JP2000516636A - 新規なクラスのベンゾポルフィリン誘導体光活性化合物 - Google Patents

新規なクラスのベンゾポルフィリン誘導体光活性化合物

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Abstract

(57)【要約】 光力学的治療に有用な化合物のレパートリーを拡大する新規な化合物が記載される。モノヒドロベンゾポルフィリンは、三酸形態で、またはヘテロ原子を有するエステル(置換アルコール)として、またはアミドとして得られ得る。

Description

【発明の詳細な説明】 新規なクラスのベンゾポルフィリン誘導体光活性化合物技術分野 本発明の分野は、光力学的治療に有用な化合物の設計および合成、ならびに光 活性化合物技術の関連適用である。特に、本発明は、4つのカルボキシル置換基 のうち3つにおいて、誘導体化が制御されているベンゾポルフィリン誘導体のク ラスの調製法に関する。本発明はまた、このクラスのメンバーとして得られる化 合物に関する。背景技術 光力学的治療(PDT)は、一般的に、光(典型的には可視範囲であるが、近紫外 でもある)を吸収し得る化合物の投与、続いて、被験体において毒性、改変また は抑制効果が所望される部位の照射を包含する。PDTは最初は、腫瘍の処置にお いて、ヘマトポルフィリンおよび関連化合物を用いて開発された。なぜならば、 これらの化合物は急速に分裂する細胞を含む部位を「標的化(home)」すると思わ れたからである。次いで、腫瘍は、ヘマトポルフィリンによって吸収される光を 用いて照射され、そして周囲組織の破壊が生じ得た。PDTはこれまでに、必ずし も腫瘍に制限されない、粥状硬化斑、再狭窄、血流中での感染、慢性関節リウマ チ、乾癬の処置、および眼の状態の処置に有用であることが示されている。 米国特許第5,171,749号、および関連出願である米国特許第5,283,255号;同第 5,399,583号;同第4,883,790号;同第4,920,143号;および同第5,095,030号にお いて発行している特許(これらのすべては本明細書中で参考として援用される) は、モノヒドロベンゾポルフィリンすなわち「BPD」と命名されたPDTにおいて有 用な、光活性化合物のクラスを記載し、そして特許請求する。このクラスは一置 換または二置換のアルキンとプロトポルフィリン-IXとのDiels-Alder反応によっ て得られ、そして得られた化合物はさらに異性化され、還元され、そして/また は誘導体化されて広いクラスのBPDが得られ得る。これらの特許に開示されるよ うに、このグループの特に有用なサブクラスは、C環およびD環の2-カルボキシ ルエチル側鎖のエステル基の加水分解または部分的加水分解から得られる。Diel s-Alder反応の間でのこれらの基の保護としてのエステル化は、2-カルボアルコ キシエチル基を含む初期生成物を生じる。これらのエステルの容易な加水分解が 容易に行われ得、ジカルボアルコキシアルキンから得られるDiels-Alder生成物 に関連する任意のカルボアルコキシ基が、実際には完全には加水分解されないま まであることが見出された。このことにより、図1に示すような4種の化合物、 BPD-MA、BPD-MB、BPD-DAおよびBPD-DBが生じる;この図は米国特許第5,171,749 号から得た。この描写において、R1およびR2はカルボアルコキシ基、典型的に はカルボメトキシまたはカルボエトキシであり、そしてRはアルキル(1〜6C )である。 BPD-MAは、特にPDTに有用な特性を有することが見出されており、そして現在 は臨床開発中である。しかし、上記のように、PDTが適用される種々の適応に対 する光活性化合物のレパートリーを広げる、さらに特定の形態の光活性薬剤が依 然必要とされている。本発明はこれまで未開示の、および上記の参考特許におい て開示された化合物に関連したクラスのメンバーの得難いメンバーの調製のプロ セスを提供する。;ここで、そのカルボキシル置換基のうち3つでの特定の制御 された誘導体化は、所望の特性を有する新規なセットの光活性化合物を提供する 。「三酸(triacid)」形態、および三酸がエチレングリコールを用いて3つ全て のカルボキシル基でエステル化された特に有用なホモトリエステルが含まれる。発明の開示 本発明の方法および化合物は、光力学的治療に有用な化合物のレパートリーへ の特に有用な新規の迫加、および秩序だった様式でこのレパートリーを広げる手 段を提供する。本発明の方法は、光活性化合物のモノヒドロベンゾポルフィリン クラスの以前には未開示である三酸形態を得るために加水分解条件を調節する能 力、および得られる3つのカルボキシル基を制御された様式で誘導体化する能力 を利用する。 従って、1つの局面において、本発明は以下の式の化合物に関し:これには、これらの化合物の塩および金属化および/または標識化および/または 結合体化形態が含まれる。化合物1および2は、A環対B環におけるDiels-Alde r置換基の位置においてのみ異なることが留意される。2つのこのような生成物 は、プロトポルフィリンIX(化合物1および2の調製のための出発物質)が、こ れらの環における置換において対称でないことから生じる。一方、式3の化合物 は、プロトポルフィリンIIIへの同様のDiels-Alder付加から生じ;式4の化合物 は、プロトポルフィリンXIIIへのDiels-Alder付加から生じる。これらのプロト ポルフィリンが対称的に置換される場合、1つの生成物のみがそれぞれの場合に 生じる。 式1〜4において、R1はアルキル(1〜6C)を表し、YはOH(塩の形態を 含む)、NR2 2もしくはNHR2(ここで各R2は、独立して、Hまたは1〜10Cの置換 もしくは非置換炭化水素基であるか、またはここで両方のR2は、一緒になって 、1〜20Cの単環式または多環式アミンを提供する)、またはOR3(ここでR3は 、1〜10Cの炭化水素基であり、これは、少なくとも1つのヘテロ原子含有置換 基で置換されていなければならない)を表す。式1〜4において、XはYが定義 されるように定義されるが、加えて、XがOR4(ここで、R4は炭化水素基(非置 換、1〜10C)である)である実施態様を含み得る。「n」は、0〜6の整数で あり、好ましくは2である。R5は、ビニルまたはその誘導体である。 本発明はまた、式1〜4の化合物(ここで、XおよびYはOH(または対応する 塩)である)を生成する方法に関し、これは、適切な溶媒に溶解した適切な式1 〜4の化合物のより完全にエステル化した形態を、三酸形態を得るために十分な カルボキシル基を脱エステルするのに十分な時間、酸化的不活性雰囲気下、塩基 で処理し、そして反応混合物から三酸を回収することによる。 本発明には、全てのXおよびYがOCH2CH2OHである式1〜4の化合物が含まれ る。これらの化合物は、三酸と同様に、光力学的治療の様々な適用における使用 に有用な光活性化合物である。 好ましい実施態様として、本発明にはまた以下の式の化合物:(ここで、R1およびR5は上で定義したとおりであり、R6は低級アルキル(1 〜4C)である)、およびこれらの化合物を含む薬学的組成物、ならびにこれら を用いてPDTを行う方法が含まれる。R5がビニルでありかつR1が低級アルキル (1〜4C)であるこれらの化合物が特に好ましい。図面の簡単な説明 図1は、先行技術の化合物である、BPD-MA、BPD-MB、BPD-DA、およびBPD-DBを 示す。 図2Aおよび2Bは、B3によるインビトロでのL1210細胞の光感作を、濃度の関数 として示す。 図3は、L1210細胞によるB3の取り込みの経時変化を示す。 図4は、1時間インキュベーション後の、L1210細胞からのB3の放出の反応速 度論を示す。 図5は、マウス組織におけるB3の体内分布を示す。発明を実施する形態 本発明の式1〜4の化合物は、米国特許第5,171,749号およびその親である米 国特許第5,283,255号;同第5,399,583号;同第4,883,790号;同第4,920,143号; および同第5,095,030号に記載される化合物と類似である。本発明の化合物は、 これらの式において「COY」および「COX」として示される3つのカルボキシル基 における誘導体化によって、これらの特許に記載された化合物とは異なる。これ らの化合物の生成は、「COY」によって占められる位置のカルボアルコキシ基の 加水分解の困難さにより妨げられる。本発明は、このカルボアルコキシへのアク セスを提供し、そしてこれまでは得難かった種々の光活性化合物の合成を可能に する。 議論を単純化すると、置換基「COY」は、議論される化合物におけるYの実施 態様にかかわらず、「ビニルカルボキシル」と呼ばれる。「COX」と命名された 基は、再びいずれの特定の化合物におけるXまたはnの実施態様にかかわらず、 「プロピオン酸カルボキシル」と呼ばれる。 本発明者らは、加水分解の条件を適切に調節することによって、ビニルカルボ キシル基がアクセス可能であることを見出した。プロピオン酸カルボキシル基は 、脱エステル化、再エステル化、またはさらなる誘導体化によって容易に操作さ れ得るが、アルキルエステルの形態のビニルカルボキシルは、加水分解に対して より耐性であり、実際は、この基に関して成功する加水分解は、分子の酸化また は 破壊を防止する条件下で行われなくてはならない。 ビニルカルボキシル基にアクセスする能力は、重要な結果を有する。第1に、 このようにして形成される三酸化合物は、それ自体、重要な新規の光活性剤であ る。第2に、プロピオン酸カルボキシル基は最も反応性であるので、これらは、 保護のために容易に再エステル化され得、次いで、ビニルカルボキシルはさらな る置換のために活性化され得る。従って、プロピオン酸カルボキシル基が遊離酸 および塩、または単純エステルまたはアミドまたはアシルヒドラジドのいずれか の形態であり、そしてビニルカルボキシルが遊離酸または塩であるかまたは複合 エステルもしくはアミドもしくはアシルヒドラジドとして誘導体化されている、 一連の化合物が得られ得る。 本発明の化合物は、光学異性体の形態で存在する。個々の光学異性体への分離 が行われるか否かにかかわらず、ビニルカルボキシルでの誘導体の形成によって 得られる化合物は、それ自体、光活性剤として有用である。光活性剤のレパート リーにおけるさらなる化合物の利用可能性は、プロトコールの調整を特定の適応 および個人に適合することを可能にする。 ビニルカルボキシルのアクセス可能性はまた、3つ全てのカルボキシル基(ビ ニルカルボキシルおよび2つのプロピオン酸カルボキシル)が等しく誘導体化さ れている光活性剤の形成を可能にし、従って、光活性化合物のレパートリーにさ らに追加のメンバーを提供する。最終的に、3つの関連するカルボキシル基での 置換の種々の組み合わせは、ビニル置換基の誘導体化によるR5での多様な入手 可能性によって向上される範囲の化合物を提供することが明らかである。 従って、プロピオン酸カルボキシルの1つのみが反応されるように条件を調整 することなしでさえ、そしてR5の多様性に対する潜在性は別として、入手可能 な組み合わせは、表1に示されるものを含む。 