JP2000502721A - ピラゾロ[3,4―d]チアゾールを含むケラチン繊維の染色のための組成物、染色におけるカプラーとしてのその使用、及び染色方法 - Google Patents

ピラゾロ[3,4―d]チアゾールを含むケラチン繊維の染色のための組成物、染色におけるカプラーとしてのその使用、及び染色方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、染色に適した媒体中に、・カプラーとして、少なくとも一の下記の化学式(I)の化合物を含み、 式中、R1は、特に水素原子、ハロゲン;アルコキシ、アリールオキシ;アシルオキシ;アリールチオ;アルキルチオ;NRIIIIV基であって、NRIII及びRIVは、同一または相違し、C1-C4アルキルまたはC1-C4ヒドロキシアルキルを表し、R2は、水素;アルキル;アリール;5員または6員の複素環で、少なくとも一の窒素、酸素または硫黄原子を有するものを表し、R2がアルキル基、アリール基または5貢または6員の複素環を表す場合、これは酸素、窒素または硫黄原子によって核炭素に結合可能である(この場合、R2はXR2であり、X=O、NHまたはS);R2はまた、ハロゲン原子;アシル;スルホニル;スルフィニル;ホスホニル;カルバモイル、スルファモイル;シアノ;シロキシ;アミン;アシルアミン;アシルオキシ;カルバモイルオキシ;スルホンアミド;イミド;ウレイド;スルファモイルアミン;アルコキシカルボニルアミン;アリールオキシカルボニルアミン;アルコキシカルボニル;アリールオキシカルボニル;カルボキシルを示すことも可能であり、・少なくとも一の酸化塩基を含むことを特徴とする特に髪などのヒトのケラチン繊維の酸化染色のための組成物に関する。本発明はまた、こうした組成物を使用する染色方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ピラゾロ[3,4-d]チアゾールを含むケラチン繊維の染色のための組成物、 染色におけるカプラーとしてのその使用、及び染色方法 明細書 本発明の主題は、少なくとも一のピラゾロ[3,4-d]チアゾール化合物及び 少なくとも一の酸化塩基をカプラーとして含有する特にヒトの髪などのケラチン 繊維の酸化染色のための組成物に関する。 ケラチン繊維、特にヒトの髪を、酸化染料前駆体、特に酸化塩基として既知の オルト-またはパラ-フェニレンジアミン、オルト-またはパラ-アミノフェノール 、または複素環化合物を含有する染色組成物で染色することは既知である。酸化 染料前駆体または酸化塩基は、無色または淡色の化合物であって、酸化生成物と 混合されると酸化縮合の行程によって着色化合物及び染料を生成可能である。 これらの酸化ベースをカプラーまたは着色調整剤と混合することによって得ら れる色合いが多様であることもまた既知であり、着色調整剤は、特に芳香族メタ -ジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール及びインドール化合物 等の所定の複素環化合物より選択される。 酸化塩基及びカプラーに使用される分子が多様であることも、得られる着色の 多様性の一因である。 これらの酸化染料の利点により得られる、いわゆる“パーマネント”染色は、 しかしながら、多数の要求を満たさねばならない。したがって、毒物学的欠点を 持たず、色合いが望ましい強さで得られ、外的作用(光、悪天候、洗浄、パーマ ネント・ウェーブ、発汗、摩擦)に対して優れた耐性を示さねばならない。 染料はまた、白髪混じりの髪を被覆でき、最終的には出来る限り非選択的なも のでなければならない。すなわち、実際のところ、毛先と毛根部では敏感化の程 度(傷み具合)の異なる同一のケラチン繊維の全長に渡って、得られる色の違い をできる限り小さくしなければならない。 出願人は、ここに、酸化塩基の存在下でピラゾロチアゾール化合物をカプラー として使用することにより、、新規で強力であり、あまり選択的でない染料であ って、特に耐性の、様々な色合いで強い着色を生じさせうるものを見出した。 この発見が本発明の基礎を成すものである。 本発明の主題は、ケラチン繊維、特に髪などのヒトのケラチン繊維の染色のた めの組成物であり、染色に適した媒体中に、 ・カプラーとして、少なくとも一の下記の化学式(I): [式中、 R1は、水素原子;ハロゲン原子、例えば臭素、塩素またはフッ素;アルコキシ 基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ベンジルオキシ、メトキシ エトキシ、フェノキシエトキシ、2-シアノエトキシ、フェネチルオキシ、p-ク ロロベンジルオキシまたはメトキシエチルカルバモイルメトキシ);アリールオ キシ基(例えば、フェノキシ、4−メトキシフェノキシ、4−ニトロフェノキシ 、4-シアノフェノキシ、4-メタンスルホンアミドフェノキシ、4-メタンスル ホニルフェノキシ、3-メチルフェノキシまたは1-ナフチルオキシ);アシルオ キシ基(例えば、アセトキシ、プロパノイルオキシ、ベンゾイルオキシ、2,4 −ジクロロベンゾイルオキシ、エトキシオキサロイルオキシ、ピルボイルオキシ 、シンナモイルオキシまたはミリストイルオキシ);アリールチオ基(例えば、 フェニルチオ、4-カルボキシフェニルチオ、2-エトキシ-5-tert-ブチルフェ ニルチオ、2-カルボキシフェニルチオまたは4-メタンスルホニルフェニルチオ );アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチル チオ、2-シアノエチルチオ、ベンジルチオ、フェネチルチオ、2-(ジエチルア ミノ)エチルチオ、エトキシエチルチオまたはフェノキシエチルチオ);ヘテロ アリールチオ基(例えば、5-フェニル-2,3,4,5-テトラゾリルチオまた は2-ベンゾチアゾリルチオ);ヘテロアリールオキシ基(例えば、5-フェニル -1,2,3, 4,5-テトラゾリルオキシまたは2-ベンゾチアゾリルオキシ);チオシアノ基 ;アルキルオキシチオカルボニルチオ基(例えば、ドデシルオキシチオカルボニ ルチオ基);スルホンアミド基(例えば、ベンゼンスルホンアミドまたはN-エ チルトルエンスルホンアミド);ペンタフルオロブタンアミド基;2,3,4, 5,6-ぺンタフルオロベンズアミド基;ピラゾリル基;イミダゾリル基;トリ アゾリル基;テトラゾリル基;べンズイミダゾリル基;1-べンジル-5-エトキ シ-3-ヒダントイニル基;1-べンジル-3-ヒダントイニル基;5,5-ジメチル -2,4-ジオキソ-3-オキサゾリジニル基;2-オキソ-1,2-ジヒドロ-1-ピ リジル基;アルキルアミド基;アリールアミド基;NRIIIIV基で、RIII及び RIVは同一または相違するものであってよく、C1−C4アルキルまたはC1−C4 ヒドロキシアルキル;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキルカル ボニルアミノ基;アリールオキシカルボニルアミノ基;スルホニルオキシ基、例 えば、メタンスルホニルオキシ基;アルコキシカルボニルオキシ基、例えばメト キシカルボニルオキシまたはエトキシカルボニルオキシ;あるいはアリールオキ シカルボニルオキシ基、例えばフェニルオキシカルボニルオキシを表し; R2は、水素原子;ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、ア リールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、スルホ ンアミド、スルファモイル、イミド、アルキルチオ、アリールチオ、アリール、 アルコキシカルボニルまたはアシルより選択される1または2のR基で任意に置 換された直鎖または分枝状のC1−C20アルキル基;上記の1または2のR基で 任意に置換されたアリール基(例えば、フェニルまたはナフチル);少なくとも 一の窒素、酸素または硫黄原子を有する5または6員の複素環(例えば、ピリジ ル、キノリル、ピロリル、モルホリニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピ ラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾ リルまたはチアジアゾリル)で上記の1または2のR基で任意に置換されたもの ;を表し、 R2がアルキル基、アリール基または5または6員の複素環(上述の定義による もの)を示す場合、これは酸素、窒素または硫黄原子を介して核の炭素原子に結 合可能である(この場合はR2はXR2となり、X=O、NHまたはSである); R2はまた、ハロゲン原子(例えば、臭素、塩素またはフッ素);アシル基;ス ルホニル基;スルフィニル基;ホスホニル基;カルバモイル基;スルファモイル 基;シアノ基;シロキシ基;アミノ基;アシルアミノ基;アシルオキシ基;カル バモイルオキシ基;スルホンアミド基;イミド基;ウレイド基;スルファモイル アミノ基;アルコキシカルボニルアミノ基;アリールオキシカルボニルアミノ基 ;アルコキシカルボニル基;アリールオキシカルボニル基;カルボキシル基;を 示すことも可能である;及び ・少なくとも一の酸化塩基を含むことを特徴とする。 本発明の化合物の酸との付加塩は、特に、塩酸塩、臭素酸塩、酒石酸塩、トシ ラート、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸塩、乳酸塩、及び酢酸塩より選択可能であ る。 上記化学式(I)のR1基の中では、水素原子;C1−C4アルコキシ基;フェ キシ基;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、カルボキシル、トリフルオロメチル 基で置換されたフェノキシ基;アシルオキシ基;べンジルオキシ基;C1−C4ア ルキルチオ基;フェニルチオ基;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、カルボキシ ルまたはトリフルオロメチル基で置換されたフェニルチオ基;C1−C4アルキル アミド基;フェニルアミド基;NRIIIIV基で、RIII及びRIIは同一または相 違するものであってよく、C1−C4アルキルまたはC1−C4ヒドロキシアルキル を表すもの;カルボキシル;C1−C4アルコキシカルボニル基;またはハロゲン 原子、例えば塩素または臭素からなる群より選択される基が好ましい。 さらには、R1基が、水素;塩素;エトキシ;フェノキシ;ベンジルオキシ; アシルオキシ;アセタミド及びジメチルアミノからなる群より選択されることが 好ましい。 