JP2014181327A - ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法 - Google Patents

ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】着色が少なく色相に優れたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する方法を提供する。
【解決手段】原料の環状エーテルおよびカルボン酸無水物を、固体酸触媒の存在下で開環重合反応を行うことにより、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する方法であって、以下の工程(1)〜(2)を含むことを特徴とするポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
(1)開環重合反応により得られたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを含有する重合反応液から、該重合反応液中に含まれる未反応原料を80重量%以上留出させ、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度が0.001重量%〜1.0重量%の粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液分離工程
(2)前記工程(1)から得られる粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを気液接触装置に供給し、精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液接触工程
【選択図】なし

Description

本発明はポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法に関する。詳しくは環状エーテルをカルボン酸無水物と開環重合反応触媒の存在下で開環重合し、着色の少ないポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する方法に関する。
ポリアルキレンエーテルグリコールは一般式HO−[(CHO]−H(mは2以上の整数、nは1以上の整数を表す。) で示される両末端に一級水酸基を有する直鎖ポリエーテルグリコールであり、一般的に環状エーテルの開環重合により製造される。中でも、テトラヒドロフラン(以下、「THF」と略記する場合がある)の開環重合反応により得られるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルであるポリテトラメチレンエーテルグリコールジエステル(以下、「PTME」と略記する場合がある)をエステル交換又は加水分解することで得られるポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下、「PTMG」と略記する場合がある)は、水酸基を両末端に持つ直鎖ポリエーテルグリコールで、一般式HO−[(CHO]−H(nは2以上の整数を表す。) で示され、伸縮性や弾力性が要求されるウレタン系樹脂や弾性繊維の原料として極めて有用である。
ポリアルキレンエーテルグリコールを製造する方法として、さまざまな方法が開示されている。例えば、THFを固体酸触媒及び無水酢酸の存在下で開環重合してPTMEを合成し、次に該PTMEを塩基性触媒の存在下で、低級アルコールと接触させ、エステル交換反応を行うことで、PTMGを得る方法が知られている(特許文献1)。
また、開環重合反応後に得られた重合反応液から未反応原料であるTHF及び無水酢酸を分離回収する方法として、これらを常圧又は減圧下で留去させる方法が知られている。例えば、特許文献2には、フラッシュ蒸発を行った後、過熱THF蒸気を用いることでPTME中の未反応原料を除去できることが記載されている。しかし、このような方法は、THFを蒸発させて過熱THF蒸気を生産するために多量の熱エネルギーが必要であるため、UTTコストが増大するという問題があった。
特許文献3には、着色要因の一つであるジケテン(ケテン二量体)濃度が10重量ppm以下の無水酢酸を使用することで、PTMEの着色が抑制されることが知られている。
特許文献4には、環状エーテルの開環重合反応液から未反応のTHFと無水酢酸の分離回収を行う際、二段階の工程で蒸留処理を行うことにより、PTMEの品質劣化を引き起こすことなく効率よく未反応原料を回収することができ、得られるPTMEの色相についても良好であることが報告されている。
米国特許第4163115号明細書 特表2000−501765号公報 特開2001−226480号公報 特開2001−002776号公報
しかしながら、特許文献3および特許文献4に記載の方法に従い、原料にジケテン濃度を低減した無水酢酸を使用した場合や、二段階の蒸留により未反応原料の分離を行った場
合でも、製造条件によっては、得られるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの色相が良好でなく、色相が大幅に悪化するという問題が明らかになった。
