JP2000352531A - 感熱式流量センサ - Google Patents

感熱式流量センサ

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JP2000352531A JP11163927A JP16392799A JP2000352531A JP 2000352531 A JP2000352531 A JP 2000352531A JP 11163927 A JP11163927 A JP 11163927A JP 16392799 A JP16392799 A JP 16392799A JP 2000352531 A JP2000352531 A JP 2000352531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量検出素子のダイアフラムの強度を高め、
信頼性の高い流量センサを得る。 【解決手段】 流量検出用ダイアフラム13a〜13c
が被計測流体の流れの方向Aに直交する方向に並んで設
けられている。それぞれの流量検出用ダイアフラム13
a〜13cは、その長辺の長さが短辺の長さの2倍以上
に形成され、かつ、その長辺が被計測流体の流れの方向
Aに沿うようにように配置されている。さらに、それぞ
れの流量検出用ダイアフラム13a〜13cには、発熱
抵抗体4a〜4cと測温抵抗体6a〜6c、7a〜7c
とが被計測流体の流れの方向Aに並んで設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱体を備え、発熱
体あるいは発熱体によって加熱された部分から、流体へ
の熱伝達現象に基づいて流体の流速あるいは流量を計測
する流量検出素子及び流量センサに関するものであり、
例えば内燃機関の吸入空気量を計測する場合等に用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】図15および図16はそれぞれ例えば特
開平4−230808号公報に記載された従来の流量検
出素子を示す平面図および側断面図である。なお、特開
平4−230808号公報では、流量検出素子はダイア
フラムセンサと記載されている。図15および図16に
おいて、101はシリコン半導体よりなる平板状基板で
あり、この平板状基板101の背面中央部には例えば異
方性エッチングにより表面にまで到達しない台形状断面
のキャビティ110が形成されており、平板状基板10
1の表面側には薄肉状の流量検出用ダイアフラム102
(以下単にダイアフラムと呼ぶ)が一体的に形成されて
いる。また、このダイアフラム102の表面中央部には
薄膜の発熱体103が形成され、発熱体103を挟む両
側には所定距離離間して薄膜の測温体104、105が
対称に配列して形成されている。また、発熱体103と
測温体104、105の間にはその長手方向に沿ってダ
イアフラム102を貫通する帯状の穴106a、106
bが穿設され、さらに測温体104、105の外側にも
長手方向に沿ってダイアフラム102を貫通する複数の
角穴107a、107bが穿設されている。同様に、発
熱体103の長手方向両側にはダイアフラム102を貫
通する穴108c、108dが、また両側の測温体10
4、105の長手方向両側にもダイアフラム102を貫
通する穴109c、109dが穿設されている。これら
の穴は、フォトリソグラフィおよびウエットエッチング
技術(もしくはドライエッチング技術)により形成され
ている。
【0003】このような従来の流量検出素子を用いて、
発熱体103の温度を被計測流体の温度より所定温度だ
け高くなるように発熱体103への通電電流を制御する
と、被計測流体の移動が無い場合(流速=0時)は測温
体104、105の温度は等しくなる。矢印Aの方向に
気流の移動が生じた場合には、上流側に位置する測温体
104の温度は流速=0時に比べ低くなり、流速が速く
なるにしたがって温度は下がる。一方、下流側に位置す
る測温体105の温度は、同一流速時における上流の測
温体104程は低くならない。従って、測温体104、
105の温度差に相当する量を、測温体103、105
を図示しないホイートストンブリッジ回路に組み込む等
の構成により求めれば被計測流体の流速を計測できる。
【0004】特開平4−230808号公報では、穴を
設けることにより発熱体103から測温体104、10
5への熱流を小さくして、測温体104、105の温度
を低くしてダストの付着による出力変動を小さくする
他、発熱体103で発生した熱が平板状基材101に伝
導する熱流を少なくできるので感度を向上できるという
利点が述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被計測流体
の流速が大きくなった場合、圧力が流量検出用ダイアフ
ラム102に加わった場合、あるいは流量検出用ダイア
フラム102が大きな振動にさらされた場合、応力がダ
イアフラム102に発生し、最悪の場合ダイアフラム1
02が破損してしまう。また、従来の流量検出素子では
発熱体103や測温体104、105の上流近傍に穴が
位置する構成となっているので、長期の使用において
は、被計測流体中のダストが穴の端部の板厚面に堆積し
てダイアフラム102の表面を流れる被計測流体の流れ
の様相を変化させてしまい、検出特性が変動してしまう
という欠点があった。これを防ぐためにダイアフラム1
02に空けられた穴を無くしても、ダイアフラムは必ず
しも十分な強度を有さない場合がある。例えば自動車の
内燃機関の燃料制御に用いられる吸入空気流量センサに
このような流量検出素子を用いた場合、以下のような問
題が発生する。自動車の内燃機関は40〜50Gの振動
を発生し、また、吸入空気の流速は場合によっては20
0m/s以上に達する。また、バックファイヤが発生し
た場合には2気圧近い圧力が流量検出素子に加わること
もある。流量検出素子がこのような機械的ストレスを受
けた場合、従来の流量検出素子では破損の危険にさらさ
れることになる。一方、ダイアフラムの強度を高めるた
めにダイアフラムの厚さを厚くすれば、ダイアフラムの
熱容量が増し、ダイアフラムの熱応答性が悪化し流量の
変動に追従できなくなる。
【0006】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、流量検出素子に形成されるダイア
フラムの強度を高め、信頼性の高い流量センサを得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る感熱式流
量センサは、発熱部と測温部とが設けられた流量検出用
ダイアフラムを有する流量検出素子を用いた感熱式流量
センサにおいて、上記流量検出用ダイアフラムは、被計
測流体の流れの方向に直交する方向に複数個並んで設け
られ、それぞれの上記流量検出用ダイアフラムは、その
長辺の長さが短辺の長さの2倍以上に形成され、かつ、
その長辺が被計測流体の流れの方向に沿うようにように
配置されており、さらにそれぞれの上記流量検出用ダイ
アフラムには、少なくとも1つの発熱部と少なくとも1
つの測温部が被計測流体の流れの方向に並んで設けられ
ているものである。
【0008】また、それぞれの上記流量検出用ダイアフ
ラムには、発熱部と、該発熱部の上流側と下流側とのそ
れぞれに位置する測温部とが設けられているものであ
る。
【0009】また、上記流量検出用ダイアフラムの厚さ
が1μm以下である。
【0010】また、上記流量検出用ダイアフラムに設け
られた上記発熱部は感熱抵抗体で構成され、それぞれの
上記発熱部を構成する感熱抵抗体が直列または並列に接
続されているものである。
【0011】また、上記流量検出用ダイアフラムに設け
られた測温部は感熱抵抗体で構成され、それぞれの上記
測温部を構成する上記感熱抵抗体が直列または並列に接
続されているものである。
【0012】また、上記流量検出用ダイアフラムは、発
熱部と該発熱部の上流側に配された測温部とが設けられ
たダイアフラムと、発熱部と該発熱部の下流側に配され
た測温部とが設けられたダイアフラムとから構成されて
いるものである。
【0013】また、それぞれの上記流量検出用ダイアフ
ラムは、少なくとも長辺部が平板状基板の表面に対して
垂直方向に該平板状基板を除去して構成されているもの
である。
【0014】さらに、発熱部と測温部とが設けられた流
量検出用ダイアフラムを有する流量検出素子を用いた感
熱式流量センサにおいて、上記流量検出用ダイアフラム
は、被計測流体の流れの方向に並んで設けられ、それぞ
れの上記流量検出用ダイアフラムは、その長辺の長さが
短辺の長さの2倍以上に形成され、その長辺が被計測流
体の流れの方向に直交するようにように配置され、か
つ、厚みが1μm以下に形成されており、上流側の上記
流量検出用ダイアフラムには、発熱部と該発熱部の上流
側に配された測温部とが設けられ、下流側の上記流量検
出用ダイアフラムには、発熱部と該発熱部の下流側に配
された測温部とが設けられ、上記発熱部は感熱抵抗体か
ら構成され、それぞれの上記発熱部を構成する上記感熱
抵抗体が直列または並列に接続され、上流側の上記流量
検出用ダイアフラムに設けられた上記測温部と下流側の
上記流量検出用ダイアフラムに設けられた上記測温部と
の温度差に相当する量を流量信号として用いるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る感
熱式流量センサに用いられる流量検出素子を示す平面
図、図2は図1のII−II矢視断面図である。図1お
よび図2において、平板状基板1は例えば厚さ約0.4
mmのシリコン基板からなる。そして、例えば厚さ0.
5μmの窒化シリコン等よりなる絶縁性の支持膜2がス
パッタ、蒸着、CVD等の方法により平板状基板1の表
面上に形成されている。さらに、白金等の感熱抵抗膜よ
りなる発熱部としての発熱抵抗体4a〜4c、測温部と
しての測温抵抗体6a〜6c、7a〜7cおよび流体温
度検出抵抗体5が支持膜2上に形成されている。これら
の発熱抵抗体4a〜4c、測温抵抗体6a〜6c、7a
〜7cおよび流体温度検出抵抗体5は、白金等の感熱抵
抗材を蒸着やスパッタ等の方法で支持膜2上に例えば
0.1μmの厚さに着膜し、写真製版、ウエットあるい
はドライエッチング等の方法を用いて感熱抵抗膜をパタ
ーニングすることにより、電流路を構成するように形成
されている。測温抵抗体6a〜6c、7a〜7cは発熱
抵抗体4a〜4cを挟んで発熱抵抗体4a〜4cの両側
に設けられ、流体温度検出抵抗体5は発熱抵抗体4a〜
4cから離れて設けられている。さらに、発熱抵抗体4
a〜4c、測温抵抗体6a〜6c、7a〜7cおよび流
体温度検出抵抗体5の上には、例えば厚さ0.4μmの
窒化シリコン等よりなる絶縁性の保護膜3がスパッタ、
CVD等の方法により形成されている。
【0016】発熱抵抗体4a〜4cは、直列に接続され
リードパターン8c、8fを経て流量検出素子10の外
部との電気的接続を行うための電極9c、9fとつなが
っている。また、流体温度検出抵抗体5はリードパター
ン8d、8eを経て流量検出素子10の外部との電気的
接続を行うための電極9d、9eとつながっている。さ
らに同様に、測温抵抗体6a〜6cは直列に接続されリ
ードパターン8a、8bを経て電極9a、9bに、また
測温抵抗体7a〜7cは直列に接続されリードパターン
8g、8hを経て電極9g、9hとつながっている。な
お、これらのリードパターン8a〜8hは、発熱抵抗体
4a〜4c、測温抵抗体6a〜6c、7a〜7cおよび
流体温度検出抵抗体5のパターニング時に同時に形成さ
れる。また、電極9a〜9hの部分はワイヤボンド等の
方法で外部と電気的に接続するために保護膜3が除去さ
れている。さらに、キャビティ14a〜14cが発熱抵
抗体4a〜4cおよび測温抵抗体6a〜6c、7a〜7
cの下部に位置する平板状基板1の一部を除去すること
によって形成され、流量検出用ダイアフラム13a〜1
3cが構築されている。これらのダイアフラム13a〜
13cは、酸化膜等よりなる裏面保護膜11が平板状基
板1の支持膜2が形成されている面とは逆の面に形成さ
れ、ついでエッチングホール12が写真製版等の方法で
裏面保護膜11を除去して形成され、その後キャビティ
14a〜14cが例えばアルカリエッチング等によりエ
ッチングホール12から露出する平板状基板1を支持膜
2に至るように台形状に除去することによって形成され
て、構築されている。
【0017】図1中矢印Aは被計測流体の流れの正方向
であり、3つの流量検出用ダイアフラム13a〜13c
は、保護膜3側が被計測流体の流れにさらされ、長辺が
被計測流体の流れの方向に沿うように配置されて、被計
測流体の流れの方向に直交する方向に並んでいる。3つ
のダイアフラム13a〜13cの大きさは、各々150
0μm×200μmであり、その厚さは抵抗体が構成さ
れていない部分で0.9μmである。また、各ダイアフ
ラム13a〜13c上においては、測温抵抗体6a〜6
cが発熱抵抗体4a〜4cの上流側に配置され、測温抵
抗体7a〜7cが発熱抵抗体4a〜4cの下流側に配置
されている。
【0018】図3および図4はそれぞれ流量検出素子1
0を用いた感熱式流量センサを示す正面図と縦断面図で
ある。図3および図4において、この流量センサは、被
計測流体の通路を構成する円筒状の主通路16と、この
主通路16内に同軸に配置された筒状の検出管路15と
から構成されている。そして、流量検出素子10がその
表面を被計測流体の流れ方向6とほぼ平行にして検出管
路15内に配設された板状の支持体19の表面に装着さ
れている。この流量検出素子10は、その保護膜3側が
被計測流体の流れにさらされ、ダイアフラム13a〜1
3cの長辺が流れの方向6に沿うように配置される。ま
た、検出回路を構成する検出回路基板21がケース17
内に収められ、流量検出素子10と検出回路基板21と
がリード線20を介して電気的に接続されている。さら
に、流量センサに電源を供給したり、出力を取り出すた
めのコネクタ18がケース17に設けられ、シールド部
材22が検出回路基板21を覆うように配設され、検出
回路基板21を電磁波などの外乱ノイズから保護してい
る。なお、図3および図4に示される感熱式流量センサ
の構成は後述する本発明の他の実施の形態においても同
様である。
【0019】この流量検出素子10における発熱抵抗体
4a〜4cは、図5に示される定温度差駆動回路によっ
て所定の平均温度となるような抵抗値に制御されてい
る。検出回路は流体温度検出抵抗体5と発熱抵抗体4
(ここでは発熱抵抗体4a〜4cが直列に接続されたい
るため、便宜上まとめて1つの発熱抵抗体4として示し
ている)とを含むブリッジ回路となっている。抵抗R
1、R2、R3、R4、R5は固定抵抗、OP1、OP
2は演算増幅器、TR1、TR2はトランジスタ、BA
TTは電源である。流体温度検出抵抗体5と発熱抵抗体
4とを除く検出回路は検出回路基板21上に構成されて
いる。この検出回路は、図5中のa点とb点との電位を
略等しくするように働き、そのときに発熱抵抗体4は流
体温度検出抵抗体5よりも所定の温度(例えば100
℃)高い温度となるようブリッジの構成抵抗が設定され
ており、発熱抵抗体4の加熱電流IHを制御する。被計
測流体の流速が早くなると、発熱抵抗体4から被計測流
体への熱伝達量が多くなるため発熱抵抗体4の平均温度
を所定の値に保つ時の加熱電流IHは増加する。一方、
測温抵抗体6a〜6c、7a〜7cは、図示しない回路
によってその各々の抵抗体の温度に相当する出力を得
て、その差をとることによって流量センサの出力として
いる。すなわち、図1中矢印Aの方向(正方向)に流体
の移動が生じたときには、測温抵抗体6a〜6cの温度
は測温抵抗体7a〜7cの温度よりも低くなり、矢印A
と逆方向(負方向)に流体の移動が生じたときには、測
温抵抗体6a〜6cの温度は測温抵抗体7a〜7cの温
度よりも高くなる。図6には流量に応じた測温抵抗体6
a〜6cと測温抵抗体7a〜7cとの平均的な温度を示
している。そこで、測温抵抗体6a〜6cと測温抵抗体
7a〜7cとの温度に相当する出力の差を流量センサの
出力とすれば、流量とその流れの方向が検出できる。な
お、測温抵抗体6a〜6c、7a〜7cの温度を検出す
るには、測温抵抗体6a〜6cと測温抵抗体7a〜7c
とに各々所定の定電圧を与えたり、また所定の定電流を
与える等の方法が考えられる。
【0020】ここで、例えば圧力のような等分布荷重が
ダイアフラムに与えられたときのダイアフラムに生じる
最大応力と最大たわみについて考えてみる。図7は、ダ
イアフラムの短辺を一定とした場合のダイアフラムの縦
横比とダイアフラムに生じる最大応力との関係を示す説
明図である。横軸は短辺を一定値として長辺を変えた場
合の短辺に対する長辺の比、縦軸は一定の等分布荷重を
