JP2000343979A - 自動走行制御装置 - Google Patents

自動走行制御装置

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JP2000343979A
JP2000343979A JP2000080226A JP2000080226A JP2000343979A JP 2000343979 A JP2000343979 A JP 2000343979A JP 2000080226 A JP2000080226 A JP 2000080226A JP 2000080226 A JP2000080226 A JP 2000080226A JP 2000343979 A JP2000343979 A JP 2000343979A
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動走行制御に伴って運転者が感じる違和感を
払拭する。 【解決手段】目標加速度がプラスの値をとる(加速が要
求されている)場合は、基準線SLの上側のLEDが目
標加速度に対応した数だけ点灯する(b参照)。目標加
速度がマイナスの値をとる(すなわち、減速が要求され
ている)場合は、基準線SLの下側に配置されたLED
が目標加速度に対応した数だけ点灯する(c参照)。目
標加速度が規定された下限値をとる場合は、表示器31
の最下部のLED31Lが点滅する(d参照)。目標加
速度が規定された上限値をとる場合は、表示器31の最
上部のLED31Uが点滅する。従って、運転者は、表
示器31の表示により自動走行制御装置の加減速能力を
正確に把握することが可能になり、その加減速能力に基
づいて、運転者による手動操作(ブレーキ操作またはス
ロットル操作)の必要性を自ら判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動走行制御装置
に係り、詳しくは、車両の加減速が連続的に制御され、
その加減速の限界値が加速または減速のための制御系に
て規定されている自動走行制御装置、または、車両に減
速力を与える複数の減速手段を有し、各減速手段が車両
に対する制動力が大きくなる順番に実行されることによ
り、車両の減速が段階的に制御される自動走行制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、先行車と自車とが所定の車間
距離を保って追従走行するように、スロットルおよびブ
レーキの制御を行う技術が知られている。例えば、特開
昭61−175130号公報に開示される車両の定速走
行装置では、超音波レーダ等により先行車と自車との車
間距離を検出し、その車間距離および車間距離の変化量
に基づいてスロットル弁駆動装置およびブレーキ駆動装
置を制御している。
【0003】また、特開平5−310108号公報に記
載の車両の自動制動装置では、自車の減速度と、前方の
制御対象物との関係から算出される目標減速度との偏差
とに応じて、ブレーキ圧を制御している。また、設定車
速と実際の車速との偏差に応じてスロットル弁駆動装置
を制御して、車速を一定に保つ定速走行制御装置も周知
である。
【0004】このような自動走行制御装置において、加
減速の上限値および下限値を規定する技術も知られてい
る。例えば、特許公報第2606218号に記載の車両
の定速走行装置では、車両の減速指令に基づいて高油圧
源から油圧アクチュエータに制動油圧を印加して車両を
減速させるときに、油圧アクチュエータに印加される油
圧の上限値を制限することにより、減速の上限値を規定
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動走行制御装
置は、以下に例示するように、走行制御に伴う違和感を
運転者に与える場合がある。 自動走行制御装置による減速が上限に達している場
合。
【0006】先行車と自車との車間距離が縮まると、そ
の車間距離および相対速度から算出される目標減速度と
実際の減速度(実加速度)との偏差に応じて、ブレーキ
駆動装置によりブレーキ油圧が連続的に制御され、ブレ
ーキ油圧アクチュエータに印加される油圧が上限に達す
る。この場合、運転者は、自動走行制御装置がその時点
における減速度以上に減速できないことを把握できず、
自動走行制御装置が減速度をさらに増してくれるものと
勘違いすることがある。
【0007】自動走行制御装置による減速が上限に達
していない場合。 先行車と自車との車間距離が縮まった結果、上記と同
様にして、ブレーキ駆動装置によりブレーキ油圧が連続
的に制御され、ブレーキ油圧アクチュエータに印加され
る油圧が上昇したが、その上限には未だ達していない場
合がある。この場合、運転者は、自動走行制御装置がそ
の時点における減速度以上に減速できることを把握でき
ず、自動走行制御装置が減速度を増してくれるかどうか
分からないため、運転者自らのブレーキ操作を行うべき
かどうか躊躇することがある。このとき、運転者は、自
動走行制御装置が正常に機能しているかどうか分からな
くなり不安感を抱くと共に、ブレーキペダルを操作する
足の置き場に困り疲労感が増すことになる。
【0008】自動走行制御装置による加速が上限に達
している場合。 先行車と自車との車間距離が離れると、その車間距離お
よび相対速度から算出される目標加速度と実際の加速度
(実加速度)との偏差に応じて、スロットル弁駆動装置
によりエンジン出力トルクが連続的に制御される。その
結果、目標加速度が上限に達すると、それに追従して実
加速度も上限に達する。この場合、運転者は、自動走行
制御装置がその時点における加速度以上に加速できない
ことを把握できず、自動走行制御装置が加速度をさらに
増してくれるものと勘違いすることがある。その結果、
運転者自らのスロットル操作が遅れて、制御対象物から
離れすぎることがある。このとき、運転者は、自動走行
制御装置が正常に機能しているかどうか分からなくな
り、不安感を抱くことになる。
【0009】ちなみに、自動走行制御装置による加減速
が上限または下限に達しているかどうかを、車速計の指
針の動きや体感から経験的に判断することも考えられ
る。しかし、車速計の指針の動きから加減速度を判断す
ることは通常困難である。また、体感から経験的に加減
速度を判断する際には、道路の勾配や天候などの外部環
境,体調,車種によって判断に狂いが生じることが多
い。従って、上記した自動走行制御装置の走行制御に伴
う違和感は、前記経験的な判断によっても払拭すること
はできないばかりか助長することにもなりかねない。
【0010】ところで、特開平8−142717号公報
に記載の車間距離制御装置では、自車と先行車との車間
距離と相対速度とスロットル全閉時の減速度とを基に、
先行車に対する所定距離内への接近の可能性を予測し
て、その可能性を運転者に報知している。また、同公報
には、前記スロットル全閉時の減速度の算出に、シフト
制御時の際に生じる減速度と走行抵抗とを基にする技術
が開示されている。さらに、同公報には、ブレーキ踏圧
を制限するリミッターを設け、そのリミッターで制限さ
れたブレーキ踏圧による制御時の最大減速度と車間距離
と相対速度とを基に、先行車に対する所定距離内への接
近の可能性を予測する技術も記載されている。
【0011】しかし、同公報に記載の技術は、車間距離
制御装置から運転者に対して先行車に対する所定距離内
への接近の可能性を報知するものであり、その可能性の
予測は運転者の感性とは必ずしも一致しないことに加
え、前記所定距離の設定は運転者の意図とは必ずしも合
致しない。従って、同公報に記載の技術では、上記〜
の場合に運転者が感じる違和感を払拭することはでき
ない。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、自動走行制御に伴って
運転者が感じる違和感を払拭することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、自車と先行車と
の実車間距離に相当する値を検出し、この実車間距離に
相当する値が目標車間距離に相当する値となるように前
記自車を加減速させる自動走行制御装置において、前記
自車を加減速させるための制御目標値を求める制御手段
を備える。また、この制御手段にて求められた前記制御
目標値、前記制御目標値に対応する操作量あるいは前記
制御目標値に基づいて制御される前記自車の実際の加速
度のうち少なくともいずれかが、予め規定された限界値
付近に達したときには、その旨を運転者に報知する報知
手段を備える。
【0014】従って、本発明によれば、前記制御目標
値、前記制御目標値に対応する操作量あるいは前記制御
目標値に基づいて制御される前記自車の実際の加速度の
うち少なくともいずれかが、予め規定された限界値付近
に達したことを運転者は認知することができる。そのた
め、運転者は、自動走行制御装置がその時点における加
減速度以上に加減速できないことを把握可能になり、運
転者による手動操作(ブレーキ操作またはスロットル操
作)の必要性を自ら判断することができる。すなわち、
運転者が自車を加速または減速させようとする判断は、
自車を取り巻く多くの要素(例えば、道路の勾配や天候
などの外部環境,体調,車種,先行車や後続車との車間
距離,自車の速度,等)の影響を受ける。従って、自動
走行制御装置による自動走行制御から運転者による手動
操作(ブレーキ操作またはスロットル操作)への移行タ
イミングは、運転者自らが判断できることが望ましい。
本発明によれば、自動走行制御装置の加減速能力が限界
値付近に達しているかどうかを運転者が把握できるた
め、自動走行制御装置による自動走行制御から手動操作
への移行タイミングの判断が容易になる。そのため、運
転者は自動走行制御装置の走行制御に伴う違和感を払拭
することができる。
【0015】なお、ここでいう「制御目標値に対応する
操作量」とは、例えば制御目標値が目標スロットル開度
であれば、実際のスロットル開度であり、制御目標値が
目標ブレーキ圧であれば、実際のブレーキ圧である。ま
た、限界値に関しては、大きく分けて、いわゆるソフト
的な観点から決まる値とハード的な観点から決まる値が
考えられる。ソフト的な観点から決まる値とは、例えば
ハード的な能力からすれば、それ以上の値が実現可能で
あるが、フェールセーフなどの観点からそれよりも小さ
な値を設定する場合を意味する。これに対して、ハード
的な観点から決まる値とは、例えば走行抵抗やエンジン
回転数などを含む車両の走行局面から見て、物理的に限
界値が決まってしまうような場合を意味する。
【0016】次に、請求項2に記載の発明は、自車と先
行車との実車間距離に相当する値を検出し、この実車間
距離に相当する値が目標車間距離に相当する値となるよ
うに前記自車を加減速させる自動走行制御装置におい
て、前記自車を加減速させるための制御目標値を求める
制御手段を備える。また、この制御手段にて求められた
前記制御目標値、前記制御目標値に対応する操作量ある
いは前記制御目標値に基づいて制御される前記自車の実
際の加速度のうち少なくともいずれかを運転者に報知す
る報知手段を備える。
【0017】従って、本発明によれば、前記制御目標
値、前記制御目標値に対応する操作量あるいは前記制御
目標値に基づいて制御される前記自車の実際の加速度の
うち少なくともいずれかを運転者は認知することができ
る。そのため、運転者は、自動走行制御装置の加減速能
力を正確に把握することが可能になり、自動走行制御装
置があとどのくらいまで加減速可能か判断できることか
ら、請求項1に記載の発明と同様の作用・効果を得るこ
とができる。
【0018】次に、請求項3に記載の発明は、自車と先
行車との実車間距離に相当する値を検出し、この実車間
距離に相当する値が目標車間距離に相当する値となるよ
うに前記自車を加減速させる自動走行制御装置におい
て、前記自車に与える減速力が異なる複数の減速手段を
有し、この複数の減速手段の内から1つあるいは複数を
選択して作動させるように構成されている。また、前記
複数の減速手段の内から1つあるいは複数を選択し作動
させることにより得られる減速度が、前記自動走行制御
装置にて得られる最大減速度である場合に、その旨を運
転者へ報知する報知手段を備える。
【0019】従って、本発明によれば、前記複数の減速
手段の内から1つあるいは複数を選択し作動させること
により得られる減速度が、前記自動走行制御装置にて得
られる最大減速度であることを運転者は認知することが
できる。そのため、運転者は、自動走行制御装置がその
時点における減速度以上に減速できないことを把握可能
になり、手動によるブレーキ操作の必要性を自ら判断す
ることができることから、請求項1に記載の発明と同様
の作用・効果を得ることができる。
【0020】なお、ここでいう最大減速度は、上述した
限界値の一例であるため、上述したように、ソフト的な
観点から決まる値とハード的な観点から決まる値の2つ
が考えられる。そして、これら2つの観点から決まる最
大減速度を併せ持ち、両方の値に基づいて判定が可能な
場合には、いずれか一方の値となっている場合に報知す
ることが好ましい。このようにすれば、ソフト的な観点
から決まる最大減速度よりもハード的な観点から決まる
最大減速度の方が小さい場合、あるいはその逆の場合で
あっても、より小さい方(なお減速度合であるため、負
の加速度方向への絶対値が小さい方という意味であ
る。)の最大減速度となっていれば報知されるため、上
述した、「運転者が自動走行制御装置がその時点におけ
る減速度以上に減速できないことを把握可能になり、手
動によるブレーキ操作の必要性を自ら判断することがで
きる」という効果の実効性をより向上させることができ
る。
【0021】次に、請求項4に記載の発明は、自車と先
行車との実車間距離に相当する値を検出し、この実車間
距離に相当する値が目標車間距離に相当する値となるよ
うに前記自車を加減速させる自動走行制御装置におい
て、前記自車に与える減速力が異なる複数の減速手段を
有し、この複数の減速手段の内から1つあるいは複数を
選択して作動させるように構成されている。また、前記
選択して作動中の減速手段を運転者に報知する報知手段
を備える。
【0022】従って、本発明によれば、作動中の減速手
段を運転者は認知することができる。そのため、運転者
