JP2000515391A - バイオリアクター - Google Patents

バイオリアクター

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JP2000515391A JP10550484A JP55048498A JP2000515391A JP 2000515391 A JP2000515391 A JP 2000515391A JP 10550484 A JP10550484 A JP 10550484A JP 55048498 A JP55048498 A JP 55048498A JP 2000515391 A JP2000515391 A JP 2000515391A
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Abstract

(57)【要約】 生活動物細胞を標準動物組織の密度に近似する密度で含有するバイオリアクターを開示する。細胞装填中にバイオリアクターを通る流体の流れを制御するフロー・レストリクターを備えることによって、高い細胞装填が達成される。このバイオリアクターの製造方法と使用方法をも開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 バイオリアクター発明の分野 本発明はバイオリアクターの分野である。さらに詳しくは、本発明は、標準動 物組織の密度に近似する密度で動物細胞を装填されたバイオリアクターに関する 。背景 中空ファイバー・バイオリアクター・カートリッジは典型的に、多数の中空フ ァイバー又はフィラメントを含有する、しばしば円筒形の形状のハウジングを包 含する。フィラメントはフィラメント壁を通しての分子輸送を可能にする材料か ら形成される。このような材料は典型的にポリスルホン、酢酸セルロース等を包 含する。カートリッジは通常、2つのスペース:フィラメント内スペース(フィ ラメントの内腔によって画定)とフィラメント外スペース(フィラメントの外面 とカートリッジ・ハウジングの内面とによって画定)とを画定する。フィラメン ト内スペースは少なくともフィラメント入口ポートとフィラメント出口ポートと に連通するフィラメント流路を画定し、フィラメント外スペースは少なくともハ ウジング入口ポートとハウジング出口ポートとに連通するフィラメント外流路を 画定する。これらの流路間の連絡はフィラメントの壁を通しての分子輸送に限定 される。 生細胞を含有するバイオリアクターの使用は当該技術分野で公知である。典型 的に、細胞はフィラメント外スペースに装填され、しばしば、支持マトリックス 内に含まれる又は包まれる。肝細胞を含めた、非常に多くの種類の細胞が用いら れている。 1つの使用形式では、例えば血液のような、処理すべき生物学的流体がフィラ メント流路を通って循環される。バイオリアクターが人工肝臓として作用すべき である場合は、細胞はしばしばブタから回収された肝細胞である。血液はフィラ メントを通って流れるので、フィラメント壁を横切って分子輸送が生じて、それ によって血液から汚染物が除去される。このような系はしばしば、血液が患者か ら、バイオリアクターへ、そして再び患者へと移動するように設計される。必要 な場合には、典型的ではないとしても、フィラメントを通る血液流と同時に、細 胞のための養分溶液(nutrient solution)をフィラメント外流路に通して循環さ せることができる。これらの流れは向流、並流又は逆流(crosscurrent)のいずれ の流動でもよい。 上述した種類のバイオリアクターに関して存在する1つの問題は、充分な細胞 均等性と細胞装填密度(cell loading density)とを有するバイオリアクターを構 築することが非常に困難であることである。したがって、一般に用いられる種類 のバイオリアクターは、低密度でリアクターに接種され、集密(confluence)まで 増殖させられた細胞を包含する。或いは、細胞はカプセル封入されるか又はバイ オキャリヤーに付着されてから、バイオリアクター内部に注入される。これらの 態様の各々では、約105細胞/mlより大きい細胞密度を得ることが非常に困 難であることが判明している。得られたバイオリアクターは正常な動物組織の細 胞密度よりも数桁小さい細胞密度を有するので、理想的とは言い難い結果が得ら れているに過ぎない。 上述したように、バイオリアクターに高い細胞密度までに装填することが非常 に困難であることが判明している。この困難さの根拠は次の通りである。バイオ リアクター・カートリッジは数千の中空フィラメントを含み、これらのフィラメ ントは円筒形束を作って、カートリッジ・ハウジングに挿入される。輸送膜(tra nsport membrane)の面積を最大にするために、フィラメントを非常に高い充填密 度でハウジングに装填する。得られるフィラメント外スペースは緻密に充填され たフィラメント間の数千の非常に小さい、狭い通路を含む。得られる形状はフィ ラメント外流路を通して粘稠な流体を押し出すことを非常に困難にする。粘度の 低い流体を用いることができるが、このような流体はしばしば、臨床的設定にお いて使用可能であるデバイスを製造するほど充分に高い細胞密度を提供しない。 しかし、標準動物組織の細胞密度(即ち、108細胞/ml)に近似する細胞密 度を与えることができる流体は、フィラメント外スペースに充分に侵潤すること ができないという欠点を有する。特に、このような高密度流体の使用は、しばし ば流れシャント(flow shunt)を生じ易く、この流れシャントでは流体が直接ハウ ジングの内壁に沿って流れるので、有効フィラメント外スペースの約10〜20 %のみの細胞装填を生じるに過ぎない。 したがって、生活動物細胞を標準動物組織の密度に近似する密度に維持するこ とができるバイオリアクターの必要性が存在する。簡単であり、均一な細胞分布 を生じるやり方で、高い細胞密度で充填されるのに適合するバイオリアクターの 必要性も存在する。発明の概要 本発明は、生きている動物細胞の均一な高密度装填を助けるフロー・レストリ クターを包含するバイオリアクターに関する。さらに詳しくは、本発明は中心軸 を画定する細長いハウジングを有するバイオリアクターに関する。多数の細長い 中空フィラメントが中心軸に実質的に平行なハウジング内に配置される。これら のフィラメントはハウジング内のフィラメント外スペースを画定し、フィラメン ト壁を横切る分子輸送を可能にする材料から形成される。例えば肝細胞のような 細胞が標準組織の密度に近似する密度でフィラメント外スペース中に存在する。 バイオリアクターにはさらに、それぞれが中空フィラメントを通して連通してフ ィラメント流路を形成する、フィラメント入口ポート及びフィラメント出口ポー トと、それぞれがフィラメント外スペースを通して連通してフィラメント外流路 を形成する、ハウジング入口ポート及びハウジング出口ポートとが備えられる。 一方の流路内の物質が他方の流路内に中空フィラメント壁を通しての分子輸送に よってのみ入ることができるように、フィラメント外流路はフィラメント流路と は単離される。さらに、デバイスには、フィラメント外流路の端から端まで実質 的に均一な流れを維持するためにフィラメント外流路中に配置されたフロー・レ ストリクターが備えられる。 フロー・レストリクターは先行技術のバイオリアクターに関連した流れシャン トを軽減又は除去するために有用であることが判明している。特に、大きい均一 な流れ抵抗をフィラメント外流路に、好ましくはハウジング出口ポートに少なく とも隣接して与えるならば、プラグ流れに近い状態をフィラメント外流路に得る ことができる。このような流れ状態はフィラメント外スペースにおける均一で高 密度の細胞装填を容易にする。 フロー・レストリクターは好ましくは、ハウジング出口ポートとハウジング出 口ポートに隣接するフィラメント外スペースを通る流体の流れを制限するような 形式でフィラメント外スペースに配置されヒドロゲルプラグである。プラグは好 ましくは、フィラメント外スペースにゲル化可能な物質を導入して、この物質を ハウジング出口ポートに隣接する位置に移動させて、この物質をゲル化させるこ とによって、現場で形成される。このプラグはフィラメント外スペースにのみ配 置されるので、このプラグは中空フィラメントを通る流れは制限せず、したがっ て、臨床使用中に処理すべき多量の流体をデバイスに貫通させることを可能にす る。図面の簡単な説明 図1は、本発明のバイオリアクターの概略図である。 図2は、バイオリアクターにフロー・レストリクターを配置する方法の1実施 態様の概略図である。 図3Aと図3Bとは、バイオリアクターにフロー・レストリクターを配置する 方法の第2実施態様の概略図である。 図4は、バイオリアクターに生細胞を装填する方法の概略図である。 図5は、本発明のバイオリアクターの使用方法の概略図である。 図6は、培養段階中の生細胞を装填したバイオリアクターを維持する方法の概 略図である。 図7は、処理された試験対象と処理されない試験対象との生存差を示すKap lan−Meierプロットである。 図8は、処理された試験対象と処理されない試験対象との頭蓋内圧対時間を示 すプロットである。 図9は、処理された試験対象と処理されない試験対象との大脳潅流圧(cerebra l perfusion pressure)対時間を示すプロットである。 図10は、処理された試験対象と処理されない試験対象とにおけるアンモニア レベルを示すプロットである。 図11は、処理された試験対象と処理されない試験対象とにおける分枝鎖アミ ノ酸レベルの芳香族アミノ酸レベルに対する比率を示すプロットである。 図12は、本発明のバイオリアクターに関するin vivo酸素消費速度を 示すプロットである。詳細な説明 本発明のバイオリアクターを図1に概略的に示す。図1では、バイオリアクタ ー10は多数の中空フィラメント14を含有するハウジング12を包含する。ハ ウジング12は中心軸を画定し、フィラメント14はそれらが中心軸に平行に一 般的に伸びるような形式でハウジング内に配置される。ハウジングは非限定的に アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン、スチレン−アクリロニトリル 等を包含する、非常に多様な生体適合性材料のいずれかから形成することができ る。デバイス内部を目視可能にするために透明であるハウジング材料が好ましい 。さらに、以下で考察する光活性なプロセス(photoactive process)をデバイス の製造に用いる予定である場合には、透明なハウジングの使用が製造プロセスを 非常に簡単にする。 フィラメント14は中心内腔を有する中空チューブである。典型的に、フィラ メントは約210〜250μのオーダーの外径を有するが、約1〜2mm程度の 太い外径を有するフィラメントも同様に用いることができる。これらのフィラメ ントは典型的に、約190〜220μのオーダーの内腔直径を有するが、約80 0〜1800μまでの直径も用いることができる。ハウジングは典型的に約20 〜30cmの範囲内の長さを有し、約16〜26cmの範囲内の長さを有するフ ィラメントを収容する。ハウジングは典型的に約5〜10cmの内径を有し、約 10,000〜20,000本のフィラメントを収容することを可能にする。も ちろん、上記寸法は基準としてのみ提供され、発明の範囲を限定する意味ではな いことが認識される。 これらのフィラメントは生体適合性材料から形成されるので、これらのフィラ メントを通して分子輸送が生ずることができる。例えば、フィラメントはポリス ルホン、酢酸セルロース等から形成することができる。他のフィラメント材料は ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、エチレンポリ ビニルアルコールコポリマー(EVAL)並びに血液透析等の膜の製造に通常用 いられる他の材料を包含する。フィラメントの内腔は、フィラメント入口ポート 18とフィラメント出口ポート20とに連通する、矢印16によって示されるフ ィラメント流路を画定する。フィラメント入口ポートとフィラメント出口ポート とは好ましくはハウジング12の両端部に密封的に配置される末端キャップ22 内に配置される。 フィラメント14の外面とハウジング12の内面との間のスペースを本明細書 ではフィラメント内スペース24と呼ぶ。フィラメント外スペース24は、ハウ ジング入口ポート28とハウジング出口ポート30とに連通する、矢印26によ って示されるフィラメント外流路を画定する。ハウジング入口ポートとハウジン グ出口ポートとは好ましくはハウジング12の両端部に隣接して配置される。図 1に示される、フィラメント入口ポート及びフィラメント出口ポートと、ハウジ ング入口ポート及びハウジング出口ポートとの配置が、フィラメント流路とフィ ラメント外流路との関係に向流の流れを確立するような配置であることが認めら れる。フィラメント入口ポート18が出口として役立ち、フィラメント出口ポー ト20が入口として役立ち、それによってフィラメント流路16の方向を逆にし て、フィラメント流路とフィラメント外流路との関係に並流の流れを確立するこ とが可能であることを認識すべきである。以下で詳細に考察するように、フィラ メント外スペース24は標準動物組織の密度に近似する密度で存在する生細胞を 含有する。例えば肝細胞のようなある種の細胞に関して、例えばコラーゲン、フ ィブロネクチン、ラミニン等のような細胞外マトリックスが細胞をより良好に支 持するために用いられることが認められる。このような状況では、細胞外マトリ ックスに細胞を混合して、細胞自体の注入と同時に細胞外マトリックスをリアク ターに注入することができる。 フロー・レストリクター32は少なくともハウジング出口ポートに隣接して配 置される。このレストリクターは典型的に生体適合性ヒドロゲルを含む。以下で 詳細に考察するように、レストリクターは現場で種々な方法を用いて形成するこ とができる。レストリクターはフィラメント外流路において部分的なバリヤーと して役立ち、このようなものとして、フィラメント外スペースにプラグ流れ状態 を確立する。