JP3515706B2 - 内視鏡の可撓管 - Google Patents

内視鏡の可撓管

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喜久男 岩坂
英男 難波
真司 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の挿入部
等を外装する内視鏡の可撓管に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用可撓管は、一般に、金属又はプ
ラスチック製の帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成さ
れた螺旋管の外面に、金属細線を編組して形成された網
状管を被覆し、その網状管の外面に合成樹脂材からなる
外皮を被覆して構成されている。そして近年は、外皮
は、溶融した合成樹脂素材から押し出し成形によって形
成されるようになってきている。
【0003】患者の体内への挿入性をよくするために、
内視鏡の可撓管は途中で可撓性を変化させることが望ま
しい。具体的には、一般に、先端側は柔らかくて手元側
は硬いのがよい。
【0004】そこで従来は、外皮の一部分を押し出し成
形した後、それと硬度の異なる素材で残りの部分を押し
出し成形することにより、途中で可撓性が変化した内視
鏡の可撓管を製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
内視鏡の可撓管は、可撓性を2〜3段に変化させること
はできても、それ以上にきめ細かく変化させようとする
と作業が煩雑になって困難であり、また硬度が相違する
外皮間の結合性が十分でない場合があるため、使用に際
して小さな曲率半径で繰り返し曲げられると、その部分
が剥離して破損する場合があった。
【0006】そこで本発明は、可撓性を途中で任意に変
化させることができ、しかも耐久性に優れて製造が容易
な内視鏡の可撓管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の可撓管は、帯状部材をピッチ方向
に隙間のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管と、
複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成されて
上記螺旋管の外面に被覆された網状管と、溶融状態で上
記網状管の外面に被覆されてチューブ状に形成された可
撓性の外皮とを有し、溶融状態の外皮部材を上記網状管
の隙間部分を通って内方に突出させてそのまま冷却させ
た内視鏡の可撓管において、上記突出部の突出態様を軸
線方向に順次変化させることによって可撓性を変化させ
たことを特徴とする。
【0008】なお、上記外皮部材の突出部の突出態様の
変化が、突出量、突出数及び突出形状のうちの少なくと
も一つの変化であってもよい。そして、上記外皮部材の
突出部の突出量又は突出数の少なくとも一つの変化が、
上記網状管の編組形態の変化により形成されていてもよ
く、上記外皮部材の突出部の突出量と突出数が共に増減
変化していてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図2は内視鏡の全体構成を示しており、
体腔内に挿入される挿入部は可撓管1によって外装され
ていて、その基端は操作部2の下端部に連結されてい
る。
【0010】可撓管1の先端には、操作部2に配置され
た操作ノブ4からの遠隔操作によって任意の方向に任意
の角度だけ屈曲させることができる湾曲部3が連結さ
れ、対物光学系等を内蔵した先端部本体5が湾曲部3の
先端に連結されている。
【0011】また、操作部2の上端部近傍に連結された
可撓性連結管6の先端には、図示されていないビデオプ
ロセッサ兼光源装置に接続されるコネクタ7が取り付け
られている。
【0012】図3は、挿入部の可撓管1の構成部材を一
層ずつ順に剥がして示しており、最内層は、例えばステ
ンレス鋼製又は銅合金製の帯状部材をピッチ方向に隙間
11のあいたコイル状に巻いて形成された螺旋管10に
より構成されている。螺旋管10はここでは一重である
が、巻き方向を順に異ならせた二重あるいは三重以上の
ものであってもよい。
【0013】螺旋管10の外面には、金属製又は非金属
製の複数の素線を並べた素線束を網状に編組して形成さ
れた網状管20が被覆されていて、その網状管20の外
面に可撓性の外皮30が被覆されている。21は、均一
に点在する網状管20の編み目である。
【0014】外皮30は、例えばポリウレタン樹脂を主
成分とする部材から形成されており、素材のペレットを
押し出し成形機に入れて、加熱溶融された状態で網状管
20の外面に直接被覆し、そのまま冷却されてチューブ
状に形成されている。
【0015】図1は、軸線を含む断面における可撓管1
の断面図であり、螺旋管10の外周面と網状管20の内
周面とはよく密着していて、外皮30は素材の溶融状態
においても螺旋管10の外周面と網状管20の内周面と
の間に入り込んでいない。
【0016】ただし、押し出し成形時の溶融状態の時
に、外皮部材が網状管20の編み目21部分を通って内
側の螺旋管10のピッチ方向隙間11内に点在する状態
に突出し、そのまま冷却硬化されている。31がその突
出部である。
【0017】網状管20の内表面から内方への突出部3
1の突出量は、可撓管1の軸線方向に順次変化してい
る。このように、突出部31の突出量を変化させること
によって、可撓管1の可撓性を途中で任意に変化させる
ことができる。
【0018】具体的には、可撓管1の先端側では突出部
31の突出量が小さくて可撓管1が柔らかく、基端側へ
近づくに従って突出部31の突出量が漸次大きくなって
可撓管1が硬くなっている。
【0019】このような構成は、押し出し成形機のダイ
ス圧力の調整や引き速度等を適宜調整することによって
製造することができる。なお、突出部31の突出量に限
らず、突出数又は突出形状のうちの少なくとも一つを変
化させることにより、可撓性を任意に変化させることが
できる。
【0020】図4は、本発明の第2の実施の形態の可撓
管1であって、押し出し成形時に芯金100が通されて
いる状態を示している。冷却後には、芯金100は抜去
される。
【0021】この実施の形態においては、押し出し成形
時に、溶融した外皮部材が網状管20の編み目21から
螺旋管10のピッチ方向隙間11内に充填されていて、
芯金100の外面に当接する位置まで内方に突出してい
る。
【0022】この実施の形態では、断面形状が円形で外
径寸法が基端側へ漸次細くなるテーパ状の芯金100が
用いられているので、可撓管1の先端側では突出部31
の突出量が小さくて可撓管1が柔らかく、基端側へ近づ
くに従って突出部31の突出量が漸次大きくなって可撓
管1が硬くなっている。
【0023】なお、芯金100としては図5に示される
第3の実施の形態のように、外径が段状に漸次変化する
ものでもよく、芯金100を分割又は溶融して取り外す
ようにすれば、図6に示される第4の実施の形態のよう
に、一定の外径の芯金100に適宜の深さの円周溝を形
成してもよい。
【0024】図7は、本発明の第5の実施の形態の可撓
管1であって、押し出し成形時に芯金100が通されて
いる状態を示し、図8はそのVIII−VIII断面による正面
断面を示している。
【0025】この実施の形態においては、芯金100に
全長にわたる例えば四本の溝101が形成されていて、
溶融した外皮部材がその溝101内に充填されて突出部
31が形成されている。したがって、溝101の深さを
変化させることにより、突出部31の突出量を変化させ
て可撓管1の可撓性を任意に変化させることができる。
【0026】また本発明の可撓管1では、例えば図9に
示される第6の実施の形態のように、芯金100に凹み
や突起を加工することによって、突出部31の形状や大
きさを適宜に変化させて可撓性を変化させてもよい。
【0027】また、図10に示される第7の実施の形態
のように、突出部31の突出数と共に突出量(大きさ)
を増減変化させることによって可撓性を変化させてもよ
い。突出部31の突出量の変化は、網状管20の編組形
態(編組密度やピッチ)等を適宜変化させて網の目の大
きさを変化させることにより実現することができる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば可撓性連結管6に本発明を適用
してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、溶融状態の外皮部材を
網状管の隙間部分を通って内方に突出させた突出部の突
出態様を軸線方向に順次変化させることによって可撓性
を変化させたので、可撓性を途中で任意に変化させた可
撓管を容易に製造することができ、しかも外皮層を重ね
合わせたりする必要がないので繰り返し曲げ等に対して
優れた耐久性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の可撓管の
側面部分断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の全体外観図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の可撓管の構成部材を一層
ずつ順に剥がして示す側面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の可撓管の
側面部分断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の内視鏡の可撓管の
側面部分断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の内視鏡の可撓管の
側面部分断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の内視鏡の可撓管の
側面部分断面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の図7におけるVIII
−VIII断面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態の内視鏡の可撓管の
側面部分断面図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態の内視鏡の可撓管
の側面部分断面図である。
【符号の説明】
1 可撓管 10 螺旋管 11 ピッチ方向隙間 20 網状管 21 編み目 30 外皮 31 突出部 100 芯金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 真司 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭 光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−125232(JP,A) 特開 平2−21837(JP,A) 特開 昭58−221926(JP,A) 特開 昭61−47918(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状部材をピッチ方向に隙間のあいたコイ
    ル状に巻いて形成された螺旋管と、複数の素線を並べた
    素線束を網状に編組して形成されて上記螺旋管の外面に
    被覆された網状管と、溶融状態で上記網状管の外面に被
    覆されてチューブ状に形成された可撓性の外皮とを有
    し、溶融状態の外皮部材を上記網状管の隙間部分を通っ
    て内方に突出させてそのまま冷却させた内視鏡の可撓管
    において、 上記突出部の突出態様を軸線方向に順次変化させること
    によって可撓性を変化させたことを特徴とする内視鏡の
    可撓管。
  2. 【請求項2】上記外皮部材の突出部の突出態様の変化
    が、突出量、突出数及び突出形状のうちの少なくとも一
    つの変化である請求項1記載の内視鏡の可撓管。
  3. 【請求項3】上記外皮部材の突出部の突出量又は突出数
    の少なくとも一つの変化が、上記網状管の編組形態の変
    化により形成されている請求項2記載の内視鏡の可撓
    管。
  4. 【請求項4】上記外皮部材の突出部の突出量と突出数が
    共に増減変化している請求項2又は3記載の内視鏡の可
    撓管。
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