は、自動走行制御装置があとどのくらいまで減速可能か
判断できるため、請求項1に記載の発明と同様の作用・
効果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面と共に説明する。図1は、本実施形態の自動
走行制御装置2の概略構成を表すブロック図である。自
動走行制御装置2は、内燃機関としてガソリンエンジン
を備えた自動車に搭載されており、先行車と自車との実
際の車間距離(以下、実車間距離という)を目標とする
車間距離(以下、目標車間距離という)に一致させるよ
うに、自車の駆動力および制動力を制御するオートクル
ーズ制御を行う装置である。
【0024】自動走行制御装置2は、前方認識センサ
3,制御手段としての車間距離制御用電子制御装置(以
下、車間距離制御ECUという)4,エンジン制御用電
子制御装置(以下、エンジン制御ECUという)5,ブ
レーキ制御用電子制御装置(以下、ブレーキ制御ECU
という)6を中心に構成されている。
【0025】前方認識センサ3は、超音波,電波,レー
ザ,赤外線などを利用した公知のレーダセンサまたは近
接センサから構成されている。例えば、レーダセンサ
は、スキャニング測距器およびマイクロコンピュータを
中心として構成されている。スキャニング測距器は、車
幅方向の所定角度範囲に超音波,電波,レーザ,赤外線
などをスキャン照射し、先行車からの反射波または反射
光に基づいて、自車に対する先行車の走行方向(走行角
度)や、先行車と自車との実車間距離および相対速度を
検出する。マイクロコンピュータは、スキャニング測距
器の検出した先行車の走行角度,実車間距離,相対速度
と、車間距離制御ECU4から入力された自車の現在の
速度(以下、現車速という)およびカーブ曲率半径とに
基づいて、先行車の自車線確率を演算する。そして、前
方認識センサ3は、先行車の走行角度,実車間距離,相
対速度,先行車の自車線確率などの情報から成る先行車
情報と、前方認識センサ3自体のダイアグノーシスと
を、車間距離制御ECU4へ出力する。
【0026】各ECU4〜6は、CPU,ROM,RA
M,I/O回路を有する公知のマイクロコンピュータか
ら構成され、イグニッションスイッチ(図示略)がオン
されることにより車載バッテリ(図示略)から電源が供
給される。各ECU4〜6は、制御系LAN(LOCAL AR
EA NETWORK)7を介して互いに接続されている。
【0027】制御系LAN7はゲートウエイ8を介して
ボディ系LAN9に接続されている。ボディ系LAN9
には、ワイパスイッチ10,テールスイッチ11,表示
装置12が接続されている。ワイパスイッチ10はワイ
パ(図示略)を作動させた際にオートクルーズ制御を停
止するためのスイッチである。すなわち、降雨時には前
方認識センサ3によって正確な先行車情報を得るのが難
しいため、降雨時にワイパを作動させた際にはオートク
ルーズ制御が行われないようにするわけである。特に、
前方認識センサ3としてレーザレーダセンサを用いた場
合、雨滴によってレーザの進行が妨げられるため正確な
先行車情報を得るのが難しい。
【0028】テールスイッチ11は、夜間や濃霧発生時
など道が暗いときに、後述するようにクルーズコントロ
ールスイッチ13にて運転者が設定した目標車間時間を
大きな値に補正することにより、先行車と自車との接触
の可能性をより低減させるためのスイッチである。
【0029】表示装置12はインスツルメンタルパネル
上に設けられており、後述する表示データ,ダイアグノ
ーシス,ブレーキ作動状態などの内容を表示する。そし
て、表示装置12には、自動走行制御装置2の動作状態
を表示する報知手段としての表示器31が設けられてい
る。
【0030】車間距離制御ECU4には、クルーズメイ
ンスイッチ23およびクルーズコントロールスイッチ1
3が接続されている。クルーズメインスイッチ23は車
間距離制御ECU4を起動させるための電源スイッチで
ある。クルーズコントロールスイッチ13は、オートク
ルーズ制御において、先行車と自車との目標車間距離に
相当する距離を自車が走行するのに要する時間(以下、
目標車間時間という)を運転者が設定するためのスイッ
チである。
【0031】車間距離制御ECU4は、クルーズコント
ロールスイッチ13から入力された目標車間時間と、前
方認識センサ3から入力された先行車情報およびダイア
グノーシスと、エンジンECU5から入力されたスロッ
トル開度,現車速,制御状態(アイドル制御状態,トラ
ンスミッションのシフト位置など)と、ブレーキECU
6から入力された操舵角およびヨーレートと、各LAN
7,9およびゲートウェイ8を介して入力されたワイパ
スイッチ10およびテールスイッチ11の操作状態とを
それぞれ表す各信号に基づいて、カーブ曲率半径および
目標加速度を演算すると共に、フューエルカット要求,
オーバードライブ(OD)カット要求,シフトダウン要
求,ブレーキ要求,警報要求,表示データを表す各信号
を生成する。
【0032】そして、車間距離制御ECU4は、目標加
速度,フューエルカット要求,オーバードライブカット
要求,シフトダウン要求を表す各信号をそれぞれエンジ
ンECU5へ出力し、目標加速度,ブレーキ要求,警報
要求を表す各信号をそれぞれブレーキECU6へ出力
し、表示データおよびダイアグノーシスを表す各信号を
それぞれ各LAN7,9およびゲートウェイ8を介して
表示装置12へ出力する。
【0033】エンジンECU5には、スロットル開度セ
ンサ24,車速センサ14,ブレーキスイッチ15が接
続されている。スロットル開度センサ24はガソリンエ
ンジンのスロットルバルブ(図示略)の実際の開度(以
下、実スロットル開度という)を検出する。車速センサ
14は、車両の各車輪(図示略)の回転速度に基づいて
車両の速度を検出する。ブレーキスイッチ15は、運転
者によるブレーキペダル(図示略)の踏み込みの有無を
検出する。
【0034】エンジンECU5は、スロットル開度セン
サ24,車速センサ14,ブレーキスイッチ15から入
力された各信号と、車間距離制御ECU4から入力され
た目標加速度,フューエルカット要求,オーバードライ
ブカット要求,シフトダウン要求を表す各信号とに基づ
いて、スロットルアクチュエータ16,トランスミッシ
ョン17,インジェクタ25を駆動制御する。
【0035】スロットルアクチュエータ16はスロット
ルバルブの開度を調整する。スロットルアクチュエータ
16のアクチュエータ駆動回路は、エンジンECU5か
らの駆動命令に基づいて、アクチュエータの内部に備え
られたモータおよびクラッチを制御するための駆動信号
を生成する。その駆動信号に従って、モータの正転・逆
転および回転速度が制御されると共にクラッチの開閉が
制御され、モータの回転がクラッチを介してエンジンの
スロットルバルブに伝達される。その結果、エンジンE
CU5はエンジンの駆動力を調節することが可能にな
り、車両の速度を制御することができる。尚、トランス
ミッション17は5速オートマチックトランスミッショ
ンであり、4速の減速比が「1」に設定され、5速の減
速比が4速よりも小さな値(例えば、0.7)に設定さ
