JP2001002776A - ポリテトラメチレンエーテルグリコールジ酢酸エステルの製造方法 - Google Patents

ポリテトラメチレンエーテルグリコールジ酢酸エステルの製造方法

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JP2001002776A
JP2001002776A JP11177995A JP17799599A JP2001002776A JP 2001002776 A JP2001002776 A JP 2001002776A JP 11177995 A JP11177995 A JP 11177995A JP 17799599 A JP17799599 A JP 17799599A JP 2001002776 A JP2001002776 A JP 2001002776A
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Nobuyuki Murai
信行 村井
Hidehiko Nakano
英彦 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 THFを固体酸触媒及び無水酢酸の存在下、
開環重合させてPTMEを製造する際に、重合反応液か
ら未反応原料のTHF及び無水酢酸を効率的に且つPT
MEの品質を劣化させずに、分離、回収することができ
る方法の提供。 【解決手段】 テトラヒドロフランを固体酸触媒及び無
水酢酸の存在下、開環重合させてポリテトラメチレンエ
ーテルグリコールジ酢酸エステルを製造する方法におい
て、重合反応液を蒸発器及び気液接触装置により処理し
て、重合反応液から未反応原料であるテトラヒドロフラ
ン及び無水酢酸を分離、回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコールジ酢酸エステル(以下、PTME
と略記することがある)の製造方法に関する。詳しく
は、テトラヒドロフラン(以下、THFと略記すること
がある)を固体酸触媒及び無水酢酸の存在下に開環重合
させてPTMEを製造する方法の改良に関する。本発明
により得られたPTMEを原料として、品質的に優れた
PTMGを工業的に有利に製造することができる。PT
MGは、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等のソフトセ
グメントとして用いられ、ロール等の工業製品、また、
靴底、衣料用弾性繊維(スパンデックスなど)等に加工
されて広く生活に役立っている。
【0002】
【従来の技術】PTMGの製造方法については、従来か
らいろいろな方法が開示されている。その中でも、テト
ラヒドロフランを固体酸触媒及びカルボン酸無水物、例
えば無水酢酸の存在下に開環重合させてPTMEを得、
次いでこのPTMEを塩基性触媒の存在下に低級アルコ
ール、例えばメタノールによりエステル交換してPTM
Gを得る方法が廃棄物が少なく、優れた方法である。固
体酸触媒としては、超強酸性イオン交換樹脂(特公昭6
1−11969号公報)、漂白土(特公昭62−194
52号公報)、ゼオライト(特開平7−228684号
公報)等が提案されている。固体酸触媒は、懸濁床、固
定床のいずれでも使用でき、固定床流通反応で用いると
触媒の分離操作を別途行う必要がなく、特に好ましい。
【0003】得られた重合液中のPTMEは、エステル
交換反応に先立って、未反応のTHFと無水酢酸から分
離する必要がある。無水酢酸が残存するとエステル交換
反応用に添加される塩基性触媒を中和被毒し、PTME
からPTMGへの転化を著しく阻害する。THFはエス
テル交換反応には直接関与しないが、反応基質と触媒濃
度を希釈し、結果としてエステル交換速度を低下させる
作用があり、好ましくない。重合液から、未反応THF
と無水酢酸を分離回収する方法としては、これらを常圧
又は減圧下で留去させる方法が知られている。例えば、
米国特許第4,163,115号及び同第5,149,
862号明細書には、蒸留或いは水蒸気又は不活性気体
による脱気により未反応THF及び無水酢酸を留去し、
再利用する方法が開示されている。また、WO97/2
1757号公報には、残存THFと無水酢酸を過熱TH
F蒸気により脱気する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法については、分離処理に長時間を要し、生産性を低
下させるだけでなく、長時間、加熱条件下に曝されるこ
とによりポリマーの色相等の品質を劣化させるという欠
点がある。また、後者の方法についても、後工程に害を
及ぼす酸成分濃度を痕跡量まで低減するのに、大量の過
熱THF蒸気を要し、しかも通気後の気相成分中のTH
Fを回収するのに要する凝縮熱量が莫大で工業的に有効
でない。仮に熱回収を目的に通気ガスの再循環を考えた
場合は、缶出製品中の品質上問題となる未反応THFの
増加が避けられないという課題があった。本発明は、T
HFの開環重合によりPTMEを製造する際に、重合反
応液から未反応のTHF及び無水酢酸を効率的に且つ生
成ポリマーの品質劣化を引き起すことなく回収し、未反
応THFが少なく、色相も良好なPTMEを工業的に有
利に製造する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かゝる事
情に鑑み鋭意検討した結果、重合反応液を蒸発器及び気
液接触装置を用いて二段で処理することにより、生成ポ
リマーの品質劣化を引き起すことなく、重合反応液から
未反応原料であるTHF及び無水酢酸を効率的に分離、
回収し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明の要旨は、テトラヒドロフラ
ンを固体酸触媒及び無水酢酸の存在下、開環重合させて
ポリテトラメチレンエーテルグリコールジ酢酸エステル
を製造する方法において、重合反応液を蒸発器及び気液
接触装置により処理して、重合反応液から未反応原料で
あるテトラヒドロフラン及び無水酢酸を分離、回収する
ことを特徴とするポリテトラメチレンエーテルグリコー
ルジ酢酸エステルの製造方法、にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
(PTMEの製造)本発明で得られるPTMEについて
は、通常、THFを無水酢酸の存在下、酸触媒を用いて
開環重合させて得られる。酸触媒としては、超強酸性イ
オン交換樹脂、活性白土、ゼオライト、シリカアルミナ
のような固体酸が用いられる。固体酸は分離が容易であ
り、固定床流通反応に好適である。反応条件について
は、目的とするPTMGの分子量や酸触媒の種類により
異なるが、通常、無水酢酸及び触媒は、反応液中の濃度
が、それぞれ0.5〜30重量%及び0.1〜30重量
%となるように用いて、反応温度、通常20〜80℃の
範囲で、反応時間、通常0.5〜10時間の範囲で重合
が行われ、THFと無水酢酸とのモル比を調整すること
により、生成ポリマーの分子量を調整することができ
る。
【0008】THFの重合反応を進め、PTMEを得よ
うとするとき、到達可能なポリマー濃度の最大値、言い
替えると、THF濃度の最低値は解重合平衡の関係か
ら、温度によって定まる。この関係について幾つかの文
献があるが、M.P.DREYFUSSらの報告(JO
URNAL OF POLYMER SCIENCE:
PART A−1Vol.4 2179−2200(1
966))に纏まったものを見ることができる。重合温
度が高い程、重合速度は高いが、平衡収率は低い。一方
で平衡収率の高い低重合温度では重合速度が低く、生産
性が低くなる傾向を示している。従って、工業的に行わ
れる重合液の組成は、通常、生成物PTMEの濃度とし
て、通常、10〜50重量%、好ましくは20〜40重
量%、残り、通常、50〜90重量%、好ましくは60
〜80重量%を未反応のTHFと無水酢酸が占める。代
表重合温度40℃において粘度2〜15mPa・sを示
すポリマー溶液と見なせる。
【0009】(未反応原料の分離、回収)重合反応液か
ら最終的に粘度(40℃)800〜1000mPa・s
を有するPTMEを得るためには、未反応のTHFと無
水酢酸を常圧又は減圧下で留去する必要がある。その方
法としては、回分蒸発器によって実施する方法もある
が、大量の製品を得るためには設備が大きくなり、実用
的ではない。連続式に留去する方法が望ましく、加熱管
を備えた蒸発器や流下膜型蒸発器が用いられる。その
際、ポリマーの濃縮と共に処理液粘度が増加し、脱気移
動速度は、徐々に低下する。PTME中の無水酢酸濃度
を痕跡レベルにまで除去するために単一蒸発器を用いた
場合、初期のポリマー希釈溶液から最終ポリマーを得る
までには、長時間を要することになる。無水酢酸を含有
する液を180℃を越える温度で長時間曝露することは
避けなければならない。無水酢酸は酢酸とケテンに分解
し、生成したケテンは溶液を着色させ、製品品質を劣化
させる。従って、ポリマー濃縮工程においては滞留時間
を短くする工夫が是非とも必要となる。
【0010】本発明においては、重合反応液中に含まれ
る未反応原料のTHF及び無水酢酸を蒸発器及び気液接
触装置を組み合わせて用いて二段で分離、回収すること
を特徴とする。本発明に用いられる蒸発器としては特に
限定されないが、槽外に加熱ジャケットを付したジャケ
ット式蒸発缶、加熱管を水平に配した蒸発器としてFo
ster−Wheeler缶、Baffalo缶、Ya
ryan缶等、加熱管を直立に配した蒸発器として標準
型蒸発缶、バスケット型蒸発缶、Kestner型蒸発
缶等、加熱管を斜めに配した蒸発器として傾斜管型蒸発
缶、コイル(蛇管)型蒸発缶、プレート(平板)型蒸発
缶等、粘性が大きな流体に適した蒸発器として流下型薄
膜蒸発器、強制循環型蒸発器等が挙げられる。中でも流
下型薄膜蒸発器、強制循環型蒸発器が、粘性の大きいP
TME重合反応液を取り扱うためには好ましい。更に、
境膜伝熱係数が高く取れ、蒸発効率も良く、安価に設置
できることから、強制循環型蒸発器が特に好ましい。強
制循環型蒸発器とは、蒸発潜熱を原液の顕熱で供給して
平衡フラッシュ分離させるフラッシュドラム、フラッシ
ュドラム缶出の濃縮粘性液を加熱管に送る循環ポンプ、
濃縮粘性液を加熱する加熱管からなる蒸発器である。
【0011】なお、強制循環型蒸発器を用いて重合反応
液を処理する場合、その運転条件については、その処理
量にもよるが、処理温度は通常、80〜180℃、処理
時間は通常、15〜60分であり、好ましくは160℃
以下で未反応原料の90〜99%を、より好ましくは1
40℃以下で未反応原料の92〜98%を回収できるよ
うに運転される。蒸発器から抜き出される混合物の組成
は、例えば、PTME34重量%、THF60重量%、
無水酢酸6重量%を用いた場合、70kPa、140℃
の条件で、PTME96重量%、THF3重量%、無水
酢酸1重量%となる。
【0012】蒸発器から抜き出された缶出混合物は、更
に気液接触装置で処理される。本発明に用いられる気液
接触装置は、放散塔としての機能がある気液接触装置で
あれば特に限定されない。気体連続相中に液体を分散さ
せる形式の気液接触装置として充填塔、スプレー塔、ス
クラバー、濡壁塔等、液体連続相中に気体を分散させる
形式の気液接触装置として気泡塔、段塔、気泡攪拌槽等
が挙げられる。気体として不活性気体を用い、缶出混合
液と不活性気体を向流接触させるタイプのもの、例え
ば、缶出混合液中の揮発物質の分圧を下げるために塔下
部より不活性気体を通気する放散塔が好適に用いられ
る。具体的には、放散塔の場合、缶出混合物は塔上部に
送り、塔下部より通気される不活性気体により残存無水
酢酸とTHFを除去する。
【0013】放散塔は、揮発物質の分圧を下げれば良い
ので常圧で問題なく運転できるが、減圧で行えば更に有
利である。従って、放散塔は10〜200kPa、好ま
しくは50〜100kPaで運転される。放散塔内では
気液接触により揮発性成分を分離するので、液粘性は低
い方が有利で、加熱劣化を受け難い温度100〜200
℃、好ましくは140〜180℃で運転される。気液接
触装置は、液体/気体の比が小さく滞留時間が短くで
き、重合物の加熱劣化を避けられるため、気体連続相中
に液体を分散させる形式の気液接触装置が好ましい。よ
り好ましくは、気液接触面積が大きくできる充填塔、ス
プレー塔、スクラバーで、特に制御が容易な充填塔が工
業的に有利である。充填物は、ラシヒリングやポールリ
ングに代表される不規則充填物でも規則充填物でも良
い。仕込液量に対する通気ガスの仕込体積比は、塔内温
度及び塔内段数によって変化するが、通常10〜100
の体積比が用いられる。過大な体積比は、通気ガスの損
失につながるので不利である。塔段数は、滞留時間に依
存するが、5〜30段で好適に実施される。
【0014】また、放散塔における液体と不活性気体の
接触においては、液体1Nl当り、好ましくは1〜10
00Nl/分、より好ましくは10〜100Nl/分の
流量の不活性気体を用いることが好ましい。この場合、
不活性気体としては、窒素、二酸化炭素、炭素数1〜5
の飽和炭化水素、ジメチルエーテル及びジエチルエーテ
ルから選ばれる少なくとも一種が好ましく、これらの
中、窒素がより好ましい。
【0015】なお、放散塔については、好ましくは18
0℃以下で、ポリマー中の未反応原料の残存量が0.0
5重量%以下となるように、より好ましくは160℃以
下で、前記残存量が0.005重量%以下となるように
運転される。かくして留出した、THF、無水酢酸、低
分子量PTME(以下オリゴマーと略記する)は、原料
回収塔に送られ、THF、無水酢酸の混合物を塔頂から
留出させ原料として再利用する一方、オリゴマーを塔底
より抜き出す。通常、工業的には上記の方法で数平均分
子量500〜3000のPTMEが得られ、PTMGに
転化後、ポリウレタン弾性繊維やポリウレタンエラスト
マー或いはポリエステルエラストマーの原料として使わ
れる。
【0016】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、実施例に限定されるものではない。 (原料の重合反応液の調製)THF100部、無水酢酸
5.6部、酢酸0.2部をジルコニアシリカ触媒3.5
部と共に40℃で5時間反応させた後、濾過により触媒
を除去する操作により原料の重合反応液を製造した。G
PCで反応液中のPTMEをPTMG換算で分析したと
ころ、分子量2050、収率34重量%であった。GC
で反応液を分析した結果、THF60重量%、無水酢酸
6重量%を示した。
【0017】(PTME分析) GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー):
キャリブレーションには、英国POLYMER LAB
ORATORIES社のPOLYTETRAHYDRO
FURANキャリブレーションキットを使用した。 (THF、無水酢酸含量分析) GC(ガスクロマトグラフィー):サンプルを秤取後、溶媒イソプロピルベン ゼンで希釈し、内部標準にトルエンを用いる内部標準法により定量した。 GC装置:島津GC−14A カラム:DB−1 0.53mmφ×30m 液膜厚df=1.5μm カラム温度:100℃スタート 昇温 3℃/分 → 121℃ 昇温10℃/分 → 150℃ 気化室温度:160℃ 検出器温度:160℃
【0018】実施例1 ポンプを用い、200kPaの逆流防止弁を付したライ
ンに原料溶液を1kg/hrで吐出し、内径0.1m、
高さ1mのフラッシュドラムに導いた。フラッシュドラ
ムは、圧力70kPaに減圧吸引し、フラッシュ後の缶
出液は、下部ポンプにより、2/3重量は、130℃に
温調した熱交換器を経て、フラッシュドラムに戻し循環
させた。残り1/3重量の缶出液は、引き続いて、16
0℃に予熱後、内径50mmの塔内にサイズ5mmのラ
シヒリングを600mm充填した理論段6段の充填塔に
仕込み、塔下部より160℃に加熱した窒素を通気し
た。窒素仕込量は、予熱前マスフローにて9.6L/h
rに設定した。抜き出された塔缶出液は、THF、無水
酢酸ともGC検出下限20ppm(重量)以下のPTM
Eであった。色相はAPHA単位(JIS K 155
7−1970による)で10以下であった。
【0019】比較例1 回分による蒸留を実施した。即ち、1L丸底四ツ口フラ
スコに原料溶液500gを秤取し、常圧下100℃のオ
イルバスに1時間浸漬し、大部分のTHFを留去後、オ
イルバス温度を140℃に上げ、圧力を10kPaの減
圧条件にて1時間蒸留を行った。得られた缶出液は、T
HF、無水酢酸共GC検出下限20ppm(重量)以下
であったが、色相はAPHA単位で40であり、著しい
着色が見られた。 比較例2 実施例1において、充填塔下部からの通気気体として窒
素の代わりにTHF31g/hrを気化器で160℃過
熱THFとしてから塔に導入する以外は実施例1と同じ
条件によって運転を行った。得られたTPME中に残存
THFが0.7重量%検出された。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、THFを固体酸触媒及
び無水酢酸の存在下、開環重合させてPTMEを製造す
る際に、重合反応液から未反応原料のTHF及び無水酢
酸を効率的に且つPTMEの品質を劣化させることな
く、分離、回収することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラヒドロフランを固体酸触媒及び無
    水酢酸の存在下、開環重合させてポリテトラメチレンエ
    ーテルグリコールジ酢酸エステルを製造する方法におい
    て、重合反応液を蒸発器及び気液接触装置により処理し
    て、重合反応液から未反応原料であるテトラヒドロフラ
    ン及び無水酢酸を分離、回収することを特徴とするポリ
    テトラメチレンエーテルグリコールジ酢酸エステルの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 蒸発器が強制循環型蒸発器であることを
    特徴とする請求項1に記載のポリテトラメチレンエーテ
    ルグリコールジ酢酸エステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 蒸発器において160℃以下で未反応原
    料の90〜99重量%を分離、回収し、次いで気液接触
    装置において180℃以下でポリマー中の未反応原料の
    残存量が0.05重量%以下となるように処理すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のポリテトラメチレ
    ンエーテルグリコールジ酢酸エステルの製造方法。
  4. 【請求項4】 重合反応液中のポリテトラメチレンエー
    テルグルコールジ酢酸エステルの濃度が10〜50重量
    %であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のポリテトラメチレンエーテルグリコールジ酢酸
    エステルの製造方法。
  5. 【請求項5】 気液接触装置における処理を10〜20
    0kPaの圧力下にて行うことを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかに記載のポリテトラメチレンエーテル
    グリコールジ酢酸エステルの製造方法。
  6. 【請求項6】 気液接触装置における処理を大気圧下で
    行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載のポリテトラメチレンエーテルグリコールジ酢酸エス
    テルの製造方法。
  7. 【請求項7】 気液接触装置における処理において、液
    体1Nl当り1〜1000Nl/分の流量の不活性気体
    を用いることを特徴とする請求項6に記載のポリテトラ
    メチレンエーテルグリコールジ酢酸エステルの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 不活性気体が窒素、二酸化炭素、炭素数
    1〜5の飽和炭化水素、ジメチルエーテル及びジエチル
    エーテルから選ばれる少なくとも一種であることを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載のポリテトラ
    メチレンエーテルグリコールジ酢酸エステルの製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181327A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsubishi Chemicals Corp ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法
JP2015017238A (ja) * 2013-06-12 2015-01-29 三菱化学株式会社 ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法

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