JP2000343650A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JP2000343650A
JP2000343650A JP11156002A JP15600299A JP2000343650A JP 2000343650 A JP2000343650 A JP 2000343650A JP 11156002 A JP11156002 A JP 11156002A JP 15600299 A JP15600299 A JP 15600299A JP 2000343650 A JP2000343650 A JP 2000343650A
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JP
Japan
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decorative
electron beam
resin
sanding
layer
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Application number
JP11156002A
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English (en)
Inventor
Kamisato Ikeda
宰聡 池田
Katsumi Honma
勝己 本間
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Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛筆硬度に優れ、化粧層に一部欠点のあるメ
ラミン樹脂化粧板を有効に活用できる化粧材9a、9b
を提供する。 【解決手段】 表層として化粧紙に電子線硬化型樹脂を
塗布し該樹脂を電子線にて硬化させた電子線硬化化粧シ
ート1と、コア材として熱硬化性樹脂積層板(例えばフ
ェノール樹脂積層板3)とを、該積層板のサンディン処
理面6を内に接着剤2を介して積層一体化する。また、
コア材としてメラミン樹脂化粧板の化粧層をサンディン
グして除去した化粧層除去メラミン樹脂化粧板5を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧材に関し、特に電子
線硬化化粧シートを用いた化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧板用の化粧紙に熱硬化性樹脂
が含浸された含浸紙と、合板、パーティクルボード、M
DFなどの木質系基材とが積層された化粧ボ−ドが知ら
れており、とりわけ近年においては電子線硬化化粧シー
トを化粧層として用いたものが優れた表面硬度、高耐摩
耗性を有するという面から注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら表層とし
て電子線硬化化粧シートを用い基材として木質系基材を
用いたものは可とう性が少ないため曲げ加工をしようと
すると材破を招き、さらにこの材破を克服するあまり木
質系基材にVカット溝を形成して屈曲させようとすると
表層にクラックが生じることがあった。また、木質系基
材として合板を用いたものは鉛筆硬度が劣るという欠点
もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状況に鑑
み検討されたもので、表層として化粧紙に電子線硬化型
樹脂を塗布し該樹脂を電子線にて硬化させた電子線硬化
化粧シートと、コア材として熱硬化性樹脂積層板とが、
該積層板のサンディング処理面を内に接着剤を介して積
層一体化され、裏面がサンディング処理された化粧材、
また表層として化粧紙に電子線硬化型樹脂を塗布し該樹
脂を電子線にて硬化させた電子線硬化化粧シートと、コ
ア材として両面がサンディング処理された熱硬化性樹脂
積層板とが積層一体化された化粧材、更に表層として化
粧紙に電子線硬化型樹脂を塗布し該樹脂を電子線にて硬
化させた電子線硬化化粧シートと、コア材としてメラミ
ン樹脂化粧板の化粧層をサンディングにて除去した化粧
層除去メラミン樹脂化粧板とが積層一体化された化粧材
とすることにより前記の課題を解決することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0005】本発明において用いる電子線硬化化粧シー
トは化粧板用の化粧紙に電子線硬化型樹脂を希釈剤にて
粘度調整した塗液をグラビアコータ−、リバースロール
コーター、キャストコーターなどの塗工機で塗布し電子
線を照射して得られるもので、電子線硬化型樹脂として
はウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリ
エステルアクリレート、ウレタンメタクリレート、エポ
キシメタクリレート、ポリエステルメタクリレートなど
の(メタ)アクリル酸エステルオリゴマーが挙げられ
る。
【0006】希釈剤としては2−エチルヘキシルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレートなどの単官能性モノマー
や、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレートな
どの多単官能性モノマーが挙げられる。
【0007】本発明において用いるコア材は熱硬化性樹
脂積層板が好適で、例えばメラミン樹脂含浸紙とフェノ
ール樹脂含浸紙とを通常公知の方法で熱圧成形したメラ
ミン樹脂化粧板、メラミン樹脂含浸紙を同様の方法で熱
圧成形したメラミン樹脂積層板、フェノール樹脂含浸紙
を同様の方法で熱圧成形したフェノール樹脂積層板など
が挙げられる他、これら積層板のもう一方の面をサンデ
ィング処理した両面サンディング処理品でも差し支えな
い。更に表面に極くわずかな欠点のあるメラミン樹脂化
粧板の化粧層をサンディング装置で除去したものも資源
の再利用の面から好適である。
【0008】サンディング装置としてはベルトサンダ
ー、ドラムサンダー、ディスクサンダーなどが挙げられ
るが、中でも駆動輪と従動輪にエンドレス研磨布を掛け
たベルトサンダーが広面積用途として汎用性があり好ま
しく、研磨布の粒度(#)は80〜240、研削材とし
ては溶融アルミナ、炭化ケイ素などが好ましい。研磨布
の粒度(#)が下限に満たないとサンディング面が粗く
なり化粧材の表面にコア材の凹凸が現われやすく、また
上限を超えると目が細かすぎるためサンディング処理
や、メラミン樹脂化粧板の化粧層を除去するのが難し
く、十分な接着面積も確保できない。
【0009】本発明の化粧材は表層としての電子線硬化
化粧シートと、コア材として熱硬化性樹脂積層板とを接
着剤を介して熱圧成形した後、裏面をサンディング処理
して得られるが、この際には熱硬化性樹脂積層板のサン
ディング処理面を内にすることにより接着性が良く都合
が良い。両面サンディング処理品やメラミン樹脂化粧板
の化粧層をサンディング装置にて除去した化粧層除去メ
ラミン樹脂化粧板をコア材として用いる場合はどちらを
内にしても差し支えなく、熱圧成形後の裏面サンディン
グ処理は不要である。熱圧成形する条件は、温度は60
〜120℃、圧力は5〜20kg/cm2、時間は20
秒〜5分程度でよい。
【0010】以下、本発明を実施例、比較例に基づいて
詳細に説明する。
【実施例】実施例1 表層として木目柄の化粧紙にウレタンアクリレート樹脂
と2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどからなる塗
液をグラビアコーターで塗布し電子線にて硬化させた電
子線硬化化粧シート1を用いた。コア材として研磨布の
粒度が120でサンディング処理されたフェノール樹脂
積層板3を用い、接着剤2として二液酢酸ビニル系接着
剤(アイカ工業株式会社製、AE−49H(硬化剤)、
AE−49K(主剤))を38g/m2サンディング処
理面6に塗布した後、該電子線硬化化粧シート1を積層
して温度60℃、圧力10kg/m2、時間45秒の条
件で熱圧成型し、裏面を研磨布の粒度が120でサンデ
ィング処理し実施例1の化粧材9aを得た。
【0011】実施例2 表層として木目柄の化粧紙にエポキシアクリレート樹脂
と2−エチルヘキシルアクリレートなどからなる塗液を
グラビアコーターで塗布し電子線にて硬化させた電子線
硬化化粧シートを用いた。コア材として研磨布の粒度が
120で両面がサンディング処理されたフェノール樹脂
積層板を用い、接着剤として酢酸ビニル系接着剤(アイ
カ工業株式会社製、AE−49H)を38g/m2サン
ディング処理面6に塗布した後、該電子線硬化化粧シー
トを積層して温度60℃、圧力10kg/m2、時間1
0分の条件で熱圧成型し実施例2の化粧材を得た。
【0012】実施例3 実施例2においてコア材として、化粧層に極くわずかな
擦り傷があるメラミン樹脂化粧板の化粧層を粒度80の
ベルトサンダーで除去した化粧層除去メラミン樹脂化粧
板5を用いた以外は実施例2と同様に熱圧成型し実施例
3の化粧材9cを得た。
【0013】比較例1 実施例1においてコア材として耐水合板を用い、熱圧成
形後サンディング処理しなかった以外は同様に成形し比
較例1の化粧ボードを得たが、実施例の化粧材に比べ鉛
筆硬度、曲げ加工性がやや劣っていた。
【0014】比較例2 実施例1においてコア材として研磨布の粒度が60でサ
ンディング処理したフェノール樹脂積層板3を用いた以
外は同様に成形し比較例2の化粧ボードを得たが、実施
例の化粧材に比べ鉛筆硬度、曲げ加工性がやや劣り、表
面に下地のサンダー目が現れ外観上好ましくなかった。
【0015】比較例3 実施例1においてコア材として研磨布の粒度が320で
サンディング処理したフェノール樹脂積層板3を用いた
以外は同様に成形し比較例3の化粧ボードを得たが、実
施例の化粧材に比べ電子線硬化化粧シートとの密着性も
好ましくなかった。
【0016】評価結果を表1に示す。
【表1】
【0017】評価方法については以下の通りとした。 鉛筆硬度:JISK5400「塗料一般試験方法」の鉛
筆引っか値を手かき法で実施し、塗膜のすり傷で評価し
た。 曲げ加工性:常温で120Rの曲げ加工を行い材破なき
を〇、材破ありを×とした。 外観:30cm離れた位置から目視にて確認し、異常な
きを〇、下地のサンダー目が確認されたものを×とし
た。 浸せきはくり:JAS「特殊合板の日本農林規格」の2
類浸せきはくり試験に基づき実施した。はくりなきを
〇、はくり有りを×とした。
【0018】
【発明の効果】電子線硬化化粧シートを表層として用い
た場合、表面硬度は必ずしも表層の樹脂層のみに依存す
るものではなく、コア材として熱硬化性樹脂積層板を用
いることにより更に鉛筆硬度が優れたものとなる。更
に、常温での曲げ加工も容易となるため化粧出隅材とし
ての利用も可能である。
【0019】加えて、表面に一部欠点のあるメラミン樹
脂化粧板の化粧層を除去して残った材が再利用でき資源
的に好都合で、環境的にも非常に都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の化粧材の構成断面図。
【図2】実施例3の化粧材の構成断面図。
【符号の説明】
1 電子線硬化シート 2 接着剤 3 フェノール樹脂積層板 5 化粧層除去メラミン樹脂化粧板 6 サンディング処理面 6´ 熱圧成形後のサンディング処理面 7 化粧層除去面 9a 化粧材 9c 化粧材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK22G AK25 AK25J AK33 AK36B AK51 AK51J AL01 BA02 CB00 DG10A EJ27B EJ30B EJ81B GB08 GB81 HB00 HB00A JB13B JB14A JK12 JK14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層として化粧紙に電子線硬化型樹脂を
    塗布し該樹脂を電子線にて硬化させた電子線硬化化粧シ
    ートと、コア材として熱硬化性樹脂積層板とが、該積層
    板のサンディング処理面を内に接着剤を介して積層一体
    化され、裏面がサンディング処理された化粧材。
  2. 【請求項2】 表層として化粧紙に電子線硬化型樹脂を
    塗布し該樹脂を電子線にて硬化させた電子線硬化化粧シ
    ートと、コア材として両面がサンディング処理された熱
    硬化性樹脂積層板とが積層一体化された化粧材。
  3. 【請求項3】 表層として化粧紙に電子線硬化型樹脂を
    塗布し該樹脂を電子線にて硬化させた電子線硬化化粧シ
    ートと、コア材としてメラミン樹脂化粧板の化粧層をサ
    ンディングにて除去した化粧層除去メラミン樹脂化粧板
    とが積層一体化された化粧材。
JP11156002A 1999-06-03 1999-06-03 化粧材 Pending JP2000343650A (ja)

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