JP2000504597A - 患者の健康状態をモニターする方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、測定を利用することによって患者の健康状態をモニターするための方法に関する。患者と患者を治療する人との間の触れ合いを改善するために、無線データ伝送リンクを利用する通信装置(1) を介して患者の健康状態をモニターする人が利用できるデータ処理システム(9) へ測定の結果を送り、データ処理システム(9) に格納されたデータによって患者の健康状態をモニターする。

Description

【発明の詳細な説明】 患者の健康状態をモニターする方法 発明の技術分野 本発明は、測定を利用することによって患者の健康状態をモニターする方法に 関する。本発明はさらに患者の健康状態をモニターするためのシステムに関する ものであり、該システムには、患者の健康状態を評価するために測定を行うため の携帯用測定装置、及び患者を治療する人が利用でき、また、行われた測定の結 果についてのデータを保持するデータ処理システムが含まれる。本発明はまた患 者の健康状態を評価するために測定を行うための携帯用測定装置にも関する。 本発明は特にセルフケア及び糖尿病患者の健康状態のモニターに関するもので あるが、本発明の方法、システム及び測定装置は他との関連においても利用する ことができる。しかし、以下に、具体的に糖尿病の治療との関連で例を挙げて本 発明を説明する。 先行技術の記載 周知のように、糖尿病患者の健康状態のモニターは主として患者の血糖値の定 期的な測定に基づいている。患者の血糖値が明確に許容範囲内にあり、患者の薬 物治療が最適であることを確信するために糖尿病治療には定期的な測定と測定結 果の定期的なモニターが必要とされる。 しかし、現在のヘルスケア・システムでは、糖尿病治療を専門とする人が直接 継続的に患者の健康状態をモニターすることは財政的並びに実際的理由のために 不可能であり、患者の健康状態のモニタ ーは患者自身に依存する部分が大きい。したがって患者自身が定期的に測定を行 わなければならない。測定を行うために、患者は数種の器具を使用しなければな らない。そのような器具として、現在例えば皮膚を剌すためのランセット、血液 サンプルを採取するためのストリップ、血糖値を測定するために血液サンプルを 含むストリップを配備する測定装置などがある。従来の測定装置では通常血糖値 の測定は電気的な方法か光学的方法のいずれかで行われる。長期間にわたる血糖 値などの患者の健康状態の進展についてのデータを入手するために、患者は例え ば血液サンプルの結果の記録などもつけなければならない。 比較的多数の糖尿病患者が例えば心臓血管疾患、神経障害あるいは失明などの 2 次疾患（これらの疾患も少なからぬ社会的コストを生み出す因となるものであ るが）も患っているという事実によっても、現在医師たちが糖尿病患者を十分に 効果的に治療できないこと、あるいは、患者がセルフケアを行うのを助けること ができないことが明らかに示されている。この１つの理由として、一人の各医師 が非常に多数の患者を治療することが多く、そのため、例えば診察のアポイント メントが非常に少なくなるために一人一人の患者個人と医師との触れ合いが不十 分となって、医師が一人一人の患者の健康状態の進展を十分効果的にモニターす ることができないということが挙げられる。また、医師へ提出されるデータが患 者自身の記録によるものであるため測定結果が誤って記録されていたり、まった く記録されていなかったりする可能性が絶えずある。 発明の概要 本発明の目的は上記の問題を解決し患者を治療する医師が自分の管理の下で以 前よりより正確にかつ効果的に患者の健康状態をモニ ターすることができる方法を提供することである。この目的は、患者が独立に測 定を行い、測定の結果を患者の健康状態をモニターする人が利用できるデータ処 理システムへ、無線データ伝送リンクを利用する通信装置を介して送り、このデ ータ処理システムに格納されたデータを用いて患者の健康状態をモニターするこ とを特徴とする本発明の方法を用いて達成される。 ついでながら、”患者の健康状態をモニターする人”という表現は、患者の治 療に関係し、患者の健康状態の進展をモニターする必要のある全ての人を指すも のである。したがってこの人は必ずしも医師である必要はなく、例えば子供の治 療との関連で両親が患者の健康状態をモニターする場合もある。 本発明はまた本発明の方法を利用できるシステムにも関する。本発明のシステ ムは、該測定装置が測定ユニット、及び無線データ伝送リンクを利用し、該ユニ ットに接続される通信装置から構成され、該測定ユニットが行った測定結果を該 データ伝送リンクを介して該データ処理システムへ送るための手段を該測定装置 が有することを特徴とする。前述のデータ処理システムは例えば、ある病院のデ ータ処理システムであってもよいし、あるいは他の対応する支援ユニットであっ てもよい。 本発明は更に、本発明の方法を適用できる携帯用測定装置に関する。本発明の 測定装置は、該測定装置が測定ユニット、及び無線データ伝送リンクを利用し、 該ユニットに接続される通信装置から構成され、通信装置を介して患者を治療す る人が利用できるデータ処理システムへ測定結果を送る手段を該測定ユニットが 有することを特徴とする。 ついでながら、”通信装置”という用語は、患者が現在いる場所に関係なく、 患者の担当医が利用できるデータ処理システムへ患者 が自分の測定結果を伝送できる無線通信に適した任意の装置を指す。そのような 通信装置の例として、基地局あるいは場合によっては人工衛星を介して作動する 移動電話、若しくは双方向ページャーなどのような任意の無線送信機が挙げられ よう。 本発明は、患者自身が行った測定の結果が無線データ伝送リンクを介して自動 的に直接患者を治療する人又は人達へ伝送されたとき、医師が患者の健康状態の 進展を前よりもより良くモニターすることができ、患者が自分でセルフケアを行 うのを手助けでき、その結果患者の治療が少なからず改善されるという考えに基 づくものである。無線データ伝送によって医師は、必要な場合には患者の現在い る場所に拘らず患者の健康状態に関する測定結果を実時間で入手できる。したが って患者の健康状態の最新の状況を医師が知るために患者と医師とが直接面会す る必要はなく、患者は、例えば遠隔地に在る避暑地の別荘などから最新の測定結 果を医師へ伝送することができる。その後で、必要であれば患者と医師とは電話 などによって更なる治療について話し合うことできる。また、例えば患者の最近 の測定結果を調べながら、医師は患者の薬物治療を変更した方がよいと判断し、 患者に更に詳細な検査を受けるために診察の予約をするよう求めることができる 。したがって本発明の構成の主要な利点には、患者から医師への測定結果の正確 で迅速な伝送と、患者の実際の運動レベルおよび／または規定食などが測定結果 からより明らかであり、病院の環境によって結果が歪められることがないような 患者の平常の環境での測定結果の収集と、患者が医師と面会する必要なく患者の 健康状態の最近の進展状況を医師がモニターできることが含まれる。この場合、 患者は、所定のスケジュールに従うのではなく本当に必要な場合にのみ医師や病 院を訪れることができる。 本発明の測定装置の好適な実施例では、該測定装置は、移動電話 及び移動電話の電池収納スペースに配置された測定ユニットと電池との組合せか ら構成される。すなわち例えばGSM システムと現存の移動通信システムの移動電 話などの従来の構成部品を利用して実現することができるために本発明の構成を 適用することは非常に経済的であるので本発明のこの実施例は非常に大きな利点 を有する。また、移動電話の電池収納スペースに配置できるように該測定ユニッ トが設計される場合には患者が携帯しなければならない物品の数は最小ですむ。 したがって患者は、分離した測定装置を持ち歩くときと同じように他人の注意を ひくことなく容易にこの測定装置を携帯することができる。この移動電話のもう 一つの利点は、例えば血糖低下の危険性が増した場合のような、患者の最近の測 定結果に基づいて直接コンタクトを取る必要を医師が認めた状況で医師が患者と いつでも電話で連絡を取ることができる点である。 本発明の方法、システム及び測定装置の好適な実施例は従属請求の範囲第２項 、第４項及び第６項乃至第１１項に開示されている。 図面の簡単な説明 以下に、添付図面で例示した好適な実施例により例を挙げてさらに詳細に本発 明を説明する。 図１は本発明のシステムを示す第1 の好適な実施例を例示する。 図２及び３は本発明の測定装置を示す第1 の好適な実施例を例示する。 図４は図３に示すストリップを例示する。 好適な実施例の説明 図1 は本発明のシステムの第1 の好適な実施例のブロック図である。図１ に 示す測定装置1 は移動電話と測定ユニットから成る。該 測定ユニットは血糖値の測定手段から成るものと仮定して、例を挙げて以下本発 明を説明する。但し、この測定ユニットには血圧、熱または脈拍の測定のような 他の測定を行うための手段も含まれていてもよい。 測定装置1 から成る測定ユニットを利用して患者が測定を行ったとき、測定装 置1 は、病院2 のデータ処理システム9 へその測定結果を伝送する。測定装置1 の一部を形成し、１例として、GSM 移動通信システム(Groupe Special Mobile) の移動電話であると仮定されている移動電話がショートメッセージ3 の形で測定 ユニットから基地局4 へ送られた測定結果を伝送するという方法でこの伝送は行 われる。基地局4 は、基地局コントローラ5 、移動サービス交換センター(MSC)6 及びゲートウェイセンター7 を介して移動システムのショートメッセージサービ スセンター(SMSC)8 へこのメッセージを発信する。GSM システム及びそのショー トメッセージサービスについては、例えば、M．Mouly and M．-B．Pautet，Pala iseau 著「移動通信のためのGSM システム」(France、1992、ISBN: 2-9507190-0 -7) により詳細に説明されている。したがってこれに関連してはこれ以上詳細に は説明しない。 病院の患者データベースにショートメッセージが記憶されている病院2 のデー タ処理システム9 へ患者の測定装置1 から直接受信したショートメッセージを伝 送するために、それぞれの場合に具体的にショートメッセージサービスセンター 8 をプログラムすることができる。あるいは、病院2 のデータ処理システム9 を 介して、もしくは自分の移動電話10などを介して患者を治療する医師が読むまで 、このメッセージをショートメッセージサービスセンター8 のバッファに一時的 に蓄えておくこともできる。したがって患者を治療する医師は、医師および／ま たは患者の現在いる位置に拘らず、患者 の測定結果にいつでもアクセスすることができる。 病院データ処理システム9 には、患者自身の測定装置1 で行われた若しくは病 院で行われたそれぞれの患者についての測定の結果が数年間にわたって蓄えられ ていることが望ましい。それによって患者を治療する医師は、医師と患者とが直 接お互いに連絡を取りあっていない場合にも、トレンド分析などを利用すること によってデータ処理システム9 を介して、患者の健康状態の進展をモニターする ことができる。 必要な場合には、患者は、自分の測定装置1 から測定結果と測定時刻以外の情 報を送信することもできる。このようにして、糖尿病患者は例えば自分の規定食 、インシュリンの服用量、運動などに関するデータを測定装置のキーボードを介 して入力することができる。そしてまたこの情報は患者を治療する医師が利用す るデータ処理システム9 へショートメッセージによって送信される。 病院のデータ処理システム9 は、ある一定の疾患をもつ個々の患者および／ま たは例えば全ての患者に関する他のレポートを提供することも望ましい。このよ うにして、患者自身の医師以外のユーザーも、異なるタイプの統計や治療指示を 起草する目的などのためにデータ処理システムで収集されたデータを利用するこ とができる。そのような考えられる他のユーザーとして、例えば当局、保険会社 、研究センターなどが含まれる。 図2 と3 に本発明の測定装置の第1 の好適な実施例を例示する。図2 に測定装 置の斜め正面図、図3 に背面図を示す。測定装置1 は移動電話MS及び移動電話の 電池収納スペースに配置された測定ユニット11から構成される。この測定ユニッ トと移動電話とは当然、ケーブルなどによって接続された全く分離した構成部品 にすることもできる。しかしながらその場合患者は1 つの部品の代わりに２つの 分離部品を持ち運ばなければならない。 図2 と3 に示す移動電話MSは、例えば、電池収納スペースに配置された測定ユ ニット11を電話の通信バスに接続できるコネクターを備えたそれ自体周知のGSM システムの電話であってもよい。測定ユニット11が電話のディスプレイ12とキー ボード13を利用することができるようにこの電話にそのソフトウェアに関する変 更を施すこともできる。 測定ユニット11は、電話の標準の電池をそこから取り外したとき移動電話MSの 電池収納スペースにぴったり収まるように設計される。したがってこの測定手段 に加えてこの測定ユニットには移動電話MSと測定ユニット11自身に動作電圧を供 給する電池14も含まれる。この測定ユニットは、電池14が消耗して移動電話から 呼を行えなくなったときにもこの測定ユニットで測定を行うことができるように 、さらにバックアップ用電池を備えていることが望ましい。 測定装置1 の測定ユニットに設けられている測定手段を図3 に例示する。図3 の測定装置にはそれ自体周知の電気的方法で血糖値を測定するための手段が含ま れる。但し、この測定装置に光学的あるいは皮膚を通す必要のない測定を行うた めの手段を設けることもできる。 測定ユニット11は、患者が簡単に皮膚を剌すことができるように例えばバネで 操作できる一体型ランセット19を含む。その後患者は測定ユニット11の例えばリ ール15などに配置されたそれ自体周知のストリップ16を引き出す。このストリッ プは血液の滴が含浸されている（ストリップの構造は図4 により詳細に例示する ）。測定ユニット11に備えられた1 つのリールは1 週間の間必要とされる例えば ストリップなどを含んでいてもよい。ストリップに備えられた、その間で血液の 滴が吸収される電極は測定ユニット11に設けられてい る電子セクションに接続されており、このセクションには血糖値を測定するため の手段が含まれる。この目的のために、電子セクション20には、例えばA/D コン バーター及び、異なる電気的測定値に対応する血糖値が格納されている例えばRO M テーブルなどのメモリが含まれる。この測定ユニットが抵抗値測定の代わりに 光学測定を用いている場合には、それに応じてROM テーブルには異なる光学的測 定値に対応する血糖値が格納される。 この電子セクション20には測定結果を格納できるメモリも含まれることが望ま しい。したがって、測定の実施には、測定時に測定ユニット11に接続されるべき 移動電話MSを必要とせず、測定ユニットは独立して作動することができ、測定結 果はユニットに設けられたメモリに格納される。次に、測定ユニット11が移動電 話MSに接続されているとき（あるいは、測定ユニットが継続的に移動電話に接続 されている場合には、測定が完了したとき）、測定ユニット11の電子セクション は、患者を治療する医師のデータ処理システムへ測定結果を送信するために、図 1 との関連で説明したショートメッセージ伝送を起動させる。 患者が以前の測定結果を通じて閲覧し、移動電話MSのキーボード13とディスプ レイ12を用いて自分の健康状態の進展をモニターすることができるように、電子 セクション20にはメモリ中にいくつかの以前の測定結果を格納するための手段及 び測定結果についての統計を処理する（コンパイルする）手段を含むことが望ま しい。この電子セクションには又患者が測定を行う際に例えばディスプレイ12を 介してアドバイスなどをしながらガイドしてくれる測定行為に関する特別のプロ グラムを格納することもできる。このプログラムは例えば、測定結果が所定の閾 値を超えたり、それ以下に落ちたりした場合に直ちに医師に連絡を取るように患 者に促すプロンプトを患者 に提供する。 図3 に示したストリップ16を図４に例示する。例えば外形寸法 2mm x 7mmのそ れ自体周知のこのストリップ16には2 つの一体型電極17と18が含まれる。これら の電極の間に血液サンプルを含浸するキャピラリーがある。その後、ストリップ から突き出ている電極17と18の両端を測定ユニットに接続することによってこの 血液サンプルを電気的測定にかけることができる。 上記の説明及び関連図は単に本発明を例示することを意図したものにすぎない ことが理解されるべきである。本請求の範囲に開示された本発明の範囲と精神を 逸脱せずに、本発明の異なる変形と改変を行えることは当業者には明らかであろ う。