JP2000352174A - 目地処理工法及びそれに用いる目地処理用テープ - Google Patents

目地処理工法及びそれに用いる目地処理用テープ

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JP2000352174A
JP2000352174A JP16217099A JP16217099A JP2000352174A JP 2000352174 A JP2000352174 A JP 2000352174A JP 16217099 A JP16217099 A JP 16217099A JP 16217099 A JP16217099 A JP 16217099A JP 2000352174 A JP2000352174 A JP 2000352174A
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Japan
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nonwoven fabric
putty
fabric sheet
joint
cut
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JP16217099A
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Yusuke Chikamori
祐介 近森
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I S T KK
IST Corp Japan
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I S T KK
IST Corp Japan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目地処理用のファイバーテープがメッシュ状
で、また厚いので、下付けパテを塗布した後更に上付け
パテを2,3回塗布しなければパテの表面が周囲と段差
無くなじんだ状態とならず、工期が長時間かかる。 【解決手段】 2つの建築用板材のVカット部のジョイ
ント部である目地溝をパテで充填した後(ステップS1
2)、目地溝を覆うように、建築用板材の表面上に不織
布シートを貼付する(ステップS13)。不織布シート
はシート状のポリプロピレンスパンボンド不織布で、穴
を規則的に多数穿設してテープ状にした構成のものであ
る。不織布シートは、衝撃や引っ掛けに対して優れた耐
久性を有し、また、多方面に対して優れた強度を有して
おり、水分による伸縮が無く軽量で、ファイバーテープ
よりも薄いという特長がある。その後、仕上げ処理を行
う(ステップS14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は目地処理工法及びそ
れに用いる目地処理用テープに係り、特に建築用板材の
施工等に用いる目地処理工法及びそれに用いる目地処理
用テープに関する。
【0002】
【従来の技術】石膏ボードや軽量気泡コンクリート板等
の建築用板材を用いて壁、柱、天井や梁等を施工すると
きには、例えば、図4に示すように、建築用板材1及び
2の、いわゆるVカットされた側面同士を対向させて貼
り付けて、図5に示す工程に従って目地処理を行う。す
なわち、建築用板材1及び2の、いわゆるVカットされ
た側面同士を突き合わせて貼り付けた状態で、汚れ、埃
等をブラシで除去したり、段違いがある時には建築用板
材1、2の手直しなどを行う素地ごしらえを行う(図5
のステップS1)。
【0003】続いて、上記の建築用板材1、2のVカッ
ト部(目地溝)を覆うように、図4に示すように建築用
板材1、2の表面上にメッシュ状のファイバーテープ3
を貼付する(図5のステップS2)。目地を補強し、施
工後に建築用板材1、2がずれる方向に力が働いた時な
どに生じるひび割れを極力防止するためである。なお、
図4では便宜上、ファイバーテープ3は簡略して図示し
てある。続いて、ファイバーテープ3の上から下付けパ
テをへらで加圧しながら、ファイバーテープ3の網目を
通して目地溝に塗布し、目地溝を充填する第1の下地処
理を行う(図5のステップS3)。
【0004】次に、上記の下付けパテを十分に乾燥させ
た後、上記のファイバーテープ3を覆うために中付けパ
テ及び上付けパテを、2,3回塗布して表面を平坦にす
る第2の下地処理を行う(図5のステップS4)。その
後、硬化した上付けパテの表面を研磨してできるだけ平
坦にする研磨工程を実施して目地処理を終了する(図5
のステップS5)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の目地処理工法では、ファイバーテープ3がメッシュ状
で、また厚いので、下付けパテを塗布した後更に上付け
パテを2,3回塗布しなければパテの表面が周囲と段差
無くなじんだ状態とならず、そのためパテを塗布する毎
に乾燥させるための時間が必要となり、工期が長時間か
かるという問題がある。また、従来はパテの割れや剥離
防止のために、珪藻土を上付けパテの上に設けることも
知られているが、作業工程が増えるために作業能率が悪
い。
【0006】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
工期を短縮し得る目地処理工法及びそれに用いる目地処
理用テープを提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、作業能率よく
割れや剥離を防止し得る目地処理工法及びそれに用いる
目地処理用テープを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の目地処理工法は、2つの建築用板材のVカ
ットされた側面同士を突き合わせて貼り付けた状態で素
地ごしらえを行う第1の工程と、2つの建築用板材のV
カット部を下付けパテで充填する第2の工程と、2つの
建築用板材のVカット部を覆うように、2つの建築用板
材の表面上にテープ状で、かつ、多数の穴が穿設されて
いるポリプロピレンスパンボンド不織布シートを貼付す
る第3の工程とを含むことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、不織布シートの上から該
不織布シート及びその周辺の2つの建築用板材の表面に
へらで仕上げパテを一回塗布する第4の工程を更に設け
てもよい。
【0010】また、上記の目的を達成するため、本発明
の目地処理用テープは、互いに側面が突き合わされた2
つの建築用板材のVカット溝の上に貼付されて、Vカッ
ト溝を強化するための目地処理用テープにおいて、テー
プ状で、かつ、多数の穴が穿設されているポリプロピレ
ンスパンボンド不織布シートからなることを特徴とす
る。
【0011】本発明では、衝撃や引っ掛けに対して優れ
た耐久性を有し、また、多方面に対して優れた強度を有
しており、また水分による伸縮が無い不織布シートを目
地処理用テープとして使用するようにしたため、仕上げ
パテの一回の塗布だけで従来と仕上げ時と同様の平坦面
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図1は本発明になる目地処理
工法の一実施の形態のフローチャートを示す。同図に示
すように、この実施の形態の目地処理工法では、まず、
2つの建築用板材の、いわゆるVカットされた側面同士
を突き合わせて貼り付けた状態で、汚れ、埃等をブラシ
で除去したり、段違いがある時には建築用板材の手直し
などを行う素地ごしらえを行う(図1のステップS1
1)。
【0013】次に、図2(A)の断面図に示すように、
2つの建築用板材1、2のジョイント部分であるVカッ
ト部(目地溝)5内に下付けパテ7を充填する下地処理
を行う(図1のステップS12)。続いて、本実施の形
態の特徴であるシート貼りを行う(図1のステップS1
3)。すなわち、図2(A)の断面図に示すように、下
付けパテ7で充填された、2つの建築用板材1、2のV
カット部(目地溝)5を覆うように、建築用板材1、2
の表面上に目地処理用テープである不織布シート6を貼
付する。
【0014】この不織布シート6はシート状のポリプロ
ピレンスパンボンド不織布で、例えばデュポン株式会社
の商品名「ザバーン」又は「タイパー」に、図3(A)
の上面図に示すように、穴10が規則的に多数穿設され
た、テープ状の構成のものである。なお、商品名「タイ
パー」は本来、土木及びカーペットの一次基布に用い、
商品名「ザバーン」はそれ以外の用途に本来使用する不
織布であるが、本実施の形態では、この不織布を目地処
理用に転用したものである。
【0015】この不織布シート6は、衝撃や引っ掛けに
対して優れた耐久性を有し、また強度に方向性が無く、
多方面に対して優れた強度を有しており、また連続繊維
であるので端部のほつれがなく、更に水分による伸縮が
無く軽量で、ファイバーテープよりも薄いという特長が
ある。
【0016】続いて、テープ状の不織布シート6の上か
ら仕上げパテをへらで加圧しながら、不織布シート6の
表面とその周辺の建築用板材1及び2を覆う仕上げ処理
を行う(図1のステップS14)。これにより、図2
(B)の断面図に示すように、仕上げパテ8が不織布シ
ート6の表面とその周辺の建築用板材1及び2を覆う。
このとき、仕上げパテ8の一部はテープ状の不織布シー
ト6の穴10を通して一部が目地溝5内に浸透する。
【0017】ここで、従来は下付けパテを塗布した後、
更に上付けパテを2,3回塗布しなければ、パテの表面
が周囲と段差無くなじんだ状態とならなかったが、この
実施の形態では、不織布シート6が薄くて強度も十分に
あるので、建築用板材1及び2とのなじみが大変良く、
このため仕上げパテ8の一回の塗布だけで、従来の仕上
げ時と同様の、不織布シート6上の仕上げパテ8の部分
と建築用板材1及び2上の仕上げパテ8の部分の段差の
殆ど無い平坦面を得ることができる。本実施の形態で
は、これにより十分な平坦面を得ることができるが、そ
の後、硬化した仕上げパテ8の表面を研磨してもよい。
【0018】この実施の形態によれば、前述したよう
に、仕上げパテ8の一回の塗布だけで従来と仕上げ時と
同様の平坦面を得ることができるため、従来に比べて工
期を大幅に短縮することができると共に、パテ塗は1回
だけで良いため作業能率も向上することができる。更
に、不織布シート6は、衝撃や引っ掛けに対して優れた
耐久性を有し、また、多方面に対して優れた強度を有し
ており、また水分による伸縮が無いため、従来の珪藻土
を表面に設けたものに比べて割れや剥離を少なくでき
る。
【0019】更に、メッシュ状のファイバーテープで
は、強度を有する方向性が限定されているのに対し、こ
の実施の形態の不織布シート6では、全方向に対して十
分な強度を有するために、どのような方向に力が加わっ
ても割れを防止できる。また、この実施の形態に目地処
理用テープとして用いる不織布シート6は、出隅、入
隅、モルタル又はコンクリート下地、珪藻土塗り仕上げ
の下地材などにも使用できる。
【0020】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形例が考えられるものであ
る。例えば、建築用板材1及び2がクロス貼りボードの
場合は、クロスにより目地処理用テープとして用いる不
織布シート6の動きが制限されるので、シート貼りした
後の仕上げ処理は不要にできる。
【0021】また、例えば不織布シート6に穿設される
穴の形状や配置は、図3(A)に示すような同一の円形
の穴10がマトリックス状に多数配置されているものに
限定されるものではなく、図3(B)のように、小径の
円形の穴11と大径の円形の穴12とを混在させて規則
的に配置してもよく、更には、円形以外の形状でもよ
く、また、配置は規則的でなくてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
衝撃や引っ掛けに対して優れた耐久性を有し、また、多
方面に対して優れた強度を有しており、また水分による
伸縮が無い不織布シートを目地処理用テープとして使用
することにより、仕上げパテの一回の塗布だけで従来と
仕上げ時と同様の平坦面を得ることができるため、従来
に比べて工期を大幅に短縮することができると共に、パ
テ塗は1回だけで良いため作業能率も向上でき、また、
従来の珪藻土を表面に設けたものに比べて割れや剥離を
少なくでき、更に、全方向に対して十分な強度を有する
ために、どのような方向に力が加わっても割れを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法の一実施の形態のフローチャートで
ある。
【図2】図1の工法を説明する断面図である。
【図3】本発明テープの各実施の形態の平面図である。
【図4】従来工法の一例の説明用斜視図である。
【図5】従来工法の一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 建築用板材 5 Vカット部(目地溝) 6 不織布シート 7 下付けパテ 8 仕上げパテ 10〜12 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの建築用板材のVカットされた側面
    同士を突き合わせて貼り付けた状態で素地ごしらえを行
    う第1の工程と、 前記2つの建築用板材のVカット部を下付けパテで充填
    する第2の工程と、前記2つの建築用板材のVカット部
    を覆うように、該2つの建築用板材の表面上にテープ状
    で、かつ、多数の穴が穿設されているポリプロピレンス
    パンボンド不織布シートを貼付する第3の工程とを含む
    ことを特徴とする目地処理工法。
  2. 【請求項2】前記不織布シートの上から該不織布シート
    及びその周辺の前記2つの建築用板材の表面にへらで仕
    上げパテを一回塗布する第4の工程を更に設けたことを
    特徴とする目地処理工法。
  3. 【請求項3】 互いに側面が突き合わされた2つの建築
    用板材のVカット溝の上に貼付されて、Vカット溝を強
    化するための目地処理用テープにおいて、 テープ状で、かつ、多数の穴が穿設されているポリプロ
    ピレンスパンボンド不織布シートからなることを特徴と
    する目地処理用テープ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228417A (ja) * 2008-02-28 2009-10-08 Mitsuboshi Belting Ltd 断熱防水工法
US9376824B2 (en) 2006-12-12 2016-06-28 United States Gypsum Company Nonwoven joint tape having low moisture expansion properties and method for using same
JP2017008663A (ja) * 2015-06-25 2017-01-12 積水化学工業株式会社 内装用目地処理テープ及び内装用目地処理方法
WO2023108664A1 (zh) * 2021-12-18 2023-06-22 苏州红泥新材料科技有限公司 改善板材拼接抗裂性的方法以及板材拼接抗裂饰面及制作方法

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