表1 ビニルカルボキシル プロピオン酸カルボキシル Y= X= X-1 -OH -OH X-2 -OH -OR4 X-3 -OH -OR3 X-4 -OH -NR2 2または-NHNR2 2 Y-1 -OR3 -OH Y-2 -OR3 -OR4 Y-3 -OR3 -OR3 Y-4 -OR3 -NR2 2または-NHNR2 2 Z-1 -NR2 2または-NHNR2 2 -OH Z-2 -NR2 2または-NHNR2 2 -OR4 Z-3 -NR2 2または-NHNR2 2 -OR3 Z-4 -NR2 2または-NHNR2 2 -NR2 2または-NHNR2 2 ここで、OHは、遊離酸または塩(pHに依存する)を表す。 群X-1の化合物を得るために、ビニルおよびプロピオン酸カルボキシルに関 してこの群のDiels-Alder反応生成物または任意のより高度にエステル化された 形態をもつ化合物は、三酸の形態を得るため、本明細書中に記載された条件下で 加水分解された。群X-2、X-3およびX-4の化合物を得るため、プロピオン 酸カルボキシルはそれらがビニルカルボキシルより非常に反応性が高いため標準 的な方法を使用して再エステル化またはアミド化された。 この方法を使用して、本明細書中で「B3」と命名された、特に好ましい化合 物が、以下の実施例3に記載されるように調製された。 群Y-3の化合物を得るために、三酸の3個のカルボキシル基は最初に活性化 され、次いで-OR3に対応するアルコールと反応させられる。群Yの残りのメンバ ーに関して、プロピオン酸カルボキシル基はビニルカルボキシルを妨害すること なく容易に操作され得るため、-OR3を含む元のエステルはフリーな酸、未置 換炭化水素エステル(-OR4)またはアミドを形成するのに有利に反応され得る。 群Z-2およびZ-3のアミドはプロピオン酸カルボキシル(ここで、X=-OR4ま たは-OR3)を最初にエステル化し、次いでビニルカルボキシルの活性化、後にア ミド化することにより最も容易に得られる。群Z-1の化合物を得るために、こ れらのエステル基は直接の加水分解により単純に除去される。群Z-4の化合物 は群Z-2の化合物から、プロピオン酸カルボキシル上のエステル基の加水分解 、続いてそれらの活性化およびアミドまたはヒドラジドへの転化により得られる 。あるいは、群Z-4の化合物は、以下の反応スキーム3に示すように三酸から 直接得られ得る。 これらの化合物の生成について例示した反応スキームが以下に示される。 反応スキーム1は、本発明の方法によって得られた三酸中間体の、プロピオン 酸カルボキシルの標準的条件における単純なエステル化を介して群X-2または X-3の化合物への転化を示す。これらの標準状態は硫酸、塩酸、トリフリック( triflic)、または他の適切な酸のような1個の酸の存在下での、三酸中間体の適 切なアルコールでの処理を含む。反応スキーム1 ここで、RはR3またはR4である。 例示された転化は、プロトポルフィリンIXから誘導されたB環中でのDiels-A lder置換基(substituent)(すなわち式2の化合物であり、R5にビニル置換基を 有する)を示す;しかし、反応スキーム1は、本発明の化合物にとって一般的で あり、単に例示する目的で示される。R5の他の実施態様および式1、3または 4の化合物は同等に例示のために使用され得る。 この反応スキームの特に好ましい生成物は、上記の式13〜16の化合物である。 これらの化合物は、PDTにおける使用のための治療学的組成物に処方され得る。 反応スキーム2は、三酸中間体から群Z-1、Z-2またはZ-3の化合物への 転化を示す。反応スキーム2 反応スキーム2に示されるように、三酸形態は、まず、プロピオン酸カルボキ シルにおいて、これらの位置を保護するために未置換炭化水素基アルコール(例 えば、MeOH)で簡便にエステル化された;次いで、ビニルカルボキシルがTSTUで 活性化され、後にN-ブチルアミン(例示の目的のために)を使用してアミド化 される。当然のことながら、広範囲の種々の第一級または第二級アミンあるいは ヒドラジンが使用され得た。この反応の生成物は群Z-2に属し;群Z-1の化合 物は容易にプロピオン酸カルボキシルの酸加水分解によって得られ得、次いで、 群Z-3の化合物を得るために、より複雑なエステルがこれらの位置で形成され 得 る。 反応スキーム3は、群Z-4の化合物の形成を例示しており、ここで三酸形態 はプロピオン酸カルボキシルの保護なしでTSTUで活性化され、そして三箇所全て においてアミド化される。 反応スキーム3 示されるように、複雑なアミドはこの方法で形成され得;このように広範囲の 種々のアミドが得られ得る。 もし、ビニルカルボキシルと比較してプロピオン酸カルボキシルにおける異な るアミド置換基を得ることが所望されるなら、反応スキーム2中のZ-1または Z-2の代表的な化合物が最初に得られ、そして得られたカルボキシル基が活性 化されて、所望のアミドが得られる。 群Y-1〜Y-4の化合物を得るために、群Y-3の化合物を生成するための反 応スキーム4に示されるように、ビニルカルボキシルにおける所望のエステルが 最初に得られる。 反応スキーム4 次いで、上で参照されるBPD特許に記載されるように、得られたトリエステル はDiels-Alder生成物と類似の方法で操作され得る;このプロピオン酸カルボキ シルエステルは、容易に酸中で加水分解されて群Y-1の化合物が得られ、そし てこの酸は群Y-2およびY-4の化合物を得るために上記の通りに操作され得る 。 上記のように、本発明の方法は、および特にBPD型化合物の三酸形態の有用性 は、特に誘導体化のためのR5におけるビニル基の有用性と組み合わせて、多数 の関連した光活性薬剤を合成するための方法を提供する。