JPH08289432A - ケーブル通線兼管路補修工法 - Google Patents

ケーブル通線兼管路補修工法

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JPH08289432A
JPH08289432A JP8698095A JP8698095A JPH08289432A JP H08289432 A JPH08289432 A JP H08289432A JP 8698095 A JP8698095 A JP 8698095A JP 8698095 A JP8698095 A JP 8698095A JP H08289432 A JPH08289432 A JP H08289432A
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JP
Japan
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cable
branch pipe
tube
lining material
pipe
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JP8698095A
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Takao Kamiyama
隆夫 神山
Yasuhiro Yokoshima
康弘 横島
Shigeru Endo
茂 遠藤
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YOKOSHIMA KK
Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
GET KK
YOKOSHIMA KK
Shonan Plastic Manufacturing Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4459Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 枝管のライニング時に該枝管にケーブルを同
時に通線することができるケーブル通線兼管路補修工法
を提供すること。 【構成】 一端に鍔部4を有し外表面が気密性の高いフ
ィルムで被覆された管状樹脂吸収材2,3に硬化性樹脂
を含浸せしめるとともに、ケーブル通線用チューブ5を
組み込んで構成される枝管ライニング材1をその鍔部4
を折り返した状態で本管10内に導入し、該枝管ライニ
ング材1の鍔部4を本管10の枝管開口部に密着させた
状態で枝管ライニング材1を流体圧によって枝管11内
に本管10側から地上に向かって反転挿入し、該枝管ラ
イニング材1を枝管11の内周面に押圧したまま、該枝
管ライニング材1に含浸された硬化性樹脂を硬化させた
後、前記ケーブル通線用チューブ5内にケーブルを通線
する。本発明によれば、ケーブル通線用チューブ5が反
転前の枝管ライニング材1に予め組み込まれているた
め、前記目的が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本管と枝管に対してケ
ーブルの通線と補修を同時に行うようにしたケーブル通
線兼管路補修工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された下水管等の管路が老巧
化した場合、該管路を地中から掘出することなく、その
内周面にライニングを施して当該管路を補修する管路補
修工法が知られている。この管路補修工法は、可撓性の
管状樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライ
ニング材を流体圧によって管路内に反転させながら挿入
するとともに、これを管路内周面に押圧し、この状態を
保ったまま管ライニング材を加温等してこれに含浸され
た硬化性樹脂を硬化させることによって管路の内周面に
ライニングを施す工法である。
【0003】ところで、近年、マルチメディアが脚光を
浴びるに至っているが、このマルチメディアを実現する
には通信用光ファイバー等のケーブルの敷設の問題を解
決しなければならない。
【0004】而して、ケーブルの敷設の一方法として、
老巧管に対して前記管路補修工法を施工する際に同時に
ケーブル通線用チューブも敷設する方法が提案されてい
る。この方法は、ケーブル通線用チューブを管路内の底
部に引き込んだ後、管ライニング材を用いた前記管路補
修工法によって管路の内周面にライニングを施すことに
よってケーブル通線用チューブを管路と管ライニング材
との間にサンドイッチ状に挟み込み、最後にケーブル通
線用チューブ内にケーブルを通線する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法は本管に対してのみ適用し得るものであって、枝管に
対してはケーブルの通線が不可能であったため、例えば
各家庭内に光ファイバーケーブルを通すためには、マン
ホールから枝ケーブルを出す以外に方法がなかった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、枝管のライニング時に該枝管
にケーブルを同時に通線することができるケーブル通線
兼管路補修工法を提供することにある。
【0007】又、本管のライニング時に複数のケーブル
の通線を同時に行う場合、複数のケーブル通線用チュー
ブを本管内に混線することなく整然と引き込むのは至難
であり、ケーブル通線用チューブの本管内での混線が免
れなかった。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、複数の
ケーブルを本管内に混線することなく整然と通線するこ
とができるケーブル通線兼管路補修工法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、一端に鍔部を有し外表面が
気密性の高いフィルムで被覆された管状樹脂吸収材に硬
化性樹脂を含浸せしめるとともに、ケーブル通線用チュ
ーブを組み込んで構成される枝管ライニング材をその鍔
部を折り返した状態で本管内に導入し、該枝管ライニン
グ材の鍔部を本管の枝管開口部周縁に密着させた状態で
枝管ライニング材を流体圧によって枝管内に本管側から
地上に向かって反転挿入し、該枝管ライニング材を枝管
の内周面に押圧したまま、該枝管ライニング材に含浸さ
れた硬化性樹脂を硬化させた後、前記ケーブル通線用チ
ューブ内にケーブルを通線することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記枝管ライニング材の管状樹脂吸収材を
多層構造とし、前記ケーブル通線用チューブを管状樹脂
吸収材の層間に組み込むことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ケーブル通線用チューブを前記枝管ラ
イニング材の管状樹脂吸収材とフィルムとの間に組み込
むことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、ケーブル通線用チ
ューブを挿通保持して成る複数のチューブ固定リングを
本管内に適当な間隔で固定配置した後、硬化性樹脂を含
浸した本管ライニング材を本管内に導入し、該本管ライ
ニング材を本管の内周面に押圧したまま、該本管ライニ
ング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させた後、前記チ
ューブ内にケーブルを通線することを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記チューブ固定リングは一部が切り欠か
れ、本管の内径よりも小さく縮径された状態で本管内に
導入され、本管内の所定位置で拡径されて本管に密着し
て固定配置されるものとしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ケーブル通線用
チューブは反転前の枝管ライニング材に予め組み込まれ
ているため、枝管ライニング材を用いて枝管をライニン
グすると、枝管ライニング材に組み込まれたケーブル通
線用チューブは枝管内に配備されることとなり、このケ
ーブル通線用チューブ内にケーブルを通線することによ
って、枝管のライニング時に該枝管にケーブルを同時に
通線することができ、例えば各家庭内に光ファイバーケ
ーブルを通すためにマンホールから枝ケーブルを出す等
の対策が不要となる。
【0015】請求項2又は3記載の発明によれば、反転
前の枝管ライニング材にケーブル通線用チューブを容易
に組み込むことができる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、複数のケー
ブル通線用チューブは複数のチューブ固定リングに保持
された状態で本管内に引き込まれるため、これらが本管
内で混線することがなく、各ケーブル通線用チューブ内
に通線されるケーブル同士が本管内で互いに混線するこ
とがなく、これらは適当な間隔を保って整然と通線され
る。
【0017】請求項5記載の発明によれば、チューブ固
定リングは縮径した状態で本管内に導入されるため、ケ
ーブル通線用チューブの本管内への引き込みが容易にな
される。そして、チューブ固定リングの縮径状態を解除
して例えばその弾性でこれを拡径させれば、該チューブ
固定リングが本管に密着して容易に固定される。
【0018】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0019】図1は枝管ライニング材の部分断面図、図
2は同枝管ライニング材の一部を破断して示す斜視図、
図3は変更実施例に係る枝管ライニング材の部分斜視図
である。
【0020】図1及び図2に示す枝管ライニング材1
は、不織布から成る内外二層構造を有する管状樹脂吸収
材2,3を含んで構成され、その一端には外方へ折り返
されたフランジ状の鍔部4が形成されている。そして、
該枝管ライニング材1の管状樹脂吸収材2,3の間には
ケーブル通線用チューブ5が組み込まれており、該ケー
ブル通線用チューブ5は前記鍔部4を貫通して枝管ライ
ニング材1外へ延出している。そして、このケーブル通
線用チューブ5内には通線用糸6が予め挿通されてい
る。尚、ケーブル通線用チューブ5の材質としてはナイ
ロン、シリコーン、フッ素樹脂、PVC、ポリウレタン
等が選定され、通線用糸6の材質としてはナイロン、ポ
リエステル、ケブラー、フッ素樹脂等が選定される。
【0021】ところで、枝管ライニング材1の前記管状
樹脂吸収材2,3の鍔部4を除く部分には未硬化の液状
熱硬化性樹脂が含浸されており、該部分(管状樹脂吸収
材3)の外表面には気密性の高いプラスチックフィルム
7が被覆されている。尚、管状樹脂吸収材2,3を構成
する不織布の材質としてはポリエステル、ポリプロピレ
ン、ナイロン、アクリル、ビニロン等が選定され、これ
らに含浸される熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる。又、前記プラス
チックフィルム7の材質としては、ポリウレタン、ポリ
エチレン、ポリエチレン/ナイロン共重合体、塩化ビニ
ール等が選定される。
【0022】更に、前記鍔部4は後述の本管10(図4
参照)の内周面と同じ曲率で円弧状に湾曲する曲面を構
成しており、その外径は後述の枝管11(図4参照)の
内径よりも大きく設定されており、これに含浸された硬
化性樹脂が硬化することによって該鍔部4はその形状を
保持している。
【0023】又、枝管ライニング材1にあっては、管状
樹脂吸収材2,3の外側には所定長さの引き剥しチュー
ブ8が通され、該引き剥しチューブ8の一端は管状樹脂
吸収材3の鍔部4に近い外周(プラスチックフィルム
7)に引き剥し可能に接着されており、他端は開放され
ている。尚、引き剥しチューブ8の材質には前記プラス
チックチューブ7と同様のものが選定される。
【0024】ところで、図3に示すように、枝管ライニ
ング材101を一層の管状樹脂吸収材102で構成し、
この管状樹脂吸収材102とプラスチックフィルム10
7の間にケーブル通線用チューブ105を組み込むよう
にしても良い。
【0025】次に、上記枝管ライニング材1を用いて施
工される枝管の補修工法を図4及び図5に基づいて説明
する。尚、図4及び図5は枝管補修工法をその工程順に
示す断面図である。
【0026】図4において、10は下水管等の本管、1
1は本管10から分岐する小径の枝管であって、本管1
0内には、地上で予め組付一体化された作業用ロボット
12、圧力バッグ13、枝管ライニング材1等が引き込
まれている。
【0027】上記作業用ロボット12は油圧で駆動され
てそのヘッド14が図4の矢印a,b方向に進退し、且
つ、矢印c方向に回転するものであって、該ヘッド14
にはフランジ状のセットノズル15が支持されている。
又、この作業用ロボット12の上部にはモニター用のT
Vカメラ16が設置されている。
【0028】一方、前記圧力バッグ13は2つの可撓性
チューブ17,18を円筒状のジョイント19で連結し
て構成されており、一方のチューブ17の開口端は前記
セットノズル15に取り付けられている。
【0029】そして、枝管ライニング1は、その鍔部4
が前記セットノズル15上にセットされており、他の未
反転部分(管状樹脂吸収材2,3の鍔部4を除く部分と
引き剥しチューブ8)はセットノズル15を通って圧力
バッグ13内に収納されている。そして、引き剥しチュ
ーブ8の開口端は前記チューブ17と共に前記ジョイン
ト19の外周に取り付けられている。
【0030】而して、圧力バッグ13内には、枝管ライ
ニング材1と引き剥しチューブ8とで閉塞される密閉空
間Sが形成されるが、該密閉空間Sには地上に設置され
た不図示のコンプレッサー及び温水供給装置が接続され
ている。
【0031】以上において、作業用ロボット12とこれ
に支持された枝管ライニング材1や圧力バッグ13等は
本管10内を一体的に移動せしめられるが、前記TVカ
メラ16によって本管10内をモニタリングしながら、
図4に示すように、枝管ライニング材1の鍔部4を枝管
11の開口部に位置決めし、作業用ロボット12のヘッ
ド14を矢印a方向に上動させて枝管ライニング材1の
鍔部4を本管10の枝管開口部(本管10に枝管11が
開口する部分)の周縁に押圧してこれを密着せしめる。
【0032】次に、地上に設置された不図示のコンプレ
ッサーを駆動して圧縮エアーを圧力バッグ13内の前記
密閉空間Sに供給すると、枝管ライニング材1は圧縮エ
アーの圧力を受けて反転しながら枝管11内を本管10
から地上側(上方)に向かって順次挿入されていく。こ
のとき、枝管ライニング材1に組み込まれたケーブル通
線用チューブ5も同時に枝管11内に挿入されていく。
尚、このとき、密閉空間Sは引き剥しチューブ8によっ
て気密にシールされている。
【0033】上記枝管ライニング材1の枝管11内への
反転挿入が終了すると、地上に設置された不図示の温水
供給装置を駆動して温水を密閉空間Sに供給し、該密閉
空間S内の圧縮エアーを温水で置換する。すると、枝管
ライニング材1は枝管11の内周壁に押圧された状態で
加温され、その管状樹脂吸収材2,3に含浸された熱硬
化性樹脂が硬化し、枝管11は、硬化した枝管ライニン
グ材1によってその内周面がライニングされて補修され
る。
【0034】而して、上述のように枝管ライニング材1
が硬化すると、密閉空間Sから温水を抜き、図5に示す
ように、作業用ロボット12のヘッド14を図示矢印b
方向に下動させてセットノズル15を枝管ライニング材
1の鍔部4から引き離した後、作業用ロボット12、圧
力バッグ13、引き剥しチューブ8等を一体として図示
矢印方向(図5の左方)に引く。すると、引き剥しチュ
ーブ8は枝管ライニング材1の内周面から引き剥される
ため、作業用ロボット12、圧力バッグ13、引き剥し
チューブ8等を一体として本管10内から取り除くこと
ができ、枝管11内には硬化した枝管ライニング材1の
みが残され、ここに枝管11に対する一連のライニング
作業が終了する。
【0035】而して、枝管ライニング材1にはケーブル
通線用チューブ5が予め組み込まれているため、以上説
明した一連の工程を経て枝管11のライニングがなされ
ると、これと同時にケーブル通線用チューブ5は枝管1
1内に配備されることとなり、該ケーブル通線用チュー
ブ5に予め挿通された前記通線用糸6に不図示の光ファ
イバーケーブル等のケーブルを結び付けて通線用糸6を
引けば、ケーブル通線用チューブ5内にケーブルが容易
に通線される。このように本実施例によれば、既設の枝
管11を利用して光ファイバーケーブル等を各家庭内に
引き込むことができるため、従来施されていたマンホー
ルから枝ケーブルを出す等の対策が不要となる。
【0036】尚、以上の実施例では、枝管ライニング材
1に1本のケーブル通線用チューブ5を組み込んだが、
ケーブル通線用チューブ5を複数本組み込むようにして
も良い。
【0037】以上のようにして全ての枝管11に対して
これのライニングと同時にケーブル通線用チューブ5が
配備されると、図6に示すように、本管10内には枝管
11の数に等しい本数のケーブル通線用チューブ5と2
つのマンホール(図6には一方のみ図示)20間に通さ
れる1本のメインチューブ21が引き込まれることとな
る。
【0038】次に、本管10に対するケーブル通線兼管
路補修工法を図6乃至図15に基づいて説明する。尚、
図6乃至図8は本管ライニング工法をその工程順に示す
断面図、図9は図7のA−A線拡大断面図、図10は図
8のB−B線拡大断面図、図11はチューブ固定リング
の縮径状態を示す断面図、図12は同チューブ固定リン
グの固定状態(拡径状態)を示す断面斜視図、図13乃
至図15はケーブル通線用チューブ(メインチューブ)
へのケーブルの通線方法の種々の態様を示す破断側面図
である。
【0039】枝管ライニング材1を用いた前記方法によ
って枝管11に対してライニングが施された後、本管1
0に対してライニングが施されるが、本管10のライニ
ングに際しては、図6に示すように本管10内に導入さ
れた作業用ロボット22によって複数のケーブル通線用
チューブ5,21が本管10内に引き込まれる。
【0040】即ち、作業用ロボット22はチューブ固定
リング23を支持してこれを本管10内の所定位置まで
搬送し、該チューブ固定リング23を所定位置に固定配
置するが、図11及び図12に示すようにチューブ固定
リング23は弾性の高い金属又はプラスチックでリング
状に成形されており、その一部が切り欠かれている。そ
して、このチューブ固定リング23には複数のケーブル
通線用チューブ5,21が挿通保持されている。
【0041】而して、チューブ固定リング23を本管1
0内に導入してこれを作業用ロボット22によって所定
の位置まで搬送する間は、該チューブ固定リング23は
図11に示すようにその一部が重ねられて本管10の内
径よりも小径に縮径されており、その重ね合わせ部分は
ピン24とナット25によって結合されている。
【0042】以上のように縮径されたチューブ固定リン
グ23は、図6に示すように、作業用ロボット22に支
持されて本管10内を図示矢印方向に所定位置まで搬送
されるが、該チューブ固定リング23は縮径されている
ために、本管10内をスムーズに搬送される。そして、
チューブ固定リング23が本管10内の所定位置に搬送
されると、これを結合していたピン24とナット25
(図11参照)が取り外される。すると、チューブ固定
リング23はそれ自体の弾性によって拡径し、図12に
示すように、本管10の内周面に密着して所定位置に固
定される。
【0043】上述のようにして複数のチューブ固定リン
グ23を図8に示すように本管10内に適当な間隔で固
定配置すれば、これらのチューブ固定リング23に挿通
保持された複数のケーブル通線用チューブ5,21が混
線することなく互いに略平行に整然と本管10内に引き
込まれる。尚、チューブ固定リング23は図7の右方に
位置するもの程、保持すべきケーブル通線用チューブ5
の数が少なくなる。
【0044】而して、本管10内に複数のケーブル通線
用チューブ5,21が引き込まれると、図7に示すよう
に本管ライニング材26が流体圧によって反転挿入され
る。尚、本管ライニング材26は不織布から成る管状樹
脂吸収材に未硬化の液状熱硬化性樹脂を含浸せしめて構
成されており、その外表面には気密性の高いプラスチッ
クフィルムが被覆されている。
【0045】上記本管ライニング26の本管10内への
反転挿入が終了すると、該本管ライニング材26を本管
10の内周面に押圧したまま、本管ライニング材26を
任意の加熱手段によって加温すれば、これに含浸された
熱硬化性樹脂が硬化し、図8に示すように本管10の内
周面は、硬化した本管ライニング材26によってライニ
ングされて補修される。尚、本管ライニング材26の枝
管開口部を覆う部分は不図示のカッターによって切除さ
れ、図8に示すように枝管11が本管10に開口せしめ
られる。
【0046】以上の一連の工程を経て本管10に対する
ライニングが終了すると、本管10内に複数のケーブル
通線用チューブ5,21が整然と配備され、メインチュ
ーブ21内にケーブルを通線すれば、複数のケーブルは
本管10内に混線することなく整然と通される。尚、図
8において、27,28はコントロールボックスであ
る。
【0047】ここで、ケーブルのケーブル通線用チュー
ブ(メインチューブ)21内への通線の方法を図13乃
至図15に従って説明する。
【0048】図13に示す方法は、ケーブル通線用チュ
ーブ21の中に通線用糸29を予め通しておき、ライニ
ングが終了した後に図示のように通線用糸29の一端に
ケーブル30を結び付け、通線用糸29の他端を図示矢
印方向に引いてケーブル30をケーブル通線用チューブ
21内に通線する方法である。
【0049】又、図14に示す方法は、ケーブル通線用
チューブ21の一端を蓋31で塞いで真空ポンプ32を
取り付け、同チューブ21内にその他端からピグ33を
挿入し、真空ポンプ32を駆動してチューブ21内を真
空引きすることによってピグ33をチューブ21内で矢
印方向に移動させ、該ピグ33に接続された通線用糸又
はケーブル34をチューブ21内に通す方法である。
【0050】更に、図15に示す方法は、図14に示す
方法にコンプレッサー35を加えた方法であって、チュ
ーブ21の他端を蓋36で塞ぎ、コンプレッサー35に
よってピグ33の背面側に正圧を作用させることによっ
て該ピグ33の移動を更に効果的に行うようにしたもの
である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、ケーブル通線用チューブは反転前
の枝管ライニング材に予め組み込まれているため、枝管
ライニング材を用いて枝管をライニングすると、枝管ラ
イニング材に組み込まれたケーブル通線用チューブは枝
管内に配備されることとなり、このケーブル通線用チュ
ーブ内にケーブルを通線することによって、枝管のライ
ニング時に該枝管にケーブルを同時に通線することがで
き、例えば各家庭内に光ファイバーケーブルを通すため
にマンホールから枝ケーブルを出す等の対策が不要とな
る。
【0052】請求項2又は3記載の発明によれば、反転
前の枝管ライニング材にケーブル通線用チューブを容易
に組み込むことができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、複数のケー
ブル通線用チューブは複数のチューブ固定リングに保持
された状態で本管内に引き込まれるため、これらが本管
内で混線することがなく、各ケーブル通線用チューブ内
に通線されるケーブル同士が本管内で互いに混線するこ
とがなく、これらは適当な間隔を保って整然と通線され
る。
【0054】請求項5記載の発明によれば、チューブ固
定リングは縮径した状態で本管内に導入されるため、ケ
ーブル通線用チューブの本管内への引き込みが容易にな
される。そして、チューブ固定リングの縮径状態を解除
して例えばその弾性でこれを拡径させれば、該チューブ
固定リングが本管に密着して容易に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】枝管ライニング材の部分断面図である。
【図2】枝管ライニング材の一部を破断して示す斜視図
である。
【図3】変更実施例に係る枝管ライニング材の部分斜視
図である。
【図4】枝管補修工法を示す断面図である。
【図5】枝管補修工法を示す断面図である。
【図6】本管ライニング工法を示す断面図である。
【図7】本管ライニング工法を示す断面図である。
【図8】本管ライニング工法を示す断面図である。
【図9】図7のA−A線拡大断面図である。
【図10】図8のB−B線拡大断面図である。
【図11】チューブ固定リングの縮径状態を示す断面図
である。
【図12】チューブ固定リングの固定状態(拡径状態)
を示す断面斜視図である。
【図13】ケーブル通線用チューブ(メインチューブ)
へのケーブルの通線方法の種々の態様を示す破断側面図
である。
【図14】ケーブル通線用チューブ(メインチューブ)
へのケーブルの通線方法の種々の態様を示す破断側面図
である。
【図15】ケーブル通線用チューブ(メインチューブ)
へのケーブルの通線方法の種々の態様を示す破断側面図
である。
【符号の説明】
1 枝管ライニング材 2,3 管状樹脂吸収材 4 鍔部 5 ケーブル通線用チューブ 7 プラスチックフィルム(フィルム) 10 本管 11 枝管 26 本管ライニング材 21 ケーブル通線用チューブ(メインチューブ) 23 チューブ固定リング 101 枝管ライニング材 102 管状樹脂吸収材 105 ケーブル通線用チューブ 107 プラススチックフィルム(フィルム)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:08 B29L 23:00 (72)発明者 横島 康弘 茨城県結城郡石下町大字篠山175−3有限 会社 横島内 (72)発明者 遠藤 茂 茨城県つくば市花畑2丁目12番4号株式会 社ゲット内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に鍔部を有し外表面が気密性の高い
    フィルムで被覆された管状樹脂吸収材に硬化性樹脂を含
    浸せしめるとともに、ケーブル通線用チューブを組み込
    んで構成される枝管ライニング材をその鍔部を折り返し
    た状態で本管内に導入し、該枝管ライニング材の鍔部を
    本管の枝管開口部周縁に密着させた状態で枝管ライニン
    グ材を流体圧によって枝管内に本管側から地上に向かっ
    て反転挿入し、該枝管ライニング材を枝管の内周面に押
    圧したまま、該枝管ライニング材に含浸された硬化性樹
    脂を硬化させた後、前記ケーブル通線用チューブ内にケ
    ーブルを通線することを特徴とするケーブル通線兼管路
    補修工法。
  2. 【請求項2】 前記枝管ライニング材の管状樹脂吸収材
    は多層構造を有し、前記ケーブル通線用チューブは管状
    樹脂吸収材の層間に組み込まれることを特徴とする請求
    項1記載のケーブル通線兼管路補修工法。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル通線用チューブは前記枝管
    ライニング材の管状樹脂吸収材とフィルムとの間に組み
    込まれることを特徴とする請求項1記載のケーブル通線
    兼管路補修工法。
  4. 【請求項4】 ケーブル通線用チューブを挿通保持して
    成る複数のチューブ固定リングを本管内に適当な間隔で
    固定配置した後、硬化性樹脂を含浸した本管ライニング
    材を本管内に導入し、該本管ライニング材を本管の内周
    面に押圧したまま、該本管ライニング材に含浸された硬
    化性樹脂を硬化させた後、前記ケーブル通線用チューブ
    内にケーブルを通線することを特徴とするケーブル通線
    兼管路補修工法。
  5. 【請求項5】 前記チューブ固定リングは一部が切り欠
    かれ、本管の内径よりも小さく縮径された状態で本管内
    に導入され、本管内の所定位置で拡径されて本管に密着
    して固定配置されることを特徴とする請求項4記載のケ
    ーブル通線兼管路補修工法。
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