このような状態はフィラメント外スペースにおける均一で高密度の 細胞装填の生成を非常に容易にすることが判明している。本明細書で用いるかぎ り、“少なくともハウジング出口ポートに隣接して”なる用語は、フロー・レス トリクターがハウジング出口を通る流体の流れを制限するような形式で、フロー ・レストリクターが配置されることを意味するように意図される。このような配 置は簡単には該ポートが存在するハウジングの領域内に位置することができるか 、又はハウジング入口ポート28方向に短い距離延びて、フィラメント外スペー スに達する、より大きい領域を包含することができる。 上述したように、フロー・レストリクター32は非常に多様な生体適合性ヒド ロゲルのいずれかから形成することができる。これらは非限定的にコラーゲン、 アガロース、アルギン酸カルシウム、酢酸キトサン、ポリアクリルアミド及びこ れらの組合せを包含する。ヒドロゲルが少なくとも約90%の水と約10%未満 のポリマーとを含むことが好ましい。一般に、フロー・レストリクターは好まし くは、緩和な条件下で、約50℃未満の温度において有機溶媒を用いずにゲル化 する生体適合性ヒドロゲルを含む。光活性化、水性触媒作用等を包含する種々な 方法によって形成されるゲルを用いることができる。 コラーゲンの場合には、ゲルは好ましくは、例えば、Collagen Co rporation(Palo Alto,CA)から入手可能なVitrog en−100のような、I型ウシコラーゲンから形成される。この物質はストッ クの3.0mg/ml溶液として入手され、組織培養培地によって1:10に希 釈された場合にもゲル化可能性を維持することが判明している。 アガロースは寒天の精製形であり、例えばSigma Chemical C ompany(St.Louis,MO)のような、非常に多様な供給源から入 手可能である。アガロースは典型的に粉末状で得られ、これは水又は組織培養培 地の適温の溶液(warm solution)中に溶解することができる。アガロースは約0 .1〜3.0%w/vの濃度において室温でゲル化する。 アルギン酸カルシウムは、非常に多様な濃度で生成されうる生体適合性ヒドロ ゲルである。約1.0〜4.0%の濃度が肝細胞を含めた哺乳動物細胞を上首尾 に被包しうることが知られる。アルギン酸カルシウムは、塩化カルシウムに暴露 されたアルギン酸ナトリウム、水溶性液体先駆体から製造される。 酢酸キトサンは、ホスフェートを含まない組織培養培地又は生理食塩水溶液を 混合されて、非常に多様な濃度で用いられうる。この溶液にトリポリホスフェー ト溶液を混合すると、生体適合性ヒドロゲルが形成される。 ポリアクリルアミドは、それらが電気泳動ゲルを形成する能力に関して周知で ある。このゲル化能力も、例えば本発明のフロー・レストリクターのような、フ ロー・レストリクター用途にそれらを非常に適したものにする。 フロー・レストリクターは多様な方法を用いて現場で形成することができる。 図2に示すような1つの方法では、プラグを形成するゲル化可能な物質をハウジ ング中の所望の位置に単に注入することによって、プラグを形成するゲル化可能 な物質を導入して、位置決めすることができる。図2では、バイオリアクター1 0が、例えば滅菌した水又はWilliams’E培地(Gibco,Gran d Island,NYから入手可能)のような、滅菌した流体培地の溜め(res ervoir)40及びポンプ42と共に流体回路中に配置される。この回路は、無菌 流体がフロー・レストリクターの形成中にバイオリアクター10のフィラメント 流路を通って循環するのを可能にする。ゲル化可能な物質をその流体先駆体形で 含有するシリンジ・ポンプ(syringe pump)44は、バイオリアクターのハウジン グ出口ポート30と流体連通して配置される。このシリンジ・ポンプは、ゲル化 時に、少なくともハウジング出口ポート30に隣接して、所望の寸法のフロー・ レストリクターを形成するような量のゲル化可能な物質を含有する。シリンジ・ ポンプの作動時に、ゲル化可能な物質はハウジング出口ポート30を通ってハウ ジングに入らされ、重力によって下方に流れて、フィラメント外スペースにおい てハウジング出口ポートに隣接して液体スラグ(liquid slug)を形成する。次に 、この液体スラグはゲル化して、フロー・レストリクターを形成する。 ゲル化可能な物質のハウジング中への導入前に、導入中に又は導入後に、滅菌 した流体はフィラメント流路を通って循環することができる。フィラメント外ス ペースにおけるヒドロゲル・プラグの形成前に例えばグリセリン又はイソプロピ ルミリステートのような、好ましくない物質をファイバーから、このような循環 を用いてすすぎ洗いすることができる。さらに、ゲル化可能な物質の温度を変え てゲル化を行う場合には、フィラメント流路回路中の滅菌した流体の温度を制御 して、ゲル化プロセスを活性化し、調節することができる。 この方法の1実施態様の詳細な説明を実施例1に与える。さらに、実施例1は コラーゲン・プラグの形成に関するものであると認められるが、この方法が他の ヒドロゲル・プラグの形成にも適用可能性を有するように意図されることを理解 すべきである。したがって、アルギン酸塩、キトサン、ポリアクリルアミド及び 他の二部ヒドロゲル(two part hydrogel)を含むプラグも同様に考慮される。例 えば、アルギン酸塩の場合には、アルギン酸ナトリウム溶液をコラーゲン溶液の 代わりに用いることができ、付加的な塩化カルシウムをWilliams’E培 地に加えることが考えられる。したがって、1実施態様では、このヒドロゲルは フィラメント外スペース中にゲル化可能なポリマーを導入して、フィラメント流 路を通してゲル化触媒を循環させることによって生成することができる任意のヒ ドロゲルであるように意図される。もちろん、このような系では、ゲル化可能な ポリマーはフィラメント壁を通過不能でなければならないが、触媒は通過可能性 を有さなければならない。 代替え手段として、ゲル化可能な物質を遠心分離を利用して、バイオリアクタ ー内に位置決めすることができる。図3Aと3Bに示す、この方法では、複数個 のバイオリアクター10を遠心機50内に配置する。遠心機内に配置する前に、 フィラメント内スペースを200〜300mmHgに加圧して、フィラメント内 アクセスポートを密封して、フィラメント内スペースをヒドロゲル注入中に圧縮 された状態で維持させる。これは、ヒドロゲルがゲル化する機会を有する前に、 ヒドロゲルがその液体状態でフィラメント壁を横切ってフィラメント内腔に入る のを阻止する。遠心機50は一般に、駆動モーター52と、回転シャフト54と 、バスケット56とを有するものとして示される。シャフト54によって回転す るネスト(nest)58はバイオリアクターを保持するために用いられる。このネス ト58上には、ハウジング出口ポート30を介してバイオリアクターと流体連通 するポッティング・ボート(potting boat)60が配置される。インゼクター62 を用いて、ゲル化可能な物質64をポッティング・ボート60に注入する、ゲル 化可能な物質64はポッティング・ボート60からバイオリアクターに入る。使 用中に、遠心機を作動させて、ネストと取り付けバイオリアクターとを約250 〜500回転/分で回転させる。長さと、直径と、フィラメント充填密度とは、 想 像される数多くのバイオリアクター形態の中で変化するので、各バイオリアクタ ー種類と各ヒドロゲル先駆体とに対する最適回転速度を見いだすためにはある程 度の実験が必要である。ゲル化可能な物質64はインゼクターから回転ポッティ ング・ボートに注入される。ゲル化可能な物質は回転のために、ポッティング・ ボートの中央からその端部方向に外方へ流動させられる。次に、ゲル化可能な物 質はポッティング・ボートを出て、それぞれのハウジング出口ポートからバイオ リアクターのフィラメント外スペースに入る。この場合にも、回転の結果として 、ゲル化可能な物質は外方に移動させられ、それによって、ハウジング出口ポー トに隣接したバイオリアクターの端部を充填する。この方法では、ヒドロゲル形 成は、例えば高温アガロースを注入し、それを冷却して、遠心機の停止前に硬化 させることによる、又は例えばポリアクリルアミドのような、予備触媒作用を受 けて(precatalyzed)、まだプレゲル化時間(pregelling time)を有するヒドロゲ ルを用いることによるような、温度変化の結果として生ずる筈である。遠心分離 の使用は、ゲル化可能な物質の粘度が非常に高くて、重力が図2におけるような この物質の適切な位置決めを妨げる状況において特に望ましい。 プラグが形成されたならば、バイオリアクターは生細胞と、必要な場合には、 それらの支持マトリックスとを挿入されることができる状態である。1つの好ま しい実施態様では、生細胞は例えば肝細胞のような生きている哺乳動物細胞を含 む。細胞は好ましくはバイオリアクター中に、少なくとも約107細胞/mlの 装填密度で、より好ましくは少なくとも約108細胞/mlの装填密度で導入さ れる。必ずしも必要ではないが、細胞は例えばコラーゲンマトリックス等のよう なゲルマトリックス中に維持されるか又は被包されることができる。このような 場合には、細胞支持マトリックスは、必ずしも必要ではないが、フロー・レスト リクターの形成に用いられるものと同じゲルであることができる。肝細胞の使用 を本明細書を通して詳述するが、本発明がこの特定の細胞種類に用いるように限 定されることは意図されないことを認識すべきである。むしろ、一次細胞及び形 質転換細胞の両方の非常に多様な細胞のいずれをも本発明の系に用いることがで き、このような細胞は、非限定的に、ハイブリドーマ、チャイニーズ・ハムスタ ー卵巣(CHO)細胞、べビー・ハムスター腎臓(BHK)細胞、内皮細胞、上 皮細胞及び線維芽細胞を包含する。 図4に示した、1つの好ましい実施態様では、フロー・レストリクターの位置 決めに用いた方法と同様な方法を用いて、生細胞を、バイオリアクターに導入す る。さらに詳しくは、バイオリアクター10を例えばWilliams’E培地 のような、低温の滅菌した流体培地の溜め70とポンプ72と共に流体回路に配 置する。この回路は、バイオリアクター中への細胞の導入中に、低温の滅菌した 流体をバイオリアクター10のフィラメント流路に通して循環させることを可能 にする。図2に示した方法と同様に、低温の滅菌した流体をポンプ72によって 溜め70からフィラメント入口ポート18中へ、フィラメント流路に沿って、フ ィラメント出口ポート22から、溜めに戻るように循環させることができる。こ れらの工程の主要な目的は、細胞が装填される間、バイオリアクターを低温(約 4〜10℃)に維持することである。或いは、細胞装填操作を例えば冷蔵庫又は 低温室中のような制御された冷却環境(chilled environment)において行うこと ができる。 フィラメント流路を通る低温の滅菌した流体の循環が進行している間に、フィ ラメント外スペースに細胞と、必要な場合には、細胞支持マトリックスとが次の ように装填される。細胞を含有する溜め80を用意する。この溜めを好ましくは 冷却して、細胞の生存能力の維持を助ける。溶液は溜め80からモーター84に よって駆動されるポンプ82によって移される。細胞含有溶液はハウジング入口 ポート28を通ってバイオリアクター10に入る。溶液は次にフィラメント外ス ペースを満たす。より多くの溶液がバイオリアクターに供給されるように、溶液 の一部をフロー・レストリクター32とハウジング出口ポート30とを通過させ る。フロー・レストリクターは好ましくは、細胞によって置換される流体を退出 させながら、細胞を捕捉し、細胞がフィラメント外スペースから退出するのを防 止するためのフィルターとして役立つ。圧力パルスとプラグを横切る差圧とを減 ずることによって装填プロセスを容易にするために、同じモーター84に接続し た第2ポンプヘッド86を用いて、バイオリアクターのフィラメント外スペース 中に供給される細胞量と同じ量の流体を同時に抜き出すことができる。バイオリ アクターを出る流体は廃棄物受器(waste receptacle)88に運ばれる。 フロー・レストリクター32はヒドロゲルであるので、それを通る流体の流動 を妨げて、そのレストリクション(restriction)を横切る有意な圧力低下を生じ ることは明らかである。このレストリクションはまた、フィラメント外スペース における圧力上昇をも生じて、これがこのスペースを通してのプラグ流れ状態に 寄与する。プラグ流れ状態の結果、細胞含有溶液はフィラメント外スペース全体 に均一に分散して、フィラメント外スペースに通して細胞を均一に分配する。こ の結果、シャント流れは回避され、緻密で均一な細胞装填が生成される。如何に 多くの細胞含有溶液を用いるべきかを測定するために、1つの好ましい実施態様 では、この量はフロー・レストリクターの容積を減じたフィラメント外スペース の容積であると定める。したがって、フィラメント外スペースが約140mlの 容積を有し、レストリクターが約40mlの容積を占めるリアクターでは、10 0mlの細胞含有溶液が用いられる。 本発明に用いる細胞が新たに単離された肝細胞である場合には、肝臓の酵素消 化の外傷から肝細胞を回復させるために16〜24時間の培養期間が与えられる 。しかし、細胞を増殖させて、フィラメント外スペースを満たすのではなく、本 発明で用いる培養段階の目的は、細胞を生きている状態でかつ生産力ある状態に 維持させる、pH、温度及び培地組成の自然の生理的様状態(natural physiolog ic-like conditions)を確立しながら、細胞を回復させることである。 得られる細胞装填バイオリアクターは非常に多くの用途を提供する。例えば、 細胞が肝細胞である場合には、バイオリアクターを用いて、完全又は部分的な肝 不全を受けた患者を、肝機能が回復するまで又は適当な移植片(transplant)が与 えられうるまで維持することができる。バイオリアクターは人工肝臓として作用 して、血液を精製する。 