JP2000341581A - 複合カメラ - Google Patents

複合カメラ

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JP2000341581A
JP2000341581A JP11151048A JP15104899A JP2000341581A JP 2000341581 A JP2000341581 A JP 2000341581A JP 11151048 A JP11151048 A JP 11151048A JP 15104899 A JP15104899 A JP 15104899A JP 2000341581 A JP2000341581 A JP 2000341581A
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dsc
recording
flash
image
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Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
Yasuhiro Nishitani
泰浩 西谷
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フイルム撮影機能と電子撮像機能とを併有する
複合カメラで閃光装置を使用して同時記録を行う場合、
フイルム記録系の設定条件に従って閃光装置を制御する
一方、電子撮像系はフイルム記録系から提供される情報
に基づいて増幅度の増減等によって対応して双方で良好
な画像を取得する。 【解決手段】銀塩フイルムと撮像素子では感度が異なる
ため、閃光装置の一回の発光で両記録系で画像を記録す
る場合には、銀塩フイルムへの記録条件に主眼を置き、
これの設定値に合わせて閃光装置を制御する。また、フ
イルム記録系の制御装置に相当するCPU(150)か
ら電子撮像系の露出制御に関する情報が電子撮像系のC
PU(184)に伝達され、電子撮像系はこれら情報に
従ってCCD絞り、CCDゲイン等が設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被写体像を写真フイ
ルムに結像させる第1の光学系と、被写体像を撮像素子
の受光面に結像させる第2の光学系とが一体的に組み込
まれている複合カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体像を撮影レンズを通して銀塩フイ
ルムに写し込む第1の光学系と、被写体像をCCD等の
撮像素子を用いて撮像し、光学像を電子画像データに変
換して取り込む第2の光学系とを有する銀塩・電子スチ
ル写真両用カメラが提案されている(特開平9−269
545号公報、特開平9−311378号公報)。かか
るカメラでは、シャッターレリーズ時にCCDを介して
取り込んだ画像データをメモリ装置に記憶することによ
り、フイルムに写し込まれる被写体像と同等の静止画を
液晶表示器(LCD)などの表示装置に再生表示するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の複合カメラを用いて同じ画像を銀塩フイルム記録部
と、電子画像(デジタル画像)記録部に記録する場合で
あって、特に閃光装置を使用して撮影を行う場合には、
閃光装置の一回の発光で両方の記録動作を実行しなけれ
ばならない。銀塩フイルムと撮像素子(CCD)では感
度が異なるため、これら両方の記録手段の特性を考慮し
て閃光装置の発光量を定める必要がある。
【0004】この点、特許第2590333号公報に
は、電子スチルカメラと大判カメラ(マスターカメラ)
の2台のカメラを同時に使用する際のストロボ装置の制
御技術が開示されている。ただし、同公報に示された撮
影制御装置は単にストロボの発光タイミングを制御する
にとどまり、フイルムと撮像素子との感度差については
言及されていない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡単な制御方法により、フイルム記録系及び電
子画像記録系の両方の記録系で良好な撮影を行うことが
できる複合カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、被写体像を写真フイルムに写し込む光学系を
有する第1の記録装置と、被写体像を撮像素子の受光面
に結像させる光学系を有し前記撮像素子で撮像した被写
体像を示す画像データを記憶媒体に記録する第2の記録
装置と、被写体を照らす閃光装置と、を有する複合カメ
ラにおいて、前記複合カメラは、前記第1及び第2の記
録装置の両方の記録装置によって同時に画像の記録を行
う場合に、前記第1の記録装置の写真フイルムに対して
適正な露光量が与えられるように、前記第1の記録装置
の設定に基づいて前記閃光装置の閃光タイミング及び/
又は閃光量を制御する閃光制御装置と、前記第1の記録
装置による画像記録動作を制御するとともに、前記第2
の記録装置における露出制御情報を出力する第1の制御
装置と、前記第1の制御装置から提供される露出制御情
報に基づいて前記第2の記録装置による画像記録動作を
制御する第2の制御装置と、を備えていることを特徴と
している。
【0007】写真フイルムへの記録は、撮影レンズのF
値、シャッター速度、使用するフイルム感度によって露
出条件が定まる。また、閃光装置の発光量はこれら条件
に加えて被写体距離を考慮して定める必要がある。その
一方、撮像素子を用いる電子画像記録装置への記録は、
撮像素子のレンズのF値、シャッター速度、信号増幅度
により定まり、閃光装置の発光量はこれに被写体距離を
考慮して定める必要が有る。
【0008】フイルム感度は使用されるフイルムカート
リッジ毎に一定であるのに対して、撮像信号の増幅度は
自由に増減させることができる。本発明はかかる点に着
眼し、写真フイルムへの記録に最適となるように閃光装
置の発光量等の設定を行い、これに合わせるように撮像
素子のレンズのF値、シャッター速度、増幅度を定めて
同時撮影を行うようにしている。これにより、双方とも
良好な撮影を行うことが可能になる。
【0009】一般に閃光装置のパワーには限りがあるた
め、遠距離では光量が落ちてしまう。ある一定光量に対
するラチチュードはデジタル画像より銀塩フイルムのほ
うが広く、銀塩フイルムはフイルム自身のラチチュード
で光量不足をカバーできるが、デジタル画像ではこれが
困難である。本発明の他の態様によれば、デジタル画像
の場合、信号の増幅度によって光量不足をある程度補正
できる点に着眼し、閃光装置を使用して撮影を行う場合
には、測距装置から得られる距離情報に基づいて撮像素
子の制御に補正をかけるようにしている。これにより、
フイルム記録装置(第1の記録装置)及び電子画像記録
装置(第2の記録装置)の双方で同時に記録する画像が
ほぼ同等となる。
【0010】また、本発明の他の態様によれば、被写体
像を写真フイルムに写し込む光学系を有する第1の記録
装置と、被写体像を撮像素子の受光面に結像させる光学
系を有し前記撮像素子で撮像した被写体像を示す画像デ
ータを記憶媒体に記録する第2の記録装置と、被写体を
照らす閃光装置と、を有する複合カメラにおいて、前記
複合カメラは、前記第1の記録装置のみによって記録す
る第1モードと、前記第1の記録装置及び第2の記録装
置の双方で記録する第2モードと、前記第2の記録装置
のみによって記録する第3モードと、を有し、前記第1
モード及び第2モードの場合は、前記第1の記録装置の
写真フイルムに対して適正な露光量が与えられるよう
に、前記第1の記録装置の設定に基づいて前記閃光装置
の閃光タイミング及び/又は閃光量を制御する一方、前
記第3モードの場合は前記撮像素子にて最適な露光量が
得られるように、前記第2の記録装置の設定に基づいて
前記閃光装置の閃光タイミング及び/又は閃光量を制御
する閃光制御装置を備えていることを特徴としている。
【0011】本発明の更に他の態様によれば、被写体像
を写真フイルムに写し込む光学系を有する第1の記録装
置と、被写体像を撮像素子の受光面に結像させる光学系
を有し前記撮像素子で撮像した被写体像を示す画像デー
タを記憶媒体に記録する第2の記録装置と、被写体を照
らす閃光装置と、を有する複合カメラにおいて、前記複
合カメラは、前記第1の記録装置及び第2の記録装置の
双方で記録する同時記録モードと、前記第2の記録装置
のみによって記録する電子撮像記録モードと、を有し、
前記同時記録モードの場合は、前記第1の記録装置の写
真フイルムに対して適正な露光量が与えられるように、
前記第1の記録装置の設定に基づいて前記閃光装置の閃
光タイミング及び/又は閃光量を制御する一方、前記電
子撮像記録モードの場合は前記撮像素子にて最適な露光
量が得られるように、前記第2の記録装置の設定に基づ
いて前記閃光装置の閃光タイミング及び/又は閃光量を
制御する閃光制御装置を備えていることを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る複合カメラの好ましい実施の形態について詳説する。 〔複合カメラの外観及び全体構成〕図1は本発明に係る
複合カメラの実施の形態を示す正面図である。このカメ
ラは24mm新写真システム(以下APSと略す)対応
の銀塩フイルムを用いて光学像を記録するいわゆる銀塩
カメラとしての機能と、CCD固体撮像素子(以下、C
CDという)を用いて光学像を電子画像データに変換し
てこれを機械読取可能な記録媒体に記録するデジタルス
チルカメラ(以下、DSCという)としての機能とが複
合的に結合されてなるカメラである。
【0013】複合カメラ10の正面中央部には光学像を
銀塩写真フイルム面に導くための撮影レンズ(以下、A
PS撮影レンズ12)が設けられ、このAPS撮影レン
ズ12の右上方には、DSCで用いるCCDの受光面に
被写体像を結像させるDSC撮影レンズ14とが備えら
れている。APS撮影レンズ12の上方にはファインダ
ー窓16、AF受光部17、及びAF投光部18が配置
される。また、符号22は被写体に向かって光を当て
て、撮影時の光量を補助するための発光源であるストロ
ボ窓、23はストロボ調光センサ、24は被写体の輝度
を測定するための測光窓である。
【0014】複合カメラ10の上面には撮影時にシャッ
ターの開閉を開始するためのレリーズボタン(撮影開始
指示部材に相当)30が設けられ、その半押し操作で前
記測光窓24を通して被写体の輝度の測定が行われると
ともに、前記AF投光部18から赤外線を投光して被写
体から反射した赤外線をAF受光部17で受光すること
により測距が行われ、この測距した距離データに基づい
て自動でピント合わせが行われる。
【0015】図2は複合カメラ10の背面図である。カ
メラ10の背面には、主にAPSカメラ部の各種の撮影
モードや状態、時計、バッテリー残量、フイルムの使用
状況等の情報を表示するためのAPS表示部32と、光
学ファインダーの接眼部34と、DSC機能によって取
得した画像や各種情報を表示する液晶モニタ40(液晶
ファインダー)とが設けられている。液晶モニタ40は
ヒンジ42を介して適度なフリクションのもとにカメラ
本体に回動自在に取り付けられており、液晶モニタ40
の表示面の向きを調節することにより、複合カメラ10
の背面からも前面からも液晶モニタ40に映し出された
映像を確認することができるようになっている。なお、
詳しくは後述するがこの液晶モニタ40にはフイルムに
写し込まれる被写体像と同等の画像が表示されるととも
に、光学ファインダーを通し観察されるファインダー像
と同等の映像が表示されるようになっている。
【0016】複合カメラ10の背面には各種の操作キー
が配置されており、具体的には、APSフイルムの強制
巻き戻しを行うためのRW(巻き戻し)スイッチ43、
前記液晶モニタ40の表示(モード)を切り換えるため
のLCDスイッチ44、カメラに備えられている時計日
付機能のデータを変更する時に時計日付変更モードを設
定するためのDATEスイッチ46、後記マルチファン
クションスイッチ52の機能を切り換えるためのSHI
FTスイッチ48、APSフイルムのカートリッジ挿入
部の蓋(図4の符号80として記載)を開けるためのカ
ートリッジ開閉レバー50、マルチファンクションスイ
ッチ52等が設けられている。
【0017】マルチファンクションスイッチ52は、4
分割された4つの独立したスイッチから構成されるとと
もに、各スイッチの内部に設けられている発光部材であ
るランプの点灯・消灯が確認できるようになっている。
【0018】右上スイッチ54の内部には右上ランプ6
4が、右下スイッチ56の内部には右下ランプ66が、
左上スイッチ58の内部には左上ランプ68が、左下ス
イッチ60の内部には左下ランプ70が設けられてい
る。このマルチファンクションスイッチ52は、各々の
使用モードに於いて異なった機能が割り当てられる。マ
ルチファンクションスイッチ52内部の各ランプは、点
灯の状態と、消灯の状態と、点滅の状態を作りだすこと
ができる。
【0019】図3は複合カメラ10の平面図である。同
図に示されるように、複合カメラ10上面の前記レリー
ズボタン30の外周には回転自在に構成されたモード切
換ダイヤル72、APSフイルムによる撮影したプリン
トフォーマットを設定するためのCHPスイッチ74が
設けられている。
【0020】モード切換ダイヤル72はカメラの各種モ
ードを切り換えるための操作部であり、本例の複合カメ
ラ10の場合、撮影や表示の動作を行わないモードであ
る「OFF」の設定と、APSフイルムによる撮影(以
下、APS撮影という)及びDSCによる撮影(以下、
DSC撮影という)の両方を同時に行うモードである
「撮1」の設定と、APS撮影のみのモードである「撮
2」の設定と、DSC撮影によって得た画像を表示(再
生及び編集)するモードである「PLAY」の設定とが
ある。
【0021】なお、図8に示すようにモード切換ダイヤ
ル72の操作により、「OFF」から「撮1」への切
換え、「撮1」から「撮2」への切換え、「撮2」
から「撮1」への切換え、「撮1」から「OFF」へ
の切換え、「OFF」から「PLAY」への切換え、
及び「PLAY」から「OFF」への切換えが行われ
る。
【0022】CHPスイッチ74は、コンベンション
(C)、ハイビジョン(H)、パノラマ(P)の3種の
プリントアスペクト比に対応して画面パターンを切り換
えるための操作部材である。CHPスイッチ74は、複
合カメラ10の上面を形成する部材に対して摺動可能に
設けられ、前記CHPの各プリントフォーマットに対応
する3か所の停止位置のうち、何れか1つの位置に選択
設定される。
【0023】図4は複合カメラ10の底面図である。同
図によれば、複合カメラ10の下面には、APSフイル
ムカートリッジ室の蓋であるカートリッジ蓋80と、該
カートリッジ蓋80の開閉の状態を検出するためのカー
トリッジ蓋開閉検知スイッチ82と、APS撮影用のバ
ッテリー(以下、APSバッテリーという)84と、デ
ジタルスチルカメラ撮影用のバッテリー(以下、DSC
バッテリーという)86と、前記各バッテリー84、8
6の設置空間(収納室)の蓋であるバッテリー蓋88と
から構成されている。
【0024】前記カートリッジ室には、APSフイルム
が装填されていることを検出するとともに、APSフイ
ルムカートリッジに設けられているデータディスクのロ
ータリーバーコードを光学的に読み取る読取センサ(図
示せず)が備えられている。データディスクにはフイル
ムの種類、総コマ数、ISO感度等のフイルム情報が記
録されており、新たに装填されたフイルムの情報は前記
読取センサによって自動的に読み取られ、その結果はカ
メラの制御を司るAPS側の中央演算処理装置(以下、
APSCPUという)に通知される。
【0025】図5は複合カメラ10の右側面図である。
同図によれば複合カメラ10の右側面には、APSバッ
テリー84及びDSCバッテリー86に代わって複合カ
メラ10に電源を供給する外部電源接続用端子(DC電
源コネクタ)90と、DSCの撮影画像データをビデオ
信号として出力するための出力ポートであるビデオ信号
出力部92と、DSCの撮影画像データをデジタル信号
として出力するための入出力ポートであるデジタル信号
入出力部94とが設けられるとともに、DSCの撮影画
像データを記憶するためのメモリカード等の記録媒体9
6が挿抜されるカードインターフェースが設けられてい
る。なお、記録媒体の形態は特に限定するものではな
く、スマートメディア、PCカード、フラッシュメモリ
ーカード、ICカード、光磁気ディスク、メモリスティ
ック等、種々の形態が可能であり、着脱自在な外部記録
媒体に限らずカメラ本体に内蔵された内部メモリでもよ
い。
【0026】図6に、複合カメラ10の背面に設けられ
ているAPS表示部32の表示内容を示す。
【0027】同図によれば、APS表示部32には、年
月日を表示するDATE表示部100が設けられ、この
DATE表示部100における表示順序は月日年の順番
や、日月年の順番に変更することが可能である。
【0028】フイルム残駒数表示部102は、APSフ
イルムの残りの撮影可能枚数を表示しており、カートリ
ッジ装填表示部104が表示されている場合にはAPS
フイルムのカートリッジが装填されていることを示す。
【0029】リモコンモード表示部106が表示されて
いる場合には、リモコンが使用可能なモードであること
を示す。
【0030】セルフタイマーに関する表示として、セル
フタイマーのモードであるか否かを表示するセルフタイ
マー表示部108とが設けられている。セルフタイマー
のモードを表示する場合には、フイルム残駒数表示部1
02に表示する。
【0031】撮影のモードとして、撮影の遠景モードを
設定した場合に表示される遠景モード表示部112と、
夜景を撮影するモードであることを表示する夜景モード
表示部114と、撮影時に光量を補助するストロボが発
光することを示すストロボ表示部116と、ストロボの
発光を禁止するモードであることを表示するストロボ発
光禁止表示部117と、ストロボの発光の際にプレ発光
を数回行って被撮影者の目の瞳孔を閉じることによって
撮影時の赤目現象を低減させるモードであることを表示
する赤目モード表示部118とが設けられている。
【0032】また、複合カメラ10のバッテリーの残量
に関する情報として、APSバッテリー84の残量を表
示するAPSバッテリー残量表示部120と、DSCバ
ッテリー残量表示部122とが設けられている。
【0033】図7は、マルチファンクションスイッチ5
2に割り当てられる機能を説明している図である。な
お、プログラム中では右上ランプ64は/MFR1LEDという
名称で呼ばれており、同図のLED 表示凡例に示すよう
に、LEDの点灯状態を示す。同様に、右下ランプ66
は/MFR2LED、左上ランプ68は/MFL1LED、左下ランプ7
0は/MFL2LEDと呼んでいる。同図に示したLEDは、全
て消灯状態を示している。
【0034】右上スイッチ54と右下スイッチ56は、
通常の割り当てではテレ側にズーミングするためのスイ
ッチ/STELE1 と、/STELE2 に割り当てられている。
【0035】左上スイッチ58と左下スイッチ60は、
通常の割り当てではワイド側にズーミングするためのス
イッチ/SWIDE1 と、/SWIDE2 に割り当てられている。S
HIFTスイッチ48が押された状態では、右上スイッ
チ54は撮影したAPSフイルムにタイトルを設定する
ためのモード設定スイッチ/STITLE として割り当てら
れ、左上スイッチ58はプリント枚数を予め設定するた
めのモード設定スイッチ/SPQとして割り当てられる。
【0036】モード切換ダイヤル72の設定が「撮1」
または「撮2」である場合にSHIFTスイッチ48を
押すと、右下スイッチ56はセルフタイマー及びリモコ
ンのモードを切り換えるスイッチ/SSELFとして割り当て
られる。/SSELFに割り当てられたスイッチを押すごと
に、セルフタイマー1ショット、セルフタイマー2ショ
ット、…リモコンモード、ノーマルモードと、サイクリ
ックにモードを切り換えることができる。
【0037】モード切換ダイヤル72の設定が「撮1」
または「撮2」である場合にSHIFTスイッチ48を
押すと、左下スイッチ60はストロボの各種モード設定
するためのスイッチ/SMODEとして割り当てられる。/SMO
DEスイッチは、測光した明るさと被写体までの距離に応
じてストロボの発光量を自動で決定するDPモード(デ
ジタルプログラムモード)と、ストロボ発光時に予め瞳
孔を収縮させるためのPREモード(赤目軽減モード)
と、ストロボの強制発光を行うONモードと、ストロボ
を発光しないOFFモードと、遠景撮影を行うためのI
NFモード(遠景モード)と、夜景を撮影するためのN
VPモード(ナイトビューポートレートモード)とをサ
イクリックローテーションで切り換えるためのスイッチ
である。
【0038】タイトル設定モードとプリント枚数設定モ
ード等においては、右下スイッチ56及び左下スイッチ
60は各モードを移動選択するためのモード移動スイッ
チ/SUP、/SDOWNとして割り当てられる。
【0039】また、モード切換ダイヤル72の設定が
「PLAY」の設定の場合にはAPSフイルムによる撮
影を行わないので、セルフタイマーを設定するモードと
ストロボのモードを切り換えるモードとは不要である。
そこでモード切換ダイヤル72で「PLAY」が設定さ
れ、かつSHIFTスイッチ48が押された状態では、
左下スイッチ60はDSCで撮影した画像をデジタル信
号入出力部94からデジタル出力するためのスイッチ/S
PLAYOUT として割り当てられる。また、右下スイッチ5
6は、APSフイルムのプリントフォーマット磁気情報
を編集する際に用いるモードを設定するスイッチ/SCHP
として割り当てられる。
【0040】さらに、モード切換ダイヤル72が「PL
AY」の位置に設定されていてSHIFTスイッチ48
が押されていない場合に、左上スイッチ58は、液晶モ
ニタ40での表示を1画面表示と4つの画像からなるマ
ルチ画面(以下、4分割表示という)とを切り換えるた
めスイッチ/SDISPCHG として割り当てられる。
【0041】図9は複合カメラ10の制御部の構成を示
すブロック図である。同図によれば、本複合カメラ10
の制御部は主に銀塩カメラ機能を制御するAPS制御部
と、電子カメラ機能を制御するDSC制御部とから構成
されており、各々の制御部は通信で情報の交換を行って
いる。
【0042】APS制御部はAPSCPU150が主な
制御を司り、DSC制御部はCPU184(以下、DS
CCPUという。)が主な制御を司る。APSCPU1
50はカメラ全体を統括する主導的な役割を有し、DS
CCPU184はAPSCPU150に従属する形で制
御される。
【0043】AF回路152は図1で説明したAF投光
部及び受光部を含み、被写体にピントを合わせるための
測距処理を行う。鏡胴駆動部154はAPSカメラとし
て撮影の動作に入る際に撮影用のレンズ鏡胴を撮影可能
な状態の位置まで繰り出したり、撮影終了後に沈胴させ
る制御を行う。フイルム給送部156はAPSフイルム
の給送制御を行う。データディスク(DD)読み取り部
158はAPSフイルムカートリッジに備えられている
データディスクの情報を読み取る作業を行う。シャッタ
駆動部160は撮影時のシャッター開閉動作を制御す
る。測光部162は被写体の光量を測光する。磁気デー
タ読取・書込部164はフイルムの給送中にフイルムの
磁気記録層に磁気情報を書き込んだり読み出したりする
制御を行う。
【0044】リセット指示部(RESET)166は電
源電圧を監視してAPSCPU150に対してリセット
をかける機能を持つ。昇圧レギュレータ(REG)16
8は、APSバッテリー84の残容量を測定可能であ
り、APSバッテリー84の電圧を昇圧させるとともに
安定化させるレギュレータである。LCD170は図2
で説明したAPS表示部32の液晶表示パネルに相当
し、APSCPU150によって表示の制御が行われ
る。リモコン受信回路172は撮影者自身が被撮影者と
なる場合等に用いられるリモコン装置(不図示)からの
信号を受信して信号処理しAPSCPU150に伝え
る。
【0045】スイッチ群174はレリーズボタン30や
マルチファンクションスイッチ52等の各種操作スイッ
チを含むブロックであり、各スイッチの状態(操作され
たか否か)が監視され、その状態に応じた信号がAPS
CPU150に入力される。LED群176はマルチフ
ァンクションスイッチ52内部に設けられている各LE
D等に相当し、これらLED群による表示はAPSCP
U150により制御される。
【0046】電気的消去可能プログラマブルROM(E
EPROM)178にはカメラの制御に関する各種のパ
ラメータ、データが格納されている。EEPROM17
8に記憶した情報は、APSバッテリー84が消耗した
り長時間抜かれた状態下にあっても揮発しない。
【0047】ストロボ回路180は撮影モードスイッチ
で設定される撮影モードや測光部162において検出さ
れる外光輝度にしたがってストロボの発光を制御する。
通信部182はAPSCPU150とDSCCPU18
4との間で情報を交換するための通信を制御する。な
お、APSCPU150はROMとRAMを有し、RO
Mにはカメラ制御用プログラム等が格納されており、R
AMはAPSCPU150の作業領域として活用され
る。
【0048】DSCCPU184はDSC制御部の主な
制御を司る。電源部186は、DSCバッテリー86の
残容量を測定可能であり、DSC撮影部の電源であるD
SCバッテリー86の電圧を昇圧させるとともに安定化
させるレギュレータ等で構成されている。CCD回路部
188はCCDの駆動を制御するとともにCCDから得
られる画像データをDSCCPU184に転送する。
【0049】LCD表示部190は図2で説明した液晶
モニタ40に相当しており、CCDを介して取得した画
像(撮影した映像)や各種の情報が表示される。フラッ
シュROM(FLASHROM)192は図5で説明し
た記録媒体96の制御を行うコントローラである。 〔複合カメラの各モードでの動作概要〕次に、本複合カ
メラ10の各モードでの動作の概要について説明する。
【0050】前述したようにAPS撮影及びDSC撮影
の両方の撮影を行うハイブリッド撮影を行う場合には、
モード切換ダイヤル72(図3参照)を「撮1」の場所
に設定する。すると、APS表示部32にAPSフイル
ムカウント数が表示され、APSフイルム用のAPS撮
影レンズ12の鏡胴が繰り出し、CHPスイッチ74の
情報を読み込んでAPS撮影が可能な状態になる。そし
て複合カメラ10内部のAPSCPU150はDSC制
御部の電源部186を起動させてDSCCPU184を
機能させるとともに、DSCCPU184に対して日付
データや液晶モニタ40へ撮影中の撮像を動画として表
示するためのDSC動画表示指令を送信するので、液晶
モニタ40には画像と日付等のデータが表示される。
【0051】ここで、被写体に複合カメラ10を向けて
希望するアングルでレリーズボタン30を押す。すると
カメラ内部の各種エラーを監視したのちに測光、測距処
理を行い、必要に応じてストロボ発光を行って同時刻の
被写体をAPS撮影を行うとともにDSC撮影を行う。
なお、DSC撮影によって得られた画像データは記録媒
体96に記憶される。
【0052】撮影が終了すると、APSフイルムは1駒
給送される。このとき同時にCHPデータやプリント枚
数データ(PQ)、選択タイトルデータ(ST)、日付
データ等が、その駒に対応するフイルムの磁気記録層に
記録される。また、DSCによる撮影画像は、確認のた
めに撮影終了後に液晶モニタ40に一定時間フリーズ表
示される。
【0053】APS撮影のみを行う場合には、モード切
換ダイヤル72を「撮2」の場所に設定する。すると、
DSC撮影機能を動作不可能としAPS撮影のみが可能
な状態になる。
【0054】DSC撮影によって記憶した画像を表示さ
せたり、撮影時のデータを編集する場合にはモード切換
ダイヤル72を「PLAY」の場所に設定する。複合カ
メラ10の液晶モニタ40には、最新の撮影画像が表示
され、また、「PLAY」モード時に割り当てられた右
下スイッチ56又は左下スイッチ60の操作により、駒
送り又は駒戻しされた画像が表示される。
【0055】尚、この実施の形態では、「撮1」、「撮
2」、「PLAY」の各種モードが設けられているが、
さらにDSC撮影のみを行うモードを設けるようにして
もよい。
【0056】〔複合カメラの露光制御〕DSC側の撮像
部に相当するCCDの手前には、図示せぬ絞り装置が配
置されている。この絞り装置は、開放絞り(F2.8)
と、小絞り(F5.6)の2段階で絞りを切り替えるこ
とができる構成を有する。「撮1」のモードにおいてス
トロボを使用しない撮影を行う場合、DSC側ではAP
S側と独立にAEが行われ、前記絞り装置の絞り選択、
CCDのゲイン調整及びシャッター速度の制御がなされ
る。そして、DSCの画像取込タイミングは、APS側
のシャッター開閉動作と同期される。
【0057】また、「撮1」のモードにおいてストロボ
を使用する場合であっても、いわゆる日中シンクロ撮影
の場合は、DSC側ではAPS側と独立にAEが行わ
れ、前記絞り装置の絞り選択、CCDのゲイン調整及び
シャッター速度の制御がなされる。そして、DSCの画
像取り込みはAPSの露光タイミングよりも1フレーム
分(一垂直同期信号分)手前のタイミングで行われる。
このように画像取込タイミングをずらすのは、フイルム
とCCDのラチチュードが異なるため、周囲が明るい状
況下でストロボ撮影を行うと、フイルムでは許容範囲内
の画像が得られるのに対して、CCD画像は真っ白にな
ってしまうという不具合を回避するためである。
【0058】次に、「撮1」のモードにおいてストロボ
を使用し、DSCの画像取込タイミングとAPSの露光
タイミングを同期させて撮影する場合を説明する。この
場合、ストロボは写真フイルムに対して適正な露光を与
えるように、APS側の設定に従って制御される。そし
て、DSC側ではAPS側から提供される情報(CCD
露出制御情報)に基づいて、前記絞り装置の絞り選択、
CCDのゲイン調整及びシャッター速度の制御がなされ
る。
【0059】具体的には、APS側から、通信データと
してCCD絞りの有無を示すCCDAVのデータ、及び
CCDのRGB各色のゲインを示すCCDR、CCD
G、CCDBのデータがDSC側(DSCCPU18
4)に伝達される。なお、DSC側では、受信したCC
DR、CCDG、CCDBからCCDの設定ゲイン(C
CDゲイン)に変換して制御に使用する。
【0060】CCDAVは絞り選択に関するデータに相
当するものであり、CCDAV=0はCCD絞り無し
(開放側:F2.8)を意味し、CCDAV=1はCC
D絞り有り(小絞り側:F5.6)を意味する。
【0061】CCDAV、CCDG、CCDR、CCD
Bを算出する基本計算式は次の4つの式(1)〜式
(4)である。
【0062】
【数1】
【0063】
【数2】
【0064】
【数3】
【0065】
【数4】
【0066】上記各式(1)〜(4)において、DSC
GVはCCDのゲインをAPEXS表記したものであ
り、Green(グリーン)のゲインを基準に定められる。
すなわち、GreenCCDゲインを次式
【0067】
【数5】
【0068】と定義すると、
【0069】
【数6】
【0070】なる関係が成り立つ。ただし、E CCD
TEND、E CCDCEPT、E WB R、E WB
Bはそれぞれ設計値を示す定数であって、これら設計
値のデータはEEPROMに格納されている。E CC
DTENDは5〜20の範囲の値をとり、E CCDC
EPTは−15〜+15の範囲の値をとる。E WB
はホワイトバランスを調整するためのR(レッド)の調
整値であって−32〜+32の範囲の値、E WB
はホワイトバランスを調整するためのB(ブルー)の調
整値であって−32〜+32の範囲の値をとる。
【0071】DSCAVはCCDの絞り値を示すもので
あり、CCD絞り(前記絞り装置による2段切り換えの
絞り)と、ズーム位置から求められる。すなわち、CC
D絞り開放側の場合は、
【0072】
【数7】
【0073】CCD絞り小絞り側の場合は、
【0074】
【数8】
【0075】より計算される。ただし、E DSCAV
w=18〜30の範囲内の定数、DSCAVtは30〜
50の範囲内の定数、E DSCZVはズーム位置によ
って0〜15の範囲で可変する値であり、これらデータ
はいずれもEEPROM178に格納されている。
【0076】ZV2は開放からの光量ダウン量を示すも
のであり、ズーム位置に対応して0〜13の範囲の値を
とる。ZV2はズームがTele側に位置するほど大き
な値をとる。
【0077】SVはフイルムのISO感度を反映する値
であり、ISO50〜672のフイルムに対応してSV
は32〜62の値をとる。
【0078】DSCDVはストロボ到達距離連動外の補
正量を示すものであり、次式
【0079】
【数9】
【0080】で求められる。ただし、AV0 はズーム位
置に応じて40〜36の範囲で可変する値である。DV
は測距結果によって得られる被写体距離を反映する値で
あり、被写体距離が遠方であるほど小さい値をとる。G
Vはストロボのガイドナンバー(GNo)を反映する値
であり、本例ではGV=52となっている。
【0081】式(9)の計算においてDSCDV≦0と
なるときはDSCDV=0に置き換え、DSCDV≧1
2となるときはDSCDV=12に置き換えるものとす
る。
【0082】CCDAV、CCDG、CCDR、CCD
Bの算出手順は次の通りである。
【0083】(手順1) 距離情報、ISO感度、ズー
ム位置、及びGNoから、式(9)を用いてストロボ連
動外補正量DSCDVを求める。
【0084】(手順2) DSC絞り値を開放側と仮定
して式(7)よりDSCAVを算出する。また、このと
きCCD絞り有無設定値CCDAV=0とする。
【0085】(手順3) 式(1)よりDSCGVを求
める。
【0086】(手順4) 上記手順3で求めたDSCG
Vの値が予め設定されている設計値E DSCGV0 よ
りも小さいか否かを判定して、DSCGV<E DSC
GV0 であるときは、DSCAVの計算をやり直す。す
なわち、CCD絞り値を小絞り側と仮定して式(8)よ
りDSCAVを算出するとともに、CCD絞り有無設定
値CCDAV=1とする。なお、E DSCGV0はC
CD絞り切り換え判定値であって、2〜44の範囲内の
適当な値(例えば22)に設定され、そのデータはEE
PROMに格納されている。
【0087】(手順5) 式(2)よりCCDのグリー
ンゲイン(CCDG)を求める。ただし、計算において
CCDG≦32となる時はCCDG=32に置き換え、
CCDG≧90となるときはCCDG=90に置き換え
る。
【0088】(手順6) 式(3)よりCCDのレッド
ゲイン(CCDR)を求める。ただし、計算においてC
CDR≦32となる時はCCDR=32に置き換え、C
CDR≧90となるときはCCDR=90に置き換え
る。
【0089】(手順7) 式(4)よりCCDのブルー
ゲイン(CCDB)を求める。ただし、計算においてC
CDB≦32となる時はCCDB=32に置き換え、C
CDB≧90となるときはCCDB=90に置き換え
る。
【0090】(手順8) 手順4又は手順5で得たCC
DAV、並びに手順5〜7で得たCCDG、CCDR、
CCDBを、APS側からDSCCPU184へ通信に
よって提供する。なお、ストロボ使用時のDSC側シャ
ッター速度は所定の値(例えば、1/30秒又は1/6
0秒)に固定される。
【0091】DSC側はAPS側から提供されたこれら
値に基づいて、画像取り込みを行う。これにより、DS
C側は被写体距離に応じて最適なゲインに調節され、ス
トロボ発光時(ストロボシンクロ有り)において良好な
画像を得ることができる。次に、上記複合カメラ10に
おける処理内容を図10から図61に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0092】〔分岐処理〕図10乃至図13はそれぞれ
分岐処理を示すフローチャートである。
【0093】図10のステップS300(以下S300
と略す)は分岐処理の開始ステップである。S300の
「分岐処理」は、以下に説明する分岐処理プログラムフ
ローのメインとなるルーチンであり、この「分岐処理」
のルーチンから、カメラに付属の各機能スイッチや、時
計、タイマー処理等のルーチンへと分岐する。
【0094】S302の「時計処理」では、カメラの表
示部に表示される時計の積算処理等の時計処理を行う。
【0095】S304の「250ms タイマー起動」ではカ
メラに付属している各入力スイッチの状態変化を監視す
るキースキャン時間間隔のタイマーを設定している。本
実施例では250msを設定している。
【0096】S306の「/SM1,/SM2読み込み処理」で
は、モード切換ダイヤル72の設定を読み込む処理を行
うサブルーチンである。S306における処理の詳細に
ついては後に説明する。
【0097】S308の「SM状態変化」では今回のプロ
グラムスキャンで上記S306で読み込んだモード切換
ダイヤル72の設定が、前回のプログラムスキャン時に
読み込んだ設定に対して変化しているか否かの判断を行
っている。モード切換ダイヤル72の設定が変化した場
合にはS310の「/SM1,/SM2 スイッチ処理」に進み、
モード切換ダイヤル72の設定が変化していない場合に
は、S312の「SM状態= 撮影2」へと進む。
【0098】S310は、モード切換ダイヤル72の設
定に基づいて各々の設定された処理に分岐するサブルー
チンである。S310における処理の詳細については後
に説明する。
【0099】S312の「SM状態= 撮影2」の処理で
は、モード切換ダイヤル72の設定が「撮2」の場合に
はS324「/SCC= 開→閉変化」へジャンプし、後述す
るDSCの状態を監視するルーチンを飛ばす。また、モ
ード切換ダイヤル72の設定が「撮2」以外の場合には
S314「SM状態=OFF」に進む。
【0100】S314では、モード切換ダイヤル72の
設定が「OFF」の場合にはS324へジャンプし、後
述するDSCの状態を監視するルーチンを飛ばす。ま
た、モード切換ダイヤル72の設定が「OFF」以外の
場合には次のS316「/DSCBUSY=L」に進む。
【0101】S316では、APSCPU150が通信
部182を経由して、DSCバッテリー86が消耗して
いるか否かを判断している。ここで、/DSCBUSYのポート
状態がL(Lo) である場合にはDSCバッテリー86は良
好で、/DSCBUSYのポート状態がH(Hi) である場合にはD
SCバッテリー86の電圧が低下しているので継続して
使用するには不適であることを示している。S316で
/DSCBUSYのポート状態がL でない場合には、S318
「DSC 電池表示点灯」へ分岐する。
【0102】S318では、DSCバッテリー86の電
圧が低下していることを複合カメラ10の操作者に知ら
せるためにAPSCPU150は、APS表示部32に
DSCバッテリー86の消耗を知らせる警告としてDS
Cバッテリー残量表示部122に警告を表示するよう指
示する。
【0103】S320の「LCD 表示OFF セット」では、
DSCバッテリー86消耗の判断を受けて、DSCの機
能を停止させるために先ず液晶モニタ40をの機能を停
止する。次にS322の「DSCVW=OFF 」に於いて、AP
SCPU150は通信部182を経由して、DSCCP
U184に対してDSC用の電源を遮断する指令を通信
で出力する。従って、APS撮影及びDSC撮影の両方
を同時に行う「撮1」のモードを選択した場合であって
も、DSCバッテリーが消耗している為にDSC撮影の
続行が困難な場合には、DSC側を遮断してAPS撮影
のみを行う。
【0104】S324では、図4に示されているAPS
カートリッジ蓋80の開閉状態を検出するためのカート
リッジ蓋開閉スイッチ82のSCC(Switch Cartridge Cha
mber) 情報変化を読み取り、前回のソフトウェアスキャ
ン時に読み取ったSCC 情報と比較して( ポーリング) 、
フローの分岐先を決定している。前回のソフトウェアス
キャン時に読み取ったSCC 情報が「開」で、今回読み取
ったSCC 情報が「閉」の場合にはS326の「/SCC,SCT
スイッチ処理/SCC= 開→閉」へジャンプし、その他の場
合にはS328の「/SCC= 閉→開変化」に進む。
【0105】S326では、フイルムカートリッジの有
無を判断した後に、フイルムカートリッジの装填処理ま
たはフイルムカートリッジ無しの場合の処理を優先して
行うルーチンである。
【0106】S328の「/SCC= 閉→開変化」では、前
回のソフトウェアスキャン時に読み取ったSCC 情報が
「閉」で、今回読み取ったSCC 情報が「開」の場合には
S330の「/SCC,SCTスイッチ処理/SCC= 閉→開」へジ
ャンプし、その他の場合にはS332の「/SCC開」に進
む。
【0107】S332では、APSフイルムのカートリ
ッジ蓋80が開いているか否かの判断を行う。カートリ
ッジ蓋80が開いていると判断した場合には、S334
「スプールキー移動済」に進み、カートリッジ蓋80が
開いていないと判断した場合には図11のS342「/S
MR=ON 」に進む。S334では、APSフイルムカート
リッジのスプールがVEI表示で「×」となる位置(即
ち撮影済のフイルムカートリッジを示す位置)で停止し
ているか否かを判別し、VEI表示で「×」となる位置
である場合には、図11のS342「/SMR=ON 」に進
み、VEI表示で「×」でない場合には、S336「SC
T 処理」に進む。なお、S336では、フイルムカート
リッジのVEI表示で「×」となるように、フイルムカ
ートリッジのスプールを回転させるためのスプールキー
移動をさせる。
【0108】図11のS342では、RWスイッチ43
(APSフイルム強制巻き戻し)の状態を検出してい
る。RWスイッチ43が押されている場合(オンの場
合)には、S344「/SMRスイッチ処理」へジャンプし
て、APSフイルムの強制巻き戻し動作を行う。RWス
イッチ43が押されていない場合には、次のS346
「SM状態=OFF」に進む。
【0109】S346では、モード切換ダイヤル72の
設定が「OFF]であるか否かの判断を行っている。も
し、モード切換ダイヤル72の設定が「OFF」の場合
には、本S300「分岐処理」を終了すべく、図13に
示すS440「スタンバイ処理」にジャンプする。もし
モード切換ダイヤル72が「OFF」でない場合には、
次のS348「SM状態=PLAY 」の処理に進む。
【0110】S348では、モード切換ダイヤル72の
設定が「PLAY」であるか否かの判断を行っている。
もしモード切換ダイヤル72の設定が「PLAY」の場
合には、S356「FCOUNT="E"」へジャンプする。も
し、設定が「PLAY」でない場合には、モード切換ダ
イヤル72の設定は「撮1」又は「撮2」のいずれかで
あるので、次のS350「鏡胴位置= 沈胴」に進む。
【0111】S350では、APSフイルムによる撮影
を行うレンズの鏡胴位置の検出を行い、鏡胴が沈胴位置
であるか否かの判断を行っている。モード切換ダイヤル
72が「撮1」又は「撮2」の設定の場合には、前記の
S310「/SM1,/SM2 スイッチ処理」でAPSフイルム
による撮影のために鏡胴を繰り出しているはずなので、
ここでもし鏡胴が沈胴位置である場合には、何らかのト
ラブルが発生したことになるので撮影を断念し、本S3
00「分岐処理」を終了すべくS440「スタンバイ処
理」にジャンプする。鏡胴位置が沈胴位置でない場合に
は撮影可能と判断して、次のS352「/SDATE=ON 」に
進む。
【0112】S352では、APS表示部32にDAT
Eモードをローテーションさせて表示するための、DA
TEスイッチ46が押されているか否かの判断を行う。
もしDATEスイッチ46が押されている場合には、D
ATEモードの表示又は日付の変更を行うためのS35
4「/SDATEスイッチ処理」に進み、DATEスイッチ4
6が押されていない場合には、次のS356「FCOUNT="
E"」に進む。
【0113】S356「FCOUNT="E"」では、APSフイ
ルムの撮影可能枚数のチェックを行っている。もし、フ
イルム撮影可能な枚数が零の場合(FCOUNT="E") には、
APSフイルムによる撮影を行うことができないので撮
影を断念し、本S300「分岐処理」を終了すべくS4
40「スタンバイ処理」にジャンプする。もし、フイル
ム撮影可能枚数が零で無い場合には、撮影可能であるの
で次のS358「FCOUNT=E点滅」に進む。ここで、「FC
OUNT=E点滅」の状態とは、フイルムの巻き戻しが正常に
行われなかった場合か、または、APSフイルムカート
リッジのVEI表示が「×」である状態、即ち撮影済の
フイルムカートリッジであることを検出した場合の状態
を示している。この状況を表示するために、フイルム残
駒数表示部102にフイルム撮影可能枚数の代わりに
「E」を点滅表示させている。
【0114】S358「FCOUNT=E点滅」では、フイルム
残駒数表示部102に「E」が点滅表示されているか否
かを判断して、点滅表示されている場合には、撮影を断
念し、本S300「分岐処理」を終了すべくS440
「スタンバイ処理」にジャンプする。フイルム残駒数表
示部102に「E」が点滅表示されていない場合には、
次のS360「FCOUNT=n点滅」に進む。ここで、「FCOU
NT=n点滅」の状態とは、フイルム給送時に不具合が発生
して、フイルム給送が正常に行われなかったことを示し
ており、この状態をフイルム残駒数表示部102に現在
のフイルム撮影枚数「n]を点滅表示することで示して
いる。
【0115】S360「FCOUNT=n点滅」では、フイルム
給送が正常であるか否かを判断して、正常な場合には次
のS368「/SP1=ON 」に進み、フイルム給送が異常で
ある場合には撮影を断念し、本S300「分岐処理」を
終了すべくS440「スタンバイ処理」にジャンプする
S368「/SP1=ON 」では、レリーズボタン30が「半
押し」の状態であるか否かの判断を行っている。レリー
ズボタン30が「半押し」の状態である場合にはS37
0「/SP1スイッチ処理」へジャンプする。S370で
は、複合カメラ10の撮影に関するエラーをチェックし
た後に測光処理、AF処理、ストロボ発光処理、セルフ
タイマー処理、撮影処理、フイルム給送処理、磁気情報
書き込み処理、DSCCPU184との通信等の処理を
行う。また、レリーズボタン30が「半押し」で無い場
合には、次のS372「SM状態=PLAY 」に進む。
【0116】S372の「SM状態=PLAY 」では、モード
切換ダイヤル72の設定が「PLAY」であるか否かの
判断を行っている。もし、「PLAY」の位置である場
合には、図12に示すS380「/SSHIFT=ON」へジャン
プし、「PLAY」の位置でない場合にはS374「リ
モコンモード」に進む。
【0117】S374「リモコンモード」では、右下ス
イッチ56に割り当てられた/SSELFスイッチによる設定
が、「リモコンモード」であるか否かを判断している。
もし、「リモコンモード」である場合には、S376
「/RCIN=L(ヘッダー) 」に進み、「リモコンモード」で
ない場合には図12に示すS380「/SSHIFT=ON」に進
む。
【0118】S376「/RCIN=L(ヘッダー) 」に記載の
「/RCIN 」は、APSCPU150のI/Oポートに割
り付けられた名称で、このI/Oは、リモコンからの受
信信号の有無の状態を表している。/RCIN=L の場合には
リモコンから信号を受信したことを示している。
【0119】S376「/RCIN=L(ヘッダー) 」では、/R
CIN のI/Oポート情報を読み込んでリモコンからの入
力信号が得られたか否かの判断を行っている。リモコン
からの指令があった場合には(/RCIN=Lの場合) 、S37
8「/RCIN 処理」に進み、APSCPU150は、リモ
コンからの情報に応じた処理を行う。リモコンからの信
号が受信されていない場合には(/RCIN=Hの場合) 、図1
2に示すS380「/SSHIFT=ON」に進む。
【0120】図12のS380では、SHIFTスイッ
チ48の情報を読み込んで、SHIFTスイッチ48が
押されているか否かの判断をしている。もし、SHIF
Tスイッチ48が押されている場合には、S382「/S
SHIFT スイッチ処理」に進み、モード切換ダイヤル72
の各モードに応じてマルチファンクションスイッチ52
の各ランプの点灯や、/SHIFT+/SSELF,/SHIFT+/SMODE,/S
HIFT+/STITLE,/SHIFT+/SPQ,/SHIFT+/SPLAYOUT,/SHIFT+/
SCHP,/SHIFT+/SDATEの各スイッチ処理に分岐する。も
し、SHIFTスイッチ48が押されていない場合には
次のS384「SM状態=PLAY 」に進む。
【0121】S384では、モード切換ダイヤル72の
位置がPLAYか否かを判断し、PLAYの場合には、
S398「SM状態=PLAY 」にジャンプし、PLAY以外
の場合にはS386「/STELE1=ON」に進む。
【0122】S386「/STELE1=ON」及びS388「/S
TELE2=ON」では、マルチファンクションスイッチ52の
右上スイッチ54(/STELE1)または、右下スイッチ56
(/STELE2) が押されているか否かの判断を行っている。
もし、いずれかのスイッチが押されている場合にはS3
90「/STELEスイッチ処理」に進み、テレ側へのズーム
処理を行う。
【0123】同様に、S392「/SWIDE1=ON」及びS3
94「/SWIDE2=ON」では、マルチファンクションスイッ
チ52の左上スイッチ58(SWIDE1) または、左下スイ
ッチ60(SWIDE2)が押されているか否かの判断を行って
いる。もし、いずれかのスイッチが押されている場合に
はS396「/SWIDEスイッチ処理」に進み、ワイド側へ
のズーム処理を行う。
【0124】S398「SM状態=PLAY 」では、モード切
換ダイヤル72の設定がPLAYか否かを判断し、PL
AY以外の場合には、図13に示すS412「250ms タ
イマー起動」にジャンプし、PLAYの場合にはS40
0「/SDISPCHG=ON」の処理に進む。
【0125】S400では、マルチファンクションスイ
ッチ52の左上スイッチ58に割り当てられている(/SD
ISPCHG) が押されているか否かの判断をして、もし(/SD
ISPCHG) スイッチが押されている場合にはS402「/S
DISPCHG スイッチ処理」に進み、(/SDISPCHG) スイッチ
が押されていない場合にはS404「/SUP=ON 」に進
む。
【0126】S404では、マルチファンクションスイ
ッチ52の右下スイッチ56に割り当てられている(/SU
P)スイッチが押されているか否かの判断を行う。もし(/
SUP)スイッチが押されている場合には、S406「/SUP
処理」に進み、(/SUP) スイッチが押されていない場合
にはS408「/SDOWN=ON 」に進む。
【0127】S408では、マルチファンクションスイ
ッチ52の左下スイッチ60に割り当てられた(/SDOWN)
が押されているか否かの判断を行っている。もし(/SDOW
N)スイッチが押されている場合にはS410「/SDOWNス
イッチ処理」に進み、(/SDOWN)スイッチが押されていな
い場合には図13のS412「250ms タイマー起動」に
進む。
【0128】S412で(250ms) タイマーがアップして
おらず、スイッチの状態を読み込むタイミングでない場
合、またはS414「SM状態= 撮影2」でモード切換ダ
イヤル72の設定が「撮2」の場合には画像表示の更新
に関する処理を行わずにS436「タイムチャージ」に
ジャンプする。
【0129】S412で(250ms) タイマーがアップして
いて、S414でモード切換ダイヤル72の設定が「撮
2」以外の場合(「撮1」または「PLAY」の場合)
には画像表示の更新に関する処理を行なうためにS41
8「/SLCD 読み込み処理」に進み、ここでLCDスイッ
チ44(/SLCD) が押されているか否かの状態を読み込む
動作を行う。
【0130】続いて、S420「/SLCD 状態=ON 」で
は、(/SLCD) スイッチが押されているか否かを判断し、
押されている場合にはS422「/SLCD スイッチ処理」
に進み、(/SLCD) スイッチが押されていない場合にはS
424「SM状態= 撮影1」に進む。
【0131】S424ではモード切換ダイヤル72の設
定が「撮1」であるか否かの判断を行い、もし「撮1」
である場合には、S426「CHP 読み込み処理」のサブ
ルーチンに進み、「撮1」でない場合にはS436「タ
イムチャージ」に進む。S426で読み込む(CHP) のス
イッチ情報は、複合カメラ10の上面に設けられている
CHPスイッチ74の情報であり、CHPの設定値に変
化があるか否かを次のS428「CHP 変化有り」で判断
している。もしCHPスイッチ74の状態が変化してい
る場合には、次のS430「DSC 通信: 画像表示状態要
求」に進み、CHPスイッチ74の状態が変化していな
い場合には、S436へジャンプする。
【0132】S430では、デジタルスチルカメラのD
SCCPU184に対して表示している画像の分割状態
情報を要求して、次のS432「返信データ=1画面表
示」では表示が1画面であるかまたは2画面、4画面の
多分割であるかの判断を行っている。もし画面表示が多
画面の場合には、CHPの値を設定するのにどの画面を
対象にしているのかが判りにくく紛らわしいので液晶モ
ニタ40にはCHP情報を表示しない。従ってCHP情
報はDSCCPU184には送信しない。もしS432
で画面表示が1画面である場合には次のS434「DSC
通信:CHP」に進み、CHPスイッチ74の情報をAPS
CPU150からDSCCPU184へ送信し、液晶モ
ニタ40にCHPの情報を表示する。
【0133】前記CHPの値をDSCCPU184に送
信した後にS436「タイムチャージ」に進む。S43
6では30秒毎にストロボ電源の高圧コンデンサに充電
の作業を行うために時間を監視しているステップであ
る。もし定刻の充電タイミングである場合にはS438
「ストロボ充電処理」に進み、ストロボ用電源のコンデ
ンサに充電を行う。もしS436で定刻の充電タイミン
グでない場合、またはストロボの充電作業が終了した
後、または前記S346からS360に於ける処理で撮
影を断念した場合には、本分岐処理のルーチンの動作を
終了してS440の「スタンバイ処理」へジャンプす
る。
【0134】〔/SM1,/SM2 スイッチ処理〕図14及び図
15はそれぞれ/SM1,/SM2 スイッチ処理を示すフローチ
ャートである。
【0135】図14に示すS600「/SM1,/SM2 読み込
み処理」では、モード切換ダイヤル72の設定状態を読
み込む動作を行う。
【0136】S602「5 分後セット」では、複合カメ
ラ10に対して5分間何も入力が無かった場合には電源
を遮断するためのタイマーをセットしてあるか否かの判
断を行い、「5分後セット」タイマーがセットされてい
る場合には、S604「P41(/SM2) 入力ポート設定」で
モード切換ダイヤル72に含まれる(/SM2)のAPSCP
U150に対する入力ポートを設定する。
【0137】S606「1ms ウェイト」は、ポート設定
後のウェイトタイマーである。
【0138】S602で「5分後セット」タイマーがセ
ットされていない場合、またはS606で「1ms ウェイ
ト」動作が終了した場合には、S608で「現在のSM状
態=過去のSM状態」として、モード切換ダイヤル72の
情報を1スキャンタイミングシフトして、次のS610
「/SM1,/SM2 読み込み」進む。
【0139】S610では、現在のモード切換ダイヤル
72の情報を読み込んでS612「読み込み結果から現
在SM状態を設定」で、メモリ上にモード設定を記録す
る。
【0140】次のS614「現在SM状態= 過去SM状態」
では、S608でシフトした前回のソフトウェアスキャ
ンで読み込んだモード切換ダイヤル72の設定と、今回
のソフトウェアスキャンで読み込んだモード切換ダイヤ
ル72の設定とを比較している。もし、「現在SM状態=
過去SM状態」である場合にはS618「5 分後セット」
にジャンプし、「現在SM状態= 過去SM状態」でない場合
にはS616「SM状態の変化を設定」に進む。S616
では、モード切換ダイヤル72の設定が変化したことを
示すフラグを立てて、「SM状態の変化を設定」を行う。
【0141】S618の「5 分後セット」では、複合カ
メラ10に対して5分間何も入力が無かった場合には電
源を遮断するためのタイマーをセットしてあるか否かの
判断を行い、「5分後セット」タイマーがセットされて
いる場合には、S620「P41(/SM2) 出力ポート設定」
でモード切換ダイヤル72に含まれる(/SM2)のAPSC
PU150に対する出力ポートを設定する。
【0142】上記S618で「5分後セット」タイマー
がセットされていない場合、またはS620で「P41(/S
M2) 出力ポート設定」を終了した場合には、S622
「RET」に進み、本S600以降の「/SM1,/SM2 読み込
み処理」のルーチンを終了する。
【0143】図15のS700「/SM1,/SM2 スイッチ処
理」のサブルーチンはモード切換ダイヤル72の状態変
化に応じて各々の処理ルーチンへジャンプするためのサ
ブルーチンである。
【0144】S702「5分後リセット」では、S30
0「分岐処理」ルーチンのS308「SM状態変化」でモ
ード切換ダイヤル72の設定に変化があったことを受け
て、複合カメラ10に対して5分間何も入力が無かった
場合には電源を遮断するためのタイマーをリセットす
る。
【0145】S704「SM状態= 撮影1 」では、モード
切換ダイヤル72が「撮1」に設定されているか否かの
判断を行っている。もしモード切換ダイヤル72が「撮
1」の場合にはS706「OFF →撮影1 変化」へ分岐
し、もし「撮1」でない場合にはS712「SM状態=OF
F」の判断に進む。
【0146】S706では、モード切換ダイヤル72の
設定が「OFF →撮影1 」に変化したか否かの判断を行っ
ており、もし「OFF →撮影1 」に変化していた場合には
「撮1」の動作を行うべくS708「SM開1 処理」に進
み、「OFF →撮影1 」に変化していない場合には「撮
2」の状態から「撮1」の状態に変化したことになるの
でS710「SM開3 処理」に進む。
【0147】なお、S708「SM開1 処理」とS710
「SM開3 処理」との処理が終了した場合にはS726の
「RET 」処理に進み本S700「/SM1,/SM2 スイッチ処
理」のルーチンを終了する。
【0148】S712「SM状態=OFF」ではモード切換ダ
イヤル72の状態が「OFF」であるか否かの判断を行
っている。もし、モード切換ダイヤル72の状態が「O
FF」である場合には、S714「PLAY→OFF 変化」に
分岐し、「OFF」でない場合にはS720「SM状態=P
LAY 」のステップに進む。
【0149】S714「PLAY→OFF 変化」では、モード
切換ダイヤル72が「PLAY→OFF 」に変化したか否かの
判断を行っている。もしモード切換ダイヤル72が「PL
AY→OFF 」に変化した場合にはS716「PLAYOFF 処
理」に分岐してデジタルスチルカメラとしての表示を終
了する作業を行い、「PLAY→OFF 」に変化していない場
合にはモード切換ダイヤル72は「撮1」から「OF
F」に変化したことを示しているので撮影を終了する動
作をS718「SM閉処理」で行う。
【0150】なお、S716「PLAYOFF 処理」とS71
8「SM閉処理」との処理が終了した場合にはS726の
「RET 」処理に進み、本S700「/SM1,/SM2 スイッチ
処理」のルーチンを終了する。
【0151】S720「SM状態=PLAY 」ではモード切換
ダイヤル72の設定が「PLAY」であるか否かの判断
を行っている。もし、モード切換ダイヤル72の設定が
「PLAY」である場合には、S722「PLAY処理」へ
分岐し、デジタルスチルカメラで撮影したデータの表
示、情報の編集を行い、もしモード切換ダイヤル72の
設定が「PLAY」でない場合にはモード切換ダイヤル
72の設定は「撮2」の状態であるのでS724の「SM
開2 処理」に進む。
【0152】なお、S722とS724との処理が終了
した場合にはS726「RET 」処理に進み、本S700
「/SM1,/SM2 スイッチ処理」のルーチンを終了する。
【0153】〔SM開1処理(OFF→撮影1) 〕図16及び
図18はそれぞれSM開1処理(OFF→撮影1) を示すフロ
ーチャートである。
【0154】モード切換ダイヤル72がOFFの位置か
ら撮影1の位置に変更されることにより、図16に示す
SM開1処理(OFF→撮影1)に遷移してくる。SM開1処理(O
FF→撮影1)が開始すると(S800)、まず、LCD
OFFタイマーにDSC側のLCD(液晶モニタ40)
の表示を消灯させるタイマー値を示すE-T-SATUを入力す
る(S802)。次いでAPS側のバッテリーチェック
処理を行う(S804)。バッテリー残量の判定処理
(S806)においてバッテリー残量がNGと判定され
たときには、図17に示すS852にジャンプする。バ
ッテリーチェックの判定でOKとなれば、次いでフイル
ムカウントの表示処理を実行する(S808)。この場
合は、モード切換ダイヤル72がOFFの時に消灯して
いたAPS表示部32をONしてフイルムの残枚数を表
示させる処理を実行する。
【0155】続くS810ではカメラの鏡胴を撮影不能
位置(沈胴位置)から撮影可能位置(例えばワイド端位
置)に移動させる処理(OPEN処理)を行う。そし
て、APSCPU150から通信部182を介してDS
CCPU184へ指示(DSCVW=ON) を与え、DSC側
の電源をオンする(S812)。このDSCVW =ONにより
DSCが起動することになる。これと同時に、1秒タイ
マーをスタートさせ(S814)、1秒以内にDSCが
ハード的に起動したか否かをチェックする(S816、
S818)。すなわち、1秒以内に/DSCBUSYのポートが
Lowにならなければ異常が発生したと判断し、この場
合はS820でDSCの異常を警告すべくAPS表示部
32においてDSC電池表示を点灯させたのち、図17
のS852に進み撮影不可能な状態にする。
【0156】その一方、S816において1秒以内に/D
SCBUSYのポートがLowになった場合はDSCのハード
が正常に起動したことを意味する。かかる場合は改めて
1秒タイマーをスタートさせ(S822)、DSC通信
によって「状態チェック」の指令を通信する(S82
4)。これは、DSC側が撮影できる状態になったか否
かのチェックを要求するコマンドであり、APSCPU
150はDSC側からの返信内容を判定する(S82
6)。すなわち、S826ではDSCの撮影準備が整っ
ている旨を示すDSC レディを受信したか否かを判定し、
DSC レディを未受信の場合には、20mSのウエイト処
理(S828)の後に1秒オーバータイムの経過の有無
を判定し(S830)、1秒以内であれば処理はS82
4に戻る。1秒以内にDSC レディを受信できず、S83
0で1秒タイマーのオーバータイムと判定した時には、
何らかの異常が生じたものとして、APS表示部32に
おいてDSCの異常を警告すべく、DSC電池表示を点
灯させる処理を行うとともに(S832)、図17のS
848の処理に移行する。このように、DSCが何らか
の原因で起動しない時は動作不可能とする。
【0157】DSCが正常に起動し、S826において
APSCPU150がDSC レディを受信すると、次いで
エンコーダ位置がE0 であるか否かの判断が行われる
(S834)。エンコーダ位置=E0 とは、APS鏡胴
が撮影不可能位置(沈胴位置)であることを意味する。
前述のOPEN処理において鏡胴が正常に作動していれ
ば、当該判定時に鏡胴は撮影可能位置にあり、S834
はNO判定となって図17に示すS842に進む。しか
し、何らかの理由でエンコーダ位置=E0 と判定された
時は、エンコーダチェック処理を行い(S836)、鏡
胴位置が沈胴位置にとどまっているか否かを判断する
(S838)。ここで鏡胴が沈胴位置になければ、正常
に戻ったと判断され、S842に進む。その一方、S8
38において鏡胴が沈胴位置にある場合は、鏡胴位置=
Bセットして処理は図17のS848に移行させる。
【0158】図17のS842ではDSC通信によって
DSC側のバッテリーチェック処理を指示する。これは
DSC側のバッテリーが撮影できるレベルにあるか否か
を通信で通知するように要求するものであり、この返信
データの内容によってはDSC電池表示処理を行う場合
もある。
【0159】DSC通信においてエラーがセットされた
か否かが監視され(S844)、通信エラーの場合には
S852にジャンプさせてカメラを動作不可とする。D
SC通信が正常に行われた時は、次に、返信データとし
てバッテリーの残量が不足している旨を示す信号(BC
NG)を受信したか否かが判定される(S846)。S
846においてBCNGを受信した時は、カメラを動作
不可とすべく、DSC通信によって電源OFFを指示す
る(S848)。そして、100mSのウエイト処理を
挟んでDSCVW =OFF の処理を実行し (S852)、DS
Cの起動をハード的にOFFする。その後、処理はメイ
ンルーチンに戻る(S854)。
【0160】S846でバッテリー残量がOKである旨
の返信データを得ている時は、続くDSC通信におい
て、APS側からDSC側にSM状態が撮影1に設定さ
れている旨の情報が伝達される(S856)。また、C
HPの設定の読み込み処理を実施し(S858)、DS
C通信によってCHPの読み込み結果をDSC側に通知
する(S860)。
【0161】時計機能(計時機能)はAPS側に設けら
れていることから、DSC通信によって年データ、月日
データ、及び時分データをAPS側からDSC側へ提供
するとともに(S862、S864、S866)、表示
部におけるデートの表示形態(デートモードの設定内
容)についてもDSC通信によってAPS側からDSC
側に提供する(S868)。また、この時、DSC通信
によって動画表示開始処理を指示し、CCDで取り込ん
だ画像の液晶モニタ40において動画表示させる処理を
開始させる(S870)。
【0162】続くS872ではDSC通信においてエラ
ーがセットされたか否かを判定し、通信エラーが発生し
た時には動作不可とすべくS852に遷移させる。DS
C通信が正常に行われた時は、図18に示すS874の
DSC通信によって画像表示状態を要求する指令を与え
る。これは、液晶モニタ40における表示が一画面表示
か、マルチ画面(4画面)表示か、それとも表示OFF
の状態かの情報の提供を要求するものである。
【0163】APSCPU150はDSCからの返信デ
ータを監視し、返信データがLCD表示OFFセットを
示すものであるか否かを判定する(S876)。LCD
表示OFFセット以外の返信データを受信した時、すな
わち、現在液晶モニタ40がONしており、何らかの表
示が行われている場合には、LCD表示OFFリセット
を行い(S878)、撮影モード表示処理を行う(S8
80)。
【0164】もし、S876においてLCD表示OFF
セットを示す返信データを受信した時は、前記S878
を省略してS880に進み、撮影モード表示処理を行う
(S880)。次いで、一定時間経過によって液晶モニ
タ40を消灯させるデータであるLCDOFFタイマー
にE-T-SATUを設定し(S882)、LCDOFFタイマ
ーをスタートさせる(S884)。その後、処理はメイ
ンルーチンに戻る(S886)。
【0165】〔SM開2処理(撮影1→撮影2)〕図19
はSM開2処理(撮影1→撮影2)を示すフローチャート
である。
【0166】モード切換ダイヤル72を撮影1の状態か
ら撮影2の状態に変更した場合には、図19に示すSM開
2処理(撮影1 →撮影2)が開始される。すなわち、SM開
2処理(撮影1→撮影2)がスタートすると(S90
0)、まず、DSC電池表示を一律に消灯させる制御を
実行する(S902)。次に、/DSCBUSYのポートがLo
wであるか否かの判定を行う(S904)。これはDS
Cが動作していたか否かを判断するものであり、/DSCBU
SY=LならばDSCが動作していることを意味する。S
904において/DSCBUSY=Lのとき、1秒タイマーをス
タートさせ(S906)、DSC通信によって「状態チ
ェック」の指令を通信する(S908)。
【0167】APSCPU150はDSC側からDSC レ
ディを受信したか否かを判定し(S910)、DSC レデ
ィを未受信の場合には、20mSのウエイト処理(S9
12)の後に1秒オーバータイムの経過の有無を判定し
(S914)、1秒以内であれば処理はS908に戻
る。1秒以内にDSC レディを受信できず、S914で1
秒タイマーのオーバータイムと判定した時、またはS9
10においてDSC レディを受信した時には、続くDSC
通信においてプリント枚数設定(PQ設定)の破棄(S
916)、選択タイトル設定(ST設定)の破棄(S9
18)、及び電源OFF(S920)の指示を伝達す
る。なお、PQ設定やST設定を破棄するのは、撮影1
のモードにおいてPQやSTが入力されたが撮影しない
でモード切換ダイヤル72が回されたときはこれら設定
情報が不要だからである。
【0168】電源を切断する旨の通知(S920)をし
てから、100mSのウエイト(切断待ち)処理を行っ
てから(S922)、DSCVW =OFF を実行する( S92
4)。これによりDSC電源が切断され、APS機能の
みが有効に機能する状態となる。次いでAPS側の電池
電圧のチェックが行われ(S926)、メインルーチン
に復帰する(S928)。なお、S904において/DSC
BUSY=Hiの場合はDSCが不動作状態にあったことを
意味し、処理は直ぐにS924に進んでDSC電源がO
FFされる。
【0169】〔SM開3処理(撮影2→撮影1)〕図20
及び図21はそれぞれSM開3処理(撮影2→撮影1)を
示すフローチャートである。
【0170】モード切換ダイヤル72を撮影2の状態か
ら撮影1の状態に変更した場合には、図20に示すSM開
3処理(撮影2→撮影1)が開始される。すなわち、SM
開3処理が開始すると(S1000)、まず、LCDO
FFタイマーに一定時間経過によって液晶モニタ40を
消灯させるデータであるE-T-SATUを入力する(S100
2)。次いでAPS側のバッテリーチェック処理を行う
(S1004)。バッテリー残量の判定処理(S100
6)においてバッテリーNGと判定されたときには、図
21に示すDSC側の電源をOFFし(S1058)、
メインルーチンに復帰する(S1066)。他方、S1
006のバッテリーチェック判定でOKとなれば、DSCV
W =ONを実行して、DSCを起動する(S1008)。
これと同時に1秒タイマーをスタートさせ(S101
0)、1秒以内にDSCがハード的に起動したか否かを
チェックする(S1012、S1014)。すなわち、
1秒以内に/DSCBUSYのポートがLowにならなければ異
常が発生したと判断し、この場合はDSC電池表示の点
灯処理を実行し(S1016)、処理は図21に示す前
記S1058に進む。
【0171】その一方、S1012で1秒以内に/DSCBU
SYのポートがLowになった場合は改めて1秒タイマー
をスタートさせ(S1018)、DSC通信によって
「状態チェック」の指令を通信する(S1020)。S
1022ではDSC レディを受信したか否かを判定し、DS
C レディを未受信の場合には、20mSのウエイト処理
(S1024)の後に1秒オーバータイムの経過の有無
を判定し(S1026)、1秒以内であれば処理はS1
020に戻る。1秒以内にDSC レディを受信できず、S
1026で1秒タイマーのオーバータイムと判定した時
は、本来はあり得ない状況であるが、何らかの異常が発
生したと判断して、DSC電池表示を点灯させる処理を
行うとともに(S1028)、図21に示すS1054
の処理にジャンプする。このように、DSCが何らかの
原因で起動しない時は動作不可能とする。
【0172】S1022においてAPSCPU150が
DSC レディを受信すると、DSC通信によってバッテリ
ーチェック処理の指示が伝達される(S1030)。そ
して、DSC通信において、エラーがセットされたか否
かが監視され(S1032)、通信エラーの場合には、
図21に示すS1058にジャンプし、カメラを動作不
可とする。S1032でDSC通信が正常に行われたと
判断した時は、次に、返信データとしてバッテリーの残
量が不足している旨を示す信号(BCNG)を受信した
か否かが判定される(S1034)。S1034におい
てBCNGを受信した時は、図21に示すS1054に
進みカメラを動作不可とすべく、DSC通信によって電
源OFFを指示する(S1054)。そして、100m
Sのウエイト処理(S1056)を挟んでDSCVW =OFF
の処理を実行し (S1058)、DSCの起動をハード
的にOFFする。その後、処理はメインルーチンに戻る
(S1066)。
【0173】S1034でバッテリー残量がOKである
旨の返信データを得ている時は、続くDSC通信におい
て、APS側からDSC側にSM状態が撮影1に設定さ
れている旨の情報が伝達される(図21のS103
6)。また、CHPの設定の読み込み処理を実施し(S
1038)、DSC通信によってCHPの読み込み結果
をDSC側に通知する(S1040)。
【0174】また、DSC通信によって年データ、月日
データ、時分データ、デートモードの設定内容をAPS
側からDSC側へ提供する(S1042〜S104
8)。また、この時、DSC通信によって動画表示開始
処理を指示し、CCDで取り込んだ画像の液晶モニタ4
0において動画表示させる処理を開始させる(S105
0)。
【0175】続くS1052ではDSC通信においてエ
ラーがセットされたか否かを判定し、通信エラーが発生
した時には動作不可とすべく既述のS1058に遷移さ
せる。S1052でDSC通信が正常に行われたと判断
した時は、LCD 表示OFFをリセット処理し (S106
0)、LCDOFFタイマーにE-T-SATUをセットする(S10
62)。そしてLCDOFFタイマーをスタートさせて(S1
064)、メインルーチンに戻る(S1066)。
【0176】〔SM閉処理(撮影1→OFF )〕図22はSM
閉処理(撮影1→OFF )を示すフローチャートである。
【0177】モード切換ダイヤル72を撮影1 の状態か
らOFFの状態に変更した場合には、図22に示すSM閉
処理(撮影1→OFF )が開始される。すなわち、SM閉処
理が開始すると(S1100)、まず撮影モードをリセ
ットし(S1102)、ストロボの充電完了リセット
(S1104)、セルフモードリセット(S110
6)、PQ設定リセット(S1108)、ST設定リセ
ット(S1110)を行い、不要となる設定情報を破棄
する。次いで、APS表示部32におけるデート表示処
理を実行する(S1112)。これは、PQやSTが設
定されているときは、デート表示に代えて、プリント枚
数の表示(例えば、「P−10」なる表示)や選択タイ
トル番号の表示(例えば、「06−30」なる表示)が
APS表示部32に表示されている可能性がある。した
がって、上記PQ設定やST設定の情報破棄のあと、A
PS表示部32の表示をデート表示に戻す処理が行われ
る。
【0178】デート表示処理の後、/DSCBUSY=Lか否かを
判定して(S1114)、DSCが動作しているか否か
を確認する。DSCが動作していれば/DSCBUSYのポート
はLowであり、この場合には1秒タイマーをスタート
させ(S1116)、DSC通信によって「状態チェッ
ク」の指令を通信する(S1118)。APSCPUは
DSC側からDSC レディを受信したか否かを判定し(S
1120)、DSC レディを未受信の場合には、20mS
のウエイト処理(S1122)の後に1秒オーバータイ
ムの経過の有無を判定し(S1124)、1秒以内であ
れば処理はS1118に戻る。1秒以内にDSC レディを
受信できず、S1124で1秒タイマーのオーバータイ
ムと判定した時、またはS1120においてDSC レディ
を受信した時には、続くDSC通信においてPQ設定の
破棄(S1128)、ST設定の破棄(S1130)、
SM状態がOFFに変更された旨の情報(SM状態=OFF
S1132)、及び電源OFF(S1134)の各指示
を伝達する。
【0179】電源を切断する旨の通知(S1134)を
してから、100mSのウエイト(切断待ち)処理を行
ってから(S1136)、DSCVW =OFF を実行する(S
1138)。これによりDSC電源が切断される。その
後、APS側の撮影レンズを沈胴位置へ駆動するCLO
SE処理を実行し(S1140)、メインルーチンに復
帰する(S1142)。
【0180】また、S1114においてNO判定の場合
は、S1138にジャンプして、DSCVW =OFF (S11
38)及びCLOSE処理(S1140)を実行して、
メインルーチンに復帰する(S1142)。
【0181】〔PLAY処理(OFF →PLAY)〕図23乃至図
25はそれぞれPLAY処理(OFF →PLAY)を示すフローチ
ャートである。
【0182】モード切換ダイヤル72をOFFの状態か
らPLAY状態に変更した場合には、図23に示すPLAY
処理(OFF →PLAY)が開始される。すなわち、PLAY処理
が開始すると(S1200)、APSCPU150はポ
ート番号27(/SMR) を出力ポートのL出力にする処理
を行う(S1202)。このポートはRWスイッチ43
の入力を禁止する状態を示す。
【0183】次いで、LCDOFFタイマーにE-T-PLAYを設定
し(S1204)、前記CLOSE処理を実行する(S
1206)。また、バッテリーチェック処理を実施し
(S1208)、BC判定(S1210)においてバッ
テリーNGと判定した時は、図25に示すS1288に
進んで動作不可となる。S1210のBC判定でバッテ
リーOKと判定した時は、DSCVW =ON処理を行い(S1
212)、DSC側に電源を投入してDSCを起動す
る。
【0184】これと同時に1秒タイマーをスタートさせ
て(S1214)、1秒以内にDSCがハード的に起動
したか否かをチェックする(S1216、S121
8)。すなわち、1秒以内に/DSCBUSYのポートがLow
にならなければ異常が発生したと判断し、この場合はD
SC電池表示の点灯処理を実行し(S1220)、処理
は図25に示すS1288に進む。
【0185】その一方、S1216で1秒以内に/DSCBU
SYのポートがLowになった場合は改めて1秒タイマー
をスタートさせ(S1222)、DSC通信によって
「状態チェック」の指令を通信する(S1224)。続
くS1226ではDSC レディを受信したか否かを判定
し、DSC レディを未受信の場合には、20mSのウエイ
ト処理(S1228)の後に1秒オーバータイムの経過
の有無を判定し(S1230)、1秒以内であれば処理
はS1224に戻る。1秒以内にDSC レディを受信でき
ず、S1230で1秒タイマーのオーバータイムと判定
した時は、何らかの異常が発生したと判断して、DSC
電池表示を点灯させる処理を行うとともに(S123
2)、図25に示すS1292に移行する。
【0186】S1226でAPSCPU150がDSC レ
ディを受信すると、DSC通信によってバッテリーチェ
ック処理の指示が伝達される(S1234)。そして、
DSC通信において、エラーがセットされたか否かが監
視され(S1236)、通信エラーの場合には図25に
示すS1288にジャンプし、DSCを動作不可とす
る。S1236でDSC通信が正常に行われたと判断し
た時は、図24に示すように返信データとしてバッテリ
ーの残量が不足している旨を示す信号(BCNG)を受
信したか否かが判定される(S1238)。S1238
においてBCNGを受信した時は、図25に示すS12
92に進みDSCを動作不可とする。
【0187】S1238でバッテリー残量がOKである
旨の返信データを得ている時は、EEPROM178内
のAPSに関するステイタス情報をチェックし、E-APS-
SATUEND =55h であるか否かを判定する(S124
0)。E-APS-SATUEND =55h とは、APS撮影終了の情
報をDSC側に未送信であることを意味し、この場合に
は、DSC通信においてAPS撮影終了を伝達する(S
1242)。通信後にはDSC通信においてエラーが発
生したか否かを確認し(S1244)、エラー発生時に
は、図25に示すS1288にジャンプして動作不可と
する。通信が正常に行われた時はEEPROM178書
き込み処理を実行し(S1246)、E-APS-SATUEND に
送信済である旨を示すデータ00h を書き込む。
【0188】S1246又はS1240の後、APSの
状態を示すFSTATEを判定する。すなわち、FSTATE=リラ
イトMR中であるか(S1248)、FSTATE=リライト
駒送り中であるか(S1250)、FSTATE=リライトリ
カバリー中であるか(S1252)を順次判断し、上記
S1248〜S1252のいずれかの判定でYES判定
の時は図25に示すS1292に進む。そして、DSC
通信により電源OFFの指示を伝達し(S1292)、
100mSのウエイト(切断待ち)処理を行ってから
(S1290)、DSCVW =OFF を実行する(S128
8)。これによりDSC電源が切断される。その後、処
理はメインルーチンに復帰する(S1294)。
【0189】S1248〜S1252のすべての判定で
NO判定の時は、図25に示すDSC通信によってSM
状態=PLAYを伝達するとともに(S1254)、液晶モ
ニタ40を点灯させるべく、LCD表示のON/OFFのコマ
ンドを伝達する(S1256)。また、LCD表示OF
Fをリセットし(S1258)、5秒タイマーをスター
トさせる(S1260)。このタイマーはDSCがフラ
ッシュメモリからデータを読み出す時間を監視するもの
である。DSC通信によって「状態チェック」の指令を
通信し(S1262)、返信によるDSC レディを受信し
たか否かを判定する(S1264)。DSC レディを未受
信の場合には、20mSのウエイト処理(S1266)
の後に5秒オーバータイムの経過の有無を判定し(S1
268)、5秒以内であれば処理はS1262に戻る。
5秒以内にDSC レディを受信できず、S1268で5秒
タイマーのオーバータイムと判定した時は、何らかの異
常が発生したと判断して、DSC電池表示を点灯させる
処理を行うとともに(S1270)、S1292の処理
に移行する。
【0190】S1264でAPSCPU150がDSC レ
ディを受信すると、DSC通信によって駒番号要求コマ
ンドが伝達される(S1272)。そして、DSC通信
において、エラーがセットされたか否かが監視され(S
1274)、通信エラーの場合にはS1288に移行
し、DSCを動作不可とする。S1274でDSC通信
が正常に行われたと判断した時は、次に、返信データと
して受信した内容が駒番号の変更不可を意味するEDh で
あるか否かの判定を行う(S1276)。受信データ=
変更不可(EDh )である場合には、DSCの撮影データ
を破棄する処理を行い(S1278)、処理はS128
4に移行する。他方、S1276で受信データ≠変更不
可(EDh )である場合は、DSC通信によってコマ番号
と撮影データを一括して要求する指示を伝達する(S1
280)。通信後はエラーチェックを行い(S128
2)、通信エラー時にはS1288に進んでDSCの電
源をOFFする。正常にDSC通信が行われたことが確
認されると、次いでLCDOFFタイマーにE-T-PLAYを
設定し(S1284)、LCDOFFタイマーをスター
トさせてから(S1286)メインルーチンに復帰させ
る。
【0191】〔PLAYOFF 処理(PLAY→OFF )〕図26乃
至図28はそれぞれPLAYOFF 処理(PLAY→OFF )を示す
フローチャートである。
【0192】モード切換ダイヤル72をPLAYの状態
からOFF状態に変更した場合には、図26に示すPLAY
OFF 処理(PLAY→OFF )が開始される。すなわち、PLAY
OFF処理が開始すると(S1300)、先ずAPSCP
U150はポート番号27(/SMR) を入力ポート状態に
設定する(S1302)。そして、FSTATE=リライトM
R中であるか(S1304)、FSTATE=リライト駒送り
中であるか(S1306)、FSTATE=リライトリカバリ
ー中であるか(S1308)を順次判断する。上記S1
304〜S1308ですべてNO判定の場合は、S13
10において撮影データ変更チェック処理を実行してか
らS1312に進む。これは、利用者が撮影情報を変更
してからモード切換ダイヤル72を切り換える場合を考
慮したものである。
【0193】他方、上記S1304〜S1308のうち
いずれか一つの判定でYES判定となるときは、S13
10の処理を飛ばしてS1312に進む。
【0194】S1312では画像出力動作開始がセット
されているか否かを判定し、セットされているときはD
SC通信により画像出力動作終了を通知してから(S1
314)、画像出力動作開始をリセットする(S131
6)。S1316の後、又は前記S1312において既
に画像出力動作開始がリセットされているときは、S1
318に進んでバッテリーチェック処理を行う(S13
18)。
【0195】続いて、図27に示すBC判定(S132
0)において、バッテリーNGと判定した時は図28に
示すS1380に進んで動作不可となる。S1320の
BC判定でバッテリーOKと判定した時は、DSCVW =ON
処理を行い(S1322)、DSC側に電源を投入して
DSCを起動する。これと同時に1秒タイマーをスター
トさせて(S1324)、1秒以内にDSCがハード的
に起動したか否かをチェックする(S1326、S13
28)。すなわち、1秒以内に/DSCBUSYのポートがLo
wにならなければ異常が発生したと判断し、この場合は
DSC電池表示の点灯処理を実行し(S1330)、処
理は図28に示すS1380に進む。
【0196】その一方、S1326で1秒以内に/DSCBU
SYのポートがLowになった場合は改めて1秒タイマー
をスタートさせ(S1332)、DSC通信によって
「状態チェック」の指令を通信する(S1334)。続
くS1336ではDSC レディを受信したか否かを判定
し、DSC レディを未受信の場合には、20mSのウエイ
ト処理(S1338)の後に1秒オーバータイムの経過
の有無を判定し(S1340)、1秒以内であれば処理
はS1334に戻る。1秒以内にDSC レディを受信でき
ず、S1340で1秒タイマーのオーバータイムと判定
した時は、何らかの異常が発生したと判断して、DSC
電池表示を点灯させる処理を行うとともに(S134
2)、図28に示すS1376の処理に移行する。
【0197】S1336でAPSCPU150がDSC レ
ディを受信すると、DSC通信によってバッテリーチェ
ック処理の指示が伝達される(S1344)。そして、
DSC通信において、エラーがセットされたか否かが監
視され(S1346)、通信エラーの場合には図28の
S1380に飛びカメラを動作不可とする。S1346
でDSC通信が正常に行われたと判断した時は、次に、
返信データとしてバッテリーの残量が不足している旨を
示す信号(BCNG)を受信したか否かが判定される
(S1348)。S1348においてBCNGを受信し
た時は、図28に示すS1376に進みカメラを動作不
可とする。
【0198】S1348でバッテリー残量がOKである
旨の返信データを得ている時は、LCD表示OFFがセ
ットされているか否かを判定する(S1350)。PL
AYモード時にDSC側のLCDが点灯していた場合に
はここでの判定がNO判定となり、S1352に進んで
DSC通信によりLCD表示とCCDをOFFする指令
を伝達する。そしてLCD表示OFFセットを行ってか
ら(S1354)、図28に示すS1356に進む。S
1350でLCD表示OFFがセットされている時には
前記S1352及びS1354の処理を飛ばして直ちに
図28に示すS1356に進む。
【0199】図28に示すS1356〜S1364にお
いて、FSTATE=リライトMR中であるか(S135
6)、FSTATE=リライト駒送り中であるか(S136
0)、FSTATE=リライトリカバリー中であるか(S13
62)を順次判断する。上記S1356〜S1362の
いずれか一つの判定においてYES判定となった時はS
1358に進み、リライト給送リカバリー処理を実施す
る。
【0200】またS1356〜S1362においてすべ
てNO判定の場合は、更に、E-APS-SATUEND =55h であ
るか否かを判定する(S1364)。APS撮影の終了
情報を送信した後であればこのS1364の判定はNO
判定となり、続いてリライト給送処理を実行する(S1
372)。このリライト給送処理(S1372)の後又
は前記リライト給送リカバリー処理(S1358)の後
はDSC通信エラーセットの確認を行い(S137
4)、エラーがセットされている時はS1380に進ん
でDSCVW =OFF の処理を実行し (S1380)、その後
メインルーチンに戻る(S1382)。
【0201】S1374でDSC通信が正常に行われた
ことを確認した場合には、DSC通信で電源OFFを伝
達し(S1376)、その後100mSのウエイト(S
1378)をおいてからDSCVW =OFF の処理を実行して
(S1380)、メインルーチンに戻る(S138
2)。
【0202】他方、S1364のE-APS-SATUEND =55h
か否かの判定において、APS撮影終了情報を未送信の
時はS1366に進み、ここでDSC通信によってAP
S撮影終了を通知する。通信後にはDSC通信において
エラーが発生したか否かを確認し(S1368)、エラ
ー発生時にはS1380に飛んでDSCVW =OFF の処理を
実行し (S1380)、その後メインルーチンに戻る
(S1382)。
【0203】S1368において、通信が正常に行われ
たと判断した時はEEPROM書き込み処理を実行し
(S1370)、E-APS-SATUEND に送信済である旨を示
すデータ00h を書き込む。そして、上記S1376〜S
1382を経てメインルーチンに復帰する。
【0204】〔SP1スイッチ処理〕図29乃至図43
はそれぞれSP1スイッチ処理を示すフローチャートで
ある。
【0205】レリーズボタン30が押圧操作されると、
図29に示すSP1 スイッチ処理のサブルーチンに遷移
してくる。このSP1スイッチ処理がスタートすると
(S1800)、先ずSM状態がPLAYに設定されている
か否かを判断する(S1802)。SM状態=PLAY の時
は、DSCの記録媒体に記録保存されている全画像デー
タの消去を行う(S1804)。これは、本カメラにお
いてPLAYモードでレリーズボタン30を押すことが「DS
C 全画像消去」なるコマンドに定義付けられていること
による。
【0206】S1802でSM状態≠PLAYと判断した時
は、次いで、鏡胴エラーの有無を判定する(S180
6)。S1806で「鏡胴エラー」であるときは図45
に示すS2352「/SP1OFF 」にジャンプする(S18
08)。S1806において鏡胴が正常に作動している
と判定した場合は、次いで鏡胴位置が沈胴位置にあるか
否かを判断し(S1810)、鏡胴位置=沈胴位置であ
れば前記S1808に進み、沈胴位置になく撮影可能位
置にあればバッテリーチェック処理を実施する(S18
12)。
【0207】続くS1814のバッテリーチェックNG
判定でBCNGの場合は、前記S1808に進み、バッ
テリーOKの判定ならSM状態の確認を行う(S181
6)。すなわち、S1816では「SM状態=撮影1 」か
否かを判別する。撮影1のモードに設定されている状態
においてレリーズボタン30が押された時には、この判
定がYES判定となり、S1818においてDSCの起
動確認を行う。/DSCBUSYのポートがLowでなければ異
常が発生していると判断し、この場合はS1824の
「DSCEND2」から図44に示すS2360「DSCEND2」
にジャンプして(S1824)撮影動作を中止する。
【0208】S1818で/DSCBUSY=Lであれば、次いで
DSC通信によりバッテリーチェック処理の指示が伝達
される(S1820)。そして、DSC通信において、
エラーがセットされたか否かが監視され(S182
2)、通信エラーの場合には図44に示すS2360
「DSCEND2 」にジャンプして(S1824)撮影動作を
中止する。S1822でDSC通信が正常に行われたと
判断した時は、次に、返信データとしてバッテリーの残
量が不足している旨を示す信号(BCNG)を受信した
か否かが判定される(S1826)。S1826におい
てBCNGを受信した時は、図44に示すS2354
「DSCEND1 」にジャンプする(S1828)。
【0209】S1826でバッテリー残量がOKである
旨の返信データを得ている時は、LCD表示OFFがセ
ットされているか否かを判定する(S1830)。液晶
モニタ40を消灯したまま撮影を行っている時はこの判
定がYES判定となる。この場合、S1832のDSC
通信でCCD動作開始を指示する。これにより、液晶モ
ニタ40を消灯したままCCDだけ駆動して画像取り込
みを可能とする。他方、液晶モニタ40をONしてスル
ー動画を表示させながら撮影を行った場合はS1830
の判定がNO判定となる。かかる場合、S1834のD
SC通信で動画表示開始の指示を伝達する。これによ
り、撮影時にフリーズした画像が動画に戻される。
【0210】S1832又はS1834のDSC通信の
後にDSC通信のエラーをチェックし(S1836)、
エラーがある時は図44に示すS2360「DSCEND2 」
にジャンプする(S1838)。通信が正常に行われた
ときは、図30に示すS1840の測光処理を実施す
る。
【0211】また、S1816のSM状態の判定でSM状態
= 撮影1 でない場合、すなわち、撮影2に設定されてい
る場合は、上記S1818〜S1836を飛ばして、直
ちに図30に示すS1840の測光処理に入る。
【0212】測光処理はカメラの測光部(例えば、Cd
Sセンサ)の検知結果に基づいて被写体輝度測定を行い
演算等で測定データを得る。続く測距処理ではAF受光
部の受光信号を基に三角測量の原理を利用して被写体ま
での距離の演算等を行う(S1842)。そして、測距
演算で得た測距値と現在の鏡胴位置とから適正ピント位
置を求め、鏡胴の繰り出し量を演算する(S184
4)。S1846のAE演算処理は測光データに基づい
て適正露出時間の演算を行う。S1848のフラッシュ
マチック(FM)演算処理は、ストロボによる適正発光
タイミング(発光量や発光時間に相当)を演算する。
【0213】その後、ストロボ発光の有無を判断し(S
1850)、ストロボを発光させる必要がある場合に
は、ストロボの充電完了を確認する(S1852)。ス
トロボ充電未完了の場合は、図44に示すS2300
(SHUTEND2)にジャンプし(S1854)、露出動作を
禁止する。他方、ストロボ充電完了を確認した時、又は
前記S1850でストロボ発光が不要となる場合は、続
くS1856でフイルムカウントが「FCOUNT="-"」か否
かを判定する。FCOUNT="-"はカメラにフイルムカートリ
ッジが装填されていないことを示す表示であり、フイル
ム未装填なら図31に示すS1864にジャンプする。
【0214】S1856でFCOUNT="-"でない場合(NO
判定の場合)、PQ設定モードであるか(S1858)、
及びST設定モードであるか(S1860)を順次判定
し、何れかの判定でYES判定となる場合は図31に示
すS1864にジャンプする。
【0215】その一方、上記S1856〜S1860の
いずれの判定においてもNO判定となる時は、S186
2においてISO&FILMTYPE表示処理を実行する。この処理
は、カメラに装填されている現在のフイルムカートリッ
ジの情報をAPS表示部32に表示させるものであり、
ISO感度、ネガ/リバーサル/白黒のフイルム種別な
どの情報が提示される。
【0216】図31に示すS1864はSM状態=撮影
1であるか否かを判定する。撮影1に設定されていない
ときは、図32に示すS1898にジャンプし、撮影1
に設定されているときは、続くDSC通信により輝度情
報を伝達する(S1866)。通信後は通信エラーのチ
ェックを行い(S1868)、エラーがあれば図44に
示すS2360「DSCEND2 」にジャンプして(S187
0)動作不可とする。
【0217】S1868で通信正常と判定した時は、次
にDSC通信によりストロボ発光の有無及び光量の情報
を伝達する(S1872)。そして、通信エラーのチェ
ックを行い(S1874)、エラーがあれば前記S18
70に移行する。S1874で通信正常と判定した時
は、次にDSC通信によりストロボシンクロ有無の情報
を伝達する(S1876)。これは、APS撮影時のス
トロボの発光と、DSC側のCCDの取り込みとを同期
させるか否かの設定情報である。このDSC通信後も通
信エラーのチェックを行い(S1878)、エラーがあ
れば前記S1870に移行する。
【0218】S1878で通信正常と判定した時は、次
にDSC通信によりAEロックのコマンドを与える(S
1880)。通信後はエラーのチェックを行い(S18
82)、エラーがあれば前記S1870に移行する。S
1882で通信正常と判定した時は、1秒タイマーをス
タートさせ(S1884)、DSC通信によって「状態
チェック」の指令を通信する(S1886)。そして、
S1888においてDSC レディを受信したか否かを判定
し、DSC レディを未受信の場合には、20mSのウエイ
ト処理(S1890)の後に1秒オーバータイムの経過
の有無を判定し(S1892)、1秒以内であれば処理
はS1886に戻る。1秒以内にDSC レディを受信でき
ず、S1892で1秒タイマーのオーバータイムと判定
した時には、何らかの異常が生じたものとして、APS
用LCDにおいてDSCの異常を警告すべく、DSC電
池表示を点灯させる処理を行うとともに(S189
4)、図44に示すS2354「DSCEND1 」にジャンプ
し、撮影を不可とする。
【0219】S1888においてAPSCPU150が
DSC レディを受信すると、図32に示すS1898の
「AFLED 点灯」処理を行う。これは測距の完了を表示す
るAF用LEDを点灯させる処理である。
【0220】S1898「AFLED 点灯」のあとは、S1
900で「100 μS ウエイト」処理を行い、S1902
で「リモコンレリーズ」の有無を判定する。リモコンか
らレリーズ信号を受入した場合はS1904で「AFLED
消灯」の処理を行うとともに、セルフタイマー2秒セッ
トを行ってから(S1906)、2秒リモコン撮影処理
を実行する(S1908)。
【0221】また、S1902の「リモコンレリーズ」
判定でNO判定の場合は、S1910で「AFLED 点滅セ
ット」処理を行ってから、近距離補正マーク点灯リセッ
ト処理を行う(S1912)。
【0222】図33に示すS1914はSM状態=撮影
1か否かを確認する。SM状態=撮影1に設定されてい
る時はLCD表示OFF セットか否かを判定し(S191
6)、LCD表示がONの場合(LCD表示OFF リセッ
トの場合)には、S1918で更に測距結果が1547
mm以下であるかを判定する。この距離判定でYES判定
の時は、APS撮影とDSC撮影とのパララックスが大
きくなる近距離撮影であると判断し、続くDSC通信に
より近距離補正マーク点灯の指示を伝達する(S191
9)。
【0223】なお、DSC通信により近距離補正マーク
の点灯が指示されると、DSC側では、液晶モニタ40
にパララックスを示す近距離補正マークを表示させる。
【0224】DSC通信後はエラーをチェックして(S
1920)、通信エラーの場合は図34に示すステップ
S1956にジャンプし、近距離補正マーク点灯リセッ
ト(S1956)、AFLED 消灯処理(S1958)を経
て、図44に示すS2300の「SHUTEND2」処理に至り
(S1960)、撮影不可となる。
【0225】S1920で通信正常と判断した時はS1
922で近距離補正マーク点灯セットを行う。これによ
り、APSCPU150は近距離補正マークが点灯して
いる状態であると認識する。S1922「近距離補正マ
ーク点灯セット」の後はS1924の「近距離警告セッ
ト」判定に進む。また、前記S1914でSM状態が撮
影1でないと判定した場合、S1816でLCD表示O
FFがセットされていると判定した場合、及びS191
8の測距結果の判定で近距離撮影ではないと判定した場
合の何れかの場合にもS1924に遷移してくる。
【0226】S1924では近距離警告がセットされて
いるか否かを判定する。ピント調整が困難な程に過度の
近距離である時は、S1926において「AFLED 点滅開
始」処理を実行する。そして、続くS1928の「AFLE
D 点灯」有無の判定でYES判定ならS1930におい
て「AFLED=消灯」処理を行い、NO判定ならS1932
において「AFLED=点灯」処理を行ってからS1934の
時計処理に進む。
【0227】また、前記S1924の「近距離警告セッ
ト」判定でNO判定の場合にも、この時計処理(S19
34)に進む。時計処理は250mSの積算を行って分
単位の表示に合わせるための処理である。このカメラで
は250mS毎にトリガーがかかる構成を有しており、
S1936で「250ms タイマーの起動」の有無を判定す
る。「250ms タイマー起動有り」の場合は、S1938
においてSM状態=撮影1か否かを確認し、SM状態=
撮影1であればCHP読み込み処理を行う(S194
0)。ここでCHPに変化があれば(S1942)、S
1944におけるDSC通信でCHPの情報を伝達す
る。通信後はエラー検出を行い(S1946)、通信が
正常なら図34に示すS1948の「/SM1,/SM2 読み込
み処理」を実行する。なお、S1946で通信エラーが
検出された時は図34に示すS1956にジャンプし、
S1956〜S1960を経て撮影不可となる。
【0228】その一方、S1936の「250ms タイマー
起動有り」の判定、S1938の「/SM 状態= 撮影1 」
判定、S1942の「CHP 変化有り」判定の何れかの判
定でNO判定となった場合にも図34に示すS1948
の「/SM1,/SM2 読み込み処理」に遷移する。
【0229】図34に示すS1948において「/SM1,/
SM2 読み込み処理」を行った後で、SM状態が変化した
か否かを判定する(S1950)。ここでYES判定と
なるのは、レリーズボタン30を半押し中(SP1=O
N中)にモード切換ダイヤル72が回された場合であ
る。このようなケースではS1952に進み、ここで近
距離補正マーク点灯セットの判定をする(S195
2)。近距離補正マーク点灯がセットされている時はD
SC通信によって近距離補正マークの消灯の指令を伝達
した後(S1954)、S1956において「近距離補
正マーク点灯リセット」を行う。またS1952の「近
距離補正マーク点灯セット」判定でNO判定の場合は、
すぐにS1956の「近距離補正マーク点灯リセット」
を行う。次いで、「AFLED 消灯」処理を行い(S195
8)、図44に示すS2300の「SHUTEND2」処理に移
行する(S1960)。
【0230】ところで、S1950の「SM状態変化」判
定で、NO判定の場合は、次に「/SP1=ON 」か否かの判
定をし(S1962)、NO判定の時は上記S1952
に進む。他方、S1962で/SP1=ON である時は続いて
S1964で「/SP2=ON 」の判定をする。SP2=ON
はレリーズボタン30の全押し操作に相当するもので、
撮影開始指示に該当する。S1964でNO判定なら処
理は、図33に示すS1924に戻り、SP2のON待
ち状態になる。
【0231】S1964においてSP2=ONが検出さ
れると、レリーズ動作に入る。S1966では「近距離
補正マーク点灯セット」の有無を判定し、近距離補正マ
ークが点灯している場合(YES判定の場合)にはDS
C通信で近距離補正マーク消灯を指示する(S196
8)。そして、DSC通信のエラーの有無を確認して
(S1970)、S1972の「近距離補正マーク点灯
リセット」を行う。なお、S1970で通信エラーを検
出した時はS1956に飛び、S1958〜S1960
を経て撮影不可とする。
【0232】S1966でNO判定の場合もS1972
に進み、ここで近距離補正マーク点灯リセット処理を行
う。次に、「AFLED 消灯」を実行し(S1974)てか
ら、図35に示すS1976の「SM状態= 撮影1 」の判
定を行う。SM状態=撮影1のときはDSC通信でブラ
ックアウトの指示を伝達する(S1978)。これは液
晶モニタ40の画面を真黒表示(表示OFF)にするも
のであり、APS撮影レンズの鏡胴を駆動してフォーカ
シング動作をさせる時にモニタへの画像提示を停止させ
るために行う。DSC側のレンズと光学ファインダーの
レンズはすべてAPS撮影レンズの鏡胴と連動している
ため、フォーカシング動作に伴う映像ブレが生じる。か
かる映像ブレをユーザに提示しないようにするために、
ここで液晶表示を一時的に表示OFF又は全面黒表示
(いわゆるブラックアウト)にしている。
【0233】続いて、DSC通信により、CCDAV、
CCDG、CCDR、及びCCDBといったCCD露出
制御情報を伝達する(S1979)。DSC側はこの情
報に従って画像取り込み時の絞り及びゲインが設定され
る。
【0234】DSC通信の後は通信エラーのチェックを
行い、エラーがあれば図44に示すステップS2360
「DSCEND2 」にジャンプして(S1982)撮影不可と
する。
【0235】DSC通信が正常に行われた時、又は前記
S1976でNO判定となった時は、S1984に進み
セルフタイマー処理、及びレンズドライブ(LD)処理
(S1986)を行う。LD処理は、繰り出し演算の結果
に基づいてレンズを動かすための処理である。
【0236】鏡胴エラーの判定(S1988)では、鏡
胴が作動したか否かの確認を行い、鏡胴が動かない場合
はS1996にジャンプする。そして、SM状態=撮影
1の確認を行い(S1996)、YES判定ならDSC
通信でAEロックの解除の指示を伝達した後(S199
8)、LCD表示OFFセットの確認をして(S200
0)、LCD表示ONであればDSC通信で動画表示開
始の指示を伝達して図37に示すS2048にジャンプ
する。また、S1996でSM状態≠撮影1と判定した
時、又はS2000でLCD表示OFFがセットされて
いると判定した時もその判定後に図37に示すS204
8にジャンプする。
【0237】S1988で鏡胴エラーが検出されないと
きは続くS1990においてレンズドライブNGを判定
する。レンズ鏡胴の動きはフォトインタラプタによって
検出されており、鏡胴の作動に伴って発生するパルスに
よって鏡胴の変位が把握されている。S1990におい
てレンズ鏡胴の動作が正常であるか否かの判定を行い、
LDNGの場合はS1992でフォトインタラプタのオ
ーバータイムを判定し、YES判定ならレンズリターン
処理を実施して(S1994)、S1996に進み、S
1992でNO判定ならS1994の処理を行わずに直
接S1996に進む。そして上記S1996〜S200
2を経て図37に示すS2048にジャンプする。
【0238】S1990のレンズドライブNG判定で正
常動作を確認した時は、赤目軽減処理(S2004)、
CHP読み込み処理(S2006)を実行する。S20
08でSM状態=撮影1の確認を行い、NO判定なら図
36に示すS2020に進み、YES判定ならS201
0のDSC通信で露出タイミングという通信を行う。そ
して通信エラーの有無を確認し(S2012)、エラー
があればレンズリターン処理を実行して(S201
4)、繰り出したレンズを待機位置に戻し、図44に示
すステップS2360「DSCEND2 」にジャンプする(S
2016)。
【0239】S2012で正常通信が確認された時は、
S2018で「DSCEXPパルスn パルス目」の判定をす
る。これは、DSCの撮影タイミングを何パルス目で同
調させるかという設定に基づいて、nパルス目で同調さ
せるためのパルスをカウントするものである。規定され
ているnパルス目の到来を検出したら図36に示すS2
020に進む。また、前記S2008でSM状態≠撮影
1、すなわちSM状態が撮影2の場合は直ちに図36に
示すS2020に進む。
【0240】図36に示すS2020はストロボ発光の
有無を判定する。ストロボ発光が必要な場合はS202
2で「/FVW=ON 」処理を行い、ストロボのIC電源をO
Nする。S2020でストロボ発光なしの場合及びS2
022の後、S2024において電源ON処理を実施す
る。この電源ON処理はシャッター駆動部の電源をON
する処理である。S2026では再びストロボ発光の有
無の確認をして、YES判定の時は「FGSEL=D/A 出力O
N」(S2028)、及び「FVTH=D/A出力ON」(S20
30)処理を実施する。これは、カメラのマイコンから
ストロボユニットにアナログ値を出力し、ストロボユニ
ット内ICは受入するアナログ値にしたがって発光を制
御するようになっているために行なわれる。なお、S2
026でストロボ発光なしの場合には、S2028〜S
2030を省略してS2032に飛ぶ。
【0241】そして、S2032の露出処理(EXP処
理)を実行する。この「EXP 処理」においてストロボ調
光センサ23の受光量が監視され、受光量が所定値に達
するとストロボの発光が停止されることになる。「EXP
処理」の終了後は、「FVTH=D/A出力OFF 」(S203
4)、「FGSEL=D/A 出力OFF 」(S2036)、フラッ
シュトリガー(FT)のOFF処理(S2038)、及
び「/FVW=OFF」(S2040)の各処理を順次実行し
て、S2042の電源OFF処理を行い、シャッター駆
動部への通電を遮断する。そして、S2044において
「充電完了リセット」処理を行った後、LR処理(S2
046)でレンズ鏡胴を待機位置に戻す。その後の処理
は図37に示すS2048に進む。
【0242】図37に示すS2048ではシャッターの
ホームポジションエラーの有無を判定し、S2058で
は鏡胴エラーの有無を判定する。両判定ともNO判定
(エラーなし)の場合はS2060に進んで時計処理を
行なう。シャッターのホームポジションエラー又は鏡胴
エラーの何れか一方のエラーが検出された時は、セルフ
モードリセット処理を行なう(S2050)。これは例
えば、3ショットセルフモードに設定されている時の1
ショット目の撮影でエラーが発生した時には、2ショッ
ト目、3ショット目の撮影を実行しないための処理であ
る。次いで、撮影モードが INFラッチモードに設定され
ているか、又はNVP ラッチモードに設定されているか否
かの判定を行い(S2052、S2054)、何れかの
モードに設定されている時には、S2056でINF 及び
NVP のラッチ設定をリセットしてからS2060に進
む。
【0243】S2060の時計処理に続いてS2062
のデート表示処理を行う。これは、APS表示部がIS
O&FILMTYPE表示をしている可能性があるた
め、かかるISO&FILMTYPE表示からデート表
示に戻す処理である。次に、レンズドライブNGを判定
して(S2064)、NG判定ならば図44に示すS2
308「SHUTEND1」処理に進み(S2056)、動作不
可とする。また、レンズドライブOKの判定ならば、S
2068の「SHP エラー」を判定する。ここでエラーを
検知した時はSM状態=撮影1であるか否かを判断し
(S2070)、NO判定ならば図44に示すS230
8「SHUTEND1」に進み(S2066)、動作不可とす
る。
【0244】S2070でSM状態=撮影1の時は図4
0に示すS2120にジャンプする。これは、シャッタ
ーのホームポジションエラーが発生した場合でもDSC
側は画像を取り込んでいるために、フイルムに記録して
いない画像に対応する画像データがDSC側にだけ残る
ことになるので、この画像データの破棄を実施するため
処理(S2122〜S2132)を行うためである。
【0245】図37のS2068の「SHP エラー」判定
でNO判定の時は、続くS2074で「リモコンレリー
ズリセット」を行う。そして、図38に示すS2076
において「FCOUNT="-"」か否かの判定をし、NO判定な
らMRC機能の有無を確認する(S2078)。MRC
(mid-roll-chang)機能とは、1ロールのフイルムをす
べて使い切る前に途中でフイルムを巻き戻してフイルム
カートリッジに格納してカメラから取り出し、以後、再
びそのフイルムカートリッジをカメラに装填した時には
未露光コマの位置までフイルムが自動的に搬送されて撮
影を行うことができる機能をいう。かかるMRC機能の
有無はオプションとして用意されており、カメラのEE
PROM178内にMRC機能有り/無しの設定情報が
格納されている。
【0246】MRC機能が無効に設定されているカメラ
の場合、S2078はNO判定となり、S2080に進
んで「E -VEIPARK=EXPOSED(00h) 」処理を行う。これ
は、EEPROM178のVEIPARK のエリアに露光済で
ある旨を示す情報「EXPOSED(00h)」を書き込むものであ
る。APSフイルムカートリッジの端面には、「○」、
「半丸」、「×」、「□」を示すマーク穴が設けられて
おり、白色の舌片部材が停止したマーク穴の部分だけが
白く表示されるようになっている。この表示は内部のフ
イルムの処理情報を示すものであり、「○」は未使用
(未露光)フイルム、「半丸」は未露光コマを残して一
部コマが露光済のフイルム(PARTIAL )、「×」は露光
済みフイルム(EXPOSED)、「□」は現像済みフイルムで
あることを意味している。この表示をVEI表示と呼ん
でいる。MRC機能の無いカメラの場合、1コマ以上撮
影を行った場合には一部に未露光コマが残っていても一
律に露光済みであるという取り扱いをするため、S20
80において「E -VEIPARK=EXPOSED(00h) 」処理を行
う。
【0247】これに対し、MRC機能が有効に設定され
ているカメラの場合、S2078はYES判定となり、
次のS2082で「E -VEIPARK=EXPOSED」か否かの判定
をする。ここでNO判定なら「E -VEIPARK=PARTIAL(AA
h) 」処理を行い(S2084)、YES判定ならばS
2088「/SCC=開」に飛ぶ。S2084又はS208
0の処理の後は、S2086においてEEPROM書き
込み処理を行う。ここでは、EEPROM178のE -V
EIPARKを前記S2084又はS2080で設定した新た
なE -VEIPARKに書き換えるとともに、E -DDFCOUNT にR
AMの情報を書き込む。
【0248】次いでS2088で「/SCC=開」を判定す
るとともに、続くS2090で「/SCCの変化の有無」を
チェックする。これはカートリッジ蓋80の誤開閉操作
に配慮した処理であり、撮影途中でカートリッジ蓋80
が開けられ、直ぐ閉じられたような場合には、S208
8又はS2090でYES判定となって処理はS209
4に進む。通常はカートリッジ蓋80が閉じているので
S2078及びS2080は共にNO判定となり、次の
S2082においてEEPROM178への書き込み処
理を実行する。ここでは、E -FSTATE に撮・駒送り中で
あることを示す情報を書き込むとともに、E -FCOUNT に
FCOUNTの値を書き込む。このようなステイタス情報をE
EPROM178に書き込んでおくのは、フイルム送り
中に電池が抜かれるなどして給送がストップした場合に
も、次に電池を装填した時に以前の状態を認識して重像
を防止するためである。
【0249】続いて、S2094ではEEPROM17
8の読み込み処理を行う。ここでEEPROM178か
らトータルショットカウンタの記録情報に相当するE -S
COUNT -H、及びE -SCOUNT -Lを読み込む。そして、S2
096ではその読み込んだ値(E -SCOUNT )に1を加算
して新たにE -SCOUNT の値とし、これを次のEEPRO
M178への書き込み処理(S2098)で更新する。
なお、トータルショット数はカメラの評価など主に保守
/点検又は工場における内部情報等として利用されユー
ザに提示されるものではない。
【0250】続いて、図39に示すS2100で「/SCC
= 閉」か否かを判定する。通常はフイルムカートリッジ
蓋80は閉じられているためYES判定となるが、誤操
作等によりカートリッジ蓋80が開放され、かつフイル
ムカートリッジがカメラ内に入っている場合もある。こ
のような場合は、S2100がNO判定となって、S2
102に進み、ここで「FCOUNT="-"」を確認して、NO
判定の時はS2110にジャンプする。
【0251】S2100でYES判定又はS2102で
YES判定の時はS2104において「セルフモードセ
ット」の有無を判定し、セルフモードがセットされてい
る時は続いてセルフモードカウントが2以上であるか否
かを確認する(S2106)。「セルフモードカウント
≧2 」であるときは連続して複数のセルフ撮影を行うマ
ルチセルフセットを行う(S2108)。また、S21
06でNO判定、すなわち「セルフモードカウントが
1」であった時はS2110でセルフモードリセットを
行う。
【0252】前記S2104でNO判定(セルフモード
セット)の場合、又はS2110でセルフモードリセッ
トを行った後は、撮影モードが INFラッチ、又はNVP ラ
ッチに設定されているか否かを判断して(S2112、
S2114)、何れのモードにも設定されていなけれ
ば、「INF,NVP リセット」(S2116)を行ってから
118の撮影完了表示処理を実行する。
【0253】また、前記S2112又はS2114の判
断において、 INFラッチ、又はNVPラッチに設定されて
いると判定した時はS2116を省略してS2118に
ジャンプする。
【0254】S2118は、セルフLED及びAFLE
Dを一定時間点灯させることによって、シャッターが切
れた(画像が取り込まれた)ことをユーザに知らせるも
のである。続いて、図40に示すS2120では「SHP
エラー」の有無が確認され、エラー検出時にはフイルム
カウントをチェックする(S2122)。「FCOUNT="
N"」の時にSHPエラーが発生した時はSM状態=撮影
1を確認してから(S2124)、DSC通信で画像デ
ータの破棄を指示するとともに(S2126)、AEロ
ックの解除を伝達する(S2128)。そして、LCD
表示OFFセットか否かを判定して(S2130)、L
CD表示中(NO判定)であればDSC通信で動画表示
の開始を指示する(S2132)。これは、SP1処理
によってLCDはブラックアウトしているので、SHP
エラー時は動画表示に復帰させるためである。動画表示
開始指示の通信後には「SHUTEND1」の処理に移る(S2
134)。
【0255】なお、S2124の「SM状態= 撮影1」判
定においてNO判定(DSC未作動)、又は、S213
0の「LCD 表示OFF セット」判定でYES判定(LCD
表示OFF中)のときは直ぐにS2134にシャンプす
る。
【0256】S2120でSHPエラーが検出されず、
またS2122のFCOUNT="N"判定でNO判定となった時
は、SM状態=撮影1か否かを判断する(S213
6)。SM状態=撮影1でない場合には、図41に示す
ステップS2164にジャンプし、SM状態=撮影1の
場合には、DSC通信によって、カートリッジ番号、駒
番号、CHPの区別、デートモードの設定内容、年デー
タ、月日データ、時分データを順次伝達する(S213
8〜S2150)。なお、ここでいう「カートリッジ番
号」とはフイルムカートリッジをカメラに挿入した時に
順次自動的に付与される番号であり、フイルムの交換毎
に1つずつ加算更新される。最新のカートリッジ番号に
関連するデータは、編集することができるが、それ以前
のカートリッジ番号のデータについて編集が禁止され
る。
【0257】続いて、PQ設定モード又はST設定モー
ドの設定の有無を判定し(S2152、S2156)、
各モード設定下においてはDSC通信により、それぞれ
PQ値(S2154)、言語とタイトルに関する情報
(S2158)を伝達する。
【0258】その後、磁気書き込みデータセット処理を
行うとともに(S2160)、DSC通信によってプリ
ント品質(PQI )情報をDSC側に送る(S216
2)。PQI 情報はDATABYTE1 と、DATABYTE2 の2つのパ
ラメータを有し、これらパラメータによって、被写体の
明るさ、拡大率、ストロボ発光の有無などの情報が記述
されている。
【0259】S2162の後は図41に示すS2164
に進み、ここで「EXP エラー」の判定を行う。これは、
例えばシャッターが開いたが閉じなかったというよう
に、露光動作に何らかの不具合が発生したか否かをチェ
ックするステップである。「EXP エラー」が検出される
と、セルフモードリセット(S2166)、「INF,NVP
リセット」(S2168)の後、「1 駒給送処理」を実
行する(S2170)。残枚数1で撮影を実行して1コ
マ送りを行った時はフイルムを全てカートリッジ内に巻
き戻す動作が行われ、FCOUNT="E"となる。それ以外の場
合は、1コマ巻き上げによってFCOUNTが−1カウントダ
ウンされる。S2170の後「FCOUNT="E"」の判定を行
い(S2172)、YES判定ならば図43に示すS2
226にジャンプし、NO判定ならS2174にジャン
プする。
【0260】S2174はSM状態=撮影1を判定し、
NO判定ならば図43に示すS2226にジャンプし、
YES判定の時はDSC通信によってAPS有無の情報
に関してAPS無しを示す情報を伝達する(S217
6)。これは、APS写真を取得していないということ
を意味する情報である。
【0261】ところで、S2164の「EXP エラー」判
定において、通常、シャッター動作が正常に行われた時
には、次いで「/SCC= 誤開閉」を判定する(S217
8)。フイルムカートリッジ蓋80の誤開閉を検知した
時はS2174にジャンプする。通常ならカートリッジ
蓋80は閉じられているのでS2178はNO判定とな
り、一駒給送処理(S2180)を実行することにな
る。次いで「FCOUNT="E"」の判定を行い(S218
2)、YES判定ならば図43に示すS2226にジャ
ンプし、NO判定(すなわち、FCOUNT=" -"又は" N"
)ならば、「/SCC= 誤開閉」(S2184)、「FCOUN
T="N"」(S2186)、「パーフォずれセット」の有
無(S2188)を順次判定する。S2184でカート
リッジ蓋80の誤開閉を検知した時、S2186でカー
トリッジ未装填のままDSCのみで撮影した時、S21
88でパーフォずれセットを検出した時の何れかに該当
する場合は処理はS2174にジャンプする。なお、パ
ーフォずれセットは、パーフォレーションカウントにず
れが生じたとき、いわゆる重像防止のため、次コマの撮
影を飛ばして、2つ先のコマ領域で撮影可能にする制御
のセットを意味する。
【0262】カメラが正常に動作する時にはS2188
はNO判定となり、次いでSM状態=撮影1の判定をす
る(S2190)。SM状態=撮影1に設定されている
時は、続くDSC通信によってAPS有りの情報を伝達
し(S2192)、撮影1に設定されていない時は、図
43に示すS2226にジャンプする。なお、「APS
有り」の情報はDSCが取得した画像をDSCのフラッ
シュメモリに書き込まれる。
【0263】S2192又はS2176でDSC通信を
行った後は、図42に示す通信エラーのチェックを行い
(S2194)、エラー検出時には図44に示すS23
60「DSCEND2 」に進み(S2196)、動作不可とす
る。他方、通信に異常がなければ3秒タイマーをスター
トさせて(S2198)、DSC通信によって「状態チ
ェック」の指令を通信する(S2200)。なお、3秒
タイマーはSP1の連続押しを防止する対策の一つであ
り、画像データをフラッシュメモリに書き込む処理の終
了を待つために設定される。その後、DSC レディを受信
したか否かを判定し(S2202)、DSC レディを未受
信の場合には、20mSのウエイト処理(S2204)
の後に3秒オーバータイムの経過の有無を判定し(S2
206)、3秒以内であれば処理はS2200に戻る。
3秒以内にDSC レディを受信できず、S2206で3秒
タイマーのオーバータイムと判定した時には、何らかの
異常が生じたものとして、図44に示すS2354「DS
CEND1 」の処理に移行して(S2208)撮影を不可と
する。
【0264】S2202においてAPSCPUがDSC レ
ディを受信したときは、「マルチセルフセット」の有無
を判断する(S2210)。マルチセルフがセットされ
ているときは、図43に示すS2226にジャンプす
る。マルチセルフがセットされていないときは、次い
で、「FCOUNT="N 点滅" 」の有無を判定する(S221
2)。 "N 点滅" になるのは、リワインド給送において
給送エラーが発生した時である。 "N 点滅" を検出した
場合、DSC通信によってLCD表示及びCCD駆動の
OFFを指示し(S2214)、LCD表示OFFをセ
ットする。(S2216)。そしてDSC通信のエラー
のチェックを行って(S2222)、エラー検出時には
図44に示すS2360「DSCEND2 」にジャンプして
(S2224)動作不可とし、通信に異常がないときは
図43に示すS2226に進む。
【0265】また、前記S2201で "N 点滅" を検出
しない時は、続いてLCD表示OFFセットの有無を判
定する(S2218)。LCDが消灯しているときは前
記(S2214に進む。これは、LCD表示OFFの時
でも、CCDによる画像取り込み動作は開始しているの
で、CCD駆動を停止させるものである。
【0266】S2218においてLCD表示がONして
いる時はDSC通信でフリーズ画像表示のコマンドを伝
達する(S2220)。この指令によって撮影画像の表
示が行われる。
【0267】S2222ではDSC通信のエラーの有無
を検出して、エラー検出時には図44に示すS2360
「DSCEND2 」にジャンプして(S2224)動作不可と
し、通信に異常がないときは図43に示すS2226に
進む。
【0268】図43に示すS2226では「/SCC= 誤開
閉」の有無を確認する。誤開閉を検知した時は、図44
に示すS2308「SHUTEND1」の処理を行う(S222
8)。また、S2226で誤開閉を検知しないときは次
いで「EXP エラー」の有無を確認し(S2230)、こ
こでエラーを検知したら前記S2228に移行する。
「EXP エラー」のないときはストロボ充電処理(S22
32)を行う。
【0269】ストロボ充電処理中にカートリッジ蓋80
が開放される場合も考えられるので、あらためて「/SCC
誤開閉」をチェックする(S2234)。誤開閉を検知
した時は図44に示すS2308「SHUTEND1」の処理を
行う(S2270)。また、S2234で誤開閉を検知
しないときは次いで「マルチセルフセット」の判定を行
う(S2236)。マルチセルフセット(NO判定)の
時は前記S2270に移行し、マルチセルフセット(Y
ES判定)なら「/SM1,/SM2 読み込み処理」を行う(S
2238)。そしてSM状態の変化をチェックして(S
2240)、変化ありの時は図44に示すS2322の
「SHUTEND3」処理を行う(S2242)。S2240で
SM状態の変化なき場合、「/SSELF=ON 」を確認し(S
2244)、YES判定なら図44に示すS2330の
「SHUTEND4」処理に進み(S2246)、セルフモード
をリセットする。他方S2244でNO判定の時は、続
くS2248でセルフモードカウントを1だけ減算する
処理を行ってから、セルフ表示を行う(S2250)。
【0270】次いでSM状態=撮影1を判定し(S22
52)、撮影1に設定中の時は、DSC通信で輝度情報
を伝達する(S2254)。そして通信エラーの有無を
確認してから(S2256)、正常であればDSC通信
によってストロボ発光有無及び光量の情報を伝達する
(S2260)。通信後、エラーの有無を確認し(S2
262)、正常ならDSC通信によってストロボシンク
ロの有無を伝える(S2264)。次いでDSC通信の
エラーをチェックし(S2266)、異常がなければ3
秒セルフ処理に遷移する(S2268)。なお、S22
56、S2262、S2266のいずれかで通信の異常
を検知した時は図44に示すS2360「DSCEND2 」に
ジャンプして(S2258)動作不可とする。また、S
2252においてSM状態=撮影1でないと判定した時
は、S2268にジャンプする。これは、1ショット目
の撮影情報を念のため送信するものである。
【0271】〔SHUTEND2処理〕図44及び図45はそれ
ぞれSHUTEND2処理を示すフローチャートである。
【0272】図44に示すSHUTEND2の処理が開始すると
(S2300)、まず、デート表示処理を実行する(S
2302)。このとき、APS表示部32がISO&F
ILMTYPE表示であった場合にはデート表示に戻さ
れることになる。次いで電源OFF処理を実行してから
(S2304)、セルフ途中解除の有無を判定する(S
2306)。NO判定ならS2310に進みSM状態=
撮影1を確認する。ここでSM状態=撮影1の時はDS
C通信でAEロック解除を指示し(S2312)、DS
C通信のエラーをチェックして(S2314)、異常が
なければ処理は図45のS2370にジャンプする。な
お、通信に異常が検出された時はS2360「DSCEND2
」にジャンプして(S2316)、DSCを強制的に
OFFする。もし、S2310でSM状態≠撮影1(N
O判定)のときは図45に示すS2370にジャンプす
る。
【0273】S2306でYES判定の時は、セルフ途
中解除リセットを行い(S2318)、次に、「/SM セ
ルフ途中解除」を判定する(S2320)。これはモー
ド切換ダイヤル72により状態を変更したか否かの判定
である。ここでYES判定となると、/SM セルフ途中解
除リセットを行ってから(S2324)、SM状態=撮
影1を確認し(S2326)、撮影1の設定ならDSC
通信でAEロック解除を指令する(S2328)。その
後、図45に示すS2386のリモコンレリーズリセッ
トの処理にジャンプし、マルチセルフルリセット(S2
388)の後、メインルーチンに復帰する(S239
0)。なお、S2326でSM状態≠撮影1と判定した
時はS2328を省略して前記S2386にジャンプす
る。
【0274】S2320の/SM セルフ途中解除判定にお
いて、状態の変更がない時(NO判定時)は、S233
2でSM状態=撮影1を確認した後、DSC通信によっ
てAEロック解除を伝達する(S2334)。次いでL
CD表示OFFセットの有無を判定して(S233
6)、表示ON中ならDSC通信で動画表示開始を指示
する(S2338)。なお、S2332でNO判定の
時、又はS2336でYES判定の時は直ちにS234
0に進む。
【0275】その後、S2340においてセルフモード
リセットを行い、ストロボ充電処理(S2342)、時
計処理(S2344)を順次実行する。次いで、/SM 状
態変化の有無を判定し(S2346)、変化あれば前記
S2386にジャンプし、変化なき時は/SSELF=ONの有
無を判定する。ここでYES判定なら処理はS2344
に戻り、NO判定の時は図45に示すように充電完了セ
ットを判断する(S2350)。充電完了セットの場
合、処理はS2378の時計処理にジャンプする。な
お、図29に示すS1808「/SP1OFF 」からS235
2に遷移してきた場合も、このS2378に至る。
【0276】S2350の充電完了セット判定でNO判
定の時は、デート表示処理(S2370)、リモコンレ
リーズリセット(S2372)、マルチセルフリセット
(S2374)、ストロボ充電処理(S2376)を順
次実行する。そして、S2378で時計処理を行い、次
いで/SM1,/SM2 読み込み処理を実施する(S238
0)。SM状態の変化の判定により(S2382)、変
化ある時はS2386に飛び、リモコンレリーズリセッ
ト、及びマルチセルフルリセット(S2388)の後、
メインルーチンに復帰する(S2390)。
【0277】他方、S2382でSM状態変化ない時
は、「SP1=OFF」を判定し(S2384)、NO
判定ならS2378に戻り、YES判定ならS2386
及びS2388を経てメインルーチンに復帰する(S2
390)。
【0278】ところで、図31のS1896、図42の
S2208「DSCEND1 」からS2354に遷移してきた
場合は、DSC通信で電源OFFを指示し(S235
6)、100mSウエイトをおいてから(S235
8)、DSCVW =OFF とする(S2362)。そして、D
SC電池表示点灯(S2364)、電源OFF 処理(S2
366)及びセルフモードリセット(S2368)を順
に実施してからS2370に進み、以後上述の通りS2
370〜S2390を経てメインルーチンに復帰する。
【0279】また、図29のS1824、S1838、
図31のS1870、図35のS1982、S201
6、図42のS2196、S2224、図43のS22
58「DSCEND2 」からS2360に遷移してきた場合
は、S2362のDSCVW =OFF 処理に進み、以後S23
62〜S2390を経てメインルーチンに復帰する。
【0280】〔DSC通信によるDSC側の処理〕図4
6乃至図61はそれぞれDSC通信によるDSC側の処
理のうち撮影動作に関する主要な処理を示すフローチャ
ートである。
【0281】図46に示すS3000「DSC 通信」のサ
ブルーチンはデジタルスチルカメラのDSCCPU18
4に対する通信コマンドとデータ情報の送受信に関する
フローを示している。
【0282】S3002「APS →DSC データ受信(COM&D
1&D2データ受信) 」ではAPSCPU150から発せら
れたコマンド(COM)と、データ(D1,D2)をDSCCPU
184が受信して通信バッファに格納する。以降のデジ
タルスチルカメラに於ける受信処理の各ステップではこ
のデータの解析と、受信したデータに対応した返信デー
タの送信作業を行う。
【0283】S3004「受信コマンド=SM 状態」で
は、受信したコマンド(COM) がモード切換ダイヤル72
の設定状態(SM 状態) を表すコマンドであるか否かの判
断を行っている。もしコマンド(COM)がSM状態を表すコ
マンドである場合にはS3006「受信データD1=00 」
へ分岐し、もし他のコマンドである場合にはS3024
「受信コマンド= バッテリーチェック」へ進む。
【0284】S3006「受信データD1=00 」とS30
10「受信データD1=01 」とS3014「受信データD1
=02 」では、モード切換ダイヤル72の設定状態を示す
データ(D1)の解析を行う。もし受信したデータD1が(00
h) である場合にはS3008「SM状態=OFFセット」へ
ジャンプしてモード切換ダイヤル72の設定が(OFF) で
あることを記憶する。もし受信したデータD1が(01h) で
ある場合にはS3012「SM状態= 撮影1 セット」へジ
ャンプしてモード切換ダイヤル72の設定が( 撮1) で
あることを記憶する。もし受信したデータD1が(02h) で
ある場合にはS3016「SM状態= 撮影2 セット」へジ
ャンプしてモード切換ダイヤル72の設定が( 撮2) で
あることを記憶する。
【0285】S3018の「送信データセット(OK) COM
=F5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信さ
れてきたコマンドに対して正常に処理が終了したことを
示す応答コマンドのセットを行い、S3020「DSC →
APS データ送信(COM&D2 データ送信」ではそのセットし
たデータをAPSCPU150に送信する処理を行う。
なお、コマンド(COM=F5) は正常に処理が終了したこと
を示すコマンドである。データの送信が終了した場合に
は本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了
すべくS3772「END 」へジャンプする。
【0286】図47に示すS3024「受信コマンド=
バッテリーチェック」では受信したコマンド(COM)がバ
ッテリーチェックのコマンドであるか否かの判断を行っ
ている。もしコマンド(COM)がバッテリーチェックを示
すコマンドである場合にはS3026「DSC バッテリー
チェック」へ分岐し、もし他のコマンドである場合には
S3050「受信コマンド=LCD表示&CCD OFF」へ進む。
【0287】S3026「DSC バッテリーチェック」で
は、DSCバッテリー86の容量の残量を測定する。こ
のバッテリー容量の残量の測定結果に基づいて、後のス
テップにおいて各々のモードに於けるバッテリー容量の
「警告レベル」と「NGレベル」を設定し、バッテリー
容量が「警告レベル」以下であるかの判断と「NGレベ
ル」以下であるかの判断を行う。
【0288】S3028「SM状態= 撮影1 」では、モー
ド切換ダイヤル72の設定が「撮1」であるか否かの判
断を行っている。もし、「撮1」でない場合には「PL
AY」の状態であるのでS3030「SM状態PLAY= 警告
レベルセット」のステップへ進み「PLAY」モードで
のバッテリー容量の「警告レベル」をセットするととも
にS3032「SM状態PLAY=NG レベルセット」へ進み、
「NGレベル」のセットを行う。
【0289】モード切換ダイヤル72の設定が「撮1」
の場合にはS3034「SM状態撮影1=警告レベルセッ
ト」にてバッテリー容量の「警告レベル」をセットする
とともにS3036「SM状態撮影1=NGレベルセット」へ
進み、「NGレベル」のセットを行う。
【0290】次のS3038「BC<=警告レベル」では、
測定したバッテリー容量の残量が上記で設定した「警告
レベル」以下であるか否かの判断を行い、「警告レベ
ル」以下である場合にはS3040「BC<=NGレベル」へ
進み、「警告レベル」以下でない場合にはS3046
「送信データセット(BCOK) COM=02,D1=00,D2=00 」へ進
み、APSCPU150に対する返信コマンド(COM=0
2) と、バッテリー容量「警告レベル」以上と「NGレ
ベル」以上( 正常) であることを示す(D1=00)をセット
して、S3048「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデー
タ送信) 」にて送信する。ここで次に送信する(D2=00)
は、送信コマンドを3バイトに統一するために設けたも
ので、データに意味付けはしていない。
【0291】S3040「BC<=NGレベル」では、バッテ
リー容量の残量が「NGレベル」以下であるか否かの判
断を行い、「NGレベル」以下である場合にはS304
2「送信データセット(BCNG) COM=02,D1=02,D2=00)」へ
進み、APSCPU150に対する返信コマンド(COM=
02) と、バッテリー容量「警告レベル」以下であるとと
もに「NGレベル」以下であることを示す(D1=02)と(D
2=00) とをセットしてS3048「DSC →APS データ送
信 (COM&Dnデータ送信) 」にて送信する。
【0292】また、バッテリー容量の残量が3040の
判断に於いて「NGレベル」以上である場合には、S3
044「送信データセット(BC 警告) COM=02,D1=01,D2=
00」へ進み、APSCPU150に対する返信コマンド
(COM=02) とバッテリー容量「警告レベル」以下である
とともに「NGレベル」以上であることを示す(D1=01)
と(D2=00) とをセットして、S3048「DSC →APS デ
ータ送信 (COM&Dnデータ送信) 」にて送信する。
【0293】データの送信が終了した場合には本サブル
ーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべく、S
3772「END 」へジャンプする。
【0294】S3050「受信コマンド=LCD表示&CCD O
FF」では、受信したコマンド(COM)がデジタルスチルカ
メラの液晶モニタ40の表示を中止するためのコマンド
であるか否かの判断を行っている。もし、受信したコマ
ンドが「LCD 表示&CCD OFF」である場合にはS3052
「送信データセット COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進み、受
信したコマンドが「LCD 表示&CCD OFF」でない場合に
は、次に判断S3060「受信コマンド=LCD表示ON/OF
F」(図48)へ進む。
【0295】S3052「送信データセット COM=F5,D1
=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信されてき
たコマンドに対して正常に受信が終了したことを示す応
答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3054「DSC
→APS データ送信 COM&Dn データ送信」ではそのセット
したデータをAPSCPU150に送信する処理を行
う。
【0296】S3056「LCD 表示消灯」では受信した
データに従って液晶モニタ40のバックライトを消灯す
るとともに、LCD表示部190の動作を停止する。
【0297】S3058「CCD OFF 」では、CCD回路
部188の動作を停止する指令をCCD回路部に出力す
る。液晶モニタ40のバックライトやLCD表示部19
0、CCD回路部188の消費電力は多いので、デジタ
ルスチルカメラ部の電力消費量を減少させたいときには
これらの回路部の動作を停止させる。
【0298】データの送信が終了した後、本サブルーチ
ンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS377
2「END 」へジャンプする。
【0299】図48に示すS3060「受信コマンド=L
CD表示ON/OFF」では、受信したコマンド(COM)がデジタ
ルスチルカメラの液晶モニタ40の表示をON/OFF
するためのコマンドであるか否かの判断を行っている。
もし、受信したコマンドが「LCD 表示ON/OFF」である場
合にはS3062「送信データセット(OK) COM=F5,D1=0
0,D2=00 」へ進み、受信したコマンドが「LCD 表示ON/O
FF」でない場合には次の判断S3074「受信コマンド
= ブラックアウト」へ進む。
【0300】S3062「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3064
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0301】S3066「LCD 表示点灯」では受信した
データが「LCD点灯」のコマンドであるか否かの判断
を行っており、受信したデータが「LCD点灯」である
場合にはS3068「LCD 表示点灯」へ進み、液晶モニ
タ40のバックライトを点灯させるとともにLCD表示
部190を動作させるための指令をLCD表示部190
に出力する。
【0302】受信したデータが「LCD点灯」でない場
合にはS3070「LCD 表示消灯」へ分岐し、DSCC
PU184はLCD表示の動作を停止させるための指令
をLCD表示部190に対して出力する。
【0303】LCD表示部190に指令を出力した後、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0304】S3074「受信コマンド= ブラックアウ
ト」では、受信したコマンド(COM)がデジタルスチルカ
メラの液晶モニタ40のバックライトを消灯するコマン
ドであるか否かの判断を行っている。もし、受信したコ
マンドが「ブラックアウト」である場合にはS3076
「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進
み、受信したコマンドが「ブラックアウト」でない場合
には次の判断S3082「受信コマンド= 露出タイミン
グ」へ進む。
【0305】S3076「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3078
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0306】S3080「LCD 表示消灯」でDSCCP
U184は、液晶モニタ40のバックライトを消灯させ
る指令と、LCD表示の動作を停止させるための指令を
LCD表示部190に対して出力する。
【0307】LCD表示部190に指令を出力した後、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0308】S3082「受信コマンド= 露出タイミン
グ」では、受信したコマンド(COM)が「露出タイミン
グ」であるか否かの判断を行っている。もし、受信した
コマンドが「露出タイミング」である場合にはS308
4「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進
み、受信したコマンドが「露出タイミング」でない場合
には次の判断S3094「受信コマンド=AE ロック」へ
進む。
【0309】S3084「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3086
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0310】S3088「DSCEXPにタイミングパルス出
力開始」ではデジタルスチルカメラでの撮影を開始する
ための走査線に対応したタイミングパルスをAPSCP
U150に出力する動作を行う。
【0311】S3090「n パルス出力」ではデジタル
スチルカメラの走査線に基づく複数のタイミングパルス
を出力する。
【0312】予め定められたタイミングパルスのエッジ
に基づいて、APSとデジタルスチルカメラとで同時に
画像を取り込む。なお、ストロボシンクロ無しの場合
は、DSCによる画像取り込みタイミングとAPSのシ
ャッター動作タイミングとが一垂直同期信号分だけずら
される。S3092「画像取り込み」ではデジタルスチ
ルカメラ側の画像を取り込む処理を行う。このとき、図
35のS1979で説明したように、APS側から提供
されたCCDAV、CCDG、CCDR、CCDBのデ
ータに従って絞り及びゲインが定められ、かかる設定の
もとで画像取り込みが行われる。
【0313】なお、かかる画像取り込み処理時にはAP
S側から提供されたCCD露出制御条件が優先されるた
め、AEロック時の状態は一時的に修正される。そし
て、画像取り込み後に、前記AEロック時の条件に復帰
されAEロック解除のコマンド受入をまつ。これによ
り、ブラックアウト前後における動画表示の条件の連続
性を確保することができる。画像取り込み処理終了後、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0314】図49に示すS3094「受信コマンド=A
E ロック」では、受信したコマンド(COM)が「AEロッ
ク」であるか否かの判断を行っている。もし、受信した
コマンドが「AEロック」である場合にはS3096
「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進
み、受信したコマンドが「AEロック」でない場合には
次の判断S3102「受信コマンド= 画像全消去」へ進
む。
【0315】S3096「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3098
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0316】S3100「CCD 絞り固定」ではデジタル
スチルカメラでの撮影において露出を変化させないよう
にするために、絞りの設定を固定にする指令をCCD回
路部188に出力する。
【0317】CCD回路部188に指令を出力した後、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0318】S3102「受信コマンド= 画像全消去」
では、受信したコマンド(COM)が「画像全消去」である
か否かの判断を行っている。もし、受信したコマンドが
「画像全消去」である場合にはS3104「送信データ
セット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進み、受信したコ
マンドが「画像全消去」でない場合には次の判断S31
10「受信コマンド= フリーズ画像表示開始」へ進む。
【0319】S3104「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3106
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0320】S3108「DSC 画像全消去」ではDSC
CPU184がフラッシュROM(FLASHROM)
192に対して、記憶している全画像の消去を指令す
る。
【0321】フラッシュROM(FLASHROM)1
92に指令を出力した後、本サブルーチンS3000
「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772「END 」へ
ジャンプする。
【0322】S3110「受信コマンド= フリーズ画像
表示開始」では、受信したコマンド(COM)が「フリーズ
画像表示開始」であるか否かの判断を行っている。も
し、受信したコマンドが「フリーズ画像表示開始」であ
る場合にはS3112「送信データセット(OK) COM=F5,
D1=00,D2=00 」へ進み、受信したコマンドが「フリーズ
画像表示開始」でない場合には、図50に示す判断S3
126「受信コマンド=動画表示開始」へ進む。
【0323】S3112「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3114
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0324】S3116「フリーズ画像を3 秒間表示」
ではDSCCPU184がLCD表示部190に対し
て、撮影した画像を液晶モニタ40に3秒間表示する指
令を出力する。
【0325】LCD表示部190にフリーズ画像を3秒
間表示する指令を出力した後、本サブルーチンS300
0「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772「END 」
へジャンプする。
【0326】図50に示すS3126「受信コマンド=
動画表示開始」では、受信したコマンド(COM)が「動画
表示開始」であるか否かの判断を行っている。もし、受
信したコマンドが「動画表示開始」である場合にはS3
128「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」
へ進み、受信したコマンドが「動画表示開始」でない場
合には次の判断S3136「受信コマンド= CCD動作
開始」へ進む。
【0327】S3128「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3130
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0328】S3132「動画表示開始」ではDSCC
PU184がCCD回路部188に対して動画像を連続
して取り込む指令を出力するとともに、LCD表示部1
90に対して撮影中の動画像を液晶モニタ40に連続表
示する指令を出力する。
【0329】CCD回路部188及びLCD表示部19
0に指令を出力した後、本サブルーチンS3000「DS
C 通信」の処理を終了すべくS3772「END 」へジャ
ンプする。
【0330】S3136「受信コマンド= CCD動作開
始」では、受信したコマンド(COM)が「CCD動作開
始」であるか否かの判断を行っている。もし、受信した
コマンドが「CCD動作開始」である場合にはS313
8「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進
み、受信したコマンドが「CCD動作開始」でない場合
には次の判断S3144「受信コマンド= 画像破棄」へ
進む。
【0331】S3138「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3140
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0332】S3142「CCD動作開始」ではDSC
CPU184がCCD回路部188に対して動画像を連
続して取り込む指令を出力する。
【0333】CCD回路部188に指令を出力した後、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0334】S3144「受信コマンド= 画像破棄」で
は、受信したコマンド(COM)が「画像破棄」であるか否
かの判断を行っている。もし、受信したコマンドが「画
像破棄」である場合にはS3146「送信データセット
(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進み、受信したコマンド
が「画像破棄」でない場合には図51に示す判断S31
52「受信コマンド= AEロック解除」へ進む。
【0335】S3146「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3148
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0336】S3150「露出タイミングで取得した画
像破棄」ではDSCCPU184が撮影した画像のみを
破棄する処理を行った後、本サブルーチンS3000
「DSC通信」の処理を終了すべくS3772「END 」へ
ジャンプする。
【0337】S3152「受信コマンド= AEロック解
除」では、受信したコマンド(COM)が「受信コマンド=
AEロック解除」であるか否かの判断を行っている。も
し、受信したコマンドが「受信コマンド= AEロック解
除」である場合にはS3154「送信データセット(OK)
COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進み、受信したコマンドが
「受信コマンド= AEロック解除」でない場合には図5
1に示す判断S3160「受信コマンド= 電源OFF 」へ
進む。
【0338】S3154「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3156
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0339】S3158「CCD絞り固定解除」ではD
SCCPU184が、S3100「CCD 絞り固定」で設
定した絞り固定を解除する指令をCCD回路部188に
出力する。
【0340】CCD回路部188に指令を出力した後、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0341】S3160「受信コマンド= 電源OFF 」で
は、受信したコマンド(COM)が「電源OFF 」であるか否
かの判断を行っている。もし、受信したコマンドが「電
源OFF 」である場合にはS3162「送信データセット
(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」へ進み、受信したコマンド
が「電源OFF 」でない場合には次の判断S3172「受
信コマンド= 状態チェック」へ進む。
【0342】S3162「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3164
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0343】S3166「LCD表示消灯」でDSCC
PU184は、液晶モニタ40のバックライトを消灯さ
せる指令と、LCD表示の動作を停止させるための指令
をLCD表示部190に対して出力する。
【0344】S3168「CCD OFF 」では、CCD回路
部188の動作を停止する指令をCCD回路部188に
出力する。
【0345】S3170「DSC 側電源OFF 処理」でデジ
タルスチルカメラの電源を遮断する処理を行った後に、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0346】S3172「受信コマンド= 状態チェッ
ク」では、受信したコマンド(COM)が「状態チェック」
であるか否かの判断を行っている。もし、受信したコマ
ンドが「状態チェック」である場合にはS3174「DS
C の状態をD1にセット」に分岐し、受信したコマンドが
「状態チェック」でない場合にはS3180「受信コマ
ンド=1駒送り」へ進む。
【0347】S3174「DSC の状態をD1にセット」で
は現在のデジタルスチルカメラ側の状態をデータ(D1)に
セットする処理を行う。
【0348】次にS3176「送信データセット(OK) C
OM=0F,D1=nn,D2=00 」へ進み、DSCCPU184が送
信されてきた状態チェックのコマンドに対する応答デー
タを(D1=nn) にセットする。
【0349】S3178「DSC →APS データ送信 (COM&
Dnデータ送信) 」ではそのセットしたデータをAPSC
PU150に送信する処理を行うとともに、本サブルー
チンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS37
72「END 」へジャンプする。
【0350】図52に示すS3180「受信コマンド=1
駒送り」では、受信したコマンド(COM)が「1 駒送り」
であるか否かの判断を行っている。もし、受信したコマ
ンドが「1 駒送り」である場合にはS3182「送信デ
ータセット(OK)COM=F5,D1=00,D2=00」に分岐し、受信し
たコマンドが「1 駒送り」でない場合にはS3194
「受信コマンド=1駒送りAUTOPLAY開始」へ進む。
【0351】「1駒送り」指令する条件は、モード切換
ダイヤル72の設定が「PLAY」の設定で、かつマル
チファンクションスイッチ52の右下スイッチ56を押
した場合(/SUPが有効になった場合)である。
【0352】S3182「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3184
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0353】S3186「1 画面表示」では現在の画面
表示方法が1画面表示であるか否かの判断を行う。もし
1画面表示でない場合には、4分割表示である状態なの
でS3188「4 分割表示単位で次画像表示」へ分岐し
4分割単位で次画像表示を行う。
【0354】現在の画面表示方法が「1画面表示」の場
合にはS3190「1 画面単位で次画像表示」へ進み、
1画面単位で次画像表示を行う。
【0355】次画像表示が終了したら、本サブルーチン
S3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0356】S3194「受信コマンド=1駒送りAUTOPL
AY開始」では、受信したコマンド(COM)が「1 駒送りAU
TOPLAY開始」であるか否かの判断を行っている。もし、
受信したコマンドが「1 駒送りAUTOPLAY開始」である場
合にはS3196「送信データセット(OK) COM=F5,D1=0
0,D2=00 」に分岐し、受信したコマンドが「1 駒送りAU
TOPLAY開始」でない場合にはS3202「受信コマンド
=AUTOPLAY 停止」へ進む。1駒送りAUTOPLAY開始を指令
する条件は、モード切換ダイヤル72の設定が「PLA
Y」の設定で、かつマルチファンクションスイッチ52
の右下スイッチ56を押したときに割り当てられる(/SU
P)が有効になった場合である。
【0357】S3196「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3198
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0358】S3200「1 駒送りAUTOPLAY開始」で
は、モード切換ダイヤル72の設定が「PLAY」の設
定で、かつマルチファンクションスイッチ52の右下ス
イッチ56を押し続けたときに、表示する画像を駒送り
し続ける。
【0359】画像表示の駒送り処理を設定したら、本サ
ブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべく
S3772「END 」へジャンプする。
【0360】S3202「受信コマンド=AUTOPLAY 停
止」では、受信したコマンド(COM)が「AUTOPLAY停止」
であるか否かの判断を行っている。もし、受信したコマ
ンドが「AUTOPLAY停止」である場合にはS3204「送
信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」に分岐し、
受信したコマンドが「AUTOPLAY停止」でない場合には図
53に示すS3210「受信コマンド=1駒戻し」へ進
む。AUTOPLAY停止を指令する条件は、モード切換ダイヤ
ル72の設定が「PLAY」で、前記1駒送りAUTO
PLAY開始後、マルチファンクションスイッチ52の
右下スイッチ56を押した場合、後述の1駒戻しAUT
OPLAY開始後、マルチファンクションスイッチ52
の左下スイッチ60を押した場合である。
【0361】S3204「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3206
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0362】S3208「AUTOPLAY停止」では、表示す
る画像の駒送り又は駒戻しを停止する。
【0363】画像表示の駒送り又は駒戻し停止処理を設
定したら、本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処
理を終了すべくS3772「END 」へジャンプする。
【0364】図53に示すS3210「受信コマンド=1
駒戻し」では、受信したコマンド(COM)が「1 駒戻し」
であるか否かの判断を行っている。もし、受信したコマ
ンドが「1 駒戻し」である場合にはS3212「送信デ
ータセット(OK)COM=F5,D1=00,D2=00」に分岐し、受信し
たコマンドが「1 駒戻し」でない場合にはS3222
「受信コマンド=1駒戻しAUTOPLAY開始」へ進む。1駒戻
しを指令する条件は、モード切換ダイヤル72の設定が
「PLAY」の設定で、かつマルチファンクションスイ
ッチ52の左下スイッチ60を押した場合(/SDOWNが有
効になった場合)である。
【0365】S3212「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3214
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0366】S3216「1 画面表示」では現在の画面
表示方法が1画面表示であるか否かの判断を行う。もし
1画面表示でない場合には、4分割表示である状態なの
でS3218「4 分割表示単位で次画像表示」へ分岐し
4分割表示単位で次画像表示を行う。
【0367】現在の画面表示方法が「1画面表示」の場
合にはS3220「1 画面単位で次画像表示」へ進み、
1画面単位で次画像表示を行う。
【0368】次画像表示が終了したら、本サブルーチン
S3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0369】S3222「受信コマンド=1駒戻しAUTOPL
AY開始」では、受信したコマンド(COM)が「1 駒戻しAU
TOPLAY開始」であるか否かの判断を行っている。もし、
受信したコマンドが「1 駒戻しAUTOPLAY開始」である場
合にはS3224「送信データセット(OK) COM=F5,D1=0
0,D2=00 」に分岐し、受信したコマンドが「1 駒戻しAU
TOPLAY開始」でない場合には図56に示すS3230
「受信コマンド= 画像出力動作開始& 終了」に進む。1
駒戻しAUTOPLAY開始を指令する条件は、モード切換ダイ
ヤル72の設定が「PLAY」の設定で、かつマルチフ
ァンクションスイッチ52の左下スイッチ60を押した
ときに割り当てられる(/SDOWN)が有効になった場合であ
る。
【0370】S3224「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3226
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0371】S3228「1 駒戻しAUTOPLAY開始」で
は、モード切換ダイヤル72の設定が「PLAY」の設
定で、かつマルチファンクションスイッチ52の左下ス
イッチ60を押し続けたときに、表示する画像を駒戻し
し続ける。
【0372】画像表示の駒戻し処理を設定したら、本サ
ブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべく
S3772「END 」へジャンプする。
【0373】図54に示すS3230「受信コマンド=
画像出力動作開始& 終了」では、受信したコマンド(CO
M)が「画像出力動作開始& 終了」であるか否かの判断を
行っている。もし、受信したコマンドが「画像出力動作
開始& 終了」である場合にはS3232「受信データD1
=00 」に分岐し、受信したコマンドが「画像出力動作開
始& 終了」でない場合にはS3250「受信コマンド=
表示サイズ切替」に進む。画像出力動作開始& 終了を指
令する条件は、モード切換ダイヤル72の設定が「PL
AY」の設定で、かつSHIFTスイッチ48とマルチ
ファンクションスイッチ52の左下スイッチ60を押し
たときに割り当てられる(/SPLAYOUT) が有効になった場
合である。
【0374】S3232「受信データD1=00 」では、受
信したデータが(D1=00) であるか否かの判断を行ってい
る。受信したデータが(D1=00) である場合にはS323
4「画像出力動作開始セット」へ分岐してメモリ上に
「画像出力動作開始セット」を設定する。
【0375】受信したデータが(D1=00) でない場合には
S3236「画像出力動作開始リセット」へ分岐してメ
モリ上に「画像出力動作開始リセット」を設定する。
【0376】次のS3238「送信データセット(OK) C
OM=F5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信
されてきたコマンドに対して正常に受信が終了したこと
を示す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S324
0「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではそ
のセットしたデータをAPSCPU150に送信する処
理を行う。
【0377】そして、S3242「画像出力動作開始セ
ット」では前記S3234またはS3236でメモリ上
に設定した「画像出力動作開始」の状態を読み込み、
「画像出力動作開始セット」の状態であるか否かの判断
を行っている。
【0378】もし、「画像出力動作開始セット」の状態
であればS3244「画像出力動作開始」へ分岐して、
ビデオ信号出力部92と、デジタル信号入出力部94か
ら画像信号を出力する。
【0379】もし、「画像出力動作開始リセット」の状
態であればS3246「画像出力動作終了」へ進み、画
像出力動作を終了する。
【0380】上記の「画像出力動作開始」または、「画
像出力動作終了」の処理を終了した後に、本サブルーチ
ンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS377
2「END 」へジャンプする。
【0381】S3250「受信コマンド= 表示サイズ切
替」では、受信したコマンド(COM)が「表示サイズ切
替」であるか否かの判断を行っている。もし、受信した
コマンドが「表示サイズ切替」である場合にはS325
2「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」に分
岐し、受信したコマンドが「表示サイズ切替」でない場
合には図55に示すS3262「受信コマンド=CHP切
替」へ進む。「表示サイズ切替」指令する条件は、モー
ド切換ダイヤル72の設定が「PLAY」の設定で、か
つマルチファンクションスイッチ52の左上スイッチ5
8を押した場合(/SDISPCHGが有効になった場合) であ
る。
【0382】S3252「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3254
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0383】S3256「現在1 画面表示」では現在の
画面表示方法が1画面表示であるか否かの判断を行う。
もし1画面表示でない場合には、4分割表示である状態
なのでS3258「1 画面表示」へ分岐して1画面表示
に切り換える。
【0384】現在の画面表示方法が「1画面表示」の場
合にはS3260「4 分割表示」へ進み、4分割表示に
切り換える。
【0385】画像表示の切り換えが終了したら、本サブ
ルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS
3772「END 」へジャンプする。
【0386】図55に示すS3262「受信コマンド=C
HP切替」では、受信したコマンド(COM)が「CHP 切替」
であるか否かの判断を行っている。もし、受信したコマ
ンドが「CHP 切替」である場合にはS3264「送信デ
ータセット(OK)COM=F5,D1=00,D2=00」に分岐し、受信し
たコマンドが「CHP 切替」でない場合にはS3278
「受信コマンド= 画像表示状態要求」へ進む。「CHP 切
替」指令する条件は、モード切換ダイヤル72の設定が
「PLAY]の設定で、かつ、SHIFTスイッチ48
とマルチファンクションスイッチ52の右下スイッチ5
6を押した場合(/SCHPが有効になった場合) である。前
記(/SCHP) が一回有効になる毎に「コンベンショナル」
→「ハイビジョン」→「パノラマ」→「コンベンショナ
ル」…と順次切り換える。
【0387】S3264「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3266
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0388】S3268「現在CHP 表示= コンベンショ
ナル」では、現在のCHP表示がコンベンショナルであ
るか否かの判断を行っている。ここで、CHP表示と
は、液晶モニタ40の画面を「コンベンショナル」、
「ハイビジョン」、「パノラマ」のいずれかの画面サイ
ズで表示することをいい、「ハイビジョン」のCHP表
示を基準にし、「コンベンショナル」のCHP表示は、
画面の左右をハーフトーン又はブラック枠でマスクし、
「パノラマ」のCHP表示は、画面の上下をハーフトー
ン又はブラック枠でマスクしてアスペクト比を変えて表
示するようにしている。なお、光学ファインダー34
は、周知のメカ的なマスクによってCHP表示を行うよ
うにしている。
【0389】さて、現在の表示が「コンベンショナル」
である場合にはS3270「CHP 表示= ハイビジョン」
へ分岐し、CHP表示を「ハイビジョン」に切り換える
処理を行う。現在の表示が「コンベンショナル」でない
場合にはS3272「現在CHP 表示= ハイビジョン」へ
進み、現在のCHP表示が「ハイビジョン」であるか否
かの判断を行っている。現在の表示が「ハイビジョン」
である場合にはS3274「CHP 切替= パノラマ」へ分
岐してCHP表示を「パノラマ」に切り換える処理を行
う。
【0390】現在の表示が「ハイビジョン」でない場合
には、現在の表示は「パノラマ」であるのでS3276
「CHP 表示= コンベンショナル」に進み、CHP表示を
「コンベンショナル」に切り換える処理を行う。
【0391】上記のCHP切り換え処理が終了したら、
本サブルーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了す
べくS3772「END 」へジャンプする。
【0392】S3278「受信コマンド= 画像表示状態
要求」では、受信したコマンド(COM)が「画像表示状態
要求」であるか否かの判断を行っている。もし、受信し
たコマンドが「画像表示状態要求」である場合にはS3
280「LCD 表示点灯」に分岐し、受信したコマンドが
「画像表示状態要求」でない場合には図56に示すS3
292「受信コマンド=APS撮影有無」へ進む。
【0393】S3280「LCD 表示点灯」では現在液晶
モニタ40に画像が表示されているか否かの判断を行っ
ている。もし液晶モニタ40に画像が表示されていない
場合には、S3282「送信データセット(LCD表示消
灯) COM=B0,D1=00,D2=00」に分岐して、応答コマンド(C
0M=B0)と、LCD消灯を示すコマンド(D1=00) をセット
する。
【0394】もし液晶モニタ40に画像が表示されてい
る場合には、S3284「1 画面表示」へ進み、現在の
表示が1画面表示であるか否かの判断を行う。現在の表
示が1画面表示でない場合には、4分割表示であること
になるのでS3286「送信データセット(4分割表
示)COM=B0,D1=02,D2=00」に分岐して、応答コマンド(C
0M=B0)と、LCD4分割表示を示すコマンド(D1=02) を
セットする。
【0395】もし液晶モニタ40に表示されている画像
が1画面表示である場合にはS3288「送信データセ
ット(画面表示) COM=B0,D1=01,D2=00」へ進み、応答コ
マンド(C0M=B0)と、LCD1画面表示を示すコマンド(D
1=01) をセットする。
【0396】上記コマンドとデータの設定が終了したら
S3290「DSC →APS データ送信(COM&Dnデータ送信)
」に進み、セットしたデータをAPSCPU150に
送信する処理を行う。
【0397】データの送信が終了したら、本サブルーチ
ンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS377
2「END 」へジャンプする。
【0398】図56に示すS3292「受信コマンド=A
PS撮影有無」では、受信したコマンド(COM)が「APS 撮
影有無」であるか否かの判断を行っている。もし、受信
したコマンドが「APS 撮影有無」である場合にはS32
94「送信データセット(OK)COM=F5,D1=00,D2=00 」に
分岐し、受信したコマンドが「APS 撮影有無」でない場
合にはS3306「受信コマンド= カートリッジ番号」
へ進む。
【0399】S3294「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3296
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0400】次のS3298「受信データD1=00 」で
は、受信データ(D1)がAPS撮影状態(00)であるか否か
の判断を行う。受信データが「APS撮影状態」でない
場合にはS3300「APS 撮影無し」に進み、受信デー
タが「APS撮影状態」である場合にはS3302「AP
S 撮影有り」に進む。
【0401】S3300「APS 撮影無し」では、露出タ
イミングで取得した画像、カートリッジ番号、駒番号、
CHP データ、デートモード、年月日時分データ、PQデー
タ(受信している場合) 、言語& タイトルデータ( 受信
している場合) 、PQI 情報、をフラッシュメモリーに書
き込む処理を行う。なお、「APS撮影無し」の状態で
は上記データの編集は不可能となる。
【0402】S3302「APS 撮影有り」では、露出タ
イミングで取得した画像、カートリッジ番号、駒番号、
CHP データ、デートモード、年月日時分データ、PQデー
タ(受信している場合) 、言語& タイトルデータ( 受信
している場合) 、PQI 情報、をフラッシュメモリーに書
き込む処理を行う。なお、「APS撮影有り」の状態で
は上記データの編集は可能である。
【0403】データの書き込みが終了したら、本サブル
ーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3
772「END 」へジャンプする。S3306「受信コマ
ンド= カートリッジ番号」では、受信したコマンド(CO
M)が「カートリッジ番号」であるか否かの判断を行って
いる。もし、受信したコマンドが「カートリッジ番号」
である場合にはS3308「受信データD1&D2=カートリ
ッジ番号」に分岐し、受信したコマンドが「カートリッ
ジ番号」でない場合には図57に示すS3314「受信
コマンド=CHP」へ進む。
【0404】S3308「受信データD1&D2=カートリッ
ジ番号」では、受信したデータ(D1)と(D2)をカートリッ
ジ番号としてメモリに記憶する。
【0405】S3310「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3312
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0406】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0407】図57に示すS3314「受信コマンド=C
HP」では、受信したコマンド(COM)が「CHP 」であるか
否かの判断を行っている。もし、受信したコマンドが
「CHP」である場合にはS3316「受信データD1=CH
P」に分岐し、受信したコマンドが「CHP 」でない場合
にはS3322「受信コマンド=PQI情報」へ進む。
【0408】S3316「受信データD1=CHP」では、受
信したデータ(D1)をCHPデータとしてメモリに記憶す
る。
【0409】S3318「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3320
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0410】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0411】S3322「受信コマンド=PQI情報」で
は、受信したコマンド(COM)が「PQI情報」であるか否
かの判断を行っている。もし、受信したコマンドが「PQ
I 情報」である場合にはS3324「受信データD1&D2=
PQI 情報」に分岐し、受信したコマンドが「PQI 情報」
でない場合にはS3330「受信コマンド= 輝度情報」
へ進む。
【0412】S3324「受信データD1&D2=PQI 情報」
では、受信したデータ(D1)と(D2)をPQI情報としてメ
モリに記憶する。
【0413】S3326「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3328
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0414】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0415】S3330「受信コマンド= 輝度情報」で
は、受信したコマンド(COM)が「輝度情報」であるか否
かの判断を行っている。もし、受信したコマンドが「輝
度情報」である場合にはS3332「受信データD1= 輝
度情報」に分岐し、受信したコマンドが「輝度情報」で
ない場合には図58に示すS3338「受信コマンド=
ストロボ発光有無& 光量」へ進む。S3332「受信デ
ータD1= 輝度情報」では、受信したデータ(D1) を輝度
情報としてメモリに記憶する。
【0416】S3334「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3336
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0417】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0418】図58に示すS3338「受信コマンド=
ストロボ発光有無& 光量」では、受信したコマンド(CO
M)が「ストロボ発光有無& 光量」であるか否かの判断を
行っている。もし、受信したコマンドが「ストロボ発光
有無& 光量」である場合にはS3340「受信データD1
=00 」に分岐し、受信したコマンドが「ストロボ発光有
無& 光量」でない場合にはS3350「受信コマンド=
磁気書き替え駒確定」へ進む。
【0419】S3340「受信データD1=00 」では、受
信したデータ(D1)がストロボ発光(00)であるか否かの判
断を行っている。もし受信したデータが「ストロボ発光
有り」である場合にはS3342「受信データD2= スト
ロボ光量」へ進み、受信データが「ストロボ発光無し」
である場合にはS3344「送信データセット(OK) COM
=F5,D1=00,D2=00 」へ分岐する。
【0420】S3342「受信データD2= ストロボ光
量」では、受信したデータ(D2)をストロボ光量情報とし
てメモリに記憶する。
【0421】S3344「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3346
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0422】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0423】S3350「受信コマンド= 磁気書き替え
駒確定」では、受信したコマンド(COM)が「磁気書き替
え駒確定」であるか否かの判断を行っている。もし、受
信したコマンドが「磁気書き替え駒確定」である場合に
はS3352「受信データD1= 駒番号」に分岐し、受信
したコマンドが「磁気書き替え駒確定」でない場合には
図59に示すS3360「受信コマンド=APS撮影終了」
へ進む。
【0424】S3352「受信データD1= 駒番号」で
は、受信したデータ(D1)を駒番号情報としてメモリに記
憶する。次のS3354「駒番号に対応する磁気書き替
え駒の確定」では、リライト給送で磁気書き替え駒の磁
気情報の書き替えが終了したことを記憶する。
【0425】S3356「受信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3358
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0426】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0427】図59に示すS3360「受信コマンド=A
PS撮影終了」では、受信したコマンド(COM)が「APS
撮影終了」であるか否かの判断を行っている。もし、受
信したコマンドが「APS撮影終了」である場合にはS
3362「送信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00
