JP2000243514A - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JP2000243514A
JP2000243514A JP11037792A JP3779299A JP2000243514A JP 2000243514 A JP2000243514 A JP 2000243514A JP 11037792 A JP11037792 A JP 11037792A JP 3779299 A JP3779299 A JP 3779299A JP 2000243514 A JP2000243514 A JP 2000243514A
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Tetsuya Shinozaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け作業性に優れたジョイントコネクタを
提供する。 【解決手段】 雌コネクタハウジング20とジョイント
ハウジング30との嵌合状態には、互いにより浅く嵌合
する仮嵌合状態と、それよりも深く嵌合して両端子3
2,40が接続する本嵌合状態との2つの嵌合状態が設
けられている。雌コネクタハウジング20の底面には治
具挿入口25が開口されており、この治具挿入口25は
仮嵌合状態においては開放され、本嵌合状態においては
ジョイントハウジング30に備えられた挿入口閉鎖部3
5により閉塞される。仮嵌合状態においてキャビティ2
1に装着された雌側端子金具40を抜き出す場合には、
開放状態にある治具挿入口25から係合解除用治具51
を挿入し、ランス22の係合解除操作を行うことによ
り、雌形端子金具40を抜き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジョイントコネクタとして、実開
平2−61083号公報に記載されたものが知られてい
る。このジョイントコネクタ1は、図13及び図14に
示すように、ジョイント端子2を備えたジョイントハウ
ジング3と、雌側端子金具4(これに接続される電線は
図示が省略されている。)を収容する雌側コネクタハウ
ジング5とを備えており、両ハウジング3,5は互いに
嵌合可能とされている。雌側コネクタハウジング5の内
部には雌側端子金具4を収容可能なキャビティ6が複数
個設けられており、キャビティ6内に雌側端子金具4が
挿入されるとキャビティ6の底面に設けられたランス7
が弾性的に係合してその雌側端子金具4を抜止保持する
ようになっている。この両ハウジング3,5の嵌合状態
には、より浅い位置で嵌合する仮嵌合状態(図13参
照)と、それよりも深い位置で嵌合して両端子2,4が
接続される本嵌合状態(図14参照)との2つの嵌合状
態が設けられている。組付け作業においては、両ハウジ
ング3,5を仮嵌合状態として一体化して所定の作業場
所へ運搬できるため、作業性が良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各キャビテ
ィ6には使用形態に応じて選択的に雌側端子金具4が装
着されるが、組付け作業においては装着が予定されない
雌側端子金具4を誤ってキャビティ6内に装着してしま
うことがある。こうした事態が正規の嵌合状態にする前
に発見された場合には、誤って挿入した雌側端子金具4
を抜き取って、正しいものに入れ替えをしなければなら
ない。そのような場合に、上記のものでは、まず両ハウ
ジング3,5を離脱させ、雌側コネクタハウジング5の
前面側を開放させる作業がなされる。その後、この開口
から係合解除用治具を挿入してランス7を解離方向に撓
み操作し、ランス7と雌側端子金具4との係合を外しつ
つ、雌側端子金具4を抜き取る。そして、改めて正しい
雌側端子金具4を挿入した後、再び両ハウジング3,5
を嵌合させる、という煩雑な作業が必要となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、組付け作業性に優れたジョイントコネクタを提供す
るところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るジョイントコネクタは、相手
側のジョイント端子に連結可能な雌側端子金具と、この
雌側端子金具を収容可能かつ雌側端子金具に弾性的に係
合して抜止保持する弾性係止片を設けたキャビティを備
えた雌側コネクタハウジングと、前記雌側端子金具の複
数間を短絡させるジョイント端子と、このジョイント端
子を備えかつ前記雌側コネクタハウジングと互いに嵌合
可能なジョイントハウジングとを備えたジョイントコネ
クタであって、前記雌側コネクタハウジングの外壁で前
記弾性係止片の近くには、前記両ハウジングが嵌合され
