JP2000357183A - 遅延ライブラリ表現方法、遅延ライブラリ生成方法、および遅延ライブラリを用いた遅延計算方法 - Google Patents

遅延ライブラリ表現方法、遅延ライブラリ生成方法、および遅延ライブラリを用いた遅延計算方法

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JP2000357183A
JP2000357183A JP11169229A JP16922999A JP2000357183A JP 2000357183 A JP2000357183 A JP 2000357183A JP 11169229 A JP11169229 A JP 11169229A JP 16922999 A JP16922999 A JP 16922999A JP 2000357183 A JP2000357183 A JP 2000357183A
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Nobufusa Iwanishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小振幅信号の遅延計算を精度良く行うことが
できるように、フルスイングしない小振幅を考慮した遅
延ライブラリを生成する。 【解決手段】 セル11の入力信号として、第1のエッ
ジ(立上りエッジ)およびこれと所定時間T1だけ遅れ
たステップ波形を有する信号12aと、ステップ波形お
よびこれと所定時間T1だけ遅れた第2のエッジ(立下
りエッジ)を有する信号12bとが入力されるものと想
定する。そして、セルの駆動能力を、第1および第2の
エッジの傾き、所定時間T1およびセル11が駆動する
負荷容量13をパラメータとする関数またはテーブルに
よって表現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の遅延素
子である論理セルに遅延時間を設定するための遅延ライ
ブラリとその生成方法、およびこの遅延ライブラリを用
いた遅延計算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図15および図16を用い
て説明する。図15に示すように、従来の遅延ライブラ
リの生成方法は、セル130の入力端子Aに与えられた
入力信号波形131と出力端子Yに接続された負荷容量
132とに対して、SPICE等の回路シミュレータを
用いて回路シミュレーションを実行し、セル出力信号波
形133を計算する。入力信号波形131およびセル出
力信号波形133から、予め定められているセル130
のスレッショルド電圧を用いて、セル遅延時間Tdが計
算される。また、セル出力信号波形133は直線近似さ
れ、セル出力信号波形134が計算される。このように
して計算されたセル遅延時間Tdとセル出力信号波形1
34は、図15(b)に示すように、入力信号波形13
1と負荷容量132をパラメータとしたテーブル形式で
表現される。
【0003】図15(b)に示すようなテーブルを用い
てセル遅延時間とセル出力信号波形を計算する場合、入
力信号波形傾き値および負荷容量値がこのテーブルにと
もに記載されているときは、これらの値に対応するセル
遅延時間とセル出力信号波形を求める。また、入力信号
波形傾き値または負荷容量値がテーブルに記載されてい
ないときは、テーブルに登録されている入力信号波形傾
き値または負荷容量値を用いて補間を行うことによっ
て、セル遅延時間およびセル出力信号波形を求める。
【0004】また図16に示すように、他のセル出力信
号波形計算方法としては、セルの駆動能力を、セル出力
信号波形が立ち下がる場合はNMOS型トランジスタを
用い、立ち上がる場合にはPMOS型トランジスタを用
いてモデル化する方法がある。図16はセル出力信号波
形が立ち下がる場合について示している。
【0005】NMOS型トランジスタ140のゲート端
子141に時刻t=0で立ち上がるステップ波形143
が入力されたときの出力ノード142における信号波形
を、セルの出力信号波形とする。このセルがネットワー
ク144を駆動する場合、出力ノード142にネットワ
ーク144を接続して回路方程式を解くことによって、
出力ノード142における信号波形を計算し、この結果
からセルの出力信号波形を求めていた。
【0006】また、従来の論理シミュレーション方法の
一例としては、ゲートを伝わる信号の伝播遅延時間を、
ゲートに入力される信号のVSS−VDD間の立上りま
たは立下り時間の関数として表現するものがある(特開
平5−108753号参照)。この結果、信号波形の影
響による遅延時間の変動を表現することができるので、
正確に遅延時間を見積もることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の遅延ライブラリ
は、セルの入出力信号波形は電源電位VDDと接地電位
VSSとの間を完全に遷移する、という仮定の基で作成
されていた。このため、実際の回路動作におけるいわゆ
る小振幅、すなわち電源電位VDDと接地電位VSSと
の間を完全に遷移しない状態が発生したとき、遅延時間
を正確に計算することができないという問題があった。
【0008】また、従来の論理シミュレーションでは、
電源電位VDDと接地電位VSSとの間を完全に遷移す
る波形が信号波形として求められる。このため、LSI
の動作周波数の向上に伴い、信号変化が高速のために電
源電位VDDと接地電位VSSとの間を完全に遷移しな
いとき、信号電位の変化量が少なくなり信号の遷移時間
が短くなる、という問題があった。
【0009】前記の問題に鑑み、本発明は、小振幅の信
号波形を扱うことができる遅延ライブラリの表現方法や
生成方法を提供するものであり、また、この遅延ライブ
ラリを用いた遅延計算方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、セルの遅延
計算に用いられる遅延ライブラリの表現方法として、セ
ルの入力信号として、第1のエッジおよびこれと所定時
間だけ遅れたステップ波形を有する信号と、ステップ波
形およびこれと前記所定時間だけ遅れた第2のエッジを
有する信号とが入力されるものと想定し、セルの駆動能
力を、前記第1のエッジの傾き、前記第2のエッジの傾
き、前記所定時間および前記セルが駆動する負荷容量を
パラメータとする関数またはテーブルによって表現する
ものである。
【0011】また、請求項2の発明が講じた解決手段
は、セルの遅延計算に用いられる遅延ライブラリの生成
方法として、前記セルについて、入力信号波形と出力負
荷容量との複数の組合せを基にして出力信号波形をそれ
ぞれ求める第1のステップと、前記第1のステップにお
いて求めた各出力信号波形についてフルスイングしてい
るか否かを判断する第2のステップと、前記第2のステ
ップにおいてフルスイングすると判断した出力信号波形
に係る入力信号波形と出力負荷容量との組み合わせか
ら、第1の遅延ライブラリを作成する第3のステップ
と、前記第2のステップにおいてフルスイングしないと
判断した出力信号波形に係る入力信号波形と出力負荷容
量との組み合わせから、第2の遅延ライブラリを作成す
る第4のステップと、前記第1の遅延ライブラリと前記
第2の遅延ライブラリとを合成して、前記セルの遅延ラ
イブラリを生成する第5のステップとを備えているもの
である。
【0012】また、請求項3の発明が講じた解決手段
は、請求項1記載の方法によって表現された遅延ライブ
ラリを用いてセルの遅延時間を計算する方法として、第
1のエッジおよびこれと所定時間だけ遅れた第2のエッ
ジを有する入力信号波形を、前記第1のエッジおよびこ
れと前記所定時間だけ遅れたステップ波形を有する第1
の分割波形と、ステップ波形およびこれと前記所定時間
だけ遅れた前記第2のエッジを有する第2の分割波形と
に分割する第1のステップと、前記遅延ライブラリを参
照して、前記第1の分割波形が前記セルに入力されたと
きの出力信号波形である第1の出力信号波形と、前記第
2の分割波形が前記セルに入力されたときの出力信号波
形である第2の出力信号波形とを求める第2のステップ
と、前記第1の出力信号波形と前記第2の出力信号波形
とを合成して、前記セルの出力信号波形を求める第3の
ステップとを備え、前記入力信号波形と前記第3のステ
ップにおいて求められた出力信号波形とを基にして前記
セルの遅延時間を計算するものである。
【0013】また、請求項4の発明が講じた解決手段
は、セルの遅延計算に用いられる遅延ライブラリの表現
方法として、セルの入力信号として、第1のエッジおよ
びこれと所定時間遅れた第2のエッジを有する信号が入
力されるものと想定し、前記入力信号がセルに入力され
たときにその出力信号波形がフルスイングするために必
要な前記所定時間の値を、フルスイングチェック値とし
て、前記第1のエッジの傾きおよび前記セルが駆動する
負荷容量をパラメータとする関数またはテーブルによっ
て表現するものである。
【0014】請求項5の発明が講じた解決手段は、セル
の遅延計算に用いられる遅延ライブラリの生成方法とし
て、前記セルについて、第1のエッジおよびこれと所定
時間遅れた第2のエッジを有する入力信号波形および出
力負荷容量を基にして出力信号波形を求める第1のステ
ップと、前記第1のステップにおいて求めた出力信号波
形についてフルスイングしているか否かを判断する第2
のステップと、前記第2のステップにおいてフルスイン
グしないと判断したとき、前記所定時間の値を変更する
第3のステップとを備え、前記第1〜第3のステップを
繰り返し実行し、セルの出力信号波形がフルスイングす
るために必要な前記所定時間の値をフルスイングチェッ
ク値として求め、このフルスイングチェック値を用いて
遅延ライブラリを生成するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る遅延ライブラリ生成方法を示すフローチャートであ
る。
【0016】まずステップS11において、セル情報1
1と、入力信号波形12および負荷容量13とを用いて
回路シミュレーションを行い、セルの出力信号波形を表
す波形情報14を生成する。
【0017】図2は本実施形態において用いる入力信号
波形12を表す図である。図2に示すように、ここでは
次の4種類の信号波形を入力信号波形として用いる。 (1)傾きTrの立ち上がりエッジ21およびこれと所
定のタイミング差(所定時間)T1だけ遅れた立ち下が
りステップ波形22を有する信号(図2(a))タイミ
ング差T1は立ち上がりエッジ21が予め定められた電
位に達した時からステップ波形22が遷移を完了した時
までの時間である。予め定められた電位とは、例えばス
レッショルド電圧等である。 (2)立ち上がりステップ波形23およびこれと所定の
タイミング差T1だけ遅れた傾きTrの立ち下がりエッ
ジ24を有する信号(図2(b)) (3)(1)の信号と信号遷移方向が反転した信号 (4)(2)の信号と信号遷移方向が反転した信号 ただし、タイミング差T1は(1)〜(4)の信号にお
いて共通の値をとるものとする。例えば、傾きTrが
2.0nsである(1)の信号が、タイミング差T1と
して1.0ns,1.1ns,1.2nsの3種類の値
をとる場合には、(2)〜(4)の信号も同一の3種類
のタイミング差T1をとるものとする。また、傾きTr
も少なくとも1種類以上の値を有するものとし、負荷容
量13も少なくとも1種類以上の値を有するものとす
る。
【0018】図3はステップS11における回路シミュ
レーションを説明するための図である。図3(a)で
は、セル11としてインバータ機能を有するセルが与え
られたものとしている。また図3(b)は上述の(1)
の信号12aが与えられたときの出力信号波形14a
を、図3(c)は上述の(2)の信号12bが与えられ
たときの出力信号波形14bを示している。
【0019】ここで、セルの遅延時間を次のように定義
する。すなわち、入力信号のステップ波形でない方のエ
ッジから、このエッジがセルを伝搬して出力信号のエッ
ジとして現れるまでの時間を、セルの遅延時間とする。
【0020】例えば、図3(b)に示すように、上述の
(1)の信号12aが入力として与えられたときは、入
力信号12aの立上りエッジからこの立上りエッジがセ
ル11を伝搬して現れた出力信号14aの立下りエッジ
までの時間Td1を、セル11の遅延時間とする。ま
た、図3(c)に示すように、上述の(2)の信号12
bが入力として与えられたときは、入力信号12bの立
下りエッジからこの立下りエッジがセル11を伝搬して
現れた出力信号14bの立上りエッジまでの時間Td2
を、セルの遅延時間とする。上述の(3)(4)の信号
についても、同様に定義する。
【0021】ただし、出力信号波形がスレッショルド電
圧を通過しない場合には、セルの遅延時間は存在しない
ものとする。例えば、図3(b),(c)に示す出力信
号14a,14bがスレッショルド電圧を横切らない場
合には、セル11の出力信号は変化しなかったものとみ
なす。
【0022】次にステップS12において、波形情報1
4に含まれた各出力信号波形について、フルスイングす
るか否かを判断し、波形情報14を、フルスイングする
出力信号波形が含まれた第1の波形情報15と、フルス
イングしない出力信号波形が含まれた第2の波形情報1
6とに分類する。
【0023】次にステップS13において、フルスイン
グする出力波形が含まれた第1の波形情報15から、第
1の遅延ライブラリ17を生成する。ここでは、セルの
遅延時間Td1,Td2は、入力信号波形12のステッ
プ波形でない方のエッジの傾きTrと負荷容量13とを
パラメータとする多次数関数として表してもよいし、テ
ーブル形式で表してもよい。また、他の情報、例えば、
セルの駆動能力を表すパラメータを記載してもよい。
【0024】またステップS14において、フルスイン
グしない出力波形が含まれた第2の波形情報16から、
第2の遅延ライブラリ18を生成する。
【0025】図4は第2の遅延ライブラリ18の一例を
示す図である。図4に示すように、第2の遅延ライブラ
リ18では、入力信号波形の傾きと、負荷容量の値と、
セルの遅延時間とが記載されている。セルの遅延時間
は、第1の遅延ライブラリ17と同様に、入力信号波形
のステップ波形でない方のエッジの傾きと負荷容量とを
パラメータとする多次数関数として表してもよいし、テ
ーブル形式で表してもよい。
【0026】また、第2の遅延ライブラリ18では、4
種類の駆動能力が定義されている。第1の駆動能力は
(1)の信号を入力したときの駆動能力を、第2の駆動
能力は(2)の信号を入力したときの駆動能力を、第3
の駆動能力は(3)の信号を入力したときの駆動能力
を、第4の駆動能力は(4)の信号を入力したときの駆
動能力を、それぞれ表している。これらの各駆動能力
は、セルの遅延時間と同様に、(1)〜(4)の信号の
ステップ波形でない方のエッジの傾きと、負荷容量と、
タイミング差とをパラメータとする多次数関数またはテ
ーブル形式で表される。
【0027】そしてステップS15において、第1の遅
延ライブラリ17と第2の遅延ライブラリ18とを合成
して、セル11の遅延ライブラリ19を生成する。
【0028】以上のように、セルの遅延ライブラリのキ
ャラクタライズ時に、セルへの入力信号波形を複数の信
号波形の集合として表現することにより、セルの出力信
号波形がフルスイングしない場合も考慮に入れた,セル
の遅延ライブラリを生成することができる。
【0029】また、入力信号波形として、複数の信号波
形の集合の代わりに、従来のように単一の信号波形を入
力すると、ステップS12で第2の波形情報16として
分類されるものがなくなり(入力信号波形が単一の信号
波形の場合、出力信号波形は全てフルスイングする)、
従来の一般的な遅延ライブラリを生成することができ
る。
【0030】なお、上記の説明では、入力端子が単一の
セルについて説明したが、2入力NANDのような多入
力セルの場合でも、同様に遅延ライブラリを生成するこ
とができる。
【0031】(第2の実施形態)図5は本発明の第2の
実施形態に係る遅延計算方法を示すフローチャートであ
る。タイミング情報31には、回路内に含まれる全ての
ノードにおける信号波形の遷移方向、遷移時間、エッジ
の傾き等の情報が記載されている。
【0032】まずステップS21において、タイミング
情報31に記載された各信号波形について、第1の実施
形態において述べた4種類の信号に分割して、これらの
分割波形の組合せとして表現し、波形32として出力す
る。そしてステップS22において、第1の実施形態で
生成した遅延ライブラリ19を参照して、波形32に記
載された分割波形を入力されたときの出力信号波形を生
成し、波形33として出力する。
【0033】図6を用いて、波形分割ステップS21お
よび波形生成ステップS22について説明する。図6
(a)では、入力端子Aにネットワーク41が接続さ
れ、出力端子Yにネットワーク42が接続されたインバ
ータセル40に、立上りエッジおよびこれと所定時間T
1遅れた立下りエッジを有する入力信号43が入力され
る場合を想定している。この所定時間T1は予め定めら
れた電圧を立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが
通過した時間の差で表現される。
【0034】まず、図6(b)に示すように、出力側の
ネットワーク42を、セル40の出力端子での応答が等
価な等価容量44に置き換える。そして、図6(c)に
示すように、入力信号43を、立上りエッジおよびこれ
と所定時間T1だけ遅れたステップ波形を有する第1の
分割波形45(上述した(1)の信号)と、ステップ波
形およびこれと所定時間T1だけ遅れた立下りエッジを
有する第2の分割波形46とに分割する。
【0035】そして、図6(d)に示すように、第1の
分割波形45がセル40に入力されたときの第1の出力
信号波形47と、第2の分割波形46がセル40に入力
されたときの第2の出力信号波形48とを、第1の実施
形態で示した遅延ライブラリ19を参照して求める。遅
延ライブラリ19に記載された第1〜第4の駆動能力
と、負荷容量44とを用いて、セル40の出力端子にお
ける回路方程式を立て、この回路方程式を解くことによ
って、第1および第2の出力信号波形47,48を求め
る。
【0036】次にステップS23において、波形33の
出力信号波形を合成することによって、入力信号波形に
対する出力信号波形を求め、波形34として生成する。
そしてステップS24において、タイミング情報31に
含まれた入力信号波形および波形34に含まれた出力信
号波形から、セルの遅延時間を計算し、遅延情報35と
して生成する。
【0037】図7を用いて、波形合成ステップS23お
よび遅延計算ステップS24について説明する。いま、
図7(a)に示すような,第1および第2の出力信号波
形47,48が得られたものとする。
【0038】入力信号波形43は、その立上りエッジが
第1の分割波形45によって表され、その立下りエッジ
が第2の分割波形46によって表されている。したがっ
て、入力信号43の立上りエッジがセル40の出力信号
に与える影響は、第1の分割波形45の立上りエッジが
与える影響と等価であり、これは第1の出力信号波形4
7の立下り部分に現れる。一方、入力信号43の立下り
エッジがセル40の出力信号に与える影響は、第2の分
割波形46の立下りエッジが与える影響と等価であり、
これは第2の出力信号波形48の立上り部分に現れる。
【0039】そこで、図7(b)に示すように、第1お
よび第2の出力信号波形47,48の交点50を変化ポ
イントとして、VDDから交点50に達するまでは第1
の出力信号波形47を、交点50からVDDに達するま
では第2の出力信号波形48を、合成後の出力信号波形
51とする。
【0040】ただし、交点50がしきい値電圧Vtを超
えない場合、すなわち、VDDからVSSへの遷移では
交点50がしきい値電圧Vtを下回らない場合、VSS
からVDDへの遷移では交点50がしきい値電圧Vtを
上回らない場合には、この出力信号波形51が、セル4
0に駆動される被駆動セルに入力されたとしても、この
被駆動セルは動作しない。したがって、この場合には、
出力信号波形は全く変化のない信号として取り扱う。
【0041】波形合成の結果、入力信号波形43と出力
信号波形51との関係は図7(c)のようになる。ここ
で、入力信号波形43が最初にしきい値電圧に達した時
から出力信号波形51が最初にしきい値電圧に達した時
までの時間Td1を、入力信号波形43の立上りエッジ
に対するセル遅延時間として求める。同様に、入力信号
波形43が2度目にしきい値電圧に達した時から出力信
号波形51が2度目にしきい値電圧に達したときまでの
時間Td2を、入力信号波形43の立下りエッジに対す
るセル遅延時間として求める。
【0042】以上のように、本実施形態によると、第1
の実施形態で示した遅延ライブラリを用いることによっ
て、回路シミュレーションでしか発見できなかったフル
スイングしない信号波形を回路シミュレーションを用い
ることなく、発見することができる。
【0043】(第3の実施形態)図8は本発明の第3の
実施形態に係る遅延ライブラリの生成方法を示すフロー
チャートである。ここでは、新たにフルスイングチェッ
ク値という概念を取り入れるので、まず最初に、フルス
イングチェック値について説明する。フルスイングチェ
ック値は2種類あり、第1のフルスイングチェック値
は、1つの端子に複数の種類の信号が入力された場合に
その信号間のタイミング差を表したものであり、第2の
フルスイングチェック値は、複数の入力端子間に入力さ
れた信号のタイミング差を表したものである。
【0044】まず、第1のフルスイングチェック値につ
いて、図9を用いて説明する。
【0045】図9(a)に示すように、出力負荷容量7
1を有するセル70に立上りエッジを有する入力信号7
2が入力されると、立下りエッジを有する出力信号73
が出力される。このとき、入力信号72が立上りエッジ
のみを有する場合には、出力信号73はVDDからVS
Sまで完全に遷移する(この状態をフルスイングしてい
る状態と呼ぶ)。
【0046】ところが、図9(b)に示すように、入力
信号74が立上りエッジおよびこれから微小なタイミン
グ差Taだけ遅れた立下りエッジを有する場合には、出
力信号75は、入力信号74の立下りエッジの影響によ
って、VDDからVSSへの方向に遷移を完了する前に
VDD方向に遷移を始め、VDD−VSS間を完全に遷
移しない波形となる。
【0047】一方、図9(c)に示すように、入力信号
76が立上りエッジおよびこれから十分なタイミング差
Tbだけ遅れた立下りエッジを有する場合には、出力信
号77は、VDDからVSSへの方向に遷移を完了した
後に、入力信号76の立下りエッジの影響によって、V
DD方向に遷移を行う。
【0048】すなわち、入力信号74,76の立上りエ
ッジと立下りエッジとのタイミング差Ta,Tbの大き
さに応じて、出力信号がフルスイングしたり(出力信号
77)、フルスイングしなかったりする(出力信号7
5)。
【0049】そこで、出力信号がフルスイングするため
に必要なタイミング差の最小値を、第1のフルスイング
チェック値Tfc1と定義する。すなわち、Ta < T
fc1 < Tbが成り立つ。第1のフルスイングチェッ
ク値Tfc1よりも小さいタイミング差でセル70に立上
りエッジおよび立下りエッジが入力されたときは、出力
信号は必ずフルスイングせず、一方、第1のフルスイン
グチェック値Tfc1よりも大きいタイミング差でセル7
0に立上りエッジおよび立下りエッジが入力されたとき
は、出力信号は必ずフルスイングする。
【0050】次に、第2のフルスイングチェック値につ
いて、図10を用いて説明する。
【0051】図10(a)に示すように、出力負荷容量
81を有する多入力セル(ANDゲート)80の、一方
の入力端子Aに立上り信号82が入力され、他方の入力
端子BがVDDに固定されているとき、セル80の出力
端子Yにはフルスイングする出力信号84が出力され
る。
【0052】ここで、入力端子Bに、立上り信号82の
立上りエッジから所定のタイミング差Ta,Tbだけ遅
れて立ち下がる立下り信号85,87が入力される場合
について考える。タイミング差Taは微小な時間であ
り、タイミング差TbはTaに比べて十分に大きい時間
であるものとする。
【0053】ANDゲートの回路特性上、入力端子Bに
立下り信号が入力された場合には、セル80の出力信号
は立ち下がる。
【0054】しかしながら、図10(b)に示すよう
に、立上り信号82と立下り信号85との間のタイミン
グ差Taが微小な場合には、出力信号86は、立上り信
号82に応じて立上り始めるが、VSSからVDDまで
完全に遷移を終える前に、立下り信号85の影響によっ
て、VSSに向かって遷移を始め、この結果、フルスイ
ングしない信号波形となる。
【0055】一方、図10(c)に示すように、立上り
信号82と立下り信号87との間のタイミング差Tbが
十分に大きい場合には、出力信号88は、VSSからV
DDまで完全に遷移し、その後、VDDからVSSに完
全に遷移する。この結果、フルスイングする信号波形と
なる。
【0056】そこで、出力信号がフルスイングするため
に必要なタイミング差の最小値を、第2のフルスイング
チェック値Tfc2と定義する。すなわち、 Ta < Tfc2 < Tb が成り立つ。すなわち、第1のフルスイングチェック値
と同様に、異なる入力端子間での立上り/立下り信号波
形のタイミング差が第2のフルスイングチェック値Tfc
2よりも小さいときは、図10(b)に示すように、出
力信号は必ずフルスイングしない。一方、異なる入力端
子間での立上り/立下り信号波形のタイミング差が第2
のフルスイングチェック値Tfc2よりも大きいときは、
図10(c)に示すように、出力信号は必ずフルスイン
グする。
【0057】次に、第1および第2のフルスイングチェ
ック値の計算方法について、図8のフローに従って説明
する。
【0058】まず、ステップS31において、フルスイ
ングチェック値61、入力信号波形62および負荷容量
63を用いて回路シミュレーションを行い、波形情報6
4および遅延情報65を生成する。ここで、入力信号波
形62は、図9(b),(c)に示すような、タイミン
グ差のある立上りエッジおよび立下りエッジを有する信
号波形である。また、負荷容量63は図9に示す負荷容
量71に相当する。
【0059】フルスイングチェック値61には、(1)
セルの出力信号がフルスイングしない場合のタイミング
差Ta、(2)セルの出力信号がフルスイングする場合
のタイミング差Tb、の2つの値が初期値として格納さ
れている。初期値の設定方法としては、例えば、条件
(1)を満たすタイミング差Taとして0sを設定し、
条件(2)を満たすタイミング差Tbとして100ns
程度の非常に大きな値を設定する方法がある。
【0060】回路シミュレーションの結果、図9
(b),(c)に示すような出力信号波形75,77が
波形情報64に格納される。
【0061】次に、ステップS32において、波形情報
64から、2つのタイミング差Ta,Tbが次の3つの
条件を満たしているか否かを判定する。 (1)タイミング差Taのとき、セルの出力信号はフル
スイングしない。 (2)タイミング差Tbのとき、セルの出力信号はフル
スイングする。 (3)タイミング差の差(Ta−Tb)が、微小な所定
値以下に収まっている。 上記の3つの条件を満たす場合は「OK」と判定し、タ
イミング差Ta,Tbの平均値をフルスイングチェック
値66として出力する。また上記の3つの条件を満たさ
ない場合は「NG」と判定し、ステップS33に進む。
【0062】ステップS33では、タイミング差Ta,
Tbを更新し、新たなフルスイングチェック値61とし
て出力する。タイミング差Ta,Tbの更新は例えば次
のようにして行う。 ・条件(1)を満たさない場合 タイミング差TaをTa’に変更する(ただし、Ta’
<Ta<Tb)。 ・条件(2)を満たさない場合 タイミング差TbをTb’に変更する(ただし、Ta<
Tb<Tb’)。 ・条件(3)を満たさない場合 タイミング差TaをTa”に変更する(ただし、Ta<
Ta”<Tb)か、または、タイミング差TbをTb”
に変更する(ただし、Ta<Tb”<Tb)。 なお、ここでは簡易な方法を説明したが、二分法等のア
ルゴリズムを用いて更新を行う方が有効である。
【0063】そして、更新されたフルスイングチェック
値61を用いて、ステップS31で回路シミュレーショ
ンを行う。上記3つの条件が満たされるまで、ステップ
S31〜S33を繰り返し実行する。
【0064】そして、ステップS34において、フルス
イングチェック値66および遅延情報65を用いて、遅
延ライブラリ67を生成する。ここでは、遅延ライブラ
リ67を用いる遅延計算ツール固有のフォーマットに合
わせた遅延ライブラリ67を生成する。
【0065】なお、第1のフルスイングチェック値の計
算方法について説明したが、第2のフルスイングチェッ
ク値の計算に関しても、同様の方法で求めることができ
る。
【0066】また、以上の説明では、先に立上り信号波
形が入力され、その後に立下り信号波形が入力される場
合について説明したが、これとは逆に、先に立下り信号
波形が入力され、その後に立上り信号波形が入力される
場合についても、同様に計算することができる。
【0067】図11は遅延ライブラリ67の表現の一例
を示す図である。図11において、遅延ライブラリ67
は、構成要素として、入力信号波形傾き、負荷容量、セ
ル遅延、第1および第2のフルスイングチェック値を有
している。ただし、これらの構成要素以外の情報を含ん
でいてもよい。
【0068】入力信号波形傾きは、立上り信号波形と立
下り信号波形それぞれの傾きを表している。セル遅延
は、入力信号波形傾きのうち、後に入力される信号波形
(先に立上り波形が入力され、所定のタイミング差の後
に立下り波形が入力される場合はこの立下り波形を指
し、先に立下り波形が入力され、所定のタイミング差の
後に立上り波形が入力される場合はこの立上り波形を指
す)と、この信号波形がセル内を伝搬して出力される信
号波形とから計算される遅延時間である。例えば図9
(c)の例では、入力信号76の立下りエッジがスレッ
ショルド電圧を下回るときから出力信号77の立上りが
スレッショルド電圧を超えるときまでの時間が、セル遅
延として表される。
【0069】よって、セル遅延は、入力信号波形傾きの
うち後の信号波形(エッジ)の傾きと、負荷容量との多
次元関数またはテーブルで表現される。
【0070】また、第1のフルスイングチェック値は、
負荷容量と入力信号波形傾きとの関数として表現され
る。
【0071】図11では、入力信号波形の傾きが、立上
りおよび立下りそれぞれ2種類であり、負荷容量の値も
2種類であるので、フルスイングチェック値としては8
(=2×2×2)種類の値がそれぞれ記載されている。
【0072】インバータについては、入力が1個である
ので、第1のフルスイングチェック値のみが記載されて
いる。また、三入力NANDゲートについては、各入力
A,B,Cに対してそれぞれ、第1のフルスイングチェ
ック値と2種類の第2のフルスイングチェック値とが記
載されている。例えば入力Aに対して記載された2種類
の第2のフルスイングチェック値は、入力A,B間の第
2のフルスイングチェック値と、入力A,C間の第2の
フルスイングチェック値とをそれぞれ表している。
【0073】図12は上述したように生成した遅延ライ
ブラリ67を用いたタイミング計算/フルスイング判定
方法を示すフローチャートである。
【0074】まずステップS41において、edifや
verilogネットリスト等のネットリスト100、
境界条件101、および遅延ライブラリ102を用いて
論理合成を行い、ネットリスト103を生成する。ここ
で、遅延ライブラリ102は図11に示すような遅延ラ
イブラリ67であるものとする。
【0075】次にステップS42において、ネットリス
ト103および遅延ライブラリ102を用いて遅延計算
を行い、遅延情報104を計算する。ただしここでは、
回路内の全てのセル出力端子での信号波形がフルスイン
グしているという仮定で、遅延計算を行う。
【0076】次にステップS43において、遅延情報1
04、遅延ライブラリ102およびネットリスト100
を用いて論理シミュレーションを行い、タイミング情報
105を生成する。そして、ステップS44において、
タイミング情報105および遅延ライブラリ102か
ら、フルスイングチェックによって、回路内のフルスイ
ングしていない全てのセルを抽出し、エラー情報106
として出力する。
【0077】図13を用いて、フルスイングチェックS
44について詳細に説明する。いま、セル110につい
て、図13に示すような遅延ライブラリ102が生成さ
れており、またステップS43において、図13に示す
ようなタイミング情報105が生成されたものとする。
【0078】遅延ライブラリ102には、入力信号波形
傾きt1,t2,t3と負荷容量c1,c2,c3とに
対応して、セル遅延d-t1c1,d-t1c2,…,d-t3c2,d-t3c3
と、第1のフルスイングチェック値fc1-t1t1c1,fc1-t1t
1c2,…,fc1-t3t3c2,fc1-t3t3c3と、第2のフルスイング
チェック値fc2-t1t1c1,fc2-t1t1c2,…,fc2-t3t3c2,fc2-
t3t3c3が登録されている。
【0079】立上り、立下りの順で入力される場合、セ
ル遅延d-tBcC,第1のフルスイングチェック値fc1-tAtB
cC,第2のフルスイングチェック値fc2-tAtBcCは、立上
り信号波形の傾きがtA(A=1,2,3)、立下り信号波形の傾
きがtB(B=1,2,3)、負荷容量がcC(C=1,2,3)のときの値
である。ここでは、説明を簡単にするために、各値を以
下のように与える。 (t1,t2,t3)=(0.5,1.0,3.0)
〔ns〕 (c1,c2,c3)=(10,20,30)〔fF〕 (d-t1c1,d-t1c2,d-t1c3)=(2.0,2.1,2.
2)〔ns、以下同じ〕 (d-t2cl,d-t2c2,d-t2c3)=(2.3,2.4,2.
5) (d-t3c1,d-t3c2,d-t3c3)=(2.6,2.7,2.
8) (fc1-t1t1c1,fc1-t1t1c2,fc1-t1t1c3)=(1.0,1.
1,1.2) (fc1-t2t1c1,fc1-t2t1c2,fc1-t2t1c3)=(1.3,1.
4,1.5) (fc1-t3t1c1,fc1-t3t1c2,fc1-t3t1c3)=(1.6,1.
7,1.8) (fc1-t1t2c1,fc1-t1t2c2,fc1-t1t2c3)=(1.0,1.
1,1.2) (fc1-t2t2c1,fc1-t2t2c2,fc1-t2t2c3)=(1.3,1.
4,1.5) (fc1-t3t2c1,fc1-t3t2c2,fc1-t3t2c3)=(1.6,1.
7,1.8) (fc1-t1t3c1,fc1-t1t3c2,fc1-t1t3c3)=(1.0,1.
1,1.2) (fc1-t2t3c1,fc1-t2t3c2,fc1-t2t3c3)=(1.3,1.
4,1.5) (fc1-t3t3c1,fc1-t3t3c2,fc1-t3t3c3)=(1.6,1.
7,1.8) (fc2-t1t1c1,fc2-t1t1c2,fc2-t1t1c3)=(1.0,1.
1,1.2) (fc2-t2t1c1,fc2-t2t1c2,fc2-t2t1c3)=(1.3,1.
4,1.5) (fc2-t3t1c1,fc2-t3t1c2,fc2-t3t1c3)=(1.6,1.
7,1.8) (fc2-t1t2c1,fc2-t1t2c2,fc2-t1t2c3)=(1.0,1.
1,1.2) (fc2-t2t2c1,fc2-t2t2c2,fc2-t2t2c3)=(1.3,1.
4,1.5) (fc2-t3t2c1,fc2-t3t2c2,fc2-t3t2c3)=(1.6,1.
7,1.8) (fc2-t1t3c1,fc2-t1t3c2,fc2-t1t3c3)=(1.0,1.
1,1.2) (fc2-t2t3c1,fc2-t2t3c2,fc2-t2t3c3)=(1.3,1.
4,1.5) (fc2-t3t3c1,fc2-t3t3c2,fc2-t3t3c3)=(1.6,1.
7,1.8)
【0080】一方、タイミング情報105には、セル1
10の入力端子A,Bに入力される信号のタイミング、
エッジの傾き、およびエッジの種類(立上りまたは立下
り)が記載されている。図13では、回路にテストベク
タが入力された時間を0として、入力端子Aには、時刻
16.0nsのとき、傾き1.0nsの立上り信号が入
力されるとともに、時刻25.0nsのとき、傾き0.
5nsの立下り信号が入力される一方、入力端子Bに
は、時刻17.0nsのとき、傾き0.5nsの立下り
信号が入力されるとともに、時刻26.0nsのとき、
傾き1.0nsの立上り信号が入力されることが記載さ
れている。
【0081】図13のタイミング情報105から、時刻
16.0ns〜17.0nsの間においては入力端子
A,Bでフルスイングするか否かのチェックを行う必要
があることが分かる。これに対して、時刻25.0ns
〜26.0nsの間においてはフルスイングするか否か
のチェックを行う必要はない。なぜなら、セル110は
ANDゲートであるので、入力端子Aの入力信号が立ち
下がった時刻25.0ns以降は、入力端子Bにいかな
る信号が入力されても出力端子YはVSSのまま変化し
ないからである。
【0082】時刻16.0ns〜17.0nsの間にお
けるフルスイングチェックについて詳細に説明する。な
お、入力端子Yに接続された負荷容量は20fFであ
り、スレッショルド電圧は(VDD/2)であるものと
する。
【0083】入力端子Aの入力信号は時刻16.0ns
にVSSから立上り始め、時刻17.0nsにVDDに
達する。このとき、スレッショルド電圧を通過したのは
時刻16.5nsである。一方、入力端子Bの入力信号
は時刻17.0nsにVDDから立下り始め、時刻1
7.5nsにVSSに到達する。このとき、スレッショ
ルド電圧を通過したのは時刻17.25nsである。な
お、ここでは、入力端子A,Bの入力信号の波形が線形
なランプ波形であるとしている。もし、論理シミュレー
タが、信号波形を非線形な信号波形として扱うことがで
きる場合には、各入力信号がスレッショルド電圧を通過
する時刻も論理シミュレータから出力する。
【0084】したがって、入力端子A,Bでの信号波形
のタイミング差は、0.75(=17.25−16.
5)nsとなる。一方、この場合の第2のフルスイング
チェック値fc2-t2t1c2は1.4nsである。タイミング
差の値が第2のフルスイングチェック値よりも小さいの
で、この場合は、セル110の出力信号波形はフルスイ
ングしないと判定する。逆に、入力端子A,Bでの信号
波形のタイミング差が、第2のフルスイングチェック値
1.4nsよりも大きい場合には、セル110の出力信
号波形はフルスイングすると判定する。
【0085】以上のように、ステップS43で論理シミ
ュレーションによって生成されたタイミング情報105
と、遅延ライブラリ102とを、回路内の各セルに対し
て照らし合わせることによって、回路内のフルスイング
しない箇所(セルの出力端子)を特定することができ
る。特定された箇所の情報はエラー情報106として生
成される。
【0086】また上記の説明では、信号波形傾きと負荷
容量の値を遅延ライブラリ102に登録された値と同一
としたが、登録された値以外の値であっても、バイリニ
ア法等の補間アルゴリズムを用いて補間することによっ
て、同様に、フルスイングチェックを行うことができ
る。
【0087】以上のような手法をLSI設計に適用する
ことによって、LSI設計者は、回路シミュレータ等の
動的な解析手段を用いることなく、静的な解析方法によ
ってフルスイングしない箇所を特定することができ、さ
らに、フルスイング解析に必要な時間を短縮することが
できる。
【0088】次にステップS45において、エラー情報
106から、フルスイングしていない箇所があるか否か
を判定する。フルスイングしていない箇所がある場合に
は、ステップS46において警告が発せられ、再びステ
ップS41に戻る。ステップS41では、再度、論理合
成を行う。
【0089】図14を用いて、再論理合成の手法につい
て説明する。
【0090】図14(a)に示すように、セル110の
出力端子がフルスイングしないものとして判定されたと
きには、入力端子Aの入力信号111と入力端子Bの入
力信号112とのタイミング差Taは第2のフルスイン
グチェック値よりも小さい値である。そこで、セル11
0におけるエラーを回避するためには、入力端子Aの入
力信号111と入力端子Bの入力信号112とのタイミ
ング差Taが、第2のフルスイングチェック値よりも大
きくなるように、回路を変更すればよい。
【0091】その1つの方法としては、図14(b)に
示すように、入力端子Aと接続された第1のネットワー
ク113における遅延時間を削減して、入力信号111
の入力タイミングを早める方法がある。あるいは、図1
4(c)に示すように、入力端子Bと接続された第2の
ネットワーク114における遅延時間を増大させて、入
力信号112の入力タイミングを遅らせてもよい。この
ように回路の最適化を行うことによって、フルスイング
しない回路構成を得ることができる。
【0092】なお、ここでは2入力ANDゲートの場合
について説明したが、その他の多入力論理セルでも同様
の手順によって、フルスイングチェックを行うことがで
きる。
【0093】以上のように、タイミング情報を基に回路
のフルスイングチェックができるとともに、フルスイン
グしているか否かのエラー情報を基に、エラーに対する
修正を行うことができる。また、論理合成ステップをレ
イアウトステップとすることで、さらに詳細な情報を用
いてのフルスイングチェックを行うことができる。
【0094】また、第2のフルスイングチェック値のチ
ェック方法について説明したが、第1のフルスイングチ
ェック値に関しても同様の方法で、チェックすることが
できる。
【0095】以上説明したように、遅延ライブラリに第
1および第2のフルスイングチェック値という概念を採
り入れることによって、設計した回路内の全てのセルの
出力信号波形がフルスイングしているか否かを判断する
ことができ、フルスイングしていないために発生するセ
ル遅延時間計算の減少を未然に回避できる。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明によると、遅延ライ
ブラリにフルスイングチェック値という概念を採り入れ
ることによって、設計した回路内のすべてのセルの出力
信号波形がフルスイングしているか否かを判断すること
ができ、フルスイングしていないために発生するセル遅
延時間の減少を未然に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る遅延ライブラリ
生成方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施形態において用いる入力信
号波形を表す図である。
【図3】図1のフローのステップS11における回路シ
ミュレーションを説明するための図である。
【図4】図1の第2の遅延ライブラリの一例を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る遅延計算方法を
示すフローチャートである。
【図6】図5のフローのステップS21,S22を説明
するための図である。
【図7】図5のフローのステップS23,S24を説明
するための図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る遅延ライブラリ
の生成方法を示すフローチャートである。
【図9】第1のフルスイングチェック値を説明するため
の図である。
【図10】第2のフルスイングチェック値を説明するた
めの図である。
【図11】図8における遅延ライブラリの表現の一例を
示す図である。
【図12】図11の遅延ライブラリを用いたタイミング
計算/フルスイング判定法法を示すフローチャートであ
る。
【図13】図12のフローにおけるステップS44を説
明するための図である。
【図14】図12のフローにおける再論理合成を説明す
るための図である。
【図15】従来のセル遅延時間およびセル出力信号波形
のキャラクタライズ方法を表す図である。
【図16】セルの駆動能力のモデル化を示す図である。
【符号の説明】
11 セル 12a 第1のエッジおよびこれと所定時間だけ遅れた
ステップ波形を有する信号 12b ステップ波形およびこれと所定時間だけ遅れた
第2のエッジを有する信号 13 負荷容量 19 遅延ライブラリ 21 第1のエッジ 22 ステップ波形 23 ステップ波形 24 第2のエッジ Tr エッジの傾き T1 所定時間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルの遅延計算に用いられる遅延ライブ
    ラリの表現方法であって、 セルの入力信号として、第1のエッジおよびこれと所定
    時間だけ遅れたステップ波形を有する信号と、ステップ
    波形およびこれと前記所定時間だけ遅れた第2のエッジ
    を有する信号とが入力されるものと想定し、 セルの駆動能力を、前記第1のエッジの傾き、前記第2
    のエッジの傾き、前記所定時間および前記セルが駆動す
    る負荷容量をパラメータとする関数またはテーブルによ
    って表現することを特徴とする遅延ライブラリ表現方
    法。
  2. 【請求項2】 セルの遅延計算に用いられる遅延ライブ
    ラリの生成方法であって、 前記セルについて、入力信号波形と出力負荷容量との複
    数の組合せを基にして、出力信号波形をそれぞれ求める
    第1のステップと、 前記第1のステップにおいて求めた各出力信号波形につ
    いて、フルスイングしているか否かを判断する第2のス
    テップと、 前記第2のステップにおいてフルスイングすると判断し
    た出力信号波形に係る,入力信号波形と出力負荷容量と
    の組み合わせから、第1の遅延ライブラリを作成する第
    3のステップと、 前記第2のステップにおいてフルスイングしないと判断
    した出力信号波形に係る,入力信号波形と出力負荷容量
    との組み合わせから、第2の遅延ライブラリを作成する
    第4のステップと、 前記第1の遅延ライブラリと前記第2の遅延ライブラリ
    とを合成して、前記セルの遅延ライブラリを生成する第
    5のステップとを備えていることを特徴とする遅延ライ
    ブラリ生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法によって表現された
    遅延ライブラリを用いて、セルの遅延時間を計算する方
    法であって、 第1のエッジおよびこれと所定時間だけ遅れた第2のエ
    ッジを有する入力信号波形を、前記第1のエッジおよび
    これと前記所定時間だけ遅れたステップ波形を有する第
    1の分割波形と、ステップ波形およびこれと前記所定時
    間だけ遅れた前記第2のエッジを有する第2の分割波形
    とに分割する第1のステップと、 前記遅延ライブラリを参照して、前記第1の分割波形が
    前記セルに入力されたときの出力信号波形である第1の
    出力信号波形と、前記第2の分割波形が前記セルに入力
    されたときの出力信号波形である第2の出力信号波形と
    を求める第2のステップと、 前記第1の出力信号波形と前記第2の出力信号波形とを
    合成して、前記セルの出力信号波形を求める第3のステ
    ップとを備え、 前記入力信号波形と、前記第3のステップにおいて求め
    られた出力信号波形とを基にして、前記セルの遅延時間
    を計算することを特徴とするセル遅延計算方法。
  4. 【請求項4】 セルの遅延計算に用いられる遅延ライブ
    ラリの表現方法であって、 セルの入力信号として、第1のエッジおよびこれと所定
    時間遅れた第2のエッジを有する信号が入力されるもの
    と想定し、 前記入力信号がセルに入力されたときにその出力信号波
    形がフルスイングするために必要な前記所定時間の値
    を、フルスイングチェック値として、前記第1のエッジ
    の傾きおよび前記セルが駆動する負荷容量をパラメータ
    とする関数またはテーブルによって表現することを特徴
    とする遅延ライブラリ表現方法。
  5. 【請求項5】 セルの遅延計算に用いられる遅延ライブ
    ラリの生成方法であって、 前記セルについて、第1のエッジおよびこれと所定時間
    遅れた第2のエッジを有する入力信号波形および出力負
    荷容量を基にして、出力信号波形を求める第1のステッ
    プと、 前記第1のステップにおいて求めた出力信号波形につい
    て、フルスイングしているか否かを判断する第2のステ
    ップと、 前記第2のステップにおいてフルスイングしないと判断
    したとき、前記所定時間の値を変更する第3のステップ
    とを備え、 前記第1〜第3のステップを繰り返し実行し、セルの出
    力信号波形がフルスイングするために必要な前記所定時
    間の値を、フルスイングチェック値として求め、このフ
    ルスイングチェック値を用いて遅延ライブラリを生成す
    ることを特徴とする遅延ライブラリ生成方法。
JP11169229A 1999-06-16 1999-06-16 遅延ライブラリ表現方法、遅延ライブラリ生成方法、および遅延ライブラリを用いた遅延計算方法 Withdrawn JP2000357183A (ja)

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