JP2000347221A - 液晶ディスプレイ画素アレイのための、銅金属配線を用いた多結晶シリコンtftを形成する方法。 - Google Patents

液晶ディスプレイ画素アレイのための、銅金属配線を用いた多結晶シリコンtftを形成する方法。

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Tue Nguyen
ヌーエン テゥー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 TFT LCD構造および多結晶シリコンT
FT上に銅導電体を用いる。 【解決手段】 TFTのソース、ドレインおよびチャネ
ル領域を含むアクティブ領域と、チャネル領域に隣接す
る各アクティブ領域上のゲート電極ならびに各アクティ
ブ領域のそれぞれのソースおよびドレイン領域上のソー
スおよびドレイン電極と、基板上の選択されたTFTに
作動的相互接続を提供するために基板上に形成された複
数の導電線であって、導電線がゲート電極に作動的に接
続された複数の第1の導電線と、各選択されたTFTの
第2の電極に作動的に接続された複数の第2の導電線と
を含み、第2の電極がソースまたはドレイン電極である
複数の導電線とを含み、基板上の第1および第2の導電
線ならびに各TFT上で線が作動的に接続されるそれぞ
れのゲートおよび第2の電極が、TiN/Cu/TiN
である第1/第2/第3の層を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に液晶ディ
スプレイ(LCD)に関し、より詳細には、多結晶シリ
コン薄膜トランジスタ(TFT)LCD上への銅電極お
よび導電線の形成に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD)は、矩形の
アレイ内に多数の画素要素または画素を有する。各画素
は、好ましくは薄膜トランジスタ(TFT)などの能動
素子により制御される。ディスプレイを制御するドライ
バ回路は、行と列で配列された金属線のグリッドにより
個々の画素TFTに接続される。各ピクセルは、能動マ
トリックスLCD内で個別的にアドレス可能である。平
行線(「ゲート線」)の一組は、画素アレイ内のTFT
のゲートに作動的に接続されている。交差線は、各TF
Tのソースまたはドレインに接続されている(本明細書
では便宜上「ソース線」と称する)。ソース線に接続さ
れていない、各TFTの他のソース/ドレイン電極は画
素電極に結合され、TFTがオンになると画素電極に電
圧が印加される。
【0003】大画面LCDパネルの開発および製造の限
界は、ディスプレイの個々の画素にアドレスするために
使用される金属ゲートおよびソース線における高い抵抗
である。アルミニウムおよびアルミニウム合金が、比較
的低抵抗(3〜4μΩ−cm)なので、ゲートおよびソ
ース線にしばしば用いられてきた。しかしアルミニウム
は、ヒロック形成に関して加工の問題を提起する。タン
タルまたはクロムなど他の金属は、高抵抗など異なる問
題を提起する。
【0004】ゲートおよびソース線の抵抗は、LCDが
サイズにおいて大きくなるにつれ、ますます問題となっ
ている。配線抵抗は、信号パルスの減衰および歪みを生
成し、不均一な画像および輝度むらの原因となる。より
幅広く太い配線に変更することは、多くのLCDアプリ
ケーションにおいて選択肢ではない。より幅広いゲート
およびソース線は、LCD上の画素アパーチャを低減す
る。金属線の太さを増大させることは、加工の困難を提
起する。LCDパネルは集積回路(IC)チップより遙
かに長い配線を有するので、配線抵抗の問題は、ICよ
りもLCDにおける方が深刻である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在ICには銅金属配
線が使用されており、銅の加工に関する問題と利点は現
在公知である。半導体加工において使用される銅のアル
ミニウムおよび他の金属に対する利点は、銅が低抵抗を
有することである(1.7μΩ−cm)。しかし、非常
に扱いが困難である。銅は酸化物やガラスへの付着が不
十分である。銅からの汚染物質は、薄膜トランジスタ
(TFT)チャネル領域内のシリコンを著しく劣化さ
せ、小数担体の寿命を低減し、素子の性能を著しく劣化
させる。ICおよび多くのLCD製造プロセスのおいて
必要な加熱工程は、隣接するシリコン領域への銅拡散の
割合と深刻さを増大させる。これらの接着および拡散問
題の解決策の1つは、障壁材料で銅を覆うか、または包
むことである。
【0006】銅導電体は、非晶質シリコンTFTのLC
Dにおいて使用されてきた。非晶質シリコンTFTは、
窒化シリコン(SiN)をゲート絶縁体とする底面ゲー
トアーキテクチャを用いる。そのような非晶質シリコン
TFTは、TFTの加工に必要な加熱工程の間において
でさえ、窒化シリコンが効果的な拡散障壁として働くの
で、幾分便利であることが証明されてきた。そのような
底面ゲートアーキテクチャは、金属導電体がまず堆積さ
れ、シリコンを結晶化させるのに必要な温度が金属を溶
かしてしまうので、多結晶シリコンTFTでは不可能で
ある。多結晶シリコン(「ポリシリコン」または「ポリ
Si」とも呼ばれる)TFTは、多結晶シリコンのより
高い担体移動度ゆえに、非晶質シリコンTFTに対し性
能面において利点を有する。しかし、多結晶シリコンを
使用するためには、上面ゲートTFTアーキテクチャを
使用する必要がある。上面ゲートTFTアーキテクチャ
は、ガラス基板に付けたシリコンが、金属電極ならびに
ゲートおよびソース配線の取り付けより前に結晶化され
ることを可能にする。
【0007】多結晶シリコン中に形成された上面ゲート
TFTでは、好適なゲート絶縁体は二酸化シリコンであ
り、二酸化シリコンは窒化シリコンに伴う過度の欠陥密
度を回避する。しかしながら、二酸化シリコンは、銅に
対する拡散障壁として、窒化シリコンほど効果的ではな
い。これは、これまで多結晶シリコンTFTに銅ゲート
が使用されてこなかった理由の1つである。別な理由
は、銅と二酸化シリコンとの間の不十分な付着である。
【0008】LCD上の多結晶シリコンにおいて、アル
ミニウムや他のほとんどの金属と比べた銅の低抵抗率を
利用して、銅ゲートおよびソース配線を使用したTFT
を形成するプロセスを有することは有利である。
【0009】また、ウェットエッチングプロセスを用い
て、ゲートおよびソース配線を含んだ、画素アレイの金
属領域を定義する多結晶シリコンにおいて形成されるL
CDのTFT上に、銅金属ゲートおよびソース/ドレイ
ン電極を形成する方法を有することも有利である。
【0010】従って本発明では、基板上に複数の薄膜ト
ランジスタ(TFT)および作動配線を有する液晶ディ
スプレイ(LCD)構造が提供される。この構造は、好
適にはガラス等であるLCD基板上に形成された複数の
多結晶シリコン作用面積を含む。各作用面積は、TFT
のソース、ドレイン、およびチャネル領域を含む。各作
用面積のゲート電極は、チャネル領域に隣接して形成さ
れる。ソースおよびドレイン電極は、各作用面積のそれ
ぞれのソースおよびドレイン領域に形成される。複数の
導電線が基板上に形成され、基板上の選択されたTFT
に作動的配線を提供する。導電線は、各選択されたTF
Tの、ゲート電極に作動的に接続された複数の第1の導
電線と、第2の電極に作動的に接続された第2の導電線
とを含む。第2の電極はソースまたはドレイン電極のい
ずれかである。その他のソースまたはドレイン電極は、
第2の導電線に作動的に接続されておらず、好適には透
明画素電極に接続されている。各TFT上で配線が作動
的に接続されている、基板上の第1および第2の導電
線、ならびにそれぞれのゲートおよび第2の電極は、第
1/第2/第3の層をTiN/Cu/TiNのように有
する多層構造である。
【0011】本発明によるLCD構造に使用される導電
線および電極の構造の断面の好適な寸法は以下のように
なる。TiNの第1の層は約100Åから1500Åの
範囲の厚さを有しする。銅の第2の層が約1000Åか
ら10,000Åの範囲の厚さを有する。さらに、Ti
Nの第3の層が約100Åから1500Åの範囲の厚さ
を有する。
【0012】LCD構造は、本発明の方法により形成さ
れる。多結晶シリコンの層を表面に形成されたLCD基
板上にLCD構造を形成する方法が使用される。この方
法は、以下の工程を含む。基板上に多結晶シリコンをパ
ターニングすることにより、複数の薄膜トランジスタが
備えられる。パターニングは、基板上に複数のアクティ
ブ領域を形成する。各アクティブ領域は、ソース、ドレ
インおよびチャネル領域を形成し、各チャネル領域上に
ゲート誘電体を堆積することにより形成される。次に、
第1の導電層または導電体が、基板と、基板上にすでに
形成された構造上とに堆積される。第1の導電体は、T
iN/Cu/TiNの第1/第2/第3の層を有する。
次に、第1の導電体はパターニングされて、基板上に第
1の導電線を形成し、各TFT構造上に第1の電極を形
成する。この導電線と電極は、TiN/Cu/TiNの
第1/第2/第3の層を有する。次に、すでに形成され
た構造上に誘電層が堆積され、パターニングされて、導
体間絶縁を提供する。次に基板および構造上に第2の導
電体が堆積される。第2の導電体は、TiN/Cu/T
iNの第1/第2/第3の層を有する。最後に、第2の
導電体がパターニングされて、基板上に複数の第2の導
電線を形成し、各TFT構造上に第2の電極を形成す
る。第2の導電線および電極は、TiN/Cu/TiN
の第1/第2/第3の層を有する。
【0013】本発明の好適な実施形態では、基板および
構造上に第1の導電体を堆積する工程は、以下の工程を
含む。TiNの第1の層は、スパッタリングとしても知
られる、物理蒸着法(PVD)により堆積される。次に
TiNの第1の層の上に銅の第2の層が、化学蒸着法
(CVD)により堆積される。次に、銅の第2の層の上
にTiNの第3の層が、PVDにより堆積される。
【0014】第1および第2の導電体を堆積する工程の
間に堆積される様々な層のそれぞれの厚さは、好適には
以下の範囲である。TiNの第1の層は、約100Åか
ら1500Åの範囲の厚さで堆積される。銅の第2の層
は、TiNの第1の層の上に、約1000Åから10,
000Åの範囲の厚さで堆積される。さらに、TiNの
第3の層が、銅の第2の層の上に、約100Åから15
00Åの範囲の厚さで堆積される。
【0015】第1の導電層(TiN/Cu/TiN)お
よび第2の導電層(TiN/Cu/TiN)をパターニ
ングする工程は、好適には、導電体の上側表面にフォト
レジストをまず堆積してパターニングするウェットエッ
チングプロセスにより行われる。次にTiNの第1の層
がTiNエッチャントでのエッチングにより除去され
る。次に銅の第2の層が銅エッチャントでのエッチング
により除去される。次に第3の層(TiN)がTiNエ
ッチャントでのエッチングにより除去される。最後に、
エッチングされない領域の表面からフォトレジストが除
去される。
【0016】本方法は、TFTのソースまたはドレイン
に接続された電極と、一般的に同時に堆積される第3の
電極の堆積工程も提供し、画素電極への作動的接続を提
供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の1局面におい
て、複数の薄膜トランジスタ(TFT)および作動的相
互接続が基板上に形成された液晶ディスプレイ(LC
D)構造は、基板上に形成された多結晶シリコンの複数
のアクティブ領域であって、それぞれのアクティブ領域
がTFTのソース、ドレインおよびチャネル領域を含む
アクティブ領域と、該チャネル領域に隣接する各該アク
ティブ領域上のゲート電極ならびに各アクティブ領域の
それぞれのソースおよびドレイン領域上のソースおよび
ドレイン電極と、該基板上の選択されたTFTに作動的
相互接続を提供するために、該基板上に形成された複数
の導電線であって、該導電線が、該ゲート電極に作動的
に接続された複数の第1の導電線と、各選択されたTF
Tの第2の電極に作動的に接続された複数の第2の導電
線とを含み、該第2の電極が該ソースまたはドレイン電
極である、複数の導電線と、を含み、該基板上の該第1
および第2の導電線ならびに各TFT上で該線が作動的
に接続される該それぞれのゲートおよび第2の電極が、
TiN/Cu/TiNである第1/第2/第3の層を有
する。
【0018】各TFTにおいて、前記ゲート電極、前記
ソース電極、および前記ドレイン電極がすべて、TiN
/Cu/TiNである第1/第2/第3の層を有しても
よい。
【0019】前記第1および第2の導電線の層、ならび
に作動的に接続される前記それぞれのゲートおよび第2
の電極が、以下の厚さ、TiNの第1の層が約100Å
から1500Åの範囲の厚さであり、銅の第2の層が約
1000Åから10,000Åの範囲の厚さであり、T
iNの第3の層が約100Åから1500Åの範囲の厚
さ、を有してもよい。
【0020】本発明の1局面において、基板上に形成さ
れた複数の薄膜トランジスタ(TFT)を含む液晶ディ
スプレイ(LCD)画素アレイは、各TFTが、該基板
上の多結晶シリコンのアクティブ領域であって、該TF
Tのソース、ドレインおよびチャネル領域を含むアクテ
ィブ領域と、該アクティブ領域上のゲート、ソースおよ
びドレイン電極であって、該ゲート、ソースおよびドレ
イン電極が、それぞれTiN/Cu/TiNの第1/第
2/第3の層を有するゲート、ソースおよびドレイン電
極と、を含む。
【0021】前記ゲート、ソースおよびドレイン電極の
層が、以下の厚さ、TiNの第1の層が約100Åから
1500Åの範囲の厚さであり、銅の第2の層が約10
00Åから10,000Åの範囲の厚さであり、TiN
の第3の層が約100Åから1500Åの範囲の厚さ、
を有してもよい。
【0022】本発明の1局面において、基板上に形成さ
れた複数の薄膜トランジスタ(TFT)を含む液晶ディ
スプレイ(LCD)画素アレイは、各TFTが、該基板
上の多結晶シリコンのアクティブ領域であって、該TF
Tのソース、ドレインおよびチャネル領域を含むアクテ
ィブ領域と、該チャネル領域と、該それぞれのソースお
よびドレイン領域上のソースおよびドレイン電極とに隣
接した該アクティブ領域上のゲート電極であって、該ゲ
ート、ソースおよびドレイン電極がそれぞれTiN/C
u/TiNの第1/第2/第3の層を有するゲート、ソ
ースおよびドレイン電極と、該基板上にわたって行およ
び列を形成する第1および第2の導電線のグリッドであ
って、該導電線が該TFTに作動的に接続されており、
これにより個々のTFTがアドレス可能であり、該導電
線がそれぞれTiN/Cu/TiNの第1/第2/第3
の層を有する、グリッドと、を含む。
【0023】前記ゲート、ソースおよびドレイン電極の
層、ならびに前記導電線が、以下の厚さ、TiNの第1
の層が約100Åから1500Åの範囲の厚さであり、
銅の第2の層が約1000Åから10,000Åの範囲
の厚さであり、TiNの第3の層が約100Åから15
00Åの範囲の厚さ、を有してもよい。
【0024】本発明の1局面において、多結晶シリコン
の層を形成されたLCD基板上の液晶ディスプレイ(L
CD)構造を形成する方法が、該多結晶シリコンをパタ
ーニングして、該基板上に複数のアクティブ領域を形成
し、各アクティブ領域上にソース、ドレインおよびチャ
ネル領域を形成し、それぞれのチャネル領域上にゲート
誘電体を堆積することにより、複数の薄膜トランジスタ
(TFT)を提供する工程と、基板および構造上に、第
1の導電体を堆積させる工程であって、該第1の導電体
が、TiN/Cu/TiNである第1/第2/第3の層
を有する、工程と、該第1の導電体をパターニングし、
該基板上に複数の第1の導電線を形成して、各該TFT
構造上に第1の電極を形成する工程であって、該線およ
び電極がTiN/Cu/TiNである第1/第2/第3
の層を有する、工程と、誘電層を堆積およびパターニン
グし、導体間絶縁を提供する工程と、TiN/Cu/T
iNである第1/第2/第3の層を有する第2の導電体
を堆積させる工程と、該第2の導電体をパターニング
し、該基板上に複数の第2の導電線を形成して、各該T
FT構造上に第2の電極を形成する工程であって、該線
および電極がTiN/Cu/TiNである第1/第2/
第3の層を有する、工程と、を含む。
【0025】前記第1の導電体を堆積する前記工程が、
物理蒸着法(PVD)により、TiNの第1の層を堆積
する工程と、CVDにより、TiNの該第1の層上にC
uの第2の層を堆積する工程と、PVDにより、Cuの
該第2の層上にTiNの第3の層を堆積する工程と、を
包含してもよい。
【0026】前記第1の導電体を堆積する前記工程が、
TiNの第1の層を約100Åから1500Åの範囲の
厚さで堆積する工程と、銅の第2の層を約1000Åか
ら10,000Åの範囲の厚さでTiNの第1の層上に
堆積する工程と、TiNの第3の層を約100Åから1
500Åの範囲の厚さでCuの第2の層上に堆積する工
程と、をさらに含んでもよい。
【0027】前記第1の導電体を堆積する前記工程の後
に、CVDにより前記誘電層を堆積する工程を含んでも
よい。
【0028】前記第2の導電体を堆積する前記工程が、
物理蒸着法(PVD)により、TiNの第1の層を堆積
する工程と、CVDにより、TiNの該第1の層上にC
uの第2の層を堆積する工程と、PVDにより、Cuの
該第2の層上にTiNの第3の層を堆積する工程と、を
包含してもよい。
【0029】前記第2の導電体を堆積する前記工程が、
TiNの第1の層を約100Åから1500Åの範囲の
厚さで堆積する工程と、Cuの第2の層を約1000Å
から10,000Åの範囲の厚さでTiNの第1の層上
に堆積する工程と、TiNの第3の層を約100Åから
1500Åの範囲の厚さでCuの第2の層上に堆積する
工程と、をさらに含んでもよい。
【0030】前記第1の導電体をパターニングする前記
工程が、該第1の導電体上にフォトレジストパターンを
形成する工程と、TiNをエッチングするためにウェッ
トエッチングプロセスを用いて、前記第3の層をエッチ
ングする工程と、Cuをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第2の層をエッチン
グする工程と、TiNをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第1の層をエッチン
グする工程と、該フォトレジストパターンを除去する工
程と、を包含してもよい。
【0031】前記第2の導電体をパターニングする前記
工程が、該第2の導電体上にフォトレジストパターンを
形成する工程と、TiNをエッチングするためにウェッ
トエッチングプロセスを用いて、前記第3の層をエッチ
ングする工程と、Cuをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第2の層をエッチン
グする工程と、TiNをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第1の層をエッチン
グする工程と、該フォトレジストパターンを除去する工
程と、をさらに含んでもよい。
【0032】前記LCD画素アレイ構造の前記TFT
が、ゲート、ソースおよびドレイン電極を含み、前記第
1の導電体をパターニングする前記工程は、該ゲート、
ソースまたはドレイン電極のいずれかである第1の電極
を形成し、前記第2の導体をパターニングする前記工程
は、形成された該第1の電極が該ソースまたはドレイン
電極である場合には該ゲート電極として、形成された該
第1の電極が該ゲート電極である場合、該ソースまたは
ドレイン電極のいずれかとして、第2の電極を形成し、
形成された該第1の電極が該ソースまたはドレイン電極
のいずれかである場合、該第1の導体をパターニングす
る該工程の間に第3の電極を形成する工程であって、形
成された該第1の電極が該ドレイン電極である場合に
は、該第3の電極は該ソース電極であり、形成された該
第1の電極が該ソース電極である場合には、該第3の電
極は該ドレイン電極である工程、または形成された該第
1の電極が該ゲート電極である場合、該第2の導体をパ
ターニングする該工程の間に第3の電極を形成する工程
であって、形成された該第2の電極が該ドレイン電極で
ある場合には、該第3の電極は該ソース電極であり、形
成された該第2の電極が該ソース電極である場合には、
該第3の電極は該ドレイン電極である工程、を、さらに
含み、該第3の電極が、TiN/Cu/TiNの第1/
第2/第3の層を有してもよい。
【0033】本発明の1局面において、多結晶シリコン
の層が形成されたLCD上の液晶ディスプレイ(LC
D)画素アレイ構造を形成する方法が、該多結晶シリコ
ンをパターニングして、該基板上に複数のアクティブ領
域を形成し、各アクティブ領域上にソース、ドレインお
よびチャネル領域を形成し、それぞれのチャネル領域上
にゲート誘電体を堆積することにより、複数の薄膜トラ
ンジスタ(TFT)構造を提供する工程と、基板および
構造上に、第1の導電体を形成する工程であって、該第
1の導電体が、TiN/Cu/TiNである第1/第2
/第3の層を有する、工程と、該第1の導電体をパター
ニングし、該基板上に複数の第1の導電線を形成して、
各該TFT構造上にゲート電極を形成する工程であっ
て、該ゲート電極が該第1の導電線の選択された線と一
体であり、該線およびゲート電極がTiN/Cu/Ti
Nである第1/第2/第3の層を有する、工程と、誘電
層を堆積およびパターニングし、導体間絶縁を提供する
工程と、TiN/Cu/TiNである第1/第2/第3
の層を有する第2の導電体を堆積する工程と該第2の導
電体をパターニングし、該基板上に複数の第2の導電線
を形成して、各該TFT構造上にソースおよびドレイン
電極を形成する工程であって、各TFT構造の該ソース
およびドレイン電極のいずれか1つが、該第2の導電線
の選択された線と一体であり、該線ならびにソースおよ
びドレイン電極がTiN/Cu/TiNである第1/第
2/第3の層を有する、工程と、を含む。
【0034】前記第1の導電体を堆積する前記工程が、
約100Åから1500Åの範囲の厚さを有するTiN
の第1の層を堆積する工程と、約1000Åから10,
000Åの範囲の厚さを有するCuの第2の層をTiN
の第1の層に堆積する工程と、約100Åから1500
Åの範囲の厚さを有するTiNの第3の層をCuの第2
の層に堆積する工程と、をさらに含んでもよい。
