JPH0351715A - 吸入空気量検出装置 - Google Patents

吸入空気量検出装置

Info

Publication number
JPH0351715A
JPH0351715A JP1187131A JP18713189A JPH0351715A JP H0351715 A JPH0351715 A JP H0351715A JP 1187131 A JP1187131 A JP 1187131A JP 18713189 A JP18713189 A JP 18713189A JP H0351715 A JPH0351715 A JP H0351715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
intake air
temperature
base material
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1187131A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Sakagami
坂上 康則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP1187131A priority Critical patent/JPH0351715A/ja
Publication of JPH0351715A publication Critical patent/JPH0351715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [a業上の利用分野] 本発明は吸気通路、特に内燃機関の吸気通路を流れる吸
入空気の流量を検出する吸入空気量検出装置に係る。
[従来の技術] 内燃機関の吸入空気量を検出する流量検出装置に関して
は、吸入空気通路中に吸入空気の流れ方向に対して平行
に吸気温度検出素子と流速検出素子を配設した流量検出
装置が知られており、例えば特開昭60−230019
号公報に開示されている。そして、加熱抵抗体を含む全
ての抵抗体を薄膜抵抗で形成し一つの素子に構成した技
術が実開昭60−183825号公報に記載されている
。これらに記載の流量検出装置は何れも流速検出素子を
加熱抵抗体により加熱する間接加熱型であるが、流速検
出素子としては例えば特開昭57−201858号公報
に記載のように、感熱抵抗体自体が発熱する直熱型、即
ち自己発熱型があり、同公報に記載の流量検出素子にお
いては一つの基材に薄膜の抵抗体が付着され、この基材
が片持支持されている。
また、特開昭60−236029号公報には同じく直熱
型の空気流量センサが開示されており、膜式抵抗を設け
た基材がリード部材によって両端支持されている。同公
報においては膜式抵抗内での温度分布に着目し、上流側
の単位面積当りの抵抗値を下流側のそれより大きくする
ことにより、上流側の発熱量を下流側の発熱量より大き
くして温度分布を均一化することとしている。
流量検出装置における流速検出素子に関しては、吸入空
気の流速に応じて温度変化することが必要であるので、
流速検出素子自体あるいはその他の状況変化が上記温度
変化に対する影響因子となったのでは正確な流量検出が
困難となる。例えば流速検出素子の形状、配置等により
吸入空気流に乱れが生ずると、流速検出素子の出力も変
動することになる。このため、前記公報に記載の技術の
ように何れの検出素子も薄い平板状に形成され吸入空気
の流れ方向に平行に配設される。
また、流速検出素子の発熱による熱量は、周囲の空気及
び吸入空気通路への取付部に伝達される。吸入空気の流
速が大であるときには発熱量のほとんどが周囲の空気へ
伝達されるが、吸入空気の流速が遅い場合には周囲の空
気への熱伝達量が少なくなり、相対的に前記取付部への
熱伝導量が増加する。この取付部への熱伝導量は吸気温
度や吸気筒の温度によって変化するため、ブリッジ回路
への供給電流が変化し、従って流速の検出精度を低下さ
せることになる。
この問題に対し、特開昭59−151020号公報にお
いて、取付部への熱伝導量を小さくするため、感熱抵抗
体のリード線の長さと直径の比を所定値以上に設定する
技術が開示されている。また、前掲の特開昭57−20
1858号公報に記載の検出素子によれば、基材を薄く
かつ熱伝導率の低い材質を用いることにより、薄膜抵抗
体の設けられた部分が吸気温度より所定温度高く設定さ
れたときにおいても、薄膜抵抗体の反対側に設けられた
取付部までの熱伝導が抑えられる。あるいは、特開昭5
9−230166号公報には温度感知抵抗器を含むブリ
ッジ回路二組を接続し、二重ブリッジとして温度補償を
行なう技術も提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記公報に記載の吸入空気量検出装置においては、流速
検出素子に関し、吸入空気の流れ方向に延在する薄膜抵
抗体の温度分布、あるいは基材、リード線等の抵抗体取
付部への熱伝導に基く温度分布に鑑み、抵抗体を含む各
構成部材の構造、配置等に対策が講じられている。然し
乍ら、吸入空気の流れ方向に直交する方向における薄膜
抵抗体自体の温度分布については考慮されていない。こ
のことは、他の公報に記載の取付部への熱伝導に関する
課題との組合せが困難であったことの証在とも言うこと
ができる。
第6図は本件出願人の出願に係る特願昭63−2269
00号に開示した吸入空気量検出装置に用いられる検出
素子と同様の検出素子100であり、基材110にスリ
ット110aが形成され、その両側に吸気温度検出抵抗
体120及び流速検出抵抗体130が付着され、これら
に電気的に接続されるリード部材140及び150が基
材110の基端即ち取付部に向って付着されている。尚
、図中白抜矢印は測定対象の吸入空気の流れ方向を示す
、これによれば、流速検出抵抗体130は平面視コ字状
に形成されており、従来のS字状が連続した抵抗体に比
し相互に隣接する抵抗体間の間隙は長手方向に一本形成
されるだけであるので、吸入空気の流れ方向の寸法、即
ち流速検出抵抗体130の巾は小さく抑えることができ
、均一な温度分布が得られる。
然し乍ら、上記検出素子iooにおいて、基材110の
取付部に至る長手方向の温度分布は第6図の下方のグラ
フに示すようになっている。尚、第6図中、水平方向の
実線は吸気温度レベルを示し、同図の上方を高温側とし
ている。即ち、流速検出抵抗体130の中央部が吸気温
度に対し一定温度差ΔT0だけ高い温度に制御されてい
るのに対し、その先端部及びリード部材140,150
との接続部近傍にて温度が漸減しており、何等かの補償
手段が必要となる。特に、接続部近傍において吸入空気
の流速が大で吸入空気量が大であるときには第6図の実
線で示した温度分布となるのに対し、流速が小で吸入空
気量が小であるときには第6図に破線で示したように紐
かに減衰する温度分布となる0例えば吸入空気量が大で
あるときの放熱量は第6図のグラフの斜線で示した面積
に対応するというように、流速検出抵抗体130の全放
熱量は上記温度分布によって決まるため、吸入空気量の
大小による温度分布の変化が検出誤差を惹起することと
なる。この検出誤差は従来装置に比し微小ではあるが、
これを更に低減することが望まれる。
そこで、本発明は吸入空気量検出装置における流速検出
抵抗体に関し、吸入空気の流れ方向に直交する方向に、
吸入空気量の変動に拘らず常に均一な温度分布を形成し
得るようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明は平板状の基材の板
面に付着した薄膜抵抗体であって少くとも測定対象の吸
入空気の流速による温度変化に応じて抵抗値が変化する
流速検出抵抗体を備え、前記吸入空気の流れ方向に対し
前記基材の板面が平行になるように前記基材を吸気筒に
取付けた吸入空気量検出装置において、前記流速検出抵
抗体と同一材料の薄膜抵抗体であって前記流速検出抵抗
体に対し前記基材の前記吸気筒への取付部側に隣接して
前記基材板面に付着してなる調整抵抗体を備えると共に
、前記流速検出抵抗体を所定温度に制御する第1のブリ
ッジ回路と、該第1のブリッジ回路に並列に接続し前記
調整抵抗体を前記所定温度に制御する第2のブリッジ回
路を備え、前記第1のブリッジ回路の不平衡電位差を出
力信号としたものである。
また、本発明は平板状の基材の板面に付着した薄膜抵抗
体であって測定対象の吸入空気の温度変化に応じて抵抗
値が変化する吸気温度検出抵抗体と、該吸気温度検出抵
抗体に対し前記吸入空気の流れ方向下流側に隣接して前
記基材の板面に付着した薄膜抵抗体であって前記吸入空
気の流速による温度変化に応じて抵抗値が変化する流速
検出抵抗体を備え、前記吸入空気の流れ方向に対し前記
基材の板面が平行になるように前記基材を吸気筒に取付
けた吸入空気量検出装置において、前記吸気温度検出抵
抗体と同一材料の薄膜抵抗体であって前記吸気温度検出
抵抗体に対し前記基材の前記吸気筒への取付部側に隣接
して前記基材板面に付着してなる第1の調整抵抗体と、
前記流速検出抵抗体と同一材料の薄膜抵抗体であって前
記流速検出抵抗体に対し前記基材の前記吸気筒への取付
部側に隣接して前記基材板面に付着してなる第2の調整
抵抗体を備えると共に、前記吸気温度検出抵抗体及び前
記流速検出抵抗体を有し前記流速検出抵抗体を所定温度
に制御する第1のブリッジ回路と、前記第1の調整抵抗
体及び前記第2の調整抵抗体を有し前記第2の調整抵抗
体を前記所定温度に制御する第2のブリッジ回路を備え
、前記第1のブリッジ回路の不平衡電位差を出力信号と
することが好ましい。
[作用] 上記の構成になる吸入空気量検出装置においては、流速
検出抵抗体を含む基材の板面が吸入空気の流れに平行と
なるように、吸気筒に配置され、流速検出抵抗体を所定
温度に制御する第1のブリッジ回路と、調整抵抗体を前
記所定温度に制御する第2のブリッジ回路が構成される
。而して、吸入空気が導入されないときは流速検出抵抗
体が吸気温度に比し一定温度高い所定温度に加熱された
状態で第1のブリッジ回路の平衡条件が成立するように
設定される。しかも、第2のブリッジ回路により調整抵
抗体が前記所定温度に制御されるので、これに隣接する
流速検出抵抗体の吸気筒への取付部側も前記所定温度に
維持される。
吸入空気の導入に伴ない、流速検出抵抗体の熱量が吸入
空気に奪われ温度が低下すると、その抵抗値が減少する
。このため第1のブリッジ回路が不平衡となり、その電
位差が出力信号として検出され吸入空気量が測定される
と共に、この出力に応じて流速検出抵抗体が第1のブリ
ッジ回路の平衡条件を維持するように加熱制御される。
この間、調整抵抗体も第2のブリッジ回路により流速検
出抵抗体と同一の温度に制御されるので、流速検出抵抗
体の吸気筒への取付部側もその温度となる。
而して、流速検出抵抗体においては吸気筒への取付部側
を含み吸入空気量の変動に左右されることなく均一な温
度分布が得られる。即ち、吸気筒内に導入される吸入空
気の流れ方向に直交する方向にも適切な温度分布が得ら
れる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の吸入空気量検出装置の一実施例に用い
られる検出素子1の正面図で、第1図中白抜矢印は吸入
空気の流れ方向を示す。
検出素子1は、第1図に示すように、基材11の板面に
吸気温度検出抵抗体12及び流速検出抵抗体13並びに
第1の調整抵抗体22及び第2の調整抵抗体23が付着
されている。基材11は矩形平板状のジルコニア基板で
あり、基材11の長手方向にはスリットllaが形成さ
れている。吸気温度検出抵抗体12及び第1の調整抵抗
体22は、蒸着、焼成、エツチング等によりニッケルあ
るいは白金等の薄膜抵抗体が基材11の先端部の板面に
付着されて成る。
吸気温度検出抵抗体12及び第1の調整抵抗体22は何
れも、連続した略S字状に屈曲し一対の開放端部が並置
するように形成された抵抗体が板面に付着されて成る。
そして、吸気温度検出抵抗体12の一対の開放端部に一
対のリード部材14a、14bが夫々電気的に接続され
、基材11の長手方向に延出し基材11の基端に至って
いる。
同様に、第1の調整抵抗体22の一対の開放端部に一対
のリード部材24a、24bが夫々基材11の長手方向
に延出し基材11の基端に至っている。これらのリード
部材14a、14b、24a、24bは例えば金で形成
され、蒸着、焼成、エツチング等により基材11に付着
される。
流速検出抵抗体13及び第2の調整抵抗体23は基材1
1の先端部に設けられ、平面視コ字状に屈曲した白金等
の薄膜抵抗体で、例えば温度分布に応じて膜厚を変化さ
せ、薄膜抵抗体全体から吸入空気に対し均一に熱伝達が
行なわれるように形成されている。そして、流速検出抵
抗体13及び第2の調整抵抗体23の各々の開放端部に
は各−対のリード部材15a、15b及び25a、25
bが夫々電気的に接続され、これらのリード部材15a
、15b、25a、25bは基材11の長手方向に延出
し基材!1の基端部に至っている。
リード部材15a、15b、25a、25bも蒸着、焼
成、エツチング等により金等が基材11に付着されて成
る。
尚、上記吸気温度検出抵抗体12及び第10調整紙抗体
22、並びに流速検出抵抗体13及び第2の調整抵抗体
23の表面には図示しないガラス保護膜が形成される。
これらの抵抗体は何れも温度に対する抵抗値変化即ち温
度係数が大きく、且つ直線性を示すものであるが、流速
検出抵抗体13の抵抗R111の値と吸気温度検出抵抗
体12の抵抗RT+の値がRs+<Rt+となるように
設定されている。第1の調整抵抗体22の抵抗R112
と第2の調整抵抗体23の抵抗RT2も同様である。上
記スリットllaは、基材11の先端から、流速検出抵
抗体13により加熱された基材11の温度が周囲の吸入
空気の温度と略等しくなる位置まで延在している。尚、
スリットIlaに替えて、複数の孔を穿設しあるいは溝
を形成することとしてもよい、これにより、吸気温度検
出抵抗体12及び第1の調整抵抗体22は流速検出抵抗
体13及び第2の調整抵抗体23間の熱量の移動を小さ
くすることができる。
以上のように構成された検出素子1は、ホルダ2に支承
され、ホルダ2は第2図及び第3図に示すように内燃機
関の吸気筒3に固着される。この場合において、検出素
子1はその板面が吸気の流れに平行になるように配置さ
れており、従って吸気温度検出抵抗体12及び第1の調
整抵抗体22並びに流速検出抵抗体13及び第2の調整
抵抗体23は何れも吸気の流れに平行な平面上に配設さ
れる。また、検出素子1は第1図に示すようにリード部
材14a等にボンディングワイヤにより夫々電気的に接
続された複数のリード線4を介して、第2図のケース5
内に収容された検出回路50に接続されている。
検出回路50は第1及び第2のブリッジ回路10.20
を有し、これらは第4図に示したように構成されている
。第1のブリッジ回路10においては、流速検出抵抗体
13の抵抗al11は固定抵抗R1を介して接地GND
され、吸気温度抵抗体12の抵抗R↑、は固定抵抗R2
+を介して接地GNDされ、これらの抵抗R81n  
RTl+  R11及びR2+によりホイートストンブ
リッジが形成されている。抵抗R11lとR11の接続
点はオペアンプ16の非反転入力端子及び出力端子18
に、抵抗RTIとR21の接続点は反転入力端子に接続
されており、オペアンプ16の出力側は電源電流を制御
するトランジスタ17のベースに接続されている。トラ
ンジスタ17のコレクタ側は電源十Bに接続され、エミ
ッタ側は抵抗R?l+  R1+1即ちホイートストン
ブリッジの入力側に接続されている。
流速検出抵抗体13の抵抗Fts+は前述のように吸気
温度抵抗体12の抵抗R□より抵抗値が小さく設定され
ているため電源十Bから電流が供給されると大電流が流
れて発熱する。従って、流速検出抵抗体13と吸気温度
抵抗体12が同じ雰囲気温度下に置かれても流速検出抵
抗体13は一定の温度だけ高い温度を示すことになるの
で、抵抗R11+ R21の値は流速検出抵抗体13が
吸気温度より一定温度差ΔT、たけ高い値を示すときに
ブリッジの平衡条件が成立するように設定される。
上記第1のブリッジ回路10に並列に第2のブリッジ回
路20が接続されている。第2のブリッジ回路20にお
いては第2の調整抵抗体23の抵抗R52、第1の調整
抵抗体22の抵抗R丁2、固定抵抗RI2+ R22に
よって第1のブリッジ回路10と同様にホイートストン
ブリッジが構成され、オペアンプ26及びトランジスタ
27に接続され上記同様第2の調整抵抗体23が吸気温
度より一定温度差ΔT、高い値を示すときにブリッジの
平衡条件が成立するように設定される。
以上の構成になる本発明の一実施例の作用を説明すると
、吸気筒3に吸入空気が導入されないときには流速検出
抵抗体13は吸気温度抵抗体12で検出される吸気温度
に比し一定温度差△T、高い温度となっており、この状
態で第1のブリッジ回路10におけるブリッジの平衡条
件が成立している。第2のブリッジ回路20においても
同様である。
そして、吸気筒3に吸入空気が導入されると、吸入空気
によって熱量が奪われるため流速検出抵抗体13の一定
温度差ΔT1を保てなくなる。従って、一定温度差ΔT
1を保つためには流速検出抵抗体13に更に電流が供給
されねばならず、この必要供給電流は吸入空気の流速と
所定の関係にあり、流速が大となると必要供給電流も大
となる。換言すれば一定温度差ΔT1を保つための必要
供給電流が大となると流速が大であり、従って流量が大
ということになる。
第1のブリッジ回路10において、流速検出抵抗体13
が一定温度差へTlより小となると抵抗FLs+が小さ
くなりブリッジの平衡条件が(ずれ、オペアンプ16の
非反転入力端子側が高電位になるため出力側が高レベル
となりトランジスタ17を駆動し、電源子Bから電流が
供給される。すると、流速検出抵抗体13の抵抗Rsl
の発熱量が増加し、一定温度差△Tlに至ったところで
ブリッジの平衡条件が成立する。従って、この間に流速
検出抵抗体13に供給される電流に対応した電圧信号と
してとり出される出力端子18の出力VMが吸入空気の
流速、従って吸入空気量を示すこととなる。
第2のブリッジ回路20の動作も上記第1のブリッジ回
路10の動作と同様であるので説明は省略する。
而して、流速検出抵抗体13及び第2の調整抵抗体23
において発生する熱による基材11の長手方向の温度分
布は第6図と同様の方法で記載した第5図のグラフに示
すとおりとなり、流速検出抵抗体13の放熱量は同グラ
フ中斜線で示した部分の面積に対応する。即ち、第2の
調整抵抗体23の中央部から基材11取付部側の開放端
に至る部分は吸入空気量に対し変動するが、流速検出抵
抗体13は第2の調整抵抗体23に至るまで均一に吸気
温度より一定温度差△TI高い値に維持されており、吸
入空気量による変動が生ずることはない、従って、流速
検出抵抗体13から吸入空気への放熱量は流速の変化に
対し遅滞なく追従し、良好な応答性が得られる。
尚、流速検出抵抗体13及び第2の調整抵抗体23は吸
気温度より一定温度差ΔT1高い温度に制御されている
ので、これらの抵抗体から吸気温度検出抵抗体12及び
第1の調整抵抗体22に熱量が移動する可能性が生ずる
が、スリットllaの存在により熱量の移動は極めて少
なく、吸気温度検出抵抗体12及び第1の調整抵抗体2
2は実際の吸気温度に正確に対応する。
[発明の効果] 本発明は上述のように構成したので、以下の効果を奏す
る。
即ち、本発明の吸入空気量検出装置においては、流速検
出抵抗体が第1のブリッジ回路により所定温度に制御さ
れると共に、これに隣接設置された調整抵抗体が第2の
ブリッジ回路により前記所定温度に制御されるので、流
速検出抵抗体の吸気筒への取付部側における吸入空気量
の変動に伴なう温度変動が回避され、常に一定の温度に
維持される。従って、吸入空気の流れ方向に直交する方
向の温度分布が吸入空気量の変動に左右されることなく
常に一定となり、良好な応答性を以って安定した検出精
度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における検出素子の正面図、
第2図は本発明の一実施例に係る吸入空気量検出装置の
平面図、第3図は同、縦断面図、第4図は本発明の一実
施例における検出回路の回路図、第5図は本発明の一実
施例の検出素子の正面図、第6図は本件出願人の出願に
係る検出素子の正面図である。 1.100・・・検出素子、  2・・・ホルダ。 3・・・吸気筒、  4・・・リード線、  5・・・
ケース。 10・・・第1のブリッジ回路。 20・・・第2のブリッジ回路、  11・・・基材。 12・・・吸気温度検出抵抗体。 13・・・流速検出抵抗体。 14a、14b、24a、24b・・・リード部材。 15a、15b、25a、25b−リード部材。 22・・・第1の調整抵抗体。 23・・・第2の調整抵抗体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平板状の基材の板面に付着した薄膜抵抗体であっ
    て少くとも測定対象の吸入空気の流速による温度変化に
    応じて抵抗値が変化する流速検出抵抗体を備え、前記吸
    入空気の流れ方向に対し前記基材の板面が平行になるよ
    うに前記基材を吸気筒に取付けた吸入空気量検出装置に
    おいて、前記流速検出抵抗体と同一材料の薄膜抵抗体で
    あって前記流速検出抵抗体に対し前記基材の前記吸気筒
    への取付部側に隣接して前記基材板面に付着してなる調
    整抵抗体を備えると共に、前記流速検出抵抗体を所定温
    度に制御する第1のブリッジ回路と、該第1のブリッジ
    回路に並列に接続し前記調整抵抗体を前記所定温度に制
    御する第2のブリッジ回路を備え、前記第1のブリッジ
    回路の不平衡電位差を出力信号とすることを特徴とする
    吸入空気量検出装置。
  2. (2)平板状の基材の板面に付着した薄膜抵抗体であっ
    て測定対象の吸入空気の温度変化に応じて抵抗値が変化
    する吸気温度検出抵抗体と、該吸気温度検出抵抗体に対
    し前記吸入空気の流れ方向下流側に隣接して前記基材の
    板面に付着した薄膜抵抗体であって前記吸入空気の流速
    による温度変化に応じて抵抗値が変化する流速検出抵抗
    体を備え、前記吸入空気の流れ方向に対し前記基材の板
    面が平行になるように前記基材を吸気筒に取付けた吸入
    空気量検出装置において、前記吸気温度検出抵抗体と同
    一材料の薄膜抵抗体であって前記吸気温度検出抵抗体に
    対し前記基材の前記吸気筒への取付部側に隣接して前記
    基材板面に付着してなる第1の調整抵抗体と、前記流速
    検出抵抗体と同一材料の薄膜抵抗体であって前記流速検
    出抵抗体に対し前記基材の前記吸気筒への取付部側に隣
    接して前記基材板面に付着してなる第2の調整抵抗体を
    備えると共に、前記吸気温度検出抵抗体及び前記流速検
    出抵抗体を有し前記流速検出抵抗体を所定温度に制御す