特に、数平均分子量500〜1500のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する場合は、環状エーテルに対してのカルボン酸無水物の使用量が多くなることから、上記問題が顕著に表れる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造するにあたって、色相に優れたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの着色に影響する種々の要因について鋭意検討した結果、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造において、開環重合後の重合反応液から未反応原料を分離した後、気液接触装置に供される粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル溶液中に含まれるカルボン酸無水物の濃度が、製造されるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの色相悪化と相関があることを見出した。そこで、気液接触装置に供される粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル溶液中のカルボン酸無水物濃度を、特定の濃度範囲とすることで、着色が少なく色相に優れたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は以下の[1]〜[5]を特徴とする。
[1] 原料の環状エーテルおよびカルボン酸無水物を、固体酸触媒の存在下で開環重合反応を行うことにより、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する方法であって、以下の工程(1)〜(2)を含むことを特徴とするポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
(1)開環重合反応により得られたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを含有する重合反応液から、該重合反応液中に含まれる未反応原料を80重量%以上留出させ、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度が0.005重量%〜1.0重量%の粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液分離工程
(2)前記工程(1)から得られる粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを気液接触装置に供給し、精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液接触工程
[2] 気液分離工程の未反応原料留去率が95〜99%であることを特徴とする[1]に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
[3] 気液接触工程の処理温度が150〜190℃であることを特徴とする[1]又は[2]に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
[4] 前記精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの数平均分子量(Mn)が500〜2200である[1]〜[3]に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
[5] UVスペクトルの測定波長345〜360nm領域から選ばれる1波長での前記工程(2)で得られた精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの吸光度が、0.090以下であることを特徴とする[1]〜[4]に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
[6] [1]〜[5]に記載の方法で製造されたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対して、エステル交換または加水分解反応を行い、ポリアルキレンエーテルグリコールを得るポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法。
本発明によれば、色相に優れたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得るこ
とができる。特に重合時の無水カルボン酸使用量が多く、製造過程で着色が生じやすい数平均分子量500〜2200のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する際にその効果は顕著である。
また上記ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対して加水分解又はエステル交換反応を行うことで色相に優れたポリアルキレンエーテルグリコールを製造することができる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する説明は、本発明の実施態様の一例であり、本発明はこれらの内容に限定されない。
本発明における用語の定義を説明する。
気液接触装置に供される粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルとは、開環重合反応により得られた未反応原料を含む重合反応液から、気液分離工程にて該重合反応液中に含まれる全未反応原料の80重量%以上を留出させ、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度を規定の範囲に調整したポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを含む溶液のことを意味する。
未反応原料とは重合反応後に重合反応液中に含まれるポリアルキレンエーテルグリコールジエステル以外の化合物であれば特に限定されるものではなく、例えば、重合時に原料として用いた環状エーテル、カルボン酸無水物、カルボン酸無水物由来の酢酸等を意味する。
上記カルボン酸無水物濃度とは、上記粗ポリアルキレンエーテルグリコール溶液中における、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度である。
<環状エーテル>
本発明において、開環重合反応の原料となる環状エーテルとしては、特に限定されないが、環状の炭化水素を構成する炭素原子数として、通常2〜10であり、好ましくは3〜7である。具体的には、テトラヒドロフラン(THF)、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、オキセタン、テトラヒドロピラン、オキセパン、1,4−ジオキサンなどが挙げられる。これらの中でもTHFは反応性や製造物の需要の点から好ましい。また、環状の炭化水素の一部がアルキル基、ハロゲン原子などで置換された環状エーテルも使用できる。具体的に環状エーテルがTHFの場合は、3−メチル−テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランなどが挙げられる。これら環状エーテルは1種又は2種以上を混合して用いてもよいが、1種類で使用することが好ましい。
<カルボン酸無水物>
本発明の開環重合反応では、反応開始剤としてカルボン酸無水物が使用されるが、通常、炭素数2〜12、好ましくは2〜8の脂肪族又は芳香族カルボン酸から誘導されるカルボン酸無水物が挙げられる。カルボン酸はモノカルボン酸であるのが好ましいが、ポリカルボン酸を用いてもよい。上記カルボン酸の具体例として、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、ヘプタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、マレイン酸、コハク酸等の脂肪族カルボン酸;安息香酸、フタル酸、ナフタリン酸等の芳香族カルボン酸が挙げられる。これらの中でも価格や入手のしやすさから脂肪族カルボン酸から誘導される無水物を用いるのが好ましい。また、原料の環状エーテルがTHFの場合は、反応性や製造物の需給から無水酢酸が好ましく使用される。
カルボン酸無水物の使用量は、特に限定されないが、通常は、原料の環状エーテル及びその誘導体の合計に対して通常1モル%以上、一方、通常100モル%以下、好ましくは
50モル%以下である。カルボン酸無水物の量が多すぎるとポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの着色が起こりやすくなる傾向があり、少なすぎると十分に開環重合反応が進行しない傾向がある。
<固体酸触媒>
本発明の固体酸触媒としては、環状エーテルを開環重合できる能力を持つ触媒であれば特に限定されないが、ルイス酸性を有する固体酸系触媒を用いるのが好ましい。固体酸系触媒としては、金属酸化物からなる固体酸触媒が好適に使用される。金属としては、好ましくは周期表(IUPAC 無機化学命名法改訂版(1998)による)の第3族、第4族、第13
族もしくは第14族に属する金属元素からなる金属酸化物、または、これらの金属元素を含む複合酸化物が用いられる。具体的には酸化イットリウム、チタニア、ジルコニア、アルミナ、シリカなどの金属酸化物;またはジルコニアシリカ、ハフニアシリカ、シリカアルミナ、チタニアシリカ、チタニアジルコニアのような複合酸化物が好ましい。また、これらの複合酸化物にさらに他の金属元素を含有する複合酸化物を用いてもよい。
本発明の固体酸触媒を調製する方法としては、例えば、周期表(IUPAC 無機化学命名
法改訂版(1998)による)の第3族、第4族、第13族もしくは第14族に属する金属元素から選ばれる1種類以上の金属の塩またはそのアルコキシドを含有する混合溶液に、場合によって酸、アルカリ、又は水を添加することにより沈澱物、あるいはゲルを固体酸触媒前駆体として形成させる方法があり、上記沈澱物またはゲルを得る方法として共沈殿法、ゾル−ゲル法、混練法、含浸法などが挙げられる。本発明においては、適当な担体上に金属塩/又は金属アルコキシドを担持させ、固相状態(実質的に水を含まない状態)においてアルカリやアミン等の塩基性物質を接触させる過程を経て固体酸触媒前駆体を得る方法が好ましく用いられる。
このようにして得られた固体酸触媒前駆体は、必要に応じてろ過、洗浄、乾燥を行った後、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気、空気あるいは希釈酸素ガス等の酸化性ガス雰囲気下で焼成し、所望の(複合)酸化物を得ることができる。加熱焼成温度としては通常600〜1150℃、好ましくは700〜1000℃の温度で行われる。上記温度範囲で焼成することにより活性、安定性に優れた固体酸触媒を得ることができる。
<ポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法>
本発明において、原料に環状エーテル、重合反応開始剤としてカルボン酸無水物を使用した場合、得られる生成物はポリアルキレンエーテルグリコールジエステルであり、環状エーテルとしてTHF、カルボン酸無水物として無水酢酸を使用する場合には、PTMEが得られる。得られたPTMEはエステル交換反応を行う等の公知の方法でPTMGに変換することができる。
具体的には、上記PTMEを炭素数1〜4の脂肪族アルコールと混合し、エステル交換触媒存在下でのアルコリシス反応によりエステル交換を行い、ポリアルキレンエーテルグリコールに変換する方法等がある。
本発明の開環重合反応を行う反応器は特に限定されないが、槽型、塔型等一般に用いられるものが使用される。また、反応方式も公知の方法であれば特に限定されない。具体的な反応方式として、環状エーテルとカルボン酸無水物、触媒をそれぞれ一定量測り取り、その量を反応器に仕込んで重合させる方法(回分方式)、環状エーテル、カルボン酸無水物及び触媒がそれぞれ反応器内で一定量存在するように連続的に供給すると同時に、目的生成物であるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを含む反応液を連続的に抜き取る方法(連続方式)が挙げられる。
開環重合反応に用いる固体酸触媒の使用量は、触媒の種類によって決定され、特に限定
はされないが、複合酸化物の固体酸触媒を使用した場合には、液相に対して通常0.001〜50重量%、好ましくは001〜20重量%の範囲から回分反応、流通反応等の反応形態を勘案して選ばれる。但し、流通反応の場合は、この使用量は、単位時間当たりの液相の供給量に対する固体酸触媒の量を表すものである。
固体酸触媒の使用量が少なすぎると、重合速度が遅くなってポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの収率が低下する傾向があり、多すぎると、重合熱が増え反応温度の制御が困難となる傾向がある。
開環重合反応温度は、通常0〜100℃、好ましくは10〜80℃、より好ましくは20〜60℃、更に好ましくは30〜50℃である。反応温度が低すぎると収率が低下する傾向にあり、高すぎるとポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの着色が悪化する傾向がある。反応圧力は、反応系が液相を保持できるような圧力であればよく、通常常圧〜10MPa、好ましくは常圧〜5MPaの圧力の範囲から選択される。反応時間に特に限定はないが、触媒量との双方を考慮し、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの収率、経済性の観点から通常0.1〜20時間、好ましくは05〜15時間の範囲である。ここで言う反応時間とは、回分方式においては、反応温度まで上昇した時点から反応が終了して冷却を開始するまでの時間を示し、連続方式においては、反応器中での重合反応液の滞留時間のことを示す。
開環重合反応を経て得られた重合反応液には、目的とするポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの他に、未反応原料が必ず含まれるため、未反応原料の分離工程が必要である。
本発明において、未反応原料の分離は、気液分離工程にて重合反応液中に含まれる未反応原料の80重量%以上を留去し、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度を規定の範囲とした粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液分離工程と、上記気液分離工程によって得られた粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを気液接触装置に供給し、精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液接触工程が含まれていればよく、必要に応じてその他工程を加えてもよい。
本発明の気液分離工程に用いられる装置は、特に制限されないが、中でも未反応原料と目的製造物を十分に分離し、未反応原料を効率よく回収可能な気液分離装置を用いることが好ましい。また、気液分離工程において、分離された未反応原料は回収した後、必要に応じて精製等の処理を行い、再度開環重合反応に用いる原料として再利用することができる。
気液分離装置は、ポリアルキレンエーテルグリコールの物性を考慮すると粘性が大きい流体に適した公知の装置であることが好ましい、具体的には、槽外に加熱ジャケットを付したジャケット式蒸発缶;加熱管を水平に配した蒸発器としてFoster−Wheeler缶、Baffalo缶、Yaryan缶等;加熱管を直立に配した蒸発器として標準型蒸発缶、バスケット型蒸発缶、Kestner型蒸発缶等;加熱管を斜めに配した蒸発器として傾斜管型蒸発缶、コイル(蛇管)型蒸発缶、プレート(平板)型蒸発缶等;粘性が大きな流体に適した蒸発器として流下型薄膜蒸発器、強制循環型蒸発器等が挙げられる。中でも流下型薄膜蒸発器、強制循環型蒸発器が、粘性の大きい重合反応液を取り扱うためには好ましい。更に、境膜伝熱係数が高く取れ、蒸発効率もよく、安価に設置できることから、強制循環型蒸発器が特に好ましい。強制循環型蒸発器とは、蒸発潜熱を原液の顕熱で供給して平衡フラッシュ分離させるフラッシュドラム、フラッシュドラム缶出の濃縮粘性液を加熱管に送る循環ポンプ、濃縮粘性液を加熱する加熱管からなる蒸発器である。また、上記気液分離装置は複数を組み合わせて用いてもよい。
本発明の気液分離工程において未反応原料は通常、常圧又は減圧下で分離される。気液分離工程では、開環重合反応を経て得られた重合反応液中の未反応原料のうち、通常80重量%以上、好ましくは90重量%以上、特に好ましくは93重量%以上が留去される。未反応原料の留去割合が上記範囲の場合、後段の気液接触装置において、効率的に残未反応原料の分離を行うことができる。上記留去割合を確認する方法は特に限定されないが、例えば気液分離工程後にサンプリングして測定してもよいし、系内の物質収支から計算して求めてもよい。
気液分離装置における、処理温度は通常100〜200℃、好ましくは120〜190℃、より好ましくは150〜180℃である。処理温度が低すぎると未反応原料の分離を十分に行えない傾向にあり、処理温度が高すぎるとカルボン酸無水物の分解が起こりやすくなり、分解生成物由来の着色が顕在化しやすくなる傾向がある。また、処理時間は通常10〜100分、好ましくは15〜80分、より好ましくは20〜60分である。処理時間が短すぎる場合は未反応原料が十分に分離しない場合があり、長すぎる場合には、カルボン酸無水物の分解生成物由来の着色が顕在化しやすい傾向となる。この時の処理温度とは、気液分離装置内の液温を示す。
本発明における気液接触工程とは、気液分離工程を経た粗ポリアルキレングリコールジエステルに対して不活性ガスを接触させる工程を意味する。気液接触工程とは、一般に窒素等の不活性ガスをポリアルキレングリコールジエステルに接触させ、ポリアルキレングリコールジエステルに残存している軽沸点成分を除去する目的で用いられる。
気液接触工程に用いられる気液接触装置は特に限定されないが、気体連続相中に液体を分散させる形式の気液接触装置として充填塔、スプレー塔、スクラバー、濡壁塔等;液体連続相中に気体を分散させる形式の気液接触装置として気泡塔、段塔、気泡攪拌槽等が挙げられ、単独又は複数で用いてもよい。本発明では、液体/気体の比が小さく滞留時間が短くでき、重合物の加熱劣化を避けることができるため、気体連続相中に液体を分散させる形式の気液接触装置が好ましい。より好ましくは、気液接触面積が大きくできる充填塔、スプレー塔、スクラバーであり、特に制御が容易な充填塔が工業的に有利である。上記充填塔における充填物は、ラシヒリングやポールリングに代表される不規則充填物でも規則充填物でもよい。
本発明における気液接触装置に用いる不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、二酸化炭素から選ばれる少なくとも一種が好ましく、これらの中で、窒素がより好ましい。
仕込み液量に対する通気ガスの仕込み体積比は、塔内温度及び塔内段数によって変化するが、通常10〜100の体積比が用いられる。過大な体積比は、通気ガスの損失につながるので不利である。塔段数は、滞留時間に依存するが、5〜30段で好適に実施される。
本発明の気液接触装置における、圧力は通常10〜200kPa、好ましくは20〜100kPa、処理温度は100〜200℃、好ましくは140〜180℃で運転される。上記処理温度が低すぎると、残存する未反応原料の十分な分離が行えない傾向にあり、高すぎるとカルボン酸無水物の分解が起こりやすくなり、分解生成物由来の着色がより顕在化しやすくなる傾向がある。また、処理時間は好ましくは10〜240分、より好ましくは15分〜180分、特に好ましくは30分〜120分である。処理時間が短すぎると未反応原料が十分に分離されない傾向があり、長すぎるとカルボン酸無水物の分解が進行し、分解生成物由来の着色が顕在化しやすい傾向となる。
本発明に係るこのような気液接触装置の内部の材質としては特に限定されず、公知の材質が使用できるが、例えば、SUS製、ハステロイ商標名、チタン、ガラス等が挙げられ、中でも、耐腐食性の観点から好ましくは、SUS又はハステロイ商標名が好ましく用いられる。より具体的にはSUS304、SUS316、SUS316L、SUS317、SUS317L、SUS329J4L等が挙げられる。
本発明において、気液分離工程を経て気液接触工程に供される粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル溶液におけるカルボン酸無水物濃度は、0.005〜1.0重量%であり、好ましくは0.02〜0.99重量%、より好ましくは0.05〜0.9重量%である。粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル中のカルボン酸無水物濃度が上記濃度より低すぎると、気液分離工程における分離温度や分離時間が増加し生産性が悪化し、高すぎると、カルボン酸無水物の分解が顕著に起こり、得られる精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの着色が顕著となる。
粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル中のカルボン酸無水物濃度を上記範囲とする手段は限定されないが、気液分離工程の温度や反応時間等の条件を調整する方法や、原料カルボン酸無水物の使用量を調整する方法等がある。さらには、気液分離工程において、未反応原料を留出させた後に、無水カルボン酸を添加する方法も挙げられる。
気液接触工程での未反応原料留去後に得られる精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの着色の程度は、ハーゼン色数米国公衆衛生協会の規格に規定されているハーゼン色数(APHA値)で示すことが出来る。一般にAPHA値が高い程着色が多い。本発明により得られるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルのAPHA値は通常50以下、好ましくは40以下、より好ましくは30以下である。また、APHA値の他に、UV吸収スペクトルの吸光度により着色の度合いを確認することができる。
本発明でガス放散工程を経た後の精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルは、UVスペクトルに基づき測定波長345〜360nmから選ばれる1波長で測定した際の吸光度が、通常0.090以下、好ましくは0.080以下、より好ましくは0.079以下である。
上記測定波長におけるポリアルキレンエーテルグリコールジエステル溶液の吸光度とAPHA値にはよい相関があり、APHA値に加えてUVスペクトル値も、着色の指標の一つとなる。
本発明では、気液分離工程及び気液接触工程が含まれている必要があるが、必要に応じて、その他の工程を含むこともできる。その他の工程として、得られたポリアルキレンエーテルグリコールのエステル体の取りだし、加水分解工程及び、触媒の再生工程も加えてよい。例えば、回分反応方式の場合、反応終了後、先ず触媒と反応液を濾過分別し、反応液より、未反応の環状エーテル、カルボン酸無水物を留去後、重合体のみを容易に得ることができる。更に、反応後の触媒は洗浄後、付着した有機物を燃焼することにより容易に活性を回復することができる。
本発明において、気液接触工程に供される粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度を規定の範囲にすることで、ポリアルキレンエーテルグリコールの着色を抑制することができた詳細な作用は不明であるが、仮説を以下に示す。
気液分離工程に供される重合反応液中のカルボン酸無水物濃度は、通常本発明の規定よりも高い場合が多いが、気液分離工程ではほとんど着色が生じず、未反応原料の多くが留去された後に行われる気液接触工程において、着色が顕在化することが明らかとなった。
これは、未反応原料中に大量の環状エーテルが存在し、かつポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度が高い場合には着色しにくいが、大部分の環状エーテルが除去され、未反応原料中のカルボン酸無水物比率が高い場合には、カルボン酸無水物濃度が前工程よりも低くても、顕著な着色が生じることを意味する。
つまり、気液分離工程のように未反応原料中に環状エーテルが一定濃度以上存在する場合には、無水酢酸由来の着色成分の生成を抑制することができるが、未反応の環状エーテルがほとんど存在しない気液接触工程では、当該気液接触工程に導入される無水酢酸濃度が高くなると無水酢酸が塔内で滞留しやすくなり、無水酢酸由来の着色成分の生成が起こりやすくなると推測される。
よって、本発明者等は、上記知見を元に未反応原料を留去した後、気液接触工程に導入される粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル溶液中の無水酢酸濃度を規定範囲に調整することで、着色を抑制し、色相に優れたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルが得られることを見出した。
<ポリアルキレンエーテルグリコールジエステル>
本発明の方法により製造される、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの分子量分布については、原料となる環状エーテルとカルボン酸無水物の使用量比を変えることで調整することが出来る。一般に環状エーテルに対するカルボン酸無水物の割合が高くなるほど、得られるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの分子量は低くなり、分子量増加に伴い分子量分布も大きくなる傾向にある。
具体的な分子量分布は、原料となる環状エーテルの種類にもよるが、例えばTHFを重合した場合には、数平均分子量(Mn)200〜80,000、特に200〜40,000程度の低〜中分子量のPTMEを得ることができる。更に、重量平均分子量/数平均分子量で示される分子量分布(Mw/Mn)の狭いPTMEを容易に製造できることも特徴の一つである。即ち、Mw/Mnが20未満、例えば1.0〜10.0のPTMEの製造ができ、工業的に需要が大きいMw/Mnが1.0〜3.0、さらには1.1〜2.5程度である分子量分布の狭いPTMEを得ることが可能である。