細胞がバイオリアクターにひと度装填されたならば、バイオリアクターを幾つ かの種類の培養回路のいずれかに入れることができる。このような培養回路の例 は、米国特許第3,833,393号(Knazek)、米国特許第4,220, 725号(Knazek)及び米国特許第4,804,628号(Cracau er)に記載される。細胞が生物学的産物を分泌するように遺伝的に変化させら れている場合には、本発明を用いて、細胞分泌産物の回収を殆ど直ちに開始する ことが可能である。このことは、細胞が増殖分割を受けて、リアクターを満たし てから、有用な量の生物学的産物を分泌するまでに数日間又は数週間を待つこと がしばしば必要である慣用的な系と対照的であると考えられる。 バイオリアクターが肝細胞を含有して、血液精製に用いられる系を図5に概略 的に示す。図5では、患者100から血液が血液ポンプ102によって取り出さ れ、ヘパリン・ポンプ106によって取り出されたヘパリン104を混合される 。圧力モニター装置108は安全デバイスである。この患者、患者の血液アクセ ス部位又は患者から導かれるチューブに問題が生じた場合には、負圧の上昇が検 出され、これを用いて、アラームを始動させることができる。次に、ヘパリン添 加血液は血液加温器110で所望の温度に加熱され、酸素供給器112に導入さ れる。酸素供給器112は酸素供給源114と、二酸化炭素供給源116と、窒 素供給源118とが備えられ、これらの各々は、所望の血中ガス含量と血液pH とが得られ、維持されうるように、フロー・コントローラー(それぞれ、120 、122及び124)によって調節される。酸素供給器は圧力と温度モニター装 置と、当該技術分野で一般的に用いられる、他の血液処理サブシステムとを包含 する。酸素供給血液はpHプローブ126によってモニターされ、次に、バイオ リアクター10のフィラメント流路に通される。血液はフィラメント流路を通過 するにしたがって、肝臓によって通常除去される種類の非常に多くの不純物が、 フィラメント壁を通って肝細胞にまで拡散される。肝細胞はin vivoで通 常生ずる種類の肝機能を血液に施す。このプロセス中に、肝細胞は、フィラメン ト外流路を通って移動する栄養培地によって維持されることができる。栄養培地 は栄養物溜め(nutrient reservoir)によって与えられ、この溜めは栄養物溜め中 に残留する栄養物(nutrient)量を知るために圧力モニターサブシステムを包含す る。使用済み栄養培地はバイオリアクターを出て、培地廃棄物受器130まで移 動する。しかし、特に患者の治療中の循環栄養溶液の使用は全く任意であり、行 われる必要がないことを認識すべきである。バイオリアクターを出る処理済み血 液は空気/泡検出器を通って患者に戻される。 図5に述べ、示す種類の系が完全又は部分的な肝不全を受けた患者を、適当な ドナー肝臓が見つかるまで、又は患者の肝臓が受容される機能を回復するまで、 維持することができると考えられる。この後者の場合には、数日間又は数週間の 過程にわたる数回の断続的な処理が必要であると考えられる。このことは患者の 肝臓が正常な機能に回復するため、又は移植のために充分なドナー器官を位置付 けるために充分な時間を提供するという利点を与える。もちろん、本発明のバイ オリアクターが肝機能を厳密に限定するように意図されるのではなく、むしろ、 このようなリアクターが、生細胞を標準動物組織の密度及び機能に近似する密度 及び機能に維持するための体外系を与えることが望ましい幅広い範囲の臨床用途 に適合しうることを認識すべきである。実施例 実施例1:肝細胞バイオリアクターにおけるコラーゲン・ヒドロゲル・プラグの 形成 この実施例において、参照番号は図面、特に図1と2の参照番号を意味する。 1リットルのフィルター滅菌Williams’E培地(pH7.40、4℃ )を溜め40に導入した。滅菌したチューブを用いて、溜めをポンプ42に、ポ ンプから、バイオリアクターの1つのフィラメント・ポートに接続した。他の滅 菌したチューブをバイオリアクターの他方のフィラメント・ポートから一時的な 滅菌廃棄物受器に接続した。約45mlの滅菌Vitrogen−100を滅菌 60mlシリンジによって取り出し、このシリンジを滅菌チューブを介してハウ ジング入口ポート28に連結した。滅菌疎水性エアフィルターと、血圧計とをハ ウジング出口ポート30に連結した。血圧計は、バイオリアクターの無菌性を維 持するために、フィルターを通してフィラメント外スペースと連通するように配 置した。 フィラメント外スペースを約200〜300mmHg圧に加圧して、ポンプ4 2を始動させた。約500mlのWilliams’E培地をバイオリアクター に通して流動させて、滅菌廃棄物受器中に流入させてから、他の工程を行った。 これは、フィラメントをすすぎ洗いして、それらの内部からグリセリン又は他の 好ましくない汚染物を除去するために行った。次に、ポンプを停止して、リアク ターから出口チューブをクランプして、滅菌廃棄物受器から溜め40に移した。 フィラメント外スペースを次に減圧して、周囲気圧に維持した。 コラーゲン充填シリンジを次にシリンジ・ポンプ44に配置して、約40ml のVitrogen−100をバイオリアクターのフィラメント外スペース中に 押し出した。コラーゲンは約40ml/時の速度でバイオリアクター中に押し出 された。コラーゲンがバイオリアクター中に押し出されたならば、シリンジをフ ィラメント外入口ポートに接続させるチューブをクランプオフした(clamped off )。他方のフィラメント外ポートも血圧計上でニードル弁を閉じることによって 閉鎖した。内腔内の(intralumenal)出口チューブのクランプを外して、内腔内の 循環ポンプを約30ml/分の流速度で作動させた。 Williams’E培地(pH7.4)がフィラメントを通って流れるにつ れて、フィラメント外スペース中のコラーゲンのpHは約2.0から中性まで上 昇された。このようにする中に、コラーゲンはゲル化された。ゲル化の初期段階 中に、フィラメント外流路内の圧力は血圧計のニードル弁の調節によって厳密に 制御された。この厳密な制御は、培地がフィラメント流路からフィラメント壁を 通ってフィラメント外スペース中に入りうる状態である限外濾過を避けるために 必要であった。この状態はフィラメント外スペース中のヒドロゲル溶液量を希釈 して、変化させるので好ましくない。これは、フィラメント外スペース内のコラ ーゲン溶液のレベルを細心に観察して、上述したように、このスペース中の圧力 を調節することによって達成された。如何なる特定の理論にも縛られるのを望む 訳ではないが、主として、コラーゲン溶液中の塩酸がWilliams’E培地 中に存在する炭酸水素ナトリウムによって中和されるときに発生するCO2ガス の結果として、圧力が上昇することが考えられる。 Williams’E培地を約30ml/分の速度で約30〜45分間循環さ せた後に、フィラメント内循環ポンプの速度を約60ml/分に約30分間倍加 し、溜め40を37℃の水浴に入れた。フィラメント内循環ポンプの速度を、約 240ml/分の流速度に達するまで、30分間毎に倍加した。この時点におい て、コラーゲンのゲル化が実質的に完了した。コラーゲン・プラグによって占有 されていない、フィラメント外スペースの残部を、フィラメント外スペースを排 気することによってWilliams’E培地によって、限外濾過によって、培 地が疎水性エアフィルターに達するまで満たさせた。次に、培地を数時間循環さ せて、コラーゲン・プラグが完全に硬化することを保証し、残留塩酸を中和させ た。実施例2:肝細胞の回収と単離 7〜12kgの雄ブタ(Midwest Research Swine,G ibbon,MN)から二工程コラゲナーゼ方法を用いて、ブタ肝細胞を回収し た。動物をケタミンによって筋肉内麻酔し、挿管し(intubated)、無菌で準備し て、滅菌した布で覆った。腹部に入る正中線切開を用いた。横隔膜上の肝臓下の 下大静脈(IVC)と肝臓上のIVCとを単離して、巻いた(encircled)。次に 、先天性三主徴(protal triad)を解剖して、ライゲートし、肝動脈と門脈以外の 、全ての構造を分割し、肝動脈と門脈とは単離して、輪にして巻いた。ヘパリン を300I.U./kgで投与した。3分間後に、滅菌シリコーンチューブによ って蠕動ポンプに連結させたカニューレを手術領域に挿入した。次に、肝動脈を ライゲートし、分割して、門脈にカニューレを挿入した。5リットルのPER− I溶液(カルシウムを含まないヒドロキシエチルピペラジン−エタンスルホン酸 (HEPES)緩衝化溶液(143mM NaCl、6.7mM KCl、10 mM HEPES、100mg%エチレングリコール−ビス−アミノエチルエー テル(EGTA)、pH7.4)を、1リットル/kg体重の速度で、シリコーン 酸素供給器と熱交換器(Avecor Cardiovascular,Min neapolis,MN)とに通して灌流させ、直接門脈に達しさせ、血液を洗 い出させた。次に、肝上IVCをライゲートし、分割して、肝臓下IVCを分割 して、灌流液を流出させた。初期灌流中に、肝臓を滅菌したトレイ上に移した。 次に、2リットルのPERII[HEPES緩衝化溶液(67mM NaCl、 6.7mM KCl、4.8mM CaCl2、100mM HEPES、pH 7.6)と、1g/リットルのCollagenase−D(Boehring Mannheim,Indianapolis,IN)]を肝臓に通して、P ER−Iと同じ流速度で10〜15分間、触診と目視検査とによって測定して、 肝臓が軟質になり、充分に消化されるまで再循環させた。 肝臓を層流のフード(laminar flow hood)まで取り出して、被膜を全ての葉上 で切開した。次に、肝臓を5℃のWilliams’E培地中で穏やかに撹拌し ながら、刃先が鈍い道具によって(bluntly)、骨格だけにして、肝細胞を遊離さ せた。細胞を負荷した培地を、組織断片を除去するために単層の滅菌ガーゼを含 有するBuchnerロートに通して、滅菌250ml遠心分離管中に濾過した 、この遠心分離管は500〜700RPMにおいて5分間回転して、軟質細胞ペ レットを形成した。このペレットを新鮮な培地中に再懸濁させて、さらに2回遠 心分離した。肝細胞の生存能力と細胞数とを血球計とTrypan Blue色 素排除法とを用いて評価した。実施例3:バイオリアクター装填 約100mlの肝細胞ペレットを滅菌250mlポリエチレンボトルに移した 。25mlのVitrogen−100を細胞に加え、ボトルを穏やかに旋回さ せて、コラーゲンと細胞とを混合した。100mlのこの溶液を2つの60cc シリンジ(Becton Dickinson,Franklin Lakes ,NJ)の各々に50mlずつピペットで量り入れ、図4に示した回路と同様な 回路に接続させた。細胞を低温に維持するために、これらのシリンジを氷上に置 いた。細胞装填ポンプ84を100ml/時の速度にセットして、細胞をフィラ メント外スペースに1時間にわたって注入した。細胞装填中にバイオリアクター を低温に維持するためにフィラメント内ポンプ72を300ml/分の流速度に セットした。肝細胞溶液の全てをフィラメント外スペース中に押し出した後に、 滅菌キャップをポートの全てに被せ、バイオリアクターをCO2と湿度とが調節 されたインキュベーターに移した。実施例4:バイオリアクター培養 バイオリアクター製造の培養段階中に用いた流体回路の例を図6に概略的に示 す。肝細胞含有バイオリアクターを培養回路に入れ、約18時間インキュベータ ー中に維持して、細胞を休止させた(allow the cells to rest)。この時間中に 、細胞を回収のストレスから回復させ、細胞対細胞の接触を再確立させ、細胞の 局所環境(local environment)を再モデル化することができる。 インキュベーターCO2は5.5%に、温度は37℃に、湿度は70〜80% に維持した。バイオリアクターを図6に示したような種類の回路中に維持した。 フィラメント内回路は、表1に示すような組成を有するWilliams’E培 地を含有する1リットル溜め150から構成される: 700〜900ml/分で作動する蠕動ポンプ152を用いて、培地を1リッ トル溜め150からシリコーン膜酸素供給器154を介して取り出され、この酸 素供給器において培地は酸素供給され、7.2にpH調節される。酸素供給器に よる酸素供給とpH調節とが、エアポンプ(MEDO USA,Hanover Park,IL)(図示せず)を用いて、インキュベーター・ガスを酸素供給 器のガス路に通して循環させることによって、達成された。酸素供給器から、培 地をバイオリアクター10の内腔内スペース中に供給され、次に、バイオリアク ターの内腔内スペースの出口18から1リットル溜め150に戻される。サンプ ル点S1とS2とを用いて、pHと酸素含量との血中ガス分析のためにバイオリア クターの前後で定期的に培地を取り出した。肝臓損傷イヌに連結するためにバイ オリアクターを取り出すまで、再循環を維持した。 バイオリアクターのフィラメント外側には、表2に示す組成を有する培地の5 00ml溜め156を包含する第2循環路が存在した: バイオリアクターをインキュベーター中に設置した後12時間まで、フィラメ ント外培地の循環は始動させなかった。循環速度は30ml/時であり、これを 肝臓損傷イヌに用いるためにバイオリアクターを取り出すまで続けた。実施例5:イヌの肝臓損傷とバイオリアクター治療 バイオアーティフィシャル(bioartificial)肝臓として用いるための肝細胞含 有バイオリアクターの評価を、Sie1aff等(Hepatology,21 :(3),1995)が述べているモデルと同様な、致死イヌガラクトサミン肝不 全モデルを用いて行った。Sielaffが公表しているようなプロトコールか らの改変は、麻酔薬としてのイソフルオランによるハロタンの置換と、動物を予 防的に(proactively)管理するためのより頻繁な実験室試験とを包含した。さら に、供給源動物(source animal)は、Sielaff研究で報告された雑種犬の 代わりに、目的−繁殖され(purpose-bred)、健康な(well-conditioned)猟犬であ った。