JP2000344866A - 平坦化膜用硬化性組成物および平坦化膜 - Google Patents

平坦化膜用硬化性組成物および平坦化膜

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Masashige Takatori
正重 高鳥
Masayuki Endo
昌之 遠藤
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    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の平坦性が低い基体であっても、その基
体上に、平坦性の高い硬化膜を形成することができ、し
かも、表面硬度が高く、耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性
などの各種の耐性に優れた硬化膜を形成することができ
る平坦化膜用硬化性組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)下記式(1) 【化1】〔式中、R1は、水素原子または炭素原子数1
〜5のアルキル基を示し、R2は、水素原子または炭素
原子数1〜2のアルキル基を示し、mは1〜8の整数を
示す。〕で表される構造単位を20モル%以上含有して
なる重合体または共重合体と、(B)エポキシ樹脂と、
(C)熱あるいは放射線により酸を発生する化合物とを
含有してなる平坦化膜用硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平坦化膜用硬化性
組成物およ平坦化膜に関する。さらに詳しくは、液晶表
示素子(LCD)用カラーフィルターおよび電荷結合素
子(CCD)用カラーフィルターに用いられる保護膜を
形成するための材料として好適な平坦化膜用硬化性組成
物および平坦化膜に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDやCCD等の放射線デバイスは、
その製造工程中に、溶剤、酸またはアルカリ溶液等によ
る表示素子の浸漬処理が行なわれ、また、スパッタリン
グにより配線電極層を形成する際には、素子表面が局部
的に高温に曝される。従って、このような処理によって
素子が劣化あるいは損傷することを防止するために、こ
れらの処理に対して耐性を有する薄膜からなる保護膜を
素子の表面に設けることが行なわれている。
【0003】このような保護膜は、当該保護膜を形成す
べき基体または下層、さらに保護膜上に形成される層に
対して接着性が高いものであること、膜自体が平滑で強
靱であること、透明性を有するものであること、耐熱性
および耐光性が高く、長期間にわたって着色、黄変、白
化等の変質を起こさないものであること、耐水性、耐溶
剤性、耐酸性および耐アルカリ性に優れたものであるこ
と等の性能が要求される。これらの諸特性を満たす保護
膜を形成するための材料としては、特開平5−7845
3号公報に開示されているグリシジル基を有する重合体
を含む熱硬化性組成物が知られている。
【0004】このような熱硬化性組成物においては、例
えば次のようにして保護膜が形成される。先ず、保護膜
を形成すべき基体の表面に熱硬化性組成物を塗布する。
次いで、塗布された熱硬化性組成物の予備焼成(プレベ
ーク)を行い、その後、本焼成(ポストベーク)を行う
ことにより、保護膜が形成される。
【0005】一方、スーパーツイステッドネマチック
(STN)方式のカラー液晶表示素子においては、ツイ
ステッドネマチック(TN)方式の液晶表示素子と比較
して、セルギャップの均一性が極めて重要である。従っ
て、STN方式のカラー液晶表示素子に用いられる基板
としては、その表面の平坦性が高いものであることが要
求される。その理由は、表面の平坦性が低い基板を用い
ると、得られる液晶表示素子には、表示むらが発生する
からである。また、アクティブアドレッシング方式等の
新型駆動方式を採用すると、従来のSTN方式のものよ
りも高い表示速度が得られ、それに伴って、更に薄くて
均一性の高いセルギャップが必要となることから、この
ような液晶表示素子に用いられる基板には、表面の平坦
性が極めて高いものであることが要求される。
【0006】然るに、例えばカラーフィルターが形成さ
れた基板においては、その表面にカラーフィルターによ
る凹凸が形成される。そして、従来の熱硬化性組成物を
用いて、カラーフィルターが形成された表面上に保護膜
を形成する場合には、当該熱硬化性組成物の塗布工程お
よび予備焼成工程においては、表面の平坦性の高い塗膜
を形成することができるが、本焼成工程においては、比
較的高い温度で処理されるので、熱硬化性組成物の塗膜
が流動化し、これにより、当該塗膜の表面はカラーフィ
ルターによる凹凸に応じて変形し、表面の平坦性の高い
硬化膜を得ることは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
表面の平坦性が低い基体であっても、当該基体上に、平
坦性の高い硬化膜を形成することができ、しかも、表面
硬度が高く、耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性などの各種
の耐性に優れた硬化膜を形成することができる平坦化膜
用硬化性組成物および平坦化膜を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の説明から明らか
になろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、(A)下記式(1)
【化2】 〔式中、R1は、水素原子または炭素原子数1〜5のア
ルキル基を示し、R2は、水素原子または炭素原子数1
〜2のアルキル基を示し、mは1〜8の整数を示す。〕
で表される構造単位を20モル%以上含有してなる重合
体または共重合体と、(B)(A)成分以外のエポキシ
樹脂と、(C)熱あるいは放射線により酸を発生する化
合物とを含有してなることを特徴とする平坦化膜用硬化
性組成物によって達成される。
【0009】作用 本発明の硬化性組成物は、エポキシ化合物および熱ある
いは放射線により酸を発生する化合物を含有しているの
で、加熱あるいは放射線を照射することにより硬化させ
ることができる。従って、本焼成を行う前に、硬化性組
成物の塗膜の低温加熱あるいは放射線の照射により、当
該塗膜の表面を硬化させることにより、本焼成において
塗膜が流動化することを防止でき、その結果、表面の平
坦性が高い硬化膜を形成することができる。
【0010】以下、本発明の硬化性組成物について詳細
に説明する。本発明の硬化性組成物は、特定の構造単位
を特定の割合で含有する重合体または共重合体(以下、
「特定重合体」という。)よりなる成分(A)と、エポ
キシ樹脂よりなる成分(B)と、熱あるいは放射線によ
り酸を発生する化合物(C)とを含有してなるものであ
る。
【0011】<成分(A)>成分(A)として用いられ
る特定重合体は、上記式(1)で表される構造単位を含
有してなるものである。上記式(1)において、mは1
〜8、好ましくは1〜4の整数である。また、R1 は、
水素原子または炭素原子数が1〜5のアルキル基であ
る。このアルキル基は、直鎖状のものおよび分岐鎖状の
ものの何れであってもよく、その具体例としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基およびn−ペンチル基を挙げることができ