れた、いわゆる、4速+オーバードライブ(OD)構成
になっている。
【0036】インジェクタ25はエンジンのインテーク
マニホールド(図示略)内に燃料を噴射する。また、エ
ンジンECU5は、上記各信号に基づいて、現車速を演
算すると共に、最適な制御状態(アイドル制御状態,ト
ランスミッションのシフト位置など)を設定し、実スロ
ットル開度,現車速,制御状態を表す各信号をそれぞれ
車間距離制御ECU4へ出力し、現車速を表す信号をブ
レーキECU6へ出力する。
【0037】ブレーキECU6には、マスタシリンダ
(M/C)圧センサ18,ステアリングセンサ19,ヨ
ーレートセンサ20が接続されている。マスタシリンダ
圧センサ18は、ブレーキ装置のマスタシリンダの油圧
(マスタシリンダ圧)を検出する。ステアリングセンサ
19は車両の操舵角を検出する。ヨーレートセンサ20
は車両のヨーレートを検出する。
【0038】ブレーキECU6は、マスタシリンダ圧セ
ンサ18,ステアリングセンサ19,ヨーレートセンサ
20から入力された各信号と、車間距離制御ECU4か
ら入力された目標加速度,ブレーキ要求,警報要求を表
す各信号と、エンジンECU5から入力された現車速を
表す信号とに基づいて、ブレーキアクチュエータ21お
よび警報ブザー22を駆動制御する。
【0039】ブレーキ装置(図示略)は、マスタシリン
ダ,ホイールシリンダ,増圧制御弁,減圧制御弁,リザ
ーバ,ブレーキアクチュエータ21などから構成されて
いる。車両の各車輪にはそれぞれホイールシリンダが配
設され、マスタシリンダからのマスタシリンダ圧が各増
圧制御弁を介して各ホイールシリンダへ送られる。尚、
マスタシリンダは、ブレーキペダルの踏み込み又はブレ
ーキアクチュエータ21によりマスタシリンダ圧を発生
する。また、各ホイールシリンダからの油圧は各減圧制
御弁を介してリザーバへ送られる。そして、ブレーキア
クチュエータ21は、ブレーキECU6の制御に基づ
き、大気圧およびエンジン負圧に対応してマスタシリン
ダ圧の増圧・減圧をデューティ制御することによりブレ
ーキ作動を制御する。
【0040】警報ブザー22は、車間距離制御ECU4
から入力された警報要求を表す信号に応じて鳴動され
る。また、ブレーキECU6は、操舵角およびヨーレー
トを表す各信号をそれぞれ車間距離制御ECU4へ出力
し、ブレーキアクチュエータ21に対して指令したブレ
ーキ作動状態を表す信号を各LAN7,9およびゲート
ウェイ8を介して表示装置12へ出力する。
【0041】尚、自動走行制御装置2における各ECU
4〜6以外の部材についても、電源が必要なものには、
イグニッションスイッチがオンされることにより車載バ
ッテリから電源が供給される。次に、自動走行制御装置
2の動作の詳細を、図2および図3に示すフローチャー
トを用いて説明する。
【0042】イグニッションスイッチおよびクルーズメ
インスイッチ23がオンされて各ECU4〜6および前
方認識センサ3が起動すると、各ECU4〜6および前
方認識センサ3は内蔵されたROMやRAMに予め記憶
されたプログラムに従い、コンピュータによる各種演算
処理によって、以下の各ステップの処理を実行する。
【0043】尚、前記プログラムは、コンピュータで読
み取り可能な記録媒体(フロッピー(登録商標)ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスクな
ど)に記録しておき、必要に応じて各ECU4〜6およ
び前方認識センサ3にロードして起動することにより用
いるようにしてもよい。
【0044】図2に示すように、まず、ステップ(以
下、Sという)10000において、車間距離制御EC
U4は、運転者がクルーズコントロールスイッチ13に
よって設定した目標車間時間を読み取り、目標車間距離
に相当する目標車間時間Tdを設定する。この目標車間
時間が本発明の設定値に該当する。尚、目標車間距離の
設定に目標車間時間を用いるのは、運転者にとっては、
実際の距離を正確に認識するよりも当該距離を自車が走
行するのに要する時間を認識する方が容易であり、目標
車間距離を実際の距離として設定するよりも車間時間と
して設定する方が感覚的につかみやすいことから、オー
トクルーズ制御に対する違和感が少なくなるためであ
る。
【0045】次に、S11000において、前方認識セ
ンサ3は、車間距離制御ECU4から入力された自車の
カーブ曲率半径Rに基づいて、オートクルーズ制御の対
象となる先行車を決定し、その先行車と自車との実車間
距離Dを測定する。次に、S12000において、前方
認識センサ3は先行車と自車との相対速度Vrelを測
定する。
【0046】次に、S13000において、エンジンE
CU5は、車速センサ14から入力された信号に基づい
て現車速Vnを算出する。次に、S14000におい
て、車間距離制御ECU4は、式(1)に示すように、
実車間距離Dと現車速Vnとに基づいて測定車間時間T
n(sec)を算出する。
【0047】 Tn=D×3.6/Vn ……(1) 次に、S15000において、車間距離制御ECU4は
目標加速度ATmcを算出する。すなわち、式(2)に
示すように、目標車間時間Tdと測定車間時間Tnとに
基づいて車間時間偏差Tdeを求める。そして、車間時
間偏差Tdeと、相対速度Vrelをなまし処理して得
られた値Vr−filterとに基づいて、予め設定さ
れた目標加速度のデータマップを参照することにより、
目標加速度ATmcを求める。
【0048】 Tde=Tn−Td ……(2) 次に、S16000において、車間距離制御ECU4は
現車速Vnの時間変化から自車の実際の加速度(実加速
度)ATjを算出する。次に、S17000において、
車間距離制御ECU4は、式(3)に示すように、目標
加速度ATmcと実加速度ATjとに基づいて加速度偏
差ATdeltを算出する。
【0049】 ATdelt=ATmc−ATj ……(3) 次に、S18000において、エンジンECU5は、前
式(4)に示すように、回のルーチンにおいて算出され
た目標スロットル開度MA(n−1)と加速度偏差AT
deltと係数(ゲイン)Gとに基づいて、今回のルー
チンにおける目標スロットル開度MA(n)を算出す
る。
【0050】 MA(n)=MA(n−1)+G×ATdelt ……(4) そして、エンジンECU5は、目標スロットル開度MA
に基づいてスロットルアクチュエータ16を駆動制御す
ることによりスロットル開度を制御し、ガソリンエンジ
ンの出力を調整する。
【0051】このスロットルアクチュエータ16の駆動
制御だけでは十分な減速ができない場合、車間距離制御
ECU4およびエンジンECU5は、まず、S1900
0においてフューエルカットによる減速処理を実行し、
次に、S20000においてオーバードライブ(OD)
カットによる減速処理を実行し、続いて、S21000
においてシフトダウンによる減速処理を実行し、最後
に、S22000においてブレーキによる減速処理を実
行する。ここで、車両に対する制動力は、フューエルカ
ットによる減速処理→ODカットによる減速処理→シフ
トダウンによる減速処理→ブレーキによる減速処理の順
