JP2000349444A - 内層回路入り多層銅張積層板の製造方法 - Google Patents
内層回路入り多層銅張積層板の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 銅はく付き絶縁接着材を減圧下にロールラミ
ネートにより内層回路板の上に重ね合わせ、その後加熱
することにより絶縁接着材を硬化させて内層回路入り多
層銅張積層板を製造する方法において、得られる内層回
路入り多層銅張積層板のはんだ耐熱性を改善する。 【解決手段】 銅はく付き絶縁接着材を内層回路板に減
圧下にロールラミネートし、その後に加熱して絶縁接着
材を硬化させる内層回路入り多層銅張積層板の製造方法
において、絶縁接着材を硬化させる工程を常圧下で行
い、かつ、加熱開始温度から硬化温度まで10℃/分以
下の昇温速度で温度を上昇させる。
ネートにより内層回路板の上に重ね合わせ、その後加熱
することにより絶縁接着材を硬化させて内層回路入り多
層銅張積層板を製造する方法において、得られる内層回
路入り多層銅張積層板のはんだ耐熱性を改善する。 【解決手段】 銅はく付き絶縁接着材を内層回路板に減
圧下にロールラミネートし、その後に加熱して絶縁接着
材を硬化させる内層回路入り多層銅張積層板の製造方法
において、絶縁接着材を硬化させる工程を常圧下で行
い、かつ、加熱開始温度から硬化温度まで10℃/分以
下の昇温速度で温度を上昇させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内層回路入り多層
銅張積層板の製造方法に関する。
銅張積層板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内層回路入り多層銅張積層板は、銅張積
層板に回路加工を施して内層回路板を作製し、内層回路
板の上に銅はくを絶縁層を介して張付けたものである。
絶縁層を形成しかつ銅はくを張付けるための材料として
は、プリプレグが汎用されており、銅はくを張付ける方
法としては、内層回路板の上にプリプレグを介して銅は
くを重ね、加熱加圧して銅はくを張付ける方法が汎用さ
れている。近年、絶縁接着材をワニスとし、このワニス
を銅はくの片面に塗布乾燥することにより銅はく付き絶
縁接着材を作製し、得られた銅はく付き絶縁接着材を減
圧下にロールラミネートにより内層回路板の上に重ね合
わせ、その後加熱することにより絶縁接着材を硬化させ
て内層回路入り多層銅張積層板を製造する方法が提案さ
れている(特開平5−7095号公報参照)。
層板に回路加工を施して内層回路板を作製し、内層回路
板の上に銅はくを絶縁層を介して張付けたものである。
絶縁層を形成しかつ銅はくを張付けるための材料として
は、プリプレグが汎用されており、銅はくを張付ける方
法としては、内層回路板の上にプリプレグを介して銅は
くを重ね、加熱加圧して銅はくを張付ける方法が汎用さ
れている。近年、絶縁接着材をワニスとし、このワニス
を銅はくの片面に塗布乾燥することにより銅はく付き絶
縁接着材を作製し、得られた銅はく付き絶縁接着材を減
圧下にロールラミネートにより内層回路板の上に重ね合
わせ、その後加熱することにより絶縁接着材を硬化させ
て内層回路入り多層銅張積層板を製造する方法が提案さ
れている(特開平5−7095号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の小型
化、高性能化、低コスト化が進行し、プリント配線板に
は高密度化、薄型化、高信頼性化、低コスト化が要求さ
れている。プリント配線板の高密度化に対して多層化が
行われ、薄型化に対しては内層回路板及びプリプレグを
薄くすることにより対応しているが、プリプレグを薄く
していくと、耐熱性や耐電食性などの信頼性が低下す
る。また、低コスト化の要求に対して、原料の低コスト
化、多段プレスの採用等材料及びプロセスの両面から対
応してきたが、さらなる低コスト化は困難な状況であっ
た。
化、高性能化、低コスト化が進行し、プリント配線板に
は高密度化、薄型化、高信頼性化、低コスト化が要求さ
れている。プリント配線板の高密度化に対して多層化が
行われ、薄型化に対しては内層回路板及びプリプレグを
薄くすることにより対応しているが、プリプレグを薄く
していくと、耐熱性や耐電食性などの信頼性が低下す
る。また、低コスト化の要求に対して、原料の低コスト
化、多段プレスの採用等材料及びプロセスの両面から対
応してきたが、さらなる低コスト化は困難な状況であっ
た。
【0004】また、銅はく付き絶縁接着材を減圧下にロ
ールラミネートにより内層回路板の上に重ね合わせ、そ
の後加熱することにより絶縁接着材を硬化させて内層回
路入り多層銅張積層板を製造する方法によれば、生産性
が向上することにより低コスト化が可能であるが、はん
だ耐熱性が悪く配線板としたときの信頼性が不充分なも
のであった。本発明は、銅はく付き絶縁接着材を減圧下
にロールラミネートにより内層回路板の上に重ね合わ
せ、その後加熱することにより絶縁接着材を硬化させて
内層回路入り多層銅張積層板を製造する方法において、
得られる内層回路入り多層銅張積層板のはんだ耐熱性を
改善することを目的とする。
ールラミネートにより内層回路板の上に重ね合わせ、そ
の後加熱することにより絶縁接着材を硬化させて内層回
路入り多層銅張積層板を製造する方法によれば、生産性
が向上することにより低コスト化が可能であるが、はん
だ耐熱性が悪く配線板としたときの信頼性が不充分なも
のであった。本発明は、銅はく付き絶縁接着材を減圧下
にロールラミネートにより内層回路板の上に重ね合わ
せ、その後加熱することにより絶縁接着材を硬化させて
内層回路入り多層銅張積層板を製造する方法において、
得られる内層回路入り多層銅張積層板のはんだ耐熱性を
改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、銅はく付
き絶縁接着材を減圧下にロールラミネートにより内層回
路板の上に重ね合わせた後の硬化工程について鋭意研究
を進め、本発明に到達した。
き絶縁接着材を減圧下にロールラミネートにより内層回
路板の上に重ね合わせた後の硬化工程について鋭意研究
を進め、本発明に到達した。
【0006】すなわち、請求項1に記載の発明は、銅は
く付き絶縁接着材を内層回路板に減圧下にロールラミネ
ートし、その後に加熱して絶縁接着材を硬化させる内層
回路入り多層銅張積層板の製造方法において、絶縁接着
材を硬化させる工程を常圧下で行い、かつ、加熱開始温
度から硬化温度まで10℃/分以下の昇温速度で温度を
上昇させることを特徴とする内層回路入り多層銅張積層
板の製造方法である。
く付き絶縁接着材を内層回路板に減圧下にロールラミネ
ートし、その後に加熱して絶縁接着材を硬化させる内層
回路入り多層銅張積層板の製造方法において、絶縁接着
材を硬化させる工程を常圧下で行い、かつ、加熱開始温
度から硬化温度まで10℃/分以下の昇温速度で温度を