た状態で、前記雌側端子金具に対する前記弾性係止片の
係合を解離操作可能とする治具が挿入される治具挿入口
が形成されているところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記両ハウジングの嵌合状態には、より浅い
位置で嵌合する仮嵌合状態と、それよりも深い位置で嵌
合して前記両端子金具間が接続している本嵌合状態との
二つの嵌合状態が設けられており、前記ジョイントハウ
ジングには、前記両ハウジングが前記仮嵌合状態にある
ときに前記治具挿入口を開放し、前記両ハウジングが前
記本嵌合状態にあるときに前記治具挿入口を閉塞する挿
入口閉鎖部が設けられているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記挿入口閉鎖部には、前記
両ハウジングの嵌合操作に伴って、前記弾性係止片が撓
み変形する撓み空間に挿入されて、前記弾性係止片の撓
み変形を規制する撓み規制部が設けられているところに
特徴を有する。また、前記治具挿入口からは、前記キャ
ビティ内に収容された前記雌側端子金具に対する導通検
査用治具を挿入して、その導通検査用治具と前記雌側端
子金具との電気的接触が可能としても良い。このような
構成にすれば、治具挿入口を利用して雌側端子金具の導
通検査を行うことができる。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、両
ハウジングが嵌合された状態にあっても、治具挿入口よ
り解除治具を挿入して、弾性係止片を解離操作すれば、
雌側端子金具の抜き取り作業を行うことができる。した
がって、作業性が向上する。
【0008】請求項2の発明によれば、両ハウジングを
仮嵌合状態から本嵌合状態に移行させると、治具挿入口
が挿入口閉鎖部によって閉塞されるため作業性が良好で
ある。
【0009】請求項3の発明によれば、両ハウジングの
嵌合操作に伴って弾性係止片の撓み変形が規制されるた
め雌側端子金具が確実に抜止めされる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1〜図10を参照して説明する。本実施形態のジ
ョイントコネクタ10は、複数の雌側端子金具40を収
容する雌側コネクタハウジング20と、雌側端子金具4
0に連結可能なジョイント端子32を備えたジョイント
ハウジング30とを備えている。両ハウジング20,3
0は、互いに嵌合可能とされている。なお、以下の説明
において、両ハウジング20,30が互いに相手側ハウ
ジングに嵌合する側を前側とする。
【0011】雌側コネクタハウジング20は、合成樹脂
材により前後に開口する箱形に形成されており、その内
部は区画壁24により前後に区画されている。この区画
壁24より後側には、雌側端子金具40を個別に収容可
能なキャビティ21が左右方向に4個並設されており、
各キャビティ21内には後方に開口する端子挿入口21
Aより雌側端子金具40を挿入可能とされている。ま
た、区画壁24には各キャビティ21のそれぞれにタブ
挿入口24Aが設けられ、後述するジョイント端子32
のタブ34が各タブ挿入口24Aを通してキャビティ2
1内に挿入されるようになっている。
【0012】各キャビティ21の底面には、中央から前
方に向けて片持ち状に延出するランス22が一体に成形
されており、このランス22は下方に形成された撓み空
間23へ弾性変形可能とされている。また、ランス22
の先端には、キャビティ21内に突出する係止突部22
Aが設けられており、雌側端子金具40に係合してその
雌側端子金具40を抜止保持できるようになっている。
【0013】雌側コネクタハウジング20の底面には、
外側からキャビティ21の下方、撓み空間23の前方の
空間に連通する治具挿入口25が計4個設けられてい
る。各治具挿入口25は方形をなしており、後述する導
通検査用のプローブ50及びランス22の係合解除用治
具51の挿入を許容する大きさとされている。
【0014】区画壁24の前側には、筒状に形成される
嵌合部26が備えられており、この嵌合部26内にはジ
ョイントハウジング30を嵌入可能とされている。ま
た、嵌合部26の底面からは左右一対の案内片28が突
設されており(図4を参照)、この案内片28を後述す
るジョイントハウジング30に凹設されている案内溝3
1(図3を合わせて参照)に嵌め込むことでジョイント
ハウジング30を嵌合部26内に円滑に導き入れること
ができるとともに、両ハウジング20,30が上下逆方
向に嵌合されることを防止している。また、嵌合部26
の底面にはロック孔27が方形に開口されており、この
ロック孔27の前側孔縁から嵌合部26底面の前端縁ま
での部分は係止部29とされている。このロック孔27
及び係止部29には、後述するようにジョイントハウジ
ング30に備えられたロック突部37A及び突起38が
係合可能とされている。
【0015】雌側コネクタハウジング20に収容される
雌側端子金具40は、導電性の金属板材を折り曲げ加工
して形成されている(図7参照)。この雌側端子金具4
0の前側には、後記するタブ34を連結可能な角筒状の
連結部41が備えられており、この連結部41内にはタ
ブ34に弾性的に接触する弾性接触片42が設けられて
いる。また、連結部41の底面には、ランス22の係止
突部22Aと係合可能なランス係合孔44が設けられて
いる。さらに、連結部41の後端側にはバレル部43が
備えられており、ここには電線45の端末がかしめ接続
されている。
【0016】一方、ジョイントハウジング30は、合成
樹脂材により略箱形に形成されており、その外径は嵌合
部26の内径より僅かに小さくされている。ジョイント
ハウジング30の底面には、左右一対の案内溝31が凹
設されており、前述のようにこの案内溝31に案内片2
8を嵌め込んで、ジョイントハウジング30全体を嵌合
部26内に導き入れることができる。
【0017】ジョイントハウジング30の底面には、ロ
ック片37が後方へ向けて片持ち状に一体成形されてい
る。このロック片37は、上下方向に弾性変形可能とさ
れており、下方に突出するロック突部37Aが備えられ
ている。また、このロック片37の付け根付近には下方
へ楔状に突出するごく小さな突起38が一対設けられて
いる。ここで、両ハウジング20,30の嵌合状態に
は、ジョイントハウジング30が嵌合部26に対してよ
り浅い位置で嵌合する仮嵌合状態(図6参照)と、それ
よりも深い位置で嵌合する本嵌合状態(図9参照)の2
つの嵌合状態が設けられており、仮嵌合状態においては
ロック突部37Aと突起38との間に係止部29が係合
する。また、本嵌合状態においてはジョイントハウジン
グ30の前面が区画壁24に突き当たるとともに、ロッ
ク突部38がロック孔27の内側に係合する。
【0018】また、ジョイントハウジング30には、ジ
ョイント端子32が圧入されて一体となっている。この
ジョイント端子32は、導電性の金属板材により形成さ
れており、ジョイントハウジング30内に圧入された基
部33より、4本のタブ34が雌側コネクタハウジング
20側へ整列して突設されている。両ハウジング20,
30が仮嵌合状態にあるときには、各タブ34はキャビ
ティ21内には突出せず、キャビティ21内の雌側端子
金具40とは接触しない。また、両ハウジング20,3
0が本嵌合状態にあるときには、各タブ34はそれぞれ
タブ挿入口24Aを貫通してキャビティ21内に突出
し、キャビティ21内の雌側端子金具40と連結される
ことで各雌側端子金具40間がジョイント端子32を介
して短絡されるようになっている。
【0019】ジョイントハウジング30の底面からは、
雌側コネクタハウジング20側へ4片の板状の挿入口閉
鎖部35が突設されている。各挿入口閉鎖部35は、各
治具挿入口25の位置に対応しており、仮嵌合状態にお
いては治具挿入口25を開放し、本嵌合状態においては
治具挿入口25を閉塞するように設定されている。ま
た、挿入口閉鎖部35の先端は撓み規制部36とされて
おり、仮嵌合状態ではランス22の前方に位置するもの
の、本嵌合状態においては対応するランス22の撓み空
間23内に進入してランス22の撓み変形を規制する。
【0020】次に、本実施形態のジョイントコネクタの
組付け手順について説明する。まず、ジョイントハウジ
ング30を嵌合部26内に嵌入していく。すると、突起
38が係止部29に突き当たって嵌合部26内に入り込
み、係止部29が外側に押されて僅かに撓み変形する。
さらにジョイントハウジング30を押し込んでいき突起
38がロック孔27の孔縁に至ると、係止部29が復元
するとともに、係止部29が突起38とロック突部37
Aとの間に入り込んで係合し、両ハウジング20,30
が仮嵌合状態に保持される(図6参照)。このとき、治
具挿入口25は開放された状態にある。
【0021】このように両ハウジング20,30を仮嵌
合状態として、所定の作業場所へ一体に運搬できるた
め、両ハウジング20,30を別個に運搬する場合と比
較して作業性が良好である。また、この仮嵌合状態にお
いては、ジョイントコネクタ30から突出するジョイン
ト端子32が外部に露出しないため、ジョイント端子3
2の変形・破損が防止される。
【0022】次に、雌側端子金具40を所定のキャビテ
ィ21に挿入する。すると、ランス22の係止突部22
Aが連結部41の底面に当接して、ランス22が下方の
撓み空間23に撓み変形する。雌側端子金具40が正規
の位置まで押し込まれると、ランス22が復元するとと
もに係止突部22Aがランス係合孔44の内側に係合
し、雌側端子金具40がキャビティ21内に抜止保持さ
れる(図7参照)。
【0023】続いて、各キャビティ21に正しい雌側端
子金具40が挿入されたか否かを調べるために導通検査
を行う。この導通検査には導電性金属材よりなる棒状の
プローブ50が用いられる。プローブ50の先端部は図
示しないスプリングにより常に突出方向に付勢されてお
り、この先端部を雌側端子金具40の壁面に対し弾性的
に押し当てることにより両者が電気的に接続される。こ
のプローブ50は、図示しない導通検査用回路と接続さ
れており、これによってキャビティ21内の雌側端子金
具40とその雌側端子金具40に接続された電線45の
他端側に接続された電気機器等(図示しない)との導通
状態が検出されるようになっている。前述のように両ハ
ウジング20,30が仮嵌合状態にあるときには各治具
挿入口25が開放されており、プローブ50はこれらの
各治具挿入口25から垂直に雌側コネクタハウジング2
0内に挿入され、キャビティ21内の雌側端子金具40
に押し当てられる。
【0024】上記のようにして導通検査を行った結果、
キャビティ21に誤った雌側端子金具40が挿入された
ことが判明した場合には、両ハウジング20,30を仮
嵌合状態としたまま、その雌側端子金具40の抜き取り
作業を行う。雌側端子金具40の抜き取り作業には、ラ
ンス22の係合を解除するための棒状の係合解除用治具
51を用いる。この係合解除用治具51を開放されてい
る治具挿入口25から雌側コネクタハウジング20内に
斜めに挿入してランス22の先端に引掛け、ランス22
を下方に押し下げて、係止突部22Aとランス係合孔4
4との係合を解除した後、雌側端子金具40をキャビテ
ィ21から抜き出す。こうして誤った雌側端子金具40
を抜き出したら、次に正規の雌側端子金具40をそのキ
ャビティ21に挿入する。
【0025】さて、以上のようにして、各キャビティ2
1に予定通りに雌側端子金具40が挿入されたことを確
認したところで、仮嵌合状態のジョイントハウジング3
0を雌側コネクタハウジング20側へさらに押し込む。
すると、ロック突部37Aが係止部29により嵌合部2
6の内側へ押し込まれ、ロック片37が上方に弾性変形
する。そのままジョイントハウジング30を押し込み、
ロック突部37Aがロック孔27に至ると、ロック片3
7が復元するとともにロック突部37Aがロック孔27
の内側に入り込んで係合し、両ハウジング20,30が
本嵌合状態に保持される(図9参照)。このとき、タブ
34が連結部41に連結して両端子金具32,40が接
続され、各雌側端子金具40間がジョイント端子32を
介して短絡される。さらに、この押し込み操作のときに
は、挿入口閉鎖部35が治具挿入口25を閉鎖するよう
に移動するとともに、撓み規制部36が撓み空間23に
挿入されることで、ランス22の撓み規制がなされるよ
うになっている。
【0026】なお、上記のように両ハウジング20,3
0を仮嵌合状態から本嵌合状態に移行させる際、雌側端
子金具40が正規位置に達していない半挿入状態にあっ
た場合には、ランス22が撓み空間23に弾性変形した
状態にあるため、図10に示すように撓み規制部36の
先端がランス22に当接し、それ以上の挿入ができな
い。これにより雌側端子金具40の半挿入状態が検知さ
れるため、この場合にはその雌側端子金具40を正規位
置まで押し込んでから、再びジョイントハウジング30
を嵌合部26に押し込む。なお、雌側端子金具40の半
挿入状態は、治具挿入口25を通してキャビティ21内
を目視することによっても確認できる。
【0027】以上のように、本実施形態によれば、両ハ
ウジング20,30が仮嵌合状態にあっても、両者を離
脱することなく雌側端子金具40の抜き取り作業ができ
るため作業性が向上する。また、両ハウジング20,3
0を仮嵌合状態から本嵌合状態に移行させると、治具挿
入口25が挿入口閉鎖部35によって閉塞されるため作
業性が良好である。さらに、両ハウジング20,30の
嵌合操作に伴って、撓み規制部36によりランス22の
撓み変形が規制されるため雌側端子金具40が確実に抜
止めされる。この撓み規制部36は、挿入口閉鎖部35
と共通の部材であるから、構造が簡単である。また、治
具挿入口25を利用して雌側端子金具40の導通検査を
行うことができる。
【0028】〈他の実施形態〉本発明は上記の記述及び
図面によって説明した実施の形態に限定されるものでは
なく、例えば次のような実施の形態も本発明の技術的範
囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、雌側コネクタハウジング20
内にキャビティ21を4個並設したものを示したが、キ
ャビティの個数は4個に限定されない。また、例えばキ
ャビティを上下2段に形成して治具挿入口を雌側コネク
タハウジングの上下面に設けても良い。 (2)上記実施形態では、4片の挿入口閉鎖部35が各
治具挿入口25を個別に閉塞するようにしたが、雌側コ
ネクタハウジングの外面から一括して閉塞するようにし
ても良い。例えば、図11及び図12に示したジョイン
トコネクタ70では、ジョイントハウジング71側にフ
ード状の嵌合部72が設けられており、この嵌合部72
内に雌側コネクタハウジング73が嵌入されるようにな
っている。この実施形態では、嵌合部72の底面が挿入
口閉鎖部74とされており、両ハウジング71,73を
本嵌合状態とすることにより、治具挿入口75が雌側コ
ネクタハウジング73の外側から一括して閉塞される。
また、撓み規制部76は、挿入口閉鎖部74とは、別に
設けられているがこのようにしても良い。なお、この実
施形態では、雌側コネクタハウジング73の上部に突起
38とロック突部37Aとが突設されており、ジョイン
トハウジング71の嵌合部72にロック孔27と係止部
29とが設けられている。それぞれの機能については、
第1実施形態と同様なので重複する記載を避けるために
省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるジョイントコネクタの側
面図
【図2】ジョイントコネクタの底面図
【図3】ジョイントハウジングの正面図
【図4】雌側コネクタハウジングの正面図
【図5】ジョイントコネクタの側断面図
【図6】ジョイントコネクタが仮嵌合状態にあるときの
側断面図
【図7】ジョイントコネクタに雌側端子金具を装着した
ときの側断面図
【図8】ランスの係合解除操作を示す側断面図
【図9】ジョイントコネクタが本嵌合状態にあるときの
側断面図
【図10】半挿入検知の様子を示す側断面図
【図11】他の実施形態におけるジョイントコネクタが
仮嵌合状態にあるときの側断面図
【図12】ジョイントコネクタが本嵌合状態にあるとき
の側断面図
【図13】従来例におけるジョイントコネクタが仮嵌合
状態にあるときの側断面図
【図14】従来例におけるジョイントコネクタが本嵌合
状態にあるときの側断面図
【符号の説明】
10…ジョイントコネクタ 20…雌側コネクタハウジング 21…キャビティ 22…ランス(弾性係止片) 23…撓み空間 25…治具挿入口 30…ジョイントハウジング 32…ジョイント端子 33…基部 34…タブ 35…挿入口閉鎖部 36…撓み規制部 40…雌側端子金具 41…連結部 50…プローブ(導通検査用治具) 51…係合解除用治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側のジョイント端子に連結可能な雌
    側端子金具と、この雌側端子金具を収容可能かつ雌側端
    子金具に弾性的に係合して抜止保持する弾性係止片を設
    けたキャビティを備えた雌側コネクタハウジングと、前
    記雌側端子金具の複数間を短絡させるジョイント端子
    と、このジョイント端子を備えかつ前記雌側コネクタハ
    ウジングと互いに嵌合可能なジョイントハウジングとを
    備えたジョイントコネクタであって、 前記雌側コネクタハウジングの外壁で前記弾性係止片の
    近くには、前記両ハウジングが嵌合された状態で、前記
    雌側端子金具に対する前記弾性係止片の係合を解離操作
    可能とする治具が挿入される治具挿入口が形成されてい
    ることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記両ハウジングの嵌合状態には、より
    浅い位置で嵌合する仮嵌合状態と、それよりも深い位置
    で嵌合して前記両端子金具間が接続している本嵌合状態
    との二つの嵌合状態が設けられており、前記ジョイント
    ハウジングには、前記両ハウジングが前記仮嵌合状態に
    あるときに前記治具挿入口を開放し、前記両ハウジング
    が前記本嵌合状態にあるときに前記治具挿入口を閉塞す
    る挿入口閉鎖部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記挿入口閉鎖部には、前記両ハウジン
    グの嵌合操作に伴って、前記弾性係止片が撓み変形する
    撓み空間に挿入されて、前記弾性係止片の撓み変形を規
    制する撓み規制部が設けられていることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のジョイントコネクタ。
JP03779299A 1999-02-16 1999-02-16 ジョイントコネクタ Expired - Fee Related JP3433690B2 (ja)

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