JP2001002825A - 多孔体の製造方法 - Google Patents
多孔体の製造方法Info
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Abstract
ができ、気孔率を自由に調整した多孔体を製造すること
ができる多孔体の製造方法を提供する。 【解決手段】 常温で固体である気孔形成材を、高分子
物質に分散させてなる成形材料を、該気孔形成材が溶融
する温度で成形して充実成形体を作製し、該充実成形体
を、該高分子物質は溶解しないが該気孔形成材は溶解す
る溶媒で洗浄することにより気孔を形成する。前記気孔
形成材としては有機化合物、特に融点が40〜300℃
の多価アルコールが好ましく用いられ、高分子物質とし
てはポリスチレン系エラストマーが好ましく用いられ
る。
Description
に関し、より詳細には気孔率の調節が可能で、従来の射
出成形機や押出し成形機等を用いて、50容積%以上の
気孔率を有する高気孔率の多孔体製造することができ、
さらには身体に直接接触することができるような衛生的
な多孔体を製造できる多孔体の製造方法に関するもので
ある。
ば、樹脂に、炭酸ガスやアンモニアガス等の揮発型発泡
剤や、アゾジカルボンジアミドやジニトロソペンタメチ
レンテトラミン等の分解型発泡剤を混合してなる成形材
料を用いる方法がある。この方法は、発泡剤が、加熱成
形時に揮発又は分解により揮発ガスを発生して、気孔を
形成する方法である。
般に独立気泡タイプの多孔体が成形されるので、通気性
を要する多孔体の製造方法としては不適当である。ま
た、形成される個々の気孔が一般に大きくなる傾向にあ
るので、クッション性、防音性などの高機能が要求され
る多孔体を製造する方法としても不適当である。さら
に、発泡剤のすべてが発泡するとは限らず、発泡剤が多
孔体中に残存するおそれがある。発泡剤の残存は、得ら
れる多孔体の気孔率の予測を困難にするばかりではな
く、アンモニアやジニトロソテトラミンのような人体に
有害な発泡剤を用いる場合、例えば耳栓のように人体に
直接接触する多孔体の製造方法に利用できない。
ラテックスに、凝固剤とともに発泡剤を含有させて成形
する方法が一般的であり、ウレタンフォームのような多
孔体を製造する方法としては、プレポリマーに、硬化反
応触媒及びフレオンや水を発泡剤として混合してなる成
形材料を成形する方法が一般的であるが、いずれも気孔
を形成する機構が発泡剤からの揮発ガスの発生にあるこ
とから、上記と同様の問題がある。
しつつ、電子線を照射して樹脂を架橋させる多孔体の製
造方法では、気孔率を制御することは可能であるが、電
子線の照射は生産コストの増大の原因となる。また、発
泡剤の残存の問題は、依然として残っている。
予測制御が可能な方法として、塩化ナトリウムや硫酸ナ
トリウムなどの粉末状の気孔形成材(以下、このような
塩の気孔形成材を「塩型気孔形成材」という)を、樹脂
やゴムに添加して成形し、得られた成形体を水で洗浄し
て、気孔形成材である塩を溶出することにより気孔を形
成する多孔体の製造方法が提案されている(脱塩法)。
材の溶出部分が気孔となり、しかも気孔形成材自体は成
形の過程で膨張、発泡等することはないので、気孔率に
見合う量の気孔形成材を含有させる必要がある。従っ
て、気孔率50%の多孔体を製造しようとする場合、気
孔形成材を、樹脂成分に対して容積率で50容積%以上
添加する必要がある。
積%以上という成形材料を成形することは困難である。
つまり、塩型気孔形成材は融点が高いために、通常、樹
脂の成形温度では固体(粉末)のままである。このた
め、塩型気孔形成材の含有量が多くなるほど成形材料の
流動性が低下し、塩型気孔形成材50容積%以上を含有
する成形材料では、成形に必要な流動性(MFR値)を
得ることはできない。特に射出成形や押出し成形などで
は、ダイを通過する際や金型内に射出する際に液体状態
の樹脂成分は押出しまたは射出されても、粉末状の塩型
気孔形成材は十分に押し出し又は射出されない。このた
め、塩型気孔形成材を多量に含有させたにも拘わらず、