」に分岐し、受信したコマンドが「APS撮影終了」
でない場合にはS3370「受信コマンド= 撮影データ
変更有無」へ進む。
【0428】S3362「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3364
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) 」ではそ
のセットしたデータをAPSCPU150に送信する処
理を行う。
【0429】S3366「撮影画像の切り替わりを認
識」では、撮影画像の切り替わり情報をメモリに記憶す
る。次のS3368「駒番号に対応する磁気書き替え駒
の記憶解除」では、APS撮影終了に伴って駒番号に対
応する磁気書き替え駒の記憶を解除する。
【0430】上記処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0431】S3370「受信コマンド= 撮影データ変
更有無」では、受信したコマンド(COM)が「撮影データ
変更有無」であるか否かの判断を行っている。もし、受
信したコマンドが「撮影データ変更有無」である場合に
はS3372「受信データD1= 撮影データ変更有無デー
タ」に分岐し、受信したコマンドが「撮影データ変更有
無」でない場合には図60に示すS3384「受信コマ
ンド= ストロボシンクロ有無」へ進む。
【0432】S3372「受信データD1= 撮影データ変
更有無データ」では、受信したデータ(D1)を「撮影デー
タ変更有無データ情報」としてメモリに記憶する。
【0433】S3374「送信データセット(OK) COM=F
5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送信され
てきたコマンドに対して正常に受信が終了したことを示
す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S3376
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) 」ではそ
のセットしたデータをAPSCPU150に送信する処
理を行う。
【0434】S3378「受信データD1=00 」では、受
信したデータが(D1)が「撮影データ変更無し」(00)であ
るか否かの判断を行っている。
【0435】もし受信したコマンドが「撮影データ変更
無し」でない場合にはS3380「現在表示している駒
番号を磁気書き替え駒番号とする」へ分岐し、現在表示
している駒番号を磁気書き替え駒番号としてメモリに記
憶し、S3382「APS 撮影有り」へ進む。S3382
では、カートリッジ番号、駒番号、CHP データ、デート
モード、年月日時分データ、PQデータ( 受信している場
合) 、言語& タイトルデータ( 受信している場合) 、PQ
I 情報、をフラッシュメモリーに書き込む。
【0436】上記書き込み処理が終了した場合、または
S3378で受信したコマンドが「撮影データ変更無
し」である場合、本サブルーチンS3000「DSC 通
信」の処理を終了すべくS3772「END 」へジャンプ
する。
【0437】図60に示すS3384「受信コマンド=
ストロボシンクロ有無」では、受信したコマンド(COM)
が「ストロボシンクロ有無」であるか否かの判断を行っ
ている。もし、受信したコマンドが「ストロボシンクロ
有無」である場合にはS3386「受信データD1=00 」
に分岐し、受信したコマンドが「ストロボシンクロ有
無」でない場合にはS3398「受信コマンド= 近距離
補正マーク点灯&消灯」へ進む。
【0438】S3386「受信データD1=00 」では、受
信したデータ(D1)が「ストロボシンクロ無し」(00)であ
るか否かの判断を行っており、もし「ストロボシンクロ
無し」でない場合には、S3388「ストロボシンクロ
有りセット」に分岐してメモリに「ストロボシンクロ有
り」を記憶する。
【0439】もし、S3386でデータが「ストロボシ
ンクロ無し」であった場合には、S3390「ストロボ
シンクロ無しセット」に進み、メモリに「ストロボシン
クロ無し」をセットする。
【0440】「ストロボシンクロ有無」の状態をメモリ
にセットした後に、S3392「送信データセット(OK)
COM=F5,D1=00,D2=00 」では、DSCCPU184が送
信されてきたコマンドに対して正常に受信が終了したこ
とを示す応答コマンド(COM=F5)のセットを行い、S33
94「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) 」で
はそのセットしたデータをAPSCPU150に送信す
る処理を行う。
【0441】上記の送信処理が終了した後に、本サブル
ーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3
772「END 」へジャンプする。
【0442】S3398「受信コマンド= 近距離補正マ
ーク点灯& 消灯」では、受信したコマンド(COM)が「近
距離補正マーク点灯& 消灯」であるか否かの判断を行っ
ている。もし、受信したコマンドが「近距離補正マーク
点灯& 消灯」である場合にはS3400「受信データD1
=00 」に分岐し、受信したコマンドが「近距離補正マー
ク点灯& 消灯」でない場合にはS3410「受信コマン
ド= 磁気書き替え駒番号一括要求」へ進む。
【0443】S3400「受信データD1=00 」では、受
信したデータ(D1)が「近距離補正マーク点灯」(00)であ
るか否かの判断を行っており、もし「近距離補正マーク
有り」でない場合には、S3402「近距離補正マーク
消灯」に進み、ここで近距離補正マークを液晶モニタ4
0上から消灯させ、メモリに「近距離補正マーク消灯」
をセットする。
【0444】もし、S3400でデータが「近距離補正
マーク点灯」であった場合には、S3404「近距離補
正マーク点灯」に進み、ここで近距離補正マークを液晶
モニタ40上に点灯させ、メモリに「近距離補正マーク
点灯」をセットする。
【0445】近距離補正マークの状態をメモリにセット
した後に(S3404、S3402)、S3406「送
信データセット(OK) COM=F5,D1=00,D2=00 」では、DS
CCPU184が送信されてきたコマンドに対して正常
に受信が終了したことを示す応答コマンド(COM=F5)のセ
ットを行い、S3408「DSC →APS データ送信 (COM&
Dnデータ送信) 」ではそのセットしたデータをAPSC
PU150に送信する処理を行う。
【0446】上記の送信処理が終了した後に、本サブル
ーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3
772「END 」へジャンプする。
【0447】S3410「受信コマンド= 磁気書き替え
駒番号一括要求」では、受信したコマンド(COM)が「磁
気書き替え駒番号一括要求」であるか否かの判断を行っ
ている。もし、受信したコマンドが「磁気書き替え駒番
号一括要求」である場合にはS3412「磁気書換え駒
番号有り」に分岐し、受信したコマンドが「磁気書き替
え駒番号一括要求」でない場合には図61に示すS37
62「受信コマンド=CCD露出制御情報」へ進む。
【0448】S3412「磁気書き替え駒番号有り」で
は、受信したデータが「磁気書き替え駒番号有り」であ
るか否かの判断を行っており、もし「磁気書き替え駒番
号有り」でない場合には、S3414「送信データセッ
ト( 変更無し) COM=80,D1=00,D2=ED」に分岐して「送信
データセット」のコマンド(COM=80)と「変更無し」のデ
ータ(D1=00,D2=ED) とを、S3416「DSC →APS デー
タ送信 (COM&Dnデータ送信) 」にてAPSCPU150
に送信する処理を行う。
【0449】もし、S3412でデータが「磁気書き替
え駒番号有り」であった場合には、S3418「送信デ
ータセット( 駒番号) 磁気書き替え駒番号全てセット C
OM=80,Dn=nn,Dn+1=nn,. 」に進み、「送信データセッ
ト」のコマンド(COM=80)と全ての「磁気書換え駒番号」
(Dn=nn,Dn+1=nn,Dn+2=nn…) とを、S3420「DSC →
APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) 」にてAPSCP
U150に送信する処理を行う。
【0450】上記の送信処理が終了した後に、本サブル
ーチンS3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3
772「END 」へジャンプする。
【0451】図61に示すS3762「受信コマンド=
CCD露出制御情報」では、受信したコマンド(COM)が
「CCD露出制御情報」であるか否かの判断を行ってい
る。CCD露出制御情報は、CCD絞りの有無(開放側
であるか、小絞り側であるかの区別)を示すデータ(C
CDAV)、及びCCDゲインを示すデータ(CCD
G、CCDR、CCDB)を含んでいる。もし、受信し
たコマンドが「CCD露出制御情報」であるときは、S
3764に分岐してCCDAVのデータに従って絞りを
設定するとともに(S3764)、CCDG、CCDR
及びCCDBのデータに従ってCCDのゲインを設定す
る(S3766)。かかる設定によって画像の取り込み
が行われることになる。その後は、本サブルーチンS3
000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772「EN
D 」へジャンプする。
【0452】また、S3762において、受信したコマ
ンドが「CCD露出制御情報」でない場合には図示せぬ
他のコマンド判定へ進み、受信したコマンドに応じた処
理がなされて本サブルーチンを抜ける。コマンド判定に
おいて、定義されていないコマンド、或いはデータ異常
などを受信した時はS3768に至る。
【0453】S3768「送信データセット(NG) COM=F
A,D1=00,D2=00 」は、APSCPU150から送信され
てきたコマンドが正しく受信されなかった場合に行う処
理である。DSCCPU184は送信されてきたコマン
ドに対して正常に受信が終了しなかったことを示す未定
義応答コマンド(COM=FA)のセットを行い、S3770
「DSC →APS データ送信 (COM&Dnデータ送信) ではその
セットしたデータをAPSCPU150に送信する処理
を行う。
【0454】送信処理を終了したら、本サブルーチンS
3000「DSC 通信」の処理を終了すべくS3772
「END 」へジャンプする。
【0455】上述した実施の形態では、「撮1」、「撮
2」、「PLAY」の各種モードが設けられているが、
さらにDSC撮影のみを行うモードを設ける態様もあ
る。
【0456】DSC撮影のみを行うモードを「撮3」モ
ードとよぶことにすると、この撮影3モード時には、D
SC側で最適な露光が得られるように、DSC撮像系の
設定に基づいてストロボの制御がなされる。すなわち、
「撮3」モードではCCD絞り、及びCCDゲインが所
定の値に設定されるとともに、その設定並びに被写体距
離に応じて被写体に適当な光量を与えるようにストロボ
制御がなされる。
【0457】図9で説明したように、APSCPU15
0がカメラ全体を統括するメイン制御CPUの役割を担
う場合には、「撮3」モードにおける前記ストロボ制御
はAPSCPU150によって行われる。また、DSC
CPU184がAPSCPU150と独立に作動可能な
場合、或いはDSCCPU184側がカメラ全体を統括
するメイン制御CPUの役割を担う態様の場合には、
「撮3」モードにおける前記ストロボ制御はDSCCP
U184によって行われる。
【0458】上記実施の形態では、距離情報、ISO感
度、ズーム位置及びガイドナンバーを基にしてAPSC
PU150においてDSCGV、CCDAV、CCD
G、CCDR、CCDB等を算出し、CCDAV、CC
DG、CCDR、CCDBをDSC側に通信によって提
供しているが、これに代えて、距離情報、ISO感度、
ズーム位置及びガイドナンバー等の計算に必要なデータ
をAPS側からDSC側に提供し、これら提供データを
利用してDSC側においてDSCGV、CCDAV、C
CDG、CCDR、CCDB等を算出するようにしても
よい。
【0459】なお、本例では逆算式のフイルムカウンタ
を採用しているが、順算式のフイルムカウンタを採用す
ることもできる。また、本実施の形態に係る複合カメラ
10はAPS撮影レンズ12とDSC撮影レンズ14が
それぞれ独立に設けられているが、一眼レフタイプの光
学系を採用してファインダーのアイポイントに相当する
位置にCCDを配置するなど、APS撮影光学系とDS
C撮影光学系の光路の一部を共通化する構成にしてもよ
い。
【0460】また、上記説明では、APS撮影用のバッ
テリー84と、DSC撮影用バッテリー86とを別々に
設けているが、両者を共通化し、同一の電源部からAP
S側及びDSC側に電源を供給する構成も可能である。
【0461】上記実施の形態では2段絞り機構を有する
絞り装置が採用されているが、絞り装置はこれに限ら
ず、3段以上の多段切り換え可能な機構を有する絞り装
置でもよい。
【0462】上記実施の形態ではAPSフイルムを用い
る複合カメラを例に説明したが、使用されるフイルムは
APS用に限定されず、35mmフイルムなど、他の形
態のフイルムを用いる複合カメラにも本発明を適用する
ことができる。
【0463】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る複合カ
メラによれば、フイルム記録系(第1の記録装置)と電
子画像記録系(第2の記録装置)とで同時に画像記録を
行う場合、写真フイルムへの記録条件に主眼をおき、こ
れの設定値に合わせて閃光装置を制御する一方、第2の
記録装置側はフイルム記録系から提供される被写体距離
等の情報に基づいて増幅度等の増減によって対応するよ
うにしたので、双方とも良好な画像を取得することがで
きるとともに、複合カメラにおける制御を簡略化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合カメラの実施の形態を示す正
面図
【図2】図1に示した複合カメラの背面図
【図3】図1に示した複合カメラの平面図
【図4】図1に示した複合カメラの底面図
【図5】図1に示した複合カメラの右側面図
【図6】図1に示した複合カメラの背面に設けられてい
るAPS表示部の表示内容を示す図
【図7】図1に示した複合カメラに設けられているマル
チファンクションスイッチに割り当てられる機能を説明
するために用いた図
【図8】図1に示した複合カメラに設けられているモー
ド切換ダイヤルの操作によるモード遷移を示す図
【図9】図1に示した複合カメラの構成の実施の形態を
示すブロック図
【図10】図1に示した複合カメラにおける分岐処理を
示すフローチャート
【図11】図1に示した複合カメラにおける分岐処理を
示すフローチャート
【図12】図1に示した複合カメラにおける分岐処理を
示すフローチャート
【図13】図1に示した複合カメラにおける分岐処理を
示すフローチャート
【図14】図1に示した複合カメラにおける/SM1,/SM2
スイッチ読み込み処理を示すフローチャート
【図15】図1に示した複合カメラにおける/SM1,/SM2
スイッチ処理を示すフローチャート
【図16】図1に示した複合カメラにおけるSM開1処理
(OFF→撮影1) を示すフローチャート
【図17】図1に示した複合カメラにおけるSM開1処理
(OFF→撮影1) を示すフローチャート
【図18】図1に示した複合カメラにおけるSM開1処理
(OFF→撮影1) を示すフローチャート
【図19】図1に示した複合カメラにおけるSM開2処理
(撮影1→撮影2)を示すフローチャート
【図20】図1に示した複合カメラにおけるSM開3処理
(撮影2→撮影1)を示すフローチャート
【図21】図1に示した複合カメラにおけるSM開3処理
(撮影2→撮影1)を示すフローチャート
【図22】図1に示した複合カメラにおけるSM閉処理
(撮影1→OFF )を示すフローチャート
【図23】図1に示した複合カメラにおけるPLAY処理
(OFF →PLAY)を示すフローチャート
【図24】図1に示した複合カメラにおけるPLAY処理
(OFF →PLAY)を示すフローチャート
【図25】図1に示した複合カメラにおけるPLAY処理
(OFF →PLAY)を示すフローチャート
【図26】図1に示した複合カメラにおけるPLAYOFF 処
理(PLAY→OFF )を示すフローチャート
【図27】図1に示した複合カメラにおけるPLAYOFF 処
理(PLAY→OFF )を示すフローチャート
【図28】図1に示した複合カメラにおけるPLAYOFF 処
理(PLAY→OFF )を示すフローチャート
【図29】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図30】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図31】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図32】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図33】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図34】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図35】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図36】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図37】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図38】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図39】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図40】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図41】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図42】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図43】図1に示した複合カメラにおけるSP1スイ
ッチ処理を示すフローチャート
【図44】図1に示した複合カメラにおけるSHUTEND2処
理を示すフローチャート
【図45】図1に示した複合カメラにおけるSHUTEND2処
理を示すフローチャート
【図46】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図47】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図48】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図49】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図50】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図51】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図52】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図53】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図54】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図55】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図56】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図57】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図58】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図59】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図60】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【図61】図1に示した複合カメラにおけるDSC通信
によるDSC側の処理を示すフローチャート
【符号の説明】 10…複合カメラ、12…APS撮影レンズ、14…D
SC撮影レンズ、16…ファインダー窓、17…AF受
光部(測距装置)、18…AF投光部(測距装置)、2
2…ストロボ窓(閃光装置)、23…ストロボ調光セン
サ、30…レリーズボタン、34…光学ファインダーの
接眼部、40…液晶モニタ、96…記録媒体、150…
APSCPU(第1の制御装置、閃光制御装置)、18
0…ストロボ回路(閃光装置)、184…DSCCPU
(第2の制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 泰浩 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H002 AB01 CD00 CD03 CD05 EB00 FB28 FB32 FB38 GA54 HA04 JA09 2H053 AB03 AB06 AD03 AD06 BA82 2H054 BB04 BB05 BB07 5C022 AA13 AB02 AB12 AB15 AB17 AB20 AB22 AC42 AC51 AC69 AC80

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を写真フイルムに写し込む光学
    系を有する第1の記録装置と、被写体像を撮像素子の受
    光面に結像させる光学系を有し前記撮像素子で撮像した
    被写体像を示す画像データを記憶媒体に記録する第2の
    記録装置と、被写体を照らす閃光装置と、を有する複合
    カメラにおいて、 前記複合カメラは、前記第1及び第2の記録装置の両方
    の記録装置によって同時に画像の記録を行う場合に、前
    記第1の記録装置の写真フイルムに対して適正な露光量
    が与えられるように、前記第1の記録装置の設定に基づ
    いて前記閃光装置の閃光タイミング及び/又は閃光量を
    制御する閃光制御装置と、 前記第1の記録装置による画像記録動作を制御するとと
    もに、前記第2の記録装置における露出制御情報を出力
    する第1の制御装置と、 前記第1の制御装置から提供される露出制御情報に基づ
    いて前記第2の記録装置による画像記録動作を制御する
    第2の制御装置と、 を備えていることを特徴とする複合カメラ。
  2. 【請求項2】 前記複合カメラは被写体までの距離を検
    出する測距装置を有し、前記閃光装置を発光させて撮影
    を行う場合には、前記測距装置による測距結果が前記露
    出制御情報に反映され、被写体距離に応じて前記第2の
    記録装置による露出が制御されることを特徴とする請求
    項1に記載の複合カメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御装置は前記閃光制御装置
    としての機能を兼備していることを特徴とする請求項1
    に記載の複合カメラ。
  4. 【請求項4】 被写体像を写真フイルムに写し込む光学
    系を有する第1の記録装置と、被写体像を撮像素子の受
    光面に結像させる光学系を有し前記撮像素子で撮像した
    被写体像を示す画像データを記憶媒体に記録する第2の
    記録装置と、被写体を照らす閃光装置と、を有する複合
    カメラにおいて、 前記複合カメラは、前記第1の記録装置のみによって記
    録する第1モードと、前記第1の記録装置及び第2の記
    録装置の双方で記録する第2モードと、前記第2の記録
    装置のみによって記録する第3モードと、を有し、 前記第1モード及び第2モードの場合は、前記第1の記
    録装置の写真フイルムに対して適正な露光量が与えられ
    るように、前記第1の記録装置の設定に基づいて前記閃
    光装置の閃光タイミング及び/又は閃光量を制御する一
    方、前記第3モードの場合は前記撮像素子にて最適な露
    光量が得られるように、前記第2の記録装置の設定に基
    づいて前記閃光装置の閃光タイミング及び/又は閃光量
    を制御する閃光制御装置を備えていることを特徴とする
    複合カメラ。
  5. 【請求項5】 被写体像を写真フイルムに写し込む光学
    系を有する第1の記録装置と、被写体像を撮像素子の受
    光面に結像させる光学系を有し前記撮像素子で撮像した
    被写体像を示す画像データを記憶媒体に記録する第2の
    記録装置と、被写体を照らす閃光装置と、を有する複合
    カメラにおいて、 前記複合カメラは、前記第1の記録装置及び第2の記録
    装置の双方で記録する同時記録モードと、前記第2の記
    録装置のみによって記録する電子撮像記録モードと、を
    有し、 前記同時記録モードの場合は、前記第1の記録装置の写
    真フイルムに対して適正な露光量が与えられるように、
    前記第1の記録装置の設定に基づいて前記閃光装置の閃
    光タイミング及び/又は閃光量を制御する一方、前記電
    子撮像記録モードの場合は前記撮像素子にて最適な露光
    量が得られるように、前記第2の記録装置の設定に基づ
    いて前記閃光装置の閃光タイミング及び/又は閃光量を
    制御する閃光制御装置を備えていることを特徴とする複
    合カメラ。
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