【0035】前記第2の導電体を堆積する前記工程が、
約100Åから1500Åの範囲の厚さを有するTiN
の第1の層を堆積する工程と、約1000Åから10,
000Åの範囲の厚さを有するCuの第2の層をTiN
の第1の層に堆積する工程と、約100Åから1500
Åの範囲の厚さを有するTiNの第3の層をCuの第2
の層に堆積する工程と、をさらに含んでもよい。
【0036】前記第1の導電体をパターニングする前記
工程が、該第1の導電体上にフォトレジストパターンを
形成する工程と、TiNをエッチングするためにウェッ
トエッチングプロセスを用いて、前記第3の層をエッチ
ングする工程と、Cuをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第2の層をエッチン
グする工程と、TiNをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第1の層をエッチン
グする工程と、該フォトレジストパターンを除去する工
程と、を含んでもよい。
【0037】前記第2の導電体をパターニングする前記
工程が、該第2の導電体上にフォトレジストパターンを
形成する工程と、TiNをエッチングするためにウェッ
トエッチングプロセスを用いて、前記第3の層をエッチ
ングする工程と、Cuをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第2の層をエッチン
グする工程と、TiNをエッチングするためにウェット
エッチングプロセスを用いて、前記第1の層をエッチン
グする工程と、該フォトレジストパターンを除去する工
程と、をさらに含んでもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、LCDパネルの一部を部
分的に切り取って個々の画素の構造を示した図である。
ディスプレイ10は、典型的にはガラスまたは他の適切
な透明材料で形成されるLCD基板12を含む。LCD
基板12とこれに平行に設けられた基板14の間には、
液晶材料16が封入されている。画素アレイ基板12の
表面は、複数の薄膜トランジスタ(TFT)20が形成
された多結晶シリコン層で覆われている。TFTは、イ
ンジウムすず酸化物(ITO)のような透明な導電性材
料で形成された画素電極22のスイッチング素子として
機能する。行方向に延びる複数の導体30とこれに交わ
る列方向に延びる複数の導体32は、TFT20と適切
な駆動回路(図示せず)との間に作動的な電気的相互接
続を提供する。
【0039】典型的に、LCDパネルは画素アレイ基板
12に設けられる第1の偏光フィルタ(図示せず)を含
む。第1の偏光フィルタとは異なる方向に配向された第
2の偏光フィルタ(図示せず)は、第2の基板14に設
けられる。液晶材料16は、画素22をオンにするとき
にくっきりと(well-defined manner)入射光を回転さ
せる分子を含む。従って、パネル12および画素電極2
2を通過した光は、画素電極22がオンのとき、液晶材
料16によって回転されて基板14を通過する。画素が
オフのとき、偏光された光は回転せず、それゆえ第2の
偏光素子を通過しない。パネル12上の画素アレイを所
定のパターンでオン/オフすることで画像を生じさせ
る。
【0040】図2は、画素アレイ基板12上の単一の画
素40(TFT20と画素電極22)の平面図である。
導電性の配線30と32は基板12上の選択されたTF
Tに作動的相互接続を提供する。複数の平行なゲート線
30のそれぞれは、そのゲート線に沿って設けられた全
てのTFTのゲート電極48と一体である。複数の平行
なソース線32のそれぞれは、そのソース線に沿って設
けられた全てのTFTのソース電極50と一体である。
【0041】導電線30および32は互いに交差し、各
交差点において導電線30および32は互いに電気的に
分離している。導電性配線30と32は、多結晶のシリ
コンTFTの場合、基板12と一体化され得る(図示せ
ず)適切なTFT LCD駆動回路に動作可能に接続さ
れる。あるいは、駆動回路を基板の外部に設けて可撓性
のある接続子により相互に連結することも可能である。
配線30および32はそれぞれゲート線およびソース線
と呼ばれる。当業者であればソース線32は、採用した
名称に応じてソースまたはドレイン電極と一体であるこ
とが理解される。ただし本明細中、ドレイン線と呼ぶこ
ともある。便宜上、ソース線という用語は、TFT20
のソースまたはドレインに接続する導電性の配線を指す
場合に用いられる。後述の本発明の方法において詳細に
説明するように、本発明によるゲート線30およびソー
ス線32ならびに、ソースドレイン電極50と52はす
べて、3層構造を有する。導電配線および電極の構造は
断面において見るとTiN/Cu/TiNの第1/第2
/第3の層を有する。
【0042】本発明の方法の好適な実施形態の工程を図
3から図7を参照しながら説明する。図3から図6は、
図2の線3−3に沿った断面を拡大し、本発明による工
程を示した部分断面図である。図3を参照すると、LC
D画素アレイ基板12は、好ましくは二酸化シリコン6
2の絶縁層で覆われたガラスパネル60を含んでいる。
二酸化シリコン層の厚さは、好ましくは10,000Å
である。ガラス60と二酸化シリコン層62はLCD基
板を形成する。以下、このLCD基板を基板66と呼
ぶ。層62は他の図面では省略する。LCD基板66の
上側表面68には、多結晶シリコン70が形成されてい
る。図3は、基板66上の多結晶シリコン層中でのアク
ティブ領域形成において、いくつかの周知の予備工程を
実施した後の基板の断面図を示す。
【0043】多結晶シリコン層70は、当初はアモルフ
ァスシリコン層(a−Si:H)として基板66の表面
68上に、PECVDによって堆積する。多結晶シリコ
ン層はN2中において400℃で2時間脱水素化する。
堆積したシリコン層70の厚さは、約300Åから10
00Åの範囲であり、好ましくは500Åである。層7
0をN2中において40時間、600℃で熱ア二ールし
て固相結晶化し、これにより多結晶シリコン層を形成す
る。アクティブ領域74の外側の領域をCl2とO2を使
用した反応イオンエッチング(RIE)によってエッチ
ングすることによってアクティブ領域を規定する。多結
晶シリコン層70のアクティブ領域74外部の部分は、
基板の表面68の深さまで除去する。除去された部分は
図3の破線76で表されている。フォトレジストパター
ン80をアクティブ領域74の中央に形成し、適切なド
ーピング不純物をn型およびp型半導体材料を形成する
ためマスキングしない領域82と84に注入する。注入
ソース/ドレイン領域82および84のドーピング活性
化は、N2中において40時間、600℃でのアニーリ
ングによって行われる。活性化後、領域82と84は基
板66の上に形成される薄膜トランジスタ(TFT)の
ソースドレイン領域となる。
【0044】レジストパターン80を除去した後、二酸
化シリコン層(図示せず)を基板の表面およびパターン
ニングされたアクティブ領域の上に堆積する。適切なパ
ターニング後、ゲート誘電体層86が図4に示されてい
るようにアクティブ領域74上の中央に形成される。結
果的にTFT構造94は、ソース領域82およびドレイ
ン領域84、ならびにゲート誘電体86を上に堆積され
たチャンネル領域90を含む。LCD画素アレイの処理
におけるこの時点では、画素電極領域も形成されている
(図示せず)。このような工程は、従来技術であり、基板
66上にITO領域を形成することを含む。このような
工程は当業者には周知である。
【0045】図5は、基板66およびTFT構造94上
にTiN/Cu/TiNの第1の導電体を堆積しパター
ニングする工程を示す。第1のTiN(窒化チタン)層
100をTFT基板、または、TFT基板上にスパッタ
リング(物理蒸着(PVD)としても知られている)に
よって形成された構造の上に堆積する。第1の層100
は、好ましくは、約100Åから1,500Åの厚さに
堆積される。その後、銅金属の第2の層が、化学蒸着
(CVD)により第1の層100上に堆積される。米国
特許第5,767,301号に記載されたCVD銅前駆
体を用いた方法など、あらゆる適切なCVD銅堆積方法
を用いることができる。銅層102は、好ましくはTi
N層100上に、1,000Åから10,000Åの範
囲内の厚さに堆積する。その後、TiNの第3の層10
4を再びPVDによって堆積する。層104の好ましい
厚さは、約100Åから1,500Åの範囲内である。
基板66上に層100、102および104(総じて
「第1の導電体106」と呼ぶ)を堆積し、その上に全
てのTFT構造94を形成した後で、(図5に実線で示
す)ゲート領域の外側部を除去する。
【0046】除去は、フォトレジスト112層を堆積す
ることにより第1の導電体106をパターニングし、従
来のフォトリソグラフィー技術を用いて第1の導電体の
表面上にレジストパターンを形成することにより行われ
る。レジストパターンは、ゲート誘電体86上にある各
TFT構造94のゲート領域114を覆う。また、この
パターニングは、ゲート線30(図2参照)と、第1の
導電体106が除去されていない任意の全ての領域とを
覆う。レジストパターン112の形成後、第1の導電体
は、約図5中の破線で示されているように、レジストパ
ターン112の外側の領域を除去することによりパター
ニングされる。
【0047】第1の3層導電体106の部分を除去する
ための好ましい方法は、個々の層をウェットエッチング
することである。第3の層104は、まず水素化アンモ
ニウム(NH4OH)と過酸化水素(H22)と水との
溶液中でのウェットエッチングにより除去される。上側
TiN層104の除去後、次の工程は、銅層102をウ
ェットエッチングすることである。銅は、好ましくは水
中で硝酸によりエッチングされる。その後、下側TiN
層100を上側TiN層104で使用したのと同じエッ
チャントを使用してウェットエッチングにより除去す
る。あるいは別の方法として、Cl2およびO2を使用し
て、従来のドライエッチング方式により下側TiN層1
00を除去することも可能である。
【0048】図5に示す堆積およびパターニングの工程
の結果は、基板66上への複数のゲート線30(図2)
の形成、ならびに各TFT構造94上への第1の電極
(ゲート電極)の形成である。全ての配線および電極
は、TiN/Cu/TiNの第1の層/第2の層/第3
の層の金属配線を有する。あるいは、最初にゲート線と
電極を形成する代わりに、第1の導電体を用いてソース
線およびソース電極をTFT構造上に形成して、その後
の工程においてゲート線を形成することも、もちろん可
能である。図3から図6に示す方法の実施例において
は、ゲート線およびソース電極が最初に形成されてい
る。
【0049】本発明の方法における次のいくつかの工程
を、図6に示す。二酸化シリコン120等の誘電材料の
層が、基板(その上に形成された全ての構造を含む)上
に堆積される。好ましい誘電層120の厚さは、約50
0Åから1,500Åの範囲内で、至適には約1,00
0Åである。次に、誘電層120がパターンニングさ
れ、開口部124および126が形成される。第2の導
電層は、開口部124および126において、各TFT
または基板上の他の構造の部分と接触する。画素アレイ
内の画素アパーチャが設けられる位置および第2の導電
層が基板に設けられる位置にも、開口部を形成する(図
示せず)。誘導層120の目的は、例えば、ゲート線3
0とソース線32とが互いに交差して電気的絶縁を必要
とする箇所で導体間を絶縁することである。図6は、パ
ターニング後に残る誘電層120の3領域127、12
8、129を示す。中央領域128はゲート電極114
を覆う。開口部124および126は、その後の堆積さ
れた導体が、それぞれTFT上でのソースおよびドレイ
ン領域82、84との接触を可能にする。
【0050】誘電層120のパターニング後、次の工程
は、TiN/Cu/TiNのような第1/第2/第3の
層を有する第2の導体を堆積することである。第2の3
層導体は、第1の導電層106に用いる工程と同じ工程
を用いて堆積する。第1の層130は、約100Åから
1,500Åの範囲の厚さでPVDにより堆積される。
次に、第2の銅層が、約1,000Åから10,000
Åの範囲内の厚さでCVDにより層130上に堆積され
る。その後、TiNの第3の層133が、約100Åか
ら1,500Åの範囲内の厚さでPVDにより銅層13
2上に堆積される。第2の導体は、基板66の表面全体
と予備形成された構造上とに堆積される。
【0051】第2の導体(層130、132、133を
総じて第2の導体138と呼ぶ)の堆積後、次の工程
は、第2の導体138をパターニングおよびエッチング
して、更なる導電線と電極とを基板上およびTFT構造
上に形成することである。領域140へのフォトレジス
トパターンの塗布によるパターニングを図6に示す。レ
ジスト140は、導体のエッチング後に残る第2の導体
138の領域内に設けられる。以下に説明するように、
図6では、レジストパターン層140の下の領域が、T
FT94のソースおよびドレイン電極であり、図6の左
側がソース線32(図2)との相互接続であり、右側が
ITO画素電極である。
【0052】図7は、本発明に基づいて完成したTFT
構造の部分を若干拡大して示す。TFT94は、基板6
6の上に形成される。第1のTiN層100と第2の銅
層102と第3のTiN層104を有するゲート電極1
14は、チャンネル領域90上のゲート誘電体84上に
形成される。ゲート電極は、基板の上に形成されたゲー
ト導電線30(図2)と一体で、これにより基板上の選
択されたTFTへの作動的相互接続を提供する。ゲート
線30に沿った全てのゲート電極はこのように相互接続
されている。ソース電極150は、TFT94のソース
領域82上にあり、第2の導電線32(図2)に接続さ
れる。ドレイン電極154はTFT94のドレイン領域
84上にあり、基板66上のITO画素160へ作動的
に接続される。ソースおよびドレイン電極150、15
4の両方は、第2の導体138(図6)の堆積およびパ
ターニングによって同時に形成される。ソースおよびド
レイン電極、導電線32、ならびにドレイン電極154
と画素電極160との間の相互接続配線162はすべ
て、TiN/Cu/TiNである第1/第2/第3の層
を有する。
【0053】本発明はゲート、ソースおよびドレイン電
極と、ゲートおよびソース相互接続配線との両方に、C
VD銅金属を組み合わせる手段を提供する。このプロセ
スは、金属有機化学蒸着(MOCVD)のような低温銅
堆積プロセスとともに従来のTFT方法を用いる。Ti
N層は拡散バリヤとして機能し且つ銅層および隣接層の
両方への良好な接着を提供する。ウェトエッチングのプ
ロセスを用いるのは、より高い解像度のCMP(化学的
機械的研磨)はプレートの透明度を損なうので、LCD
に用いることができないからである。LCDに用いられ
るTFTは比較的大型のため、フォトリソグラフィーに
より達成され得る解像度の許容範囲(約2から3ミクロ
ン)が、LCDの用途としては十分である。本発明の方
法により形成されたTFTおよび画素アレイは、三層構
造のゲートおよびソース線と、ソース、ドレインおよ
び、ゲート電極とをもたらす。これらの配線および電極
は、約100Åから1,500Åの範囲の厚さでTiN
の第1の層を有する。これらの配線および電極は、約
1,000Åから10,000Åの範囲の厚さを備える
銅の第2の層を有する。更に、これらの配線および電極
は、約100Åから1,500Åの範囲の厚さを備える
TiNの第3の層を有する。本発明の方法は、銅の高導
電度により、例えば、2マイクロ幅の狭さになり得るソ
ースおよびゲート銅線のグリッドを有する大規模なLC
Dの製造に適している。
【0054】図8を参照して、本発明の好適な実施形態
における基本的工程を示す。この好適な実施形態におけ
る工程は、LCD基板上にパターニングされた多結晶シ
リコンのアクティブ領域を形成する工程170を含む。
アクティブ領域はソース、ドレインおよびチャンネル領
域、ならびに各アクティブ領域のチャンネル領域上に堆
積されたゲート誘電体を含む。
【0055】工程172は、予備形成された構造を含む
基板の表面上に、TiN/Cu/TiNの第1/第2/
第3の層を有する第1の導電層(図5の106)を堆積
する工程である。望ましい導体のパターニングは、エッ
チング工程174により規定される。工程174におい
て、第1の導電体106がパターニングされ、次に、好
ましくはウェットエッチングプロセスにより、エッチン
グされる。
【0056】次に、工程176において、導体間絶縁層
が堆積され、予備堆積された第1の導電層106を、そ
の後に堆積された導電層138(図6)から絶縁する。
導体間堆積工程176は、堆積された導体間層の選択領
域をパターニングし除去することも含む。
【0057】次の工程178は、TiN/Cu/TiN
の第1/第2/第3の層を有する第2の導電層(図6の
導体138)の堆積である。処理工程は、第2の導電層
138を再びウェットエッチングプロセスによりパター
ニングする工程180により完了する。製品182は、
液晶ディスプレイのための、銅金属相互接続を備える多
結晶シリコンTFTのアレイである。
【0058】本明細書に記載した本発明の方法による実
施形態では、ソースおよびドレイン電極とソース線とを
形成する前に、まずゲート電極およびゲート線を形成し
ている。しかしながら、ソースおよびゲート線とソース
/ドレインおよびゲート電極との形成のシーケンスは、
当業者の任意の変更および製造の最適化に従うものであ
って、容易に逆転できることは、当業者により容易に理
解される。例えば、第1の導体106を堆積しパターニ
ングする工程は、ゲート、ソースまたはドレイン電極を
形成する工程を含んでもよい。第1に形成された電極が
ソースまたはドレイン電極である場合、次に、第2の導
体138をパターニングする工程が、ゲート電極となる
第2の電極を形成する。または、第1に形成された電極
がゲート電極である場合、第2に形成された電極は、ソ
ースまたはドレイン電極のいずれかとなり得る。同様
に、第1に形成された電極がソースまたはドレイン電極
のいずれかである場合、次に(第1の導体をパターニン
グする間に)第3の電極を形成する工程は以下のように
なる。第1に形成された電極がドレイン電極である場
合、第3の電極はソース電極であり、第1に形成された
電極がソース電極である場合、第3の電極はドレイン電
極である。あるいは、第1に形成された電極がゲート電
極である場合に、第2に形成された電極がドレイン電極
であれば、第2の導体のパターニングの間の第3の電極
を形成する工程は、ソース電極の形成であり、第2に形
成された電極がソース電極であれば、ドレイン電極の形
成である。電極および導体が形成される順序に関わら
ず、本発明の方法により形成された電極および導体は、
TiN/Cu/TiNの第1/第2/第3の層を有す
る。従って、本発明の方法により形成された電極および
導体は、多結晶シリコンに形成されたTFTを有するL
CD上の銅配線の利点を提供する。
【0059】本発明は、TFT LCD構造および多結
晶シリコンTFT上に銅導電体を用いるための方法を提
供する。TiNの層間にサンドイッチされた銅ととも
に、上面ゲートTFTアーキテクチャが用いられる。銅
およびTiNの導電体には、従来のフォトリソグラフィ
およびウェットエッチングパターニングが用いられる。
銅金属ゲートおよびソース/ドレイン電極が提供され、
アルミニウム電極および導電体を使用したTFTに匹敵
する質のTFTを生産する。また、このような銅導電体
を用いたLCDの製造方法も開示される。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、TFTを有するLCD
において銅配線を用いることによる低抵抗なLCD上の
配線、およびその製造方法が提供される。TFTを有す
るLCDにおいて銅配線を用いることにより、ディスプ
レイ面積の大型化に伴うLCD配線の高抵抗化を抑制す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるLCDパネルの一部を示す、部分
的に切断された部分投影図。
【図2】本発明により形成されたLCD画素アレイの細
部の部分正面図。
【図3】図2の線3−3に沿った断面を大きく拡大し、
本発明による工程を示す部分断面図。
【図4】図2の線3−3に沿った断面を大きく拡大し、
本発明による工程を示す部分断面図。
【図5】図2の線3−3に沿った断面を大きく拡大し、
本発明による工程を示す部分断面図。
【図6】図2の線3−3に沿った断面を大きく拡大し、
本発明による工程を示す部分断面図。
【図7】部分的に完成した本発明によるTFTおよび画
素構造の一部を、図3〜6と同様に部分断面で示した
図。
【図8】本発明の実施形態の工程を示す図。
【符号の説明】
10 ディスプレイ 12 LCD基板 16 液晶材料 20 薄膜トランジスタ 22 画素電極 48 ゲート電極 50 ソース電極 82 ソース/ドレイン領域 84 ソース/ドレイン領域 86 ゲート誘電体 106 第1の導電体 114 ゲート領域 138 第2の導電体 162 相互接続配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 29/78 612C 21/336 616K 616U 617L

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の薄膜トランジスタ(TFT)およ
    び作動的相互接続が基板上に形成された、液晶ディスプ
    レイ(LCD)構造であって、 基板上に形成された多結晶シリコンの複数のアクティブ
    領域であって、それぞれのアクティブ領域がTFTのソ
    ース、ドレインおよびチャネル領域を含むアクティブ領
    域と、 該チャネル領域に隣接する各該アクティブ領域上のゲー
    ト電極ならびに各アクティブ領域のそれぞれのソースお
    よびドレイン領域上のソースおよびドレイン電極と、 該基板上の選択されたTFTに作動的相互接続を提供す
    るために、該基板上に形成された複数の導電線であっ
    て、該導電線が、該ゲート電極に作動的に接続された複
    数の第1の導電線と、各選択されたTFTの第2の電極
    に作動的に接続された複数の第2の導電線とを含み、該
    第2の電極が該ソースまたはドレイン電極である、複数
    の導電線と、を含み、 該基板上の該第1および第2の導電線ならびに各TFT
    上で該線が作動的に接続される該それぞれのゲートおよ
    び第2の電極が、TiN/Cu/TiNである第1/第
    2/第3の層を有する、液晶ディスプレイ構造。
  2. 【請求項2】 各TFTにおいて、前記ゲート電極、前
    記ソース電極、および前記ドレイン電極がすべて、Ti
    N/Cu/TiNである第1/第2/第3の層を有す
    る、請求項1に記載のLCD構造。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の導電線の層、なら
    びに作動的に接続される前記それぞれのゲートおよび第
    2の電極が、以下の厚さ、TiNの第1の層が約100
    Åから1500Åの範囲の厚さであり、銅の第2の層が
    約1000Åから10,000Åの範囲の厚さであり、
    TiNの第3の層が約100Åから1500Åの範囲の
    厚さ、を有する、請求項1に記載のLCD構造。
  4. 【請求項4】 基板上に形成された複数の薄膜トランジ
    スタ(TFT)を含む液晶ディスプレイ(LCD)画素
    アレイであって、各TFTが、 該基板上の多結晶シリコンのアクティブ領域であって、
    該TFTのソース、ドレインおよびチャネル領域を含む
    アクティブ領域と、 該アクティブ領域上のゲート、ソースおよびドレイン電
    極であって、該ゲート、ソースおよびドレイン電極が、
    それぞれTiN/Cu/TiNの第1/第2/第3の層
    を有するゲート、ソースおよびドレイン電極と、を含
    む、液晶ディスプレイ(LCD)画素アレイ。
  5. 【請求項5】 前記ゲート、ソースおよびドレイン電極
    の層が、以下の厚さ、TiNの第1の層が約100Åか
    ら1500Åの範囲の厚さであり、銅の第2の層が約1
    000Åから10,000Åの範囲の厚さであり、Ti
    Nの第3の層が約100Åから1500Åの範囲の厚
    さ、を有する、請求項4に記載のLCD画素アレイ。
  6. 【請求項6】 基板上に形成された複数の薄膜トランジ
    スタ(TFT)を含む液晶ディスプレイ(LCD)画素
    アレイであって、各TFTが、 該基板上の多結晶シリコンのアクティブ領域であって、
    該TFTのソース、ドレインおよびチャネル領域を含む
    アクティブ領域と、 該チャネル領域と、該それぞれのソースおよびドレイン
    領域上のソースおよびドレイン電極とに隣接した該アク
    ティブ領域上のゲート電極であって、該ゲート、ソース
    およびドレイン電極がそれぞれTiN/Cu/TiNの
    第1/第2/第3の層を有するゲート、ソースおよびド
    レイン電極と、 該基板上にわたって行および列を形成する第1および第
    2の導電線のグリッドであって、該導電線が該TFTに
    作動的に接続されており、これにより個々のTFTがア
    ドレス可能であり、該導電線がそれぞれTiN/Cu/
    TiNの第1/第2/第3の層を有する、グリッドと、
    を含む液晶ディスプレイ(LCD)画素アレイ。
  7. 【請求項7】 前記ゲート、ソースおよびドレイン電極
    の層、ならびに前記導電線が、以下の厚さ、TiNの第
    1の層が約100Åから1500Åの範囲の厚さであ
    り、銅の第2の層が約1000Åから10,000Åの
    範囲の厚さであり、TiNの第3の層が約100Åから
    1500Åの範囲の厚さ、を有する、請求項6に記載の
    LCD画素アレイ。
  8. 【請求項8】 多結晶シリコンの層を形成されたLCD
    基板上の液晶ディスプレイ(LCD)構造を形成する方
    法であって、該方法が、 該多結晶シリコンをパターニングして、該基板上に複数
    のアクティブ領域を形成し、各アクティブ領域上にソー
    ス、ドレインおよびチャネル領域を形成し、それぞれの
    チャネル領域上にゲート誘電体を堆積することにより、
    複数の薄膜トランジスタ(TFT)を提供する工程と、 基板および構造上に、第1の導電体を堆積させる工程で
    あって、該第1の導電体が、TiN/Cu/TiNであ
    る第1/第2/第3の層を有する、工程と、 該第1の導電体をパターニングし、該基板上に複数の第
    1の導電線を形成して、各該TFT構造上に第1の電極
    を形成する工程であって、該線および電極がTiN/C
    u/TiNである第1/第2/第3の層を有する、工程
    と、 誘電層を堆積およびパターニングし、導体間絶縁を提供
    する工程と、 TiN/Cu/TiNである第1/第2/第3の層を有
    する第2の導電体を堆積させる工程と 該第2の導電体をパターニングし、該基板上に複数の第
    2の導電線を形成して、各該TFT構造上に第2の電極
    を形成する工程であって、該線および電極がTiN/C
    u/TiNである第1/第2/第3の層を有する、工程
    と、を含む、方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の導電体を堆積する前記工程
    が、 物理蒸着法(PVD)により、TiNの第1の層を堆積
    する工程と、 CVDにより、TiNの該第1の層上にCuの第2の層
    を堆積する工程と、 PVDにより、Cuの該第2の層上にTiNの第3の層
    を堆積する工程と、 を包含する、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の導電体を堆積する前記工程
    が、 TiNの第1の層を約100Åから1500Åの範囲の
    厚さで堆積する工程と、銅の第2の層を約1000Åか
    ら10,000Åの範囲の厚さでTiNの第1の層上に
    堆積する工程と、 TiNの第3の層を約100Åから1500Åの範囲の
    厚さでCuの第2の層上に堆積する工程と、をさらに含
    む、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の導電体を堆積する前記工程
    の後に、CVDにより前記誘電層を堆積する工程を含
    む、請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の導電体を堆積する前記工程
    が、 物理蒸着法(PVD)により、TiNの第1の層を堆積
    する工程と、 CVDにより、TiNの該第1の層上にCuの第2の層
    を堆積する工程と、 PVDにより、Cuの該第2の層上にTiNの第3の層
    を堆積する工程と、を包含する、請求項11に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第2の導電体を堆積する前記工程
    が、 TiNの第1の層を約100Åから1500Åの範囲の
    厚さで堆積する工程と、 Cuの第2の層を約1000Åから10,000Åの範
    囲の厚さでTiNの第1の層上に堆積する工程と、 TiNの第3の層を約100Åから1500Åの範囲の
    厚さでCuの第2の層上に堆積する工程と、をさらに含
    む、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の導電体をパターニングする
    前記工程が、 該第1の導電体上にフォトレジストパターンを形成する
    工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第3の層をエッチングする工程と、 Cuをエッチングするためにウェットエッチングプロセ
    スを用いて、前記第2の層をエッチングする工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第1の層をエッチングする工程と、 該フォトレジストパターンを除去する工程と、を包含す
    る、請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の導電体をパターニングす
    る前記工程が、 該第2の導電体上にフォトレジストパターンを形成する
    工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第3の層をエッチングする工程と、 Cuをエッチングするためにウェットエッチングプロセ
    スを用いて、前記第2の層をエッチングする工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第1の層をエッチングする工程と、 該フォトレジストパターンを除去する工程と、をさらに
    含む、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記LCD画素アレイ構造の前記TF
    Tが、ゲート、ソースおよびドレイン電極を含み、前記
    第1の導電体をパターニングする前記工程は、該ゲー
    ト、ソースまたはドレイン電極のいずれかである第1の
    電極を形成し、前記第2の導体をパターニングする前記
    工程は、形成された該第1の電極が該ソースまたはドレ
    イン電極である場合には該ゲート電極として、形成され
    た該第1の電極が該ゲート電極である場合、該ソースま
    たはドレイン電極のいずれかとして、第2の電極を形成
    し、 形成された該第1の電極が該ソースまたはドレイン電極
    のいずれかである場合、該第1の導体をパターニングす
    る該工程の間に第3の電極を形成する工程であって、形
    成された該第1の電極が該ドレイン電極である場合に
    は、該第3の電極は該ソース電極であり、形成された該
    第1の電極が該ソース電極である場合には、該第3の電
    極は該ドレイン電極である工程、または、 形成された該第1の電極が該ゲート電極である場合、該
    第2の導体をパターニングする該工程の間に第3の電極
    を形成する工程であって、形成された該第2の電極が該
    ドレイン電極である場合には、該第3の電極は該ソース
    電極であり、形成された該第2の電極が該ソース電極で
    ある場合には、該第3の電極は該ドレイン電極である工
    程、を、さらに含み、該第3の電極が、TiN/Cu/
    TiNの第1/第2/第3の層を有する、請求項8に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 多結晶シリコンの層が形成されたLC
    D上の液晶ディスプレイ(LCD)画素アレイ構造を形
    成する方法であって、該方法が、 該多結晶シリコンをパターニングして、該基板上に複数
    のアクティブ領域を形成し、各アクティブ領域上にソー
    ス、ドレインおよびチャネル領域を形成し、それぞれの
    チャネル領域上にゲート誘電体を堆積することにより、
    複数の薄膜トランジスタ(TFT)構造を提供する工程
    と、 基板および構造上に、第1の導電体を形成する工程であ
    って、該第1の導電体が、TiN/Cu/TiNである
    第1/第2/第3の層を有する、工程と、 該第1の導電体をパターニングし、該基板上に複数の第
    1の導電線を形成して、各該TFT構造上にゲート電極
    を形成する工程であって、該ゲート電極が該第1の導電
    線の選択された線と一体であり、該線およびゲート電極
    がTiN/Cu/TiNである第1/第2/第3の層を
    有する、工程と、 誘電層を堆積およびパターニングし、導体間絶縁を提供
    する工程と、 TiN/Cu/TiNである第1/第2/第3の層を有
    する第2の導電体を堆積する工程と、 該第2の導電体をパターニングし、該基板上に複数の第
    2の導電線を形成して、各該TFT構造上にソースおよ
    びドレイン電極を形成する工程であって、各該TFT構
    造の該ソースおよびドレイン電極のいずれか1つが、該
    第2の導電線の選択された線と一体であり、該線ならび
    に該ソースおよびドレイン電極がTiN/Cu/TiN
    である第1/第2/第3の層を有する、工程と、を含
    む、方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の導電体を堆積する前記工程
    が、 約100Åから1500Åの範囲の厚さを有するTiN
    の第1の層を堆積する工程と、 約1000Åから10,000Åの範囲の厚さを有する
    Cuの第2の層をTiNの第1の層に堆積する工程と、 約100Åから1500Åの範囲の厚さを有するTiN
    の第3の層をCuの第2の層に堆積する工程と、をさら
    に含む、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記第2の導電体を堆積する前記工程
    が、 約100Åから1500Åの範囲の厚さを有するTiN
    の第1の層を堆積する工程と、 約1000Åから10,000Åの範囲の厚さを有する
    Cuの第2の層をTiNの第1の層に堆積する工程と、 約100Åから1500Åの範囲の厚さを有するTiN
    の第3の層をCuの第2の層に堆積する工程と、をさら
    に含む、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の導電体をパターニングする
    前記工程が、 該第1の導電体上にフォトレジストパターンを形成する
    工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第3の層をエッチングする工程と、 Cuをエッチングするためにウェットエッチングプロセ
    スを用いて、前記第2の層をエッチングする工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第1の層をエッチングする工程と、 該フォトレジストパターンを除去する工程と、を含む、
    請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の導電体をパターニングする
    前記工程が、 該第2の導電体上にフォトレジストパターンを形成する
    工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第3の層をエッチングする工程と、 Cuをエッチングするためにウェットエッチングプロセ
    スを用いて、前記第2の層をエッチングする工程と、 TiNをエッチングするためにウェットエッチングプロ
    セスを用いて、前記第1の層をエッチングする工程と、 該フォトレジストパターンを除去する工程と、をさらに
    含む、請求項20に記載の方法。
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