JP2001000597A - ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ - Google Patents
ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブInfo
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- JP2001000597A JP2001000597A JP11180395A JP18039599A JP2001000597A JP 2001000597 A JP2001000597 A JP 2001000597A JP 11180395 A JP11180395 A JP 11180395A JP 18039599 A JP18039599 A JP 18039599A JP 2001000597 A JP2001000597 A JP 2001000597A
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- golf club
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- club head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 打撃位置の変動に伴うボールの飛距離と飛球
方向のばらつきが小さいゴルフクラブヘッドおよびゴル
フクラブを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブヘッド1は、ゴルフクラブ
ヘッド1の慣性楕円体であり、その原点で互いに直交す
る慣性楕円体の3本の主軸を、それらの主軸まわりの慣
性モーメントが大きい順に軸I1、軸I2および軸I3と
したとき、軸I2および軸I3のいずれか一方と、フェー
ス面11の法線ベクトルとのなす角度θが20°以下で
あるようにフェース面11が形成されている。
方向のばらつきが小さいゴルフクラブヘッドおよびゴル
フクラブを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブヘッド1は、ゴルフクラブ
ヘッド1の慣性楕円体であり、その原点で互いに直交す
る慣性楕円体の3本の主軸を、それらの主軸まわりの慣
性モーメントが大きい順に軸I1、軸I2および軸I3と
したとき、軸I2および軸I3のいずれか一方と、フェー
ス面11の法線ベクトルとのなす角度θが20°以下で
あるようにフェース面11が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はゴルフクラブヘッ
ドおよびゴルフクラブに関する。特に、ゴルフクラブヘ
ッドの特性として重要な慣性モーメントを重心まわりの
慣性楕円体で表わし、その慣性楕円体の3本の慣性主軸
のうち、当該慣性主軸まわりの慣性モーメントが最大に
なる慣性主軸以外の2軸のどちらか一方と、重心を通る
フェース面の法線ベクトルのなす角度を0°に近づける
ものである。これにより、ゴルフボールの飛球方向に対
する慣性モーメントを大きくし、打撃位置のばらつきに
起因する飛距離と方向性のばらつきを効率よく減少させ
るものである。
ドおよびゴルフクラブに関する。特に、ゴルフクラブヘ
ッドの特性として重要な慣性モーメントを重心まわりの
慣性楕円体で表わし、その慣性楕円体の3本の慣性主軸
のうち、当該慣性主軸まわりの慣性モーメントが最大に
なる慣性主軸以外の2軸のどちらか一方と、重心を通る
フェース面の法線ベクトルのなす角度を0°に近づける
ものである。これにより、ゴルフボールの飛球方向に対
する慣性モーメントを大きくし、打撃位置のばらつきに
起因する飛距離と方向性のばらつきを効率よく減少させ
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、慣性楕円体を考慮してゴルフクラ
ブヘッドを設計する技術として、特開平5−57034
号公報には、ゴルフクラブヘッドが元々持つ慣性楕円体
の主軸方向に重量を付加し、ゴルフクラブヘッドの重量
の増加を最小限に抑えつつ慣性楕円体を大きくする技術
が開示されている。
ブヘッドを設計する技術として、特開平5−57034
号公報には、ゴルフクラブヘッドが元々持つ慣性楕円体
の主軸方向に重量を付加し、ゴルフクラブヘッドの重量
の増加を最小限に抑えつつ慣性楕円体を大きくする技術
が開示されている。
【0003】また、特開平9−149954号公報や特
開平10−248969号公報で、飛球線を含む平面お
よび水平面に対して垂直な平面に慣性主軸を投影した際
の角度を、ゴルファーの打撃位置のばらつき方向近傍に
設定することで、飛距離のばらつきを抑制する技術が開
示されている。
開平10−248969号公報で、飛球線を含む平面お
よび水平面に対して垂直な平面に慣性主軸を投影した際
の角度を、ゴルファーの打撃位置のばらつき方向近傍に
設定することで、飛距離のばらつきを抑制する技術が開
示されている。
【0004】しかしながら、特開平5−57034号公
報に開示される技術は、生産したヘッドが予め有する慣
性主軸の方向を変化させずにその軸上に重量を付加する
ことで慣性楕円体を大きくすることを開示しているだけ
である。また、そもそも、その慣性主軸の方向がゴルフ
クラブの性能を考慮した場合に、望ましいものであるか
どうかの判断はなされていない。
報に開示される技術は、生産したヘッドが予め有する慣
性主軸の方向を変化させずにその軸上に重量を付加する
ことで慣性楕円体を大きくすることを開示しているだけ
である。また、そもそも、その慣性主軸の方向がゴルフ
クラブの性能を考慮した場合に、望ましいものであるか
どうかの判断はなされていない。
【0005】また、特開平9−149954号公報や特
開平10−248969号公報では、ゴルフクラブヘッ
ドに望ましい慣性主軸の傾斜角度を開示している。これ
は、いわゆるゴルフクラブヘッドをフェース側から見た
水平面に垂直な一平面に投影した場合に望ましい角度を
開示しているにすぎない。また、どの軸の傾斜を制御す
れば効果的であるかについては言及されていない。
開平10−248969号公報では、ゴルフクラブヘッ
ドに望ましい慣性主軸の傾斜角度を開示している。これ
は、いわゆるゴルフクラブヘッドをフェース側から見た
水平面に垂直な一平面に投影した場合に望ましい角度を
開示しているにすぎない。また、どの軸の傾斜を制御す
れば効果的であるかについては言及されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゴルファーがボールを
打撃するとき、さまざまな要因でボールがゴルフクラブ
ヘッドに当たる打点位置は変動する。ゴルフクラブに要
求される特性の1つに打点位置の変動に伴うボールの飛
距離と飛球方向のばらつきが小さいことが挙げられる。
打撃するとき、さまざまな要因でボールがゴルフクラブ
ヘッドに当たる打点位置は変動する。ゴルフクラブに要
求される特性の1つに打点位置の変動に伴うボールの飛
距離と飛球方向のばらつきが小さいことが挙げられる。
【0007】打点位置が変動することによりボールの方
向と飛距離が不安定になると、ゴルファーが望んだ位置
にボールを運ぶことができず、スコアメイクの上で好ま
しくないためである。
向と飛距離が不安定になると、ゴルファーが望んだ位置
にボールを運ぶことができず、スコアメイクの上で好ま
しくないためである。
【0008】また、特にドライバにおいて、近年長尺化
が進み、ヘッドの遅れにより打球が右へ飛び出す減少、
いわゆるボールの掴まりが悪いという傾向が顕著になっ
ている。この対策として、フェース角と呼ばれる飛球線
とフェース面の偏差角度を−4度以下の小さい値にする
ものもある。しかし、ゴルファーが最もアドレスしやす
いフェース角は0度であり、一般には−2度から2度の
範囲に設定されているものである。このため前述したフ
ェース角を小さくしたヘッドでは、アドレスがし難い使
いづらいクラブとなっている。
が進み、ヘッドの遅れにより打球が右へ飛び出す減少、
いわゆるボールの掴まりが悪いという傾向が顕著になっ
ている。この対策として、フェース角と呼ばれる飛球線
とフェース面の偏差角度を−4度以下の小さい値にする
ものもある。しかし、ゴルファーが最もアドレスしやす
いフェース角は0度であり、一般には−2度から2度の
範囲に設定されているものである。このため前述したフ
ェース角を小さくしたヘッドでは、アドレスがし難い使
いづらいクラブとなっている。
【0009】そこで、この発明は上述のような問題点を
解決するためになされたものであり、打撃位置の変動に
伴うボールの飛距離と飛球方向のばらつきが小さく、飛
距離と方向性の安定したゴルフクラブヘッドとゴルフク
ラブを提供することである。
解決するためになされたものであり、打撃位置の変動に
伴うボールの飛距離と飛球方向のばらつきが小さく、飛
距離と方向性の安定したゴルフクラブヘッドとゴルフク
ラブを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ゴルフク
ラブの飛距離と飛球方向について種々の検討をした結
果、以下の結論を得た。つまり、上述の従来の技術にお
いても、ある程度の改善がなされているが、慣性楕円体
を平面上に投影するのではなく三次元的に捉え、慣性主
軸のどの軸にどのような傾斜をもたせればよいかを特定
することで、より効率的な改善が可能であることがわか
った。
ラブの飛距離と飛球方向について種々の検討をした結
果、以下の結論を得た。つまり、上述の従来の技術にお
いても、ある程度の改善がなされているが、慣性楕円体
を平面上に投影するのではなく三次元的に捉え、慣性主
軸のどの軸にどのような傾斜をもたせればよいかを特定
することで、より効率的な改善が可能であることがわか
った。
【0011】そこで、この発明では、従来の技術では開
示されていない、ゴルフクラブにとって望ましい慣性主
軸の三次元的な傾きと、傾斜を制御すべき軸を設定する
ことで、打球位置のばらつきに対してより効率的に飛距
離と打球方向のばらつきを抑えたゴルフクラブヘッドを
提供しようとするものである。
示されていない、ゴルフクラブにとって望ましい慣性主
