JP2000341526A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2000341526A
JP2000341526A JP11148739A JP14873999A JP2000341526A JP 2000341526 A JP2000341526 A JP 2000341526A JP 11148739 A JP11148739 A JP 11148739A JP 14873999 A JP14873999 A JP 14873999A JP 2000341526 A JP2000341526 A JP 2000341526A
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Hiroyuki Tsuji
博之 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地濃度を考慮したスムージングを行なうこ
とによって高品質の画像を得ること。 【解決手段】多値画像内の下地領域の濃度を検知する下
地判定部509と、前記多値画像内のパターンの輪郭に
対し、下地判定部509で検出された下地濃度に応じた
スムージングを行なうための、置換濃度補正部505、
506を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法及び
その装置に関し、特に、多値画像に対してスムージング
処理を行なう画像処理方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理方法及び装置と
して、パソコン等から出力される文字や図形を表すビッ
トマップデータをスムージング処理して印字することに
より、印字された文字や図形の輪郭を滑らかにする技術
が提案されている。特に、特定のパターンを検出して解
像度を変換した他のパターンに置き換える解像度変換手
法は、文字画像の印字品質を高めるのに効果的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、様々な濃度を
含む多値画像において、ある濃度の下地領域を有し、そ
の下地領域以外のパターンに対して解像度を高めるため
の補間処理を行う場合には、補間のためのパターンマッ
チングがうまくできなかった。例えば、図11(a)の
ようにパターンの周りに低濃度の下地がある場合には、
従来のスムージングでは、図11(b)のように変換さ
れた画像の一部が白く抜けたように見えてしまうことが
あった。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、その目的とするところは、下地濃度を考慮し
たスムージングを行なうことによって高品質の画像を得
ることのできる画像処理方法及び装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明にかかる画像処理方法にあっては、多値画像内の
下地領域の濃度を検知する下地濃度検出工程と、前記多
値画像内のパターンの輪郭に対し、前記下地濃度検出工
程で検出された下地濃度に応じたスムージングを行なう
スムージング工程と、を有することを特徴とする。
【0006】ここで、前記スムージング工程は、注目画
素を含む領域の濃度パターンと、所定の濃度パターンと
をマッチングさせるマッチング工程と、前記マッチング
工程においてマッチングした所定の濃度パターンに応じ
た濃度に、前記注目画素の濃度を置換える置換工程と、
を含み、前記置換工程は前記注目画素の濃度を前記下地
濃度以上の濃度に置換することを特徴とする。
【0007】また、前記置換工程では、濃度aの前記注
目画素を、前記下地濃度が0の時に濃度bに変換する場
合、前記下地濃度がcの場合には、以下の式で表される
dの濃度に変換することを特徴とする。 式:d=(a−c)×b/a+c
【0008】さらに、前記マッチング工程は、前記多値
画像を所定の閾値を用いて2値化する2値化工程と、2
値化後の前記注目画素を含むの濃度パターンを、前記所
定の濃度パターンと比較する比較工程と、を含むことを
特徴とする。
【0009】一方、前記下地濃度検出工程は、前記2値
化工程での出力が0の注目画素については、2値化前の
多値濃度を前記下地濃度とし、前記2値化工程での出力
が1の注目画素については該注目画素に隣接する画素の
濃度のうち、前記閾値より小さい値の濃度の最大値を前
記下地濃度とすることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る画像処理装置にあって
は、多値画像内の下地領域の濃度を検知する下地濃度検
出手段と、前記多値画像内のパターンの輪郭に対し、前
記下地濃度検出手段で検出された下地濃度に応じたスム
ージングを行なうスムージング手段と、を有することを
特徴とする。
【0011】ここで、前記スムージング手段は、注目画
素を含む領域の濃度パターンと、所定の濃度パターンと
をマッチングさせるマッチング手段と、前記マッチング
手段においてマッチングした所定の濃度パターンに応じ
た濃度に、前記注目画素の濃度を置換える置換手段と、
を含み、前記置換手段は前記注目画素の濃度を前記下地
濃度以上の濃度に置換することを特徴とする。
【0012】また、前記置換手段では、濃度aの前記注
目画素を、前記下地濃度が0の時に濃度bに変換する場
合、前記下地濃度がcの場合には、以下の式で表される
dの濃度に変換することを特徴とする。 式:d=(a−c)×b/a+c
【0013】前記マッチング手段は、前記多値画像を所
定の閾値を用いて2値化する2値化手段と、2値化後の
前記注目画素を含むの濃度パターンを、前記所定の濃度
パターンと比較する比較手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0014】前記下地濃度検出手段は、前記2値化手段
