JP2000345915A - 動力装置 - Google Patents
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- JP2000345915A JP2000345915A JP11159113A JP15911399A JP2000345915A JP 2000345915 A JP2000345915 A JP 2000345915A JP 11159113 A JP11159113 A JP 11159113A JP 15911399 A JP15911399 A JP 15911399A JP 2000345915 A JP2000345915 A JP 2000345915A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン1の冷却系において発生させた蒸気
を排気により加熱してタービン4を駆動する廃熱回収シ
ステムを備えた動力装置において、幅広い運転域におい
てより高い効率を発揮させる。 【解決手段】 タービン4に接続した回転電機5とエン
ジン1とを、クラッチ10を備えた回連伝達機構を介し
て連結し、クラッチ10を開放してタービン4の回転力
のみによって回転電機5を発電機として駆動する状態の
他に、クラッチ10を締結してエンジン1の出力により
回転電機5の発電駆動を補助し、またはタービン4の回
転力をエンジン1の駆動力に付加する状態を運転状態に
応じて制御する。
を排気により加熱してタービン4を駆動する廃熱回収シ
ステムを備えた動力装置において、幅広い運転域におい
てより高い効率を発揮させる。 【解決手段】 タービン4に接続した回転電機5とエン
ジン1とを、クラッチ10を備えた回連伝達機構を介し
て連結し、クラッチ10を開放してタービン4の回転力
のみによって回転電機5を発電機として駆動する状態の
他に、クラッチ10を締結してエンジン1の出力により
回転電機5の発電駆動を補助し、またはタービン4の回
転力をエンジン1の駆動力に付加する状態を運転状態に
応じて制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両への搭載に適し
た廃熱回収システムを備えた動力装置に関する。
た廃熱回収システムを備えた動力装置に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】内燃機関の水冷冷却系
統を密閉構造とし、冷却に伴って発生した気化冷媒をさ
らに排気により過熱して高温化し、この高温蒸気により
タービン発電を行うようにした廃熱回収システムが知ら
れている(この種の装置の公知文献として例えば特開平
5−296055号公報を参照)。
統を密閉構造とし、冷却に伴って発生した気化冷媒をさ
らに排気により過熱して高温化し、この高温蒸気により
タービン発電を行うようにした廃熱回収システムが知ら
れている(この種の装置の公知文献として例えば特開平
5−296055号公報を参照)。
【0003】しかしながら、従来はタービンの出力を発
電機の駆動のみに用いる構造となっていたため、タービ
ン出力を機関駆動力に付加して運転するような切換動作
ができず、このため幅広い運転域にて高い効率を得るこ
とができなかった。また、タービンを駆動する飽和蒸気
量が十分に発生しないアイドル時のような低負荷時には
発電量が不足してバッテリー上がりを起こすおそれがあ
った。
電機の駆動のみに用いる構造となっていたため、タービ
ン出力を機関駆動力に付加して運転するような切換動作
ができず、このため幅広い運転域にて高い効率を得るこ
とができなかった。また、タービンを駆動する飽和蒸気
量が十分に発生しないアイドル時のような低負荷時には
発電量が不足してバッテリー上がりを起こすおそれがあ
った。
【0004】本発明はこのような問題点を解消すること
を目的としている。
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1の発明は、ポンプにより冷媒を循環させる
密閉された冷却経路の途中に、機関燃焼熱で加熱された
冷媒の飽和蒸気を機関排気で過熱する過熱器と、この過
熱器で過熱された冷媒の有する熱エネルギを機械的エネ
ルギに変換するタービンと、タービンからの冷媒を冷却
して液化するコンデンサと、タービン出力により駆動さ
れる回転電機と、回転電機との間で充放電を行うバッテ
リーとを備える内燃機関を有し、前記タービンと内燃機
関とをクラッチを備えた回転伝達機構を介して接続する
と共に、運転状態を検出して前記クラッチの締結・開放
と前記クラッチ・バッテリー間の充放電を制御する制御
装置を設けた。
に、請求項1の発明は、ポンプにより冷媒を循環させる
密閉された冷却経路の途中に、機関燃焼熱で加熱された
冷媒の飽和蒸気を機関排気で過熱する過熱器と、この過
熱器で過熱された冷媒の有する熱エネルギを機械的エネ
ルギに変換するタービンと、タービンからの冷媒を冷却
して液化するコンデンサと、タービン出力により駆動さ
れる回転電機と、回転電機との間で充放電を行うバッテ
リーとを備える内燃機関を有し、前記タービンと内燃機
関とをクラッチを備えた回転伝達機構を介して接続する
と共に、運転状態を検出して前記クラッチの締結・開放
と前記クラッチ・バッテリー間の充放電を制御する制御
装置を設けた。
【0006】請求項2の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、機関始動時にはクラッチを締結すると共に
回転電機にバッテリ電力を供給して回転電機の出力によ
り内燃機関の始動クランキングを行うように構成した。
制御装置を、機関始動時にはクラッチを締結すると共に
回転電機にバッテリ電力を供給して回転電機の出力によ
り内燃機関の始動クランキングを行うように構成した。
【0007】請求項3の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、バッテリの充電状態を判定し、充電を要す
ると判定したときには、そのときの運転状態でのタービ
ンのみにより回転電機を発電作動させたときの発電量C
1と内燃機関の出力を回転電機に伝達して発電作動させ
たときの発電量C2とを比較し、C1がC2よりも大の
ときにはクラッチを開放して、C1がC2よりも小のと
きにはクラッチを締結して、それぞれ回転電機に発電作
動させるように構成した。
制御装置を、バッテリの充電状態を判定し、充電を要す
ると判定したときには、そのときの運転状態でのタービ
ンのみにより回転電機を発電作動させたときの発電量C
1と内燃機関の出力を回転電機に伝達して発電作動させ
たときの発電量C2とを比較し、C1がC2よりも大の
ときにはクラッチを開放して、C1がC2よりも小のと
きにはクラッチを締結して、それぞれ回転電機に発電作
動させるように構成した。
【0008】請求項4の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、バッテリの充電状態を判定し、充電過剰と
判定したときには、クラッチを締結すると共に回転電機
の発電作動を停止させるように構成した。
制御装置を、バッテリの充電状態を判定し、充電過剰と
判定したときには、クラッチを締結すると共に回転電機
の発電作動を停止させるように構成した。
【0009】請求項5の発明は、上記請求項1の発明の
制御装置を、運転状態毎にクラッチ締結時のエネルギ効
率とクラッチ開放時のエネルギ効率を求め、エネルギ効
率がより大となるクラッチ状態を選択するように構成し
た。
制御装置を、運転状態毎にクラッチ締結時のエネルギ効
率とクラッチ開放時のエネルギ効率を求め、エネルギ効
率がより大となるクラッチ状態を選択するように構成し
た。
【0010】請求項6の発明は、上記請求項5の発明の
制御装置を、クラッチ締結時のタービン効率ηton、
クラッチ開放時のタービン効率ηtoff、回転電機の
発電効率ηr、バッテリ効率ηvに基づいてエネルギ効
率を演算し、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチ開放 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチ締結 を行うように構成した。
制御装置を、クラッチ締結時のタービン効率ηton、
クラッチ開放時のタービン効率ηtoff、回転電機の
発電効率ηr、バッテリ効率ηvに基づいてエネルギ効
率を演算し、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチ開放 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチ締結 を行うように構成した。
【0011】請求項7の発明は、上記請求項6の発明に
おいて、動力源としてバッテリ電力により作動する電動
機を備え、該電動機の効率をηmとするとき、ηoff
にηmを乗じた結果をηoffとしてクラッチの開放ま
たは締結を選択するように制御装置を構成した。
おいて、動力源としてバッテリ電力により作動する電動
機を備え、該電動機の効率をηmとするとき、ηoff
にηmを乗じた結果をηoffとしてクラッチの開放ま
たは締結を選択するように制御装置を構成した。
【0012】請求項8の発明は、上記請求項5の発明の
制御装置を、内燃機関の出力A、出力Aのときの内燃機
関の消費燃料重量ga、タービンの出力B、機関出力A
とタービン出力の和C、出力Cのときの内燃機関の消費
燃料重量gc、回転電機の発電効率ηr、バッテリ効率
ηv、タービン出力に前記発電効率ηrとバッテリ効率
ηvを乗じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チ開放 C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チ締結 を行うように構成した。
制御装置を、内燃機関の出力A、出力Aのときの内燃機
関の消費燃料重量ga、タービンの出力B、機関出力A
とタービン出力の和C、出力Cのときの内燃機関の消費
燃料重量gc、回転電機の発電効率ηr、バッテリ効率
ηv、タービン出力に前記発電効率ηrとバッテリ効率
ηvを乗じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チ開放 C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チ締結 を行うように構成した。
【0013】
【作用・効果】上記請求項1以下の各発明において、冷
却経路の内部に密封された液相の冷媒は内燃機関の燃焼
熱をうけて一部が気化し、気相となってタービンへ向か
う。その途中、気相冷媒は過熱器により内燃機関の排気
熱を受けて高温化してタービンに流入し、タービンを効
