JP2000507519A - 装飾プラスチック材料の再成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 中空チューブ（１１０）であって、該チューブの内側と外側とを画成する周壁を有するとともに熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層から形成され、壁の外側（１２２）に少なくとも１つの装飾（１２０）を有する中空チューブを再成形する方法。この方法は、チューブの一方の側を模様の形状の表面（１２６）を有する成形素子（１１８）と並列配置して模様をチューブの側と対向させる工程と、プラスチックを熱成形することができる高い成形温度にチューブ壁を加熱するとともに、成形素子（１１８）とは反対側のチューブの側に作用する圧力が成形素子（１１８）と対面する側に作用する圧力を越えるように真空系（１２８）を介してチューブに流体差圧を印加して、加熱されたチューブ壁を成形素子の表面模様（１２４）と接触させることにより、チューブ壁を模様の形状と一致した形状にする工程とを備える。マンドレルを成形素子として使用する方法も記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 装飾プラスチック材料の再成形方法技術分野 本発明は、外面に少なくとも１つの装飾を有する熱成形性プラスチックチュー ブを再成形(reshaping)する方法に関する。特に、本発明は、外部に装飾が施さ れた熱成形性プラスチックチューブを、チューブの外側の圧力が内側の圧力を越 えるように異なる流体圧を印加するとともにチューブを高温に加熱して、模様即 ちパターンの形状の表面を有するマンドレルで真空成形し、加熱されたチューブ をマンドレルの表面パターンと接触させることにより、パターンの形状に従って 成形する方法に関する。背景技術 クリームやペーストのような製品を保存するとともに配給する柔軟なプラスチ ックチューブ容器は、一端にヘッドピース(headpiece)がモールド成形され、他 端がチューブに配給されるべき製品を充填することができるように開放されてい るチューブ素材からつくられる。次に、開放端部を、典型的には、加熱と加圧を 行って封止する。 滑らかなチューブ状表面におけるデボス模様(debossedpattern)の形成は、美 的デザインの点から所望される。不規則にパターン化された表面を有するチュー ブ容器もまた、特にチューブを絞って製品を配給するときに、容器の把持を容易 にすることから所望されるものである。これは、手触りがすべすべしていて、例 えば、製品を配給してから再びキャップをするときに、滑らかな表面のチューブ 容器の把持を特に困難にするスキンクリームまたはローションを配給するのに容 器を使用する場合に特に所望される。 チューブ容器には一般に、内容識別表示が直接印刷されるので、滑らかなチュ ーブ表面が必要となる。現在は、浮き出しまたはデボス模様をもつ、吹き込み成 形されたプラスチックチューブが市場に出回っているが、これらのチューブはパ ターン即ち模様の領域には装飾を施すことができない。印刷模様の領域に印刷を 行った後にデボス模様をチューブに形成することができる公知の手段は、チュー ブに印刷された像にゆがみを生ずる。 米国特許第２，９１３，７６８号には、円形の横断面を有する予め印刷された チューブ容器に、楕円形状のマンドレルを用いて加熱せずに押圧を行って、楕円 形横断面を有するチューブ容器を形成する方法が開示されている。この開示の方 法では、浮き出し表面模様を有するチューブをつくることができない。チューブ の周囲は同じものになってしまう。 従って、予め印刷されたチューブ容器素材にデボス模様を形成することができ る方法が依然として待望されている。発明の概要 本発明は、かかる要望に応えるものである。予め印刷されあるいは予め装飾が 施されたチューブ容器素材の表面に、印刷その他の装飾の外観を歪めることなく 、デボス模様を導入するのに、真空成形を使用することができることがわかった 。 従って、本発明によれば、中空チューブであって、該チューブの内側と外側と を画成する周壁を有するとともに熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層か ら形成され、壁の外面に少なくとも１つの装飾を有する中空チューブを再成形す る方法が提供されている。この方法は、 チューブの一方の側を模様の形状の表面を有する成形素子と並列配置して模様 をチューブの該側と対向させる工程と、 プラスチックを熱成形することができる高い成形温度にチューブの壁を加熱す るとともに、成形素子とは反対側のチューブの側に作用する圧力が成形素子と対 面する側に作用する圧力を越えるようにチューブに流体差圧を印加して、加熱さ れたチューブ壁を成形素子の表面模様と接触させることにより、チューブ壁を模 様の形状と一致した形状にする工程とを備えている。 本発明の好ましい実施例においては、マンドレルを成形素子として利用し、マ ンドレルをチューブの内側に導入することによりチューブをマンドレルと並列配 置する。本発明に係る好ましい方法においては、成形素子の表面模様を真空系に 接続することにより差圧をチューブに印加する。 本発明の方法によれば、予め印刷されたチューブ容器の素材にデボス模様のデ ザインを形成することができる。かかるデザインは、好ましくは、デボス模様の デザインの配置を印刷または装飾の位置と調整することにより、チューブの表面 に印刷模様その他の装飾を補足しまたは強調するのに利用することができる。本 発明の方法は、デボス模様のデザインに限定されるものではなく、滑らかな予め 印刷されたまたは予め装飾が施されたチューブ素材の表面に浮き出し模様を形成 するのにも使用することができる。本発明の方法はまた、チューブの壁の元の周 囲に変化をつけることができる。 本発明の他の特徴は、本発明の原理及び現時点における最良の実施の形態を開 示する以下の説明及び請求の範囲から明らかになるものである。図面の簡単な説明 本発明及び本発明の他の多くの利点は、添付図面に関してなされている以下の 詳細な説明から明らかになるものであり、図面において、 図１は、本発明の方法の一実施例に係る、予め印刷されたプラスチックチュー ブをマンドレルの外側に導く工程を示す側面図である。 図２Ａは、本発明の方法の一実施例に係る、再成形前の、マンドレルに装着さ れている予め印刷されたプラスチックチューブを示す側面図である。 図２Ｂは、本発明の方法の一実施例に係る、再成形後の、マンドレルに装着さ れている予め印刷されたプラスチックチューブを示す側面図である。 図３は、本発明の方法の一実施例を示す斜視図である。 図４は、本発明の方法の一実施例において使用するマンドレルの横断平面図で ある。 図５は、本発明の方法の別の実施例に係る、再成形後の、成形素子のスリーブ に導入された、予め印刷が施されているプラスチックチューブを示す側面図であ る。 図面は、必ずしも一定の縮尺になってはおらず、素子によっては、本発明の種 々の特徴及び利点を一層明瞭に示すために拡大して示されている。発明を実施するための最良の形態 予め印刷されあるいは予め装飾が施されたチューブ容器を再成形するために本 発明の方法を使用することができる手段が、図１、２Ａ及び２Ｂに示されており 、これらの図においては、一端１２が開口し、反対側端部１４にヘッドピース１ ６がモールド成形されている、予め加工形成された(prefabricated)チューブ本 体１ ０、典型的には熱成形性プラスチック材料が、成形素子即ちマンドレル１８に配 置されている。 チューブ本体１０の外面２２には装飾２０が予め印刷されあるいは予め固着さ れている。マンドレル１８には、その表面２６にくぼみ模様２４が形成されてい る。あるいは、マンドレルの代わりにスリーブ素子（図５参照）を使用すること ができる。真空ライン２８が、模様２４の部分でマンドレル１８の表面２６を真 空系（図示せず）に接続している。 図３に示すように、上部にチューブ本体１０を有するマンドレル１８は、チュ ーブを形成するプラスチックを再成形することができる温度にチューブを加熱す る加熱部３０に通される。同時に、真空ライン２８を介して真空を印加すること により、流体差圧をチューブ本体１０に印加し、チューブの外側に作用する圧力 がチューブの内側の圧力を越えるようにする。図２Ａ及び２Ｂに示すように、こ の差圧により、加熱されたチューブの壁がマンドレルの表面のマンドレル模様と 接触することにより、チューブ壁を模様の形状と一致した形状にする。 次に、上部にチューブ本体を有するマンドレルを、真空ライン２８を介して真 空の印加を継続して流体差圧をチューブ本体の壁に保持しながら、チューブ本体 の温度を低くする冷却部３２に通す。チューブ本体を、チューブ本体を形成する プラスチックがもはや熱成形可能な状態にならない温度まで冷却する。 次に、上部にチューブ本体を有するマンドレルを、ステーション３５に通す。 真空ラインを介しての真空の印加を終了させることにより、チューブ壁の圧力差 を小さくする。圧縮空気源（図示せず）からの空気流を真空ラインに通し、チュ ーブ本体をマンドレルから突き出す。 図４に示すように、マンドレル１８は、典型的には、チューブ本体１０の横断 面と略一致する円形または楕円形の横断面を有する。マンドレル１８は、チュー ブ本体１０を直立状態に支持する。真空ライン２８を介してチューブ本体１０の 内側から表面２６のデボス模様２４に真空を印加することにより、差圧がチュー ブの壁に加えられる。少なくとも５０Ｔｏｒｒの差圧が使用されるべきであり、 １００Ｔｏｒｒよりも大きい差圧が好ましい。 チューブ本体１０を予め加工形成することができる適宜の熱成形性プラスチッ クには、ＬＤＰＥ、ＬＬＤＰＥおよびＨＤＰＥをはじめとするポリエチレン、ポ リプロピレンなどが含まれる。ポリエチレンまたはポリプロピレンは、同時押し 出しを行って、多層チューブ壁をポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、バ リヤ材料などの追加の層とともに形成することができる。新(virgin)材料及び非 新(non-virgin)材料の層を組み合わせることができる。好ましいプラスチックは 、ＬＤＰＥ及び同時押し出し材料である。プラスチックは、約６０℃乃至約１８ ０℃、好ましくは約９０℃乃至約１２０℃の温度で熱成形することができるもの とすべきである。従って、本発明の方法は、チューブ本体を約６０℃乃至約１８ ０℃の温度、好ましくは約９０℃乃至約１２０℃に加熱するのが好ましい。限定 されるものではないが、高温空気その他の気体、電気輻射熱、水のような高温流 体などをはじめとする任意の数の従来の手段を使用して、チューブ本体を熱成形 温度に加熱することができる。チューブ本体１０を再成形してから、約６０℃よ りも低い温度、好ましくは約４０℃よりも低い温度に冷却することによりチュー ブ本体を非熱成形性とする。 本発明の方法において使用されるべきチューブ本体１０は、押し出し成形また は吹き込み成形により熱成形性プラスチックから予備加工形成するのが好ましく 、次いで、端部１４にヘッドピース１６を射出成形または圧縮成形する。 任意の数の従来の手段を使用して、チューブ本体１０の外面２２に装飾を予め 印刷しまたは予め固着させることができる。スプレーコーティング、ローラーコ ーティング、オフセット印刷、シルクスクリーンなどにより、表示を表面２２に 印刷することができる。同様に、金属被覆装飾を箔押しにより被着することがで き、あるいは感圧ラベルまたはデカルコマニアを表面２２に積層することができ る。熱転写ラベルも使用することができる。本発明の好ましい実施例においては 、チューブの表面２２に再成形される浮き出し模様の位置を装飾２０の位置と連 係させて、模様を強調しあるいは装飾の中に組み込むことができる。 成形素子を用いて熱成形性チューブに形成することができる実質上任意の模様 を使用することができる。２つ以上の模様を成形素子即ちマンドレルに使用する ことができる。多数のパターンは同じであっても異なっていてもよい。 図５は、本発明の方法の別の実施例を示し、図５においては、成形素子はスリ ーブ１１８であり、該スリーブには、ヘッドピース１１６を有する予備加工形成 されたチューブ１１０が導入される。チューブ１１０は、外面１２２に装飾１２ ０が予め印刷されている。次に、成形素子の模様をスリーブ１１８の内面１２６ に対して配置し、浮き出し模様１２４の熱成形が行われる温度にチューブを加熱 するためにスリーブの内部に熱を加えながら、真空ライン１２８を介してスリー ブの内部に真空を印加してチューブの壁を介して圧力差を形成する。 本発明の方法によれば、印刷または装飾が施されたチューブ状プラスチック本 体並びに予め印刷されまたは予め装飾が施されたチューブ本体に対して表面に浮 き出し模様またはくぼみ模様を有するチューブを製造することができる。この方 法によれば、浮き出しまたはくぼみ模様を有するチューブ状の表面に印刷を行い あるいは装飾を施す場合の問題を解消することができるとともに、かかる模様を 、。予め印刷しあるいは装飾を行ったチューブ状表面に形成することができる。 本発明の方法により得られるチューブ本体は、化粧品の包装などにおいて著し く有用な浮き出しまたはくぼみ表面模様を有する印刷または装飾容器とすること ができる。本発明の方法によれば、滑らかな表面に形成された容器に通常向けら れている技術を利用して、浮き出しまたはくぼみ模様を有する容器の印刷及び装 飾を行うことができる。 容易に理解することができるように、上記した構成について、数多くの変更と 組み合わせを、請求の範囲に記載の本発明から逸脱することなく行うことができ る。かかる変更は、本発明の精神と範囲とから逸脱するものとしてみなされるも のではなく、かかる変更は全て、下記の請求の範囲に含まれるものである。産業上の利用可能性 本発明は、クリーム、ローションなどを含む種々の製品に対する、流動成形タ イプその他のタイプのプラスチックチューブの製造及び装飾に使用することがで きる。かくして、かかる製品は、所望の表面形状及び模様を、これらと連係する 印刷広告材料とともに有するように製造することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年５月４日（１９９８．５．４） 【補正内容】 請求の範囲 １．