での出力が0の注目画素については、2値化前の多値濃
度を前記下地濃度とし、前記2値化手段での出力が1の
注目画素については該注目画素に隣接する画素の濃度の
うち、前記閾値より小さい値の濃度の最大値を前記下地
濃度とすることを特徴とする。
【0015】更に、本発明に係る媒体にあっては、多値
画像に対してスムージング処理を行なう画像処理プログ
ラムを格納したコンピュータ可読媒体であって、前記画
像処理プログラムは、多値画像内の下地領域の濃度を検
知する下地濃度検出プログラムと、前記多値画像内のパ
ターンの輪郭に対し、前記下地濃度検出プログラムで検
出された下地濃度に応じたスムージングを行なうスムー
ジングプログラムと、を含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、数式、数値等は、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものでは
ない。
【0017】[第1の実施の形態] (全体構成)図1は本実施の形態としての画像処理装置
を適用可能なカラー画像形成装置の全体構成を示す断面
図である。
【0018】図1の装置100において、通常の紙等に
印刷された原稿画像を複写する際には、原稿109を原
稿台ガラス110上に載せ、露光ランプ101により露
光走査する。これにより、原稿109からの反射光像が
反射ミラー102,103,104を介して、レンズ1
05によりフルカラーセンサ106に集光し、カラー色
分解画像信号が得られる。このカラー色分解画像信号
は、A/D変換増幅ユニット107を経て、画像処理ユ
ニット111に入り、後述する処理を施されて、レーザ
駆動部112に至る。
【0019】一方、像担持体である感光ドラム119は
矢印方向に回転自在に支持され、この感光ドラム119
の周りには色の異なる4個の現像器128,129,1
30,131が配置されている。
【0020】そして、レーザ露光光学系において、上記
画像信号はレーザ駆動部112が駆動するレーザダイオ
ードにて光信号に変換され、この変換されたレーザ光が
ポリゴンミラー、レンズ等の光学系117を通って、感
光ドラム119の表面に投影される。
【0021】プリンタ部画像形成時には、上記感光ドラ
ム119を矢印方向に回転させ、各分解色毎に光像を感
光ドラム119上に照射し、潜像を形成する。
【0022】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム119上の潜像を現像し、感光ドラム119上に樹
脂を基体としたトナー画像を形成する。
【0023】さらに、感光ドラム119上のトナー画像
を、記録材カセット126あるいは127より搬送系1
20及び転写ドラム122を介して感光ドラム119と
対向した位置に供給された記録材に転写する。このと
き、転写ドラム122を回転させるに従って感光ドラム
上のトナー像は、転写ドラム122上に担持された記録
材上に転写される。
【0024】このように記録材には所望数の色画像が転
写され、フルカラー画像が形成される。
【0025】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材は転写ドラ
ムから離れ、定着ローラ124,125を有した定着器
123を介してトレイ132に排紙される。
【0026】本装置では、紙に印刷された原稿以外に、
外部機器145から送られた画像データを、コントロー
ラ141を介してI/F回路140で受け取り記録材上
にフルカラーで記録することもできる。またさらに、本
装置で読み取った画像データを、I/F回路からコント
ローラ141を介して、パソコンなどの外部機器145
に送ることも可能である。
【0027】また、装置内には、装置全体の制御を司る
制御部300が設けられている。
【0028】(制御部)図3は装置全体の制御系の構成
を示すブロック図である。
【0029】制御部300は、CPUとそのプログラム
が格納されたROMとCPUのワークエリア用のRAM
からなる。
【0030】複写本体100内の制御部300は画像処
理部111とI/F回路140とレーザ駆動部112と
制御するとともに、I/F回路140を介してコントロ
ーラ141とシリアル通信でやりとりする。
【0031】また、複写機本体100をユーザーが動か
すための操作部301も制御部300が制御している。
【0032】(画像処理部)図2は図1の画像処理部1
11の構成を示すブロック図である。
【0033】図2中、201は原稿からの反射光を色分
解して電気信号に変換する3ラインCCD(画像読取手
段)であり、図1のフルカラーセンサ106に相当す
る。202はCCD201からのアナログRGB信号を
デジタル信号に変換するA/D変換部であり、図1のA
/D変換ユニット107に相当する。
【0034】203はシェーディング補正部であり、C
CD201の各画素の感度を補正し、光源の光量の傾き
を補正するものである。そのためにシェーディング補正
部203では入力される画像データに対する乗算係数を
画素ごとに設定できるようになっている。そして、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各信号は
A/D変換部202から8ビットのデジタル画像信号と
して出力される。
【0035】本実施の形態に用いて入るCCD201
は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)用の
それぞれ3つのCCDラインセンサーが、ある一定距離
をもって配置されている。この為、上記のデジタル画像
信号は、その空間的ズレによって発生した時間的なズレ
を持った信号となっている。この時間的なズレは、3ラ
インつなぎブ204によって補正される。
【0036】205は入力マスキング部であり、CCD
201のRGBの分光特性を標準のRGB空間特性に補
正するための演算を行う。
【0037】206はLOG変換部であり、RAMによ
って構成されたルックアップテーブルとなっており、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の輝度信号
をそれぞれC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)
の濃度信号に変換する。
【0038】207は出力マスキング/UCR部であ
り、入力されたC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロ
ー)の濃度信号からプリント記録用に使われるトナーの
色にごりを除去する演算を行い、またBk(ブラック)
信号を生成する。
【0039】208はF値補正部であり、プリントする
濃度の指定に合わせて濃度値(F値)を各色毎に補正す
るための補正テーブルとなっている。
【0040】209は変倍部であり、画像の大きさを変
える変倍回路である。
【0041】210はフィルター部であり、画像のエッ
ジ強調やスムージングを行う回路である。
【0042】212はサンプリング部であり、画像信号
をサンプリングしてCPUでデータを読みとるための回
路である。
【0043】213はI/Oポートであり、213から
出力されたTOPC*信号はI/F回路140に入力さ
れる。また同様に、213から出力されたCNCTPC
*信号はバッファ215の制御入力に入力され、CNC
TPC*信号が0の時には、バッファ215の出力から
信号が出力されるが、1の時にはバッファ215の出力
はハイインピーダンスになる。またバッファ214の制
御入力には、CNCTPC*信号をインバータ216で
極性を反転させた信号が入力されている。
【0044】つまり、コントローラと画像データのやり
とりを行うときにはCNCTPC*信号が0になるよう
にI/0ポート213を制御する。そうすることによっ
て、LOG変換部206へ入力する信号を、バッファ2
14の出力とバッファ215の出力のどちらかに切り替
えている。
【0045】(I/F回路)図4はI/F回路140の
構成を示すブロック図である。
【0046】402,403は出力バッファであり、コ
ントローラへ画像データVR,VG,VBを出力するた
めのものである。バッファ403には、出力をハイイン
ピーダンスにすることができる制御入力端子があり、画
像処理部111からのTOPC*信号が入力されてい
る。
【0047】VBにはコントローラから画像データが送
られている場合があり、その際にはTOPC*信号は1
になり、バッファ403の出力はハイインピーダンスに
なる。
【0048】コントローラから画像データが送られてい
る場合には、その画像データを入力バッファ404で受
け取り、その画像データはSST(Super Smo
othing Technology)部400に入力
される。
【0049】コントローラとの画像データの受け渡しの
際には、画像データとともに同期信号が受け渡しされ
る。その同期信号は同期信号生成部405で入出力され
る。
【0050】401はコントローラとのシリアル通信を
行うためのICであり、CPUバスを介して制御部30
0で制御される。
【0051】(SST部)図5は、図4中のSST部4
00の構成を示したブロック図である。
【0052】501は2値化のしきい値を設定するレジ
スタSLである。
【0053】502は2値化回路であり、レジスタSL
501にCPUで設定された値と、入力された8bit
の画像データを比較して、レジスタSLの値より画像デ
ータが大きい時に1が出力され、そうでないときには0
が出力される。
【0054】503はパターンマッチング部であり、2
値化部502より出力されたデータからパターンマッチ
ングを行い、出力として6bitのパターンマッチコー
ドと、HIT*信号を出力する。6bitのパターンマ
ッチコードはパターンマッチングにおいて、どのパター
ンにマッチしたかを表すコードであり、HIT*信号は
パターンにマッチした時に0になり、それ以外の時には
1になる。
【0055】504は置換濃度出力部であり、パターン
マッチング部503からの6bitのパターンマッチコ
ードに応じた置き換え濃度値を出力する。この際、主走
査に対して2分割した画素に対応する濃度値をYL,Y
Hのそれぞれから8bitのデータとして出力する。本
実施の形態の構成では、基本となる画像の解像度は40
0dpiであるので、主走査に2分割した画像は主走査
800dpiの解像度となる。
【0056】509は下地判定部であり、下地濃度UD
を出力する。2値化回路502の出力が0のときは、注
目画素の画像信号をそのまま下地濃度UDとして出力す
る。また2値化回路502の出力が1のときは、下地濃
度は、注目画素の周辺(隣接)画素のうちしきい値SL
より小さい値の画像信号の最大値を下地濃度UDとして
出力する。
【0057】505と506は置換濃度補正部である。
置換濃度出力部504から出力される濃度値はSST部
400に入力される画像データVDの値が255である
場合の値である。よって、それ以外の値の場合に対応す
るために、置換濃度補正部505,506では下記の式
に従って、Cに入力された置換濃度出力部からの出力デ
ータを、Vinに入力されるVDデータと下地濃度50
9を基に補正し、Voutから補正されたデータを出力
する。
【0058】 Vout=C×(Vin−UD)/255+UD ここで、UDは下地濃度UD509の値を表す。
【0059】SST部400において濃度を置き換える
処理を行うのは、パターンマッチング部503において
パターンがマッチした場合だけであり、それ以外の時に
は画像データVDのデータをそのまま、VH,VLとし
て出力する。その切り替えを行うためのセレクタが50
7と508である。つまり、セレクタ507,508の
B/A*端子に1が入力された時、すなわち、パターン
マッチング部においてパターンがマッチせずHIT*信
号が1になった時には、セレクタ507,508の出力
として、B端子に入力されたデータが出力される。逆に
パターンがマッチした時、HIT*信号が0の時にはセ
レクタの507,508出力はそれぞれ、置換濃度補正
部505,506からの出力と等しくなる。
【0060】(レーザ駆動部)SST部400から出力
された画像信号VH,VLとHIT*信号は、図3のよ
うにレーザ駆動部112に送られる。この時、LOG変
換部206、出力マスキング/UCR部207、F値補
正部208、変倍部209、フィルタ部210のいずれ
でも、画像信号VL,VHに処理を加えずにそのままL
L,LHとしてレーザ駆動部112に送られるように設
定されている。
【0061】図6はレーザ駆動部112の構成を表した
ブロック図である。画像データLLはD/Aコンバータ
1002でアナログ画像信号となる。この画像データは
400dpiの信号であるので、400線の三角波生成
部1005の出力する三角波と、コンパレータ1004
において比較される。
【0062】図7の903が400dpiの400線ア
ナログ画像信号であり、902が400線三角波であ
る。コンパレータ1004の出力は904の400線P
WM信号となる。
【0063】図6と図7では対応する同一信号には同じ
番号が付してある。
【0064】図6のP/S変換部1001は、400d
piの画像レートのLL信号とLH信号を800dpi
の画像レートの信号SDにシリ/パラ変換する。図8は
その概念図である。
【0065】P/S変換部1001で800dpiの画
像レートになった画像信号SDは、D/Aコンバータ1
006で800dpiのアナログ画像信号となる。80
0dpiアナログ画像信号は、コンパレータ1006で
800線の三角波生成部1007の出力する三角波と比
較され、コンパレータ1006からは図7に示すような
800線PWM信号が出力される。
【0066】図6の1008はセレクタであり、HIT
*信号908に応じて、400線PWM信号904と8
00線PWM信号906の内の1つが出力として選択さ
れる。選択後のセレクタ1008の出力信号がPWME
909であり、図7においてもその切り換えの様子を示
す。
【0067】図9(a)は入力画像データが128レベ
ルのときであり、図9(b)に下地が50レベルでレジ
スタUD509に50を設定したときの出力画像を表
す。
【0068】このように、本実施の形態によれば、スム
ージング置換え濃度を、2値化前の多値の画像の下地濃
度に応じて決定することで、高品位な画像を得ることが
できる。また、画像の領域により下地濃度にばらつきが
あっても、それぞれの小領域ごとに下地を判定している
ため最適な画像が得られる。
【0069】[第2の実施の形態]前記第1の実施の形
態では、図5の下地判定回路509により下地の値を判
定し演算を行った。
【0070】しかし、置換濃度出力部504の出力値を
下地の値に応じて変化させることも可能である。例えば
下地レベルが50のとき、図10(b)の置換濃度値に
設定し直すことにより下地中の文字が白く抜けるのを防
ぐことが可能となる。
【0071】[他の実施の形態]上記実施の形態では、
電子写真方式による画像処理装置の例を挙げたが、他の
方式における画像処理装置でも同様の手段が可能であ
る。
【0072】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0073】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0074】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0075】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0076】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0077】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下地濃度を考慮したスムージングを行なうことによって
高品質の画像を得ることのできる画像処理方法及び装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を適用可能な画像形
成装置全体の概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る装置の制御系のブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施の形態に係る装置の画像処理部の内
部構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係る装置のI/F部の内部
構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施の形態に係る装置のSST部の内部
構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態に係る装置のレーザ駆動部の
内部構成を示すブロック図である。
【図7】第1の実施の形態に係る装置のレーザ駆動部で
の信号を示す図である。
【図8】第1の実施の形態に係る装置のレーザ駆動部で
の画像のレート変換の説明図である。
【図9】第1の実施の形態に係る装置での処理を示す図
