JP2001001709A - 車輪軸受装置 - Google Patents
車輪軸受装置Info
- Publication number
- JP2001001709A JP2001001709A JP11174503A JP17450399A JP2001001709A JP 2001001709 A JP2001001709 A JP 2001001709A JP 11174503 A JP11174503 A JP 11174503A JP 17450399 A JP17450399 A JP 17450399A JP 2001001709 A JP2001001709 A JP 2001001709A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing device
- wheel bearing
- knuckle
- outer member
- shaft portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
を提供することである。 【解決手段】 操舵車輪が連結される内方部材10の軸
部11に駆動軸の回転を伝達する等速自在継手18の外
輪19を連結する。内方部材10を外方部材1に複列の
転動体17を介して回転自在に支持する。車体に対して
上下動および旋回動可能に支持されるナックル24を前
記外方部材1に一体化し、車輪軸受装置の車輌への組付
けに、外方部材1とナックル24の連結作業を不要と
し、組付け工数の削減により組付け作業性の向上を図
る。
Description
輪を支持する車輪軸受装置に関するものである。
の前輪は車輪軸受装置により回転自在に支持される。特
にFF車の前輪、4WD車の前輪の車輪軸受装置は等速
自在継手との組合わせによって使用される。
車輪軸受装置によって操舵車輪を支持した懸架装置を示
す。この懸架装置は、アッパコントロールアーム40お
よびロワコントロールアーム41にナックル42を取付
けて、そのナックル42を車体に対して上下動および旋
回動自在に支持し、そのナックル42によって車輪軸受
装置50を支持している。
されるフランジ51aを外周に有する外方部材51と内
方部材52との間に複列の転動体53を組込んで内方部
材52を回転自在に支持している。なお、転動体として
ボールを用いたが、重量の嵩む自動車用の車輪軸受装置
の場合には、転動体として円すいころを使用する場合が
ある。
54aを設け、この小径部54aに内輪55を嵌合し、
前記軸部54に形成されたセレーション孔に等速自在継
手56の外輪57に形成されたステム58を挿入して軸
部54とステム58とを、そのステム58の先端部にね
じ係合したナット59の締付けによって連結している。
ン孔の溝と係合するセレーション歯が設けられている。
軸部54の外周にはフランジ60が形成され、そのフラ
ンジ60に操舵車輪である駆動車輪61が連結されてい
る。
3が接続され、その駆動軸63により内輪62を回転
し、その内輪62の回転をトルク伝達ボール64を介し
て外輪57に伝え、その外輪57から軸部54に回転を
伝達して操舵車輪61を回転させるようにしている。
置に使用された従来の車輪軸受装置50は、ナックル4
2が別部品であるため、車輪への組付けは、ナックル4
2の組付け後、そのナックル42に車輪軸受装置50の
外方部材51に設けられたフランジ51aを衝合してボ
ルト65の締付けによりフランジ51aをナックル42
に連結する必要が生じ、車輌への組付け工数が多く、そ
の組付け性を向上させるうえにおいて改善すべき点が残
されている。
において、その組付け工数を削減することができる車輪
軸受装置を提供することである。
めに、この発明においては、車体に取付けられる外方部
材の内周と、操舵車輪が連結される内方部材の外周に軌
道面を形成し、その軌道面間に転動体を組込んで内方部
材を回転自在に支持した車輪軸受装置において、車体に
対して上下動および旋回動可能に支持されるナックルを
前記外方部材に一体化した構成を採用している。
ナックルと外方部材とを溶接により固着する方法、外方
部材にナックルを一体に形成する方法、あるいは、ナッ
クルの鋳込み成形時又は鍛造成形時に、軸受鋼や浸炭焼
入鋼、高周波焼入鋼の少なくとも一種から成る外方部材
をインサートする方法等を採用することができる。
体化することにより、ナックルに外方部材をボルト止め
する連結工程を不要とすることができるので、懸架装置
への組付け性の向上を図ることができる。
方部材は、操舵車輪の連結用のフランジを外周に有する
軸部の端部に小径部を設け、この小径部に嵌合された内
輪の外周と前記軸部の外周とに外方部材の内周に形成さ
れた複列の軌道面と対向する軌道面を形成し、前記軸部
に形成されたセレーション孔に等速自在継手の外輪に設
けられたステムを挿入して、外輪と軸部とを軸方向に連
結したものであってもよい。また、前記内輪を省略し、
外輪に設けられたステムを軸部に形成されたセレーショ
ン孔に挿入して軸方向に連結し、その等速自在継手の外
輪の外周と軸部の外周とに外方部材の内周に形成された
複列の軌道面と対向する軌道面を形成したものであって
もよい。
1乃至図5に基づいて説明する。図1に示すように、軸
受鋼や浸炭焼入鋼、高周波焼入鋼等から成る外方部材1
の内周には複列の軌道面2が形成されている。
0は、軸部11と、その軸部11の端部の小径部12に
嵌合された内輪13とを有し、軸部11の外周には操舵
車輪である駆動車輪が連結されるフランジ14が設けら
れている。また、軸部11の外周と内輪13の外周には
外方部材1に設けられた前記軌道面2と半径方向で対向
する軌道面15、16が形成され、その半径方向で対向
する軌道面2、15、16間に転動体17が組込まれて
いる。
られ、そのセレーション孔11aに等速自在継手18の
外輪19に設けられたステム20が挿入され、このステ
ム20の外周にセレーション孔11aの溝と係合するセ
レーション歯21が設けられている。ステム20はねじ
軸部22を先端に有し、そのねじ軸部22にねじ係合し
たナット23の締付けによってステム20は抜け止めさ
れ、軸部11と外輪19とが軸方向に連結されている。
されている。ナックル24は外方部材1に嵌合される円
筒部25の外周上下に図7に示すアッパコントロールア
ーム40およびロワコントロールアーム41に連結され
る連結アーム26、27を設けており、前記円筒部25
が溶接による手段を介して外方部材1に固着されてい
る。28は溶接部を示す。
とを一体化することにより、車輪軸受装置の車体への組
付けは、ナックル24の連結アーム26、27を図7に
示すアッパコントロールアーム40およびロワコントロ
ールアーム41に連結するだけでよい。
の組付けに必要であったナックル42と外方部材51の
連結工程を不要とすることができ、組付け作業性の向上
を図ることができる。
ナックル24とを別に形成して、その両部品を溶接によ
り一体化したが、図2乃至図4に示すように、外方部材
1の形成時にナックル24の連結アーム26、27を同
時に形成してもよい。
鋳込み成形品とし、そのナックル24の鋳込み成形時
に、別に形成された軸受鋼や浸炭焼入鋼、高周波焼入鋼
等から成る外方部材1をインサートして、ナックル24
と外方部材1とを一体化してもよい。軸受鋼を用いる場
合は、外方部材1の二点鎖線イで示す範囲に焼入れを施
すことができるので所定の強度と耐久性を確保すること
ができる。
したものに限定されるものではなく、図3および図4に
示すようなものであってもよい。
方部材10の小径部12および内輪13を省略し、その
代りに、ナット23の締付けによって軸部11に連結さ
れる等速自在継手18の外輪19の外周に軌道面29を
設けている。また、軸部11と外輪19に設けられたス
テム20の嵌合面間に、セレーション歯21と、互に圧
入嵌合される円筒面30、31を形成し、その円筒面3
0、31の嵌合部において自動車の旋回時におけるモー
メント荷重を受けるようにしている。
は、図3に示すナット23を省略し、ステム20の軸端
の加締めによって軸部11と等速自在継手18の外輪1
9とを軸方向に連結している。32は加締め部を示す。
は、FF車の前輪、4WD車の前輪のように、等速自在
継手が連結される駆動車輪側の車輪軸受装置について説
明したが、FR車の前輪を支持する車輪軸受装置のよう
に、等速自在継手の省略された車輪軸受装置であっても
よい。図6は、FR車の前輪を支持する車輪軸受装置を
示し、内方部材10の軸部11の端部を加締めることに
より、軸部11の小径部12に嵌合された内輪13を固
定している。
方部材とナックルとを一体化したことにより、車輌への
組付け工数の削減を図り、組付け性の向上を図ることが
できる。
す縦断正面図
の一体化の他の例を示す縦断正面図
断正面図
断正面図
示す縦断正面図
示す縦断正面図
Claims (7)
- 【請求項1】 車体に取付けられる外方部材の内周に軌
道面を設け、操舵車輪が連結される内方部材の外周に上
記軌道面と半径方向で対向する軌道面を形成し、半径方
向で対向する軌道面間に転動体を組込んで内方部材を回
転自在に支持した車輪軸受装置において、車体に対して
上下動および旋回動可能に支持されるナックルを前記外
方部材に一体化したことを特徴とする車輪軸受装置。 - 【請求項2】 前記ナックルを外方部材に溶接により一
体化したことを特徴とする請求項1に記載の車輪軸受装
置。 - 【請求項3】 前記外方部材とナックルを一体に形成し
た請求項1に記載の車輪軸受装置。 - 【請求項4】 ナックルの鋳込成形時又は鍛造成形時に
軸受鋼や浸炭焼入鋼、高周波焼入鋼の少なくとも一種か
ら成る外方部材をインサートした請求項1に記載の車輪
軸受装置。 - 【請求項5】 前記内方部材が、小径部を有する軸部
と、その軸部の小径部に嵌合された内輪とを有し、その
内輪と軸部の外周に外方部材の内周に形成された複列の
軌道面と対向する軌道面が形成された請求項1乃至4の
いずれかに記載の車輪軸受装置。 - 【請求項6】 前記内方部材に形成されたセレーション
孔に等速自在継手の外輪に設けられたステムを挿入し
て、内方部材とステムとを結合した請求項1乃至5のい
ずれかに記載の車輪軸受装置。 - 【請求項7】 前記内方部材の外周と前記等速自在継手
の外輪の外周に外方部材の内周に形成された複列の軌道
面と対向する軌道面を設けた請求項6に記載の車輪軸受
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17450399A JP3886296B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 車輪軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17450399A JP3886296B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 車輪軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001001709A true JP2001001709A (ja) | 2001-01-09 |
JP3886296B2 JP3886296B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=15979650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17450399A Expired - Fee Related JP3886296B2 (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 車輪軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3886296B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2392478A (en) * | 2002-05-23 | 2004-03-03 | Visteon Global Tech Inc | Vehicle wheel end having integrated knuckle and outer race |
JP2006007909A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Ntn Corp | アクスルモジュール |
US7175349B2 (en) | 2003-04-24 | 2007-02-13 | Nsk Ltd. | Wheel rotation supporting apparatus |
JP2008303943A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
US8757887B2 (en) | 2007-03-22 | 2014-06-24 | Ntn Corporation | Bearing device for a wheel |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP17450399A patent/JP3886296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2392478A (en) * | 2002-05-23 | 2004-03-03 | Visteon Global Tech Inc | Vehicle wheel end having integrated knuckle and outer race |
US7175349B2 (en) | 2003-04-24 | 2007-02-13 | Nsk Ltd. | Wheel rotation supporting apparatus |
JP2006007909A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Ntn Corp | アクスルモジュール |
JP4587205B2 (ja) * | 2004-06-24 | 2010-11-24 | Ntn株式会社 | アクスルモジュール |
US8757887B2 (en) | 2007-03-22 | 2014-06-24 | Ntn Corporation | Bearing device for a wheel |
US9039286B2 (en) | 2007-03-22 | 2015-05-26 | Ntn Corporation | Bearing device for a wheel |
US9321309B2 (en) | 2007-03-22 | 2016-04-26 | Ntn Corporation | Manufacturing method for a bearing device for a wheel |
US9511629B2 (en) | 2007-03-22 | 2016-12-06 | Ntn Corporation | Bearing device for a wheel |
JP2008303943A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3886296B2 (ja) | 2007-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080093914A1 (en) | Wheel Bearing Device | |
KR20030036170A (ko) | 주입성형부에 임베디드된 베어링 레이스를 갖는 휠마운팅 | |
JP2008179316A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
WO2009090952A1 (ja) | ボールねじ装置 | |
US6616340B2 (en) | Hub assembly with driven hub | |
JP2001001709A (ja) | 車輪軸受装置 | |
JP2003074570A (ja) | 車軸用軸受装置 | |
JP2002106585A (ja) | 車輪軸受装置 | |
JP2007055538A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
JP2007162826A (ja) | 車輪用軸受装置およびこれを備えたアクスルモジュール | |
JP2007062628A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
JP2007099039A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
JP4306909B2 (ja) | 車輪軸受装置 | |
JP2006112516A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2006273132A (ja) | 後輪用軸受装置 | |
JP4994713B2 (ja) | 車輪用軸受装置 | |
JP2001199202A (ja) | 車輪軸受装置 | |
JP2007245978A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
JP2002187404A (ja) | 車輪用軸受装置 | |
WO2008056440A1 (fr) | Structure support pour un dispositif de suspension | |
JP2008024052A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
JP2008260355A (ja) | 懸架装置の支持構造およびその組立方法 | |
JP4846672B2 (ja) | 車軸軸受及び車輪軸受装置 | |
JPS5818244B2 (ja) | クドウガワシヤジクヨウジクウケ | |
JP4821062B2 (ja) | 駆動車軸用ハブユニット軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |