JP2000345158A - 岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物及びそれを用いた安定強化止水工法 - Google Patents

岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物及びそれを用いた安定強化止水工法

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JP2000345158A
JP2000345158A JP11194169A JP19416999A JP2000345158A JP 2000345158 A JP2000345158 A JP 2000345158A JP 11194169 A JP11194169 A JP 11194169A JP 19416999 A JP19416999 A JP 19416999A JP 2000345158 A JP2000345158 A JP 2000345158A
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Mitsuhiro Yoshida
光宏 吉田
Kazuyuki Tanaka
一幸 田中
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘度が低く作業性、混合性に優れ、更に岩盤
ないし地盤の水分に影響されることなく安定した反応性
が得られ、しかも土壌汚染をひきおこす可能性の少ない
岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物及びそれを用い
た安定強化止水工法を提供する。 【解決手段】 MDIが20〜50質量%、ポリメリッ
クMDIが80〜50質量%からなる有機ポリイソシア
ネートとプロピレンオキシドユニットを5質量%以上含
有する活性水素基含有化合物とを反応させて得られるN
CO基末端ウレタンプレポリマーを含有ポリイソシアネ
ート組成物(A)と珪酸塩水溶液(B)、及び必要に応
じて活性水素化合物(C)、アミン触媒(D)、界面活
性剤(E)からなる岩盤ないし地盤固結用注入薬液組成
物及びそれを用いた安定強化止水工法により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘度が低く作業性、混
合性に優れ、更に岩盤ないし地盤の水分に影響されるこ
となく安定した反応性が得られ、しかも土壌汚染を引き
起こす可能性の少ない、ポリイソシアネート組成物と珪
酸塩水溶液、又はこれらと活性水素基含有化合物、三級
アミン系触媒、界面活性剤との組み合わせからなる岩盤
ないし地盤固結用の注入薬液組成物、及びこの組成物を
低圧の混合装置を使用して岩盤ないし地盤に注入する安
定強化止水工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不安定岩盤や不安定地盤の強化方法とし
て、無機−有機複合系の水ガラスと称する珪酸塩水溶液
とポリイソシアネート組成物との組み合わせが、これま
でに多数技術開示されている(特許第2591540号
公報、特許第2744757号公報、特公平7−722
71号公報、特公昭62−21039号公報等参照)。
【0003】いずれの技術も有機ポリイソシアネートや
それのイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーの低
粘度化による岩盤、地盤への浸透性の向上や珪酸塩水溶
液との相溶性向上の目的で、低分子量二塩基酸のジエス
テル類、1価又は多価アルコール類の酢酸エステル類、
アルキレンカーボネート類等の反応性希釈剤や、塩素化
パラフィン、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルアジペート等のような可塑剤や、メチル
エチルケトン、トルエン、キシレン、1,1,1−トリ
クロルエタン等の不活性希釈剤(分子中に活性水素基を
含有しない希釈剤)等を併用できるとしている。更に、
これらの技術は親水性付与による珪酸塩水溶液との相溶
性向上、均一な固結体の形成の目的で、有機ポリイソシ
アネートとポリオールとの反応によりイソシアネート基
末端ウレタンプレポリマーを得る場合に、エチレンオキ
シド単位を少なくとも5質量%以上含むポリオールによ
る変性が好ましいとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】岩盤ないし地盤固結用
の注入薬液については、例えばウレタン系薬液を使用す
る場合、「山岳トンネル工法におけるウレタン注入の安
全管理に関するガイドライン」(平成4年10月日本道
路公団発行)に沿って管理するものとされており、この
ガイドラインの中で地下水の水質管理が挙げられてお
り、水質基準に適合する注入薬液が必要である。
【0005】例えば、特許第2591540号公報によ
れば、そこに記載の希釈剤(粘度低下剤)は、珪酸塩水
溶液のアルカリ性によりアルカリ加水分解されることが
示されており、例えばエチレングリコールジアセテート
は加水分解してエチレングリコールと酢酸が生成すると
されている。
【0006】一般的に上記のような非反応型の添加剤
は、樹脂中に取り込まれた後、経時により僅かずつ樹脂
外へしみ出してくるのが通例であるので、土壌汚染の防
止の観点から好ましくない。また、反応性希釈剤であっ
てもその未反応物が、経時によりしみ出してくる可能性
がある。例えば、反応性希釈剤としてのプロピレンカー
ボネートのようなアルキレンカーボネートは、分解して
土壌に浸透し、地下水の水質の汚濁状況の指標である過
マンガン酸カリウム消費量(COD値とも表現する)の
増大の原因となる。
【0007】これらの希釈剤や可塑剤は、混合により粘
度低下効果があるため、作業性の向上(特に、寒冷地で
の現場施工時の粘度上昇や固化の回避)や液同士の混合
性の向上、更には特許第2591540号公報に記載の
ように、分解生成物とポリイソシアネートとの反応によ
り硬化性が向上し、強度のアップ等の効果が期待できる
ため、本分野では通例として使用されてきた。場合によ
っては、上記の各効果と難燃性の効果を一挙に得るため
に難燃剤を使用する場合もある。
【0008】環境保護上、これらの物質を使用しなけれ
ば必然的にシステムの粘度上昇や低温での固化現象をき
たし、実用に供する事が困難になり、実用上の利点と環
境保護との両立を図ることがこれまで困難な状況であっ
た。特に、珪酸塩水溶液に比べてポリイソシアネート組
成物の方は相対的に粘度か高く、更にはそれを活性水素
化合物で変性したイソシアネート基(以下、NCO基と
略称する)末端のプレポリマーの場合にはより粘度が高
くなり、特に寒冷期や寒冷地では更に粘度が高くなるた
め混合性や岩盤ないし地盤への浸透性が悪くなり、固化
(結晶化)の改良とともにその改良が求められていた。
一方、有機ポリイソシアネートを親水性ポリオールで変
性した親水性NCO基末端ウレタンプレポリマーの場
合、珪酸塩水溶液との反応により得られる発泡体が親水
性となり、岩盤ないし地盤に含まれる水分に対する親和
性が向上し、雨水等により溶出して地下水、井戸水、河
川水の汚染の原因となっていた。
【0009】また、NCO基末端プレポリマー側の組成
変更により強度の向上を図るためには低分子量のポリオ
ールを使用する必要があるが、プレポリマーの粘度が高
くなり作業性が悪くなると共に発泡体がもろくなる傾向
にあり、それらのバランスを取ることが困難であった。
【0010】更に、NCO基末端ウレタンプレポリマー
が親水性の場合、珪酸塩水溶液又は珪酸塩水溶液に含ま
れる水との反応性が向上し、混合液の増粘が激しくな
り、現場施工の場合、ポンプ圧力を高くしないと、混合
不良の問題が起こる可能性があった。通常、送液のため
のポンプ圧は、5MPaを越えると、配管等の破損のお
それがあるため施工不可の判断がなされており、気温が
高い夏期には、増粘が速くなるため、現場施工の条件を
制限するものとして位置付けられていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは環
境保護の観点から、上述の希釈剤、可塑剤、難燃剤等を
使用せず、発泡体のもろさを出すことなく強度向上を図
り、発泡体の土壌汚染の程度を軽減でき、現場施工時の
送液の圧力が低いシステムの開発を目指して鋭意研究を
重ねた結果、特定のポリイソシアネート組成物を用いた
注入薬液組成物により、上述の問題点を解決できること
を見い出し、本発明に至った。
【0012】すなわち本発明は、以下の(1)〜(7)
に示されるものである。 (1) ポリイソシアネート組成物(A)、珪酸塩水溶
液(B)からなる岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成
物において、ポリイソシアネート組成物(A)が、有機
ポリイソシアネート(イ)と、オキシプロピレンユニッ
トを5質量%以上有する活性水素基含有化合物(ロ)を
反応させて得られたイソシアネート基末端プレポリマー
を含有し、該有機ポリイソシアネート(イ)が、ジフェ
ニルメタンジイソシアネートが20〜50質量%、ポリ
フェニレンポリメチレンポリイソシアネートが80〜5
0質量%からなることを特徴とする、岩盤ないし地盤固
結用の注入薬液組成物。
【0013】(2) オキシプロピレンユニットを5質
量%以上有する活性水素基含有化合物(ロ)が、数平均
分子量76〜10,000の水酸基含有化合物であるこ
とを特徴とする、前記(1)の岩盤ないし地盤固結用の
注入薬液組成物。
【0014】(3) 活性水素基含有化合物(C)を更
に含有してなることを特徴とする、前記(1)又(2)
の岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物。
【0015】(4) 三級アミン系触媒(D)を更に含
有してなることを特徴とする、前記(1)から(3)の
いずれかの岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物。
【0016】(5) 界面活性剤(E)を更に含有して
なることを特徴とする、前記(1)から(4)のいずれ
かの岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物。
【0017】(6) 岩盤ないし地盤に所定間隔で複数
個の孔を穿設し、前記孔内に中空の注入ボルトを挿入
し、前記(1)から(5)のいずれかの注入薬液組成物
を、0.1〜5MPaの圧力にて送液混合し、岩盤ない
し地盤に注入して固結させることを特徴とする、岩盤な
いし地盤の安定強化止水工法。
【0018】(7) 前記(1)から(5)のいずれか
の注入薬液組成物を、0.1〜1MPaの圧力にて送液
混合し、岩盤ないし地盤に注入して固結させることを特
徴とする、請求項6記載の岩盤ないし地盤の安定強化止
水工法。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を更に詳細に説明する。本
発明に用いられるポリイソシアネート組成物(A)は、
有機ポリイソシアネート(イ)と、オキシプロピレンユ
ニットを5質量%以上有する活性水素基含有化合物
(ロ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレ
ポリマーを含有するものである。
【0020】有機ポリイソシアネート(イ)としては、
NCO基の反応性、作業時の臭気等考慮すると、1分子
中にNCO基及びベンゼン環を各2個有するジフェニル
メタンジイソシアネート(以下、MDIと略称する)
と、1分子中にNCO基及びベンゼン環を各3個以上有
するポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート(以
下、ポリメリックMDIと略称する)の混合物が好まし
く、MDIが20〜50質量%、ポリメリックMDIが
80〜50質量%の混合物がより好ましく、MDIが3
0〜50質量%、ポリメリックMDIを70〜50質量
%の混合物がより好ましい。
【0021】なお、MDIには、2,2′−ジフェニル
メタンジイソシアネート(以下、2,2′−MDIと略
称する)、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(以下、2,4′−MDIと略称する)、4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、4,4′−
MDIと略称する)の異性体の混合物であるが、MDI
中に4,4′−MDIが90質量%含有しているものが
好ましい。
【0022】有機ポリイソシアネート(イ)中のMDI
含有量が20質量%未満の時には低粘度化が達成でき
ず、50質量%を越える場合にはMDI自体の低温時の
固化(結晶化)による影響が強く出て好ましくない。
【0023】なお、少量であるならば、トリレンジイソ
シアネート、フェニレンジイソシアネート等の芳香族ジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ジイ
ソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の
脂肪族ジイソシアネート、更には、イソホロンジイソシ
アネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添
加キシリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメ
タンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシリレ
ンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネートも併用
できる。これらのNCO基の一部をビウレット、アロフ
ァネート、カルボジイミド、ウレトンイミン、イソシア
ヌレート(3量体)、ウレトジオン(2量体)、オキサ
ゾリドン、アミド、イミド等で変性したものも使用する
ことができる。これらは、単独又は2種以上の混合物と
して使用することができる。しかし、蒸気圧の低いポリ
イソシアネートは作業環境が悪化するので、使用しない
ほうが好ましい。
【0024】活性水素基含有化合物(ロ)は、オキシプ
ロピレンユニットを5質量%以上、好ましくは10質量
%以上有するものであり、この化合物の好ましい形態と
してはオキシプロピレンユニットが5質量%以上のポリ
(オキシエチレン−オキシプロピレン)ポリオール、ポ
リ(オキシプロピレン)ポリオールが挙げられる。オキ
シプロピレンユニットが5質量%より少ないと珪酸塩水
溶液との反応により得られる発泡体の親油性が低下し、
結果として発泡体に親水性が付与され、前記のように土
壌汚染の原因となりうる。更にオキシプロピレンユニッ
トが5質量%より少ないと、珪酸塩水溶液中の水や活性
水素基含有化合物との反応が速くなるため、混合後の液
の粘度増加が大きくなり、混合装置(ポンプ)の圧力を
高くしないと相溶性が不良となりやすく、また、岩盤や
地盤への注入が円滑に進まないため、強度が不足しやす
い。
【0025】活性水素基含有化合物(ロ)の活性水素基
は、水酸基、アミノ基、メルカプト基が好ましく、特
に、ポリイソシアネート組成物(A)の製造時における
反応制御等を考慮すると水酸基が好ましい。また、活性
水素基含有化合物(ロ)の平均官能基数は、得られるポ
リイソシアネート組成物(A)の粘度等を考慮すると、
1〜5が好ましく、1〜3が特に好ましい。
【0026】なお、この「オキシプロピレンユニットを
有する」活性水素基含有化合物(ロ)とは、活性水素基
を除いた部分において、-CH(CH3)CH2O-又は、-CH2CH2CH
2O-という(繰り返し)構造を有する活性水素基含有化
合物のことであり、例えば、プロピレングリコールや、
下記に示す化合物を開始剤としてプロピレンオキシドを
有する低分子環状エーテルの単独又は2種以上を公知の
方法により付加重合させて得られる活性水素基含有ポリ
エーテル等が挙げられる。なお、このような低分子環状
エーテルとは、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド等のアルキレンオキシド、グリシ
ジルエーテル、メチルグリシジルエーテル等が挙げられ
る。
【0027】前記ポリエーテル類の開始剤としては、メ
チルアルコール、エチルアルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン等の官能基数1〜5のモノ又はポリオール
類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン等のジアミ
ン類、モノエタノールアミン、N−メチルジエタノール
アミン等の2官能アミノアルコール類、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル等のグリコールエーテル類を単独又は2種
以上の混合物として使用することができる。
【0028】珪酸塩水溶液(B)との混合性、ポリイソ
シアネート組成物(A)の粘度、得られる発泡体の強度
等を考慮すると、活性水素基含有化合物(ロ)の数平均
分子量は、76〜10,000が好ましく、200〜
8,000が特に好ましい。数平均分子量が76より小
さいとウレタン基濃度が高くなり、強度は発現するが低
温時に固化のおそれがある。一方、数平均分子量が1
0,000より大きいと逆にウレタン基濃度が低くな
り、強度不足のため岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組
成物としては好ましくない。
【0029】有機ポリイソシアネート(イ)と活性水素
基含有化合物(ロ)を反応させる際の割合は、NCO基
/活性水素基=1.1〜300.0の範囲が好ましい。
【0030】ポリイソシアネート組成物(A)のイソシ
アネート含量(以下、NCO含量と略称する)は20〜
31質量%が好ましく、更には21〜30質量%が好ま
しく、22〜30質量%が最も好ましい。また、25℃
における粘度は40〜400mPa・sが好ましく、更
には90〜350mPa・sが好ましく、100〜33
0mPa・sが最も好ましい。
【0031】本発明に用いられる珪酸塩水溶液(B)
は、二酸化珪素を20〜40質量%、酸化ナトリウムを
5〜20質量%含有する水溶液が好ましく、更には、二
酸化珪素を21〜36質量%、酸化ナトリウムを8〜1
7質量%含有する珪酸塩水溶液が好ましい。具体的に
は、1号珪酸ソーダS2、2号珪酸ソーダN5、2号珪
酸ソーダQ3、2号珪酸ソーダT8(いずれも東曹産業
株式会社製)等が挙げられる。
【0032】本発明においてポリイソシアネート組成物
(A)と珪酸塩水溶液(B)質量比は(A)/(B)=
0.7〜1.3の範囲で使用するのが好ましい。
【0033】また、これらの珪酸塩水溶液に、相溶性向
上と物性向上の目的のために、活性水素基含有化合物
(C)を併用することができる。この活性水素基含有化
合物(C)は、前述の(ロ)をそのまま使用できる他、
活性水素基を1分子中に2個以上有するものであれば、
特に制限はない。
【0034】具体的には、アミン系モノ又はポリオー
ル、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のア
ミノアルコール系モノ又はポリオール、片末端をアルキ
ル基で封鎖したポリオキシアルキレンモノアルキルエー
テル類、アジピン酸、無水フタル酸等の二塩基酸とエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリメチロー
ルプロパン等のグリコールやトリオールとの脱水縮合反
応により得られる各種ポリエステルポリオール、ε−カ
プロラクタムの開環重合により得られるラクトン系ポリ
オール、ポリカーボネート系ジ又はポリオール、アクリ
ル系ポリオール、ポリブタジエン系ポリオール、そして
ノボラック樹脂やレゾール樹脂等のフェノール系ポリオ
ール、更にはポリオール中でアクリロニトリル、スチレ
ン等のビニル系モノマーをラジカル重合させたタイプ
や、これらのポリマーをポリオール中に分散溶解させた
ポリマーポリオール、テトラヒドロフランのカチオン重
合により得られるポリテトラメチレン系ポリオール等を
挙げることができ、これらは単独で又は2種以上混合し
て使用することができる。これらの活性水素基含有化合
物は、珪酸塩水溶液と上記ポリイソシアネート組成物の
合計量に対して、30質量%まで添加することができ
る。
【0035】活性水素基含有化合物(C)と珪酸塩水溶
液(B)との相溶性を考慮すると、活性水素基含有化合
物(C)は、親水性のものが好ましい。また、活性水素
基含有化合物(C)の数平均分子量は、発泡体の強度、
液の粘度等を考慮すると、62〜10,000が好まし
く、100〜8,000が特に好ましい。数平均分子量
が62より小さいと、ウレタン基濃度が高くなり、強度
は発現するが、低温時に固化のおそれがある。一方、数
平均分子量が10,000より大きいと、逆にウレタン
基濃度が低くなり、強度不足のため、岩盤ないし地盤固
結用としては好ましくない。なお、この活性水素基含有
化合物(C)は、使用に際しては、珪酸塩水溶液に添加
して用いるのが一般的である。
【0036】ポリイソシアネート組成物(A)と珪酸塩
水溶液(B)との二相関の反応性を調整する目的で、珪
酸塩水溶液(B)には、水溶性で微臭かつ安定性の良い
三級アミン系触媒(D)を用いるのが好ましい。三級ア
ミン系触媒(D)としては、トリエチルアミン、トリエ
チレンジアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルイ
ミダゾール、ピリジン、N,N,N′,N′−テトラメ
チルヘキサメチレンジアミン、ビス(2−ジメチルアミ
ノエチル)エーテル、α−ピコリン等が挙げられる。
【0037】本発明で好ましい三級アミン系触媒(D)
としては、ポリイソシアネート組成物(A)と反応する
活性水素を有する三級アミン系触媒も好ましい。このよ
うなタイプのアミン系触媒は、経時によりしみ出してく
ることがなく、土壌汚染を起こさないので、本発明の趣
旨に合致するものである。このこのようなタイプの三級
アミン系触媒としては、N,N−ジメチル−エタノール
アミン、N−メチル−ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、N,N,N′−トリメチルアミノエチル−
エタノールアミン等が挙げられる。
【0038】同じく反応性を調整する目的で使用される
触媒のうち、ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチ
ンジラウレート、ナフテン酸カルシウム、オクチル酸ス
ズ、オクチル酸亜鉛等の金属系触媒は土壌汚染のおそれ
があるため、本発明の目的に合致しないので好ましくな
い。
【0039】また、上記と同様にポリイソシアネート組
成物(A)と珪酸塩水溶液(B)の二相関の分散や反応
性を調整する目的で、界面活性剤(E)を併用するのが
更に好ましい。界面活性剤(E)としては、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを
含有するポリグリコールエーテルと、少なくとも1個の
活性水素を含有する有機化合物とを縮合することによっ
て得られる。この少なくとも1個の活性水素を含有する
有機化合物としては、アルコール、フェノール、チオー
ル、1級又は2級アミンや、1個以上のアルキル置換基
を有するフェノール系化合物のポリアルキレンオキシド
誘導体を挙げることができる。界面活性剤(E)は、あ
らかじめ珪酸塩水溶液(B)及び/又はポリイソシアネ
ート組成物(A)に添加することができるが、珪酸塩水
溶液(B)にあらかじめ混合した場合、攪拌の際に泡立
ち、ポンプによる送液の際に泡を巻き込んで正確に計量
できなくなるので、ポリイソシアネート組成物(A)の
みに混合して使用するのが好ましい。なお、界面活性剤
(E)の添加量は、珪酸塩水溶液(B)又はポリイソシ
アネート組成物(A)に対して0.05〜5質量%が好
ましい。
【0040】また、界面活性剤(E)として、シリコー
ン系界面活性剤を挙げることができ、これには活性水素
基を含有するものと含有しないものとがある。好ましい
のは、活性水素基を含有しないタイプである。例えば、
各種のシロキサンポリアルキレンオキシドブロック共重
合体が挙げられる。具体的には、ユニオンカーバイド製
のL−5340、テー・ゴールドシュミット製のB−8
451、B−8407等を挙げることができる。
【0041】本発明においては、上記の活性水素基含有
化合物(C)、三級アミン系触媒(D)、界面活性剤
(E)以外に、各種カップリング剤、各種発泡剤、更に
は分散剤、増粘剤、酸化防止剤、耐熱性付与剤等の各種
添加剤を添加することもできるが、あくまでも土壌汚染
をおこさないものに限定すべきである。
【0042】本発明の岩盤ないし地盤固結用の注入薬液
組成物は発泡性であり、かつ無機及び有機の双方の良好
な特性を併せ持っている。本発明の注入薬液組成物は、
珪酸塩水溶液とポリイソシアネート組成物とを公知の攪
拌・混合装置を使用し、強制混合することにより発泡し
固化する。また、本発明の注入薬液組成物は、混合直後
の粘度上昇が大きくないため、0.1〜1MPaという
低圧での注入が可能となり、現場での施工性が格段に向
上している。
【0043】本発明の岩盤ないし地盤の安定強化止水工
法は、空隙やクラックの多い軟質ないし不安定な地盤、
岩盤、破砕帯層等の土壌や地盤に所定間隔で複数個の孔
を穿設し、前記孔内に中空の注入ボルトを挿入し、これ
を介して前述の注入薬液組成物を注入し固結させる方法
である。注入固結する方法については特に限定はなく、
公知の方法はいずれも採用しうる。
【0044】例えば、珪酸塩水溶液とポリイソシアネー
ト組成物のそれぞれの注入量、圧力、配合比等をコント
ロールしうる比例配合ポンプを用い、それぞれを別々の
タンクに入れる。そして、岩盤等の所定箇所(例えば、
所定間隔で穿設された複数の孔)に、あらかじめ固定さ
れたスタティックミキサーや逆止弁等を内装した有孔の
ロックボルトや注入ロッドを通して、この中に前期タン
ク内の各成分を加圧注入し、スタティックミキサーを通
して、所定量の各成分を均一に混合する。そうすること
により、不安定な岩盤や地盤等の所定の岩盤ないし地盤
に注入浸透、硬化させて固結安定化できる。
【0045】また例えば、トンネルの天盤部に注入する
場合には、注入に先立ち、例えば所定の間隔でレッグオ
ーガー等を用いて削孔し、所定の深さ、削孔角度の注入
孔を設け、この注入孔にスタティックミキサー及びロッ
クボルトを挿入する。そして、このロックボルトの口元
を、注入薬液の逆流を防ぐために、急結セメントや発泡
硬質ポリウレタン樹脂をあらかじめ含浸させたウエス等
を用いてシールし、前記組成物を前記と同様の方法で注
入することもできる。
【0046】このときの薬液の注入時の圧力は、0.1
〜5MPaであり、更には0.1〜1MPaが好まし
い。0.1MPa未満の場合は、岩盤・地盤への薬液の
注入が困難になる。また、5MPaを越える場合は、強
力なポンプを用意することとなるので、ロックボルトや
注入等、部材の接合部からの漏れや万が一の破裂により
施工作業時の作業性、安全性が損なわれ、好ましくな
い。本発明では、混合直後の粘度増加が小さいので、従
来のような2〜4MPaという圧力よりも、低圧での注
入が可能となる。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。特にことわりのない限り、実施例及び比較例中の
「部」及び「%」はそれぞれ「質量部」及び「質量%」
を示す。
【0048】[合成例]ポリイソシアネートA〜Iは、
表1、2に示す原料の組み合わせで、イソシアネートと
ポリオールを混合した後、80℃まで昇温して3時間反
応させて、ポリイソシアネート組成物を得た。なお、ポ
リイソシアネートIは、粘度が高いためプロピレンカー
ボネートで希釈した。それらの原料の種類、使用量、分
析値を表1、2に示す。また、これらのイソシアネート
の低温安定性を下記の条件にて測定した。その結果も表
1、2に示す。
【0049】[ポリイソシアネート合成用原料] NCO−1:NCO含量=30.0% MDI=30% ポリメリックMDI=70% NCO−2:NCO含量=31.1% MDI=42% ポリメリックMDI=58% NCO−3:NCO含量=31.5% MDI=50% ポリメリックMDI=50% NCO−4:NCO含量=33.6% MDI=100% ポリメリックMDI=0% OH−1 :数平均分子量=250 官能基数=3 オキシプロピレンユニット=100% (三洋化成工業製 サンニックストリオールGP−25
0) OH−2 :数平均分子量=1,000 官能基数=2 オキシプロピレンユニット=100% (三洋化成工業製 サンニックスジオールPP−100
0) OH−3 :数平均分子量=4,000 官能基数=2 オキシプロピレンユニット=100% (三洋化成工業製 サンニックスジオールPP−400
0) OH−4 :数平均分子量=6,000 官能基数=4 オキシプロピレンユニット=100% (三洋化成工業製 サンニックスFA−702) OH−5 :数平均分子量=200 官能基数=2 オキシプロピレンユニット=0% (三洋化成工業製 PEG−200) OH−6 :数平均分子量=2,500 官能基数=3 オキシプロピレンユニット=50% (旭電化工業製 GR−2505) OH−7 :数平均分子量=4,000 官能基数=2 オキシプロピレンユニット=20% (三洋化成工業製 ニューポール 80−4000) 低温安定性試験方法 ポリイソシアネート組成物を5℃の条件下で1ヶ月間放
置し、その外観をチェックし、結晶が発生している場合
は保温、加熱溶解が必要であると考え、「不良」と判定
し、結晶の発生していない場合を「良好」と判定した。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】[実施例1〜5]表3に示す配合でポリイ
ソシアネート組成物、珪酸塩水溶液(1号珪酸ソーダS
2:東曹産業株式会社製)、活性水素基含有化合物、三
級アミン触媒、整泡剤を配合し、600rpm/10秒
間(20℃)の条件で混合攪拌した。そして、以下の方
法にて発泡体の発泡の外観及び発泡体の発泡倍率、物性
試験並びに耐水性を測定した。その結果を表3に示す。
【0053】[比較例1〜4]表4に示す配合にする以
外は、実施例1と同様にして評価した。その結果を表4
に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】表3、4において、 TMHDA :N,N,N′,N′−テトラメチルヘキ
サメチレンジアミン W :ポリエーテルポリオール(三洋化成工業製
サンニックスジオールPEG−300) Y :ポリエーテルポリオール(三洋化成工業製
サンニックスFA−703) B−8407:テー・ゴールドシュミット製シリコーン
系界面活性剤 表3と表4の各種データを比較すれば、比較例のタイプ
によっては実施例と比較して遜色のないデータもある
が、総じて比較例は配合液の耐水性が悪いため環護面で
も好ましくないと判断できる。
【0057】[発泡体の試験方法] (1)発泡体の外観 前述のようにポリイソシアネート組成物と珪酸塩水溶液
とを配合して得られた発泡体をナイフで切断し、その内
部の状況を観察した。断面が不均一状態であるものを
「不良」と判定し、均一状態であるものを「良好」と判
定した。 (2)発泡倍率 発泡倍率=発泡後の発泡体の容積(cm3)/発泡前の
配合液の容積(cm3) (3)一軸圧縮強度 JSF T511(土壌工学会基準の土の一軸圧縮試験
方法)に準じて、20℃で行った。 (4)耐水性 ポリイソシアネート組成物と珪酸塩水溶液とをそれぞれ
50gずつ配合し、その直後の流動状態の液体をあらか
じめ300cm3 の水を入れたポリカップに素早く入れ
て、水中での発泡状態を観察する。その際に、ポリカッ
プの水が白濁したものを「不良」と判定し、透明である
ものを「良好」と判定した。
【0058】実施例6 破砕帯を有するトンネル天盤部に、42mmφビットの
レッグオーガーにより2m間隔で削孔角度25〜35°
(トンネル掘削方向に対する角度)で5個削孔し、この
孔に炭素鋼製の注入ボルト(外径27.2mm、内径1
5mm、長さ3m、静止ミキサー及び逆止弁内蔵)を挿
入し、口元部分30cmに2液硬質発泡ポリウレタン樹
脂を含浸させたメリヤス製ウエスを鉄棒で押し込みシー
ルした。次いで、この固定した各注入孔に、実施例1で
調製した注入薬液組成物を注入圧2〜5MPa、孔当た
り80〜120kg注入した。注入してから50分後に
掘進によりトンネル地盤の状態を調査したところ、地盤
は、表面の孔を中心とした半径5mの半球状で固結安定
化していて、また、この範囲から、漏水は全く確認され
なかった。薬液注入固結部分をサンプラーで5cmφ×
10cmの円柱形状にサンプリングし、一軸圧縮強度を
測定したところ、6.1MPaであった。なお、未改良
部は、破砕帯のためサンプリング不可能であった。
【0059】実施例7 注入圧力を0.1〜1MPaにする以外は実施例6と同
様にして評価した。注入してから50分後に掘進により
トンネル地盤の状態を調査したところ、地盤は、表面の
孔を中心とした半径5mの半球状で固結安定化してい
て、また、この範囲から、漏水は全く確認されなかっ
た。薬液注入固結部分をサンプラーで5cmφ×10c
mの円柱形状にサンプリングし、一軸圧縮強度を測定し
たところ、5.4MPaであった。
【0060】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の岩盤ないし
地盤固結用の注入薬液組成物は、ポリイソシアネート
に、MDI、ポリメリックMDI、プロピレンオキサイ
ドユニットを含有するポリエーテルモノ又はポリオール
からなるNCO基末端ウレタンプレポリマーを用いるこ
とによって、土壌汚染を引き起こしやすい希釈剤、可塑
剤、難燃剤等を使用することなく、また、従来公知の無
機−有機複合系の岩盤ないし地盤安定化のための薬液に
おいて生じ易い欠点である発泡体の親水性に起因する土
壌汚染や低温時の固化・結晶化を解決することができ
る。更に、本発明により岩盤ないし地盤への優れた浸透
性、充填性が得られ、それを用いた岩盤ないし地盤の安
定強化止水工法により、山岳トンネル、大断面トンネル
堀削工事、大深度地下土木工事等において、岩盤ないし
地盤を広範囲に確実にしかも高強度に安定化し止水する
ことができる。また、現場施工の際、薬液の注入圧力を
従来の工法より低くすることができるので、経済性も優
れている。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート組成物(A)、珪酸
    塩水溶液(B)からなる岩盤ないし地盤固結用の注入薬
    液組成物において、ポリイソシアネート組成物(A)
    が、有機ポリイソシアネート(イ)と、オキシプロピレ
    ンユニットを5質量%以上有する活性水素基含有化合物
    (ロ)を反応させて得られたイソシアネート基末端プレ
    ポリマーを含有し、該有機ポリイソシアネート(イ)
    が、ジフェニルメタンジイソシアネートが20〜50質
    量%、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート
    が80〜50質量%からなることを特徴とする、岩盤な
    いし地盤固結用の注入薬液組成物。
  2. 【請求項2】 オキシプロピレンユニットを5質量%以
    上有する活性水素基含有化合物(ロ)が、数平均分子量
    76〜10,000の水酸基含有化合物であることを特
    徴とする、請求項1記載の岩盤ないし地盤固結用の注入
    薬液組成物。
  3. 【請求項3】 活性水素基含有化合物(C)を更に含有
    してなることを特徴とする、請求項1又2に記載の岩盤
    ないし地盤固結用の注入薬液組成物。
  4. 【請求項4】 三級アミン系触媒(D)を更に含有して
    なることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記
    載の岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物。
  5. 【請求項5】 界面活性剤(E)を更に含有してなるこ
    とを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載
    の岩盤ないし地盤固結用の注入薬液組成物。
  6. 【請求項6】 岩盤ないし地盤に所定間隔で複数個の孔
    を穿設し、前記孔内に中空の注入ボルトを挿入し、請求
    項1から5のいずれか1項に記載の注入薬液組成物を、
    0.1〜5MPaの圧力にて送液混合し、岩盤ないし地
    盤に注入して固結させることを特徴とする、岩盤ないし
    地盤の安定強化止水工法。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    注入薬液組成物を、0.1〜1MPaの圧力にて送液混
    合し、岩盤ないし地盤に注入して固結させることを特徴
    とする、請求項6記載の岩盤ないし地盤の安定強化止水
    工法。
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