JP2000506628A - 改良単視野レンズ - Google Patents

改良単視野レンズ

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    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses

Abstract

(57)【要約】 ラップアラウンド型または保護型のアイウエアにおける使用に適した処方領域を有する光学レンズ要素。この光学レンズ要素は、また、周辺視野領域を有し、これら領域の間にはプリズムジャンプがない。上記処方領域の設計方法は、光心を通過する垂直軸のまわりに、処方部分を一時的に回転させ、及び/又は、上記処方部分の光軸をその幾何学軸に対して偏心させて、更に、非点収差誤差及び/又は平均屈折力誤差の部分的な面補正を行う手順を有している。0〜3cylで−6.0〜+6.0ディオプターの範囲内にある処方屈折力については、上記光学レンズ要素は、その後面がこめかみとまつ毛から十分な間隔をなした上で、その前面が少なくとも5.0ヂオプターの一定の曲率を有するフレームに取付け可能であるように設計可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 改良単視野レンズ 本発明はサングラスレンズに関し、詳しくは屈折力(refractive power)を 有するサングラスレンズに関する。 着用者の側頭側の視野の入射光、風及び異物から眼を遮るように設計されたラ ップアラウンドセグメントを有するサングラス又は保護眼鏡のような無補正の( non-corrective)眼鏡を製造することは従来技術で公知である。 可視光及びUV領域の光は、視線に対し100°と高い角度から眼に入ってく る。 しかし、従来技術のサングラス又は保護眼鏡では、屈折力を有する眼鏡レンズ を提供することは不可能であった。処方領域を画定する眼科用レンズを提供する のに必要な曲率半径は、その眼鏡が出目の外観を引き起こすので、見掛け上容認 できない。 従来技術では、他の点で一般に標準的な処方眼鏡上にラップアラウンド型のサ ンシールドを設ける試みがなされてきたが、このような製品は一般に見掛け上容 認できず、また、かなりの光学収差があるという欠点を備える。 従って、本発明の目的は、従来技術に関連する困難及び欠陥の一つ以上を克服 するか又は少なくとも軽減することである。 従って、本発明は、第一の態様において、 処方(Rx)領域と周辺側頭領域(peripheral temporal zone)とを形成し 得る前面及び後面を有する光学レンズ要素を提供するものである。 出願人らは、処方領域として機能するのに十分なレンズの領域を提供し、しか も側頭部の領域に遮蔽物を設けたレンズを提供することができることを発見した のである。これは周辺側頭領域を設けることによって達成される。 ”光学レンズ要素”という用語は、本明細書で使用する場合、光学レンズもし くは眼科用レンズ、半仕上げレンズ、又は光学レンズ製品を製造する際に利用で きる一対のレンズウエハで製造されたレンズを意味する。 眼科用レンズ要素には負又は正の屈折力を有するレンズがある。眼科用レンズ 要素が眼科用レンズウエハからなる場合、上記周辺側頭領域は前部ウエハによっ て提供される。 本発明の光学レンズ要素は、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取り 付けるように構成されている。 周辺側頭領域は少なくとも一部分が全体として円環型である。周辺側頭領域は 少なくとも一部分が全体としてプラノ型である。 周辺側頭領域は、それ自体、処方領域の延長部分を形成しすなわち非処方領域 であってもよい。 別の又は追加の態様で、その周辺側頭領域は、その領域内の光の制御を行える ように改良される。 レンズ要素は、その光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回転可能である か、若しくは、その光軸が幾何学軸に対して偏心可能であるか、あるいは、レン ズ要素が回転且つ偏心可能である。 ラップアラウンド型の典型的なサングラスレンズ要素の場合、周辺側頭領域は 、例えば、約10〜25mmにわたり得ることが解される。 本発明の別の態様では、一般に0〜+3cylで−6.0D〜+6.0Dの範 囲の処方(Rx)補正を提供する光学レンズ要素であって;その前面は、Rxに 無関係に、5.0D以上である一定の設計曲線(constant design curve)の フレームに取り付けることができ、そして、後面がこめかみ又はまつげから十分 な距離にある光学レンズ要素が提供される。 本発明の眼科用レンズは、例えば国際特許願公開PCT/EP第97/001 05号に記載されているタイプの一連のレンズ要素の一部を形成している。なお 、上記特許願の全開示内容は、引用することにより、ここに組み込まれる。 前面は、8.0D〜9.0Dの一定設計曲線のフレームに取り付けることがで きることが好ましい。 本発明のレンズ要素の前面は、一層好ましくは、鼻からこめかみの区域まで延 びる高度の曲線(high curve)の面であるが、垂直曲線は6.0D以下である 。 このような垂直曲線は、最終の処方レンズ好ましくは縁取りレンズ(edged le ns)を、着用者の顔に適合させ、また、ラップアラウンド型で(いわゆる”円環 型”設計)密接に配置することができると解される。 代わりに、光学レンズ要素は、遮蔽型のフレームに取付け可能に改良すること ができる。従って、本発明の更に別の態様では、一対の光学レンズ要素からなり 、その各レンズ要素が、一般に、0〜+3cylで−6.0D〜+6.0Dの範 囲内の処方(Rx)補正を提供する一体型光学レンズであって;前面が、Rxに 無関係に、5.0D以上である一定設計の曲線のフレームに取り付けることがで き、そして、後面が、こめかみ又はまつげから十分な間隔にある一体型光学レン ズ要素が提供される。 従って、特に好ましい実施態様において、本発明は、着用者に対して、処方( Rx)領域の真のRx補正を、50°のオフアキシスまで、好ましくは80°の オフアキシスまで提供して周辺側方領域で終わらせることにより、ヒトの視野の 周辺領域の物体を明確に知覚させるとともに、処方領域から周辺側頭領域へのプ リズムジャンプを回避する一対の光学レンズ要素を有する眼鏡フレーム又は一体 型レンズを提供するものである。 本発明の光学レンズ要素は、眼鏡フレームに取り付けられると、その光心を通 過する垂直軸のまわりに一時的に回転することができる。 従って、本発明の別の態様では、光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回 転させられるように、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可能に 構成された光学レンズ要素であって、 処方(Rx)領域と任意に周辺側頭領域とを形成し得る前面及び後面を備え、 上記前面及び/又は後面が、非点収差及び屈折力の誤差を含む誤差を少なくと も部分的に調整するための面補正部分を有する光学レンズ要素が提供される。 この実施態様では、光軸が着用者の視線と交差し続けるが、多くの光学的効果 及び光学誤差が、以下に考察されるように導入される。しかし、前面及び/又は 後面の組合せを適切に選択することによって、光学誤差を減らすか又はなくすこ とができる。 従って、本発明の更に、別の態様で、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレー ムに取り付けるように構成され、処方(Rx)領域を形成し得る前面及び後面と 、任意に、周辺側頭領域とを備えてなる光学レンズ要素であって;その光軸がレ ンズ要素の幾何学軸に対して偏心されてプリズム補正を行い、上記前面及び/又 は後面が、非点収差及び屈折力の誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整する 面補正部分を有する光学レンズ要素が提供される。 出願人らは、処方(Rx)領域を有し、そして、偏心されてプリズム補正を行 う光学レンズ要素、好ましくはサングラスレンズ要素を製造できることを発見し たのである。 好ましくは、上記光学レンズ要素の前面及び/又は後面は、更に、レンズの傾 斜に起因するプリズム誤差を少なくとも部分的に調整する面補正部分を有してい る。 光学的効果及び光学誤差を以下に要約して述べる。 これらの効果を、レンズ要素の光軸と交差する視線にそって着用者が見る効果 を考慮して説明する。非点収差誤差 非点収差aがレンズの屈折力Pに比例し、また、レンズの回転角の二乗に比例 するという誘導非点収差誤差がある。屈折力誤差(power error) レンズをラップアラウンド型で使用すると、そのレンズの全屈折力の平均値が 変化する。その平均屈折力誤差dPは、非点収差誤差aに比例し、また、レンズ の屈折率に関連する常数kに比例する。その結果、負のRxの場合、平均屈折力 は一層負になり、また、正のRxの場合には、平均屈折力は一層正になる。プリズム効果 レンズの回転と光軸の斜角のために、レンズプリズムが引き起こされる。オフアクシスプリズムディスパリティー(off-axis prismatic disarit) オフアクシスプリズムディスパリティーは、側頭部と鼻部の領域の収差が等し くないことによって起こり、両眼視に欠陥が生じる。 他の重要な観察結果は次のとおりである。 上記レンズ要素は、最高の光学上の性能を求めるよりむしろ、標準のラップフ レームに適合するように設訃されたベース(前)曲線を選択することにより、オ フアキシス屈折力と非点収差の誤差が増大することがある。 これらの誤差は、適応させることができない屈折力の誤差をもたらすことがあ る。 下記の補正を1種以上導入して上記の諸誤差を減らすことができる。平均屈折力誤差の補正 前面及び/後面の曲率を調整して、レンズの回転によって起こる平均屈折力の 変化をなくし、そして、補正の程度は、着用者の容認できるオンアキシス屈折力 誤差と容認できないオフアキシス屈折力誤差の減少とのバランスによって決まる 。 従って、オンアキシス誤差を補正するために、全屈折力(through power)を シフトさせる屈折力全体の補正が行われるか、又はオフアキシス誤差が考えられ る場合には部分的な補正が行われる。非点収差誤差の補正 前面及び/又は後面は、先に考察したレンズの回転が原因の非点収差誤差を補 正するため、少なくとも一部は事実上円環型である。その補正度によって、レン ズの回転で導入された非点収差を、十分に補正することができるか又は場合によ っては部分的に補正できる。部分的補正を行って、容認可能なオンアキシス誤差 を達成してオフアキシス非点収差誤差を減少させることができる。プリズム補正 光心を水平にシフトさせて、レンズの回転によって起こるプリズムを補正する ことができる。これは、面仕上げ中に規定されたプリズムを適用するか又はレン ズ要素を水平方向にシフトすることによって達成することができる。追加の考慮事項 これらの補正対象としては、限定されないが、広角レンズの傾斜、レンズフレ ームのタイプの変化、見掛け上の要件、及びフレームとレンズの形態のタイプに よってきまる瞳孔中心からレンズまでの平均距離がある。オフアキシスプリズムのディスパリテ オフアキシスプリズムのディスパリティーを補正するため、レンズは、前面も しくは後面また両面に非球面を設けてもよい。面の非球面化 前面又は後面の球面化を利用して、ベース曲線(base curve)の傾斜及び/ 又は選択が原因で導入された誤差を含むオフアキシス誤差を補正することができ る。このようなオフアキシス誤差には、屈折力と非点収差の誤差とプリズムのデ ィスパリティーが含まれている。 