軸の三次元的な傾きと、傾斜を制御すべき軸を設定する
ことで、打球位置のばらつきに対してより効率的に飛距
離と打球方向のばらつきを抑えたゴルフクラブヘッドを
提供しようとするものである。
【0012】現在ゴルフクラブヘッドは、主にスイート
エリアを考慮して設計されている。しかし、トウ−ヒー
ル方向に水平である任意の一軸まわりの慣性モーメント
の大きさで表わされることがあり、慣性主軸の投影角度
を考慮して設計されているものがある。しかし、三次元
的に存在する慣性楕円体の三軸の向きについては考慮さ
れていない。
エリアを考慮して設計されている。しかし、トウ−ヒー
ル方向に水平である任意の一軸まわりの慣性モーメント
の大きさで表わされることがあり、慣性主軸の投影角度
を考慮して設計されているものがある。しかし、三次元
的に存在する慣性楕円体の三軸の向きについては考慮さ
れていない。
【0013】この発明では、ゴルフクラブヘッドが有す
る慣性楕円体の互いに直交する慣性主軸のうち任意の一
軸と、ゴルフクラブヘッドの重心を通るフェース面の法
線ベクトルとのなす角度が小さくなるように設計するこ
とにより、飛距離と方向性の安定したゴルフクラブヘッ
ドとゴルフクラブを提供する。
る慣性楕円体の互いに直交する慣性主軸のうち任意の一
軸と、ゴルフクラブヘッドの重心を通るフェース面の法
線ベクトルとのなす角度が小さくなるように設計するこ
とにより、飛距離と方向性の安定したゴルフクラブヘッ
ドとゴルフクラブを提供する。
【0014】物体は、三次元的な慣性楕円体を有し、そ
の慣性楕円体は直交する3本の慣性主軸を持つ。外力が
加えられたとき、慣性モーメントの小さい軸まわりに最
も回転しやすいので、慣性モーメントが最も小さい軸I
3の方向から受けるモーメントに対して最も回転し難く
なる。
の慣性楕円体は直交する3本の慣性主軸を持つ。外力が
加えられたとき、慣性モーメントの小さい軸まわりに最
も回転しやすいので、慣性モーメントが最も小さい軸I
3の方向から受けるモーメントに対して最も回転し難く
なる。
【0015】従来のゴルフクラブヘッドは、特にメタル
ウッドヘッドや中空型アイアンヘッドでは、図1で示す
ように、ゴルフクラブヘッド1は、軸I1、軸I2および
軸I 3で示す慣性主軸と、慣性楕円体10を有する。重
心Gを通るフェース面11の法線ベクトルに対してなす
角度が最も小さいのは軸I3で、その角度は30°弱で
ある。
ウッドヘッドや中空型アイアンヘッドでは、図1で示す
ように、ゴルフクラブヘッド1は、軸I1、軸I2および
軸I 3で示す慣性主軸と、慣性楕円体10を有する。重
心Gを通るフェース面11の法線ベクトルに対してなす
角度が最も小さいのは軸I3で、その角度は30°弱で
ある。
【0016】ここで、ゴルフクラブでボールを打撃する
際に発生する荷重を図2に示す。打撃する際に発生する
荷重はベクトルFで表わされ、このベクトルFは、フェ
ース面11に垂直なベクトルFPと、フェース面11に
平行な微小なベクトルFHに分解することができる。飛
距離や飛球方向のばらつきはゴルフクラブヘッド1の矢
印12で示す方向への不必要な回転に起因する。この回
転運動を発生させるモーメントのほとんどは、その大き
さからフェース面11で垂直なベクトルFPであり、フ
ェース面11に平行なベクトルFHは垂直成分に比べて
無視し得る程度であることがわかる。
際に発生する荷重を図2に示す。打撃する際に発生する
荷重はベクトルFで表わされ、このベクトルFは、フェ
ース面11に垂直なベクトルFPと、フェース面11に
平行な微小なベクトルFHに分解することができる。飛
距離や飛球方向のばらつきはゴルフクラブヘッド1の矢
印12で示す方向への不必要な回転に起因する。この回
転運動を発生させるモーメントのほとんどは、その大き
さからフェース面11で垂直なベクトルFPであり、フ
ェース面11に平行なベクトルFHは垂直成分に比べて
無視し得る程度であることがわかる。
【0017】先に述べたように、慣性モーメントが最小
となる軸I3方向から受ける荷重に対して物体が最も回
転し難くなる。一方、ヘッドに加わる荷重の方向は、フ
ェースの法線ベクトルの方向に限定される。したがっ
て、打点ばらつきに対する飛距離の変動を最も減らすた
めには、慣性モーメントが最小となる軸I3の方向が荷
重方向、すなわちフェース面の法線ベクトルに一致すれ
ばよい。
となる軸I3方向から受ける荷重に対して物体が最も回
転し難くなる。一方、ヘッドに加わる荷重の方向は、フ
ェースの法線ベクトルの方向に限定される。したがっ
て、打点ばらつきに対する飛距離の変動を最も減らすた
めには、慣性モーメントが最小となる軸I3の方向が荷
重方向、すなわちフェース面の法線ベクトルに一致すれ
ばよい。
【0018】ここで、慣性主軸まわりの慣性モーメント
が最小となる軸I3とフェース面の法線ベクトルのなす
角を連続的に変化できるような、図3に示すような試験
ヘッドを作製した。フェース角は0°である。軸I3を
さまざまなに変化させるために、ヘッド1では、トウ−
フェース側とヒール−バック側に、ヘッド2では、トウ
−バック側とヒール−フェース側に各々10gの重量を
付加した。このとき、軸I3とフェース面の法線ベクト
ルのなす角度は、ヘッド1では4.8°、ヘッド2では
24.7°であった。
が最小となる軸I3とフェース面の法線ベクトルのなす
角を連続的に変化できるような、図3に示すような試験
ヘッドを作製した。フェース角は0°である。軸I3を
さまざまなに変化させるために、ヘッド1では、トウ−
フェース側とヒール−バック側に、ヘッド2では、トウ
−バック側とヒール−フェース側に各々10gの重量を
付加した。このとき、軸I3とフェース面の法線ベクト
ルのなす角度は、ヘッド1では4.8°、ヘッド2では
24.7°であった。
【0019】ここで、フェース面の法線ベクトルと慣性
主軸とのなす角度について説明する。図13で示すよう
に、フェース面11または、そのフェース面11を延長
した接面21の法線ベクトルであって、重心Gを通るベ
クトルは、重心Gからスイートスポットを通るように延
びる。また、軸I2または軸I3は、重心Gを通り、フェ
ース面の方向ベクトル(フェース面に平行な平面の法線
ベクトル)と角度θをなす。
主軸とのなす角度について説明する。図13で示すよう
に、フェース面11または、そのフェース面11を延長
した接面21の法線ベクトルであって、重心Gを通るベ
クトルは、重心Gからスイートスポットを通るように延
びる。また、軸I2または軸I3は、重心Gを通り、フェ
ース面の方向ベクトル(フェース面に平行な平面の法線
ベクトル)と角度θをなす。
【0020】なお、ゴルフクラブヘッドの中には、一般
的なウッド用のゴルフクラブヘッドのように、打球面が
凸状になったものがある。この場合は、フェース面11
の図心(フェース面の中心)近傍に接する面をフェース
面と定義する。詳しくは、フェース図心、またはスイー
トスポット(フェース面に重心を投影した位)あるいは
フェース外周を含む面に対して最も距離のあるフェース
面上の点に接する平面であるが、各々の点は図心付近に
集中するので、いずれに接する面を基準にしても大きな
違いはない。
的なウッド用のゴルフクラブヘッドのように、打球面が
凸状になったものがある。この場合は、フェース面11
の図心(フェース面の中心)近傍に接する面をフェース
面と定義する。詳しくは、フェース図心、またはスイー
トスポット(フェース面に重心を投影した位)あるいは
フェース外周を含む面に対して最も距離のあるフェース
面上の点に接する平面であるが、各々の点は図心付近に
集中するので、いずれに接する面を基準にしても大きな
違いはない。
【0021】図4は、図3で示すヘッドを46インチの
長尺クラブに組付け、軸I3とフェース面の法線ベクト
ルのなす角θを0°から30°付近まで変化させ、スイ
ートスポットから10mmトウ側で打撃したときの飛距
離の変化を示したロボット実験の結果である。図4か
ら、両者のなす角θが20°を超えると、急激に飛距離
が低下することがわかる。
長尺クラブに組付け、軸I3とフェース面の法線ベクト
ルのなす角θを0°から30°付近まで変化させ、スイ
ートスポットから10mmトウ側で打撃したときの飛距
離の変化を示したロボット実験の結果である。図4か
ら、両者のなす角θが20°を超えると、急激に飛距離
が低下することがわかる。
【0022】したがって、両者のなす角θを20°以下
となるように設計すれば、スイートスポットを外して打
撃しても飛距離低下の少ない、すなわち飛距離のばらつ
きの少ないクラブを提供することができる。
となるように設計すれば、スイートスポットを外して打
撃しても飛距離低下の少ない、すなわち飛距離のばらつ
きの少ないクラブを提供することができる。
【0023】さらに、被験者10名による試打を行なっ
た。図5は、ヘッド1の、図6はヘッド2の試打結果で
ある。それぞれ、上段(A)が飛び出し方向のヒストグ
ラム、下段(B)が球筋のヒストグラムである。
た。図5は、ヘッド1の、図6はヘッド2の試打結果で
ある。それぞれ、上段(A)が飛び出し方向のヒストグ
ラム、下段(B)が球筋のヒストグラムである。
【0024】図5および図6を参考にして、この結果で
右に飛び出す頻度とフェード系の球が出る頻度を比較す
ると、軸I3とフェース面の法線ベクトルとのなす角度
が小さいとヘッドの遅れによる右への飛び出し、フェー
スが開くためのスライス球が低減されていることがわか
る。
右に飛び出す頻度とフェード系の球が出る頻度を比較す
ると、軸I3とフェース面の法線ベクトルとのなす角度
が小さいとヘッドの遅れによる右への飛び出し、フェー
スが開くためのスライス球が低減されていることがわか
る。
【0025】ここで、球筋の横軸は、打球の曲がりの量
を被験者に自己申告させたものであり、一方飛び出し方
向の横軸は、目標物に対して5°刻みにエリアを区切
り、打撃直後の飛球方向を測定したものである。
を被験者に自己申告させたものであり、一方飛び出し方
向の横軸は、目標物に対して5°刻みにエリアを区切
り、打撃直後の飛球方向を測定したものである。
【0026】図7は、全打球に占める左右への飛び出し
の比率を示すグラフである。この結果から、軸I3とフ
ェース面の法線ベクトルのなす角度を10°以下にすれ
ば、フェース角を小さく設定することなくヘッドの遅れ
によるボールの掴まりの悪さを改善できることがわか
る。
の比率を示すグラフである。この結果から、軸I3とフ
ェース面の法線ベクトルのなす角度を10°以下にすれ
ば、フェース角を小さく設定することなくヘッドの遅れ
によるボールの掴まりの悪さを改善できることがわか
る。
【0027】なお、慣性主軸まわりの慣性モーメントの
大きさを軸I1>軸I2>軸I3となるように設定した
が、ヘッドの高さを増加させていくと、軸I2と軸I3の
位置が入れ替わることがある。この場合は軸I2と軸I3
まわりの慣性モーメントの大きさは大差はないので、無
理に軸I3とフェース面の法線ベクトルとのなす角を小
さくしなくても、軸I2を軸I3の代わりに設定してもよ
い。
大きさを軸I1>軸I2>軸I3となるように設定した
が、ヘッドの高さを増加させていくと、軸I2と軸I3の
位置が入れ替わることがある。この場合は軸I2と軸I3
まわりの慣性モーメントの大きさは大差はないので、無
理に軸I3とフェース面の法線ベクトルとのなす角を小
さくしなくても、軸I2を軸I3の代わりに設定してもよ
い。
【0028】図9において、地面に垂直な重心Gを通る
軸をZ軸とし、フェース面の図心における接面と地面と
の交線に平行でかつZ軸と垂直で重心Gを通る軸をX軸
とする。また、X軸とZ軸の両方に垂直で重心Gを通る
軸をY軸とする。
軸をZ軸とし、フェース面の図心における接面と地面と
の交線に平行でかつZ軸と垂直で重心Gを通る軸をX軸
とする。また、X軸とZ軸の両方に垂直で重心Gを通る
軸をY軸とする。
【0029】まず、図8に示すように、フェース面の図
心における接面と地面との交線に平行でかつ重心を通る
面の方向ベクトルをf(l,m,n)Tとし、次式の各
ベクトルを計算する。
心における接面と地面との交線に平行でかつ重心を通る
面の方向ベクトルをf(l,m,n)Tとし、次式の各
ベクトルを計算する。
【0030】 f1(l1,m1,n1)T=f×Z(0,0,1)T f2(l2,m2,n2)T=f1×f …(1) f3(l3,m3,n3)T=f1×f2 ただし、×は外積を表わす。
【0031】次に、図9で示すように、フェース面11
の図心21a(中心)における接面21と地面23との
交線に平行でかつ重心を通る軸をα軸、接面21と平行
でα軸と垂直な軸をβ軸、α軸およびβ軸に垂直な軸を
γ軸とすると、α、β、γ座標系からX、Y、Z座標系
の変換は、次式で表わされる。
の図心21a(中心)における接面21と地面23との
交線に平行でかつ重心を通る軸をα軸、接面21と平行
でα軸と垂直な軸をβ軸、α軸およびβ軸に垂直な軸を
γ軸とすると、α、β、γ座標系からX、Y、Z座標系
の変換は、次式で表わされる。
【0032】 X=l1・α+l2・β+l3・γ Y=m1・α+m2・β+m3・γ …(2) Z=n1・α+n2・β+n3・γ ここで、l1,l2,l3,l12,l13,l23はX,Y,
Z軸に関する慣性モーメントと慣性乗積とすると、以下
の関係が得られる。
Z軸に関する慣性モーメントと慣性乗積とすると、以下
の関係が得られる。
【0033】 l1・X2+l2・Y2+l3・Z2+2・l12・X・Y+2・l13・X・Z+2・ l23・Y・Z=1 …(3) 式(3)で表わされる楕円体は慣性楕円体と呼ばれてい
る。これは各方向の慣性抵抗の大きさを示すものであ
る。
る。これは各方向の慣性抵抗の大きさを示すものであ
る。
【0034】この慣性楕円体の大きさは、物体の回転の
しやすさを示す慣性抵抗の大きさを表わしている。荷重
方向から見た慣性楕円体の投影面積が小さいほど慣性抵
抗が高いことを表わしている。そのため、ゴルフクラブ
ヘッドを回転させる主荷重であるフェース面の法線ベク
トルと慣性楕円体の軸I3の方向を一致させることで、
ゴルフクラブヘッドのボール打撃に対する慣性抵抗を最
大にでき、またはフェース面の法線ベクトルと慣性楕円
体の軸I2の方向を一致させることで慣性抵抗を極大に
できるので飛距離が安定する。
しやすさを示す慣性抵抗の大きさを表わしている。荷重
方向から見た慣性楕円体の投影面積が小さいほど慣性抵
抗が高いことを表わしている。そのため、ゴルフクラブ
ヘッドを回転させる主荷重であるフェース面の法線ベク
トルと慣性楕円体の軸I3の方向を一致させることで、
ゴルフクラブヘッドのボール打撃に対する慣性抵抗を最
大にでき、またはフェース面の法線ベクトルと慣性楕円
体の軸I2の方向を一致させることで慣性抵抗を極大に
できるので飛距離が安定する。
【0035】この発明に従ったゴルフクラブヘッドは、
ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原点で互
いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それらの主軸
まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸I2およ
び軸I3としたとき、軸I2および軸I3のいずれか一方
と、フェース面の法線ベクトルとのなす角度が20°以
下であるようにフェース面が形成されている。
ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原点で互
いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それらの主軸
まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸I2およ
び軸I3としたとき、軸I2および軸I3のいずれか一方
と、フェース面の法線ベクトルとのなす角度が20°以
下であるようにフェース面が形成されている。
【0036】また、好ましくは、軸I3とフェース面の
法線ベクトルのなす角度が10°以下である。
法線ベクトルのなす角度が10°以下である。
【0037】また、好ましくは、軸I2とフェース面の
法線ベクトルのなす角度が10°以下である。
法線ベクトルのなす角度が10°以下である。
【0038】さらに、この発明に従ったゴルフクラブ
は、上述のいずれかのゴルフクラブヘッドと、その一方
端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトとを備え
る。
は、上述のいずれかのゴルフクラブヘッドと、その一方
端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトとを備え
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0040】まず、この発明に従ったゴルフクラブヘッ
ドは、ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原
点で互いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それら
の主軸まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸
I2および軸I3としたとき、軸I2および軸I3のいずれ
か一方と、フェース面の法線ベクトルとのなす角度が2
0°以下であるようにフェース面が形成されているもの
である。
ドは、ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であり、その原
点で互いに直交する慣性楕円体の3本の主軸を、それら
の主軸まわりの慣性モーメントが大きい順に軸I1、軸
I2および軸I3としたとき、軸I2および軸I3のいずれ
か一方と、フェース面の法線ベクトルとのなす角度が2
0°以下であるようにフェース面が形成されているもの
である。
【0041】ここで、軸I3とフェース面の法線ベクト
ルとのなす角度を20°以下にするためには、トウ−サ
イド部とバック部のややヒールよりに本体を構成する材
料より比重の大きいウエイト材を配置し、軸I3を矯正
する。また、図12で示すように、通常のヘッドでは、
一般に、軸I3よりも軸I2の方がフェース面11の法線
ベクトルとのなす角度が小さい。この場合は、無理に軸
I3を矯正するよりも軸I2を矯正し、軸I2とフェース
面11の法線ベクトルとのなす角度が20°以下とする
ことで、慣性抵抗の極大値を目指せばよいのである。
ルとのなす角度を20°以下にするためには、トウ−サ
イド部とバック部のややヒールよりに本体を構成する材
料より比重の大きいウエイト材を配置し、軸I3を矯正
する。また、図12で示すように、通常のヘッドでは、
一般に、軸I3よりも軸I2の方がフェース面11の法線
ベクトルとのなす角度が小さい。この場合は、無理に軸
I3を矯正するよりも軸I2を矯正し、軸I2とフェース
面11の法線ベクトルとのなす角度が20°以下とする
ことで、慣性抵抗の極大値を目指せばよいのである。
【0042】また、好ましくは、軸I3とフェース面の
法線ベクトルとのなす角度は10°以下である。この場
合、軸を矯正する効果を高めるため、ウエイト材をヒー
ルバック部のサイド面に配置している。
法線ベクトルとのなす角度は10°以下である。この場
合、軸を矯正する効果を高めるため、ウエイト材をヒー
ルバック部のサイド面に配置している。
【0043】さらに好ましくは、軸I2とフェース面の
法線ベクトルとのなす角度は10°以下である。
法線ベクトルとのなす角度は10°以下である。
【0044】また、これらのゴルフクラブヘッドと、そ
の一方端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトか
らなるゴルフクラブを形成すればさらに好ましい。
の一方端がゴルフクラブヘッドに接続されたシャフトか
らなるゴルフクラブを形成すればさらに好ましい。
【0045】
【実施例】図10は、慣性主軸の方向を目的の値に設定
するための本発明の実施例1のクラブヘッドを示す図で
ある。図10で示すように、ゴルフクラブヘッドのトウ
−サイド部にトウ先ウエイト部材を設けた。また、バッ
ク−ソール部やヒールよりにソールバックセンタウエイ
ト部材を設けた。これらのウエイト部材は、ともに、比
重の高い金属(ステンレス合金、コバルト合金、タンタ
ル合金、タングステン合金等)とした。これにより、フ
ェース面の法線ベクトルに対して軸I3のなす角度θ
を、表1に示すように本発明が設定する値に修正した。
するための本発明の実施例1のクラブヘッドを示す図で
ある。図10で示すように、ゴルフクラブヘッドのトウ
−サイド部にトウ先ウエイト部材を設けた。また、バッ
ク−ソール部やヒールよりにソールバックセンタウエイ
ト部材を設けた。これらのウエイト部材は、ともに、比
重の高い金属(ステンレス合金、コバルト合金、タンタ
ル合金、タングステン合金等)とした。これにより、フ
ェース面の法線ベクトルに対して軸I3のなす角度θ
を、表1に示すように本発明が設定する値に修正した。
【0046】
【表1】
【0047】さらに、図11に実施例2のクラブヘッド
を示す。ウエイト材による軸I3の矯正効果を増すため
に、比重の高い金属(ステンレス合金、コバルト合金、
タンタル合金、タングステン合金等)の配置をソールバ
ック部からヒールサイド部に移した。また、トウ−サイ
ド部のウエイトはそのままとした。これにより、フェー
ス面の法線ベクトルと軸I3のなす角度を表2に示すよ
うに、10°以下の範囲に修正したものである。
を示す。ウエイト材による軸I3の矯正効果を増すため
に、比重の高い金属(ステンレス合金、コバルト合金、
タンタル合金、タングステン合金等)の配置をソールバ
ック部からヒールサイド部に移した。また、トウ−サイ
ド部のウエイトはそのままとした。これにより、フェー
ス面の法線ベクトルと軸I3のなす角度を表2に示すよ
うに、10°以下の範囲に修正したものである。
【0048】
【表2】
【0049】図11では、トウ・フェース側のソール部
に比重の高いウエイト部4aを設け、また、ヒール・バ
ック側のサイド部に比重の高いウエイト4bを配置して
いる。ウエイトを付加する前の軸I3はフェース面の法
線ベクトルに対して22°の傾斜を有するが、重心に対
してほぼ点対称になるようにウエイトを付加することで
重心の位置を変えることなく慣性楕円体の主軸の傾斜だ
けを矯正することができる。
に比重の高いウエイト部4aを設け、また、ヒール・バ
ック側のサイド部に比重の高いウエイト4bを配置して
いる。ウエイトを付加する前の軸I3はフェース面の法
線ベクトルに対して22°の傾斜を有するが、重心に対
してほぼ点対称になるようにウエイトを付加することで
重心の位置を変えることなく慣性楕円体の主軸の傾斜だ
けを矯正することができる。
【0050】また、重量を付加する位置は重心から離れ
るほど矯正効果が高くなるので、ヒール・バック部に付
加すべき重量は、ヘッド本体サイド部に重量体をねじ込
む受領部を形成し、これにねじ止めしている。
るほど矯正効果が高くなるので、ヒール・バック部に付
加すべき重量は、ヘッド本体サイド部に重量体をねじ込
む受領部を形成し、これにねじ止めしている。
【0051】表3に、本発明(実施例2)のクラブをロ
ボットによりスイートスポット位置より左右に10mm
オフセットして10球打撃したときの平均飛距離(キャ
リー)を示す。
ボットによりスイートスポット位置より左右に10mm
オフセットして10球打撃したときの平均飛距離(キャ
リー)を示す。
【0052】
【表3】
【0053】本発明のゴルフクラブヘッドは、前述した
ように、慣性主軸まわりの慣性モーメントが最大になる
軸I1以外の軸I2または軸I3とフェース面の法線ベク
トルのなす角度を20°以下、好ましくは10°以下に
することにより、打球の飛距離と方向性を安定させるも
のである。
ように、慣性主軸まわりの慣性モーメントが最大になる
軸I1以外の軸I2または軸I3とフェース面の法線ベク
トルのなす角度を20°以下、好ましくは10°以下に
することにより、打球の飛距離と方向性を安定させるも
のである。
【0054】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0055】
【発明の効果】本発明のゴルフクラブヘッドは、前述し
たように慣性主軸まわり慣性モーメントが最大になる軸
I1以外の軸I2または軸I3とフェース面の法線ベクト
ルのなす角度を20°以下、好ましくは10°以下とす
るものである。これにより、ヘッドが持つ慣性楕円体を
三次元的に好ましい配置とすることによって、ヘッドの
慣性モーメントを効果的に打球の飛距離と方向の安定性
に転化させることができる。
たように慣性主軸まわり慣性モーメントが最大になる軸
I1以外の軸I2または軸I3とフェース面の法線ベクト
ルのなす角度を20°以下、好ましくは10°以下とす
るものである。これにより、ヘッドが持つ慣性楕円体を
三次元的に好ましい配置とすることによって、ヘッドの
慣性モーメントを効果的に打球の飛距離と方向の安定性
に転化させることができる。
【図1】 従来のゴルフクラブヘッドの慣性楕円体と慣
性主軸を模式的に示す図である。
性主軸を模式的に示す図である。
【図2】 ボール打撃時に発生する力とモーメントとの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図3】 慣性主軸I3の傾斜を変化させるための試作
ヘッドを示す図である。
ヘッドを示す図である。
【図4】 フェース面の法線ベクトルに対する軸I3の
傾斜角度とキャリーとの関係を示すグラフである。
傾斜角度とキャリーとの関係を示すグラフである。
【図5】 ヘッド1を装着したクラブで打撃したときの
打球方向と球筋を示すグラフである。
打球方向と球筋を示すグラフである。
【図6】 ヘッド2を装着したクラブで打撃したときの
打球方向と球筋を示すグラフである。
打球方向と球筋を示すグラフである。
【図7】 フェース面の法線ベクトルに対する軸I3の
傾斜角度と左右へ飛び出した打球の比率を示す図であ
る。
傾斜角度と左右へ飛び出した打球の比率を示す図であ
る。
【図8】 切断楕円面と座標変換を説明するための模式
図である。
図である。
【図9】 慣性楕円系座標の基本軸X、Y、Zおよび変
換軸α、β、γを示す模式図である。
換軸α、β、γを示す模式図である。
【図10】 この発明の実施例1のゴルフクラブヘッド
の模式図である。
の模式図である。
【図11】 この発明の実施例2のゴルフクラブヘッド
の模式図である。
の模式図である。
【図12】 ゴルフクラブヘッド形状による軸I2と軸
I3の角度の変化を示す図である。
I3の角度の変化を示す図である。
【図13】 軸I2または軸I3とフェース面の法線ベク
トルとのなす角度を説明するための図である。
トルとのなす角度を説明するための図である。
1 ゴルフクラブヘッド、2 ゴルフボール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 元孝 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 (72)発明者 辻 圭 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 Fターム(参考) 2C002 AA02 LL01 MM04
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴルフクラブヘッドの慣性楕円体であ
り、その原点で互いに直交する前記慣性楕円体の3本の
主軸を、それらの主軸まわりの慣性モーメントが大きい
順に軸I1、軸I2および軸I3としたとき、 前記軸I2および前記軸I3のいずれか一方と、フェース
面の法線ベクトルとのなす角度が20°以下であるよう
に前記フェース面が形成されている、ゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項2】 前記軸I3と前記フェース面の法線ベク
トルのなす角度が10°以下である、請求項1に記載の
ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項3】 前記軸I2と前記フェース面の法線ベク
トルのなす角度が10°以下である、請求項1に記載の
ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
ゴルフクラブヘッドと、その一方端が前記ゴルフクラブ
ヘッドに接続されたシャフトとを備えた、ゴルフクラ
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11180395A JP2001000597A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11180395A JP2001000597A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001000597A true JP2001000597A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16082498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11180395A Pending JP2001000597A (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001000597A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223859A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-31 | Acushnet Co | 一体的に取り付けられたウエイト部材を備えるゴルフクラブヘッド |
-
1999
- 1999-06-25 JP JP11180395A patent/JP2001000597A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223859A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-31 | Acushnet Co | 一体的に取り付けられたウエイト部材を備えるゴルフクラブヘッド |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |