JPH05192633A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JPH05192633A
JPH05192633A JP4009356A JP935692A JPH05192633A JP H05192633 A JPH05192633 A JP H05192633A JP 4009356 A JP4009356 A JP 4009356A JP 935692 A JP935692 A JP 935692A JP H05192633 A JPH05192633 A JP H05192633A
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Kazuyuki Shimizu
和之 清水
Kazuhiko Sakata
和彦 坂田
Takeshi Tanaka
武志 田中
Koichi Nagayasu
浩一 永安
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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】均一な塗布性を得る塗布方法の提供。 【構成】 表面張力差及び沸点差のある2種類以上の溶
剤からなる40dyne/cm以下の低い表面張力を有する混合
溶剤系の液体を塗布する際、混合溶剤に対し表面配向性
を有するフッ素系界面活性剤(下記一般式〔I〕で示さ
れる繰り返し単位を有する共重合体を含有するもの)を
混合溶剤の表面張力よりも0.5dyne/cm以上表面張力を低
下させる量を添加して塗布する。 [式中、R1はH,Cl,C1〜30のアルキル基、Rf
はF置換されたC1〜30のアルキル基、アリール基、ア
ルキルアリール基YはH、アルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルキルアリール基l:0〜4,m:5〜
50,n:1〜20

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶剤系塗布液の塗布方法
に関し、詳しくはビードコーターあるいはカーテンコー
ターによる塗布方法に関する。
【0002】
【発明の背景】スライドホッパー型あるいはエクストル
ージョンホッパー型コーターは、高速、薄膜、多層同時
塗布が可能であり、その特徴により写真感光材料や磁気
記録材料等の塗布装置として広く用いられている。この
タイプのコーターは塗布機先端(単にエッジあるいはリ
ップともいう)と走行する可撓性支持体(ウェブともい
う)の間にビードと称する塗布液溜まりをつくり、この
ビードを介して塗布が行われる。
【0003】このようないわゆるビードコーターにおい
ては、塗布の安定のためにはビードの安定性が非常に大
きく影響する。ビードの安定性はリップとウェブとの間
隙の設定、環境条件、塗布液物性すなわち粘度、表面張
力、特に多層同時塗布の場合は、層間の物性の関係等が
大きく影響し、さらに塗布速度が早くなったり、膜厚が
薄くなると、ビードの安定が難しくなる。ビードが不安
定であると筋故障、尾引き故障、液切れ等の塗布故障が
発生する。
【0004】このようなビード安定性向上のために、例
えばビードの上下に圧力差を設けるという方法が知られ
ている。具体的にはビード下方に減圧室を設け、ビード
を下方に引っ張ることにより、ビードの安定性を高める
等の対策が行われている。
【0005】しかしながらこれらの対策によっても、非
常に低粘度の塗布液例えば10cps以下の有機溶媒を含む
表面張力の低い塗布液では、塗布速度がそれ程速くな
く、塗布膜厚がそれ程薄くなくとも塗布液がビード以外
のリップ部の外にしみ出てきて塗膜や支持体上に落下し
て尾引き故障や液垂れが発生したり、筋故障がより多く
発生したりすることがあった。
【0006】
【発明の目的】上記のような問題に対し、本発明の目的
は、表面張力や粘度の低い液体を塗布液として、スライ
ドホッパー型、エクストルージョンコーター型、あるい
はカーテンコーター型のコーティングダイで塗布を行う
場合でも、尾引き故障、液垂れ故障、筋故障などの塗布
故障のない均一な塗布性の得られる塗布方法を提供する
ことにある。
【0007】
【発明の構成】本発明の上記目的は、表面張力差及び沸
点差のある2種類以上の溶剤からなる40dyne/cm以下の
低い表面張力を有する混合溶剤系の液体を、スライドホ
ッパー型、エクストルージョン型あるいはカーテンホッ
パー型コーティングダイで塗布する際、混合溶剤に対し
表面配向性を有する少なくとも1個の水素原子がフッ素
原子で置換された炭素数1〜30のアルキル基、アラルキ
ル基、アリール基、アルキルアリール基の少なくとも1
つを含有する化合物を、混合溶剤の表面張力よりも0.5d
yne/cm以上表面張力を低下させる量を添加して調製した
液を塗布液として塗布することを特徴とする塗布方法に
より達成される。
【0008】尚、前記化合物はフッ素系界面活性剤であ
り、下記一般式〔I〕で示される繰り返し単位を有する
共重合体を含有するものであることが好ましい。
【0009】
【化2】
【0010】[式中、R1は水素原子、塩素原子または
炭素数1〜30のアルキル基を表し、Rfは少なくとも1
個の水素原子がフッ素原子で置換された炭素数1〜30の
アルキル基、アリール基またはアルキルアリール基を表
す。]以下、本発明について具体的に説明する。
【0011】有機溶剤系塗布液における上記の問題につ
いて本発明者は鋭意検討した結果、以下のようなメカニ
ズムであることが分かった。
【0012】一般にスライドホッパー、エクストルージ
ョンホッパーあるいはカーテンコーターのようなコータ
ーは金属、特にステンレススチールなどで製作されてい
るが、金属は表面エネルギーが大きく、臨界表面張力が
高いので有機溶剤のような表面張力が低く、粘度も低い
塗布液では金属に対して非常に濡れが良いため、塗布液
が濡れ広がってしまう、したがってビードの形成、安定
性が充分できず、塗布液がリップ、あるいはその周辺部
にしみだしてしまうことが分かった。このしみだした塗
布液がビードを乱して筋故障を発生したり、あるいはし
みだした塗布液がビード外で液滴を形成し、これが塗膜
や支持体表面に落下して尾引き故障や筋故障を発生した
り、支持体両端部の未塗布部に耳汚しを発生することが
判明した。
【0013】この液滴形成は、塗布液が表面張力差、沸
点差のある2種以上の混合溶剤からなる場合に顕著で、
リップ部からしみ出た塗布液からの低沸点成分の溶剤が
選択的に蒸発し、高沸点成分の溶剤が残り、この高沸点
溶剤の表面張力が相対的に高いと液が収縮して液滴を形
成する。液滴は成長してある大きさになると自重で塗膜
や支持体の表面に落下して尾引き故障となることが分か
った。
【0014】また塗布液のしみだしがより顕著になると
リップの外にも塗布液が回り込んで溜まり、これが塗膜
や支持体の表面に落下して液垂れ故障になる。
【0015】図1(a)は、しみだしの1例を示す説明
断面図であり、同図(b)は平面図である。同図におい
て、1はエクストルジョンコーティングダイであって、
10は塗布液が供給されるスリットである。11はフロント
バー、12はバックバーである。矢印方向へ走行するウェ
ブ2とフロントバー及びバックバーの間にビード13が形
成され、このビードを介してウェブ上に塗布膜が形成さ
れる。この際、塗布液がしみだすと奇麗なビードが形成
されず正規のビードの下にしみだし部14ができる。この
しみだし部が大きくなるとウェブに転写して筋故障の原
因となったり、液滴となって液垂れ故障が起きてしまう
のである。
【0016】このような問題は、ビードコーターのみな
らずカーテンコーターにおいても発生する。カーテンコ
ーターはビードを形成せずに塗布液がカーテン状に流下
し、ウェブに対する衝突力によって、ウェブ上に塗布膜
を形成する。この場合にもエクストルジョンタイプの場
合とスライドホッパータイプの場合があるが、前者の場
合は流下膜が出るスリット出口において、リップ及びリ
ップに続く傾斜面に塗布液のしみだしが発生し、これが
スリット出口の液離れを乱して流下膜上に筋故障を発生
したり、しみだした塗布液が液滴を形成して流下膜にの
っていったりウェブ上に落下して液滴故障や尾引き故障
となる。
【0017】スライドホッパー型の場合も傾斜したスラ
イド面先端のくちばし状のリップ部及びその裏側に塗布
液のしみだしが発生し、エクストルジョンコーター型と
同様な故障が発生する。
【0018】本発明者等はこれらの塗布故障を防止すべ
く更に検討を続けた結果、以下の知見を得た。
【0019】すなわちこのような塗布液のしみだし現象
を防止するには塗布液の表面に配向するフッ素系界面活
性剤を添加することが最も有効であることを見いだし
た。
【0020】一般にフッ素系界面活性剤のフッ素原子の
パーフルオロアルキル基等は非常に強い撥水性を示し、
これを上に向けて塗布表面に配向するがこれをコーティ
ングダイにながすと塗布時のビードにおいて界面活性剤
がリップ表面に配向して撥水作用により塗布液のしみ出
しが防止される。界面活性剤を添加した塗布液が自身に
より固体表面に濡らされない、いわゆる自己疎液性によ
り、しみ出し、濡れ広がりを防ぎ、その結果、筋故障、
尾引き故障、液垂れ故障が発生しなくなると推定され
る。
【0021】上記の塗布液のしみ出し現象は、実際には
40dyne/cm以下、特に30dyne/cm以下の塗布液において顕
著に発生し、これを防止するフッ素系界面活性剤の添加
量は界面活性剤の品種によって異なるが、いずれも塗布
液の表面張力を0.5dyne/cm以上低下させる量添加すれば
しみ出しを防止できることが分かった。
【0022】次に本発明に用いられる一般式〔I〕で表
されるフッ素系界面活性剤について説明する。
【0023】一般式〔I〕において、R1としては水素
原子、塩素原子又は炭素数1〜3のアルキル基(例えば
メチル、エチル、フロピル等)が挙げられるが、水素原
子又はメチル基が好ましい。
【0024】Rfは少なくとも1個の水素原子が弗素原
子で置換された炭素数1〜30、好ましくは1〜20のアル
キル基、アラルキル基、アリール基又はアルキルアリー
ル基を表し、このうちパーフルオロメチル基、パーフル
オロエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオロ
ヘキシル基、パーフルオロオクチル基、2,2,3,3-テトラ
フロオロプロピル基、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロ
アミル基、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7-ドデカフルオロヘ
プチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、2,2,3,3,4,4,
4-ヘプタフルオロブチル基、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオ
ロ-2-プロピル基、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒド
ロキシ-2-プロピル基、1,1,2,2-テトラフルオロ-2-ヒド
ロキシエチル基、p-フルオロフェニル基、p-トリフルオ
ロメチルフェニル基、2,3,4,5,6-ペンタトリフルオロメ
チルフェニル基等が好ましい。
【0025】Xは
【0026】
【化3】
【0027】を表す。ここでR2は炭素数1〜100のアル
キレン基、アリーレン基又はアルキレン基を表す。Lは
−O−、−S−、−N(R3)−、−CO−、−OCO−、−SCO
−、−CON(R3)−、−SO2−、−N(R3)SO2−、−SO2N(R3)
−、−SO−を表し、pは0又は1を表す。R3は炭素数
1〜4のアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等)を表す。
【0028】lは0又は1〜4の整数であり、好ましく
は0又は1である。
【0029】mは5〜50で好ましくは5〜20である。n
は0又は1〜20の整数であり好ましくは0〜10である。
【0030】Yが表す炭素数1〜24のアルキル基では炭
素数4〜18のアルキル基が好ましい。
【0031】Yは例えば水素原子、メチル、エチル、ブ
チル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル基等の直
鎖又は分岐アルキル基、オレイル基のようなアルケニル
基、ペンチルフェニル基、オクチルフェニル基等のアル
キルフェニル基等を表す。
【0032】本発明に使用する共重合体の分子量は3,00
0〜200,000であるが、好ましくは5,000以上50,000以下
である。
【0033】本発明に使用される共重合体は上記の2つ
のコモノマーを繰り返し単位として有することを必須と
するが、本発明の効果を損なわない範囲で、第3のコモ
ノマーを含有していてもよい。第3のコモノマーとして
は例えばアクリル酸アルキルエステル(アルキルの炭素
数1〜3)、スチレン、エチレン等である。
【0034】本発明で好ましく用いられる共重合体は下
記一般式〔II〕で示される共重合体である。
【0035】
【化4】
【0036】式中、R1,Rf,X,Y,l,m,nはそ
れぞれ一般式〔I〕で説明したものと同義である。
【0037】x:y=10:90〜80:20(モル%)であ
り、好ましくは20:80〜50:50である。
【0038】次に本発明に用いられる共重合体の具体例
を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0039】
【化5】
【0040】
【化6】
【0041】尚、本発明においては上記共重合体に限ら
ずフッ化炭素基を有し塗布液とする混合溶媒に対し、表
面配向性のある界面活性剤を使用することができる。
【0042】また使用する混合溶媒によって水溶性ある
いは油溶性の界面活性剤を選択でき、使用溶媒の溶解能
により決まるが、一般的には相対的に表面張力の低い方
の溶媒に対し、溶解性の高いものを使用することが望ま
しい。
【0043】本発明で使用され、特に効果が認められる
フッ素系界面活性剤としては、米国3M社のフロラード
FC-430、FC-431、旭硝子[株]のサーフロンS-381、S-3
82、大日本[株]のメガファックF-177等の商品名で市
販されているものが挙げられる。本発明における塗布液
に使用する溶媒は特に限定されないが、例えばアセト
ン、メタノール、エタノール、ブタノール、メチルグリ
コール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、メチ
ルプロピルケトン、シクロヘキサノン、トルエン、シク
ロヘキサン、酢酸エチル、エチルセロソルブ、メチルセ
ロソルブ等およびこれらと水との組合せ、またはこれら
の一部の組合せ等が挙げられる。
【0044】本発明でいう高沸点成分または低沸点成分
および高表面張力成分または低表面張力成分とは、前記
溶媒を使用した混合溶媒の各溶媒成分を相対的に比較し
て表現したものである。
【0045】一般に有機溶媒系においては沸点が100℃
以上のものを高沸点溶剤、表面張力が28〜30dyne/cm以
下のものを低表面張力溶剤として取り扱うこともでき
る。
【0046】本発明を実施するに当たっては塗布液温度
及び/又は塗布部周辺環境温度を30℃以下、好ましくは
25℃以下に維持して塗布を行うことが好ましい。
【0047】30℃以上の場合には塗布液粘度及び表面張
力の低下によるリップへの塗布液のしみだしが増大した
り、低沸点溶媒の蒸気圧上昇による蒸発速度の増大によ
り液滴の形成が顕著になって塗布故障が著しく増加する
ことが判明した。
【0048】これらの塗布液は、具体的には写真用感光
材料層特に写真用下引層、印刷平版用感光材料、磁気記
録材料及び磁気記録材料用の下引層またはバックコート
液、電子写真感光材料用塗布液などがある。
【0049】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証す
る。
【0050】実施例1 エクストルージョンホッパー型コーティングダイを用い
て、厚さ100μm、幅300mmのポリエチレンテレフタレー
トのウェブにコロナ放電による表面処理を行い、下記組
成の塗布液を50m/minの速度で塗布を行った。
【0051】 (塗布液組成) 組 成 重量部 BP(℃) 表面張力(dyne/cm) アセトン 50 56.2 23.7 メタノール 25 64.5 22.5 N,N-ジメチルホルムアミド 20 149.6 36.8 ポリメチルメタクリレート 5 この塗布液(比較例)の表面張力は27.2dyne/cm、粘度は1.
7cpであった。
【0052】これに対し米国3M社製のフッ素系界面活
性剤FC-431を上記塗布液に対し、表面張力が26.7dyne/c
mになるように、即ち塗布液の表面張力が0.5dyne/cm低
下するように調整した塗布液(本発明)を上記と同じ塗布
条件で塗布を行い、下記の結果を得た。尚、それぞれの
故障発生数はm2当たりの数で示した。
【0053】 試料 表面張力 筋故障 尾引故障 液垂れ故障 (dyne/cm) (本) (個) (個) 本発明 26.7 0 0 0 比 較 27.2 2〜3 10〜20 1〜2 この結果から、本発明の塗布方法により安定な塗布がで
きることが分かった。
【0054】実施例2 エクストルジョンホッパー型コーティングダイを用い
て、厚さ120μm、幅1000mmのトリアセチルセルロースウ
ェブに下記組成の塗布液を70m/minの塗布速度で、ビード
部にかかる減圧度を-30mmaqとして30ml/m2の塗布を行っ
たところ、各々塗布m2当たり筋故障が5本、尾引故障が1
0個発生し、均一安定な塗布が出来なかった。
【0055】 組成 重量部 アセトン 55 イソプロパノール 25 トルエン 20 ジアセチルセルロース 0.5 この塗布液の表面張力を測定したところ24.4dyne/cmで
あった。
【0056】これに対し、旭硝子[株]製のフッ素系界
面活性剤S-382を上記塗布液に対し表面張力が23.2dyne/
cmになるように、即ち塗布液の表面張力が1.2dyne/cm低
下する濃度で添加調整した。塗布速度以外は上記と同様
の塗布条件で塗布を行ったところ塗布速度120m/minまで
筋故障が発生せず均一安定な高速塗布が可能であった。
【0057】
【発明の効果】本発明により、表面張力や粘度の低い液
体を塗布液として、スライドホッパー型、エクストルー
ジョンコーター型、あるいはカーテンコーター型のコー
ティングダイで塗布を行う場合でも、尾引き故障、液垂
れ故障、筋故障などの塗布故障のない均一な塗布性の得
られる塗布方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) エクストルジョンコーティングダイに
おけるしみだしの説明断面図。 (b) エクストルジョンコーティングダイにおけるし
みだしの説明平面図。
【符号の説明】
1 エクストルジョンコーティングダイ 2 ウェブ 10 スリット 11 フロントバー 12 バックバー 13 ビード 14 しみだし部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 武志 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 永安 浩一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面張力差及び沸点差のある2種類以上
    の溶剤からなる40dyne/cm以下の低い表面張力を有する
    混合溶剤系の液体を、スライドホッパー型、エクストル
    ージョン型あるいはカーテンホッパー型コーティングダ
    イで塗布する際、混合溶剤に対し表面配向性を有する少
    なくとも1個の水素原子がフッ素原子で置換された炭素
    数1〜30のアルキル基、アラルキル基、アリール基、ア
    ルキルアリール基の少なくとも1つを含有する化合物
    を、混合溶剤の表面張力よりも0.5dyne/cm以上表面張力
    を低下させる量を添加して調製した液を塗布液として塗
    布することを特徴とする塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記化合物がフッ素系界面活性剤である
    ことを特徴とする請求項1記載の塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記化合物が下記一般式〔I〕で示され
    る繰り返し単位を有する共重合体を含有するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の塗布方法。 【化1】 [式中、R1は水素原子、塩素原子または炭素数1〜30
    のアルキル基を表し、Rfは少なくとも1個の水素原子
    がフッ素原子で置換された炭素数1〜30のアルキル基、
    アラルキル基、アリール基またはアルキルアリール基を
    表す。]
  4. 【請求項4】 塗布液温度及び/又は塗布室(塗布部周
    辺環境)温度を30℃以下で塗布することを特徴とする請
    求項1または請求項2または請求項3記載の塗布方法。
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