JP4347943B2 - チェーンテンショナー等のレバー - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は駆動軸と従動軸のスプロケットに巻き掛けられたチェーンに、常時適度な緊張力を与えるテンショナーレバーに関するものである。ここで該レバーにはチェーンに接してガイドするレバー、及び走行するチェーンに平行して配置されるダンパー用レバーも対象とする。
【0002】
【従来の技術】
図5は一般的なチェーン駆動装置を表しているが、チェーン(イ)は駆動軸(ロ)と従動軸(ハ)に取着しているスプロケット(ニ)、(ホ)に巻き掛けられており、該チェーン(イ)はテンショナーレバー(ヘ)によって押圧されて適当な緊張力が常時作用している。従って、両スプロケット(ニ)、(ホ)の回転と共に走行するチェーン(イ)の振動を抑制し、従動軸(ハ)ヘ時間の遅れを生じることなく伝達される。また振動を抑制することでチェーン(イ)に作用する衝撃力はなくなり、チェーン寿命を向上させることが出来る。
【0003】
ところで、テンショナーレバー(ヘ)はテンショナー(ト)によって押圧されて、チェーン(イ)に作用しているが、このテンショナーレバー(ヘ)の形態には色々あり、一般的には金属製のレバー本体にゴム製または樹脂製のシューが接着されたり、シューがレバー本体と一体的に成形されている。上記シューをレバー本体に接着した場合には剥がれることもあり、またシューをレバー本体と一体成形する場合には成形金型を必要とし、製作コストは高くなる。
【0004】
そこで別々に製作したレバー本体とシューを接着剤を用いることなく組み立て・固定したテンショナーレバーが知られている。実公平7−36201号に係る合成樹脂製シューを備えたチェーンガイドレールはシューをシュー支持部材に着脱可能に取付けた構造となっている。すなわち、シュー支持部材のチェーン走行始端部にシューに形成した端部フック片を係合し、またシューに形成したL字状の側面係合片をシュー支持部材に係合して取着している。
【0005】
また特開平11−22790号に係る「テンショナアームおよびチェーンガイド」はチェーンと接触するプラスチック製のガイド部とその両側面に配置する鋼製プレートから成り、ガイド部とプレートは複数のピンにて連結されている。これら従来のテンショナーレバーは製作コストが高く、さらにレバー本体はアルミ合金を用いたダイキャスト製である場合には重量も大きくなる。一方構造が複雑化していることで全体の剛性が低下し、振動並びに騒音発生の原因となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のテンショナーレバーには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、組み立てが簡単であると共に、製作コストが安く、さらに軽量化と高剛性を兼ね備えたチェーンテンショナーレバー、チェーンガイドレバー、およびチェーンダンパー用レバーを提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明のテンショナー等のレバーはレバー本体とシューを組み合わせて構成している。レバー本体は適度に湾曲した部材でアルミ合金の押出し材が使用され、この押出し材を適当な幅で切断(輪切り)して製作される。押出し材である為に適当な貫通穴を有し、軽量化と高剛性の両立を実現したレバー本体となり、切断される幅の大きさを定めることで、強度・剛性並びに重量を調整することが出来る。
【0008】
一方のシューはゴム製またはプラスチック製の成形材であり、上記レバー本体の外周になじんで取付けられる。取付け手段は特に限定しないが、両端を係止すると共に、レバー本体から外れないようにガイド片が形成される。さらにシューの外表面を走行するチェーンが横に逸れない様に、外表面にもガイドを備えている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本発明のテンショナーレバーを示す分解図であり、同図の1はレバー本体、2はシュー、3はパットをそれぞれ表している。レバー本体1は所定の曲率をもって弓型に湾曲した部材であって、軽量化の為の穴4,4・・が貫通して設けられている。そして一方端部には軸穴5が形成され、両端には細長い係止片6a,6bが外周面7に沿って延びている。
【0010】
レバー本体1の内側には溝8を有し、この溝8にはパット3の脚9が嵌合して取付けられる。一方のシュー2はレバー本体1と同じく所定の曲率で湾曲した弓型をなしたゴム製またはプラスチック製の成形部材であり、両端にはU型をしたカギ10,11を有し、外周面に沿ってガイド12a,12bが沿設されている。また内側にはガイド片13,13・・が突出している。
【0011】
ところで、図2はレバー本体1の材料となる押出し材14を表している。レバー本体1はこの押出し材14を一定幅で切断したものであり、上記貫通穴4,4・・、軸穴5および溝8は押出し成形と共に連続して形成される。従来ではアルミダイキャストにより成形される場合が多いが、ダイキャスト加工では本発明のような貫通穴4や貫通軸穴5を成形することは出来ず、その分重量が嵩むことになっていたが、押出し材を輪切りにした本発明のレバー本体は貫通穴を設けることが出来る。
【0012】
図3は本発明のレバー本体(a)と従来のダイキャスト加工したレバー本体(b)の縦断面を比較した概略図である。ここで、縦寸法Hと横寸法Lを同じくした場合、ダイキャスト加工では貫通穴4を成形することが出来ないことからリブ15が中央に残される。そこで、貫通穴4を有す本発明のレバー本体ではその重量が約20%削減される。一方、重量を同一にした場合の本発明のレバー本体の断面二次モーメント、すなわち曲げ剛性は非常に高くなる。
【0013】
そして押出し材14は所定断面の長尺材であることから、輪切りされるレバー本体1の幅厚は自由に調整でき、必要に応じて厚くしたり薄くしてその強度並びに重量を定めることが出来る。勿論、外周面7に取付けられるシュー2はレバー本体に嵌るサイズに成形する必要はあるが、同じシュー2を兼用する場合であれば、両ガイド片13,13の内面に幅調整する為の板片を固定することも可能である。
【0014】
図4は本発明のテンショナーレバーを示している実施例であり、レバー本体1にシュー2とパット3を取着して構成している。シュー2はレバー本体の外周面7に接し、両端に設けているカギ10,11はレバー本体1の係止片6a,6bに係止し、そして両ガイド片13,13によってレバー本体1の外周部を挟み込んだ状態で取付けられる。同図(b)にA―A断面拡大図を示しているように、シュー2はレバー本体1に組み合わされて取着される。
【0015】
該テンショナーレバーの使い方は前記図5に示している通りであるが、軸穴5には支軸が嵌り、パット3にはテンショナーヘッドが当接して押圧する。シュー2の外周面に沿ってチェーンが走行し、該チェーンに適度な緊張を付与することが出来る。以上述べたように、本発明のテンショナー等のレバーはレバー本体の外周にシューをなじませて取着したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】
本発明のテンショナー等のレバーはレバー本体とシューを組み合わせたものであり、そしてレバー本体としてはアルミ合金の押出し材を適当な幅に輪切りした部材が用いられる。押出し成形した部材である為に製作は従来のダイキャスト加工に比較して安くなり、また輪切りすることで貫通穴を備えることが出来る為に軽量化される。そしてダイキャストでは加工され得る材質が限定されるが、押出し材では高強度のアルミ合金材が使用され、その結果、より高剛性のレバー本体となる。
【0017】
そして押出し材である為に輪切りする幅は適当に調整することが出来ることから、強度と軽量化を念頭においた幅のレバー本体とすることが出来る。一方、レバー本体の外周にシューを取り付けた簡単な構造であることから、その構造上振動は少なく、騒音も小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテンショナーレバーの分解図。
【図2】レバー本体となる押出し材。
【図3】本発明のレバー本体とダイキャストされたレバー本体の断面。
【図4】本発明のテンショナーレバー。
【図5】従来のテンショナー装置。
【符号の説明】
1 レバー本体
2 シュー
3 パット
4 穴
5 軸穴
6 係止片
7 外周面
8 溝
9 脚
10 カギ
11 カギ
12 ガイド
13 ガイド片
14 押出し材
15 リブ
Claims (1)
- 両スプロケットに巻き掛けられたチェーンを押圧して適度な緊張を与えたり、上記チェーンに接してガイドしたり、また走行する上記チェーンと平行して配置されるテンショナー等のレバーにおいて、レバー本体は係止片、貫通穴、貫通軸穴、及び貫通溝を形成した押出し材を所定幅に輪切りした部材が使用され、このレバー本体の外周にはゴム製またはプラスチック製のシューを両側に突出したガイド片にて挟み込んで取り付け、又、上記レバー本体の両端には係止片を延長して設け、シューの両端に形成したU型のカギを上記係止片に係止し、そして、レバー本体には軽量化の為の貫通穴及び支軸が嵌る為の貫通軸穴を設け、さらにパットの脚が嵌る貫通溝を形成し、一方、シューの外周面には走行するチェーンの横ズレを防止するガイドを沿設したことを特徴とするチェーンテンショナー等のレバー。
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- 1999-03-16 JP JP06988599A patent/JP4347943B2/ja not_active Expired - Lifetime
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