JPH09329480A - 流量センサ - Google Patents

流量センサ

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JPH09329480A
JPH09329480A JP8151119A JP15111996A JPH09329480A JP H09329480 A JPH09329480 A JP H09329480A JP 8151119 A JP8151119 A JP 8151119A JP 15111996 A JP15111996 A JP 15111996A JP H09329480 A JPH09329480 A JP H09329480A
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JP
Japan
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fluid
substrate
thin film
temperature
flow rate
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JP8151119A
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English (en)
Inventor
Eiji Yoshikawa
英治 吉川
Koji Tanimoto
考司 谷本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出感度が高く、信頼性の高い流量センサを
得る。 【解決手段】 流体が流過する基板1と、基板1の上流
側端部に設けられ基板1の厚み方向に貫通した切欠部8
と、切欠部8に引き渡された薄膜10と、基板1に設け
た流体温度検出素子3と、薄膜10に設けた発熱素子と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流速や流量
を検出する技術分野において利用できる流量センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図25は例えば特開平6―249693
号公報に記載の従来の流量センサを示す平面図である。
図中、101は単結晶シリコン基板、2は発熱素子、3
は温度検出素子、4は端子、5は端子と発熱素子2およ
び温度検出素子3とを結ぶ配線、109は切欠の縁、1
10は薄膜、114は枠である。
【0003】図26は図25におけるL―L断面図であ
る。シリコン基板裏面からの異方性エッチングによって
薄膜110および枠114を残しながら、切欠108を
形成し、薄膜110上に発熱素子2を形成することによ
って、熱伝導率の大きいシリコン基板101と発熱素子
2や温度検出素子3とを熱絶縁して、流量センサの感度
向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図27は上記のように
基板に切欠108を設けた流量センサを、流体が流れる
時の流体の速さを説明するための説明図であり、図中、
矢印の長さにより流速の程度を表しており、長い矢印は
短い矢印より速い流速を示し、塗りつぶし部は発熱素子
または温度検出素子を示す。図から解るように上記従来
の流量センサのような基板構造では、発熱素子2や温度
検出素子3の裏面側、すなわち異方性エッチングによっ
て形成された切欠側における流体の流速が、表面側の流
速に比較して小さくなっている。切欠部の開口面積にも
よるが、特に流速が低い場合、切欠の縁でシリコン基板
の裏面から剥がれた流れは、そのままシリコン基板に平
行に下流側へと流れ去り、切欠内にはほとんど流入しな
い。このため、発熱素子の裏面側から流体への熱伝達量
は表面側と比べて小さくなり、検出感度が低下するとい
う課題があった。
【0005】さらに、図28は上記のように基板に切欠
108を設けた流量センサを、流体が流れる時の切欠部
壁面へと伝わる熱伝導損失の状態を説明するための説明
図であり、図中、矢印は熱伝導の様子を示し、塗りつぶ
し部は発熱素子または温度検出素子を示す。図から解る
ように、発熱素子や温度検出素子の裏面から流体を介し
て切欠壁面へと伝わる熱伝導損失が大きくなってしま
う。そのため、この構造では発熱素子が消費する電力の
うち、その裏面側から放出される熱が感度には寄与せ
ず、かつ流速が増大した際に発熱素子裏面側に発生する
不規則な渦が、センサの出力特性に好ましくない変曲点
を生じる可能性があり、信頼性が低下するという課題が
あった。切欠の開口面積が大きくし、その内部にも流れ
を流入しやすくすることにより上記課題は幾分改善され
るが、そのトレードオフとして、薄膜部やその支持部に
加わる応力が増大したり、流体の流れによる薄膜の振幅
が大きくなってしまい、破壊に至る可能性が増大してし
まう等の新たな課題を生じた。
【0006】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、検出感度が高く、信頼性の高い流量センサ
を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の流量
センサは、流体が通過する基板、この基板の上流側端部
に設け上記基板の厚み方向に開口部を有する切欠部、こ
の切欠部の上記開口部と反対側に設けた薄膜、上記基板
に設け流体の温度を測定する流体温度検出素子、および
上記薄膜に設け上記流体温度検出素子により測定した流
体の温度より高い温度を有する発熱素子を備え、流体へ
の熱伝達の程度から流体の流量を測定するものである。
【0008】本発明に係る第2の流量センサは、流体が
通過する基板、この基板に設け上記基板の厚み方向に開
口部を有する切欠部、この切欠部の上記開口部と反対側
に設けた薄膜、上記基板に設け流体の温度を測定する流
体温度検出素子、上記薄膜に設け上記流体温度検出素子
により測定した流体の温度より高い設定温度を有する発
熱素子、および上記薄膜の上記発熱素子の上流側または
下流側に設けた温度検出素子を備え、流体への熱伝達の
程度に応じて生じる上記発熱素子の温度と上記温度検出
素子により検出した温度との温度差により流体の流量を
測定するものである。
【0009】本発明に係る第3の流量センサは、流体が
通過する基板、この基板に設け上記基板の厚み方向に開
口部を有する切欠部、この切欠部の上記開口部と反対側
に設けた薄膜、上記基板に設け流体の温度を測定する流
体温度検出素子、上記薄膜に設け上記流体温度検出素子
により測定した流体の温度より高い温度を有する発熱素
子、および上記薄膜に上記発熱素子を介して流体の上流
側と下流側に設けた第1、第2温度検出素子を備え、流
体への熱伝達の程度に応じて生じる上記第1、第2温度
検出素子により検出した温度の温度差により流体の流量
を測定するものである。
【0010】本発明に係る第4の流量センサは、上記第
2および3の流量センサにおいて、上記切欠部を基板の
上流側端部に設けたものである。
【0011】本発明に係る第5の流量センサは、上記第
1ないし第4の流量センサにおいて、上記切欠部を上記
基板の厚み方向に貫通して設け、この貫通孔の一方に上
記薄膜を引き渡して設けたものである。
【0012】本発明に係る第6の流量センサは、上記第
1の流量センサにおいて、上記基板の横断面形状が流体
の通過方向に対して凹状と成るように上記切欠部を形成
したものである。
【0013】本発明に係る第7の流量センサは、上記第
1ないし第3の流量センサにおいて、薄膜にスリットを
設けたものである。
【0014】本発明に係る第8の流量センサは、上記第
7の流量センサにおいて、上記薄膜が基板に片持ち支持
されるようにスリットを薄膜の周囲に設け、上記薄膜の
自由端部の振動を抑制可能なように振動抑制部材を設け
たものである。
【0015】本発明に係る第9の流量センサは、流体が
通過する基板、この基板に設け上記基板の厚み方向に開
口部を有する切欠部、この切欠部の上記開口部と反対側
に設けた薄膜、上記基板に設け流体の温度を測定する流
体温度検出素子、および上記薄膜に設け上記流体温度検
出素子により測定した流体の温度より高い温度を有する
発熱素子を備え、上記薄膜部の長辺の長さが短辺の長さ
の2倍以上のものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の第1の実施の形態の流量
センサの斜視図で、図2は図1のA―A断面図である。
図中、矢印は流体の流れの向きを表し、1は基板、2は
発熱素子、3は流体温度検出素子、4は信号の入出力用
の端子、5は各素子と端子とを結ぶ配線、8は切欠部、
10は薄膜、22は切欠部8の壁面である。基板1とし
て単結晶シリコン基板を用い、この基板1を裏面から異
方性エッチングすることによって流体が通過する時に上
流側となる側の上記基板の端部に切欠部8を設け薄膜部
10を形成している。図は上記切欠部が上記基板の厚み
方向に貫通(2ヶ所の開口部)しており、貫通孔である
切欠部に薄膜を引き渡して設けている場合を示している
が、切欠部が完全に貫通していない上に薄膜を設けても
良い。
【0017】基板1には流体の温度を検出する流体温度