含有されている気孔形成材の量が少ない成形体や、気孔
形成材が成形体内部だけに含有されている不均一な成形
体が得られたりする。気孔形成材の含有量の減少は気孔
率の低下をもたらすことになる。そして、不均一な成形
体からは、不均一な多孔性成形体しか得られないばかり
か、成形体表面に存在する気孔形成材が少なすぎるため
に、水洗段階で気孔形成材を十分に溶出することができ
ず、結局、気孔率が低い多孔体しか得られないことにも
なる。
性を高めることも考えられる。しかし、この場合であっ
ても、塩型気孔形成材は粉末状で成形材料中に存在する
こととなるため、ダイを通過する際又は金型内に射出す
る際に、気孔形成材は樹脂成分に比べて押し出されにく
い又は射出されにくく、結果として気孔率の高い多孔体
を製造できない。
たものであり、その目的とするところは、気孔形成材を
多量に添加しても成形することができ、気孔率を自由に
調整した多孔体を製造することができる多孔体の製造方
法を提供するにある。
孔が微少でしかも多孔体全体にわたって気孔が略均一に
存在する多孔体を製造でき、さらには高い気孔率の多孔
体を容易に製造できる製造方法について鋭意研究を重ね
た結果、いわゆる脱塩方式の多孔体製造方法において、
常温では固体であるが、多孔体の骨格を形成する高分子
物質の成形温度では溶融して液体状態として存在するこ
とができる気孔形成材を用いることにより、気孔形成材
の添加量が多くても従来のように流動性は低下すること
がなく良好な成形を行うことができることを見い出し、
本発明を完成した。
常温で固体である気孔形成材を、高分子物質に分散させ
てなる成形材料を、該気孔形成材が溶融する温度で成形
して充実成形体を作製し、該充実成形体を、該高分子物
質は溶解しないが該気孔形成材は溶解する溶媒で洗浄す
ることにより気孔を形成することを特徴とする。
温度で溶融する有機化合物であることが好ましく、より
好ましくは融点が40〜300℃の多価アルコールであ
り、ペンタエリスリトールが好ましく用いられる。
0℃の多価アルコールの場合、前記溶媒が水であること
が好ましい。
形体を形成するポリマーであってもよいし、熱可塑性樹
脂又は熱可塑性エラストマーであってもよい。好ましく
はポリスチレン系エラストマーである。
押し出し成形により行なうことが好ましい。
方法で用いる成形材料について説明する。
は固体である気孔形成材を、高分子物質に分散させてな
るものである。
って、成形温度で溶融するものであればよい(以下、本
発明で用いる気孔形成材を「溶融可能型気孔形成材」と
称して、従来の塩型気孔形成材と区別する)。ここで、
成形温度とは、多孔体の骨格部分を形成する高分子物質
の種類により異なるが、後述するように、本発明におい
ては、一般に100〜300℃程度で成形される高分子
物質を使用する。従って、溶融可能型気孔形成材として
は、100〜300℃で溶融する化合物、好ましくは有
機化合物が用いられる。具体的には、融点が40〜30
0℃程度、好ましくは150〜300℃程度の有機化合
物、好ましくは多価アルコールが挙げられる。
の溶融温度よりもかなり高い温度に設定する必要があ
り、高分子物質の焼けや熱分解が起こるおそれがあり、
またエネルギー的にも無駄だからである。つまり、従来
より脱塩法で使用されている塩型気孔形成材について
も、融解して液体とすることができるが、本発明で使用
する溶融可能型気孔形成材は、高分子物質の成形温度付
近で溶融するところに特徴がある。塩型気孔形成材は無
機化合物に属し、一般に融点が高いため、塩型気孔形成
材を液化しようとすると、高分子物質が溶融できる温度
よりもかなり高い温度で成形することになるからであ
る。また、塩型気孔形成材は、融解により液体としても
有機性の高分子物質とは相溶性がないために、均一に高
分子物質中に分散させることが困難だからである。この
点、本発明の気孔形成材として、有機化合物を用いれ
ば、高分子物質との相溶性に優れ、液体状態の高分子物
質中に均一に分散されることができ、結果として均質な
多孔体を得ることができる。
有機化合物としては、ペンタエリスリトール、L−エリ