上昇させることを特徴とする内層回路入り多層銅張積層
板の製造方法である。
【0007】ここで、加熱開始温度は、好ましくは室温
以上で絶縁接着材の貯蔵弾性率が100Paでより大と
なる範囲で選択される。例えばエポキシ樹脂を主成分と
する絶縁接着材においては、室温〜150℃の範囲が好
ましく、150℃を超えると、内層回路入り多層銅張積
層板の耐熱性が低下する傾向がある。また、硬化温度は
絶縁接着材を長時間の加熱を要することなく硬化させる
ことができる温度であればよく特に制限はない。加熱開
始温度から硬化温度までの昇温速度が10℃/分を超え
ると、内層回路入り多層銅張積層板の耐熱性が低下す
る。昇温速度の下限については特に制限はないが、加熱
開始温度から硬化温度までに昇温させる時間が長くなら
ないようにするためには、1℃/分以上とするのが好ま
しい。なお、加熱開始温度から硬化温度まで連続的に昇
温させてもよく、また、時間を横軸とし温度を縦軸とし
て昇温線を描いたときに、その昇温線が、加熱開始温度
と硬化温度とを所定の昇温速度で直線的に昇温させたと
きの昇温線の上に出ないような昇温スケジュールで段階
的に昇温させてもよい。
以上で絶縁接着材の貯蔵弾性率が100Paでより大と
なる範囲で選択される。例えばエポキシ樹脂を主成分と
する絶縁接着材においては、室温〜150℃の範囲が好
ましく、150℃を超えると、内層回路入り多層銅張積
層板の耐熱性が低下する傾向がある。また、硬化温度は
絶縁接着材を長時間の加熱を要することなく硬化させる
ことができる温度であればよく特に制限はない。加熱開
始温度から硬化温度までの昇温速度が10℃/分を超え
ると、内層回路入り多層銅張積層板の耐熱性が低下す
る。昇温速度の下限については特に制限はないが、加熱
開始温度から硬化温度までに昇温させる時間が長くなら
ないようにするためには、1℃/分以上とするのが好ま
しい。なお、加熱開始温度から硬化温度まで連続的に昇
温させてもよく、また、時間を横軸とし温度を縦軸とし
て昇温線を描いたときに、その昇温線が、加熱開始温度
と硬化温度とを所定の昇温速度で直線的に昇温させたと
きの昇温線の上に出ないような昇温スケジュールで段階
的に昇温させてもよい。
【0008】ロールラミネートするときのロールの材質
としては、特に制限はないが、金属ロールを用いると、
内層回路板の導体厚に影響により外層に位置する銅はく
表面に表れる段差を小さくできることから好ましい。す
なわち、請求項2に記載の発明は、ロールラミネートを
金属ロールを用いて行う請求項1に記載の内層回路入り
多層銅張積層板の製造方法である。
としては、特に制限はないが、金属ロールを用いると、
内層回路板の導体厚に影響により外層に位置する銅はく
表面に表れる段差を小さくできることから好ましい。す
なわち、請求項2に記載の発明は、ロールラミネートを
金属ロールを用いて行う請求項1に記載の内層回路入り
多層銅張積層板の製造方法である。
【0009】本発明で用いられる絶縁接着材は、ラミネ
ート温度で内層回路の凹凸を充填して接着し、加熱硬化
工程で硬化する絶縁接着材であればよく特に制限はない
が、内層回路の充填性及び絶縁層厚さ確保の観点から、
ラミネート温度における貯蔵弾性率が100〜1000
0Paの範囲であるのが好ましい。すなわち、請求項3
に記載の発明は、絶縁接着材のラミネート温度における
貯蔵弾性率が100〜10000Paである請求項1又
は2に記載の内層回路入り多層銅張積層板の製造方法で
ある。ラミネート温度における貯蔵弾性率が10000
Paを超えると内層回路への充填性が低下する傾向があ
る。また、ラミネート温度における貯蔵弾性率が100
Pa未満であると、ラミネート時に絶縁接着材がしみ出
して絶縁層厚さの確保が困難になる傾向がある。なお、
ラミネート温度における貯蔵弾性率の下限値は、ロール
ラミネートするときのロールの材質、特に剛性にも依存
し、金属ロールのように剛性が大きい材質のロールを用
いるときには500Pa以上とするのが好ましい。
ート温度で内層回路の凹凸を充填して接着し、加熱硬化
工程で硬化する絶縁接着材であればよく特に制限はない
が、内層回路の充填性及び絶縁層厚さ確保の観点から、
ラミネート温度における貯蔵弾性率が100〜1000
0Paの範囲であるのが好ましい。すなわち、請求項3
に記載の発明は、絶縁接着材のラミネート温度における
貯蔵弾性率が100〜10000Paである請求項1又
は2に記載の内層回路入り多層銅張積層板の製造方法で
ある。ラミネート温度における貯蔵弾性率が10000
Paを超えると内層回路への充填性が低下する傾向があ
る。また、ラミネート温度における貯蔵弾性率が100
Pa未満であると、ラミネート時に絶縁接着材がしみ出
して絶縁層厚さの確保が困難になる傾向がある。なお、
ラミネート温度における貯蔵弾性率の下限値は、ロール
ラミネートするときのロールの材質、特に剛性にも依存
し、金属ロールのように剛性が大きい材質のロールを用
いるときには500Pa以上とするのが好ましい。
【0010】ラミネート温度における貯蔵弾性率を10
0〜10000Paの範囲とすることができ、かつ、信
頼性が良好な内層回路入り多層銅張積層板が得られるこ
とから、絶縁接着材が、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬
化剤、硬化促進剤及びエポキシ樹脂と反応する官能基を
有するゴムを必須成分とする絶縁接着材であるのが好ま
しい。すなわち、請求項4に記載の発明は、絶縁接着材
が、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤、硬化促進剤及
びエポキシ樹脂と反応する官能基を有するゴムを必須成
分とする絶縁接着材である請求項1、2又は3に記載の
内層回路入り多層銅張積層板の製造方法である。
0〜10000Paの範囲とすることができ、かつ、信
頼性が良好な内層回路入り多層銅張積層板が得られるこ
とから、絶縁接着材が、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬
化剤、硬化促進剤及びエポキシ樹脂と反応する官能基を
有するゴムを必須成分とする絶縁接着材であるのが好ま
しい。すなわち、請求項4に記載の発明は、絶縁接着材
が、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤、硬化促進剤及
びエポキシ樹脂と反応する官能基を有するゴムを必須成
分とする絶縁接着材である請求項1、2又は3に記載の
内層回路入り多層銅張積層板の製造方法である。
【0011】エポキシ樹脂とエポキシ樹脂硬化剤からな
るエポキシ樹脂組成物/エポキシ樹脂と反応する官能基
を有しているゴムの配合比が重量比で90/10〜75
/25となるようにするのが好ましい。すなわち請求項
5に記載の発明は、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤
及び硬化促進剤の合計量とエポキシ樹脂と反応する官能