上記の化学式(I)のR2基の中では、水素原子;直鎖または分枝状のC1−C4 アルキル;フェニル;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、 ニトロ基、アミノ基、トリフルオロメチル基またはC1−C4アルキルアミノ基で 置換されたフェニル;ベンジル基;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、C1−C4 アルコキシ、ニトロ基、アミノ基またはトリフルオロメチル基で置換されたベン ジル基;C1−C4アルキルアミノ;チオフェン、フランまたはピリジンより選択 される複素環;トリフルオロメチル基;(CH2p-X-(CH2q-OR'基で、 及びqが同一または相違する1から3の整数であり、R'はHまたはメチルであ り、Xが酸素原子またはNR"を示し、R"が水素またはメチルを示すもの;C1 −C4ヒドロキシアルキル;C1−C4アミノアルキル;C1−C4アルキルアミノ ;C1−C4ジアルキルアミノ;アリールアミノ;メトキシ、エトキシまたはフェ ノキシより選択されるアルコキシ基;塩素、臭素またはフッ素より選択されるハ ロゲン;カルボキシル基;C1−C4アルコキシカルボニル;フェニルオキシカル ボニル;メチルチオ;エチルチオ;フェニルチオ;メタンスルホニル;またはシ アノからなる群より選択される基が好ましい。 R2基の中では、水素;メチル、エチル、イソプロピルまたはtert-ブチルより 選択されるアルキル;フッ素及び塩素より選択されるハロゲン;フェニル;トル イル;4-クロロフェニル;4-メトキシフェニル;3-メトキシフェニル;2-メ トキシフェニル;ベンジル;ピリジル、フリル及びチエニルより選択される複素 環;トリフルオロメチル;ヒドロキシメチル;アミノメチル;メトキシまたはエ トキシ;メチルアミノまたはエチルアミノまたはジメチルアミノ;カルボキシル ;メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニル;またはシアノからなる群より 選択される基がさらに好ましい。 R2基が、水素原子;メチル基;エチル;フェニル;トルイル;4-クロロフェ ニル;4-メトキシフェニル;ベンジル;トリフルオロメチル;クロロ;メトキ シまたはエトキシ基;カルボキシル基;メチルアミノまたはジメチルアミノ;ま たはシアノからなる群より選択される基であることがさらにより好ましい。 本発明の化学式(I)の好ましい化合物の中では、化学式(I)においてR1が 水素または塩素原子を表し、R2が水素原子またはメチル、エチル、イソプロピ ル、フェニル、エトキシ、トリフルオロメチルまたはメチルチオ基を表すものを 挙げることができる。 本発明の化学式(I)の特に好ましい化合物は、 6-メチルピラゾロ[3,4-d]チアゾール、 6-フェニルピラゾロ[3,4-d]チアゾール、 6-アミノピラゾロ[3,4-d]チアゾール、 6-アミノ-3-クロロピラゾロ[3,4-d]チアゾールからなる群より選択される 。 本発明の化学式(I)の化合物、その合成中間体及びその調製方法は、 ・日本国特許出願JP07 244 361号、 ・J.Heterocycl.Chem.,16,13(1979)、 ・J.Heterocycl.Chem.,16(1),61(1979)、 ・日本国特許出願JP80−61474号、 ・Chem.Pharm.Bull.,12(1),1964,23 に記載されている。 本発明の化学式(I)の化合物は、染色組成物全重量に対して約0.0005 から12重量%を占めることが好ましく、さらには、この重量に対して約0.0 05から6重量%を占めることが好ましい。 本発明の染色組成物に使用可能な酸化塩基の性質は、決定的ではない。こうし た酸化塩基は、パラフェニレンジアミン、ビスフェニルアルキレンジアミン、パ ラ-アミノフェノール、オルト-アミノフェノール及び複素環塩基、及びこれらの 酸との付加塩より選択されることが好ましい。 本発明の染色組成物において酸化塩基として使用可能なパラ-ェニレンジアミ ンの中では、特に、下記の化学式(II): [式中、 ・R3は、水素原子またはC1−C4アルキル、C1−C4モノヒドロキシアルキル 、C2−C4ポリヒドロキシアルキルまたは(C1−C4)アルコキシ(C1−C4) アルキル基を表し、 ・R4は、水素原子またはC1−C4アルキル、C1−C4モノヒドロキシアルキル ま たはC2−C4ポリヒドロキシアルキル基を表し、 ・R5は、水素原子、ハロゲン原子、例えば塩素原子、またはC1−C4アルキル 、スルホ、カルボキシル、C1−C4モノヒドロキシアルキルまたはC1−C4ヒド ロキシアルコキシ基を表し、 ・R6は、水素原子またはC1−C4アルキル基を表す]に相当する化合物及びその 酸との付加塩を挙げることができる。 上記化学式(II)において、R5が水素原子以外である場合、R3及びR4が水 素原子を表し、R5がR6と同一であることが好ましく、R5がハロゲン原子を表 す場合は、R3、R4及びR6が水素原子を表すことが好ましい。 上記化学式(II)のパラ-フェニレンジアミンの中では、特に、パラフェニレ ンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジア ミン、2-(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-(β-ヒドロ キシエチルオキシ)-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニ レンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル- パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ−フェニ レンジアミン、4-アミノ−1-[(β-メトキシエチル)アミノ]ベンゼン、2-ク ロロ-パラ-フェニレンジアミン及びこれらの酸との付加塩を挙げることができる 。 