JP2000508973A - コーター外枠およびコーター外枠を備えたコーティング装置 - Google Patents

コーター外枠およびコーター外枠を備えたコーティング装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、膜の形態で上に液体を流すのに好適なコーター面を具備するタイプのコーティング装置の外枠を供するものである。該液体は、コーティング装置と1つ以上の「エッジ接触面」で接する1つ以上のエッジを有する膜の形態でコーター面の上を流れる。該外枠(18)は、該1つ以上のエッジ接触面の上方に半密閉空間を画成する。該半密閉空間内の大気は、溶剤蒸気で少なくとも部分飽和して、エッジ接触面における塗料液の乾燥を防止または抑制できるようになっている。また該外枠(18)は、コーティング装置のコーター面の実質部を視認し同部へアクセスできる形状を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 コーター外枠およびコーター外枠を備えたコーテイング装置 技術分野 本発明はコーテイングシステムに関し、具体的に述べると、静止接触線におけ る塗料液の早期乾燥を抑制または防止するために外枠を利用することに関する。 背景技術 スライドコーティングやカーテンコーティングなどのダイコーティング方法は 、移動するウェブに液体を塗布しうる有用な方法である。スライドまたはカーテ ンコーティング装置から液体が流れているとき、該液体はコーティング装置の1 つ以上の表面と接触する。コーティング装置の表面と塗料液との間の界面は、コ ーティング装置表面の液体流をゼロまたはゼロに近い状態にしうる。 塗料液とコーティング装置の間の界面が上方の大気と交わる場所、すなわち塗 料液とコーティング装置と大気の間の3方向界面は、静止接触線と呼ばれること がある。静止接触線は上方の大気(例えば、空気)に暴露されるので塗料液中の 溶剤が液体から気化する可能性があり、静止接触線に塗料材料の蓄積が残したま ま液体が乾燥することがある。乾燥した塗料材料の蓄積物は徐々に成長しつづけ 、塗布工程において問題を生じることがある。 カーテンコーティングおよびスライドコーティングシステムでは、静止接触線 の特定例は2種類あり、その各々が塗布工程において別々の問題を生じる可能性 がある。例えば流動する塗料液とエッジガイドとの間の界面に静止接触線が発生 する可能性がある。エッジガイドにおける塗料液の乾燥と塗料材料の蓄積によっ てエッジ部に塗料液の流れが不安定になったり不足することがあり、それによっ てエッジ部のコーティングビードの破損、塗布幅の狭まり、塗布液のクロスウェ ブの非一様性、例えばエッジ部の塗布量の高低を招く。静止接触線が起こりうる 第2の場所は、供給スロットもしくはその付近である。供給スロットに隣接する 静止接触線での塗料液の乾燥は塗膜の不良縞、すなわち不均一な塗布厚の原因と なりうる。 静止接触線に起因する問題を解決しようという過去の試みとして、コーティン グ装置を完全に囲む外枠を供することなどがあった。しかしながら、その問題を 速やかに修正できるためには、はっきりと視認でき、コーティング装置へ自由に アクセスでき、且つ上に液体を流せることが重要でありうる。コーティング装置 を完全に包囲する外枠は、静止接触線のみならず、コーティング装置の全部分へ のアクセスを阻害し、塗料液の視認を妨げる。このように、従来技術で必要とさ れていたが提供されていなかったものは、静止接触線における塗料液の早期乾燥 を防止または低下しつつ、それ以外のコーター面部を視認でき、同部分へアクセ スでき、およびダイコーティング装置から液体を流せる手段である。 発明の開示 本発明は、一般に液体が流れるのに好適なコーター面を具備するタイプのコー ティング装置の外枠を供するものである。液体はコーティング装置の1つ以上の 表面(「エッジ接触面」)と接触する1つ以上のエッジを有する膜の形態でコータ ー面上を流れる。本発明の外枠は、1つ以上ののエッジ接触面の上方に半密閉空 間を画成する。半密閉空間内の大気には、少なくとも溶剤の蒸気が充満していて 、エッジ接触面での塗料液の乾燥を防止または抑制できる。従って本発明は、コ ーティング装置の塗料液の早期乾燥に起因する問題を緩和または排除することが できる。また、該外枠は、コーテイング装置のコーター面の実質部を視認でき、 同部へアクセスでき、および/またはコーティング装置から塗料液を流せる形状 を有している。 本発明の一態様は、コーティング装置の外枠である。該コーティング装置は一 般にコーター面の上に液体を流すのに好適なコーター面を具備するタイプのもの である。該液体はコーティング装置と1つ以上のエッジ接触面で接触する1つ以 上のエッジを有する膜の形態で流れることができる。外枠は、1つ以上ののエッ ジ接触面の上方に半密閉空間を画成するが、該外枠は、依然としてコーテイング 装置のコーター面の実質部の視認および同部へのアクセスを許す。 本発明の別の態様は、コーティング装置ならびに前述の外枠を具備するコータ ー組立体である。 本発明の更に別の態様は、支持体に液体を塗布する方法である。該方法は、コ ーティング装置および前述の外枠を具備するコーター組立体を供するステップと 、コーティング装置から流れる塗料液を供するステップと、該液体を支持体に塗 布するステップとを含む。 本願明細書で使用する「エッジ接触面」という用語は、コーティング装置から 塗料液が流れている場合に、塗料液のエッジがコーティング装置の表面と接触す る位置にほぼ一致するコーティング装置の線または表面のことを言う。「静止接 触線」という用語は、塗料液とコーティング装置表面と上方の大気との間の3方 向界面によってほぼ画成される実際の線または表面のことを言う。エッジ接触面 と静止接触線との関係は、コーティング装置への塗料液導入時に静止接触線が存 在する場所では、エッジ接触面がコーテイング装置表面にあるという関係である 。 図面の簡単な説明 図1は、コーター面とエッジガイドとを有するコーティング装置の斜視図であ る。塗料液はコーター面を膜として流れる。塗料液膜のエッジはエッジガイドと 接触する。 図2は、スライドコーターの供給スロットの側断面図である。図2は、供給ス ロットの上方の静止接触線の存在を示している。本発明の外枠は、静止接触線の 上方に半密閉空間を画成する。 図3は、スライドコーティング装置と外枠とを備えた本発明のスライドコータ ー組立体の端面断面図である。塗料液はコーター面に沿って流れ、静止接触線で エッジガイドと接触しながらエッジガイドを通過する。溶剤蒸気は、静止接触線 上方の外枠によって画成される空間に、外部ソースから随意に導入できる。 図4は、スライドコーティング装置と外枠とを備えた本発明のスライドコータ ー組立体の端面断面図である。塗料液はコーター面に沿って流れ、静止接触線で エッジガイドと接触しながらエッジガイドを通過する。溶剤蒸気は、静止接触線 上方の外枠によって画成される空間に、外部ソースから随意に導入できる。 図5は、スライドコーティング装置に接触して存在する静止接触線の上方に配 置された外枠を有する、本発明のスライドコーター組立体の斜視図である。 図6は、カーテンコーティング装置の斜視図である。 図7は、カーテンコーティング装置に接触して存在する静止接触線の上方に配 置された外枠を有する、本発明のカーテンコーター組立体の斜視図である。 詳細な説明 本発明の外枠は、静止接触線が形成されやすいコーティング装置と組み合わせ て利用できる。これらのコーティング装置は一般に、1つ以上のエッジを有する 膜の形態で塗料液を流すのに好適なコーター面を有している。コーター面上を流 れる塗料液膜のエッジがコーティング装置と接触する場所(例えば、コーター面 上またはエッジガイド上)を「エッジ接触面」と言う。エッジ接触面は、例えば 、コーティング装置の供給スロットまたは供給スロットと隣接する部分に塗料液 が導入されるときに塗料液がコーター装置の表面と接触する場合に存在しうる。 また、コーター面に沿って流れる塗料液膜のエッジがコーティング装置の表面と 接触する場合に、コーター面の長さに沿って(塗料液の流れ方向に)1つ以上の のエッジ接触面が存在する。コーティング装置は選択的に、コーター面に沿って 流れる塗料液膜を更に良くコントロールするためにコーター面の長手方向に1つ 以上のエッジガイドを具備してもよい。塗料液膜は任意のエッジガイドに接触し て、コーター面に沿って液体を均一に流れやすくする。コーティング装置がエッ ジガイドを備える場合、エッジガイドを越えて流れる塗料液膜がエッジガイドと 接触する場所にエッジ接触面が存在しうる。 図1に、本発明の外枠と一緒に使用するのに適したスライドコーティング装置 の一例を示す。スライドコーティング装置2は、コーター面4とエッジガイド1 2とを備えている。塗料液8は供給スロット6から流出し、コーター面4に沿っ て膜、好ましくは連続膜として流れる。塗料液膜のエッジは、エッジガイド12 の表面と接触し、塗料液8とエッジガイド12が上方の大気に触れる界面に静止 接触線10を生じる。塗料液8とコーター面4との間の界面が上方の大気と触れ る静止接触線16は供給スロット6に隣接して存在する。スライドコーティング 装置2は、コーター面4に沿って1つ以上の追加供給スロット22を備えてもよ い。これらの追加供給スロットは、コーター面4に沿って供給スロット6(一番 上の供給スロット)から流れる塗料液膜の下側に液体を供給し、それ故、追加供 給スロットが新たな静止接触線の原因となることはない。 図6に、本発明の外枠と一緒に使用するのに適したカーテンコーティング装置 の一例を示す。カーテンコーティング装置30は、供給スロット32を有するコ ーター面34を備えている。塗料液8は供給スロット32からコーター面34に 沿ってフロントエッジ33の上を流れ、その後に液体のカーテン38として支持 体に向かって流下する。供給スロット32に隣接して、塗料液8とコーター面3 4との間の露出界面に静止接触線36ができる。また、塗料液8とコーター面3 4との間の界面には静止接触線37ができる。静止接触線はフロントエッジ33 に形成される。塗料液8が液体カーテン38として落下すると、カーテン38の 各エッジがエッジガイド40の1つと接触する。液体カーテン38とエッジガイ ド40との間の界面に静止接触線39が生じる。 本発明の実施に際し、塗料液は、液体から溶剤成分が気化して固形物成分を残 しうる固形物成分および溶剤成分を含有する任意の液体であってよい。例えば、 塗料液は、溶剤を基剤とする溶液、水性溶液、または分散液にできる。塗料液は 、接着剤、ラテックス、塗料、感光複写または感光熱複写材料などの感光材料要 素または層、磁気媒体の磁気または非磁気層などとして一般に塗布される任意の 液体でありうる。塗料液は、塗布後に、例えば熱または放射線に暴露することに よつて硬化、固化、または架橋可能な組成のものであってもよい。塗料液の固形 物成分は、例えば、接着剤として、または、感光複写、感熱複写、もしくは感光 熱複写材料の成分または要素、磁気記録媒体、染料、放射線硬化可能材料、接着 剤、研磨剤もしくはマイクロ研磨剤の要素または層等として有用な、任意の材料 でありうる。溶剤成分は、水または塗布分野で有用な、メチルエチルケトン(M EK)、トルエン、テトラヒドラフラン(THF)、メチルイソブチルケトン(MI BK)、またはその混合物を含む既知の任意有機溶剤でありうる。静止接触線に 関わるタイプの塗布の問題は、塗料液中に高揮発性の溶剤が使用される場合に増 大する傾向がある。それ故、本発明は、塗料液にMEK、トルエン、またはアセ トンが使用される場合に特に有用である。 塗料液は、カーテンまたはスライドコーティング法などのダイコーティング法 によって液体を塗布できる任意粘度のものであってよく、塗料液の特定用途に対 応するものでありうる。静止接触線に起因する問題は総じて塗料液の粘土に応じ て増加する傾向があるが、これは粘度の高い液体ほど流れがゆっくりで、静止接 触線における早期乾燥の可能性が増すからである。 スライドおよびカーテンコーティングシステムで使用されることの多い好適な 塗料液として、写真膜、x線膜、グラフィックアートフィルム等といった画像形 成要素において有用な既知のものである水性溶液、乳濁液、分散液、ゲルなどが ある。これら塗料液の固形物成分は一般に、例えば、ゼラチン、ポリビニルアル コール、水性塗膜形成ラテックスなどのバインダーを含み、また、それ以外の、 放射線感応材料(例えば、ハロゲン化銀化合物)つや消し剤、増感剤、硬化剤等 といった既知で有用な原料成分をしばしば含みうる。これら要素の溶剤は一般に 水であるが、少量の有機溶剤が存在してもよい。 スライドおよびカーテンコーティングシステムで使用されることが多い好適塗 料液として、有用な感光熱複写ならびに感熱複写画像形成要素、光硬化性樹脂、 および光重合体として知られるものといった有機溶剤ベースの溶液、乳濁液、分 散液、ゲルなどもある。これら塗料液の固形物成分は、一般に、例えばポリビニ ルアセタール、ポリビニルアセテート、塩化ポリビニルといったバインダーを含 み、また、感光材料(例えば、ハロゲン化銀化合物)艶消し剤、増感剤、硬化剤 等といった既知で有用な原料成分もしばしば含みうる。これら要素の溶剤は一般 に、メチルエチルケトン(2−ブタノン、MEK)、トルエン、メタノール、ま たはその混合物などの有機溶剤である。本発明の外枠で使用する、塗布可能な液 体の特定例は、米国特許出願第08/340,233号明細書(1994年11 月16日出願)および米国特許第5,434,043号ならびに同第5,496 ,695号明細書に記載されている。本発明の外枠を使用して塗布可能な有機ゲ ルの例は、米国特許第5,378,542号および同第5,415,993号明 細書に記載されている。 塗料液とコーティング装置表面(例えば、コーター面の表面またはエッジガイ ドの表面)との間の界面には、静的接触状態として知られるものが生じる可能性 がある。塗料液のエッジがコーティング装置の表面と接触する場所では、この静 的接触状態は静止接触線と呼ばれる。図に静止接触線の例が記載されている。例 えば、図1と図2に、供給スロット6と隣接する静止接触線16を示す。図3と 図4に、塗料液8とエッジガイド12との間の界面にある静止接触線10を示す 。図6に、カーテンコーティング装置の静止接触線の存在を示す。具体的に述べ ると、図6には、供給スロット32に隣接するコーター面34と塗料液8が接触 する静止接触線36、塗料液8のエッジとコーター面34との間の界面にある静 止接触線37、カーテン38のエッジとエッジガイド40との界面にある静止接 触線39、およびフロントエッジ33と塗料液8との間の界面に存在する静止接 触線とが記載されている。コーター面34は、選択的に、図1のエッジガイド1 2などのエッジガイドに装着することも可能で、その場合、塗料液8のエッジと エッジガイドとの間の界面に静止接触線が存在する(この状況は、図1および図 2に記載されている静止接触線10の生成と同様である)。 静止接触線においては、基本的に、コーティング装置の表面を通過する塗料液 の流れは皆無である。静止接触線では、上方の大気が塗料液の溶剤成分と同一ま たは同様な組成の溶剤で飽和もしくは部分飽和していなければ、塗料液の溶剤成 分が上方の大気中に気化しようとする。塗料液の溶剤成分が気化すると、高粘度 材料または乾燥被膜固形物の固まりとして塗料液の固形分固形物が残り、コーテ ィング装置の表面に堆積する。コーティング装置の表面に高粘度材料または乾燥 被膜固形物が堆積することにより、ともすれば塗布工程に問題が生じる可能性が あるとともに、そのような装置を利用して生産される被覆製品は不良となる。不 良例として、縞、支持体の非被覆領域、塗膜中の粒子または凝集、不均一な被覆 肉厚部などがある。 本発明の外枠は、静止接触線で塗料液の溶剤の気化を抑制または防止し、それ によって塗料液の乾燥を抑制または防止するとともに、そのような乾燥に起因す る問題を緩和または防止する。本発明の外枠は、静止接触線の上方に半密閉空間 を画成ことによって、塗料液から溶剤が気化するのを防止または抑制し、それに よって静止接触線上方の大気の溶剤蒸気組成物をコントロールできるようにする 。半密閉空間内の大気(「大気」)は、一般に、空気すなわちアルゴン、窒素、二 酸化炭素などの不活性ガスから構成されている。本発明では、溶剤蒸気は純粋な 溶剤蒸気として、または溶剤蒸気で飽和または部分飽和できる溶剤蒸気含有ガス として大気中に導入できる。この大気中の溶剤蒸気の所望濃度を維持することに よって、塗料液の溶剤が大気中に気化するのを抑制または防止できる。 溶剤蒸気の組成は、塗料液上方の大気と部分または完全飽和によって大気への 塗料液の溶剤の気化を抑制または防止して塗料液の乾燥を防止するように、塗料 液の溶剤成分とほぼ同様なものであるように選択できる。例えば、溶剤成分が水 である場合、大気は、大気中への塗料液の水の純流動を抑制または防止するに十 分な量の水蒸気を含んでいなくてはならない。 大気中に存在する溶剤蒸気の量は、溶剤蒸気の化学組成と揮発性、塗料液の組 成、大気の他の成分の組成、および温度などの複数の要因に基づいて選択できる 。大気は溶剤蒸気で飽和されることが好ましい。飽和されるということは、大気 の溶剤が凝縮しなければ、与えられた温度および圧力下でガス状大気が溶剤蒸気 中に含まれ得ないことを意味する。 本発明の外枠は、静止接触線上方の大気の組成をコントロールできる任意ので 剤のものでありうる。該外枠は、スライドまたはカーテンコーティング装置の上 に装着され、静止接触線の上方に半密閉空間を画成して該空間内の溶剤蒸気の組 成ならびに溶剤蒸気流をコントロールできるように形成されることが好ましい。 外枠は、図2、図3、および図4のように側断面を見たときに平坦であっても、 湾曲していても、任意角度で折れ曲がったり角が付けられていても、静止接触線 の上方に半密閉空間を生じるように使用できる形状であればよい。該外枠は、選 択的に、一緒またはコーテイング装置に取付または嵌合できる1個以上の部品か ら作成できる。 図2に本発明の実施例の側面図を記載し、スライドコーティング装置2に好適 な外枠18の静止接触線16付近のを示す。外枠18の第1の部分11は、コー ティング装置2の面4と接している。外枠18の第2の部分13は、コーティン グ装置2から突出している。外枠18の第3の部分15は静止接触線16の上に 広がり、屈曲リップ(bent lip)17は、塗料液上方でコーティング装 置に向かって突出し、外枠は静止接触線の上方に半密閉空間をなしている。図4 に記載の別の実施例では、延長部21がエッジガイド12付近の外枠18Bの底 部から突出している。延長部21により、溶剤含有ガスを調節供給する精密なス ロットを設けることによって、静止接触線10上方の溶剤蒸気の流れを更にコン トロールできる。各実施例において、屈曲リップ17と塗料液8との間に小さな 間隙19が存在しており、蒸気はここから逃げることができる。また、半密閉空 間は、外枠18、例えば屈曲リップ17が塗料液8と接しない状態で、できるだ け小さいことが好ましい。 溶剤蒸気は、任意の好適方法によって外枠18で画成される半密閉空間に供給 されうる。例えば、本発明の一実施例において、溶剤蒸気は塗料液8から気化し て、半密閉空間に蓄積されて、溶剤蒸気で飽和または部分飽和された大気を静止 接触線上方に構成できる。再び図2を参照すると、塗料液8が供給スロット6か ら流れると、塗料液8の溶剤成分の一部が塗料液8の上方大気中に気化する。気 化した溶剤は、外枠18で画成される半密閉空間内に蓄積し、この空間内の大気 は溶剤蒸気で少なくとも部分飽和、好ましくは完全飽和される。それ以上の塗料 液8の溶剤の気化は抑制され、静止接触線16における塗料液8の早期乾燥は緩 和または防止される。 溶剤蒸気は外枠18によって画成される半密閉空間に選択的かつ好適に外部ソ ースから供給できる。例えば、図3に記載されているように、溶剤蒸気含有ガス の形態の溶剤蒸気を13Aの部分の通路20を介して外枠18Aの下方に供給す ることも可能である。独立した装置(不図示)によって通路20を介して半密閉 空間に溶剤蒸気含有ガスを供給できる。 外部ソースから供給される溶剤蒸気含有ガスは純粋な溶剤蒸気にすることも可 能であるし、溶剤蒸気で部分飽和、好ましくは完全飽和されたガスで構成するこ とも可能である。該ガスは空気、または窒素、アルゴン、二酸化炭素などの不活 性または非反応性ガスにすることも可能である。溶剤蒸気含有ガスは半密閉空間 内の大気の溶剤蒸気飽和状態を維持するとともに半密閉空間からの一定の流出を 維持する所定の圧力、適正量、および流量で半密閉空間に供給されることが好ま しい。溶剤蒸気含有ガスの流量は、塗料液の溶剤が気化するのを抑制および防止 するのに要する最小限のものであることが好ましい。溶剤蒸気含有ガス流が大き すぎると、塗料液上方の流れが塗料液を乱し、過度の溶剤蒸気がコーター組立体 から流れ出すだろう。一方、溶剤蒸気含有ガス流が少なすぎると、塗料液が幾分 か乾燥するであろう。溶剤蒸気含有ガスの適切流量は、ガス中の溶剤蒸気の濃度 によって決まるものであり、そしてまた溶剤蒸気の個性、ガスを含む溶剤、およ び温度によって決まるものである。飽和ガスの場合、有用であるとされる流量は 、直線で静止接触線1センチメートルあたり約0〜3200立方センチメートル (cm3)/分の範囲であり、好適流量は静止接触線1センチメートルあたり約 400〜2400cm3/分の範囲でる。 溶剤蒸気含有ガスとして使用される不活性または非反応性ガスは、選択的に調 整器を介するか、または、従来の窒素のためのメンブレンセパレータ技術、二酸 化炭素のための燃焼、または液体窒素蒸発装置などの他の手段によって、タンク から供給できる。溶剤蒸気飽和ガスを生成および供給する方法は、当該技術分野 において公知である。有用な方法は、充填カラム、燈心、ジャケット付き容器内 のスパージャ、または熱交換機といった飽和装置を使用することなどである。こ れらの方法は、例えば、Yapel他による本願被譲渡人の米国同時係属出願特 許第08/177,288号明細書(1994年1月4日出願)に記載されてお り、その内容全体を本願明細書に引用したものとする。 本発明の外枠は、蒸気溶剤のバリヤとして作用しうる任意の材料で作ることが できる。該外枠は、例えば、プラスチックまたは熱可塑性プラスチックを含む材 料、テフロン、ナイロン、ポリアクリレート、選択的に透明にできるLexanTM などのポリカーボネートといったポリマー材料、ボール紙、金属、木材、セラ ミック、または塗料液の溶剤成分の組成を有する溶剤蒸気流に対してバリヤとし て作用しうる前述以外の材料で作ることができる。 本発明の外枠は、1つ以上の静止接触線の塗料液の早期乾燥を抑制または防止 するとともに、ダイコーティング装置から流れ出る塗料液に対するアクセスと視 認を可能にする。図5に、上に外枠18Aが装着されたスライドコーティング装 置2を備えたスライドコーター組立体を示す。図5を参照すると、外枠18Aは 、スライドコーティング装置2の最上部供給スロットおよびエッジガイドのとこ ろにある静止接触線の上方に半密閉空間を画成する本質的に「C」形の物品である 。 ここで重要なのは、外枠18Aが、エッジガイドまたは最上部供給スロットに密 接していない部分への視覚的または物理的アクセスを阻害しないことである。( プラスチックやガラスなど透明材料で外枠を作れば、塗布面および/または塗料 液全体を見ることができるであろう。)塗料液またはコーター面の「実質部」は 、塗料液またはコーター面の総面積の少なくとも約50%、更に好ましくは75 %以上、例えば85%または95%と考えられる。静止接触線付近の塗料液の部 分の上方にのみ半密閉空間を設け、塗料液実質部は露出した状態で残すことによ って、外枠を外す必要なく、塗料液を見たり、塗料液にアクセスできる。例えば 、コーティング装置のオペレータは、供給スロットに詰まった粒子や凝集物など 、塗料液流の途絶個所を観察および特定することができる。また、オペレータは 、流動途絶の原因を観察および特定後、外枠を取り外したり、塗布ラインを止め る必要なく、コーター面にアクセスして該途絶原因を取り除くことができる。 図7に本発明の更に別の実施例を示す。図7に記載のカーテンコーター組立体 は外枠18Cが上に装着されたカーテンコーティング装置30を有し、該外枠1 8Cはカーテンコーティング装置30に存在する静止接触線(図6に図示)を包 囲している。図7において、外枠18Cは、塗料液8とコーター面34との間に 存在する静止接触線を包囲する上側「C」形部42を有する。更に、外枠18C は、落下するカーテン38のエッジとエッジガイド40との間に存在する静止接 触線39を包囲する2つの垂直部44(図6参照)を備えている。垂直部44は 、カーテン38の落下を阻害せずに静止接触線39のまわりに半密閉空間を構成 できる任意の形状にできる。垂直部44は落下するカーテン38と接触しないこ とが好ましい。図7に記載されているように、垂直部44は、落下するカーテン 38のまわりにフィットするように設けられた長手方向のスロットを有する円形 部材にできる。選択的に、更に別の外枠部品(不図示)をカーテン38の後でフ ロントエッジ33の下側に装着して、フロントエッジ33に関係する静止接触線 を包囲することも可能である。 外枠18Cは、カーテンコーティング装置30に存在する静止接触線36と3 7の上方および静止接触線39のまわりの空間内溶剤蒸気の組成をコントロール する。外枠18Cはこれらの静止接触線を包囲するとともに、コーター面34の 上を流れてカーテンコーティング装置30からカーテン38として落下する塗料 液8の実質部に対する視認およびアクセスが可能となる。当該コーター組立体の オペレータは、供給スロットの詰まりやカーテンコーティング装置30のフロン トエッジ33に引っ掛かった乾燥した塗料材料の粒子など塗料液流途絶個所を観 察および特定できる。また、オペレータは、流動途絶の原因を観察および特定し た後、外枠を取り外したり、塗布ラインを止める必要なく、途絶原因を取り除く ことができる。 以上、記載実施例に関して本発明を説明したが、それ以外の実施例および改善 も考えられる。一例として、塗布作業中に静止接触線に近づけるように外枠を容 易に後退または取外し、元の場所に戻せるよう設計することは、本発明の考慮範 囲に属する。これは、例えば、枢動装置によって実現することも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バーブ,アパーナ・ブイ アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 ウォレス,ローレンス・ビー アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コーティング装置の外枠であって、該コーティング装置は膜の形態で上に 液体を流すのに好適なコーター面を具備するタイプの装置であり、該膜は該コー ティング装置と1つ以上のエッジ接触面で接触する1つ以上のエッジを有し、該 1つ以上のエッジ接触面の上方に半密閉空間を画成する外枠であって、上記コー ター面の実質部の視認および同部へのアクセスが可能な形状を有する外枠。 2.上記コーティング装置は供給スロットおよび1つ以上のエッジガイドを具 備するコーター面を備え、1つ以上の該供給スロットおよび該1つ以上のエッジ ガイドの上方に半密閉空間を画成する、請求項1に記載の外枠。 3.上記コーテティング装置の表面と接する第1の部分と、 該コーティング装置から突出している第2の部分と、 該コーティング装置のエッジ接触面の上方に広がる第3の部分とを具備する、 請求項1に記載の外枠。 4.上記第3の部分からコーティング装置に向かって突出する屈曲リップ部を 更に具備する、請求項3に記載の外枠。 5.上記第2の部分はガスを流せる通路を備える、請求項3に記載の外枠。 6.コーティング装置と外枠とを具備するコーター組立体であって、該コーテ ィング装置は膜の形態で上に液体を流すのに好適なコーター面を具備するタイプ の装置であり、該膜は該コーティング装置と1つ以上のエッジ接触面で接触する 1つ以上のエッジを有し、該外枠は該1つ以上のエッジ接触面の上方に半密閉空 間を画成し、該外枠は上記コーター面の実質部の視認および同部へのアクセスが 可能な形状を有する、コーター組立体。 7.上記コーティング装置は、 最上部供給スロットを備えた1つ以上の供給スロットを有するスライドコータ ー面と、 該コーター面の1つ以上のエッジに配置されたエッジガイドとを具備したスラ イドコーティング装置からなり、 塗料液と供給スロットに隣接するコーター面との間の界面に静止接触線が存在 し、塗料液と1つ以上のエッジガイドとの間の界面に1つ以上の静止接触線が存 在する、請求項6に記載のコーター組立体。 8.上記コーティング装置は、 1つ以上の供給スロットを有して更にフロントエッジを具備するコーター面と 、 該コーター面の該フロントエッジから下向きに延びるエッジガイドを含む1つ 以上のエッジガイドとを具備したカーテンコーティング装置からなり、 塗料液と供給スロットに隣接するコーター面との間の界面に静止接触線が存在 し、塗料液と1つ以上のエッジガイドとの間の界面に1つ以上の静止接触線が存 在する、請求項6に記載のコーター組立体。 9.支持体に液体を塗布する方法であって、 コーティング装置と外枠とを具備するコーター組立体を供するステップと、 溶剤成分を含み、コーティング装置の表面上に接触して流れ、該コーター表面 との間の界面に1つ以上の静止接触線をなす塗料液を供するステップと、 該コーター組立体を使用して該支持体の上に液体を塗布するステップとを含み 、 該外枠は該静止接触線上方に半密閉空間を画成し、該外枠は、該コーティング 装置上を該塗料液が流れているときに該塗料液の実質部に対する視認およびアク セスが可能な形状を有する方法。 10.上記外枠によって画成される上記半密閉空間に溶剤蒸気を供給するステ ップを更に備えた、請求項9に記載の方法。
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