検出素子3が、薄膜10には発熱素子2が設けてあり、
流体温度検出素子3により測定した流体温度より一定の
温度だけ高く発熱するように設定され、本発明の第1の
実施の形態の流量センサは、上記発熱体から流体への熱
伝達の程度から流体の流量を測定する。
【0018】上記本発明の第1の実施の形態の流量セン
サには、発熱素子が形成される薄膜部より上流側に凹凸
構造がないので、従来の流量センサにおいて見受けられ
た発熱素子裏面側の流速の低下がなく、発熱素子裏面側
の流速も発熱素子表面側の流速とほぼ同じになり、従来
の流量センサに比べると発熱素子裏面側の流速が増大す
るので、発熱素子から流体への対流熱伝達が促進され、
感度が向上する。また、発熱素子より上流側に凹凸構造
ないので、流れの乱れが大幅に減少し、測定精度が向上
する。更に、発熱素子両面の流速がほぼ同じなので、キ
ャビティ構造やダイヤフラム構造の場合と異なり、発熱
素子両面の流体の流速差が非常に小さく、薄膜部表裏の
動圧差は非常に小さくなる。したがって、薄膜部が受け
る揚力も非常に微小となり、薄膜部の振動も小さくなっ
て、センサチップが破壊に至る可能性を低減する。
【0019】上記本発明の第1の実施の形態の流量セン
サを得る際、異方性エッチングを行うと、4つのシリコ
ン(111)面が現れるが、切欠部8は、その内の上流
側の面が残らないようにしてある。また、切欠部8は、
基板全体を下流端まで横断しているのではなく、基板の
横断面形状が通過方向に対して凹状となるように形成し
ている。切欠部8が基板の下流端まで形成されていても
上記効果は得られるが、本実施の形態のように異方性エ
ッチングが施されない部分が下流側に残されているので
基板がさらに補強されるという効果がある。以上の結
果、検出感度が高く、信頼性の高く、さらに強度の優れ
た流量センサを得ることができる。
【0020】実施の形態2.図3は本発明の第2の実施
の形態の流量センサの平面図であり、図中、6は例えば
スリット等の熱絶縁部材で、矢印は流体の流れの向きを
表す。上記実施の形態1では、発熱素子2が形成される
薄膜10は上流側を除き、3方を支持されているが、本
実施の形態では幅10ミクロン程度の細いスリット6を
設けることによって薄膜部をブリッジ状にしている。上
記スリットを薄膜に設けることにより発熱素子2と基板
との熱絶縁性を向上させることができる。上記スリット
幅は、検出特性に悪影響を与える流体の流れの乱れを与
えないために、数ミクロン〜20ミクロン程度が望まし
い。なお、図3のように、スリット6を流体の下流側に
設けることにより熱絶縁性を効率よく向上させることが
できる。図4に本実施の形態と同様スリットを流体の下
流側に設けた別の例を示す。
【0021】本実施の形態では、薄膜部に設けたスリッ
トによって熱伝導損失が小さくなるので、低消費電力
化、高感度化の効果がある。
【0022】実施の形態3.図5は本発明の第3の実施
の形態の流量センサの平面図であり、実施の形態2と同
様のスリットを薄膜10に設けた例であるが、本実施の
形態では、図5に示すように、スリット6を流体の上流
側に設けている。発熱素子よりも上流側にスリットを設
けることにより、スリットを薄膜に設けて発熱素子2と
基板との熱絶縁性を向上させる効果に加えて、流体中の
塵埃の堆積による発熱素子から流体への熱伝導特性の変
化による検出特性の劣化を防止できる。
【0023】実施の形態4.図6は本発明の第4の実施
の形態の流量センサの平面図であり、実施の形態2と同
様のスリットを薄膜10に設けた例であるが、本実施の
形態では、図6に示すように、スリット6を流体の上流
側と下流側に設けている。発熱素子よりも上流側と下流
側にスリットを設けることにより、発熱素子2と基板と
の熱絶縁性をさらに向上させかつ、流体中の塵の堆積に
よる検出特性の劣化を防止できる。
【0024】実施の形態5.図7は本発明の第5の実施
の形態の流量センサの斜視図で、矢印は流体の流れの向
きを表している。図8は図7に示した流量センサを上流
側から見た説明図、図9(a)および(b)はそれぞ
れ、図7におけるA―A断面図およびB―B断面図であ
り、図中、7は上部ストッパ、11は下部ストッパで上
部ストッパ7と下部ストッパ11とで振動抑制部材とな
り、12は支持梁である。図から解るように、本実施の
形態では、発熱素子2と基板1とを隔離するように、薄
膜10の周囲にスリット6を設けることによって発熱素
子2と基板1との熱絶縁性を上げ、検出感度を向上させ
ている。即ち、薄膜部10は、基板1に支持梁12によ
って片持ち支持され、薄膜の自由端部の一部を振動抑制
部材である上部ストッパ7と下部ストッパ11との間の
空隙21内で基板1に支持されている。なお、この空隙
により薄膜の振幅が抑制される。
【0025】切欠部8は裏面からのシリコンの異方性エ
ッチングによって形成されるもので、基板全体を下流端
まで横断しているのではなく、補強のために異方性エッ
チングが施されない枠14が下流側に残されている。ま
た、本実施の形態では薄膜部上下両側に形成したストッ
パによって振幅を抑制し、強度維持を図っているので、
スリットの設計自由度が大きくなる。さらに、振動抑制
部材を設けることにより、切欠部の開口面積の増大によ
る強度低下を防止するという効果もある。
【0026】図10(a)〜(c)、図11(a)〜
(c)および図12(a)、(b)は上記本発明の第5
の実施の形態の流量センサの製造方法の概略を示す断面
工程図であり、第7図のA―A断面に対応している。ま
ず、(100)面を有する単結晶シリコン基板1上に、
例えばTi、Mn、Ni、Zn等の金属であって、酸に
よって選択的にエッチング可能な第1の犠牲層15を堆
積し、好ましくはその輪郭が(110)方向の辺を有す
る矩形になるように整形する{図10(a)}。次い
で、第1の犠牲層上にシリコン窒化膜等の第1の構造層
16を堆積する{図10(b)}。次に発熱素子2(ま
たは温度検出素子3)となる抵抗膜として、例えば白金
膜を堆積する{図10(c)}。その後、前記抵抗膜を
第1の構造層とで包含するように、第2の構造層17と
して、例えば第1の構造層と同じシリコン窒化膜等を堆
積する{図11(a)}。このようにすることで、抵抗
膜を犠牲層エッチングや異方性エッチングなどの後工程
による変質および使用による劣化から保護することがで
きる。次に、第1の犠牲層と同じ材質で薄膜部10を包
含するような第2の犠牲層18を堆積する{図11
(b)}。そして、上部ストッパ7となる第3の構造層
19として、例えば第1、2の構造層と同じシリコン窒
化膜等を堆積する。その後、第3の構造層19を貫通し
て第2の犠牲層に至るエッチングホール20を形成する
{図11(c)}。このエッチングホールは犠牲層エッ
チングにおけるエッチング液の流入口であるとともに、
発熱素子部の表面が流体にさらされるようにする開口部
となる。このエッチングホールを通して、Ti、Mn、
Ni、Zn等の金属膜のみを選択的にエッチングする
液、例えば濃塩酸によって第1、2の犠牲層を除去し、
空隙21を形成する{図12(a)}。最後に、KOH
等シリコンを異方性エッチングするアルカリ系エッチン
グ液を用いて、シリコン基板の裏面からエッチングを行
い、空隙21に達する切欠部8および下部ストッパ11
を形成する。以上の工程により、所望の半導体流量セン
サチップを得ることができる{図12(b)}。
【0027】実施の形態6.図13は本発明の第6の実
施の形態の流量センサの平面図で、図中、13は温度検
出素子、矢印は流体の流れの向きを表す。図14(a)
および(b)はそれぞれ、図13におけるA―A、B―
B断面図である。即ち、裏面からの異方性エッチングに
よって形成した基板1の上流側端部の矩形薄膜部10の
下流側にスリット6を設けてブリッジ状となし、基板1
には流体の温度を検出する流体温度検出素子3が、上記
薄膜10には発熱素子2と温度検出素子13が設けてあ
り、発熱素子2は流体温度検出素子3により測定した流
体温度より一定の温度だけ高い設定温度に発熱するよう
に設定されている。
【0028】本発明の第6の実施の形態の流量センサ
は、上記発熱体から流体への熱伝達の程度を上記発熱素
子の上流側と、下流側両側に設けた温度検出素子13
で、流れによって生じる発熱素子両側の微小な温度変化
の差を検出することにより流体の流量を測定するのであ
る。従来例は加熱電流検出式であり、上記のような課題
があるが、本実施の形態は温度差式のもので従来とは検
出方式が異なるため、上記のような課題を回避すること
ができる。
【0029】即ち、本実施の形態では、流れによって生
じる発熱素子の上流側と下流側の温度差を検出する方式
を用いているので、微小な流量域での感度が向上する効
果がある。また、2つの温度検出素子によって測定した
温度の大小関係によって、逆流を検出することもでき
る。また、薄膜10の下流側にスリットを設けているの
で熱絶縁が効果的で検出感度が高く、信頼性の高い流量
センサを得ること、また強度の優れた流量センサを得る
ことができる。
【0030】実施の形態7.図15は本発明の第7の実
施の形態の流量センサの平面図であり、上記実施の形態
6で下流側のみに設けたスリット6を上流側と下流側と
に設けた場合である。本実施の形態では薄膜10の上流
側と下流側とにスリットを設けているので熱絶縁が効果
的で検出感度が高く、しかも検出特性の劣化も防止され
信頼性の高い流量センサを得ること、また強度の優れた
流量センサを得ることができる。
【0031】実施の形態8.図16は本発明の第8の実
施の形態の流量センサの平面図、図17(a)および
(b)はそれぞれ、図16におけA―A、B―B断面図
であり、上記実施の形態6で下流側のみに設けたスリッ
ト6を、実施の形態5のように薄膜の周囲に設けるとと
もに、実施の形態5と同様にしてストッパを設けたもの
である。本実施の形態では、逆流を検出できるが、流れ
がないときでも薄膜の上流、下流両側のスリット6によ
って、発熱素子両側の薄膜部の温度分布が対称となって
いるので、順逆いずれの方向の流れも同じダイナミック
レンジで検出できるようになる。用途によっては温度分
布が対象でなくオフセットをもたせてもよいが、その場
合流れの方向によってダイナミックレンジが同じにはな
らない。
【0032】実施の形態9.図18本発明第9の実施の
形態の流量センサの平面図、図19(a)および(b)
はそれぞれ、図18におけるA―A、B―B断面図であ
る。本実施の形態では、異方性エッチングによる切欠部
8が2カ所設けられ、それぞれの切欠部8に薄膜10が
設けられている。そのそれぞれの薄膜10に発熱素子2
と温度検出素子13とが1つずつ形成されているが、発
熱素子2と温度検出素子13との配列は薄膜によって異
なっている。即ち、一方の薄膜では上流側に温度検出素
子が、下流側に発熱素子2が設けられ、他方の薄膜では
上流側に発熱素子2が、下流側に温度検出素子が設けら
れる。もちろん、その配列の組み合わせは上記の逆であ
ってもよいことはいうまでもない。
【0033】本実施の形態では、複数個の前記切欠部を
有し、それぞれに前記発熱素子と温度検出素子とを1つ
ずつ配置したので、発熱素子の上流、下流の両側に温度
検出素子を設ける場合に比べて、各々の薄膜部の面積を
小さくできるので、薄膜支持部にかかる応力も小さくな
り、破壊に至る可能性を低減できる効果がある。また、
温度検出素子によって測定した温度の大小関係によっ
て、逆流を検出することもできる。
【0034】実施の形態10.図20は本発明の第10
の実施の形態の流量センサの平面図であり、薄膜10を
上流側から片持ち支持するようにスリットを設け、流体
温度検出素子3により測定した流体の温度より高い温度
を有する発熱素子2と温度検出素子13で検出した温度
との温度差から流量を測定する方式である。図20に示
すようなスリット形状にすることにより、発熱素子下流
側の温度検出素子部における流れによる温度変化を大き
くとることができる。上流側温度検出素子をなくすこと
ができるので、薄膜のサイズが小さくなり、強度向上、
高速応答などの効果がある。本実施の形態を発展させ、
基板に切欠部を複数設け、各々の切欠部に発熱素子2と
温度検出素子13を備えた薄膜を設けてもよい。この場
合、流速分布の測定が可能となる。
【0035】実施の形態11.図21は本発明の第11
の実施の形態の流量センサの平面図であり、スリットを
黒く示し明瞭にしており、図22(a)および(b)は
それぞれ、図21におけるA―A、B―B断面図であ
る。本実施の形態では、異方性エッチングによって形成
された薄膜部を1カ所有している。その薄膜に発熱素子
とその上流側に設けた温度検出素子とからなる第1の対
と、この対と流体の通過方向に対して対象に、発熱素子
とその下流側に設けられた温度検出素子とからなる第2
の対が設けられ、その対同士がスリットによって、概ね
2組の片持ち梁状の部分に分離されている。支持梁24
は薄膜部10全体が同一平面上に含まれるようにするた
めのものである。
【0036】本実施の形態の流量センサは、発熱素子近
傍に生じる温度変化から流量を測定する方式であり、薄
膜部に上記のように設けたスリットによって発熱素子か
ら基板への熱伝導損失を小さくすることができる。ま
た、温度検出素子と発熱素子との組を流れ方向に対称に
2対設けてあるので、温度検出素子への熱伝導や熱伝達
を各対毎に分離できる。したがって、発熱素子上流側に
形成された温度検出素子の温度低下と発熱素子下流側に
形成された温度検出素子の温度上昇とを効果的に分離で
きるので、両温度検出素子で検出される温度の差を大き
くとれ、感度が向上する効果がある。また、2つの温度
検出素子によって測定した温度の大小関係によって、逆
流を検出することもできる。
【0037】実施の形態12.図23は、上記実施の形
態において、基板としたシリコンの単結晶を用い異方性
エッチングによって薄膜を形成するための切欠部を形成
するエッチング過程を説明する説明図であり、図中、1
はシリコン基板で、22は異方性エッチングによって得
られる形状、23は当方性エッチングにより得られる形
状である。即ち、異方性エッチングにより(111)面
と(100)面とが角度125.26度で交わるように
形成され、更に当方性エッチングを施すことによって、
その面をなめらかに接続する曲面23にして切欠を形成
する。
【0038】本発明の実施の形態12は、上記のよう
に、異方性エッチング後に当方性エッチングを施すこと
によって、シリコンの(100)面と(111)面との
境界線をなめらかな曲面状にすることができるので、境
界部における応力を緩和でき、破壊に至る可能性を低減
する効果がある。
【0039】実施の形態13.図24は、上記実施の形
態において、発熱素子2が形成される薄膜10の形状を
説明する説明図である。正方形薄膜の支持部にかかる最
大応力σmaxは、一辺を2aとすると、下式 σmax=0.396(E・P2・a2/h21/3 E:ヤング率 P:圧力 h:膜厚 で表される。薄膜の形状が長方形の場合でも同様の評価
が適用でき、この場合最大応力が加わるのは短辺側の支
持部のおいてであって、その大きさは上式において短辺
の長さを2aとした場合に等しい。即ち、辺の長さが2
a,2b(a<b)である長方形薄膜において、薄膜支
持部にかかる最大応力は短辺側の長さ2aに依存する。
従って、薄膜の長辺の長さが短辺の長さの2倍以上とな
ると、支持部に加わる最大応力は短辺の長さのみに依存
するようになり、長辺の長さには関係しなくなる。図2
4に示すように、長辺が短辺長さの2倍以上の長さを有
する薄膜の長辺を、流体の流れに垂直な方向にとること
により、薄膜支持部に加わる最大許容応力を一定にした
まま、薄膜部面積を大きくとれるようになるので、発熱
素子面積も大きくとれ、流れの微小な乱れを平均化する
効果が得られるようになる。
【0040】上記各実施の形態では基板として単結晶シ
リコンを用いた例を示したが、これに限定されるのでは
なく、例えばガラスおよびセラミック等比較的熱伝導率
の低い材料が用いられる。基板としてシリコンを用いる
と、例えば半導体集積回路作成で用いられるものと同じ
技術を用いて本発明の流量センサが作成できるので、信
号処理回路も同一基板上に作成できる。
【0041】また、各実施の形態では薄膜を矩形とし、
その長辺を流れと垂直な方向に、短辺を流れと平行な方
向になるように形成したが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0042】また、上記各実施の形態では熱絶縁部材と
してスリットを用いた場合を示しているが、多孔質薄膜
等も用いられる。
【0043】さらに、上記各実施の形態では本発明を流
量センサとしての作用効果を主として説明しているが、
流速測定装置に適用されるのはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】本発明の第1の流量センサによれば、流
体が通過する基板、この基板の上流側端部に設け上記基
板の厚み方向に開口部を有する切欠部、この切欠部の上
記開口部と反対側に設けた薄膜、上記基板に設け流体の
温度を測定する流体温度検出素子、および上記薄膜に設
け上記流体温度検出素子により測定した流体の温度より
高い設定温度を有する発熱素子を備え、流体への熱伝達
の程度から流体の流量を測定することにより、検出感度
が高く、信頼性が高く、強度が優れるという効果があ
る。
【0045】本発明の第2の流量センサによれば、流体
が通過する基板、この基板に設け上記基板の厚み方向に
開口部を有する切欠部、この切欠部の上記開口部と反対
側に設けた薄膜、上記基板に設け流体の温度を測定する
流体温度検出素子、上記薄膜に設け上記流体温度検出素
子により測定した流体の温度より高い設定温度を有する
発熱素子、および上記薄膜の上記発熱素子の上流側また
は下流側に設けた温度検出素子を備え、流体への熱伝達
の程度に応じて生じる上記発熱素子の温度と上記温度検
出素子により検出した温度との温度差により流体の流量
を測定することにより、強度が向上するという効果があ
る。
【0046】本発明の第3の流量センサによれば、流体
が通過する基板、この基板に設け上記基板の厚み方向に
開口部を有する切欠部、この切欠部の上記開口部と反対
側に設けた薄膜、上記基板に設け流体の温度を測定する
流体温度検出素子、上記薄膜に設け上記流体温度検出素
子により測定した流体の温度より高い温度を有する発熱
素子、および上記薄膜に上記発熱素子を介して流体の上
流側と下流側に設けた第1、第2温度検出素子を備え、
流体への熱伝達の程度に応じて生じる上記第1、第2温
度検出素子により検出した温度の温度差により流体の流
量を測定することにより、微小な流量域での感度が向上
する効果がある。また、2つの温度検出素子によって測
定した温度の大小関係によって、逆流を検出することも
できるという効果がある。
【0047】本発明の第4の流量センサによれば、第2
または第3の流量センサにおいて上記切欠部を基板の上
流側端部に設けたことにより、検出感度が高く、信頼性
が高いという効果がある。
【0048】本発明の第5の流量センサによれば、第1
ないし第4の流量センサにおいて、上記切欠部を上記基
板の厚み方向に貫通して設け、この貫通孔の一方に上記
薄膜を引き渡して設けたことにより、さらに検出感度が
高くなるという効果がある。
【0049】本発明の第6の流量センサによれば、上記
切欠部を基板の横断面形状が通過方向に対して凹状と成
るように形成したことによりさらに強度が優れるという
効果がある。
【0050】本発明の第7の流量センサによれば、第1
ないし第3の流量センサにおいて、薄膜にスリットを設
けたことにより、さらに検出感度が向上するという効果
がある。
【0051】本発明の第8の流量センサによれば、第7
の流量センサにおいて、上記薄膜が基板に片持ち支持さ
れるようにスリットを薄膜の周囲に設け、上記薄膜の自
由端部の振動を抑制可能なように振動抑制部材を設けた
ことにより、切欠部の開口面積の増大による強度低下を
防止することができ、さらに検出感度が向上する効果が
ある。
【0052】本発明の第9の流量センサによれば、流体
が通過する基板、この基板に設け上記基板の厚み方向に
開口部を有する切欠部、この切欠部の上記開口部と反対
側に設けた薄膜、上記基板に設け流体の温度を測定する
流体温度検出素子、および上記薄膜に設け上記流体温度
検出素子により測定した流体の温度より高い温度を有す
る発熱素子を備え、上記薄膜の長辺の長さが短辺の長さ
の2倍以上であり、上記長辺を流体の流れに垂直な方向
にとることにより、発熱素子面積も大きくとれ、流れの
微小な乱れを平均化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の流量センサの斜
視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の流量センサの断
面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の流量センサの平
面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の流量センサの平
面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態の流量センサの平
面図である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態の流量センサの平
面図である。
【図7】 本発明の第5の実施の形態の流量センサの斜
視図である。
【図8】 本発明の第5の実施の形態の流量センサの説
明図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の流量センサの断
面図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態の流量センサを
製造する断面工程図である。
【図11】 本発明の第5の実施の形態の流量センサを
製造する断面工程図である。
【図12】 本発明の第5の実施の形態の流量センサを
製造する断面工程図である。
【図13】 本発明の第6の実施の形態の流量センサの
平面図である。
【図14】 本発明の第6の実施の形態の流量センサの
断面図である。
【図15】 本発明の第7の実施の形態の流量センサの
平面図である。
【図16】 本発明の第8の実施の形態の流量センサの
平面図である。
【図17】 本発明の第8の実施の形態の流量センサの
断面図である。
【図18】 本発明の第9の実施の形態の流量センサの
平面図である。
【図19】 本発明の第9の実施の形態の流量センサの
断面図である。
【図20】 本発明の第10の実施の形態の流量センサ
の平面図である。
【図21】 本発明の第11の実施の形態の流量センサ
の断面図である。
【図22】 本発明の第11の実施の形態の流量センサ
の平面図である。
【図23】 本発明の第12の実施の形態の流量センサ
の説明図である。
【図24】 本発明の第13の実施の形態の流量センサ
の説明図である。
【図25】 従来の流量センサの平面図である。
【図26】 従来の流量センサの断面図である。
【図27】 従来の流量センサの説明図である。
【図28】 従来の流量センサの説明図である。
【符号の説明】
1 基板、2 発熱素子、3 流体温度検出素子、6
スリット、8 切欠部、10 薄膜、13 温度検出素
子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が通過する基板、この基板の上流側
    端部に設け上記基板の厚み方向に開口部を有する切欠
    部、この切欠部の上記開口部と反対側に設けた薄膜、上
    記基板に設け流体の温度を測定する流体温度検出素子、
    および上記薄膜に設け上記流体温度検出素子により測定
    した流体の温度より高い設定温度を有する発熱素子を備
    え、流体への熱伝達の程度から流体の流量を測定する流
    量センサ。
  2. 【請求項2】 流体が通過する基板、この基板に設け上
    記基板の厚み方向に開口部を有する切欠部、この切欠部
    の上記開口部と反対側に設けた薄膜、上記基板に設け流
    体の温度を測定する流体温度検出素子、上記薄膜に設け
    上記流体温度検出素子により測定した流体の温度より高
    い設定温度を有する発熱素子、および上記薄膜の上記発
    熱素子の上流側または下流側に設けた温度検出素子を備
    え、流体への熱伝達の程度に応じて生じる上記発熱素子
    の温度と上記温度検出素子により検出した温度との温度
    差により流体の流量を測定する流量センサ。
  3. 【請求項3】 流体が通過する基板、この基板に設け上
    記基板の厚み方向に開口部を有する切欠部、この切欠部
    の上記開口部と反対側に設けた薄膜、上記基板に設け流
    体の温度を測定する流体温度検出素子、上記薄膜に設け
    上記流体温度検出素子により測定した流体の温度より高
    い温度を有する発熱素子、および上記薄膜に上記発熱素
    子を介して流体の上流側と下流側に設けた第1、第2温
    度検出素子を備え、流体への熱伝達の程度に応じて生じ
    る上記第1、第2温度検出素子により検出した温度の温
    度差により流体の流量を測定する流量センサ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のものにおい
    て、上記切欠部を基板の上流側端部に設けたことを特徴
    とする流量センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のも
    のにおいて、上記切欠部を上記基板の厚み方向に貫通し
    て設け、この貫通孔の一方に上記薄膜を引き渡して設け
    たことを特徴とする流量センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のものにおいて、上記基
    板の横断面形状が流体の通過方向に対して凹状と成るよ
    うに上記切欠部を形成したことを特徴とする流量セン
    サ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれかに記載のも
    のにおいて、薄膜にスリットを設けたことを特徴とする
    流量センサ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のものにおいて、上記薄
    膜が基板に片持ち支持されるようにスリットを薄膜の周
    囲に設け、上記薄膜の自由端部の振動を抑制可能なよう
    に振動抑制部材を設けたことを特徴とする流量センサ。
  9. 【請求項9】 流体が通過する基板、この基板に設け上
    記基板の厚み方向に開口部を有する切欠部、この切欠部
    の上記開口部と反対側に設けた薄膜、上記基板に設け流
    体の温度を測定する流体温度検出素子、および上記薄膜
    に設け上記流体温度検出素子により測定した流体の温度
    より高い温度を有する発熱素子を備え、上記薄膜の長辺
    の長さが短辺の長さの2倍以上であり、上記長辺を流体
    の流れに垂直な方向にとることを特徴とする流量セン
    サ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115077624A (zh) * 2022-07-28 2022-09-20 深圳市强生光电科技有限公司 一种数字化温湿度传感器封装结构及其使用方法

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