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．患者の健康状態を測定によってモニターするための方法において、 無線データ伝送リンクを利用する通信装置(1) を介して、患者の健康状態をモ ニターする人が利用できるデータ処理システム(9) へ前記測定の結果を送り、 前記データ処理システム(9) に格納されたデータによって患者の健康状態をモ ニターすることを特徴とする方法。 ２．測定の結果が、移動通信システム(4〜8)を利用する通信装置(1) を介して 前記データ処理システム(9) へ送られることを特徴とする請求の範囲１に記載の 方法。 ３．患者の健康状態をモニターするためのシステムにおいて、 該システムが、 患者の健康状態を評価するために測定を行うための携帯用測定装置(1) と、 患者を治療する人が利用でき、かつ、行われた測定の結果についてのデータを 保持するデータ処理システム(9) とを有し、 前記測定装置(1) が、測定ユニット(11)、及び無線データ伝送リンクを利用し 、かつ、前記ユニットに接続される通信装置(MS)から構成され、前記測定装置(1 ) が、前記測定ユニット(11)によって前記データ伝送リンクを介して行われた前 記測定の結果を前記データ処理システム(9) へ送るための手段を有することを特 徴とするシステム。 ４．前記通信装置が、移動電話(MS)又は双方向ページャーであって、かつ、前 記測定ユニット(11)が患者の血糖値を測定し、前記移動電話(MS)又は前記ページ ャーを介して、病院(2) などの前記デー タ処理システム(9) へ前記測定の結果を送るための手段を有することを特徴とす る請求の範囲３に記載のシステム。 ５．患者の健康状態を評価するために測定を行うための携帯用測定装置(1) に おいて、 前記測定装置(1) が、測定ユニット(11)、及び無線データ伝送リンクを利用し 、かつ、前記ユニットに接続された通信装置(MS)から構成され、前記測定ユニッ ト(11)が、患者を治療する人が利用できるデータ処理システム(9) へ前記通信装 置(MS)を介して前記測定の結果を送るための手段(20)を有することを特徴とする 測定装置。 ６．前記測定ユニット(11)と前記通信装置(MS)とが一体化して単一の携帯用測 定装置になっていることを特徴とする請求の範囲５に記載の測定装置。 ７．前記通信装置が移動電話(MS)または双方向ページャーであって、前記測定 ユニット(11)が、患者の血糖値を測定し、前記移動電話(MS)またはページャーを 介して病院(2) などの前記データ処理システム(9) へ前記測定の結果を送るため の手段(16，19，20)を有することを特徴とする請求の範囲５又は６に記載の測定 装置。 ８．患者の血糖値を測定するための手段が前記測定ユニット(11)の内側のリー ル(15)上に保持された測定用ストリップ(16)を有し、前記リール上に保持される 前記測定用ストリップの数が数日間という要件に対応することを特徴とする請求 の範囲７に記載の測定装置。 ９．前記測定ユニット(11)が前記移動電話(MS)の電池スペース中に配置され、 かつ、前記移動電話の通信バスに接続されており、前記測定ユニット(11)が前記 移動電話(MS)の通信バスを介して、更に移動通信ネットワーク(4〜8)を介して前 記データ処理システム(9) へ前記測定の結果を送るための手段(20)を有すること を特徴とする 請求の範囲７に記載の測定装置。 １０．前記測定ユニット(11)は、前記測定ユニット(11)が前記移動電話(MS)か ら分離しているとき前記測定の結果を格納するためのメモリー手段(20)、及び前 記測定ユニット(11)が前記移動電話の電池スペース中に配置されているとき前記 格納された測定の結果を前記移動電話(MS)を介して前記データ処理システム(9) へ送るための手段を有することを特徴とする請求の範囲９に記載の測定装置。 １１．前記通信装置(MS)がGSM 移動システム(4〜8)を利用する通信装置であっ て、GSM システムのショートメッセージ(3) の形で前記測定の結果を伝送するた めの手段を有することを特徴とする請求の範囲５乃至１０のいずれか一項に記載 の測定装置。