JP2000343595A - ポリエチレン管の曲げ配管方法 - Google Patents

ポリエチレン管の曲げ配管方法

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JP2000343595A
JP2000343595A JP11162535A JP16253599A JP2000343595A JP 2000343595 A JP2000343595 A JP 2000343595A JP 11162535 A JP11162535 A JP 11162535A JP 16253599 A JP16253599 A JP 16253599A JP 2000343595 A JP2000343595 A JP 2000343595A
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JP
Japan
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polyethylene pipe
bending
bent
pipe
lever block
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Pending
Application number
JP11162535A
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English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
剛史 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Publication date
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】施工現場にて、ポリエチレン管を容易に加工し
つつ配管することができるポリエチレン管の曲げ配管方
法を提供する。 【解決手段】ポリエチレン管11に、適宜間隔をおいた
2箇所にクランプ12を取り付ける工程、前記両クラン
プ12に、中間にレバーブロック14を取り付けたワイ
ヤー13の両端を連結する工程、前記レバーブロック1
4を締め付けることでポリエチレン管11を弓なりに湾
曲させる工程、湾曲状態のポリエチレン管11を組み込
んだ配管を行い、その湾曲状態のポリエチレン管11の
湾曲部の背部分の周りを埋め戻すことにより湾曲状態を
保持する工程、レバーブロック14を取り付けたワイヤ
ーを取り外す工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレン管の
曲げ配管方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレン管の曲げ配管方法と
しては、曲り部に配管されるポリエチレン管を加熱して
曲げ加工し、得られた曲管を曲り部に配管する方法があ
る。しかしながら、ポリエチレン管を加熱して曲げ加工
すると、一部燃焼したり、偏肉が生ずる等の管自体の性
能を損なうおそれがあるという問題点がある。
【0003】この点に鑑み、施工現場にて、ポリエチレ
ン管を人力にて生曲げしつつ配管する方法が採用されて
いる。この生曲げを行う場合、例えば、図3に示すよう
に、ポリエチレン管a,aを継手bにて接合することに
より、支点─力点間の距離を長くして曲げ応力Fを負荷
することによって行っているが、狭い場所では作業がや
りにくく、ポリエチレン管a自体の許容曲げ半径(管の
性能上影響のない範囲内で曲げることができる最大半
径)まで生曲げすることができないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、施工現場にて、ポリエチレン
管を容易に加工しつつ配管することができるポリエチレ
ン管の曲げ配管方法を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、ポリエチレン管に、適宜間隔をお
いた2箇所にクランプを取り付ける工程、前記両クラン
プに、中間にレバーブロックを取り付けたワイヤーの両
端を連結する工程、前記レバーブロックを締め付けるこ
とでポリエチレン管を弓なりに湾曲させる工程、湾曲状
態のポリエチレン管を組み込んだ配管を行い、その湾曲
状態のポリエチレン管の湾曲部の背部分の周りを埋め戻
すことにより湾曲状態を保持する工程、レバーブロック
を取り付けたワイヤーを取り外す工程からなるポリエチ
レン管の曲げ配管方法である。
【0006】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、ポリエチレン管に、適宜間隔をおいた2箇所にクラ
ンプを取り付ける工程、前記両クランプに、中間にレバ
ーブロックを取り付けたワイヤーの両端を連結する工
程、前記レバーブロックを締め付けることでポリエチレ
ン管を弓なりに湾曲させる工程、湾曲状態のポリエチレ
ン管を組み込んだ配管を行い、その湾曲状態のポリエチ
レン管の湾曲部の周りを固定ブロックにて固定すること
により湾曲状態を保持する工程、レバーブロックを取り
付けたワイヤーを取り外す工程からなるポリエチレン管
の曲げ配管方法である。
【0007】
【作用】本発明1のポリエチレン管の曲げ配管方法は、
ポリエチレン管に、適宜間隔をおいた2箇所にクランプ
を取り付ける工程、前記両クランプに、中間にレバーブ
ロックを取り付けたワイヤーの両端を連結する工程、前
記レバーブロックを締め付けることでポリエチレン管を
弓なりに湾曲させる工程、湾曲状態のポリエチレン管を
組み込んだ配管を行い、その湾曲状態のポリエチレン管
の湾曲部の背部分の周りを埋め戻すことにより湾曲状態
を保持する工程、レバーブロックを取り付けたワイヤー
を取り外す工程からなることにより、構造物を迂回する
ように配管する必要があるときでも、施工現場の狭い場
所にて、ポリエチレン管を容易に許容曲げ半径近くまで
生曲げ加工しつつ、その湾曲部の背部分の周りを埋め戻
すようにして配管することができる。
【0008】本発明2のポリエチレン管の曲げ配管方法
は、ポリエチレン管に、適宜間隔をおいた2箇所にクラ
ンプを取り付ける工程、前記両クランプに、中間にレバ
ーブロックを取り付けたワイヤーの両端を連結する工
程、前記レバーブロックを締め付けることでポリエチレ
ン管を弓なりに湾曲させる工程、湾曲状態のポリエチレ
ン管を組み込んだ配管を行い、その湾曲状態のポリエチ
レン管の湾曲部の周りを固定ブロックにて固定すること
により湾曲状態を保持する工程、レバーブロックを取り
付けたワイヤーを取り外す工程からなることにより、構
造物を迂回するように配管する必要があるときでも、施
工現場の狭い場所にて、ポリエチレン管を容易に許容曲
げ半径近くまで生曲げ加工しつつ、湾曲部の周りを固定
ブロックにて固定するようにして配管することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のポリエチレン管
の曲げ配管方法の一例の工程を順次説明する説明図であ
る。
【0010】この例のポリエチレン管の曲げ配管方法に
おいては、まず、最初の工程において、図1(a)に示
すように、ポリエチレン管11に、適宜間隔をおいた2
箇所にクランプ12,12を取り付ける。クランプ12
は、ポリエチレン管1の外径よりも若干大きな内径を有
する環状のクランプ本体121の外面にループ部122
が設けられたものからなる。尚、クランプとしては、上
記の例のものに限定されることなく、従来公知のクラン
プとして用いられているものが適宜使用でき、両端部に
ループ部が設けられたワイヤーを数回巻き付けるように
して用いても構わない。
【0011】第2工程において、図1(b)に示すよう
に、クランプ12,12のループ部121,122に、
荷締め機として一般に用いられるようなレバーブロック
14を中間に取り付けたワイヤー13にて、その両端部
に設けられたフック部131,131を引っかけるよう
にして連結する。
【0012】第3工程において、図1(c)に示すよう
に、レバーブロック14を締め付けることで両クランプ
12,12間を牽引してポリエチレン管11を弓なりに
湾曲させる。
【0013】第4工程において、図1(d)に示すよう
に、湾曲状態のポリエチレン管11を組み込んだ配管を
行い、その湾曲状態のポリエチレン管11の湾曲部の背
部分の周りを埋め戻すことにより湾曲状態を保持する。
【0014】最後の工程において、図1(e)に示すよ
うに、レバーブロックの締め付けを緩めて、レバーブロ
ックを取り付けたワイヤーを取り外す。クランプ12,
12は取り外すことなく埋め殺し状態となす。尚、クラ
ンプとして取り外すことができるものを用いた場合に
は、取り外して再利用するようにする。
【0015】以上の工程を主要な工程となしてポリエチ
レン管の曲げ配管を行っていくが、その際に、構造物を
迂回するように配管する必要があるときでも、施工現場
の狭い場所にて、ポリエチレン管を容易に許容曲げ半径
近くまで生曲げ加工しつつ配管することができる。
【0016】図2は、本発明のポリエチレン管の曲げ配
管方法の別の例の工程の説明図である。この例のポリエ
チレン管の曲げ配管方法の場合は、最初の工程から第3
工程までは上記の例の図1(a)〜(c)を参照して説
明した工程と同様であるので、対応する図2(a)〜
(c)を図示してその詳細な説明は省略する。
【0017】第4工程において、湾曲状態のポリエチレ
ン管21を組み込んだ配管を行い、その湾曲状態のポリ
エチレン管21の湾曲部の周りをコンクリート打設等に
よる固定ブロック25にて固定することにより湾曲状態
を保持する。最後の工程において、図2(e)に示すよ
うに、レバーブロックの締め付けを緩めて、レバーブロ
ックを取り付けたワイヤーを取り外す。以上の工程を主
要な工程となしてポリエチレン管の曲げ配管を行ってい
くが、その際に、構造物を迂回するように配管する必要
があるときでも、施工現場の狭い場所にて、ポリエチレ
ン管を容易に許容曲げ半径近くまで生曲げ加工しつつ配
管することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例 高密度ポリエチレン(密度0.953g/cm3 、融点
133℃、メルトインデックス0.4g/min)から
なる口径75、100、150、200mmのポリエチ
レン管(長さ5m)に、図1(b)に示すように、取付
け長さ2、3、4mとなるように2箇所にクランプ1
2,12を取り付け、図1(c)に示すように、レバー
ブロック14を締め付けることで両クランプ12,12
間を牽引してポリエチレン管11を弓なりに湾曲させ
た。そのときの、曲げることが可能な最大の施工曲げ半
径を測定した。その結果を表1に示す。
【0019】比較例 実施例で用いたのと同じ高密度ポリエチレン2本を用い
て、図3を参照して説明したようにして人力(50kg
f)で生曲げを行った。そのときの、曲げることが可能
な最大の施工曲げ半径を測定した。その結果を表1に示
す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】表1及び表2からも明らかなように、本発
明の実施の場合には、比較例の場合に比べて、許容曲げ
半径近くまで曲げることができた。
【0023】
【発明の効果】本発明のポリエチレン管の曲げ配管方法
は、上記のとおりとされているので、施工現場にて、ポ
リエチレン管を容易に許容曲げ半径近くまで生曲げ加工
しつつ配管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエチレン管の曲げ配管方法の一例
の工程の説明図であり、(a)〜(e)は、最初の工程
から最後の工程までを順次工程順に説明する説明図であ
る。
【図2】本発明のポリエチレン管の曲げ配管方法の一例
の工程の説明図であり、(a)〜(e)は、最初の工程
から最後の工程までを順次工程順に説明する説明図であ
る。
【図3】従来のポリエチレン管の生曲げする方法を説明
する説明図である。
【符号の説明】
11,21 ポリエチレン管 12,22 クランプ 13,23 ワイヤー 14,24 レバーブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン管に、適宜間隔をおいた2
    箇所にクランプを取り付ける工程、前記両クランプに、
    中間にレバーブロックを取り付けたワイヤーの両端を連
    結する工程、前記レバーブロックを締め付けることでポ
    リエチレン管を弓なりに湾曲させる工程、湾曲状態のポ
    リエチレン管を組み込んだ配管を行い、その湾曲状態の
    ポリエチレン管の湾曲部の背部分の周りを埋め戻すこと
    により湾曲状態を保持する工程、レバーブロックを取り
    付けたワイヤーを取り外す工程からなることを特徴とす
    るポリエチレン管の曲げ配管方法。
  2. 【請求項2】 ポリエチレン管に、適宜間隔をおいた2
    箇所にクランプを取り付ける工程、前記両クランプに、
    中間にレバーブロックを取り付けたワイヤーの両端を連
    結する工程、前記レバーブロックを締め付けることでポ
    リエチレン管を弓なりに湾曲させる工程、湾曲状態のポ
    リエチレン管を組み込んだ配管を行い、その湾曲状態の
    ポリエチレン管の湾曲部の周りを固定ブロックにて固定
    することにより湾曲状態を保持する工程、レバーブロッ
    クを取り付けたワイヤーを取り外す工程からなることを
    特徴とするポリエチレン管の曲げ配管方法。
JP11162535A 1999-06-09 1999-06-09 ポリエチレン管の曲げ配管方法 Pending JP2000343595A (ja)

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