JP2000342519A - 内視鏡の可撓管 - Google Patents
内視鏡の可撓管Info
- Publication number
- JP2000342519A JP2000342519A JP11153162A JP15316299A JP2000342519A JP 2000342519 A JP2000342519 A JP 2000342519A JP 11153162 A JP11153162 A JP 11153162A JP 15316299 A JP15316299 A JP 15316299A JP 2000342519 A JP2000342519 A JP 2000342519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- net
- pipe
- pitch direction
- flexible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
かも外径を太くすることなく網状管の網の目も目立たな
い内視鏡の可撓管を提供すること。 【解決手段】溶融状態の外皮部材30を、点在する網状
管20の編み目21部分を通って螺旋管10のピッチ方
向隙間11内に点在する状態に突出させ、側方に広がる
鍔状部分31aを突出部31の突端に形成した。
Description
等を外装する内視鏡の可撓管に関する。
ラスチック製の帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成さ
れた螺旋管の外面に、金属細線を編組して形成された網
状管を被覆し、その網状管の外面に合成樹脂材からなる
外皮を被覆して構成されている。そして近年は、外皮
は、溶融した合成樹脂素材を押し出し成形して形成され
るようになってきている。
網状管の外面に単に塗布しただけで外皮を形成する製法
では、使用時に可撓管が小さな曲率半径で曲げられたと
きに外皮が剥離し易い問題がある。
2号公報等に示されるように、外皮部材で網状管を包み
込むように形成していた。
外皮部材で網状管を包み込んでしまうと、網状管の網の
目が外観上目立って品質的に好ましくなく、それを防止
するために外皮を厚くすると可撓管の外径が太くなって
挿入性が低下してしまう。
止することができ、しかも外径を太くすることなく網状
管の網の目も目立たない内視鏡の可撓管を提供すること
を目的とする。
め、本発明の内視鏡の可撓管は、帯状部材をピッチ方向
に隙間のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管と、
複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成されて
螺旋管の外面に被覆された網状管と、溶融状態で網状管
の外面に被覆されて冷却されチューブ状に形成された可
撓性の外皮とを有する内視鏡の可撓管において、溶融状
態の外皮部材を、点在する網状管の編み目部分を通って
螺旋管のピッチ方向隙間内に点在する状態に突出させ、
側方に広がる鍔状部分を突出部の突端に形成したもので
ある。
外周面と網状管の内周面との間に入っていないようにす
ることにより、外皮の肉厚を網状管の外側部分に充分に
確保することができる。
通過しており、その突端に形成された鍔状部分が、螺旋
管の内面より内側においてピッチ方向隙間より広い幅に
広がっているか、鍔状部分が網状管の編み目の径より大
きく広がっているとよい。
ている場合には、それら複数の螺旋管の各ピッチ方向隙
間内に一つながりの突出部が外皮側から突出形成されて
いてもよい。
態を説明する。図3は内視鏡の全体構成を示しており、
体腔内に挿入される挿入部は可撓管1によって外装され
ていて、その基端は操作部2の下端部に連結されてい
る。
た操作ノブ4からの遠隔操作によって任意の方向に任意
の角度だけ屈曲させることができる湾曲部3が連結さ
れ、対物光学系等を内蔵した先端部本体5が湾曲部3の
先端に連結されている。
可撓性連結管6の先端には、図示されていないビデオプ
ロセッサ兼光源装置に接続されるコネクタ7が取り付け
られている。
層ずつ順に剥がして示しており、最内層は、例えばステ
ンレス鋼製又は銅合金製の帯状部材をピッチ方向に隙間
11のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管10に
より構成されている。螺旋管10はここでは一重である
が、後述するように巻き方向を順に異ならせた二重ある
いは三重以上のものであってもよい。
製の複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成さ
れた網状管20が被覆されていて、その網状管20の外
面に可撓性の外皮30が被覆されている。21は、均一
に点在する網状管20の編み目である。
成分とする部材から形成されており、素材のペレットを
押し出し成形機に入れて、加熱溶融された状態で網状管
20の外面に直接被覆し、そのまま冷却されてチューブ
状に形成されている。
旋管10内に芯金100が通されていて、冷却後に抜去
される。図1は、芯金100が通されて冷却中の状態の
可撓管1の側面部分断面図(軸線を含む方向の断面
図)、図2は、芯金100が抜去された後の状態の正面
部分断面図(軸線に垂直の方向の断面図)である。
とはよく密着していて、外皮30は素材の溶融状態にお
いても螺旋管10の外周面と網状管20の内周面との間
に入り込んでいない。
に、外皮部材が網状管20の編み目21部分を通って内
側の螺旋管10のピッチ方向隙間11内に点在する状態
に突出し、そのまま冷却硬化されている。31がその突
出部である。
間11内を通過している。そして、突出部31の突端に
は側方に広がる鍔状部分31aが形成され、その状態で
冷却硬化されている。
に、突出部31の突端が芯金100の表面に当接して横
方向に少し広がることによって形成され、螺旋管10の
内面に沿うようにして螺旋管10のピッチ方向隙間11
より広い幅に形成されている。
突出部31を介して一体に繋がっている外皮30と鍔状
部分31aとの間に、網状管20と螺旋管10とがサン
ドイッチ状に挟み込まれるので、可撓管1が小さな曲率
半径で曲げられても外皮30が網状管20の表面から剥
離せず、しわや座屈等が発生しない。
態の可撓管1を示しており、図5は側面部分断面図であ
り、図6は異なる部分の断面を複合して示す複合正面断
面図である。
実施の形態の可撓管1に比較して、網状管20の編み目
21から内方に突出する突出部31の突出量を、螺旋管
10の内周面に達しない程度に浅くしてある点のみが相
違する。
1内にのみ存在する各突出部31の突出量が一定ではな
くばらついているが、突出部31の先端にできる鍔状部
分31aと外皮30との間に網状管20が挟み込まれ
て、外皮30の剥離が防止される。
管1の側面部分断面図であり、突出部31が螺旋管10
のピッチ方向隙間11内に納まっていて、網状管20の
編み目21の径より大きく広がって形成されている。芯
金100を螺旋管10の内面に接する状態に嵌挿するこ
とによってこのように形成することができる。
同じであり、外皮30の押し出し成形時に、突出部31
を介して一体に繋がっている外皮30と鍔状部分31a
との間に、網状管20がサンドイッチ状に挟み込まれる
ので、可撓管1が小さな曲率半径で曲げられても外皮3
0が網状管20の表面から剥離せず、しわや座屈等が発
生しない。
管1の側面部分断面図である。ここでは、内外二重に重
ね合わせて配置された螺旋管10の各ピッチ方向隙間1
1に一つながりの突出部31が形成され、その突端が芯
金100の表面に当接して横方向に広がって鍔状部分3
1aが形成されている。
も、第1の実施の形態と同様に芯金100を螺旋管10
の内周面より少し小さくして、鍔状部分31aが螺旋管
10の内周面に沿うようにしてもよい。
もよい。
を、点在する網状管の編み目部分を通って螺旋管のピッ
チ方向隙間内に点在する状態に突出させ、側方に広がる
鍔状部分を突出部の突端に形成した状態で冷却硬化した
ことにより、突出部を介して一体に繋がっている外皮と
鍔状部分との間に、網状管(又は網状管及び螺旋管)が
サンドイッチ状に機械的に挟み込まれるので、可撓管が
小さな曲率半径で曲げられても外皮が網状管の表面から
剥離せず、しわや座屈等が発生しない。
る際に同時に成形することができ、外皮が網状管を包み
込むのではなく、網状管の外側を囲むので、外径を太く
することなく外皮の肉厚を確保することができ、外観上
網状管の網の目も目立たない。
側面部分断面図である。
正面部分断面図である。
る。
ずつ順に剥がして示す側面図である。
側面部分断面図である。
複合正面断面図である。
側面部分断面図である。
側面部分断面図である。
2)
5号公報等に示されるように、外皮部材で網状管を包み
込むように形成していた。
Claims (5)
- 【請求項1】帯状部材をピッチ方向に隙間のあいたコイ
ル状に巻いて形成された螺旋管と、複数の素線を並べた
素線束を網状に編組して形成されて上記螺旋管の外面に
被覆された網状管と、溶融状態で上記網状管の外面に被
覆されて冷却されチューブ状に形成された可撓性の外皮
とを有する内視鏡の可撓管において、 溶融状態の外皮部材を、点在する上記網状管の編み目部
分を通って上記螺旋管のピッチ方向隙間内に点在する状
態に突出させ、側方に広がる鍔状部分を上記突出部の突
端に形成したことを特徴とする内視鏡の可撓管。 - 【請求項2】溶融状態の上記外皮部材が、上記螺旋管の
外周面と上記網状管の内周面との間に入っていない請求
項1記載の内視鏡の可撓管。 - 【請求項3】上記突出部が上記螺旋管のピッチ方向隙間
を通過しており、その突端に形成された上記鍔状部分
が、上記螺旋管の内面より内側において上記ピッチ方向
隙間より広い幅に広がっている請求項1又は2記載の内
視鏡の可撓管。 - 【請求項4】上記突出部が上記螺旋管のピッチ方向隙間
内に納まっていて、上記網状管の編み目の径より大きく
広がっている請求項1又は2記載の内視鏡の可撓管。 - 【請求項5】上記螺旋管が複数重ね合わせて配置されて
いて、それら複数の螺旋管の各ピッチ方向隙間内に一つ
ながりの上記突出部が形成されている請求項1、2、3
又は4記載の内視鏡の可撓管。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15316299A JP3533109B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 内視鏡の可撓管 |
US09/547,674 US6520214B1 (en) | 1999-04-13 | 2000-04-12 | Flexible tube for endoscope |
DE10018382A DE10018382B4 (de) | 1999-04-13 | 2000-04-13 | Flexibles Rohr für ein Endoskop |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15316299A JP3533109B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 内視鏡の可撓管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000342519A true JP2000342519A (ja) | 2000-12-12 |
JP3533109B2 JP3533109B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=15556408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15316299A Expired - Fee Related JP3533109B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-06-01 | 内視鏡の可撓管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533109B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021074586A (ja) * | 2013-08-20 | 2021-05-20 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. | 医療用挿入デバイス |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP15316299A patent/JP3533109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021074586A (ja) * | 2013-08-20 | 2021-05-20 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. | 医療用挿入デバイス |
JP7124139B2 (ja) | 2013-08-20 | 2022-08-23 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | 医療用挿入デバイス |
US11446016B2 (en) | 2013-08-20 | 2022-09-20 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Braided hemostasis shaft for improved torsional response |
JP7392062B2 (ja) | 2013-08-20 | 2023-12-05 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | 医療用挿入デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3533109B2 (ja) | 2004-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3283195B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
US6503193B1 (en) | Flexible tube for endoscope | |
US6458075B1 (en) | Endoscopic flexible tube | |
JPH11262468A (ja) | 内視鏡の可撓管及びその製造方法 | |
JP2000342519A (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JP3515704B2 (ja) | 内視鏡の可撓管及びその製造方法 | |
JP3515710B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JP3660824B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JPH1099263A (ja) | 内視鏡用可撓管 | |
JP4360711B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JP3586928B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JP4349685B2 (ja) | 内視鏡の挿入部 | |
JP3515706B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JP2001046327A (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JPH0342896B2 (ja) | ||
JP3515709B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JP2002330923A (ja) | 内視鏡の可撓管及びその製造方法 | |
JP4338257B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JPH0728852B2 (ja) | 内視鏡の軟性部 | |
JPH11104066A (ja) | 内視鏡の可撓管及びその製造方法 | |
JP2000308615A (ja) | 内視鏡の可撓管 | |
JPH0975299A (ja) | 内視鏡の可撓管用網状管 | |
JPH01107729A (ja) | 内視鏡用可撓管 | |
JPH11285468A (ja) | 内視鏡可撓管の製造方法 | |
JP5393527B2 (ja) | 内視鏡の可撓管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040305 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3533109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312 Year of fee payment: 10 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |