JP2000351962A - 吸収式冷凍機の運転方法 - Google Patents

吸収式冷凍機の運転方法

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JP2000351962A JP11165239A JP16523999A JP2000351962A JP 2000351962 A JP2000351962 A JP 2000351962A JP 11165239 A JP11165239 A JP 11165239A JP 16523999 A JP16523999 A JP 16523999A JP 2000351962 A JP2000351962 A JP 2000351962A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 220℃以上の高温系にあって、良好に使用
することができる吸収式冷凍機の運転方法を得る。 【解決手段】 アノード型インヒビターを含有し、ヨウ
化物を含有しないリチウムブロマイド水溶液を吸収液と
して運転される吸収式冷凍機を運転するに、前記冷凍機
内に炭素鋼よりなる機器における溶液温度を220℃よ
り高く280℃より低い温度域として使用する場合に、
前記吸収液に、前記アノード型インヒビターとして、モ
リブデン酸塩をモリブデン酸リチウム換算で30ppm
以上(好ましくは300〜700ppm)添加し、亜硫
酸塩若しくは亜硫酸水素塩を、亜硫酸ナトリウム換算で
0〜800ppmの濃度(好ましくは10〜500pp
m)で添加して運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍機の運
転方法に関するものであり、さらに詳細には、吸収液の
主成分がリチウムブロマイド水溶液であり、これにイン
ヒビターとしてアノード型のインヒビター(代表的には
モリブデン酸リチウムあるいは硝酸リチウム)を含有す
る吸収液で、吸収機能を発揮するハロゲン成分として、
ヨウ化物を含有しない吸収液を使用して、吸収式冷凍機
を比較的高い温度域で運転する場合の運転技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、様々な技術的要請から、二重効用
式冷凍機システムに対して、三重効用式冷凍機システム
の採用が検討されている。このような三重効用式冷凍機
システムにあっても、炭素鋼をシステムを構成する機器
の材料として採用される。これまで実施されてきた二重
効用式冷凍機システムであっては、高温部における溶液
温度は、高々180℃程度であり、それ以上の例えば、
190℃以上の高温域における吸収液としての好ましい
ものがどのようなものであるかは、未だ判明していな
い。一般に、リチウムブロマイド水溶液を炭素鋼に対し
て、180℃以下の温度範囲で用いる場合、主にインヒ
ビターとしてモリブデン酸リチウムが使用され、塩基度
の調整用に水酸化リチウムが使用される。このようなイ
ンヒビターは、180℃程度以下の温度域において、良
好にその機能を発揮するが、200℃以上の高温では、
局部腐食及び水素ガス発生を抑制することは非常に困難
であると考えられていた。しかしながら、例えば三重効
用式冷凍機システムにおいては、その溶液温度は250
〜260℃にも及ぶ。従って、このような温度域におい
て局部腐食等を発生することなく使用できる吸収式冷凍
機の運転技術を得ることが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願の一つの
目的は、例えば、190℃から220℃といった従来対
象とされてこなかった高温の温度域において、良好な運
転状態を維持できる吸収式冷凍機の運転方法を得ること
にある。
【0004】一方、発明者らは、本願にとっては低温側
となる温度域(180℃以下)において、ステンレス鋼
からなる機器を備えた吸収式冷凍機の運転方法として、
吸収液としてのリチウムブロマイド水溶液に、アノード
型インヒビターを含有させ、さらに亜硫酸ナトリウム等
の還元性を備えた還元剤を添加して吸収式冷凍機を運転
することを提案している(特願平6−263341)。
この提案にあっては、例えば、亜硫酸ナトリウムの濃度
は、2000ppmとしており、実際上、溶解限界を越
える状態となっても、その還元性能が十分に確保される
ことが好ましいと考えている。即ち、このような中心原
子が硫黄である還元性を有するオキソ酸塩を還元剤とし
て使用する場合は、主にステンレス鋼を対象とし、溶液
温度域が比較的低温であった等の理由により、その上限
濃度に限界を設けて来なかった。
【0005】さて、発明者らは、吸収式冷凍機の構成機
器として炭素鋼からなる機器を、その高温部に備えた冷
凍機を運転する場合に、リチウムブロマイド水溶液にア
ノード型インヒビターを含有させ、さらに亜硫酸ナトリ
ウム等の還元性を備えた還元剤を添加して使用すること
を考えた。ここで、対象としている温度域は、先に説明
した190℃以上220℃以下の温度域よりさらに高い
温度域である250±30℃程度の温度域である。この
温度域は、先に説明した三重効用式冷凍機システムの最
高温度(ほぼ250〜260℃)を含む温度域であり、
最も高温側の再生器の温度域である。
【0006】上記の還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム)
の添加は、系内に空気等が不測に混入した場合にあって
も、局部腐食等の問題を抑えるという利点がある。しか
しながら、従来考えていたような比較的高濃度の還元剤
を添加しておくと、上記の220〜280℃程度の温度
域においては、局部腐食及び水素発生が増加しやすいこ
とを見出した。さらにこの傾向は、溶液温度の増加に伴
って激しくなるものと推測される。このような技術的課
題は、今般、発明者らが新たに見出し課題である。この
状況を発明者らが行った浸漬実験の結果を示す図1、図
2に基づいて説明する。ガスが封入されたオートクレー
ブ中に下記のテストピース及び溶液を収納し、系を所定
の温度状態に設定して、所定の実験時間経過させて、テ
ストピースの腐食量及びガス発生量を測定する実験を行
った。これらの図面は、横軸が溶液温度(℃)を、縦軸
がそれぞれ局部腐食深さ(μm)、水素ガス発生量(N
cc/m2)を示している。図面において採用している
実験条件(テストピース条件、溶液条件等)は、以下の
とおりである。 1 テストピース条件 材料 炭素鋼 SS400 形状 縦50mm×横80mm×厚み2mm 浸漬状態 全浸漬 個数 テストピース5枚を同一条件でテスト 2 溶液 リチウムブロマイド水溶液 55〜65% 水酸化リチウム添加濃度 0.12N 硝酸リチウムの添加濃度 0及び50ppm 3 その他の条件 実験時間 720Hr 雰囲気 Ar封入で真空相当のもの及び 空気が混入したもの
【0007】図1、図2において、各線は以下の組成の
ものである。 二点鎖線:前記の組成の溶液にアノード型インヒビター
としてのモリブデン酸リチウムを500ppm添加した
もので、空気の混入が無く実質上の真空条件下と見なせ
るもの 一点鎖線:前記の組成の溶液にアノード型インヒビター
としてのモリブデン酸リチウムを500ppm添加した
もので、空気の混入があるもの 実線 :前記の組成の溶液にアノード型インヒビター
としてのモリブデン酸リチウムを500ppm、還元剤
としての亜硫酸ナトリウムを2000ppm添加したも
ので、空気の混入が無く実質上の真空条件下と見なせる
もの 破線 :前記の組成の溶液にアノード型インヒビター
としてのモリブデン酸リチウムを500ppm、硝酸リ
チウムを50ppm含有し、還元剤としての亜硫酸ナト
リウムを2000ppm添加したもので、空気の混入が
無く実質上の真空条件下と見なせるもの
【0008】図1、図2から以下のことが判明する。 1 局部腐食に関して イ 従来の180℃程度以下においては、モリブデン酸
リチウムのみを含むものは、2000ppmの亜硫酸ナ
トリウムを添加したもの(硝酸リチウムを添加したもの
も含む)に対して、局部腐食量が大きい。 ロ 従来の180℃程度以下においては、モリブデン酸
リチウムのみを添加したものは、空気の混入に対して弱
く、空気混入時には、混入しないものに対して2倍強の
局部腐食を示す。 ハ この実験結果条件においては、局部腐食量50〜1
00μmが実質上、許容できる限界となる。 ニ 一方、系の温度が220℃を越えると、180℃以
下の温度域において、モリブデン酸リチウムのみを添加
したものより腐食抑制効果が高かった2000ppmの
亜硫酸ナトリウムを添加したもの(硝酸リチウムを添加
したものも含む)において、急速に、その腐食が増加す
る。
【0009】2 水素発生に関して イ 従来の180℃程度以下の条件においては、モリブ
デン酸リチウムのみを添加したものは、2000ppm
の亜硫酸ナトリウムを添加したもの(硝酸リチウムを添
加したものも含む)に対して、水素発生量が大きい。 ロ 従来の180℃程度以下の条件においては、モリブ
デン酸リチウムのみを添加したものは、空気の混入があ
っても、その水素発生量はほとんど同じである。 ハ この実験結果条件においては、水素発生量4000
Ncc/m2が実質上、許容できる限界となる。 ニ 一方、系の温度が220℃を越えると、モリブデン
酸リチウムのみを添加するものより、水素発生量が少な
く良好な2000ppmの亜硫酸ナトリウムを添加する
もの(硝酸リチウムを添加するものも含む)は、急速
に、水素発生量が増加する。
【0010】従って、アノード型インヒビターを含有す
る系において亜硫酸ナトリウム等の還元剤を添加して良
好な結果を得られていた従来型のものは、220℃より
高い温度条件下においては、この還元剤起因の問題が発
生する傾向を有する。よって、本願の更なる目的は、2
20℃より高い高温系にあって、良好に使用することが
できる吸収式冷凍機の運転方法を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのアノード型インヒビターを含有し、ヨウ化物を含有
しないリチウムブロマイド水溶液を吸収液として運転さ
れる吸収式冷凍機の運転方法の特徴手段は、請求項1に
記載されているように、前記冷凍機内に炭素鋼よりなる
機器における溶液温度を220℃より高く280℃より
低い温度域として使用する場合に、前記吸収液に、前記
アノード型インヒビターとして、モリブデン酸塩を、モ
リブデン酸リチウム換算で30ppm以上添加し(この
場合の上限は実際上溶液最高温度における溶解限度とな
るが、添加量としてはこの溶解限度を超えて100〜2
00ppm加えておくことが好ましい。)、亜硫酸塩若
しくは亜硫酸水素塩を、中心原子が硫黄である還元性を
有するオキソ酸塩として、亜硫酸ナトリウム換算で80
0ppm以下(0ppmは除く)の濃度添加して運転す
ることにある。換言すれば、亜硫酸塩もしくは亜硫酸水
素塩の最高濃度を、亜硫酸ナトリウム換算で、800p
pmとする。このような場合、塩基度調整用に、水酸化
アルカリ金属化合物が、水酸化リチウム換算で0.3N
以下の濃度で添加する。このような操作をおこなう場合
に、請求項2に記載されているように、前記還元剤とし
ては亜硫酸塩を中心原子が硫黄である還元性を有するオ
キソ酸塩として含有させることが好ましい。この手法に
あって、アノード型インヒビターの濃度範囲の選定、さ
らに水酸化アルカリ金属化合物添加による塩基度調整
は、従来行われてきたと同様である。従って、アノード
型インヒビターの添加及び塩基度調整によって、腐食の
促進を抑えることができる。さらに、モリブデン酸塩に
加えて、硝酸塩を添加するものとしてもよい。この場合
硝酸塩を少量添加することにより、モリブデン酸塩単独
より若干強い酸化力となり、鉄表面に不動態被膜を作り
やすい。さて、系内に添加される、あるいは添加されな
いままにしておく中心原子が硫黄である還元性を有する
オキソ酸塩の量は、亜硫酸ナトリウム換算で、800p
pm以下の濃度とする。このようにしておくと、還元剤
濃度に上限を設けることにより、高温運転時の局部腐食
の発生、水素ガス発生を従来程度に抑えることが可能と
なる。モリブデン酸塩をアノード型インヒビターとして
使用すると、他のアノード型インヒビターに比較して酸
化力がマイルドでありながら有効な効果を容易に得るこ
とができる。
【0012】さて、上記のような運転方法において、請
求項3に記載されているように、前記モリブデン酸塩の
濃度を、モリブデン酸リチウム換算で300〜700p
pmの範囲に設定し、前記亜硫酸塩の濃度を、亜硫酸ナ
トリウム換算で10〜500ppmの濃度に設定するこ
とが好ましい。このようにすることにより、以下の様な
作用効果を奏することができる。モリブデン酸塩の濃度
を、モリブデン酸リチウム換算で300〜700ppm
の範囲に設定する理由は、300ppm以下では、持続
的な効果を得にくい場合があり、700ppm以上添加
しても、好ましい添加量に対して特に優れた効果を得に
くい場合がある。前記亜硫酸塩の濃度を、亜硫酸ナトリ
ウム換算で10〜500ppmの濃度に設定する理由
は、10ppm以下にあっては、亜硫酸塩を添加して局
部腐食深さを小さく抑える効果、さらには空気混入時に
局部腐食深さを小さく抑える効果を得にくい場合もあ
る。一方、500ppm以上とすると、高温条件下にお
いて使用することにより、この還元剤の存在による問題
(局部腐食が出やすい傾向、水素発生が起こり易くなる
傾向)が出やすい場合もある。この様な亜硫酸塩の効果
を発明者らは以下の様に考えている。本願の様な吸収液
にあっては、アノード型インヒビターにより不動態被膜
としての酸化被膜が形成される。この状態で空気の混入
があると、亜硫酸塩によりこの影響が抑えられる。しか
しながら、本願の様な高温条件下では、亜硫酸塩濃度が
高いと空気による消費を超えて前記酸化被膜を部分的に
還元溶解させるものとなるものと推測される。結果、腐
食による水素ガス発生も多くなり、局部的な腐食形状と
なると考えられる。さらに、前記水酸化アルカリ金属化
合物の濃度を、水酸化リチウム換算で0.03〜0.2
Nの濃度に設定することが好ましい。この理由は、0.
03N以下では、塩基度調整の目的を発揮できず、0.
2N以上添加しても、好ましい添加量に対して特に優れ
た効果を得にくい。また硝酸塩を添加する場合は、硝酸
リチウム換算で、20〜100ppmの濃度に設定する
ことが好ましい。20ppm以下では、酸化力の増加の
効果を得にくく、100ppm以上添加しても、好まし
い添加量に対して特に優れた効果を得にくい。
【0013】さて、上記の亜硫酸塩の濃度範囲として
は、請求項4に記載されているように、その濃度を、亜
硫酸ナトリウム換算で20〜400ppmの濃度に設定
することが好ましい。この濃度範囲が、たとえ空気が混
入しても局部腐食深さを最も低く保つことができるため
である。
【0014】以上が、比較的高温側の温度域(220〜
280℃)において好適な運転方法である。一方、この
温度域より低いが従来より高い温度域(190〜220
℃)にあっては、以下のような運転方法を採用すること
が好ましい。即ち、アノード型インヒビターを含有し、
ヨウ化物を含有しないリチウムブロマイド水溶液を吸収
液として運転される吸収式冷凍機の運転にあたっては、
請求項5に記載されているように、前記冷凍機内に炭素
鋼よりなる機器を備え、前記機器部位において溶液温度
が190℃以上220℃以下の温度域で使用する場合
に、前記吸収液に、前記アノード型インヒビターとして
モリブデン酸塩をモリブデン酸リチウム換算で30pp
m以上(さらに好ましくは300〜700ppm)添加
し、亜硫酸塩若しくは亜硫酸水素塩を、中心原子が硫黄
である還元性を有するオキソ酸塩として、亜硫酸ナトリ
ウム換算で250ppm以上添加し(実質上の上限は溶
解限度となる)て運転するのである。この場合も、水酸
化アルカリ金属化合物を、水酸化リチウム換算で0.3
N以下の濃度で添加して運転する。このようにすると、
比較的低温側の領域においては、局部腐食深さに関し
て、モリブデン酸単独、あるいは空気混入の場合に比較
して、その量を低く保ことができ好ましい。さらに、発
生する水素ガス量も従来程度、あるいはそれ以下程度に
保ことができる。一方、この条件で運転する場合は、系
の最高温度を、190℃以上220℃以下に維持するこ
とで、系の不安定化を防止することができる。
【0015】さて、上記の請求項5に係る比較的低温域
に於ける運転方法にあって、請求項6に記載されている
ように、前記中心原子が硫黄である還元性を有するオキ
ソ酸塩として、少なくとも前記亜硫酸塩を添加し、その
濃度を、亜硫酸ナトリウム換算で300〜2500pp
mとして運転することが好ましい。このように比較的温
度が低い領域にあっては、還元剤としての亜硫酸塩の濃
度を、比較的高濃度に保ことにより、その還元性を維持
させ、局部腐食深さ、水素ガス発生量を従来程度の低い
量に抑えることができる。ここで、亜硫酸塩量が300
ppmより少ないと、還元剤としての性能を充分には確
保しにくく、2500ppmより高い量を添加しても、
その還元剤としての効果は飽和してしまい、顕著な効果
の増加を得にくい。さらに、前記水酸化アルカリ金属化
合物の濃度を、水酸化リチウム換算で0.03〜0.2
Nの濃度に設定する。この理由は、0.03N以下で
は、塩基度調整の目的を達成できず、0.2N以上添加
しても、好ましい添加量に対して特に優れた効果を得に
くい。この場合も、この条件で運転する場合は、系の最
高温度を、190℃以上220℃以下に維持すること
で、系の不安定化を防止することができる。
【0016】換言すると、請求項7に記載されているよ
うに、アノード型インヒビターを含有し、ヨウ化物を含
有しないリチウムブロマイド水溶液を吸収液として運転
される吸収式冷凍機の運転方法であっては、前記冷凍機
内に炭素鋼よりなる機器を備える場合で、前記吸収液
に、前記アノード型インヒビターとしてモリブデン酸塩
をモリブデン酸リチウム換算で30ppm以上(好まし
くは300〜700ppm)含有し、亜硫酸塩若しくは
亜硫酸水素塩を、中心原子が硫黄である還元性を有する
オキソ酸塩として、亜硫酸ナトリウム換算で250pp
m以上含有し(実質上の上限は溶解限度となる)て運転
する場合に、前記炭素鋼よりなる機器における溶液最高
温度を、190℃以上220℃以下の温度域に維持する
ことが好ましい。従来技術からの発展を考えると、系を
一部高温側運転しようとするが、上記の還元剤を含有す
る組成の吸収液を使用しようとする場合、炭素鋼からな
る機器の溶液最高温度を220℃以下とすることで、還
元剤起因の局部腐食深さ、水素ガス発生の問題を避ける
ことができる。
【0017】本願にあっては、請求項1から4の運転方
法で、溶液温度を高く維持する場合には、添加されるべ
き還元剤濃度に上限を設けて、この還元剤起因の問題が
発生することが回避される。一方、還元剤濃度を比較的
高く保つ場合にあっては、請求項7に示すように、炭素
鋼からなる機器内の溶液最高温度に上限を設けて、それ
より低い温度で運転することで、同じくこの還元剤起因
の問題が発生することを回避できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願の実施の形態を説明す
る。本願が対象とする吸収式冷凍機システムの大部分
は、鉄製(炭素鋼製)であり、従来同様、図5に示すよ
うに吸収器1、再生器2、凝縮器3、蒸発器4を備えて
構成される。このシステムにあっては、吸収液としてリ
チウムブロマイド水溶液が吸収器1と再生器2に、冷媒
として水が凝縮器3と蒸発器4とに、数mmHgから数
十mmHgの低圧状態で封入される。吸収液は、吸収器
1で水分を吸収して、リチウムブロマイド濃度が薄くな
った吸収液は再生器2に送られ、ここで加熱濃縮され
て、元のリチウムブロマイド濃度の吸収液に再生されて
再び吸収器1に戻る。一方冷媒としての水は、再生器2
から移動する蒸気が凝縮器3において水となり、これが
蒸発器4に送られ、蒸発して熱搬送媒体を冷却するとと
もに、吸収器1に移動して、吸収液に吸収される。この
構成は、従来型の吸収式冷凍機の構成であり、そのシス
テム構成に代わるところはない。さて、3重効用の吸収
式冷凍機にあっては、図6に示すように再生器は、低温
再生器2c、中温再生器2b、高温再生器2aと3段装
備されており、それぞれの再生器の溶液温度は、80〜
105℃、140〜165℃、210〜260℃とされ
る(この溶液温度はバルクの溶液温度と金属表面での溶
液温度を含む)。従って、この高温再生器2aの溶液温
度が最高温度であり、この機器に於ける腐食、水素発生
等が問題となりやすい。蒸発器4において冷却状態にあ
る熱搬送媒体は、空調器5等に循環させて、冷熱の取り
出しが可能となる。
【0019】このような吸収式冷凍機を運転するに、リ
チウムブロマイド水溶液濃度を55〜65%とし、水酸
化リチウム濃度を0.12N、モリブデン酸リチウム濃
度を500ppm、硝酸リチウム濃度を50ppmとし
て高温再生器2aの溶液温度250℃で運転した。さら
に亜硫酸ナトリウム濃度を100ppmとした。この吸
収液を用いて吸収式冷凍機を運転することによって、冷
凍能力を損なうことなく、吸収液が接触するシステムの
鉄材を腐食から守ことができた。
【0020】〔実験例〕先に説明した図1、図2の結果
を得た実験とともに、テストピース条件、溶液条件を同
じくして、溶液温度を250℃に保ち、還元剤として亜
硫酸ナトリウムの添加量を変化させた実験を行った。結
果を図3に示した。この実験にあっては、空気が混入し
ない状況で検討を進めた。また、モリブデン酸リチウム
濃度は500ppmとした。同図において、実線で硝酸
リチウムが含有されず(0ppm)、亜硫酸ナトリウム
が含有され(0〜2000ppm)たものの結果を、破
線で硝酸リチウムが含有され(50ppm)、亜硫酸ナ
トリウムが含有され(0〜2000ppm)たものの結
果を示した。このような高温状態にあっては、還元剤を
多量に添加すると局部腐食が発生しやすい状況となるこ
とが判る。従来空気混入時に発生するおそれがあった、
局部深さを考慮すると、このような還元剤濃度を、亜硫
酸ナトリウム換算で、800ppm以下にする必要があ
ることが判る。さらに、図4に、図3に示す濃度領域内
で、還元剤濃度が低い(0〜500ppm)の濃度域に
おける局部腐食深さを示した。線の種別は図3の種別に
従っている。この結果、僅かな還元剤の添加により(例
えば10〜500ppm、さらに好ましくは、20〜4
00ppm)、局部腐食を還元剤を添加しない場合よ
り、低下できることが判る。さらに、水素ガスの発生に
関しては、還元剤の比較的低濃度の添加では、大きな変
化は発生しなかった。
【0021】さて、次に図1、図2に戻って、250℃
での実験であって、空気混入が発生した場合の局部腐食
及び水素発生の実験結果について説明する。テストピー
ス条件、溶液条件は、これらの図において先に説明した
ものと同一である。先にも示したように、実線及び一点
鎖線で示すものは以下のものを示す。 二点鎖線:前記の組成の溶液にアノード型インヒビター
としてのモリブデン酸リチウムを500ppm含有した
もので、空気の混入が無く実質上の真空条件下と見なせ
るもの 一点鎖線:前記の組成の溶液にアノード型インヒビター
としてのモリブデン酸リチウムを500ppm含有した
もので、空気の混入があるもの
【0022】これらの実験結果に対して、図3、4の説
明で好ましいとして見出された還元剤の範囲である亜硫
酸ナトリムを100ppm含有する場合の実験結果を各
々個別点で示した。各記号は、以下のものを示してい
る。 白三角 :溶液にアノード型インヒビターとしてのモリ
ブデン酸リチウムを500ppm、還元剤としての亜硫
酸ナトリウム100ppm含有したもので、空気の混入
が無く実質上の真空条件下と見なせるもの 黒三角 :溶液にアノード型インヒビターとしてのモリ
ブデン酸リチウムを500ppm、還元剤としての亜硫
酸ナトリウム100ppm含有したもので、空気の混入
があるもの 白四角 :溶液にアノード型インヒビターとしてのモリ
ブデン酸リチウムを500ppm、還元剤としての亜硫
酸ナトリウム100ppm、硝酸リチウムを50ppm
含有したもので、空気の混入が無く実質上の真空条件下
と見なせるもの 黒四角 :溶液にアノード型インヒビターとしてのモリ
ブデン酸リチウムを500ppm、還元剤としての亜硫
酸ナトリウム100ppm、硝酸リチウムを50ppm
含有したもので、含有したもので、空気の混入があるも
【0023】結果からも判明するように、比較的低量の
還元剤を添加したものは、局部深さ及び水素ガス発生の
両者の点から、好ましい状態にあることが判る。さら
に、このように還元剤の添加をおこなっておくと、空気
混入時にあっても局部腐食が急激に発生することはな
く、好ましいことが判る。
【0024】結果 リチウムブロマイド水溶液を吸収液
として、例えば250℃で使用する吸収式冷凍機におい
て、その構成機器として炭素鋼からなる機器を有する場
合に、局部腐食さらには水素ガスの発生を抑える吸収液
を得ることができた。また、エアー漏れを起こした場合
でも、同等以上に局部腐食、水素ガス発生を抑制するこ
とができる。
【0025】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の実施形態においては、比較的高温(22
0℃より高い温度範囲)で使用する場合にあっては、添
加する還元剤としての、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩の上限
濃度を所定濃度の範囲に設定する例を示したが、逆に、
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩の濃度を、他の機器の構成材料
との関係から、比較的高濃度(例えば、300〜250
0ppm程度で、さらに好ましくは1500〜2500
ppm)に維持したい場合にあっては、炭素鋼からなる
機器に於ける溶液最高温度を190〜220℃の範囲内
(220℃以下)に抑えておけば、局部腐食、水素発生
の問題を従来程度の水準におさえることができる。 (ロ) 上記の実施の形態例にあっては、アノード型イ
ンヒビターとして、モリブデン酸リチウム、硝酸リチウ
ムの例を示したが、同等の効果を得られるものとして、
他の金属(例えばナトリウム、カリウム等)を含むモリ
ブデン酸塩、硝酸塩等も使用できる。但し、その添加濃
度は、リチウム塩で換算される相当濃度とする。 (ハ) 上記の実施の形態例にあっては、還元剤として
使用する中心原子が硫黄である還元性を有するオキソ酸
塩として、亜硫酸ナトリウムの例を示したが、同等の効
果を得られるものとして、他の金属(例えばカリウム
等)を含む亜硫酸塩、さらには亜硫酸水素塩も使用でき
る。但し、その添加濃度は、亜硫酸ナトリウムで換算さ
れる相当濃度とする。 (ニ) 上記の実施の形態例にあっては、塩基度の調整
にあたって水酸化リチウムを使用する例を示したが、一
般の水酸化アルカリ金属化合物が使用可能である。但
し、その添加濃度は、水酸化リチウムで換算される相当
濃度とする。 (ホ) 上記の実施の形態例にあっては、溶液の最高温
度が250℃のものにあって、3重効用のものを例に挙
げて説明したが、本願の技術は、3重効用のものに限ら
れるものではなく、溶液温度が190℃以上となり、そ
の部位が炭素鋼から構成される場合に適応できる。ま
た、還元剤濃度が比較的高い濃度にある場合で、溶液温
度を250℃以上とした場合の局部腐食、水素ガス発生
の問題の傾向は、280℃程度まで同様な傾向を示し、
還元剤濃度に上限を設ける本願の対策が有効であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】局部腐食深さと温度との関係を示す図
【図2】水素ガス発生量と温度との関係を示す図
【図3】広い濃度範囲に於ける還元剤の添加量と局部腐
食深さの関係を示す図
【図4】狭い濃度範囲に於ける還元剤の添加量と局部腐
食深さの関係を示す図
【図5】吸収式冷凍機の基本システム図
【図6】3重効用の再生器の構造を示す図
フロントページの続き (72)発明者 執行 信児 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内 Fターム(参考) 3L093 AA01 BB01 BB11 BB16 BB29 LL03 LL11 LL12 LL16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アノード型インヒビターを含有し、ヨウ
    化物を含有しないリチウムブロマイド水溶液を吸収液と
    して運転される吸収式冷凍機の運転方法であって、 前記冷凍機内に炭素鋼よりなる機器における溶液温度を
    220℃より高く280℃より低い温度域として使用す
    る場合に、 前記吸収液に、前記アノード型インヒビターとして、モ
    リブデン酸塩をモリブデン酸リチウム換算で30ppm
    以上添加し、 亜硫酸塩若しくは亜硫酸水素塩を、中心原子が硫黄であ
    る還元性を有するオキソ酸塩として、亜硫酸ナトリウム
    換算で800ppm以下の濃度添加して運転する吸収式
    冷凍機の運転方法。
  2. 【請求項2】 前記中心原子が硫黄である還元性を有す
    るオキソ酸塩として、前記亜硫酸塩を使用する請求項1
    記載の吸収式冷凍機の運転方法。
  3. 【請求項3】 前記モリブデン酸塩の濃度を、モリブデ
    ン酸リチウム換算で300〜700ppmの範囲に設定
    し、 前記亜硫酸塩の濃度を、亜硫酸ナトリウム換算で10〜
    500ppmの濃度に設定して運転する請求項2記載の
    吸収式冷凍機の運転方法。
  4. 【請求項4】 前記亜硫酸塩の濃度を、亜硫酸ナトリウ
    ム換算で20〜400ppmの濃度に設定する請求項3
    記載の吸収式冷凍機の運転方法。
  5. 【請求項5】 アノード型インヒビターを含有し、ヨウ
    化物を含有しないリチウムブロマイド水溶液を吸収液と
    して運転される吸収式冷凍機の運転方法であって、 前記冷凍機内に炭素鋼よりなる機器を備え、前記機器部
    位において溶液温度が190℃以上220℃以下の温度
    域で使用する場合に、 前記吸収液に、前記アノード型インヒビターとしてモリ
    ブデン酸塩をモリブデン酸リチウム換算で30ppm以
    上添加し、 亜硫酸塩若しくは亜硫酸水素塩を、中心原子が硫黄であ
    る還元性を有するオキソ酸塩として、亜硫酸ナトリウム
    換算で250ppm以上添加して運転する吸収式冷凍機
    の運転方法。
  6. 【請求項6】 前記アノード型インヒビターとして、モ
    リブデン酸塩をモリブデン酸リチウム換算で300〜7
    00ppm添加し、前記中心原子が硫黄である還元性を
    有するオキソ酸塩として、少なくとも前記亜硫酸塩を添
    加し、その濃度を、亜硫酸ナトリウム換算で300〜2
    500ppmとして運転する請求項5記載の吸収式冷凍
    機の運転方法。
  7. 【請求項7】 アノード型インヒビターを含有し、ヨウ
    化物を含有しないリチウムブロマイド水溶液を吸収液と
    して運転される吸収式冷凍機の運転方法であって、 前記冷凍機内に炭素鋼よりなる機器を備え、 前記吸収液に、前記アノード型インヒビターとしてモリ
    ブデン酸塩をモリブデン酸リチウム換算で30ppm以
    上含有し、 亜硫酸塩若しくは亜硫酸水素塩を、中心原子が硫黄であ
    る還元性を有するオキソ酸塩として、亜硫酸ナトリウム
    換算で250ppm以上含有して運転するに、 前記炭素鋼よりなる機器における溶液最高温度を、19
    0℃以上220℃以下の温度域とする吸収式冷凍機の運
    転方法。
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