JP2001001382A - 金属一体樹脂成形法及び装置 - Google Patents

金属一体樹脂成形法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動コアを必要とせず、樹脂の収縮による引
けを抑制し、内部歪みを低減するとともに、樹脂と金属
部品との界面における剥離を防ぐことができる、金属一
体樹脂成形法及び装置を提供する。 【解決手段】 金型1,2が形成するキャビティ3内に
金属部品8を設置し、樹脂を加圧注入することによって
金属部品8と樹脂とを一体に成形する金属一体樹脂成形
装置であって、1,2金型を加熱および冷却する金型加
熱手段および金型冷却手段と、キャビティ3内に設置し
た金属部品8を冷却する金属部品冷却手段と、金型1,
2及び金属部品8を別々に温度制御する温度制御部10
と、樹脂を加圧注入する圧力を制御する圧力制御部18
を備えた樹脂注入手段(射出シリンダ17)とを備えた
金属一体樹脂成形装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属と一体に樹脂成
形する金属一体樹脂成形法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属部品と樹脂とを射出成形などによっ
て一体に成形する技術は、回転軸受けなどの機械部品、
あるいは光海底中継器におけるケーブル接続部のような
金属電気部品の絶縁の他、幅広く利用されている。これ
らの機械部品、電気部品などは樹脂の収縮による金属部
分と樹脂部分との界面での剥離、樹脂部の引け、内部歪
みの発生およびボイドの発生が問題になる。
【0003】図5は、特開昭59−24620号公報に
記載された成型機を模式的に示した図であり、同公報に
は内部歪みと引けを抑制する厚肉樹脂成形法が開示され
ている。図5において、1および2は上下に分割された
金型であり、型締め力Pにより成形工程中一体に保持さ
れる。3はキャビティ、19は射出シリンダ、20はゲ
ート、21は可動コア、22はピストンである。
【0004】図6に示された成形機による成形法は、型
締め力Pにより金型1,2を一体に保持し、射出温度ま
で昇温し、射出シリンダ19から樹脂を流し込み、ピス
トン21を押し上げてゲート20を閉じ、金型1,2を
昇温することによって樹脂の溶融を行い、次にガラス転
移温度付近まで急冷した後、ガラス転移温度付近で徐冷
すると同時に可動コア21をピストン22で押し上げて
キャビティ3内に圧力を加えつつ固化させるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の樹脂成形法
のように、可動コアを使用するものは金型構造が複雑に
なるとともに、金型が大きくなり、さらには可動コアに
よって加圧するためにはゲートを閉じることが必要とな
るので、樹脂の収縮によって樹脂が不足した場合、樹脂
を補給することができない。
【0006】また、金属部品と一体型の樹脂成形に適用
した場合、上記金属部品と成形樹脂との界面における剥
離が問題になる。
【0007】また、単純な形状の樹脂成形に対しては適
用できるが、複雑な形状の樹脂成形には不向きである。
【0008】また、成形品の面積が大きくなると大きな
加圧力を必要とするといった問題がある。
【0009】本発明は、上記のような問題を解決し、可
動コアを必要とせず、樹脂の収縮による引けを抑制し、
内部歪みを低減するとともに、樹脂と金属部品との界面
における剥離を防ぐことができる、金属一体樹脂成形法
及び装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上および下金型が形成するキャビティ内に金属部品を設
置し、樹脂を加圧注入することによって上記金属部品と
樹脂とを一体に成形する金属一体樹脂成形装置であっ
て、上記金型を加熱および冷却する金型加熱手段および
金型冷却手段と、上記キャビティ内に設置した金属部品
を冷却する金属部品冷却手段と、上記金型及び金属部品
を別々に温度制御する温度制御部と、樹脂を加圧注入す
る圧力を制御する圧力制御部を備えた樹脂注入手段とを
備えた金属一体樹脂成形装置である。
【0011】請求項2に係る発明は、上および下金型が
形成するキャビティ内に金属部品を設置し、上記金型及
び金属部品を、樹脂成形する樹脂材料の常圧における融
点あるいはガラス転移温度より30〜100℃高い第1
の温度に加熱し、溶融した上記樹脂材料を所定の第1の
圧力で上記キャビティ内に注入する第1の工程と、この
第1の工程完了直後、50〜1000kg/cm2の第
2の圧力で加圧し、上記金型及び金属部品が上記第1の
温度で安定するまで保持する第2の工程と、上記第2の
圧力を保持したまま、上記金型及び金属部品を、上記融
点あるいはガラス転移温度より10〜30℃高い第2の
温度まで冷却し、上記金型及び金属部品の温度が上記第
2の温度で安定するまで保持する第3の工程と、上記第
2の圧力を保持し金型の温度を上記第2の温度に保持し
たまま、上記金属部品を上記融点あるいはガラス転移温
度より低い第3の温度に冷却する第4の工程と、金型全
体を上記第2の圧力を保持したまま、あるいはこの第2
の圧力より高い圧力に増圧し、上記第3の温度に冷却す
る第5の工程とを備えた金属一体樹脂成形法である。
【0012】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
の金属一体樹脂成形法において、設置する金属部品の表
面に化成処理によって酸化膜が形成されているものであ
る。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項2記載
の金属一体樹脂成形法において、設置する金属部品の表
面が化成処理または機械的手段により表面粗化されてい
るものである。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項2記載
の金属一体樹脂成形法において、設置する金属部品の表
面に熱硬化性の接着剤を塗布するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5にしたがっ
て、本発明の実施の形態を説明するが本発明がこれら実
施の形態に限定されるものではない。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る金
属一体樹脂成形装置を模式的に示す断面図である。図に
おいて、1および2は上および下金型、3はキャビテ
ィ、4はランナ、5はスプル(樹脂補給路)、6は金型
1,2に設けられたヒータ、7は金型1,2に設けられ
た通水孔で、金型1,2は、ヒータ6などの金型加熱手
段によって加熱され通水孔7に通水するなどの金型冷却
手段によって冷却される。8は樹脂と一体に成形される
金属部品で金型1,2が型締めされて形成されたキャビ
ティ3内に設置された状態を示し、この場合、円筒形状
の金属部品8の内部9に通水することによって金属部品
8を冷却する金属部品冷却手段(図では見えていない)
が設けられている。金型1,2と金属部品8の温度を測
定する測定部がそれぞれ設けられ、温度制御部10によ
って金型1,2と金属部品8がそれぞれ独立して温度制
御される。この温度制御はヒータ6による加熱と通水に
よる冷却によって行われる。11は射出シリンダで、樹
脂材料供給口16からシリンダ14内部に供給された樹
脂材料を溶融するためのヒータ12と、圧力制御部を備
えた油圧シリンダ17と、溶融樹脂13を攪拌するとと
もに油圧シリンダ17と連動して溶融樹脂13を射出す
るスクリュウ15とを備える。
【0016】図1に示した金属一体樹脂成形装置による
樹脂成形の工程について、図2の時間−温度変化、図3
の時間−圧力変化、図4の溶融と固化の状況を模式的に
示す断面図に基づき説明する。
【0017】まず、第1の工程では、キャビティ3内に
金属部品8を設置し、上下金型1,2を型締めし、ヒー
タ6によって金型1,2と金属部品8の温度を、樹脂成
形に用いる樹脂材料の常圧における融点あるいはガラス
転移温度より30〜100℃高い第1の温度T1に加熱
し、射出シリンダ10から油圧シリンダ16によって第
1の圧力P1で加圧し、溶融樹脂13をスプル5、ラン
ナ4を介してキャビティ3内に注入する(t0−t
1)。第1の圧力P1は、溶融樹脂12が金型1,2内
のキャビティ3内に流動し、溶融状態で金属部品8と密
着する大きさであればよく、通常10〜200kg/c
2の比較的低圧で注入する。
【0018】次に、第2の工程では、注入完了直後、5
0〜1000kg/cm2の第2の圧力P2で加圧し
(t1−t2)、金属部品8及び金型1,2が第1の温
度T1で安定するまで保持することによって、金型1,
2内の溶融樹脂13を均一な状態にする。
【0019】次に、第3の工程では、第2の圧力P2を
保持したまま、金属部品8及び金型1,2を、樹脂材料
の常圧における融点あるいはガラス転移温度より10〜
30℃高い第2の温度T2まで冷却し、金属部品8及び
金型1,2の温度が第2の温度T2で安定するまで保持
する(t2−t3)。この場合の冷却は、通水孔7への
通水と金属部品8内部へ通水する金属部品冷却手段によ
って行われる。金属部品8が中実の場合には、金属部品
8に冷却部材を接触させるなどの金属部品冷却手段が可
能である。この第3の工程における冷却にともなって、
溶融樹脂13の収縮が起こるが第2の圧力P2で保持す
ることによって、収縮によって不足する溶融樹脂が補給
される。
【0020】次に、第4の工程では、第2の圧力P2と
金型1,2の温度T2を保持したまま、金属部品8を金
属部品冷却手段によって樹脂材料の常圧における融点あ
るいはガラス転移温度より低い第3の温度T3に冷却す
る(t3−t4)。この第4の工程によって、図4
(a)に示したように、金属部品8側から溶融樹脂13
