JP2018122851A - ガス発生器 - Google Patents

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英幸 小池
Hideyuki Koike
英幸 小池
中野 智之
Tomoyuki Nakano
智之 中野
宰 高原
Tsukasa Takahara
宰 高原
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Abstract

【課題】コストを抑えることができ、ハウジングに対する保持部材の接着性およびシール性を向上することができるガス発生器を提供する。
【解決手段】ガス発生器100は、下部側シェル10と上部側シェル20とを有し、複数のガス噴出口23が配設されたハウジングと、ガス噴出口23を閉塞するシールテープ24と、上記ハウジングの内壁とフィルタ材70の内壁とで囲まれる空間で形成される燃焼室と、上記燃焼室に収容されるガス発生剤61と、ガス発生剤61を着火燃焼させる点火器40と、下側部シェル10の窪み部14に設けられ、点火器40の端子ピン42、43を部分的に露出した状態で保持すると共に雌型コネクタ部36aが形成された樹脂製の保持部材36とを備える。保持部材36が接触する窪み部14のうち少なくとも一部に、アンカー効果により保持部材36に接合される接合部位14aが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の安全装置に用いられるガス発生器に関する。
従来、自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を保護するため、急速にエアバッグを膨張展開させるガス発生器が用いられている。このガス発生器としては、ステアリングホイールに装備される運転席用エアバッグ装置等に用いられるディスク型のガス発生器や、サイドエアバッグ装置やカーテンエアバッグ装置等に用いられるシリンダー型のガス発生器、シートベルトプリテンショナ等に用いられるマイクロガスジェネレータ(MGG)等が挙げられる。
このようなガス発生器は、金属製のハウジングおよび当該ハウジングに取り付けられるホルダ(保持部材)を備えている。ホルダは、ハウジングに設けられた接着剤層により当該ハウジングに接着される(例えば、特許文献1参照)。ハウジング内にはガス発生剤が収容される。また、ホルダには点火器が保持される。点火器は一対の端子ピンを有しており、ホルダは当該端子ピンを一部露出させた状態で上記点火器を保持する。ホルダの形成方法の例としては、樹脂材料を用いた射出成形(インサート成形)が知られている。
特表2012−504073号公報
しかしながら、上記従来技術においては、保持部材が接着剤層によりハウジングに接着される構成としているため、接着剤層の費用がかかってしまうという課題がある。また、接着剤を用いる方法以外に、ハウジングに対する保持部材の接着性およびシール性を向上する技術の提案が求められている。さらに、接着剤層を塗布および乾燥させるための工数も必要となり、工数削減の余地もある。
そこで、本発明は、コストを抑えることができ、ハウジングに対する保持部材の接着性およびシール性を向上することができるガス発生器を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るガス発生器は、下部側シェルと上部側シェルとを有し、複数のガス噴出口が配設された金属製のハウジングと、前記ガス噴出口を前記ハウジングの内側において閉塞するシール状の閉塞部材と、前記ハウジングの内側に周方向にわたって設けられたフィルタ材と、前記ハウジングの内壁と前記フィルタ材の内壁とで囲まれる空間から形成された燃焼室と、前記燃焼室に収容され燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、前記燃焼室の内部において、前記ハウジングの上下方向に移動可能であり、初期位置で前記ガス発生剤を前記下部側シェルに向かって押圧するように設けられた蓋部材と、前記ハウジングに装着され、一対の端子ピンを有すると共に所定量の電流を受けて前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器と、前記下側部シェルに設けられ、前記点火器の前記端子ピンを部分的に露出した状態で保持すると共に雌型コネクタ部が形成された樹脂製の保持部材と、を備え、前記保持部材が接触する前記下部側シェルの部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により前記保持部材に接合される接合部位が形成されているものである。
上記(1)の構成においては、保持部材は例えば樹脂材料を用いた射出成形(インサート成形)によって形成される。そして、保持部材が接触する下部側シェルの部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により上記保持部材に接合される接合部位が形成されている。この接合部位は、例えばナノ秒パルス幅のレーザー光線を下部側シェルに照射して走査させることにより、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)又は梨地加工などの表面処理により、当該下部側シェルの表面に形成されるものであり、上記アンカー効果を発現できる凹凸部位である。このような構成において、射出成形による保持部材の形成時に、樹脂材料が下部側シェルの凹凸部位である接合部位に入り込むため、下部側シェルに対する保持部材の密着性が強固なものとなる。これと共に、下部側シェルに対する保持部材のシール性を向上することができる。また、レーザー光線を用いた表面処理により、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)などの物理的な表面処理により、上記接合部位を形成する場合、ハウジングまたは保持部材に対する化学変化が生じることがない。また、従来用いていた接着剤層が不要となるので、当該接着剤層の費用がかかることもない。そして、接着剤層を用いないので有機溶剤等の有害なガスが発生することもない。さらに、接着剤層を塗布および乾燥させるための工数も不要となり、工数削減が図れる。加えて、上記接合部位を選択的な位置において加工形成し、火災時などの緊急時において割れやすい部位を形成しておいてもよい(Fail Safe機能)。
(2) 本発明に係るガス発生器は、燃焼室を形成する金属製のハウジングと、前記燃焼室に収納され、燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、一対の端子ピンを有すると共に所定量の電流を受けて前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器と、前記ハウジングに設けられ、前記点火器の前記端子ピンを部分的に露出した状態で保持すると共に雌型コネクタ部が形成された樹脂製の保持部材と、を備え、前記保持部材が接触する前記ハウジングの部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により前記保持部材に接合される接合部位が形成されているものである。
上記(2)の構成においては、保持部材は例えば樹脂材料を用いた射出成形(インサート成形)によって形成される。そして、保持部材が接触するハウジングの部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により上記保持部材に接合される接合部位が形成されている。この接合部位は、例えばナノ秒パルス幅のレーザー光線をハウジングに照射して走査させることにより、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)又は梨地加工などの表面処理により、当該ハウジングの表面に形成されるものであり、上記アンカー効果を発現できる凹凸部位である。このような構成において、射出成形による保持部材の形成時に、樹脂材料がハウジングの凹凸部位である接合部位に入り込むため、ハウジングに対する保持部材の密着性が強固なものとなる。これと共に、ハウジングに対する保持部材のシール性を向上することができる。また、レーザー光線を用いた表面処理により、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)などの物理的な表面処理により、上記接合部位を形成する場合、ハウジングまたは保持部材に対する化学変化が生じることがない。また、従来用いていた接着剤層が不要となるので、当該接着剤層の費用がかかることもない。そして、接着剤層を用いないので有機溶剤等の有害なガスが発生することもない。さらに、接着剤層を塗布および乾燥させるための工数も不要となり、工数削減が図れる。加えて、上記接合部位を選択的な位置において加工形成し、火災時などの緊急時において割れやすい部位を形成しておいてもよい(Fail Safe機能)。
(3) 上記(1)又は(2)のガス発生器においては、前記接合部位は、水平部位および前記水平部位に垂直な垂直部位を含むことが望ましい。
上記(3)の構成によれば、ハウジングに対する保持部材の水平方向および垂直方向における密着性とシール性とが向上されるので、全体としての密着性およびシール性をより向上することが可能となる。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれかのガス発生器においては、前記ハウジングには、前記点火器の方に向かって窪んで形成され、前記保持部材の少なくとも一部が配される窪み部が設けられ、前記保持部材は、前記窪み部の底部の上面および下面に接するように、前記ハウジング内に配される部分と当該ハウジング外に配される部分とを含み、前記接合部位は、前記窪み部の底部の前記上面および前記下面のうち両方又は片方に形成されていることが望ましい。
上記(4)の構成によれば、ハウジングに対する保持部材の密着性およびシール性を向上する上で重要とされる部分である窪み部の底部の上面や下面に接合部位が形成されるため、上記密着性およびシール性の向上をより担保することができる。
本発明によれば、コストを抑えることができ、ハウジングに対する保持部材の接着性およびシール性を向上することができるガス発生器を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るガス発生器の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るガス発生器の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るガス発生器の構成を示す断面図である。 (a)、(b)は評価時に形成した接合部位を示す断面図である。 (a)〜(c)は評価時に形成した、レーザーパターンによる接合部位の形状を示す図である。 接合部位形成の際のレーザー加工条件および加工後の溝の評価結果を示す表である。 図6の仕様No.1および2のワークにカッティングを施し、その接合部位の溝形状を顕微鏡で撮影した写真である。 図6の仕様No.3〜6のワークの接合部位の溝形状を測定した結果を示す図である。 環境試験後の薬剤(GG剤)の吸湿量の測定において、接着剤仕様の吸湿量を100としたときのレーザー加工仕様の吸湿量の結果を示す表である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係るガス発生器について図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、ガス発生器の型の一例として、ディスク型のガス発生器に本発明を適用する場合を説明するが、これに限定されるものではなく、本発明は公知のシリンダー型のガス発生器やマイクロガスジェネレータ等の他のガス発生器にも当然に適用することができる。
図1に示すように、ガス発生器100は、軸方向の両端が閉塞された短尺略円筒状に形成され、下部側シェル(イニシエータシェル)10および上部側シェル(クロージャシェル)20により構成されるハウジングを有する。このハウジングの内部に設けられた収容空間(燃焼室)には、例えば樹脂材料により形成され且つ上記ハウジング内に配設される部分と当該ハウジング外に配設される部分とで一体的に構成される保持部材36、点火器40、カップ状部材50、伝火薬56、ガス発生剤61、下側保持部材62、上側保持部材63、クッション材(蓋部材)64、シールテープ(閉塞部材)24、およびフィルタ材70等が収容されている。上記収容空間には、ガス発生剤61が主として収容されたガス発生剤収容室60が設けられている。
下部側シェル10および上部側シェル20は、圧延された金属製の板状部材をプレス加工することによって形成されたプレス成形品である。具体的には、下部側シェル10および上部側シェル20は、たとえば上型および下型からなる一対の金型を用いて、圧延された一枚の金属製の板状部材を上下方向からプレスすることにより、図示するような形状に成形される。
下部側シェル10および上部側シェル20は、それぞれが有底略円筒状に形成されており、これらの開口面同士が向き合うように組み合わされて接合されることによって上記ハウジングが構成される。下部側シェル10は底板部11と周壁部12とを有しており、上部側シェル20は天板部21と周壁部22とを有している。これにより、ハウジングの軸方向の各端部は、天板部21と底板部11とによって閉塞されている。なお、下部側シェル10と上部側シェル20との接合には、電子ビーム溶接、レーザー溶接、又は摩擦圧接等の方法が好適に利用できる。
上部側シェル20は、周壁部22の下端から連続して外側に向けて突出した固定部25を有している。この固定部25は、ハウジングを外部の部材(図示略)に対して固定するための部位であり、これにより設置後にガス発生器100が固定部25を介して当該外部の部材によって支持されることになる。なお、上部側シェル20の厚みは、2.0mm以下であることが好ましいが、より好ましくは1.8mm以下である。
また、下部側シェル10の底板部11の中央部には、天板部21側に向かって突出する突状筒部13が設けられている。これにより、底板部11の中央部には、突状筒部13の外壁によって窪み部14が形成される。突状筒部13は、金属製の下部側シェル10の一部であり、保持部材36のうちハウジング内に配設された部分を介して点火器40が固定される部位である。突状筒部13は、有底略円筒状に形成されており、その天板部21側に位置する軸方向端部には、平面視で円形状の開口部15が設けられている。この開口部15は、点火器40の一対の端子ピン42、43が挿通される部位である。端子ピン42、43は、開口部25を介して窪み部14から外側に向けて突出して配置されている。開口部15の大きさは、点火器40の最大外形部分である点火部41の外形よりも小さくなっている。これにより、万一、保持部材36に予期せぬ破損が生じた場合であっても、ハウジング内部の圧力上昇を受けて点火器40が開口部15を通過してハウジングの外部に飛び出てしまうことが防止される。なお、下部側シェル10の厚みは、2.0mm以下であることが好ましいが、より好ましくは1.8mm以下である。
ここで、図1に示すように、窪み部14には、樹脂材料からなる保持部材36が接触する部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により保持部材36に接合される接合部位14aが形成されている。この接合部位14aは、例えばナノ秒パルス幅のレーザー光線を下部側シェル10の窪み部14に照射して走査させることにより、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)又は梨地加工などの表面処理により、当該窪み部14の表面に形成されるものであり、上記アンカー効果を発現できる凹凸部位である。接合部位14aは水平部位および当該水平部位に垂直な垂直部位を含んでいる。なお、レーザー光線の上記走査は、例えば円周状、網目状、スポット状又は螺旋状に行うことができる。このとき、窪み部14において、通常の作動時においては十分な強度を有しながら、火災時などの緊急時において予め割れてもいい部位を選択し、該部位に接合部位14aを加工形成しておいてもよい。これにより、火災時などの緊急時においてガス発生剤61の燃焼によるガス発生が起きても、該ガスを安全に外部に排出することができるだけでなく、ハウジングの破裂を防止することができる(Fail Safe機能)。
保持部材36は、点火器40の端子ピン42、43を部分的に露出させた状態で保持すると共に、端子ピン42、43とコントロールユニット(図示略)とを電気的に接続するためのハーネスの雄型コネクタ(図示略)を接続するための雌型コネクタ部36aを有している。保持部材36は例えば樹脂材料を用いたインサート成形によって形成される。詳しくは、まず下部側シェル10の窪み部14に、上述の方法により、アンカー効果を発現する凹凸部位である接合部位14aを形成する。そして、下部側シェル10の開口部15を介して点火器40を差し込む。次に、下金型(図示略)で下部側シェル10を固定し、上金型(図示略)で点火器40を固定する。上金型から樹脂材料を流し込み、保持部材36を形成する。このとき、アンカー効果により樹脂材料が接合部位14aに染み込み固化することで、保持部材36が下部側シェル10に対して強固に固定された状態で形成されることとなる。
続いて、点火器40は、保持部材36に保持されることによりハウジング内に配置されている。点火器40は、火炎を発生するものであり、点火部41と上述の端子ピン42、43とを備えている。点火部41は、その内部に、作動時において着火して燃焼することで火炎を発生する点火薬と当該点火薬を着火させるための抵抗体(共に図示略)とを含んでいる。端子ピン42、43は、上記点火薬を着火させるため点火部41に接続されている。上記抵抗体は、端子ピン42、43の先端を連結するように取り付けられ、この抵抗体を取り囲むように又はこの抵抗体に近接するように上記点火薬が図示しないスクイブカップ内に装填されている。上記抵抗体としては一般にニクロム線等が利用され、上記点火薬としては一般にZPP(ジルコニウム・過塩素酸カリウム)、ZWPP(ジルコニウム・タングステン・過塩素酸カリウム)、鉛トリシネート等が利用される。なお、点火器40は、点火薬を着火させる着火素子である半導体ブリッジチップ(SCBチップ)を有してもよい。
衝突を検知した際には、端子ピン42、43を介して上記抵抗体に所定量の電流が流れるようになっている。抵抗体に電流が流れることにより、当該抵抗体においてジュール熱が発生し、点火薬が燃焼を開始する。燃焼により生じた高温の火炎は、点火薬を収納している上記スクイブカップを破裂させる。抵抗体に電流が流れてから点火器40が作動するまでの時間は、抵抗体にニクロム線を利用した場合には一般に2ミリ秒以下である。
上述のカップ状部材50は、保持部材36および点火器40を覆うように設けられている。カップ状部材50は、底板部11側の端部が開口した略円筒形状を有しており、内部に伝火薬56が収容された伝火室55を含んでいる。カップ状部材50は、その伝火室55が点火部41に面するようにガス発生剤収容室60内に配置されている。また、カップ状部材50は、開口端側にフランジ状に延出された先端部54を有しており、この先端部54は底板部11と下側保持部材62とによって挟み込まれた状態で固定されている。このようなカップ状部材50は、点火器40が作動することによって伝火薬56が着火された場合に伝火室55内の圧力上昇又は発生した熱の伝導に伴って破裂又は溶融するものであり、例えばアルミニウムや熱硬化性樹脂等の機械的強度が比較的低いものが用いられる。
伝火薬56は、点火器40が作動することによって生じた火炎によって点火され、燃焼することによって熱粒子を発生する。伝火薬56としては、ガス発生剤61を確実に燃焼開始させることができるものであることが必要であり、一般的には、B/KNO3等に代表される金属粉/酸化剤からなる組成物等が用いられる。また、伝火薬56としては、オートイグニッション(AI)機能を有するものを用いることも可能である。AI機能とは、点火器40の作動によらずに自動発火する機能である。AI機能を有する伝火薬56は、ガス発生剤61よりも低い温度で自動発火するので、ガス発生器100が組み込まれたエアバッグ装置が装備された車両等において万が一火災等が発生した場合、外部から加熱されることによるガス発生器100の異常動作の誘発を防ぐことができる。
ガス発生剤収容室60は、下部側シェル10および上部側シェル20からなるハウジングの内部の空間のうち、上述のカップ状部材50が配置された部分を取り巻く空間であって、ガス発生剤61が収容される空間を形成する。また、ガス発生剤収容室60をハウジングの径方向に取り巻く空間には、上述のフィルタ材70が当該ハウジングの内壁に沿って配置されている。フィルタ材70は、円筒状の形状を有しており、その中心軸がハウジングの軸方向と実質的に合致するように配置されることにより、ガス発生剤収容室60を径方向に取り囲んでいる。
ガス発生剤61は、点火器40が作動することによって生じた熱粒子によって着火され、燃焼することによってガスを発生させる薬剤である。ガス発生剤61としては、非アジド系ガス発生剤を用いることが好ましく、一般に燃料と酸化剤と添加剤とを含む成形体としてガス発生剤61が形成される。燃料としては、たとえばトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体、アゾジカルボンアミド誘導体、ヒドラジン誘導体等又はこれらの組み合わせが利用される。具体的には、たとえばニトログアニジン、硝酸グアニジン、シアノグアニジン、5−アミノテトラゾール等が好適に利用される。また、酸化剤としては、たとえば塩基性硝酸銅等の塩基性硝酸塩、過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム等の過塩素酸塩、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、アンモニアから選ばれたカチオンを含む硝酸塩等が利用される。硝酸塩としては、たとえば硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等が好適に利用される。また、添加剤としては、バインダ、スラグ形成剤、燃焼調整剤等が挙げられる。バインダとしては、たとえばカルボキシメチルセルロースの金属塩、ステアリン酸塩等の有機バインダ、又は、合成ヒドロキシタルサイト、酸性白土等の無機バインダが好適に利用可能である。スラグ形成剤としては窒化珪素、シリカ、酸性白土等が好適に利用可能である。また、燃焼調整剤としては、金属酸化物、フェロシリコン、活性炭、グラファイト等が好適に利用可能である。
フィルタ材70は、例えばステンレス鋼又は鉄鋼等の金属線材を巻き回して焼結したもの、金属線材を編み込んだ網材をプレス加工することによって押し固めたもの、或いは孔あき金属板を巻き回したもの等が利用される。フィルタ材70は、ガス発生剤収容室60内で発生したガスがこのフィルタ材70中を通過する際に、ガスが有する高温の熱を奪い取ることによってガスを冷却する冷却手段として機能するとともに、ガス中に含まれる残渣(スラグ)等を除去する除去手段としても機能する。したがって、ガスを十分に冷却し、かつ残渣が外部に放出されないようにするためには、ガス発生剤収容室60内で発生したガスが確実にフィルタ材70中を通過するようにすることが必要である。フィルタ材70の下端部の内周壁は下側保持部材62に保持されている。
続いて、フィルタ材70に対面する上部側シェル20の周壁部22(すなわち、固定部25が設けられた位置よりも天板部21側に位置する部分の周壁部)の部分には、ガス噴出口23が複数設けられている。ガス噴出口23は、フィルタ材70を通過したガスをハウジングの外部に排出するためのものである。また、上部側シェル20の周壁部22のフィルタ材70側に位置する主面には、上記ガス噴出口23を閉塞するようにシールテープ24が貼付されている。このシールテープ24としては、片面に粘着部材が塗布されたアルミニウム箔等が利用される。これにより、ガス発生剤収容室60の気密性が確保されている。
下側保持部材62は、作動時において、ガス発生剤収容室60にて発生したガスがフィルタ材70を経由することなく当該フィルタ材70の下端と底板部11との間の隙間から流出してしまうことを防止する。下側保持部材62は、たとえば金属製の板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、好適には普通鋼又は特殊鋼等の鋼板(たとえば、冷間圧延鋼板又はステンレス鋼板等)からなる部材にて構成される。
ガス発生剤収容室60のうち天板部21側に位置する端部には、上側保持部材63が配置されている。上側保持部材63は、フィルタ材70と天板部21との境目部分を覆うように配置されている。上側保持部材63は、フィルタ材70の天板部21側に位置する内周壁に接触することでフィルタ材70を位置決めして保持するとともに、その内部に配置されたクッション材64を保持している。上側保持部材63は、作動時において、ガス発生剤収容室60にて発生したガスがフィルタ材70を経由することなくフィルタ材70の上端と天板部21との間の隙間から流出してしまうことを防止する。上側保持部材63は、下側保持部材62と同様に、たとえば金属製の板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、好適には普通鋼又は特殊鋼等の鋼板(たとえば、冷間圧延鋼板又はステンレス鋼板等)からなる部材にて構成される。
上側保持部材63の内側には、ガス発生剤61に接触するように円盤形状のクッション材64が配置されている。クッション材64は、天板部21とガス発生剤61との間に配置されることにより、ガス発生剤61を底板部11側に向けて押圧している。クッション材64は、成形体からなるガス発生剤61が振動等によって粉砕されてしまうことを防止する目的で設けられるものであり、好適にはセラミックスファイバの成形体、ロックウール、発泡樹脂(たとえば発泡シリコーン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン等)、又は、クロロプレンおよびEPDMに代表されるゴム等からなる部材にて構成される。
以上のような構成において、ガス発生器100が搭載された車両が衝突した際には、車両に設けられた衝突検知手段によって衝突が検知され、車両に設けられたコントロールユニットからの端子ピン42、43に対する通電によって点火器40が作動する。伝火室55に収容された伝火薬56は、点火器40が作動することによって生じた火炎によって点火されて燃焼し、多量の熱粒子を発生させる。この伝火薬56の燃焼によってカップ状部材50は破裂又は溶融し、上述の熱粒子がガス発生剤収容室60へと流れ込む。
流れ込んだ熱粒子により、ガス発生剤収容室60に収容されたガス発生剤61が着火されて燃焼し、多量のガスを発生させる。ガス発生剤収容室60内で発生したガスは、フィルタ材70を通過し、その際にフィルタ材70によって熱が奪われて冷却されると共に、ガス中に含まれるスラグがフィルタ材70によって除去されてハウジングの外周縁部に流れ込む。そして、ハウジングの内圧の上昇に伴い、ガス噴出口23を閉塞するシールテープ24による封止が破られ、当該ガス噴出口23を介してガスがハウジングの外部へと噴出される。噴出されたガスは、ガス発生器100に接続されるエアバッグの内部に導入され、当該エアバッグを展開および膨張させるようになっている。
以上、本実施形態のガス発生器100によれば、保持部材36が接触する下部側シェル10の窪み部14のうち少なくとも一部に、アンカー効果により保持部材36に接合される接合部位14aが形成される。これによって、射出成形による保持部材36の形成時に、樹脂材料が凹凸部位である接合部位14aに入り込むため、下部側シェル10の窪み部14に対する保持部材36の密着性が強固なものとなる。これと共に、窪み部14に対する保持部材36のシール性を向上することができる。また、レーザー光線を用いた表面処理により、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)などの物理的な表面処理により、接合部位14aを形成する場合、下部側シェル10の窪み部14または保持部材36に対する化学変化が生じることがない。また、従来用いていた接着剤層が不要となるので、当該接着剤層の費用がかかることもない。そして、接着剤層を用いないので有機溶剤等の有害なガスが発生することもない。さらに、接着剤層を塗布および乾燥させるための工数も不要となり、工数削減が図れる。
また、本実施形態では、接合部位14aは、水平部位および当該水平部位に垂直な垂直部位を含むので、窪み部14に対する保持部材36の水平方向および垂直方向における密着性とシール性とが向上される。このことによって、全体としての密着性およびシール性をより向上することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るガス発生器について説明する。なお、第1実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に示す場合を除き、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。なお、後記の第3実施形態も同様とする。
図2に示すように、第2実施形態のガス発生器200が第1実施形態のガス発生器100と異なる点は、第1実施形態では、ハウジング内に配設される部分と当該ハウジング外に配設される部分とが一体的に形成された保持部材36を採用することとしたが、第2実施形態では、ハウジング内に配設される保持部材135と当該ハウジング外に配設される保持部材136とを別個独立に形成する。その他の構成は第1実施形態と同じとなっている。
本実施形態においても、窪み部114に、樹脂材料からなる保持部材136が接触する部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により保持部材136に接合される接合部位114aが形成されている。この接合部位114aは、第1実施形態と同じ方法で形成され、アンカー効果を発現できる凹凸部位である。接合部位114aは水平部位および当該水平部位に垂直な垂直部位を含んでいる。
