JP2000502082A - 抗凝固剤としてのナフチル置換されたベンズイミダゾール誘導体 - Google Patents

抗凝固剤としてのナフチル置換されたベンズイミダゾール誘導体

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Abstract

(57)【要約】 新規のナフチル置換されたべンズイミダゾール化合物およびその製薬学的に認容性の塩が、明細書中に記載されている。また、本発明は、明細書中に記載されたナフチル置換されたべンズイミダゾール化合物を含有する抗凝固剤組成物に関するものでもある。新規化合物またはその組成物は、ヒトのXa因子または11a因子に対する抑制作用があり、これによって、Xa因子またはIla因子によって媒介される疾病状態の治療の際に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 抗凝固剤としてのナフチル置換された ベンズイミダゾール誘導体 発明の属する分野 本発明は、凝固カスケード中の特定の酵素、例えばXa因子及びIIa因子( トロンビン)を抑制し、これによって抗凝固剤として有用である、ナフチル置換 されたベンズイミダゾール誘導体及びその製薬学的に認容性の塩に関するもので ある。また、本発明は、前記誘導体又はその製薬学的に認容性の塩を含有する医 薬品及びその使用法に関するものである。 発明の背景 Xa因子は、酵素のトリプシン様のセリンプロテアーゼ類の1種である。Xa 因子及びVa因子と、カルシウムイオン及びリン脂質との一対一の結合により、 プロトロンビナーゼ複合体が形成され、これにより、プロトロンビンがIIa因 子(トロンビン)に変化する。 この凝固カスケードの場合、プロトロンビナーゼ複合体は、内因性(表面活性 された)経路及び外因性(血管損傷組織因子)経路の収束点である(Biochemist ry(1991)、第30巻、第10363頁;及びCe 11(1988)、第53巻、第505〜518頁)。更に、この凝固カスケード のモデルは、組織因子経路抑制剤(TFPI)の作用モードの発見に伴い詳述さ れている(Seminars in Hematology(1992)、第29巻、第159〜161 頁)。TFPIは、3個のクニッツ様ドメイン(Kunitz-like domain)を有する 環状多ドメインセリンプロテアーゼ抑制剤であり、遊離Xa因子を巡って因子V aと競合している。Xa因子とTFPIとの二重複合体は、一度形成されると、 因子VIIa及び組織因子複合体の有効抑制剤になる° Xa因子は、凝固カスケード中の2種の異なる複合体、“Xaバースト(Xa b urst)”経路の組織因子−VIIa因子複合体及び“持続性Xa(sustained Xa )”経路のIXa−VIIIa因子複合体(TENase)によって活性化でき る。血管の損傷後に、“Xaバースト”経路は、組織因子(TF)により活性化 される。凝固カスケードの上向き調整は、“持続性Xa”経路によるXa因子生 産の増大により行われる。凝固カスケードの下向き調整は、Xa因子を除去する だけではなく、“Xaバースト”経路によって更に因子が形成されるのも抑制す るXa因子−TFPI複合体の形成とともに行われる。従って、Xa因子によっ て、凝固カスケードは必然的に調整される。 蛋白質のアンチスタシン(antistasin)及びチック 抗凝固性ペプチド(tick anti-coagulant peptide)(TAP)についての刊行 されたデータによれば、Xa因子抑制剤は、凝固防止に有効であることが実証さ れている(Thrombosis and Haemostasis(1992)、第67巻、第371〜3 76頁;及びScinece(1990)、第248巻、第593〜596頁)。Xa 因子の作用部位は、メカニズムを基礎とするか又は密着結合した抑制剤によって ブロックできる(密着結合した抑制剤は、酵素と抑制剤との間の共有結合の欠落 によって、メカニズムを基礎とする抑制剤と異なっている)。酵素抑制剤結合の 加水分解の容易性によって区別される可逆的及び非可逆的のメカニズムを基礎と する抑制剤の2つのタイプは公知である(ThrombosisRes.(1992)、第6 7巻、第221〜231頁;及びTrends Pharmacol.Sci.(1987)、第8 巻、第303〜307頁)。グアニジノ化合物の系列は、密着結合した抑制剤の 例である(Thrombosis Res.(1980)、第19巻、第339〜349頁)。 また、アリールスルホニル−アルギニン−ピペリジンカルボン酸誘導体は、アリ ールアミジン含有化合物の系列と同様に、トロンビンの密着結合した抑制剤であ ることが明らかになったが(Biochem.(l984)、第23巻、第85〜90 頁)、この場合、3−アミジノフェニルアリール誘導体(Thrombosis Res.(1 983)、第29巻、第635〜642頁)及びビス(ア ミジノ)ベンジルシクロケトン(Thrombosis Res.(1980)、第17巻、第 545〜548頁)が含まれている。しかしながら、前記化合物の治療的有用性 は、Xa因子に対する該化合物の選択性の乏しさによって制限されている。 関連公開明細書 欧州特許第054051号明細書(ナガハラ他)には、芳香族アミジン誘導体 が記載され、Xa因子の可逆的に抑制による強力な凝固防止効果を示すことが可 能であると記載されている。 α,α′−ビス(アミジノベンジリデン)シクロアルカノン及びα,α′−ビ ス(アミジノベンジル)シクロアルカノンの合成は、Pharmazie(1977)、 第32巻、第3号、第141〜145頁中に記載されている。前記化合物は、セ リンプロテアーゼ抑制剤として開示されている。 発明の概要 本発明は、ヒトXa因子及びIIa因子(トロンビン)のような凝固カスケー ド中での酵素を抑制することによる抗凝固剤であり、従って、トロンビン活量に よって特徴付けられる疾病状態の治療のための薬物として有用である化合物又は その製薬学的に認容性の塩に関するものである。 本発明の1つの実施態様によれば、式(I): 〔式中、 nは、0〜3であり、 Aは、分枝鎖状又は直鎖状のアルキレン、−C(O)−又は−S(O)2−で あり、 R1は、水素原子、−OR5又は−N(R5)R6であり、 R2は、互いに独立にニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子、アリ ール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によって置 換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9 、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、−C (O)N(R8)R9であるか又は−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N( H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8、−C(NH)N(H)C(O) OR8、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C(O)OR8、 −R10−C(O)N(R8)R9及び−SO3Hからなるグループから選択された 1個以上の置換基であり、 R3は、水素原子であるか又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒド ロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲ ン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって 置換されている)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハ ロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によ って置換されている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ 、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾ リル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、− N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換され ている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C (O)(CH2m(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、− N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OP O32及び−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって 置換されているアルキルであり、 R4は、−C(NH)−N(R8)R9、−C(NH )N(H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8又は−C(NH)N(H) C(O)OR8であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるか又は ハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場合 によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O) OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ (場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン 化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場 合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は −C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N( R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但し、pは 、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9 、−N(R8)C(N H)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8であるか又は 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されているア ールであ るか又は 場合によっては1−イミノアルキル、−C(O)OR8、−C(O)N(R8) R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N (H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9 及び−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換 されている複素環式化合物であり、 R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8 )R9、−C(O)R7であるか又はアルアルキル(場合によってはアルキル、 ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)であり、 R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8によっ て置換されている)、アリールオキシ、アルアルコキシ、アルケニル、ハロゲン 化アル ケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によ ってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ、−C(O)OR8又は−N(R8) R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O) N(R8)R9、−C(O)(CH2qOR8(但し、qは、1〜4である)、− N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(N H)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループから選択された 1個以上の置換基によって置換された分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンであり、 R8及びR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリール又はアルアルキル であり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンである〕 で示される化合物又はその製薬学的に認容性の塩が得られる。 本発明の別の実施態様の場合、トロンビン活量によって特徴付けられる疾病状 態にあるヒトの治療に有用な組成物が得られ、この場合、この組成物は、上記の ような本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩の治療有効量及び製薬学的 に認容性の賦形剤を含有する。 本発明の別の実施態様の場合、トロンビン活量によ って特徴付けられる疾病状態にあるヒトの治療法が得られ、この場合、この方法 は、上記のような本発明の化合物の治療有効量を、治療を必要とするヒトに投与 することからなる。 本発明の別の実施態様の場合、Xa因子の抑制によって緩和される疾病状態に あるヒトの治療法が得られ、この場合、この方法は、上記のような本発明の化合 物の治療有効量を、治療を必要とするヒトに投与することからなる。 本発明の別の実施態様の場合、IIa因子(トロンビン)の抑制によって緩和 される疾病状態にあるヒトの治療法が得られ、この場合、この方法は、上記のよ うな本発明の化合物の治療有効量を、治療を必要とするヒトに投与することから なる。 本発明の別の実施態様の場合、本発明の化合物の投与によって、試験管内又は 生体内でのヒトXa因子の抑制方法が得られる。 本発明の別の実施態様の場合、本発明の化合物の投与によって、ヒトIIa因 子(トロンビン)の抑制方法が得られる。 本発明の詳細な説明 定義 本願明細書及び請求の範囲において使用されているように、別記されない限り 、以下の用語は、次の意味 を有する: “ハロゲン原子”とは、臭素、塩素、フッ素又はヨウ素のことである。 “アルキル”とは、不飽和結合がなく、1〜6個の炭素原子を有する炭素及び 水素だけからなる直鎖状又は分枝鎖状の一価の基、例えばメチル、エチル、n− プロピル、イソプロピル(1−メチルエチル)、n−ブチル、t−ブチル(1, 1−ジメチルエチル)、第二ブチル(1−メチルプロピル)、n−ペンチル、n −ヘキシル等のことである。 “アルケニル”とは、不飽和結合がなく、1〜6個の炭素原子を有する炭素及 び水素だけからなる直鎖状又は分枝鎖状の一価の基、例えばエテニル、n−プロ プ−2−エニル、n−プロプ−1−エニル、n−ブト−2−エニル、n−ブト− 3−エニル、1−メチルプロプ−1−エニル等のことである。 “アルキレン”とは、不飽和結合がなく、1〜6個の炭素原子を有する炭素及 び水素だけからなる直鎖状又は分枝鎖状の二価の基、例えばメチレン、エチレン 、n−プロピレン、イソプロピレン(1−メチルエチレン)、n−ブチレン、t −ブチレン(1,1−ジメチルエチレン)、第二ブチレン(1−メチルプロピレ ン)、n−ペンチレン、n−ヘキシレン等のことである。 “ハロゲン化アルケニル”とは、上記により定義さ れた、1個以上のハロゲン原子によって置換されたアルケニル基、例えば1−ブ ロモエテニル、n−1−クロロプロプ−2−エニル、n−3−クロロプロプ−1 −エニル、n−3−クロロブト−2−エニル、n−4−ブロモブト−3−エニル 、1−(クロロ)メチルプロプ−−エニル等のことである。 “アルコキシ”とは、式:−ORa(式中、Raは、上記により定義されたアル キルである)で示される基、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、t− ブトキシ等のことである。 “アルカノール”とは、ヒドロキシ基によって置換されているl〜1個の炭素 のアルカン、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール等のことである ゜ “アリール”とは、フェニル基又はナフチル基のことである。 “アルアルキル”とは、式:−Rab(式中、Raは、上記により定義された アルキルであり、Rbは、上記により定義されたアリールである)で示される基 、例えばベンジルのことである。 “アルアルコキシ”とは、式−ORc(式中、Rcは、上記により定義されたア ルアルキル基である)で示される基、例えばベンジルオキシ、(フェニル)エト キシ等のことである。 “アミジノ”とは、−C(NH)NH2で示される 基のことである。 “複素環式基”とは、飽和又は不飽和であり、炭素原子と、窒素、酸素及び硫 黄からなるグループから選択された1〜3個のヘテロ原子とからなる安定した5 〜10員の単環もしくは多環の基のことであり、この場合、窒素、炭素又は硫黄 原子は、酸化されていてもよく、窒素原子は、四級化されていてもよく、上記に より定義された複素環式基の任意のものが、ベンゼン分子と融合している任意の 二環式基が含まれる。複素環式基は、任意のヘテロ原子又は炭素原子に結合して いてもよく、この場合、安定構造を作り出すことになる。前記の複素環式基の例 には、これによって制限されるものではないが、ピペリジニル、ピペラジニル、 2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロリジニル、 2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ピロリル、4−ピペリドニル、ピロリジニ ル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリ ジニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、 オキサゾリジニル、インダニル、イソキサゾリル、イソキサゾリジニル、モルホ リニル、チアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、キヌクリジニル、イソ チアゾリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニ ル、オクタヒドロインドリル、オクタヒドロイソインドリル、キノリル、イソキ ノリル、デカヒドロイソキノリル、ベンズイミダゾリル、チアジアゾリル、ベン ゾピラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、フリル、テトラヒドロフリ ル、テトラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、チ アモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン及びオキサジアゾリル が含まれる。本発明の目的にとって有利な複素環式基は、イミダゾリル、ピペリ ジニル、ピロリジニル及びインドリルである。 “シクロアルキル”は、炭素及び水素原子だけを有し、不飽和結合を有してい ない5〜7員環の基、即ち、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチ ルのことである。 “I1a因子”とは、トロンビンのことである。 “DEAD”とは、ジエチルアゾジカルボキシレートのことである。 “THF”とは、テトラヒドロフランのことである。 “HPLC”とは、高圧液体クロマトグラフィーのことである。 “DMF”とは、ジメチルホルムアミドのことである。 “場合により”又は“場合によっては”とは、これらの語に続いて記載された 事象が生じるか又は生じなくともよく、これらの語の記載により、記載された事 象が生じる場合と生じない場合とがあることを意味す るものである。例えば“場合によっては1−イミノアルキル、−C(O)OR8 、−C(O)N(R8)R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H) OR8、−C(NH)N(H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、−R10 −C(O)N(R8)R9及び−SO3Hからなるグループから選択された1個以 上の置換基によって置換されている複素環”とは、上記の複素環式基が、記載さ れた置換基によって置換されていてもよいし、置換されていなくともよいという 意味であり、この記載には、置換された複素環式基と、置換基を有していない複 素環式基との2つが含まれている。更に、種々の置換基は、通常の当業者の化学 の知識の範囲内で実現可能であり、かつ安定性の化合物を生じることになるもの でなければならないものとする。 “製薬学的に認容性の塩”には、酸付加塩と塩基付加塩の2つが含まれている 。 “製薬学的に認容性の酸付加塩”とは、生物学的有効性及び生物学的でないか 又はその他の点で望ましくない遊離塩基の性質を保持し、例えば塩酸、塩化臭素 酸、硫酸、硝酸、燐酸等の無機酸及び酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、 グリコール酸、ピルビン酸、蓚酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸 、酒石酸、クエン酸、アン奥鉱酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エ タンスルホン酸、p−トル エンスルホン酸、サリチル酸等の有機酸によって形成されている塩のことである 。 “製薬学的に認容性の塩基付加塩”とは、生物学的有効性及び生物学的でない か又はその他の点で望ましくない遊離酸の性質を保持している塩のことである。 前記の塩は、遊離酸への無機塩基又は有機塩基の付加により製造されている。無 機塩基から誘導された塩には、これによって制限されるものではないが、ナトリ ウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウ ム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、マンガン塩、アルミニウム塩等が含まれている。有 利な無機塩は、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩及び マグネシウム塩である。有機塩基から誘導された塩には、これによって制限され るものではないが、第一級アミン、第二級アミン及び第三級アミン、自然発生し た置換アミンを含めた置換アミン、環式アミン及び塩基性のイオン交換樹脂、例 えばイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ ン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、 2−ジエチルアミノエタノール、トリメタミン、ジシクロヘキシルアミン、リシ ン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン 、ベタイン、エチレンジアミン、グルコースアミン、メチルグルカミン、テオブ ロミン、プリン、ピペラジ ン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリアミン樹脂等の塩が含まれている 。特に有利な有機塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールア ミン、トリメタミン、ジシクロヘキシルアミン、コリン及びカフェインである。 “治療有効量”とは、治療を必要とするヒトに投与した場合に、以下に定義さ れているように、Xa因子又はIIa因子の抑制によって緩和される疾病状態の 治療に十分に作用する式(I)の化合物の量である。“治療有効量”を構成する 式(I)の化合物の量は、化合物、治療されるべきヒトの疾病状態及び疾病状態 の深刻さ、年齢に応じて変動するが、しかし、当業者は、その知識と本明細書と を考慮して、常法により定めることができる。 本明細書中で使用されている“処置”又は“治療”というのには、疾病状態が Xa因子の抑制又はIIa因子によって緩和されているヒトの疾病状態の治療が 含まれ、また (i)特に、発病しやすいが、まだ発病したとは診断されていないヒトの場合の 発病の予防; (ii)疾病状態の阻止、即ち、疾病状態の進行の阻止;又は (iii)疾病状態の緩和、即ち、疾病状態を緩解させること が含まれている。 本明細書中に記載された反応のそれぞれの収率は、路隣地による収率のパーセ ンテージとして記載されている。 本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩は、その構造中に不斉炭素原子 を有していることがある。従って、本発明の化合物及びその製薬学的に認容性の 塩は、単独立体異性体、ラセミ体及びエナンチオマーとジアステレオマーとの混 合物として存在していることがある。前記の単独立体異性体、ラセミ体及びこれ らの混合物の全てが、本発明の範囲内で対象とされている。 更に、本発明の化合物は、個別の位置異性体(regioisomer)又はその混合物 として存在していることがある。 本発明の化合物のために本明細書中で使用された用語は、基本的には、I.U.P. A.C.の修正された形式であり、この場合、前記化合物は、以下の番号を付与され たベンズイミダゾールの誘導体として命名されている゜ 従って、式(I)(Aが、メチレンであり、nは、1であり、R1は、1−イ ミノエチルによって窒素上 で置換されたピペリジン−4−イルオキシであり、R2は、水素原子であり、R3 は、イソプロピルであり、かつR4は、−C(NH)NH2である)から選択され た本発明の化合物、即ち、 は、本明細書中では、1−4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプ ロピル−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズ イミダゾールと命名されており、この場合、前記化合物の領域異性体、即ち、は、本明細書中では、1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソ プロピル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールと命名され ている。 有効性及び投与法 A.有効性 本発明の化合物は、Xa因子及びIIa因子の抑制剤であり、従って、凝固カ スケード中でのXa因子′又はIIa因子′の役割に基づくトロンビン活量によ って特徴付けられる疾病状態の治療における凝固阻止剤として有用である(上記 の「発明の背景」を見よ)。前記化合物の第一の適応は、心筋梗塞後の長期リス クの予防である。付加的な適応は、整形手術後の深在静脈血栓症(DVT)の予 防又は一過性脳虚血発作後の選択患者の予防である。また、本発明の化合物は、 クマジンが近年使用されているような適応症、例えばDVT又はその他のタイプ の外科的介入、例えば大動脈冠動脈バイパス移植術及び経皮経管冠動脈形成術に も有用である。また、この化合物は、急性前骨髄球性白血病、糖尿病、多発性骨 髄腫に付随する血栓性合併症、敗血症性ショックに付随する汎発性血管内凝固、 感染症、成人呼吸窮迫症候群、不安定狭心症に付随する電撃性紫斑病及び大動脈 弁又は人工血管に付随する血栓性合併症の治療にも有用である。また、この化合 物は、血栓症の予防で、特にこのような疾病の進行の危険性の高い患者にも有用 である。 更に、本発明の化合物は、凝固カスケードにおけるXa因子又はIIa因子を 抑制する試験管内診断薬として有用である。 B.試験 Xa因子又はIIa因子に対する本発明の化合物の抑制効果を示すために使用 した一次バイオアッセイは、セリンプロテアーゼ、試験されることになる本発明 の化合物、基質及び緩衝液のみを含む簡単な色素アッセイ(Chromogenic assay )である(例えば、Thrombosis Res.(1979年)、第16巻、第245〜2 54頁を見よ)。例えば、4種の組織ヒトセリンプロテアーゼ、遊離Xa因子、 プロトロンビナーゼ、トロンビン(IIa因子)及び組織プラスミノーゲン活性 化因子(tPA)を、一次バイオアッセイで使用することができる。tPAのア ッセイは、以前、繊維素溶解プロセスの抑制における望ましくない副作用を上首 尾のうちに実証するために使用されていた(例えば、J.Med.Chem.(1993 年)、第36巻、第314〜319頁を見よ)。 XA因子の抑制における本発明の化合物の有効性を実証する際に有用な別のバ イオアッセイは、クエン酸血漿中での遊離Xa因子に対する化合物の効力を実証 している。例えば、本発明の化合物の抗凝固効果を、プロトロンビン時間(PT )又は活性化された部分的 トロンボプラスチン時間(aPTT)を用いて試験し、他方、該化合物の選択性 をトロンビン凝固時間(TCT)アッセイを用いて照合した。一次酵素アッセイ におけるKiと、クエン酸血漿中での遊離Xa因子のKiとの相関関係は、他の血 漿成分と相互に作用するか又はこれらによって不活性化させられる化合物に反映 している。KiとPTの延長との相関関係は、遊離Xa因子抑制アッセイにおけ る効力を、臨床的凝固アッセイにおける効力に翻訳する、必要な試験管内の実証 である。更に、クエン酸血漿のPTの延長は、次の薬理学的研究において、作用 の持続期間を測定するのに使用することができる。 本発明の化合物の活性を実証するアッセイに関する他の情報については、R.L ottenberg他、Methods inEnzymology(1981年)、第80巻、第341〜3 61頁及びH.Ohno他、Thrombosis Research(1980年)、第19巻、第57 9〜588頁を見よ。 C.一般的投与法 純粋な形又は適当な医薬品での本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩 の投与は、投与に許容された方法又は同様の有効性を提供する薬剤のいずれかに より実施することができる。従って、投与は、例えば経口、経鼻、腸管外、局所 、経皮又は直腸内で、固形、半固形、凍結乾燥粉末の形でか又は液状投与形、例 えば錠剤、坐剤、ピル、軟カプセル剤及び硬ゼラチンカプセル剤、粉末、溶液、 懸濁液又はエアロゾル等で、有利に、正確な用量の簡単な投与に適する単位投与 形であってもよい。組成物は、常用の製薬学的担持剤又は添加剤及び活性剤とし ての本発明の化合物を含有し、更に、他の医療用薬剤、製薬学的薬剤、担持剤、 助剤等を含有していてもよい。 通常、投与の意図された方法に応じて、製薬学的に認容性の組成物は、本発明 の化合物又はその製薬学的に認容性の塩約1重量%〜約99重量%及び適当な製 薬学的助剤99重量%〜1重量%含有することになる。有利に、該組成物は、本 発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩約5〜75重量%及びその残りが適 当な製薬学的助剤である。 投与の有利な経路は経口であり、この場合、治療すべき疾病状態の重さの程度 に応じて調整できる簡便な日用量養生法が採用される。このような経口投与には 、本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩を含有する製薬学的に認容性の 組成物は、常用の添加剤、例えば製薬学的品質のマンニトール、ラクトース、デ ンプン、α化デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウム糖、タルク、セ ルロースエーテル誘導体、グルコース、ゼラチン、ショ糖、クエン酸塩、没食子 酸プロピル等を配合することによって賦形される。この種の組成物は、溶液、懸 濁液、錠剤、ピル、カプセ ル剤、粉末、徐放性調剤等の形をとる。 有利に、この種の組成物は、カプセル剤、カプレット(caplet)又は錠剤の形 をとり、従って、希釈剤、例えばラクトース、ショ糖、燐酸二カルシウム等;崩 壊剤、例えばクロスカルメロースナトリウム(croscarmellose sodium)又はそ の誘導体;滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム等;結合剤、例えばデンプン 、アカシアゴム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、セルロースエーテル誘導体 等を含有することにもなる。 また、本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩は、例えば体内で徐々に 溶解する担持剤、例えばポリオキシエチレングリコール及びポリエチレングリコ ール(PEG)、例えばPEG1000(96%)及びPEG4000(4%) 中に配合された活性成分約0.5%〜約50%を使用して処方して坐剤にするこ ともできる。 液状の投与可能な医薬品は、例えば本発明の化合物(約0.5%〜約20%) 又はその製薬学的に認容性の塩及び場合による製薬学的助剤を、担持剤中、例え ば水、食塩水、デキストロース水、グリセロール、エタノール等中に溶解又は分 散させることによって製造することができ、この場合に、溶液又は懸濁液ができ る。 所望の場合には、本発明の医薬品は、少量の助剤、 例えば湿潤剤又は乳化剤、pH緩衝剤、酸化防止剤等、例えばクエン酸、モノラ ウリン酸ソルビタン、オレイン酸トリエタノールアミン、ブチル化されたヒドロ キシトルエン等を含有していてもよい。この種の投与形の製造の実際的方法は公 知であるか又は当業者には自明のことである;例えばRemington's Pharmaceutic al Sciences)第18版、(Mack Publishing Company、ペンシルバニア州イース トン在、1990年を見よ)。投与すべき組成物は、いずれの場合にも、本発明 の教示によれば、Xa因子の抑制によって緩和される疾病状態の治療のために本 発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩の治療有効量を含有していることに なる。 本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩は、治療有効量で投与されるが 、その治療有効量は、使用された特定の化合物の活性、代謝安定性及び化合物の 作用の長さ、年齢、体重、全身の健康状態、性別、治療食、投与の方法及び時間 、排出率、複合製剤、特殊な疾病状態の重さ及び治療を受けるヒトを含めた種々 の要因に応じて変動することになる。通常、治療に有効な日用量は、1日当たり 体重1kgに対して本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩の約0.14 mg〜約14.3mgであるが、有利に、1日当たり体重1kgに対して約0. 7mg〜約10mg、最も有利に、1日当たり体重1kgに対して約1.4gm 〜約7.2mgである。例えば70kgの人に対する投与については、用量の幅 は、1日当たり本発明の化合物又はその製薬学的に認容性の塩約10mg〜約1 .0g、有利に1日当たり約50mg〜約700mg、最も有利に1日当たり約 100mg〜約500mgになる。 有利な実施態様 本発明の概要において上記のように本発明の化合物の内では、いくつかのグル ープの化合物が有利である゜ 有利なグループの1つは、nが、0又は1であり、Aは、アルキレンであり、 R1は、−OR5又は−N(R5)R6であり、R2は、互いに独立にニトロ、アル キル(場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)、−OR5、− N(R7)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9であるか、場合によ っては−C(O)OR8又は−R10−C(O)OR8によって置換されたピペリジ ニルであり、R3は、水素原子であるか又は場合によってはハロゲン原子、−C (O)OR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換さ れたアルキル又は−C(O)NR8)R9であり、R4は、−C(NH)NH2であ り、R5は、互いに独立に水素原子であるか、場合によっては−C(O)OR8、 −C(O)N(R8)R9 からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換されたアルキ ル及びフェニル(場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)で あるか、それぞれ場合によっては1−イミノアルキル、−C(NH)N(R8) R9、−R10−C(O)OR8又は−SO3Hによって置換されたピペリジニル又 はピロリジニルであり、R6は、水素原子、アルキル、ベンジル(場合によって は−C(O)OR8によって置換されている)、−R10-C(O)OR8、−R10 −C(O)N(R8)R9又は−C(O)R7であり、R7は、−C(O)OR8及 びアリール(場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)からな るグループから選択された1個以上の置換基によって置換された分枝鎖状又は直 鎖状のアルキレンであり、R8及びR9は、互いに独立に水素原子又はアルキルで あり、R10は、互いに独立に分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンである式(I)の 化合物のグループである。 前記グループの化合物の内で、有利な化合物のサブグループは、nが、0又は 1であり、Aは、メチレンであり、R1は、−OR5又は−N(R5)R6であり、 R2は、独立にニトロ、メチル(−C(O)OR8によって置換されている)、− OR5、−N(R7)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9であるかま たは場合によっては−C(O)OR8又は−CR10−C(O)OR8によって置換 されたピペリジニルで あり、R3は、水素原子であるか又は場合によっては−C(O)OR8又は−C( O)N(R8)R9によって置換されたアルキルであり、R4は、−C(NH)N H2であり、R5は、互いに独立に水素原子であるか又は場合によっては−C(O )OR8、−C(O)N(R8)R9又はフェニル(場合によっては−C(O)O R8によって置換されている)によって置換されたアルキルであるかまたは場合 によっては1−イミノアルキル、−R10−C(O)OR8又は−SO3Hによって 置換されたピペリジニルであり、R6は、水素原子、アルキル、ベンジル(場合 によっては−C(O)OR8によって置換されている)又は−R10−C(O)O R8であり、R7は、−C(O)OR8及びアリール(場合によっては−C(O) OR8によって置換されている)からなるグループから選択された1個以上の置 換基によって置換された分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンであり、R8及びR9は 、互いに独立に水素原子、メチル又はエチルであり、R10は、互いに独立に分枝 鎖状又は直鎖状のアルキレンであるサブグループのものである。 前記のサブグループの化合物の内で、有利な種類の化合物は、nが、0であり 、Aは、メチレンであり、R1は、−OR5であり、R3は、水素原子であるか又 は場合によっては−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換さ れたアルキルであり、R4 は、−C(NH)NH2であり、R5は、場合によっては1−イミノアルキルによ って置換されたピペリジニルであり、R8及びR9は、独立に水素原子、メチル又 はエチルである種類のものである。 前記の種類の化合物の内で、以下の化合物が更に有利である: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−3−イルオキシベンズイミダゾール、 l−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−6−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−5−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N− (1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2− イソプロピル−5−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベ ンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−t−ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−t−ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−5−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第二ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第二ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−カルボキシエチル) −6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−カルボキシエチル) −5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール及び 1-(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−アミノカルボニルエ チル)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズ イミダゾール。 前記のサブクループの化合物の内で、別の有利な種類の化合物は、nが、0で あり、Aは、メチレンであり、R1は、−N(R5)R6であり、R3は、水素原子 又はメチルであり、R4は、−C(NH)NH2であり、R5は、場合によっては 1−イミノアルキルによって置換されたピペリジニルであり、R6は、水素原子 、−R10−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9であり、R8及びR9は、 独立に水素原子又はメチルであり、R10は、分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンで ある種類のものである。 前記の種類の化合物の内で、以下の化合物は更に有利である: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イル) アミノベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((メトキシカルボニル )メチル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((アミノカルボニル) メチル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(3−カルボキシプロピ ル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(メトキシカルボ ニル)プロピル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(カルボキシ)プ ロピル)アミノ)ベンズイミダゾール及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(カルボキシ)プ ロピル)アミノ)ベンズイミダゾール。 前記のサブグループの化合物の内で、別の有利な種類の化合物は、nが、1で あり、Aは、メチレンであり、R1は、−OR5であり、R2は、ニトロ、−OR5 、−N(R7)R9、−C(O)OR8であるか又はピペリジニル(場合によって は−C(O)OR8によって置換されている)であり、R3は、メチル又は1−イ ソプロピルであり、R4は、−C(NH)NH2であり、R5は、互いに独立に水 素原子であるか又は−C(O)OR8、−C(O)NR89アリール(場合によ っては−C(O)OR8によって置換されている)又はピペリジニル(場合によ っては−R10−C(O)OR8又は1−イミノエチルによって置換されている) によって置換されたアルキルであり、R7は、−C(O)OR8またはフェニル( 場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)によって置換された 分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンであり、R8及びR9は、互いに独立に水素原子 又はメチルである種類のものである。 前記の種類の化合物の内で、以下の化合物は、更に有利である: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−ヒドロキシ− 6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾ ール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2− メチル−5−(アミノカルボニル)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル) ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(カルボキシ )メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベ ンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(4−(メト キシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(4−(カル ボキシ)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4ー イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−カルボキシ− 6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾ ール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(3−(メト キシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1-(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(3−(カル ボキシ)ベンジルオキシ) −6−(N−1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾ ール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(メトキシカ ルボニル)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(アミ ノカルボニル)エトキシ)−6−(n−(1−イミノエチル)ピペリジン−4ー イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(メト キシカルボニル)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(カル ボキシ)エトキシ)−6ー(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ 4キシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキ シ−6−(ピペリジン−44−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキ シ−5−(ピペリジン−44−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 41−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2− 4イソプロピル−4−メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン− 4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキ シ−5−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(4− カルボキシ)ベンジルアミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン− 4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−(4− カルボキシピペリジン−1−イル)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−(カル ボキシ)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキ 4シ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−4イソプロピル−7−ニト ロ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−7−ニトロ−6− (N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (2−カルボキシプロプ−2−イル)アミノ)−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (4−カルボキシ)ベンジルアミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリ ジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (2−カルボキシエチル)アミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(カル ボキシメチル)ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール゜ 前記のサブグループの化合物の内で、有利な種類の化合物は、nが、1であり 、Aは、メチレンであり、R1は、−N(R5)R6であり、R2は、−C(O)O R8又は−C(O)N(R8)R9であり、R3は、1−イソプロピルであり、R4 は、−C(NH)NH2であ り、R5は、場合によっては1−イミノエチルによって置換されたピペリジニル であり、R6は、水素原子であり、R8およびR9は、互いに独立に水素原子又は メチルである種類のものである。 前記の種類の化合物の内で、以下の化合物は、更に有利である: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−カルボ キシ−6−(N−(l−イミノエチル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイ ミダゾール及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−アミノ カルボニル−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベ ンズイミダゾール。 本発明の化合物の製造 以下の反応式中では、1つの位置異性体だけが製造されたものとして示されて いるにすぎないけれども、当業者であれば、製造及び実施例を含めた本明細書の 全ての記載により、反応式の特定の工程によって位置異性体の混合物が得られ、 この混合物を、常法により分離し、かつ単離することができることは自明のこと である。 A.式(Ia)及び(Ib)の化合物の製造 式(Ia)及び(Ib)の化合物は、本発明の化合物であり、以下の反応式1 中に示されたようにして製造されるが、この場合、Aは、分枝鎖状又は直鎖状の アルキレン、−C(O)−又は−S(O)2−であり、R2は、アルキル(場合に よってはハロゲン原子、アリール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9 、−N(R8)R9によって置換されている)、−OR8、−N(R7)R7、−N (R7)R9、−N(R8)R9、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、C (O)N(R7)R9、−C(O)N(R8)R9であり、R3は、水素原子である か又はハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合に よってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)O R8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ (場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化 アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合 によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8または −C(O)N(R8)R9によって置換されている) 、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)( CH2m(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8) C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8) R9、−OPO32 及び−SR8であり、R5は、独立に水素原子であるかまたは場合によってはハロ ゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8または −C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場合によ ってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ( 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C( O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン 化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場 合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8また は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N (R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O) (CH2pOR8(但し、 pは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8 )R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置 換されたアルキルであるか又は場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン 原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8によって置換されたアリール又は−C (O)N(R8)R9であり、R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、 アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8) R9、−C(O)OR8によって置換されている)、アリールオキシ、アルアルコ キシ、アルケニル、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、イ ンドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ 、−C(O)OR8又は−N(R8)R9によって置換されている、−C(O)O R8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2qOR8( 但し、qは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O) N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8 からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換された分枝鎖状 又は直鎖状のアルキレンであり、R8及びR9は、それぞれ、上記の本発明の概要 中に記載されたものであり、R11は、ヒドロキシ又はハロゲン原子であり、Xは 、ハロゲン原子であり、かつWは、第三ブトキシカルボニルのような窒素のため の保護基である: 反応式 1 式(1)、(4)及び(7)の化合物は、例えばAldrich Co.から市販により 入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造することができる。また、 式(7)の化合物は、欧州特許出願公開第054051号明細書中に開示された 方法により製造することもできる。 通常、式(Ia)及び(Ib)の化合物は、まず、プロトン性溶媒中、有利に メタノール中で、水素の存在下に、1〜24時間、有利に12時間強力に振盪さ せつつ、水素添加剤、例えば炭素上のパラジウムを用いて式(1)の化合物を処 理することによって製造される。式(2)の化合物は、まず、強酸、有利に4N のHClを用いて反応混合物を処理し、引き続き濾過及び遠心分離によって反応 混合物から単離される。 こうして形成された式(2)の化合物を、次に、水性の酸性溶媒中、例えば4 Nの水性HCl中に溶解し、次に、式:R3−C(O)R11(式中、R11は、ヒ ドロキシである)で示される化合物の過剰モル量を前記溶液に添加する。生じた 反応混合物を、2〜16時間、有利に12時間還流させ、次に、周囲温度で有利 に重炭酸カリウムを用いて塩基性にする。この生成物を、抽出と蒸発により反応 混合物から単離して、式(3)の化合物の保護されていない類似体を得る。該類 似体を、非プロトン性溶媒中、有利にテトラヒドロフラン中に溶解し、周囲温度 で、2〜12時間、有利に3時間、ジ−第三ブチルジカルボン酸塩を用いて処理 する。式(3)の化合物を、水抽出、引き続くカラムクロマトグラフィーによっ て反応混合物から単離する。 また、式(2)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にピリジン中に溶解し 、次に、式:R3−C(O)R11(式中、R11は、クロロである)で示される化 合物を用いて処理する。生じた反応混合物を、周囲温度で4〜16時間、有利に 16時間撹拌する。この生成物を水抽出及び再結晶化によって反応混合物から単 離して、中間体のアミドを生じさせ、該アミドを、鉱酸、有利に1NのHClを 用いて処理する。生じた反 応混合物を、2〜12時間、有利に3時間還流させ、次に、周囲温度で塩基性に する。生じた化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にテトラヒドロフラン中に溶 解し、かつ周囲温度で2〜12時間、有利に3時間、ジ−第三ブチルジカルボン 酸塩を用いて処理する。次に、式(3)の化合物を上記と同じ方法で反応混合物 から単離する。 次に、式(3)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にテトラヒドロフラン 中に溶解し、これに、式(4)の化合物を、トリフェニルホスフィン及びジエチ ルアゾジカルボキシレート(DEAD)の存在下に、周囲温度で過剰モル量で添 加する。生じた反応混合物を1〜14時間、有利に12時間撹拌する。カラムク ロマトグラフィーによる単離により、式(5)の化合物が生じ、次にこれを、プ ロトン性溶媒中、有利にメタノール中に溶解する。次に、生じた溶液を、密封し たフラスコ中で、塩基、有利にアンモニアを用いて処理し、45〜70℃、有利 に50℃で2〜16時間、有利に3時間撹拌する。次に、式(6)の化合物を、 遠心分離及びカラムクロマトグラフイーのような常法により反応混合物から単離 する。 次に、式(6)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解し、 無機強塩基、例えば塩酸を用いて処理する。生じた反応混合物を、周囲温度で3 0分間から3時間、有利に1時間撹拌する。次に式( 7)の化合物をこの反応混合物に添加し、生じた混合物を、周囲温度で1〜24 時間、有利に20時間撹拌する。水抽出及びからむクロマトグラフィーのような 常法による単離により、式(8)の化合物が生じた。 次に、式(8)の化合物を、無水アルコール中、有利にエタノール中に溶解し 、次に、生じた溶液を、反応温度を、約−78℃から周囲温度の間で2〜24時 間保持しつつ、無水鉱酸、有利にHClを用いて処理し、次に、例えば逆相HP LCによる反応完結を監視しつつ、前記温度を周囲温度に上昇させる。次に、溶 媒を除去し、かつ生じた残分を、新しい無水アルコール中、有利にエタノール中 に溶解した。次に、生じた溶液を、周囲圧力でか又は密閉したフラスコ中で、有 4意温度から100℃の温度で約1〜約5時間、無水アンモニアを用いて処理す る。次に、式(Ia)の化合物を、濃縮及び逆相HPLCのような標準的な方法 によって反応混合物から単離する。 また、上記の生じた溶液を無水アンモニアを用いて処理する代わりに、生じた 溶液を、式:−NH2OR8で示される化合物を用いて処理して、式(Ia)(但 し、R4は、−C(NH)N(H)OR8の置換基である)の相応する化合物を製 造する。 次に、式(Ia)の化合物を、プロトン性溶媒中、有利にメタノール中に溶解 し、次に、塩基有利にトリエチルアミンの存在下に、周囲温度で、1〜16時間 、有利に3時間、適当なイミダート、有利にエチルアセトイミダートを用いて処 理してもよい。この生成物、式(Ib)の化合物を、濃縮及び逆相HPLCのよ うな標準的な方法によって反応混合物から単離する。 R2が、−C(O)N(R8)R9又は−C(O)OR8を含み、この場合、R8 及びR9は、互いに独立にアルキル、アリール又はアルアルキルである式(Ia )及び(Ib)の化合物を、酸性条件下に加水分解して、R2が−C(O)OR8 を含み、この場合、R8は、水素原子である式(Ia)及び(Ib)の化合物を 製造してもよい。 R2が、−(O)OR8を含み、この場合、R8は、水素である式(Ia)及び (Ib)の化合物を、標準条件下でアミド化又はエステル化して、R2が、−C (O)OR8を含み、この場合、R8は、アルキル、アリール又はアルアルキルで ある式(Ia)及び(Ib)の化合物又はR2が、−C(O)N(R8)R9又は −C(O)N(R7)R9を含み、この場合、R8及びR9は、独立に水素原子、ア ルキル、アリール又はアルアルキルであり、R7は、上記の発明の概要中に定義 されたものである式(Ia)及び(Ib)の化合物を製造してもよい。 R2が、ニトロである式(Ia)及び(Ib)の化合物を、標準条件下で還元 させて、R2が、アミノである式(Ia)及び(Ib)の化合物を製造してもよ く、該化合物を、更に、適当なアルキル化剤を用いて処理して、R2が、−N( R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9又は−N(R8)C(O)R7であり 、この場合、R8及びR9は、それぞれ水素原子、アルキル、アリール又はアルア ルキルであり、R7は、上記の発明の概要中に定義されたものである式(Ia) 及び(Ib)の化合物を製造することもできる。 式(Ib)の化合物を、適当な酸ハロゲン化物、有利に酸塩化物または適当な 酸無水物等を用いて処理して、R4が、−C(NH)N(H)C(O)R8でアル 本発明の化合物を生じさせることもできる。更にまた、式(Ib)の化合物を、 塩化カルボニル等を用いて処理して、R4が、−C(NH)N(H)C(O)O R8である本発明の化合物を生じさせることもできる。 B.式(14a)の化合物の製造 式(14a)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物であり、か つ以下の反応式2で示されたようにして製造されるが、この場合、R3は、水素 原子であるか又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アル コキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N (R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されてい る)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ (場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化 アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合 によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は− C(O)N(R8)R9によって置換されている)、C(O)OR8、−N(R8) R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2mOR8(但し、mは、1〜 4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、− N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループ から選択された1個以上の置換基によって置換されたアルキルであり、R5は、 水素原子であるか又はR5は、場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒド ロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲ ン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によっ て置換されている)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、 ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)、アルアルコキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化ア ルケニル、シクロアルキル、イミダゾイル、インドリル、アダマンチル(場合に よってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C (O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8) R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但し、pは、1〜 4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、− N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループ から選択された1個以上の置換基によって置換されたアルキルであり、R8、R9 及びR10は、上記の発明の概要中に定義されたものであり、R11は、ヒドロキシ 又はハロゲン原子であり、Yは、酸素のための保護基、例えばテトラブチルジメ チルシリルであり、Wは、窒素のための保護基、例えば第三ブトキシカルボニル である: 反応式 2 式(9)の化合物及び工程1中で使用された酸塩化物は、例えばLancaster Sy nthesis, Inc.から市販により入手可能であるか又は当業者に公知の方法により 製造することができる。 通常、式(14a)の化合物は、まず、非プロトン性溶媒中、有利にテトラヒ ドロフラン中へ式(9)の化合物を溶解し、この溶液を、0℃でアンモニア(ガ ス)を用いて飽和させることによって製造される。飽和後に、この反応混合物を 、密封し、かつ周囲温度にまで昇温させ、かつ3〜16時間、有利に12時間撹 拌する。この反応混合物を濾過し、濾液を濃縮し、プロトン性溶媒中、有利にメ タノール中に溶解し、アル カリ性アルコキシド、有利にナトリウムメトキシドの過剰モル量を用いて処理し 、かつこの反応混合物を、周囲温度で1〜6時間、有利に3時間撹拌する。式( 10)の化合物を、抽出及び濃縮のような標準的な単離法によって反応混合物か ら単離した。 次に、式(10)の化合物を、非プロトン性塩基溶媒中、例えばピリジン中に 溶解し、式:R3−C(O)Clで示される化合物の数モル過剰な量を用いて処 理する。この反応混合物を、室温で1〜16時間、有利に1時間撹拌する。通常 の単離法による単離、例えば蒸発、水抽出及び再結晶化により、相応するアミド が得られる。該アミドを、強酸、例えば4NのHClの存在下にプロトン性溶媒 中、有利にエタノール中に溶解し、次に、水素の存在下での炭素上のパラジウム のような標準的還元条件下で還元して、相応するアミンを形成させ、該アミンを 、濾過及び濃縮のような標準的な方法によって反応混合物から単離する。次に、 生じた生成物を、鉱酸中、例えば2NのHCl中に溶解し、かつ3〜12時間、 有利に4時間還流させる。この生成物を濃縮によって単離し、水性臭化水素中に 溶解し、かつ1〜16時間、有利に3時間還流させる。この生成物を濃縮し、か つH2O及び無機塩基、例えば重炭酸カリウム中に再溶解させる。式(11)の 化合物を、水抽出及び濃縮のような常法によって反応混合物から単離する。 次に、式(11)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解し 、これに、弱塩基、例えばイミダゾールを添加する。この反応混合物に、バルキ ーハロゲン化シリル、例えば第三ブチルジメチルシリルクロリドの過剰モル量を 添加する。生じた反応混合物を、周囲温度で1〜12時間、有利に1時間撹拌す る。次に、式(12)の化合物を、抽出及び濃縮のような標準的な方法によって 反応混合物から単離する。 次に、式(12)の化合物を、非プロトン性溶媒中、例えばDMF中に溶解し 、かつ室温で強塩基、例えば水酸化ナトリウムを用いて処理する。この反応物を 、1〜6時間、有利に4時間撹拌し、式:XR5で示される化合物を撹拌しなが ら1〜3時間で反応混合物に添加する。式(13)の化合物を、抽出及びカラム クロマトグラフイーのような標準的な方法によって反応混合物から単離する。 次に、式(13)の化合物のベンズイミダゾール窒素を、上記の式(2)の化 合物について記載されたの処理と同様にして保護して、式(14)の化合物を製 造する。次に式(14)の化合物を、非プロトン性溶媒中、例えばDMF中に溶 解し、かつ冷却して0℃にする。次に、非プロトン性溶媒中のテトラブチルアン モニウムフロリドを、前記溶液に添加し、かつ生じた混合物を、0℃で30分間 〜3時間、有利に1時間撹拌する。次に、式(14a)の化合物を、水抽出及び カラムクロマトグラフィーのような標準的な方法によって反応混合物から単離す る。 次に、式(14a)の化合物を、上記の式(3)の化合物について記載された のと同様の方法で処理して、本発明の化合物を製造することもできる。 更に、式(10)の化合物から式(11)の化合物を製造する過程で形成され たジメトキシベンズイミダゾール化合物を、水性臭化水素中に溶解し、かつ短期 間、有利に約3時間還流させて、相応する式(13)のモノヒドロキシメトキシ ベンズイミダゾール、即ち、R5がメチルであり、Yが水素原子である化合物を 製造することもできる。次に、前記化合物を、上記の式(13)の化合物につい て記載されたのと同様の方法で処理して、本発明の化合物を製造する。 C.式(22)の化合物の製造 式(22)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物であり、かつ 以下の反応式3中に示されたようにして製造されるが、この場合、R3は、水素 原子であるか又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アル コキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N (R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されてい る)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、 −N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換され ている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原 子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換 されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インド リル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9 、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、C (O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2m OR8(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8) C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及 び−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換され たアルキルであり、R8及びR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリール 又はアルアルキルであり、R10は、分枝鎖状又は直鎖状のアルキレンであり、R12 は、アルキルであり、Xは、ハロゲン原子であり、Mは、アルカリ金属陰イオ ンであり、Wは、窒素のための保護基、例えば第三ブトキシカルボニルである。 反応式 3 式(9)及び(15)の化合物及び工程4中で使用された酸ハロゲン化物は、 市販により入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造できる。 通常、式(22)の化合物は、まず、式(9)の化合物を非プロトン性溶媒中 、有利にアセトニトリル中に溶解することによって製造され、生じた溶液は、冷 却して約−10℃にされる。次に、式(15)の化合物の当モル量を、塩基、有 利にジイソプロピルエチルアミンの存在下に前記溶液に添加し、生じた溶液を、 昇温させて周囲温度にする。この反応混合物を、3〜12時間、有利に5時間撹 拌する。溶媒の蒸発、抽出及び濃縮のような常法による単離により、相応する式 (16)の化合物を製造する。 次に、式(16)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にアセトニトリル中 に溶解し、生じた溶液を冷却して約−10℃にする。ベンジルアミンを、塩基、 有利にジイソプロピルエチルアミンの存在下に前記溶液に緩徐に添加し、生じた 反応混合物を、昇温させて周囲温度にする。次に、この反応混合物を24〜48 時間、有利に約24時間還流させる。溶媒の除去、有機水抽出及び濃縮のような 常用の単離法によって、式(17)の化合物を製造する。 次に、式(17)の化合物を、プロトン性溶媒中、有利にアルカノール、例え ばメタノール中に溶解する。次に、使用されたアルカノールに相応するアルカリ 性アルコキシド、例えばナトリウムメトキシドの過剰モル量を、窒素下に反応混 合物に添加する。生じた混合物を、1〜12時間、有利に6時間還流させ、かつ この反応物を冷却して周囲温度にする。溶媒を除去し、かつ生じた残分を有機溶 媒中に溶解する。水抽出、濃縮及びクロマトグラフィーのような常用の単離法に よって、式(18)の化合物を製造する。 次に、式(18)の化合物を、プロトン性溶媒中に溶解し、酸、例えばHCl の存在下に、還元剤、例えば炭素上のパラジウムを用いて処理する。次に、生じ た混合物を、加圧下に水素添加し、かつ固体を溶液から濾別して、式(19)の 化合物のHCl塩を製造する。 式(19)の化合物の塩形を、有機塩基溶媒中、有利にピリジン中に溶解する 。式:R3−C(O)Xの化合物の過剰モル量を、約0℃で前記溶液に添加する 。この混合物を、昇温させて周囲温度にし、次に、12〜16時間、有利に12 時間撹拌する。溶媒を除去し、かつ有機溶媒の抽出及び濃縮のような常用の単離 法によって、生成物が得られ、次に、この生成物を、強鉱酸中、有利に4NのH Cl中に溶解し、かつ生じた溶液を8〜16時間、有利に16時間還流させる。 酸を蒸発によって除去し、次に、生じた残分を、穏和な無機塩基、例えば重炭酸 ナトリウムを用いて中和してpH7にする。生じた水を濃縮によって除去するよ うな標準的な単離法及びテトラヒドロフランを用いる粉砕により、式(20)の 化合物が得られる。 次に、式(20)の化合物を、上記の式(11)の化合物について記載された のと同様の方法によって脱アルキル化して、式(21)の化合物を製造し、かつ 上記の式(2)の化合物について記載されたのと同様の方法によってN保護して 、式(22)の化合物を製造する。 次に、生じた式(22)の化合物を、式(3)の化合物について反応式1中で 記載されたのと同様の方法によって処理して、本発明の化合物を製造する。 D.式(32)の化合物の製造 式(32)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物であり、以下 の反応式4に示された様にして製造されるが、この場合、Aは、分枝鎖状又は直 鎖状のアルキレンであり、R3は、水素原子であるか又は場合によってはハロゲ ン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアル キル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C( O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場合によっては アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、− C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル、 シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハ ロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N( R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C (O)N(R8)R9、−C(O)(CH2mOR8(但し、mは、1〜4である )、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8) C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループから選択 された1個以上の置換基によって置換されているアルキルであり、R5は、水素 原子であるか又はR5は、場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキ シ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原 子、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置 換されている)、アリールオキシ(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は− C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル 、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によっては ハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N (R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、− C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但し、pは、1〜4であ る)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8 )C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループから選 択された1個以上の置換基によって置換されたアルキルであるか又はR5は、場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8によって置換されたアリールであるか又は−C(O)N(R8)R9であ り、R8、R9及びR10は、上記の発明の概要中に定義されたものであり、Xは、 ハロゲン原子であり、Yは、それぞれ、酸素保護基、例えば第三ブチルジメチル シリルであり、かつWは、窒素保護基、例えば第三ブトキシカルボニルである: 反応式 4 式(24)、(4)及び(7)の化合物は、市販により入手可能であるか又は 当業者に公知の方法又は本明細書中に開示された方法によって製造することがで きる。 通常、式(32)の化合物は、まず、式(24)の化合物を非プロトン性溶媒 中、有利にテトラヒドロフラン中に溶解することによって製造される。この溶液 を、周囲温度で穏和な無機塩基、有利に重炭酸ナトリウムを用いて塩基性にして 、pH7〜10、有利にpH8にする。窒素保護剤、例えばジ−第三ブチルジカ ルボネートの過剰モル量を、前記の溶液に添加し、かつ生じた混合物を、周囲温 度で0.5〜24時間、有利に12時間撹拌した。溶媒を除去し、生じた残分を 希釈し、かつ有機溶媒で抽出する。抽出及び濃縮により、式(25)の化合物が 得られる。 次に、式(25)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解す る。穏和な塩基、有利にイミダゾール及び酸素保護剤、例えば第三ブチルジメチ ルシリルクロリドを、前記の溶液に添加する。生じた混合物を、室温で30分間 から5時間、有利に1時間撹拌する。式(26)の化合物を、抽出及び蒸発によ って反応混合物から単離する。 次に式(26)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にテトラヒドロフラン 中に溶解し、次に、上記の式(3)の化合物について記載されたのと同様の方法 で反応させて、式(27)の化合物を製造する。 次に、式(27)の化合物を、プロトン性溶媒中、有利にメタノール中に溶解 し、5〜48時間、有利に12時間撹拌しつつ、0℃〜50℃、有利に20℃で のアンモニア分解によって脱保護する。濃縮及び乾燥のような常用の単離法によ って、式(28)の化合物が得られる。 次に、式(28)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解し 、上記の式(26)の化合物について記載されたのと同様の方法によってO保護 して、式(29)の化合物を製造する。 次に、式(29)の化合物を、上記の式(6)の化合物について記載されたの と同様の方法によって処理して、式(30)の化合物を製造する。次に、式(3 0)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にテトラ ヒドロフラン中に溶解し、かつ周囲温度で脱保護剤、例えばテトラブチルアンモ ニウムフロリドを用いて処理する。反応混合物を30分間から1時間、有利に3 0分間撹拌した後に、式(31)の化合物を、抽出及び濃縮のような常法によっ て反応混合物から単離する。 次に、式(31)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解す る。強塩基、例えば始祖かナトリウムを、前記の溶液に添加し、生じた反応混合 物を、周囲温度で30分間から2時間、有利に30分間撹拌する。式:XR5で 示される化合物を、反応混合物に添加し、かつ生じた混合物を、30分間から3 時間、有利に1時間撹拌する。次に、式(32)の化合物を、水抽出、濃縮及び カラムクロマトグラフィーのような常用の単離法によって反応混合物から単離す る。 次に、式(32)の化合物を、上記の式(8)の化合物について記載されたの と同様の方法によって処理して、本発明の化合物を製造する。 E.式(36)の化合物の製造 式(36)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物であり、以下 の反応式5中で示されたようにして製造されるが、この場合、Aは、直鎖状又は 分枝鎖状のアルキレンであり、R3は、水素原子であ るか又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、 アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8) R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R88)R9によって置換されている)、 アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N( R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている )、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、− N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されて いる)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、 アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C (O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O )OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2mO R8(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C( O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び− SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換されたア ルキルであり、R8、R9及びR10は、上記の発明の概要中に定義されたものであ り、Xは、ハロゲン原子であり、Yは、酸素のための保護基、例えば第三ブチル ジメチルシリルであり、W1は、窒素のための保護基、 例えば第三ブトキシカルボニルであり、かつW2は、窒素のための別の保護基、 例えばベンジルオキシカルボニル(CBZ)である: 反応式 5式(30)の化合物は、本明細書中に開示された方 法により製造される。式(4)の化合物及びXR10−C(O)OR8は、市販に より入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造できる。 通常、式(36)の化合物は、まず、式(30)の化合物を非プロトン性溶媒 中、例えばテトラヒドロフラン中に溶解され、次に、生じた溶液を、上記の式( 30)の化合物について記載されたのと同様の方法によって処理して、式(33 )の化合物が製造される。 次に、式(33)の化合物を、上記の式(26)の化合物について記載された のと同様の方法によって式(4)の化合物を用いて処理して、式(34)の化合 物を製造する。 次に、式(34)の化合物を、プロトン性溶媒と非プロトン性溶媒との混合物 中、例えば塩化メチレンとメタノールの9:1の混合物中に溶解する。次に、有 機酸、例えばトリフルオロ酢酸を、前記の溶液に添加する。生じた反応混合物を 、周囲温度で3〜24時間、有利に6時間撹拌する。次に、式(35)の化合物 を、濃縮のような常法によって反応混合物から単離する。 次に、式(35)の化合物を、非プロトン性溶媒中、例えばテトラヒドロフラ ン中に溶解する。式:XR10−C(O)OR8の化合物を、穏和な塩基、有利に 炭酸カリウム中に入れる。生じた反応混合物を、周囲温度で30分間から6時間 、有利に1時間撹拌する。 常用の単離法、例えば有機溶媒を用いる抽出、乾燥、濃縮及びクロマトグラフィ ーにより、式(36)の化合物が得られる。 次に、式(36)の化合物を、上記の式(8)の化合物について記載されたの と同様の方法によって処理して、本発明の化合物を得る。 F.式(45)の化合物 式(45)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物であり、以下 の反応式5中で示されたようにして製造されるが、この場合、Aは、直鎖状又は 分枝鎖状のアルキレンであり、R2は、アルキル(場合によってはハロゲン原子 、アリール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によ って置換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8 )R9、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、 −C(O)N(R8)R9であるか又は場合によっては−C(NH)N(R8)R9 、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8、−(NH) N(H)C(O)OR8、−C(O)R8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C (O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9及び−SO3Hからなるグループか ら選択された1個以上の置換基によって置換された複素環式化合物であり、R3 は、水素原子であるか 又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリ ール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、 −C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリー ルオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8) R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ア ルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8 )R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている) 、ハロゲン化アルキル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマン チル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)O R8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、 −N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2mOR8(但し 、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N( R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、OPO32及び−SR8からな るグループから選択された1個以上の置換基によって置換されたアルキルであり 、R7、R8、R9及びR10は、上記の発明の概要中に定義されたものであり、X は、ハロゲン原子であり、Wは、窒素のための保護基、例えば第三ブトキシカル ボニルである: 反応式 6 式(37)、(4)及び(7)の化合物は、例えばAldrich Co.から市販によ り入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造することができる。式: (R3−C(O))2Oで示される化合物は、例えばAldrich Co.から市販により 入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造することができる。 通常、式(45)の化合物は、まず、式(37)の化合物を非プロトン性塩基 性溶媒中、例えばピリジン 中に溶解して製造される。適当な無水物を、周囲温度で前記の溶液に添加する。 生じた反応混合物を、周囲温度で1〜48時間、有利に12時間撹拌する。溶媒 の除去により、式(38)の化合物が得られる。 次に、式(38)の化合物を、プロトン性酸性溶媒中、例えばトリフルオロ酢 酸中に溶解する。濃硝酸を、周囲温度で前記の溶液に添加する。生じた混合物を 、周囲温度で30分間から12時間、有利に2時間撹拌する。再結晶による単離 により、式(39)の化合物及びそのニトロ位置異性体が生じる。 次に、式(39)の化合物を、プロトン性溶媒中、有利にメタノール中に溶解 し、標準条件下での還元剤、例えば周囲温度で加圧下で水素の存在下での炭素上 のパラジウムを用いて処理する。生じた混合物を濾過し、かつ濾液を濃縮して、 式(40)の化合物が生じる。(40)の化合物を、工程1で使用した無水物に 相応する穏和な有機酸中、例えば酢酸中で1〜3時間、有利に2時間還流させる 。酸性溶媒を除去し、式(41)の化合物を、抽出により反応混合物から単離し 、乾燥させ、かつ濃縮する。 次に、式(41)の化合物を、上記の式(2)の化合物について記載されたの と同様の方法によって保護して、式(42)の化合物を生じさせ、更にこれを、 上記の式(3)の化合物について記載されたのと同様の方法によって処理して、 式(45)の化合物及び本 発明の化合物が生じる。 G.式(Ic)及び(Id)の化合物の製造 式(Ic)及び(Id)の化合物は、本発明の化合物であり、かつ以下の反応 式7に示されたようにして製造されるが、この場合、Aは、直鎖状又は分枝鎖状 のアルキレンであり、R2は、ニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子 、アリール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によ って置換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8 )R9、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、 −C(O)N(R8)R9であるか又は場合によっては−C(NH)N(R8)R9 、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8、−(NH) N(H)C(O)OR8、−C(O)R8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C (O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9及び−SO3Hからなるグループか ら選択された1個以上の置換基によって置換された複素環式化合物であり、R3 は、水素原子であるか又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキ シ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原 子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換 されている)、アリールオキシ(場合によっては アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、− C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化アルキル、シ クロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロ ゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8 )R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O )N(R8)R9、−C(O)(CH2mOR8(但し、mは、1〜4である)、 −N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C( NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8からなるグループから選択され た1個以上の置換基によって置換されたアルキルであり、R7、R8、R9及びR1 0 は、上記の発明の概要中に定義されたものであり、Xは、ハロゲン原子であり 、Wは、窒素のための保護基、例えば第三ブトキシカルボニルである: 反応式 7 式(46)の化合物は、以下の製造法に記載された方法により製造される。式 (47)及び(7)の化合物は、例えばAldrich Co.から市販により入手可能で あるか又は当業者に公知の方法により製造することができる。 通常、式(Ic)及び(Id)の化合物は、まず、式(46)の化合物をプロ トン性酸性溶媒中、例えばメタノールと酢酸との混合物中に溶解して製造される 。次に、式(47)の化合物の過剰モル量を、周囲温度で還元剤、例えばNaC NBH4の存在下に前記の溶液に添加する。この反応混合物を、周囲温度で30 分間から3時間、有利に1時間撹拌し、かつ溶媒を除去する。水抽出、濃縮及び カラムクロマトグラフィーのような常用の単離法により、式(48)の化合物が 得られる。 次に、式(48)の化合物を、上記の式(6)の化合物について記載されたの と同様の方法によって処理して、式(49)の化合物を生じさせ、次にこれを、 上記の式(8)の化合物について記載されたのと同様の方法によって処理して、 式(Ic)の化合物を生じさせ、次にこれを、上記の式(Ia)の化合物につい て記載されたのと同様の方法によって処理して、式(Id)の化合物を生じさせ る。 H.式(55)の化合物の製造 式(55)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物であり、かつ 以下の反応式8で示されたようにして製造されるが、この場合、R3は、水素原 子であるか又は場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコ キシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N( R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている )、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、N (R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されてい る)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、 −N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換され ている)、ハロゲン化アルキル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、 アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C (O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O )OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2mO R8(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C( O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び− SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換されたア ルキルであり、R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10− C(O)N(R8)R9、−C(O)R7であるか又はアルアルキル(場合によっ てはアルキル、ハロゲン原子、−N(R8)R9、− C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)であり、 R7、R8、R9及びR10は、上記の発明の概要中に定義されたものであり、Xは 、ハロゲン原子であり、W1は、窒素のための保護基、例えば第三ブトキシカル ボニルであり、W2は、窒素のための別の保護基、例えばトシルである: 反応式 8式(50)の化合物は、明細書中に開示された方法 によって製造することができる。式(47)の化合物及びR6Xは、市販により 入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造できる。 通常、式(55)の化合物は、まず、式(50)の化合物を、上記の式(46 )の化合物について記載されたのと同様の方法によって式(47)の化合物を用 いて処理して、式(51)の化合物を生じさせることによって製造される。次に 、式(51)の化合物を、0℃で非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解す る。強塩基、例えば水素化ナトリウムを、過剰モル量で前記の溶液に添加する。 この溶液を、約30分間撹拌する。窒素保護生成基、例えば塩化トシルを、反応 混合物に添加し、かつ生じた混合物を、約0℃で30分間から3時間、有利に1 時間撹拌する。抽出及び濃縮のような常用の単離法により、式(52)の化合物 が得られる。 次に、式(52)の化合物を、穏和な塩基、例えば炭酸カリウム及び式(53 )の化合物の存在下に非プロトン性溶媒、例えばDMF中に溶解する。生じた反 応混合物を、周囲温度で10〜24時間、有利に12時間撹拌する。有機溶媒に よる中秋及び濃縮のような常用の単離法により、式(54)の化合物が得られる ° 式(53)の化合物が、ハロゲン化メチル又はブロモ酢酸エチル以外にアルキ レン基を含有している場合 には、ハロゲン化アルキルを使用して、式(54)の化合物を生じさせ、次に、 該化合物を還元して、相応するアルキレン含有のR6基を生じさせる。 次に、式(54)の化合物を、穏和な求核剤、例えばアルコキシド又は無機水 酸化物、例えば水酸化ナトリウムの存在下にプロトン性溶媒中、例えばメタノー ル中に溶解することによって脱保護する。この反応混合物を、周囲温度で1〜3 時間、有利に1時間撹拌する。蒸発及びカラムクロマトグラフィーのような常用 の単離法により、式(55)の化合物が得られる。 次に、式(55)の化合物を、上記の式(6)の化合物ついて記載されたのと 同様の方法によって更に処理して、本発明の化合物を生じさせる。 I.式(60)及び(62)の化合物の製造 式(60)及び(62)の化合物は、本発明の化合物の製造の際の中間生成物 であり、かつ以下の反応式9で示されたようにして製造されるが、この場合、a は、直鎖状又は分枝鎖状のアルキレンであり、R3は、水素原子であるか又は場 合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール( 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C( O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキ シ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン 原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によって置 換されている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロ ゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によっ て置換されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、 インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8 )R9、−C(O)OR8又は−C(O)N(R8)R9によって置換されている )、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O) (CH2mOR8(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、− N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OP O32及び−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって 置換されたアルキルであり、R6は、水素原子、アルキル、−R10-C(O)OR8 、−R10-C(O)N(R8)R9、−C(O)R7であるか又はアルアルキル( 場合によってはアルキル、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8又 は−C(O)N(R8)R9によって置換されている)であり、R7は、場合によ ってはハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアル キル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8によって 置換されている)、アリールオキシ、アルアルコキ シ、アルケニル、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、イン ドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ、 −C(O)OR8又は−N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)O R8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2)qOR8( 但し、qは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O) N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32及び−SR8 からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換された分枝鎖状 又は直鎖状のアルキレンであり、R8、R9及びR10は、上記の発明の概要中に定 義されたものであり、Xは、ハロゲン原子であり、かつWは、窒素のための保護 基、例えば第三ブトキシカルボニルである: 反応式 9 式(56)、(4)、(7)及びR7Xは、例えばAldrich Co.から市販により 入手可能であるか又は当業者に公知の方法により製造することができる。 通常、式(62)の化合物は、まず、式(56)の化合物を、硝酸の存在下に 周囲温度で非プロトン性溶媒、有利にトリフルオロ酢酸中に溶解させることによ って製造される。生じた反応混合物を、6〜16時間、有利に12時間撹拌する 。溶媒を、蒸発によって除去し、かつ残分を、穏和な塩基、例えば重炭酸ナトリ ウムを用いて中和して約pH7にする。抽出、濃縮及びカラムクロマトグラフィ ーのような常用の単離法により、式(57)の化合物が得られる。 次に、式(57)の化合物を、上記の式(11)の化合物について記載された のと同様の方法によって脱メチル化して、式(58)の化合物を生じさせ、次に これを、上記の式(3)の化合物について記載されたのとの同様の方法によって 処理して、式(59)の化合物を生じさせる。 次に、式(59)の化合物を、上記の式(7)の化 合物について記載されたのと同様の方法によって処理して、式(60)の化合物 を生じさせ、次にこれを、塩基性非プロトン性溶媒中、例えばピリジン中に溶解 させる。穏和な還元剤、例えば二水和塩化錫(III)を、前記の溶液に添加す る。次に、生じたスラリーを加熱して、10〜16時間、有利に14時間で50 ℃〜60℃、有利に50℃にする。溶媒を除去し、かつ生じた残分を有機溶媒中 に溶解する。濾過、濃縮及びクロマトグラフィーのような常用の単離法により、 式(61)の化合物が得られる。 次に、式(61)の化合物を、非プロトン性溶媒中、有利にDMF中に溶解す る。次に、式R7Xの化合物の過剰モル量を、穏和な塩基、例えば重炭酸カリウ ムの存在下に前記の溶液に添加する。この反応混合物を、20℃〜55℃、有利 に20℃で24〜48時間、有利に48時間撹拌する。抽出及びクロマトグラフ ィーのような常用の単離法により、式(62)の化合物が得られる。 次に、式(62)の化合物を、上記の式(8)の化合物について記載されたの と同様の方法によって処理して、本発明の化合物が生じる。 更に、式(60)の化合物を、上記の式(8)の化合物について記載されたの と同様の方法によって処理して、本発明の化合物を製造することもできる。 更に、遊離塩基の形又は遊離酸の形で存在している 本発明の全ての化合物は、適当な無機酸又は有機酸をっ用いる処理によってか又 は適当な無機塩基又は有機塩基によって製薬学的に認容性の塩に変えることがで きる。また、本発明の化合物の塩は、遊離塩基の形又は遊離酸の形又は別の塩に 変えることもできる。 次の特別な調製及び実施例は、本発明の実施を助けるための手引きとして提供 されるものであって、本発明の範囲はこれによって制限されるものではない。 調製1 式(2)の化合物 4−アミノ−3−ニトロフェノール(25.0g、162ミリモル)及びメタ ノール(300m1)の溶液に10% Pd/C(300mg)を添加した。反 応物を水素下に置き、かつ12時間振盪した。次に、4N HCl (50ml )を添加した。その後、混合物をセライトに通して濾過した。濾液を濃縮して3 ,4−ジアミノフェノールを得た。 調製2 式(3)の化合物 A. 3, 4−ジアミノフェノール(5.20g、42.0ミリモル)、 イソ酪酸(5.80ml、63.0ミリモル)及び4N HCl(50ml)の 溶液を16時間還流した。周囲温度に冷却した後に、反応 物を中和した(KHCO3)。濾過により暗色固体が得られた。固体をTHF( 100ml)及びH2O(20ml)中に溶解した。ジ炭酸ジ第三ブチル(4. 09g、18.7ミリモル)を溶液に添加した。12時間撹拌した後に、反応混 合物をH2O(50ml)中に注ぎ込んだ。生じた混合物を酢酸エチル(2×1 50ml)で抽出した。有機層をブライン(10ml)で洗浄し、乾燥し(Na2 SO4)、濃縮した。生じた油をヘキサン/酢酸エチル(1:1)でのSiO2 (50g)上のクロマトグラフにかけ、1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒド ロキシ−2−イソプロピルベンズイミダゾールを得た。 B. 同様の方法で、式(3)の次の化合物を製造した: 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−メチルベンズイミダゾール ; 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルベンズ イミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−エチルベンズイミダゾール ; 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−プロピルベンズイミダゾー ル; 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−ブチルベンズイミダゾール ; 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−イソブチルベンズイミダゾ ール;及び 1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−第三ブチルベンズイミダゾ ール。 C. 選択的に、無水コハク酸(11.2g、113ミリモル、2当量)及び3 ,4−ジアミノフェノール(7g、56ミリモル、1当量)を乾燥DMF 15 0ml中に溶解し、混合物を100℃で3時間加熱した。DMFを真空内で除去 し、残留物を4N HCl 350ml中に溶解し、14時間還流した。反応物を冷却し、水を真空内で除 去し、残留物をメタノール200ml中に溶解し、該混合物に濃硫酸20mlを 添加した。該混合物を一晩に亘って還流した。メタノールをストリッピングし、 残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH7に中和した。水を真空内で除去し 、残留物をTHF(4×100ml)で擦った。組合せたTHF画分を約100 ml容量に濃縮し、ジ炭酸ジ第三ブチル(12g、56ミリモル、1当量)を添 加した。混合物を周囲温度で一晩に亘って撹拌し、次に濃縮した。粗製油をクロ マトグラフ(1:1 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、1−第三ブトキシカルボ ニル−6−ヒドロキシ−2−(メトキシカルボニルエ チル)ベンズイミダゾール5g(収率42%)を無色の固体として得た。 調製3 式(5)の化合物 A. DEAD(0.60ml、3.80ミリモル)を1−第三ブトキシカル ボニル−6−ヒドロキシ−2−イソプロピルベンズイミダゾール(690mg、 2.30ミリモル)、1−第三ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン (925mg、4.60ミリモル)、トリフェニルホスフィン(904mg、3 .45ミリモル)及びTHF(5ml)の溶液に25℃で添加した。12時間撹 拌した後に、溶剤を真空内で除去した。生じた油をヘキサン/酢酸エチル(1: 1)でのクロマトグラフ(SiO2、100g)にかけることにより、1−第三 ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4− イルオキシ)−2−イソプロピルベンズイミダゾールが得られた。 B. 同様の方法で、式(5)の次の化合物を製造した: 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−メチルベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−トリフルオロメチルベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−エチルベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−プロピルベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−ブチルベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−イソブチルベンズイミダゾール; 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−第三ブチルベンズイミダゾール;及び 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2−イソプロピル−4−メトキシベンズイミダゾール。 調製4 式(8)の化合物 A. 1−第三ブトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル )ピペリジン−4−イルオキシ)−2−イソプロピルベンズイミダゾール(42 5mg、0.92ミリモル)及びメタノール(10ml)の溶液をドライアイス /アセトン浴中で冷却し、かつNH3(g)をバブリングした。反応フラスコを 密封し、50℃で12時間加熱した。溶剤を真空内で除去した。生じた油を酢酸 エチルでのSiO2(50g)上のクロマトグラフにかけ、澄明な油(式(6) の化合物)を得た。該油及びDMF(15ml)の溶液にNaH(28.0mg 、0.70ミリモル)を添加した。7−ブロモメチル−2−ナフトニトリル(1 78mg、0.72ミリモル)を添加する前に、溶液を1時間撹拌した。20時 間撹拌した後に、反応物をH20(50ml)中に注ぎ込んだ。水層を酢酸エチ ル(2×60ml)で抽出した。有機層をブライン(50ml)で洗浄し、乾燥 し(Na2SO4)、かつ濃縮した。生じた油を酢酸エチルでのSiO2(20g )上のクロマトグラフにかけ6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン −4−イルオキシ)−2−イソプロピル−1−(4−シアノナフト−1−イル) メチルベンズイミダゾール及び5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)−2− イソプロピル−1−(4−シアノナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール を化合物の1:1混合物として得た。 B. 同様の方法で、式(8)の次の化合物を製造した: 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)べンズイミダゾール及び5−(N−(第三ブトキ シカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1− イル)ベンズイミダゾール’ 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)−2−メチルベンズイミダゾール及び5−(N− (第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノ ナフト−1−イル)−2−メチルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)−2−トリフルオロメチルベンズイミダゾール及 び5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1− (4−シアノナフト−1−イル)−2−トリフルオロメチルベンズイミダゾール 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)−2−エチルベンズイミダゾール及び5−(N− (第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノ ナフト−1−イル)−2−エチルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)−2−プロピルベンズイミダゾール及び5−(N −(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シア ノナフト−1−イル)−2−プロピルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)−2−ブチルベンズイミダゾール及び5−(N− (第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノ ナフト−1−イル)−2−ブチルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−l−イル)−2−イソブチルベンズイミダゾール及び5−( N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シ アノナフト−1−イル)−2−イソブチルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン− 4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1−イル)−2−第三ブチルベン ズイミダゾール及び5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イ ルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1−イル)−2−第三ブチルベンズイミ ダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−( 4−シアノナフト−1−イル)−2−イソプロピル−4−メトキシベンズイミダ ゾール及び5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ )−1−(4−シアノナフト−1−イル)−2−イソプロピル−4−メトキシベ ンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ−1−( 4−シアノナフト−1−イル)ベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)((メトキシカ ルボニル)メチル)アミノ−1−(4−シアノナフト−1−イル)−2−メチル ベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)(3−(メトキ シカルボニル)プロプ−1−イル)アミノ−1−(4−シアノナフト−1−イル )−2−メチルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)(2−(メトキ シカルボニル)プロプ−1 −イル)アミノ−1−(4−シアノナフト−1−イル)−2−メチルベンズイミ ダゾール; 5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)(2−(メトキ シカルボニル)プロプ−1−イル)アミノ−1−(4−シアノナフト−1−イル )−2−メチルベンズイミダゾール; 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ−2−メ チル−5−ニトロ−1−(4−シアノナフト−1−イル)ベンズイミダゾール; ならびに 6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ−2−イ ソプロピル−5−ニトロ−1−(4−シアノナフト−1−イル)ベンズイミダゾ ール。 調製5 式(10)の化合物 ドライアイス/アセトン浴中で冷却した1,3,5−トリフルオロ−2−ニト ロベンゼン(25.0g、141ミリモル)及びTHF(30ml)の溶液にN H3(g)をバブリングした。飽和後、反応管を密封し、周囲温度に温めた。1 2時間撹拌した後に、反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して黄色油を得た。黄色 油をメタノール(150ml)中に溶解した。1時間に亘って、ナトリウムメト キシド(27.0g、50 0ミリモル)を添加した。反応物を3時間撹拌し、次にH2O(500ml)を 添加した。混合物を酢酸エチル(3×700ml)で洗浄した。有機層をブライ ン(50ml)で洗浄し、乾燥し(Na2SO2)、濃縮して3,5−ジメトキシ −2−ニトロアニリンを赤色固体として得た。 調製6 式(11)の化合物 A. 3,5−ジメトキシ−2−ニトロアニリン(55.0g、321ミリ モル)及びピリジン(400ml)の溶液にイソブチリルクロリド(41.0m l、391ミリモル)を添加した。16時間撹拌した後に、反応混合物を真空内 で濃縮した。生じた油をH20(200ml)と酢酸エチル(200ml)との 間で分配した。水相を更に酢酸エチル(2×200ml)で抽出した。有機層を ブライン(50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濃縮した。固体をヘキ サン/酢酸エチルから5℃で再結晶させて黄色結晶を得た。黄色結晶、4N H Cl(200ml)及びエタノール(250ml)のスラリーに10% Pd/ C(1.30g)を添加した。スラリーをH2(g)50psi下に置き、かつ 4時間振盪した。次に混合物を濾過し、濾液を濃縮することにより白色固体が得 られた。白色固体を2N HCl (200ml)中に溶 解し、4時間還流した。反応混合物を濃縮した。生じた固体を48% HBr( 100ml)及びH2O(100ml)中に溶解し、15時間還流した。次に反 応物を周囲温度に冷却し、濃縮した。固体をH2O(200ml)中に溶解し、 中和した(KHCO3)。その後水層をn−ブタノール(3×500ml)で抽 出した。有機層をブライン(50ml)で洗浄し、活性炭で処理し、濃縮して式 (11)の化合物である4,6−ジヒドロキシ−2−イソプロピルベンズイミダ ゾールを得た。 B. 選択的に、4,6−ジメトキシ−2−イソプロピルベンズイミダゾール (12.70g)57.66ミリモル)及び48% HBr(100ml)の溶 液を3時間還流し、次に溶液を周囲温度に冷却し、濃縮した。生じた固体をH2 O(100ml)中に溶解し、中和した(NaHCO3)。褐色沈殿が形成され 、該沈殿を濾過によって単離した。沈殿をMeOH(100ml)中に溶解し、 木炭で処理し、濃縮して6−ヒドロキシ−2−イソプロピル−4−メトキシベン ズイミダゾールを褐色固体として得た。 調製7 式(12)及び(13)の化合物 4,6−ジヒドロキシ−2−イソプロピルベンズイ ミダゾール(36.0g、113ミリモル)、イミダゾール(35.0g、51 4ミリモル)及びDMF(200ml)の混合物に第三ブチルジメチルシリルク ロリド(40.0g)265ミリモル)を添加した。暗色混合物を10時間撹拌 し、次にH2O(500ml)と酢酸エチル(500ml)との間で分配した。 水層を更に酢酸エチル(2×500ml)で抽出した。組合せた有機層をブライ ン(100ml)で洗浄し、乾燥し(Na2S04)、活性炭で処理し、濃縮して 暗色油である4,6−ジ(テトラブチルジメチルシリル)オキシ−2−イソプロ ピルベンズイミダゾールを得た。該油(12.2g、29ミリモル)をDMF( 150ml)中に溶解し、NaH(1.76g、44.0ミリモル)で処理した 。4時間後、溶液を氷浴中に置き、次にブロモ酢酸メチル(1.50ml、15 .8ミリモル)を滴加した。反応物を40分間撹拌し、次にブロモ酢酸メチル( 1.20ml、12.6ミリモル)の第二の分量を添加した。20分以上撹拌し た後に、反応混合物をH2O(300ml)に添加した。水層を酢酸エチル(3 ×300ml)で抽出した。組合せた有機層をブライン(50ml)で洗浄し、 乾燥し(Na2S04)、かつ濃縮して油を得た。該油のヘキサン/酢酸エチル( 1:1)でのクロマトグラフィー(SiO2、500g)により2−イソプロピ ル−4−(カルボキシ)メチル−6−(テトラブチル ジメチルシリル)オキシベンズイミダゾールが得られた。 調製8 式(14a)の化合物 A. 2−イソプロピル−4−(カルボキシ)メトキシ−6−(テトラブチ ルジメチルシリル)オキシベンズイミダゾール(9.00g、18.7ミリモル )及びTHF(100ml)の混合物にジ炭酸ジ第三ブチル(23.0g、10 5ミリモル)を添加した。反応混合物を7時間還流した。周囲温度に冷却した後 に、該混合物を濃縮した。生じた油をヘキサン/酢酸エチル(2:1)でのクロ マトグラフィー(SiO2500g)によって精製して澄明な油を得た。THF (300ml)中の澄明な油の溶液(0.01M)を氷浴中に置いた。数分後、 テトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0M溶液8.00ml、8ミリモル )を添加した。反応混合物を数分間撹拌し、次に反応混合物をH2O(300m l)及びエーテル(300ml)との間で分配した。水層を更にエーテル(2× 300ml)で抽出した。組合せた有機層をブライン(50m1)で洗浄し、乾 燥し(Na2SO4)、濃縮して黄色油を得た。エーテルを用いるクロマトグラフ ィー(SiO2 10g)により1−第三ブトキシカルボニル−2−イソプロピ ル−4−(カルボキシ)メ トキシ−6−ヒドロキシベンズイミダゾールが得られた。 B. 選択的に、6−ヒドロキシ−2−イソプロピル−4−メトキシベンズイ ミダゾール(3.44g、18ミリモル)、THF(50ml)及びH2O(5 0ml)の混合物にジ炭酸ジ第三ブチル(8.00g、37ミリモル)を添加し た。混合物を16時間還流した。その後、反応混合物を酢酸エチル(3×50m l)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濃縮した 。生じた油のヘキサン/酢酸エチル(1:1)でのクロマトグラフィー(SiO2 100g)により1−第三ブトキシカルボニル−6−ヒドロキシ−2−イソ プロピル−4−メトキシベンズイミダゾールが得られた。 調製9 式(16)の化合物 1lフラスコ中で、2,4,6−トリフルオロ−2−ニトロベンゼン(8.2 ml、70ミリモル、1.1当量)を乾燥アセトニトリル500mlに添加し、 かつ溶液を−10℃で冷蔵した。ジイソプロピルエチルアミン(33ml、19 1ミリモル、3当量)及びイソニペコチン酸エチル(10g、64ミリモル、1 当量)を、窒素下で、組合せ溶液として滴下漏斗を介 してゆっくりと(約20分間)添加した。反応物はほぼ直ちに黄色に変色し、該 反応物をゆっくりと20℃に温めた。20℃で5時間後、薄層クロマトグラフィ ーは、反応がほぼ完了していたことを示した(95/5 ヘキサン/酢酸エチル )。アセトニトリルを真空内で除去し、生じた黄色油を酢酸エチル1l中に溶解 した。この溶液を水(3×100ml)、ブライン(1×300ml)で洗浄し 、硫酸ナトリウム中で乾燥し、濃縮して黄色油20gを得た。この物質は、1H NMRにより6−(4−(エトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−2 ,4−ジフルオロ−1−ニトロベンゼンとして同定された。 調製10 式(17)の化合物 6−(4−(エトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−2,4−ジフル オロ−1−ニトロベンゼン(20g、64ミリモル、1当量)を乾燥アセトニト リル300ml中に溶解し、溶液を−10℃で冷蔵した。ジイソプロピルエチル アミン(33ml、191ミリモル、3当量)及びベンジルアミン(7ml、6 4ミリモル、1当量)を、窒素下で、組合せ溶液として滴下漏斗を介してゆっく りと(約20分間)添加した。反応物はほぼ直ちに黄色に変色し、該反応物をゆ っくりと20℃に温めた。20℃で48時間後、薄層 クロマトグラフィーは、反応が約半分だけ完了していたことを示した。反応物を 50℃で24時間加熱し、冷却し、アセトニトリルを真空内で除去し、生じた橙 色油を酢酸エチル1l中に溶解した。該溶液を水(3×100ml)、ブライン (1×300ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して橙色油20g を得た。クロマトグラフィー(95/5 ヘキサン/酢酸エチル)により2−N −ベンジルアミノ−6−(4−(エトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル) −4−フルオロ−1−ニトロベンゼン12g(収率48%)が得られた。 調製11 式(18)の化合物 2−N−ベンジルアミノ−6−(4−エトキシカルボニル)ピペリジン−1− イル)−4−フルオロ−1−ニトロベンゼン(11g、27ミリモル、1当量) 乾燥メタノール200mlに添加し、混合物に、窒素下でメタノール100ml 中の溶液としてナトリウムメトキシド(5.0g)をゆっくりと(約20分間) 添加した。反応物を6時間加熱還流し、冷却し、メタノールを真空内で除去し、 生じた赤色固体を酢酸エチル1l中に溶解した。該溶液を水(3×100ml) 、ブライン(1×300ml)で洗浄し、硫酸ナトリムで乾燥し、濃縮して暗赤 色油を得た。クロマトグラ フィー(ヘキサン中10〜50%酢酸エチル)により2−N−ベンジルアミノ− 6−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−4−メトキシ−1 −ニトロベンゼン4.3g(収率38%)が得られた。 調製12 式(19)の化合物 2−N−ベンジルアミノ−6−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1 −イル)−4−メトキシ−1−ニトロベンゼン(4.3g、10ミリモル、1当 量)をメタノール100ml中に溶解し、混合物に10% Pd/C数グラム( 湿式Degussaタイプ)、次に4N HCl 50mlを添加した。混合物を2時 間、50psiで水素化し、固体をセライトに通して濾別し;かつ濾液を濃縮し て薄い黄褐色固体を得た。ジアミンのHCl塩の形(定量収率)は、1H NM Rにより1,2−ジアミノ−6−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1 −イル)−4−メトキシベンゼンとして同定された。 調製13 式(20)の化合物 1,2−ジアミノ−6−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル )−4−メトキシベンゼン のビス塩酸塩(3.7g、10ミリモル、1当量)を乾燥ピリジン100ml中 に溶解し、混合物にイソブチリルクロリド(2.2ml、20ミリモル、2当量 )を0℃で添加した。混合物をゆっくりと20℃に温め、一晩に亘って撹拌した 。ピリジンを真空内で除去し、残留物を酢酸エチル500ml中に溶解した。該 溶液を水(3×100ml)、ブライン(1×300ml)で洗浄し、硫酸ナト リウムで乾燥し、濃縮して暗褐色残留物3.5g(収率87%)を得た。該物質 は、1H NMRにより1,2−ジ((1−メチルエチル)カルボニル)アミノ −6−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−4−メトキシベ ンゼンとして同定された。残留物(3.5g、10ミリモル、1当量)を4N HCl 100ml中に溶解し、混合物を一晩に亘って還流した。HClを真空 内で除去し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH7に中和した。水を真 空内で除去し、残留物をTHF(4×100ml)で擦った。組合せたTHF画 分を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して暗色固体2.5g(収率69%)を得た 。該物質は、1H NMRにより2−イソプロピル−4−(4−(カルボキシ) ピペリジン−1−イル)−6−メトキシベンズイミダゾールとして同定された。 調製14 式(21)の化合物 4−(4−(カルボキシ)ピペリジン−1−イル)−6−メトキシ−2−イソ ピロピルベンズイミダゾール(2.5g、7.4ミリモル、1当量)を48%H Br 60ml中に溶解し、混合物を3時間還流した。HBrを真空内で除去し 、残留物をメタノール200ml中に溶解し、該混合物に濃硫酸20mlを添加 した。該混合物を一晩に亘って還流した。メタノールをストリッピングし、残留 物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH7に中和した。水を真空内で除去し、残 留物をTHF(4×100ml)で擦った。組合せたTHF画分を硫酸ナトリウ ムで乾燥し、濃縮して暗赤色固体2gを得た。該物質は、1H NMRにより4 −(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−6−ヒドロキシ−2 −イソプロピルベンズイミダゾールとして同定された(依然として残留する一部 のメトキシ生成物を有する)。クロマトグラフィー(2.5:1 酢酸エチル/ ヘキサン)により所望の生成物800mg(収率32%)が無色の固体として得 られた。 調製15 式(22)の化合物 4−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−6−ヒドロキシ −2−イソプロピルベンズ イミダゾール(800mg、2.4ミリモル、1当量)をTHF20ml中に溶 解し、溶液にジ炭酸ジ第三ブチル(520mg、2.4ミリモル、1当量)を添 加し、生じた混合物を還流した。薄層クロマトグラフィーは、反応が停滞してい ることを示したので、ジ炭酸ジ第三ブチル1当量の幾つかのアリコートを還流の 3日間に亘って添加した。反応物を冷却し、THFを真空内で除去し、残留物を クロマトグラフ(4:1ヘキサン/酢酸エチル)にかけ、1−第三ブトキシカル ボニル−4−(4−(メトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル)−6−ヒド ロキシ−2−イソプロピルベンズイミダゾール59O0mg(収率59%)を無 色の固体として得た。 調製16 式(25)の化合物 THF(11)中の2−メチル−5,6−ジヒドロキシベンズイミダゾール( 100g)をNaHCO3水溶液でpH8に塩基性化し、次に生じた溶液にジ炭 酸ジ第三ブチル(104g)を添加した。3時間撹拌した後に、THFを除去し 、水性残留物を希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥し、濃縮して1− 第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5,6−ジヒドロキシベンズイミダゾー ルを白色固体として得た。 調製17 式(26)及び(27)の化合物 DMF(100ml)中の1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5,6 −ジヒドロキシベンズイミダゾール(12g)にイミダゾール(6.5g)及び 第三ブチルジメチルシリルクロリド(7.5g)を強く撹拌しながら添加した。 1時間撹拌した後に、反応物を酢酸エチル/水で後処理した。有機層を乾燥し、 濃縮して1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5−(第三ブチルジメチル シリル)オキシ−6−ヒドロキシベンズイミダゾール、1−第三ブトキシカルボ ニル−2−メチル−6−(第三ブチルジメチルシリル)オキシ−5−ヒドロキシ ベンズイミダゾール及び1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5,6−ジ ((第三ブチルジメチルシリル)オキシ)ベンズイミダゾールの混合物を得た。 THF(150ml)中の混合物に、最初にN−第三ブトキシカルボニル−4− ヒドロキシピペリジン(12g)、PPh3(15g)及び次にDEAD(10 ml)を滴下する方法で添加した。周囲温度で1時間撹拌した後に、溶剤を除去 し、残留物を精製し、位置異性体(regioisomer)をシリカゲルクロマトグラフィ ー(ヘキサン/酢酸エチル、勾配)によって分離して1−第三ブトキシカルボニ ル−2−メチル−5−(第三ブチルジメチルシリル)オキシ−6−(N−(第三 ブトキシカルボニル)ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1−第三ブトキシカルボニル− 2−メチル−6−(第三ブチルジメチルシリル)オキシ−5−(N−(第三ブト キシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール及び1−第 三ブトキシカルボニル−2−メチル−5,6−ジ((第三ブチルジメチルシリル )オキシ)ベンズイミダゾールを得た。 調製18 式(28)及び(29)の化合物 メタノール(100ml)中の1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5 −(第三ブチルジメチルシリル)オキシ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール(5g)に0℃でアンモニ アをバブリングした。密封容器中で周囲温度で12時間撹拌した後に、反応混合 物を濃縮し、乾燥して2−メチル−5−ヒドロキシ−6−(N−(第三ブトキシ カルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール(式(28)の 化合物)を得た。DMF中の生じた生成物にイミダゾール(0.66g)及び( 第三ブチルジメチルシリル)クロリド(1.5g)を添加した。周囲温度で1時 間撹拌した後に、反応物を酢酸エチルとH2Oとの間で後処理した。有機層を乾 燥し、濃縮して、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2 Cl2/メタノール、勾配)によって精製して2−メチル−5−(第三ブチルジ メチルシリル)オキシ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾールを得た。 調製19 式(30)の化合物 DMF(50ml)中の2−メチル−5−(第三ブチルジメチルシリル)オキ シ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベン ズイミダゾール(6.6g)に周囲温度でNaH(0.65g)を添加した。周 囲温度で30分間撹拌した後に、7−ブロモメチル−2−ナフトニトリル(3. 88g)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌した。反応物を酢酸エ チルとH2Oとの間で後処理した。有機層を乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマ トグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2Cl2/メタノール、勾配)によっ て精製して2−メチル−5−(第三ブチルジメチルシリル)オキシ−6−(Nー (第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノ ナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール及び2−メチル−6−(第三ブチ ルジメチルシリル)オキシ−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン −4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1−イル)メチルベンズイミダ ゾールを得た。 調製20 式(31)の化合物 THF(50ml)中の2−メチル−5−(第三ブチルジメチルシリル)オキ シ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1 −(4−シアノナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール(3g)に周囲温 度でテトラブチルアンモニウムフルオリド(3ml、1M)を添加した。周囲温 度で30分間撹拌した後に、溶剤を除去した。反応物を酢酸エチルとH2Oとの 間で後処理した。有機層を乾燥し、濃縮して2−メチル−5−ヒドロキシ−6− (N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)オキシ)−1−(4 −シアノナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾールを得た。 調製21 式(32)の化合物 A. DMF(50ml)中の2−メチル−5−ヒドロキシ−6−(N−(第 三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフ ト−1−イル)メチルベンズイミダゾール(1.11g)に周囲温度でNaH( 0.15g)を添加した。 周囲温度で30分間撹拌した後に、ブロモ酢酸エチル (0.4ml)を添加した。反応物を周囲温度で1時間撹拌し、酢酸エチルとH2 Oとの間で後処理した。有機層を乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフ ィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2Cl2/メタノール、勾配)によって精製し て2−メチル−5−(エトキシカルボニルメトキシ)−6−(N−(第三ブトキ シカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1− イル)メチルベンズイミダゾールを得た。 B. 同様の方法で、式(32)の次の化合物を製造した: 2−メチル−5−(1−(メトキシカルボニル)エトキシ)−6−(N−(第三 ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト −1−イル)メチルベンズイミダゾール; 2−メチル−5−(4−(メトキシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N− (第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノ ナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール;及び 2−メチル−5−(3−(メトキシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N− (第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノ ナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール。 調製22 式(33)の化合物 THF(50ml)中の2−メチル−6−(第三ブチルジメチルシリル)オキ シ−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1 −(4−シアノナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール(3g)に周囲温 度でBu4NF(4ml、1M)を添加した。周囲温度で30分間撹拌した後に 、溶剤を除去した。反応物を酢酸エチルとH2Oとの間で後処理した。有機層を 乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2 Cl2/メタノール、勾配)によって精製して2−メチル−6−ヒドロキシ−5 −(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4 −シアノナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾールを得た。 調製23 式(34)の化合物 THF(50ml)中の2−メチル−6−ヒドロキシ−5−(N−(第三ブト キシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1 −イル)メチルベンズイミダゾール(2.8g)に最初にN−ベンジルオキシカ ルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(1.7g)、PPh3(1.9g)及び 次にDEAD(1.2ml)を滴下する方法で添加した。周囲温度で1時間撹拌 した後に、溶剤を除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/ 酢酸エチル、勾配)によって分離して2−メチル−6−(N−(ベンジルオキシ カルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(第三ブトキシカルボ ニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1−イル)メ チルベンズイミダゾールを得た。 調製24 式(35)及び(36)の化合物 CH2Cl2/メタノール(100ml、9:1、v/v)中の2−メチル−6 −(N−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−( N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シ アノナフト−1−イル)メチルベンズイミダゾール(4g)にトリフルオロ酢酸 (20ml)を添加した。周囲温度で6時間撹拌した後に、反応物を濃縮して2 −メチル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(第三ブトキシカ ルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1−イル )メチルベンズイミダゾール(式(35)の化合物)のトリフルオロ酢酸塩を得 た。THF(50ml)中の生じた生成物にブロモ酢 酸エチル(0.72ml)及びK2CO3(5g)を添加した。周囲温度で1時間 撹拌した後に、反応物を酢酸エチルとH2Oとの間で後処理した。有機層を乾燥 し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2C l2/メタノール、勾配)によって精製して2−メチル−6−(N−(エトキシ カルボニル−メチル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(第三ブトキ シカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−1−(4−シアノナフト−1− イル)メチルベンズイミダゾールを得た。 調製25 式(38)の化合物 A. ピリジン(200ml)中の5−アミノ−2−メトキシカルボニルフェ ノール(60g)に周囲温度で無水酢酸(70ml)を添加した。周囲温度で1 4時間撹拌した後に、溶剤を除去して5−アセチルアミノ−2−メトキシカルボ ニル−1−アセトキシベンゼンを得た。 B. 同様の方法で、式(38)の次の化合物を製造した: 5−(2−メチル−1−オキソプロピル)アミノ−2−メトキシカルボニル−1 −(2−メチル−1−オキソプロポキシ)ベンゼン。 調製26 式(39)の化合物 A. トリフルオロ酢酸(150ml)中の5−アセチルアミノ−2−メトキ シカルボニル−1−アセトキシベンゼン(20g)に周囲温度でHNO3(5m l)を添加した。周囲温度で2時間撹拌した後に、溶剤を除去した。生じた残留 物を酢酸エチルから再結晶させて5−アセチルアミノ−4−ニトロ−2−メトキ シカルボニル−1−ヒドロキシベンゼン及び5−アセチルアミノ−6−ニトロ− 2−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシベンゼンの混合物を得た。 B. 同様の方法で、式(39)の次の化合物を製造した: 5−(2−メチル−1−オキソプロピル)アミノ−4−ニトロ−2−メトキシカ ルボニル−1−ヒドロキシベンゼン;及び 5−(2−メチル−1−オキソプロピル)アミノ−6−ニトロ−2−メトキシカ ルボニル−1−ヒドロキシベンゼン。 調製27 式(41)の化合物 A. メタノール(50ml)中の5−アセチルア ミノ−4−ニトロ−2−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシベンゼン及び5− アセチルアミノ−6−ニトロ−2−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシベンゼ ン(15g)の混合物にPd/C(10g)を添加した。H2の吸込みが減少す るまで、生じる混合物を3時間、50psiで水素化した。触媒を濾別し、濾液 を濃縮して5−アセチルアミノ−4−アミノ−2−メトキシカルボニル−1−ヒ ドロキシベンゼン及び5−アセチルアミノ−6−アミノ−2−メトキシカルボニ ル−1−ヒドロキシベンゼンの混合物を得た。次にこの混合物を酢酸(200m l)中で2時間還流した。酢酸を除去した後に、残留物を酢酸エチルとNaHC O3水溶液との間で後処理した。有機層を乾燥し、濃縮して2−メチル−6−ヒ ドロキシ−5−メトキシ−カルボニルベンズイミダゾール及び2−メチル−4− ヒドロキシ−5−メトキシカルボニルベンズイミダゾールの混合物を得た。 B. 同様の方法で、式(41)の次の化合物を製造した: 2−イソプロピル−6−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニルベンズイミダゾー ル。 調製28 式(42)の化合物 THF(50ml)中の2−メチル−6−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニ ルベンズイミダゾール及び2−メチル−4−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニ ルベンズイミダゾール(7.2g)の混合物にジ炭酸ジ第三ブチル(7.6g) 及びトリエチルアミン(5ml)を添加した。50℃で6時間撹拌した後に、溶 剤を除去し、残留物を酢酸エチルで擦り、濾過して1−第三ブトキシカルボニル −2−メチル−6−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニルベンズイミダゾール及 び1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−4−ヒドロキシ−5−メトキシカ ルボニルベンズイミダゾールを得た。 調製29 式(43)の化合物 THF(50ml)中の1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5−ヒド ロキシ−6−メトキシカルボニルベンズイミダゾール及び1−第三ブトキシカル ボニル−2−メチル−6−ヒドロキシ−5−メトキシカルボニルベンズイミダゾ ール(3.7g)の混合物に、最初にN−第三ブトキシカルボニル−4−ヒドロ キシピペリジン(3.2g)、PPh3(4.2g)及び次にDEAD(2.5 ml)を滴下する方法で添加した。周囲温度で4日間撹拌した後に、溶剤を除去 し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサ ン/酢酸エチル/CH2Cl2/メタノール、勾配)によって分離して1−第三ブ トキシカルボニル−2−メチル−5−メトキシカルボニル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール及び1− 第三ブトキシカルボニル−2−メチル−6−メトキシカルボニル−5−(N−( 第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールの 混合物を得た。 調製30 式(44)及び(45)の化合物 メタノール(200ml)中の1−第三ブトキシカルボニル−2−メチル−5 −メトキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾール及び1−第三ブトキシカルボニル−2−メチ ル−6−メトキシカルボニル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール(2.5g)の混合物に0℃でアンモ ニアをバブリングした。周囲温度で2時間撹拌した後に、反応混合物を濃縮した 。生じた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2 Cl2/メタノール、勾配)によって精製して2−メチル−5−メトキシカルボ ニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベ ンズイミダゾールを得た。 DMF(20ml)中の該生成物(0.66g)に周囲温度でNaH(0.07 5g)を添加した。周囲温度で30分間撹拌した後に、7−ブロモメチル−2− ナフトニトリル(0.5g)を0℃で添加した。反応混合物を周囲温度で0.5 時間撹拌した。反応物を酢酸エチルとH2Oとの間で後処理した。有機層を乾燥 し、濃縮して1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−メ トキシカルボニル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イ ルオキシ)ベンズイミダゾール及び1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル −2−メチル−6−メトキシカルボニル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールの混合物を2:1の比でそ れぞれ得た。 調製31 式(46)の化合物 アセトニトリル(500ml)及びトリエチルアミン(100ml)中の3, 5−ジニトロ−1−カルボキシ−2−クロロベンゼン(53g)に0℃でベンジ ルアミンを滴下する方法で添加した。反応物を周囲温度に温め、周囲温度で1時 間撹拌した。溶剤を減圧下で除去して粗生成物である3,5−ジニトロ−1−カ ルボキシ−2−(ベンジル)アミノベンゼンを得た。生成物をメタノール/12 N HCl(400ml、 3:1、v/v)中に溶解し、H2の吸込みが停止するまで、60psiで3時 間水素化した。溶剤を減圧下で除去して粗生成物である2,3,5−トリアミノ −1−カルボキシベンゼンを得た。ピリジン(400ml)中の生成物に、イソ 酪酸無水物(200ml)を添加し、反応混合物を周囲温度で14時間撹拌した 。溶剤を減圧下で除去して粗生成物である2,3,5−トリ(イソプロピルカル ボニルアミノ)−1−カルボキシベンゼンを得た。生成物をメタノール/12N HCl(500ml、4:1、v/v)中で16時間還流して減圧下で溶剤を 除去した後に、所望の生成物である2−イソピロピル−4−メトキシカルボニル −6−アミノベンズイミダゾールを得た。 調製32 式(48)の化合物 メタノール/酢酸(300ml、2:1、v/v)中の2−イソプロピル−4 −メトキシカルボニル−6−アミノベンズイミダゾールに周囲温度でN−第三ブ トキシカルボニル−4−ピペリドン(80g)、次にNaCNBH4(9g)を 添加した。周囲温度で1時間撹拌した後に、溶剤を除去し、生じた残留物を酢酸 エチルとH2Oとの間で後処理した。有機層を乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロ マトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル/CH2Cl2/メタノール、勾配)によ って精製して2−イソプロピル−4−メトキシカルボニル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾールをフォー ムとして得た。 調製33 式(49)の化合物 DMF(200ml)中の2−イソプロピル−4−メトキシカルボニル−6− (N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダ ゾール(3.3g)に周囲温度でNaH(0.35g)を添加した。周囲温度で 30分間撹拌した後に、反応フラスコを−10℃に冷却し、7−ブロモメチル− 2−ナフトニトリル(2.2g)を添加した。反応物を周囲温度に温め、周囲温 度で15時間撹拌した。反応物を酢酸エチルとH2Oとの間で後処理した。有機 層を乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(へキサン/酢酸エチル/ CH2Cl2/メタノール、勾配)によって精製して1−(4−シアノナフト−1 −イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキシカルボニル−6−(N−(第 三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾール及び 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキシ カルボニル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルア ミノ)ベンズイミダゾールを得た。 調製34 式(51)の化合物 0℃でメタノール(250ml)及び塩化メチレン(50ml)中の5−アミ ノベンズイミダゾール(5.2g、40ミリモル)、N−第三ブトキシカルボニ ル−4−ピペリドン(8.0g、40ミリモル)及び酢酸(3ml)の溶液にシ アノ水素化ホウ素ナトリウム(3.77g、60ミリモル)を添加した。溶液を 0℃で20分間撹拌し、該溶液を周囲温度に温めた。 12時間後、反応物を酢酸エチルと水との間で後処理し、乾燥し(MgSO4) 、塩化メチレン中の7%メタノールで溶離するシリカゲル上のクロマトグラフに かけ、5−((N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ )ベンズイミダゾール9.47g(77%)を回収した。 調製35 式(52)及び(54)の化合物 A. 0℃でDMF(30ml)中の5−((N−(第三ブトキシカルボニル )ピペリジン−4−イル)アミノ)ベンズイミダゾール(1.50g)4.75 ミリモル)の溶液にNaH(210mg、5.2ミリモル)を添加した。溶液を 0.5時間撹拌し、塩化ト シル(1.0g、5.2ミリモル)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌 し、該混合物を酢酸エチルと水との間で後処理し、乾燥し(MgSO4)、油に 濃縮して1−トシル−5−((N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4 −イル)アミノ)ベンズイミダゾール及びその位置異性体である1−トシル−6 −((N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノ)ベンズ イミダゾールを得た。生じた油をDMF(30ml)中に取り、該混合物をK2 CO3(4g)及びヨウ化メチル(3ml)と装入した。周囲温度で12時間後 、反応混合物を酢酸エチル及び水で後処理し、乾燥し(MgSO4)、油に濃縮 した。生じたトシル化生成物である1−トシル−5−((N−(第三ブトキシカ ルボニル)ピペリジン−4−イル)(メチル)アミノ)ベンズイミダゾール及び 相当する位置異性体をメタノール(80ml)中に取り、NaOH(0.3g、 7.5ミリモル)を添加した。周囲温度で1時間後、メタノールを真空内で除去 し、生成物を塩化メチレン中の5〜10%メタノールで溶離するシリカゲル上の クロマトグラフィーによって回収して5−((N−(第三ブトキシカルボニル) ピペリジン−4−イル)(メチル)アミノ)ベンズイミダゾール473mg(3 0%)を得た。 B. 同様の方法で、DMF(15ml)中の1− トシル−2−メチル−5−((N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4 −イル)アミノ)ベンズイミダゾール(2.7g、5.58ミリモル)の溶液に K2CO3(3.85g、28ミリモル)及び3−ブロモ−2−メチレンープロピ オン酸メチル(1g、5.58ミリモル)を添加した。溶液を周囲温度で12時 間撹拌し、該溶液を酢酸エチル及び水で後処理し、乾燥し(MgSO4)、濃縮 して1−トシル−2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジ ン−4−イル)((2−メトキシカルボニル)プロプ−2−エン−1−イル)ア ミノベンズイミダゾール及び微量の出発物質並びにDMFを含有するフォーム( 2.5g)を回収した。 C. エタノール(100ml)及び酢酸エチル(30ml)中の上記パラグ ラフBの生成物である1−トシル−2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカル ボニル)ピペリジン−4−イル)(2−(メトキシカルボニル)プロプ−2−エ ン−1−イル)アミノベンズイミダゾール(2.5g)の溶液にラネーニッケル (50%水スラリー1ml)と装入し、水素雰囲気(20psi)にさらした。 6時間後、触媒を濾別し、溶液を乾燥し(MgSO4)、固体に濃縮して1−ト シル−2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イ ル)(2−(メトキシカル ボニル)プロプ−1−イル)アミノベンズイミダゾール1.5gを回収した。 D. 0℃で塩化メチレン(30ml)中の1−トシル−2−メチル−5−( N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)アミノベンズイミダゾ ール(6.1g、12.1ミリモル)及びトリエチルアミン(3.4ml、24 ミリモル)の溶液にエチルスクシニルクロリド(2.1ml、14.5ミリモル )を添加した。2.5時間後、溶液を濾過し、水及び1M NaOHで抽出して 1−トシル−2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン− 4−イル)((2−(エトキシカルボニル)エチル)カルボニル)アミノベンズ イミダゾールを回収した。 E. 上記のパラグラフAに記載された方法と同様の方法で、この場合には化 合物をメタノール中の水酸化ナトリウムで処理して、式(55)の次の化合物を 製造した: 2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)( 2−(メトキシカルボニル)プロプ−1−イル)アミノベンズイミダゾール; 2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)( (メトキシカルボニル)メチル)アミノベンズイミダゾール; 2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)( (2−(エトキシカルボニル)エチル)カルボニル)アミノベンズイミダゾール ;及び 2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)( 3−(メトキシカルボニル)プロプ−1−イル)アミノベンズイミダゾール。 調製36 式(56)の化合物 0℃でピリジン(400ml)中の1,2−ジアミノ−4−メトキシベンゼン (50g)の溶液にイソブチリルクロリド(100ml)を添加した。3時間後 、溶剤を真空内で除去し、固体を塩化メチレンと水とに分配した。有機層を濃縮 し、4N HCl中に取り、次に一晩に亘って加熱還流した。溶液を固体に濃縮 し、重炭酸ナトリウムで中和し、次に再び固体に濃縮した。固体をTHFで洗浄 して2−イソプロピル−5−メトキシ−6−ニトロベンズイミダゾール(29g )を回収した。 調製37 式(57)の化合物 A. 2−イソプロピル−5−メトキシベンズイミダゾール(50g)をTF A 150ml中に溶解し 、混合物に90%硝酸5mlを添加した。反応物を一晩に亘って撹拌し、溶剤を 真空内で除去し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH7に中和した。残 留物を酢酸エチル(4×100ml)で抽出した。組合せた酢酸エチル画分を硫 酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して暗色残留物を得た。クロマトグラフィー(3% メタノール/塩化メチレン)により黄色固体として2−イソプロピル−4−ニト ロ−5−メトキシベンズイミダゾール24gが得られた。また、2−イソプロピ ル−5−ニトロ−6−メトキシベンズイミダゾール25gも得られた。 B. 同様の方法で、式(57)の次の化合物を製造した: 2−メチル−4−ニトロ−5−メトキシベンズイミダゾール及び2−メチル−5 −ニトロ−6−メトキシベンズイミダゾール。 C. 選択的に、周囲温度でトリフルオロ酢酸(150ml)中の2−イソプ ロピル−5−メトキシベンズイミダゾール(50g)の溶液に発煙HNO3(1 5ml)を添加した。反応物を一晩に亘って撹拌し、溶剤を真空内で除去し、残 留物を炭酸カリウムで急冷した。次に水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥 し、濃縮して位置異性体の混合物である2−イソプロ ピル−6−メトキシ−5−ニトロベンズイミダゾール及び2−イソプロピル−4 −ニトロ−5−メトキシベンズイミダゾール(3:1の比)を回収した。位置異 性体をクロマトグラフィー(3%メタノール/塩化メチレン)によって分離して 2−イソプロピル−6−メトキシ−5−ニトロベンズイミダゾール(24g)を 回収した。 調製38 式(58)の化合物 A. 濃HBr(300ml)中の2−イソプロピル−6−メトキシ−5−ニ トロベンズイミダゾール(17g)の溶液を7時間還流し、溶剤を真空内で除去 した。残留物を炭酸カリウムで急冷し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥し 、濃縮して2−イソプロピル−6−ヒドロキシ−5−ニトロベンズイミダゾール ならびにHBr付加生成物(約2:lの比)を回収した。 B. 同様の方法で、式(58)の次の化合物を製造した: 2−メチル−6−ヒドロキシ−5−ニトロベンズイミダゾール; 2−メチル−5−ヒドロキシ−4−ニトロベンズイミダゾール;及び 2−イソプロピル−5−ヒドロキシ−4−ニトロベンズイミダゾール。 調製39 式(59)の化合物 A. 室温で2−イソプロピル−6−ヒドロキシ−5−ニトロベンズイミダゾ ール及びHBr付加生成物(15g)、N−第三ブトキシカルボニル−4−ヒド ロキシピペリジン(17.7g)、PPh3(23.1g)及びTHF(150 ml)の溶液にDEAD(14ml)を添加した。4時間後、溶剤を真空内で除 去し、生成物を粗製物からクロマトグラフィー(3%メタノール/塩化メチレン )を用いて回収して2−イソプロピル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル) ピペリジン−4−イルオキシ)−6−ニトロベンズイミダゾール(16.5g) を生じた。 B. 同様の方法で、式(59)の次の化合物を製造した: 2−メチル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキ シ)−5−ニトロベンズイミダゾール; 2−メチル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキ シ)−4−ニトロベンズイミダゾール;及び 2−イソプロピル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イ ルオキシ)−4−ニトロベンズイミダゾール。 調製40 式(60)の化合物 A. 0℃でDMF(50ml)中の2−イソプロピル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−ニトロベンズイミダゾ ール(16.5g)の溶液にNaH(2.45g)を添加した。40分後、7− ブロモメチル−2−ナフトニトリル(11g)を添加し、反応物を冷凍器(−3 5℃)中に一晩に亘って貯蔵した。反応物を酢酸エチル及び水で後処理し、有機 層を乾燥し、油に濃縮した。生成物をシリカゲル上で2%メタノール/塩化メチ レンを用いて単離して1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプ ロピル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ) −5−ニトロベンズイミダゾール及び1−(4−シアノナフト−1−イル)メチ ル−2−イソプロピル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4 −イルオキシ)−6−ニトロベンズイミダゾール(2.5:1の比、16.5g )の混合物を得た。 B. 同様の方法で、式(60)の次の化合物を製 造した: 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−ニトロベンズイミダゾ ール; 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−7−ニトロベンズイミダゾ ール;及び 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−( 第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−7−ニトロベンズイ ミダゾール。 調製41 式(61)の化合物 A. 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7− ニトロ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ) ベンズイミダゾール(12g、21ミリモル、1当量)を乾燥ピリジン400m l中に溶解し、該混合物に塩化スズ(II)二水和物(71g、315ミリモル 、15当量)を添加し、微細に分散した懸濁液を形成した。スラリーを50℃に 14時間加熱した。ピリジンをストリッピングし、塩を酢酸エチル1lで擦った 。塩を、セライトでの濾過によって除去し、濾液を濃縮して褐色油を得た。クロ マトグラフィー(3/2酢酸エチル/ヘキサン)により1−(4−シアノナフト −1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−アミノ−6−(N−(第三ブトキ シカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール7.6g(収 率67%)が黄褐色フォームとして得られた。 B. 選択的に、トリエチルアミン(100ml)及びピリジン(50ml) 中の1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N −(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−6−ニトロベン ズイミダゾール及び1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロ ピル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)− 5−ニトロベンズイミダゾール(16.5g)の溶液にSnCl2・H2O(32 .7g)を添加した。反応物を60℃で3時間温め、溶剤を真空内で除去した。 固体を酢酸エチル中に取り、濾過した。酢酸エチルを真空内で除去し、生成物を 、5%メタノール/塩化メチレンで溶離するシリカゲルを用いて単離して1−( 4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−アミノベンズイミダゾ ール(5.7g)を回収し た。 C. 同様の方法で、式(61)の次の化合物を製造した: 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−アミノベンズイミダゾ ール。 調製42 式(62)の化合物 A. 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7− アミノ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ) ベンズイミダゾール(5.5g、10ミリモル、1当量)を乾燥DMF 50m l中に溶解し、該混合物にブロモ酢酸メチル(1.2ml、12ミリモル、1. 2当量)、次に炭酸カリウム(1.4g、1.2当量)を添加した。反応物を2 0℃で2日間撹拌した。TLCは、反応が殆ど完了したことを示した。反応混合 物を水と酢酸エチルとの間で後処理した。酢酸エチルを真空内で除去し、かつ生 成物をクロマトグラフィー(3/2 へキサン/酢酸エチル)によって単離して 少量の二付加生成物を有する1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2− イソプロピル−7−((メ トキシカルボニル)メチル)アミノ−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピ ペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール5gを得た。 B. 選択的に、1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロ ピル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)− 5−アミノベンズイミダゾール(500mg)、炭酸カリウム(642mg)及 びDMFの懸濁液に4−ブロモメチル安息香酸メチル(212mg)を添加した 。周囲温度で2日後、反応物を酢酸エチル及び水で後処理した。有機層を乾燥し 、生成物を2%メタノール/塩化メチレンを用いるシリカゲル上で単離して1− (4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−(第三 ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(4−メトキ シカルボニルベンジル)アミノ)ベンズイミダゾール(440mg)を回収した 。 C. 同様の方法で、式(62)の次の化合物を製造した: 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−( 第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(2−メ トキシカルボニルエチル)アミノ)ベンズイミダゾー ル; 1-(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−( 第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(1−メ トキシカルボニル−1−メチルエチル)アミノ)ベンズイミダゾール; 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(第三ブ トキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(4−メトキシ カルボニルベンジル)アミノ)ベンズイミダゾール;及び 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−( 第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルオキシ)−5−(N−(4−メ トキシカルボニルベンジル)アミノ)ベンズイミダゾール。 例1 式(Ia)の化合物 A. ドライアイス/アセトン浴中で冷却した1−(4−シアノナフト−1− イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール及び1−(4−シアノナフト−1 −イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピ ペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール(320mg、62ミリモル) 及びエタノール(10ml)のスラリーにHCl(g)をバブリングした。溶液 が飽和した後に、反応フラスコを密閉し、5℃で16時間保持した。溶剤を真空 内で除去した。残留物をエタノール(20ml)中に溶解した。溶液をドライア イス/アセトン浴中で冷却し、アンモニア(g)をバブリングした。反応フラス コを密封し、次に80℃で4時間加熱した。溶剤を除去した。混合物を、0.1 %トリフルオロ酢酸を有する水中5〜20%アセトニトリルの勾配でのC18ダ イナマックス(Dynamax)カラム上のHPLCによって分離して1−(4−アミ ジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(ピペリジン−4−イ ルオキシ)ベンズイミダゾールのジトリフルオロ酢酸塩、1H NMR(300 MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.6 0(br s、2H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.1 4(d、1H)、7.90〜7.75(m、3H)、7.60(m、1H)、7 .40(s、1H)、7.25(dd、1H)、6.05(s、2H)、4.7 0(m、1H)、3.65(七重線、1H)、3.30〜3.20(m、2H) 、3.15〜3.00(m、2H)、2.18〜2.00(m、2H)、1.9 0〜1.80(m、2H)、1.40(d、6H);及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールのジトリフルオロ酢酸塩、1HN MR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2 H)、8.60(brs、2H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H )、8.14(d、1H)、7.90〜7.75(m、3H)、7.65〜7. 60(m、2H)、7.25(dd、1H)、6.05(s、2H)、4.70 (m、1H)、3.65(七重線、1H)、3.30〜3.20(m、2H)、 3.15〜3.00(m、2H)、2.18〜2.00(m、2H)、1.85 〜1.70(m、2H)、1.35(d、6H)を得た。 B. 同様の方法で、次の化合物を製造した: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DM SO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60(br s 、1H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.10(s、1H )、7.95(s、1H)、7.85(d、1H)、7.75(d、1H)、7 .65(d、1H)、7.40(s、1H)、7.20(dd、1H)、5.9 5(s、2H)、4.70(m、1H)、3.30〜3.00(m、6H)、2 .18〜2.00(m、2H)、1.85〜1.70(m、4H)、0.90( t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DM SO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60(br s 、2H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.14(d、1H )、7.90〜7.80(m、3H)、7.65(d、1H)、7.60(s、 1H)、7.25(dd、1H)、6.00(s、2H)、4.70(m、1H )、3.30〜3.00(m、6H)、2.18〜2.00(m、2H)、1. 85〜1.70(m、4H)、0.90(t、3H);1−(4−アミジノナフ ト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキシ−6−(ピペリジン− 4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO )δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60(br s、2 H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.14(d、1H)、 7.80(d、1H)、7.75(s、1H)、7.60(d、1H)、7.2 0(s、1H)、6.85(s、1H)、6.00(s 、2H)、4.70(m、1H)、4.05(s、3H)、3.60(七重線、 1H)、3.30〜3.25(m、2H)、3.15〜3.05(m、 2H) 、2.18〜2.00(m、2H)、1.90〜1.80(m、2H)、1.3 5(d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキ シ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR( 300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、 8.60(br s、2H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、 8.14(d)1H)、7.80(d)1H)、7.75(、1H)、7.60 (d、1H)、6.97(s,1H)、6.80(s.1H)、6.05(s、 2H)、4.80(m、1H)、3.85(s、3H)、3.65(七重線、1 H)、3.30〜3.25(m、2H)、3.20〜3.05(m、2H)、2 .18〜2.00(m、2H)、1.90〜1.80(m、2H)、1.40( d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(ピペリジン −4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300Hz、DMSO )δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60(br s、1 H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.10(s、1H) 、7.90〜7.75(m、3H)、7.70(d、1H)、7.58(s、1 H)、7.20(dd、1H)、5.95(s、2H)、4.70(m、1H) 、3.30〜3.20(m、2H)、3.10〜3.00(m、2H)、2.8 0(s、3H)、2.10〜2.00(m、2H)、1.85〜1.75(m、 2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(ピペリジン −4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMS O)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60(br s、 1H)、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.10(s、1H) 、7.99(s、1H)、7.95(d、1H)、7.75(d、1H)、7. 65(d、1H)、7.40(s、1H)、7.20(dd、1H)、5.95 (s、2H)、4.80(m、1H)、3.30〜3.20(m、2H)、3. 10〜3.00(m、2H)、2.90(s、3H)、2.10〜2.00(m 、2H)、1.95〜1.85(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9. 80(s、1H)、9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60( br s、2H)、8.4 0(s、1H)、8.20〜8.00(m、3H)、7.90〜7.75(m、 3H)、7.60(s、1H)、7.25(dd、1H)、6.00(s、2H )、4.70(m、1H)、3.30〜3.20(m、2H)、3.20〜3. 00(m、2H)、2.20〜2.00(m、2H)、1.85〜1.75(m 、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−5−(ピペリジン−4−イルオ キシ)、ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9 .80(s、1H)、9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、8.60 (br s、2H)、8.40(s、1H)、8.20〜8.00(m、3H) 、7.90〜7.75(m、3H)、7.45(s、1H)、7.20(dd、 1H)、6.00(s、2H)、4.80(m、1H)、3.30〜3.20( m、2H)、3.20〜3.00(m、2H)、2.20〜2.00(m、2H )、1.90〜1.70(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(アミノカル ボニル)メトキシ−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)べンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(アミノカル ボニル)メトキシ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(カルボキシ )メトキシ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(ピペリジン −3−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−アミノカルボニルエ チル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−カルボキシエチル) −6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−6−(ピペリジン −4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMS O)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、H)、8.50(br s、1 H)、8.40(s、1H)、8.20〜8.05(m、2H)、7.90〜7 .80(m、3H)、7.65(d,1H)、7.25(dd、1H)、6.0 0(s、2H)、4.70(m、1H)、3.30〜3.00(m、6H)、2 .10〜2.00(m、2H)、1.90〜1.70(m、2H)、1.35( t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−5−(ピペリジン −4−イルオキシ)ベンズ イミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2 H)、9.20(s、2H)、8.60(br s、1H)、8.40(s、1 H)、8.15(d、1H)、8.10(d、1H)、7.90(s、1H)、 7.85(d、1H)、7.75(d、1H)、7.60(d、1H)、7.4 0(s、1H)、7.20(dd、1H)、 6.00(s)2H)、4.70 (m)IH)、3.30〜3.00(m、6H)、2.10〜2.00(m、2 H)、1.90〜1.70(m、2H)、1.35(t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(カルボキシ )メトキシ−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(ピペリジン−4− イル)−N−(4−メトキシカルボニルベンジル)アミノ)ベンズイミダゾール ; 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(ピペリジン−4− イル)−N−(4−カルボキシベンジル)アミノ)ベンズイミダゾール;及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(ピペ リジン−4−イル)−N−(2−(メトキシカルボニル)エチル)アミノ)ベン ズイミダゾール。 例2 式(Ib)の化合物 A. 化合物の1:1混合物としての1−(4−アミジノナフト−1−イル) メチル−2−イソプロピル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール及び1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル− 5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール(288mg、0.6 5ミリモル)及びメタノール(5ml)の溶液にトリエチルアミン(0.54m l、3.90ミリモル)及びエチルアセトイミデート(320mg、2.60ミ リモル)を添加した。16時間撹拌した後に、反応物を濃縮した。混合物を0. 1%トリフルオロ酢酸を有する水中1〜20%アセトニトリルの勾配でのC18ダ イナマックスカラム上のHPLC上で分離して1−(4−アミジノナフト−1− イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン −4−イルオキシベンズイミダゾールのジトリフルオロ酢酸塩;1H NMR( 300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、 9.15(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8.2 0〜8.10(m、2H)、7.90〜7.70(m、3H)、7.60〜7. 50(m、2H)、7.24(d、1H)、6.00 (s、2H)、4.80(s、1H)、3.80〜3.40(m、5H)、2. 28(s、3H)、2.05(m、2H)、1.80(m、2H)、1.30( d、6H);及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールのジト リフルオロ酢酸塩;1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s 、2H)、9.20(s、2H)、9.10(s、1H)、8.60(s、1H )、8.40(s、1H)、8.20〜8.00(m、2H)、7.90〜7. 75(m、3H)、7.60(dd、1H)、7.40(s、1H)、7.25 (dd、1H)、6.00(s、2H)、4.80(m、1H)、3.80〜3 .65(m、3H)、3.55(m、2H)、2.30(s、3H)、2.10 (m、2H)、1.80(m、2H)、1.40(d、6H)を得た。 B. 同様の方法で、次の化合物を製造した: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NM R(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.30(s、2H )、9.15(s、1H) 、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8.20〜8.05(m、2 H)、7.90〜7.75(m、3H)、7.65(d、1H)、7.60(s 、1H)、7.25(dd、1H)、6.00(s)2H)、4.80(m、1 H)、3.80〜3.65(m、2H)、3.60〜3.50(m、2H)、2 .90(s、3H)、2.25(s、3H)、2.10〜2.00(m、2H) 、1.80〜1.65(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NM R(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H )、9.10(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8 .20〜8.00(m、2H)、7.95(s、1H)、7.80(d、1H) 、7.70(d、1H)、7.65(d、1H)、7.40(s、1H)、7. 20(dd、1H)、5.95(s、2H)、4.80(m、1H)、3.85 〜3.65(m、2H)、3.60〜3.50(m、2H)、2.90(s、3 H)、2.25(s、3H)、2.10〜2.00(m、2H)、1.95〜1 .85(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン −3−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMS O)δ 9.50(s、2H)、9.45(s、2H)、9.30(d、1H) 、8.80(s、1H)、8.40(s、1H)、8.20(dd、2H)、7 .80(dd、2H)、7.60(dd、2H)、7.20(d、1H)、5. 90(s、2H)、4.80(m、1H)、3.90〜3.40(m、4H)、 2.80(s、3H)、1.95〜1.50(m、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−6−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NM R(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.30(s、2H )、9.15(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8 .20〜8.05(m、2H)、7.90〜7.75(m、3H)、7.65( d、1H)、7.60(s、1H)、7.25(dd、1H)、6.00(s、 2H)、4.80(m、1H)、3.80〜3.65(m、2H)、3.60〜 3.50(m、2H)、320(q、2H)、2.25(s、3H)、2.10 〜2.00(m、2H)、1.80〜1.65(m、2H)、1.25(t、3 H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−5−(N−(1− イミノエチル)ピペリジン −4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMS O)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2H)、9.18(s、1H) 、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8.15(d、1H)、8. 10(d、1H)、7.90(s、1H)、7.85(d、2H)、7.65( d、1H)、7.40(s、1H)、7.20(dd、1H)、6.00(s、 2H)、4.80(m、1H)、3.80〜3.65(m、2H)、3.60〜 3.50(m、2H)、3.25(q、2H)、2.30(s、3H)、2.1 0〜2.00(m、2H)、1.90〜1.70(m、2H)、1.40(t、 3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第三ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1HN MR(500MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2 H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、 8.18(d、1H)、8.10(d、1H)、7.80〜7.77(m、2H )、7.70(d、1H)、7.59(s、1H)、7.25〜7.20(m、 2H)、6.00(s、2H)、4.60(m、1H)、3.70〜3.60( m、2H)、3.50〜3.40(m、2H)、2.30(s、3H)、2. 00〜1.90(m、2H)、1.75〜1.60(m、2H)、1.48(s 、9H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第三ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1HN MR(500MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.10(m、3 H)、8.60(s、1H)、8.30(s、1H)、8.18(d、1H)、 8.10(d、1H)、7.80(d、1H)、7.70〜7.60(m、2H )、7.45(d、1H)、7.40(s、1H)、7.20(d、1H)、6 .00(s、2H)、4.60(m、1H)、3.80〜3.70(m、2H) 、3.60〜3.50(m、2H)、2.30(s、3H)、2.20〜2.0 0(m、2H)、1.90〜1.60(m、2H)、1.60(s、9H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)べンズイミダゾール、1H NMR(300M Hz、DMSO)δ 9.70(s、1H)、9.45(s、2H)、9.30 (s、2H)、9.20(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、 1H)、8.25〜8.18(m、2H)、8.10(s、1H)、7.90〜 7.80(m、3H)、7.60(s、1H)、7.30(dd、1H)、6. 00(s、2H)、4.80(m、1H)、3.85〜3.70(m、2H)、 3.60〜3.50(m、2H)、2.35(s、3H)、2.15〜2.05 (m、2H)、1.95〜1.85(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−5−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300M Hz、DMSO)δ 9.80(s、1H)、9.40(s、2H)、9.20 (s、2H)、9.10(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、 1H)、8.15〜8.00(m、3H)、7.90〜7.75(m、3H)、 7.45(s、1H)、7.20(dd、1H)、6.00(s、2H)、4. 80(m、1H)、3.80〜3.70(m、2H)、3.60〜3.45(m 、2H)、2.30(s、3H)、2.20〜2.00(m、2H)、1.90 〜1.70(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H N 、MR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、 2H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H) 、8.18(d、1H)、8.14(d、1H)、7.90〜7.80(m、3 H)、7.65(d、1H) 、7.60(s、1H)、7.25(dd、1H)、6.00(s、2H)、4 .80(m、1H)、3.80〜3.65(m、2H)、3.60〜3.40( m、2H)、3.20(t、2H)、2.30(s、3H)、2.18〜2.0 0(m、2H)、1.85〜1.70(m、4H)、0.90(t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H N MR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2 H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、 8.15(d、1H)、8.10(d、1H)、7.90(s、1H)、7.8 0(d、1H)、7.70(d、1H)、7.63(s、1H)、7.40(s 、1H)、7.20(dd、1H)、6.00(s、2H)、4.80(m、1 H)、3.80〜3.65(m、2H)、3.62〜3.50(m、2H)、3 .23(t、2H)、2.30(s、3H)、2.20〜2.00(m、2H) 、1.85〜1.70(m、4H)、1.00(t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第二ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1HN MR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s 、2H)、9.20(s、2H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H )、8.40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.10(d、1H)、7 .90〜7.77(m、3H)、7.65(d、1H)、7.59(s、1H) 、7.25(dd、1H)、6.00(s、2H)、4.80(m、1H)、3 .80〜3.70(m、2H)、3.60〜3.50(m、2H)、3.10( d、2H)、2.30(s、3H)、2.18〜2.00(m、3H)、1.8 5〜1.70(m、2H)、0.90(d、6H); 1−エ(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第二ブチル−5−(N− (1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、 2H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H) 、8.18(d、1H)、8.10(d、1H)、7.90(s、1H)、7. 85(d、1H)、7.70(d、1H)、7.60(d、1H)、7.45( s、1H)、7.20(d、1H)、6.00(s、2H)、4.80(m、1 H)、3.80〜3.70(m、2H)、3.60〜3.50(m、2H)、3 .10(d、2H)、2.30(s、3H)、2.18〜2.00(m、3H) 、1.85〜1.70(m、2H)、0.95(d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1HN MR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2 H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、 8.18(d、1H)、8.10(d、1H)、7.90〜7.80(m、3H )、7.70〜7.60(m、2H)、7.25(dd、1H)、6.00(s 、2H)、4.80(m、1H)、3.80〜3.70(m、2H)、3.60 〜3.50(m、2H)、3.20(t、2H)、2.30(s、3H)、2. 18〜2.00(m、2H)、1.85〜1.60(m、4H)、1.40(m 、2H)、0.90(t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1HN MR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、2 H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、 8.18(d、1H)、8.10(d、1H)、7.90(s、1H)、7.8 3(d、1H)、7.75(d、1H)、7.60(d、1H)、7.40(s 、1H)、7.20(d、1H)、6.00(s、 2H)、4.80(m、1H)、3.80〜3.70(m、2H)、3.60〜 3.50(m、2H)、3.25(t、2H)、2.30(s、3H)、2.1 8〜2.00(m、2H)、1.85〜1.65(m、4H)、1.40(m、 2H)、0.95(t、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−カルボキシエチル) −6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、1H NMR 9.45(s、2H)、9.39(s、2H)、9.2 0(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8.10(d d、1H)、7.80(d、1H)、7.70(dd、3H)、7.45(s、 1H)、7.10(d、1H)、5.90(s、2H)、4.70(m、1H) 、3.70(m、2H)、3.50(m、2H)、3.30(t、2H)、3. 10(m、1H)、2.90(t、2H)、2.30(s、3H)、2.10( m、2H)、1.75(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−カルボキシエチル) −5−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、1H NMR 9.45(s、2H)、9.40(s、2H)、9.2 0(s、1H)、8.85(s、1H)、8.40(s、1H)、8.10(d d、2H)、7.80(m、2H)、7.65(dd、2H)、7.40(s、 1H)、7.10(d、1H)、5.95(s、2H)、4.85(m、1H) 、3.80(m、2H)、3.50(m、2H)、3.25(m、2H)、3. 10(m、1H)、2.95(m、2H)、2.30(s、3H)、2.10( m、2H)、1.75(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−アミノカルボニルエ チル)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズ イミダゾール、1H NMR 9.42(s、2H)、9.35(s、2H)、 9.20(s、1H)、8.60(s、1H)、8.40(s、1H)、8.1 0(dd、2H)、7.85(d、1H)、7.70(m、3H)、7.50( s、1H)、7.45(s、1H)、7.10(d、1H)、7.00(s、1 H)、5.90(s、2H)、4.70(m、1H)、3.70(m、2H)、 3.50(m、2H)、3.20(m、3H)、2.80(t、2H)、2.0 0(m、2H)、1.70(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((メトキシカルボニル )メチル)アミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMS O)δ 1.70(m、4 H)、2.25(s、3H)、2.80(s、3H)、3.20(m、2H)、 3.50(s3H)、3.90(m、1H)、4.10(m、2H)、4.15 (s、2H)、5.90(s、2H)、7.00(s、1H)、7.05(d、 1H)、7.60(d、1H)、7.70(d、1H)、7.80(d、1H) 、7.90(s、1H)、8.10(d、1H)、8.15(d、1H)、8. 40(s、1H)、8.50(s、1H)、9.10(s、1H)、9.15( s、2H)、9.40(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((アミノカルボニル) メチル)アミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO )δ 1.80(m、4H)、2.25(s、3H)、2.80(s、3H)、 3.25(m、2H)、3.80(s、2H)、3.95(m、1H)、4.1 5(m、2H)、5.90(s、2H)、7.00(s、1H)、7.10(s 、1H)、7.40(br s、1H)、7.60(d、1H)、7.70(d 、1H)、7.83(d、1H)、7.95(s、1H)、8.10(d、1H )、8.15(d、1H)、8.40(s、1H)、8.55(s、1H)、9 .10(s、1H)、9.15(s、2H)、9.40(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(3−カルボキシプロピ ル)アミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 1.60(m、2H)、1.80(m、4H)、2.20(m、2H)、2. 25(s、3H)、2.80(s、3H)、3.20(m、4H)、3.95( m、1H)、4.10(m、2H)、5.90(s、2H)、7.15(m、2 H)、7.65(d、1H)、7.70(d、1H)、7.80(d、1H)、 7.95(s、1H)、8.10(d、1H)、8.15(d、1H)、8.4 0(s、1H)、8.58(s、1H)、9.10(m、3H)、9.20(s 、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(メトキシカルボ ニル)プロピル)アミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、D MSO)δ 0.80(d、3H)、1.60(m、4H)、2.20(s、3H )、2.40(m、1H)、2.80(s、3H)、3.10(m、3H)、3 .30(m、1H)、3.40(s、3H)、3.90(m、2H)、4.05 (m、1H)、5.85(d、1H)、5.90(d、1H)、7.10(d、 1H)、7.20(d 、1H)、7.60(d、1H)、7.65(d、1H)、7.80(d、1H )、7.90(s、1H)、8.05(d、1H)、8.10(d、1H)、8 .35(s、1H)、8.50(m、1H)、9.05 (br s、1H)、 9.10(s、2H)、9.40(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N− (1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(カルボキシ)プロ ピル)アミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO) δ 0.85(d、3H)、1.70(m、4H)、2.20(s、3H)、2 .30(m、1H)、2.85(s、3H)、3.10(m、3H)、3.40 (m、1H)、3.90(m、2H)、4.10(m、1H)、5.85(d、 1H)、5.90(d、1H)、7.15(d、1H)、7.15(d、1H) 、7.60(d、1H)、7.65(d、1H)、7.80(d、1H)、7. 95(s、1H)、8.05(d、1H)、8.10(d、1H)、8.40( s、1H)、8.50(s、1H)、9.05 (br s、1H)、9.10 (s、2H)、9.40(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(N− (N′−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(カルボキシ)プ ロピル)アミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO )δ 1.00(d、3H)、1.70(m、4H)、2.20(s、3H)、 2.50(m、1H)、2.90(s、3H)、3.10(m、3H)、3.4 0(m、1H)、3.90(m、2H)、4.10(m、1H)、5.85(s 、2H)、7.15(d、1H)、7.20(d、1H)、7.55(d、1H )、7.60(d、1H)、7.80(d、1H)、7.95(s、1H)、8 .00(d、1H)、8.05(d、1H)、8.40(s、1H)、8.50 (s、1H)、9.05(br s、1H)、9.10(s、2H)、9.40 (s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−ヒドロキシ− 6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾ ール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ9.50(s、4H)、9. 20(s、1H)、8.65(s、1H)、8.40〜7.20(m、9H)、 5.92(s、1H)、5.88(s、1H)、4.80(m、0.5H)、4 .70(m、0.5H)、3.80〜3.45(m、4H)、2.90(s、1 .5H)、2.80(s、1.5H)、2.30(s、3H)、2.10〜1. 70(m、4H)(2つの位置異性体の混合物); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(アミノカル ボニル)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキ シ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.4 6(s、4H)、9.21(s、1H)、8.70(s、1H)、8.40〜7 .38(m、10H)、5.92(s、1H)、5.88(s、1H)、4.8 2(m、0.5H)、4.76(m、0.5H)、4.62(s、1H)、4. 52(s、1H)、3.80〜3.40(m、4H)、2.80(s、1.5H )、2.78(s、1.5H)、2.25(s、1.5H)、2.23(s、1 .5H)、2.16〜1.75(m、4H)(2つの位置異性体の混合物); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(カルボキシ )メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベ ンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.60(s 、2H)、9.50(s、2H)、9.20(s、1H)、8.70(s、1H )、8.40〜7.40(m、9H)、5.96(s、2H)、4.90(s、 1H)、4.80(s、1H)、4.70(m、1H)、3.80〜3.50( m、4H)、2.80(s、3H)、2.30(s、3H)、2.15〜1.7 0(m、4H)(位置異性 体の混合物); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(4−(メト キシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300M Hz)δ 9.42(s、2H)、9.30(s、2H)、9.18(s、1H )、8.60(s、1H)、8.40〜7.40(m、12H)、5.90(s 、2H)、5.35(s、2H)、4.70(m、1H)、3.90(s、3H )、3.80〜3.40(m、4H)、2.70(s、3H)、2.30(s、 3H)、2.10〜1.70(m、4H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(4−(カル ボキシ)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4− イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.42(s、2H)、9.30(s、2H)、9.18(s、1H)、8. 60(s、1H)、8.18〜7.40(m、12H)、5.90(s、2H) 、5.30(s、2H)、4.70(m、1H)、3.80〜3.40(m、4 H)、2.70(s、3H)、2.30(s、3H)、2.10〜1.70(m 、4H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2− メチル−5−カルボキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イ ルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ9 .40(s、4H)、9.20(s、1H)、8.63(s、1H)、8.40 〜7.60(m、9H)、6.00(s、2H)、4.90(m、1H)、3. 70(s、4H)、2.70(s、3H)、2.30(s、3H)、2.05〜 1.80(m、4H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(カルボキシ )メトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ) ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−((アミノカ ルボニル)メトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル オキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9 .60(s、2H)、9.30(s、2H)、9.12(s、1H)、8.60 (s、1H)、8.40〜7.30(m、10H)、5.90(s、2H)、4 .70(m、1H)、4.60(s、2H)、3.80〜3.40(m、4H) 、2.70(s、3H)、2.30(s、3H)、2.12〜1.80(m、4 H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(3−(メト キシカルボニル)ベンジル オキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベン ズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.65(s、 2H)、9.30(s、2H)、9.16(s、1H)、8.60(s、1H) 、8.40〜7.40(m、12H)、5.90(s、2H)、5.30(s、 2H)、4.70(m、1H)、3.90(s、3H)、3.80〜3.40( m、4H)、2.70(s、3H)、2.36(s、3H)、2.20〜1.8 0(m、4H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(3−(カル ボキシ)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4− イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.40(s、2H)、9.10(s、1H)、9.05(s、2H)、8. 60(s、1H)、8.40〜7.40(m、12H)、5.90(s、2H) 、5.35(s、2H)、4.70(m、1H)、3.80〜3.45(m、4 H)、2.70(s、3H)、2.25(s、3H)、2.05〜1.70(m 、4H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(メトキシカ ルボニル)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO 、300MHz)δ 9.45(s、2H)、9.10(s、3H)、8.60 (s、1H)、8.40〜7.40(m、8H)、5.90(s、2H)、5. 00(s、2H)、4.70(m、1H)、3.70(s、3H)、3.60( m、4H)、2.80(s、3H)、2.30(s、3H)、2.10〜1.8 0(m、4H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(アミ ノカルボニル)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4− イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.40(s、2H)、9.20(s、3H)、8.60(s、1H)、8. 40〜7.30(m、10H)、5.95(s、2H)、4.70(m、2H) 、3.80〜3.50(m、4H)、2.80(s、3H)、2.30(s、3 H)、2.10〜1.80(m、4H)、1.50(d、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(メト キシカルボニル)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz) δ 9.45(s、2H)、9.30(s、2H)、9.20(s、1H)、8 .60(s、1H)、8.40〜7.35(m、8H )、5.90(s、2H)、5.10(m、1H)、4.70(m、1H)、3 .90(s、3H)、3.70(m、4H)、2.76(s、3H)、2.30 (s、3H)、2.10〜1.80(m、4H)、1.60(d、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(カル ボキシ)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9. 45(s、2H)、9.35(s、2H)、9.18(s、1H)、8.60( s、1H)、8.40〜7.30(m、8H)、5.96(s、2H)、5.0 0(m、1H)、4.70(m、1H)、3.60(m、4H)、2.78(s 、3H)、2.30(s、3H)、2.10〜1.80(m、4H)、1.60 (d、3H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキ シ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H) 、9.20(s、2H)、9.18(s、1H)、8.60(s、1H)、8. 40(s、1H)、8.18(d、1H)、8.14(d、1H)、7.85( d、1H)、7.75(s、1H)、7.60(d、1H)、7.25(s、1 H)、6.80(s、1H)、6.00(s、2H)、4.80(m、1H)、 4.10(s、3H)、3.80〜3.65(m、2H)、3.60〜3.45 (m、3H)、2.30(s、3H)、2.18〜2.00(m、2H)、1. 90〜1.80(m、2H)、1.35(d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキ シ−5−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H) 、9.20(s、3H)、8.60(br s、1H)、8.40(s、1H) 、8.20〜8.10(m、3H)、7.90〜7.80(m、3H)、7.6 5(d、1H)、7.00(s、1H)、6.80(s、1H)、6.10(s 、2H)、4.90(m、1H)、3.90〜3.55(m、6H)、2.35 (s、3H)、2.20〜2.10(m、2H)、2.00〜1.80(m、2 H)、1.40(d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(4− カルボキシ)ベンジルアミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン− 4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、(位置異性体の約1:1混合物)1H NMR(300MHz、DMSO)δ 1.85(m、2H)、2.00(m、 2H)、2.25(s、3H)、2.60(s、1.5H)、2.75(s、1 .5H)、3.60(m、2H)、3.80(m、2H)、4.40(s、1H )、4.50(s、1H)、4.80(m、0.5H)、4.90(m、0.5 H)、5.65(s、1H)、5.85(s、1H)、6.50(s、0.5H )、6.60(s、0.5H)、7.25(d、1H)、7.30(s、1H) 、7.40(m、1H)、7.50(s、0.5H)、7.60(d、1H)、 7.70(d、1H)、7.75(d、1H)、7.85(d、0.5H)、7 .90(d、1H)、8.00(d、1H)、8.05(d、1H)、8.10 (d、1H)、8.35(d、1H)、8.60(s、1H)、9.10(s、 2H)、9.15(s、1H)、9.35(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−(4− カルボキシピペリジン−1−イル)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR 9.38(s、2H )、9.05(s、3H)、8.50(s、1H)、8.38(s、1H)、8 05(dd、2H)、7.80(d、1H)、7.70(s、1H)、7.58 (d、1H)、7.25(s、1H)、6.70(s、1H)、5.95(s、 2H)、4.70(m、1H)、3.65(m、2 H)、3.50(m、4H)、2.85(t、2H)、2.40(m、2H)、 2.20(s、3H)、 1.95(m、5H)、 1.70(m、2H)、1 .30(d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−(カル ボキシ)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキ シ)ベンズイミダゾール、1H NMR9.38(s、2H)、9.05(s、 2H)、8.75(s、1H)、8.40(s、1H)、8.05(dd、2H )、7.80(d、1H)、7.70(d、1H)、7.60(d、1H)、7 .25(s、1H)、6.75(s、1H)、5.95(s、2H)、5.00 (s、2H)、4.70(m、1H)、3.80〜3.40(m、5H)、2. 20(s、3H)、2.00(m、2H)、1.85(m、2H)、1.30( d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−ニトロ −6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、1H NMR 9.38(s、2H)、9.15(s、1H)、9.0 5(s、2H)、8.80(s、1H)、8.35(s、1H)、8.10(d 、1H)、8.05(d、1H)、7.95(d、1H)、7.80(d、1H )、7.70(s、1H) 、7.60(d、1H)、7.50(d、1H)、5.95(s、2H)、5. 00(m、2H)、3.60〜3.45(m)5H)、2.25(s、3H)、 2.00(m、2H)、1.30(d、6H)、1.30(d、6H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−7−ニトロ−6− (N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール 、1H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.45(s、2H)、9.3 8(s、2H)、9.20(s、1H)、8.65(s、1H)、8.42〜7 .30(m、8H)、5.81(s、2H)、4.90(m、1H)、3.60 (m、4H)、2.60(s、3H)、2.23(s、3H)、2.10(m、 2H)、1.80(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (2−カルボキシプロプ−2−イル)アミノ)−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(300M Hz、DMSO)δ 1.25(d、6H)、1.55(s、6H)、1.80 (m、2H)、2.00(m、2H)、2.25(s、3H)、3.50(m、 3H)、3.70(m、2H)、4.80(m、1H)、5.95(s、2H) 、6.70(s、1H)、7.60(m、2H)、7 .70(s、1H)、7.80(d、1H)、8.05(d、1H)、 8.1 0(d、1H)、8.40(s、1H)、8.60(s、1H)、9.10(s 、2H)、9.15(s、1H)、9.40(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (4−カルボキシ)ベンジルアミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリ ジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1HNMR(300MHz、DM SO)δ 1.20(d、6H)、1.90(m、2H)、2.00(m、2H )、2.20(s、3H)、3.45(七重線、1H)、3.60(m、2H) 、3.80(m、2H)、4.55(s、2H)、4.93(m、1H)、5. 95(s、2H)、6.45(s、1H)、7.45(d、2H)、7.57( s、1H)、7.60(d、1H)、7.65(s、1H)、7.80(d、1 H)、7.90(d、2H)、8.05(d、1H)、8.10(d、1H)、 8.37(s、1H)、8.60(s、1H)、9.10(s、2H)、9.1 5(s、1H)、9.18(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (2−カルボキシエチル)アミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H N MR(300MHz、DMSO)δ 1.20(d、6H)、1.80(m、2 H)、1.95(m、2H)、2.20(s、3H)、2.55(m、2H)、 3.40(m、2H)、3.50(m、3H)、3.70(m、2H)、4.8 0(m、1H)、5.95(s、2H)、6.85(s、1H)、7.50(m 、2H)、7.65(s、1H)、7.75(d、1H)、8.00(d、1H )、8.05(d、1H)、8.30(s、1H)、8.50(s、1H)、9 .10(s、3H)、9.30(s、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(カル ボキシメチル)ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO 、300MHz)δ 10.40(s、1H)、9.70(s、2H)、9.4 5(s、3H)、8.98(s、1H)、8.70〜7.80(m、8H)、6 .24(s、2H)、5.00(m、2H)、4.48(s、2H)、4.0〜 3.40(m、8H)、3.20(s、3H)、2.60(s、3H)、2.4 0〜2.00(m、8H)1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6− (N−(N′−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((4−メ トキシカルボニル)ベンジ ル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(N′−(1−イミ ノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((4−カルボキシ)ベンジル)アミ ノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−トリフルオロメチル−6− (N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール 、1H NMR(300MHz、DMSO)δ 9.40(s、2H)、9.2 0〜9.15(m、3H)、8.60(s、1H)、8.45(s、1H)、8 .20〜8.10(m、3H)、8.00(d、1H)、7.80(d、2H) 、7.43(s、1H)、7.20(d、1H)、5.40(s、2H)、4. 85〜4.75(m、1H)、4.20(dd、2H)、3.60〜3.40( dt、2H)、2.80〜2.60(m、2H、DMSOシグナルにより不明瞭 )、2.40(s、3H)、2.15〜2.00(m、2H); 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(N′−(1−イミ ノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((2−(エトキシカルボニル)エチ ル)カルボニル)アミノ)ベンズイミダゾール;及び 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(N′−(1−イミ ノエチル)ピペリジン−4 −イル)−N−((2−(カルボキシ)エチル)カルボニル)アミノ)ベンズイ ミダゾール。 例3 式(Ic)の化合物 氷水浴中で冷却したエタノール(150ml)中の1−(4−シアノナフト− 1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキシカルボニル−6−(N−( 第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−シアノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキシ カルボニル−5−(N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルアミ ノベンズイミダゾール及び2−イソプロピル−4−メトキシカルボニル−6−( N−(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル)((4−シアノナフト −1−イル)メチル)アミノベンズイミダゾール[4g、1−(4−シアノナフ ト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキシカルボニル−6−(N −(第三ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾー ル50%]の混合物にHCl(g)をバブリングした。溶液が飽和した後に、反 応フラスコを密封し、かつ温度を周囲温度で16時間保持した。溶剤を減圧下で 除去した。残留物をエタノール(50ml)中に溶解した。溶液をドライアイス /アセトン浴中で冷却し、 アンモニア(g)をバブリングした。反応フラスコを密封し、次に70℃で4時 間加熱した。溶剤を除去した。混合物を、0.1%トリフルオロ酢酸を有する水 中3〜25%アセトニトリルの勾配でのC18ダイナマックスカラム上のHPLC によって分離し、濃縮し、溶剤を凍結乾燥によって除去した後に、1−(4−ア ミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−アミノカルボニル− 6−(ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾールを白色固体として得た ° 例4 式(Id)の化合物 A. メタノール(50ml)中の1−(4−アミジノナフト−1−イル)メ チル−2−イソプロピル−4−アミノカルボニル−6−(ピペリジン−4−イル アミノ)ベンズイミダゾール(1g)にトリエチルアミン(3ml)及びエチル アセトイミデート(1g)を添加した。3時間撹拌した後に、反応物を濃縮した 。残留物を0.1%トリフルオロ酢酸を有する水中3〜25%アセトニトリルの 勾配を用いてC18ダイナマックスカラム上のHPLCによって精製し、溶剤を凍 結乾燥によって除去した後に、1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル− 2−イソプロピル−4−アミノカルボニル−6−(N−(1−イミノエチル)ピ ペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾール、1H NMR(DMSO、3 00MHz)δ 9.70(s、2H)、9.58(s、2H)、9.40(s 、1H)、9.35(s、1H)、8.82(s、1H)、8.62〜7.20 (m、9H)、6.10(s、2H)、4.10〜3.50(m、6H)、2. 50(s、3H)、2.26(m、2H)、1.70(m、2H)、1.60( d、6H)、を白色固体として得た。 B. 同様の方法で、式(Id)の次の化合物を製造した: 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イル)アミノベンズイミダゾール、1H NMR(300M Hz、DMSO)δ 1.40(m、2H)、2.00(m、2H)、2.25 (s、3H)、3.30(m、2H)、3.60(m、2H)、3.80(m、1 H)、3.95(m、1H)、5.90(s,2H)、6.90(s、1H) 、7.00(d、1H)、7.60(d、1H)、7.80(d、1H)、7. 85(d、1H)、8.00(s、1H)、8.10(d、1H)8.15(d 、1H)、8.40(s、1H)、8.55(s、1H)、9.15(br s 、3H)、9.40(s、2H)、9.55(s、1 H)。 例5 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−アミ ノカルボニル−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルアミノ) ベンズイミダゾール(2g)を12N HCl中で、80℃で12時間加熱した 。溶剤を減圧下で除去した。メタノール(80ml)中の生じた残留物にトリエ チルアミン(10ml)及びエチルアセトイミデート(2g)を添加した。12 時間撹拌した後に、反応混合物を濃縮した。残留物を0.1%トリフルオロ酢酸 を有する水中3〜25%アセトニトリルの勾配を用いてC18ダイナマックスカラ ム上のHPLCによって精製し、溶剤を凍結乾燥によって除去した後に、1−( 4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−カルボキシ− 6−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾール、1 H NMR(DMSO、300MHz)δ 9.70(s、2H)、9.60 (s、2H)、9.40(s、1H)、8.93(s、1H)、8.65〜7. 40(m、8H)、6.30(s、2H)、4.20〜3.50(m、6H)、 2.55(s、3H)、2.30(m、2H)、1.70(m、2H)、1.6 0(d、6H)、を白色固体として得た。 例6 当該例で、本発明の化合物又はその薬剤学的に認容可能な塩、例えば1−(4 −アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−5−(N−(1−イミ ノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールを含有している経 口投与のための代表的な医薬品の調製法を説明する: A.成分 %(w/w) 本発明の化合物 20.0% ラクトース 79.5% ステアリン酸マグネシウム 0.5% 上記成分を混合し、カプセル1個が全部の日用量に充当する、それぞれ100 mgを含有するように硬質な殻のゼラチンカプセルの中へ調剤する。 B.成分 %(w/w) 本発明の化合物 20.0% ステアリン酸マグネシウム 0.9% デンプン 8.6% ラクトース 79.6% PVP(ポリビニルピロリジン) 0.9% ステアリン酸マグネシウムを除く上記成分を組合せ物にし、造粒液体として水 を使用して造粒する。次にこの処方物を乾燥し、ステアリン酸マグネシウムと混 合し、適当な錠剤機で錠剤に成形する。 C.成分 本発明の化合物 0.1g プロピレングリコール 20.0g ポリエチレングリコール400 20.0g ポリソルベート80 1.0g 水 添加して100mlまでにする 本発明の化合物をプロピレングリコール、ポリエチレングリコール400及び ポリソルベート80中に溶解する。次に溶液100mlを得るために十分な量の 水を撹拌しながら添加し、該溶液を濾過し、かつ瓶詰する。 D.成分 %(w/w) 本発明の化合物 20.0% 落花生油 78.0% スパン(Span) 60 2.0% 上記成分を溶融し、混合して軟質の弾性カプセル中に充填する。 E.成分 %(w/w) 本発明の化合物 1.0% メチル又はカルボキシメチル 2.0% セルロース 0.9%食塩水 添加して100mlにする 本発明の化合物をセルロース /食塩水溶液に溶解し、濾過し、使用のために瓶詰する。 例7 当該例で、本発明の化合物又はその薬剤学的に認容可能な塩、例えば1−(4 −アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第三ブチル−5−(N−(1−イミ ノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールを含有している腸 管外投与のための代表的な製薬学的処方物の調製法を説明する: 成分 本発明の化合物 0.02g プロピレングリコール 20.0g ポリエチレングリコール400 20.0g ポリソルベート80 1.0g 0.9%食塩水溶液 添加して100mlにする 本発明の化合物をプロピレ ングリコール、ポリエチレングリコール400及びポリソルベート80中に溶解 する。次に、静脈用の溶液100mlを得るために、十分量の0.9%食塩水溶 液を撹拌しながら添加し、この溶液を、0.2μのメンブランフィルターを通し て濾過し、かつ滅菌状態で梱包する。 例8 当該例で、本発明の化合物又はその薬剤学的に認容可能な塩、例えば1−(4 −アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′−(1ー イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((アミノカルボニル)メチル) アミノ)ベンズイミダゾールを含有している座薬形の代表的な医薬品の調製法を 説明する: 成分 %(w/w) 本発明の化合物 1.0% ポリエチレングリコール1000 74.5% ポリエチレングリコール4000 24.5% 該成分を一緒に溶融し、蒸気浴上で混合し、型に注型すると、全重量2.5g になった。 例9 当該例で、本発明の化合物又はその薬剤学的に認容可能な塩、例えば1−(4 −アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(N−(1−イミノ エチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールを含有している吸入 剤のための代表的な製薬学的処方物の調製法を説明する: 成分 %(w/w) 超微粉砕された本発明の化合物 1.0% 超微粉砕されたラクトース 99.0% 該成分を粉砕し、混合し、投与ポンプが装備された 注入器に梱包する。 例10 当該例で、本発明の化合物又はその薬剤学的に認容可能な塩、例えば1−(4 −アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1-(メトキシカル ボニル)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾールを含有している噴霧形のための代表的な製薬学的処方 物の調製法を説明する: 成分 %(w/w) 本発明の化合物 0.005% 水 89.995% エタノール 10.000% 本発明の化合物をエタノール中に溶解し、水と混合する。次にこの処方物を、 投与ポンプが装備された噴霧器に梱包する。 例11 当該例で、本発明の化合物又はその薬剤学的に認容可能な塩、例えば1−(4 −アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−カルボキシ−6 −(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾー ルを含有しているエアロゾル形のための代表的な医薬品の製薬学的処方物を説明 する: 成分 %(w/w) 本発明の化合物 0.10% 噴射剤11/12 98.90% オレイン酸 1.00% 本発明の化合物をオレイン酸及び噴射剤中に分散させる。次に生じた混合物を 計量供給バルブを装備したエアロゾル容器に注入する。 例12 (Xa因子及びトロンビンの試験管内アッセイ) 当該アッセイで、Xa因子、トロンビン及び組織プラスミノゲン活性化因子に 対する本発明の化合物の活性を証明する。該活性は、酵素によるペプチド p− ニトロアニリドの開裂の初速度として測定された。開裂生成物のp−ニトロアニ リンは、405nmで吸収し、9920M-1cm-1のモル吸光係数を有する。 試薬及び溶液: ジメチルスルホキシド(DMSO)(Baker分析等級)。 アッセイ緩衝液: 50mM トリスHCl、150mM NaCl、2.5mM CaCl2及 び0.1%ポリエチレングリコール6000、pH7.5。 酵素(Enzyme ResearchLab.): 1. ヒトのXa因子原液:アッセイ緩衝液中0.281mg/ml、−80℃ で貯蔵した(希釈標準溶液(2×):アッセイ緩衝液中106ng/ml又は2 nM、使用前に調製する)。 2. ヒトのトロンビン原液:−80℃で貯蔵した(希釈標準溶液(2×):ア ッセイ緩衝液中1200ng/ml又は40nM、使用前に調製する)。 3. ヒトの組織プラスミノゲン活性化因子(tpA)(2鎖、Sigma)原液: 1mg/ml、−80℃で貯蔵した(希釈標準溶液(2×):アッセイ緩衝液中 1361ng/ml、使用前に調製する)。 色素原性基質(Pharmacia Hepar Inc.): 1. S2222(FXaアッセイ)原液:dH2O中6mM、4℃で貯蔵した (希釈標準溶液(4×):アッセイ緩衝液中656μM)。 2. S2302(トロンビンアッセイ)原液:dH2O中10mM、4℃で貯 蔵した(希釈標準溶液(4×):アッセイ緩衝液中1200μM)。 3. S2288(tPAアッセイ)原液:dH2O中10mM、4℃で貯蔵し た(希釈標準溶液(4×):アッセイ緩衝液中1484μM)。 (全基質の希釈標準溶液をアッセイ日数5日間で調製した。) 標準の抑制剤化合物の原液: DMSO中5mM、−20℃で貯蔵した。 試験化合物(本発明の化合物)の原液: DMSO中10mM、−20℃で貯蔵した。 アッセイ手順: アッセイを全容量200μlの96−ウェルの微量定量プレートで実施した。 アッセイを、標準の抑制剤又は試験化合物並びに酵素及び基質の次の濃度:(1 )1nM Xa因子及び164μM S2222;(2)20nMトロンビン及 び300μM S2302;及び(3)10nM tPA及び371μM S2 288での不在又は存在下で、50mM トリスHCl、150mM NaCl 、2.5mM CaCl2、0.1%ポリエチレングリコール6000、pH7 .5の最終濃度で行った。該アッセイにおける標準の抑制剤化合物の濃度は、1 :3の希釈で5μM〜0.021μMであった。典型的に、該アッセイにおける 試験化合物の濃度は、1:3の希釈で10μM〜0.041μMであった。有効 な試験化合物では、Xa因子アッセイにおいて使用した濃度を、更に100倍( 100nM〜0.41nM)又は1000倍(10nM〜0.041nM)に希 釈した。使用する全基質の濃度は、当該アッセイの条件下でこれらのKm値に等 しい。アッセイを周囲温度で実施した。 該アッセイの第1工程は、DMSO中の10mM試験化合物の原液の調製であ り(有効な試験化合物では、更にXa因子アッセイのために10mM原液を0. 1mM又は0.01mMに希釈した)、次のように96個の深いウェルプレート 中にバイオメク(Biomek)1000(又はマルチプローブ(Multiprobe)204)を 有する10mM原液の連続希釈液により試験化合物の希釈標準溶液(4×)の調 製が続いた: (a)10mM原液を2工程: 1:100及び1:2.5でアッセイ緩衝液中 1:250に希釈することにより40μM希釈標準溶液を調製する。 (b)40μM溶液(それぞれの濃度で600μl)の別の5つの連続希釈溶液 (1:3)を作る。全部で6つの希釈した試験化合物溶液を該アッセイに使用し た。 標準の抑制剤化合物(5mM原液)又はDMSO(対照標準)は、試験化合物の ために上記のもののように同一の希釈工程を経た。 該アッセイの第2工程は、バイオメク又はMP204を有する微量定量プレー トに、全く同一に試験化合物の希釈標準溶液(4×)(40uM〜0.164u M)の50μlを調剤することである。これに、バイオメク又はMP204を有 する酵素の希釈標準溶液(2×)100μlを添加した。生じた溶液を周囲温度 で10分間恒温保持した。 この溶液には、バイオメク又はMP204を有する基質の希釈標準溶液(4× )50μlを添加した。 酵素反応速度を、周囲温度でサーモマックス(THERMOmax)プレート読取り装置 で10秒間隔で5分間に亘って405nmで測定した。 試験化合物のKiの計算: 酵素速度を、最初の2分間の読取り値に対するmOD/分として計算した。I C50値をEXCELのスプレッドシートを用いてlog−logit式(直線) 又はモリソン(Morrison)式(非直線)にデータを当てはめることにより決定した 。次にKi値を、IC50を2で割ることにより得た。定型的に、3nM未満のKi (Xa因子)は、モリソン式から計算した。 当該アッセイで試験した場合に、本発明の化合物は、ヒトのXa因子及びヒト のトロンビンを抑制する能力が証明された。 例12 (ヒトのプロトロンビナーゼの試験管内アッセイ) 当該アッセイは、プロトロンビナーゼを抑制する本発明の化合物の能力を証明 する。プロトロンビナーゼ(PTアーゼ)は、プロトロンビンの活性化を触媒し て断片1.2に加えて中間体としてマイゾトロンビン(meizothrombin)を有する トロンビンを生じる。当該 アッセイは、エンドポイントアッセイである。プロトロンビナーゼの活性は、ト ロンビンの活性(反応生成物の1つ)又はトロンビンの標準曲線(nM対mOD /分)に対する形成されたトロンビン量/時間によって測定される。本発明の化 合物のIC50(PTアーゼ)の決定のために、PTアーゼ活性は、トロンビン活 性(mOD/分)で表現された。 材料: 酵素: 1.ヒトのVa因子(Heamatologic Technologies Inc.、Cat♯HCVA−01 10)希釈標準溶液:50%グリセロール中1.0mg/ml、2mM CaC l2、−20℃で貯蔵した。 2.ヒトのXa因子(Enzyme Res.Lab.、Cat♯HFXa1011)希釈標準溶 液:アッセイ緩衝液(BSA不含)中0.281mg/ml、−80℃で貯蔵し た゜ 3.ヒトのプロトロンビン(FII)(Enzyme Res.Lab.、Cat♯HP1002) 希釈標準溶液:FIIをアッセイ緩衝液(BSA不含)中4.85mg/mlに 希釈し、−80℃で貯蔵した。 リン脂質(PCPS)ベシクル: PCPSベシクル(80%PC)20%PS)をBarenholz他, Biochemistr y(1977),Vol.16,2806〜28 10により報告された方法を変形することによって調製した。 ホスファチジルセリン(Avanti Polar Lipids,Inc.、Cat#840032): クロロホルム中10mg/ml、脳から精製、窒素又はアルゴン下で−20℃で 貯蔵した。 ホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids,Inc.、Cat#850457): クロロホルム中50mg/ml、合成16:0〜18:1パルミトイル−オレオ イル、窒素又はアルゴン下で−20℃で貯蔵した。 スペクトロザイム(Spectrozyme)−TH(American Diagnostica Inc.、Cat#2 38L、50μモル、室温で貯蔵した)希釈標準溶液:10ml dH2O中に 50μモルを溶解した。 BSA(Sigma Chem Co.、Cat♯A−7888、Fr.V、RIA等級)。 アッセイ緩衝液:50mM トリスHCl、pH7.5、150mM NaCl 、2.5mM CaCl2、0.1% PEG6000(BDH)、0.05% BSA(Slgma、Fr.V、RIA等級)。 1つのプレートアッセイのために、次の希釈標準溶液を調製する: 1. プロトロンビナーゼコンプレックス: (a)100μM PCPS:PCPS原液(4. 36mM)27.5μlをアッセイ緩衝液で最終的に1200μlに希釈した。 (b)25nM ヒトのVa因子:Va原液(1mg/ml)5.08μlを アッセイ緩衝液で最終的に1200μlに希釈した。 (c)5pM ヒトのXa因子:Xa原液(0.281mg/ml)をアッセ イ緩衝液で1:1220000に希釈する。少なくとも1200μlを調製する ゜ PCPS、Va因子及びXa因子の順序でそれぞれの成分の等容量(1100 μl)を組合せ物にする。周囲温度で5〜10分間放置し、直ちに使用するか又 は氷中に貯蔵する(使用前に周囲温度にする)。 2. 6μM ヒトのプロトロンビン(FII):FII原液(4.85mg/ ml)124μlをアッセイ緩衝液で最終的に1400μlに希釈する。 3. 20μM EDTA/アッセイ緩衝液:0.5M EDTA 0.8ml (pH8.5)に加えて19.2mlアッセイ緩衝液。 4. 0.2mM スペクトロザイム−TH/EDTA緩衝液:SPTH原液( 5mM)0.44mlに加えて20mM EDTA/アッセイ緩衝液10.56 ml。 5. 試験化合物(本発明の化合物): 10mM原液(DMSO)から希釈標準溶液(5× )を調製し、連続の1:3の希釈溶液を作る。化合物を6つの濃度で全く同一に アッセイを行った。 アッセイ条件及び手順: プロトロンビナーゼ反応は、PTアーゼ(20uM PCPS、5nM hF Va及び1pM hFXa)、1.2uM ヒトの第II因子及び様々な濃度の 試験化合物(5μM〜0.021μM又はいっそう低い濃度範囲)を含有してい る混合物の最終的に50μlで実施した。反応をPTアーゼの添加によって開始 し、室温で6分間恒温保持した。反応を最終的に10mMになるまでEDTA/ 緩衝液を添加することによって停止させた。次に、トロンビン(生成物)の活性 を、サーモマックス微量プレート読取り装置で、基質としてスペクトロザイム− TH 0.1mMの存在下で、周囲温度で5分間(10秒間隔)に亘って405 nmで測定した。反応を96−ウェルのミクロプレートで実施した。 アッセイの第1工程で、希釈した試験化合物(5×)10μl又は緩衝液を、 該プレートに全く同一に添加した。次に、プロトロンビン(hFII)10μl (5×)をそれぞれのウェルに添加した。次の30μl PTアーゼをそれぞれ のウェルに添加し、約30秒間混合する。次にこのプレートを周囲温度で6分間 恒温保持した。 第2工程で、20mM EDTA(アッセイ緩衝液中)50μlをそれぞれの ウェルに添加して反応を停止させた。次に、生じた溶液を約10秒間に亘って混 合した。それから0.2mMスペクトロザイム100μlをそれぞれのウェルに 添加した。更に、トロンビンの反応速度を、モレキュラーデバイス(Molecular Devices)ミクロプレート読取り装置で5分間に亘って(10秒間隔で)405n mで測定した。 計算: トロンビンの反応速度は、5分間の反応からのOD読取り値を使用してmOD /分として表現された。IC50値を、log−logit曲線の適合プログラム で計算した。 当該アッセイで試験した場合に、本発明の化合物は、プロトロンビナーゼを抑 制する能力が証明された。 例13 (生体内アッセイ) 次のアッセイは、抗凝固剤として作用する該化合物の能力を証明する。 オスのラット(250〜330g)を、ペントバルビタールナトリウム(90 mg/kg、腹腔内)で麻酔をかけ、外科手術の準備をした。血圧を測定するた め並びに凝固変量(プロトロンビン時間(PT)及び 活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT))を監視するための血液を採取 するために、左頚動脈にカニューレを挿入した。試験化合物(即ち、本発明の化 合物及び標準の化合物)の投与及びトロンボプラスチン注入の目的のために、末 端静脈にカニューレを挿入した。腹部を正中線で切開し、腹部大静脈を腎静脈に 対し2〜3cmの遠位で分離した。この腹部大静脈の2〜3cmの区域において 全ての静脈枝を結紮した。 全ての外科手術に続いて、該動物を実験を開始する前に安定させた。試験化合物 を静脈内ボーラス(t=0)として投与した。3分後(t=3)、トロンボプラ スチンの5分間の注入を開始した。注入の2分後(t=5)、腹部大静脈を近位 端及び遠位端の双方で結紮した。この血管を原位置で60分間放置し、その後ス リット状に切開した動物から切除し、凝血(存在する場合)を注意深く除去し、 重量測定した。結果の統計解析を、ウィルコキシン−マッチドペア(Wilcoxin-ma tched-pairs)符号順位検定を使用して実施した。 当該アッセイで試験された場合に、本発明の化合物は、血液の凝固を抑制する 能力が証明された。 本発明を、前記の特別な実施態様に関して説明したが、多種多様の変更を行う ことができること及び同等物を本発明の主旨及びその範囲から逸脱することなく 置換えることは当業者の当然とするところである。加 えて、本発明の目的、精神及び範囲に対して特に、状況、物質、物質組成、処理 、処理工程又は工程を適応させるために多種多様の変法を行うことができる。こ のような全ての変法は、本明細書中に係属する特許請求の範囲内にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AL,AM,AU,A Z,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,EE ,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,RO ,RU,SD,SG,SI,SK,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ブライアン ディー グリーデル アメリカ合衆国 94806 カリフォルニア リッチモンド リッチモンド パークウ ェイ 3400 ナンバー222 (72)発明者 ステティーヴン ティー サカタ アメリカ合衆国 94806 カリフォルニア リッチモンド シエラ リッジ 3600 ナンバー1305 (72)発明者 ケネス ジェイ ショー アメリカ合衆国 94901 カリフォルニア サンラファエル オークモント コート 16 (72)発明者 ズーチャン ザオ アメリカ合衆国 94803 カリフォルニア エルソブランテ セロ サー ドライヴ 5368

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): 〔式中、 nは、0〜3であり、 Aは、分枝鎖状または直鎖状のアルキレン、−C(O)−または−S(O)2 −であり、 R1は、水素原子、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、互いに独立にニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子、アリ ール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によって置 換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9 、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、−C (O)N(R8)R9であるかまたは−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N (H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8、−C(NH)N(H)C(O )OR8、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C(O)OR8 、−R10−C(O)N(R8) R9および−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基であり 、 R3は、水素原子であるかまたは場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒ ドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロ ゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によっ て置換されている)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、 ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9に よって置換されている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキ シ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダ ゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、 −N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換 されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、 −C(O)(CH2)m(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8 、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、 −OPO32および−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基 によっ て置換されているアルキルであり、 R4は、−C(NH)−N (R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(N H)N(H)C(O)R8または−C(NH)N(H)C(O)OR8であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは ハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコ キシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、 −C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハ ロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチ ル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、 −N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但し 、pは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N (R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32および−SR8 であるかまたは 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されているアリールで あるかまたは 場合によっては1−イミノアルキル、−C(O)OR8、−C(O)N(R8) R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N (H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9 および−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基によって置 換されている複素環式化合物であり、 R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8 )R9、−C(O)R7であるかまたはアルアルキル(場合によってはアルキル 、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8) R9によって置換されている)であり、 R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)O R8によって置換されている)、アリールオキシ、アルアルコキシ、アルケニ ル、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダ マンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ、−C(O)O R8または−N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N( R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2qOR8(但し、qは 、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9 、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32および−SR8からなる グループから選択された1個以上の置換基によって置換された分枝鎖状または直 鎖状のアルキレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリールまたはアルアル キルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである〕 で示される化合物またはその製薬学的に認容性の塩。 2.nが、0または1であり、 Aは、アルキレンであり、 R1は、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、独立にニトロ、アルキル(場合によっては−C(O)OR8によって置 換されている)、− OR5、−N(R7)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9であるか または−C(O)OR8または場合によってはR10−C(O)OR8によって置換 されたピペリジニルであり、 R3は、水素原子であるか、場合によってはハロゲン原子、−C(O)OR8から なるグループから選択された1個以上の置換基によって置換されているアルキル または−C(O)N(R8)R9であり、 R4は、−C(NH)NH2であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは 場合によっては−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9からなるグループ から選択された1個以上の置換基よって置換されているアルキルおよびフェニル (場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)であるかまたは それぞれ場合によっては1−イミノアルキル、−C(NH)N(R8)R9、− R10−C(O)OR8または−SO3Hによって置換されたピペリジニルまたはピ ロリジニルであり、 R6は、水素原子、アルキル、べンジル(場合によっては−C(O)OR8によっ て置換されている)、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9 または−C(O)R7であり、 R7は、−C(O)OR8およびアリール(場合によっては−C(O)OR8に よって置換されている)からなるグループから選択された1個以上の置換基によ って置換された分枝鎖状または直鎖状のアルキレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子またはアルキルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである、 請求項1に記載の化合物。 3.nが、0または1であり、 Aは、メチレンであり、 R1は、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、独立にニトロ、メチル(−C(O)OR8によって置換されている)、 −OR5、−N(R7)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9であるか または場合によっては−C(O)OR8または−R10−C(O)OR8によって置 換されたピペリジニルであり、 R3は、水素原子であるかまたは場合によっては−C(O)OR8または−C( O)N(R8)R9によって置換されたアルキルであり、 R4は、−C(NH)NH2であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは 場合によっては−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9またはフェニ ル(場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)によって置換さ れたアルキルまたは 場合によっては1−イミノアルキル、−R10−C(O)OR8または−S O3Hによって置換された ピペリジニルであり、 R6は、水素原子、アルキル、ベンジル(場合によっては−C(O)OR8によ って置換されている)または−R10−C(O)OR8であり、 R7は、−C(O)OR8およびアリール(場合によっては−C(O)OR8に よって置換されている)からなるグループから選択された1個以上の置換基によ って置換された分枝鎖状または直鎖状のアルキレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子、メチルまたはエチルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである、 請求項2に記載の化合物。 4.nが、0であり、 Aは、メチレンであり、 R1は、−OR5であり、 R3は、水素原子であるかまたは−C(O)OR8または場合によっては−C( O)N(R8)R9によ って置換されたアルキルであり、 R4は、−C(NH)NH2であり、 R5は、場合によっては1−イミノアルキルによって置換されたピペリジニル であり、 R8およびR9は、独立に水素原子、メチルまたはエチルである、 請求項3に記載の化合物。 5.1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−3−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−6−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−エチル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(N −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−t−ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−t−ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−5−(N−(イミノエチル)ピ ペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−5−(N−(1 −イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)べンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−プロピル−6−(ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2 −プロピル−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−6−(ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(ピペ リジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第二ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−第二ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−6−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−n−ブチル−5−(N−( 1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−カルボキシエチル) −6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2 −(2−カルボキシエチル)−5−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾールおよび 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−(2−アミノカルボニル エチル)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベン ズイミダゾール からなるグループから選択された請求項4に記載の化合物。 6.nが、0であり、 Aは、メチレンであり、 R1は、−N(R5)R6であり、 R3は、水素原子またはメチルであり、 R4は、−C(NH)NH2であり、 R5は、場合によっては1−イミノアルキルによって置換されたピペリジニル であり、 R6は、水素原子、−R10−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9であ り、 R8およびR9は、独立に水素原子またはメチルであり、 R10は、分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである、請求項3に記載の化合物 。 7.1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−6−(N−(1−イミノエ チル)ピペリジン−4−イル)アミノベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((メトキシカルボニル )メチル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−((アミノカルボニル) メチル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(3−カルボキシプロピ ル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(メトキシカルボ ニル)プロピル)アミノ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−6−(N−(N′ −(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(カルボキシ)プ ロピル)アミノ)ベンズイミダゾールおよび 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(N' -(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イル)−N−(2−(カルボキシ)プ ロピル)アミノ)ベンズイミダゾール からなるグループから選択された、請求項6に記載の化合物。 8.nが、1であり、 Aは、メチレンであり、 R1は、−OR5であり、 R2は、ニトロ、−OR5、−N(R7)R9、−C(O)OR8またはピペリジ ニル(場合によっては−C(O)OR8によって置換されている)であり、 R3は、メチルまたは1−イソプロピルであり、 R4は、−C(NH)NH2であり、 R5は、互いに独立に水素原子であるかまたは−C(O)OR8、−C(O)N (R8)R9によって置換されたアルキル、アリール(場合によっては−C(O) OR8によって置換されている)またはピペリジニル(場合によっては−R10− C(O)OR8または1−イミノエチルによって置換されている)であり、 R7は、−C(O)OR8またはフェニル(場合によっては−C(O)OR8に よって置換されている)によって置換された分枝鎖状または直鎖状のアルキレン であり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子またはメチルである、 請求項3に記載の化合物。 9.1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−ヒドロキ シ−6-(N−81−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(アミノカ ルボニル)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(カルボキ シ)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ) ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(4−(メ トキシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリ ジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(4−(カ ルボキシ)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−カルボキシ −6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2 −メチル−5−((アミノカルボニル)メトキシ)−6−(N−(1−イミノエ チル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(3−(メト キシカルボニル)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(3−(カル ボキシ)ベンジルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4− イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(メトキシカ ルボニル)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオ キシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(アミ ノカルボニル)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4− イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(メト キシカルボニル)エトキシ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4 −イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(1−(カル ボキシ)エトキシ)− 6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾ ール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキ シ−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキ シ−5−(ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−メトキ シ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−メトキ シ−5−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミ ダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(4− カルボキシ)ベンジルアミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン− 4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−(4− カルボキシピペリジン−1−イル)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、1−(4−アミジノナフト−1−イ ル)メチル−2 −イソプロピル−4−(カルボキシ)メトキシ−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−7−ニトロ −6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダ ゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−7−ニトロ−6− (N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール 、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (2−カルボキシプロプ−2−イル)アミノ)−6−(N−(1−イミノエチル )ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール、 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (4−カルボキシ)ベンジルアミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリ ジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−5−(N− (2−カルボキシエチル)アミノ)−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジ ン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾールお よび 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−メチル−5−(N−(カ ルボキシメチル)ピペリジン−4−イルオキシ)−6−(N−(1−イミノエチ ル)ピペリジン−4−イルオキシ)ベンズイミダゾール からなるグループから選択された、請求項8に記載の化合物。 10.nが、1であり、 Aは、メチレンであり、 R1は、−N(R5)R6であり、 R2は、−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9であり、 R3は、1−イソプロピルであり、 R4は、−C(NH)NH2であり、 R5は、場合によっては1−イミノエチルによって置換されたピペリジニルで あり、 R6は、水素原子であり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子またはメチルである、請求項3に記載 の化合物。 11.1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2−イソプロピル−4−カ ルボキシ−6−(N−(1−イミノエチル)ピペリジン−4−イルアミノ)ベン ズイミダゾールおよび 1−(4−アミジノナフト−1−イル)メチル−2 −イソプロピル−4−アミノカルボニル−6−(N−(1−イミノエチル)ピ ペリジン−4−イルアミノ)ベンズイミダゾール からなるグループから選択された、請求項10に記載の化合物。 12.トロンビン活量によって特徴付けられる疾病状態にあるヒトを治療する際に 有用な医薬品において、組成物が、式(I): 〔式中、 nは、0〜3であり、 Aは、分枝鎖状または直鎖状のアルキレン、−C(O)−または−S(O)2 −であり、 R1は、水素原子、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、互いに独立にニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子、アリ ール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によって置 換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9 、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、−C (O)N(R8)R9である かまたは−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(N H)N(H)C(O)R8、−C(NH)N(H)C(O)OR8、−C(O)O R8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N( R8)R9および−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基で あり、 R3は、水素原子であるかまたは場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒ ドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロ ゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によっ て置換されている)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、 ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9に よって置換されている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキ シ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダ ゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、 −N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換 されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、 −C (O)(CH2)m(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8 、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、− OPO32および−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基に よって置換されているアルキルであり、 R4は、−C(NH)−N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH )N(H)C(O)R8または−C(NH)N(H)C(O)OR8であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは ハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、− N(R8)R9、−C( O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアル コキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9 、−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、 ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマン チル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O) OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)O R8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8( 但し、pは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O) N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32および−S R8であるかまたは 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されているアリールで あるかまたは 場合によっては1−イミノアルキル、−C(O)OR8、−C(O)N(R8) R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N (H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9 および−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基によって置 換されている複素環式化合物であり、 R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8 )R9、−C(O)R7であるかまたはアルアルキル(場合によってはアルキル 、ハロゲン原子、−N(R8)R9、 −C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)で あり、 R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、 アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8) R9、−C(O)OR8によって置換されている)、アリールオキシ、アルアルコ キシ、アルケニル、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、イ ンドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ 、−C(O)OR8または−N(R8)R9によって置換されている)、−C(O )OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O) (CH2q OR8(但し、qは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C (O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32およ び−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換され た分枝鎖状または直鎖状のアルキレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリールまたはアルアルキ ルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである〕 で示される化合物またはその製薬学的に認容性の塩の治療有効量およびその製薬 学的に認容性の添加剤 を含有していることを特徴とする、トロンビン活量によって特徴付けられる疾 病状態にあるヒトを治療するための医薬品。 13.トロンビン活量によって特徴付けられる疾病状態にあるヒトを治療するため の方法において、式(I): 〔式中、 nは、0〜3であり、 Aは、分枝鎖状または直鎖状のアルキレン、−C(O)−または−S(O)2 −であり、 R1は、水素原子、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、互いに独立にニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子、アリ ール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によって置 換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9 、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、−C (O)N(R8)R9であるかまたは−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N (H)OR8、−C(NH)N(H)C(O )R8、−C(NH)N(H)C(O)OR8、−C(O)OR8、−C(O) N(R8)R9、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9および −SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基であり、 R3は、水素原子であるかまたは場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒ ドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロ ゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によっ て置換されている)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、 ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9に よって置換されている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキ シ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダ ゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、 −N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換 されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、 −C(O)(CH2)m(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8 、−N(R8)C( O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32およ び−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換され ているアルキルであり、 R4は、−C(NH)−N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH )N(H)C(O)R8または−C(NH)N(H)C(O)OR8であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは ハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコ キシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、 −C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハ ロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチ ル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C( O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8) R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但し、pは、1〜 4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、− N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32および−SR8であるかまたは 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されているアリールで あるかまたは 場合によっては1−イミノアルキル、−C(O)OR8、−C(O)N(R8) R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N (H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9 および−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基によって置 換されている複素環式化合物であり、 R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8 )R9、−C(O)R7であるかまたはアルアルキル(場合によってはアルキル 、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8) R9によって置換されている)であり、 R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8によっ て置換されている)、アリールオキシ、アルアルコキシ、アルケニル、ハロゲン 化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場 合によってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ、−C(O)OR8または− N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、 −C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2qOR8(但し、qは、1〜4で ある)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N( R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32および−SR8からなるグループか ら選択された1個以上の置換基によって置換された分枝鎖状または直鎖状のアル キレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリールまたはアルアルキ ルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである〕 で示される化合物の治療有効量を、治療を必要とするヒトに投与することからな ることを特徴とする、トロンビン活量によって特徴付けられる疾病状態にあるヒ トの治療法。 14.Xa因子の抑制によって緩和される疾病状態にあるヒトを治療するための方 法において、式(I): 〔式中、 nは、0〜3であり、 Aは、分枝鎖状または直鎖状のアルキレン、−C(O)−または−S(O)2 −であり、 R1は、水素原子、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、互いに独立にニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子、アリ ール、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によって置 換されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9 、−N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、−C (O)N(R8)R9であるかまたは−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N (H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8、−C(NH)N(H)C(O )OR8、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C(O)OR8 、−R10−C(O)N(R8)R9および−SO3Hからなるグループから選択さ れた1個以上の置換基であり、 R3は、水素原子であるかまたは場合によってはハロゲン原子、アルケニル、ヒ ドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロ ゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9によっ て置換されている)、アリールオキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、 ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9に よって置換されている)、アルアルコキシ(場合によってはアルキル、ヒドロキ シ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9 によって置換されている)、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダ ゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、 −N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換 されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、 −C(O)(CH2)m(但し、mは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8 、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N( 8)R9、 −OPO32および−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基 によって置換されているアルキルであり、 R4は、−C(NH)−N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH )N(H)C(O)R8または−C(NH)N(H)C(O)OR8であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは ハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコ キシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、 −C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハ ロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチ ル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8 、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但 し、pは、1〜4である)、−N(R8)C(O) R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9 、−OPO32および−SR8であるかまたは 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C (O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されているアリールで あるかまたは 場合によっては1−イミノアルキル、−C(O)OR8、−C(O)N(R8) R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH)N (H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8)R9 および−SO3Hからなるグループから選択された1個以上の置換基によって置 換されている複素環式化合物であり、 R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8 )R9、−C(O)R7であるかまたはアルアルキル(場合によってはアルキル 、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8) R9によって置換されている)であり、 R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8によっ て置換されている)、アリールオキシ 、アルアルコキシ、アルケニル、ハロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イ ミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキ ル、ヒドロキシ、−C(O)OR8ま たは−N(R8)R9によって置換されて いる)、−C(O)OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C( O)(CH2qOR8(但し、qは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8 、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、− OPO32および−SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基に よって置換された分枝鎖状ま たは直鎖状のアルキレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリールまたはアルアル キルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである〕 で示される化合物またはその製薬学的に認容性の塩の治療有効量を、治療を必 要とするヒトに投与することからなることを特徴とする、Xa因子の抑制によっ て緩和される疾病状態にあるヒトの治療法。 15.式(I):〔式中、 nは、0〜3であり、 Aは、分枝鎖状または直鎖状のアルキレン、−C(O)−または−S(O)2− であり、 R1は、水素原子、−OR5または−N(R5)R6であり、 R2は、互いに独立にニトロ、アルキル(場合によってはハロゲン原子、アリー ル、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−N(R8)R9によって置換 されている)、−OR5、−N(R7)R7、−N(R7)R9、−N(R8)R9、 −N(R8)C(O)R7、−C(O)OR8、−C(O)N(R7)R9、−C( O)N(R8)R9であるかまたは−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N( H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)R8、−C(NH)N(H)C(O) OR8、−C(O)OR8、−C(O)N(R8)R9、−R10−C(O)OR8、 −R10−C(O)N(R8)R9および−SO3Hからなるグループから選択され た1個以上の置換基であり、 R3は、水素原子であるかまたは場合によってはハ ロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によって はアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8、 −C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場合によ ってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコキシ(場合 によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O) OR8、−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハロゲン化アルケ ニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチル(場合によっ てはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8または−C( O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、−N(R8)R9 、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2)m(但し、mは、1〜4であ る)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N(R8)R9、−N(R8 )C(NH)N(R8)R9、−OPO32および−SR8からなるグループから 選択された1個以上の置換基によって置換されているアルキルであり、 R4は、−C(NH)−N(R8)R9、−C(NH)N(H)OR8、−C(NH )N(H)C(O )R8または−C(NH)N(H)C(O)OR8であり、 R5は、互いに独立に、 水素原子であるかまたは ハロゲン原子、アルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によっ てはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アリールオキシ(場 合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O )OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、アルアルコ キシ(場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、 −C(O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、ハ ロゲン化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インドリル、アダマンチ ル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、−N(R8)R9、−C(O)OR8 または−C(O)N(R8)R9によって置換されている)、−C(O)OR8、 −N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2pOR8(但し 、pは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O)N( R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32お よび−SR8であるかまたは 場合によってはアルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C( O)OR8または−C(O)N(R8)R9によって置換されているアリールであ るかまたは 場合によっては1−イミノアルキル、−C(O) OR8、−C(O)N(R8)R9、−C(NH)N(R8)R9、−C(NH)N (H)OR8、−C(NH)N(H)C(O)OR8、−R10−C(O)OR8、 −R10−C(O)N(R8)R9および−SO3Hからなるグループから選択され た1個以上の置換基によって置換されている複素環式化合物であり、 R6は、水素原子、アルキル、−R10−C(O)OR8、−R10−C(O)N(R8 )R9、−C(O)R7であるかまたはアルアルキル(場合によってはアルキル 、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8または−C(O)N(R8) R9によって置換されている)であり、 R7は、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール(場合によってはア ルキル、ヒドロキシ、ハロゲン原子、−N(R8)R9、−C(O)OR8によっ て置換されている)、アリールオキシ、アルアルコキシ、アルケニル、ハロゲン 化アルケニル、シクロアルキル、イミダゾリル、インド リル、アダマンチル(場合によってはハロゲン原子、アルキル、ヒドロキシ、 −C(O)OR8または−N(R8)R9によって置換されている)、−C(O) OR8、−N(R8)R9、−C(O)N(R8)R9、−C(O)(CH2qOR8 (但し、qは、1〜4である)、−N(R8)C(O)R8、−N(R8)C(O )N(R8)R9、−N(R8)C(NH)N(R8)R9、−OPO32および− SR8からなるグループから選択された1個以上の置換基によって置換された分 枝鎖状または直鎖状のアルキレンであり、 R8およびR9は、互いに独立に水素原子、アルキル、アリールまたはアルアルキ ルであり、 R10は、互いに独立に分枝鎖状または直鎖状のアルキレンである〕 で示される化合物またはその製薬学的に認容性の塩の投与によって、試験管内ま たは生体内でヒトのXa因子を抑制する方法。
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