    端子136a及びドア側ロック用接触端子136bを、
    ついで下部にドア側マイナス接触端子134bを上下方
    向に並設させて設けたスライド式ドア用オートクローズ
    ドアロック装置の電源コネクタ。
JP34366093A 1993-12-16 1993-12-16 スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ Expired - Fee Related JP2896301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34366093A JP2896301B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34366093A JP2896301B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20039893A Division JP2739673B2 (ja) 1993-04-07 1993-07-20 車両ドア用オートクローズロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0734745A JPH0734745A (ja) 1995-02-03
JP2896301B2 true JP2896301B2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=18363257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34366093A Expired - Fee Related JP2896301B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2896301B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101449753B1 (ko) * 2008-05-08 2014-10-13 타이코에이엠피(유) 배터리 셀 모듈의 전기접속장치 및 이를 포함하는 배터리 셀 모듈
JP2011132771A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドア開閉装置
JP5718147B2 (ja) * 2011-05-16 2015-05-13 三井金属鉱業株式会社 車両用ドアラッチシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0734745A (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106246013B (zh) 闩锁组件、机械锁芯释放机构及打开关闭闩锁的方法
US4763936A (en) Power operated door latch
JPH0747586Y2 (ja) 自動ドア閉止装置
JP2855557B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2505445Y2 (ja) ドアロックのハ―フラッチ及びフルラッチ検知装置
US6974165B2 (en) Door lock apparatus for a vehicle
JP3525105B2 (ja) 動力クローズ機構付車両ドアラッチ装置の安全装置
US20040227355A1 (en) Door lock device for a vehicle
JP3777270B2 (ja) 車両用扉のクロージャー装置
US20150233145A1 (en) Controller for energizing vehicle door lock indicator
EP0710755B2 (en) Electrically operated vehicle door lock
US7048314B2 (en) Power operable latch that relatches in the event of motor failure
JP2896301B2 (ja) スライド式ドア用オートクローズドアロック装置の電源コネクタ
JP2739673B2 (ja) 車両ドア用オートクローズロック装置
GB2295642A (en) Door lock apparatus with automatic door closing
JP4456736B2 (ja) 扉体の施解錠装置における挟み込み防止方法及び扉体の施解錠装置
JP2816804B2 (ja) 車両ドア用の自動閉扉式ロック装置
JP2864443B2 (ja) 車両用ドアの自動閉扉式ロック装置のスイッチと自動閉扉式ロック方法
JP2816794B2 (ja) 車両ドア用の自動閉扉式ロック装置
JP2832234B2 (ja) 車両用オートドアロック装置
JPH06288131A (ja) スライド式ドア用の自動閉扉ロック装置
JP2864446B2 (ja) スライド式ドア用自動閉扉装置
JPH06294245A (ja) スライド式ドア用の自動閉扉ロック装置
JP3785427B2 (ja) 自動車のバックドアのロック装置
JPH06307142A (ja) 車両ドア用の自動閉扉式ロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990223

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees