JPH0295114A

JPH0295114A - 多機能配管

Info

Publication number: JPH0295114A
Application number: JP63241266A
Authority: JP
Inventors: Nagayuki Ooba; 大場　修幸; Hiroshi Honma; 博本間; 本間　弘
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1988-09-27
Filing date: 1988-09-27
Publication date: 1990-04-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、流体輸送機能を有するとともに、通信、送
電機能をも備えた多機能配管に関する。

［従来の技術］従来流体輸送配管を利用して通信ケーブルや送電ケーブ
ル（以下通信ケーブル等という）を敷設する場合には、
配管内空間にケーブルが露出して流体と接触している状
態のま＼か、下水管の場合のように下水と接触しにくい
配管上部にアンカにより固定する方法が採用されていた
。そしてこれら通信ケーブル等の敷設は人手を介して行
なうのが普通であるが、ロボットを利用する場合もあっ
た。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記のような通信ケーブル等の敷設方法
には次のような問題点があった。

（１）配管内部を流れる流体により通信ケーブル等が踊
ったり、振動したりして、疲労破壊が発生し、ケーブル
が破断する。

（２）配管内部を流れる流体により通信ケーブル等の被
覆材が損傷し、ケーブルとしての機能を喪失することが
ある。

（３）配管内部を流れる流体中に通信ケーブル等の被覆
材が溶けだし、流体の品質を落とす。特に流体が水道水
の場合には、飲料水として不適当となる。

（４）高価なロボットを必要とすることがある。

この発明は、上記のような従来技術の問題点を解消し、
通信ケーブル等の敷設が安価に行なえ、ケーブルの劣化
等のない多機能配管を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］この発明に係る多機能配管は、ライナー材中に通信ケー
ブル引き込み用線材を埋設し、このライナー材を配管内
面に固定してなる多機能配管であり、ライナー材がチュ
ーブ状になっている多機能配管である。

［作用］本発明に係る多機能配管においては、ライナー材中に通
信ケーブル引き込み用線材が埋設しであるので、後で該
線材の一端に通信ケーブルを、他端に通信ケーブル敷設
用牽引機を接続することにより、前記線材が占めていた
スペースに通信ケーブルを敷設することができる。従っ
て、従来のように通信ケーブルが流体に触れることがな
く、安全かつ耐久性をもって通信ケーブルを敷設するこ
とができる。また、この多機能配管は新管のみならず既
設配管をも対象とすることができ、既設配管の場合は、
多機能化と同時に配管の更生ができるという利点がある
。

［実施例］本発明の１実施例の多機能配管を、第１図および第２図
により説明する。第１図は本発明の１実施例の多機能配
管の断面図である。この多機能配管は、配管１の内面に
、通信ケーブル引き込み用線材２を埋設したライナー材
３を固定している。

ライナー材３は、熱硬化性樹脂（ポリエステル、エポキ
シ）を含浸させたチューブ状のものを使用している。ま
た通信ケーブル引き込み用線材２には、ライナー材３が
熱硬化した後のライナー材３との分離をよくするため、
表面に離型剤を塗布するようにしており、使用する材料
もＦＲＰ材等を使用するようにしている。

第２図は、本発明の１実施例の多機能配管の通信ケーブ
ル引き込み用線材２が占めていたライナー材３中のスペ
ース４に通信ケーブル５を敷設した状態を表す多機能配
管の断面図である。通信ケーブル５の敷設は、通信ケー
ブル引き込み用線材２の一端に、この通信ケーブル引き
込み用線材２よりも外径の小さい通信ケーブル５を接続
し、線材２を牽引機等で引き出すことによって行なうこ
とができる。

次に、本発明を既設の配管に適用する場合の施工手順に
ついて、第３図により説明する。

（１）通信ケーブル引き込み用線材２を埋設したチュー
ブ状うイナニ材３を、その内面が配管１の内面に接触し
て外面となるように、ライナー材３の内外面を裏返すよ
うにして敷設し、チューブ状ライナー材３の内部に熱水
を通す。チューブ状ライナー材３には熱硬化性樹脂が含
浸されているので、熱水によりチューブ状ライナー材３
は固化し、配管１の内面に固着される。［第３図（ａ）
１（２）チューブ状ライナー材３の端部を切断して、通
信ケーブル引き込み用線材２の両端部を引き出し、一端
は通信ケーブル５に接続、他端は通信ケーブル敷設用牽
引機６に接続されているワイヤー７に接続する。［第３
図（ｂ）］（３）通信ケーブル敷設用牽引機６により、ローラー８
を介して通信ケーブル５を連続的に引き込む。［第３図
（Ｃ）］なお、通信ケーブルとしては、光フアイバー通常の電話
線および同軸ケーブルのどれでもよい。また通信ケーブ
ルにかぎらず、送電ケーブルの敷設にも適用可能である
。

［発明の効果］本発明により、以下のような効果がある。

（１）流体輸送用配管のライナー材中に通信ケーブルを
敷設できるので、通信ケーブルを外力や腐食環境から守
ることができる。したがって通信ケーブル専用の保護管
を必要としない。

（２）通信ケーブルが内部流体に直接接触することがな
いので、通信ケーブルが振動等によって破断することが
ない。また、通信ケーブルの被覆材が痛んで通信機能を
喪失したり、内部流体中に通信ケーブルの被覆材が溶は
出だし、流体の品質低下をまねくことがない。

（３）既設配管に適用した場合には、既設管の更＝６生と多機能化を同時に達成することができる。

（４）高価な敷設ロボットを必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の多機能配管の断面図、第２
図は多機能配管に通信ケーブルを敷設している状態を示
す多機能配管の断面図、第３図（ａ）〜（ｃ）は既設配
管を多機能化して通信ケーブルを敷設する手順を示す説
明図である。１・・・配管、２・・・通信ケーブル引き込み用線材、
３・・・ライナー材、４・・・線材の占めるスペース、
５・・・通信ケーブル、６・・・通信ケーブル敷設用牽引機、７・・・ワイヤー
８・・・ローラー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ライナー材中に通信ケーブル引き込み用線材を埋
設し、このライナー材を配管内面に固定してなる多機能
配管。
（２）ライナー材がチューブ状になっている請求項１に
記載の多機能配管。