基を有するゴムとの配合比が、重量比で90/10〜7
5/25である請求項3に記載の内層回路入り多層銅張
積層板の製造方法である。エポキシ樹脂と反応する官能
基を有するゴムの配合比が上記の範囲より少ないとラミ
ネート時に絶縁接着材がしみ出して絶縁層厚さの確保が
困難になる傾向があり、また、上記の範囲より多いと内
層回路への充填性が低下する傾向がある。また、このよ
うな配合比とすることにより、絶縁接着材の貯蔵弾性率
を100〜10000Paの範囲とすることができる。
るエポキシ樹脂組成物/エポキシ樹脂と反応する官能基
を有しているゴムの配合比が重量比で90/10〜75
/25となるようにするのが好ましい。すなわち請求項
5に記載の発明は、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤
及び硬化促進剤の合計量とエポキシ樹脂と反応する官能
基を有するゴムとの配合比が、重量比で90/10〜7
5/25である請求項3に記載の内層回路入り多層銅張
積層板の製造方法である。エポキシ樹脂と反応する官能
基を有するゴムの配合比が上記の範囲より少ないとラミ
ネート時に絶縁接着材がしみ出して絶縁層厚さの確保が
困難になる傾向があり、また、上記の範囲より多いと内
層回路への充填性が低下する傾向がある。また、このよ
うな配合比とすることにより、絶縁接着材の貯蔵弾性率
を100〜10000Paの範囲とすることができる。
【0012】エポキシ樹脂と反応する官能基を有するゴ
ムは、エポキシ樹脂と反応する官能基を有しているもの
であればよく特に制限はないが、特にエポキシ基含有ア
クリルゴム、カルボキシル基含有アクリルゴム、カルボ
キシル基含有アクリロニトリルブタジエンゴムが絶縁
性、信頼性に優れているため好ましい。すなわち、請求
項6に記載の発明は、エポキシ樹脂と反応する官能基を
有するゴムが、エポキシ基を含むアクリルゴム、カルボ
キシル基を含むアクリルゴム及びカルボキシル基を含む
アクリロニトリルブタジエンゴムからなる群から選ばれ
た1種又は2種以上のゴムである請求項3又は4に記載
の内層回路入り多層銅張積層板の製造方法である。
ムは、エポキシ樹脂と反応する官能基を有しているもの
であればよく特に制限はないが、特にエポキシ基含有ア
クリルゴム、カルボキシル基含有アクリルゴム、カルボ
キシル基含有アクリロニトリルブタジエンゴムが絶縁
性、信頼性に優れているため好ましい。すなわち、請求
項6に記載の発明は、エポキシ樹脂と反応する官能基を
有するゴムが、エポキシ基を含むアクリルゴム、カルボ
キシル基を含むアクリルゴム及びカルボキシル基を含む
アクリロニトリルブタジエンゴムからなる群から選ばれ
た1種又は2種以上のゴムである請求項3又は4に記載
の内層回路入り多層銅張積層板の製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で用いるエポキシ樹脂は、
分子内に二個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂で
あればよく、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノール
S型エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、エポキシ化ポリブタジエン、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ
樹脂などが挙げられる。これらエポキシ樹脂の分子量に
ついては特に制限はない。また、これらエポキシ樹脂を
単独で使用してもよく2種類以上を組み合わせて使用し
てもよい。特にビスフェノールA型エポキシ樹脂と多官
能エポキシ樹脂、例えばクレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂、とを組み合わせると内層回路充填性及び耐熱性
が向上できるので好ましい。
分子内に二個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂で
あればよく、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノール
S型エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、エポキシ化ポリブタジエン、グリシジル
エステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ
樹脂などが挙げられる。これらエポキシ樹脂の分子量に
ついては特に制限はない。また、これらエポキシ樹脂を
単独で使用してもよく2種類以上を組み合わせて使用し
てもよい。特にビスフェノールA型エポキシ樹脂と多官
能エポキシ樹脂、例えばクレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂、とを組み合わせると内層回路充填性及び耐熱性
が向上できるので好ましい。
【0014】エポキシ樹脂硬化剤は、通常エポキシ樹脂
の硬化剤として用いられるものであればよく、例えばア
ミン類、フェノール類、酸無水物、イミダゾール類など
が挙げられる。これらのなかで、アミン類であるジシア
ンジアミド、フェノール類であるフェノールノボラック
樹脂等が耐熱性の向上のため好ましい。これらの化合物
は、単独で使用してもよく2種類以上を組み合わせて使
用してもよい。エポキシ樹脂硬化剤は、エポキシ樹脂1
00重量部に対し、2〜100重量部の範囲で配合され
るのが好ましい。エポキシ樹脂硬化剤が2重量部未満で
あると、エポキシ樹脂の硬化が不十分となって耐熱性が
低下する傾向があり、100重量部を超えると過剰とな
って可塑剤として機能し、耐熱性が低下する傾向があ
る。
の硬化剤として用いられるものであればよく、例えばア
ミン類、フェノール類、酸無水物、イミダゾール類など
が挙げられる。これらのなかで、アミン類であるジシア
ンジアミド、フェノール類であるフェノールノボラック
樹脂等が耐熱性の向上のため好ましい。これらの化合物
は、単独で使用してもよく2種類以上を組み合わせて使
用してもよい。エポキシ樹脂硬化剤は、エポキシ樹脂1
00重量部に対し、2〜100重量部の範囲で配合され
るのが好ましい。エポキシ樹脂硬化剤が2重量部未満で
あると、エポキシ樹脂の硬化が不十分となって耐熱性が
低下する傾向があり、100重量部を超えると過剰とな
って可塑剤として機能し、耐熱性が低下する傾向があ
る。
【0015】硬化促進剤は、通常エポキシ樹脂の硬化反
応を促進するものであればよく、例えばイミダゾール
類、有機りん化合物、第三級アミン、第四級アンモニウ
ム塩などが挙げられる。これらの化合物は、単独で使用
してもよく2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
硬化促進剤は、エポキシ樹脂100重量部に対し、0.
01〜10重量部の範囲で配合されるのが好ましい。硬
化促進剤が0.01重量部未満であると、エポキシ樹脂
の硬化が不十分となって耐熱性が低下する傾向があり、
10重量部を超えると硬化促進剤が過剰となって耐熱性
が低下する傾向がある。
応を促進するものであればよく、例えばイミダゾール
類、有機りん化合物、第三級アミン、第四級アンモニウ
ム塩などが挙げられる。これらの化合物は、単独で使用
してもよく2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
硬化促進剤は、エポキシ樹脂100重量部に対し、0.
01〜10重量部の範囲で配合されるのが好ましい。硬
化促進剤が0.01重量部未満であると、エポキシ樹脂
の硬化が不十分となって耐熱性が低下する傾向があり、
10重量部を超えると硬化促進剤が過剰となって耐熱性
が低下する傾向がある。
【0016】絶縁接着材として必須の成分のほかに、必
要により、シランカップリング剤、充填剤、難燃剤など
を配合する。
要により、シランカップリング剤、充填剤、難燃剤など
を配合する。
【0017】絶縁接着材の各成分をワニスとして銅はく
の片面に塗布乾燥して銅はく付き絶縁接着材とする。ワ
ニスとするために用いられる溶剤は、前記の各成分を溶
解できるものであればよく特に制限はない。特にアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、トルエ
ン、キシレン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、エタノール、エ
チレングリコールモノメチルエーテルなどが前記の各成
分の溶解性に優れ、また、比較的沸点が低いために好ま
しい。これらの溶剤は、単独で使用してもよく2種類以
上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの溶剤
の使用量は、絶縁接着材の各成分を溶解できる量であれ
ばよく特に制限はない。一般的には、絶縁接着材の各成
分合計量100重量部に対して、5〜300重量部の範
囲が好ましく、30〜200重量部の範囲がさらに好ま
しい。
の片面に塗布乾燥して銅はく付き絶縁接着材とする。ワ
ニスとするために用いられる溶剤は、前記の各成分を溶
解できるものであればよく特に制限はない。特にアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、トルエ
ン、キシレン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、エタノール、エ
チレングリコールモノメチルエーテルなどが前記の各成
分の溶解性に優れ、また、比較的沸点が低いために好ま
しい。これらの溶剤は、単独で使用してもよく2種類以
上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの溶剤
の使用量は、絶縁接着材の各成分を溶解できる量であれ
ばよく特に制限はない。一般的には、絶縁接着材の各成
分合計量100重量部に対して、5〜300重量部の範
囲が好ましく、30〜200重量部の範囲がさらに好ま
しい。
【0018】本発明で用いる内層回路板としては特に制
限はなく、例えば、紙基材エポキシ樹脂銅張積層板、ガ
ラス基材エポキシ樹脂銅張積層板、ガラス基材ポリイミ
ド樹脂銅張積層板、紙基材フェノール樹脂銅張積層板、
ガラス基材フェノール樹脂銅張積層板、ポリイミドフレ
キシブル銅張積層板等の各種銅張積層板に公知の方法で
エッチング加工を施して得られる回路板などが挙げられ
る。
限はなく、例えば、紙基材エポキシ樹脂銅張積層板、ガ
ラス基材エポキシ樹脂銅張積層板、ガラス基材ポリイミ
ド樹脂銅張積層板、紙基材フェノール樹脂銅張積層板、
ガラス基材フェノール樹脂銅張積層板、ポリイミドフレ
キシブル銅張積層板等の各種銅張積層板に公知の方法で
エッチング加工を施して得られる回路板などが挙げられ
る。
【0019】銅はく付き絶縁接着材を内層回路板に減圧
下にロールラミネートするが、このときの気圧は10k
Pa以下の減圧度であるのが好ましい。内部にボイドを
残さないようにするためである。また、ロールラミネー
トするときに絶縁接着材の貯蔵弾性率が100〜100
00Paの範囲となるようにロール温度を50〜170
℃とするのが好ましい。さらに、内層回路板への充填性
及び絶縁層の厚さを確保できることから、ロールラミネ
ートするときの送り速度は0.05〜5.0m/分、ま
た、ロール圧は1〜30kPa・mが好ましい。ロール
ラミネートに用いられるロールの材質には特に制限はな
く、硬質シリコーンゴムが用いられる。また、内層回路
板の導体厚の影響により外層に位置する銅はく表面に表
れる段差を小さくするために用いられる金属ロールとし
ては、特に制限はないが、腐食に強いことからステンレ
ス材が好ましく用いられる。
下にロールラミネートするが、このときの気圧は10k
Pa以下の減圧度であるのが好ましい。内部にボイドを
残さないようにするためである。また、ロールラミネー
トするときに絶縁接着材の貯蔵弾性率が100〜100
00Paの範囲となるようにロール温度を50〜170
℃とするのが好ましい。さらに、内層回路板への充填性
及び絶縁層の厚さを確保できることから、ロールラミネ
ートするときの送り速度は0.05〜5.0m/分、ま
た、ロール圧は1〜30kPa・mが好ましい。ロール
ラミネートに用いられるロールの材質には特に制限はな
く、硬質シリコーンゴムが用いられる。また、内層回路
板の導体厚の影響により外層に位置する銅はく表面に表
れる段差を小さくするために用いられる金属ロールとし
ては、特に制限はないが、腐食に強いことからステンレ
ス材が好ましく用いられる。
【0020】
【実施例】内層回路板の作製 厚さ0.6mmの両面銅張エポキシ積層板(銅はく厚さ
18μm、日立化成工業株式会社製、MCL−E−67
(商品名)を使用)に公知の方法によりエッチング加工
を施すことにより内層回路板を作製した。
18μm、日立化成工業株式会社製、MCL−E−67
(商品名)を使用)に公知の方法によりエッチング加工
を施すことにより内層回路板を作製した。
【0021】実施例1 銅はく付き絶縁接着材の作製 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量19
0、油化シェルエポキシ株式会社製、エピコート828
(商品名)を使用)80重量部、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂(エポキシ当量190、住友化学工業株
式会社製、ESCN−190−3(商品名)を使用)2
0重量部、ジシアンジアミド10重量部、エポキシ基含
有アクリルゴム20重量%溶液(エポキシ基含有アクリ
ルゴムの分子量=350,000、溶剤:トルエン/メ
チルエチルケトン=1/3(重量比)、帝国化学産業株
式会社製、SG−80HDR(商品名)を使用)100
重量部、エチレングリコールモノメチルエーテル40重
量部、メチルエチルケトン40重量部及び2−エチル−
4−メチルイミダゾール1重量部をそれぞれ秤量し、撹
拌してワニスを調製した。このワニスを、厚さ18μm
の片面粗化銅はく(日本電解株式会社製、NDGR(商
品名)を使用)の粗化面に、乾燥後に塗布層の厚さが8
0μmとなるように塗布し、140℃で3分間乾燥する
ことにより銅はく付き絶縁接着材を作製した。この銅は
く付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯蔵弾性率は100
℃において1100Paであった。なお、絶縁接着材層
の貯蔵弾性率は、直径20mm、厚さ1mmの試料を用
意して、レオメータ(レオメトリックサイエンティフィ
ック・エフ・イー株式会社製、ARES−2KSTD型
(商品名)を使用)を用い、周波数1Hz、ひずみ5
%、荷重10g、昇温速度5℃/分、測定温度35〜1
70℃の条件で測定した。得られた動的貯蔵弾性率
(G’)の値を貯蔵弾性率とした。
0、油化シェルエポキシ株式会社製、エピコート828
(商品名)を使用)80重量部、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂(エポキシ当量190、住友化学工業株
式会社製、ESCN−190−3(商品名)を使用)2
0重量部、ジシアンジアミド10重量部、エポキシ基含
有アクリルゴム20重量%溶液(エポキシ基含有アクリ
ルゴムの分子量=350,000、溶剤:トルエン/メ
チルエチルケトン=1/3(重量比)、帝国化学産業株
式会社製、SG−80HDR(商品名)を使用)100
重量部、エチレングリコールモノメチルエーテル40重
量部、メチルエチルケトン40重量部及び2−エチル−
4−メチルイミダゾール1重量部をそれぞれ秤量し、撹
拌してワニスを調製した。このワニスを、厚さ18μm
の片面粗化銅はく(日本電解株式会社製、NDGR(商
品名)を使用)の粗化面に、乾燥後に塗布層の厚さが8
0μmとなるように塗布し、140℃で3分間乾燥する
ことにより銅はく付き絶縁接着材を作製した。この銅は
く付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯蔵弾性率は100
℃において1100Paであった。なお、絶縁接着材層
の貯蔵弾性率は、直径20mm、厚さ1mmの試料を用
意して、レオメータ(レオメトリックサイエンティフィ
ック・エフ・イー株式会社製、ARES−2KSTD型
(商品名)を使用)を用い、周波数1Hz、ひずみ5
%、荷重10g、昇温速度5℃/分、測定温度35〜1
70℃の条件で測定した。得られた動的貯蔵弾性率
(G’)の値を貯蔵弾性率とした。
【0022】内層回路入り多層銅張積層板の作製 作製した銅はく付き絶縁接着材を、前記で作製した内層
回路板の両面に、硬質シリコーンゴムロールを用い、気
圧5kPaの減圧下において、ロール温度100℃、送
り速度0.5m/分、ロール線圧10kPa・mの条件
でロールラミネートした。その後乾燥機を用いて常圧下
で、加熱開始温度を100℃とし、硬化温度を170℃
として昇温速度5℃/分で加熱開始温度から硬化温度ま
で14分間で昇温し、そのまま硬化温度にて16分間保
持して絶縁接着材を硬化させることにより、内層回路入
り多層銅張積層板(以下多層銅張積層板という)を作製
した。
回路板の両面に、硬質シリコーンゴムロールを用い、気
圧5kPaの減圧下において、ロール温度100℃、送
り速度0.5m/分、ロール線圧10kPa・mの条件
でロールラミネートした。その後乾燥機を用いて常圧下
で、加熱開始温度を100℃とし、硬化温度を170℃
として昇温速度5℃/分で加熱開始温度から硬化温度ま
で14分間で昇温し、そのまま硬化温度にて16分間保
持して絶縁接着材を硬化させることにより、内層回路入
り多層銅張積層板(以下多層銅張積層板という)を作製
した。
【0023】作製した多層銅張積層板について、288
℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふくれ
などの異常が認められなかった。また、外層銅はくをエ
ッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充填
性を評価したところ、良好であった。また、表面粗さ計
により表面段差を調べたところ最大8μmであった。な
お、表面段差は、内層回路板の回路においてライン/ス
ペースが0.1/0.1〜1.0/1.0である部分の
直上における外層銅はくの表面粗さを測定することによ
り調べた。
℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふくれ
などの異常が認められなかった。また、外層銅はくをエ
ッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充填
性を評価したところ、良好であった。また、表面粗さ計
により表面段差を調べたところ最大8μmであった。な
お、表面段差は、内層回路板の回路においてライン/ス
ペースが0.1/0.1〜1.0/1.0である部分の
直上における外層銅はくの表面粗さを測定することによ
り調べた。
【0024】実施例2 加熱開始温度を100℃とし、硬化温度を170℃と
し、加熱開始温度にて30分間保持した後、硬化温度の
170℃に昇温して15分間保持するようにしたほかは
実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大8μmであっ
た。
し、加熱開始温度にて30分間保持した後、硬化温度の
170℃に昇温して15分間保持するようにしたほかは
実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大8μmであっ
た。
【0025】実施例3 ジシアンジアミドに代えてフェノールノボラック樹脂
(フェノール性水酸基当量106、日立化成工業株式会
社製、HP−850N(商品名)を使用)を50重量部
配合し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部とし
たほかは実施例1と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は100℃において180Paであった。以
下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作
製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱
性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認
められなかった。また、外層銅はくをエッチングにより
除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したと
ころ、良好であった。また、表面段差は最大7μmであ
った。
(フェノール性水酸基当量106、日立化成工業株式会
社製、HP−850N(商品名)を使用)を50重量部
配合し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部とし
たほかは実施例1と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は100℃において180Paであった。以
下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作
製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱
性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認
められなかった。また、外層銅はくをエッチングにより
除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したと
ころ、良好であった。また、表面段差は最大7μmであ
った。
【0026】実施例4 エポキシ基含有アクリルゴム20重量%溶液に代えて、
カルボキシル基含有アクリルゴム23重量%溶液(カル
ボキシル基含有アクリルゴムの分子量=450,00
0、溶剤:トルエン、帝国化学産業株式会社製、WSO
23DR(商品名)を使用)130重量部を用い、エチ
レングリコールモノメチルエーテルの配合量を45重量
部とし、メチルエチルケトンの配合量を40重量部とし
たほかは実施例1と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は100℃において7800Paであった。
以下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。
作製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐
熱性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が
認められなかった。また、外層銅はくをエッチングによ
り除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価した
ところ、良好であった。また、表面段差は最大9μmで
あった。
カルボキシル基含有アクリルゴム23重量%溶液(カル
ボキシル基含有アクリルゴムの分子量=450,00
0、溶剤:トルエン、帝国化学産業株式会社製、WSO
23DR(商品名)を使用)130重量部を用い、エチ
レングリコールモノメチルエーテルの配合量を45重量
部とし、メチルエチルケトンの配合量を40重量部とし
たほかは実施例1と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は100℃において7800Paであった。
以下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。
作製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐
熱性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が
認められなかった。また、外層銅はくをエッチングによ
り除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価した
ところ、良好であった。また、表面段差は最大9μmで
あった。
【0027】実施例5 エポキシ基含有アクリルゴム20重量%溶液に代えて、
カルボキシル基含有アクリロニトリルブタジエンゴム
(分子量300,000、JSR株式会社製、PNR−
1H(商品名)を使用)20重量部を配合し、エチレン
グリコールモノメチルエーテルの配合量を40重量部と
し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部としたほ
かは、実施例1と同様にして銅はく付き絶縁接着材を作
製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯
蔵弾性率は100℃において2100Paであった。以
下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作
製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱
性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認
められなかった。また、外層銅はくをエッチングにより
除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したと
ころ、良好であった。また、表面段差は最大10μmで
あった。
カルボキシル基含有アクリロニトリルブタジエンゴム
(分子量300,000、JSR株式会社製、PNR−
1H(商品名)を使用)20重量部を配合し、エチレン
グリコールモノメチルエーテルの配合量を40重量部と
し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部としたほ
かは、実施例1と同様にして銅はく付き絶縁接着材を作
製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯
蔵弾性率は100℃において2100Paであった。以
下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作
製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱
性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認
められなかった。また、外層銅はくをエッチングにより
除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したと
ころ、良好であった。また、表面段差は最大10μmで
あった。
【0028】実施例6 エポキシ基含有アクリルゴム20重量%溶液の配合量を
60重量部としたほかは、実施例1と同様にして銅はく
付き絶縁接着材を作製した。この銅はく付き絶縁接着材
の絶縁接着材層の貯蔵弾性率は100℃において120
Paであった。以下実施例1と同様にして多層銅張積層
板を作製した。作製した多層銅張積層板について、28
8℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふく
れなどの異常が認められなかった。また、外層銅はくを
エッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充
填性を評価したところ、良好であった。また、表面段差
は最大12μmであった。
60重量部としたほかは、実施例1と同様にして銅はく
付き絶縁接着材を作製した。この銅はく付き絶縁接着材
の絶縁接着材層の貯蔵弾性率は100℃において120
Paであった。以下実施例1と同様にして多層銅張積層
板を作製した。作製した多層銅張積層板について、28
8℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふく
れなどの異常が認められなかった。また、外層銅はくを
エッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充
填性を評価したところ、良好であった。また、表面段差
は最大12μmであった。
【0029】比較例1 前記で作製した内層回路板に厚さ60μmのガラス基材
エポキシ樹脂プリプレグ(日立化成工業株式会社製、G
EA−E−67N(商品名)を使用)を重ね、その上に
厚さ18μmの銅はくを重ね、以下実施例1と同様にし
て多層銅張積層板を作製した。作製した多層銅張積層板
について、288℃のはんだ耐熱性を調べたところ、5
秒で膨れが発生した。また、外層銅はくをエッチングに
より除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価し
たところ、全面にボイドが認められた。また、表面段差
は最大14μmであった。
エポキシ樹脂プリプレグ(日立化成工業株式会社製、G
EA−E−67N(商品名)を使用)を重ね、その上に
厚さ18μmの銅はくを重ね、以下実施例1と同様にし
て多層銅張積層板を作製した。作製した多層銅張積層板
について、288℃のはんだ耐熱性を調べたところ、5
秒で膨れが発生した。また、外層銅はくをエッチングに
より除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価し
たところ、全面にボイドが認められた。また、表面段差
は最大14μmであった。
【0030】比較例2 加熱開始温度を170℃とし、そのまま30分間保持す
るようにたほかは、実施例1と同様にして多層銅張積層
板を作製した。作製した多層銅張積層板について、28
8℃のはんだ耐熱性を調べたところ、18秒で膨れが発
生した。また、外層銅はくをエッチングにより除去し、
絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したところ、全
面にボイドが認められた。また、表面段差は最大10μ
mであった。
るようにたほかは、実施例1と同様にして多層銅張積層
板を作製した。作製した多層銅張積層板について、28
8℃のはんだ耐熱性を調べたところ、18秒で膨れが発
生した。また、外層銅はくをエッチングにより除去し、
絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したところ、全
面にボイドが認められた。また、表面段差は最大10μ
mであった。
【0031】実施例7 銅はく付き絶縁接着材の作製 エチレングリコールモノメチルエーテルの配合量を20
重量部とし、メチルエチルケトンの配合量を430重量
部としたほかは実施例1と同様にしてワニスを調製し
た。このワニスを、厚さ18μmの片面粗化銅はく(実
施例1と同じ製品を使用)の粗化面に、乾燥後に塗布層
の厚さが70μmとなるように塗布し、140℃で4分
間乾燥することにより銅はく付き絶縁接着材を作製し