率よく駆動する。タービンを通過して低温化した冷媒は
コンデンサにて冷却液化して液相となり、ポンプにより
内燃機関へと循環させられる。前記タービンの回転力は
基本的には回転電機の駆動に費やされ、回転電機の発電
電力はバッテリの充電にあてられる。
却経路の内部に密封された液相の冷媒は内燃機関の燃焼
熱をうけて一部が気化し、気相となってタービンへ向か
う。その途中、気相冷媒は過熱器により内燃機関の排気
熱を受けて高温化してタービンに流入し、タービンを効
率よく駆動する。タービンを通過して低温化した冷媒は
コンデンサにて冷却液化して液相となり、ポンプにより
内燃機関へと循環させられる。前記タービンの回転力は
基本的には回転電機の駆動に費やされ、回転電機の発電
電力はバッテリの充電にあてられる。
【0014】ただし、本発明では回転電機と内燃機関と
の間に設けたクラッチを運転状態に応じて締結または開
放(以下、それぞれONまたはOFFと表す。)するこ
とができる。クラッチOFFの状態にて従来と同様の運
転を行える他、クラッチONの状態とすることによりタ
ービン出力と内燃機関の出力を相互に補うことができる
ので、例えば以下の各発明として示すように装置構成を
単純化したり、動力装置として幅広い運転域にてより高
いエネルギ効率を引き出したりすることが可能となる。
の間に設けたクラッチを運転状態に応じて締結または開
放(以下、それぞれONまたはOFFと表す。)するこ
とができる。クラッチOFFの状態にて従来と同様の運
転を行える他、クラッチONの状態とすることによりタ
ービン出力と内燃機関の出力を相互に補うことができる
ので、例えば以下の各発明として示すように装置構成を
単純化したり、動力装置として幅広い運転域にてより高
いエネルギ効率を引き出したりすることが可能となる。
【0015】請求項2の発明では、機関始動時にはクラ
ッチON状態で回転電機の動力により機関始動を行うこ
とができる。したがって、スタータモータが不要とな
り、装置構成の単純化を図ることができる。
ッチON状態で回転電機の動力により機関始動を行うこ
とができる。したがって、スタータモータが不要とな
り、装置構成の単純化を図ることができる。
【0016】請求項3の発明では、バッテリ充電が必要
と判定したときには、そのときの運転状態下にて、クラ
ッチOFFとしてタービンのみにより回転電機を駆動し
て発電させたとき(発電量C1)と、クラッチONとし
て内燃機関動力を付加して回転電機を発電作動させたと
き(発電量C2)とを比較し、より大きい発電量が得ら
れるクラッチ状態を選択するようにしたので、バッテリ
充電を効率よく行うことができる。
と判定したときには、そのときの運転状態下にて、クラ
ッチOFFとしてタービンのみにより回転電機を駆動し
て発電させたとき(発電量C1)と、クラッチONとし
て内燃機関動力を付加して回転電機を発電作動させたと
き(発電量C2)とを比較し、より大きい発電量が得ら
れるクラッチ状態を選択するようにしたので、バッテリ
充電を効率よく行うことができる。
【0017】請求項4の発明では、バッテリが充電過剰
と判定したときには、クラッチONとすると共に回転電
機の発電作動を停止させる。このときタービンの出力は
内燃機関の動力に付加されるので、バッテリの過充電を
防止しつつタービンによる余剰動力を機関駆動力に付加
して動力装置としての効率を高めることができる。
と判定したときには、クラッチONとすると共に回転電
機の発電作動を停止させる。このときタービンの出力は
内燃機関の動力に付加されるので、バッテリの過充電を
防止しつつタービンによる余剰動力を機関駆動力に付加
して動力装置としての効率を高めることができる。
【0018】請求項5の発明では、運転状態毎に動力装
置としてのクラッチON時のエネルギ効率とクラッチO
FF時のエネルギ効率を求め、エネルギ効率がより大と
なるクラッチ状態を選択する。エネルギ効率を求める手
法としては、内燃機関の種類、特性、用途、補助動力と
して電動機を有するか否か等により種々の選択が可能で
あり、例えば次の請求項6以下の各発明に示したような
手法を用いることができる。
置としてのクラッチON時のエネルギ効率とクラッチO
FF時のエネルギ効率を求め、エネルギ効率がより大と
なるクラッチ状態を選択する。エネルギ効率を求める手
法としては、内燃機関の種類、特性、用途、補助動力と
して電動機を有するか否か等により種々の選択が可能で
あり、例えば次の請求項6以下の各発明に示したような
手法を用いることができる。
【0019】すなわち、請求項6の発明では、クラッチ
締結時のタービン効率ηton、クラッチ開放時のター
ビン効率ηtoff、回転電機の発電効率ηr、バッテ
リ効率ηvに基づいてエネルギ効率を演算し、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチOFF ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチON にする。これにより運転状態によらず動力装置として常
により高い効率を発揮させることができる。
締結時のタービン効率ηton、クラッチ開放時のター
ビン効率ηtoff、回転電機の発電効率ηr、バッテ
リ効率ηvに基づいてエネルギ効率を演算し、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチOFF ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチON にする。これにより運転状態によらず動力装置として常