本発明の染色組成物中の酸化塩基として使用可能なビスフェニルアルキレンジ アミンの中では、特に、下記の化学式(III)に相当する化合物及びこれらの酸 との付加塩を挙げることができる: 上記式中、 ・Q1及びQ2は、同一でも相違してもよく、ヒドロキシルまたはNHR10基を表 し、R10は水素原子またはC1−C4アルキル基を表し、 ・R7は、水素原子またはC1−C4アルキル、C1−C4モノヒドロキシアルキル 、C2−C4ポリヒドロキシアルキルまたはC1−C4アミノアルキル基を表し、ア ミノ残基は置換可能であり、 ・R8及びR9は、同一でも相違してもよく、水素原子またはハロゲン原子または C1−C4アルキル基を表し、 ・Wは、下記の基からなる群より選択される基を表す: 上記式中、nは0から8の整数であり、mは0から4の整数である。 上記化学式(III)のビスフェニルアルキレンジアミンの中では、N,N'-ビ ス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジア ミノ-2-プロパノール、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス( 4'-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル) テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス (4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミ ノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-N,N'-ビス (4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン、及びこれらの酸との付 加塩を挙げることができる。 これらの化学式(III)のビスフェニルアルキレンジアミンの中では、N,N' -ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3- ジアミノ-2-プロパノール、またはその酸との付加塩のいずれかが特に好ましい 。 本発明の方法において染料組成物中に使用される酸化塩基として使用可能なパ ラ-アミノフェノールの中では、特に、下記の化学式(IV)に相当する化合物及び これらの酸との付加塩を挙げることができる。上記式中、 ・R11は、水素原子またはC1−C4アルキル、C1−C4モノヒドロキシアルキル 、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキルまたはC1−C4アミノアルキル 基を表し、 ・R12は、水素またはフッ素原子またはC1−C4アルキル、C1−C4モノヒドロ キシアルキル、C2−C4ポリヒドロキシアルキル、C1−C4アミノアルキル、C1 −C4シアノアルキルまたは(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基を 表し、R11及びR12のうち少なくとも一の基が水素原子を表すものと理解される 。 上記の化学式(IV)のパラ-アミノフェノールの中では、パラ-アミノフェノー ル、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4- アミノ-3-(ヒドロキシメチル)フェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール 、4-アミノ-2-(ヒドロキシメチル)フェノール、4-アミノ-2-(メトキシメ チル)フェノール、4-アミノ-2-(アミノメチル)フェノール、4-アミノ-2- [(β-ヒドロキシエチル)アミノメチル]フェノール、及びこれらの酸との付加 塩を挙げることができる。 本発明の方法において染料組成物中に使用される酸化ベースとして使用可能な オルト-アミノフェノールの中では、特に、2-アミノフェノール、2-アミノ-1 -ヒドロキシ-5-メチルベンゼン、2-アミノ-1-ヒドロキシ-6-メチルベンゼン 、5-アセタミド-2-アミノフェノール及びこれらの酸との付加塩を挙げること ができる。 本発明の染色方法において酸化塩基として使用可能な複素環塩基の中では、特 に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体、及びこれらの酸と の付加塩を挙げることができる。 ピリジン誘導体の中では、特に、例えば2,5-ジアミノピリジン及びその酸 との付加塩等の英国特許1,026,978号及び同1,153,196号に記 載のものを挙げることができる。 ピリミジン誘導体の中では、特に、例えば、独国特許2,359,399号ま たは日本国特許88−169,571号及び同91−333,495号に記載さ れた、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン及び4-ヒドロキシ-2,5,6- トリアミノピリミジン及びこれらの酸との付加塩等の化合物を挙げることができ る。 ピラゾール誘導体の中では、特に、独国特許3,843,892号及び同4 ,133,957号および国際特許出願94/08969号及び同94/089 70号に記載された、4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、3,4-ジアミノ ピラゾール及び4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール、及び これらの酸との付加塩を挙げることができる。 本発明によれば、酸化塩基は、染料組成物全重量に対して、約0.0005か ら12重量%を占めることが好ましく、更に好ましくは約0.005から6重量 %を占める。 本発明の染色組成物は、化学式(I)の化合物及び/または一以上の直接染料 を含有可能であり、これにより酸化塩基によって得られる色合いに変化が出るま たは、輝きを添えて色合いが豊かになる。 本発明の組成物において使用可能な付加的なカプラーは、酸化染色において通 常使用されているカプラーから選択可能であり、これらの中では、メタ-フェニ レンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール及び複素環カプラー 、例えば、インドール誘導体及びインドリン誘導体、及びこれらの酸との付加塩 を挙げることができる。 これらのカプラーは、特に、2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒ ドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノール、1,3- ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ- 1, 3-ジヒドロキシベンゼン、2,4-ジアミノ−1−(β-ヒドロキシエチルオキ シ)ベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)−1-メトキシベ ンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス(2,4−ジアミノフェノキシ )プロパン、セサモル、α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロ キシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルインドール、6-ヒドロキシインドー ル、及びこれらの酸との付加塩より選択可能である。 これらの付加的カプラーが存在する場合は、染色組成物全重量に対して、約0 .0005から5重量%を占めることが好ましく、更に好ましくは、約0.00 5から3重量%を占める。 酸化塩基及び/または付加的カプラーとして、本発明の染色組成物において使 用可能な酸との付加塩は、特に、塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩及び酒石酸塩、乳酸 塩及び酢酸塩より選択される。 染色に適した媒体(または支持体)は、一般的に、水または、水と、水には十 分溶解性でない化合物を溶解するための少なくとも一の有機溶媒からなる。有機 溶媒としては、例えば、エタノール及びイソプロパノール等のC1−C4低級アル コール;グリセリン;グリコール及びグリコールエーテル、例えば2-ブトキシ エタノール、プロピレン=グリコール、プロピレン=グリコール=モノ=エーテル、 ジエチレン=グリコール=モノエチル=エーテル及びモノエチル=エーテル、及びベ ンジル=アルコールまたはフェノキシエタノール等の芳香族アルコール、類似生 成物及びこれらの混合物を挙げることができる。 溶媒は、染色組成物全重量に対して約1から40重量%を占めることが好まし く、更に好ましくは、約5から30重量%を占める。 本発明の染色組成物のpHは、一般的に3から12である。これは、ケラチン 繊維の染色において従来より用いられる酸性化もしくはアルカリ性化剤を使用し て、望ましい値に調整することができる。 酸性化剤の中では、例として、塩酸及びオルトリン酸等の無機もしくは有機酸 、酒石酸、クエン酸または乳酸等のカルボン酸、またはスルホン酸を挙げること ができる。 塩基性化剤の中では、例として、アンモニア水溶液、アルカリ性カーボナート 、モノ-、ジ-及びトリエタノールアミン等のアルカノールアミン並びにその誘導 体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び下記の化学式(V)の化合物を挙げ ることができる。 上記式中、Rは、任意でヒドロキシル基もしくはC1−C4アルキル基で置換され たプロピレン残基であり;R13、R14、R15及びR16は、同一でも相違してもよ く、水素原子もしくはC1−C4アルキルもしくはC1−C4ヒドロキシアルキル基 を表す。 本発明の染色方法に使用される染料組成物はまた、アニオン性、カチオン性、 非イオン性、両性もしくは双性イオン性界面活性剤もしくはこれらの混合物、ア ニオン性、カチオン性、非イオン性、両性もしくは双性イオン性ポリマーもしく はこれらの混合物、無機もしくは有機増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、金属イオン封 鎖剤、香料、緩衝剤、分散剤、例えばシリコーンなどの調整剤、フィルム形成剤 、防腐剤及びパール剤等の、従来より髪の染色のための組成物中に使用される様 々な補助剤を含有可能である。 言うまでもないが、当業者であれば、本発明の染色組成物に本来備わった有利 な特性が、予期される添加によって損なわれることのないように、または本質的 に損なわれることのないようにこれらの補足的な化合物を選択することができる であろう。 本発明の染色組成物は、例えば液体、クリームもしくはゲルの形態、あるいは 特に髪等のヒトのケラチン繊維の染色を行うのに適した他のあらゆる形態等の、 様々な形態をとることができる。 本発明の別の主題は、上記化学式(I)の化合物の使用であり、カプラーとし て、特に髪などのヒトのケラチン繊維の酸化染色のための少なくとも一の酸化塩 基と組み合わせた使用である。 本発明の別の主題は、上記染色組成物を利用する、特に髪などのヒトのケラチ ン繊維の酸化染色のための方法である。 この方法によれば、少なくとも一の上記の染色組成物を繊維に適用し、酸性、 中性またはアルカリ性のpHにて、使用時に初めて染色組成物に添加される酸化 剤または、分離方法で同時または連続的に適用される酸化組成物中に存在する酸 化剤を使用して色が発色する。 本発明の染色方法の特に好ましい実施態様によれば、上記染色組成物は、染色 に適した媒体中に発色を行うに十分な量で存在する少なくとも一の酸化剤を含有 する酸化組成物と、使用時に混合される。得られた混合物をケラチン繊維に適用 し、約3から50分間、好ましくは約5から30分間そのままおいた後、繊維を 濯ぎ、シャンプーで洗浄し、再度濯いで乾燥させる。 上記酸化組成物中に存在する酸化剤は、ケラチン繊維の酸化染色に従来より使 用されている酸化剤より選択可能であり、これらの中では、過酸化水素、過酸化 尿素、アルカリ金属の臭素酸塩及びペル塩、例えばペルボラート及びペルスルフ ァートを挙げることができる。過酸化水素が特に好ましい。 上記の酸化剤を含有する酸化組成物のpHは、染色組成物と混合した後に生じ 、ケラチン繊維に適用される組成物のpHが、約3から12、さらに好ましくは 5から11となるような値である。これは通常ケラチン繊維の染色に使用される 酸性化剤または塩基性化剤を上記のように使用して望ましい値に調節される。 上記酸化組成物はまた、髪の染色のための組成物に従来より使用される上記の ような様々な補助剤を含有可能である。 ケラチン繊維に最終的に適用される組成物は、多様な形態、例えば、液体、ク リームもしくはゲルの形態、あるいは特に髪等のヒトのケラチン繊維の染色に適 した他の形態等の、様々な形態をとることができる。 本発明の別の主題は、第一の区画に上述の染色組成物を収容し、第二の区画に 上述の酸化組成物を収容する、多区画“キット”もしくは多区画装置もしくは他 のあらゆる多区画実装装置である。 これらの装置には、髪への分配に望ましい混合状態を与える手段を装備可能で あり、本出願人名義の仏国特許2,586,913号に記載の装置等が可能であ る。 実施例 (実施例1及び2:アルカリ性媒体中の染色方法) 本発明による下記の染色組成物を調製した(含量はグラム)。 ・6-アミノピラゾロ[3,4-d]チアゾール (カプラー)(*) 0.420g ・4-(2-メトキシエチルアミノ)アニリン (酸化塩基) 0.498g ・エタノール 20.0g ・20%のNH3を含むアンモニア水 10.0g ・重亜硫酸ナトリウム 0.228g ・金属イオン封鎖剤 適量 ・脱イオン水 全体を100gとする量 (*)6-アミノピラゾロ[3,4-d]チアゾールは、日本国特許出願JP 072 44 361及びJP80−61474及び文献J.Heterocycl.Chem.,16(1),6 1(1979)に記載の調製方法によって得られる。 (実施例1) 使用時に、該染色組成物を、等重量の6×10-3mol%の過硫酸アンモニウム 水溶液と混合した。 得られた混合物を、90%の白髪を含有する、パーマネントウェーブのかかった またはかかっていない白髪混じりの髪の房に、髪1gについて10gの割合で30 分間適用した。濯ぎ、標準的シャンプーでの洗浄及び乾燥の後、赤の範囲であま り選択的でない強い着色が得られた。 (実施例2) 使用時に、該染色組成物を、20体積の過酸化水素水と等重量で混合した。得 られた混合物を、90%の白髪を含有する、パーマネントウェーブのかかったま たはかかっていない白髪混じりの髪の房に、髪1gについて10gの割合で30分 間適用した。濯ぎ、標準的シャンプーでの洗浄及び乾燥の後、赤の範囲であまり 選択的でない強い着色が得られた。 (実施例3及び4:中性媒体中での染色) 本発明による下記の染色組成物を調製した: ・6-アミノピラゾロ[3,4-d]チアゾール (カプラー) 0.420g ・4-(2−メトキシエチルアミノ)アニリン (酸化塩基) 0.498g ・エタノール 20.0g ・K2HPO4/KH2PO4 (1.5M/1M)緩衝剤 10.0g ・メタ重亜硫酸ナトリウム 0.228g ・金属イオン封鎖剤 適量 ・脱イオン水 全体を100gとする量 (実施例3) 使用時に、該染色組成物を、等重量の6×10-3mol%過硫酸アンモニウム水 溶液と混合した。 得られた混合物は、90%の白髪を含有する自然な白髪混じりの髪の房に、髪 1gについて10gの割合で30分間適用した。濯ぎ、標準的シャンプーでの洗浄 及び乾燥の後、赤の範囲であまり選択的でない強い着色が得られた。 (実施例4) 使用時に、該染色組成物を、20体積の過酸化水素水と等重量で混合した。 得られた混合物を、90%の白髪を含有する、パーマネントウェーブのかかっ たまたはかかっていない白髪混じりの髪の房に、髪1gについて10gの割合で3 0分間適用した。濯ぎ、標準的シャンプーでの洗浄及び乾燥の後、赤の範囲であ まり選択的でない強い着色が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU,BA ,BB,BG,BR,CA,CN,CU,CZ,EE, GE,GH,HU,IL,IS,JP,KP,KR,L C,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK, TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.染色に適した媒体中に、 ・カプラーとして、少なくとも一の下記の化学式(I): [式中、 R1は、水素原子;ハロゲン原子;アルコキシ基;アリールオキシ基;アシルオ キシ基;アリールチオ基;アルキルチオ基;ヘテロアリールチオ基;ヘテロアリ ールオキシ基;チオシアノ基;アルキルオキシチオカルボニルチオ基;スルホン アミド基;ペンタフルオロブタンアミド基;2,3,4,5,6-ペンタフルオ ロベンズアミド基;ピラゾリル基;イミダゾリル基;トリアゾリル基;テトラゾ リル基;ベンズイミダゾリル基;1-ベンジル-5-エトキシ-3-ヒダントイニル 基;1-ベンジル-3-ヒダントイニル基;5,5-ジメチル-2,4-ジオキソ-3- オキサゾリジニル基;2-オキソ-1,2-ジヒドロ-1-ピリジニル基;アルキル アミド基;アリールアミド基;NRIIIIV基であって、NRIII及びRIVは、同 一または相違し、C1-C4アルキルまたはC1-C4ヒドロキシアルキルを表すもの ;カルボキシル基;アルコキシカルボニル基;アルキルオキシカルボニルアミノ 基;アリールオキシカルボニルアミノ基;スルホニルオキシ基;アルコキシカル ボニルオキシ基;またはアリールオキシカルボニルオキシ基;を表し、 R2は、水素原子;ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アリ ールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、カルバモイル、スルホン アミド、スルファモイル、イミド、アルキルチオ、アリールチオ、アリール、ア ルコキシカルボニルまたはアシルからなる群より選択される1または2のR基に よって任意に置換されたC1−C20アルキル基;上記の通り定義された1または 2のR基に任意に置換されたアリール基;あるいは少なくとも一の窒素、酸素ま たは 硫黄原子を有し、上記の通り定義された1または2のR基に任意に置換された5 員または6員の複素環を表し; R2がアルキル基、アリール基または5員または6員の複素環(上記定義の通り )を示す場合、これらは酸素、窒素または硫黄原子を介して炭素原子または核に 結合可能である(この場合、R2はXR2であり、X=O、NHまたはS); R2はまた、ハロゲン原子;アシル基;スルホニル基;スルフィニル基;ホスホ ニル基;カルバモイル基;スルファモイル基;シアノ基;シロキシ基;アミノ基 ;アシルアミノ基;アシルオキシ基;カルバモイルオキシ基;スルホンアミド基 ;イミド基;ウレイド基;スルファモイルアミノ基;アルコキシカルボニルアミ ノ基;アリールオキシカルボニルアミノ基;アルコキシカルボニル基;アリール オキシカルボニル基;またはカルボキシル基を示すことも可能である]の少なく とも一のピラゾロ[3,4-d]チアゾール化合物及び/または少なくとも一のそ の酸との付加塩;及び ・少なくとも一の酸化塩基を含むことを特徴とする特に髪などのヒトのケラチン 繊維の酸化染色のための組成物。 2.化学式(I)のR1基が、水素原子;C1−C4アルコキシ基;フェノキシ基; ハロゲン原子、C1−C4アルキル、カルボキシル、トリフルオロメチル基で置換 されたフェノキシ基またはアシルオキシ、ベンジルオキシまたはC1−C4アルキ ルチオ基;フェニルチオ基;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、カルボキシルま たはトリフルオロメチル基で置換されたフェニルチオ基;C1−C4アルキルアミ ド基;フェニルアミド基;NRIIIIV基であって、NRIII及びRIVは、同一ま たは相違し、C1-C4アルキルまたはC1-C4ヒドロキシアルキルを表すもの;カ ルボキシル基;C1-C4アルコキシカルボニル基またはハロゲン原子からなる群 より選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 3.化学式(I)のR1基が、水素、塩素、エトキシ、フェノキシ、ベンジルオキ シ、アシルオキシ、アセトアミドまたはジメチルアミノからなる群より選択され ることを特徴とする請求項1または2に記載の組成物。 4.化学式(I)のR2基が、水素原子;直鎖または分枝状のC1−C4アルキル; フェニル;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ニトロ基、 アミノ基、トリフルオロメチル基またはC1−C4アルキルアミノ基で置換された フェニル;ベンジル基;ハロゲン原子、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ 、ニトロ基、アミノ基またはトリフルオロメチル基で置換されたベンジル基;C1 −C4アルキルアミノ;チオフェン、フランまたはピリジンより選択される複素 環;トリフルオロメチル基;(CH2p-X-(CH2q-OR’基で、p及びq が同一または相違する1から3の整数であり、R’はHまたはメチルを表し、X が酸素原子またはNR”を示し、R”が水素またはメチルを示すもの;C1−C4 ヒドロキシアルキル;C1−C4アミノアルキル;C1−C4アルキルアミノ;C1 −C4ジアルキルアミノ;アリールアミノ;メトキシ、エトキシまたはフェノキ シより選択されるアルコキシ基;塩素、臭素またはフッ素より選択されるハロゲ ン;カルボキシル基;C1−C4アルコキシカルボニル;フェニルオキシカルボニ ル;メチルチオ;エチルチオ;フェニルチオ;メタンスルホニル;またはシアノ からなる群より選択されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記 載の組成物。 5.化学式(I)のR2基が、水素原子;メチル、エチル、イソプロピルまたはte rt-ブチルより選択されるアルキル;フッ素及び塩素より選択されるハロゲン; フェニル;トルイル;4-クロロフェニル;4-メトキシフェニル;3-メトキシ フェニル;2-メトキシフェニル;ベンジル;ピリジル、フリルまたはチエニル より選択される複素環;トリフルオロメチル;ヒドロキシメチル;アミノメチル ;メトキシまたはエトキシ;メチルアミノまたはエチルアミノまたはジメチルア ミノ;カルボキシル;メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニル;またはシ アノからなる群より選択されることを特徴とする請求項4に記載の組成物。 6.化学式(I)のR2基が、水素原子;メチル基;エチル;フェニル;トルイル ;4-クロロフェニル;4-メトキシフェニル;ベンジル;トリフルオロメチル; クロロ;メトキシまたはエトキシ基;カルボキシル基;メチルアミノまたはジメ チルアミノまたはシアノからなる群より選択されることを特徴とする請求項5に 記載の組成物。 7.化学式(I)の化合物が、化学式(I)でR1基が水素または塩素原子を表し 、R2基が水素原子またはメチル、エチル、イソプロピル、フェニル、エトキシ 、ト リフルオロメチルまたはメチルチオ基を表す化合物からなる群より選択されるこ とを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。 8.化学式(I)の化合物の酸との付加塩が、塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩、酒石 酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、乳酸塩、トシラート及び酢酸塩より選択されるこ とを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。 9.化学式(I)の化合物が、 ・6-メチルピラゾロ[3,4-d]チアゾール、 ・6-フェニルピラゾロ[3,4-d]チアゾール、 ・6-アミノピラゾロ[3,4-d]チアゾール、 ・6-アミノ-3-クロロピラゾロ[3,4-d]チアゾール からなる群より選択されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記 載の組成物。 10.化学式(I)の化合物が、染色組成物全重量に対して0.0005から1 2重量%を占めることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の組成 物。 11.化学式(I)の化合物が、染色組成物全重量に対して0.005から6重 量%を占めることを特徴とする請求項10に記載の組成物。 12.酸化塩基が、パラ-フェニレンジアミン、ビスフェニルアルキレンジアミ ン、パラ-アミノフェノール、オルト-アミノフェノール及び複素環塩基、及びこ れらの酸との付加塩より選択されることを特徴とする請求項1から11のいずれ か一項に記載の組成物。 13.酸化塩基が、染色組成物全重量に対して約0.0005から12重量%を 占めることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。 14.酸化塩基が、染色組成物全重量に対して約0.005から6重量%を占め ることを特徴とする請求項13に記載の組成物。 15.化学式(I)の化合物以外の一以上の付加的カプラー及び/または一以上 の直接染料をさらに含有することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項 に記載の組成物。 16.染色に適した媒体(または支持体)が、水または、C1−C4低級アルコー ル、グリセリン、グリコール及びグリコールエーテル、芳香族アルコール、類似 生成物及びこれらの混合物より選択される少なくとも一の有機溶媒と水との混合 物からなることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。 17.pHが、3から12であることを特徴とする請求項1から16のいずれか 一項に記載の組成物。 18.液体、クリームまたはゲルの形態であるか、特にヒトの髪などのケラチン 繊維の染色に適した他のあらゆる形態であることを特徴とする請求項1から17 のいずれか一項に記載の組成物。 19.化学式(I)の化合物または請求項1から9のいずれか一項に定義したそ の酸との付加塩の、特に髪などのヒトのケラチン繊維の酸化染色のための組成物 中において、少なくとも一の酸化塩基と組み合わせられてなるカプラーとしての 使用。 20.ケラチン繊維、特に髪などのヒトのケラチン繊維の酸化染色のための方法 において、請求項1から18のいずれか一項に定義される少なくとも一の染色組 成物をこれら繊維に適用した後、酸性、中性またはアルカリ性のpHにて、使用 時に初めて染色組成物に添加される酸化剤または、別々の方法で同時または連続 的に適用される酸化組成物中に存在する酸化剤を使用して色を発色させることを 特徴とする方法。 21.酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭素酸塩及びペル塩 、例えばペルボラート及びペルスルファートより選択されることを特徴とする請 求項20に記載の方法。 22.第一の区画には請求項1から18のいずれか一項に定義される染色組成物 を収容し、第二の区画には酸化組成物を収容してなる多区画染色装置または多区 画染色キット。
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