JP2000357233A - 物体認識装置 - Google Patents

物体認識装置

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JP2000357233A JP11169568A JP16956899A JP2000357233A JP 2000357233 A JP2000357233 A JP 2000357233A JP 11169568 A JP11169568 A JP 11169568A JP 16956899 A JP16956899 A JP 16956899A JP 2000357233 A JP2000357233 A JP 2000357233A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前方にある複数の物体をそれぞれ正確に認識す
ることのできる装置を提供する。 【解決手段】所定の間隔をおいて配置された少なくとも
2つの撮像手段と、該撮像手段で得られ、複数のウィン
ドウに分割された画像に基づいて、ウィンドウごとに対
象物までの距離を計測する計測手段と、該計測された距
離の差が所定範囲内にある、隣接するウィンドウをクラ
スタリングしてクラスタを定めるクラスタリング手段
と、前回認識された物体の位置と該物体に対する相対速
度とに基づいて今回の該物体の位置を推定する物体推定
手段と、推定された物体との距離の差が所定範囲内にあ
り、推定された物体と重なりを持つクラスタを選択する
クラスタ選択手段と、選択されたクラスタのうちの1つ
または複数のクラスタから構成される結合クラスタであ
って、推定された物体の属性に最も近い属性を持つ結合
クラスタを物体として認識する物体認識手段とを備え、
個々の物体を正確に認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などの車
両に搭載されたカメラによる撮像手段を用いて、前方の
物体を検出する光学式の物体認識装置に関し、より具体
的には、撮像された画像における複数のウィンドウを用
いて物体を認識する物体認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両走行の安全性を向上させるた
め、自車両の前方にある物体の距離や大きさを判断し、
これに応じて車両を適切に制御する装置が提案されてい
る。
【0003】2つの受光素子からなる光学式距離計測装
置を使用し、距離検出された被写体が物体か道路領域
(路面上の文字/白線を含む)かを判断する手法に関連
するものとして、特開平9−79821号公報には、計
算エリアごとに距離を算出し、この距離値に基づき近接
する計算エリアをブロック化して、障害物が存在する領
域を認識する装置が提案されている。このブロック化で
は、距離が未測定の計算エリアも含めてブロック化され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−79821
号公報のものでは、隣接している計算エリアから算出さ
れる距離値が近い場合にブロック化を行うため、画像領
域に複数の障害物が隣接して存在している場合には、こ
れら複数の障害物をブロック化して1つの物体と誤認す
る場合があった。また、ブロック化する範囲を一定とし
ているため、1つの障害物が複数の障害物であると誤っ
て認識する場合があった。
【0005】そこでこの発明は、過去の物体の情報を利
用して、画像領域に複数存在する物体を別々に正確に認
識することのできる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明の物体認識装置は、所定の間隔をお
いて配置された少なくとも2つの撮像手段と、前記少な
くとも2つの撮像手段で得られ、複数のウィンドウに分
割された画像に基づいて、ウィンドウごとに対象物まで
の距離を計測する計測手段と、前記計測手段により計測
された距離の差が所定範囲内にある、隣接するウィンド
ウをクラスタリングしてクラスタを定めるクラスタリン
グ手段と、前回認識された物体の位置および該物体に対
する相対速度に基づいて、今回の該物体の位置を推定す
る物体推定手段と、前記推定された物体との距離の差が
所定範囲内にあり、該推定された物体と重なりを持つク
ラスタを選択するクラスタ選択手段と、前記選択された
クラスタのうちの1つまたは複数のクラスタから構成さ
れる結合クラスタであって、前記推定された物体の属性
に最も近い属性を持つ結合クラスタを物体として認識す
る物体認識手段とを備える。
【0007】この発明によると、前回認識された物体に
関する情報を使用して物体を認識するので、複数の物体
を1つの物体または1つの物体を複数の物体として誤認
することなく、正確に物体を認識することができる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の物体
認識装置において、予め決められた検知すべき物体の属
性を格納する検知物体記憶手段を備え、前記クラスタ選
択手段において選択されなかったクラスタのうちの1つ
または複数のクラスタから構成される結合クラスタの属
性を、前記検知すべき物体の属性と比較し、属性の差が
最小値となる検知すべき物体を、前記結合クラスタに対
応する物体として認識する。
【0009】請求項2の発明によると、予め決められた
検知すべき物体の属性と比較して物体を認識するので、
今回新たに画像上に現れた複数の物体についても、それ
ぞれを正確に認識することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施例の物
体認識装置の全体的なブロック図である。図2は、この
実施例で用いる三角計測法による距離の計測原理を説明
する図である。まず図2を参照して1対の撮像装置を用
いた距離の測定方法を説明する。
【0011】一対の撮像装置の一方を構成するラインセ
ンサ21およびレンズ23は、他方の撮像装置を構成す
るラインセンサ22およびレンズ24と所定の間隔すな
わち基線長Bだけ左右方向または上下方向に間隔をおい
て配置されている。ラインセンサ21および22は、典
型的には1次元のCCDであり、直線的に配列されたフ