た。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯蔵弾
性率は70℃において3800Paであった。
重量部とし、メチルエチルケトンの配合量を430重量
部としたほかは実施例1と同様にしてワニスを調製し
た。このワニスを、厚さ18μmの片面粗化銅はく(実
施例1と同じ製品を使用)の粗化面に、乾燥後に塗布層
の厚さが70μmとなるように塗布し、140℃で4分
間乾燥することにより銅はく付き絶縁接着材を作製し
た。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯蔵弾
性率は70℃において3800Paであった。
【0032】内層回路入り多層銅張積層板の作製 作製した銅はく付き絶縁接着材を、前記で作製した内層
回路板の両面に、金属ロール(材質:ステンレス)を用
い、気圧5kPaの減圧下において、ロール温度70
℃、送り速度0.5m/分、ロール圧15kPa・mの
条件でロールラミネートした。その後乾燥機を用いて常
圧下で、加熱開始温度を100℃とし、硬化温度を17
0℃として昇温速度5℃/分で加熱開始温度から硬化温
度まで14分間で昇温し、そのまま硬化温度にて16分
間保持して絶縁接着材を硬化させることにより、内層回
路入り多層銅張積層板(以下多層銅張積層板という)を
作製した。
回路板の両面に、金属ロール(材質:ステンレス)を用
い、気圧5kPaの減圧下において、ロール温度70
℃、送り速度0.5m/分、ロール圧15kPa・mの
条件でロールラミネートした。その後乾燥機を用いて常
圧下で、加熱開始温度を100℃とし、硬化温度を17
0℃として昇温速度5℃/分で加熱開始温度から硬化温
度まで14分間で昇温し、そのまま硬化温度にて16分
間保持して絶縁接着材を硬化させることにより、内層回
路入り多層銅張積層板(以下多層銅張積層板という)を
作製した。
【0033】作製した多層銅張積層板について、288
℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふくれ
などの異常が認められなかった。また、外層銅はくをエ
ッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充填
性を評価したところ、良好であった。また、表面粗さ計
により表面段差を調べたところ最大5μmであった。
℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふくれ
などの異常が認められなかった。また、外層銅はくをエ
ッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充填
性を評価したところ、良好であった。また、表面粗さ計
により表面段差を調べたところ最大5μmであった。
【0034】実施例8 加熱開始温度を100℃とし、硬化温度を170℃と
し、加熱開始温度にて30分間保持した後、硬化温度の
170℃に昇温して15分間保持するようにしたほかは
実施例7と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大5μmであっ
た。
し、加熱開始温度にて30分間保持した後、硬化温度の
170℃に昇温して15分間保持するようにしたほかは
実施例7と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大5μmであっ
た。
【0035】実施例9 ジシアンジアミドに代えてフェノールノボラック樹脂
(フェノール性水酸基当量106、日立化成工業株式会
社製、HP−850N(商品名)を使用)を50重量部
配合し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部とし
たほかは実施例7と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は70℃において510Paであった。以下
実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大6μmであっ
た。
(フェノール性水酸基当量106、日立化成工業株式会
社製、HP−850N(商品名)を使用)を50重量部
配合し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部とし
たほかは実施例7と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は70℃において510Paであった。以下
実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大6μmであっ
た。
【0036】実施例10 エポキシ基含有アクリルゴム20重量%溶液に代えて、
カルボキシル基含有アクリルゴム23重量%溶液(カル
ボキシル基含有アクリルゴムの分子量=450,00
0、溶剤:トルエン、帝国化学産業株式会社製、WSO
23DR(商品名)を使用)130重量部を用い、エチ
レングリコールモノメチルエーテルの配合量を45重量
部とし、メチルエチルケトンの配合量を40重量部とし
たほかは実施例7と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は70℃において9600Paであった。以
下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作
製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱
性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認
められなかった。また、外層銅はくをエッチングにより
除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したと
ころ、良好であった。また、表面段差は最大7μmであ
った。
カルボキシル基含有アクリルゴム23重量%溶液(カル
ボキシル基含有アクリルゴムの分子量=450,00
0、溶剤:トルエン、帝国化学産業株式会社製、WSO
23DR(商品名)を使用)130重量部を用い、エチ
レングリコールモノメチルエーテルの配合量を45重量
部とし、メチルエチルケトンの配合量を40重量部とし
たほかは実施例7と同様にして銅はく付き絶縁接着材を
作製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の
貯蔵弾性率は70℃において9600Paであった。以
下実施例1と同様にして多層銅張積層板を作製した。作
製した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱
性を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認
められなかった。また、外層銅はくをエッチングにより
除去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したと
ころ、良好であった。また、表面段差は最大7μmであ
った。
【0037】実施例11 エポキシ基含有アクリルゴム20重量%溶液に代えて、
カルボキシル基含有アクリロニトリルブタジエンゴム
(分子量300,000、JSR株式会社製、PNR−
1H(商品名)を使用)20重量部を配合し、エチレン
グリコールモノメチルエーテルの配合量を40重量部と
し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部としたほ
かは、実施例7と同様にして銅はく付き絶縁接着材を作
製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯
蔵弾性率は70℃において4500Paであった。以下
実施例7と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大7μmであっ
た。
カルボキシル基含有アクリロニトリルブタジエンゴム
