JP2795724B2 - 感熱式流量計の検出部 - Google Patents

感熱式流量計の検出部

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JP2795724B2
JP2795724B2 JP2071426A JP7142690A JP2795724B2 JP 2795724 B2 JP2795724 B2 JP 2795724B2 JP 2071426 A JP2071426 A JP 2071426A JP 7142690 A JP7142690 A JP 7142690A JP 2795724 B2 JP2795724 B2 JP 2795724B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱式流量計の検出部の改良に関するもので
あり、温度による影響を受け難い検出部を実現しようと
するものである。この検出部を用いることにより、例え
ばエンジンの吸気管に流れる空気量を、吸気管の温度な
いし吸気温が変動しても正確に検出できるようにするも
のである。
〔感熱式流量計の簡単な説明〕
第7図は感熱式流量計の基本回路を示すものであり、
第1感熱抵抗体RTと、第2感熱抵抗体RSと、固定抵抗R1
とR2とによってブリッジ10が構成されている。第2感熱
抵抗体RSの抵抗値は第1感熱抵抗体RTの抵抗値に比して
1/100程度の小さな値のものが用いられており、ブリッ
ジ10に通電されるとその大部分が第2感熱抵抗体RSに流
れ第2感熱抵抗体RSに抵抗発熱が生じるように構成され
ている。
第2感熱抵抗体RSの温度が上昇すると、その抵抗値が
上昇し、次記(1)式の関係 R1RS=R2RT ……(1) が成立すると、オペアンプ16の両入力電圧が等しくな
り、ブリッジ10は平衡する。
ここで第2感熱抵抗体の基準温における抵抗値を
RSO、温度係数をα、第1感熱抵抗体の基準温における
抵抗値をRTO、温度係数をα、吸気温すなわち第1感熱
抵抗体の温度をTT、このとき平衡する第2感熱抵抗体の
温度をTSとすると、 (1)式から R1・RSO(1+αTS) =R2・RTO(1+αTT) ……(2) となることから となり、結局ΔT=TS−TTとなる。
ここで第2感熱抵抗体の周囲を流体が流れると第2感
熱抵抗体が冷却される。この結果第2感熱抵抗体の抵抗
値が下がって平衡がくずれ、トランジスタ17の内部抵抗
が減少してブリッジ10に流れる電流が増大し、第2感熱
抵抗体の発熱量が増大する。そして再度平衡に復帰す
る。
この作動を繰り返すことにより、結局第2感熱抵抗体
RSは第1感熱抵抗体RTよりも、前記(4)式のΔTだけ
高い状態に維持される。すなわち第2感熱抵抗体RSは流
体による冷却に抗してΔTだけ高い温度を維持するため
に必要な発熱量が得られるようにその通電電流が維持さ
れるのである。
この状態における第2感熱抵抗体RSの放熱量をQとす
ると、 となる。ここでA・Bは定数、ρは流体の密度、uは流
体の流速、Sは放熱面積である。
前記したように第2感熱抵抗体RSに流れる電流iは、
それによる抵抗発熱量i2RSが前記放熱量Qに等しくなる
ように制御されることから、 となり、端子18に生じる出力電圧VMとなる。
ここで(7)式の分母に(2)式を代入すると さらに(8)式に(4)式を代入すると となる。
(9)式から明らかなように、VMはTTと無関係とな
る。そしてA,B,S,R1,R2,RTO,RSO,αは予め定められ
ている量であるから となる(ここでCは定数)。
このようにして出力VMからρuが求められるのであ
る。
〔従来の技術〕
第6図は前記原理に基づいて流速に関する信号を出力
する感熱式流量計で用いられる従来の検出部100を示し
ている。
検出部100は絶縁性基板110を有し、基板表面に第1感