が固化し、金属部品8と密着した層が形成されるととも
に、スプル5およびランナ4を含めた金型側は溶融状態
あるいは半溶融状態にあるので、溶融樹脂13の固化に
よって収縮するために不足する溶融樹脂の補給が第2の
圧力P2によって行われる。
【0021】次に、第5の工程では、金型1,2全体を
第3の温度T3に冷却する(t4−t5)とともに、こ
の冷却と連動して加圧力を第3の圧力P3=500〜1
500kg/cm2に増圧する。この第5の工程によっ
て、図4(b)に示したように、金型側からも固化する
が、ランナ4部分の樹脂が溶融あるいは半溶融の間は収
縮にともない不足する樹脂の補給がされる。その後、室
温まで冷却することによって金属一体樹脂成形が完了す
る。なお、この第5の工程における圧力は、必ずしもP
3に増圧する必要はなく、溶融樹脂13の粘度が低い場
合は第2の圧力P2のままでもよい。
【0022】本発明の金属一体樹脂成形に使用される樹
脂材料は、低密度ポリエチレン樹脂(融点:約110
℃)、ポリプロピレン(融点:約170℃)、ポリスチ
レン(ガラス転移温度:約100℃)などの熱可塑性樹
脂であればいずれのものも使用でき、第1、第2および
第3の温度(T1,T2及びT3)はこれら融点または
ガラス転移温度によって決める。
【0023】また、樹脂と一体に成形する金属は銅、銅
合金、鉄、鉄合金など種々の金属材料を用いることがで
き、限定されるものではない。
【0024】実施の形態2.本実施の形態2は、樹脂成
形の工程は上記実施の形態1と同じである。上記実施の
形態1と異なるのは、樹脂成形前に金属部品の樹脂と接
する表面に化成処理を施していることである。
【0025】次亜素塩素酸ソーダ100g、苛性ソーダ
100g、水1リットルの割合で混合した混合溶液を準
備する。この混合溶液を85℃に昇温し、この昇温した
溶液中に、銅、あるいは黄銅、ベリリウム銅、りん青銅
などの銅合金材料からなる金属部品を、1〜2時間浸漬
することによって、金属部品表面に酸化皮膜を形成す
る。この酸化皮膜を形成した金属部品を、実施の形態1
同様に樹脂と一体成形する。この化成処理によって、金
属部品と樹脂との密着性を向上することができる。
【0026】実施の形態3.上記実施の形態2は金属部
品表面に酸化膜を形成することによって、樹脂との密着
性を向上させるが、金属部品表面を粗面化しても同様の
効果が得られる。
【0027】銅、あるいは黄銅、ベリリウム銅、りん青
銅などの銅合金材料からなる金属部品を、濃硝酸と濃塩
酸1:3の混酸に5秒間浸漬しエッチングすることによ
って金属部品表面を粗面化する。
【0028】また、ブラスト処理のような機械的な方法
でもよく、ブラスト処理は、例えば、10μm程度の粒
径のSiCを5kg/cm2の空気圧で金属部品表面に
吹き付けて行う。表面を粗面化した金属部品を、実施の
形態1同様に樹脂と一体成形する。
【0029】なお、上記実施の形態2、3では金属部品
表面を化成処理あるいはブラスト処理などの加工を行う
ものであるが、キャビティ内に設置する金属部品に予め
エポキシ系などの熱硬化性接着剤を塗布しても、同様の
効果が得られる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、金型を加
熱および冷却する金型加熱手段および金型冷却手段と、
キャビティ内に設置した金属部品を冷却する金属部品冷
却手段と、上記金型及び金属部品を別々に温度制御する
温度制御部と、樹脂を加圧注入する圧力を制御する圧力
制御部を備えた樹脂注入手段とを備えた金属一体樹脂成
形装置であるので、金属部品側から固化させ、金属部品
と樹脂との密着性を向上すると共に、冷却にともなっ
て、溶融樹脂の収縮によって不足する溶融樹脂を補給す
ることができ、収縮による引けを抑制することができ
る。
【0031】請求項2に係る発明は、樹脂注入直後、5
0〜1000kg/cm2の圧力で加圧し、金型及び金
属部品の温度が安定するまで保持し、50〜1000k
g/cm2の圧力を保持したまま、金型及び金属部品
を、樹脂の常圧における融点あるいはガラス転移温度よ
り10〜30℃高い温度まで冷却し、さらに金型及び金
属部品の温度が安定するまで保持することによって、冷
却により収縮し不足する樹脂を補給することができ、5
0〜1000kg/cm2の圧力を保持し、金型の温度
を樹脂の常圧における融点あるいはガラス転移温度より
10〜30℃高い温度に保持したまま、金属部品のみを
上記融点あるいはガラス転移温度より低い温度に冷却す
ることによって、金属部品側から固化させて樹脂と金属
部品とを密着させると共に、収縮によって不足する樹脂
を補給することがでるので、金属部品と樹脂との密着生
を向上させるととともに、引けを抑制し、内部応力を低
減させることができる。
【0032】請求項3、4および5に係る発明によれ
ば、金属と樹脂との密着性をさらに向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金属樹脂一体樹脂成形装置の構成を
