JP2000351942A - 修正液 - Google Patents
修正液Info
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- JP2000351942A JP2000351942A JP11166371A JP16637199A JP2000351942A JP 2000351942 A JP2000351942 A JP 2000351942A JP 11166371 A JP11166371 A JP 11166371A JP 16637199 A JP16637199 A JP 16637199A JP 2000351942 A JP2000351942 A JP 2000351942A
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- Japan
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- liquid
- pigment
- ink
- gelling agent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】長時間放置しても、顔料が沈降することがな
く、修正液を充填した塗布具に撹拌子が不要な修正液を
提供する。 【解決手段】顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要に
応じて添加される添加剤からなる修正液にゲル化剤を添
加してゲル化させ、粘度を１００ｃｐｓ以上にする。
く、修正液を充填した塗布具に撹拌子が不要な修正液を
提供する。 【解決手段】顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要に
応じて添加される添加剤からなる修正液にゲル化剤を添
加してゲル化させ、粘度を１００ｃｐｓ以上にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤字などの上に塗
布して隠蔽する修正液に関し、更には、長時間放置して
も顔料が沈降することのない修正液に関するものであ
る。
布して隠蔽する修正液に関し、更には、長時間放置して
も顔料が沈降することのない修正液に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】誤字の修正などに使用される修正液は、
顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要に応じて添加さ
れる添加剤からなる。有機溶剤としては、ペンタン、ヘ
プタン、イソヘプタン、イソオクタンなどの脂肪族炭化
水素、１，１，１−トリクロロエタン、テトラクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、シクロヘキサン、エチ
ルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどのナフテ
ン系炭化水素などが使用されている。
顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要に応じて添加さ
れる添加剤からなる。有機溶剤としては、ペンタン、ヘ
プタン、イソヘプタン、イソオクタンなどの脂肪族炭化
水素、１，１，１−トリクロロエタン、テトラクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、シクロヘキサン、エチ
ルシクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどのナフテ
ン系炭化水素などが使用されている。
【０００３】造膜性樹脂としては、アクリル樹脂、アル
キッド樹脂、アクリルフェノール樹脂、ポリエステル樹
脂、酢酸ビニールアクリル共重合体などが使用されてい
る。また、顔料は酸化チタンや酸化亜鉛などが使用され
るが、白色度、隠蔽力、屈折率が大きいことから、多く
の場合酸化チタンが使用される。更には、分散剤などが
必要に応じて添加される。かかる修正液は、例えばボー
ルペンタイプの塗布具に充填され、誤字などの上にボー
ルペンで筆記する要領で塗布される。そして、塗布面上
に形成された修正液膜が誤字などを隠蔽する。
キッド樹脂、アクリルフェノール樹脂、ポリエステル樹
脂、酢酸ビニールアクリル共重合体などが使用されてい
る。また、顔料は酸化チタンや酸化亜鉛などが使用され
るが、白色度、隠蔽力、屈折率が大きいことから、多く
の場合酸化チタンが使用される。更には、分散剤などが
必要に応じて添加される。かかる修正液は、例えばボー
ルペンタイプの塗布具に充填され、誤字などの上にボー
ルペンで筆記する要領で塗布される。そして、塗布面上
に形成された修正液膜が誤字などを隠蔽する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、顔料として
使用する酸化チタンは、有機溶剤や造膜性樹脂に比べて
比重が大きいので、経時により沈降する。そして、放置
時間が長いと、固化してケーキが形成される。このた
め、塗布具の修正液タンク内に球状や棒状の撹拌子を配
置し、使用に先だって、塗布具を上下に振って修正液を
撹拌子で撹拌し、沈降した顔料を再び修正液内に分散さ
せている。従って、操作が面倒であり、かつ撹拌子が修
正液タンクの壁面に衝突する衝撃が不快感を与える不具
合がある。また、部品点数が多くなり、コストアップの
要因となっていた。更には、放置時間が長くてケーキが
形成されると、撹拌子がケーキに包まれ、塗布具を振っ
ても撹拌子が全く動かず、塗布不能になることがある。
使用する酸化チタンは、有機溶剤や造膜性樹脂に比べて
比重が大きいので、経時により沈降する。そして、放置
時間が長いと、固化してケーキが形成される。このた
め、塗布具の修正液タンク内に球状や棒状の撹拌子を配
置し、使用に先だって、塗布具を上下に振って修正液を
撹拌子で撹拌し、沈降した顔料を再び修正液内に分散さ
せている。従って、操作が面倒であり、かつ撹拌子が修
正液タンクの壁面に衝突する衝撃が不快感を与える不具
合がある。また、部品点数が多くなり、コストアップの
要因となっていた。更には、放置時間が長くてケーキが
形成されると、撹拌子がケーキに包まれ、塗布具を振っ
ても撹拌子が全く動かず、塗布不能になることがある。
【０００５】そこて本発明は、長時間放置しても、顔料
が沈降することがなく、修正液を充填した塗布具に撹拌
子が不要な修正液を提供することを目的とする。
が沈降することがなく、修正液を充填した塗布具に撹拌
子が不要な修正液を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明者は、種々検討した結果、顔料、有機溶剤、
造膜性樹脂および必要に応じて添加される添加剤からな
る修正液にゲル化剤を添加してゲル化させ、粘度を１０
０ｃｐｓ以上にすれば、長時間放置しても、顔料が沈降
しないことを見い出して本発明を完成した。
め、本発明者は、種々検討した結果、顔料、有機溶剤、
造膜性樹脂および必要に応じて添加される添加剤からな
る修正液にゲル化剤を添加してゲル化させ、粘度を１０
０ｃｐｓ以上にすれば、長時間放置しても、顔料が沈降
しないことを見い出して本発明を完成した。
【０００７】ゲル化剤としては、無水シリカ、水添ヒマ
シ油ワックス類、有機ベントナイト、ポリアマイドワッ
クス類などを挙げることができる。そして、ゲル化剤の
添加量は、修正液全量の０．１％以上が好ましい。添加
量が０．１％未満であれば、ゲル化が不十分であり、長
期間放置しておくと顔料が沈降することがある。
シ油ワックス類、有機ベントナイト、ポリアマイドワッ
クス類などを挙げることができる。そして、ゲル化剤の
添加量は、修正液全量の０．１％以上が好ましい。添加
量が０．１％未満であれば、ゲル化が不十分であり、長
期間放置しておくと顔料が沈降することがある。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下の実施例１〜３、比較例１〜
３の配合例をボールミルにおいて２４時間分散処理して
修正液を得た。組成の数値は全て重量部で表示してい
る。粘度は、ＥＨ型粘度計により、回転数１００ｒｐ
ｍ、２０℃の条件で測定した。
３の配合例をボールミルにおいて２４時間分散処理して
修正液を得た。組成の数値は全て重量部で表示してい
る。粘度は、ＥＨ型粘度計により、回転数１００ｒｐ
ｍ、２０℃の条件で測定した。
【０００９】〔実施例１〕 タイペークＲ−５８０ ４５．２ （石原産業社製酸化チタン） アクリロイドＢ−６７ ７．２ （ロームアンドハース社製アクリル樹脂） メチルシクロヘキサン ４６．５ ホモゲノールＬ−１８ １．０ （花王社製分散剤） アエロジル２００ ０．１ （日本アエロジル社製無水シリカ） 粘度 １０２ｃｐｓ
【００１０】〔実施例２〕 タイペークＲ−５８０ ４７．３ ダイヤナールＢＲ１０５ ８．５ （三菱レーヨン社製アクリル樹脂） メチルシクロヘキサン ４２．２ ソルスパース＃１７０００ １．０ （ＩＣＩ社製分散剤） エスベンＥ １．０ （豊順洋行社製有機ベントナイト） 粘度 １６８ｃｐｓ
【００１１】〔実施例３〕 クロノスＫＲ−３１０ ４９．５ （チタン工業社製酸化チタン） アクリロイドＢ−６７ ３．４ ダイヤナールＢＲ１０５ ４．１ メチルシクロヘキサン ４０．０ ホモゲノールＬ−１８ １．０ オルガナイト−Ｔ ２．０ （豊順洋行社製有機ベントナイト） 粘度 ２５１ｃｐｓ
【００１２】〔比較例１〕 タイペークＲ−５８０ ４５．２ アクリロイドＢ−６７ ７．２ メチルシクロヘキサン ４６．５５ ホモゲノールＬ−１８ １．０ アエロジル２００ ０．０５ 粘度 ８９ｃｐｓ
【００１３】〔比較例２〕 タイペークＲ−５８０ ４７．３ ダイヤナールＢＲ１０５ ８．５ メチルシクロヘキサン ４３．２ ソルスパース＃１７０００ １．０ 粘度 ４０ｃｐｓ
【００１４】〔比較例３〕 クロノスＫＲ−３１０ ４９．５ アクリロイドＢ−６７ ３．４ ダイヤナールＢＲ１０５ ４．１ メチルシクロヘキサン ４２．０ ホモゲノールＬ−１８ １．０ 粘度 ６２ｃｐｓ
【００１５】以上、得られたの６種類の修正液をそれぞ
れキャップ付きガラス製サンプル瓶に１００ｍｌ入れて
常温中に放置し、３ヵ月後の顔料の沈降状態を目視で判
定した。その結果を表１に示すが、実施例１、実施例
２、実施例３はいずれも顔料の沈降は認められなかっ
た。これに対して、比較例１は僅かに顔料の沈降が認め
られ、比較例２および比較例３は多くの顔料の沈降が認