中空チューブであって、該チューブの内側と外側とを画成する周壁を有する とともに熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層から形成され、壁の外側に 少なくとも１つの装飾を有する中空チューブを再成形する方法であって、 模様の形状の表面を有するマンドレルを前記チューブの前記内側に導入して前 記模様を前記チューブの前記内側と対面させる工程と、 前記プラスチックを熱成形することができる高い成形温度に前記チューブ壁を 加熱するとともに、前記チューブの前記外側に作用する圧力が前記チューブの前 記内側に作用する圧力を越えるように前記チューブに流体差圧を印加して、前記 加熱されたチューブ壁を前記マンドレルの表面模様と接触させることにより、チ ューブ壁を前記模様の形状と一致した形状にする工程とを備えることを特徴とす る方法。 ２．前記マンドレルは前記チューブと略同じ直径を有する円形または楕円形横断 面を有することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 ３．前記マンドレルの前記表面模様は真空系に接続され、流体差圧を印加する前 記工程は前記真空系を用いて流体差圧を印加することを特徴とする請求の範囲第 １項に記載の方法。 ４．前記チューブは前記マンドレル上で加熱されることを特徴とする請求の範囲 第１項に記載の方法。 ５．前記チューブは前記差圧が印加されているときに加熱されることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の方法。 ６．前記チューブは約６０℃乃至約１８０℃の温度に加熱されることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の方法。 ７．前記チューブ壁が前記マンドレルの表面模様の前記形状と一致した形状にさ れてから前記プラスチックを熱成形することができる温度よりも低い温度に前記 チューブを冷却する工程を更に備えることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 の方法。 ８．前記差圧は前記チューブが冷却される際に保持されることを特徴とする請求 の範囲第７項に記載の方法。 ９．前記チューブ壁を前記マンドレルの表面パターンの形状と一致した形状にし てから前記チューブを前記マンドレルから取り出す工程を更に備えることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １０．前記チューブにはヘッドピースが成形されていることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の方法。 １１．前記熱成形性プラスチックはポリエチレン及びポリプロピレンよりなる群 から選ばれることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １２．前記チューブ壁は複数の同時押し出し熱成形性プラスチック層を備えるこ とを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １３．前記装飾は情報担持表示からなることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載の方法。 １４．前記装飾はスプレーコーティング、ローラコーティング、オフセット印刷 またはシルクスクリーンにより前記チューブに予め印刷されることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の方法。 １５．前記装飾は箔押しにより前記チューブに予め被着された金属装飾からなる ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １６．前記装飾は前記チューブに予め被着した感圧もしくは熱転写ラベルまたは デカルコマニアからなることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １７．チューブ壁は該チューブ壁の前記装飾の位置において前記マンドレルの表 面模様の形状と一致した形状にされることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 の方法。 １８．中空のチューブであって、該チューブの内側及び少なくとも１つの装飾を 有する外側を画成するとともに、熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層か ら形成された中空チューブを再成形する方法であって、 前記チューブの前記内側に模様の形状の表面を有するマンドレルを導入する工 程と、 前記プラスチックを熱成形することができる高い成形温度に前記チューブ壁を 加熱するとともに、前記チューブの前記外側に作用する圧力が前記チューブの前 記内側に作用する圧力を越えるように流体差圧を前記チューブに印加することに より、前記加熱されたチューブ壁を前記マンドレルの表面模様と接触させて、チ ューブ壁を前記模様の形状と一致した形状にする工程とを備えることを特徴とす る方法。 １９．前記チューブ壁が前記マンドレルの表面模様の前記形状と一致した形状に されてから前記プラスチックを熱成形することができる温度よりも低い温度に前 記チューブ壁を冷却する工程を更に備えることを特徴とする請求の範囲第１８項 に記載の方法。 ２０．中空チューブであって、該チューブの内側と外側とを画成する周壁を有す るとともに熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層から形成され、壁の外側 に少なくとも１つの装飾を有する中空チューブを再成形する方法であって、 前記チューブの一方の側を模様の形状の表面を有するマンドレルと並列配置し て前記模様を前記チューブの前記側と対面させる工程を備え、前記マンドレルの 前記表面模様は前記マンドレルの内部を介して真空系に接続されており、更に 前記プラスチックを熱成形することができる高い成形温度に前記チューブ壁を 加熱するとともに、前記マンドレルとは反対側の前記チューブの側に作用する圧 力が前記マンドレルと対面する前記側に作用する圧力を越えるように前記チュー ブに前記真空系により流体差圧を印加して、前記加熱されたチューブ壁を前記マ ンドレルの表面模様と接触させることにより、チューブ壁を前記模様の形状と一 致した形状にする工程とを備えることを特徴とする方法。 ２１．前記チューブは前記差圧が印加されているときに加熱されることを特徴と する請求の範囲第２０項に記載の方法。 ２２．前記チューブは約６０℃乃至約１８０℃の温度に加熱されることを特徴と する請求の範囲第２０項に記載の方法。 ２３．前記チューブ壁が前記マンドレルの表面模様の前記形状と一致した形状に されてから前記プラスチックを熱成形することができる温度よりも低い温度に前 記チューブを冷却する工程を更に備えることを特徴とする請求の範囲第２０項に 記載の方法。 ２４．前記差圧は前記チューブが冷却される際に保持されることを特徴とする請 求の範囲第２３項に記載の方法。 ２５．前記チューブにはヘッドピースが成形されていることを特徴とする請求の 範囲第２０項に記載の方法。 ２６．前記熱成形性プラスチックはポリエチレン及びポリプロピレンよりなる群 から選ばれることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の方法。 ２７．前記チューブ壁は複数の同時押し出し熱成形性プラスチック層を備えるこ とを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の方法。 ２８．前記装飾は情報担持表示からなることを特徴とする請求の範囲第２０項に 記載の方法。 ２９．前記装飾はスプレーコーティング、ローラコーティング、オフセット印刷 またはシルクスクリーンにより前記チューブに予め印刷されることを特徴とする 請求の範囲第２０項に記載の方法。 ３０．前記装飾は箔押しにより前記チューブに予め被着された金属装飾からなる ことを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の方法。 ３１．前記装飾は前記チューブに予め被着した感圧もしくは熱転写ラベルまたは デカルコマニアからなることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の方法。 ３２．チューブ壁は該チューブ壁の前記装飾の位置において前記マンドレルの表 面模様の形状と一致した形状にされることを特徴とする請求の範囲第２０項に記 載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．中空チューブであって、該チューブの内側と外側とを画成する周壁を有する とともに熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層から形成され、壁の外側に 少なくとも１つの装飾を有する中空チューブを再成形する方法であって、 前記チューブの一方の側を模様の形状の表面を有する成形素子と並列配置して 前記模様を前記チューブの前記側と対向させる工程と、 前記プラスチックを熱成形することができる高い成形温度に前記チューブ壁を 加熱するとともに、前記成形素子とは反対側の前記チューブの側に作用する圧力 が成形素子と対面する前記側に作用する圧力を越えるように前記チューブに流体 差圧を印加して、前記加熱されたチューブ壁を前記成形素子の表面模様と接触さ せることにより、チューブ壁を前記模様の形状と一致した形状にする工程とを備 えることを特徴とする方法。 ２．前記成形素子はマンドレルからなり、前記並列配置する工程は前記マンドレ ルを前記チューブの前記内側に導入する工程を含むことを特徴とする請求の範囲 第１項に記載の方法。 ３．前記マンドレルは前記チューブと略同じ直径を有する円形または楕円形横断 面を有することを特徴とする請求の範囲第２項に記載の方法。 ４．前記成形素子の前記表面模様は真空系に接続され、流体差圧を印加する前記 工程は前記真空系を用いて流体差圧を印加する工程を含むことを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の方法。 ５．前記成形素子はマンドレルからなり、前記真空系は前記マンドレルの内部を 介して前記表面パターンに接続されていることを特徴とする請求の範囲第４項に 記載の方法。 ６．前記チューブは前記成形素子上で加熱されることを特徴とする請求の範囲第 １項に記載の方法。 ７．前記チューブは前記差圧が印加されているときに加熱されることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の方法。 ８．前記チューブは約６０℃乃至約１８０℃の温度に加熱されることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載の方法。 ９．前記チューブ壁が前記形成素子の表面模様の前記形状と一致した形状にされ てから前記プラスチックを熱成形することができる温度よりも低い温度に前記チ ューブを冷却する工程を更に備えることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の 方法。 １０．前記差圧は前記チューブが冷却される際に保持されることを特徴とする請 求の範囲第９項に記載の方法。 １１．前記チューブ壁を前記成形素子の表面パターンの形状と一致した形状にし てから前記チューブを前記成形素子から取り出す工程を更に備えることを特徴と する請求の範囲第１項に記載の方法。 １２．前記チューブにはヘッドピースが成形されていることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の方法。 １３．前記熱成形性プラスチックはポリエチレン及びポリプロピレンよりなる群 から選ばれることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １４．前記チューブ壁は複数の同時押し出し熱成形性プラスチック層を備えるこ とを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １５．前記装飾は情報担持表示からなることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載の方法。 １６．前記装飾はスプレーコーティング、ローラコーティング、オフセット印刷 またはシルクスクリーンにより前記チューブに予め印刷されることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の方法。 １７．前記装飾は箔押しにより前記チューブに予め被着された金属装飾からなる ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １８．前記装飾は前記チューブに予め被着した感圧もしくは熱転写ラベルまたは デカルコマニアからなることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 １９．チューブ壁は該チューブ壁の前記装飾の位置において前記成形素子の表面 模様の形状と一致した形状にされることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の 方法。 ２０．中空のチューブであって、該チューブの内側及び少なくとも１つの装飾を 有する外側を画成するとともに、熱成形性プラスチックの少なくとも１つの層か ら形成された中空チューブを再成形する方法において、 前記チューブの前記内側に模様の形状の表面を有するマンドレルを導入する工 程と、 前記プラスチックを熱成形することができる高い成形温度に前記チューブ壁を 加熱するとともに、前記チューブの前記外側に作用する圧力が前記チューブの前 記内側に作用する圧力を越えるように流体差圧を前記チューブに印加することに より、前記加熱されたチューブ壁を前記マンドレルの表面模様と接触させて、チ ューブ壁を前記模様の形状と一致した形状にする工程とを備えることを特徴とす る方法。 ２１．前記チューブ壁が前記マンドレルの表面模様の前記形状と一致した形状に されてから前記プラスチックを熱成形することができる温度よりも低い温度に前 記チューブ壁を冷却する工程を更に備えることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の方法。