このような合成は、大 多数の化合物を得るためのランダムまたは系統的な様式で計画および実施され得 、そしてこの意味で組合せのライブラリーと考えられる。 本発明のBPD上の置換基はR1-R5の特徴付けの用語で記載される。この用語法 はさらに以下に従って定義され得る; 本明細書中に使用されるように、用語「アルキル」は飽和の直鎖または分岐鎖 炭化水素を意味し、それが十分な数の炭素原子を有するとき、環状であり得るか もしくは1個の環状部分を含み得る。代表例は、メチル、エチル、t-ブチル、シ クロヘキシルなどである。 「炭化水素基」は、炭素および水素のみを有する一価の置換基を意味し、これ は直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和、芳香族または非芳香族またはその両方 であり得、そして環状または非環状であり得る。従って、1〜10Cの炭化水素基 には、シクロペンチルエチル、2-ペンテニル、3-ブチニル、2,4-ジメチル ヘキシルなどが挙げられ得る。 例えば、R2およびR3の幾つかの置換基において、炭化水素基はヘテロ原子含 有置換基で置換され得る。このような置換基には、-OR、-NR2、-SR、-COOR、-CO NR2、-OOCR、-NRCOR、-SOR、-SO2R、-SO3R、ハロ、-CNなどが挙げられ、ここで 、RはHまたはアルキル(1〜6C)およびヘテロ環状基であり、ピリジル、ピリ ミジル、チアゾリル、キノリルなどの環状アミンが挙げられる。従って、このヘ テロ原子含有置換基には、単一環系または縮合環系が挙げられ得、そして追加の ヘテロ原子を含み得る。 XまたはYが-NR2 2または-NHNR2 2である実施態様には、各R2が独立してH、 アルキル、アルケニル、環状アルキルまたは不飽和環状炭化水素基またはフェニ ルもしくは置換されたフェニルのようなアリール置換基である実施態様が挙げら れる。しかし、-NR2 2または-NHNR2 2はまた、より複雑となり得、そして窒素にお ける直接置換基としての種々の環状アミンを含み得、すなわち特定の窒素がそれ 自身環の員になり得る。このような環状アミンには、ピロリル、イソピロリル、 ピリジル、ピラゾリル、インドリル、イソインドリル、イミダゾリル、イソイミ ダゾリル、トリアゾリル、フラザニル、イソキサゾリル、オキサゾリル、チアゾ リル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、ジオキサゾリ ル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、イ ンドリジニル、ピロリジニル、トリアジニル、オキサジニル、イソオキサジニル 、オキサチアジニル、オキサジアジニル、モルホニリル、アゼピニル、ジアゼピ ニル、インデニル、イソインデニル、インドレニル、イソベンザゾリル、ピラノ -ピロリル、インダゾリル、イソインダゾリル、インドキサジニル、ベンゾキサ ゾリル、ベンゾピロニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾジアジニル、キ ノリル、イソキノリル、キナゾリニル、キノリジニル、キノキサリニル、ナフチ リジニル、ピリドーピリジニル、ベンゾキサジニル、ベンズイソキサジニル、プ リニル、フタラジニル、ナフチリジニル、およびプテリジニルが挙げられる。 環状アミンは一価であるとき、R3の定義に示すように、ヘテロ原子含有置換 基で置換された炭化水素基(1〜10C)の定義下にもある。また、フリル、チエニ ル、ピラニル、ジオキシニル、オキセピニル、チエピニル、ベンゾフラニル、イ ソベンゾフラニル、チオナフテニル、イソチオナフテニル、ベンゾテニル、ベン ゾピラニル、クマリニル、およびシンノリニルのような環系もまた含まれる。 R4において具体化され、かつR2に含まれるような1〜10Cの適切な未置換炭 化水素基には、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、シクロ ペンタジエニル、フエニル、クロメニル、アンタニル、ナフチル、またはベンジ ルが挙げられる。これらの実施態様はまた、それらが上記のようにヘテロ原子含 有置換基で置換される場合は、R3の定義下に含まれ得る。 アミドを形成するために、関連したカルボン酸基が活性化され、例えば、アシ ルハライドを得るために、または例示されたテトラエチルウロニウム塩基薬剤、 カルボジイミド、もしくはp-ニトロフェニルのような活性化エステルのようなよ り穏やかな条件を使用して、行われた。次いで、この活性化されたカルボキシル は適切なアミンまたはヒドラジンで処理される。 本発明の化合物において、R5は好ましくはビニルであるが、その誘導体でも あり得る。A環またはB環内のビニル基は、付加または酸化によりR5の他の実 施態様に容易に誘導体化され得る。この付加または酸化生成物は、その付加され た置換基が、脱離基として機能する場合、さらに置換され得、例えば-Brは-OH、 -OR"、-NH2、-NHR"、または-NR2"などによって置換され得る。(ここで、R"は 炭化水素基である)。例えば、付加された置換基の内の一つは水素であり、他は ハロ、ヒドロキシ、低級アルコキシ、アミノ、またはアミド、スルフヒドリルま たはオルガノスルフィドあるいは追加の水素であり得る。本発明の化合物は、追 加のポルフィリンまたはポルフィリン連結環系を提供する置換基を含むR5として の種々の基を含む。 従って、R5は、ビニル、-CHOR'、-CHO、-COOR'、-CH(OR')CH3、-CH(OR')CH2O R'、-CH(SR')CH3、-CH(NR')2CH3、-CH(CN)CH3、-CH(COOR')CH3、-CH(OOCR')CH3 、-CH(NR'COR')CH3、-CH(CONR'2)CH3、-CH(ハロ)CH3、または-CH(ハロ)CH2(ハロ )であり得、ここでR'はHまたは必要に応じてヘテロ原子置換基で置換された炭化 水素基(1〜6C)であるか、あるいはここでR5はビニル基の直接的または間接的 誘導体化から生じ得る12C未満の有機基であるか、あるいはここでR5は1〜3 テトラピロール型核を有する基である。 本発明の化合物が1個またはそれ以上のキラル中心を含み得、従って、エナン チオマーもしくはジアステレオマーの形態で存在し得ることは注目される。従っ て、本発明の代表的な化合物のような式1〜4は、光学的に純粋なエナンチオマ ーもしくはジアステレオマーを表すか、または場合によってはラセミ混合物もし くはジアステレオマーの混合物であり得る。 もし所望されるのであれば、本発明の化合物は、金属複合体を得るために、マ グネシウムイオン、亜鉛イオン、スズイオンなどのような適切なイオンでテトラ ピロール型核を処理することによってメタレーションされた(metallated)形態に 調製され得る。この金属イオンはまた、放射性標識であり得る。通常、この金属 イオンは当該分野の標準条件下で適切な塩を使用して挿入され得る。例えば、こ の亜鉛イオンは、1:1塩化メチレン:メタノール中の酢酸亜鉛でこの化合物を 処理することによって導入され得る。 この化合物はまた、放射性同位体、発色団、および蛍光標識を含む標識もまた 含み得る。放射性同位体の標識は、その化合物がインビボで使用されるとき、ま たは特定部位を標識するために使用するときに一般に有用である。放射性同位体 である有用なカチオン性部位はテクネチウム、ガリウムおよびインジウムを含む 。 さらに、分子自身中の131Iもしくは32Pのようなヘテロ原子放射性同位体、ま たは14Cの包接は分子を標識するために使用され得る。 上記のBPD関連特許中にさらに記載されるように、もし、所望されるのであれ ば、本発明の化合物は、特定の組織または器官に分子を指向させる標的試剤にカ ップリングされ得る。このような標的試剤には、抗体、レセプター、レセプター -リガンドなどが挙げられる。化合物への標的試剤の連結は、標準の技術を使用 して実施される。本明細書中で使用されるように、用語「複合体化形態」は、リ ンカーを介してこれらの標識-特定薬剤に必要に応じてカップリングされたとき 、式1〜4の化合物を意味する。 本発明の種々の形態の化合物は、通常当該分野で公知の光力学的治療技術に使 用され得る。上記の背景の章に示したように、光力学的治療はプロトコールの多 血症(plethora)を用いて、および種々の徴候のために実施され得る。さらに、こ の種の化合物は、幾つかの例において光の非存在下での薬理学的活性を示す。リ ポソーマル組成物を含む標準の薬学的組成物は、このような用途に所望されると おりに使用される。 これらのプロトコールにおいて特に有用であるのは、式14〜16の化合物(ここ でR5はビニルである)であり、特に式14のR1およびR6がメチルである場合また はそれに対応するA環の置換された形態(13)であり、再び特にR1およびR6がメ チルである場合であり、そして特に以下に示した実施例3の化合物B3である。三酸の調製 本発明の化合物の合成の中心は、式1〜4の化合物(すなわちここでXおよび YはOHである)の三酸の調製である。この調製において、三酸自身よりも、ビニ ルカルボキシルおよびプロピオン酸カルボキシルに関してより高度にエステル化 された式1〜4の化合物の形態が、出発物質として使用される。典型的に、ビニ ルカルボキシルはエステル、典型的にアルキルエステルの形態にあり、プロピオ ン酸カルボキシルはまた、エステル化され得る。あるいは、置換された炭化水素 基エステルは対応するアミドが使用され得るのと同じように出発物質として使用 され得る。 プロピオン酸カルボキシルでの反応は、ビニルカルボキシルでの反応よりはる かに容易であるため、典型的な出発物質は式1〜4の化合物を含み、ここで、ビ ニルカルボキシルはエステルまたはアミドであり、一方で、このプロピオンカル ボキシルは既に完全にまたは部分的に加水分解され得る。従って、典型的な出発 物質は一般式1〜4の化合物を含み、ここでこのビニルカルボキシルおよびプロ ピオン酸カルボキシルは全てエステル化された形態またはアミド化された形態に あり、あるいはここでビニルカルボキシルおよびプロピオン酸カルボキシルが全 てアミド形態にあるか、あるいはプロピオン酸カルボキシルが完全にまたは部分 的に加水分解された対応する化合物である。混合されたアミドおよびエステルは また、出発物質として使用され得る。 これらの出発物質は、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DM SO)またはテトラヒドロフラン(THF)あるいはそれらの混合物のような適切な溶媒 に溶解され、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カル シウム、水酸化バリウム、水酸化クロム、または水酸化テトラアルキルアンモニ ウム、または任意の他の適切な強塩基のような適切な塩基で処理される。固体の 、樹脂ベースのアルカリ試薬もまた、使用され得る。水もまた、低分子量アルコ ールがそうであり得るように、反応混合物中に存在し得る。塩基の典型的な濃度 は0.1〜1Mの範囲にある。反応は、窒素、ヘリウムまたはアルゴンによって提 供されるような酸化的に不活性な雰囲気下で起こることが好ましい。この反応混 合物の温度は0〜60℃の範囲にあるが、典型的には室温で実施される。