ダイアフラム面に与えたときにダイアフラムに生じる最
大応力を長辺/短辺=2のときを1とした比として表し
ている。図7から、長辺/短辺が2未満の時に比べ2以
上の時は最大応力の増加率が小さくなっていることがわ
かる。従って、ダイアフラムの強度をあまり落とさずに
ダイアフラム面積を大きくする場合は、短辺を大きくす
るよりも長辺を大きくする方が有利であり、また長辺/
短辺≧2とすればダイアフラム面積の増加に対して強度
低下を小さくできる。図8は、ダイアフラムの短辺を一
定とした場合のダイアフラムの縦横比とダイアフラムに
生じる最大たわみとの関係を示す説明図である。横軸は
図7と同じであり、縦軸は一定の等分布荷重をダイアフ
ラム面に与えたときにダイアフラムに生じる最大たわみ
を長辺/短辺=2のときを1とした比として表してい
る。図8から、長辺/短辺が2未満の時に比べ2以上の
時は最大たわみの増加率が小さくなっていることがわか
る。従って、ダイアフラムのたわみ量をあまり大きくせ
ずにダイアフラム面積を大きくする場合は、短辺を大き
くするよりも長辺を大きくする方が有利であり、また長
辺/短辺≧2とすればダイアフラム面積の増加に対して
たわみの増加を小さくすることができる。以上のことよ
り、所定のダイアフラム面積を確保したい場合、長辺を
短辺の2倍以上にすれば、外力に対するダイアフラムの
強度を高め、またたわみ量は小さくできる。また、ダイ
アフラムの耐久性を考えた場合、応力やたわみは小さい
方が有利であり、従って長辺を短辺の2倍以上とした長
方形のダイアフラムを有する構成とすれば信頼性に優れ
た流量センサが得られる。
【0021】この実施の形態1によれば、ダイアフラム
13a〜13cがその長辺を被計測流体の流れの方向に
沿うように配置されているので、測温抵抗体6a〜6
c、7a〜7cの上下流端部とダイアフラム13a〜1
3cの上下流端部との距離L1、L2を大きくとること
ができる。従って、ダイアフラム13a〜13c上の被
計測流体の流れと平行な方向の温度分布を広く取れるの
で、測温抵抗体6a〜6cの温度と測温抵抗体7a〜7
cの温度との差を大きくとることができ、流量検出感度
を高められる。ただし、この場合、単一の流量検出用ダ
イアフラムだけでは、被計測流体の流れに直交する方向
(即ち、この実施の形態1ではダイアフラム短辺方向)
の流量検出範囲は狭くなる。そこで、この実施の形態1
では、流量検出用ダイアフラム13a〜13cを流れと
直交する方向に3個並べて、流路の径方向の流速を平均
的に測定できるようにしており、流量検出精度を向上す
ることができる。
【0022】また、それぞれの流量検出用ダイアフラム
13a〜13cには、測温抵抗体6a〜6c、7a〜7
cが発熱抵抗体4a〜4cの上流側および下流側に設け
られているので、発熱抵抗体の上流側の温度に関する信
号と発熱抵抗体の下流側の温度に関する信号とがそれぞ
れの流量検出用ダイアフラム13a〜13cから得ら
れ、流量センサの感度が高められる。また、ダイアフラ
ムが3個の流量検出用ダイアフラム13a〜13cから
構成されているので、個々のダイアフラムの寸法を小さ
くでき、ダイアフラムの強度を高めることができる。ま
た、流量検出用ダイアフラム13a〜13cがそれぞれ
1500μm×200μmの大きさに形成されているの
で、外力に対するダイアフラムの強度を高めることがで
きる。このように、流量検出素子10におけるダイアフ
ラムの強度が高められるので、信頼性の高い流量センサ
が得られることになる。
【0023】流量検出用ダイアフラムの強度を大きくで
きるということは、換言すれば、所定のダイアフラム強
度を得る場合、ダイアフラムの厚さをより薄くすること
ができるということである。ダイアフラムの熱時定数は
ダイアフラム材質の比熱、比重、体積で決まるため、ダ
イアフラムを薄くすると熱時定数を小さくすることがで
き、流量センサとしての応答性を高めることができる。
例えば、自動車用エンジンの吸入空気量センサとして用
いる場合、吸入空気は数十から数百ヘルツの脈動流であ
り、逆流を含む場合もある。このような用途では、正確
な吸入空気流量を得るためには流量センサに早い応答性
が要求される。また、発明者らの実験によれば、ダイア
フラムの厚さを1μm以下とすればエンジンの吸気脈動
に追従した出力が得られることがわかった。この実施の
形態1では、従来に比べて薄いダイアフラムとすること
ができ、ダイアフラムの熱容量を下げることができるの
で、自動車用エンジンの吸入空気量センサに適用できる
流量センサが得られる。
【0024】また、発熱抵抗体4a〜4cは直列に接続
されているので、発熱抵抗体4a〜4cに供給される加
熱電流を制御する回路が1つで済み、即ち図5に示した
定温度差駆動回路が1つで済み、電極の数も増えないた
め、ワイヤボンド等の工数も従来に比べ増えることはな
い。同じように、測温抵抗体6a〜6cは直列に接続さ
れ、また測温抵抗体7a〜7cも直列に接続されている
ので、測温抵抗体の温度検出回路が上下流1対で済み、
温度差検出回路も従来に比べて増えるものではない。さ
らに、この実施の形態1に示した流量検出素子10を製
造する工程では、ダイアフラムの数が複数になっても同
じエッチング工程で一度に複数のダイアフラムを形成で
きるので、従来の単一のダイフラムを有する場合に比べ
て工程が増えるものではない。従って、製造コストは従
来と差が生じないという利点がある。
【0025】なお、この実施の形態1では、ダイアフラ
ム13a〜13cの長辺と流れの方向を平行にしている
が、若干の角度をなして配置されていても同様の効果を
奏する。また、上記実施の形態1では、発熱抵抗体4a
〜4cが直列に接続されるものとしているが、発熱抵抗
体4a〜4cは並列に接続されても良く。また、同様
に、測温抵抗体6a〜6cおよび測温抵抗体7a〜7c
も各々並列に接続されても良い。また、上記実施の形態
1では、流量検出用ダイアフラムが被計測流体の流れの
方向と直交する方向に3個並べるものとして説明してい
るが、被計測流体の流れの方向と直交する方向に並べる
流量検出用ダイアフラムの数は3個に限定されるもので
はなく、複数個並べられていれば同様の効果を奏するこ
とができる。
【0026】実施例2.図9はこの発明の実施の形態2
に係る感熱式流量センサに用いられる流量検出素子を示
す平面図、図10は図9のX−X矢視断面図である。な
お、図9および図10において、符号2、3、5、8a
〜8h、9a〜9h、11は上記実施の形態1と同一の
ものである。この実施の形態2では、平板状基材1Aは
その板平面が110面のシリコンを用い、板厚面が11
1面となるように構成されている。そして、まず、上記
実施の形態1に示したのと同様の方法で、支持膜2、発
熱部としての発熱抵抗体4d〜4j、測温部としての上
流側の測温抵抗体6d〜6j、測温部としての下流側の
測温抵抗体7d〜7j、流体温度検出抵抗体5、リード
パターン8a〜8h、保護膜3が平板状基板1Aの表面
上に形成される。つぎに、酸化膜等よりなる裏面保護膜
11が平板状基板1Aの支持膜2が形成されている面と
は逆の面に形成され、ついでエッチングホール12d〜
12jが写真製版等の方法で裏面保護膜11を除去して
形成され、その後TMAH(Tetra Methyl Ammonium Hy
droxide)等のエッチャントを用いてエッチング加工を
施し、エッチングホール12d〜12jから露出する平
板状基板1Aを支持膜2に至るように除去することによ
ってキャビティ14d〜14jが形成される。これによ
り、6個の流量検出用ダイアフラム14d〜14jが構
築されている。
【0027】発熱抵抗体4d〜4jは直列に接続され、
その両端はリードパターン8c、8fを経て電極9c、
9fに至り、定温度差駆動回路に接続される。一方、上
流側の測温抵抗体6d〜6jも直列に接続され、その両
端はリードパターン8a、8bを経て電極9a、9bに
至り、温度検出回路に接続される。同様に、下流側の測
温抵抗7d〜7jも直列に接続され、その両端はリード
パターン8g、8hを経て電極9g、9hに至り、温度
検出回路に接続される。
【0028】ここで、これらの6つの流量検出用ダイア
フラム13d〜13jは、図9および図10に示される
ように、流れの方向Aに平行な長辺をもつ平行四辺形状
に形成され、流れの方向Aと直交する方向に近接して配
設されている。そして、各ダイアフラムには、発熱抵抗
体と発熱抵抗体の上流側と下流側とに形成された測温抵
抗体とを備えている。また、板厚面が111面となるシ
リコン基板を平板状基板1に用い、TMAH等のエッチ
ャントを用いてエッチング加工を施してキャビティ14
d〜14jを形成しているので、キャビティ14d〜1
4jの長辺部は平板状基板1の表面に対してほぼ垂直に
形成されている。さらに、支持膜2は0.5μm厚の窒
化シリコン膜からなり、保護膜3は0.4μm厚の窒化
シリコン膜からなり、流量検出用ダイアフラム13d〜
13jの抵抗体が構成されていない部分の厚みは0.9
μmである。
【0029】このように構成された流量検出素子10A
を用いた流量センサでは、上記実施の形態1で述べた効
果に加えて、ダイアフラム13d〜13jの長辺部が平
板状基板1に対して垂直にエッチングされているため
に、ダイアフラム13d〜13jを被計測流体の流れの
方向Aと交差(直交)する方向により近接して多数並べ
ることができるので、被計測流体の流れの方向Aと交差
する方向の流量検出範囲が広げられ、精度の良い流量セ
ンサが得られる。また、発熱抵抗体4d〜4jは直列に
接続されているので、電極は従来通り2つで良く、接続
工程は増えない上に、定温度差駆動回路は1つで済む。
また、上流側の測温抵抗体6d〜6jは、直列に接続さ
れているので、電極は従来通り2つで良く、接続工程は
増えない上に、温度検出回路は1つで済む。同様に、下
流側の測温抵抗体7d〜7jは、直列に接続されている
ので、電極は従来通り2つで良く、接続工程は増えない
上に、温度検出回路は1つで済む。
【0030】なお、上記実施の形態2では、平板状基板
1として111面を板厚面とするシリコン基板を用い、
該シリコン基板にウエットエッチングを施して、基板面
に対して垂直にエッチングされたキャビティ14d〜1
4jを形成するものとしているが、基板面に対して垂直
にエッチングされたキャビティ14d〜14jを形成す
る方法はこれに限定されるものではなく、ドライエッチ
ングを用いてシリコン基板の一部を除去するようにして
も良い。また、上記実施の形態2では、発熱抵抗体4d
〜4jは直列に接続されているものとしているが、発熱
抵抗体4d〜4jは並列に接続されていても良く。ま
た、測温抵抗体6d〜6jと測温抵抗体7d〜7jも、
各々並列に接続されていても良い。
【0031】実施の形態3.図11はこの発明の実施の
形態3に係る感熱式流量センサに用いられる流量検出素
子を示す平面図、図12は図11のXII−XII矢視
断面図である。なお、図11および図12において、符
号1〜3、5、8a〜8h、9a〜9h、11は上記実
施の形態1と同一のものである。この実施の形態3で
は、まず、上記実施の形態1に示したのと同様の方法
で、支持膜2、発熱部としての発熱抵抗体4k〜4n、
測温部としての測温抵抗体6k、6m、7l、7n、流
体温度検出抵抗体5、リードパターン8a〜8h、保護
膜3が平板状基板1の表面上に形成される。つぎに、酸
化膜等よりなる裏面保護膜11が平板状基板1の支持膜
2が形成されている面とは逆の面に形成され、ついでエ
ッチングホール12が写真製版等の方法で裏面保護膜1
1を除去して形成され、その後アルカリエッチングを施
して、エッチングホールから露出する平板状基板1を支
持膜2に至るように除去することによってキャビティ1
4k〜14nが形成される。これにより、被計測流体の
流れの方向Aに長辺をもつ4個のダイアフラム13k〜
13nが被計測流体の流れの方向Aと直交する方向に並
んで形成されている。そして、ダイアフラム13k、1
3mには発熱部としての発熱抵抗体4k、4mと発熱抵
抗体4k、4mの上流側に形成された測温部としての測
温抵抗体6k、6nとが設けられ、ダイアフラム13
l、13nには発熱部としての発熱抵抗体4l、4nと
発熱抵抗体4l、4nの下流側に形成された測温部とし
ての測温抵抗7l、7nとが設けられている。そして、
発熱抵抗体4k〜4nは直列に接続され、上流側の測温
抵抗6k〜6m、下流側の測温抵抗7l〜7nも各々直
列に接続されている。なお、支持膜2は0.5μm厚の
窒化シリコン膜からなり、保護膜3は0.4μm厚の窒
化シリコン膜からなり、流量検出用ダイアフラム13k
〜13nの抵抗体が構成されていない部分の厚みは0.
9μmである。
【0032】このように構成された流量検出素子10B
を用いた流量センサでは、ダイアフラム13k、13m
には発熱抵抗体4k、4mと発熱抵抗体4k、4mの上
流側に形成された測温抵抗体6k、6nとが設けられ、
ダイアフラム13l、13nには発熱抵抗体4l、4n
と発熱抵抗体4l、4nの下流側に形成された測温抵抗
7l、7nとが設けられているので、各ダイアフラム1
3k〜13nの長辺を短く構成することができ、ダイア
フラムの強度がさらに向上され、優れた信頼性の流量セ
ンサが得られる。また、従来と同じ強度を有するダイア
フラムとする場合では、ダイアフラム厚さを薄くできる
ので応答性に優れた流量センサが得られる。
【0033】実施の形態4.図13はこの発明の実施の
形態4に係る感熱式流量センサに用いれる流量検出素子
を示す平面図、図14は図13のXIV−XIV矢視断
面図である。なお、図13および図14において、符号
1〜3、5、8a〜8h、9a〜9hは上記実施の形態
1と同一のものである。この実施の形態4では、まず、
上記実施の形態1に示したのと同様の方法で、支持膜
2、発熱部としての発熱抵抗体4o、4p、測温部とし
ての測温抵抗体6o、6p、流体温度検出抵抗体5、リ
ードパターン8a〜8h、保護膜3が平板状基板1の表
面上に形成される。つぎに、酸化膜等よりなる裏面保護
膜11が平板状基板1の支持膜2が形成されている面と
は逆の面に形成され、ついでエッチングホール12o、
12pが写真製版等の方法で裏面保護膜11を除去して
形成され、その後アルカリエッチングを施して、エッチ
ングホール12o、12pから露出する平板状基板1を
支持膜2に至るように除去することによってキャビティ
14o、14pが形成される。これにより、被計測流体
の流れの方向Aと直交する方向に長辺をもつ2つのダイ
アフラム13o、13pが被計測流体の流れの方向Aに
並んで形成されている。なお、ダイアフラム13oはダ
イアフラム13pの上流側に位置している。そして、ダ
イアフラム13oには発熱部としての発熱抵抗体4oと
発熱抵抗体4oの上流側に形成された測温部としての測
温抵抗体6oとを備え、ダイアフラム13pには発熱部
としての発熱抵抗体4pと発熱抵抗体4pの下流側に形
成された測温部としての測温抵抗体7pとを備えてい
る。そして、発熱抵抗体4o、4pは直列に接続されて
いる。また、流量検出用ダイアフラム13o、13p
は、その長辺の長さが短辺の長さの2倍以上であり、ま
たその厚さは1μm以下となっている。
【0034】この実施の形態4に対する従来の流量検出
素子の平面図と側断面図とを図17と図18に示す。図
17および図18において、符号1〜3、5、8a〜8
h、9a〜9hは、上記実施の形態1と同じものであ
る。この従来の流量検出素子では、被計側流体の流れの
方向Aと直交する方向にダイアフラム13の長辺が設け
られているので、被計側流体の流れの方向Aと直交する
方向の広い範囲で流量を検出できる利点がある。しかし
ながら、1つのダイアフラム13上に発熱抵抗体4と上
流側の測温抵抗体6と下流側の測温抵抗体7との3つの
抵抗パターンが被計側流体の流れの方向に並べられてい
るので、被計測流体の流れの方向におけるダイアフラム
13の幅が大きくなってしまい、ダイアフラム13の強
度を確保するためにはダイアフラムの厚みを厚くする必
要があり、十分な応答性が得られなかった。
【0035】この実施の形態4では、1つのダイアフラ
ムに発熱部と測温部の2つの感熱抵抗体を配置すれば良
く、ダイアフラム幅を小さくして強度を高められる。な
お、ダイアフラムの長辺と短辺の比と強度、たわみの関
係は上記実施の形態1において既に述べたとおりであ
る。ダイアフラムの強度を高めることができるので厚さ
を薄くでき、厚さを1ミクロン以下にすれば、自動車用
内燃機関の脈動に追従できる熱応答を得ることができ
る。また、発熱抵抗体4o、4pは直列接続されている
ため、複数の発熱抵抗体があても1つの加熱電流制御回
路で済む。発熱抵抗体4o、4pは直列接続されている
ので、被計測流体の流れが正方向に生じたとき、発熱抵
抗体4oは発熱抵抗体4pよりも温度が低くなる傾向が
ある。従って、発熱抵抗体4o、4pが並列に接続され
た場合に比べて、発熱抵抗体6o、6pの温度差を大き
くとることができるため流量センサとしての感度が大き
くなるという利点もある。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0037】この発明によれば、発熱部と測温部とが設
けられた流量検出用ダイアフラムを有する流量検出素子
を用いた感熱式流量センサにおいて、上記流量検出用ダ
イアフラムは、被計測流体の流れの方向に直交する方向
に複数個並んで設けられ、それぞれの上記流量検出用ダ
イアフラムは、その長辺の長さが短辺の長さの2倍以上
に形成され、かつ、その長辺が被計測流体の流れの方向
に沿うようにように配置されており、さらにそれぞれの
上記流量検出用ダイアフラムには、少なくとも1つの発
熱部と少なくとも1つの測温部が被計測流体の流れの方
向に並んで設けられている。そこで、個々のダイアフラ
ムの寸法が小さくなり、ダイアフラムの強度を高めるこ
とができ、またダイアフラムの長辺を伸ばしても強度の
低下は小さいため、ダイアフラムの強度をより高めるこ
とができ、信頼性に優れた感熱式流量センサが得られ
る。また、ダイアフラムは被計測流体の流れの方向に幅
をとれるので、上流側の測温部と下流側の測温部との温
度差を大きくすることができ、感度のよい感熱式流量セ
ンサが得られる。さらに、ダイアフラムは被計測流体の
流れの方向に直交する方向に複数個並んで設けられてい
るので、被計測流体の流れの方向に直交する方向の被計
測流体の流速を平均的に測定でき、流量検出精度の高い
感熱式流量センサが得られる。
【0038】また、それぞれの上記流量検出用ダイアフ
ラムには、発熱部と、該発熱部の上流側と下流側とのそ
れぞれに位置する測温部とが設けられているので、発熱
部の上流の温度に関する信号と発熱部の下流の温度に関
する信号とがそれぞれのダイアフラムから得られ、検出
感度が高められる。
【0039】また、上記流量検出用ダイアフラムの厚さ
が1μm以下であるので、自動車用内燃機関の脈動に追
従できる応答性が得られる。
【0040】また、上記流量検出用ダイアフラムに設け
られた上記発熱部は感熱抵抗体で構成され、それぞれの
上記発熱部を構成する感熱抵抗体が直列または並列に接
続されているので、加熱電流制御回路を複数個設ける必
要がなく、低コスト化が図られる。
【0041】また、上記流量検出用ダイアフラムに設け
られた測温部は感熱抵抗体で構成され、それぞれの上記
測温部を構成する上記感熱抵抗体が直列または並列に接
続されているので、測温部の温度信号検出回路が上下流
1対で済み、低コスト化が図られる。
【0042】また、上記流量検出用ダイアフラムは、発
熱部と該発熱部の上流側に配された測温部とが設けられ
たダイアフラムと、発熱部と該発熱部の下流側に配され
た測温部とが設けられたダイアフラムとから構成されて
いるので、ダイアフラムの長辺を短くでき、ダイアフラ
ムの強度を高めることができる。
【0043】また、それぞれの上記流量検出用ダイアフ
ラムは、少なくとも長辺部が平板状基板の表面に対して
垂直方向に該平板状基板を除去して構成されているの
で、ダイアフラムを被計測流体の流れの方向と直交する
方向に近接して多数配設できるようになり、検出領域が
広げられて、検出精度と検出感度を向上させることがで
きる。
【0044】さらに、発熱部と測温部とが設けられた流
量検出用ダイアフラムを有する流量検出素子を用いた感
熱式流量センサにおいて、上記流量検出用ダイアフラム
は、被計測流体の流れの方向に並んで設けられ、それぞ
れの上記流量検出用ダイアフラムは、その長辺の長さが
短辺の長さの2倍以上に形成され、その長辺が被計測流
体の流れの方向に直交するようにように配置され、か
つ、厚みが1μm以下に形成されており、上流側の上記
流量検出用ダイアフラムには、発熱部と該発熱部の上流
側に配された測温部とが設けられ、下流側の上記流量検
出用ダイアフラムには、発熱部と該発熱部の下流側に配
された測温部とが設けられ、上記発熱部は感熱抵抗体か
ら構成され、それぞれの上記発熱部を構成する上記感熱
抵抗体が直列または並列に接続され、上流側の上記流量
検出用ダイアフラムに設けられた上記測温部と下流側の
上記流量検出用ダイアフラムに設けられた上記測温部と
の温度差に相当する量を流量信号として用いるものであ
る。そこで、それぞれのダイアフラムには発熱部と測温
部との2つの感熱抵抗体を配置すればよく、ダイアフラ
ムの幅が小さくなり、強度を高めることができ、信頼性
の高い感熱式流量センサが得られる。また、ダイアフラ
ムの厚みが1μm以下であるので、自動車用内燃機関の
脈動に追従できる応答性を有する肝炎津式流量センサが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る感熱式流量セ
ンサに用いられる流量検出素子を示す平面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る感熱式流量セ
ンサを示す正面図である。
【図4】 図3のIV−IV矢視断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る感熱式流量セ
ンサにおける定温度差回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る感熱式流量セ
ンサにおける流量と測温体の温度との関係を示した図で
ある。
【図7】 ダイアフラムの長辺と短辺の比とダイアフラ
ムに生じる最大応力の関係を示す説明図である。
【図8】 ダイアフラムの長辺と短辺の比とダイアフラ
ムに生じる最大たわみの関係を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る感熱式流量セ
ンサに用いられる流量検出素子を示す平面図である。
【図10】 図9のX−X矢視断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に係る感熱式流量
センサに用いられる流量検出素子を示す平面図である。
【図12】 図11のXII−XII矢視断面図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態4に係る感熱式流量
センサに用いられる流量検出素子を示す平面図である。
【図14】 図13のXIV−XIV矢視断面図であ
る。
【図15】 従来の流量検出素子を示す平面図である。
【図16】 従来の流量検出素子を示す断面図である。
【図17】 従来の流量検出素子他の例を示す平面図で
ある。
【図18】 図17のXVIII−XVIII矢視断面
図である。
【符号の説明】
1、1A 平板状基板、4a〜4p 発熱抵抗体(発熱
部)、6a〜6k、6m、6o 測温抵抗体(測温
部)、7a〜7j、7l、7n、7p 測温抵抗体(測
温部)、10、10A、10B、10C 流量検出素
子、13a〜13p流量検出用ダイアフラム。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部と測温部とが設けられた流量検出
    用ダイアフラムを有する流量検出素子を用いた感熱式流
    量センサにおいて、 上記流量検出用ダイアフラムは、被計測流体の流れの方
    向に直交する方向に複数個並んで設けられ、 それぞれの上記流量検出用ダイアフラムは、その長辺の
    長さが短辺の長さの2倍以上に形成され、かつ、その長
    辺が被計測流体の流れの方向に沿うようにように配置さ
    れており、 さらにそれぞれの上記流量検出用ダイアフラムには、少
    なくとも1つの発熱部と少なくとも1つの測温部が被計
    測流体の流れの方向に並んで設けられていることを特徴
    とする感熱式流量センサ。
  2. 【請求項2】 それぞれの上記流量検出用ダイアフラム
    には、発熱部と、該発熱部の上流側と下流側とのそれぞ
    れに位置する測温部とが設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の感熱式流量センサ。
  3. 【請求項3】 上記流量検出用ダイアフラムの厚さが1
    μm以下であることを特徴とする請求項1記載の感熱式
    流量センサ。
  4. 【請求項4】 上記流量検出用ダイアフラムに設けられ
    た上記発熱部は感熱抵抗体で構成され、それぞれの上記
    発熱部を構成する感熱抵抗体が直列または並列に接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の感熱式流量セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 上記流量検出用ダイアフラムに設けられ
    た測温部は感熱抵抗体で構成され、それぞれの上記測温
    部を構成する上記感熱抵抗体が直列または並列に接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の感熱式流量セ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 上記流量検出用ダイアフラムは、発熱部
    と該発熱部の上流側に配された測温部とが設けられたダ
    イアフラムと、発熱部と該発熱部の下流側に配された測
    温部とが設けられたダイアフラムとから構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の感熱式流量センサ。
  7. 【請求項7】 それぞれの上記流量検出用ダイアフラム
    は、少なくとも長辺部が平板状基板の表面に対して垂直
    方向に該平板状基板を除去して構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の流量センサ。
  8. 【請求項8】 発熱部と測温部とが設けられた流量検出
    用ダイアフラムを有する流量検出素子を用いた感熱式流
    量センサにおいて、 上記流量検出用ダイアフラムは、被計測流体の流れの方
    向に並んで設けられ、それぞれの上記流量検出用ダイア
    フラムは、その長辺の長さが短辺の長さの2倍以上に形
    成され、その長辺が被計測流体の流れの方向に直交する
    ようにように配置され、かつ、厚みが1μm以下に形成
    されており、 上流側の上記流量検出用ダイアフラムには、発熱部と該
    発熱部の上流側に配された測温部とが設けられ、 下流側の上記流量検出用ダイアフラムには、発熱部と該
    発熱部の下流側に配された測温部とが設けられ、 上記発熱部は感熱抵抗体から構成され、 それぞれの上記発熱部を構成する上記感熱抵抗体が直列
    または並列に接続され、 上流側の上記流量検出用ダイアフラムに設けられた上記
    測温部と下流側の上記流量検出用ダイアフラムに設けら
    れた上記測温部との温度差に相当する量を流量信号とし
    て用いることを特徴とする感熱式流量センサ。
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