番で大きくなる。つまり、各減速処理は車両に対する制
動力が大きくなる順番に実行され、車両の減速は段階的
に制御される。
【0052】そして、S19000のフューエルカット
による減速処理において、車間距離制御ECU4は、フ
ューエルカット要求を表す信号をエンジンECU5へ出
力してフューエルカット作動指示を行う。すると、エン
ジンECU5は、フューエルカット要求を表す信号に基
づいて、インジェクタ25からの燃料噴射を停止する。
その結果、エンジンへ燃料が供給されるのが阻止されて
エンジンブレーキが生じ、そのエンジンブレーキにより
自車の減速が行われる。
【0053】また、S20000のODカットによる減
速処理において、車間距離制御ECU4は、ODカット
要求を表す信号をエンジンECU5へ出力してODカッ
ト作動指示を行う。すると、エンジンECU5は、OD
カット要求を表す信号に基づいて、トランスミッション
17が5速(すなわち、オーバードライブのシフト位
置)にシフトしていた場合には4速へシフトダウンす
る。その結果、5速から4速へのシフトダウンによって
大きなエンジンブレーキが生じ、そのエンジンブレーキ
により自車の減速が行われる。
【0054】また、S21000のシフトダウンによる
減速処理において、車間距離制御ECU4は、シフトダ
ウン要求を表す信号をエンジンECU5へ出力してシフ
トダウン作動指示を行う。すると、エンジンECU5
は、シフトダウン要求を表す信号に基づいて、トランス
ミッション17が4速にシフトしていた場合には3速へ
シフトダウンする。その結果、4速から3速へのシフト
ダウンによって大きなエンジンブレーキが生じ、そのエ
ンジンブレーキにより自車の減速が行われる。
【0055】また、S22000において、車間距離制
御ECU4およびブレーキECU6は、ブレーキによる
減速処理を実行する。図3に、S22000における処
理の詳細を示す。まず、S22010において、車間距
離制御ECU4は、以下のステップにて用いられる各判
定値ATref4〜ATref6,ATmcref4,
ATmcref5の設定を行う。
【0056】尚、各判定値ATref5〜ATref6
はマイナスの値であり、判定値ATref4はプラスの
値である。また、判定値ATref5は、シフトダウン
による減速効果が既に現れているため、判定値ATre
f6より大きな値として(ATref6<ATref
5)、ブレーキが作動し難くなるのを防いでいる。
【0057】また、各判定値ATmcref4はマイナ
スの値であり、判定値ATmcref5はマイナスの値
または0近傍の値であり、判定値ATmcref4は判
定値ATmcref5よりも小さな値である(ATmc
ref4<ATmcref5<0(≒0))。
【0058】次に、S22020において、車間距離制
御ECU4は、スロットル開度センサ24の検出した実
スロットル開度をエンジンECU5を介して入力し、実
スロットル開度が全閉(=0°)であるか否か判定す
る。そして、実スロットル開度が全閉の場合(S220
20:YES)はS22030へ移行し、実スロットル
開度が全閉でない場合(S22020:NO)はS22
040へ移行する。
【0059】S22030において、車間距離制御EC
U4は、エンジンECU5から入力されたトランスミッ
ション17のシフト位置の制御状態を表す信号が3速に
対応しているか否かを判定する。そして、トランスミッ
ション17のシフト位置が3速の場合(S22030:
YES)はS22050へ移行し、3速でない場合(S
22030:NO)はS22060へ移行する。
【0060】S22050において、車間距離制御EC
U4は、加速度偏差ATdeltと判定値ATref5
との大小を判定する。そして、加速度偏差ATdelt
が判定値ATref5より小さい場合(ATdelt<
ATref5,S22050:YES)はS22070
へ移行し、加速度偏差ATdeltが判定値ATref
5以上の場合(ATdelt≧ATref5,S220
50:NO)はS22080へ移行する。
【0061】S22060において、車間距離制御EC
U4は、加速度偏差ATdeltと判定値ATref6
との大小を判定する。そして、加速度偏差ATdelt
が判定値ATref6より小さい場合(ATdelt<
ATref6,S22060:YES)はS22070
へ移行し、加速度偏差ATdeltが判定値ATref
6以上の場合(ATdelt≧ATref6,S220
60:NO)はメインルーチンへ復帰してS10000
へ戻る。
【0062】S22070において、車間距離制御EC
U4は、ブレーキ要求を表す信号をブレーキECU6へ
出力してブレーキ作動指示を行う。そして、メインルー
チンへ復帰してS10000へ戻る。また、S2208
0において、車間距離制御ECU4は、目標加速度AT
mcと判定値ATmcref4との大小を判定する。そ
して、目標加速度ATmcが判定値ATmcref4よ
り大きい場合(ATmc>ATmcref4,S220
80:YES)はS22090へ移行し、目標加速度A
Tmcが判定値ATmcref4以下の場合(ATmc
≦ATmcref4,S22080:NO)はメインル
ーチンへ復帰してS10000へ戻る。
【0063】S22090において、車間距離制御EC
U4は、加速度偏差ATdeltと判定値ATref4
との大小を判定する。そして、加速度偏差ATdelt
が判定値ATref4より大きい場合(ATdelt>
ATref4,S22090:YES)はS22040
へ移行し、加速度偏差ATdeltが判定値ATref
4以下の場合(ATdelt≦ATref4,S220
90:NO)はS22100へ移行する。
【0064】S22100において、車間距離制御EC
U4は、目標加速度ATmcと判定値ATmcref5
との大小を判定する。そして、目標加速度ATmcが判
定値ATmcref5より大きい場合(ATmc>AT
mcref5,S22100:YES)はS22040
へ移行し、目標加速度ATmcが判定値ATmcref
5以下の場合(ATmc≦ATmcref5,S221
00:NO)はメインルーチンへ復帰してS10000
へ戻る。
【0065】S22040において、車間距離制御EC
U4は、ブレーキ要求を表す信号の出力を停止してブレ
ーキ作動解除指示を行う。そして、メインルーチンへ復
帰してS10000へ戻る。車間距離制御ECU4から
ブレーキ要求を表す信号が出力されてブレーキ作動指示
が行われると、ブレーキECU6は当該信号に基づいて
ブレーキアクチュエータ21を制御してブレーキ作動を
実行する。その結果、ブレーキアクチュエータ21によ
って制御されたブレーキ作動により自車の減速が行われ
る。
【0066】図4は、ブレーキECU6によるブレーキ
作動の制御系のブロック線図である。現車速Vnが疑似
微分されて実加速度ATjが算出される。その実加速度
ATjと目標加速度ATmcとの偏差である加速度偏差
ATdeltが積分されて積分項が算出される。また、
予め定められたデータマップが参照されて、加速度偏差
ATdeltに対応したマスタシリンダ圧が求められ
る。そして、前記積分項と前記マスタシリンダ圧とが加