これらの変更の結果として、動物は報告されたよりも多少長く生存し、そ の結果として、これらの研究は60時間まで延長された。 D−ガラクトサミン(1.5g/kg体重)を摂取したイヌは24時間かけて 肝不全に進行させられ、この時点でバイオアーティフィシャル肝臓による血液灌 流を開始した。この血管アクセス・デバイスは、D−ガラクトサミンを投与する 前に、右内頚静脈中に手術によって移植された二重内腔カテーテルであった。 治療目的は、動物が60時間の試験期間を終了して又はこの試験期間の終了に 達して、選択的に安楽死させられるまでできるだけ高い流速度で血液灌流するこ とであった。実際に、初期流速度は典型的に200ml/分を越えた。この速度 は、動物が徐々に浮腫を形成するようになり、血管アク七スの開存性(potency) が劣化するに従って低下した。カテーテルが凝固して破壊したことはなかった。 幾つかの試験では、血液流速度がイヌに投与後50時間で又は連続血液灌流の2 6時間後に、100ml/分未満に低下した。 4匹の動物をこの方法で、60〜80gの一次ブタ肝細胞を装填したバイオリ アクターを用いて治療した。動物を対照動物(control subject)と同じ介入スケ ジュール(intervention schedule)に従って管理した。4匹の治療した動物のう ちの2匹は試験期間の終了時まで生存した。これとは対照的に、治療しなかった 動物のいずれも試験期間の終了時まで生存しなかった。この生存率の差は図7に Kaplan−Meierプロットの形式で示される。 データ・セットに含まれる5匹の非治療対照動物と4匹の治療動物とをKap lan−Meier生存統計によって評価した。サンプルサイズと、試験の任意 の停止条件とのために、結果は統計的有意性(p=0.06)に達しない。 動物にLADD硬膜上方頭蓋内圧モニターを装着した。これらの動物を試験を 通して連続的にモニターしたが、データは毎時間記録した。4匹の治療動物の各 々の結果は、これらのデータの平均値と共に、図8に示す。バイオアーティフィ シャル肝臓で支持された動物は対照動物が示したパターンと類似した振動性(osc illatory)ICPパターンを示した。前記と同様に、選択したサンプリング間隔 は担当スタッフが観察したICPのサージ変化を不明瞭にする。 5匹の対照動物と4匹の治療動物との平均読み取り値を図8において比較する 。データ・セット中に存在する多様な混乱ファクター(confounding factors)の ために、統計的検定はこれらのデータに適用しなかった。これらのファクターは 、治療動物に明らかに必要であったよりも、頻繁にかつ侵襲性の医学的介入(管 理ガイドライン下で容認される)が非治療動物において生じたという事実を包含 する。長く生存した非治療動物は試験において早期に終了した(expiring)ものよ りも平均して低いICP値を有するので、バイアス(bias)も導入される。 入手可能な、ICPデータと平均動脈圧(MAP)の両方によって、これらの 試験動物における脳灌流圧(CPP)を算出することが可能である。図9に示す ように、治療動物におけるCPPは、非治療動物におけると同様に低下する。さ らに、低い値を有する動物は短い生存時間を有するように思われる。 治療イヌと非治療イヌとのCPP値の算術平均値を図9に一緒に示す。両方の 動物群には、脳への血流低下が存在する。薬物の投与後30〜40時間における 非治療動物のCPPの上昇は、非治療集団における血圧低下を矯正するためのよ り大きく侵襲性の介入によると考えられる。 図10に示すように、動脈アンモニア・レベルの上昇は治療動物においては緩 和である。この効果は40時間と48時間とにおいては、非治療動物からのデー タにおける大きな分散のために、統計的に有意ではない。56時間目におけるデ ータの収斂(convergence)は、確実な(sicker)非治療動物、より高いアンモニア 値を有する動物がより短い生存時間を有するという事実の結果である。 図11に示すように、治療動物と非治療動物との両方における分枝鎖アミノ酸 (BCAA)の芳香族アミノ酸(AAA)に対する比率は低下する。この差は4 8時間目に統計的有意性に達する。中間値は得られず、この変化の大きさが有意 義な患者の利益を生じるほど充分であるかどうかは不明である。イヌに接続する 前後のバイオリアクターの酸素消費速度を図12に示す。同等性 本発明の範囲及び要旨から逸脱しない、本発明の種々な改変及び変更が当業者 に明らかであろう。本発明が本明細書に記載された例示的実施態様及び実施例に よって不当に制限されないことと、このような実施例及び実施態様が例としての み提示されるにすぎず、本発明の範囲は次のように本明細書に述べる請求の範囲 によってのみ限定されるように意図されることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記要素: (a)中心軸を画定する細長いハウジングと; (b)中心軸に実質的に平行なハウジング内にそれぞれ配置され、ハウジング 内のフィラメント外スペースをそれぞれ画定する多数の細長い中空フィラメント であって、各々がこれを通る分子輸送を可能にする材料から形成される上記中空 フィラメントと; (c)ハウジング内に配置され、フィラメント外スペースを占有し、生細胞を 含む細胞集団と; (d)中空フィラメントを通して連通して、フィラメント流路を形成する、フ ィラメント入口ポートとフィラメント出口ポートと; (e)細胞集団を通して連通して、フィラメント外流路を画定する、ハウジン グ入口ポートとハウジング出口ポートであって、フィラメント外流路がフィラメ ント流路から、一方の流路中の物質が他方の流路内に中空フィラメントを構成す る材料を通しての分子輸送によってのみ入ることができるように単離されている 、上記ハウジング入口ポートとハウジング出口ポートと; (f)フィラメント外流路を通して実質的に均一な流れを維持するためにフィ ラメント外流路中に配置されたフロー・レストリクターと を含むバイオリアクター。 2.細胞が哺乳動物細胞である、請求項1記載のバイオリアクター。 3.細胞が少なくとも約107細胞/mlの密度で存在する、請求項1記載 のバイオリアクター。 4.細胞が少なくとも約108細胞/mlの密度で存在する、請求項1記載 のバイオリアクター。 5.細胞が肝細胞である、請求項2記載のバイオリアクター。 6.細胞が肝細胞である、請求項3記載のバイオリアクター。 7.細胞が肝細胞である、請求項4記載のバイオリアクター。 8.フロー・レストリクターがヒドロゲルを含む、請求項1記載のバイオリ アクター。 9.フロー・レストリクターがコラーゲン、アガロース、アルギン酸カルシ ウム、酢酸キトサン、ポリアクリルアミド、又はこれらの組合せから選択される 物質を含む、請求項1記載のバイオリアクター。 10.フィラメントがポリスルホン、酢酸セルロース、ポリアクリロニトリ ル、ポリメチルメタクリレート、又はエチレンポリビニルアルコールコポリマー から製造されるフィラメントから選択される、請求項1記載のバイオリアクター 。 11.生物学的流体の処理方法であって、 (a)下記要素 (i)中心軸を画定する細長いハウジングと; (ii)中心軸に実質的に平行なハウジング内にそれぞれ配置され、ハウジング 内のフィラメント外スペースをそれぞれ画定する多数の細長い中空フィラメント であって、各々がこれを通る分子輸送を可能にする材料から形成される上記中空 フィラメントと; (iii)ハウジング内に配置され、フィラメント外スペースを占有し、生物学 的流体を処理することができる生細胞を含む細胞集団と; (iv)中空フィラメントを通して連通して、フィラメント流路を形成する、フ ィラメント入口ポートとフィラメント出口ポートと; (v)細胞集団を通して連通して、フィラメント外流路を画定する、ハウジン グ入口ポートとハウジング出口ポートであって、フィラメント外流路がフィラメ ント流路から、一方の流路中の物質が他方の流路内に中空フィラメントを構成す る材料を通しての分子輸送によってのみ入ることができるように単離されている 、上記ハウジング入口ポートとハウジング出口ポートと; (vi)フィラメント外流路を通して実質的に均一な流れを維持するためにフィ ラメント外流路中に配置されたフロー・レストリクターと を含むバイオリアクターを用意する工程と; (b)生物学的流体をフィラメント流路に沿って移動させる工程と を含む上記方法。 12.細胞のための養分を含有する流体をフィラメント外流路に沿って移動 させる工程をさらに含む、請求項11記載の方法。 13.細胞が哺乳動物細胞である、請求項11記載の方法。 14.細胞が少なくとも約107細胞/mlの密度で存在する、請求項11 記載の方法。 15.細胞が少なくとも約108細胞/mlの密度で存在する、請求項11 記載の方法。 16.細胞が肝細胞である、請求項13記載の方法。 17.細胞が肝細胞である、請求項14記載の方法。 18.細胞が肝細胞である、請求項15記載の方法。 19.フロー・レストリクターがヒドロゲルを含む、請求項11記載の方法 。 20.フロー・レストリクターがコラーゲン、アガロース、アルギン酸カル シウム、酢酸キトサン、ポリアクリルアミド、又はこれらの組合せから選択され る物質を含む、請求項11記載の方法。 21.フィラメントがポリスルホン、酢酸セルロース、ポリアクリロニトリ ル、ポリメチルメタクリレート、又はエチレンポリビニルアルコールコポリマー から製造されるフィラメントから選択される、請求項11記載の方法。 22.フィラメント流路とマトリックス流路とが並流の流れを有する、請求 項12記載の方法。 23.フィラメント流路とマトリックス流路とが向流の流れを有する、請求 項12記載の方法。 24.生物学的流体が血液を含む、請求項11記載の方法。 25.生物学的流体が血液を含む、請求項16記載の方法。 26.フロー・レストリクターを有するバイオリアクターの製造方法であっ て、 (a)中空フィラメント・バイオリアクター・カートリッジを用意する工程で あって、該カートリッジがそれぞれがハウジング内に中心軸に実質的に平行に配 置されて、ハウジング内にフィラメント外流路を画定する多数の細長い中空フィ ラメントを含有するハウジングを含み、該中空フィラメントの各々がこれを通る 分子輸送を可能にする材料から形成されており、該ハウジングが、中空フィラメ ントを通して連通して、フィラメント流路を形成する、フィラメント入口ポート 及びフィラメント出口ポートと、細胞集団を通して連通して、フィラメント外流 路を画定する、ハウジング入口ポート及びハウジング出口ポートとをさらに含み 、該フィラメント外流路が該フィラメント流路から、一方の流路中の物質が他方 の流路内に中空フィラメントを構成する材料を通しての分子輸送によってのみ入 ることができるように単離されている上記工程と; (b)ある量のゲル化可能な物質をハウジング中に、その物質が少なくともハ ウジング出口ポートに隣接して配置されるようたやり方で導入する工程であって 、該量が、ゲル化時に生成したゲルが、ハウジング出口ポートを通って流れる流 体を制限するほど充分に、フィラメント外スペースの部分を占有するような量で ある上記工程と を含む上記方法。 27.滅菌流体がフィラメント流路を通って流れるときに、ゲル化可能な物 質をゲル化する工程をさらに含む、請求項26記載の方法。 28.ゲル化が温度変化によって制御される、請求項26記載の方法。 29.ゲル化が、滅菌流体の温度を変えることによって制御される、請求項 26記載の方法。 30.ゲルが重力によってハウジング出口ポートに少なくとも隣接して位置 決めされる、請求項26記載の方法。 31.ゲルが遠心分離によってハウジング出口ポートに少なくとも隣接して 位置決めされる、請求項26記載の方法。 32.ゲルがコラーゲン、アガロース、アルギン酸カルシウム、酢酸キトサ ン、ポリアクリルアミド、又はこれらの組合せから選択される物質を含む、請求 項26記載の方法。 33.生成するゲルがフィラメント外流路を通る実質的に均一な流れを維持 するために充分な、フィラメント外スペースの部分を占有する、請求項26記載 の方法。 34.下記要素: (a)中心軸を画定する細長いハウジングと; (b)中心軸に実質的に平行なハウジング内にそれぞれ配置され、ハウジング 内のフィラメント外スペースをそれぞれ画定する多数の細長い中空フィラメント であって、各々がこれを通る分子輸送を可能にする材料から形成される上記中空 フィラメントと; (c)中空フィラメントを通して連通して、フィラメント流路を形成する、フ ィラメント入口ポートとフィラメント出口ポートと; (d)フィラメント外スペースを通して連通して、フィラメント外流路を画定 する、ハウジング入口ポートとハウジング出口ポートであって、フィラメント外 流路がフィラメント流路から、一方の流路中の物質が他方の流路内に中空フィラ メントを構成する材料を通しての分子輸送によってのみ入ることができるように 単離されている、上記ハウジング入口ポートとハウジング出口ポートと; (e)フィラメント外流路を通して実質的に均一な流れを維持するためにフィ ラメント外流路中に配置されたフロー・レストリクターと を含むバイオリアクター。 35.フロー・レストリクターがヒドロゲルを含む、請求項34記載のバイ オリアクター。 36.フロー・レストリクターがコラーゲン、アガロース、アルギン酸カル シウム、酢酸キトサン、ポリアクリルアミド、又はこれらの組合せから選択され る物質を含む、請求項34記載のバイオリアクター。 37.フィラメントがポリスルホン、酢酸セルロース、ポリアクリロニトリ ル、ポリメチルメタクリレート、又はエチレンポリビニルアルコールコポリマー から製造されるフィラメントから選択される、請求項34記載のバイオリアクタ ー。 38.請求項1記載のバイオリアクターを含む体外回路。 39.細胞が肝細胞である、請求項38記載の体外回路。
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