により高い効率を発揮させることができる。
【0020】ハイブリッドカーのように、動力源として
バッテリ電力により作動する電動機を備える場合には、
請求項7の発明として示したように、該電動機の効率を
ηmとするとき、ηoffにηmを乗じた結果をηof
fとしてクラッチのONまたはOFFを選択するように
制御装置を構成することにより高効率による運転を行う
ことができる。
バッテリ電力により作動する電動機を備える場合には、
請求項7の発明として示したように、該電動機の効率を
ηmとするとき、ηoffにηmを乗じた結果をηof
fとしてクラッチのONまたはOFFを選択するように
制御装置を構成することにより高効率による運転を行う
ことができる。
【0021】あるいは、内燃機関のみを動力源とする動
力装置の場合には、請求項8の発明として示したよう
に、内燃機関の出力A、出力Aのときの内燃機関の消費
燃料重量ga、タービンの出力B、機関出力Aとタービ
ン出力の和C、出力Cのときの内燃機関の消費燃料重量
gc、回転電機の発電効率ηr、バッテリ効率ηv、タ
ービン出力に前記発電効率ηrとバッテリ効率ηvを乗
じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チOFF C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チON に制御するようにしても同様に高効率の運転を行うこと
ができる。
力装置の場合には、請求項8の発明として示したよう
に、内燃機関の出力A、出力Aのときの内燃機関の消費
燃料重量ga、タービンの出力B、機関出力Aとタービ
ン出力の和C、出力Cのときの内燃機関の消費燃料重量
gc、回転電機の発電効率ηr、バッテリ効率ηv、タ
ービン出力に前記発電効率ηrとバッテリ効率ηvを乗
じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チOFF C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チON に制御するようにしても同様に高効率の運転を行うこと
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0023】図1は実施形態の冷却系統の概略図、図2
は制御系統の概略図である。図1または図2において、
1はエンジン(内燃機関)、2はエンジン冷却ジャケッ
トに接続して閉ループ状の冷媒循環経路を構成する冷媒
通路である。3は冷媒通路の途中に設けられた過熱器で
あり、エンジン1の排気ガスの熱をエンジン1の冷却ジ
ャケットから流出してくる冷媒蒸気に付与してより高温
化する。4はその下流に位置するタービンであり、過熱
器3からの高温蒸気により回転する。5はタービン4に
連結された回転電機であり、基本的にはタービン4の回
転力により発電機として作動し、その出力はインバータ
6を介して充電電力としてバッテリ7(図2)に付与さ
れる。8はタービン4の下流側に介装されたコンデンサ
であり、タービン4からの冷媒蒸気を冷却して液相に戻
す。9はコンデンサ8にて冷却液化された冷媒をエンジ
ン冷却ジャケットに戻すポンプであり、このポンプ9に
よる冷媒強制循環によりエンジン冷却熱によりタービン
を駆動するランキンサイクルを形成している。
は制御系統の概略図である。図1または図2において、
1はエンジン(内燃機関)、2はエンジン冷却ジャケッ
トに接続して閉ループ状の冷媒循環経路を構成する冷媒
通路である。3は冷媒通路の途中に設けられた過熱器で
あり、エンジン1の排気ガスの熱をエンジン1の冷却ジ
ャケットから流出してくる冷媒蒸気に付与してより高温
化する。4はその下流に位置するタービンであり、過熱
器3からの高温蒸気により回転する。5はタービン4に
連結された回転電機であり、基本的にはタービン4の回
転力により発電機として作動し、その出力はインバータ
6を介して充電電力としてバッテリ7(図2)に付与さ
れる。8はタービン4の下流側に介装されたコンデンサ
であり、タービン4からの冷媒蒸気を冷却して液相に戻
す。9はコンデンサ8にて冷却液化された冷媒をエンジ
ン冷却ジャケットに戻すポンプであり、このポンプ9に
よる冷媒強制循環によりエンジン冷却熱によりタービン
を駆動するランキンサイクルを形成している。
【0024】図2に示したように、回転電機5とエンジ
ン1との間には電磁式のクラッチ10を有する減速装置
(回転伝達機構)11を設けてあり、クラッチ10をO
Nとすることによりエンジン1とタービン4または回転
電機5との間で回転力の伝達を可能にしている。すなわ
ち、クラッチ10をOFFとした状態では従来と同様に
タービン4の回転力を発電のための動力源としてのみ利
用可能であるのに対して、クラッチ10をONとした状
態ではタービン4の回転力を減速装置11を介してエン
ジンに伝達することにより動力補助を行い、あるいはエ
ンジン1の出力により回転電機5を駆動してエンジン1
を動力源とする発電を行わせることができる。なお図2
において12はインバータ6からのバッテリ電力により
作動する車両電気系を示しており、ハイブリッドカーの
場合はその動力源となる電動モータなどもこれにあた
る。
ン1との間には電磁式のクラッチ10を有する減速装置
(回転伝達機構)11を設けてあり、クラッチ10をO
Nとすることによりエンジン1とタービン4または回転
電機5との間で回転力の伝達を可能にしている。すなわ
ち、クラッチ10をOFFとした状態では従来と同様に
タービン4の回転力を発電のための動力源としてのみ利
用可能であるのに対して、クラッチ10をONとした状
態ではタービン4の回転力を減速装置11を介してエン
ジンに伝達することにより動力補助を行い、あるいはエ
ンジン1の出力により回転電機5を駆動してエンジン1
を動力源とする発電を行わせることができる。なお図2
において12はインバータ6からのバッテリ電力により
作動する車両電気系を示しており、ハイブリッドカーの
場合はその動力源となる電動モータなどもこれにあた
る。
【0025】図2において、13は上述したクラッチ1
0のON・OFFや回転電機5とバッテリ7とのあいだ
の電力の授受を、後述するように各種の運転状態を検出
しながら制御するコントローラであり、上記インバータ
6と共にこの実施形態における制御装置を構成する。以
下このコントローラ13によるクラッチ10および回転
電機5の制御例につき図3以下の各図に沿って説明す
る。
0のON・OFFや回転電機5とバッテリ7とのあいだ
の電力の授受を、後述するように各種の運転状態を検出
しながら制御するコントローラであり、上記インバータ
6と共にこの実施形態における制御装置を構成する。以
下このコントローラ13によるクラッチ10および回転
電機5の制御例につき図3以下の各図に沿って説明す
る。
【0026】図3はコントローラ13が実行する制御の
概略を示した流れ図であり、この制御は一定の周期で繰
り返し実行される。この制御ではまず運転状態の検出が
行われる(ステップ301)。検出する運転状態として
は、キースイッチの位置、エンジン1およびタービン4
の回転数と負荷(圧力比)、バッテリ7の電圧などであ
る。ついでエンジン始動条件か否かを例えばキースイッ
チのスタータ接点の開閉状態から判定し、始動要求があ
る場合にはクラッチ10をONとしたうえで回転電機5
にバッテリ7からの電力を供給し、回転電機5をスター
タモータとして作動させることにより始動クランキング
を行ってエンジン1を始動させる(ステップ302〜3
04)。エンジン始動後のクラッチ10の状態はステッ
プ305以下の処理によって判定される始動後の運転状
態に依存する。ステップ302において例えばキースイ
ッチがONでエンジン回転数が予め定めた基準値以上の
ときはすでに始動は完了しているものと判定してステッ
プ305以下の処理に直接移行する。
概略を示した流れ図であり、この制御は一定の周期で繰
り返し実行される。この制御ではまず運転状態の検出が
行われる(ステップ301)。検出する運転状態として
は、キースイッチの位置、エンジン1およびタービン4
の回転数と負荷(圧力比)、バッテリ7の電圧などであ
る。ついでエンジン始動条件か否かを例えばキースイッ
チのスタータ接点の開閉状態から判定し、始動要求があ
る場合にはクラッチ10をONとしたうえで回転電機5
にバッテリ7からの電力を供給し、回転電機5をスター
タモータとして作動させることにより始動クランキング
を行ってエンジン1を始動させる(ステップ302〜3
04)。エンジン始動後のクラッチ10の状態はステッ
プ305以下の処理によって判定される始動後の運転状
態に依存する。ステップ302において例えばキースイ
ッチがONでエンジン回転数が予め定めた基準値以上の
ときはすでに始動は完了しているものと判定してステッ
プ305以下の処理に直接移行する。
【0027】ステップ305では、検出したバッテリ電
圧Vと基準値V0,V1との比較により充電が必要な状
態か否か等を判定する。基準値V0は充電が必要な下限
バッテリ電圧に、基準値V1は過充電のおそれがある上
限バッテリ電圧に、それぞれ相当する。ここでV0≦V
≦V1が成立しないとき、つまり実電圧Vが適正範囲外
であるときには、ついでステップ309へ移行し、V>
V1つまり過充電状態であるか否かを判定する。
圧Vと基準値V0,V1との比較により充電が必要な状
態か否か等を判定する。基準値V0は充電が必要な下限
バッテリ電圧に、基準値V1は過充電のおそれがある上
限バッテリ電圧に、それぞれ相当する。ここでV0≦V
≦V1が成立しないとき、つまり実電圧Vが適正範囲外
であるときには、ついでステップ309へ移行し、V>
V1つまり過充電状態であるか否かを判定する。
【0028】ステップ309においてV>V1であれば
クラッチ10をONとし、このとき回転電機5は発電を
行わせずに空転状態とする。これによりタービン4が発
生している回転力はそのほぼ全部が減速装置11を介し
てエンジン1に付加されることになるので、要求される
駆動力に対してエンジン1の消費燃料量が減少する。こ
れに対して、V>V1でなければ、これはステップ30
5での判断との関係からV<V0、つまり充電が必要な
バッテリ状態であることを意味しているので、ステップ
311以下の充電のためのクラッチ制御の処理に移行す
る。
クラッチ10をONとし、このとき回転電機5は発電を
行わせずに空転状態とする。これによりタービン4が発
生している回転力はそのほぼ全部が減速装置11を介し
てエンジン1に付加されることになるので、要求される
駆動力に対してエンジン1の消費燃料量が減少する。こ
れに対して、V>V1でなければ、これはステップ30
5での判断との関係からV<V0、つまり充電が必要な
バッテリ状態であることを意味しているので、ステップ
311以下の充電のためのクラッチ制御の処理に移行す
る。
【0029】ステップ311では、そのときの回転数お
よび負荷において、クラッチ10をOFFとしてタービ
ン4のみにより回転電機5を駆動して発電させた場合の
発電量C1と、クラッチ10をONとしてエンジン1の
動力を回転電機5に付加して発電させた場合の発電量C
2とを比較し、より大きな発電量が得られるクラッチ状
態を選択する(ステップ311〜313)。何れの状態
がより大きな発電量となるかは、運転状態毎に予め実験
的に調べておくことができるので、この実験結果に基づ
いて作成したテーブルを検出運転状態をパラメータとし
て検索することによりクラッチ10をONとすべきかO
FFとすべきかを決定させることができる。このように
してより大きな発電量が得られる状態で運転させること
によりバッテリ7を効率よく充電することができる。
よび負荷において、クラッチ10をOFFとしてタービ
ン4のみにより回転電機5を駆動して発電させた場合の
発電量C1と、クラッチ10をONとしてエンジン1の
動力を回転電機5に付加して発電させた場合の発電量C
2とを比較し、より大きな発電量が得られるクラッチ状
態を選択する(ステップ311〜313)。何れの状態
がより大きな発電量となるかは、運転状態毎に予め実験
的に調べておくことができるので、この実験結果に基づ
いて作成したテーブルを検出運転状態をパラメータとし
て検索することによりクラッチ10をONとすべきかO
FFとすべきかを決定させることができる。このように
してより大きな発電量が得られる状態で運転させること
によりバッテリ7を効率よく充電することができる。
【0030】一方、ステップ305の判断においてV0
≦V≦V1の条件が成立した場合には、このときは現在
の運転状態においてクラッチ10をONとすべきかOF
Fとべきかをエネルギ効率の観点から判定する(ステッ
プ305〜308)。図3ではこの判定をステップ30
6の「判断A」として示してあるが、具体的には例えば
次のような考え方による。すなわち、図4または図5は
それぞれタービン4の運転性能を示したものであるが、
クラッチ10をOFFとしてタービン4を回転電機5の
駆動のためにのみ用いる場合には図5に矢印で示したよ
うに高いタービン効率ηtが得られるような運転点でタ
ービン4が運転されるように回転電機5の負荷(発電
量)を制御すればよい。これに対して、クラッチ10を
ONとした場合には図4に示したようにタービン回転数
がエンジン1の回転数に応じて変化することになるの
で、タービン4の出力をエンジン出力に付加して高効率
を得られる運転状態においてのみクラッチ10をONに
する必要がある。
≦V≦V1の条件が成立した場合には、このときは現在
の運転状態においてクラッチ10をONとすべきかOF
Fとべきかをエネルギ効率の観点から判定する(ステッ
プ305〜308)。図3ではこの判定をステップ30
6の「判断A」として示してあるが、具体的には例えば
次のような考え方による。すなわち、図4または図5は
それぞれタービン4の運転性能を示したものであるが、
クラッチ10をOFFとしてタービン4を回転電機5の
駆動のためにのみ用いる場合には図5に矢印で示したよ
うに高いタービン効率ηtが得られるような運転点でタ
ービン4が運転されるように回転電機5の負荷(発電
量)を制御すればよい。これに対して、クラッチ10を
ONとした場合には図4に示したようにタービン回転数
がエンジン1の回転数に応じて変化することになるの
で、タービン4の出力をエンジン出力に付加して高効率
を得られる運転状態においてのみクラッチ10をONに
する必要がある。
【0031】このような判断を行うために、クラッチO
N時のタービン効率ηton、クラッチOFF時のター
ビン効率ηtoff、回転電機5の発電効率ηr、バッ
テリ7の効率ηvとするとき、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチOFF ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチON にする。これにより運転状態によらず動力装置として常
により高い効率を発揮させることが可能となる。
N時のタービン効率ηton、クラッチOFF時のター
ビン効率ηtoff、回転電機5の発電効率ηr、バッ
テリ7の効率ηvとするとき、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチOFF ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチON にする。これにより運転状態によらず動力装置として常
により高い効率を発揮させることが可能となる。
【0032】なお、ハイブリッドカーのように、動力源
としてエンジンの他にバッテリ電力により作動する電動
モータを備える場合には、バッテリ7の出力が電動モー
タによりどの程度活用されるかをも考慮する必要があ
る。この場合には、電動モータの効率をηmとすると
き、上記ηoffにηmを乗じた結果をηoffとして
クラッチのONまたはOFFを選択するように図る。
としてエンジンの他にバッテリ電力により作動する電動
モータを備える場合には、バッテリ7の出力が電動モー
タによりどの程度活用されるかをも考慮する必要があ
る。この場合には、電動モータの効率をηmとすると
き、上記ηoffにηmを乗じた結果をηoffとして
クラッチのONまたはOFFを選択するように図る。
【0033】これに対して、動力源がエンジンのみの場
合には次のようにしてクラッチ10のON・OFFの判
断を行うこともできる。すなわち、エンジン1の出力
A、出力Aのときのエンジン1の消費燃料重量ga、タ
ービンの出力B、機関出力Aとタービン出力の和(要求
駆動力)C、出力Cのときのエンジン1の消費燃料重量
gc、回転電機5の発電効率ηr、バッテリ7の効率η
v、タービン4の出力に前記発電効率ηrとバッテリ効
率ηvを乗じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チOFF C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チON となるように制御する。
合には次のようにしてクラッチ10のON・OFFの判
断を行うこともできる。すなわち、エンジン1の出力
A、出力Aのときのエンジン1の消費燃料重量ga、タ
ービンの出力B、機関出力Aとタービン出力の和(要求
駆動力)C、出力Cのときのエンジン1の消費燃料重量
gc、回転電機5の発電効率ηr、バッテリ7の効率η
v、タービン4の出力に前記発電効率ηrとバッテリ効
率ηvを乗じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チOFF C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チON となるように制御する。
【0034】図6はこの判断の考え方を説明したもの
で、例えばいまエンジン1が回転数X1rpmにて運転
しているときの要求駆動力をCとするとき、クラッチ1
0をONにしてエンジン1とタービン4の双方の出力を
駆動力として利用するものとすると、この運転点でそれ
ぞれが発揮する出力はあらかじめ実験的に求めておくこ
とができるので、この結果から前記要求出力Cを満たす
エンジン出力Aとタービン出力Bの組み合わせが求めら
れる(C=A+B。図6の上欄参照)。一方、クラッチ
10をOFFとして、回転数X2rpmの運転点にてエ
ンジン1のみによって要求出力Cを満たそうとするとき
には、必要なエンジン出力はCとなる。また、このとき
タービン4の出力Dは発電のために用いることになるの
でタービン4に関する所要出力Dは予め定めた規定の発
電量を満たすのに必要な出力に回転電機5の効率ηrと
バッテリ効率ηbとを乗じたものとなる(図6の下欄参
照)。そこで、クラッチONとしてエンジン1が出力A
を発揮するときの消費燃料重量gaで要求出力Cを除し
た出力燃料量比と、クラッチOFFとしてエンジン1が
出力Cを発揮するときの消費燃料重量gcでこのときの
必要出力(C+D)を除した出力燃料量比とを比較する
ことにより、何れのクラッチ状態のときがよりエネルギ
効率が高いか判定することができる。
で、例えばいまエンジン1が回転数X1rpmにて運転
しているときの要求駆動力をCとするとき、クラッチ1
0をONにしてエンジン1とタービン4の双方の出力を
駆動力として利用するものとすると、この運転点でそれ
ぞれが発揮する出力はあらかじめ実験的に求めておくこ
とができるので、この結果から前記要求出力Cを満たす
エンジン出力Aとタービン出力Bの組み合わせが求めら
れる(C=A+B。図6の上欄参照)。一方、クラッチ
10をOFFとして、回転数X2rpmの運転点にてエ
ンジン1のみによって要求出力Cを満たそうとするとき
には、必要なエンジン出力はCとなる。また、このとき
タービン4の出力Dは発電のために用いることになるの
でタービン4に関する所要出力Dは予め定めた規定の発
電量を満たすのに必要な出力に回転電機5の効率ηrと
バッテリ効率ηbとを乗じたものとなる(図6の下欄参
照)。そこで、クラッチONとしてエンジン1が出力A
を発揮するときの消費燃料重量gaで要求出力Cを除し
た出力燃料量比と、クラッチOFFとしてエンジン1が
出力Cを発揮するときの消費燃料重量gcでこのときの
必要出力(C+D)を除した出力燃料量比とを比較する
ことにより、何れのクラッチ状態のときがよりエネルギ
効率が高いか判定することができる。
【図1】本発明の一実施形態の冷却系統の概略構成図。
【図2】上記実施形態の制御系統の概略構成図。
【図3】上記実施形態の制御内容を示す流れ図。
【図4】クラッチONのときのタービンの運転域を示す
運転性能線図。
運転性能線図。
【図5】クラッチOFFのときのタービンの運転域を示
す運転性能線図。
す運転性能線図。
【図6】車両の走行用動力源としてエンジンのみを備え
た場合のクラッチの切換判定を説明するための説明図。
た場合のクラッチの切換判定を説明するための説明図。
1 エンジン(内燃機関) 2 冷媒通路 3 過熱器 4 タービン 5 回転電機 6 インバータ 7 バッテリ 8 コンデンサ 9 ポンプ 10 クラッチ 11 減速機(回転伝達機構)
Claims (8)
- 【請求項1】ポンプにより冷媒を循環させる密閉された
冷却経路の途中に、機関燃焼熱で加熱された冷媒の飽和
蒸気を機関排気で過熱する過熱器と、この過熱器で過熱
された冷媒の有する熱エネルギを機械的エネルギに変換
するタービンと、タービンからの冷媒を冷却して液化す
るコンデンサと、タービン出力により駆動される回転電
機と、回転電機との間で充放電を行うバッテリーとを備
える内燃機関を有し、 前記タービンと内燃機関とをクラッチを備えた回転伝達
機構を介して接続すると共に、運転状態を検出して前記
クラッチの締結・開放と前記クラッチ・バッテリー間の
充放電を制御する制御装置を設けたことを特徴とする動
力装置。 - 【請求項2】制御装置は、機関始動時にはクラッチを締
結すると共に回転電機にバッテリ電力を供給して回転電
機の出力により内燃機関の始動クランキングを行うよう
にした請求項1に記載の動力装置。 - 【請求項3】制御装置は、バッテリの充電状態を判定
し、充電を要すると判定したときには、そのときの運転
状態でのタービンのみにより回転電機を発電作動させた
ときの発電量C1と内燃機関の出力を回転電機に伝達し
て発電作動させたときの発電量C2とを比較し、C1が
C2よりも大のときにはクラッチを開放して、C1がC
2よりも小のときにはクラッチを締結して、回転電機に
発電作動させるようにした請求項1に記載の動力装置。 - 【請求項4】制御装置は、バッテリの充電状態を判定
し、充電過剰と判定したときには、クラッチを締結する
と共に回転電機の発電作動を停止させるようにした請求
項1に記載の動力装置。 - 【請求項5】制御装置は、運転状態毎にクラッチ締結時
のエネルギ効率とクラッチ開放時のエネルギ効率を求
め、エネルギ効率が大となるクラッチ状態を選択するよ
うにした請求項1に記載の動力装置。 - 【請求項6】制御装置は、クラッチ締結時のタービン効
率ηton、クラッチ開放時のタービン効率ηtof
f、回転電機の発電効率ηr、バッテリ効率ηvに基づ
いてエネルギ効率を演算し、 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも小のときにはク
ラッチ開放 ηtonがηoff×ηr×ηvよりも大のときにはク
ラッチ締結 を行う請求項5に記載の動力装置。 - 【請求項7】動力源としてバッテリ電力により作動する
電動機を備え、該電動機の効率をηmとするとき、ηo
ffにηmを乗じた結果をηoffとしてクラッチの開
放または締結を選択する請求項6に記載の動力装置。 - 【請求項8】制御装置は、内燃機関の出力A、出力Aの
ときの内燃機関の消費燃料重量ga、タービンの出力
B、機関出力Aとタービン出力の和C、出力Cのときの
内燃機関の消費燃料重量gc、回転電機の発電効率η
r、バッテリ効率ηv、タービン出力に前記発電効率η
rとバッテリ効率ηvを乗じた出力Dを演算し、 C/gaが(C+D)/gcよりも大のときにはクラッ
チ開放 C/gaが(C+D)/gcよりも小のときにはクラッ
チ締結 を行う請求項5に記載の動力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11159113A JP2000345915A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 動力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11159113A JP2000345915A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 動力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000345915A true JP2000345915A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15686537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11159113A Pending JP2000345915A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 動力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000345915A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001289121A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-19 | Kunihiro Yamamoto | 自動車エンジンの発電装置及び発電方法 |
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WO2012157285A1 (ja) * | 2011-05-19 | 2012-11-22 | 千代田化工建設株式会社 | 複合発電システム |
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WO2019163691A1 (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | いすゞ自動車株式会社 | 廃熱利用装置 |
-
1999
- 1999-06-07 JP JP11159113A patent/JP2000345915A/ja active Pending
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