スリトール、D−エリスリトール、meso−エリスリ
トール、ピナコール等の炭素数2〜5程度の多価アルコ
ール;尿素などが挙げられる。これらのうち、多価アル
コールが好ましく、特にペンタエリスリトールが好まし
い。多価アルコールを用いることにより、その親水性に
基づいて、洗浄工程に用いる溶媒として水を選択するこ
とが可能となり、ペンタエリスリトールは、その純度に
もよるが一般に180〜270℃で溶融するので、高分
子物質の選択範囲が広く、しかも固化するのが速いの
で、充実成形体の冷却時間が短くて済み、生産性に優れ
ているからである。
だけ用いてもよいし、2種類以上混合して用いてもよ
い。2種類以上混合する場合には、溶融温度、溶出に用
いる溶媒が共通した組み合わせを選択する必要がある。
また、溶媒として水を用いる場合、溶融可能型気孔形成
材とともに、従来の塩型気孔形成材を併用してもよい。
但し、溶融という点からは、溶融可能型気孔形成材単独
で使用することが好ましい。
量は、製造しようとする多孔体の気孔率に応じて適宜選
択することができる。すなわち、本発明の製造方法によ
れば、脱塩法の性格から、配合する気孔形成材の含有量
に応じて気孔率を制御することができ、しかも従来の脱
塩法のように成形材料の流動性による制限がないからで
ある。従って、成形材料全体に対する容積率が50〜9
9容積%となる量の溶融可能型気孔形成材を配合するこ
とにより、従来の塩型気孔形成材を用いた脱塩法では射
出成形、押し出し成形による製造が困難であった気孔率
50〜99%という高気孔率の多孔性成形体を製造する
ことが可能となる。さらに溶融可能型気孔形成体が多孔
体内に残存しないようにするためには、溶融可能型気孔
形成体を容積率で65容積%以上となる量を含有させる
ことが好ましい。
としては、液状状態として成形材料を調製することがで
きるもの、あるいは液体状態で成形することができるも
のであればよい。液体状態を有することにより、溶融可
能型気孔形成材が略均一に分散した成形材料を調製する
ことができ、気孔が全体にわたって均一に存在する均質
な多孔体を製造することができるからである。液体状態
を有する高分子物質としては、温度を上げることによっ
て溶融できる熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーは勿
論、プレポリマーや液状ゴムのように成形初期には液体
状態で、架橋により硬化する熱硬化型樹脂やゴムが挙げ
られる。
リスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、EVA樹脂、エチ
レン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリ
アミド6、ポリアミド6,6、ポリカーボネート、PO
Mなどが挙げられ、射出成形、押出し成形をするのに好
適な樹脂が好ましく用いられる。成形材料における高分
子物質としては、これらの熱可塑性樹脂の1種類だけで
あってもよいし、2種類以上のブレンド樹脂であっても
よい。
示すソフトセグメント及び三次元網目の結び目となるハ
ードセグメントから構成され、常温ではゴム弾性を示
し、高温で可塑化するので、射出成形、押出し成形する
ことができる。具体的には、ハードセグメントがポリス
チレンでソフトセグメントがポリブタジエン、ポリイソ
プレン、又はこれらの水素添加物であるポリスチレン系
エラストマー;ハードセグメントがポリエチレン又はポ
リプロピレンで、ソフトセグメントがブチルゴムやEP
DM(エチレン−プロピレン−ジエン三共重合体)であ
るポリオレフィン系エラストマー;ハードセグメントが
ポリアミドでソフトセグメントがポリエステル又はポリ
エーテルであるポリアミド系エラストマー;ハードセグ
メントがポリエステルでソフトセグメントがポリエーテ
ルであるポリエステル系エラストマー;ハードセグメン
トがウレタン結合を有するポリウレタン系ブロックでソ
フトセグメントがポリエステル又はポリエーテルである
ポリウレタン系エラストマーなどが挙げられ、これらの
1種、又は2種以上の混合物を高分子物質として用いて
もよい。また、これらの熱可塑性エラストマーを上記熱
可塑性樹脂と混合して用いることもできる。
液状のプレポリマーを、本発明の高分子物質として用
い、成形に際して、架橋硬化させればよい。具体的に
は、ウレタンプレポリマー、不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、ノボラック樹脂、レゾール樹脂などを用
いることができる。これらは、硬化剤とともに用いても
よいし、射出成形や押出し成形に際して動的架橋して硬
化させてもよい。
レンジエン3元共重合体(EPDM)、ブタジエンゴム
(BR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム
(NBR)などの合成ゴムなどのゴム、さらには解重合
により低分子量化した液状ゴムなどが用いられる。これ
らのうち、液状ゴムが、射出成形又は押し出し成形を採
用することができるので好ましく用いられる。
は、製造しようとする多孔体の気孔率に応じて適宜選択
することができる。本発明の製造方法が特に有用とされ
る気孔率50%以上の多孔体を製造するためには、成形
体の1〜50容積%、特に5〜35容積%となる量が好
ましい。
物質及び気孔形成体の他、必要により、老化防止剤、可
塑剤、熱安定剤、滑剤、増粘剤、難燃剤、抗酸化剤、紫
外線吸収剤、着色剤、帯電防止剤、強化材などの添加剤
を添加してもよい。このような添加剤は、高分子物質1
00重量部に対して50重量部以下の範囲で添加するこ
とが好ましい。また、熱硬化型樹脂やゴムの場合には、
動的架橋や熱反応により架橋硬化することもできるが、
必要に応じて、加硫剤や加硫促進剤、硬化剤、架橋剤な
ど、高分子物質を硬化するための架橋系化合物を添加し
てもよい。
されている場合にはさらに添加剤を分散させて成形材料
を調製する。成形材料の調製は、オーブンロール、ニー
ダー、インテンシブミキサー、単軸スクリュー押出機、
二軸スクリュー押出機などの装置を使用して、混練、混
合することが好ましい。また、混練に先立ち、各構成成
分を、ヘンシェルミキサー、V字型混合機、ボールミ
ル、リボンブレンダー、タンブルミキサー等の混合機を
用いて予め混合してもよい。
形機で成形して、充実成形体を作製する。成形温度は、
高分子物質を成形できる温度で且つ溶融可能型気孔形成
材が溶融する温度である。ここで、高分子物質を成形で
きる温度とは、高分子物質の種類に応じて異なるが、高
分子物質が熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーの場
合には、これらが溶融する温度であり、高分子物質がゴ
ムや熱硬化型樹脂の場合には架橋硬化できる温度であ
り、一般に100〜300℃の温度範囲が好ましく用い
られる。
限定しないが、例えば圧縮成形、トランスファ成形、射
出成形、押出成形、吹込成形、カレンダ加工、注型など
が挙げられ、この中でも生産性の点から射出成形、押出
成形が好ましく用いられる。射出成形は、加熱シリンダ
ー内のスクリューによって可塑化・混練された溶融混練
物を任意の形状に加工した金型中に高速・高圧で充填さ
せた後、冷却・固化または反応・固化させて成形体を製
造する方法であって、射出成型機の加熱シリンダーで前
記の溶融混練が行われるので、予め溶融可能型気孔形成
材を分散させた成形材料を調製する必要がないからであ
る。しかも、本発明で用いる気孔形成材は成形時には溶
融状態であるから、成形用金型に射出される際にも、高
分子物質と分離することなく射出することができるから
である。押出し成形についても、射出成形と同様、成形
材料の溶融混練と成形を続いて行なうことができ、高分
子物質中に気孔形成材が分散した状態でダイを通過して
均質な成形体を作製することができるので好ましく用い
られる。
使用する高分子物質や気孔形成材の種類や量比によって
適宜決定すればよいが、一例を挙げるならば、送出圧
力、射出速度などは次のように設定することができる。
く供給されるように一般的に100rpm程度とするの
が好ましい。回転が速すぎると成形材料が十分に移送さ
れず空気の巻き込みなどが生じ得るからである。またス
クリュー回転時に油圧シリンダーに圧力を加えることに
より成形材料の計量が安定する。加える圧力は、一般に
5〜10kgf/cm2の範囲が好ましい。充填過程に
おける射出速度は、成形体が薄肉の場合には高めに、厚
肉の場合には低めにするのがよい。保圧過程における保
圧力は充填時の圧力よりも低く設定するが、薄肉の成形
体では冷却固化によるヒケ収縮(シンクマーク)が小さ
いので低圧に、厚肉の成形体では収縮量が大きいのでヒ
ケ収縮が発生しやすく比較的高圧にする必要がある。金
型温度は低いほど冷却速度が速くなり生産性が向上する
が、流動性が低下するために充填不良が生じたり、成形
体表面の光沢が低下することがあるので、これに注意し
て用いる高分子物質の種類などから金型温度は適宜決定
すればよい。
上記高分子物質は溶解しないが溶融可能型気孔形成材は
溶解する溶媒で洗浄する。
形成材の種類によって適宜選択され、例えば水、グリコ
ール、グリコールエーテル、高分子量アルコール、脂肪
酸、脂肪酸エステル、グリコールエステル、鉱油、石
油、アルコールエトキシレート、ポリオキシエチレンエ
ステル、グリセロール、グリセロールエステルなどを挙
げることができる。溶媒として有機溶剤などを使用した
場合、後処理などの付帯設備が必要となるので、そのよ
うな設備が不要となる水を溶媒として使用できるような
高分子物質と気孔形成材の組み合わせを選ぶのが望まし
い。溶融可能型気孔形成材として、多価アルコールを用
いた場合、溶媒として水が好適に使用できる。
まれていた溶融可能型気孔形成材が溶媒に溶解して溶出
されることとなる。洗浄工程において、充実成形表面に
存在していた溶融可能型気孔形成材が溶出され、これに
より形成される凹部から溶媒が次第に充実成形体内部へ
侵入して、成形体内部に存在する溶融可能型気孔形成材
を溶出する。このようにして、個々の気孔が微小な連続
気泡タイプの多孔体が形成される。
ては、高分子物質の種類にもよるが、例えば耳栓や緩衝
材、保温材、充填材、化粧用のパフ材、各種フィルター
などに用いることができる。本発明の製造方法により得
られる多孔体は、連続気泡タイプであるから、通気性に
優れ、しかも成形材料に含有される気孔形成体の大部分
が洗浄工程にて実質的に除去されることになるので、衛
生性や人体への安全が要求されるような耳栓、化粧用パ
フ材に利用することができる。また、本発明の方法によ
り得られる多孔体は、成形材料に配合する溶融可能型気
孔形成体の量により気孔率を調節することができ、しか
も気孔が多孔体全体に略均一に存在する均質な多孔体
で、且つ個々の気孔が微小であるから、従来の発泡剤を
用いて製造される多孔体よりも防音性、遮断性、クッシ
ョン性などの物性が優れている。よって、高機能フィル
ターとしても好適に利用することもできる。
た評価、測定方法は、以下の通りである。
準拠して測定した。具体的には、内径2.095mm、
長さ8mmのダイが真下につながったシリンダ(内径
9.55mm、長さ160mm)中に試験材料を入れ、
ピストンで上から蓋をし、230℃の温度で予熱6分
後、ピストンに5kgfの荷重をかけ、押し出された成
形材料の量を測定し、これから10分間当たりの押出し
量を算出しMFR(メルトフローレート)値とした。
(%) まず成形材料の体積と重量を測定し、つぎにこの成形材
料を水洗して気孔形成材を溶出した後の重量を測定し
た。水洗前・後の重量差と気孔形成材の比重とから気孔
成形体の体積を算出し、これを成形材料全体の体積で割
って気孔形成材の容積率(容積%)とした。
試験片を70±5℃で乾燥し、恒量となった後重量Wと
容積Vとから下記式により算出した。 見掛け密度(g/cm3)=W/V
を作製し、高分子計器株式会社製のASKERF型硬度
計を用いて測定した。
(%) 引張り強さおよび伸び率の測定は、JISK6251に
準拠して行った。
から溶融型気孔形成材を除いたもの)の比重で割って、
多孔体の気孔を考慮しない容積V1を算出する。算出し
た容積V1及びで得られた多孔体の容積Vを用いて、
下記式により算出した。 多孔体の気孔率=100−(V1/V)×100
