JPH0975299A - 内視鏡の可撓管用網状管 - Google Patents
内視鏡の可撓管用網状管Info
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- JPH0975299A JPH0975299A JP7233809A JP23380995A JPH0975299A JP H0975299 A JPH0975299 A JP H0975299A JP 7233809 A JP7233809 A JP 7233809A JP 23380995 A JP23380995 A JP 23380995A JP H0975299 A JPH0975299 A JP H0975299A
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Abstract
くて、しかも円滑に曲がることのできる内視鏡の可撓管
用網状管を提供すること。 【解決手段】素線の幅が素線の厚さより大きい断面形状
が偏平な細線を複数並置した素線束21を複数編組して
形成された網状管20を、螺旋管10の外周に被覆し
て、さらにその外周に可撓性を有する合成樹脂製の外皮
30を被覆してなる内視鏡の可撓管1を構成するための
網状管20であって、編組角度が45°ないし65°、
編組密度が0.78ないし0.90、編組打数が16束
のものにおいて、上記網状管20の素線の幅をAとした
時、上記網状管20の編組平均直径Dに対する編組持数
nが、0.087D/A≦n≦0.192D/Aの範囲
にある。
Description
分に用いられる可撓管用の網状管に関する。
並置した素線束を複数編組して形成された網状管を、螺
旋管の外周に被覆して、さらにその外周に可撓性を有す
る合成樹脂製の外皮を被覆して形成されている。
には、図8に示されるように、網状管20の軸方向にお
いて、各素線束21の交差部分の長さLの合計が可撓管
の軸線全長に対して占める比率を73%〜83%にする
ことが記載されている。
表面を覆う面積の割合である編組密度K(図9におい
て、K=(S−s)/S)に置き換えると、 1−(1−0.73)2 =0.9271 1−(1−0.83)2 =0.9711 であることから、0.927≦K≦0.971である。
なお、各素線束21間に全く隙間がない場合、s=0で
あり、K=1である。
体腔内等において、小さな曲率半径で繰り返し曲げられ
ながら使用されるが、上述のように編組密度が大きくて
隙間の少ない網状管を用いた可撓管は、網状管と外皮と
の結合力が弱いので、小さな曲率半径で曲げると外皮が
網状管から剥離し易く、その結果、カーブの内側にあた
る外皮の部分にシワが発生して、座屈することが少なく
ない。
めに、網状管の編組密度を極度に疎にして、軟化又は溶
融した外皮部材を網状管の隙間によく食い込ませるよう
にすると、外皮部材が網状管の内側の螺旋管部分まで入
り込んで、可撓管が円滑に曲がらなくなって使いものに
ならなくなってしまう。
に外皮との結合力が強くて、しかも円滑に曲がることの
できる内視鏡の可撓管用網状管を提供することを目的と
する。
め、本発明の内視鏡の可撓管用網状管は、素線の幅が素
線の厚さより大きい断面形状が偏平な細線を複数並置し
た素線束を複数編組して形成された網状管を、螺旋管の
外周に被覆して、さらにその外周に可撓性を有する合成
樹脂製の外皮を被覆してなる内視鏡の可撓管を構成する
ための網状管であって、編組角度が45°ないし65
°、編組密度が0.78ないし0.90、編組打数が1
6束のものにおいて、上記網状管の素線の幅をAとした
時、上記網状管の編組平均直径Dに対する編組持数n
が、0.087D/A≦n≦0.192D/Aの範囲に
あることを特徴とする。
する。図3は、内視鏡の全体構成を示しており、操作部
2に連結された挿入部を外装する可撓管1の先端部分に
は、操作部2に設けられた湾曲操作ノブ3を回動させる
ことにより遠隔的に屈曲される湾曲部4が形成されてい
る。
物光学系等を内蔵した先端部本体5が連結されている、
また、操作部2に連結された可撓性の連結コード6の端
部には、図示されていない光源装置に接続されるコネク
タ7が連結されている。
側面図、図2は可撓管1の部分側面断面図である。10
は、ステンレス鋼又は銅合金などの金属帯を均一な径で
螺旋状に巻いて形成された螺旋管であり、一重巻き又は
二重以上の多重に巻いて形成される。
状管であり、ステンレス鋼又は銅合金などの金属細線か
らなる複数の素線を平行に並べた素線束21を複数編組
して形成されている。
りに対して強く、しかも内径をできるだけ太くして外形
をできるだけ細くするために薄肉でなければならない。
そこで、網状管20の素線は、図2に示されるように、
幅Aが厚さBより大きくて断面形状が偏平な素線を用い
るのが効果的であり、本発明においては、そのような偏
平素線を用いている。
21に含まれる素線数を持数nといい、図2には、持数
nがn=3の場合が図示されている。また、編組される
素線束21の数を打数mという。本発明においては、編
組打数mはm=16である。
撓性を有する外皮であり、例えばポリウレタン樹脂等の
合成樹脂によって形成されていて、網状管20の隙間に
外面側から食い込んでいる。
の外周に網状管20を密着させて、はんだ付けなどによ
り両端部で互いが固着されている。これによって可撓管
1の伸びと捩じれが防止される。その状態において可撓
管1の軸線40に対して素線束21の各素線のなす角度
αを、編組角度という。
は、可撓管1が小さな曲率半径で繰り返し曲げられた時
に座屈が発生しないようにするために、45°ないし6
5°の範囲に設定すべきことが知られている(特開昭6
2−133925号)。
強くて、しかも可撓管1が円滑に曲がることができるよ
うにするためには、網状管20の編組密度をKとしたと
き、Kを0.78≦K≦0.90の範囲(厳密には0.
772≦K≦0.906の範囲)に設定すべきことを本
願の発明者等が見いだし、先に特許出願してある(特願
平7−206878号)。
が網状管20の外周表面を覆う面積の割合(隙間なしの
時、K=1)であり、図9において、K=(S−s)/
Sである。
素線の直径〔mm〕 P:編組ピッチ〔mm〕 である。
素線の断面形状が偏平であり、編組密度に係わるのは素
線の直径dwに代わって幅Aであるから、式は下記の
′式に書き換えられる。
B)〔mm〕 である。素線の厚さBは、このように網状管20の編組
平均直径Dに係わっている。
0.906の条件と、式とから求められるFの値と、
αについての45°<α<65°の条件とを式に代入
することにより、網状管20の編組平均直径Dに対する
編組持数nが下記の範囲に算出される。
結コード6を上述の可撓管1と同様の構成にして本発明
を適用してもよい。
mmのステンレス鋼線又は銅合金線などからなる金属細
線をローラ圧延して、幅(A)×厚さ(B)が0.11
mm×0.05mmの偏平断面にした素線を用いた。
mm、編組打数mが16束、編組角度αが45°<α<
65°の範囲、編組密度Kが0.772≦K≦0.90
6の範囲にある条件を満たす網状管20の編組持数n
は、αとKとnとの関係を線図によって示す図4より、
5≦n≦10の範囲になければならない。なお、線図中
の数字は編組密度Kを%で表示したものである(図5な
いし図7についても同じ)。
mmのステンレス鋼線又は銅合金線などからなる金属細
線をローラ圧延して、幅(A)×厚さ(B)が0.08
9mm×0.022mmの偏平断面にした素線を用い
た。
mm、編組打数mが16束、編組角度αが45°<α<
65°の範囲、編組密度Kが0.772≦K≦0.90
6の範囲にある条件を満たす網状管20の編組持数n
は、αとKとnとの関係を線図によって示す図5より、
5≦n≦10の範囲になければならない。
mmのステンレス鋼線又は銅合金線などからなる金属細
線をローラ圧延して、幅(A)×厚さ(B)が0.08
9mm×0.022mmの偏平断面にした素線を用い
た。
mm、編組打数mが16束、編組角度αが45°<α<
65°の範囲、編組密度Kが0.772≦K≦0.90
6の範囲にある条件を満たす網状管20の編組持数n
は、αとKとnとの関係を線図によって示す図6より、
3≦n≦6の範囲になければならない。
mmのステンレス鋼線又は銅合金線などからなる金属細
線をローラ圧延して、幅(A)×厚さ(B)が0.08
9mm×0.022mmの偏平断面にした素線を用い
た。
mm、編組打数mが16束、編組角度αが45°<α<
65°の範囲、編組密度Kが0.772≦K≦0.90
6の範囲にある条件を満たす網状管20の編組持数n
は、αとKとnとの関係を線図によって示す図7より、
2≦n≦4の範囲になければならない。
打数が16束の内視鏡の可撓管用網状管において、網状
管の編組平均直径に対する編組持数を網状管の素線径に
対応して所定の範囲に規定したことにより、45°ない
し65°の編組角度と、0.78ないし0.90の編組
密度を共に満足することが可能であり、可撓管に組み込
まれた時に外皮との結合力が強くて、しかも円滑に曲が
ることができ、可撓管に優れた耐久性を付与することが
できる。
切除して示す部分側面図である。
面断面図である。
図である。
囲を示す線図である。
囲を示す線図である。
囲を示す線図である。
囲を示す線図である。
Claims (1)
- 【請求項1】素線の幅が素線の厚さより大きい断面形状
が偏平な細線を複数並置した素線束を複数編組して形成
された網状管を、螺旋管の外周に被覆して、さらにその
外周に可撓性を有する合成樹脂製の外皮を被覆してなる
内視鏡の可撓管を構成するための網状管であって、 編組角度が45°ないし65°、編組密度が0.78な
いし0.90、編組打数が16束のものにおいて、 上記網状管の素線の幅をAとした時、上記網状管の編組
平均直径Dに対する編組持数nが、 0.087D/A≦n≦0.192D/A の範囲にあることを特徴とする内視鏡の可撓管用網状
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23380995A JP3231588B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 内視鏡の可撓管用網状管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23380995A JP3231588B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 内視鏡の可撓管用網状管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975299A true JPH0975299A (ja) | 1997-03-25 |
JP3231588B2 JP3231588B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=16960927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23380995A Expired - Fee Related JP3231588B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 内視鏡の可撓管用網状管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231588B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09117411A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-05-06 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の可撓管用網状管 |
JP2003013937A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Asahi Intecc Co Ltd | 排水栓操作装置用コントロールケーブル |
JP2009254798A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-11-05 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡用配管 |
WO2022070722A1 (ja) | 2020-09-29 | 2022-04-07 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用可撓管、内視鏡型医療機器、及びこれらの製造方法 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP23380995A patent/JP3231588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09117411A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-05-06 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の可撓管用網状管 |
JP2003013937A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Asahi Intecc Co Ltd | 排水栓操作装置用コントロールケーブル |
JP2009254798A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-11-05 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡用配管 |
WO2022070722A1 (ja) | 2020-09-29 | 2022-04-07 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用可撓管、内視鏡型医療機器、及びこれらの製造方法 |
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---|---|
JP3231588B2 (ja) | 2001-11-26 |
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