められた。これから分かるように、ゲル化剤を添加して
粘度を１００ｃｐｓ以上にすることにより、顔料の沈降
のない修正液とすることができる。
れキャップ付きガラス製サンプル瓶に１００ｍｌ入れて
常温中に放置し、３ヵ月後の顔料の沈降状態を目視で判
定した。その結果を表１に示すが、実施例１、実施例
２、実施例３はいずれも顔料の沈降は認められなかっ
た。これに対して、比較例１は僅かに顔料の沈降が認め
られ、比較例２および比較例３は多くの顔料の沈降が認
められた。これから分かるように、ゲル化剤を添加して
粘度を１００ｃｐｓ以上にすることにより、顔料の沈降
のない修正液とすることができる。
【００１６】
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の修正液
は、顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要に応じて添
加される添加剤からなる修正液にゲル化剤を添加してゲ
ル化させ、粘度を１００ｃｐｓ以上にしたので、長時間
放置しても、顔料が沈降することのない修正液とするこ
とができる。このため、本修正液を充填した塗布具には
撹拌子が不要になり、使用に先だって塗布具を振って修
正液を撹拌するわずらわしさを解消することができ、か
つ部品点数が減少してコストダウンになる。更には、ケ
ーキが発生してケーキに取り囲まれた撹拌子が動かなく
なって塗布不能となる事態も生じない。
は、顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要に応じて添
加される添加剤からなる修正液にゲル化剤を添加してゲ
ル化させ、粘度を１００ｃｐｓ以上にしたので、長時間
放置しても、顔料が沈降することのない修正液とするこ
とができる。このため、本修正液を充填した塗布具には
撹拌子が不要になり、使用に先だって塗布具を振って修
正液を撹拌するわずらわしさを解消することができ、か
つ部品点数が減少してコストダウンになる。更には、ケ
ーキが発生してケーキに取り囲まれた撹拌子が動かなく
なって塗布不能となる事態も生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大達 彰 東京都江東区毛利２丁目10番18号 セーラ ー万年筆株式会社内 Ｆターム(参考） 4J038 BA212 EA011 HA446 KA06 KA08 MA15 NA26
Claims (1)
- 【請求項１】 顔料、有機溶剤、造膜性樹脂および必要
に応じて添加される添加剤からなる修正液にゲル化剤を
添加し、粘度を１００ｃｐｓ以上にしたことを特徴とす
る修正液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166371A JP2000351942A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 修正液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166371A JP2000351942A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 修正液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000351942A true JP2000351942A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15830179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166371A Pending JP2000351942A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 修正液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000351942A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007291377A (ja) * | 2006-04-01 | 2007-11-08 | Pentel Corp | 修正液およびこれを使用した塗布具 |
| KR101313488B1 (ko) | 2006-04-01 | 2013-10-01 | 펜텔 가부시기가이샤 | 수정액 및 이것을 사용한 도포기구 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166371A patent/JP2000351942A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007291377A (ja) * | 2006-04-01 | 2007-11-08 | Pentel Corp | 修正液およびこれを使用した塗布具 |
| KR101313488B1 (ko) | 2006-04-01 | 2013-10-01 | 펜텔 가부시기가이샤 | 수정액 및 이것을 사용한 도포기구 |
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