このように、本実施形態のガス発生器200によれば、保持部材136が接触する下部側シェル110の窪み部114のうち少なくとも一部に、アンカー効果により保持部材136に接合される接合部位114aが形成される。これによって、保持部材136の形成時に、樹脂材料が接合部位114aに入り込むため、下部側シェル110の窪み部114に対する保持部材136の密着性が強固なものとなる。これと共に、窪み部114に対する保持部材136のシール性を向上することができる。また、レーザー光線を用いた表面処理により、あるいは、ブラスト加工(サンドブラストなど)などの物理的な表面処理により、接合部位114aを形成する場合、下部側シェル110の窪み部114または保持部材136に対する化学変化が生じることがない。また、従来用いていた接着剤層が不要となるので、当該接着剤層の費用がかかることもない。そして、接着剤層を用いないので有機溶剤等の有害なガスが発生することもない。さらに、接着剤層を塗布および乾燥させるための工数も不要となり、工数削減が図れる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るガス発生器について説明する。図3に示すように、第3実施形態のガス発生器300が第1実施形態のガス発生器100と異なる点は、下部側シェル210の突状筒部213の上面においても、保持部材236のうちハウジング内に配設された部分に対してアンカー効果を発現する凹凸部位である接合部位211aを形成する点である。その他の構成は第1実施形態と同じとなっている。
このように、本実施形態のガス発生器300によれば、上記第1実施形態のガス発生器100により奏される効果に加えて、下部側シェル210の突状筒部213に対する保持部材236の密着性が強固なものとなる。これと共に、突状筒部213に対する保持部材236のシール性を向上することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第1実施形態では、接合部位14aを窪み部14の一部(つまり、窪み部14のうち保持部材36が接触する一部分)に形成するようにしたが、これに限定されるものではなく、窪み部14の全部に接合部位14aを形成してもよい。第2および第3実施形態も同様にしてもよい。
また、上記第2実施形態では、接合部位211a、214aを形成したものとしたが、これに限定されるものではなく、接合部位211aだけを形成してもよい。
以下、本発明のガス発生器における接合部位のレーザー加工の評価、およびガス発生剤の吸湿量に基づくシール性の評価について述べる。なお、以下において、上記各実施形態と下2桁が同じ符号の部位は、特に示す場合を除き、上記実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
(レーザー加工評価)
図4(a)に示す下部側シェル310単体の窪み部314の水平部の下側に、アンカー効果を発現し得る接合部位314b(後記の接合部位314b1、314b2、314b3)をレーザー加工により形成したものを、図6の仕様No.1〜7とし、当該レーザー加工後の溝形状を評価した。
図6の仕様No.1のワークの接合部位のレーザーパターンによる形状は、図5(a)に示す接合部位314b1であって、溝を0.5mmピッチとして形成した円形状とした。図6の仕様No.2〜5のワークの接合部位のレーザーパターンによる形状は、図5(b)に示す接合部位314b2であって、溝を0.3mmピッチとして形成した円形状とした。また、図6の仕様No.6のワークの接合部位のレーザーパターンによる形状は、図示は省略するが、図5(b)の接合部位314b2よりも溝のピッチを更に狭めたものであって、0.15mmピッチの円形状とした。さらに、図6の仕様No.7のワークの接合部位のレーザーパターンによる形状は、図5(c)に示す接合部位314b3であって、溝を0.5mmピッチとして形成した格子形状とした。なお、溝幅、溝深さ、および加工時間などの他の加工条件は図6の通りである。
上記の仕様No.1および2の各ワークに対してカッティングを施し、顕微鏡により溝の形状を確認した。図7に示すように、溝深さが0.1mmの仕様No.1のワークについては、溝が安定して形成されていない事が分かった。これに対して、溝深さが0.3mmの仕様No.2のワークについては、溝が安定して形成されている事が分かった。
また、図6および図8に示すように、仕様No.3、4、7のワークについては、溝が安定して形成されている事が分かった。これに対して、仕様No.5のワークについては、溝幅が広すぎて隣の溝と重複してしまい、溝が安定して形成されていない事が分かった。さらに、仕様No.6のワークについては、ピッチが小さいため、溝が安定して形成されていない事が分かった。
以上より、深さが大きいほど、ピッチが大きいほど、溝が安定して形成される事が確認できた。これによって、後記の吸湿量評価でも述べるが、安定した溝が形成される結果、これに伴ってシール性が向上することが期待できる。
(ガス発生剤の吸湿量評価)
環境試験(温湿度サイクル試験)後のガス発生器(Assy)を分解して、薬剤(GG剤)の吸湿量を測定した。その測定結果を図9に示す。この環境試験では、上述した図6の仕様No.3のワークを用い、−40℃(低温)→105℃(高温)→80℃×95%RHの条件でこのサイクルを400時間に到達するまで繰り返した。また、乾燥減量試験法により乾燥前後の重量差を測定し、当該測定結果を吸湿量とした。なお、図9の表においては、接着剤仕様の吸湿量を100としたときのレーザー仕様の吸湿量が示されている。