ォトセンサのアレイであってもよい。夜間の使用を考慮
すると赤外線を用いた撮像装置にするのがよい。この場
合、レンズ23、24の前に赤外線透過性のフィルタを
置き、赤外線の光源を用いて一定の周期で対象物20を
照射し、対象物20から反射する赤外線をラインセンサ
21、22が感知するようにするのがよい。
【0012】ラインセンサ21、22は、それぞれレン
ズ23、24の焦点距離fに配置されている。レンズ2
3、24のある平面から距離aにある対象物の像が、ラ
インセンサ21ではレンズ23の光軸からX1ずれた位
置に形成され、ラインセンサ22ではレンズ24の光軸
からX2だけずれた位置に形成されるとすると、レンズ
23、24の面から対象物20までの距離aは、三角計
測法の原理により、a=B・f/(X1+X2)で求め
られる。
【0013】この実施例では画像はデジタル化されるの
で、距離(X1+X2)は、ディジタル的に算出され
る。ラインセンサ21および22で得られる画像の片方
または両方をシフトさせながら両画像のそれぞれ対応す
る画素の輝度を示すディジタル値の差の絶対値の総和を
求め、これを相関値とする。相関値が最小値になるとき
の画像のシフト量が両画像の間の位置ずれ、すなわち
(X1+X2)を示す。観念的には図2に示すようにラ
インセンサ21および22から得られる2つの画像を重
なり合わせるために2つの画像を相対的に移動させねば
ならない距離が(X1+X2)である。
【0014】ここでは、簡単のため撮像装置が1次元の
ラインセンサ21、22であるものとして説明したが、
以下に述べるようにこの発明の一実施例では2次元のC
CDまたは2次元のフォトセンサ・アレイを撮像装置と
して使用する。この場合、2つの撮像装置から得られる
2次元の画像を相対的にシフトさせて上述したのと同様
の相関計算を行い、相関値が最小となるときのシフト量
を求めると、このシフト量が(X1+X2)に相当す
る。
【0015】図1の撮像手段3は、図2のレンズ23お
よびラインセンサ21からなる一方の撮像手段に対応
し、撮像手段3’は、図2のレンズ24およびラインセ
ンサ22からなる他方の撮像手段に対応する。この実施
例では、図3の(b)に示すように撮像領域を複数のウ
ィンドウ(小領域)W11、W12、・・・に分割し、ウィ
ンドウごとに距離の計測を行うので、対象物全体の2次
元の画像が必要になる。このため撮像手段3、3’は、
2次元のCCDアレイまたは2次元のフォトセンサ・ア
レイで構成される。
【0016】図3の(a)は、撮像手段3または3’に
より自車両の前方を走行する他車両を撮像した画像の例
を示し、図3の(b)は、図3の(a)の画像を概念的
に複数のウィンドウに分割したものを示す。図3の
(b)は、縦方向に行および横方向に列をとり、簡単の
ため10行×15列のウィンドウに分割して示す。それ
ぞれのウィンドウには番号が付されており、例えばW12
は、1行2列にあるウィンドウを示す。
【0017】撮像手段3、3’で撮像された対象物の画
像はアナログ・デジタル変換器(A/D変換器)4、
4’でデジタルデータに変換され、画像メモリ5、5’
に格納される。ウィンドウ切り出し部9によって、ウィ
ンドウW11に対応する画像部分が画像メモリ5および
5’からそれぞれ切り出されて相関計算部6に送られ
る。相関計算部6は、切り出された2つの画像を所定の
単位ずつシフトさせて前述した相関計算を行い相関値が
最小になるときのシフト量を求めると、このシフト量が
(X1+X2)である。相関計算部6は、こうして求め
た(X1+X2)の値を距離計算部7に送る。
【0018】距離計算部7は、前述したa=B・f/
(X1+X2)の式を用いて、ウィンドウW11にある対
象物までの距離a11を求める。こうして求められた距離
11は、距離記憶部8に記憶される。同様の計算処理が
それぞれのウィンドウについて順次実行され、距離
11、a12、・・・が距離記憶部8に記憶される。以
下、あるウィンドウについて計算された対象物までの距
離を、そのウィンドウの計測距離という。
【0019】上の相関計算で用いる画像データは、撮像
素子アレイの素子のピッチによって分解能が定まるの
で、フォトセンサ・アレイなど比較的ピッチの大きい受
光素子を用いるときは、ピッチ間の補間計算を行って画
像データの密度を高める処理を行い、こうして密度を高
められた画像データについて相関計算を行うのが好まし
い。
【0020】また、温度による撮像素子アレイの特性変
化を補正するため、温度センサを撮像素子アレイ付近に
配置し、温度センサから得られる温度情報に基づいて距
離計算を補正するようにすることもできる。
【0021】次に、以上のようにして算出された計測距
離に基づいてウィンドウをクラスタリングする方法につ
いて説明する。クラスタリング部33は、それぞれのウ
ィンドウの計測距離に基づいて、ウィンドウのクラスタ
リングを行う。最初に、クラスタリング部33における
ラベル付与部34が、隣接するウィンドウの計測距離を
比較し、ほぼ等しければ、その隣接するウィンドウに同
一のラベルを付与する。ラベル付与部34は、計測距離
をもつすべてのウィンドウにラベルを付与し、同じラベ
ルを持つウィンドウは、1つのクラスタを構成する。隣
接するウィンドウの計測距離を比較するのは、隣接して
いなければ、計測距離が同じでも物体が異なる場合があ
るからである。
【0022】例として、図3の(b)の路面上の文字
「60」が撮像されているウィンドウについて説明す
る。「60」の文字は、ウィンドウW75、W7B、WA5
よびWABに囲まれた領域(斜線がほどこされた領域)に
撮像されている。この画像領域に含まれるウィンドウの
それぞれについて計測された距離の例を、図4の(a)
に示す。数字の単位はメートルである。ここで、計測距
離が示されていないウィンドウは、コントラストがなか
ったために距離が計算できなかったウィンドウを示す。
図4の(a)において、隣接するウィンドウの計測距離
を比較し、所定範囲内ならば(たとえば、計測距離の差
が0.5メートル以内ならば所定範囲内とすることがで
きる)、その隣接する2つのウィンドウに同じラベルを
付与する。この処理を、計測距離をもつすべてのウィン
ドウについて行う。
【0023】たとえば、ウィンドウW76の計測距離5.
8と、W77の計測距離6.0との差は0.2であるの
で、それぞれのウィンドウにラベル「1」を付与する。
同様の処理を画像の左側部分で隣接するウィンドウにつ
いて行うと、図4の(b)の左側部分のウィンドウのそ
れぞれにラベル「1」が付与される。また、図4の
(a)の画像の右側部分では、たとえばウィンドウW89
の計測距離5.5とW8Aの計測距離5.6との差が0.
1であるので、それぞれのウィンドウにラベル「2」を
付与する。ここで、ウィンドウW89およびW8Aの両方と
も、ラベル「1」が付与されたウィンドウとは隣接して
いないので、異なるラベルを付与する。なお、ラベルは
数字である必要はなく、例えばアルファベット文字など
識別できる符号を用いてもよい。
【0024】こうして、計測距離値をもつウィンドウの
それぞれにラベルを付与すると、図4の(b)に示され
るように、ラベル「1」でクラスタリングされた領域5
1と、ラベル「2」でクラスタリングされた領域52と
が定められる。このクラスタリングされた領域をクラス
タと呼ぶ。
【0025】次に、3次元表示部35は、上記のように
クラスタリングされたウィンドウのクラスタを3次元情
報で表す。図5に示すように、3次元情報は、この例で
は水平位置(x)、垂直位置(y)および路面距離
(z)の3座標を使用する。水平位置を示すx座標はウ
ィンドウの列方向(図3の(b)を参照)に対応し、垂
直位置を示すy座標は路面からの高さ方向に対応し、路
面距離を示すz座標はウィンドウの行方向(図3の
(b)を参照)に対応する。また、路面距離を示すz座
標は計測距離dに比例する。
【0026】図5の(a)を参照して、クラスタを構成
するウィンドウを3次元情報で表す方法を説明する。原
点Oは車両が位置する路面を示し、x、yおよびz軸は
原点Oで互いに直交する。x軸は車両から見て左右に伸
びており、y軸は路面に垂直に伸びており、z軸は車両
の進行方向に伸びている。撮像カメラ53は、原点Oか
らy軸方向の高さHのところにある。物体54は、高さ
hおよび幅gを持ち、z軸方向にi進んだ所にある。
【0027】撮像カメラ53で撮像された画像上の複数
のウィンドウのうち、あるウィンドウには、物体54が
存在しなければ点55で表される路面が対象物として撮
像され、物体54が存在すれば、点56で表される物体
54の一部が対象物として撮像される。推定距離Dは、
撮像カメラ53と点55との間の距離であり、物体54
が存在しない場合に撮像された点55までの計測距離に
等しい。計測距離dは、撮像カメラ53と点56との間
の距離であり、図2を参照して前述した方法により計算
される。(x,y,z)座標系を使用すると、撮像カメ
ラ53の位置は(0,H,0)で表され、点56の位置
は(g,h,i)で表される。
【0028】ウィンドウごとの推定距離Dおよび撮像カ
メラの推定路面からの高さHは固定値であるので、予め
計算して記憶しておくことができる。図5の(a)から
明らかなように、ウィンドウの対象物の高さhは以下の
式(1)から、対象物の路面距離iは式(2)から求め
られる。
【0029】
【数1】
【0030】図5の(a)のx軸方向の車両からの水平
距離は、撮像カメラの位置、画像におけるウィンドウ数
などに応じてウィンドウの列ごとに予め決められる。た
とえば、ウィンドウの3列目は、車両の中心から左に1
メートルの位置を示すというように定めることができ
る。したがって、点56が撮像されているウィンドウの
画像上の位置に基づいて、点56のx座標値(この例で
はgであり、対象物の幅の値に等しい)を求めることが
できる。こうして、クラスタを構成するウィンドウのそ
れぞれを、x、yおよびz座標で表すことができる。
【0031】別の実施形態では、たとえば路面距離を示
すz座標の代わりに計測距離dを使用することもでき、
上記の座標系とは異なる座標系を使用してウィンドウを
表すこともできる。
【0032】こうして、3次元情報表示部35は、クラ
スタを構成するそれぞれのウィンドウを3次元情報で表
して3次元上に点として投影し、クラスタの中心位置、
幅および大きさを求めることができる。あるクラスタに
ついて3次元上に投影されたすべての点を含む最小の直
方体を定め、クラスタを直方体で近似するのが好まし
い。これにより、クラスタの中心位置、幅および高さ
(厚み)を容易に求めることができ、クラスタに含まれ
る対象物の大きさおよび位置を正確に認識することがで
きる。
【0033】上記のx,y,z座標系を使用すると、直
方体で近似されたクラスタの幅は、投影された点のうち
最大のx座標値から最小のx座標値引いた値であり、ク
ラスタの厚みは、投影された点のうち最大のy座標値か
ら最小のy座標値を引いた値である。さらに、クラスタ
の中心位置は、x、yおよびz座標のそれぞれについ
て、最大値から最小値を引いて2分の1した値で表され
る。こうして算出されたクラスタの中心位置の距離、水
平位置および垂直位置と、クラスタの幅および高さ(こ
のようなクラスタに関するそれぞれの情報を、クラスタ
の属性という)は、クラスタ記憶部48に記憶される。
【0034】図5の(b)は、図5の(a)の原点Oに
位置する車両が物体54の方へ移動し(移動した原点
が、原点O’で表される)、物体54に対する車両の相
対距離がrだけ短くなった場合を示す。図5の(a)と
同様に物体54の一部である点56の位置を座標を用い
て特定する。物体の水平位置が変化しないとすると、物
体の垂直位置は変わらないので(物体の高さは不変であ
る)、変化するのはz座標のみである。したがって、点
56の位置は、(g,h,i−r)で表される。
【0035】図1に戻り、クラスタ群決定部36は、物
体認識の処理が行われたことを示す処理済みフラグがた
っていないクラスタをクラスタ記憶部48から抽出し、
クラスタの属性に基づいて、任意の数のクラスタから構
成されるクラスタ群を定める。クラスタリング部33に
よりクラスタリングされた直後は、すべてのクラスタに
処理済みフラグがたっていないので、すべてのクラスタ
が抽出される。
【0036】この実施例では、クラスタ群決定部36
は、あるクラスタと他のクラスタの距離、水平位置およ
び垂直位置の差を算出し、これらの差がいずれもしきい
値以下ならば、これらのクラスタは同じクラスタ群に含
まれると判断する。この処理を、抽出されたクラスタの
すべてについて行い、クラスタ群を決定する。複数のク
ラスタが近い場所に現れているならば、これらのクラス
タは同じ対象物を表す可能性が高いからである。
【0037】しきい値は、車両からの距離に応じて異な
る値を設定するのが好ましい。この実施形態では、距離
および位置の差を求める2つのクラスタの距離に応じ
て、しきい値を設定する。2つのクラスタの距離は、そ
れぞれのクラスタに含まれるウィンドウ数と、それらウ
ィンドウの計測距離とに基づいて算出する。たとえば、
2つのクラスタC1およびC2があり、クラスタC1お
よびC2の距離をそれぞれd1およびd2とし、それぞ
れのクラスタC1およびC2に含まれるウィンドウ数を
w1およびw2とすると、以下の式(3)に基づいて2
つのクラスタの距離を算出することができる。ここで、
クラスタの距離d1およびd2は、それぞれのクラスタ
に含まれるウィンドウの計測距離を平均した値を用い
る。
【0038】
【数2】 2つのクラスタの距離 = (d1×w1+d2×w2)/(w1+w2) ...式(3)
【0039】別の実施形態では、式(3)のようにクラ
スタのウィンドウ数に基づいて加重平均を計算する代わ
りに、単純にそれぞれのクラスタの距離d1およびd2
を平均した値を、2つのクラスタの距離とすることもで
きる。さらに、クラスタC1およびC2のそれぞれの中
心位置における距離を平均した値を、2つのクラスタの
距離とすることもできる。なお、計測距離と前述のz座
標で示されるウィンドウの対象物の路面距離とは比例す
るので、路面距離を用いてもよい。
【0040】2つのクラスタの水平位置および垂直位置
の差dxおよびdyは、2つのクラスタ間の間隔で表さ
れ、距離の差dzは、それぞれのクラスタの距離(上記
ではd1およびd2)の差で表される。例として、図6
の(a)は、x−y平面から見た複数のクラスタを示
し、図6の(b)は、x−z平面から見た、図6の
(a)と同じクラスタを示す。クラスタC4およびC6
の水平位置の差は、x軸方向のdxで表され、垂直位置
の差は、y軸方向のdyで表される。また、クラスタC
4およびC6の距離をそれぞれd4およびd6とする
と、距離の差はz軸方向のdzで表される。なお、水平
および垂直位置の差は、クラスタ間の間隔の代わりに、
たとえばクラスタの中心位置の差を用いることもでき
る。
【0041】しきい値は、上記の式(3)を用いて計算
された2つのクラスタの距離に基づいて、たとえば、距
離の差については以下の表1のように、水平位置および
垂直位置の差については以下の表2のように設定するこ
とができる。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】表1において、2つのクラスタの距離が大
きくなるほど距離の差のしきい値が大きくなっているの
は、自車両からの距離が遠くなるほど計測距離の誤差が
大きくなるためである。表2において、2つのクラスタ
の距離が大きくなるほど水平および垂直位置の差のしき
い値が小さくなっているのは、たとえば他の車両が自車
両から近い距離に存在するような場合には、コントラス
トが低いために計測距離を算出することのできないウィ
ンドウが多く発生し、クラスタとクラスタとの間の間隔
が広くなることがあるからである。
【0045】図6の(a)および(b)を参照すると、
クラスタ群決定部36は、クラスタC1〜C6から任意
のクラスタを2つ選び、距離、水平および垂直位置の差
を算出してしきい値と比較し、同じクラスタ群に含める
ことができるかどうか判断する。たとえば、クラスタC
1およびC2は距離および位置の差がしきい値以下なの
で同じクラスタ群に含めることができ、クラスタC2お
よびC4も距離および位置の差がしきい値以下なので同
じクラスタ群に含めることができると判断し、その結
果、クラスタC1、C2およびC4を同じクラスタ群G
1に含めることができると判断する。
【0046】また、クラスタC6およびクラスタC5
は、水平および垂直位置の差はしきい値以下であるが、
距離の差がしきい値を超えるため、それぞれ別のクタス
タ群に含めると判断する。このようにして、クラスタ群
決定部36は、図6の(c)および(d)に示されるよ
うな2つのクラスタ群G1およびG2を決定する。その
後、クラスタ群決定部36は、同じクラスタ群を構成す
るクラスタに、同じラベルを付与しなおす。
【0047】なお、クラスタ群に含めるかどうかの判断
に、クラスタの大きさ(幅および高さ)を加えることも
できる。たとえば、検出すべき物体が他の車両である場
合には、クラスタ群の幅および高さが通常の車両の幅お
よび高さより大きくならない場合に、クラスタを含める
と判断することができる。
【0048】次に、過去の情報に基づいて物体を推定す
る方法を説明する。図1の物体推定部40は、前回認識
された物体の位置と、該物体に対する相対速度に基づ
き、今回得られた画像における物体の位置を推定する。
図7を参照して、この実施形態における物体の推定方法
について説明する。図7の(a)〜(c)は前回の処理
を示し、図7の(d)〜(f)は今回の処理を示す。図
7の(a)には、2台の車両91および92が撮像され
ており、図7の(d)には、図7の(a)と同じ車両9
1および92が撮像され、さらに新たに標識93が撮像
されている。
【0049】図7の(b)は、図7の(a)の画像に基
づいてクラスタリング部33により定められたクラスタ
C11〜C17と、クラスタ群決定部36により定めら
れたクラスタ群63および64を示す。図7の(c)
は、クラスタ群63および64から認識された物体65
および66を示し、それぞれ車両91および車両92に
対応する。物体65と66の位置および大きさは、前回
の処理で物体記憶部39に記憶されている。
【0050】物体推定部40は、前回認識された物体6
5および66の位置と相対速度を物体記憶部39から読
み出し、物体65および66の今回の位置を算出する。
算出は、(前回の物体の位置+相対速度×検出間隔時
間)という計算式を使用して行うことができる。この例
では、物体65に対する相対速度をゼロとし、物体66
に対する相対速度を時速−10キロメートルとし(この
例では、物体の速度に対して自車両の速度が大きい場合
の相対速度を「負」で表す)、検出間隔時間を100ミ
リ秒とする。前回と今回の物体65に対する相対距離は
変化せず、物体66に対する相対距離は約0.3メート
ルだけ短くなる。
【0051】したがって、図5の(b)を参照して説明
したように、前回の物体65の位置(物体の中心座標で
表すとする)を(x1,y1,z1)、物体66の位置を(x
2,y2,x2)とし、それぞれの座標値をメートルで示す
と、物体65の今回の位置は(x1,y1,z1)、物体66
の今回の位置は(x2,y2,z2−0.3)と推定することが
できる。ここで、推定される物体は前回と同じ水平位置
にあるとする。なお、座標系や原点のとりかたに応じ
て、物体に対して自車両の速度が大きい(または小さ
い)場合の相対速度「正」または「負」で表すことがで
き、上記と異なる式を用いて物体の位置を算出すること
もできる。
【0052】さらに、時間が経過しても物体の大きさは
変わらないので、物体推定部40は、物体65および6
6の幅および高さを物体記憶部39から読み出し、それ
ぞれの今回の位置(x1,y1,z1)および(x2,y2,z2−
0.3)において、物体65および66を3次元上に再構
成することができ、推定された物体の画像上におけるウ
ィンドウの位置を求めることができる。図7の(e)
は、上記のように物体65および66を推定した物体7
5および76を、画像上の四角で囲まれた領域で示す。
【0053】物体推定部40は、推定した物体(以下、
推定物体という)75および76の属性(距離、水平位
置、垂直位置、幅および高さなどの物体に関する情報)
を、推定物体記憶部49に記憶する。なお、物体推定部
40による処理は、前述したクラスタリング部33およ
びクラスタ群決定部36による処理と並行して行うのが
好ましい。
【0054】相対速度は時間によりしばしば変化するの
で、推定物体の位置を範囲で特定することができる。た
とえば、ある相対速度で算出された推定物体の位置を、
(x,y,z)の1点で特定する代わりに、たとえば(x−
1,y−1,z−1)〜(x+1,y+1,z+1)のように範囲
で特定することもできる。または、ある相対速度sキロ
メートル/時で算出される相対距離で位置を特定する代
わりに、相対速度(s−5)〜(s+5)キロメートルで
算出される範囲の相対距離で位置を特定することもでき
る。このように、物体の位置を範囲で特定することによ
り、相対速度がある程度変化した場合にも、より正確に
物体の位置を推定することができる。
【0055】図1に戻り、クラスタ選択部41は、最も
近い距離にあるクラスタを含むクラスタ群を選ぶ。次
に、選択されたクラスタ群を構成するクラスタと距離の
差がしきい値以下であって、水平および垂直位置で重な
りを持つ推定物体のうち、最も近い距離にある推定物体
を選択する。その後、クラスタ選択部41は、選択され
た推定物体と重なりを持つクラスタを、選択されたクラ
スタ群からすべて選択する。
【0056】ここで、選択したクラスタ群を構成するい
ずれのクラスタも、推定物体との距離の差がしきい値を
満たさず推定物体と重なりを持たない場合、すなわち選
択すべき推定物体が無い場合には、そのクラスタ群に含
まれるすべてのクラスタを選択し、処理は物体候補抽出
部42に進む。
【0057】また、クラスタ選択部41は、すべてのク
ラスタが処理された後になお推定物体が残っている場合
には、この推定物体はすでに画像領域に現れなくなった
物体と判断し、推定記憶部49から削除することができ
る。
【0058】近い距離にあるクラスタ群および推定物体
から処理するのは、近い距離にあるクラスタほど物体か
どうか優先して判断する必要があり、また、対応する推
定物体を見つけやすいからである。
【0059】クラスタおよび推定物体のそれぞれの距離
は、それぞれの中心位置における距離を用いることがで
きる。または、クラスタの距離は、クラスタを構成する
ウィンドウの計測距離の平均した値を用いることもでき
る。距離の差のしきい値は、前述した表1の値を用いる
こともでき、または新たに異なる値のしきい値を用いて
もよい。
【0060】重なりの判断は、比較するクラスタと推定
物体をx−y平面に投影することにより、簡単に判断す
ることができる。たとえば、水平方向の重なりは、クラ
スタ群の最大および最小のx座標と、推定物体の最大お
よび最小のx座標とを比較することにより判断すること
ができる。なお、水平および垂直位置に重なりがあれば
よく、推定物体にクラスタ全体が含まれる必要はない。
【0061】図7の例で説明すると、図7の(d)に示
される車両91と92および標識93は、実際に路面上
のほぼ同じ距離に存在しているとする。図7の(e)に
は、クラスタリング部33が図7の(d)の画像に基づ
いて定めたクラスタC21〜C31と、クラスタ群決定
部36により定められ、クラスタC21〜C31から構
成される1つのクラスタ群72が示される。
【0062】クラスタ選択部41は、最も近い距離にあ
るクラスタを含むクラスタ群を選択するが、この例では
クラスタ群が1つなので、クラスタ群72が選択され
る。次に、クラスタ群72を構成するクラスタの距離お
よび位置をクラスタ記憶部48から読み出し、推定物体
75および76の距離および位置を推定物体記憶部49
から読み出す。クラスタ群72を構成するクラスタとの
距離の差がしきい値以下で、水平および垂直位置で重な
りを持つ推定物体は2つある(推定物体75および7
6)。推定物体75が76より近い距離にあるとする
と、推定物体75が選択される。次に、クラスタ群72
を構成するクラスタのうち、推定物体75と重なりを持
つクラスタC22〜C26を選択する。こうして、推定
物体に対応するクラスタがまとまりをもって選択され
る。
【0063】物体候補抽出部42は、クラスタ選択部4
1で選択されたクラスタからすべての組み合わせを抽出
し、それぞれの組み合わせについて結合クラスタを定
め、それぞれの結合クラスタを物体候補とする。組み合
わせには、クラスタが1つの場合を含む。図9は、図7
の(e)の推定物体75について選択されたクラスタC
22〜C26のすべての組み合わせを抽出したものであ
る。たとえば、図9の結合クラスタ番号10には、クラ
スタC23とC24の組み合わせで結合されたクラスタ
が示される。ここで、結合クラスタを構成するクラスタ
をすべて含む最小の直方体を定めて、結合クラスタを直
方体で近似するのが好ましい。これにより、結合クラス
タの属性(距離、位置、大きさなど)を容易に求めるこ
とができる。
【0064】物体候補抽出部42により、物体候補であ
る結合クラスタが抽出された後、対応する推定物体を持
つ結合クラスタについては、処理は第1の物体認識部4
3に進み、対応する推定物体を持たない結合クラスタに
ついては、処理は第2の物体認識部44に進む。
【0065】第1の物体認識部43は、物体候補抽出部
42により、対応する推定物体を持ち、少なくとも1つ
以上のクラスタから構成される結合クラスタの属性を、
推定物体の属性と順次比較し、推定物体の属性に一番近
い属性をもつ結合クラスタを物体として認識する。ここ
で使用する属性は、距離、水平位置、垂直位置、幅およ
び高さであり、属性の比較は以下の式(4)を用いて行
われる。式(4)の変数の意味を表3に示す。
【0066】
【数3】
【0067】
【表3】
【0068】式(4)は、結合クラスタおよび推定物体
の中心位置の差と、幅および高さの差とに基づいて、両
者の属性の差を関数で表したものである。なお、距離
(Z値)は、その距離値に応じて誤差があるので、推定
物体の距離Ztに比例する値で補正している。
【0069】図9の例では、推定物体75に対応する結
合クラスタ1〜31のすべてについて関数値E1を算出
し、関数値E1が最小となる結合クラスタを物体として
認識する。最小のE1を持つ結合クラスタが、推定物体
75の位置および大きさを最も良く表すからである。た
とえば、図9に示される結合クラスタ1〜31の関数値
E1の値が、e01>e02....>e07>e06....>e17>e
16....>e26...>e31(eXXは、式(4)で計算された
値とする。なお、一部省略している)の関係を持つとす
ると、関数値e31に対応するクラスタC22〜C26の
結合クラスタ31が物体78として認識される(図7の
(f))。
【0070】こうして属性の比較を行うことにより、た
とえばあるクラスタが複数の推定物体と重なりをもち、
推定物体のほんの一部しか表さない場合には、そのクラ
スタを含まない結合クラスタが物体として認識され、よ
り正確に物体を認識することができる。
【0071】物体として認識されたクラスタC22〜C
26および対応する推定物体75は、物体認識の処理が
行われたことを識別するため、たとえば処理済みフラグ
をたててクラスタ記憶部48および推定物体記憶部49
に記憶される。
【0072】クラスタ群決定部36、クラスタ選択部4
1、物体候補抽出部42、第1の物体認識部43(また
は第2の物体認識部44)による処理は、すべてのクラ
スタが処理済みとなるまで(この例では、すべてのクラ
スタに処理済みフラグがたつまで)繰り返される。すな
わち、クラスタ群決定部36が、クラスタ記憶部48に
記憶されたクラスタの処理済みフラグを調べ、処理済み
フラグがたっていないクラスタが見つからないとき、繰
り返し処理を終える。
【0073】または、物体として認識する数に予め上限
(たとえば、4個)を定め、認識された物体の数がこの
数に達したならば、処理の繰り返しを終えるようにする
こともできる。
【0074】図8は、図7の(f)に続く処理を示して
おり、わかりやすくするため、物体と認識されたクラス
タC22〜C26および対応する推定物体75を取り除
いて示している。クラスタ群決定部36は、クラスタ記
憶部48に記憶されたクラスタの処理済みフラグを調
べ、処理済みフラグがたっていないラスタC21、C2
7〜C31を抽出する。さらに、推定物体記憶部49に
記憶された推定物体の処理済みフラグを調べ、処理済み
フラグがたっていない推定物体76を抽出する。
【0075】図8の(a)から明らかなように、クラス
タC21およびクラスタC27〜C31は水平位置の差
がしきい値を超えるので、クラスタ群決定部36は、そ
れぞれ異なるクラスタ群73および74を新たに定め
る。このように、新たにクラスタ群を定めることによ
り、他の推定物体がどのような位置にあっても、クラス
タC21とC27〜C31が結合されて1つの物体と誤
認されることがなくなる。
【0076】クラスタ群73の距離がクラスタ群74の
距離より近い距離にあるとすると、クラスタ選択部41
は、クラスタ群73を選択する。さらに、クラスタ群7
3を構成するクラスタと、距離の差がしきい値以下で水
平および垂直位置で重なりを持つ推定物体76を選択す
る。クラスタ群73を構成するクラスタのうち、推定物
体76を重なりを持つクラスタC27〜C31を選択す
る。
【0077】物体候補抽出部42は、クラスタC27〜
C31のすべての組み合わせを作って結合クラスタを定
める。第1の物体認識部43は、それぞれの結合クラス
タの属性を、推定物体76の属性と比較する。その結
果、クラスタC27〜C31からなる結合クラスタが、
推定物体76に最も近い属性を持つと判断し、クラスタ
C27〜C31の結合クラスタを物体79と認識する
(図8の(b))。物体と認識されたクラスタC27〜
C31および対応する推定物体76は、クラスタ記憶部
48および推定物体記憶部49に、それぞれ処理済みフ
ラグをたてて記憶される。
【0078】次に、クラスタ群決定部36は、処理済み
フラグがたっていないクラスタC21をクラスタ記憶部
48から抽出する。クラスタが1個なので、クラスタC
21をクラスタ群74とする(図8の(c))。この例
では、推定物体がすべて処理され、対応する推定物体が
存在しないので、クラスタ選択部41は、クラスタC2
1を選択し、物体候補抽出部42に渡す。物体候補抽出
部42は、クラスタ群74に含まれるクラスタのすべて
の組み合わせから結合クラスタを定めるが、ここではク
ラスタC21の1個だけなので、クラスタC21からな
る結合クラスタを定める。クラスタC21からなる結合
クラスタは、第2の物体認識部44に渡される。
【0079】このように、物体を表すクラスタはまとま
って現れると考えられるので、処理の繰り返しはクラス
タ群の決定から行うのが好ましい。前述したように、推
定物体の距離および位置は相対速度から求めるので、誤
差を含むことが多い。クラスタ群を決定せずに、推定物
体と重なりを持つクラスタを抽出すると、水平位置が非
常に離れているクラスタを結合して物体と誤認すること
がある。
【0080】第2の物体認識部44は、物体候補抽出部
42から抽出された、対応する推定物体を持たない少な
くとも1つ以上のクラスタから構成される結合クラスタ
の属性と、予め決められた検知すべき物体(以下、検知
物体という)の属性とを比較し、属性の差が最小値とな
る検知物体を、結合クラスタに対応する物体として認識
する。なお、しきい値を設けて、属性の差がしきい値以
下で、最小値となる検知物体を、対応する物体として認
識することもできる。予め決められた検知物体との比較
は、すべての結合クラスタについて行われ、検知物体が
複数ある場合には、すべての検知物体と比較される。
【0081】検知すべき物体の属性は予め決められて検
知物体記憶部50に記憶されている。たとえば、車両を
検知するのであれば、いくつかの種類の標準的な車両の
属性が記憶されており、標識を検知するのであれば、い
くつかの標準的な標識の属性を記憶することができる。
この実施例では、比較する属性として幅および高さを使
用し、前回の情報が存在しないので距離、水平位置およ
び垂直位置は比較しない。属性の比較は、以下の式
(5)を用いる。式(5)の変数の意味を表4に示す。
式(5)は、結合クラスタおよび検知物体の幅および高
さの差に基づいて、両者の属性の差を関数で表したもの
である。
【0082】
【数4】 E2 = |Wc−Wt|+|Hc−Ht| ・・・式(5)
【0083】
【表4】
【0084】図8の(c)の例では、前述したように、
物体候補抽出部42から抽出されたクラスタC21の結
合クラスタの属性と、いくつかの検知物体の属性とを比
較し、関数値E2が最小となる検知物体(この例では、
標識)を抽出する。こうして、クラスタC21が物体7
7として認識される(図8の(d))。
【0085】以上のように、過去の物体に関する情報を
使用して物体を認識することにより、前方を走行する他
の車両が路側物(たとえば、標識)に近接して走行した
場合や、隣りのレーンの車両が前方車に接近した場合
に、2つの物体を1つの物体と誤認したり、1つの物体
を複数の物体と誤認することがなくなる。
【0086】なお、第1および第2の物体認識部43お
よび44で処理する前に、クラスタの位置および大きさ
に基づいて、物体かどうか判定するのが好ましい。たと
えば、クラスタの高さ方向の厚みが所定値より大きけれ
ば物体と判定することができる。さらに、第1および第
2の物体認識部43および44により物体と認識されず
に残ったクラスタについては、物体ではないと判定する
ことができる。
【0087】第1および第2の物体認識部43および4
4は、認識された物体の属性を物体記憶部39に記憶す
る。物体記憶部39には、前回認識された物体の属性も
記憶されている。さらに、第1および第2の物体認識部
43および44は、前回認識された物体の距離(前回距
離)および今回認識された物体の距離(今回距離)を用
い、計算式「(今回距離−前回距離)/検出時間間隔」
に基づいて求めた値にフィルターをかけて物体に対する
自車の相対速度を算出し、物体記憶部39に記憶する。
検出時間間隔は、前述したように前回の計測と今回の計
測との時間差であり、たとえば100ミリ秒とすること
ができる。
【0088】車両制御部45は、物体記憶部39に記憶
された物体の距離、位置および相対速度などの情報、お
よび自車速度検出装置46やヨーレート検出装置47な
どの装置からの情報に基づいて、物体までの距離が適切
であるよう自車両を制御する。たとえば、運転者に音声
やアラームで警告を発したり、自車のエンジンを制御し
て強制的に減速させたりなどの制御をすることができ
る。
【0089】なお、物体の認識を確実にするため、第1
および第2の物体認識部43および44により前回認識
された物体と今回認識された物体とが同一かどうか判断
し、同一物体が連続してある予め決められた回数認識さ
れたときに、車両制御部45が車両を制御するようにす
るのが好ましい。
【0090】図1に示した相関計算部6、距離計算部
7、距離記憶部8、ウィンドウ切り出し部13、クラス
タリング部33、クラスタ群決定部36、物体記憶部3
9、物体推定部40、クラスタ選択部41、第1および
第2の物体認識部43および44、クラスタ記憶部4
8、推定物体記憶部49、検知物体記憶部50および車
両制御部45は、中央演算処理装置(CPU)、制御プ
ログラムおよび制御データを格納する読み出し専用メモ
リ、CPUの演算作業領域を提供し様々なデータを一時
記憶することができるランダムアクセスメモリ(RA
M)で構成することができる。距離記憶部8、クラスタ
記憶部48、推定物体記憶部49、物体記憶部39およ
び検知物体記憶部50は、1つのRAMのそれぞれ異な
る記憶領域を使用して実現することができる。また、各
種の演算で必要となるデータの一時記憶領域も同じRA
Mの一部分を使用して実現することができる。
【0091】また、この発明の物体判定装置をエンジン
の電子制御ユニット(ECU)、ブレーキ制御ECUそ
の他のECUとLAN接続して物体判定装置からの出力
を車両の全体的な制御に利用することができる。
【0092】
【発明の効果】請求項1の発明によると、前回認識され
た物体に関する情報を使用して物体を認識するので、複
数の物体を1つの物体または1つの物体を複数の物体と
して誤認することなく、正確に物体を認識することがで
きる。
【0093】請求項2の発明によると、予め決められた
検知すべき物体の属性と比較して物体を認識するので、
今回新たに画像上に現れた複数の物体についても、それ
ぞれを正確に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体的な構成を示すブロ
ック図。
【図2】三角計測法による距離の計測原理を説明するた
めの図。
【図3】この発明による、(a)撮像された画像、
(b)距離および道路領域判定のため小領域(ウィンド
ウ)に分割された画像を示す図。
【図4】この発明による、ウィンドウのクラスタリング
を示す図。
【図5】この発明による、(a)ウィンドウを3次元情
報で表す方法と、(b)車両が移動した場合のウィンド
ウの3次元情報の変化を示す図。
【図6】この発明によるクラスタ群決定を説明するた
め、(a)x−y平面から見たクラスタ、(b)x−z
平面から見たクラスタ、(c)x−y平面から見たクラ
スタ群、(d)x−z平面から見たクラスタ群を示す
図。
【図7】この発明による、前回および今回の撮像された
画像((a)および(d))、クラスタ((b)および(e))、認識さ
れた物体((c)および(f))を示す図。
【図8】この発明による、図7の今回撮像された画像の
残りのクラスタについての物体の認識を示す図。
【図9】この発明による、クラスタの組み合わせを示す
表。
【符号の説明】
3、3’ 撮像部 7 距離計算部 33
クラスタリング部 36 クラスタ群決定部 40 物体推定部 41
クラスタ選択部 43 第1の物体認識部 44 第2の物体認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA07 AA09 BB05 BB15 CC00 CC11 DD03 FF04 FF09 FF34 FF64 GG21 JJ02 JJ03 JJ05 JJ25 JJ26 LL04 LL22 PP22 QQ03 QQ24 QQ25 QQ29 QQ36 QQ41 RR02 UU05 2F112 AC03 AC06 BA06 CA02 CA05 DA21 EA11 FA03 FA09 FA21 FA36 FA41 5L096 BA04 CA05 FA02 FA34 FA66 FA69 FA76 GA17 GA34 HA03 MA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔をおいて配置された少なくとも
    2つの撮像手段と、 前記少なくとも2つの撮像手段で得られ、複数のウィン
    ドウに分割された画像に基づいて、ウィンドウごとに対
    象物までの距離を計測する計測手段と、 前記計測手段により計測された距離の差が所定範囲内に
    ある、隣接するウィンドウをクラスタリングしてクラス
    タを定めるクラスタリング手段と、 前回認識された物体の位置および該物体に対する相対速
    度に基づいて、今回の該物体の位置を推定する物体推定
    手段と、 前記推定された物体との距離の差が所定範囲内にあり、
    該推定された物体と重なりを持つクラスタを選択するク
    ラスタ選択手段と、 前記選択されたクラスタのうちの1つまたは複数のクラ
    スタから構成される結合クラスタであって、前記推定さ
    れた物体の属性に最も近い属性を持つ結合クラスタを物
    体として認識する物体認識手段と、 を備える物体認識装置。
  2. 【請求項2】予め決められた検知すべき物体の属性を格
    納する検知物体記憶手段を備え、 前記クラスタ選択手段において選択されなかったクラス
    タのうちの1つまたは複数のクラスタから構成される結
    合クラスタの属性を、前記検知すべき物体の属性と比較
    し、属性の差が最小値となる検知すべき物体を、前記結
    合クラスタに対応する物体として認識する第2の物体認
    識手段を備えた請求項1に記載の物体認識装置。
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