る。さらにR2は水素原子、メチル基またはエチル基で
ある。
【0012】式(1)で表される構造単位を導入するた
めに使用される単量体(以下、「特定単量体」ともい
う。)は、下記式(2)
【0013】
【化3】 式中、R1、R2およびmの定義は上記式(1)に同じで
ある、
【0014】で表される。上記式(2)で表される単量
体としては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、α
−エチルアクリル酸グリシジル、α−n−プロピルアク
リル酸グリシジル、α−n−ブチルアクリル酸グリシジ
ル、(メタ)アクリル酸−3,4−エポキシブチル、
(メタ)アクリル酸−4,5−エポキシペンチル、(メ
タ)アクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、α−エチ
ルアクリル酸−6,7−エポキシヘプチル、(メタ)ア
クリル酸メチルグリシジル等を挙げることができる。こ
れらの中で、特に(メタ)アクリル酸グリシジルが好ま
しい。これらの単量体は、単独でまたは2種以上を組み
合わせて使用することができる。
【0015】成分(A)として用いられる特定重合体
は、上記式(1)で表される構造単位のみからなる重合
体であってもよい。式(1)で表される構造単位以外の
構造単位を、80モル%以下、好ましくは5〜60モル
%、より好ましくは20〜50モル%の割合で含有する
ことができる。
【0016】成分(A)として用いられる特定重合体
は、上記式(1)で表される構造単位のみからなる重合
体であってもよい。式(1)で表される構造単位以外の
構造単位を、好ましくは70モル%以下、より好ましく
は5〜60モル%、特に好ましくは20〜50モル%の
割合で含有することができる。
【0017】式(1)で表される構造単位以外の構造単
位を導入するための単量体(以下、「その他の単量体」
ともいう。)としては、例えば(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸トリシクロ[5.2.1.0
2,6]デカン−8−イル(当該技術分野で慣用名として
(メタ)アクリル酸ジシクロペンタニルといわれてい
る)、(メタ)アクリル酸ジシクロペンタニルオキシエ
チル、(メタ)アクリル酸イソボニル等の(メタ)アク
リル酸エテスル;スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、ビニルナフタレン等のビニル芳香族系
化合物、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミ
ド、ベンジルマレイミド、N−スクシンイミジル−3−
マレイミドベンゾエート、N−スクシンイミジル−4−
マレイミドブチレート、N−スクシンイミジル−6−マ
レイミドカプロエート、N−スクシンイミジル−3−マ
レイミドプロピオネート、N−(9−アクリジニル)マ
レイミド等のマレイミド化合物を挙げることができる。
これらの単量体は、単独でまたは2種以上を組み合わせ
て使用することができる。
【0018】成分(A)として用いられる特定重合体の
分子量は、得られる硬化性組成物の溶液を塗布すること
により、表面が平坦な塗膜を形成することが可能である
限り特に限定されず、形成する塗膜の厚さ、硬化性組成
物の溶液の塗布条件、目的等に応じて適宜選択される
が、通常、ポリスチレン換算重量平均分子量が3,00
0〜300,000の範囲にあるものが好ましく、3,0
00〜100,000の範囲にあるのがより好ましい。
また、成分(A)として、式(1)で表される構造単位
とこれら以外の構造単位とを有する特定重合体を用いる
場合には、当該重合体は、特定単量体とその他の単量体
とのランダム共重合体およびブロック共重合体のいずれ
であってもよい。ランダム共重合体がより好ましい。
【0019】<成分(B)>成分(A)以外のエポキシ
樹脂としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂等が使用できる。これらは市販品として入手でき
る。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂として
は、エピコート1001、同1002、同1003、同
1004、同1007、同1009、同1010、同8
28(以上、油化シェルエポキシ(株)製)等を、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂としては、エピコート80
7、同834(以上、油化シェルエポキシ(株)製)等
を、フェノールノボラック型エポキシ樹脂としては、エ
ピコート152、同154、同157H65(以上、油
化シェルエポキシ(株)製)、EPPN201、同20
2(以上、日本化薬(株)製)等を、クレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂としては、EOCN−102、EO
CN−103S、EOCN−104S、EOCN−10
20、EOCN−1025、EOCN−1027(以
上、日本化薬(株)製)、エピコート180S75(油
化シェルエポキシ(株)製)等を、その他、環式脂肪族
エポキシ樹脂として、CY175、CY177、CY1
79(以上、CIBA−GEIGY A.G製)、ER
L−4234、ERL−4299、ERL−4221、
ERL−4206(以上、U.C.C社製)、ショーダ
イン509(昭和電工(株)製)、アラルダイトCY−
182、同CY−192、同CY−184(以上、CI
BA−GEIGY A.G製)、エピクロン200、同
400(以上、大日本インキ工業(株)製)、エピコー
ト871、同872、EP1032H60(以上、油化
シェルエポキシ(株)製)、ED−5661、ED−5
662(以上、セラニーズコーティング(株)製)等
を、脂肪族ポリグリシジルエーテルとして、エピコート
190P、同191P(以上、油化シェルエポキシ
(株)製)エポライト100MF(共栄社油脂化学工業
(株)製)、エピオールTMP(日本油脂(株)製)等
を挙げることができる。
【0020】これらのうち好ましいものとしては、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型
エポキシ樹脂およびクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂が挙げられる。エポキシ樹脂(B)の使用割合は、
(A)成分100重量部当り、好ましくは1〜200重
量部、より好ましくは3〜100重量部である。なお、
前記(A)成分もエポキシ樹脂といいうるが、上記
(B)成分のエポキシ樹脂は(A)成分に比較して低分
子量体であり、平坦化性の向上に対して効果がある点で
異なる。
【0021】<成分(C)>熱により酸を発生する化合
物としては、スルホニウム塩、ベンゾチアゾニウム塩、
アンモニウム塩、ホスホニウム塩などのオニウム塩が用
いられる。中でも、スルホニウム塩およびベンゾチアゾ
ニウム塩が好ましい。
【0022】上記スルホニウム塩の具体例としては、4
−アセトフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオ
ロアンチモネート、4−アセトキシフェニルジメチルス
ルホニウム ヘキサフルオロアルセネート、ジメチル−
4−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)フェニルスル
ホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ジメチル−
4−(ベンゾイルオキシ)フェニルスルホニウム ヘキ
サフルオロアンチモネート、ジメチル−4−(ベンゾイ
ルオキシ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロアル
セネート、ジメチル−3−クロロ−4−アセトキシフェ
ニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネートなど
のアルキルスルホニウム塩;ベンジル−4−ヒドロキシ
フェニルメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネート、ベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスル
ホニウム ヘキサフルオロホスフェート、4−アセトキ
シフェニルベンジルメチルスルホニウム ヘキサフルオ
ロアンチモネート、ベンジル−4−メトキシフェニルメ
チルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ベ
ンジル−2−メチル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ベンジル
−3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアルセネート、4−メトキシベン
ジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘ
キサフルオロホスフェートなどのベンジルスルホニウム
塩;
【0023】ジベンジル−4−ヒドロキシフェニルスル
ホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ジベンジル
−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム ヘキサフルオ
ロホスフェート、4−アセトキシフェニルジベンジルス
ルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ジベンジ
ル−4−メトキシフェニルスルホニウム ヘキサフルオ
ロアンチモネート、ジベンジル−3−クロロ−4−ヒド
ロキシフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアルセネ
ート、ジベンジル−3−メチル−4−ヒドロキシ−5−
tert−ブチルフェニルスルホニウム ヘキサフルオ
ロアンチモネート、ベンジル−4−メトキシベンジル−
4−ヒドロキシフェニルスルホニウム ヘキサフルオロ
ホスフェートなどのジベンジルスルホニウム塩;p−ク
ロロベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネート、p−ニトロベン
ジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘ
キサフルオロアンチモネート、p−クロロベンジル−4
−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘキサフル
オロホスフェート、p−ニトロベンジル−3−メチル−
4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘキサフ
ルオロアンチモネート、3,5−ジクロロベンジル−4
−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘキサフル
オロアンチモネート、o−クロロベンジル−3−クロロ
−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘキサ
フルオロアンチモネートなどの置換ベンジルスルホニウ
ム塩;下記式(1)〜(7)で示されるスルホニウム塩
が挙げられる。
【0024】
【化4】
【0025】上記ベンゾチアゾニウム塩の具体例として
は3−ベンジルベンゾチアゾニウムヘキサフルオロアン
チモネート、3−ベンジルベンゾチアゾニウム ヘキサ
フルオロホスフェート、3−ベンジルベンゾチアゾニウ
ム テトラフルオロボレート、3−(p−メトキシベン
ジル)ベンゾチアゾニウム ヘキサフルオロアンチモネ
ート、3−ベンジル−2−メチルチオベンゾチアゾニウ
ム ヘキサフルオロアンチモネート、3−ベンジル−5
−クロロベンゾチアゾニウム ヘキサフルオロアンチモ
ネートなどのベンジルベンゾチアゾニウム塩が挙げられ
る。
【0026】これらのうち、4−アセトキシフェニルジ
メチルスルホニウム ヘキサフルオロアルセネート、ベ
ンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、4−アセトキシフェニ
ルベンジルメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチ
モネート、ジベンジル−4−ヒドロキシフェニルスルホ
ニウム ヘキサフルオロアンチモネート、4−アセトキ
シフェニルベンジルスルホニウム ヘキサフルオロアン
チモネート、3−ベンジルベンゾチアゾリウムヘキサフ
ルオロアンチモネートなどが好ましく用いられる。これ
らの市販品としては、サンエイド SI−L85、同S
I−L110、同SI−L145、同SI−L150、
同SI−L160(三新化学工業(株)製)などが挙げ
られる。これらの熱により酸を発生する化合物は、放射
線により酸を発生する化合物としても機能しうる。これ
らの化合物は、単独であるいは2種以上組み合わせて用
いることができる。また、放射線により酸を発生する化
合物としては、例えばトリクロロメチル−s−トリアジ
ン類、ジアリールヨードニウム塩類、トリアリールスル
ホニウム塩類等を用いることができる。
【0027】上記トリクロロメチル−s−トリアジン類
としては、例えばトリス(2,4,6−トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−フェニル−ビス(4,6−
トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−クロ
ロフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−(3−クロロフェニル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(2−クロロフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシフェニ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(3−メトキシフェニル)−ビス(4,6−
トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(2−メト
キシフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−
s−トリアジン、2−(4−メチルチオフェニル)−ビ