である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における置換濃度
出力画像である。
【図11】従来のSST画像の出力図である。
【符号の説明】
201 CCD 202 A/D変換部 203 シェディング補正部 204 3ラインつなぎ部 205 入力マスキング部 206 LOG変換部 207 マスキング/UCR部 208 F値補正部 209 変倍部 210 フィルタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C062 AA24 5B021 AA01 AA19 CC06 LG07 LG08 5B057 BA29 CA01 CA08 CA16 CB01 CB08 CB16 CE05 CE11 DC22 5C077 MP08 NN17 PP02 PP54 PP55 RR02 TT02 9A001 BB06 DD15 HH25 JJ35 KK42 KK54

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値画像内の下地領域の濃度を検知する下
    地濃度検出工程と、 前記多値画像内のパターンの輪郭に対し、前記下地濃度
    検出工程で検出された下地濃度に応じたスムージングを
    行なうスムージング工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】前記スムージング工程は、 注目画素を含む領域の濃度パターンと、所定の濃度パタ
    ーンとをマッチングさせるマッチング工程と、 前記マッチング工程においてマッチングした所定の濃度
    パターンに応じた濃度に、前記注目画素の濃度を置換え
    る置換工程と、 を含み、 前記置換工程は前記注目画素の濃度を前記下地濃度以上
    の濃度に置換することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理方法。
  3. 【請求項3】前記置換工程では、濃度aの前記注目画素
    を、前記下地濃度が0の時に濃度bに変換する場合、前
    記下地濃度がcの場合には、以下の式で表されるdの濃
    度に変換することを特徴とする請求項2に記載の画像処
    理方法。 式:d=(a−c)×b/a+c
  4. 【請求項4】前記マッチング工程は、 前記多値画像を所定の閾値を用いて2値化する2値化工
    程と、 2値化後の前記注目画素を含むの濃度パターンを、前記
    所定の濃度パターンと比較する比較工程と、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】前記下地濃度検出工程は、前記2値化工程
    での出力が0の注目画素については、2値化前の多値濃
    度を前記下地濃度とし、前記2値化工程での出力が1の
    注目画素については該注目画素に隣接する画素の濃度の
    うち、前記閾値より小さい値の濃度の最大値を前記下地
    濃度とすることを特徴とする請求項4に記載の画像処理
    方法。
  6. 【請求項6】多値画像内の下地領域の濃度を検知する下
    地濃度検出手段と、 前記多値画像内のパターンの輪郭に対し、前記下地濃度
    検出手段で検出された下地濃度に応じたスムージングを
    行なうスムージング手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記スムージング手段は、 注目画素を含む領域の濃度パターンと、所定の濃度パタ
    ーンとをマッチングさせるマッチング手段と、 前記マッチング手段においてマッチングした所定の濃度
    パターンに応じた濃度に、前記注目画素の濃度を置換え
    る置換手段と、 を含み、 前記置換手段は前記注目画素の濃度を前記下地濃度以上
    の濃度に置換することを特徴とする請求項6に記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】前記置換手段では、濃度aの前記注目画素
    を、前記下地濃度が0の時に濃度bに変換する場合、前
    記下地濃度がcの場合には、以下の式で表されるdの濃
    度に変換することを特徴とする請求項7に記載の画像処
    理装置。 式:d=(a−c)×b/a+c
  9. 【請求項9】前記マッチング手段は、 前記多値画像を所定の閾値を用いて2値化する2値化手
    段と、 2値化後の前記注目画素を含むの濃度パターンを、前記
    所定の濃度パターンと比較する比較手段と、 を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】前記下地濃度検出手段は、前記2値化手
    段での出力が0の注目画素については、2値化前の多値
    濃度を前記下地濃度とし、前記2値化手段での出力が1
    の注目画素については該注目画素に隣接する画素の濃度
    のうち、前記閾値より小さい値の濃度の最大値を前記下
    地濃度とすることを特徴とする請求項9に記載の画像処
    理装置。
  11. 【請求項11】多値画像に対してスムージング処理を行
    なう画像処理プログラムを格納したコンピュータ可読媒
    体であって、 前記画像処理プログラムは、 多値画像内の下地領域の濃度を検知する下地濃度検出プ
    ログラムと、 前記多値画像内のパターンの輪郭に対し、前記下地濃度
    検出プログラムで検出された下地濃度に応じたスムージ
    ングを行なうスムージングプログラムと、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
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