JP2000353575A - タップ用ホルダ - Google Patents

タップ用ホルダ

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JP2000353575A
JP2000353575A JP16416399A JP16416399A JP2000353575A JP 2000353575 A JP2000353575 A JP 2000353575A JP 16416399 A JP16416399 A JP 16416399A JP 16416399 A JP16416399 A JP 16416399A JP 2000353575 A JP2000353575 A JP 2000353575A
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Hisanobu Imamura
久伸 今村
Nobuyuki Shibue
伸之 渋江
Atsushi Kawai
淳 河合
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被取付面に対する取付手段がタップ本体に設け
られていなくてもタップ本体を被取付面に取着可能とす
る。 【解決手段】台座11はタップ本体2を前面に重複させ
後面を被取付面に当接させた形で被取付面に取着され
る。台座11の前面周縁からタップ本体2の側面に沿う
形で延長されタップ本体2を台座11に対して位置決め
する位置決め壁31が突設される。さらに、位置決め壁
31の一部からはタップ本体2を台座11との間に挟持
する保持片34が突設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被取付面に取着さ
れるとともにコンセント口を有するタップ本体を保持す
るタップ用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にタップは電源コードの一端部にプ
ラグを備え他端部にタップ本体を備えている。タップ本
体はコンセント口を備え、電源コードはタップ本体の側
面の一箇所から引き出される。ところで、近年、家電製
品の高容量化に伴ってタップにも高容量型のものが提供
されている。高容量型のタップではタップ本体の内部に
収納された刃受ばねなどの導電部材と電源コードとの接
続状態が不良であると過熱するから、タップを工場で組
み立てることによって接続状態に不良が生じるのを防止
している。また、タップ本体は分解できないように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より提
供されているこの種のタップは、タップ本体を床などに
置いて使用することを前提とした構成であって、壁など
に取着して使用するようには考慮されていない。したが
って、家具などによって壁コンセントが隠れるような場
合には、壁コンセントにタップを接続することでコンセ
ント口を引き出すことはできるものの、壁コンセントと
同様の使い勝手は得られないという問題を有している。
【0004】この種のタップにおいて壁などの被取付面
に取着するための構成をタップ本体に設けることは可能
ではあるが、被取付面に取着する構成はつねに必要とい
うわけではなく、被取付面に取着する構成をすべてのタ
ップに設けるとすれば、コスト高になり製品コストが増
加する。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、被取付面に対する取付手段がタップ
本体に設けられていない場合でも、タップ本体を被取付
面に取着できるようにしたタップ用ホルダを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コン
セント口を備えるとともに側面の一箇所から電源コード
が引き出されたタップ本体を前面に重複させ後面を被取
付面に当接させた形で被取付面に取着される台座と、台
座の前面周縁からタップ本体の側面に沿う形で延長され
タップ本体を台座に対して位置決めする位置決め壁と、
位置決め壁の一部から延長されタップ本体を台座との間
に挟持する保持片とを有するものである。この構成によ
れば、タップ本体が被取付面に取着する手段を備えてい
ない場合でも、台座を被取付面に取着するとともにタッ
プ本体を台座と保持片との間に挟持することで、タップ
本体を被取付面に取着することが可能になる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記タップ本体における前面の長手方向に沿って配
列された複数個のコンセント口を有するとともにタップ
本体の長手方向の一端部側面から電源コードが引き出さ
れ、前記保持片がタップ本体の幅方向の両側部をそれぞ
れ台座との間に挟持するように設けられているものであ
る。この構成によれば、タップ本体の幅方向の両側部を
台座と保持片との間で挟持するから、タップ本体を台座
に対して強固に固定することができる。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記タップ本体における幅方向の両側部が互いに平
行であって、前記位置決め壁におけるタップ本体の長手
方向の他端部に対応する部位が開放されているものであ
る。この構成によれば、タップ本体の長手方向において
電源コードが引き出される部位とは反対側で位置決め壁
が開放されているから、台座よりも長いタップ本体であ
っても保持することが可能になる。たとえば、コンセン
ト口が3個のタップ本体に比較して4個のタップ本体で
は長手方向の寸法が大きくなるが、位置決め壁の一部を
開放していることによって、どちらのタップ本体にも対
応可能になる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記台座における被取付面側には、
磁性体の被取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石
保持用凹所が形成されているものである。この構成によ
れば、台座に永久磁石を取り付けておけば被取付面が磁
性体製であるときには台座を簡単に取着することがで
き、たとえば、冷蔵庫などに台座を取着した状態でタッ
プ本体を利用することが可能になる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記台座には被取付面に螺入される
ねじを挿通可能な少なくとも2個の取付孔が形成され、
取付孔のうちの1つはねじの頭部より大径の大径部とね
じの頭部より小径の小径部とを連続させた形状に形成さ
れているものである。また、2個の取付孔のうちの一方
は、大径部と小径部とを連続させた形状に形成されてお
り、いわゆるだるま孔を形成しているから、被取付面に
螺合させた1本のねじに対して引っ掛けて取り付けるこ
とが可能であって、このような態様では被取付面に対し
て容易に着脱することができる。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記保持片が弾性材料により形成され、台座と保持
片との間でタップ本体を保持する力が、タップ本体のコ
ンセント口からプラグを抜くのに必要な力よりも大きく
設定されているものである。この構成によれば、プラグ
を引き抜くときにタップ本体を押さえなくてもタップ本
体が台座から外れることがなく、プラグを片手で抜き差
しすることができる。
【0012】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記保持片が弾性材料により形成され、台座と保持
片との間でタップ本体を保持する力が、電源コードに作
用する外力によって電源コードが断線する力より小さく
設定されているものである。この構成によれば、電源コ
ードを脚などで引っ掛けたとするとタップ本体が台座か
ら外れるから、電源コードの断線を防止することができ
る。
【0013】請求項8の発明では、請求項2の発明にお
いて、前記タップ本体は幅方向の両側部における後面が
前方に向かって互いの距離を広げる形状に形成され、前
記保持片は弾性材料により形成されていて、前記両保持
片の先端縁間の距離は前記タップ本体の幅方向における
最大幅よりも小さく設定されているものである。この構
成によれば、タップ本体を保持片に押し付けることによ
って、タップ本体の後面に保持片の先端縁が当接して保
持片の先端縁間の距離を広げることができ、タップ本体
を台座に押し付けるように力を加えるだけでタップ本体
を台座に取り付けることができる。
【0014】請求項9の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記位置決め壁が合成樹脂成形品で
あってタップ本体の周面に沿って湾曲する断面形状を有
し、位置決め壁の一部には前後方向に貫通する抜き孔が
形成されているものである。この構成によれば、位置決
め壁に抜き孔を形成していることによって、位置決め壁
を成型する金型において湾曲した形状に形成する部位を
低減することができ、結果的に金型の製造に要する時間
を短縮することが可能になり、金型の製造コストの低減
につながる。
【0015】請求項10の発明は、請求項1または請求
項2の発明において、前記台座の前面には前記タップ本
体の後面に形成されている凹所に係合する位置決めダボ
が突設されているものである。この構成によれば、台座
に設けた位置決めダボにタップ本体に形成された凹所が
係合するから、台座に対してタップ本体が位置ずれする
のを防止することができる。しかも、タップ本体は保持
片によって台座との間に挟持されるから、タップ本体の
凹所に台座の位置決めダボが係合したときにはクリック
感が生じ、タップ本体が台座に対して正しい位置に取り
付けられたことを確認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本実施形態において説明するホル
ダ1は弾性材料である合成樹脂成形品であって、図1に
示すように、タップに設けたタップ本体2を保持するも
のである。つまり、ホルダ1の形状はタップ本体2の形
状に依存するから、まずタップ本体2について説明す
る。
【0017】図1に示すタップ本体2は、コンセント口
21を3個備えるものであって、各コンセント口21に
は、いわゆるUプラグ(平板状の平行な2枚の栓刃を備
えるプラグ)が接続可能になっている。タップ本体2の
前面は長方形の一端に半円を結合した形状に形成され、
この前面の長手方向にコンセント口21が2個並設され
る。また、上記長方形の長手方向の他端となるタップ本
体2の一面は平面状であって、この面にもコンセント口
21が設けられる。コンセント口21を設けた一面を除
いてタップ本体2の周面は断面が半円状に形成されてい
る。言い換えると、タップ本体2の長手方向に直交する
断面は長円状になっている。その結果、タップ本体2の
幅方向の両側部における後面は、前方に向かって互いの
距離を広げる形状に形成されていることになる。
【0018】タップ本体2の長手方向の上記一端部(つ
まり、前面において半円状に形成されている部位)から
は電源コード(図示せず)を引き出すためのコード保持
部22がタップ本体2から連続一体に突設される。ここ
に、タップ本体2の後面には長手方向の2箇所において
凹所(図示せず)が形成されている。これらの凹所はタ
ップ本体2の組立時に形成されるものである。なお、コ
ンセント口21は電源コードに接続される刃受ばねなど
の導電部材を収納する熱硬化性樹脂の器体に形成され、
器体の外周面はコンセント口21を除く部位が熱可塑性
樹脂の外装材により覆われる。このように器体が外装材
に覆われることによって、2部材を結合して形成される
器体の口開きが防止される。また、外装材を形成する熱
可塑性樹脂は軟質樹脂であって落下時などの衝撃を緩和
する機能も有している。なお、タップ本体2の後面中央
部には周部よりも後方に突出する突台(図示せず)が形
成されており、タップ本体2の後面には突台と周部との
間で段差が形成されている。
【0019】上述のような形状のタップ本体2は、壁面
や家具などの被取付面に取着するための取付手段を備え
ておらず、ホルダ1を用いることで被取付面に取着する
ことが可能になる。ホルダ1は、図2および図3に示す
ように、被取付面に後面を当接させる形で取着される台
座11を備える。台座11の前面はタップ本体2の後面
に略一致する形状に形成される。つまり、長方形の長手
方向の一端に半円を結合した形状に形成されている。台
座11の周縁全周には後方に支持壁12が突設され、支
持壁12の先端縁が被取付面に当接する。
【0020】台座11の後面側であって支持壁12に囲
まれた部位には、角筒状の環状壁13に囲まれた磁石保
持凹所14が形成される。磁石保持凹所14には、永久
磁石15が収納保持される。永久磁石15は、磁石本体
15aと、磁石本体15aを囲むコ字状のヨーク15b
とからなり、ヨーク15bは中央片が磁石本体15aの
一方の磁極に当接するとともに両脚片の先端部が他方の
磁極に並ぶ部位まで延長されている。したがって、磁石
本体15aの上記他方の磁極とヨーク15bの両脚片の
先端部とに対向するように磁性体を配置すれば、その磁
性体が磁路の一部になり永久磁石15がその磁性体に磁
着されるのである。ヨーク15bの長手方向の一端縁で
は中央片から係止舌片15cが突設され、また長手方向
の他端縁では各脚片からそれぞれ係止突片15dが突設
されている。係止突片15dは中央片から離れるほど脚
片からの突出寸法を大きく形状に形成されている。
【0021】一方、環状壁13には係止舌片15cが挿
入される係止孔13aが形成されるとともに、係止突片
15dを係止する係止リブ13bが形成されている。係
止リブ13bは磁石保持凹所14内に突出し、磁石保持
凹所14の奥に向かって突出寸法が大きくなる形状に形
成されている。したがって、磁石保持凹所14に永久磁
石15を取り付けるには、係止舌片15cを係止孔13
aに挿入し、係止突片15dが係止リブ13bを乗り越
えるように永久磁石15を磁石保持凹所14に押し込め
ばよい。ここに、係止リブ13bを形成している部位に
は可撓性を与えてあり、この可撓性を利用してマイナス
ドライバなどで係止リブ13bと係止突片15dとの係
合状態を解除すれば、永久磁石15を磁石保持凹所14
から取り外することができるようになっている。
【0022】ところで、台座11の後面側であって支持
壁12に囲まれた部位には、2個の挿入筒16a,16
bが形成されている。一方の挿入筒16aは円筒状であ
って、他方の挿入筒16bはだるま状に開口する。両挿
入筒16a,16bは台座11に開口する2個の取付孔
17a,17bにそれぞれ連続して形成されたものであ
って、台座11の前面側から取付孔17a,17bに挿
入されて被取付面に螺入されるねじを案内する機能を有
している。取付孔17bは図3(a)に示すように、ね
じの頭部より大径である大径部17cとねじの頭部より
も小径である小径部17dとを連続させた形状に形成さ
れており、いわゆるだるま孔となっている。したがっ
て、被取付面に対して頭部を突出させた形で螺入させた
ねじの頭部を大径部17cに通した後に、小径部17d
に係止させることで、台座11をねじに引っ掛けること
が可能になる。つまり、台座11はねじに対して着脱自
在となる。
【0023】台座11の周縁には前方に向かって位置決
め壁31が形成される。位置決め壁31はタップ本体2
の周部後面に沿うように形成されている。つまり、タッ
プ本体2の側面形状に沿って湾曲した断面形状を有して
いる。ただし、タップ本体2の長手方向の一端部であっ
てコンセント口21が形成されている側では位置決め壁
31は開放されている。位置決め壁31においてタップ
本体2の長手方向の他端部であってタップ本体2に設け
たコード保持部22に対応する部位には、コード保持部
22を通すための切欠部32が形成される。ここに、位
置決め壁31における台座11側の基部にはタップ本体
2の後面に形成した突台の突出寸法程度の段差33を形
成してあり、この段差33によって位置決め壁31をタ
ップ本体2の周部に隙間なく接触させることができるよ
うにしてある。
【0024】位置決め壁31においてタップ本体2の幅
方向の両側に対応する部位には台座11との間にタップ
本体2を挟持する一対の保持片34が突設される。保持
片34は先端部が互いに近づくように湾曲し、したがっ
て、タップ本体2は保持片34によって抜け止めされる
ことになる。ここに、保持片34の先端縁間の距離がタ
ップ本体2の幅方向の最大幅よりも小さいのはもちろん
のことであるが、タップ本体2に接続されたプラグを抜
くのに必要な力に抗してタップ本体2が台座11から離
れるのを阻止することができ(言い換えると、台座11
と保持片34との間でタップ本体2を保持する力は、タ
ップ本体2のコンセント口21からプラグを抜く力より
も大きく設定してあり)、かつ電源コードに外力が作用
したときに電源コードが断線するよりも弱い力でタップ
本体2が台座11から外れるように保持片34の先端縁
間の距離を設定してある。さらに、保持片34の先端縁
間の距離はタップ本体2を保持片34に前方から押し付
けたときにタップ本体2が保持片34を乗り越えて台座
11に当接する程度に設定されている。なお、ここでは
保持片34の先端縁間の距離のみについて説明したが、
上述のような条件を満たすには、ホルダ1を形成する材
料の特性や厚み寸法にも考慮する必要があるのはいうま
でもない。
【0025】位置決め壁31には保持片34に対応する
部位で抜き孔35が形成される。抜き孔35は保持片3
4の全長にわたって形成されており、したがって、位置
決め壁31の比較的広い範囲にわたって形成されてい
る。位置決め壁31は上述のように湾曲した断面形状を
有しているから、ホルダ1を製造する際に用いる成型用
の金型の製造に手間がかかるものであるが、位置決め壁
31に抜き孔35を形成したことによって湾曲部分が少
なくなり、結果的に金型において湾曲部分が少なくなっ
て金型製造の手数が低減する。つまり、金型の製造に要
する時間とコストとを低減することが可能になる。
【0026】上述したホルダ1は、位置決め壁31の開
放されている側が上側となるように被取付面に取着され
る。つまり、タップ本体2は位置決め壁31により落下
が防止される。永久磁石15を設けている場合には冷蔵
庫の外側面などを被取付面として用いることができ、ま
たねじを用いることによって壁面などを被取付面とする
ことができる。タップ本体2は上述したように台座11
の前方から押し付けることによってホルダ1に装着する
ことができるほか、台座11の上方(つまり位置決め壁
31の開放側)からスライドさせてホルダ1に装着する
こともできる。台座11の前面にはタップ本体2の後面
に設けた凹所に対応する部位で位置決めダボ18が突設
されており、台座11の上方からタップ本体2をスライ
ドさせるときには、位置決めダボ18が凹所に係合する
際にクリック感が生じるから、この感触によってホルダ
1の定位置にタップ本体2が装着されたことを知ること
ができる。
【0027】上述の例では、タップ本体2としてコンセ
ント口21が3個のものを例示してあり、この場合にタ
ップ本体2の外周形状と台座11の外周形状が略一致し
ているものであったが、コンセント口21が4個のタッ
プ本体2であっても幅寸法が等しく長さ寸法のみが異な
るように形成されたものであれば、本実施形態のホルダ
1を適用することができる。つまり、タップ本体2の長
手方向の一端部で位置決め壁31を開放しているから、
タップ本体2の長さ寸法にかかわらず共通のホルダ1を
用いることが可能になる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、コンセント口を備え
るとともに側面の一箇所から電源コードが引き出された
タップ本体を前面に重複させ後面を被取付面に当接させ
た形で被取付面に取着される台座と、台座の前面周縁か
らタップ本体の側面に沿う形で延長されタップ本体を台
座に対して位置決めする位置決め壁と、位置決め壁の一
部から延長されタップ本体を台座との間に挟持する保持
片とを有するものであり、タップ本体が被取付面に取着
する手段を備えていない場合でも、台座を被取付面に取
着するとともにタップ本体を台座と保持片との間に挟持
することで、タップ本体を被取付面に取着することが可
能になるという利点がある。
【0029】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、タップ本体における前面の長手方向に沿って配列さ
れた複数個のコンセント口を有するとともにタップ本体
の長手方向の一端部側面から電源コードが引き出され、
保持片がタップ本体の幅方向の両側部をそれぞれ台座と
の間に挟持するように一対設けられているものであり、
タップ本体の幅方向の両側部を台座と保持片との間で挟
持するから、タップ本体を台座に対して強固に固定する
ことができるという利点がある。
【0030】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、タップ本体における幅方向の両側部が互いに平行で
あって、位置決め壁におけるタップ本体の長手方向の他
端部に対応する部位が開放されているものであり、タッ
プ本体の長手方向において電源コードが引き出される部
位とは反対側で位置決め壁が開放されているから、台座
よりも長いタップ本体であっても保持することが可能に
なるという利点がある。たとえば、コンセント口が3個
のタップ本体に比較して4個のタップ本体では長手方向
の寸法が大きくなるが、位置決め壁の一部を開放してい
ることによって、どちらのタップ本体にも対応可能にな
る。
【0031】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、台座における被取付面側には、磁性
体の被取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持
用凹所が形成されているものであり、台座に永久磁石を
取り付けておけば被取付面が磁性体製であるときには台
座を簡単に取着することができるという利点がある。
【0032】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、台座には被取付面に螺入されるねじ
を挿通可能な少なくとも2個の取付孔が形成され、取付
孔のうちの1つはねじの頭部より大径の大径部とねじの
頭部より小径の小径部とを連続させた形状に形成されて
いるものであり、ねじによって被取付面に台座を強固に
固定することができるという利点がある。また、2個の
取付孔のうちの一方は、大径部と小径部とを連続させた
形状に形成されており、いわゆるだるま孔を形成してい
るから、被取付面に螺合させた1本のねじに対して引っ
掛けて取り付けることが可能であって、このような態様
では被取付面に対して容易に着脱することができるとい
う利点がある。
【0033】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、保持片が弾性材料により形成され、台座と保持片と
の間でタップ本体を保持する力が、タップ本体のコンセ
ント口からプラグを抜くのに必要な力よりも大きく設定
されているものであり、プラグを引き抜くときにタップ
本体を押さえなくてもタップ本体から台座から外れるこ
とがなく、プラグを片手で引き抜くことができるという
利点がある。
【0034】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、保持片が弾性材料により形成され、台座と保持片と
の間でタップ本体を保持する力が、電源コードに作用す
る外力によって電源コードが断線する力より小さくなる
ように設定されているものであり、電源コードを脚など
で引っ掛けたときにタップ本体が台座から外れるから、
電源コードの断線を防止することができるという利点が
ある。
【0035】請求項8の発明では、請求項2の発明にお
いて、タップ本体は幅方向の両側部における後面が前方
に向かって互いの距離を広げる形状に形成され、保持片
は弾性材料により形成されていて、両保持片の先端縁間
の距離はタップ本体の幅方向における最大幅よりも小さ
く設定されているものであり、タップ本体を保持片に押
し付けることによって、タップ本体の後面に保持片の先
端縁が当接して保持片の先端縁間の距離を広げることが
でき、タップ本体を台座に押し付けるように力を加える
だけでタップ本体を台座に取り付けることができるとい
う利点がある。
【0036】請求項9の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、位置決め壁が合成樹脂成形品であっ
てタップ本体の周面に沿って湾曲する断面形状を有し、
位置決め壁の一部には前後方向に貫通する抜き孔が形成
されているものであり、位置決め壁に抜き孔を形成して
いることによって、位置決め壁を成型する金型において
湾曲した形状に形成する部位を低減することができ、結
果的に金型の製造に要する時間を短縮することが可能に
なり、金型の製造コストの低減につながるという利点が
ある。
【0037】請求項10の発明は、請求項1または請求
項2の発明において、台座の前面にはタップ本体の後面
に形成されている凹所に係合する位置決めダボが突設さ
れているものであり、台座に設けた位置決めダボにタッ
プ本体に形成された凹所が係合するから、台座に対して
タップ本体が位置ずれするのを防止することができる。
しかも、タップ本体は保持片によって台座との間に挟持
されるから、タップ本体の凹所に台座の位置決めダボが
係合したときにはクリック感が生じ、タップ本体が台座
に対して正しい位置に取り付けられたことを確認するこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の使用例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上を示し、(a)は正面側の分解斜視図、
(b)は後面側の斜視図である。
【図3】同上を示し、(a)は正面図、(b)は断面
図、(c)は背面図、(d)は下面図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 タップ本体 11 台座 14 磁石保持用凹所 15 永久磁石 17a,17b 取付孔 17c 大径部 17d 小径部 18 位置決めダボ 21 コンセント口 31 位置決め壁 34 保持片 35 抜き孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンセント口を備えるとともに側面の一
    箇所から電源コードが引き出されたタップ本体を前面に
    重複させ後面を被取付面に当接させた形で被取付面に取
    着される台座と、台座の前面周縁からタップ本体の側面
    に沿う形で延長されタップ本体を台座に対して位置決め
    する位置決め壁と、位置決め壁の一部から延長されタッ
    プ本体を台座との間に挟持する保持片とを有することを
    特徴とするタップ用ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記タップ本体は前面の長手方向に沿っ
    て配列された複数個のコンセント口を有するとともに長
    手方向の一端部側面から電源コードが引き出され、前記
    保持片はタップ本体の幅方向の両側部をそれぞれ台座と
    の間に挟持するように一対設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のタップ用ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記タップ本体は幅方向の両側部が互い
    に平行であって、前記位置決め壁はタップ本体の長手方
    向の他端部に対応する部位が開放されていることを特徴
    とする請求項2記載のタップ用ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記台座における被取付面側には、磁性
    体の被取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持
    用凹所が形成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のタップ用ホルダ。
  5. 【請求項5】 前記台座には被取付面に螺入されるねじ
    を挿通可能な少なくとも2個の取付孔が形成され、取付
    孔のうちの1つはねじの頭部より大径の大径部とねじの
    頭部より小径の小径部とを連続させた形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のタ
    ップ用ホルダ。
  6. 【請求項6】 前記保持片は弾性材料により形成され、
    台座と保持片との間でタップ本体を保持する力は、タッ
    プ本体のコンセント口からプラグを抜くのに必要な力よ
    りも大きく設定されていることを特徴とする請求項5記
    載のタップ用ホルダ。
  7. 【請求項7】 前記保持片は弾性材料により形成され、
    台座と保持片との間でタップ本体を保持する力は、電源
    コードに作用する外力によって電源コードが断線する力
    より小さく設定されていることを特徴とする請求項5記
    載のタップ用ホルダ。
  8. 【請求項8】 前記タップ本体は幅方向の両側部におけ
    る後面が前方に向かって互いの距離を広げる形状に形成
    され、前記保持片は弾性材料により形成されていて、前
    記両保持片の先端縁間の距離は前記タップ本体の幅方向
    における最大幅よりも小さく設定されていることを特徴
    とする請求項2記載のタップ用ホルダ。
  9. 【請求項9】 前記位置決め壁は合成樹脂成形品であっ
    てタップ本体の周面に沿って湾曲する断面形状を有し、
    位置決め壁の一部には前後方向に貫通する抜き孔が形成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のタップ用ホルダ。
  10. 【請求項10】 前記台座の前面には前記タップ本体の
    後面に形成されている凹所に係合する位置決めダボが突
    設されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のタップ用ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003249319A (ja) * 2001-12-19 2003-09-05 Matsushita Electric Works Ltd テーブルタップ用ホルダー
JP2015162335A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 日本電信電話株式会社 固定治具
JP2015233016A (ja) * 2015-08-24 2015-12-24 ウエルシンジャパン株式会社 差込み位置の自由なテーブルタップ

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