熱抵抗体RTと、第1感熱抵抗体RTを検出部100の取付部1
00aに接続する1対の第1接続体RTlと、第2感熱抵抗体
RSと、第2感熱抵抗体RSを検出部100の取付部100aに接
続する1対の第2接続体RSlが形成されている。
この型式の検出部100をエンジンの吸気マニホールド
内壁に固定し、接続体RTl,RSlの取付部側端部A,B,C,D
に図示しないリード線を接続して第7図に示す回路を構
成してエンジンへの吸入空気量を検出するために用いる
と、エンジン温が吸気マニホールドに伝導し、さらに基
板110を介して検出部100の温度を上昇させる。
この結果検出部100の熱的環境は吸気温と流速と抵抗
発熱の他にさらに基板110からの熱伝導をも受けるよう
になり、これが前記出力VMを変化させることになる。こ
の問題に対処するために、実開昭60−100617号公報に記
載の技術が提案されている。
この技術は検出部100の温度が上昇して第1感熱抵抗
体RTの温度が吸気温以上になったときにも、平衡状態に
おける第2感熱抵抗体RSの抵抗値が一定に保たれるよう
に、第2感熱抵抗体RSと直列に第3の感熱抵抗を加える
技術を示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこの方式は、第1感熱抵抗体の温度上昇
に抗して第2感熱抵抗体の平衡温度を一定に維持するも
のではあっても、第1、第2感熱抵抗体の温度差を一定
に保つものではない。前記したように感熱式流量計は放
熱量に基づいて流速を検出するものであって、第1、第
2感熱抵抗体の温度差が出力に直接影響する。これは前
記(8)式からも明らかであって、ΔT/RTが基板110の
温度によらず一定値に保たれることが重要であって、単
にRSを一定値に保つだけでは出力VMの温度によるズレを
補償することはできない。
また本発明者が種々の実験をしたところ、第1,第2感
熱抵抗体をそれぞれブリッジ回路を構成するように検出
部取付部に接続する第1,第2接続体に金等の低抵抗導体
を用いても、その抵抗値による影響を無視できないこと
を見出した。この抵抗値を小さくするために接続体の断
面積を大きくすると、熱伝導も活発となってしまうこと
から、むやみと抵抗値を小さくすることはできない。
特に、第1,第2感熱抵抗体はその取付け方法を改良す
ることによって吸気管からの熱的影響を受け難くできる
が、接続体を吸気管壁から有効に断熱することは困難で
あって、接続体の抵抗値の温度変化を防止することは非
常に難しい。前記実開昭60−100617号の技術を用いて
も、接続体の温度変化に起因するズレは対策されず、こ
の点でも従来の技術は問題を有している。
そこで本発明は感熱式流量計の検出部が吸気管等に取
付けられ、その温度がエンジン温等によって変動して
も、検出部からの出力VMに変動の生じない検出部を提供
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、第1感熱抵抗体RTと、その第1感熱抵抗
体RTを検出部取付部1aに接続する第1接続体RTlと、第
2感熱抵抗体RSと、その第2感熱抵抗体RSを検出部取付
部1aに接続する第2接続体RSlを有し、前記第1,第2感
熱抵抗体の抵抗温度係数がほぼ等しく、前記第1,第2接
続体の抵抗温度係数がほぼ等しく、かつ基準温における
前記第1感熱抵抗体と第1接続体の抵抗値の比(RTl/R
T;ここでRTは第1感熱抵抗体の抵抗値、RTlは第1接続
体の抵抗値)と、第2感熱抵抗体と第2接続体の抵抗値
の比(RSl/RS;ここでRSは第2感熱抵抗体の抵抗値、R
Slは第2接続体の抵抗値)とがほぼ等しく設定されてい
る検出部によって解決される。
特に、この検出部は基板上に第1感熱抵抗体RT、第1
接続体RTl、第2感熱抵抗体RS、第2接続体RSlが膜状に
形成され、かつ第1接続体RTlの膜パターンが一直線で
ない形状、例えばジグザグ状に形成されてその長さの増
大が図られているものが好適である。
〔作用〕
さて上述の構成を有する検出部によると、ブリッジの
平衡条件から R1{RSO(1+αTS)+RSlO(1+αlTB)} =R2{RTO(1+αTT)+RTlO(1+αlTB)} ……(11) が成立する。
ここでRSOは基準温における第2感熱抵抗体の抵抗値 RSlOは基準温における第2接続体の抵抗値 RTOは基準温における第1の感熱抵抗体の抵抗値 RTlOは基準温における第1接続体の抵抗値 αは第1,第2感熱抵抗体の温度係数 αlは第1,第2接続体の温度係数 TSは平衡状態での第2感熱抵抗体の温度 TBは基板110を介して伝えられる熱によって第1,第2接
続体が平衡している時の温度であり、ほぼ吸気管の温度
に等しい TTは第1感熱抵抗体の温度で吸気温に等しい。
さて(11)式から が求められる。また発熱量と吸気量の関係から が成立する。そこで(13)式からiを求め、ここに(1
1)(12)式の関係を代入すると、 式が得られる。
ここで(14)式に の関係を代入すると (14)式からTT.TBが消去されて となる。
すなわち、請求項に記載されている(15)式の関係が
満たされていれば、吸気温TTや吸気管の温度TBが変動し
ても、(16)式から明らかなように出力VMには影響が生
じないのである。
また前記したようにRTSであり、(15)式を満
足するためにはRTlO ≫RSlOであることがわかる。請求
項(2)の検出部によると、第1接続部RTlは意図的に
その長さの増大が図られていることからRTlO≫RSlOの関
係が得易くなるのである。
〔実施例〕
以下、本発明の検出部の一実施例を図面を参照して説
明する。この実施例の検出部1はエンジン吸気管に取付
けられて用いられ、吸気温と吸気管の温度が必ずしも一
致しない環境で使用されるものである。
第1図は検出部1の正面図で、第1図中白抜矢印は吸
入空気の流れ方向を示す。
検出部1は、第1図に示すように、基板11の板面に第
1感熱抵抗体RT及び第2感熱抵抗体RS並びに第1接続体
RTl及び第2接続体RSlが付着されている。基板11は矩形
平板状のジルコニア基板であり、基板11の長手方向には
スリット11aが形成されている。
第1感熱抵抗体RTは、蒸着、焼成、エッチング等によ
りニッケルあるいは白金等の薄膜抵抗体が基板11の先端
部(第1図右端部)の板面に付着されてなる。この第1
感熱抵抗体RTは、連続した略S字状に屈曲し一対の開放
端部RTa,RTbが並置するように形成された抵抗体が板面
に付着されてなる。そして、第1感熱抵抗体RTの一対の
開放端部RTa,RTbに一対の第1接続体RTlがそれぞれ電
気的に接続され、基板11の長手方向に延出し基板11の取
付部1a(基端部)に至っている。この第1接続体RTl
例えば金で形成され、蒸着、焼成、エッチング等により
基板11に付着される。
第2感熱抵抗体RSは基板11の先端部に設けられ、平面
視コ字状に屈曲した白金等の薄膜抵抗体で、例えば温度
分布に応じて膜厚を変化させ、薄膜抵抗体全体から吸入
空気に対し均一に熱伝達が行われるように形成されてい
る。そして、第2感熱抵抗体RSの開放端部RSa,RSbには
一対の第2接続体RSlがそれぞれ電気的に接続され、こ
の第2接続体RSlは基板11の長手方向に延出し基板11の
取付部1a(基端部)に至っている。第2接続体RSlも蒸
着、焼成、エッチング等により金等が基板11に付着され
てなる。
なお、第1,第2感熱抵抗体は温度に対する抵抗値変化
即ち温度係数が大きく、かつ直線性を示す同一材質のも
のが用いられる。第2感熱抵抗体RSの抵抗値RSpは数オ
ームで第1感熱抵抗体RTの抵抗値RTpは数百オームとい
うように、RSp≪RTpとなるように設定されている。上記
第1感熱抵抗体及び第2感熱抵抗体の表面には図示しな
いガラス保護膜が形成される。また第1,第2接続体は同
一材質のものが用いられ、その抵抗値の温度に対する変
化係数すなわち抵抗温度係数は等しい。上記スリット11
aは基板11の先端から第2感熱抵抗体RSにより加熱され
た基板11の温度が周囲の吸入空気の温度と略等しくなる
位置まで延在している。なお、スリット11aに替えて、
複数の孔を穿設しあるいは溝を形成することとしてもよ
い。これにより、第1感熱抵抗体RT及び第2感熱抵抗体
RS間の熱量の移動を小さくすることができる。
以上のように構成された検出部1は、第2図及び第3
図に示すようにホルダ2に支承され、内燃機関の吸気管
3に固着される。この場合において、検出部1はその板
面が吸気の流れに平行になるように配置されており、従
って第1感熱抵抗体RT及び第2感熱抵抗体RSはいずれも
吸気の流れに平行な板面上に配設される。なお第1感熱
抵抗体RTは第2感熱抵抗体RSの上流に位置し、RSの発熱
の影響が受け難い位置関係におかれている。また、検出
部1は第1及び第2の接続体RTl,RSlの取付部側端部A,
B,C,Dにそれぞれ電気的に接続された複数のリード線4
を介して、ケース5内に収容された検出回路50に接続さ
れている。ここでリード線4は大口径のものが用いら
れ、その抵抗値は第1,第2接続体に比しても著しく小さ
く、実際上無視することができる。
検出回路50は第4図に示したように構成されており、
ブリッジ回路10を構成する。ブリッジ回路10において
は、第2感熱抵抗体RS(抵抗値RSp)と第2接続体R
Sl(抵抗値RSl)が直列に接続されたものが固定抵抗R2
を介して接地GNDされ、第1感熱抵抗体RT(抵抗値RTp
と第1接続体RTl(抵抗値RTl)が直列接続されたものが
固定抵抗R1を介して接地GNDされ、これらの抵抗値RSp
RSl,RTp,RTl,R1,R2によりホイートストンブリッジ1
0が形成されている。抵抗RSlと抵抗R2の接続点はオペア
ンプ16の非反転入力端子及び出力端子18に、抵抗RTl
抵抗R1の接続点は反転入力端子に接続されており、オペ
アンプ16の出力側は電源電流を制御するトランジスタ17
のベースに接続されている。トランジスタ17のコレクタ
側は電源+VBに接続され、エミッタ側は抵抗RTp,RSp
即ちホイートストンブリッジ10の入力側に接続されてい
る。
そして、上記各抵抗の抵抗値は下記(20)式に示す関
係に設定されている。
上記抵抗RSpは数オームであるのに対し、抵抗値RTp
数百オームの抵抗値であることから、第1図に示すよう
に第1接続体RTlは連続するコ字状に形成され、第2接
続体RSlに対し抵抗値が大となるように形成されてい
る。
この検出部によると、(14)式ないし(16)式で説明
したところから明らかなように、第1接続体RTl,第2
接続体RSlの温度、あるいは吸気温に影響されることな
く、その出力VMが流体密度ρと流速uにのみ依存する関
係を得ることができる。
第5図(a)は本実施例における吸入空気量の検出精
度を確認すべく従来装置と対比して行った実験結果を示
すもので、横軸に吸入空気の流量を示し、縦軸に検出流
量の誤差を示している。図面は吸入空気を24℃とし、ホ
ルダ2の基板11取付部(第2図のV−V線部)の温度を
24℃から120℃に変化させたとき、基板11取付部の温度
が10℃変化したときの検出流量の変化パーセントを測定
した結果を示しており、破線が従来の検出部によると
き、実線が第1図の検出部1を用いたときの特性を示し
ている。この第5図(a)から明らかなように、本実施
例によれば、吸気管の温度変化に対し流量の検出誤差が
小さく抑えられている。
また、第5図(b)の横軸及び縦軸は第5図(a)と
同様で、吸入空気の温度が24℃から60℃に変化したと