反応時間 はビニルカルボキシルの加水分解を成し遂げるのに十分な時間であり、典型的に 2〜48時間である。これは、反応が進行する時の温度に依存するが、典型的には 、反応が室温で行われる場合、この反応は約18時間以内で完了する。加水分解の 進行は、例えばTLCまたはHPLCによりクロマトグラフ的に追跡され得、その結果 、適切な時間周期が選択され得る。 この三酸の反応生成物は、この反応条件下でしばしば沈殿するが、水の添加に より再び溶解され得る。次いで、好ましくは、この生成物は一般に硫酸、硝酸、 塩酸またはCF3SO3Hのような任意の簡便な酸を使用することによってpHを約3〜 4に低下させることによって再沈殿される。この沈殿された三酸は、適切な溶 媒中で再結晶され得る。特に好ましい溶媒は、湿潤メタノール(wet methanol)で ある。 一度、精製された結晶化生成物が得られると、この三酸は、上記の反応スキー ム1〜4に示したような標準の反応条件下で処理されて、式1〜4の広範囲の種 々の光活性試剤が調製され得る。R5によって表される基の転化は、任意の中間 体または出発物質および生成物に関して、実施され得る。 以下に示した実施例は、例示を意図するものであるが、本発明を限定するため のものではない。 実施例1 式6の三酸の調製 プロトポルフィリンIXへのB環Diels-Alder付加体から得られたテトラエステ ル(すなわち、R1はMe、YおよびXは-OMe、nは2、そしてR5はビニルである 式2の化合物)1.0g(1.37mM)を、50mlのテトラヒドロフラン、10mlのメタノール および1時間窒素下で撹拌することによって脱気した5.0mlの水中のLiOH(1.0g 、41mM)の懸濁液に添加した。この反応物をゆっくりな窒素流下で18時間撹拌し た。これを展開溶媒としてジクロロメタン/メタノールを使用したシリカゲルTLC よりモニターした。最初に、100mlの水を添加することでこの反応混合物をワー クアップし、次いで5%のHClを用いてpHを3〜4に下げた。この固体を濾過し 、酢酸でpH3.5に緩衝させた水で洗浄した。式6の固体三酸を湿潤メタノールで 再結晶し、770mg(82%)の収量を得た。この三酸は融解の際に分解する。構造は 、NMRによるC/HおよびN分析により確認した。このNMRは、プロピオン酸側鎖 由来のメチルエステル共鳴の消失およびビニル基上のエステルに帰属される低磁 場共鳴を示した。構造を明確にするために、式6の三酸をジアゾメタンで処理し て、出発物質を再発生させた。 実施例2 エチレングリコールトリエステルの調製 実施例1で得られた50mg(72μM)の三酸を乾燥ジメチルホルムアミド(DMF)(2 ml)に溶解し、トリエチルアミン(50μl)の存在下で、ベンゾトリアゾール−1- イルN,N,N',N'テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(BTTU)(Aldri ch)(100mg、310μM)で活性化した。BTTUは以下の式に示したカルボキシル活性 化試剤である。 この反応物を、6時間撹拌し、次いで250μlのエチレングリコール、次いで2 0μlのDBUを添加した。30分後、次いでこの反応物を20mlのジクロロメタンおよ び10mlの水の撹拌溶液に添加した。有機相を単離し、それぞれの洗浄につき5ml の水で3回以上洗浄した。この溶媒を除去し、暗緑色のオイルを得た。生成物で ある27mgのエチレングリコールトリエステル(38%)をクロロメタン中の5%メタ ノールで分取の薄層クロマトグラフィープレート溶離液から単離した。 実施例3 B3の調製 実施例1で調製された、10.0mlのメタノール中の200mg(0.289mmoles)の三酸を 約100μl(1mmoles)の硫酸に添加した。この反応を、2時間後10mlの5%アン モニウムアセテートおよび20mlのジクロロメタンの添加により停止した。有機相 を水で2回洗浄した。10mlのアセトニトリルを生成物の溶液に添加した。溶媒を ロータリーエバポレーションにより除去し、暗緑色粉末を得た。生成物であるB 3をメタノール/クロロホルムから結晶化させ、60℃の真空下で4時間乾 燥後、140mg(67%)の暗緑色固体を得た。この生成物は融解の際に分解する。構 造は、C/HおよびN分析、マススペクトル分析と共にプロトンNMRによって、R5 がビニルでありかつR1およびR6がメチルである式14であることを確認した。 実施例4 インビトロでの細胞の光感作 様々な量の薬物B3中で血清を有するおよび有さない適切な緩衝液中に、マウ ス白血病細胞(L1210)を1時間インキュベートした。薬物の除去後その細胞を9 J/cm2でブロードなスペクトル光に露光した。細胞の生存率は、MTT比色定量ア ッセイにより20時間後に決定した。光のみに曝された細胞についての%細胞死に 関する結果を図2Aおよび図2Bに示す。10%血清の非存在下においてはLD50(5 0%の細胞死を生じる投与量)は7ng/mlであり、10%血清の存在下においては35n g/mlであった。従って、B3は細胞の非常に強力な光感作剤であり、血清の存在 下においてこの特性を維持する。 実施例5 細胞の薬物動態 インビトロでの細胞によるB3の取り込み:L1210細胞(5×106/バイアル)を 3μg/mlのB3と共に10%血清の存在下で100分の時間が経過するまでインキュ ベートした。インキュベーション間の様々な時間において、二組のバイアルを取 り出し、そして細胞を洗浄に続いて溶解し、そして1%Triton X-100の存在下 で、抽出物中のB3の量を蛍光により決定した。 インビトロでの細胞によるB3の放出/保持:Ll2l0細胞を10%血清の存在下で 、3μg/mlのB3と共に1時間インキュベートし、次いで、洗浄し、そして10 %血清を含む、薬物を含まない培地に配置した。様々な時間において、上記の通 り、二組のアリコートを細胞のB3含有量に関して評価した。 図3および4に提示される結果は、B3がインビトロで非常に速い薬物動態を 有することを示す。この化合物は迅速に細胞に入り込み、20分以内で最大濃度に 達する。培養培地からB3を除去後、放出は急速であり30分後にはほぼ完了する 。他の薬物を用いた実験に基づき、B3はインビボで非常に速い薬物動態を有す ることが期待され、それゆえ長期の皮膚の光線過敏症を回避する。 実施例6 インビボでの組織分布およびクリアランス マウス(正常、健康、およびM1-腫瘍を有する)の静脈内に、DMSOを含む水 溶液中で処方された4mg/kgのB3を注射した。B3投与後の様々な時間におい て、その動物を屠殺し、そして上記した通りに蛍光によって組織抽出物内で種々 の組織中のB3含有量を決定した。 この結果を図5に示す。約5分後には、試験された組織からこの薬物は除去さ れた。従って、B3はインビボで非常に速い薬物動態を有し、この薬物が治療学 的に使用されたとき長期皮膚過敏症は起こらないという予想を確証する。 実施例7 インビボでの選択性 M1(横紋筋肉腫)腫瘍を有するマウス中で得られたB3(腫瘍:組織比)の 生体分布データをまた、種々の時間で評価した。4mg/kgのB3の静脈内投与後 の最初の1時間内に、筋肉および皮膚に関する腫瘍:組織比はそれぞれ1.5〜2.0 および3.1〜3.9であった。リンパ節は0.7の比を与えた。この結果は、正常な非 増殖組織に対比する、腫瘍および他の急速に増殖する組織(リンパ節)中でのB3 の優先的な蓄積を示す。この優先的な蓄積はB3投与後すぐに観察されたので、 この光感作剤はその注射後すぐに光で活性化され得、これは臨床的な使用に便利 である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,C N,CZ,FI,HU,IL,JP,KR,MX,NO ,NZ,PL,VN (72)発明者 ドルフィン,デイビッド カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ6アール 2アール2,バンクーバ ー,ウエスト 12ティーエイチ アベニュ ー 4464 (72)発明者 レビー,ジュリア ジー. カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ6ジェイ 4ゼット3,バンクーバ ー,ペニーファーシング レーン ナンバ ー601 1490 (72)発明者 リッチャー,アナ エム. カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ6ティー 1エックス4,バンクーバ ー,トロント ロード ピーエイチ1― 5775 (72)発明者 トビー,アンドリュー カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ6ピー 3エイ9,バンクーバー,ウ エスト 71エスティー アベニュー ナン バー401 1251

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の式の化合物、ならびにこれらの塩および/または金属化および/または 標識化および/または結合体形態: ここで、R1は、アルキル(1〜6C)であり; Yは、−OHまたは−NR2 2または−NHNR2 2(ここで各R2は独立してH または1〜10Cの置換もしくは非置換炭化水素基であるか、あるいは両方のR2 は一緒になって、1〜20Cの単環式または多環式アミンを与える)であるか;あ るいは、−OR3(ここでR3は少なくとも1つのヘテロ原子含有置換基で置換さ れたアルキル(1〜10C)である)であり; nは、0〜6の整数であり、 各Xは、独立して、−OH;または−OR4(ここでR4は、1〜10Cの非置換 炭化水素基である)であるか;または−NR2 2もしくは−NHNR2 2(R2は、 上記で定義したとおりである)であるか;または−OR3(ここでR3は、上記で 定義したとおりである)であり;そして R5は、ビニルまたはその誘導体である。 2.請求項1に記載の化合物であって、nは2であり;および/あるいは ここで、R5は、ビニル、-CHOR'、-CHO、-COOR'、-CH(OR')CH3、-CH(OR')CH2O R'、-CH(SR')CH3、-CH(NR')2CH3、-CH(CN)CH3、-CH(COOR')CH3、-CH(OOCR')CH3 、-CH(NR'COR')CH3、-CH(CONR'2)CH3、-CH(ハロ)CH3、もしくは-CH(ハロ)CH2(ハ ロ)であり、ここでR'がHであるかもしくは必要に応じてヘテロ原子含有置換基 で置換された炭化水素基(1〜6C)であるか、またはR5は、該ビニル基の直 接もしくは間接誘導体化から得られる12C未満の有機基であるか、またはR5は 、1〜3個のテトラピロール型核を含む基を含み;および/あるいは Yおよび両方のXは-OHである、化合物。 3.R5がビニルであり、かつYおよび両方のXが-OHであり;そしてnが2であ る、請求項2に記載の化合物。 4.以下の式の「三酸(triacid)」である、請求項3に記載の化合物:5.Yが-NR2 2である、請求項1または2に記載の化合物。 6.