JP2000346154A - 伝動チェーン用テンショナレバー及びガイド - Google Patents
伝動チェーン用テンショナレバー及びガイドInfo
- Publication number
- JP2000346154A JP2000346154A JP11155672A JP15567299A JP2000346154A JP 2000346154 A JP2000346154 A JP 2000346154A JP 11155672 A JP11155672 A JP 11155672A JP 15567299 A JP15567299 A JP 15567299A JP 2000346154 A JP2000346154 A JP 2000346154A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission chain
- main body
- tensioner lever
- shoe
- tensioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高強度が得られ、肉厚を薄くでき、軽量化が
達成でき、耐摩耗性が向上した本体を有する伝動チェー
ン用テンショナレバー及び伝動チェーン用ガイドを提供
する。 【解決手段】 伝動チェーンCに摺接する樹脂製シュー
3を本体2に装着した伝動チェーン用テンショナレバー
1において、前記本体2を鍛造製アルミニウム合金で形
成した。
達成でき、耐摩耗性が向上した本体を有する伝動チェー
ン用テンショナレバー及び伝動チェーン用ガイドを提供
する。 【解決手段】 伝動チェーンCに摺接する樹脂製シュー
3を本体2に装着した伝動チェーン用テンショナレバー
1において、前記本体2を鍛造製アルミニウム合金で形
成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弛緩側で伝動チェ
ーンの張力を適正に保持する伝動チェーン用テンショナ
レバー及び緊張側で伝動チェーンの走行を案内する伝動
チェーン用ガイド、詳しくはそれぞれの本体を鍛造製ア
ルミニウム合金で形成した伝動チェーン用テンショナレ
バー及び伝動チェーン用ガイドに関するものである。
ーンの張力を適正に保持する伝動チェーン用テンショナ
レバー及び緊張側で伝動チェーンの走行を案内する伝動
チェーン用ガイド、詳しくはそれぞれの本体を鍛造製ア
ルミニウム合金で形成した伝動チェーン用テンショナレ
バー及び伝動チェーン用ガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の伝動チェーン用テンショナレバー
及び伝動チェーン用ガイドは、強度部材であるそれぞれ
の本体にアルミニウム合金のダイキャスト品(ADC1
2,ADC14等)を使用し、伝動チェーンに摺接する
それぞれのシューに樹脂、特にエンジニアリングプラス
チック(PA46,PA66)を使用し、それぞれの本
体とシューを一体成形するか、または別々に製作し組み
立て固定したものである。さらに従来の伝動チェーン用
テンショナレバーは、テンショナのプランジャが当接す
るパッドを鋼製の焼入品で別体に製作し、本体に圧入し
て取付けていた。なお、ADC12,ADC14は、J
IS規格(JISH5302)に規定されており、アル
ミニウム合金ダイキャストの種類を表す。
及び伝動チェーン用ガイドは、強度部材であるそれぞれ
の本体にアルミニウム合金のダイキャスト品(ADC1
2,ADC14等)を使用し、伝動チェーンに摺接する
それぞれのシューに樹脂、特にエンジニアリングプラス
チック(PA46,PA66)を使用し、それぞれの本
体とシューを一体成形するか、または別々に製作し組み
立て固定したものである。さらに従来の伝動チェーン用
テンショナレバーは、テンショナのプランジャが当接す
るパッドを鋼製の焼入品で別体に製作し、本体に圧入し
て取付けていた。なお、ADC12,ADC14は、J
IS規格(JISH5302)に規定されており、アル
ミニウム合金ダイキャストの種類を表す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にダイキ
ャスト品は、強度が約20kgf/mm2と低く、剛性
確保の点から、肉厚を厚くせざるを得ない。また、真空
鋳造素材にT6処理(エージング処理)を施すことも考
えられるが、コストの面で不利であり、場合によっては
T6処理時に歪みが発生し、精度の面でも問題が出る場
合がある。なお、T6は、JIS規格(JISH530
2)に規定されており、アルミニウム合金の処理の1つ
である。
ャスト品は、強度が約20kgf/mm2と低く、剛性
確保の点から、肉厚を厚くせざるを得ない。また、真空
鋳造素材にT6処理(エージング処理)を施すことも考
えられるが、コストの面で不利であり、場合によっては
T6処理時に歪みが発生し、精度の面でも問題が出る場
合がある。なお、T6は、JIS規格(JISH530
2)に規定されており、アルミニウム合金の処理の1つ
である。
【0004】そこで、本発明は、前述したような従来の
技術における問題を解決し、高強度が得られ、肉厚を薄
くでき、軽量化が達成でき、耐摩耗性が向上した本体を
有する伝動チェーン用テンショナレバー及び伝動チェー
ン用ガイドを提供することを目的とする。
技術における問題を解決し、高強度が得られ、肉厚を薄
くでき、軽量化が達成でき、耐摩耗性が向上した本体を
有する伝動チェーン用テンショナレバー及び伝動チェー
ン用ガイドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
伝動チェーン用テンショナレバーは、伝動チェーンに摺
接するシューを本体に装着した伝動チェーン用テンショ
ナレバーにおいて、前記本体を鍛造製アルミニウム合金
で形成したものである。
伝動チェーン用テンショナレバーは、伝動チェーンに摺
接するシューを本体に装着した伝動チェーン用テンショ
ナレバーにおいて、前記本体を鍛造製アルミニウム合金
で形成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明の伝動チェーン用テ
ンショナレバーは、請求項1に記載の発明の伝動チェー
ン用テンショナレバーにおいて、テンショナのプランジ
ャが当接する前記本体の部分を円弧状に突設して形成し
たものである。
ンショナレバーは、請求項1に記載の発明の伝動チェー
ン用テンショナレバーにおいて、テンショナのプランジ
ャが当接する前記本体の部分を円弧状に突設して形成し
たものである。
【0007】請求項3に記載の発明の伝動チェーン用ガ
イドは、伝動チェーンに摺接するシューを本体に装着し
た伝動チェーン用ガイドにおいて、前記本体を鍛造製ア
ルミニウム合金で形成したものである。
イドは、伝動チェーンに摺接するシューを本体に装着し
た伝動チェーン用ガイドにおいて、前記本体を鍛造製ア
ルミニウム合金で形成したものである。
【0008】
【作用】請求項1,2,3に記載の発明は、本体を鍛造
製アルミニウム合金で形成したものであるから、素材に
鍛造を施すことにより加工硬化により鍛造のままで約3
5kgf/mm2の高強度が得られる。
製アルミニウム合金で形成したものであるから、素材に
鍛造を施すことにより加工硬化により鍛造のままで約3
5kgf/mm2の高強度が得られる。
【0009】また、鍛造は出発材料をバー材にすること
により、通常のダイキャスト品のように内部に気泡等の
欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージング処
理)が可能であり、これによりさらに高い約42kgf
/mm2の強度が得られる。
により、通常のダイキャスト品のように内部に気泡等の
欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージング処
理)が可能であり、これによりさらに高い約42kgf
/mm2の強度が得られる。
【0010】また、高い強度が得られるため、肉厚を薄
くでき、軽量化、省スペースが達成できる。
くでき、軽量化、省スペースが達成できる。
【0011】また、高い強度が得られるため、取付孔部
の耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
の耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
【0012】請求項1,2に記載の発明は、さらに、軽
量化できることにより、テンショナのプランジャの振動
への追従性が向上し、打音(騒音)の低減やチェーンC
の振動の抑制により騒音低減が可能である。
量化できることにより、テンショナのプランジャの振動
への追従性が向上し、打音(騒音)の低減やチェーンC
の振動の抑制により騒音低減が可能である。
【0013】請求項2に記載の発明は、さらに、耐摩耗
性が向上することにより、プランジャが当接する部分の
摩耗が低減するから、従来のようにパッドを別部材で製
作する必要がない。
性が向上することにより、プランジャが当接する部分の
摩耗が低減するから、従来のようにパッドを別部材で製
作する必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて説明する。図1は、本発明の実施例の伝動チェー
ン用テンショナレバー1の使用例を示す正面図である。
図示しないエンジンルーム内のクランク軸に取付けた駆
動スプロケットとカム軸に取付けた従動スプロケット間
に伝動チェーンCが無端懸回されている。テンショナレ
バー1は、エンジンブロックに取付けられて、その基端
を軸支されている。テンショナレバー1は、その基端を
中心に揺動可能である。このテンショナレバー1は本体
2とシュー3とから構成される。テンショナレバー1
は、テンショナTのプランジャPによってテンショナレ
バー1の円弧状の部分2CをチェーンC方向に押圧され
ている。チェーンCは、テンショナレバー1のシュー3
上を走行する。
づいて説明する。図1は、本発明の実施例の伝動チェー
ン用テンショナレバー1の使用例を示す正面図である。
図示しないエンジンルーム内のクランク軸に取付けた駆
動スプロケットとカム軸に取付けた従動スプロケット間
に伝動チェーンCが無端懸回されている。テンショナレ
バー1は、エンジンブロックに取付けられて、その基端
を軸支されている。テンショナレバー1は、その基端を
中心に揺動可能である。このテンショナレバー1は本体
2とシュー3とから構成される。テンショナレバー1
は、テンショナTのプランジャPによってテンショナレ
バー1の円弧状の部分2CをチェーンC方向に押圧され
ている。チェーンCは、テンショナレバー1のシュー3
上を走行する。
【0015】図2は、図1に示す伝動チェーン用テンシ
ョナレバー1を構成する本体2の正面図である。強度部
材であるこの本体2は、鍛造製アルミニウム合金で形成
されている。鍛造製アルミニウム合金は、ADC12,
ADC14相当のものを使用する。本体2の基端には、
エンジンブロックへ軸支するための孔2Aが形成されて
いる。その先端には、一方の側縁から切欠2B,2Bが
形成され、階段状に幅狭となっている。先端の端部は滑
らかな曲面に形成されている。本体2は実質的に断面I
型である。断面をI型としたのは、シュー3の装着を強
固にするため及びテンショナレバー1の強度向上のため
である。
ョナレバー1を構成する本体2の正面図である。強度部
材であるこの本体2は、鍛造製アルミニウム合金で形成
されている。鍛造製アルミニウム合金は、ADC12,
ADC14相当のものを使用する。本体2の基端には、
エンジンブロックへ軸支するための孔2Aが形成されて
いる。その先端には、一方の側縁から切欠2B,2Bが
形成され、階段状に幅狭となっている。先端の端部は滑
らかな曲面に形成されている。本体2は実質的に断面I
型である。断面をI型としたのは、シュー3の装着を強
固にするため及びテンショナレバー1の強度向上のため
である。
【0016】図3は、図1に示す伝動チェーン用テンシ
ョナレバー1を構成するシュー3の正面図である。シュ
ー3は樹脂、特にエンジニアリングプラスチック(PA
46,PA66)成形されている。シュー3は、本体2
の表面に沿って係止される。シュー3は、本体2が軸支
される支点側の一端に、本体2に係合する突起部3Aを
有する。また、シュー3は、その両側縁に沿って千鳥状
に係止片3Bを有する。さらに、シュー3には、他端
(先端)に抱持部3Cが形成されている。また、抱持部
3Cはその内部が階段状に形成されており、本体2の先
端に密着する。本体2の先端及び抱持部3Cの内部を階
段状にして組合わせることにより、本体2と抱持部3C
との間の相対位置を正確に定めることができる。
ョナレバー1を構成するシュー3の正面図である。シュ
ー3は樹脂、特にエンジニアリングプラスチック(PA
46,PA66)成形されている。シュー3は、本体2
の表面に沿って係止される。シュー3は、本体2が軸支
される支点側の一端に、本体2に係合する突起部3Aを
有する。また、シュー3は、その両側縁に沿って千鳥状
に係止片3Bを有する。さらに、シュー3には、他端
(先端)に抱持部3Cが形成されている。また、抱持部
3Cはその内部が階段状に形成されており、本体2の先
端に密着する。本体2の先端及び抱持部3Cの内部を階
段状にして組合わせることにより、本体2と抱持部3C
との間の相対位置を正確に定めることができる。
【0017】シュー3の本体2への取付けは、まず、シ
ュー3の先端が本体2の先端に嵌め込まれる。次いで、
千鳥状に形成された係止片3Bが次々と本体2に引っ掛
けられる。このように取付けることによって、抱持部3
Cと千鳥状に形成された係止片3Bとにより、横方向に
シュー3がずれることか阻止され、また、抱持部3Cと
千鳥状に形成された係止片3Bとにより、シュー3がチ
ェーンCの走行方向に移動することが阻止される。
ュー3の先端が本体2の先端に嵌め込まれる。次いで、
千鳥状に形成された係止片3Bが次々と本体2に引っ掛
けられる。このように取付けることによって、抱持部3
Cと千鳥状に形成された係止片3Bとにより、横方向に
シュー3がずれることか阻止され、また、抱持部3Cと
千鳥状に形成された係止片3Bとにより、シュー3がチ
ェーンCの走行方向に移動することが阻止される。
【0018】本発明の上記実施例によれば、本体2を鍛
造製アルミニウム合金で形成したものであるから、素材
に鍛造を施すことにより加工硬化により鍛造のままで約
35kgf/mm2の高強度が得られる。
造製アルミニウム合金で形成したものであるから、素材
に鍛造を施すことにより加工硬化により鍛造のままで約
35kgf/mm2の高強度が得られる。
【0019】また、鍛造は出発材料をバー材にすること
により、通常のダイキャスト品のように内部に気泡等の
欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージング処
理)が可能であり、これによりさらに高い約42kgf
/mm2の強度が得られる。
により、通常のダイキャスト品のように内部に気泡等の
欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージング処
理)が可能であり、これによりさらに高い約42kgf
/mm2の強度が得られる。
【0020】また、高い強度が得られるため、肉厚を薄
くでき、軽量化、コンパクト化、省スペースが達成でき
る。たとえば、図2に示すA部の寸法が従来の3mmか
ら2mmに低減でき、B部の寸法が従来の22mmから
13mmと約40〜60%低減できる。また、質量で約
40%低減できる。
くでき、軽量化、コンパクト化、省スペースが達成でき
る。たとえば、図2に示すA部の寸法が従来の3mmか
ら2mmに低減でき、B部の寸法が従来の22mmから
13mmと約40〜60%低減できる。また、質量で約
40%低減できる。
【0021】また、高い強度が得られるため、取付孔部
2Aの耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
2Aの耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
【0022】さらに、軽量化できることにより、テンシ
ョナTのプランジャPの振動への追従性が向上し、打音
(騒音)の低減やチェーンCの振動の抑制により騒音低
減が可能である。
ョナTのプランジャPの振動への追従性が向上し、打音
(騒音)の低減やチェーンCの振動の抑制により騒音低
減が可能である。
【0023】さらに、耐摩耗性が向上することにより、
プランジャPが当接する部分の摩耗が低減するから、従
来のようにパッドを別部材で製作する必要がない。
プランジャPが当接する部分の摩耗が低減するから、従
来のようにパッドを別部材で製作する必要がない。
【0024】図4は、本発明の他の実施例の伝動チェー
ン用ガイド4の正面図である。この伝動チェーン用ガイ
ド4は、伝動チェーンCの緊張側に配置されて、エンジ
ンブロックに取付けられ、伝動チェーンCの走行を案内
するものである。この伝動チェーン用ガイド4は本体5
とシュー6とから構成される。チェーンCは、ガイド4
のシュー6上を走行する。強度部材である本体5は、鍛
造製アルミニウム合金で形成されている。鍛造製アルミ
ニウム合金は、ADC12,ADC14相当のものを使
用する。本体5には、エンジンブロックへ取付けるため
の2つの取付片5Aと、この取付片5Aに取付孔5Bと
が設けられている。
ン用ガイド4の正面図である。この伝動チェーン用ガイ
ド4は、伝動チェーンCの緊張側に配置されて、エンジ
ンブロックに取付けられ、伝動チェーンCの走行を案内
するものである。この伝動チェーン用ガイド4は本体5
とシュー6とから構成される。チェーンCは、ガイド4
のシュー6上を走行する。強度部材である本体5は、鍛
造製アルミニウム合金で形成されている。鍛造製アルミ
ニウム合金は、ADC12,ADC14相当のものを使
用する。本体5には、エンジンブロックへ取付けるため
の2つの取付片5Aと、この取付片5Aに取付孔5Bと
が設けられている。
【0025】シュー6は、樹脂、特にエンジニアリング
プラスチック(PA46,PA66)で成形されてい
る。シュー6は、本体5のチェーンC側の表面に沿って
設けられる。シュー6は、本体5と一体成形するか、ま
たは別々に製作し組み立て固定するものである。
プラスチック(PA46,PA66)で成形されてい
る。シュー6は、本体5のチェーンC側の表面に沿って
設けられる。シュー6は、本体5と一体成形するか、ま
たは別々に製作し組み立て固定するものである。
【0026】本発明の上記他の実施例によれば、本体5
を鍛造製アルミニウム合金で形成したものであるから、
素材に鍛造を施すことにより加工硬化により鍛造のまま
で約35kgf/mm2の高強度が得られる。
を鍛造製アルミニウム合金で形成したものであるから、
素材に鍛造を施すことにより加工硬化により鍛造のまま
で約35kgf/mm2の高強度が得られる。
【0027】また、鍛造は出発材料をバー材にすること
により、通常のダイキャスト品のように内部に気泡等の
欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージング処
理)が可能であり、これによりさらに高い約42kgf
/mm2の強度が得られる。
により、通常のダイキャスト品のように内部に気泡等の
欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージング処
理)が可能であり、これによりさらに高い約42kgf
/mm2の強度が得られる。
【0028】また、高い強度が得られるため、肉厚を薄
くでき、軽量化、コンパクト化、省スペースが達成でき
る。たとえば、図4に示すB部の寸法が約40〜60%
低減できる。
くでき、軽量化、コンパクト化、省スペースが達成でき
る。たとえば、図4に示すB部の寸法が約40〜60%
低減できる。
【0029】また、高い強度が得られるため、取付孔5
B部の耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
B部の耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
【0030】
【発明の効果】請求項1,2,3に記載の発明によれ
ば、次のような効果を有する。 (1)本体を鍛造製アルミニウム合金で形成したもので
あるから、素材に鍛造を施すことにより加工硬化により
鍛造のままで約35kgf/mm2の高強度が得られ
る。
ば、次のような効果を有する。 (1)本体を鍛造製アルミニウム合金で形成したもので
あるから、素材に鍛造を施すことにより加工硬化により
鍛造のままで約35kgf/mm2の高強度が得られ
る。
【0031】(2)また、鍛造は出発材料をバー材にす
ることにより、通常のダイキャスト品のように内部に気
泡等の欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージン
グ処理)が可能であり、これによりさらに高い約42k
gf/mm2の強度が得られる。
ることにより、通常のダイキャスト品のように内部に気
泡等の欠陥を含まないため、さらにT6処理(エージン
グ処理)が可能であり、これによりさらに高い約42k
gf/mm2の強度が得られる。
【0032】(3)また、高い強度が得られるため、肉
厚を薄くでき、軽量化、省スペースが達成できる。
厚を薄くでき、軽量化、省スペースが達成できる。
【0033】(4)また、高い強度が得られるため、取
付孔部の耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
付孔部の耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
【0034】請求項1,2に記載の発明は、さらに次の
ような効果を有する。 (5)軽量化できることにより、テンショナのプランジ
ャの振動への追従性が向上し、打音(騒音)の低減やチ
ェーンCの振動の抑制により騒音低減が可能である。
ような効果を有する。 (5)軽量化できることにより、テンショナのプランジ
ャの振動への追従性が向上し、打音(騒音)の低減やチ
ェーンCの振動の抑制により騒音低減が可能である。
【0035】請求項2に記載の発明は、さらに次のよう
な効果を有する。 (6)耐摩耗性が向上することにより、プランジャが当
接する部分の摩耗が低減するから、従来のようにパッド
を別部材で製作する必要がない。
な効果を有する。 (6)耐摩耗性が向上することにより、プランジャが当
接する部分の摩耗が低減するから、従来のようにパッド
を別部材で製作する必要がない。
【図1】 本発明の実施例の伝動チェーン用テンショナ
レバーの使用例を示す正面図である。
レバーの使用例を示す正面図である。
【図2】 図1に示す伝動チェーン用テンショナレバー
を構成する本体の正面図である。
を構成する本体の正面図である。
【図3】 図1に示す伝動チェーン用テンショナレバー
を構成するシューの正面図である。
を構成するシューの正面図である。
【図4】 本発明の他の実施例の伝動チェーン用ガイド
の正面図である。
の正面図である。
1:テンショナレバー 2:本体 2A:取付孔 2
B:切欠 2C:プランジャの当接部 3:シュー 3
A:突起部 3B:係止片 3C:抱持部 4:ガイド
5:本体 5A:取付片 5B:取付孔 6:シュー
T:テンショナP:プランジャ C:チェーン
B:切欠 2C:プランジャの当接部 3:シュー 3
A:突起部 3B:係止片 3C:抱持部 4:ガイド
5:本体 5A:取付片 5B:取付孔 6:シュー
T:テンショナP:プランジャ C:チェーン
Claims (3)
- 【請求項1】 伝動チェーンに摺接するシューを本体に
装着した伝動チェーン用テンショナレバーにおいて、前
記本体を鍛造製アルミニウム合金で形成したことを特徴
とする伝動チェーン用テンショナレバー。 - 【請求項2】 テンショナのプランジャが当接する前記
本体の部分を円弧状に突設して形成したことを特徴とす
る請求項1に記載の伝動チェーン用テンショナレバー。 - 【請求項3】 伝動チェーンに摺接するシューを本体に
装着した伝動チェーン用ガイドにおいて、前記本体を鍛
造製アルミニウム合金で形成したことを特徴とする伝動
チェーン用ガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155672A JP2000346154A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 伝動チェーン用テンショナレバー及びガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155672A JP2000346154A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 伝動チェーン用テンショナレバー及びガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000346154A true JP2000346154A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15611069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11155672A Pending JP2000346154A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 伝動チェーン用テンショナレバー及びガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000346154A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1300607A2 (en) | 2001-10-02 | 2003-04-09 | Tsubakimoto Chain Co. | Sliding contact guide for transmission device |
US6852051B2 (en) | 2001-08-22 | 2005-02-08 | Tsubakimoto Chain Co. | Tensioner lever for transmission device |
JP2009519410A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-05-14 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 巻き掛け手段のためのガイド装置、並びにガイド装置を製造するための射出成形工具 |
DE102013201334A1 (de) * | 2013-01-29 | 2014-07-31 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Spannschiene mit einem Tragkörper aus einer AlSi-Legierung |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11155672A patent/JP2000346154A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6852051B2 (en) | 2001-08-22 | 2005-02-08 | Tsubakimoto Chain Co. | Tensioner lever for transmission device |
EP1300607A2 (en) | 2001-10-02 | 2003-04-09 | Tsubakimoto Chain Co. | Sliding contact guide for transmission device |
US6796917B2 (en) | 2001-10-02 | 2004-09-28 | Tsubakimoto Chain Co. | Sliding contact guide for transmission device |
JP2009519410A (ja) * | 2005-12-13 | 2009-05-14 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 巻き掛け手段のためのガイド装置、並びにガイド装置を製造するための射出成形工具 |
DE102013201334A1 (de) * | 2013-01-29 | 2014-07-31 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Spannschiene mit einem Tragkörper aus einer AlSi-Legierung |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6086498A (en) | Tensioner lever with resin shoe | |
US7056243B2 (en) | Plastic movable guide for transmission device | |
US6796917B2 (en) | Sliding contact guide for transmission device | |
JP2003214505A (ja) | 伝動装置用可動ガイド | |
JP4233550B2 (ja) | 伝動装置用ガイド | |
JP2006242357A (ja) | 伝動装置用摺接ガイド | |
US6852051B2 (en) | Tensioner lever for transmission device | |
JP2005048931A (ja) | 伝動装置用レバー | |
JP2012172810A (ja) | チェーンガイド及びチェーンテンショナ装置 | |
JP2000346154A (ja) | 伝動チェーン用テンショナレバー及びガイド | |
JP3322399B1 (ja) | 伝動装置用プラスチック製可動ガイド | |
US6601473B2 (en) | Plastic lever assembly for power transmission device | |
GB2351136A (en) | Tensioner lever | |
JP2003148568A (ja) | 伝動装置用摺接ガイド | |
JP2006112447A (ja) | チェーンガイド | |
CN1107176C (zh) | 链导引件的安装构造 | |
JPH08200458A (ja) | テンショナレバー | |
JP2001227605A (ja) | チェーンレバー | |
US6250268B1 (en) | Cam chain guide attachment structure | |
JPH10132038A (ja) | チェーン伝動装置 | |
JP4452433B2 (ja) | チェーンテンショナアームおよびチェーンガイド | |
JP4347943B2 (ja) | チェーンテンショナー等のレバー | |
JP2002098203A (ja) | チェーンテンショナ装置 | |
JP4630466B2 (ja) | チエーンガイド | |
JP3768129B2 (ja) | 高負荷伝動vベルト用ブロックの製造方法 |