また、数平均分子量が500〜2,500、特に数平均分子量が500〜1500である低分子量のPTMEを製造する際に、本発明は特に優れた効果を有する。
本発明の製造方法により得られるポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対して、エステル交換反応を行うことによって得られるポリアルキレンエーテルグリコールは、弾性繊維、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、コーティング材などの用途に使用することができる。
以下に実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[ハーゼン色数]
ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの着色の程度は、ハーゼン色数米国公衆衛生協会の規格に規定されているハーゼン色数(APHA値)で表した。ハーゼン色数
はキシダ化学社製 APHA色数標準液(N0.1000)を希釈して調製した標準液を
使用し、JIS K0071-1に準じて比色して求めた。色差計は日本電色工業株式会社製 測色色差計ZE-2000を使用し、セル厚み:10mmの条件で測定した。
[紫外・可視吸光スペクトル]
ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの吸光度は、(株)島津製作所社製UV−2600(検出器 ホトマル)を用い、10mm角の石英密栓セル(SQグレード)を
使用し、光学リファレンスとして蒸留水を用い、室温で190〜800nmの波長範囲で透過法により測定した。
[参考例1 重合触媒の調製法]
粒径0.のCARiACT−15(商品名、富士シリシア化学(株)製シリカ担体)60.0gに、27.2重量%硝酸ジルコニア水溶液83.6gを添加し混合した。この混合物を80℃の乾燥機で1時間乾燥して水分を除去後、9.1重量%重炭酸アンモニウム水溶液247.1gに前記の乾燥物を添加し、1時間攪拌後、固液分離し、固形物を250℃で3時間乾燥させた。乾燥後の固形物を空気流通下900℃で焼成した。
[参考例2 PTME溶液の調製法(重合・気液分離)]
攪拌装置を備え付けた容量520mLのジャケット付き加圧濾過器に参考例1で合成した触媒を28.0g投入した。ジャケットに45℃の温水を流して加圧濾過器内の温度を一定に保ちながら、加圧濾過器内を満たすようにして、無水酢酸を15重量%含むTHFを87mL/hrで流通させた。流通開始後、70時間時点の反応液をサンプリングしゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析した。GPCのキャリブレーションには、英国POLYMER LABORATORIES社のPOLYTETRAHY
DROFURANキャリブレーションキットを使用した。その結果、得られたPTMEの数平均分子量(Mn)は1023、Mw/Mnは1.97であった。
得られた重合液に対して、気液分離工程を経た。具体的な条件として120℃で未反応原料の95重量%を留出後、窒素流通下180℃で気液分離を行い、PTMEを得た。未反応原料分離後のPTMEのAPHA値は10、無水酢酸濃度は検出下限10ppm以下であった。
[参考例3]
参考例2において、触媒22.0g、ジャケット温度35℃、加圧ろ過器内を流通させる液を、無水酢酸9重量%を含むTHFとした以外は、参考例2と全く同じ方法で行った。得られたPTMEのMnは1940、Mw/Mnは2.00、未反応原料分離後のPTMEのAPHAは5であった。
[実施例1]
還流管、内温測定用温度計を備え付けた100mL丸底フラスコに参考例2の方法で得たPTME50.0gと無水酢酸0.25g(PTMEに対して0.5%)、気液接触装置内の接触金属成分としてDixon Packing(トウトクエンジ株式会社製、S
US316、3mm、100メッシュ、表面積2,180m/m、空間率92.6%、比重585kg/m)5.0gを加えた。これを、オイルバスに浸漬し、窒素雰囲気下でオイルバスを180℃まで1時間で昇温し、オイルバス温度を180℃で保持したまま、4時間加熱還流した後、オイルバスから取り出して常温にて冷却した。得られたPTMEのAPHA値は25であり、350nm波長における吸光度は0.043であった。結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において、無水酢酸添加量を0.5g(PTMEに対して1.0%)と変更し
た以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。得られたPTMEのAPHA値は37であり、350nm波長における吸光度は0.079であった。結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1において、無水酢酸添加量を1.0g(PTMEに対して2.0%)と変更し
た以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。得られたPTMEのAPHA値は54であり、350nm波長における吸光度は0.114であった。結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、無水酢酸添加量を2.0g(PTMEに対して0.2%)と変更した
以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。得られたPTMEのAPHA値は77であり、350nm波長における吸光度は0.173であった。結果を表1に示す。
Figure 2014181327
[実施例3]
実施例1において、参考例3の方法で得たPTMEを用い、無水酢酸添加量を0.25g(PTMEに対して0.5%)と変更した以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。
得られたPTMEのAPHA値は12であり、350nm波長における吸光度は0.036であった。結果を表2に示す。
[実施例4]
実施例1において、参考例3の方法で得たPTMEを用い、無水酢酸添加量を0.5g
(PTMEに対して1.0%)と変更した以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。得られたPTMEのAPHA値は15であり、350nm波長における吸光度は0.044であった。結果を表2に示す。
[比較例3]
実施例1において、参考例3の方法で得たPTMEを用い、無水酢酸添加量を2.0g
(PTMEに対して4.0%)と変更した以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。得
られたPTMEのAPHA値は37であり、350nm波長における吸光度は0.093であった。結果を表2に示す。
[比較例4]
実施例1において、参考例3の方法で得たPTMEを用い、無水酢酸添加量を5.0g
(PTMEに対して10.0%)と変更した以外は、実施例1と全く同じ方法で行った。
得られたPTMEのAPHA値は46であり、350nm波長における吸光度は0.156であった。結果を表2に示す。
Figure 2014181327

Claims (6)

  1. 原料の環状エーテルおよびカルボン酸無水物を、固体酸触媒の存在下で開環重合反応を行うことにより、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを製造する方法であって、以下の工程(1)〜(2)を含むことを特徴とするポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
    (1)開環重合反応により得られたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを含有する重合反応液から、該重合反応液中に含まれる未反応原料を80重量%以上留出させ、ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対するカルボン酸無水物濃度が0.005重量%〜1.0重量%の粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液分離工程
    (2)前記工程(1)から得られる粗ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを気液接触装置に供給し、精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルを得る気液接触工程
  2. 気液分離工程の未反応原料留去率が95〜99%であることを特徴とする請求項1に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
  3. 気液接触工程の処理温度が150〜190℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
  4. 前記精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの数平均分子量(Mn)が500〜2200である請求項1〜3の何れか一項に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
  5. UVスペクトルの測定波長345〜360nm領域から選ばれる1波長での前記工程(2)で得られた精製ポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの吸光度が、0.090以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のポリアルキレンエーテルグリコールジエステルの製造方法。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の方法で製造されたポリアルキレンエーテルグリコールジエステルに対して、エステル交換または加水分解反応を行い、ポリアルキレンエーテルグリコールを得るポリアルキレンエーテルグリコールの製造方法。
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