(分子量300,000、JSR株式会社製、PNR−
1H(商品名)を使用)20重量部を配合し、エチレン
グリコールモノメチルエーテルの配合量を40重量部と
し、メチルエチルケトンの配合量を80重量部としたほ
かは、実施例7と同様にして銅はく付き絶縁接着材を作
製した。この銅はく付き絶縁接着材の絶縁接着材層の貯
蔵弾性率は70℃において4500Paであった。以下
実施例7と同様にして多層銅張積層板を作製した。作製
した多層銅張積層板について、288℃のはんだ耐熱性
を調べたところ、300秒までふくれなどの異常が認め
られなかった。また、外層銅はくをエッチングにより除
去し、絶縁接着材の内層回路への充填性を評価したとこ
ろ、良好であった。また、表面段差は最大7μmであっ
た。
【0038】実施例12 エポキシ基含有アクリルゴム20重量%溶液の配合量を
60重量部としたほかは、実施例7と同様にして銅はく
付き絶縁接着材を作製した。この銅はく付き絶縁接着材
の絶縁接着材層の貯蔵弾性率は70℃において600P
aであった。以下実施例7と同様にして多層銅張積層板
を作製した。作製した多層銅張積層板について、288
℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふくれ
などの異常が認められなかった。また、外層銅はくをエ
ッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充填
性を評価したところ、良好であった。また、表面段差は
最大9μmであった。
60重量部としたほかは、実施例7と同様にして銅はく
付き絶縁接着材を作製した。この銅はく付き絶縁接着材
の絶縁接着材層の貯蔵弾性率は70℃において600P
aであった。以下実施例7と同様にして多層銅張積層板
を作製した。作製した多層銅張積層板について、288
℃のはんだ耐熱性を調べたところ、300秒までふくれ
などの異常が認められなかった。また、外層銅はくをエ
ッチングにより除去し、絶縁接着材の内層回路への充填
性を評価したところ、良好であった。また、表面段差は
最大9μmであった。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、銅はく付き絶縁接着材
を減圧下にロールラミネートにより内層回路板の上に重
ね合わせ、その後加熱することにより絶縁接着材を硬化
させて内層回路入り多層銅張積層板を製造する方法にお
いて、得られる内層回路入り多層銅張積層板のはんだ耐
熱性を改善することができる。
を減圧下にロールラミネートにより内層回路板の上に重
ね合わせ、その後加熱することにより絶縁接着材を硬化
させて内層回路入り多層銅張積層板を製造する方法にお
いて、得られる内層回路入り多層銅張積層板のはんだ耐
熱性を改善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 敦之 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内 Fターム(参考) 5E346 AA12 AA15 AA16 AA32 CC09 CC31 CC41 CC43 DD03 DD12 EE02 EE06 EE07 EE08 EE14 GG01 GG28 HH18
Claims (6)
- 【請求項1】 銅はく付き絶縁接着材を内層回路板に減
圧下にロールラミネートし、その後に加熱して絶縁接着
材を硬化させる内層回路入り多層銅張積層板の製造方法
において、絶縁接着材を硬化させる工程を常圧下で行
い、かつ、加熱開始温度から硬化温度まで10℃/分以
下の昇温速度で温度を上昇させることを特徴とする内層
回路入り多層銅張積層板の製造方法。 - 【請求項2】 ロールラミネートを金属ロールを用いて
行う請求項1に記載の内層回路入り多層銅張積層板の製
造方法。 - 【請求項3】 絶縁接着材のラミネート温度における貯
蔵弾性率が100〜10000Paである請求項1又は
2に記載の内層回路入り多層銅張積層板の製造方法。 - 【請求項4】 絶縁接着材が、エポキシ樹脂、エポキシ
樹脂硬化剤、硬化促進剤及びエポキシ樹脂と反応する官
能基を有するゴムを必須成分とする絶縁接着材である請
求項1、2又は3に記載の内層回路入り多層銅張積層板
の製造方法。 - 【請求項5】 エポキシ樹脂、エポキシ樹脂硬化剤及び
硬化促進剤の合計量とエポキシ樹脂と反応する官能基を
有するゴムとの配合比が、重量比で90/10〜75/
25である請求項4に記載の内層回路入り多層銅張積層
板の製造方法。 - 【請求項6】 エポキシ樹脂と反応する官能基を有する
ゴムが、エポキシ基を含むアクリルゴム、カルボキシル
基を含むアクリルゴム及びカルボキシル基を含むアクリ
ロニトリルブタジエンゴムからなる群から選ばれた1種
又は2種以上のゴムである請求項4又は5に記載の内層
回路入り多層銅張積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16235999A JP2000349444A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 内層回路入り多層銅張積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16235999A JP2000349444A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 内層回路入り多層銅張積層板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000349444A true JP2000349444A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15753078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16235999A Pending JP2000349444A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 内層回路入り多層銅張積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000349444A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006299189A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Hitachi Chem Co Ltd | プリプレグシート、金属箔張積層板及び回路基板並びに回路基板の製造方法 |
JP2006307067A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 複合体、プリプレグ、金属張積層板並びにプリント配線板及びその製造方法 |
JP2006306977A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 複合体、プリプレグ、金属箔張積層板、プリント配線板及び多層プリント配線板並びにそれらの製造方法 |
JP2006348225A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Hitachi Chem Co Ltd | 複合体、これを用いたプリプレグ、金属箔張積層板、プリント配線基板及びプリント配線基板の製造方法 |
JP7563064B2 (ja) | 2020-09-11 | 2024-10-08 | 味の素株式会社 | 光反射基板の製造方法 |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP16235999A patent/JP2000349444A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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