図9に示すように、吸湿量としては、接着剤仕様>レーザー仕様、の関係を満たす結果となったが、レーザー仕様と接着剤仕様とは、ほぼ同等の吸湿性能を有している事が分かった。
以上の結果から、レーザー仕様は、接着剤仕様とほぼ同等のシール性を得ることができる事が分かった。
また、同じレーザー仕様でも、格子形状のレーザーパターンに対する円形状のレーザーパターンの優位性については、格子形状に比べ加工時間を短くすることが可能であるため、生産性を向上できることが挙げられる。
10、110、210、310、410 下部側シェル
11、111、211、311、411 底板部
12、112、212、312、412 周壁部
13、113、213、313、413 突状筒部
14、114、214、314、414 窪み部
14a、114a、211a、214a、314b、314b1、314b2、314b3、411a 接合部位
15、115、215、315、415 開口部
20、120、220 上部側シェル
21、121、221 天板部
22、122、222 周壁部
23、123、223 ガス噴出口
24、124、224 シールテープ
25、125、225 固定部
36、135、136、236 保持部材
36a、136a、236a 雌型コネクタ部
40、140、240 点火器
41、141、241 点火部
42、43、142、143、242、243 端子ピン
50、150、250 カップ状部材
54、154、254 先端部
55、155、255 伝火室
56、156、256 伝火薬
60、160、260 ガス発生剤収容室
61、161、261 ガス発生剤
62、162、262 下側保持部材
63、163、263 上側保持部材
64、164、264 クッション材
70、170、270 フィルタ材
100、200、300 ガス発生器

Claims (4)

  1. 下部側シェルと上部側シェルとを有し、複数のガス噴出口が配設された金属製のハウジングと、
    前記ガス噴出口を前記ハウジングの内側において閉塞するシール状の閉塞部材と、
    前記ハウジングの内側に周方向にわたって設けられたフィルタ材と、
    前記ハウジングの内壁と前記フィルタ材の内壁とで囲まれる空間から形成された燃焼室と、
    前記燃焼室に収容され燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、
    前記燃焼室の内部において、前記ハウジングの上下方向に移動可能であり、初期位置で前記ガス発生剤を前記下部側シェルに向かって押圧するように設けられた蓋部材と、
    前記ハウジングに装着され、一対の端子ピンを有すると共に所定量の電流を受けて前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器と、
    前記下側部シェルに設けられ、前記点火器の前記端子ピンを部分的に露出した状態で保持すると共に雌型コネクタ部が形成された樹脂製の保持部材と、を備え、
    前記保持部材が接触する前記下部側シェルの部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により前記保持部材に接合される接合部位が形成されていることを特徴とするガス発生器。
  2. 燃焼室を形成する金属製のハウジングと、
    前記燃焼室に収納され、燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、
    一対の端子ピンを有すると共に所定量の電流を受けて前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器と、
    前記ハウジングに設けられ、前記点火器の前記端子ピンを部分的に露出した状態で保持すると共に雌型コネクタ部が形成された樹脂製の保持部材と、を備え、
    前記保持部材が接触する前記ハウジングの部分のうち少なくとも一部に、アンカー効果により前記保持部材に接合される接合部位が形成されていることを特徴とするガス発生器。
  3. 前記接合部位は、水平部位および前記水平部位に垂直な垂直部位を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス発生器。
  4. 前記ハウジングには、前記点火器の方に向かって窪んで形成され、前記保持部材の少なくとも一部が配される窪み部が設けられ、
    前記保持部材は、前記窪み部の底部の上面および下面に接するように、前記ハウジング内に配される部分と当該ハウジング外に配される部分とを含み、
    前記接合部位は、前記窪み部の底部の前記上面および前記下面のうち両方又は片方に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガス発生器。
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