しかし、特定の光学誤差を補正することは比較的簡単であるが、補正を釣り合 わせてレンズの全性能を容認可能なものにすることが必要であると解される。 垂直軸のまわりの約20°の一般的な回転に対して、屈折力を変える正(+) 及び負(−)のレンズ要素の範囲内で行うことができる誤差補正を下記表に例示 する。 アイサイド面屈折力の所定の補正を行うことによって、上記誤差は十分に補正 されて、光心に指定される球面Rxが回復されると考えられることに注目すべき である。必要に応じて、より小さい補正で、レンズの容認可能な全性能を達成す ることもある。 従って、好ましい態様において、光学レンズ要素は、中心の平均の通過屈折力 誤差(through power error)を部分的に補正するように調整された面曲率を 有し、また、オフアキシス及びオンアキシスの非点収差誤差を少なくとも部分的 に釣り合わせる第二の面補正部分を有する前面及び/又は後面を備えている。 更に、別の好ましい態様において、第二の面補正部分には、非点収差誤差を少 なくとも部分的に補正する、前面及び/又は後面の円環型の成分が含まれている 。 本発明の光学レンズ要素に含まれているレンズ補正は、以下の二つのタイプに 区分することができる。 光軸のまわりのレンズの回転に起因する補正すなわち非点収差及び屈折力の誤 差の補正、および、着用者の処方によって要求される補正すなわち処方の補正で ある。 好ましい態様において、前面は、高度のベース曲線のレンズ、例えばラップア ラウンド用途に適したベース曲率を有している。前面のこの性質は、主として見 掛け上の面から要求される。 光学レンズ要素の前面及び/又は後面は、処方領域における所望の処方(Rx )をもたらす球面成分又は円環型の成分を有していることが望ましい。 一層好ましくは、前面及び/又は後面が、円環型の成分を有し、また、オンア キシス非点収差誤差及び平均屈折力誤差を少なくとも部分的に調整するための面 補正を有する。このようなオンアキシス誤差は、ラップアラウンド型又は遮蔽型 のフレームに取り付けられた場合におけるレンズの一時的な回転に起因する。 代わりに、若しくは付け加えて、前面及び/又は後面は、プリズムディスパリ ティーとともに、オフアキシス非点収差誤差及び平均屈折力誤差を少なくとも部 分的に調整するように選択された非球面成分を有している。 好ましくは、上記前面が、かかる非球面成分を有する。このようなオフアキシ ス誤差は、一部が、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取り付けられた 場合におけるレンズの一時的な回転に起因し、一部が、高度のベース曲線のレン ズに適したベース曲率の選択に起因する。 更に、好ましい態様では、周辺側頭領域を提供するために、前面及び/又は後 面、好ましくは前面が、周辺側頭領域を規定する適切な非球面係数を備えた非球 面であることが好ましい。 代わりに、周辺側頭領域は、反対側の面が、その延長された面を補足するよう に修正されて、前面及び/又は後面の曲率を延長することによって提供される。 従って、その光学レンズ要素は、処方領域において所望の処方(Rx)をもた らすように設計された球面成分又は円環型の成分を有し、後面と共同して、非点 収差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整するための面 補正部分を有するとともに、更に、周辺側頭領域を規定する適切な係数と、処方 領域及び周辺側頭領域を円滑に融合するために両領域間に設計された移行部分と を有する前面と、該前面を補足するように修正された後面とを備えている。 周辺側頭領域における前面は、好ましくは、全体として球面である。一層好ま しくは、後面が、全体として球面で、周辺側頭領域に等しい曲率を有し、その結 果、ほぼプラノ型の延長部を提供する。 上記後面は、好ましくは、患者が必要とする処方屈折力のRxが達成されるよ うに、所定のベース曲率を有してもよい。その後面は、選択された前面を補足す るために更に改良され得る。 従って、本発明の眼科用レンズ要素の後面は、好ましい態様で、規定された光 学屈折力及び規定されたレンズのシリンダ(lens cylinder)の補正を達成する ため選択された円環型の面を有している。 好適な態様において、上記円環型の後面は、更に、レンズのラップ(wrap)に よってもたらされる平均屈折力及び非点収差の誤差を補正するための面補正部分 を有する。 更に、別の好適な態様では、その円環型の面が非球面であってもよい。その非 球面の円環型の面は、オフアキシス非点収差誤差及び/又は平均屈折力誤差を補 正するための調整を行う。 従って、好適な態様では、光学レンズ要素が、高度のベース曲線のレンズに適 したベース曲率を有する球面の前面と、 規定された光学レンズの屈折力及び規定されたレンズシリンダの要件を提供す るのに適切な曲率で、レンズのラップを補正するために非点収差誤差及び平均屈 折力の誤差用の調整部分を含む円環型の後面とを備えている。 別の実施態様では、光学レンズ要素が、 高度のベース曲線のレンズに適切なベース曲率、及び、レンズのラップを補正 するための非点収差誤差補正用の円環型の調整部分を含む円環型の前面と、 規定された光学レンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダを提供するのに適 切な曲率の円環型の後面とを有している。 更に別の実施態様では、光学レンズ要素が、 高度のベース曲線のレンズに適切なベース曲率、及び、オフアキシス屈折力誤 差及び/又は非点収差誤差を補正するのに適切な非球面係数を有する非球面の前 面と、 規定された光学レンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダの要件を提供する のに適切な曲率をなし、レンズのラップを補正するための非点収差誤差の補正用 の調整部分を含む円環型の後面とを有している。 また更に別の実施態様では、光学レンズ要素が、高度のベース曲線のレンズに 適切なベース曲率、及び、レンズのラップを補正するための非点収差誤差の補正 用の円環型の調整部分を有する非球面の円環型の前面と、 規定されたレンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダを提供するのに適切な 曲率をなす円環型の後面とを備えている。 前面の非球面は、オフアキシス屈折力誤差及び/又は非点収差誤差を補正する のに適切な非球面係数を提供するように機能し得る。 従って、上記光学レンズ要素は、 高度のベース曲線のレンズに適切なベース曲率を備えた球面の前面と、 オフアキシス屈折力誤差及び/又は非点収差誤差を補正するのに適切な非球面 係数、及び、レンズのラップ,規定された光学レンズ屈折力及び規定されたレン ズシリンダを補正するための非点収差誤差及び平均屈折力の誤差の補正用の円環 の調整部分を備えた非球面の円環型の後面とを有し得る。 代わりに、光学レンズ要素は、 高度のベース曲線のレンズに適切なベース曲率、及び、レンズのラップを補正 するために非点収差誤差及び平均屈折力誤差の補正用の円環型の調整部分を含む 円環型前面と、 オフアキシス屈折力誤差及び非点収差誤差を補正するのに適切な非球面係数、 規定された光学レンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダを備えた非球面の円 環型の後面とを有してもよい。 更に別の実施態様において、光学レンズ要素は、高度の曲線ベースのレンズに 対して適切なベース曲率及びオフアキシス屈折力誤差及び/又は非点収差誤差を 補正するのに適切な非球面係数を有する非球面の前面と、 オフアキシス屈折力誤差及び/又は非点収差誤差を補正するのに適切な非球面 の係数、及び、レンズのラップを補正するための非点収差誤差の補正用の円環型 の調整部分、規定された光学レンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダを備え た非球面の円環型の後面とを有している。 また更に別の実施態様で、光学レンズ要素は、高度のベース曲線のレンズに適 切なベース曲率を有し、レンズのラップを補正するための非点収差誤差の補正を 行うための円環の調整部分を含み、そして、オフアキシス屈折力の誤差及び/又 は非点収差誤差を補正するのに適切な非球面の係数を有する非球面の円環型の前 面と、 非点収差誤差及び平均屈折力誤差を補正するのに適切な非球面係数、規定され た光学レンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダを有する非球面の円環型の後 面とを有している。 特に好ましい実施態様では、光学レンズ要素は、高度のベース曲線のレンズに 適切なベース曲率と周辺側頭領域を規定する適切な非球面係数を有する非球面の 前面と、 規定された光学レンズの屈折力及び規定されたレンズシリンダを提供するのに 適切な曲率を有し、また、レンズのラップを補正するために非点収差の誤差及び 平均屈折力の誤差の補正を行う調整部分を含む後面とを備えている。 この実施態様では、屈折力、シリンダ及び誤差の補正がすべて後面で行われて いるので、ラップアラウンド型の前面を設計する際の難しさが最小限になる。 好ましくは、その非球面の前面は、その水平の幾何学軸に対して線対称である 。その非球面の前面は、代わりに若しくは付け加えて、その垂直な幾何学軸に対 して線対称を示してもよい。このような線対称によって、レンズ前面の見掛け上 の外観が改善されながら、その設計が更に簡単になる。 好ましくは、その非球面には水平方向の補正が含まれている。より好ましくは 、その後面は、処方領域にて、患者が必要とする処方屈折力Rxが達成されるよ うなベース曲率を有し、その後面は、選択された前面を補足するように更に改良 される。 その非球面の前面は、全体として円錐形(conic shape)である。 本発明の好ましい態様で、眼科用レンズ要素は、後部及び前部のレンズ要素の 積層体として製造することができる。 従って、本発明の好適な態様では、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレーム に取付け可能に構成された積層光学製品であって、 前部レンズ要素と補足後部レンズ要素とを備え、その積層光学製品の前面及び 後面が処方(Rx)領域を形成することができ、その前面及び/又は後面に、非 点収差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整するための 補正部分を有し、前部レンズ及び/又は後部レンズの要素が周辺側頭領域を任意 に有している積層光学製品が提供される。 前述したように、積層製品はその光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回 転可能であるか、若しくは、その光軸が幾何学軸に対して偏心可能であるか、あ るいは、レンズ要素が回転させられ偏心させられてもよい。 従って、本発明の好適な実施態様では、そのレンズ要素がその光心を通過する 垂直軸のまわりに一時的に回転させられるように、ラップアラウンド型又は遮蔽 型のフレームに取付け可能に構成された積層光学製品であって、 前部レンズ要素と補足後部レンズ要素とを備え、その積層光学製品の前面及び 後面が処方(Rx)領域を形成することができ、上記前面及び/又は後面が、非 点収差誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整する補正部分を有し、前部レン ズ及び/又は後部レンズの要素が、周辺側頭領域を任意に有する積層光学製品が 提供される。 好ましい実施態様において、その前部レンズ要素は全体としてプラノ型でもよ い。 対応する後部レンズ要素は、正又は負の屈折力のレンズ要素を有していてもよ い。 所望により、前部レンズ要素と後部レンズ要素との間にディスタンスパワー( distance power)及びシリンダを配置してもよい。 あるいは、後部レンズ要素が比較的厚くて、その積層光学製品が半仕上レンズ を形成していてもよい。 別の又は追加の態様で、レンズ要素は、周辺側頭領域内の光を制御し得るよう に改良してもよい。周辺側頭領域は、側頭視野に画像が生成しないように修正す ることが望ましい。 本発明の光学レンズ要素の周辺側頭領域は、見掛け上の外観を最高にするよう に製作することができる。理想的には、その周辺側頭領域は、眼科用レンズ要素 の前面の他の部分と、光学的な差をほとんど又は全く示してはならない。例えば 、眼科用レンズの処方Rx面が負のRxのレンズの場合、側頭延長部はゼロの屈 折力又は正の屈折力を示してもよい。側頭延長部は断面がテーパ付きにして、見 掛け上、最高に容認されるようにすることができる。 従って、好ましい態様では、前面の曲率を、周辺側頭領域で修正して、その後 面の曲率に実質的に一致させる。 このようにして製造された周辺側頭領域は、実質的にプラノ型の延長部である と解される。 その周辺側頭領域を、適切なコーティングで処理して、その前面の見掛け上の 外観を最高にすることができる。 例えば、周辺側頭領域は、側頭領域と屈折力を有する面との間の境界から急激 に移行するように設計され、その結果、視野が、側頭延長部内で、着用者に対し 焦点がずれることがある。例えば、負のRxレンズの場合、側頭セグメント公称 屈折力が距離Rxに対して正でなければならない最小の程度は、1〜1.25ヂ オプターの範囲内である。 負のRxレンズの場合、レンズの前面だけが側頭領域を有していることが可能 であると解される。レンズの後面は通常の球面型又は円環型であってもよいが、 レンズのベース曲線が急勾配になるにつれて側頭延長部の角リーチ(angular re ach)が増大する。ベース曲線が比較的大きくない例えば4又は6ヂオプターの レンズの場合、側頭部のリーチは、ベース曲線が高度のレンズに比べて小さくて もよい。このことは、レンズ設計の主目的が、負のRxのレンズの通常の端縁を 除くことによって、見掛け上の面の利点をアピールすることである場合に、有用 である。 別の態様では、眼科用レンズの前面が正のRxレンズを形成する場合に、周辺 側頭領域が、正のレンズから全体としてプラノ型のレンズ(例えばシリンダレン ズ)に変えてもよい。このような構造の眼科用レンズは、側頭延長部が同様にプ ラノ型か又は屈折力がわずかに負である場合、プラノ型に近い処方に適している 。側頭延長部が、高度の正のRxレンズの場合のようにいくらか正の屈折力を保 持している場合、この屈折力は、Rxの正の値より少なくとも1〜1.5ヂオプ ターだけ小さい。 好ましい実施態様では、光学レンズ要素の前面及び後面が共に、負の屈折力の レンズを形成することができる。 この実施態様のレンズ要素の前面は、断面が全体として円形でもよい。 このレンズ要素の後面は、断面が全体として円錐形でもよい。 周辺側頭領域の断面が全体として円錐形である前面は、全体としてプラノ型の 側頭部の断面を提供する。 前述したように、レンズ要素は、周辺側頭領域内の光を制御できるように修正 してもよい。サングラスの反射される色は、主として、レンズの前面の染料の作 用である。ミラーコーティングをレンズの後面に塗布して、前面及び後面の反射 が組み合わさって、正反射強度(specular intensity)(鏡)及びレンズの色 (色調)の感じが達成される。代わりに、あるいは付け加えて、異なる色調のコ ーティング又は層をレンズの後面に設けてもよい。これによって、レンズの上側 着色領域と相互に作用する透過光と反射光の強度とスペクトル特性の両者を変え ることができる。 更に、前面又は後面(好ましく後面)を任意につや消しにして、反射光及び透 過光を散乱させてもよい。すなわち、レンズに入る光で画像が形成されない。レ ンズのつや消し部分は、着用者が肉眼で見て不透明(半透明)である。第三者か ら見ると、これらのレンズは、その前面から、後面のつや消し部分由来のぼんや りした影に対して薄い色合いの色を反射している。その後面は、反射がつや消し 仕上げになっている局在ミラーコーティングを含んでいる方が好ましい。 周辺側頭領域は、光学的設計に関係なしに、側頭視野に画像が生じないように 、いくつかの方法で処理することができる。最も直接的な方法は、下記のもの: ・ 後面の勾配ミラー(gradient mirror) ・ 後面の勾配(黒)色 ・ 後面の曇り のいずれか一つ又はこれらを組み合わせて、集束光を遮って知覚可能な強度の集 束光が通過するのを防止するだけである。 ミラーコーティングは、通常の方法、例えば、仕上がりレンズに金属薄膜を真 空蒸着する方法を利用して導入することができる。純品の金属層の化学的溶液を 、 注型用型の一部に析出させ、次にレンズをその型で注型する。このように製造さ れた金属ミラーは、厄介な画像を形成するには不十分な光しか透過できず、銅、 ニッケル又は選択される金属にかかわらずこれら金属の穏やかなつや消し仕上げ を反射する。 代わりに、若しくは付け加えて、側頭延長部は以下のもの: ・ 反射ホログラフフィルム:ミラーコートされた(mirrored)ポリマーシート 、例えば、鮮やかな色で着色され、反射される色のパターンを変化される厚さが 約0.5mmのフイルム ・ 光制御フィルム:例えば、光の透過を狭い角度の帯域に制限する厚みが0. 8mmのポリカーボネートのフィルム ・ 反射フィルム:例えば、透過率10%/反射率90%の0.025mm厚の マイラーフィルム(Mylar film) ・ 液晶フィルム:例えば、温度を変えると全スペクトルにわたって色が変わる 0.20mm厚のポリマーシート の内の一つ以上を有していてもよい。 眼科用レンズは適切な材料でつくることができる。ポリマーの材料を使用でき る。そのポリマー材料は適切なタイプのものであればよい。ポリマー材料として は熱可塑性又は熱硬化性の材料がある。ジアリルグリコールカーボネートタイプ の材料を使用できる。 ポリマー製品は架橋性ポリマーの注型組成物で製造することができ、これら組 成物としては、例えば、本願出願人の米国特許第4,912,155号、米国特 許願第07/781,392号、オーストラリア特許願第50581/93号と 同第50582/93号及びヨーロッパ特許願公開第453159A2号に記載 のものがある。なお、これらの文献の全開示内容は、引用することにより、本明 細書に組み込まれる。 このような架橋性ポリマーの注型組成物としては、ジアクリレートもしくはジ メタクリレートのモノマー(例えば、ポリオキシアルキレングリコールのジアク リレートもしくはジメタクリレート、又はビスフェノールフルオレンのジアクリ レートもしくはジメタクリレート)、及び重合性のコモノマー、例えばメタクリ レート類、アクリレート類、ビニル類、ビニルエーテル類、アリル類、芳香族オ レフィン類、エーテル類、ポリチオール類などがある。 例えば、オーストラリア特許願第81216/87号(この特許願の全開示内 容は、引用することにより、本明細書に組み込まれる)に、出願人は、少なくと もポリオキシアルキレングリコールのジアクリレートもしくはジメタクリレート 及び少なくとも1種の多官能価不飽和架橋剤を含有する架橋性コーティング組成 物を記載している。 更に、オーストラリア特許願第75160/91号(この特許願の全開示内容 は、引用することにより、本明細書に組み込まれる)に、出願人は、ポリオキシ アルキレングリコールのジアクリレートもしくはジメタクリレート;1.55を 超える高い屈折率を有するホモポリマーを形成することができる少なくとも1種 のラジカル重合性ビスフェノールモノマー由来の反復単位を有するモノマー;及 びアクリル基又はメタクリル基からなる群から選択される2〜6個の末端基を有 するウレタンモノマーを記載している。 このようなポリマー配合物は、UVで硬化されるか、又はUVと熱処理を組み 合わせて硬化される。商品名”スペクトラライト(Spectralite)”で出願人ら が販売している光学レンズの範囲が適切であることが見出されている。 ポリマー材料は、染料、好ましくはホトクロミック染料を含有していてもよく 、これは、例えば、ポリマー材料を製造するのに使用されるモノマー配合物に添 加される。色の濃さの変動は、光学製品の一つ以上の層に、顔料又は染料を入れ ることによって最小限度にすることができる。 本発明の眼科用レンズ要素は、更に、前面又は後面に、エレクトロクロミック コーティングを含む標準の追加のコーティングを有していてもよい。 レンズの前面は、反射防止(AR)コーティング、例えば、本願出願人らの米 国特許第5,704,692号に記載のタイプのものを備えていてもよい。なお 、 この特許の開示内容は、引用することにより、すべて本願に組み込まれる。 レンズの前面は、耐摩耗性コーティング、例えば、本願出願人らの米国特許第 4,954,591号に記載のタイプのものを備えていてもよい。なおこの特許 の開示内容は、引用することにより、すべて本願に組み込まれる。 特に好ましい形態のラミネート眼科用製品は、本願出願人らの国際特許願第P CT/AU96/00805号に記載のタイプの、所望の光学特性を提供する内 層を備えていてもよい。なお、この特許願の全開示内容は、引用することにより 、本願に組み込まれる。 前面及び後面は、更に、注型組成物に従来使用されている1種以上の添加剤、 例えば、インヒビター類、前述したようなサーモクロミック染料やホトクロミッ ク染料を含む染料、分極剤類(polarising agent)、UV安定剤類及び屈折率 を変えることができる物質を含有していてもよい。 本発明の更に好ましい態様において、光学レンズ要素は、鼻の領域における顔 の形態を引き立たせるように変形することができる。 従って、本発明の光学レンズ要素は、鼻を強調する領域を画定する、小さくし た曲率又は逆の曲率(opposite curvature)の領域を有していてもよい。 更に、好ましい形態では、レンズ要素は、鼻ブリッジの方の前方に達しそして 、テンプルの方の後方に達している。 本発明の更に別の態様では、各レンズがその光心を通過する垂直軸のまわりに 一時的に回転するように一対の光学レンズを受入れ可能に構成されたラップアラ ウンド型の眼鏡フレームと、 各レンズ要素が、処方(Rx)面を形成し得る前面及び/又は後面と、任意に 周辺側頭領域とを含む一対の光学レンズ要素とを有し、その前面及び/又は後面 が非点収差誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整する表面補正部分を有する 眼鏡を提供するものである。 その光学レンズ要素の前面と後面は前述したタイプのものでもよい。その光学 レンズ要素は偏心していてもよい。 本発明のこの態様の眼鏡フレームは、適切なタイプのものであればよい。その 眼鏡フレームは、例えば、レンズのアタッチメントを経てフレーム支持体までの 瞳孔間距離を調整することができる。リムなしのテンプルバー型のフレームを使 用することができる。 フレーム内に取り付けられる眼科用レンズは、前述したような半仕上げレンズ 又は前部及び後部のレンズウエハで製造することができる。これら眼科用レンズ は、負又は正の屈折力の処方面を有していてもよい。 本発明の別の態様では、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可 能に構成された光学レンズ要素の設計方法であって、 処方領域において所望の処方(Rx)をもたらすように設計された部分を含む 光学レンズ要素の面についての数学的表現又は数値表現を提供し、 任意に、その表現に周辺側頭領域についての数学的表現又は数値表現を加えて 、完全なレンズ面を画定し、 適切なフレームに取付け可能とするために、レンズ面についての表現を回転及 び/又は偏心させて、 非点収差誤差及び平均屈折力の誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整する ために、レンズ面についての表現を修正する手順を有する光学レンズ要素の設計 方法を提供するものである。 好適な態様において、上記方法は、処方領域において所望の処方(Rx)をも たらすように設計された部分を有し、また、周辺側頭領域を画定するのに適切な 非球面係数を有する、光学レンズの非球面の前面についての数学的表現又は数値 表現を提供し、 適切なフレームに取付け可能とするために、レンズ面についての表現を回転及 び/又は偏心させ、 続けて、処方(Rx)の後面の数学的表現又は数値表現を提供し、 プリズム誤差及び/又は非点収差誤差を少なくとも部分的に調整するために、 レンズ要素の後面についての表現を修正する手順を有する方法である。 好ましくは、上記方法は、処方領域に所望の処方(Rx)を提供するように設 計された部分を含む光学レンズ要素の面についての数学的表現又は数値表現を提 供するもので、その表現に、処方領域に対する周辺側頭領域についての第一の数 学的表現又は数値表現と、処方部分及び周辺側頭領域を円滑に融合して完全なレ ンズ面を画定するために設計された移行(transition)部分についての第二の数 学的表現又は数値表現とを加え、 適切なフレームに取付け可能とするために、レンズ面についての表現を回転及 び/又は偏心させ、 非点収差の誤差及び平均屈折力の誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整す るために、レンズ面についての表現を修正する手順を有する方法である。 特に好適な形態において、非球面の前面は、非円環型前面である。その非円環 型前面が、水平軸及び/又は垂直軸に対して、線対称を示してもよい。 更に好適な形態では、後面は円環型の後面である。 好適な形態では、非球面の前面が、回転が原因の誤差を調整するため水平方向 に追加の補正を含んでいてもよい。 球面又は非球面のレンズ面の断面の正規表現は下記座標で表すことができる。 サグ=A22+A44+A66+A88 式中、Rは光軸から測定した半径で、A2,A4,A6及びA8は屈折力及び非球面 を定義する係数である。レンズはその光軸に関し回転対称であると仮定する。 従って、R2=x2+z2である。 式中、X軸はテンプルの方向に光軸(y)に対して直角であり、z軸は着用者の 顔面に対して直角である。 通常レンズの設計に非球面を使用すると、球面形から小さな偏差が生じ、屈折 力の成分が面の曲率によって次のように定義される。 T=〔d2y/dr2〕/〔1+(dy/dr)23/2 接線成分 S=(dy/dr)/r〔1+(dy/dr)21/2 サジタル成分 式中、サグはyによって表される。 従って、レンズの屈折力は下記二つの導関数で定義される。 dy/dr=2A2R+4A43+6A65+8A87、及び d2y/dr2=2A2+12A42+30A64+56A88 円環型周囲 基本的なレンズ設計曲線に、ある半径Roを超えて延びる側頭部曲率からもた らされ、また、半径の大きさ(R−Ro)で作動する類似した係数の組みにより 定義される成分”DSAG”を足したものとして、全SAGをみなすことによっ て円環型を設定することが便利である。この場合には、 サグ=SAG R≦Ro であり、式中、Rは光軸から測定した半径で、A2,A4,A6及びA8は屈折力及 び非球面を定義する係数である。そのレンズは光軸に対して回転対称であると仮 定する。 サグ=SAG+DSAG R≧Ro。 式中、R0は側頭領域の周囲を定義する。また、 DSAG=B2(R−Ro)2+B4(R−Ro)4+B6(R−Ro)6+B8(R −Ro)8 式中、B2,B4,B6及びB8は、屈折力及び非球面を定義する係数である。 従って、サグの第一と第二の導関数は個々の導関数の合計である。 dy/dr→dy1/dr)r=R+dy2/dr)r=R-RO 2y/dr2→d21/dr2)r=R+d22/dr2)r=R-Ro 式中、定義により、yとdy/drの両者はR=Roの場合、連続しているが、 第二微分は不連続である。 従って、このモデルでは、サジタル面の曲率は連続しており、接面曲率は以下 の条件を適用しない場合不連続である。 B2=O一般化された円環型の公式 α及びN≧1が数値パラメータである場合に、R>Roについて、 サグ=SAG+α(DSAG)N のように上記諸式を一般化すれば、面を設計し、また、円環型曲率のオンセット における面の屈折力の変化を十分に制御するためのより大きな自由度が得られる 。上記第一と第二の導関数は、下記条件のどれかが適用されれば、R=Roにお いて連続している。 2>N≧1及びB2=0又は N≧2(B2のすべての値に対して) 好都合なことに、我々は、サジタル(sagittal)方向及び接線方向の両方に面 曲率を連続させる一般化表現を見出したのである。すなわち、我々は、面屈折力 の不連続性のない円環型を設計できる。このような形態が与えられると、一つの 面を、類似の生成式(similar generating equation)の別の面の背後に配置 して、屈折力が大きい曲率を有しているがレンズを通過する屈折力が不連続でな いレンズを提供することができる。 N=1及びN=2の上記モデルで得られる曲線を算出し、プロットすると、B2 に関する条件が遵守されるならば、円環型シートが、中央の光学領域に漸近的 に融合することは明らかである。このモデルは、設計球面から非常にゆっくりと 離れて、上記二つの設計領域の光学的性質を融合する。円環型の公式のその他の一般化 レンズ要素の面は、選ばれた回転軸に関するサグ(sag)の上記式のいずれ かによってスイープ(sweep)される回転面である。上記の数学的展開において 、我々は、光軸に対する回転対称を特定した。このようにして、水平と垂直の子 午線に同じ平均面屈折力を有し、また、そのレンズ要素の全周長にわたって周辺 側頭領域を有するレンズ形が生成する。 側頭延長部を、ラップアラウンド眼鏡のテンプルに対応する場所を除いて、切 り取った後、上記のようなレンズ要素を、顔の近くで、ラップアラウンドフレー ム又は遮蔽物に取り付けることができる。 他の実施態様で、適切な面の変更は、水平子午線の平面内のx軸に平行な軸の まわりに、サグ曲線を回転させることによって、前述したように、サグ曲線から 形成させることができる。このようなレンズの側頭延長部を提供するのを目的と する湾曲部分は、水平子午線の末端に配置されているが、垂直曲線は通常の球面 又は非球面のレンズ形態を保持している。 この方式で形成されるレンズ要素の面のサグを表す式は次のとおりである。 パラメータA2nとC2nが等しく設定すると、その光学領域は、垂直子午線と水 平子午線に同じ面屈折力を有している。 パラメータC2nが、A2nパラメータが指定するのより低い屈折力の曲線に対応 する場合、その光学領域の垂直子午線の面屈折力が低い。このようにして製造さ れたレンズ要素は、ラップアラウンド眼鏡の顔面への適合を助ける。B又は9ヂ オプターのオーダの高度のベース曲線を用いて、テンプルに対し横方向を覆わせ る。しかし、例えば、約2〜5ヂオプターのような低いベース曲線は、顔面の垂 直形態に適合し、レンズを、額又は頬に食い込ますことなく眼に近く配置するこ とができる。 垂直子午線を画定するため、このような一層一般的なベース曲線を用いると、 この子午線にオフアキシスの非点収差及び屈折力の補正を行う必要性が緩和され る。 ここで、本発明を、添付図面及び実施例を参照して、一層十分に説明する。し かし、以下の説明は例示に過ぎず、そして、あらゆる点で、上記の本発明の普通 性を限定するものではないと解すべきである。 図1は、サングラスの色合いを有するレンズ面を通過する光の経路を示す。 図2は、負のRx屈折力の眼科用レンズ(右側レンズ)の様式図である。 図3は、正のRx面を有する眼科用レンズの周辺側頭領域の様式図である。 図4は、本発明の、負のRx面を有する眼科用レンズの様式化側面図である。 図5は、本発明のプラノ、正及び負のレンズに用いる前面ウエハの一連の断面 図である。各前面は回転対称である。 図6は、図5に示す前面ウエハに積層する、様式化された正及び負の後面ウエ ハを示す。シリンダ補正を後面について実施できる。 図7(a)は、半仕上げの光学未完成品である〔(1):仕上げられた光学面 、(1’):未仕上げの後面、(3):回転対称軸、(4):所望の光軸〕。こ の実施例において、未完成直径(blank diameter)は76mmであり、前面曲 線は8ヂオプターであり、そして、軸(3)及び軸(4)のなす角度は20°で ある。この未完成品の厚みは15mm程度であり、設計の要求によって決まる。 図7(b)は、研磨することによって、上記光学未完成品の前方に製作された 、光軸(4)に対し回転対称の第二の光学面(2)である。(1)及び(2)の 屈折力の差は、このレンズの最終的なRx屈折力である。この実施例で、(2) は4ヂオプターである。 図7(c)は、光軸(4)のまわりに幅±35°の中央光学領域を有する屈折 力が−4ヂオプターの最終のRxレンズである。曲線(5)は、軸(4)を中心 にして、(1)と同一のヂオプターの屈折力である。このレンズのプラノスカー ト(図面の上部)の側頭部の限度は、後部頂点距離(rear vertex distance) が28mmの場合、前方視線から88°である。 図8(a)は、9ヂオプターのベース曲線の真のプラノレンズである。曲線( 6)及び(7)は、共に、光軸(4)を中心として9ヂオプターである。移動し た幾何学軸によって検討した場合におけるレンズの見掛けの”ベースイン(base -in)”プリズムに留意せよ。このレンズの鼻の部分(下部)は厚みが大 きい。 図8(b)は、光軸(4)を中心にした5ヂオプターの曲線(8)で製作され た屈折力が−4ヂオプターの最終Rxレンズである。 図9(a)は、10ヂオプターのベース曲線の真のプラノレンズである。曲線 (9)及び(10)は、共に、光軸(4)を中心にして10ヂオプターである。 移動した幾何学軸によって検討した場合におけるレンズの見掛けの”ベース・イ ン”プリズムに留意せよ。レンズの鼻の部分(下部)は厚みが大きい。 図9(b)は、光軸(4)を中心にした6ヂオプターの曲線(11)で製作さ れた屈折力が−4ヂオプターの最終Rxレンズである。その光学領域の幅は、後 部頂点距離が28mmの場合±45°であり、レンズのプラノスカートの側頭部 の限度は95°である。 図10(a)は、12ヂオプターのベース曲線の真のプラノレンズである。曲 線(12)と(13)はともに、光軸(4)を中心にして12ヂオプターである 。移動した幾何学軸によって検討した場合、レンズの見掛けの”ベース・イソ” プリズムに留意せよ。そのレンズの鼻の部分(下部)は厚みが大きい。 図10(b)は、図7(a)の未完成品から製造した屈折力が−4ヂオプター の最終Rxレンズである。その曲線(14)は光軸(4)を中心にして8ヂオプ ターである。その光学領域の幅は、後部頂点距離が28mmである場合には±4 5°であり、そして、レンズのプラノスカートの側頭部の限度は98°である。 図11(a)は、図7(c)に示されるレンズの前部に類似の形態の後部型の 面に対して成形された半仕上げ未完成品から製造された、屈折力が+4ヂオプタ ーの最終Rxレンズである。その曲線(15)は軸(4)を中心にして−8.2 ヂオプターであって、最終レンズの厚みを制限しており、その曲線(16)は軸 (4)を中心にして4ヂオプターである。その光学領域は光軸(4)のまわりに ±35°であり、そして、その擬プラノ型側頭部スカート(図の上部)は、後部 頂点距離が28mmである場合、前方視線から87°に延びる。 図11(b)は、屈折力が+4ヂオプターの最終Rxレンズである。その曲線 (17)は軸(4)を中心にして10.2ヂオプターであって最終のレンズの厚 みを制限し、その曲線(18)は軸(4)を中心にして6ヂオプターである。そ の光学領域は、光軸(4)のまわり±40°であり、その擬プラノ型側頭部スカ ート(図の上部)は、後部頂点距離が28mmである場合には、前方視線から9 5°延びる。 図11(c)は、屈折力が+4ヂオプターの最終Rxレンズである。その曲線 (19)は光軸(4)を中心にして12.25ヂオプターであって最終レンズの 厚みを制限している。また曲線(20)は光軸(4)を中心として8ヂオプター である。その光学領域は光軸(4)のまわりに±48°であり、そして、その擬 プラノ型側頭部スカート(図の上部)は、後部頂点距離が28mmである場合に は、前方視線から98°延びる。 図12(a)は、本発明の一対の負のレンズ要素の模式図であり、これらレン ズは、その垂直光軸のまわりに20°回転して、通過屈折力が−3.0Dである 。 図12(b)及び図12(c)は、図12(a)のレンズを回転させた後に得 られた平均の面屈折力及び非点収差の等高線を示す。 図12(d)及び図12(e)は、図12(a)のレンズの後面に対して、必 要な平均通過屈折力の十分な補正を行った後に得られた平均屈折力及び非点収差 の等高線を示す。 図12(f)及び図12(g)は、図12(a)のレンズの後面に対して、円 環型後面の別の十分な補正を行った後に得られた平均屈折力及び非点収差の等高 線を示す。 図12(h)及び図12(i)は、図12(a)のレンズの後面に対して、円 環型後面の別の部分的な補正を行った後に得られた平均屈折力及び非点収差の等 高線を示す。 図12(j)及び図12(k)は、図12(a)のレンズの後面に対して、平 均屈折力及び円環型後面の部分的な補正を行った後に得られた平均屈折力と非点 収差の等高線を示す。 図13(a)は、本発明の一対のプラノ型レンズ要素の模式図であり、これら レンズは、その垂直光軸のまわりに20°回転して通過屈折力が3.0Dである 。 図13(b)及び図13(c)は、図12(a)のレンズを回転させた後に得 られた平均の面屈折力及び非点収差の等高線を示す。 図13(d)及び図13(e)は、図12(a)のレンズの後面に対して、必 要な平均の通過屈折力の十分な補正を行った後に得られた平均屈折力及び非点収 差の等高線である。 図13(f)及び図13(g)は、図12(a)のレンズの後面に対して、円 環型前面の別の十分な補正を行った後に得られた平均屈折力及び非点収差の等高 線を示す。 図13(h)及び図13(i)は、図12(a)のレンズの後面に対して、円 環型前面の別の部分的補正を行った後に得られた平均屈折力及び非点収差の等高 線を示す。 図14(a)は、本発明の一対の非球面負レンズ要素の模式図であり、これら レンズは、その垂直光軸のまわりに20°回転して通過屈折力が−3.0Dであ る。 図14(b)及び図14(c)は、上記レンズ要素に、前面の非点収差の補正 及び円環型後面の十分な補正を行った後に得られた平均の面屈折力及び非点収差 の等高線を示す。 図15及び図16は、一連のラミネート光学正(+)レンズ要素を示す。 図17は、ラミネート光学負(−)レンズ要素を示す。 図18は、ラミネート又は一体面の負レンズ要素を示し、そのラミネートされ た組立体の厚みは、異なる直径の後部要素を選択して、最終レンズの光学領域の 大きさを変えることによって調整される。 図19及び図20は、修正された曲率の全体としてプラノ型の側頭延長部を有 する光学レンズ要素を示す。 図21〜図29は、正及び負の光学レンズ要素を示し、その前面は、下記式: サグ=SAG R≦Ro サグ=SAG+DSAG R≧Ro で表され、そして、必要なRx補正を与える光学領域及び単純な球面もしくは円 環型の後面を有する周辺側頭部の両方を形成する。 図21は、屈折力が+2ヂオプターで、プラノ型の側頭延長部を有する正のレ ンズを示す。 図22及び図23は、屈折力が+4ヂオプターの正のレンズを示す。図22に 示すレンズは、プラノ型の側頭延長部に対して屈折力が円滑に移行し、パラメー タN=2で設計されている。図23に示すレンズは、あまり望ましくない不連続 性が前面の屈折力にあり、パラメータN=1で設計されている。 図24及び図25は、屈折力が−4ヂオプターのレンズを示す。図24に示す レンズは、屈折力がプラノ型側頭延長部に対し円滑に移行し、パラメータN=2 で設計されている。図25に示すレンズは、あまり望ましくない不連続性が前面 屈折力にあり、パラメータN=1で設計されている。 図26〜図28は、標準の円錐形設計であるが、光学領域と側頭延長部に対応 して屈折力が異なる二種の面を融合することによって、製造された類似の正及び 負の光学レンズ要素を示す。図23に示すレンズと同様に、これらのレンズは、 上記二つの設計領域間の移行領域において接線曲率又はサジタル曲率の不連続性 を示す。その結果、次に光学領域と側頭延長部との間の移行領域によってもたら される非点収差及び曇りを最小限にするため、標準の光線追跡法によって、その 面をできるだけ最適化する必要がある。 図29及び図30は、全体としてプラノ型の側頭延長部を有する類似の正及び 負の光学レンズ要素を示す。 実施例1 負のRxを有する眼科用レンズを以下のようにして製造する。 これらのレンズは、原料レンズとして製造されるか、あるいは、好ましい場合 には、半仕上げの未完成品を経て提供される。注型原料レンズの場合、その後部 型(back mould)は、例えばスペクトラライト(Spectralite)型の通常の後部 型と変わらない。半仕上げの未完成品の場合には、眼科用の後面が、標準の手順 によって研磨される。両者の場合には、主な差は、前部型が、円環型設計に対し て鋭く湾曲する周辺部を有していることである。サイドフィルチューブガスケッ ト(side-fill tube gasket)が、両者の製品形態に適切なようである。 通常、異なる瞳孔間距離(PD)と異なるフレームの形態及び大きさに適応さ せるとともに、各ベース曲線からの範囲のスクリプト(script)を供給するには 、半仕上げ(S/F)未完成品が用いられる。これら全てのレンズの形式に対し て、特定のフレームのスタイルを使用することができるため、カットレンズの形 態が大きく変わることはない。それにもかかわらず、S/F未完成品は、定義さ れたRx範囲,個々のPD及び不可欠な側頭延長曲線のために準備しておかねば ならない。この曲線は、生成される負のスクリプトが高度のほど急勾配になり、 また、光心から側頭端縁までの半径が大きいほど(すなわち他のすべての要因は 一定で、PDが小さければ小さいほど)急勾配になる。 S/F未完成品の外形は、全体として図4に示すとおりである。その未完成品 の前部円環曲線は、その僅かなベース曲線(シリンダを含む)に対し最も好適な 負の屈折力を得るのに必要とされる深さだけ少なくとも外側端縁の下方に延びて いる。それはすべての方向に一定ではない。各S/F未完成品は、PDの正常な 距離がとれるように偏心されている。その未完成品の特定の半径を、仕上げレン ズの水平子午線になるように選択すると、水平子午線の作動可能なPDおよび真 の屈折力の両方が定義される。これら未完成品は、面の縁取りをする際に正しい 方向付けができるように、インクのマーキング及び位置合せキャリパー (alignment calliper)を備えていてもよい。しかしながら、縁取りによって 所望の側頭部曲率が除かれることはない。 仕上げられた球面屈折力のレンズ系列は、後面も光学的に仕上げられている場 合を除いて、上記S/F未完成品に酷似している。 実施例2 レンズの幾何学中心及び光心がずれていないことを除いて、実施例1の眼科用 レンズに類似しているレンズを製造する。このようなレンズ類は、レンズの幾何 学中心及び光心をずらすことではなく、レンズをフレーム支持体に取り付けるこ とによってPDを設定し得るフレーム系で使用される。 実施例3 必要とされる面〔球面及びシリンダ(cyl)の両方〕を生成する一点回転装 置(single point turning apparatus)である。代わりに、可撓性の研磨パ ッドを用いて、光学領域の面を優れた光学的な仕上げを行って完成することがで き、後部の側頭”レッジ(ledge)”のバフ仕上げは最小限で十分である。得ら れるレンズの円環型セグメントは半透明であるが、掻き傷は生成しない。この領 域上の勾配ミラーコーティングによって、そのRxが仕上げられている。 実施例4 本発明の眼科用レンズは、通常の積層システム、例えば、本願出願人の米国特 許第5,187,505号、同第5,149,181号及び同第5,323,1 92号に記載のマトリックス(Matrix)(登録商標)システムによって、 前部及び後部のウエハの対を積層して製造される。なお、上記諸特許の全開示内 容は、引用することにより、本明細書に組み込まれる。積層システムの界面曲線 は、スクリプトによってシリンダ軸を選択するために、光軸に対し回転対称であ る必要がある。従って、レンズウエハは、レンズの幾何学中心及び光心がずれな いように製造される。 これらのウエハは、直径が約80mmであり、より急激に湾曲している側頭” 円環型”端縁を有する直径が約55mmの中央領域に通常の光学部分を備えてい る。これは図5及び図6に示してある。側頭延長部(temporal extension)の 効果は、少なくとも10〜15mmの過剰のサグである。これは設計概念の重要 な特徴であり、完成されたレンズの非対称の縁取りによって、額に合致するのを 助ける形態が得られる。縁取りされたレンズの鼻にかかる側は十分に球面である が、その他では、余分のサグが、額から側頭部にわたって到達している。 実施例5 本発明のプラノ型又は負の屈折力の一連のレンズは、図7(a)に示す形態の 通常の球面S/F未完成品から製造される。すなわち、まず、その未完成品の光 学前面(仕上げ済)を、偏心ツーリング取付具(eccentric cooling fixture)に取り付けて、未完成品の後面を製造し研磨するための回転軸を、該 未完成品の公称軸から(約)20°程度だけずらす。次に、その未完成品の前面 と厳密に同じヂオプターの屈折力を有しているが上記偏心軸に心合わせされてい る光学面を、未完成品の後面(凹面)に製造する。これによって、別個の光軸と 幾何学軸とを有する真のプラノ型レンズが得られる。このプラノ型レンズの形態 は、そのレンズの鼻の側が側頭側より厚いので、ベースインプリズムが適用され たレンズが連想される〔図8(a)、9(a)及び10(a)〕。そのプラノ型 レンズが、Rx範囲の他の部分の同じ光学精度で設計されることさえなければ、 プリズムは全く用いない。適切に心合わせが行われた光軸を有する真のプラノを 製造することが、例えば9ヂオプター以上の高度のベース曲線を得るのに必要で あるが、低品質のサングラスの場合、一般に無視される。 次に、そのプラノ型レンズを、その後面によって取り付け、規定の軸のまわり に偏心式に回転させる。続いて、この光軸を中心にしている所望の第二の光学面 を生成させて前面を研磨する。この面と元の面との屈折力の差は、最終Rxの球 面の屈折力であり、この新しく生成した光学面は、屈折力を付けられたレンズの 実際の光学領域を画定する〔図7(b)及び図7(c)〕。その光学領域を囲む レンズのプラノ型部分は、本発明のレンズに必要な側頭延長部を提供する。これ は、ベース曲線が増大するにつれて増大し、−4ヂオプターのRxレンズについ ては、図7〜図10に示す。これらの図に示す実施例の場合、ベース曲線が8デ イオプターから12ヂオプターまで増大すると、側頭延長部は、88°から9 8°まで側頭部の方へ増大する。対応する光学領域の幅は、ベース曲線が増大す るにつれて、±35°から±45°の範囲内にある。 上記二つの光学面を製造する順序は、所望の場合、逆にしてもよいことは明ら かである。このことは、一般に、非点収差を補正するため、後面にシリンダを適 用する必要がある場合にあてはまる。 本発明の正のレンズの場合、S/F未完成品の光学前面は、その上に第二の光 学面が配置されていない。むしろ、その後面は、+4ヂオプターのRxレンズ類 について図(11)に示した複合形態を有している。これらレンズの複合後面、 すなわち、曲線(15)+(16)、(17)+(18)及び(19)+(20 )は、コバーン・アイキュー・ジェネレータ(coburn IQ generator)などの コンピュータ制御装置又は当業界で入手可能ないくつもの精密光学用旋盤のうち の一つを用いて光軸のまわりに製造され、次に、当業界で用いられているような 可撓性又は膨張性のパッドで研磨することによって眼科用の要件を満たすまで研 磨される。その光学領域は、仕上げられたレンズの後面上の中央の光学部分(ce ntral optic)で画定される。その幅は、ベース曲線が8ヂオプターから12ヂ オプターまで増大するとき±35°〜±48°の範囲内にあるが、側頭部のリー チは87°から98°になる。同じ方法を用いて、単純な前郊曲線を維持し、ま た、複合後面を適切に設計する負の屈折力レンズを製造することができる。また 、ここで述べるすべての面は、シリンダ成分を(望ましくは後部の曲線に)与え て非点収差を補正することができると解される。 正のレンズ類の全厚みを制限するため、これらの高度のベース曲線の真のプラ ノ型レンズの見掛け上のベース・インプリズムの効果を最小限にすることが望ま しい。従って、その正のレンズの側頭延長部の後面は、球面屈折力が前面曲線よ りわずかに高く製造され、その結果、側頭延長部は全体にわたって厚みがほぼ一 定になる。その結果、側頭延長部は、最高のベース曲線(約12ヂオプター)に 対して0.25ヂオプターのオーダでわずかに負の屈折力を有している。このよ うな屈折力は大部分の着用者としては無視できないので、我々は側頭延長部を” 擬プラノ部(pseudo-plano)”と呼称する。 この実施例で述べたレンズはすべて、重合後、上記面の形態を与えるように形 づくられた型の中にモノマーを注入することによって製造することができる。こ の場合、正及び負の両Rxレンズの複合面はレンズ要素の後面に配置する方が好 ましい。それらの面は、対応する後部型で凸面として作製され、型製造の工程が 容易になる。このような形状構成で、正のRxレンズ類及び負のRxレンズ類は 同じ前面の形態を有し、その結果、サングラスの外観は、着用者の処方とは無関 係である。非点収差の補正に用いるシリンダは、所望の処方に従って方向付けら れた、適切に形づくられた後部型によって、同様に導入することができる。ある いは、1.50ヂオプター程度までの緩やかな(mild)シリンダは、適切な球面 屈折力のレンズの前面上の二次曲線を研削し研磨することによって与えることが できる。これは、大部分の個体に対するシリンダの補正のほぼ95%に適合する であろう。 実施例6A:負のレンズ 下記実施例は、本発明によって製造されるレンズ要素を説明する実施例である 。 下記の曲線を用いて、規定された通過屈折力−3.0D及びcyl0.00D を達成するため、0℃の広角傾斜(0℃ pantoscopic tilt)でレンズを製造 した〔図12(a)参照〕。 6.00D(1.530)の球面の前面曲線 9.18D(1.530)の球面の後面曲線 これによって以下のように遠方視力が補正されたレンズが得られる。 平均の通過屈折力=−3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.00D レンズを、垂直光軸のまわりに、側頭方向に20°回転する〔図12(a)参 照〕。 これによって下記の光学的結果が得られる。 平均の通過屈折力=−3.33D 得られるオンアキシス光学cyl=0.42D@90° 図13(b)及び図13(c)は、得られる平均の面屈折力及び非点収差の等 高線をレンズ面座標で示す。 実施例6B 平均屈折力の完全補正。 後面の曲線を調整して、必要な平均通過屈折力−3.00Dの完全な補正を達 成した。これによって以下の光学的結果が得られる。 後面の曲率=8.87D(1.530) 平均の通過屈折力=−3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.36D@90° 図12(d)及び図12(e)は、得られる平均屈折力及び非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例6C 平均屈折力の完全な補正及び円環型後面の完全な補正。後面曲線を調整して必 要な平均通過屈折力−3.00Dの完全補正を達成し、また円環型後面の補正を 行って、非点収差の完全補正を行った。これによって以下の光学的結果が得られ る。 平均の後面曲率=8.87D(1.530) 後面の赤道屈折力=8.69D(1.530) 後面の子午線屈折力=9.05D(1.530)円環型 0.36D@0° 平均の通過屈折力=−3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.00D 図12(f)及び図12(g)は、得られる平均屈折力及び非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例6D 平均屈折力の完全補正及び円環型後面の部分的な補正。 後面の曲線を調整して、必要な平均通過屈折力−3.00Dの完全補正を達成 した。円環型後面の部分的補正を行って、オフアキシス及びオンアキシスの非点 収差誤差を平衡させた。これによって以下の光学的結果が得られる。 後面の平均曲率=8.87D(1.530) 後面の赤道屈折力=8.76D(1.530) 後面の子午線屈折力=9.00D(1.530)円環型 0.25D@0° 平均通過屈折力=−3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.11D@90° 図12(h)及び図12(i)は、得られる非点収差の等高線及び平均屈折力 の等高線をレンズ面座標で示す。 実施例6E 平均屈折力の部分的補正及び円環型の後面の部分的補正。 中央の平均通過屈折力を調整して、必要な通過屈折力を部分的に補正し、また 、調整できないオフアキシス屈折力誤差の大きさを小さくする。円環型の後面の 部分的補正を行って、オフアキシス及びオンアキシスの非点収差誤差を平衡させ る。これによって、以下の光学的結果が得られる。 後面の平均曲率=9.12D(1.530) 後面の赤道屈折力=8.98D(1.530) 後面の子午線屈折力=0.26D(1.530)円環型0.27D@0° 平均通過屈折力=−3.25D 得られるオンアキシス光学cyl=0.12D@90° 図12(j)及び図12(k)は、得られる非点収差の等高線及び平均屈折力 の等高線をレンズ面座標で示す。 実施例7A:正のレンズ 以下の実施例は、本発明によって製造されるレンズを説明する実施例である。 下記の曲線を用いて、規定された通過屈折力+3.0D及びcy10.00D を達成するため、0℃の広角傾斜でレンズを製造する〔図13(a)参照〕。 6.00D(1.530)の球面の前面曲線 2.92D(1.530)の球面の後面曲線 これによって、以下のような遠方視力補正がなされたレンズが得られる。 平均通過屈折力=+3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.00D 垂直光軸のまわりに側頭方向に20°レンズを回転させる〔図13(a)参照 〕。 これによって下記の光学的結果が得られる。 平均通過屈折力=+3.36D 得られるオンアキシス光学cyl=0.46D@90° 図13(b)及び図13(c)は、得られる平均屈折力及び非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例7B 平均屈折力の完全補正。 後面の曲線を調整して、必要な平均通過屈折力+3.00Dの完全補正を達成 した。これによって下記の光学的結果が得られる。 球面前面の曲率=6.00D(1.530) 後面の曲率=3.23D(1.530) 平均通過屈折力=+3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.41D@90° 図13(d)及び図13(e)は、平均屈折力及び得られる非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例7C 平均屈折力及び円環型前面の非点収差の完全補正。後面曲線を調整して、必要 な平均通過屈折力+3.00Dの完全補正を達成し、そして、円環型前面の補正 を行って非点収差を完全に補正した。これによって、以下の光学的結果が得られ る。 後面の平均曲率=3.32D(1.530) 前面の赤道屈折力=5.82D(1.530) 前面の子午線屈折力=6.18D(1.530)円環型0.36D@0° 平均通過屈折力=+3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.00D 図13(f)及び図13(g)は、平均屈折力及び得られる非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例7D 平均屈折力の完全補正及び円環型前面の部分的補正。 後面曲線を調整して、必要な平均通過屈折力+3.00Dの完全補正を達成し た。円環型前面の部分的補正を行って、オフアキシス及びオンアキシスの非点収 差誤差を平衡させた。これによって下記の光学的結果が得られる。 後面の平均曲率=3.32D(1.530) 前面の赤道屈折力=5.91D(1.530) 前面の子午線屈折力=6.09D(1.530)円環型 0.18D@0° 平均通過屈折率=+3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.22D@90° 図13(h)及び図13(i)は、平均屈折力及び得られる非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例8:非球面の負のレンズ 補正された非球面の前面及び円環型の後面〔図14(a)参照〕。 上記実施例6Cと類似の方式で、後面を調整して、必要な平均通過屈折力 −3.00Dの完全補正を達成しそして、円環型後面の補正を行って非点収差の 完全な補正を行った。 非球面の前面の補正を行って、オフアキシスの非点収差誤差及び屈折力の誤差 を低下させた。 これによって以下の光学的結果が得られる。 後面の平均曲率=9.05D(@1.530) 前面の赤道屈折力=8.67D(@1.530) 前面の子午線屈折力=9.05D(@1.530) 平均通過屈折力=−3.00D 得られるオンアキシス光学cyl=0.00D非球面の前面 半径rにおける前面の高さは下記式で表される。 Z=a00+a11+a22+a33+a44+a55+a66+a77+a88 式中、a0からa8は一定数値の係数である。 ベース曲線=6.00D a0=a1=a3=a5=a7=0.0 a2=0.5660377×10-2 4=−0.19050×10-6 6=0.65054×10-10 8=−0.17067×10-13 図14(b)及び図14(c)は、得られる平均屈折力及び非点収差の等高線 をレンズ面座標で示す。 実施例9 面が非球面のレンズ要素 周辺側頭領域を有する光学レンズ要素を、前部の9ベース非球面プラノ要素と 、その後面に積層されたいくつもの後部の球面正レンズ要素で製造した。 これらの面は、標準の数学的方法を用いて定義される。これらの面は後記表1 に記載の特性を有している。 得られるレンズ要素は図15に図式的に示してある。 実施例10 屈折力(ヂオプターが+4と+6)は同じだが直径を小さくした後部レンズ要 素を利用して実施例9を繰り返した。各レンズ要素の光学領域は角度は小さくし てあるが、全積層レンズはかなり薄くなっている。 これらの面は標準の数学的方法を用いて定義される。これらの面は後記表2に 記載の特性を有している。 得られるレンズ要素は図16に図式的に示してある。 実施例11 屈折力が−4ヂオプター及び8ヂオプターの後部レンズ要素を用いて実施例9 を繰り返した。そのとき、これら要素の端縁は、その端縁における視線に平行に 傾斜しているか、又は一層急勾配であり、その結果、着用者は、中間の光学的移 行又は光学収差なしで、光学領域からプラノ型のテンプル延長部への急激な変化 を経験する。 これらの面は、標準の数学的方法を用いて定義される。これらの面は後記表3 に記載の特性を有している。 得られるレンズ要素は図17に図式的に示してある。 実施例12 周辺側頭領域を有する光学レンズ要素を、前9Dのベース非球面の前面及び後 −4Dと−8Dのベース球面の後面で製造した。その後面は、上記実施例1に記 載されているように積層することによって製造してもよく、又は、追加の最終研 磨ステップを有するNCミルもしくは標準の光学処理装置で切断して、さもなけ れば光学領域及び一体型のテンプル延長部の境界に存在している鋭い端縁の角を 落して丸くし、一体物を製造してもよい。 これらの面は、標準の数学的方法を利用して定義される。これらの面は後記表 4に記載の特性を有している。 得られるレンズ要素は図18に図式的に示してある。 実施例13 円環式面のレンズ要素 円形前面、及び改変プラノ型側頭延長部を有する円錐形後面を利用して光学レ ンズ要素を製造する。 この前面又は後面は、積層された前部レンズ要素及び後部レンズ要素で製造し てもよく、又はNCミルで切断することによって一体型に製造してもよい。 これらの面は上記の改変数式を利用して定義される。 これらの面は後記表5に記載の特性を有している。 得られるレンズ要素は図19に図式的に示してある。 図20は図19に示したのと類似のレンズ要素を示す。これらの面は後記表6 に記載の特性を有している。 この実施例に記載の前面のプラノ部分は、光学領域及び高曲率の側頭領域を有 し、これらの領域はともに、その中央領域から全体にわたってほぼ一定の厚みを 有しそして、側頭延長部を有するプラノ型レンズを画定していることは注目すべ きである。これは、Gentexの米国特許第5,604,547号に記載され ているプラノ型のサングラス又は安全グラスの特性を達成する別の異なる方法で ある。 上記実施例8と同様に、非球面の前面の別の補正を行って上記プラノ型要素内 のオフアキシス非点収差誤差及び屈折力誤差を除いた。これによって以下のよう になった。 前部中央の曲率=9.0D(@1.4999) 平均通過屈折力=0.1×10-2D 得られるオンアキシス光学cyl=0.1×10-2D 最大のオフアキシスcyl=0.2D この場合、一定数値の係数は次のとおりであった。 a0=a1=a2=a3=a5=a7=0.0 a2=0.849057×10-24=0.610000×10-6 6=0.150000×10-9 実施例14 光学領域の前面用の9Dの設計及び7Dの円形後面を利用して実施例13を繰 り返し、通過屈折力が+2Dの一体型レンズ要素を画定した。側頭延出部の前面 を生成する曲線は4.5Dであり、わずかに正の屈折力を有する側頭領域が得ら れた。 これらの面は、N=2及び負の値のパラメータα(−1.2)で、上記の変形 数学的方法を用いて画定される。これらの表面は後記表7に記載されている特性 を有している。 得られるレンズ要素は図21に図式的に示してある。 そのレンズ要素は、より高度のレンズ曲率を導入する必要なしに、着用者の顔 面との見掛け上の関係を改善するため回転又は偏心させることができることは明 らかである。 実施例15 光学領域用の12.00Dの前面及び8.00Dの後面を利用して実施例14 を繰り返し、+4.00Dの通過屈折力の一体型レンズ要素を画定した。側頭延 長部の前面を生成する曲線は4.25Dであった。 得られるレンズ要素は図22に示してあり、その面の特性は表8に記載してあ る。この場合、その側頭延長部は、光学領域の屈折力(+4.00D)からフラ ノー型へ円滑に変化する。 実施例16 12.00Dの側頭延長部の前面生成曲線を利用しそして、図22に示す上記 実施例のN=2ではなくてN=1に設定して実施例15を再び繰り返した。 得られるレンズ要素は図23に示してあり、その面の特性は表9に記載してあ る。この場合、側頭延長部はプラノ型であり、光学領域の直径は小さくしてある 。 実施例17 光学領域用の4.50Dの前面及び8.5Dの後面を用いて実施例14を繰り 返し、通過屈折力が−4.00Dの一体型レンズ要素を画定した。側頭延長部の 前面生成曲線は2.50Dであった。 得られるレンズ要素は図24に示してあり、その面の特性は表10に記載して ある。この場合、側頭延長部は、光学領域の屈折力(−4.00D)からプラノ 型へ円滑に変化する。 実施例18 11.00Dの側頭延長部の前面生成曲線を用い、図24に示す上記実施例の N=2ではなくてN=1の設定で実施例17を繰り返した。 得られるレンズ要素は図25に示してあり、その面の特性は表11に記載して ある。この場合、側頭延出部はプラノ型であり、そのレンズは中央が薄くて、光 学領域の直径は小さくなっている。実施例19 正のレンズ 8.00Dの側頭延長部の前面生成曲線を利用して実施例14を繰り返した。 8.0Dの円環型後面及び11.0Dの前面を用いて、通過屈折力が+3.0D であり、また、端縁の厚みが薄い全体としてプラノ型の側頭延長部を有するレン ズを画定した。 得られるレンズは図26に示してある。そのレンズは、二つの設計領域間の移 行部分に不連続を示す。図26の面は表12に記載の特性を有している。 実施例20 実施例19を繰り返して、8.0Dベースの側頭延長部を有する+1.0Dの レンズを製造した。 得られるレンズは図27に示してある。図27の面は表13に記載の特性を有 している。 実施例21 実施例19を繰り返して、8.0Dベースの側頭延長部を有する−2.0Dの レンズを製造した。 得られるレンズは図28に示してある。図28の面は表14に記載の特性を有 している。 実施例22 周辺側頭領域を有する光学レンズ要素を、前+11Dベース非球面前面及び+ 8Dベース球面後面から製造して、+3Dのレンズ要素を得た。 前面の側頭領域の曲率は、それが後面の曲率と一致してプラノ型の側頭延長部 を画定するように改変されている。 これらの面は、上記の変形された数式を利用して設計される。具体的に述べる と、そのレンズ要素は、その曲率がラップアラウンド型のフレームと一致するよ うに選択された球面又は円環型の後面を有している。そのレンズ要素の前面は、 三つの異なる領域を有する非球面である。その中央の処方領域は、望ましい通過 屈折力を提供するように展開され、そして、オフアキシスの非点収差誤差及び屈 折力誤差を最小限にするように最適化される。周辺又は側頭の延長領域のレンズ 要素の前面は、非処方のサンレンズの場合のように、上記領域のレンズに通過屈 折力を与えないように設計された球面(プラノ型)である。内側及び外側の領域 の間の面は、中央領域と周辺とを円滑に融合することを目的として、多項式のス プラインから展開される。その面は、完全回転面(full surface ofrotation)として設計されているが、この面の一部だけが実際のフレームで使 用される。従って、そのレンズ形態は、その完全回転面の一部分だけを作ってか ら、縁取りを行なってフレームをはめこむという方法で製造することができる。 これらの面は後記表15に記載の特性を有している。 得られるレンズ要素を図29に図式的に示す。 実施例23 5.0Dベース非球面前面及び8.0Dベース球面後面を用いて、実施例22 を繰り返し、−3Dベースのレンズ要素を画定した。 これらの面は後記表16に記載の特性を有している。 得られるレンズ要素は図30に示す。 最後に、本明細書に記述した本発明の精神から逸脱することなく他の各種の変 更及び改良を行うことができると解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 エドワーズ,サイモン・ジョン オーストラリア5069サウス・オーストラリ ア州セント・ピーターズ、ナインス・アベ ニュー43番 (72)発明者 バーカン,エリック・エフ アメリカ合衆国94945カリフォルニア州ノ バト、ガザニア・コート98番 (72)発明者 スクラー,デイビッド・エイチ アメリカ合衆国94118カリフォルニア州サ ンフランシスコ、シックスス・アベニュー 326番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 前面及び後面を有し、少なくとも一方の面が連続して、処方(Rx)領 域及び周辺側頭領域を形成しており、これらの領域が、上記Rx領域から上記側 頭領域へのプリズムジャンプを回避するように円滑に融合されていることを特徴 とする光学レンズ要素。 2. 上記光学レンズ要素の前面及び/又は後面が、処方領域において所望の 処方(Rx)をもたらす球面又は円環型の成分を有していることを特徴とする請 求の範囲第1項による光学レンズ要素。 3. 上記レンズ要素が、レンズがその光心を通過する垂直軸まわりに一時的 に回転するように、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可能に構 成されていることを特徴とする請求の範囲第2項による光学レンズ要素。 4. 上記周辺側頭領域が、少なくとも一部がほぼ円環型であることを特徴と する請求の範囲第1項による光学レンズ要素。 5. 上記周辺側頭領域が、少なくとも一部がほぼプラノ型であることを特徴 とする請求の範囲第4項による光学レンズ要素。 6. 上記前面の曲率が、後面の曲率と実質的に一致するように、上記周辺側 頭領域において変更されることを特徴とする請求の範囲第5項による光学レンズ 要素。 7. 上記レンズ要素が、周辺側頭領域内にて光を制御し得るように変更され ることを特徴とする請求の範囲第1項による光学レンズ要素。 8. 上記レンズ要素が、周辺側頭領域内にて、ミラーコーティング、光制御 コーティング、反射コーティング又は光制御用の色合いからなる1つ又はそれ以 上のグループを有していることを特徴とする請求の範囲第7項による光学レンズ 要素。 9. 一般に0〜+3cylで−6.0D〜+6.0Dの範囲内で処方(Rx )の補正を行う光学レンズ要素であって、 前面が、Rxに無関係に、5.0D 以上である一定設計の曲線をなすフレーム に取付け可能であり、 後面が、こめかみ又はまつげから十分な間隔にあることを特徴とする光学レン ズ要素。 10. 上記前面が、8.0D〜9.0D間における一定設計の曲線のフレー ムに取付け可能であることを特徴とする請求の範囲第9項による光学レンズ要素 。 11. 上記レンズ要素の前面が、鼻から側頭の領域まで延びる高度の曲線を 有しているが、垂直曲線が6.0D以下であることを特徴とする請求の範囲第9 項による光学レンズ要素。 12. 一対の光学レンズ要素を含む一体型レンズであって、 各レンズ要素が前面及び後面を有し、その少なくとも一方の面が連続的で、処 方(Rx)領域及び周辺側頭領域を形成しており、これらの領域が、Rx領域か ら側頭領域へのプリズムジャンプを回避するように円滑に融合されているととも に、一般に0〜+3cylで−6.0D〜+6.0Dの範囲内にて処方(Rx) の補正を行い、 上記前面が、Rxに無関係に、5.0D以上である一定設計の曲線のフレーム に取付け可能であり、 後面がこめかみ又はまつ毛から十分な間隔にあることを特徴とする一体型レン ズ。 