各-NR2 2が独立して以下を含む、請求項5に記載の化合物:メチル、エチ ル、プロピル、ブチル、イソブチル、ヘキシル、ヒドロキシアルキル(1〜6C )、シクロペンチル、シクロペンタジエニル、フリル、チエニル、ピロリル、イ ソピロリル、ピリジル、ピラゾリル、インドリル、イソインドリル、イミダゾリ ル、イソイミダゾリル、トリアゾリル、フラザニル、イソキサゾリル、オキサゾ リル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、 ジオキサゾリル、フェニル、シクロヘキシル、ピラニル、ジオキシニル、ピリジ ニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラジニル、インドリジニ ル、ピロリジニル、トリアジニル、オキサジニル、イソキサジニル、オキサチア ジニル、オキサジアジニル、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピ ニル、ジアゼピニル、インデニル、イソインデニル、ベンゾフラニル、イソベン ゾフラニル、チオナフテニル、イソチオナフテニル、インドレニル、イソベンザ ゾリル、ピラノーピロリル、インダゾリル、イソインダゾリル、インドキサジニ ル、ベンゾキサゾリル、クロメニル、アンタニル、ナフチル、テトラリニル、デ カリニル、ベンゾチエニル、ベンゾピラニル(benzyopyranyl)、クマリニル、シ ノリニル、ベンゾピロニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾジアジニル、 キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、キノリジニル、キノキサリニル、ナフ チリジニル、ピリド-ピリジニル、ベンゾキサジニル、ベンズイソキサジニル、 プリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プテリジニル、またはベンジル。 7.両方のXが-NR2 2である、請求項1〜2または5〜6のいずれかに記載の 化合物。 8.XおよびYの両方が-OCH2CH2OHである、請求項1〜2のいずれかに記載の化 合物。 9.YがOHであり、両方のXが-OR6であり、ここでR6が低級アルキル(1〜 4C)である、請求項1または2に記載の化合物。 10.以下の式の請求項9に記載の化合物: ここで、nは2であり、R5はビニルである。 11.以下の式の製品化合物、ならびにこれらの塩および/または金属化および/ または標識化および/または結合体形態を調製する方法であって: ここで、R1が、アルキル(1〜6C)であり; nが、1〜6の整数であり;そして ここで、R5が、ビニルまたはその誘導体であり、 該方法は、該製品化合物のより高度にエステル化された形態、またはその塩、 金属化形態、標識化形態、もしくは結合体形態を、 脱エステルを生じるのに十分な時間、塩基および溶媒で処理して、該製品化合 物を得る工程を包含する、方法。 12.請求項11に記載の方法であって、前記処理が、酸化を防止する不活性雰 囲気下で行われる;および/あるいは 前記塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カ ルシウム、水酸化バリウム、水酸化クロム、もしくはテトラアルキルアンモニウ ムヒドロキシドである;および/あるいは 前記溶媒が、DMSO、低分子量アルコール、DMF、THF、もしくは水、またはこれ らの混合物である;および/あるいは 前記不活性雰囲気が、窒素、ヘリウムもしくはアルゴンガスによって提供され る;および/あるいは 前記処理が、約0〜60℃の温度で行われる;および/あるいは 前記処理が、約2〜48時間、室温で行われる、方法。 13.前記製品化合物、またはその塩、金属化形態、標識化形態、もしくは結合 体化形態を水に溶解する工程、および該製品化合物を沈殿させるのに十分な酸を 添加する工程をさらに包含する、請求項11または12に記載の方法。 14.式1〜4の化合物、またはそれらの塩もしくは金属化もしくは標識化もし くは結合体化形態を調製する方法であって、ここで、R1はアルキル(1〜6C )であり;Yおよび両方のXは-OR3または-NR2 2であり;nは0〜6の整数 であり;そしてR5はビニルまたはその誘導体である、方法であって;該方法は 、以下の式の出発化合物のカルボキシル活性化形態、ならびにこれらの塩および /または金属化および/または標識化および/または結合体化形態: (ここで、R1は、アルキル(1〜6C)であり; nは、1〜6の整数であり;そして ここで、R5は、ビニルまたはその誘導体である)を、 式1〜4の化合物、またはそれらの金属化もしくは標識化もしくは結合体化形 態(ここで、Yおよび両方のXは-OR3またはNR2 2のいずれかである)を形成 するのに十分な条件下で、R3OHまたはHNR2 2で処理する工程を包含する、方法。 15.前記活性化カルボキシルが、前記出発化合物の遊離カルボキシル基を活性 化剤を用いて処理することによって得られる、請求項14に記載の方法。 16.Yおよび両方のXが-OR3であり;そしてここで、-OR3が-OCH2CH2OHで あり、-R3OHがエチレングリコールである、請求項14に記載の方法。 17.前記活性化剤がTSTUまたはBTTUである、請求項15に記載の方法。 18.薬学的に受容可能な賦形剤と混合されている請求項1〜10のいずれかに 記載の化合物を含む、薬学的組成物。 19.PDTを行うための改良された方法であって、該改良が、請求項1〜10の いずれかに記載の化合物を、光活性剤として用いることを包含する、方法。
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