JPH10134918A - マグネット式電線接続用アダプタ - Google Patents

マグネット式電線接続用アダプタ

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JPH10134918A
JPH10134918A JP30374296A JP30374296A JPH10134918A JP H10134918 A JPH10134918 A JP H10134918A JP 30374296 A JP30374296 A JP 30374296A JP 30374296 A JP30374296 A JP 30374296A JP H10134918 A JPH10134918 A JP H10134918A
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JP
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plug
adapter
receptacle
adapter half
terminal
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JP30374296A
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Inventor
Atsushi Kawai
淳 河合
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既設のコンセントに電気工事を施すことなくマ
グネットコンセントと同様の機能を与える。 【解決手段】マグネットの磁着力によって着脱自在に結
合される第1のアダプタ半体1と第2のアダプタ半体2
とを備える。第1のアダプタ半体1は、既設のコンセン
トに挿抜可能な栓刃31を有した第1のプラグ部1a
と、第2のアダプタ半体2に設けた端子ピン41を受け
る第1のレセプタクル部1bとを備える。第2のアダプ
タ半体2は、第1のレセプタクル部1bに着脱自在に接
続される端子ピン41を有した第2のプラグ部2aと、
プラグ3に設けたプラグ栓刃4が接続可能な第2のレセ
プタクル部2bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設のコンセント
とそのコンセントに接続可能なプラグとの間に介装さ
れ、プラグに接続した電線に張力が作用したときに電線
の断線前にコンセントとプラグとを切り離すことができ
るようにしたマグネット式電線接続用アダプタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電線に張力が作用したときに
電線の断線を防止したり、電線が接続されている電気機
器の転倒を防止したりするために、マグネット式電線接
続器が用いられている。たとえば、特開平6−2602
44号公報に記載されたマグネット式電線接続器は、従
来より多く用いられているコンセントに代えてマグネッ
トコンセントを用い、このマグネットコンセントに対し
て着脱自在なアダプタにプラグを接続する構成が記載さ
れている。つまり、アダプタは、従来より多く用いられ
ている平行に配置した平板状の一対のプラグ栓刃を受け
る刃受け部を備えるレセプタクル部と、刃受け部に電気
的に接続した端子ピンとを備えており、マグネットコン
セントに設けたピン受孔に対して端子ピンを挿入するよ
うに構成されている。また、マグネットコンセントには
マグネットに対して磁気的に結合された磁極板が設けら
れ、アダプタには磁極板との間で磁着力を作用させる磁
性体よりなる磁極片が設けられる。端子ピンはマグネッ
トコンセントに設けた端子部に対して先端部を弾接させ
ている。
【0003】したがって、マグネットコンセントとアダ
プタとの間に作用する磁着力(実際には磁着力から端子
ピンに作用する押圧力を差し引いた力)を、プラグ栓刃
を刃受け部から引き抜くのに要する引抜力よりも小さく
しておくことによって、プラグに接続された電線に張力
が作用したときに、プラグをアダプタから外すことなく
アダプタをマグネットコンセントから引き外すことがで
きるようになっている。つまり、上記磁着力を比較的小
さく設定しておけば、プラグに接続された電線に張力が
作用したときに電線が断線する前にプラグアダプタをプ
ラグコンセントから外し、電線の断線を防止することが
できるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように電線に張力が作用したときに電線の断線を防止す
るには、通常用いられているコンセントに代えて特殊形
状のマグネットコンセントを施工面に取り付けなければ
ならず、電気工事業者による施工が必要になる。つま
り、既設のコンセントにおいて上述のような機能を利用
するのは面倒であって、普及させるのが難しいという問
題がある。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、既設のコンセントに電気工事を施す
ことなくマグネットコンセントと同様の機能を与えるこ
とができるようにしたマグネット式電線接続用アダプタ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、既設のコンセントに挿抜可能で
あって引抜力が比較的大きい栓刃が突設された第1のプ
ラグ部を備えるとともに第1のプラグ部に電気的に接続
された端子部を有する第1のレセプタクル部を備える第
1のアダプタ半体と、第1のアダプタ半体に対して着脱
可能に結合されるアダプタ半体であって第1のレセプタ
クル部の端子部に電気的に接続可能な端子ピンが突設さ
れた第2のプラグ部を備えるとともに第2のプラグ部に
電気的に接続されかつ前記コンセントに挿抜可能なプラ
グに設けたプラグ栓刃を受ける刃受け部を有する第2の
レセプタクル部を備える第2のアダプタ半体とからな
り、第1のアダプタ半体と第2のアダプタ半体とは一方
に設けたマグネットと他方に設けた磁性体よりなる磁着
片との間に作用する磁着力によって前記引抜力よりも小
さい結合力で結合されているものである。この構成によ
れば、第1のアダプタ半体と第2のアダプタ半体とを磁
着力によって結合するとともに着脱自在に結合し、かつ
第1のアダプタ半体には既設のコンセントに接続可能な
第1のプラグ部を設け、第2のアダプタ半体にはプラグ
に設けたプラグ栓刃を受ける第2のレセプタクル部を設
けているので、既設のコンセントに電気工事を施すこと
なく、プラグとコンセントとの間に磁着力で結合される
部分を介在させることができるのである。つまり、プラ
グに接続された電線に張力が作用したときに、第1のア
ダプタ半体と第2のアダプタ半体とが分離されることに
よって、電線を断線させることなくプラグをコンセント
から引き外すことができるのであり、このような機能を
既設のコンセントに変更を加えることなく実現すること
ができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1のアダプタ半体が第1のプラグ部と第1のレセ
プタクル部とを一つの器体に備えるものである。この構
成によれば、既設のコンセントに対して第1のアダプタ
半体を取り付けておけば、従来のマグネットコンセント
と同様に扱うことが可能になる。請求項3の発明は、請
求項1の発明において、第1のアダプタ半体が並列に接
続された複数個の第1のレセプタクル部を備える器体
と、第1のプラグ部を備えたプラグケースとを別体に備
え、器体に設けた第1のレセプタクル部とプラグケース
に設けた第1のプラグ部とが電源コードを介して接続さ
れているものである。この構成では、コンセントの1つ
の口について複数個の第1のレセプタクル部を設けるこ
とができるから接続口数を増やすことができ、また第1
のレセプタクル部を備える器体と第1のプラグ部を備え
るプラグケースとを分離して電源コードにより接続して
いるから、家具などに隠れるコンセントを活用して必要
な場所で第1のレセプタクル部を用いることができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、第1のレセプタクル部が、器体に形
成したガイド凹所の底部に開口して第2のプラグ部の端
子ピンが挿入されるピン受孔を有し、第2のプラグ部が
ガイド凹所に嵌合する形状に形成されているものであ
る。この構成によれば、第1のアダプタ半体における第
1のレセプタクル部にガイド凹所を設け、第2のアダプ
タ半体における第2のプラグ部をガイド凹所に嵌合する
形状としているから、第2のプラグ部の端子ピンを第1
のレセプタクル部のピン受孔に導入しやすくなる。しか
も、ガイド凹所に第2のプラグ部が嵌合することによっ
て、端子ピンの突出方向に直交する面内の力を受けても
端子ピンのぐらつきを防止することができ、端子ピンと
端子部との接続状態が安定することになる。
【0009】請求項5の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、第1のレセプタクル部は第2のプラ
グ部の端子ピンが挿入されるピン受孔を器体に備え、器
体内に設けた端子部とピン受孔との間には端子ピンをピ
ン受孔に挿入したときに端子ピンの挿入力を受けてピン
受孔を開放する向きに移動する開閉体を備え、開閉体は
復帰ばねによりピン受孔を閉塞する向きにばね付勢され
ているものである。この構成によれば、第1のアダプタ
本体に第2のアダプタ本体を結合していない状態では開
閉体によってピン受孔が塞がれるから、第1のアダプタ
半体に異物やごみが入るのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本発明は、図1、図2に示すように、着
脱自在に結合される第1のアダプタ半体1と第2のアダ
プタ半体2とからなる。第2のアダプタ半体2は、従来
の技術として示した公報に記載されたアダプタと同様の
構成のものである。
【0011】第1のアダプタ半体1の器体10は、前面
側(図2の上面側)が開口するボディ11と、ボディ1
1の開口面に覆着され組立ねじ13を用いてボディ11
に結合されるカバー12とにより形成される。ボディ1
1およびカバー12は絶縁材料である合成樹脂により形
成される。ボディ11の中には4つの区画S1 〜S4
設けられている。中央部の2つの区画S1 ,S2 にはそ
れぞれ第1のプラグ部1aを構成する一対の栓刃31の
一部が収納され、栓刃31の残りの部分はボディ11の
後面から突出する。両栓刃31は平板状であって平行に
配置される。つまり、多く用いられている既設のコンセ
ントに接続可能となるように栓刃31が配置される。ま
た、区画S1 ,S2の並びの両側に形成された区画
3 ,S4 にはそれぞれマグネット14および一対の磁
極板15が収納される。つまり、磁極板15はマグネッ
ト14の両磁極に密着させてある。各栓刃31には第1
のレセプタクル部1bを形成する端子部としての端子板
32がそれぞれ結合される。
【0012】ところで、端子板32は、栓刃31に対し
てかしめ鋲33で結合される取付片32aと、前後方向
に可撓なばね部32bと、器体10の前面に略平行な受
け片32cとを一体に連続させた形状を有し、受け片3
2cには接点32dが固着されている。しかして、接点
32dに対して後述する端子ピン41の先端部を押し付
けるようにすれば、ばね部32bが撓むことによって端
子ピン41と接点32dとの間に接触圧が作用する。こ
こに、接点32dには銀ニッケル合金(いわゆる銀接
点)や金を用いる。
【0013】ところで、カバー12の前面にはガイド凹
所16が形成されている。ガイド凹所16の底面には端
子ピン41が挿入される略円形に開口する一対のピン受
孔17が貫設され、また、ピン受孔17の両側方には上
述した磁極板15の一部を露出させる各一対の貫通孔1
8が形成される。つまり、ピン受孔17の両側方にはそ
れぞれN極とS極とに磁化されている各一対の磁極板1
5の一部が露出することになる。さらに、ガイド凹所1
6の底面には両ピン受孔17の間で両磁極板15を結ぶ
方向に走る突片19が形成されている。
【0014】カバー12の後部には押さえ板51が取着
される。押さえ板51は、両側部に取付爪52を有し、
取付爪52をカバー12の内周面に設けた取付凹所(図
示せず)に凹凸係合させることによってカバー12に固
定される。押さえ板51には上述した接点32dとピン
受孔17とに中心がほぼ一致するように一対の貫通孔5
3が形成されている。カバー12と押さえ板51との間
には、カバー12の内底面に突設した軸部(図示せず)
を軸孔56に挿通することにより軸支された一対の開閉
体54a,54bと、開閉体54a,54bがピン受孔
17を覆う向きに開閉体54a,54bをばね付勢する
合成樹脂の板ばねである復帰ばね55とが配置される。
各開閉体54a,54bは軸孔56を中心として一対の
腕部57a,57bを有する形状に形成され、両開閉体
54a,54bの腕部57a,57bが突き合わされた
位置でピン受孔17を覆う。腕部57a,57bを突き
合わせたときに合わせ目となる部位には、ピン受孔17
を通して挿入される端子ピン41の挿入力を両腕部57
a,57bを引き離す向きの回転力に変換する摺接面5
8がそれぞれ形成されている。これら摺接面58は端子
ピン41による挿入力が作用すると、その挿入力を腕部
57a,57bが互いに離れる向きの力に変換してピン
受孔17を開放させるのである。
【0015】ところで、第2のアダプタ半体2は、図1
に示すように、ピン受孔17に挿入される一対の端子ピ
ン41を備える。また、端子ピン41を設けた第2のプ
ラグ部2aは、第1のアダプタ半体1に設けたガイド凹
所16に嵌合する形状に形成されている。したがって、
第1のアダプタ半体1に第2のアダプタ半体2を結合す
る際に端子ピン41とピン受孔17との位置合わせが容
易になり、かつ端子ピン41をピン受け孔17に対して
傾きなく滑らかに挿入することができる。第2のアダプ
タ半体2の器体20における磁極片15との対向面には
磁性体よりなる磁極板(図示せず)が取り付けられてお
り、端子ピン41をピン受孔17に挿入した状態で、磁
極板と磁極片15との間に磁着力が作用することによっ
て、第1のアダプタ半体1と第2のアダプタ半体2とが
互いに結合されるようになっている。この磁着力は端子
ピン41が端子板32から受ける反力よりも大きく、か
つ栓刃4をコンセントに接続したときにプラグ3を引き
抜くのに要する引抜力よりは十分に小さく設定してあ
る。
【0016】第2のアダプタ半体2の器体20には、プ
ラグ3に設けた一対のプラグ栓刃4が挿入される刃受け
部が納装される。この刃受け部は、プラグ栓刃4に形成
されている係合孔4aが係合可能な抜止突起を有してい
る。しかして、器体20にはプラグ栓刃4が挿入される
弧状に形成された一対の栓刃挿入口21が形成され、プ
ラグ栓刃4を栓刃挿入口21に挿入すれば、係合孔4a
が抜止突起に係合する位置と係合状態の解除される位置
との間でプラグ3を回動させることが可能になってい
る。つまり、第2のレセプタクル部2bは栓刃挿入口2
1および刃受け部を備える。
【0017】この構成によれば、栓刃挿入口21にプラ
グ栓刃4を挿入した後に回転させることによってプラグ
栓刃4に設けた係止孔4aを刃受け部に設けた係止突起
に係合させることができ、その状態ではプラグ栓刃4の
抜止がなされるから、第2のアダプタ半体2に対するプ
ラグ3の結合強度が大きくなり、プラグ3に接続された
電線5に張力が作用したときに、その力を第1のアダプ
タ半体1と第2のアダプタ半体2との磁着部位に確実に
伝達することができる。
【0018】以上の構成によって、第1のアダプタ半体
1を既設のコンセントに接続し、第2のアダプタ半体2
にプラグ3を接続しておけば、プラグ3に接続された電
線5に張力が作用したときに第1のアダプタ半体1から
第2のアダプタ半体2を切り離して電線5の断線を防止
することができるのである。上述の実施形態では、第1
のアダプタ半体1の器体10に両側方に張り出した肩部
6を設けてあり、第1のアダプタ半体1から第2のアダ
プタ半体2を切り離す際に肩部6を手で押さえることに
よって第1のアダプタ半体1をコンセントから引き抜く
向きの力が作用するのを防止することができるようにし
てあるが、この肩部6はとくに必要ではなく、図3に示
すように、肩部6を設けない構成を採用してもよい。
【0019】(実施形態2)本実施形態は、図4、図5
に示すように、第1のアダプタ半体1が、器体10とプ
ラグケース30とに分離されているものである。また、
器体10には第1のレセプタクル部1bが複数個(図示
例では3個)設けられており、第1のレセプタクル部1
bの端子板32は互いに並列接続されている。また、プ
ラグケース30には栓刃31が設けられ、端子板32と
栓刃31とは電源コード35を介して接続されている。
ここで、複数個の端子板32を互いに接続するために一
対の接続板34を器体10に納装してあり、この接続板
34の端部に電源コード35を接続してある。他の構成
は実施形態1と同様であって、同符号を付した部材は同
機能を有する。また、図6に示すように、器体10の長
さを短縮することが可能である。
【0020】この構成によれば、既設のコンセントには
プラグケース30に設けた栓刃31を接続すればよく、
電源コード35によって第1のプラグ部1aと第1のレ
セプタクル部1bとを分離して配置することができるか
ら、第1のレセプタクル部1bの位置に制約が少なくな
り、家具などに隠れたコンセントも利用可能になる。さ
らに、第1のレセプタクル部1bを複数個設けているか
ら、接続口数を増やすことが可能になる。他の構成およ
び動作は実施形態1と同様である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、既設のコンセントに
挿抜可能であって引抜力が比較的大きい栓刃が突設され
た第1のプラグ部を備えるとともに第1のプラグ部に電
気的に接続された端子部を有する第1のレセプタクル部
を備える第1のアダプタ半体と、第1のアダプタ半体に
対して着脱可能に結合されるアダプタ半体であって第1
のレセプタクル部の端子部に電気的に接続可能な端子ピ
ンが突設された第2のプラグ部を備えるとともに第2の
プラグ部に電気的に接続されかつ前記コンセントに挿抜
可能なプラグに設けたプラグ栓刃を受ける刃受け部を有
する第2のレセプタクル部を備える第2のアダプタ半体
とからなり、第1のアダプタ半体と第2のアダプタ半体
とは一方に設けたマグネットと他方に設けた磁性体より
なる磁着片との間に作用する磁着力によって前記引抜力
よりも小さい結合力で結合されているものであり、第1
のアダプタ半体と第2のアダプタ半体とを磁着力によっ
て結合するとともに着脱自在に結合し、かつ第1のアダ
プタ半体には既設のコンセントに接続可能な第1のプラ
グ部を設け、第2のアダプタ半体にはプラグに設けたプ
ラグ栓刃を受ける第2のレセプタクル部を設けているの
で、既設のコンセントに電気工事を施すことなく、プラ
グとコンセントとの間に磁着力で結合される部分を介在
させることができるという利点がある。つまり、プラグ
に接続された電線に張力が作用したときに、第1のアダ
プタ半体と第2のアダプタ半体とが分離されることによ
って、電線を断線させることなくプラグをコンセントか
ら引き外すことができるのであり、このような機能を既
設のコンセントに変更を加えることなく実現することが
できるという利点がある。
【0022】請求項2の発明のように、第1のアダプタ
半体が第1のプラグ部と第1のレセプタクル部とを一つ
の器体に備えるものでは、既設のコンセントに対して第
1のアダプタ半体を取り付けておけば、従来のマグネッ
トコンセントと同様に扱うことが可能になるという利点
がある。請求項3の発明のように、第1のアダプタ半体
が並列に接続された複数個の第1のレセプタクル部を備
える器体と、第1のプラグ部を備えたプラグケースとを
別体に備え、器体に設けた第1のレセプタクル部とプラ
グケースに設けた第1のプラグ部とが電源コードを介し
て接続されているものでは、コンセントの1つの口につ
いて複数個の第1のレセプタクル部を設けることができ
るから接続口数を増やすことができ、また第1のレセプ
タクル部を備える器体と第1のプラグ部を備えるプラグ
ケースとを分離して電源コードにより接続しているか
ら、家具などに隠れるコンセントを活用して必要な場所
で第1のレセプタクル部を用いることができるという利
点がある。
【0023】請求項4の発明のように、第1のレセプタ
クル部が、器体に形成したガイド凹所の底部に開口して
第2のプラグ部の端子ピンが挿入されるピン受孔を有
し、第2のプラグ部がガイド凹所に嵌合する形状に形成
されているものでは、第1のアダプタ半体における第1
のレセプタクル部にガイド凹所を設け、第2のアダプタ
半体における第2のプラグ部をガイド凹所に嵌合する形
状としているから、第2のプラグ部の端子ピンを第1の
レセプタクル部のピン受孔に導入しやすくなるという利
点がある。しかも、ガイド凹所に第2のプラグ部が嵌合
することによって、端子ピンの突出方向に直交する面内
の力を受けても端子ピンのぐらつきを防止することがで
き、端子ピンと端子部との接続状態が安定することにな
るという利点がある。
【0024】請求項5の発明のように、第1のレセプタ
クル部は第2のプラグ部の端子ピンが挿入されるピン受
孔を器体に備え、器体内に設けた端子部とピン受孔との
間には端子ピンをピン受孔に挿入したときに端子ピンの
挿入力を受けてピン受孔を開放する向きに移動する開閉
体を備え、開閉体は復帰ばねによりピン受孔を閉塞する
向きにばね付勢されているものでは、第1のアダプタ本
体に第2のアダプタ本体を結合していない状態では開閉
体によってピン受孔が塞がれるから、第1のアダプタ半
体に異物やごみが入るのを防止することができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す一部破断した斜視図
である。
【図2】同上に用いる第1のアダプタ半体を示す分解斜
視図である。
【図3】同上の他の形状を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す一部破断した斜視図
である。
【図5】同上に用いる第1のアダプタ半体を示す分解斜
視図である。
【図6】同上の他の形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のアダプタ半体 1a 第1のプラグ部 1b 第1のレセプタクル部 2 第2のアダプタ半体 2a 第2のプラグ部 2b 第2のレセプタクル部 3 プラグ 4 プラグ栓刃 10 器体 14 マグネット 16 ガイド凹所 17 ピン受孔 30 プラグケース 31 栓刃 32 端子板 35 電源コード 41 端子ピン 54a,54b 開閉体 55 復帰ばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設のコンセントに挿抜可能であって引
    抜力が比較的大きい栓刃が突設された第1のプラグ部を
    備えるとともに第1のプラグ部に電気的に接続された端
    子部を有する第1のレセプタクル部を備える第1のアダ
    プタ半体と、第1のアダプタ半体に対して着脱可能に結
    合されるアダプタ半体であって第1のレセプタクル部の
    端子部に電気的に接続可能な端子ピンが突設された第2
    のプラグ部を備えるとともに第2のプラグ部に電気的に
    接続されかつ前記コンセントに挿抜可能なプラグに設け
    たプラグ栓刃を受ける刃受け部を有する第2のレセプタ
    クル部を備える第2のアダプタ半体とからなり、第1の
    アダプタ半体と第2のアダプタ半体とは一方に設けたマ
    グネットと他方に設けた磁性体よりなる磁着片との間に
    作用する磁着力によって前記引抜力よりも小さい結合力
    で結合されることを特徴とするマグネット式電線接続用
    アダプタ。
  2. 【請求項2】 第1のアダプタ半体は第1のプラグ部と
    第1のレセプタクル部とを一つの器体に備えることを特
    徴とする請求項1記載のマグネット式電線接続用アダプ
    タ。
  3. 【請求項3】 第1のアダプタ半体は並列に接続された
    複数個の第1のレセプタクル部を備える器体と、第1の
    プラグ部を備えたプラグケースとを別体に備え、器体に
    設けた第1のレセプタクル部とプラグケースに設けた第
    1のプラグ部とが電源コードを介して接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のマグネット式電線接続用
    アダプタ。
  4. 【請求項4】 第1のレセプタクル部は、器体に形成し
    たガイド凹所の底部に開口して第2のプラグ部の端子ピ
    ンが挿入されるピン受孔を有し、第2のプラグ部はガイ
    ド凹所に嵌合する形状に形成されていることを特徴とす
    る請求項2または請求項3記載のマグネット式電線接続
    用アダプタ。
  5. 【請求項5】 第1のレセプタクル部は第2のプラグ部
    の端子ピンが挿入されるピン受孔を器体に備え、器体内
    に設けた端子部とピン受孔との間には端子ピンをピン受
    孔に挿入したときに端子ピンの挿入力を受けてピン受孔
    を開放する向きに移動する開閉体を備え、開閉体は復帰
    ばねによりピン受孔を閉塞する向きにばね付勢されてい
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載のマグ
    ネット式電線接続用アダプタ。
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