JP2000343968A - 車両用エンジン - Google Patents

車両用エンジン

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JP2000343968A
JP2000343968A JP11157731A JP15773199A JP2000343968A JP 2000343968 A JP2000343968 A JP 2000343968A JP 11157731 A JP11157731 A JP 11157731A JP 15773199 A JP15773199 A JP 15773199A JP 2000343968 A JP2000343968 A JP 2000343968A
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transmission
case portion
engine
crankshaft
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JP11157731A
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Tatsuya Masuda
辰哉 増田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸配置を改良することにより、エンジンの前
後長を短くできる車両用エンジンを提供する。 【解決手段】 クランクケース2が上側ケース部3と下
側ケース部4とに分割され、前記クランクケース2にク
ランク軸5、変速主軸6、変速副軸7が配置され、これ
らクランク軸5、変速主軸6、変速副軸7が順次、ギヤ
9,10,11を介して連結された車両用エンジン1に
おいて、前記上側ケース部3と下側ケース部4との間の
割り面14上に、前記クランク軸5と変速副軸7とを配
置し、該変速副軸7を前記クランク軸5の後ろ側に設け
る一方、前記変速主軸6を前記割り面14より上側に配
置し、該変速副軸7の軸心O2を、前記変速主軸6の軸
心O1を通り前記割り面14に対して垂直な垂直線Pよ
り前方に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランク軸、変
速主軸、変速副軸等の軸配置に改良を施した車両用エン
ジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、クラン
クケースが上側ケース部と下側ケース部とに分割されて
おり、このクランクケースには、クランク軸、変速主
軸、変速副軸、ミドル軸が配置され、これらクランク
軸、変速主軸、変速副軸、ミドル軸が順次、ギヤを介し
て連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、クランクケースの上側ケー
ス部と下側ケース部との割り面上にクランク軸、変速主
軸が配置されると共に、この変速主軸より後方に変速副
軸が配置されているため、エンジンの前後長が長くなる
と共にホイールベースが長くなり、それにより、車両重
量も増加する等の欠点があった。
【0004】そこで、この発明は、軸配置を改良するこ
とにより、エンジンの前後長を短くできる車両用エンジ
ンを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、クランクケースが上側
ケース部と下側ケース部とに分割され、前記クランクケ
ースにクランク軸、変速主軸、変速副軸が配置され、こ
れらクランク軸、変速主軸、変速副軸が順次、ギヤを介
して連結された車両用エンジンにおいて、前記上側ケー
ス部と下側ケース部との間の割り面上に、前記クランク
軸と前記変速副軸とを配置し、該変速副軸を前記クラン
ク軸の後ろ側に設ける一方、前記変速主軸を前記割り面
より上側に配置すると共に、該変速副軸の軸心を、前記
変速主軸の軸心を通り前記割り面に対して垂直な垂直線
より前方に配置した車両用エンジンとしたことを特徴と
する。
【0006】請求項2に記載の発明は、クランクケース
が上側ケース部と下側ケース部とに分割され、前記クラ
ンクケースにクランク軸、変速主軸、変速副軸、ミドル
軸が配置され、これらクランク軸、変速主軸、変速副
軸、ミドル軸が順次、ギヤを介して連結された車両用エ
ンジンにおいて、前記上側ケース部と下側ケース部との
間の割り面上に、前記クランク軸と変速副軸とを配置
し、該変速副軸を前記クランク軸の後ろ側に配置する一
方、前記変速主軸を前記割り面より上側に、又、前記ミ
ドル軸を前記割り面より下側に配置し、これら変速主
軸、変速副軸、ミドル軸が縦方向に略一列に並んで配置
されている車両用エンジンとしたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
構成に加え、前記ミドル軸の軸心と前記変速主軸の軸心
を結んだ線よりも前記変速副軸の軸心を前方に配置した
ことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れか一つに記載の構成に加え、前記クランクケース
には、前記クランク軸が配置されたクランク室と、前記
変速副軸が配置されたミッション室とを仕切る隔壁が形
成され、該隔壁には、前記変速副軸のギヤに対応した位
置に切欠き部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0010】図1乃至図8には、この発明の実施の形態
を示す。
【0011】まず構成を説明すると、この実施の形態
は、シャフトドライブ方式を採用した自動二輪車の並列
4気筒エンジンにこの発明を適用したものである。
【0012】すなわち、このエンジン1は、クランクケ
ース2が上側ケース部3と下側ケース部4とに分割さ
れ、そのクランクケース2にクランク軸5(以下「1軸
5」という)、変速主軸6(以下「2軸6」という)、
変速副軸7(以下「3軸7」という)、ミドル軸8(以
下「4軸8」という)が配置され、これら1軸5、2軸
6、3軸7、4軸8が順次、ギヤ9(減速小歯車9),
10(減速大歯車10),11,12を介して連結され
ている。
【0013】詳しくは、図1に示すように、その1軸5
と3軸7とは、前記上側ケース部3と下側ケース部4と
の間の割り面14上に配置され、その3軸7が1軸5の
後ろ側に配置されている。また、前記2軸6が前記割り
面14より上側に、又、前記4軸8が前記割り面14よ
り下側に配置され、これら2軸6、3軸7、4軸8が縦
方向に略一列に並んで配置されている。
【0014】しかも、前記2軸6の軸心O1は、前記3
軸7の軸心O2を通り前記割り面14に対して垂直な垂
直線Pより後方に配置されていると共に、その2軸6の
軸心O1と4軸8の軸心O3を結んだ線Qよりも3軸7
の軸心O2が前方に配置されている。
【0015】その1軸5には、図1,図2等に示すよう
に、4本のコンロッド16を介して4つのピストン17
が連結されると共に、減速小歯車9が設けられ、この減
速小歯車9が2軸6側に設けられた減速大歯車10に噛
み合っている。
【0016】この減速大歯車10からの駆動力はクラッ
チ機構20を介して2軸6に伝達されるようになってお
り、この2軸6には複数の変速段ギヤ21が配置され、
一対のベアリング22を介してクランクケース2に回転
自在に支持されている。
【0017】また、前記3軸7には、その2軸6の複数
の変速段ギヤ21が噛み合う複数の変速段ギヤ24が設
けられると共に、前記4軸8に連結される動力伝達ギヤ
25が設けられ、一対のベアリング26を介してクラン
クケース2に回転自在に支持されている。
【0018】そして、図3,4,5,6に示すように、
この3軸7が配置されたミッション室29と前記クラン
ク軸5が配置されたクランク室30との間には、隔壁3
1,32が形成されて、クランクケース2の剛性が確保
されている。そして、この隔壁31,32には、3軸7
上に配置された径の大きいギヤ(複数の変速段ギヤ24
の内の図2中左端に配置されたセカンドギヤ24a、動
力伝達ギヤ25)と対応した位置に切欠き部31a,3
2a,31b,32bが形成されている。すなわち、図
3は上側ケース部3の底面図、図4はそのA−A線に沿
う断面図、図5は下側ケース部4の平面図、図6はその
B−B線に沿う断面図である。これらの図から明らかな
ように、上側ケース部3には、2ヶ所の切欠き部31
a,31bが形成され、下側ケース部4にもそれに対応
した位置に2ヶ所の切欠き部32a,32bが形成さ
れ、これら切欠き部31a,32aで四角形の開口が形
成され、又、切欠き部31b,32bで四角形の開口が
形成されている。
【0019】さらに、前記4軸8側には、前記3軸7の
動力伝達ギヤ25に噛み合うミドルドリブンギヤ35が
配置されている。この4軸8には、図2,図7に示すよ
うに、車幅方向の略中央部の周囲にドライブカム36が