算されて、目標とするマスタシリンダ圧(以下、目標マ
スタシリンダ圧という)が算出される。
【0067】目標マスタシリンダ圧と、マスタシリンダ
圧センサ18の検出した実際のマスタシリンダ圧(以
下、実マスタシリンダ圧という)との圧力偏差が算出さ
れる。その圧力偏差の比例項と微分項とが加算され、そ
の加算値がバンドパスフィルタを通されてノイズが除去
されることにより、ブレーキアクチュエータ21の増減
圧指令値が求められる。
【0068】ブレーキアクチュエータ21は、前記増減
圧指令値に基づき、大気圧およびエンジン負圧に対応し
てマスタシリンダ圧の増圧・減圧をデューティ制御する
ことにより車両のブレーキ作動を制御する。そのブレー
キ作動により低下した現車速Vnから実加速度ATde
ltが算出され、制御系の入力側へフィードバックされ
る。
【0069】このように、自動走行制御装置2において
は、加速度偏差ATdeltの増加および減少に応じて
スロットル開度およびマスタシリンダ圧が連続的に制御
されることにより、加減速が連続的に制御される。ここ
で、自動走行制御装置2の安全性を考慮すると、加減速
の上限値および下限値を規定することが望ましい。
【0070】そのため、前記S15000において目標
加速度ATmcを求める際に、目標加速度ATmcの上
限値を例えば0.7m/s2に規定すると共に、その下
限値を例えば−2.45m/s2に規定する。このよう
に目標加速度ATmcの上限値および下限値を規定する
ことにより、急激な挙動変動を防ぐことができる。尚、
加減速の下限値の規定方法としては、図4に示すブロッ
ク線図において、目標マスタシリンダ圧の上限値を、前
記目標加速度ATmcの下限値(例えば、−2.45m
/s2)に相当する値に規定する方法を用いてもよい。
ところで、この加減速の上限値および下限値は実験的に
求めて規定すればよい。
【0071】次に、自動走行制御装置2の動作状態を表
示する表示器31の制御動作の詳細について説明する。
図5は、表示器31の表示例を説明するための模式図で
ある。表示器31は、横長形状のLEDが縦方向に複数
個配置された周知のレベルインジケータにより構成され
ている。そして、表示器31の最上部に配置されたLE
D31Uと、表示器31の最下部に配置されたLED3
1Lとは、その他のLEDよりも大きく形成されると共
に、点滅表示可能になっている。また、各LEDの間の
所定位置には、目標加速度ATmc=0m/s2を示す
基準線SLが表示されている。この基準線SLを境界線
として、基準線SLの上側に配置されたLEDは目標加
速度ATmcのプラス側の値を表示し、基準線SLの下
側に配置されたLEDは目標加速度ATmcのマイナス
側の値を表示する。
【0072】表示器31の制御は、前記S15000に
おいて目標加速度ATmcを求めた後に実行される。求
めた目標加速度ATmcがプラスの値をとる場合(すな
わち、加速が要求されている場合)は、図5(b)に示
すように、基準線SLの上側に配置されたLEDが目標
加速度ATmcに対応した数だけ点灯する。また、目標
加速度ATmcがマイナスの値をとる場合(すなわち、
減速が要求されている場合)は、図5(c)に示すよう
に、基準線SLの下側に配置されたLEDが目標加速度
ATmcに対応した数だけ点灯する。そして、目標加速
度ATmcが前記規定された下限値をとる場合は、図5
(d)に示すように、表示器31の最下部に配置された
LED31Lが点滅する。同様に、目標加速度ATmc
が前記規定された上限値をとる場合は、表示器31の最
上部に配置されたLED31Uが点滅する(図示略)。
【0073】このように、本実施形態においては、自動
走行制御装置2の設定した目標加速度ATmcが、規定
された上限値または下限値にどれだけ近づいているかを
表示器31を用いて表示することにより、自動走行制御
装置2の加減速能力が上限または下限に達しているかど
うかを運転者に確実に報知することができる。そのた
め、運転者は、LEDの点灯状態に応じて自動走行制御
装置2があとどのくらいまで加減速可能か判断すると共
に、各LED31U,31Lの点滅に応じて自動走行制
御装置2がその時点における加減速度以上に加減速でき
ないことを把握可能になる。つまり、運転者は、表示器
31の表示により自動走行制御装置2の加減速能力を正
確に把握することが可能になり、その加減速能力に基づ
いて、運転者による手動操作(ブレーキ操作またはスロ
ットル操作)の必要性を自ら判断することができる。
【0074】すなわち、運転者が自車を加速または減速
させようとする判断は、自車を取り巻く多くの要素(例
えば、道路の勾配や天候などの外部環境,体調,車種,
先行車や後続車との車間距離,自車の速度,等)の影響
を受ける。従って、自動走行制御装置2による自動走行
制御から運転者による手動操作(ブレーキ操作またはス
ロットル操作)への移行タイミングは、運転者自らが判
断できることが望ましい。本実施形態によれば、自動走
行制御装置2の加減速能力が限界値付近に達しているか
どうかを運転者が把握できるため、自動走行制御装置2
による自動走行制御から手動操作への移行タイミングの
判断が容易になる。そのため、前記〜の場合でも、
運転者は自動走行制御装置2の動作に対して不安感を抱
くことがなくなり、自動走行制御装置2の走行制御に伴
う違和感を払拭することができる。
【0075】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、以下のように変更してもよく、その場合で
も、上記実施形態と同様もしくはそれ以上の作用・効果
を得ることができる。 (1)上記実施形態では「制御目標値」の一例として目
標加速度ATmcを用い、その目標加速度ATmcを表
示器31に表示させたが、それ以外にも、所望の加減速
を得るための制御系(図4に示すブレーキ作動の制御
系、スロットル作動の制御系)の制御目標値として、例
えば、目標ブレーキ圧、目標スロットル開度、目標トル
クなどを採用し、それらを表示してもよい。そして、制
御目標値ではなく、制御系におけるこの制御目標値に対
応する操作量、すなわち実ブレーキ圧、目標スロットル
開度、目標トルクなどを採用し、それを表示してもよ
い。さらには、それらの制御目標値の結果として出力さ
れる実加速度ATjを表示器31に表示させるようにし
てもよい。
【0076】ここで、表示器31に実加速度ATjを表
示させれば、制御目標値からの制御系の応答遅れの影響
を受けることなく、自動走行制御装置2の制御限界をよ
り直接的に表示することができる。例えば、図5(d)
に示す表示が、実加速度ATjが目標加速度ATmcの
下限値以下になっている状態を示している。目標加速度
ATmcは少なくとも下限値で制御されるため、S17
000にて求めた加速度偏差ATdeltは必ずプラス
の値をとり、このプラスの値をとる加速度偏差ATde
ltに応じて連続的に制御される制御系は、その時点の
車両挙動状態から必ず加速側に制御しようとする。従っ
て、図5(d)に示す表示となったときには、走行抵抗
に大きな変化がない限り、自動車速制御装置2ではその
時点における減速度以上の減速はできないため、運転者
は先行車との車間距離から自らのブレーキ操作の必要性
を容易に判断することができる。
【0077】(2)図6は、本発明を具体化した別の実
施形態における表示器31の制御動作を示すフローチャ
ートである。表示器31の制御は、前記S15000に
おいて目標加速度ATmcを求め、前記S16000に
おいて実加速度ATjを求めた後に実行される。
【0078】まず、S15510において、求めた目標
加速度ATmcに相当するLEDが点灯される(図5
(b)(c)参照)。次に、S15520において、求
めた実加速度ATjが規定された目標加速度ATmcの
上限値以上であるか否かが判定され、上限値以上(S1
5520:YES)の場合はS15540へ移行され、
上限値未満(S15520:NO)の場合はS1553
0へ移行される。
【0079】S15540において、表示器31の最上
部に配置されたLED31Uが点滅された後に、S15
510へ戻る。また、S15530において、求めた実
加速度ATjが規定された目標加速度ATmcの下限値
以下であるか否かが判定され、加減値以下(S1553
0:YES)の場合はS15550へ移行され、加減値
を越える(S15530:NO)の場合はS15510
へ戻る。
【0080】S15550において、表示器31の最下
部に配置されたLED31Lが点滅された後に(図5
(d)参照)、S15510へ戻る。このように、表示
器31を用いて目標加速度ATmcを表示すると共に、
実加速度ATjが制御限界値を越えた場合は各LED3
1U,31Lを点滅させることにより、上記実施形態の
効果をより高めることができる。
【0081】(3)表示器31は必ずしもインスツルメ
ンタルパネル上に設ける必要はなく、運転者が目視可能
な場所であれば車内のどこに設けてもよい。 (4)上記実施形態では表示器31を用いて視覚的に報
知するようにしたが、報知音や音声メッセージなどを発
することにより聴覚的に報知するようにしてもよい。ま
た、視覚的な報知と聴覚的な報知とを併用してもよく、
例えば、聴覚的な報知については常時行うのではなく、
各LED31U,31Lが点滅状態になったとき(自動
走行制御装置2の加減速能力が上限または下限に達した
とき)にのみ聴覚的な報知を行うようしてもよい。
【0082】(5)上記実施形態では、目標加速度AT
mcの上下限値を例えば0.7m/s2、−2.45m
/s2に規定した。これは、物理的な(ハード的な)能
力としてはそれ以上の値を実現できる場合であっても、
急激な挙動変動を防ぐなどのフェールセーフ的な観点か
ら、いわば「ソフト的」な観点で定めたものである。こ
れに対して、「ハード的」な観点、例えば走行抵抗やエ
ンジン回転数などを含む車両の走行局面から見て、物理
的に限界値が決まってしまうような場合も考えられる。
例えば急な下り坂などの局面を想定すれば理解が容易に
なるが、この場合には、上述のソフト的に定めた−2.
45m/s2 という値が物理的に実現されないことが考
えられる。したがって、この場合はハード的な下限値と
して、例えば−1.5m/s2 というような値が定まる
こととなる。もちろん、この値は局面によって変わり、
当然ながらソフト的な観点から定めた値よりも大きい場
合もある。したがって、これら2つの観点から決まる上
下限値を併せ持ち、両方の値に基づいて判定が可能な場
合には、いずれか一方の値となっている場合に報知する
ことが好ましい。
【0083】(6)上記実施形態では自動走行制御装置
2の加減速能力が上限または下限にどれだけ近づいたか
を報知するが、これに限らず、複数設けられた減速手段
が車両に対する制動力が大きくなる順番に実行される場
合、どの減速手段が実行されているかを報知するように
してもよい。
【0084】すなわち、上記実施形態では、フューエル
カットによる減速処理(S19000)→ODカットに
よる減速処理(S20000)→シフトダウンによる減
速処理(S21000)→ブレーキによる減速処理(S
22000)の順番で制動力が大きくなるため、この順
番で各減速処理(減速手段)が実行される。従って、現
時点でどの減速処理(減速手段)が実行されているか
を、視覚的な報知方法または聴覚的な報知方法の少なく
ともいずれかを用いて報知すればよい。
【0085】このようにすれば、運転者は、現時点で実
行されている減速処理(減速手段)に応じて、自動走行
制御装置2があとどのくらいまで減速可能か判断できる
ため、手動によるブレーキ操作の必要性を自ら判断する
ことができることから、上記実施形態と同様の作用・効
果を得ることができる。
【0086】また、最後に実行される減速処理(減速手
段)が実行されているとき、その旨を運転者に報知する
ようにしてもよい。すなわち、上記実施形態では、ブレ
ーキによる減速処理(S22000)が最後に実行され
るため、ブレーキによる減速処理が実行された時点で、
その旨を視覚的な報知方法または聴覚的な報知方法の少
なくともいずれかを用いて報知すればよい。
【0087】このようにすれば、運転者は、自動走行制
御装置2がその時点における減速度以上に減速できない
ことを把握可能になるため、上記実施形態において各L
ED31U,31Lが点滅した場合と同様の作用・効果
を得ることができる。 (7)上記実施形態の各減速処理(フューエルカットに
よる減速処理,オーバードライブカットによる減速処
理,シフトダウンによる減速処理,ブレーキによる減速
処理)に加えて、必要な減速度を得るための様々な減速
処理(エンジンの点火時期を遅らせる点火遅角による減
速処理,トルクコンバータをロックアップ状態にするこ
とによる減速処理,エンジンからの排気の流動抵抗を増
加させる排気ブレーキおよびリターダによる減速処理,
など)を1つ又は任意の複数個組み合わせて実施にして
もよい。
【0088】この場合も、各減速処理を制動力が大きく
なる順番で実行することが望ましい。そして、上記
(5)と同様に、現時点でどの減速処理(減速手段)が
実行されているかを報知してもよく、最後に実行される
減速処理が実行されているとき、その旨を運転者に報知
するようにしてもよい。
【0089】(8)シフトダウンによる減速処理(S2
1000)において、トランスミッション17が4速に
シフトしていた場合に2速または1速へシフトダウンす
る。その結果、4速から2速または1速へのシフトダウ
ンによって非常に大きなエンジンブレーキが生じ、その
エンジンブレーキにより自車の減速が行われる。
【0090】つまり、シフトダウンによる減速処理にお
いて、シフトダウンさせる変速段数は1速に限らず、2
速以上シフトダウンさせるようにしてもよく、そのシフ
トダウンさせる変速段数は、トランスミッション17の
変速段数や減速比に基づいて最適な値に設定すればよ
い。
【0091】(9)ODカットによる減速処理(S20
000)において、トランスミッション17が5速(す
なわち、オーバードライブのシフト位置)にシフトして
いた場合には3速へシフトダウンする。その結果、5速
から3速へのシフトダウンによって非常に大きなエンジ
ンブレーキが生じ、そのエンジンブレーキにより自車の
減速が行われる。
【0092】つまり、ODカットによる減速処理におい
て、シフトダウンさせる変速段数は1速に限らず、2速
以上シフトダウンさせるようにしてもよく、そのシフト
ダウンさせる変速段数は、トランスミッション17の変
速段数や減速比に基づいて最適な値に設定すればよい。
【0093】(10)上記実施形態では、マスタシリン
ダ圧をブレーキ圧として考えたが、ブレーキ装置のホイ
ールシリンダ圧をブレーキ圧として採用してもよい。 (11)上記実施形態では、測定車間時間Tnを目標車
間時間に維持させるものについて説明したが、これに限
られることなく、例えば、測定車間距離を目標車間距離
に維持させるようにしてもよい。
【0094】尚、請求項1〜4においては、「実車間距
離に相当する値」、「目標車間距離に相当する値」と表
現しているが、これは車間距離そのものではなく、例え
ば車間距離に相当する物理量として、時間を用いても同
様に実現可能であり、また他の物理量として車間距離を
自車の車速で除算した値(車間時間)などを用いても実
現可能なため、これらを含めて「車間距離相当値」と表
現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の概略構成を表
すブロック図。
【図2】一実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】図2のS22000の処理の詳細を説明するた
めのフローチャート。
【図4】一実施形態におけるブレーキ作動の制御系のブ
ロック線図。
【図5】一実施形態における表示器の表示例を説明する
ための模式図。
【図6】別の実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
3…前方認識センサ 4…車間距離制御ECU 5
…エンジンECU 6…ブレーキECU 16…スロットルアクチュエー
タ 17…トランスミッション 21…ブレーキアクチュ
エータ 24…スロットル開度センサ 25…インジェクタ
31…表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 341 F02D 29/02 341 3G301 41/04 330 41/04 330G 5H180 41/12 330 41/12 330J 43/00 301 43/00 301B 301H G08G 1/16 G08G 1/16 E (72)発明者 磯貝 晃 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 笹谷 佳江 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 松岡 圭司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3D041 AA41 AA80 AB01 AC09 AC15 AC27 AD00 AD04 AD31 AD47 AD48 AD51 AE08 AE09 AE32 AE37 AE41 AE45 AF01 AF03 3D044 AA03 AA04 AA25 AA36 AC01 AC03 AC22 AC28 AC31 AC59 AC62 AD07 AD09 AD14 AD17 AD21 AD23 AE04 AE21 AE30 3G065 AA09 CA00 CA19 DA04 EA05 FA12 GA11 GA13 GA24 GA28 GA29 GA31 GA43 KA36 3G084 BA13 BA17 BA32 CA06 DA00 EA11 EB12 FA04 FA05 FA06 FA10 3G093 AA05 BA23 BA24 CB07 CB10 DA06 DB00 DB05 DB11 DB16 DB21 EA05 EA11 EA13 EB01 EB03 EB04 EC01 EC04 FA08 FA11 FA14 FB02 3G301 HA01 JA00 JB10 KA20 KB02 LA03 LC03 MA24 NA08 ND02 ND41 NE17 PA11A PA11Z PA13Z PF00Z PF02Z PF05Z PF08Z PF15Z 5H180 AA01 BB13 CC02 CC03 CC11 CC12 CC14 EE02 LL01 LL04 LL07 LL08 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車と先行車との実車間距離に相当する
    値を検出し、この実車間距離に相当する値が目標車間距
    離に相当する値となるように前記自車を加減速させる自
    動走行制御装置において、 前記自車を加減速させるための制御目標値を求める制御
    手段と、 この制御手段にて求められた前記制御目標値、前記制御
    目標値に対応する操作量あるいは前記制御目標値に基づ
    いて制御される前記自車の実際の加速度のうち少なくと
    もいずれかが、予め規定された限界値付近に達したとき
    には、その旨を運転者に報知する報知手段とを備えたこ
    とを特徴とする自動走行制御装置。
  2. 【請求項2】 自車と先行車との実車間距離に相当する
    値を検出し、この実車間距離に相当する値が目標車間距
    離に相当する値となるように前記自車を加減速させる自
    動走行制御装置において、 前記自車を加減速させるための制御目標値を求める制御
    手段と、 この制御手段にて求められた前記制御目標値、前記制御
    目標値に対応する操作量あるいは前記制御目標値に基づ
    いて制御される前記自車の実際の加速度のうち少なくと
    もいずれかを運転者に報知する報知手段とを備えたこと
    を特徴とする自動走行制御装置。
  3. 【請求項3】 自車と先行車との実車間距離に相当する
    値を検出し、この実車間距離に相当する値が目標車間距
    離に相当する値となるように前記自車を加減速させる自
    動走行制御装置において、 前記自車に与える減速力が異なる複数の減速手段を有
    し、この複数の減速手段の内から1つあるいは複数を選
    択して作動させるように構成されており、 前記複数の減速手段の内から1つあるいは複数を選択し
    作動させることにより得られる減速度が、前記自動走行
    制御装置にて得られる最大減速度である場合に、その旨
    を運転者へ報知する報知手段を備えたことを特徴とする
    自動走行制御装置。
  4. 【請求項4】 自車と先行車との実車間距離に相当する
    値を検出し、この実車間距離に相当する値が目標車間距
    離に相当する値となるように前記自車を加減速させる自
    動走行制御装置において、 前記自車に与える減速力が異なる複数の減速手段を有
    し、この複数の減速手段の内から1つあるいは複数を選
    択して作動させるように構成されており、 前記選択して作動中の減速手段を運転者に報知する報知
    手段を備えたことを特徴とする自動走行制御装置。
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