JP2001002641A - 光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法 - Google Patents

光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法

Info

Publication number
JP2001002641A
JP2001002641A JP11177629A JP17762999A JP2001002641A JP 2001002641 A JP2001002641 A JP 2001002641A JP 11177629 A JP11177629 A JP 11177629A JP 17762999 A JP17762999 A JP 17762999A JP 2001002641 A JP2001002641 A JP 2001002641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
group
derivative
isomer
mandelic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11177629A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyomi Hamaguchi
豊巳 濱口
Kiyomi Tanabe
清美 田辺
Yutaka Sumi
裕 墨
Yuki Sakamoto
雄輝 坂本
Yoshinori Nakayama
佳則 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Chemix Corp
Original Assignee
Daito Chemix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Chemix Corp filed Critical Daito Chemix Corp
Priority to JP11177629A priority Critical patent/JP2001002641A/ja
Publication of JP2001002641A publication Critical patent/JP2001002641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収率が高く工程が簡単である工業的に有利な
光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造
方法を提供する。 【解決手段】 光学活性3−アミノピロリジン−2−オ
ン誘導体の製造法において、3−アミノピロリジン−2
−オン誘導体の光学活性化をC1〜C6のアルコールを
含む溶媒中、光学分割剤及び芳香族アルデヒド触媒の存
在下に行うことを特徴とする製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式(1a)又
は(1b)で表される光学活性3−アミノピロリジン−
2−オン誘導体の新規な製造法に関する。この製造法は
例えば特開平8−508732号に記載の医薬活性化合
物の調製に有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明に関連する3−アミノピロ
リジン−2−オン誘導体は米国特許第5659063号
明細書に記載されているN−BOC−L−メチオニンから
誘導する方法、および特開平8−508732号に記載
のラセミ体を分割する方法により得られることが知られ
ている。しかし、前者の場合は収率が低い工程があり、
しかも保護基を用いるために工程が多段階になる。一
方、後者の場合は光学分割工程での収率が理論的に50
%を越えることはなく、そのため望まない光学異性体を
ラセミ化した上で再度光学分割を繰り返さなければなら
ない。以上のように、これらの従来確立されている方法
を採用して3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の工
業的生産を行った場合、いずれの方法も収率や工程の点
において問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題を解消するために創案されたものであり、そ
の目的は収率が高く工程が簡単である工業的に有利な光
学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために工業的に有利な光学活性3−アミノピロ
リジン−2−オン誘導体の製造法を開発すべく鋭意検討
を重ねた結果、下記一般式(2)
【化4】 で表される3−アミノピロリジン−2−オン誘導体(式
中、R,R,Rは水素、C1〜C7のアルキル
基、C1〜C7のアルコキシ基、C1〜C7のポリフル
オロアルキル基、シアノ基、ハロゲン基を表す)の光学
分割において、光学分割剤、好ましくはアミド基、ヒド
ロキシル基、又はカルボキシル基のいずれかを含有する
多官能性分割剤、例えば下記式(3)
【化5】 で表されるR−(+)−マンデル酸を作用させてジアス
テレオマー塩を晶出させる際に、アルデヒド触媒、例え
ば下記式(4)
【化6】 で表される芳香族アルデヒド(式中、Rはフッ素、塩
素等のハロゲン原子、ニトロ基、アルキル基、水酸基の
単独又は複数の任意の組合せを表す)を共存させること
により、望ましくない光学異性体のラセミ化を系内で進
行させ、最終的には一段階で必要とする光学異性体のみ
に変換することができ、しかも従来のジアステレオマー
法を用いた光学分割法では理論的に限界となる収率50
%を越えて最大収率100%を達成して光学活性3−ア
ミノピロリジン−2−オン誘導体を工業的に有利に製造
できることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】即ち、本発明は一般式(2)で表される3
(R,S)−アミノピロリジン−2−オン類において、
光学分割剤、好ましくはアミド基、ヒドロキシル基、又
はカルボキシル基のいずれかを含有する多官能性分割
剤、例えばR−(+)−マンデル酸を作用させることに
より、S体のみが選択的にR−(+)−マンデル酸とジ
アステレオマー塩を形成し、晶出するが、望ましくない
光学活性を持つR体も異性化平衡を経由することにより
最終的にはすべてS体に変換され、R−(+)−マンデ
ル酸とジアステレオマー塩を形成し、目的とする3
(S)−アミノピロリジン−2−オンのR−(+)−マ
ンデル酸塩が生成することを特徴とする光学活性3−ア
ミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法に関するもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
通常、ジアステレオマー塩を経由する光学分割において
は望ましい光学異性体のみとジアステレオマー塩を形成
する光学分割剤をラセミ混合物の0.5当量だけ用い
る。このことにより、目的とする光学異性体を選択的に
得ることができるが、望ましくない光学異性体はジアス
テレオマー塩を形成せず系内に溶解している。このため
望ましい光学異性体の収率は理論的に最高でも50%を
越えることはない。そこで、通常は望ましくない光学異
性体に何らかのラセミ化剤を作用させ、望ましい光学異
性体を含むラセミ混合物に誘導した後に再度光学分割を
行い、目的とする光学異性体の収率を向上させる必要が
ある。しかしながら、光学分割を行っている同一系内で
望ましくない光学異性体のラセミ化を進行させることが
可能であれば、最終的には系内をすべて目的とする光学
異性体に変換することが可能であり、その結果希望する
光学異性体をジアステレオマー塩として高収率で得るこ
とが可能となる。
【0007】本発明は上記の点に着目して一級アミンの
光学分割−ラセミ化を一段反応で行うことを目的として
おり、このために光学分割剤、例えばR−(+)−マン
デル酸を用いてジアステレオマー塩を生成させ、続いて
芳香族アルデヒド触媒の存在下に同一系内で望ましくな
い光学異性体のラセミ化を行うことで希望する異性体の
立体選択的合成を達成する。本発明において、光学分割
に供される一般式(2)で表される3(R,S)−アミ
ノピロリジン−2−オン誘導体は3−ハロゲノピロリジ
ン−2−オン誘導体にアンモニアを作用させる等の方法
によりさらに容易に調製される。一般式(2)で表され
る3(R,S)−アミノピロリジン−2−オン誘導体と
R−(+)−マンデル酸との反応は通常1成分もしくは
多成分の溶媒中で行われる。使用可能な溶媒としては、
メタノール、エタノール、i−プロパノール、n−プロ
パノール、n−ブタノール等のアルコール類、テトラヒ
ドロフラン、p−ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチ
ル、酢酸メチル等のエステル類、アセトニトリル等のニ
トリル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が挙
げられるが、使用する溶媒のうち少なくとも1成分は炭
素数1〜6のアルコールであることが好ましい。
【0008】本発明の製造法に使用する光学分割剤とし
ては、アミド基、ヒドロキシル基、又はカルボキシル基
のいずれかを含有する多官能性分割剤であることが好ま
しく、例えばマンデル酸、アトロラクチン酸、ピログル
タミン酸、カンファースルホン酸等を使用することがで
きる。光学分割剤の使用量は目的とする光学異性体を全
量取るためには3−アミノピロリジン−2−オン誘導体
に対し等倍モル必要であるが、通常は0.8〜1.5倍
モル程度を使用するのがよい。
【0009】本発明の製造法において、ラセミ化剤とし
て触媒的に用いられる芳香族アルデヒドとしては、例え
ばベンズアルデヒド、3−ニトロベンズアルデヒド、4
−ニトロベンズアルデヒド、4−クロロベンズアルデヒ
ド、3,5−ジクロロベンズアルデヒド、3,5−ジク
ロロサリチルアルデヒド等が挙げられる。芳香族アルデ
ヒド触媒の使用量は一般式(2)で表される3(R,
S)−アミノピロリジン−2−オン誘導体に対して通常
0.01〜20モル%であり、好ましくは0.1〜10
モル%である。
【0010】本発明の製造法における反応温度は室温か
ら溶媒の沸点付近までの広い範囲から選択することがで
きるが、反応促進のためには高温の方がよい。反応時間
は通常1〜50時間であり、好ましくは3〜30時間で
ある。
【0011】本発明の製造法は例えば医薬中間体として
有用な3(S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)
−ピロリジン−2−オンの立体選択的な合成に応用する
ことができる。即ち、ラセミ混合物である3(R,S)
−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン−
2−オンに光学分割剤としてR−(+)−マンデル酸を
加え、メタノール中で反応させることによりS体のみが
選択的にマンデル酸塩として結晶化されるのに対して、
R体は塩になることなくメタノール中に溶解している。
ここに、ラセミ化剤である芳香族アルデヒドが存在する
とS体は下記反応式
【化7】 に示したような経路でラセミ化される。即ち、望ましく
ない鏡像異性体(R体)はベンズアルデヒドとイミンを
形成する。この結果、α−水素は酸性度が増加し、ケト
−エノール互変異性やイミン二重結合における電子移動
が生じやすくなり、結果としてラセミ化が進行する。こ
こで、上記反応式に示したラセミ化反応は平衡反応であ
るため、R体のラセミ化によって生じたS体がR−
(+)−マンデル酸と速やかに塩を形成することによ
り、平衡系外に出てしまうと平衡が崩れ、さらにラセミ
化が進行する。これを繰り返すことにより最終的にはす
べてのR体がラセミ化を経由してS体へと変換され、望
ましい光学異性を有するR−(+)−マンデル酸塩とし
て単離することが可能となる。最終的に目的とする3
(S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリ
ジン−2−オンは得られたマンデル酸塩を適当なアルカ
リで処理することにより、光学活性体として得ることが
できる。
【0012】
【実施例】本発明の内容をより具体的に表すために以下
の実施例を示すが、本発明の内容はこれらに限られるも
のではない。
【0013】実施例 1 3(R,S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−
ピロリジン−2−オン219gにベンズアルデヒド6g
とメタノール657gを加え、55℃で撹拌する。ここ
にメタノール219gに溶解させたR−(+)−マンデ
ル酸199gを加え55℃で30分間撹拌する。3−S
−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン−
2−オンのR−(+)−マンデル酸塩を結晶種として1
g加え、7時間還流する。一旦、55℃まで冷却した
後、i−プロパノール657gを加え、7時間還流す
る。反応終了後、反応液を25℃まで冷却し、析出した
結晶を濾取する。メタノール300gで洗浄後、40℃
で乾燥すれば目的とする3−S−アミノ−1−(p−シ
アノフェニル)−ピロリジン−2−オンのR−(+)−
マンデル酸塩が308g得られた。収率は80%、光学
純度は91.4%eeであった。
【0014】実施例 2 3(R,S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−
ピロリジン−2−オン219gにベンズアルデヒド6g
とメタノール657gを加え、55℃で撹拌する。ここ
にメタノール219gに溶解させたS−(−)−マンデ
ル酸199gを加え55℃で30分間撹拌する。3−R
−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン−
2−オンのS−(−)−マンデル酸塩を結晶種として1
g加え、8時間還流する。一旦、55℃まで冷却した
後、i−プロパノール657gを加え、8時間還流す
る。反応終了後、反応液を25℃まで冷却し、析出した
結晶を濾取する。メタノール300gで洗浄後、40℃
で乾燥すれば目的とする3−R−アミノ−1−(p−シ
アノフェニル)−ピロリジン−2−オンのS−(−)−
マンデル酸塩が312g得られた。収率は81%、光学
純度は92.0%eeであった。
【0015】実施例 3 3(R,S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−
ピロリジン−2−オン20gに3,5−ジクロロサリチ
ルアルデヒド0.95gとメタノール60gを加え、5
5℃で撹拌する。ここにメタノール10gに溶解させた
R−(+)−マンデル酸18.1gを加え55℃で30
分間撹拌し、さらに6時間還流する。一旦、55℃まで
冷却した後、i−プロパノール60gを加え、3時間還
流する。反応終了後、反応液を25℃まで冷却し、析出
した結晶を濾取する。メタノール50gで洗浄後、40
℃で乾燥すれば目的とする3−S−アミノ−1−(p−
シアノフェニル)−ピロリジン−2−オンのR−(+)
−マンデル酸塩が31.0g得られた。収率は88%、
光学純度は96.9%eeであった。
【0016】実施例 4 3(R,S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−
ピロリジン−2−オン219gにベンズアルデヒド6g
とエタノール1314gを加え、55℃で撹拌する。こ
こにエタノール329gに溶解させたR−(+)−マン
デル酸199gを加え55℃で30分間撹拌する。3−
S−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン
−2−オンのR−(+)−マンデル酸塩を結晶種として
1g加えて20時間還流し、溶媒の一部を留去する。反
応終了後、反応液を20℃まで冷却し、析出した結晶を
濾取する。エタノール300gで洗浄後、40℃で乾燥
すれば目的とする3−S−アミノ−1−(p−シアノフ
ェニル)−ピロリジン−2−オンのR−(+)−マンデ
ル酸塩が293g得られた。収率は76%、光学純度は
86.4%eeであった。
【0017】実施例 5 3(R,S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−
ピロリジン−2−オン219gにベンズアルデヒド6g
とメタノール657gを加え、55℃で撹拌する。ここ
にメタノール329gに溶解させたR−(+)−アトロ
ラクチン酸217gを加え55℃で30分間撹拌する。
3−S−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリ
ジン−2−オンのR−(+)−アトロラクチン酸塩を結
晶種として1g加え、10時間還流する。一旦、55℃
まで冷却した後、i−プロパノール657gを加え、8
時間還流する。反応終了後、反応液を20℃まで冷却
し、析出した結晶を濾取する。メタノール300gで洗
浄後、40℃で乾燥すれば目的とする3−S−アミノ−
1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン−2−オンの
R−(+)−アトロラクチン酸塩が292g得られた。
収率は73%、光学純度は88.2%eeであった。
【0018】実施例 6 3(R,S)−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−
ピロリジン−2−オン219gにベンズアルデヒド6g
とエタノール1314gを加え、55℃で撹拌する。こ
こにエタノール329gに溶解させたR−(+)−マン
デル酸199gを加え55℃で30分間撹拌する。3−
S−アミノ−1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン
−2−オンのR−(+)−マンデル酸塩を結晶種として
1g加えて12時間還流し、溶媒の一部を留去する。一
旦、55℃まで冷却した後、トルエン22gを加え、1
2時間還流する。反応終了後、反応液を20℃まで冷却
し、析出した結晶を濾取する。エタノール300gで洗
浄後、40℃で乾燥すれば目的とする3−S−アミノ−
1−(p−シアノフェニル)−ピロリジン−2−オンの
R−(+)−マンデル酸塩が304g得られた。収率は
79%、光学純度は84.0%eeであった。
【0019】上記実施例から明らかなように、本発明の
製造方法によれば、収率が高く工程が簡単な工業的に有
利な方法で光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘
導体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 墨 裕 大阪府大東市諸福8丁目3−11 ダイトー ケミックス株式会社内 (72)発明者 坂本 雄輝 大阪府大東市諸福8丁目3−11 ダイトー ケミックス株式会社内 (72)発明者 中山 佳則 大阪府大東市諸福8丁目3−11 ダイトー ケミックス株式会社内 Fターム(参考) 4C069 AB13 BC12 BC23 CC13 CC19 4H006 AA02 AC83 AD15 AD30 BA50 BA51 BB14 4H039 CA71 CL00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1a)あるいは式(1b)
    で表される光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘
    導体 【化1】 【化2】 (式(1a),(1b)中、R,R,Rは水素、
    C1〜C7のアルキル基、C1〜C7のアルコキシ基、
    C1〜C7のポリフルオロアルキル基、シアノ基、ハロ
    ゲン基を表す)の製造法において、下記一般式(2)で
    表される3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の光学
    活性化を溶媒中、光学分割剤及び芳香族アルデヒド触媒
    の存在下に行うことを特徴とする製造法。 【化3】 (式(2)中、R,R,Rは上記と同じ意味を表
    す)。
  2. 【請求項2】 溶媒がC1〜C6のアルコールを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 光学分割剤がアミド基、ヒドロキシル
    基、又はカルボキシル基のいずれかを含有する多官能性
    分割剤であることを特徴とする請求項1記載の製造法。
  4. 【請求項4】 光学分割剤がマンデル酸、アトロラクチ
    ン酸、ピログルタミン酸、又はカンファースルホン酸で
    あることを特徴とする請求項3記載の製造法。
  5. 【請求項5】 芳香族アルデヒド触媒がベンズアルデヒ
    ド、3−ニトロベンズアルデヒド、4−ニトロベンズア
    ルデヒド、4−クロロベンズアルデヒド、3,5−ジク
    ロロベンズアルデヒド、又は3,5−ジクロロサリチル
    アルデヒドであることを特徴とする請求項1記載の製造
    法。
JP11177629A 1999-06-24 1999-06-24 光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法 Pending JP2001002641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11177629A JP2001002641A (ja) 1999-06-24 1999-06-24 光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11177629A JP2001002641A (ja) 1999-06-24 1999-06-24 光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001002641A true JP2001002641A (ja) 2001-01-09

Family

ID=16034354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11177629A Pending JP2001002641A (ja) 1999-06-24 1999-06-24 光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001002641A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005103005A1 (ja) * 2004-04-26 2005-11-03 Astellas Pharma Inc. β-ピリジルアラニンの光学活性体の選択的製造方法
JP2007513885A (ja) * 2003-11-28 2007-05-31 アストラゼネカ アクチボラグ キラルな塩基環状アミドとの塩形成による、場合により置換されたマンデル酸を分割するための方法
JP2008545683A (ja) * 2005-05-24 2008-12-18 アストラゼネカ アクチボラグ (置換された)(r)−又は(s)−マンデル酸の動的分割のための方法
WO2013187069A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 国立大学法人金沢大学 Pdt効果増強剤

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513885A (ja) * 2003-11-28 2007-05-31 アストラゼネカ アクチボラグ キラルな塩基環状アミドとの塩形成による、場合により置換されたマンデル酸を分割するための方法
JP4906511B2 (ja) * 2003-11-28 2012-03-28 アストラゼネカ アクチボラグ キラルな塩基環状アミドとの塩形成による、場合により置換されたマンデル酸を分割するための方法
WO2005103005A1 (ja) * 2004-04-26 2005-11-03 Astellas Pharma Inc. β-ピリジルアラニンの光学活性体の選択的製造方法
JP2008545683A (ja) * 2005-05-24 2008-12-18 アストラゼネカ アクチボラグ (置換された)(r)−又は(s)−マンデル酸の動的分割のための方法
WO2013187069A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 国立大学法人金沢大学 Pdt効果増強剤
JPWO2013187069A1 (ja) * 2012-06-15 2016-02-04 国立大学法人金沢大学 Pdt効果増強剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7531673B2 (en) Preparation of amino acid amides
JP7030208B2 (ja) O,o’-二置換酒石酸エナンチオマーの添加によるラセミ体ニコチンのエナンチオマー分離
JP2003520841A (ja) プレガバリンの不斉合成
JP2005531633A (ja) キラルアミノニトリルの調製
JP2012515142A (ja) 2−アシルアミノ−3−ジフェニルプロパン酸の製造および分割のためのプロセス
JP2995704B2 (ja) 光学活性な1h−3−アミノピロリジン化合物の製造法
JP6966656B2 (ja) 光学活性を有するピペリジン誘導体の中間体およびその製造方法
JP4170990B2 (ja) 光学的に活性であるセリン誘導体の製造方法
JP2011503122A (ja) 4,5−ジメトキシ−1−(メチルアミノメチル)−ベンゾシクロブタンの分離
HU216291B (hu) A levobupivakain és analógjai előállításában alkalmazott racemizálási eljárások
EP3337786A1 (en) Asymmetric bisamidation of malonic ester derivatives
JP2009518335A (ja) 3−カルボキシ−2−オキソ−1−ピロリジン誘導体及びそれらの使用
JP4151988B2 (ja) ラセミケタミンを分割する方法
JP4015696B2 (ja) レボブピバカインと同類のピペリジンカルボキサニリド麻酔剤の製造に用いるラセミ化法
ZA200601262B (en) Cycloakylaminoacid compounds, processes for making and uses thereof
EP2681186B1 (en) Process of resolution of 1-aminoindan
JP2001002641A (ja) 光学活性3−アミノピロリジン−2−オン誘導体の製造法
JP2008506746A (ja) ジアステレオマーに富んだ化合物の調製方法
JPH0570415A (ja) α−アミノ酸の光学活性異性体混合物を分割する方法
US4093653A (en) Process for the preparation of optically active phenyl glycine amide
JPH0421662B2 (ja)
JP4756740B2 (ja) R−(+)−6−カルボキシアミド−3−n−メチルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾールの製造法
JP2000504684A (ja) 第4級キラル中心のラセミ化
JP4135373B2 (ja) 光学活性β−フェニルアラニン誘導体の製造方法
JPS6323824A (ja) 酸性α−水素を有するアミンの光学分割およびラセミ化方法