13. 上記レンズが、着用者のために、処方(Rx)領域において、50° のオフアキシスまでの、また、周辺側頭領域にて終わる真のRx補正を行って、 ヒトの視野の周辺領域における物体を明確に知覚させるとともに、上記処方領域 から周辺側頭領域へのプリズムジャンプを回避することを特徴とする請求の範囲 第12項による一体型レンズ。 14. 上記処方領域が、80°のオフアキシスまで広がることを特徴とする 請求の範囲第13項による一体型レンズ。 15. 光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回転させられるように、ラ ップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可能に構成された光学レンズ要 素であって、 前面及び後面を有し、少なくとも一方の面が連続的で、処方(Rx)領域及び 任意に周辺側頭領域を形成し、 上記前面及び/又は後面が、非点収差及び平均屈折力の誤差を含む誤差を少な くとも部分的に調整するための面補正部分を有することを特徴とする光学レンズ 要素。 16. 上記前面及び/又は後面が、更に、プリズム誤差を少なくとも部分的 に調整するための面補正部分を有することを特徴とする請求の範囲第15項によ る光学レンズ要素。 17. 上記前面及び/又は後面が、円環成分を有し、オンアキシス非点収差 誤差及び平均屈折力誤差を少なくとも部分的に調整するための面補正部分を有す ることを特徴とする請求の範囲第16項による光学レンズ要素。 18. 上記前面及び/又は後面が、プリズムディスパリティーとともに、オ フアキシス非点収差誤差及び平均屈折力誤差を少なくとも部分的に調整するよう に選択された非球面成分を有していることを特徴とする請求の範囲第17項によ る光学レンズ要素。 19. 上記前面が、周辺側頭領域を画定するのに適切な非球面係数を有する 非球面であることを特徴とする請求の範囲第18項による光学レンズ要素。 20. 非球面の前面が、その水平幾何学軸のまわりに線対称性を示すことを 特徴とする請求の範囲第19項による光学レンズ要素。 21. 上記非球面が、その垂直の幾何学軸のまわりに線対称性を示すことを 特徴とする請求の範囲第20項による光学レンズ要素。 22. 上記非球面が、水平方向に補正部分を有していることを特徴とする請 求の範囲第21項による光学レンズ要素。 23. 上記後面が、患者の必要とする処方屈折力Rxが処方領域において達 成されるようなベース曲率を有し、その後面が、更に、選択された前面を補足す るように変更されることを特徴とする請求の範囲第15項による光学レンズ要素 。 24. 上記後面が、規定された光学屈折力及び規定されたレンズシリンダの 補正を達成するように選択された円環型又は球面の成分を有していることを特徴 とする請求の範囲第23項による光学レンズ要素。 25. 上記後面が、更に、レンズのラップを補正するように非点収差誤差の 補正部分を有することを特徴とする請求の範囲第24項による光学レンズ要素。 26. 面が、非球面の円環型面であり、オフアキシス非点収差誤差及び/又 は平均屈折力誤差を補正するための調整部分を有していることを特徴とする請求 の範囲第25項による光学レンズ要素。 27. 高度なベース曲線のレンズに適切なベース曲率及び周辺側頭領域を画 定するのに適切な非球面係数を有する非球面の前面と、 規定されたレンズ屈折力及び規定されたレンズシリンダを提供するのに適切な 曲率を有し、また、レンズラップを補正するために非点収差誤差及び平均屈折力 誤差を補正する調整部分を有する後面とを備えていることを特徴とする請求の範 囲第15項による光学レンズ要素。 28. 上記後面が、円環型又は球面の成分を有していることを特徴とする請 求の範囲第15項による光学レンズ要素。 29. 上記処方領域において所望の処方(Rx)をもたらすように設計され た球面又は円環型の成分を有するとともに、上記後面と共同して、非点収差誤差 及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整するための面補正部分 を有しており、更に、周辺側頭領域を画定するのに適切な係数、及び、処方領域 及び周辺側頭領域を円滑に融合するように設計された両領域の間の移行部分を有 する前面と、 上記前面を補足するように変更された後面とを備えていることを特徴とする請 求の範囲第15項による光学レンズ要素。 30. ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可能に構成された 光学レンズ要素であって、 少なくとも一方の面が連続的で、処方(Rx)領域と任意に周辺側頭領域とを 形成する前面及び後面を備えており、 その光軸が、プリズム補正を行うためにレンズの幾何学軸に対して偏心し、前 面及び/又は後面が、非点収差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも 部分的に調整するための面補正部分を有していることを特徴とする光学レンズ要 素。 31. 上記レンズ要素が、その光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回 転させられることを特徴とする請求の範囲第30項による光学レンズ要素。 32. 上記前面及び/又は後面が、更に、プリズムディスパリティーととも に、オフアキシス非点収差誤差及び平均屈折力誤差を少なくとも部分的に調整す るための面補正部分を有していることを特徴とする請求の範囲第30項による光 学レンズ要素。 33. ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取り付けるように構成さ れた積層光学製品であって、 前部レンズ要素と補足後部レンズ要素とを備え、その積層光学製品の前面及び 後面が処方(Rx)領域を形成しており、 上記前面及び/又は後面が非点収差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少な くとも部分的に調整するための補正部分を有し、前部及び/又は後部レンズ要素 が周辺側頭領域を任意に有していることを特徴とする積層光学製品。 34. 積層製品がその光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回転させら れるか、若しくは、その光軸が幾何学軸に対して偏心するか、あるいは、レンズ 要素が回転させられるとともに偏心することを特徴とする請求の範囲第33項に よる積層光学製品。 35. その光心を通過する垂直軸のまわりに一時的に回転させられるように 、ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可能に構成された積層光学 製品であって、 前部レンズ要素と補足後部レンズ要素とを備え、積層光学製品の前面及び後面 が処方(Rx)領域を形成することができ、その前面及び/又は後面が、非点収 差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整するための補正 部分を有し、前部及び/又は後部のレンズ要素が周辺側頭領域を任意に有してい ることを特徴とする積層光学製品。 36. 前部レンズ要素が全体としてプラノ型であり、対応する後部レンズ要 素が、正又は負の屈折力のレンズ要素を備えていることを特徴とする請求の範囲 第35項による積層光学製品。 37. ラップアラウンド型又は遮蔽型のフレームに取付け可能に構成された 光学レンズ要素の設計方法であって、 処方領域において所望の処方(Rx)をもたらすように設計された部分を含む 光学レンズ要素の所定面の数学的表現又は数値表現を提供し、それに完全なレン ズ面を画定する周辺側頭領域の数学的表現又は数値表現を任意に加え、 適切なフレームに取り付けることができるように、レンズ面の表現を回転及び /又は偏心させ、 非点収差誤差を少なくとも部分的に補正するために、レンズ面についての表現 を修正する手順を有することを特徴とする光学レンズ要素の設計方法。 38. 処方領域において所望の処方(Rx)をもたらすように設計された部 分を有するとともに、周辺側頭領域を画定するのに適切な非球面の係数を有する 光学レンズ要素の非球面の前面についての数学的表現又は数値表現を提供し、 適切なフレームに取り付けることができるようにレンズ面についての表現を回 転及び/又は偏心させ、 続けて、処方(Rx)後面についての数学的表現又は数値表現を提供し、 非点収差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整するた めに、レンズ要素の後面についての表現を修正する手順を有することを特徴とす る請求の範囲第37項による方法。 39. 処方領域において所望の処方(Rx)をもたらすように設計された部 分を含む光学レンズ要素の所定面についての数学的表現又は数値表現を提供し、 それに周辺側頭領域についての第一の数学的表現又は数値表現と、処方部分及 び周辺側領域を円滑に融合して完全なレンズ面を画定するように設計された移行 部分についての第二の数学的表現又は数値表現とを加え、 適切なフレームに取り付けることができるようにレンズ面についての表現を回 転及び/又は偏心させ、 非点収差誤差及び平均屈折力誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調整するた めに、レンズ面についての表現を修正する手順を有することを特徴とする請求の 範囲第38項による方法。 40. 光学レンズ要素の面が、 Rが光軸から測定した半径であり、また、A2,A4,A6及びA8が屈折力及び 非球面を画定する係数である場合に、 サグ=SAG R≦Ro、 また、Roが側頭領域の周辺を画定する場合に、 サグ=SAG+DSAG R≧Ro、 更に、B2、B4、B6及びB8が屈折力及び非球面を画定する係数である場合に 、 DSAG=B2(R−Ro)2+B4(R−Ro)4+B6(R−Ro)6+B8 (R−Ro)8 により表されることを特徴とする請求の範囲第38項による方法。 41. 上記面が、 α及びN≧1が数値パラメータである場合に、 サグ=SAG+α(DSAG)N R≧Ro で表されることを特徴とする請求の範囲第40項による方法。 42. 鼻の領域における顔の形態を強調するために修正され、鼻を強調する 領域を画定する小さくした曲率又は逆の曲率の領域を有することを特徴とする請 求の範囲第1項による光学レンズ要素。 43. 一対の眼科用レンズを、各レンズが、その光心を通過する垂直軸のま わりに一時的に回転させられるように受入れ可能に構成されたラップアラウンド 型の眼鏡フレームと、 処方(Rx)面及び周辺側頭領域を形成する前面及び/又は後面を有する一対 の光学レンズとを備えており、 上記前面及び/又は後面が、非点収差誤差を含む誤差を少なくとも部分的に調 整するための面補正部分を有していることを特徴とする眼鏡。 44. ラップアラウンド型の眼鏡フレームと、 処方(Rx)領域において、着用者に対し、60°のオフアキシスまでの、ま た、周辺側頭領域で終る、ヒトの視野の周辺領域の物体を明確に知覚させるとと もに処方領域から周辺側頭領域へのプリズムのジャンプを回避する真のRx補正 部分を提供する一対の光学レンズ要素とを備えたことを特徴とする眼鏡。
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