模式的に示す断面図である。
【図2】 本発明の樹脂成形工程における温度変化を示
す図である。
【図3】 本発明の樹脂成形工程における温度変化を示
す図である。
【図4】 本発明の樹脂成形工程における樹脂の固化の
状態を生命する図である。
【図5】 従来の樹脂成形装置を模式的に示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1、2 金型、3 キャビティ、4 ランナ、5 スプ
ル(樹脂補給路)、6ヒータ、7 通水孔、8 金属部
品、9 金属部品の内部、10 温度制御部、11 射
出シリンダ、12 ヒータ、13 溶融樹脂、14 シ
リンダ、15スクリュウ、16 樹脂材料供給口、17
油圧シリンダ、18圧力制御部、19 射出シリン
ダ、20 ゲート、21 可動コア、22 ピストン
フロントページの続き (72)発明者 金子 公廣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山崎 道夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AD03 AH14 AH33 AK00 AR02 AR06 CA11 CB12 CN01 CN05 CN21 4F206 AD03 AH14 AH33 AK00 AR022 AR064 JA07 JB12 JL02 JM13 JN11 JN21 JQ81 JQ88

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上および下金型が形成するキャビティ内
    に金属部品を設置し、樹脂を加圧注入することによって
    上記金属部品と樹脂とを一体に成形する金属一体樹脂成
    形装置であって、上記金型を加熱および冷却する金型加
    熱手段および金型冷却手段と、上記キャビティ内に設置
    した金属部品を冷却する金属部品冷却手段と、上記金型
    及び金属部品を別々に温度制御する温度制御部と、樹脂
    を加圧注入する圧力を制御する圧力制御部を備えた樹脂
    注入手段とを備えたことを特徴とする金属一体樹脂成形
    装置。
  2. 【請求項2】 上および下金型が形成するキャビティ内
    に金属部品を設置し、上記金型及び金属部品を、樹脂成
    形に用いる樹脂材料の常圧における融点あるいはガラス
    転移温度より30〜100℃高い第1の温度に加熱し、
    溶融した上記樹脂材料を所定の第1の圧力で上記キャビ
    ティ内に注入する第1の工程と、この第1の工程完了直
    後、50〜1000kg/cm2の第2の圧力で加圧
    し、上記金型及び金属部品が上記第1の温度で安定する
    まで保持する第2の工程と、上記第2の圧力を保持した
    まま、上記金型及び金属部品を、上記融点あるいはガラ
    ス転移温度より10〜30℃高い第2の温度まで冷却
    し、上記金型及び金属部品の温度が上記第2の温度で安
    定するまで保持する第3の工程と、上記第2の圧力を保
    持し金型の温度を上記第2の温度に保持したまま、上記
    金属部品を上記融点あるいはガラス転移温度より低い第
    3の温度に冷却する第4の工程と、金型全体を上記第2
    の圧力を保持したまま、あるいはこの第2の圧力より高
    い圧力に増圧し、上記第3の温度に冷却する第5の工程
    とを備えたことを特徴とする金属一体樹脂成形法。
  3. 【請求項3】 設置する金属部品の表面に化成処理によ
    って酸化膜が形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の金属一体樹脂成形法。
  4. 【請求項4】 設置する金属部品の表面が化成処理また
    は機械的手段により表面粗化されていることを特徴とす
    る請求項2記載の金属一体樹脂成形法。
  5. 【請求項5】 設置する金属部品の表面に熱硬化性の接
    着剤を塗布することを特徴とする請求項2記載の金属一
    体樹脂成形法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005046957A1 (ja) * 2003-11-14 2005-05-26 Ogura Clutch Co., Ltd. 樹脂コーティング方法とインサート成形品並びに樹脂被覆金属歯車類
KR100923726B1 (ko) * 2007-05-28 2009-10-27 이승욱 급속 가열 및 급속 냉각 금형 장치
JP2018122851A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 日本化薬株式会社 ガス発生器

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