設けられ、このドライブカム36の周囲に前記ミドルド
リブンギヤ35がスプライン結合されている。そして、
このミドルドリブンギヤ35がカラー37に仮支持され
るようになっている。このカラー37には、下側ケース
部4の挿入開口4aに挿入される略筒状の挿入部37a
が形成されると共に被係止部37bが形成され、この被
係止部37bに、前記ミドルドリブンギヤ35側面の同
一円周上に3ヶ所突設された係止突部35aが係止され
て、そのミドルドリブンギヤ35がカラー37の被係止
部37bに仮支持されるようになっている。そのミドル
ドリブンギヤ35の係止突部35aやカラー37等で、
ミドルドリブンギヤ35をミドル軸組付け時に、より具
体的には、後述のように4軸8を下側ケース部4の右側
面から、ドライブピニオン43を下側ケース部4の左側
面から取り付ける前において仮支持する「仮支持手段」
が構成されている。
【0020】また、前記ドライブカム36の図7中右側
にはドリブンカム38が4軸8の周囲に配置され、この
ドリブンカム38とホルダー39との間にコンプレッシ
ョンスプリング40が配設されている。さらに、このホ
ルダー39の図7中右端部にはベアリング41を介して
蓋体42が配設され、この蓋体42が下側ケース部4の
開口4bに嵌合されている。この開口4bから下側ケー
ス部4内に4軸8が挿入されるようになっている。さら
にまた、4軸8には、前記ドライブカム36の図7中左
側に、リング状に突出するフランジ部8aが一体成形さ
れ、このフランジ部8aが前記カラー37の挿入部37
aの内周面に嵌合されるようになっている。しかも、こ
のフランジ部8aの図7中左側には、ドライブピニオン
43が4軸8の周囲にスプライン結合されて設けられ、
ナット44により締付け固定されている。
【0021】そして、このドライブピニオン43とフラ
ンジ部8aの周囲には、ベアリング45が嵌合され、下
側ケース部4に回転自在に支持されている。このベアリ
ング45は、ナット46により下側ケース部4に固定さ
れている。このベアリング45及び前記ベアリング41
により4軸8を回転自在に支持する「支持部」が構成さ
れている。
【0022】さらに、そのドライブピニオン43が、ミ
ドルドリブンシャフト48に設けられたドリブンピニオ
ン49に噛み合わされ、このミドルドリブンシャフト4
8がベアリング50,51により回転自在に配設されて
いる。そのベアリング50はアウターレースがナット5
6によりホルダー55との間に挟持され、又、インナー
レースがナット57によりドリブンピニオン49との間
に挟持されている。これらナット56,57は、ミドル
ドリブンシャフト48の軸方向において同じ位置に配置
されている。
【0023】このミドルドリブンシャフト48が図2に
示すユニバーサルジョイント52を介してドライブシャ
フトに連結され、このドライブシャフトから図示省略の
後輪に駆動力が伝達されるように構成されている。
【0024】このようなものにあっては、上側ケース部
3と下側ケース部4との間の割り面14上に、1軸5と
3軸7とを配置し、2軸6を割り面14より上側に設け
る一方、3軸7を1軸5の後ろ側で、2軸6を通り割り
面14に対する垂直線Pより前方に配置したため、エン
ジン1の前後長を短くでき、エンジン1の軽量化が図ら
れると共に、車両のホイールベースが短くなり、車両全
体の軽量化を図ることができる。
【0025】また、4軸8を設けたものにおいて、3軸
7を割り面14上に配置し、この3軸7の上側に2軸6
を、3軸7の下側に4軸8を配置して、これら2軸6、
3軸7及び4軸8を縦方向に略一列に並べることによ
り、この点においてもエンジン1の前後長を短くでき、
軽量化を図ることができると共に、ホイールベースも短
くできる。
【0026】さらに、4軸8が割り面14より下で、1
軸5より下方に配置されているため、シャフト車特有の
ジャッキアップ現象を抑制することができる。一方、4
軸8の地上高さを車体等の関係から決めた場合、この4
軸8より1軸5が高い位置に配置されることになるか
ら、エンジン重心を高い位置に設定できる。一般に車両
全体の重心位置は、特にライダーの体重も考慮した場合
には、エンジン重心の位置よりも高い。エンジン重心の
位置が高くなると、車両全体のマスが集中し、慣性モー
メントが小さくなる。従って、車両前後方向の軸回り回
転慣性モーメントを小さくでき、例えばS字カーブを通
過する際、車体を左右に迅速に倒すことのできる、いわ
ゆる倒し込みの性能の向上を図ることができ、軽快感を
向上させることができる。
【0027】さらにまた、前記4軸8と前記2軸6を結
んだ線よりも前記3軸7を前方に配置したため、この点
においてもエンジン1の前後長を短くでき、エンジン1
の軽量化が図られると共に、ホイールベースが短くな
り、車両も軽くできる。
【0028】また、クランクケース2の隔壁31,32
には、前記3軸7の径の大きいギヤ24a,25に対応
した位置に切欠き部31a,32a,31b,32bを
設けたため、3軸7上の径の大きいギヤ24a,25を
1軸5に接近させることができ、ひいては3軸7と1軸
5とを接近させることができるため、エンジン1の前後
長をより短くすることができる。
【0029】なお、その切欠き部31a,32a,31
b,32bはそれ程大きなものではないため、クランク
ケース2の剛性は十分に確保されている。
【0030】ところで、上記のようにジャッキアップ現
象を抑制したり、エンジン重心を高い位置に設定すべ
く、4軸8を割り面14より下に配置しようとすると、
クランクケース2の下側ケース部4の側壁から4軸8を
ケース2内に挿入しなければならない。
【0031】しかし、ここではミドルドリブンギヤ35
をカラー37に仮支持した状態で、このギヤ35内に4
軸8を挿入することにより、ミドルドリブンギヤ35を
一方の手で持った状態で他方の手で4軸8を挿入する必
要が無く、4軸8の配設作業を簡単に行うことができ
る。
【0032】すなわち、この4軸8の配設方法について
説明すると、ミドルドリブンシャフト48の配設前の状
態で、予め、ベアリング45をナット46にて下側ケー
ス部4に固定しておくと共に、カラー37の挿入部37
aを下側ケース部4の挿入開口4aに嵌合する。そし
て、このカラー37の被係止部37bにミドルドリブン
ギヤ35の係止突部35aを係止して仮支持する。
【0033】その後、ドライブカム36、ドリブンカム
38、ホルダー39等が取り付けられているが、ドライ
ブピニオン43が取り付けられていない4軸8を、下側
ケース部4の開口4bから図7中左方向に向けて挿入
し、ドライブカム36とミドルドリブンシャフト48と
をスプライン結合すると共に、フランジ部8aをベアリ
ング45に当接させる。
【0034】次いで、オイルパン取付け前の下方の開口
からドライブピニオン43をクランクケース2内に挿入
し、4軸8にスプライン結合させ、ナット44を螺合さ
せることにより、ドライブピニオン43を4軸8に固定
すると共に、蓋体42を下側ケース部4の開口4bに嵌
合させる。
【0035】その後、ミドルドリブンシャフト48を配
設することにより、4軸8等の軸配設を完了する。
【0036】このように配設されたものにおいて、3軸
7からの駆動力が伝達されるミドルドリブンギヤ35
は、図7に示すように、ベアリング45の近傍に配置さ
れているため、そのミドルドリブンギヤ35に作用する
力は、そのベアリング45配置部分で有効に負担される
ことから、4軸8は2ヶ所のベアリング41,45で支
持することができる。ちなみに、ミドルドリブンギヤ3
5の位置が、両ベアリング41,45間の中央部分であ
ると、この中央部分に大きな力が作用することとなるた
め、この中央部付近でも軸受けで支持する必要性が生
じ、4軸8を3ヶ所で支持しなければならず、部品点数
等が増加することとなる。
【0037】さらに、図8に示すように、下側ケース部
4の背面部には、スピードセンサ54が設けられ、この
スピードセンサ54によりミドルドリブンギヤ35の歯
の通過パルスを検出することによって、ミドルドリブン
シャフト48の回転数及びこの値の換算から車速が検知
されるようになっている。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、上側ケース部と下側ケース部と
の間の割り面上に、1軸と3軸とを配置し、この3軸を
1軸の後ろ側に設ける一方、2軸を割り面より上側に配
置すると共に、3軸の軸心を、2軸の軸心を通り割り面
に対して垂直な垂直線より前方に配置したため、エンジ
ンの前後長を短くでき、エンジンの軽量化が図られると
共に、ホイールベースを短くできて車両全体の軽量化を
図ることができる。
【0039】請求項2に記載された発明によれば、4軸
が配置されたものにおいて、3軸を割り面上に配置し、
この3軸の上側に2軸を、3軸の下側に4軸を配置し
て、これら2軸、3軸及び4軸を縦に略1列に並べるこ
とにより、エンジンの前後長を短くでき、エンジンの軽
量化が図られると共に、ホイールベースを短くできて車
両全体の軽量化を図ることができる。
【0040】請求項3に記載された発明によれば、上記
効果に加え、4軸の軸心と2軸の軸心を結んだ線よりも
3軸の軸心を前方に配置することによっても、エンジン
の前後長を短くでき、エンジンの軽量化が図られると共
に、ホイールベースを短くできて車両全体の軽量化を図
ることができる。
【0041】請求項4に記載された発明によれば、上記
効果に加え、クランクケース隔壁には3軸のギヤに対応
した位置に切欠き部を設けることにより、クランクケー
スの剛性を確保しつつ、1軸と3軸とを極力接近させる
ことができ、この点においてもエンジンの前後長を短く
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るエンジンの軸配置
を示す、側面概略図である。
【図2】同実施の形態に係るエンジンの軸配置を示す断
面概略図である。
【図3】同実施の形態に係る上側ケース部の底面図であ
る。
【図4】同実施の形態に係る図3のA−A線に沿う断面
図である。
【図5】同実施の形態に係る下側ケース部の平面図であ
る。
【図6】同実施の形態に係る図5のB−B線に沿う断面
図である。
【図7】同実施の形態に係るミドル軸とミドルドリブン
シャフト等を示す断面図である。
【図8】同実施の形態に係る下側ケース部を後方から見
た背面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランクケース 3 上側ケース部 4 下側ケース部 5 クランク軸(1軸) 6 変速主軸(2軸) 7 変速副軸(3軸) 8 ミドル軸(4軸) 9,10,11,12 ギヤ 14 割り面 24a セカンドギア(3軸のギヤ) 25 動力伝達ギヤ(3軸のギヤ) 29 ミッション室 30 クランク室 31,32 隔壁 31a,32a,31b,32b 切欠き部 35 ミドルドリブンギヤ 35a 係止突部 37 カラー 37a 挿入部 37b 被係止部 P 垂直線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースが上側ケース部と下側ケ
    ース部とに分割され、前記クランクケースにクランク
    軸、変速主軸、変速副軸が配置され、これらクランク
    軸、変速主軸、変速副軸が順次、ギヤを介して連結され
    た車両用エンジンにおいて、 前記上側ケース部と下側ケース部との間の割り面上に、
    前記クランク軸と前記変速副軸とを配置し、該変速副軸
    を前記クランク軸の後ろ側に設ける一方、前記変速主軸
    を前記割り面より上側に配置すると共に、該変速副軸の
    軸心を、前記変速主軸の軸心を通り前記割り面に対して
    垂直な垂直線より前方に配置したことを特徴とする車両
    用エンジン。
  2. 【請求項2】 クランクケースが上側ケース部と下側ケ
    ース部とに分割され、前記クランクケースにクランク
    軸、変速主軸、変速副軸、ミドル軸が配置され、これら
    クランク軸、変速主軸、変速副軸、ミドル軸が順次、ギ
    ヤを介して連結された車両用エンジンにおいて、 前記上側ケース部と下側ケース部との間の割り面上に、
    前記クランク軸と変速副軸とを配置し、該変速副軸を前
    記クランク軸の後ろ側に配置する一方、前記変速主軸を
    前記割り面より上側に、又、前記ミドル軸を前記割り面
    より下側に配置し、これら変速主軸、変速副軸、ミドル
    軸が縦方向に略一列に並んで配置されていることを特徴
    とする車両用エンジン。
  3. 【請求項3】 前記ミドル軸の軸心と前記変速主軸の軸
    心を結んだ線よりも前記変速副軸の軸心を前方に配置し
    たことを特徴とする請求項2記載の車両用エンジン。
  4. 【請求項4】 前記クランクケースには、前記クランク
    軸が配置されたクランク室と、前記変速副軸が配置され
    たミッション室とを仕切る隔壁が形成され、該隔壁に
    は、前記変速副軸のギヤに対応した位置に切欠き部を設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記
    載の車両用エンジン。
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