き、吸気温が10℃の変化する毎に測定した検出流量の誤
差を示している。なおこのときの吸気管の温度は自然変
化にまかせてある。この実験結果においても、本実施例
によれば実線で示すように吸気温度の10℃の変化に対し
流量の検出誤差が±1%以下に抑えられている。
なお、以上の測定はα及びαlのばらつきを±1%の
範囲内に規制した場合の測定結果である。
なお、第2感熱抵抗体RSは吸気温度より所定温度差Δ
Tだけ高い温度に制御されているので、第2感熱抵抗体
RSから第1感熱抵抗体RTに熱量が移動する可能性が生ず
るが、スリット11aの存在により熱量の移動は極めて少
なく、測定に悪影響が生じていないことが理解される。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成したので、以下の効果を奏
する。
即ち、本発明の検出部においては、第1接続体の第1
感熱抵抗体に対する抵抗値の比が第2接続体の第2感熱
抵抗体に対する抵抗値の比と等しくなるように形成され
ているので、例えば吸気管と検出部との間の熱伝導によ
ってブリッジ回路の出力が変動するということはなく、
良好な応答性をもって流量を検出することができ、安定
した検出精度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の検出部の正面図、第2図は本発明の検
出部を吸気管に組み込んだ状態の平面図、第3図は同縦
断面図、第4図は本発明の一実施例における検出回路の
回路図、第5図(a)及び第5図(b)は本発明の一実
施例の特性を示すグラフ、第6図は従来の検出部の正面
図、第7図は感熱式流量計の基本回路図である。 1……検出部 2……ホルダ 3……吸気管 4……リード線 5……ケース 10……ブリッジ回路 11……基板 RT……第1感熱抵抗体 RS……第2感熱抵抗体 RTl……第1接続体 RSl……第2接続体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の温度によって抵抗値が変化する第1
    感熱抵抗体と該流体の温度と流速に依存して放熱量が変
    化する第2感熱抵抗体とを含み、前記第2感熱抵抗体が
    前記第1感熱抵抗体よりも所定温度高いときに平衡する
    ブリッジ回路が構成され、前記第2感熱抵抗体の放熱に
    抗して前記第2感熱抵抗体に抵抗発熱を生じさせて前記
    ブリッジ回路の平衡が維持されるように前記第2感熱抵
    抗体への通電電流が制御され、その通電電流値から前記
    流体の流速に関する信号を出力する感熱式流量計のため
    の検出部であって、 前記第1感熱抵抗体と、 前記第1感熱抵抗体を前記検出部の取付部に接続する第
    1接続体と、 前記第2感熱抵抗体と、 前記第2感熱抵抗体を前記検出部の取付部に接続する第
    2接続体と、 を有し、 ・前記第1,第2感熱抵抗体の抵抗温度係数がほぼ等し
    く、 ・前記第1,第2接続体の抵抗温度係数がほぼ等しく、か
    つ ・基準温における前記第1感熱抵抗体と第1接続体の抵
    抗値の比と、前記第2感熱抵抗体と第2接続体の抵抗値
    の比とがほぼ等しく設定されていることを特徴とする感
    熱式流量計の検出部。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の検出部であって、 該検出部はさらに絶縁基板を有し、 該基板上に前記第1感熱抵抗体、第1接続体、第2感熱
    抵抗体、第2接続体のそれぞれが膜状に形成されるとと
    もに、 前記第1接続体の膜パターンが一直線でなくその長さが
    増大するパターンに形成されていることを特徴とする感
    熱式流量計の検出部。
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