ス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2
−(3−メチルチオフェニル)−ビス(4,6−トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、2−(2−メチルチオ
フェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−
トリアジン、2−(4−メトキシナフチル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(3−メトキシナフチル)−ビス(4,6−トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、2−(2−メトキシナフチ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(4−メトキシ−β−スチリル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(3−メトキシ−β−スチリル)−ビス(4,6−トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、2−(2−メトキシ
−β−スチリル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−(3,4,5−トリメトキシ−β
−スチリル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−(4−メチルチオ−β−スチリル)
−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−(3−メチルチオ−β−スチリル)−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(3−メチルチオ−β−スチリル)−ビス(4,6−ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−
ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、
2−[2−(フラン−2−イル)エテニル]−ビス
(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
[2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル]−ビ
ス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリアジン、2
−[2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)
エテニル]−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−
トリアジン、等が挙げられる。
【0028】上記ジアリールヨードニウム塩類として
は、例えばジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレ
ート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスホネ
ート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセネ
ート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスル
ホナート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロアセテ
ート、ジフェニルヨードニウム−p−トルエンスルホナ
ート、4−メトキシフェニルフェニルヨードニウムテト
ラフルオロボレート、4−メトキシフェニルフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロホスホネート、4−メトキシ
フェニルフェニルヨードニウムヘキサフルオロアルセネ
ート、4−メトキシフェニルフェニルヨードニウムトリ
フルオロメタンスルホナート、4−メトキシフェニルフ
ェニルヨードニウムトリフルオロアセテート、4−メト
キシフェニルフェニルヨードニウム−p−トルエンスル
ホナート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨー
ドニウムテトラフルオロボレート、ビス(4−tert
−ブチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアルセ
ネート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨード
ニウムトリフルオロメタンスルホナート、ビス(4−t
ert−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロア
セテート、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨー
ドニウム−p−トルエンスルホナート等が挙げられる。
【0029】上記トリアリールスルホニウム塩類として
は、例えばトリフェニルスルホニウムテトラフルオロボ
レート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホス
ホネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロア
ルセネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメ
タンスルホナート、トリフェニルスルホニウムトリフル
オロアセテート、トリフェニルスルホニウム−p−トル
エンスルホナート、4−メトキシフェニルジフェニルス
ルホニウムテトラフルオロボレート、4−メトキシフェ
ニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスホネー
ト、4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムヘキ
サフルオロアルセネート、4−メトキシフェニルジフェ
ニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート、4
−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオ
ロアセテート、4−メトキシフェニルジフェニルスルホ
ニウム−p−トルエンスルホナート、4−フェニルチオ
フェニルジフェニルテトラフルオロボレート、4−フェ
ニルチオフェニルジフェニルヘキサフルオロホスホネー
ト、4−フェニルチオフェニルジフェニルヘキサフルオ
ロアルセネート、4−フェニルチオフェニルジフェニル
トリフルオロメタンスルホナート、4−フェニルチオフ
ェニルジフェニルトリフルオロアセテート、4−フェニ
ルチオフェニルジフェニル−p−トルエンスルホナート
等が挙げられる。
【0030】これらの化合物のうち、トリクロロメチル
−s−トリアジン類としては、2−(3−クロロフェニ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−(4−メトキシフェニル)−ビス(4,6−
トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メチ
ルチオフェニル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−β−スチリ
ル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−ピペロニル−ビス(4,6−トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−[2−(フラン−2−イ
ル)エテニル]−ビス(4,6−トリクロロメチル)−
s−トリアジン、2−[2−(5−メチルフラン−2−
イル)エテニル]−ビス(4,6−トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−[2−(4−ジエチルアミノ−
2−メチルフェニル)エテニル]−ビス(4,6−トリ
クロロメチル)−s−トリアジンまたは2−(4−メト
キシナフチル)−ビス(4,6−トリクロロメチル)−
s−トリアジン;
【0031】ジアリールヨードニウム塩類としては、ジ
フェニルヨードニウムトリフルオロアセテート、ジフェ
ニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、4
−メトキシフェニルフェニルヨードニウムトリフルオロ
メタンスルホナートまたは4−メトキシフェニルフェニ
ルヨードニウムトリフルオロアセテート;
【0032】トリアリールスルホニウム塩類としては、
トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナ
ート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロアセテー
ト、4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウムトリ
フルオロメタンスルホナート、4−メトキシフェニルジ
フェニルスルホニウムトリフルオロアセテート、4−フ
ェニルチオフェニルジフェニルトリフルオロメタンスル
ホナートまたは4−フェニルチオフェニルジフェニルト
リフルオロアセテートをそれぞれ好ましいものとして挙
げることができる。
【0033】熱あるいは放射線により酸を発生する化合
物(C)の使用割合は、(A)成分100重量部に対し
て、好ましくは0.01〜20重量部、より好ましく
は、0.2〜10重量部である。(C)成分の使用割合
が(A)成分100重量部に対して0.01重量部未満
の場合には、加熱あるいは放射線を受けることにより発
生する酸の量が少ないため、(A)成分および(B)成
分の架橋が十分に進行し難く、得られる硬化膜の耐熱
性、平坦化性、耐薬品性、基板との密着性等が低下する
場合がある。一方、(C)成分の使用割合が(A)成分
100重量部に対して20重量部を超える場合には、塗
膜に膜荒れが生じやすくなる。
【0034】<その他の成分>本発明の硬化性組成物に
は、上述した成分(A)、成分(B)、成分(C)以外
に、必要に応じて、その他の成分として、例えばシラン
カップリング剤、硬化補助剤、硬化促進剤、界面活性
剤、紫外線吸収剤等が含有されていてもよい。
【0035】〔シランカップリング剤〕シランカップリ
ング剤は、硬化膜とこれを形成すべき基体との密着性を
向上させるために使用されるものであり、カルボキシル
基、メタクリロイル基、イソシアネート基、エポキシ基
等の反応性置換基(官能性基)を有する官能性基含有ア
ルコキシシラン化合物が用いられる。
【0036】このような官能性基含有アルコキシシラン
化合物としては、例えばトリメトキシシリル安息香酸、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
γ−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルジエトキシシラン等を挙
げることができる。これらは単独でまたは2種以上を組
み合わせて使用することができる。
【0037】シランカップリング剤の使用割合は、好ま
しくは、成分(A)100重量部に対して100重量部
以下、より好ましくは0.1〜100重量部、特に好ま
しくは1〜40重量部である。シランカップリング剤の
使用割合が0.1未満である場合には、硬化膜とこれを
形成すべき基体との間に十分な密着性を与える効果が得
られない場合がある。一方、シランカップリング剤の使
用割合が100重量部を超える場合には、得られる硬化
膜の耐アルカリ性、耐溶剤性等が低下することがある。
【0038】〔硬化補助剤〕硬化補助剤は、成分(A)
として用いられる特定重合体およびエポキシ樹脂(B)
の硬化剤として作用する。これら硬化剤は、成分(C)
の熱あるいは放射線により酸を発生する化合物による硬
化のみでは架橋が不十分なときに補助的に用いられる。
かかる硬化補助剤としては多価カルボン酸無水物または
多価カルボン酸を好適に使用することができる。
【0039】多価カルボン酸無水物の具体例としては、
無水イタコン酸、無水コハク酸、無水シトラコン酸、無
水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバニル酸、無水マ
レイン酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルテト
ラヒドロフタル酸、無水ハイミック酸等の脂肪族ジカル
ボン酸無水物;1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸
二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物等
の脂環族多価カルボン酸二無水物;無水フタル酸、無水
ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸等の芳香族多価カルボン酸無水
物;エチレングリコールビス無水トリメリテート、グリ
セリントリス無水トリメリテート等のエステル基含有酸
無水物を挙げることができる。これらのうち、芳香族多
価カルボン酸無水物、特に無水トリメリット酸は耐熱性
の高い硬化膜が得られる点で好ましい。
【0040】また、多価カルボン酸の具体例としては、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ブタンテトラカル
ボン酸、マレイン酸、イタコン酸等の脂肪族多価カルボ
ン酸;ヘキサヒドロフタル酸、1,2−シクロヘキサン
ジカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン
酸、シクロペンタンテトラカルボン酸等の脂環族多価カ
ルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ト
リメリット酸、ピロメリット酸、1,2,5,8−ナフタ
レンテトラカルボン酸等の芳香族多価カルボン酸を挙げ
ることができる。これらの中では、硬化性組成物の反応
性、形成される硬化膜の耐熱性等の観点から、芳香族多
価カルボン酸が好適である。これらの多価カルボン酸無
水物または多価カルボン酸は、単独でまたは2種以上を
組み合わせて用いることができる。
【0041】硬化補助剤の使用割合は、好ましくは、成
分(A)100重量部に対して1〜40重量部、より好
ましくは5〜20重量部である。
【0042】〔硬化促進剤〕硬化促進剤は、(A)成分
および(B)成分と硬化補助剤すなわち硬化剤との反応
を促進させるために使用されるものであり、一般に2級
窒素原子または3級窒素原子を含むヘテロ環構造を有す
る化合物が用いられる。このような化合物の具体例とし
ては、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジ
ン、ピラジン、ピリミジン、インドール、インダゾー
ル、ベンズイミダゾール若しくはイソシアヌル酸または
これらの誘導体等を挙げることができる。これらの中で
も、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、4−メ
チル−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−
メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル−1−
(2’−シアノエチル)イミダゾール、2−エチル−4
−メチル−1−[2’−(3'',5''−ジアミノトリア
ジニル)エチル]イミダゾール、ベンズイミダゾール等
のイミダゾール誘導体が好適であり、最も好適には、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、4−メチル−2−
フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミ
ダゾール等が使用される。これらの化合物は、単独でま
たは2種以上を組み合わせて硬化促進剤として用いるこ
とができる。硬化促進剤は、成分(A)100重量部に
対して、好ましくは0.01〜10重量部、より好まし
くは0.05〜5重量部の割合で使用される。
【0043】〔界面活性剤〕界面活性剤としては、フッ
素系界面活性剤およびシリコーン系界面活性剤を好適に
用いることができる。フッ素系界面活性剤としては、末
端、主鎖および側鎖の少なくとも何れかの部位にフルオ
ロアルキルまたはフルオロアルキレン基を有する化合物
を好適に用いることができ、その具体例としては、1,
1,2,2−テトラフロロオクチル(1,1,2,2−テト
ラフロロプロピル)エーテル、1,1,2,2−テトラフ
ロロオクチルヘキシルエーテル、オクタエチレングリコ
ールジ(1,1,2,2−テトラフロロブチル)エーテ
ル、ヘキサエチレングリコール(1,1,2,2,3,3−
ヘキサフロロペンチル)エーテル、オクタプロピレング
リコールジ(1,1,2,2−テトラフロロブチル)エー
テル、ヘキサプロピレングリコールジ(1,1,2,2,
3,3−ヘキサフロロペンチル)エーテル、パーフロロ
ドデシルスルホン酸ナトリウム、1,1,2,2,8,8,
9,9,10,10−デカフロロドデカン、1,1,2,2,
3,3−ヘキサフロロデカン、フルオロアルキルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキルオキシエチ
レンエーテル、ジグリセリンテトラキス、フルオロアル
キルアンモニウムヨージド、フルオロアルキルポリオキ
シエチレンエーテル、パーフルオロアルキルポリオキシ
エタノール、パーフルオロアルキルアルコキシレート、
フッ素系アルキルエステル等を挙げることができる。ま
た、これらの市販品としては、BM−1000、BM−
1100(以上、BM Chemie社製)、メガファ
ックF142D、同F172、同F173、同F18
3、同F178、同F191、同F471(以上、大日
本インキ化学工業(株)製)、フロラードFC−170
C、FC−171、FC−430、FC−431(以
上、住友スリーエム(株)製)等を挙げることができ
る。
【0044】またシリコーン系界面活性剤としては、例
えばトーレシリコーンDC3PA、同DC7PA、同S
H11PA、同SH21PA、同SH28PA、同SH
29PA、同SH30PA、同FS−1265−300
(以上、トーレシリコーン(株)製)、TSF−444
0、TSF−4300、TSF−4445、TSF−4
446、TSF−4460、TSF−4452(以上、
東芝シリコーン(株)製)等の商品名で市販されている
ものを挙げることができる。
【0045】これらの界面活性剤は単独でまたは2種以
上を組み合わせて使用することができる。界面活性剤の
使用割合は、その種類や硬化性組成物を構成する各成分
の種類や割合等によっても異なるが、好ましくは、成分
(A)100重量部に対して0〜10重量部、より好ま
しくは0.0001〜5重量部の範囲で使用される。
【0046】本発明の硬化性組成物は、上記の成分
(A)、成分(B)、成分(C)および必要に応じて含
有されるその他の成分を均一に混合することによって調
製されるが、通常、各成分を有機溶剤に溶解して組成物
溶液として調製される。この組成物溶液を調製するため
に用いられる有機溶剤としては、各成分を均一に溶解さ
せることができ、かつ、各成分と反応しないものであれ
ば特に制限されないが、一般的には、塗膜を形成し易い
点で、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテ
ル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ
アセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルア
セテート等のエチレングリコールアルキルエーテルアセ
テート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル等のジエチレングリコール類;プロピレ
ングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールエチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールプロピルエーテルアセテート等のプロピレングリコ
ールアルキルエーテルアセテート類;トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタ
ノン等のケトン類;2−ヒドロキシプロピオン酸エチ
ル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、
エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒド
ロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロ
ピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3
−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオ
ン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳
酸エチル等のエステル類を用いることができる。これら
の溶剤は、単独でまたは2種類以上を組み合わせて使用
することができる。
【0047】組成物溶液における硬化性組成物の濃度
は、特に制限されず、使用目的に応じて適宜選定するこ
とができる。固形分の濃度は好ましくは1〜60重量
%、より好ましくは5〜40重量%である。
【0048】本発明の硬化性組成物を用いることによ
り、例えば次のようにして硬化膜を形成することができ
る。すなわち、調製された組成物溶液を、硬化膜を形成
すべき基体の表面に塗布し、予備焼成を行うことにより
溶剤を除去して硬化性組成物の塗膜を形成するか、ある
いは、予備焼成後の塗膜にさらに放射線を照射すること
により塗膜の表面を硬化させ、その後、本焼成を行うこ
とにより、硬化膜とする。
【0049】以上において、組成物溶液の塗布方法とし
ては、特に限定されず、例えばスプレー法、ロールコー
ト法、回転塗布法等の各種の方法を採用することができ
る。予備焼成の条件は、組成物溶液の各成分の種類、使
用割合等によっても異なるが、好ましくは、60〜12
0℃で、0.5〜20分間程度である。また、本焼成の
条件は、好ましくは150〜250℃で0.2〜2.0時
間程度である。また、予備焼成および本焼成のそれぞれ
は、1段階でまたは2段階以上の工程の組み合わせで行
うことができる。
【0050】本発明の硬化性組成物には、成分(A)、
(B)としてエポキシ化合物および成分(C)として熱
あるいは放射線により酸を発生する化合物が含有されて
いるので、塗膜の加熱あるいは放射線の照射により表面
を硬化させることができる。従って、硬化性組成物を塗
布して予備焼成を行うか、あるいは、硬化性組成物の塗
膜を形成した後、この塗膜に放射線を照射して当該塗膜
の表面を硬化させることにより、本焼成において塗膜の
表面が流動することが防止され、その結果、表面の平坦
性が高い硬化膜を形成することができる。また、本発明
の硬化性組成物により形成される硬化膜は、以下の実施
例から明らかなように、各種の物性に優れたものであ
り、例えばLCD用カラーフィルターおよびCCD用カ
ラーフィルターに用いられる保護膜として極めて好適で
ある。
【0051】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0052】合成例1(重合体[A1]の合成) グリシジルメタクリレート80重量部およびスチレン2
0重量部をプロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート200重量部中に添加混合し、アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)4.0重量部を添加した後、
95℃で3時間重合し、重合体[A1]濃度が32%で
ある重合体溶液を得た。共重合体[A1]のポリスチレ
ン換算重量平均分子量(Mw)は4,000であった。
【0053】合成例2(重合体[A2]の合成) グリシジルメタクリレート50重量部およびジシクロペ
ンタニルメタクリレート50重量部をプロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート200重量部中に添
加混合し、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
4.0重量部を添加した後、95℃で3時間重合し、重
合体[A2]濃度が32%である重合体溶液を得た。共
重合体[A2]のポリスチレン換算重量平均分子量(M
w)は5,000であった。
【0054】合成例3(重合体[A3]の合成) グリシジルメタクリレート60重量部、スチレン30重
量部、およびメチルメタクリレート10重量部をプロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート200重
量部中に添加混合し、アゾビスイソブチロニトリル(A
IBN)4.0重量部を添加した後、95℃で3時間重
合し、重合体[A3]濃度が32%である重合体溶液を
得た。共重合体[A3]のポリスチレン換算重量平均分
子量(Mw)は4,000であった。
【0055】実施例1硬化性組成物の調製 上記合成例1で合成した重合体[A1]を含む重合体溶
液(重合体[A1]100重量部(固形分)に相当)を
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1
00重量部で希釈した後、成分(B)としてエピコート
828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、油化シェル
エポキシ(株)製)20重量部、成分(C)として、4
−アセトフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオ
ロアンチモネート2重量部、シランカップリング剤とし
て、γ−グリシドキシプロピルジエトキシシラン6重量
部、硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール0.1重量部、および界面活性剤としてメガファッ
クF172(フッ素系界面活性剤、大日本インキ化学工
業(株)製)0.01重量部を添加し、十分に攪拌する
ことにより、硬化性組成物[S1]を得た。
【0056】平坦化膜(I)の形成 ガラス基板上に、上記の硬化性組成物[S1]を、膜厚
が2μmとなるようスピンコータを用いて塗布し、ホッ
トプレートにより80℃3分間の条件で予備焼成を行っ
て塗膜を形成した。次いで、形成された塗膜をクリーン
オーブン中で、250℃1時間の本焼成を実施して平坦
化膜を形成した。
【0057】平坦化膜(II)の形成 ガラス基板上に、JSR顔料系カラーレジスト(R・G
・B)によりストライプ状の赤、青、緑の3色のカラー
フィルタ(ストライプ幅100μm)を有する基板を形
成した。このカラーフィルタを有するガラス基板の表面
の凹凸を表面凹凸計α−ステップ(テンコール社製)を
用いて調べたところ、1.0μmであった。この、カラ
ーフィルタが形成されたガラス基板上に、上記平坦化膜
(I)の形成と同様にして、硬化性組成物の塗布、予備
焼成、および本焼成を行うことにより、平坦化膜(I
I)を形成した。
【0058】平坦化膜の評価 密着性 JIS K−5400(1900)8.5の付着性試験
のうち、8.5・2の碁盤目テープ法にしたがって、上
記平坦化膜(I)および平坦化膜(II)に100個の
碁盤目をカッターナイフで形成して付着性試験を行っ
た。その際、剥離した碁盤目の数を表1に示す。平坦化
膜(I)の密着性は密着性(I)、平坦化膜(II)の
密着性は密着性(II)として示した。
【0059】JIS K−5400(1900)8.4
の鉛筆引っ掻き試験のうち、8.5・1の試験法に準拠
し、上記で形成した平坦化膜(I)について鉛筆引っ掻
き試験を行い、平坦化膜の表面硬度の評価を実施した。
結果を表1に示す。
【0060】耐酸性 上記で形成した平坦化膜(I)が形成されたガラス基板
を、HCl/FeCl 2・H2O/水=2/1/1重量比
水溶液中に45℃15分間浸漬した後、平坦化膜の外観
の変化を観察することにより保護膜の耐酸性の評価を行
った。このとき、外観に変化のないものを耐酸性良好
(○)、外観が剥がれたり、白化したものを耐酸性不良
(×)とした。
【0061】耐アルカリ性 上記平坦化膜(I)が形成されたガラス基板を、5重量
%水酸化ナトリウム水溶液中に30℃30分間浸漬した
後、平坦化膜の外観の変化を観察することにより保護膜
の耐酸性の評価を行った。このとき、外観に変化のない
ものを耐アルカリ性良好(○)、外観が剥がれたり、白
化したものを耐アルカリ性不良(×)とした。
【0062】耐熱変色性 上記平坦化膜(I)が形成されたガラス基板について、
波長400〜700nmにおける透過スペクトルを測定
した。次いでこのガラス基板ををクリーンオーブン中に
て250℃で60分間加熱した後、再び波長400〜7
00nmにおける透過スペクトルを測定した。加熱前後
の400nm透過スペクトルの変化を調べ、耐熱変色性
を評価した。加熱前後400nmの透過スペクトルの変
化率を表1に示す。
【0063】平坦化性 上記平坦化膜(II)の表面の凹凸を、表面凹凸計α−
ステップで測定した。下式にしたがって計算した平坦化
率を表1に示す。平坦化率=平坦化膜(II)の表面凹
凸/保護膜塗布前のカラーフィルタの表面凹凸×100
【0064】実施例2 実施例1において、成分(B)としてのエピコート82
8の添加量を40重量部とした他は実施例1と同様に実
施し、硬化性組成物[S2]を得た。また、実施例1に
おいて、硬化性組成物[S1]の代わりに上記硬化性組
成物[S2]を使用した他は実施例1と同様にして平坦
化膜(I)および平坦化膜(II)を形成し、評価を行
った。結果を表1に示す。
【0065】実施例3 実施例1において、成分(B)としてのエピコート82
8の代わりに、エピコート152を使用した他は実施例
1と同様に実施し、硬化性組成物[S3]を得た。ま
た、実施例1において、硬化性組成物[S1]の代わり
に上記硬化性組成物[S3]を使用した他は実施例1と
同様にして平坦化膜(I)および平坦化膜(II)を形
成し、評価を行った。結果を表1に示す。
【0066】実施例4硬化性組成物の調製 実施例1において、重合体[A1]を含む溶液の代わり
に前記合成例2で合成した重合体[A2]を含む溶液を
使用し、成分(C)として4−アセトキシフェニルジメ
チルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート2重
量部を使用した他は、実施例1と同様に実施し、硬化性
組成物[S4]を得た。平坦化膜(I)の形成 ガラス基板上に、上記硬化性組成物[S4]を、膜厚が
2μmとなるようスピンコータを用いて塗布し、ホット
プレートにより80℃3分間の条件で予備焼成を行って
塗膜を形成した。次いで、形成された塗膜に露光機Ca
non PLA501F(キャノン(株)製)を用いて
ghi線(波長436nm、405nm、365nmの
強度比=2.7:2.5:4.8)をi線換算で200m
J/cm2の露光量で照射した、。その後、塗膜が形成
された基板にクリーンオーブン中で、250℃1時間の
本焼成を施して平坦化膜を形成した。
【0067】平坦化膜(II)の形成 ガラス基板上に、 JSR顔料系カラーレジスト(R・
G・B)によりストライプ状の赤、青、緑の3色の着色
層(ストライプ幅100μm)を有するカラーフィルタ
を形成した。この着色層を有するガラス基板の表面の凹
凸を表面凹凸計α−ステップ(テンコール社製)を用い
て調べたところ、1.0μmであった。この、着色層が
形成されたガラス基板上に、上記平坦化膜(I)の形成
と同様にして、硬化性組成物の塗布、予備焼成、光照射
および本焼成を行うことにより、平坦化膜(II)を形
成した。
【0068】平坦化膜の評価 上記で形成された平坦化膜(I)および平坦化膜(I
I)を用いて、実施例1と同様にして、平坦化膜の評価
を行った。評価結果を表1に示す。
【0069】実施例5 実施例1において、重合体[A1]を含む溶液の代わり
に前記合成例3で合成した重合体[A3]を含む溶液を
使用し、成分(C)として3−ベンジルベンゾチアゾニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネート2重量部を使用し
た他は、実施例1と同様に実施し、硬化性組成物[S
5]を得た。また、実施例1において、硬化性組成物
[S1]の代わりに上記硬化性組成物[S5]を使用し
た他は実施例1と同様にして平坦化膜(I)および平坦
化膜(II)を形成し、評価を行った。結果を表1に示
す。
【0070】実施例6 無水トリメリット酸20重量部をジグリムに溶解し、濃
度30重量%の無水トリメリット酸のジグリム溶液から
なる硬化剤溶液を調製した。前記実施例2で調製した硬
化性組成物[S2]に上記硬化剤溶液を添加混合し、硬
化性組成物[S6]を調製した。また、実施例1におい
て、硬化性組成物[S1]の代わりに上記硬化性組成物
[S6]を使用した他は実施例1と同様にして平坦化膜
(I)および平坦化膜(II)を形成し、評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0071】比較例 実施例1において、(C)成分を添加しなかった以外は
実施例1と同様にして硬化性組成物[R1]を調製し
た。また、実施例1において、硬化性組成物[S1]の
代わりに上記硬化性組成物[R1]を使用した他は実施
例1と同様にして平坦化膜(I)および平坦化膜(I
I)を形成し、評価を行った。結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物によれば、表面の
平坦性が低い基体であっても、当該基体上に、平坦性が
高い硬化膜を形成することができ、しかも、表面硬度が
高く、耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性などの各種の耐性
に優れた硬化膜を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 4J100 G02F 1/1333 505 G02F 1/1333 505 1/1335 505 1/1335 505 Fターム(参考) 2H048 BA45 BB28 BB37 2H090 HA04 HB13X HC05 HC08 HC15 HD02 HD03 LA15 2H091 FA02Y FB03 FC22 FD06 GA07 GA16 LA02 LA04 4J036 AD01 AF01 AK08 AK11 GA01 GA02 GA03 GA04 GA06 HA01 JA01 KA01 4J038 CG141 CH171 CJ021 CJ131 CJ141 DB062 DB072 JB11 JB36 JC14 JC17 JC18 JC26 KA02 NA01 PA17 PA19 PB08 PC03 4J100 AB00Q AB02Q AB03Q AB04Q AL03Q AL04Q AL08P AL08Q AL10P AM47Q AM48Q AM55Q AR28Q BC04Q BC43Q BC54P CA01 CA04 DA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記式(1) 【化1】 〔式中、R1は、水素原子または炭素原子数1〜5のア
    ルキル基を示し、R2は、水素原子または炭素原子数1
    〜2のアルキル基を示し、mは1〜8の整数を示す。〕
    で表される構造単位を20モル%以上含有してなる重合
    体または共重合体と、 (B)(A)成分以外のエポキシ樹脂と、 (C)熱あるいは放射線により酸を発生する化合物とを
    含有してなることを特徴とする平坦化膜用硬化性組成
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1の平坦化膜用硬化性組成物から
    得られた平坦化膜。
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