エラストマー(「ハイブラー7125」クラレ社製)1
00重量部、溶融可能型気孔形成材としてのペンタエリ
スリトール(三井化学社製の「ペンタエリスリトール」
で、溶融開始温度約185℃である)350重量部を混
合機で均一に混合し、この混合物を二軸押出し機を用い
て210℃で混練した後ペレタイザーでペレット化し
た。このペレット化した成形材料の流動性(MFR値)
および気孔形成材の容積率(容積%)を測定した。
成形し、充実成形体を作製した。冷却後、この充実成形
体を水洗し、充実成形体中のペンタエリスリトールを溶
出して多孔体を作製した。
上記評価法で測定評価した。結果をまとめて表1に示
す。
1で使用したポリスチレン系熱可塑性エラストマー(S
tエラストマー)及びポリプロピレン(「J709W」
グランドポリマー社製)の混合物を用い、溶融可能型気
孔形成材として実施例1で使用したペンタエリスリトー
ルを用い、各成分の配合量を表1に示すように変更した
以外は実施例1と同様にして、ペレットを作製し成形体
を作製し、さらに実施例1と同様に水で洗浄して、多孔
体を作製した。成形材料(ペレット)および多孔体の物
性を実施例1と同様に測定し、結果を表1に示す。
熱可塑性エラストマーとペンタエリスリトールを、二軸
押出し機を用いてペンタエリスリトールの溶融温度以下
である150℃で溶融混練を行なったところ、ペンタエ
リスリトールがほぼ均一に分散した成形材料(ペレッ
ト)を調製することができなかった。
レン系熱可塑性エラストマー100重量部とペンタエリ
スリトールを350重量部の割合で充填して、シリンダ
温度150℃に設定して成形に供したところ、射出不十
分な不均質で形状不良の充実成形体ができた。
で製造した多孔体(実施例1〜3)は、いずれも添加し
た気孔形成材の量にほぼ比例する気孔率を有し、しかも
個々の気孔が微小サイズの多孔体が製造できた。一方、
比較例では、多孔体の基となる充実成形体自体が不均質
なものしか製造できなかった。
小な気孔が均一に形成された均質な多孔性体を製造する
ことができ、また多孔体の気孔率は、成形材料における
溶融可能型気孔形成材の配合量を調整することによっ
て、容易に調節することができる。
によれば、従来の脱塩法では製造できなかったような高
い気孔率の多孔性成形体で、しかも内部まで均質な多孔
体を容易に成形することができる。
形成のために成形材料に配合された気孔形成材がほとん
ど残存していない多孔体を製造することができるので、
人体に直接接触するような多孔体の製造方法としても好
適である。
Claims (9)
- 【請求項1】 常温で固体である気孔形成材を、高分子
物質に分散させてなる成形材料を、該気孔形成材が溶融
する温度で成形して充実成形体を作製し、 該充実成形体を、該高分子物質は溶解しないが該気孔形
成材は溶解する溶媒で洗浄することにより気孔を形成す
ることを特徴とする多孔体の製造方法。 - 【請求項2】 前記気孔形成材は、前記高分子物質の成
形温度で溶融する有機化合物である請求項1に記載の多
孔体の製造方法。 - 【請求項3】 前記気孔形成材は、融点が40〜300
℃の多価アルコールである請求項2に記載の多孔体の製
造方法。 - 【請求項4】 前記気孔形成材は、ペンタエリスリトー
ルである請求項3に記載の多孔体の製造方法。 - 【請求項5】 前記溶媒が水である請求項3又は4に記
載の多孔体の製造方法。 - 【請求項6】 前記高分子物質は、架橋により硬化して
成形体を形成するポリマーである請求項1〜5のいずれ
かに記載の多孔体の製造方法。 - 【請求項7】 前記高分子物質は、熱可塑性樹脂又は熱
可塑性エラストマーである請求項1〜5のいずれかに記
載の多孔体の製造方法。 - 【請求項8】 前記高分子物質がポリスチレン系エラス
トマーである請求項7に記載の多孔体の製造方法。 - 【請求項9】 前記充実成形体の作製は、射出成形また
は押し出し成形により行なう請求項1〜8のいずれかに
記載の多孔体の製造方法。
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