    る第1のブリッジ回路と、前記第1の調整抵抗体及び前
    記第2の調整抵抗体を有し前記第2の調整抵抗体を前記
    所定温度に制御する第2のブリッジ回路を備え、前記第
    1のブリッジ回路の不平衡電位差を出力信号とすること
    を特徴とする吸入空気量検出装置。
JP1187131A 1989-07-19 1989-07-19 吸入空気量検出装置 Pending JPH0351715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187131A JPH0351715A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 吸入空気量検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1187131A JPH0351715A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 吸入空気量検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0351715A true JPH0351715A (ja) 1991-03-06

Family

ID=16200668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1187131A Pending JPH0351715A (ja) 1989-07-19 1989-07-19 吸入空気量検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0351715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248136A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Hitachi Ltd 熱式ガス流量測定装置
CN111595402A (zh) * 2020-05-29 2020-08-28 合肥工业大学 一种恒温差型热式气体质量流量计

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248136A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Hitachi Ltd 熱式ガス流量測定装置
CN111595402A (zh) * 2020-05-29 2020-08-28 合肥工业大学 一种恒温差型热式气体质量流量计

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH039218A (ja) 流れる媒体の量を測定するための装置
JPH10197309A (ja) 熱式空気流量計用の測定素子及び熱式空気流量計
JPS6365892B2 (ja)
JP4157034B2 (ja) 熱式流量計測装置
JPH01185416A (ja) 内燃機関用熱式流量計
US5375466A (en) Measuring element
JP2842729B2 (ja) 感熱式流量センサ
JP2000352531A (ja) 感熱式流量センサ
US5140854A (en) Intake air quantity measuring apparatus
US4761995A (en) Direct-heated flow measuring apparatus having improved sensitivity and response speed
JPH0351715A (ja) 吸入空気量検出装置
JP2002350204A (ja) 感熱式流量センサ
JP3761769B2 (ja) 熱式流量センサ
JP2957769B2 (ja) 熱式空気流量計及びエンジン制御装置
JPS60239624A (ja) 流量測定装置
JP3095322B2 (ja) 熱式空気流量検出装置
JP3184401B2 (ja) 熱式空気流量検出装置
JPH02262012A (ja) 吸入空気量検出装置
JPH0674805A (ja) 感熱式流量センサ
JP2531968B2 (ja) 流速センサ及びそれを用いた流速測定装置
JP2944890B2 (ja) 熱式空気流量検出装置
JPH02262011A (ja) 吸入空気量検出装置
JPH02262013A (ja) 吸入空気量検出装置
JP2795724B2 (ja) 感熱式流量計の検出部
KR100244902B1 (ko) 공기유속 센서소자 및 그 측정회로